シンガポール 事 務 所 コミュニティセンターとPAYM( 人 民 協 会 青 年 部 )の 活 動 概 要 について シンガポール 11 月 15 日 ( 日 ) 宮 崎 市 議 会 議 員 団 景 観 視 察 海 外 研 修 に 対 する 活 動 支 援 で シンガポール 南 西 地 区 に 所 属 するラム スーン コミュニティセンター(Lam Soon Community Centre)を 訪 問 する 機 会 を 得 たので その 概 要 と PAYM( 人 民 協 会 青 年 部 )の 概 要 について 報 告 する シンガポールは 多 民 族 国 家 であるため それぞれの 民 族 の 宗 教 文 化 価 値 観 を 尊 重 しなが ら 団 結 した 活 力 ある 文 化 的 な 国 づくりを 推 進 していくうえで コミュニティの 充 実 が 重 要 な 行 政 課 題 と 捉 えている シンガポール 全 土 を 5 つの 地 域 ( 中 央 地 区 南 東 地 区 北 東 地 区 南 西 地 区 北 西 地 区 )に 区 分 して それぞれの 地 区 で 地 域 住 民 に 密 着 した 様 々なコミュニティ 活 動 が 活 発 に 行 われているが これらの 活 動 の 拠 点 となるのが 全 国 105 ヶ 所 にあるコミュニティセ ンター コミュニティクラブと 呼 ばれる 施 設 である これらの 施 設 は 人 民 協 会 1 の 草 の 根 団 体 で あるコミュニティセンター 及 びコミュニティクラブ 運 営 委 員 会 が 運 営 しており 園 芸 や 手 芸 フラワーアレンジメント 健 康 に 関 するセミナーなどの 文 化 的 な 活 動 から 子 供 に 対 する 学 習 教 室 工 作 理 科 教 室 基 本 的 なマナー 教 室 などの 教 育 活 動 ダンス テコンドーなどのスポ ーツ 活 動 まで 幅 広 い 分 野 での 行 事 の 企 画 運 営 を 行 っている 一 方 こうした 各 種 行 事 については コミュニティセンター 独 自 に 行 っているものもあるが 人 民 協 会 の 下 部 組 織 である 人 民 協 会 青 年 部 や 人 民 協 会 婦 人 部 の 中 央 組 織 と 各 地 区 の 地 域 組 織 やコミュニティセンター コミュニティクラブが 縦 の 連 携 を 図 ることにより 例 えば 緑 化 活 動 やリサイクル 活 動 年 末 助 け 合 い 活 動 のような 中 央 と 地 域 が 協 力 して 組 織 的 に 運 営 を 行 う 大 規 模 な 行 事 もある そしてこれらの 行 事 には 海 外 ( 中 国 等 )からの 留 学 生 を 含 む 大 学 生 や 専 門 学 校 生 等 による ボランティアも 各 人 の 関 心 や 研 究 テーマに 合 わせて 応 援 要 員 として 積 極 的 に 参 画 してい る また 多 くのスタッフを 必 要 とする 行 事 のためのボランティア 募 集 については 人 民 協 会 青 年 部 が 大 きく 貢 献 しており 例 えば 環 境 に 興 味 を 持 つ 学 生 等 に 呼 びかけを 行 って 集 まって きた 学 生 等 が 協 力 して 活 動 できるようにコーディネートするなどの 重 要 な 役 割 を 担 っている この 人 民 協 会 青 年 部 は 1971 年 に 12 歳 から 35 歳 までの 若 者 を 対 象 に 人 民 協 会 の 下 部 組 織 として 設 立 された 組 織 で 構 成 員 は 現 在 20 万 人 を 超 えている 青 年 部 は 中 央 青 年 会 議 と 5 つの 地 域 毎 の 青 年 執 行 委 員 会 の 2 層 構 造 で 構 成 されており 地 域 毎 の 青 年 執 行 委 員 会 はそれぞれの 地 域 の 青 年 組 織 である ユースクラブから 2 年 任 期 で 選 出 された 19~30 人 のメンバー で 運 営 されている 人 民 協 会 青 年 部 は 独 自 の 活 動 として 1 野 外 活 動 やウォーター スポーツの 企 画 運 営 2コミュニティ 活 動 への 協 力 3 国 際 交 流 活 動 の 企 画 