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18 国立高等専門学校機構

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技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

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障 がい 福 祉 サービスの 利 用 までの 流 れ 1 相 談 2 利 用 申 請 使 いサービスや 困 っていなどをご 相 談 ください 障 がい のあ 方 のニーズを 確 認 し,サービス 利 用 のための 支 援 を 行 いま 窓 口 市 役 所 及 び 各 支 所, 基 幹 相 談 支 援

そ の 他 類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 広 島 市 城 山 北 城 南 域 包 括 支 援 センター 広 島 市 安 佐 南 区 川 内 B0 平 成 8 年 4 月 日 必 要 な 者

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

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Transcription:

特 別 養 護 老 人 ホーム 麻 布 慶 福 苑 事 業 計 画 特 別 養 護 老 人 ホーム 麻 布 慶 福 苑 ( 以 下 慶 福 苑 という )は 利 用 定 100 床 の 指 定 介 護 老 人 福 祉 施 設 及 び 利 用 定 4 床 の 短 期 入 所 生 活 介 護 事 業 所 としての 認 可 を 受 け 施 設 運 営 を 行 っています 平 成 27 年 度 国 の 介 護 報 酬 改 定 で 総 額 が2 27% 減 となる 中 特 養 の 基 本 報 酬 はお おむね5% 台 の 減 額 となっておりますが 引 き 続 き 利 用 者 一 人 ひとりに 質 の 高 いサービ スと 安 定 した 介 護 サービスを 確 保 するため 介 護 人 材 の 育 成 や 働 きやすい 職 場 環 境 の 改 善 を 進 め 介 護 職 の 定 着 を 図 るとともに 経 営 の 効 率 化 と 安 定 化 を 図 ります 平 成 28 年 度 においても これまで 以 上 に 介 護 と 医 療 との 連 携 協 働 や 認 知 症 のケアの 充 実 を 図 るとともに 虐 待 にあたる 身 体 拘 束 をしない 高 齢 者 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 安 全 な 生 活 を 続 けることが 出 来 る 施 設 運 営 を 推 進 します 1 施 設 運 営 の 基 本 理 念 介 護 保 険 制 度 の 下 高 齢 者 福 祉 サービスの 事 業 者 の 多 様 化 が 進 む 中 社 会 福 祉 法 人 の 果 たすべき 役 割 を 十 分 認 識 し より 時 代 の 要 請 に 合 った 質 の 高 いサービスを 提 供 する 施 設 として 次 の 基 本 理 念 ( 利 用 者 本 位 )を 基 に 地 域 社 会 に 開 かれ かつ 安 定 した 施 設 運 営 の 推 進 に 努 めます 居 宅 における 生 活 への 復 帰 を 念 頭 に 置 いて 利 用 者 がその 有 する 能 力 に 応 じ 自 立 した 日 常 生 活 を 営 むことができるように 支 援 します 利 用 者 の 意 思 及 び 人 格 を 尊 重 するとともに 常 に 利 用 者 の