運 営 4 政 府 要 人 や 地 域 リーダーを 招 いての 講 演 会 やフォーラムの 主 催 5 学 校 や 関 連 省 庁 との 連 携 事 業 6 全 国 レベルの 社 会 活 動 ( 省 エネ 普 及 推 進 活 動 ( 例 : 自 転 車 利 用 の 奨 励 ) SARS 撲 滅 運 動 津 波 被 害 者 への 募 金 活 動 な 1 社 会 教 育 文 化 ボランティア 活 動 を 通 して 団 結 した 活 力 ある 文 化 的 な 国 づくりを 目 指 す とともに 地 域 の 住 民 と 政 府 との 連 携 を 強 めていくために 1960 年 7 月 1 日 に 社 会 開 発 省 ( 現 在 の 社 会 開 発 青 年 スポーツ 省 )の 法 定 機 関 として 設 立 された 組 織 1
ど)の 企 画 運 営 7 社 会 活 動 教 育 プログラム( 中 学 生 等 を 対 象 に 教 育 省 と 共 催 )などを 行 っ ているが 今 回 のような 地 域 コミュニティへの 視 察 等 についても 人 民 協 会 青 年 部 の 活 動 広 報 とコミュニティ 活 動 への 協 力 の 一 環 として 日 程 調 整 等 を 含 め 積 極 的 に 関 与 している 今 回 訪 問 したラム スーン コミュニティセンターは 視 察 した コミュニティ 菜 園 以 外 にも 様 々な 新 しい 取 り 組 みを 積 極 的 に 行 っており こうした 活 動 が 表 彰 されるな ど 人 民 協 会 から 高 く 評 価 されているコミュニティの1つで ある 都 市 国 家 である 点 や 日 本 との 社 会 構 造 の 違 い コミュ ニティ 強 化 のねらいの 違 いはあるものの こうした 地 域 社 会 活 動 への 活 発 な 取 り 組 みは 非 常 に 興 味 深 い 最 近 では シンガポールにおいても コミュニティ 内 における 高 齢 化 や 若 年 層 (ボランテ ィアを 含 む)の 参 画 の 鈍 化 などの 問 題 が 表 面 化 してきているとのことであるが 日 本 の 都 市 部 において 希 薄 になっているコミュニティの 存 在 を 活 性 化 するために 当 地 でのコミュニティに 対 する 取 り 組 みから いくつかの 有 用 なヒントが 得 られるのではないだろうか ( 宮 崎 市 議 会 議 員 団 景 観 視 察 海 外 研 修 コミュニティセンター 訪 問 時 (11/15) 配 布 資 料 等 参 照 ) ( 井 口 調 査 役 兵 庫 県 派 遣 ) 国 際 観 光 圏 関 東 推 進 協 議 会 によるシンガポール 旅 行 会 社 訪 問 事 業 シンガポール 去 る 11 月 17 日 ( 火 )から 19 日 ( 木 )までの 3 日 間 国 際 観 光 圏 関 東 推 進 協 議 会 によるシン ガポール 旅 行 会 社 訪 問 事 業 が 行 われた この 国 際 観 光 圏 関 東 推 進 協 議 会 は 東 京 都 や 神 奈 川 県 をはじめとする 関 東 地 域 に 加 えて 静 岡 県 山 梨 県 長 野 県 の 合 わせて 10 都 県 から 構 成 さ れ 今 年 度 は 当 地 シンガポールからの 訪 日 旅 行 客 の 誘 致 に 取 り 組 んでいるところである 今 回 は これらのうち 9 都 県 の 観 光 行 政 の 実 務 担 当 者 がシンガポールを 訪 れ およそ 20 社 の 主 要 旅 行 会 社 を 訪 問 し 各 地 の 魅 力 ある 観 光 スポットを 紹 介 しながら 新 たな 旅 行 商 品 造 成 の 働 き 掛 けを 行 うとともに 各 社 の 代 表 者 を 招 いた 懇 談 会 を 開 催 し 懇 親 を 深 めながら 訪 日 旅 行 に 関 する 意 見 交 換 を 行 ったところである 当 地 シンガポールでは 学 校 が 長 期 休 暇 に 入 る 5 月 から 6 月 にかけてが 一 つの 大 きな 旅 行 シーズンとなっている これに 合 わせて 来 年 2 月 末 には 大 規 模 な 旅 行 博 NATAS Travel 2010 の 開 催 が 予 定 されており 今 回 の 旅 行 会 社 訪 問 等 は この 旅 行 博 で 販 売 される 新 規 商 品 の 造 成 を 強 く 意 識 したものである 協 議 会 を 構 成 する 都 県 の 担 当 者 は 連 携 して 関 東 圏 域 の 観 光 資 源 に 関 する PR に 取 り 組 むとともに 今 後 は 新 たに 造 成 された 旅 行 商 品 の 販 売 促 進 を 支 援 するた め 各 種 媒 体 を 用 いた 広 告 宣 伝 や 実 際 に 旅 行 商 品 が 販 売 される 旅 行 博 の 会 場 での 直 截 的 な PR 活 動 を 予 定 しているとのことである 筆 者 も 今 回 の 旅 行 会 社 訪 問 等 に 一 部 同 行 する 機 会 を 得 たところであるが 各 都 県 の 担 当 者 が 事 前 に 情 報 収 集 や 検 討 を 重 ね それぞれの 都 県 の 領 域 を 越 えて 協 働 して 誘 客 に 取 り 組 む 姿 は 非 常 に 印 象 的 であった 一 方 シンガポールの 旅 行 会 社 からも 既 に 当 地 で 人 気 の 高 い 東 京 や 北 海 道 といったところ に 続 く 各 地 の 観 光 資 源 には 大 きな 関 心 が 寄 せられていた 先 に 述 べたように 学 校 の 長 期 休 暇 がシンガポールの 旅 行 シーズンとなっているが これは 換 言 すれば 大 人 よりもむしろ 子 ども 達 がいかに 楽 しむことができるかが 具 体 的 な 旅 行 先 を 検 討 する 上 で 重 要 なファクターと なっているということである 今 回 面 会 させていただいた 方 々からは 日 本 の 四 季 折 々の 雄 2
大 な 自 然 も 魅 力 的 であるが( 桜 は 非 常 に 人 気 が 高 く また 平 坦 な 土 地 に 暮 らすシンガポー ルの 人 々にとっては 滝 も 訪 れてみたい 場 所 だという ) 手 工 芸 や 果 物 狩 りといった 体 験 型 の 要 素 を 組 み 込 むことが 肝 要 であるとの 声 が 聞 かれた また 筆 者 は 訪 問 先 となった 旅 行 会 社 の 一 つで 触 れた インターネットを 通 じた 旅 行 商 品 の 販 売 について 大 がかりな 広 告 宣 伝 こそ 行 わないものの 時 代 の 流 れに 沿 い 着 実 に 顧 客 を 確 保 していることから 従 来 の 対 面 型 の 販 売 形 態 に 替 わるものとして 新 たな 展 開 の 可 能 性 を 感 じたところである ( 参 照 :2009.11.17-19 活 動 支 援 時 の 聞 取 り 等 ) ( 小 松 所 長 補 佐 長 野 県 派 遣 ) ジャパン クリエイティブ センター(JCC)オープン シンガポール APEC 首 脳 会 議 のためシンガポールを 訪 問 した 鳩 山 由 紀 夫 首 相 と シンガポールのリー シェ ンロン 首 相 が 出 席 する 中 で ジャパン クリエイ ティブ センター(JCC) の 開 所 式 が 11 月 14 日 ( 土 ) に 挙 行 された JCC は 2007 年 3 月 に 当 時 の 安 倍 晋 三 首 相 とリー 首 相 の 会 談 で 設 置 に 合 意 がなされ たもので 日 本 のソフトパワーを 発 信 する 拠 点 と して 今 後 の 活 用 が 期 待 されている シンガポール 政 府 が 在 シンガポール 日 本 国 大 使 館 近 くに 残 る 伝 統 的 なペラナカン 様 式 の 建 物 と 土 地 を 提 供 し 改 修 がなされたもので 多 目 的 ホールや 展 示 ホー ルのほか アニメや 映 画 の DVD が 館 内 で 鑑 賞 でき る E ライブラリーなどが 設 置 されている 開 所 式 で 鳩 山 首 相 は 同 施 設 について 新 しい JCCオープニング セレモニーの 様 子 文 化 と 情 報 のハブとして 機 能 し 日 本 のソフトパワーのショーウィンドーとしたい と 述 べた (JCC ホームページ JIJI News11/16 等 ) ( 有 滿 所 長 補 佐 鹿 児 島 県 派 遣 ) メタレックス 2009(タイ バンコク 都 ) タイ 11 月 19 日 ( 木 )~11 月 22 日 ( 日 )にかけて タイ バンコク 都 で 開 催 された 東 南 アジア 最 大 級 といわれる 産 業 展 示 会 METALEX2009 ( 以 下 メタレックス)に 大 田 区 企 業 4 社 が( 財 ) 大 田 区 産 業 振 興 協 会 のブースに 出 展 し その 活 動 をサポートするため タイ バンコク 都 に 出 張 する 機 会 を 得 たので 展 示 会 の 概 要 及 びその 成 果 などを 報 告 する メタレックスは タイの 工 業 化 のベースとなる 機 械 金 属 分 野 において 売 り 手 と 買 い 手 に 出 会 いの 場 を 提 供 することを 目 的 として 各 国 で 展 示 会 を 手 掛 けるリード 3 会 場 の 様 子 ( 日 系 企 業 の 他 に 台 湾 韓 国 企 業 の 出 展 が 目 立 った)
トレーディクス 社 によって 1987 年 に 第 1 回 が 開 催 された 規 模 は 年 々 拡 大 し タイで 開 かれ る 国 内 事 業 者 向 けの 展 示 会 では 最 も 日 系 企 業 が 多 く 出 展 する 展 示 会 といえる 今 年 度 は 米 金 融 危 機 に 端 を 発 した 世 界 経 済 悪 化 の 影 響 もあり 参 加 者 の 減 少 が 危 惧 された が 過 去 最 高 を 記 録 した 昨 年 度 (62,796 人 )とほぼ 同 数 の 62,510 人 が 参 加 し 関 心 の 高 さが 伺 えた 世 界 各 国 の 企 業 が 出 展 し 大 型 機 械 を 用 いた 作 業 工 程 の 実 演 や 中 にはショー 形 式 の 催 しを 交 え 注 目 を 集 める 企 業 なども 見 られた 大 田 区 からは リーマ カッター エンドミル 等 の 精 密 切 削 工 具 の 設 計 製 造 を 行 う( 株 ) 栄 工 舎 歯 車 や 精 密 切 削 部 品 を 製 造 する OHTA PRECISION(MALAYSIA) プ ラスチックの 切 削 加 工 を 行 うシナノ 産 業 超 硬 合 金 製 の 超 精 密 耐 磨 耗 工 具 を 製 造 販 売 す る FUJILLOY (THAILAND)の 4 社 が 出 展 した シナノ 産 業 を 除 く 3 社 は 過 去 メタレックスに 出 展 した 経 験 をもつ これらの 4 社 を 対 象 に 聞 き 取 りを 行 ったところ 出 展 4 日 間 で 今 後 商 談 に 結 びつく 可 能 性 の 高 い 案 件 は 79 件 (4 社 の 合 計 数 )であった 中 には 試 作 の 相 談 商 品 を 代 理 店 に 並 べたいとの 要 望 互 いの 工 場 視 察 を 約 束 するな ( 株 ) 栄 工 舎 ブースの 様 子 ど 具 体 的 な 案 件 も 見 られた 今 回 タイの 産 業 展 示 会 に 参 加 して 日 系 企 業 の 他 台 湾 韓 国 企 業 が 多 く 出 展 していること が 目 に 留 まった このことからも タイにおけるサポーティングインダストリーの 競 争 は 今 後 ますます 激 しくなることが 容 易 に 予 想 される しかし 出 展 した 日 系 企 業 に 話 を 聞 くと 価 格 面 では 外 国 勢 と 勝 負 にならないが 製 品 の 質 なら 絶 対 に 負 けない 海 外 の 製 品 は 見 た 目 が 良 く てもすぐに 壊 れる 一 方 我 々の 製 品 は 3 倍 の 値 段 でも 寿 命 は 10 倍 の 自 信 はある とのことで タイ 国 内 でも 高 品 質 な 日 本 製 品 を 求 めるニーズは 依 然 として 高 いようだ また 時 間 費 用 の 負 担 は 伴 うが このような 展 示 会 に 出 展 し 現 地 企 業 や 現 地 に 進 出 する 日 系 企 業 と 直 接 コンタ クトをとる 重 要 性 を 認 識 させられた との 事 であり このような 海 外 進 出 を 望 む 地 元 企 業 のサ ポートへのニーズは 大 きいと 改 めて 感 じたところである (11/16-11/25 タイ バンコク 都 出 張 時 の 聞 き 取 り 等 参 照 ) ( 矢 島 所 長 補 佐 東 京 都 大 田 区 派 遣 ) TTC Travel Mart 視 察 インドネシア 去 る 10 月 26 日 ( 月 ) 首 都 ジャカルタのホテル Le Grandeur Mangga Dua で 開 催 され た TTC(Tiara Tunggal Cemerlang)Travel Mart を 視 察 する 機 会 を 得 たので ご 報 告 する TTC は 旅 行 代 理 店 や 小 売 業 者 各 国 政 府 観 光 局 を 対 象 とした 旅 行 フェアで 2004 年 から 年 に 2 回 程 度 開 催 されており 今 回 が 11 回 目 となる 一 般 的 な 国 際 旅 行 フェアは 各 国 の 旅 行 業 協 会 等 が 主 催 することが 多 いが TTC Travel Mart はインドネシアの 旅 行 会 社 である TTC が 主 催 している 代 表 の Tedjo 氏 は 元 訪 日 旅 行 の 添 乗 員 をしていたとのことで 日 本 に 対 する 造 TTC 会 場 入 口 4
詣 が 深 い 非 常 に 気 さくな 人 柄 で アポイントのなかった 我 々に 対 しても 気 軽 に 面 会 の 時 間 を 現 場 にて 作 っていただいた Tedjo 氏 によると 訪 日 旅 行 で 人 気 の 高 い 観 光 地 は インドネシアでも 東 京 と 大 阪 北 海 道 などで テーマパーク 雪 祭 り 富 士 山 自 動 車 関 連 施 設 別 府 温 泉 そして F1 を 目 的 に 日 本 を 訪 れる 人 が 多 いとのことであった ただし 価 格 とビザの 関 係 で インドネシア 人 にとっ て 訪 日 旅 行 はまだまだハードルが 高 いとのことであった また インドネシア 人 が 旅 行 商 品 を 購 入 する 場 合 インターネットによらず 圧 倒 的 に 旅 行 会 社 から 直 接 購 入 することが 多 いとの ことであった 今 回 の TTC には 全 体 で 103 ブースが 出 展 していたが とりわけシンガポール 政 府 観 光 局 は 13 ブースと 規 模 が 大 きかった 日 系 でブースを 出 展 していたのは JR とホテル 2 社 そして JNTO シンガポールが 訪 日 旅 行 の PR を 行 っていた JNTO 担 当 者 によると 配 布 用 に 持 参 し た 日 本 のポスターは 人 気 が 高 く 早 い 段 階 で 配 布 し 終 えてしまったとのことである また 日 系 以 外 で 訪 日 旅 行 を 取 り 扱 っていたのは マレーシアの Kanan Holidays と 韓 国 の HANATOUR の 2 社 Kanan Holidays の 担 当 者 によると ブースには 旅 行 会 社 等 が 訪 日 旅 行 に 関 心 を 持 って たくさん 訪 れていると 話 していた (TTC 視 察 時 聞 き 取 り) ( 矢 部 所 長 補 佐 宮 城 県 派 遣 ) フィリピン 人 看 護 師 候 補 介 護 福 祉 士 候 補 者 研 修 を 終 え 日 本 各 地 で 勤 務 フィリピン 日 本 とフィリピンの 経 済 連 携 協 定 (EPA 2008 年 発 効 )に 基 づき 今 年 5 月 から 東 京 と 大 阪 で 約 半 年 間 の 日 本 語 研 修 を 受 けてきたフィリピン 人 の 看 護 師 候 補 者 88 人 が 10 月 28 日 修 了 式 を 迎 え 23 都 道 府 県 44カ 所 の 医 療 機 関 に 着 任 した また 同 時 に 来 日 した 介 護 福 祉 士 候 補 者 189 人 も11 月 上 旬 に 日 本 語 研 修 を 終 了 し 介 護 施 設 および 養 成 校 に 着 任 した 今 後 候 補 者 は 各 地 の 職 場 で 補 助 的 な 作 業 をしながら 各 々 国 家 試 験 合 格 を 目 指 す EPA 締 結 までは 看 護 介 護 を 目 的 とした 入 国 就 労 は 不 可 能 だった EPA の 締 結 により 滞 在 期 間 の 上 限 が 看 護 師 候 補 で3 年 介 護 福 祉 士 候 補 で4 年 と 認 められた( 毎 年 在 留 期 間 の 更 新 が 必 要 ) 但 し 滞 在 期 間 中 に 看 護 師 介 護 福 祉 士 の 国 家 試 験 を 日 本 語 で 受 験 し 合 格 する ことが 必 要 である 合 格 により 滞 在 期 間 は 延 長 され 医 療 機 関 介 護 保 険 施 設 への 就 職 なども 可 能 となる ただし 看 護 師 の 受 験 機 会 が 最 大 3 回 であるのに 対 し 介 護 福 祉 士 は 資 格 の 受 験 に 日 本 での3 年 間 の 介 護 業 務 経 験 が 必 要 となるため 受 験 機 会 は1 回 に 限 られている フィリピンに 先 行 する2008 年 夏 に インドネシアの 看 護 師 介 護 福 祉 士 の 候 補 者 が 同 国 との EPA に 基 づき 来 日 した 看 護 師 候 補 者 は 今 年 2 月 看 護 師 国 家 試 験 を 初 めて 受 験 したが 残 念 ながら 今 回 合 格 者 は 出 なかった 現 時 点 の 合 格 への 課 題 として 専 門 用 語 を 中 心 とした 日 本 語 の 修 得 など 学 習 環 境 の 整 備 温 暖 な 地 域 から 四 季 のある 日 本 への 移 住 による 体 調 面 での 順 応 日 本 と 両 国 との 看 護 観 介 護 観 の 違 いの 克 服 などが 挙 げられている 高 齢 化 社 会 に 向 けて 看 護 介 護 職 場 の 人 手 不 足 は 今 後 も 続 くと 予 想 されている ハードル が 高 く 設 定 された 現 行 の 外 国 人 看 護 師 介 護 福 祉 士 の 受 入 れに 頼 るのみでは その 解 決 は 覚 束 ないだろう 日 本 人 の 看 護 師 介 護 福 祉 士 の 有 資 格 者 の 復 職 に 向 けた 取 組 みなどと 併 せて 総 合 的 に 位 置 づけていくことが 求 められる 5
< 看 護 師 介 護 福 祉 士 受 入 の 流 れ> 看 護 師 候 補 介 護 福 祉 士 候 補 入 国 研 修 病 院 介 護 施 設 に て 勤 務 勉 強 日 本 の 国 家 試 験 を 受 験 合 格 不 合 格 就 労 帰 国 有 資 格 者 と し て 看 護 師 候 補 3 年 以 内 介 護 福 祉 士 候 補 4 年 以 内 ( 共 同 通 信 朝 日 新 聞 国 際 厚 生 事 業 団 ホームページ 厚 生 労 働 省 ホームページ 等 参 照 ) ( 大 塚 所 長 補 佐 長 崎 市 派 遣 ) 福 岡 留 学 フェア インド 福 岡 県 は インド デリー 準 州 との 友 好 提 携 に 基 づく 交 流 事 業 として 福 岡 県 への 留 学 生 を 誘 致 するため 国 際 交 流 基 金 の 協 力 を 得 て 11 月 13 日 ( 金 )と 14 日 ( 土 )の 二 日 間 にわたり ニューデリー 市 内 で 福 岡 留 学 フェア を 開 催 した 福 岡 県 が 当 地 で 同 様 のイベントを 開 催 するのは 昨 年 に 引 き 続 き2 回 目 昨 年 は 福 岡 フェア と 題 したイベン ト 会 場 の 一 角 で 行 ったものであるが 昨 年 のイベントを 機 に 留 学 に 備 えるため 5 名 の 就 学 生 が 福 岡 の 語 学 学 校 に 入 質 問 に 応 じる 大 学 関 係 者 学 したこともあり 今 回 は 単 独 行 事 としての 開 催 となったものである 今 回 会 場 となった 国 際 交 流 基 金 ニューデリー 日 本 文 化 センターには 交 通 機 関 のストという 悪 条 件 にもかかわらず 日 本 語 を 学 ぶ 中 学 生 から 大 学 生 社 会 人 に 至 るまで 2 日 間 で 約 200 人 が 来 場 した 今 回 は 県 庁 や 福 岡 県 留 学 生 サポートセンター 職 員 に 加 え 九 州 大 学 九 州 工 業 大 学 と 福 岡 市 内 の 日 本 語 学 校 3 校 の 計 5 校 から 留 学 生 担 当 の 職 員 等 が 参 加 して 学 校 PR のプレゼンテーシ ョンを 実 施 した また 日 本 大 使 館 と 県 留 学 生 サポートセンターは 日 本 福 岡 における 留 学 生 の 支 援 態 勢 などの 説 明 を 行 った さらに それぞれの 学 校 のブースでは 学 校 施 設 や カリキ ュラム 等 の 紹 介 を 行 うと 共 に 来 場 者 からの 熱 心 な 質 問 に 答 えていた 別 フロアに 設 けられた 福 岡 県 紹 介 コーナーでは パネルで 福 岡 県 の 観 光 地 や 産 業 等 を 紹 介 す ると 共 に 伝 統 工 芸 品 の 展 示 や 福 岡 県 銘 菓 の 試 食 八 女 茶 の 試 飲 を 行 った 甘 い 者 好 きのイン ドの 人 々にとって 緑 茶 は 相 当 苦 く 感 じられたようであったが お 菓 子 は 大 変 好 評 で 何 回 も お かわり をする 来 場 者 が 多 く 見 られた また このコーナーの 一 角 では 浴 衣 の 試 着 コーナーを 設 け 多 くの 女 性 が 初 めての 浴 衣 体 験 を 楽 しんでいた 6
今 回 会 場 となった 国 際 交 流 基 金 ニューデリー 日 本 文 化 センタ ーの 図 書 館 は 日 本 語 を 勉 強 する 学 生 でいつも 満 席 である 日 本 語 能 力 検 定 試 験 の 出 願 者 は 2003 年 の 約 4,700 人 から 2009 年 には 約 8,400 人 と 急 激 に 伸 び インドにおける 日 本 語 熱 も 高 ま っている 県 国 際 交 流 局 によると インドから 同 県 内 の 大 学 への 留 学 生 は 10 人 5,000 人 を 越 える 県 内 の 全 留 学 生 数 に 占 める 割 合 はごく 僅 浴 衣 を 試 着 する 中 学 生 かであるが 今 回 のようなイベントを 通 じて 福 岡 の 情 報 を 発 信 することで 今 後 の 留 学 生 の 増 加 が 期 待 される ( 参 考 :2009.11.13-14 活 動 支 援 ) ( 佐 田 次 長 福 岡 県 派 遣 ) 中 小 企 業 庁 インドで 日 本 高 級 工 芸 品 を 試 験 販 売 インド 日 本 の 中 小 企 業 庁 がインドにおいて 日 本 の 高 級 美 術 工 芸 品 を 試 験 販 売 するアンテナショッ プ Everything Japan Shop を 開 設 する このアンテナショップは 2009 年 12 月 から 2010 年 1 月 までの 間 ムンバイの 高 級 ホテルであるグランドハイアット 内 のショッピングアーケー ドで 開 かれる 予 定 ショップでは 厳 選 された 日 本 の 高 級 美 術 工 芸 品 をインドの 消 費 者 に 直 接 販 売 するとともに 現 地 のバイヤーとの 商 談 の 場 を 提 供 することで 実 際 にビジネスに 結 び 付 けられるよう 支 援 が 行 われる 30 社 以 上 から 100 品 目 を 超 える 応 募 があった 商 品 の 中 から イ ンド 国 内 富 裕 層 向 け 雑 誌 MARWAR の 編 集 長 を 務 めるレシュマ ジャイン 氏 などを 中 心 に 有 田 焼 輪 島 塗 江 戸 切 子 などが 選 定 された この 取 り 組 みは 地 域 産 品 の 海 外 販 路 開 拓 のために 中 小 企 業 庁 が 進 める アジア 中 東 グロ ーバルパスポート 2010 の 一 環 として 行 われる 同 庁 がインド 市 場 向 け 販 路 開 拓 支 援 に 取 り 組 むのは 初 めての 試 み この 事 業 では 質 の 良 い 高 級 品 を 取 り 扱 うが 2008 年 度 のインド 国 民 1 人 あたりの 年 間 平 均 所 得 は 37,490 ルピー( 約 71,231 円 1ルピー= 約 1.9 円 )に 留 まる 富 裕 層 にターゲットを 絞 って 日 本 商 品 の 良 さを 知 ってもらい 流 通 を 図 っていくことが 重 要 と 考 えられる (Oct 29 th, NNA.ASIA 記 事 参 照 ) ( 望 月 所 長 補 佐 東 京 都 派 遣 ) 7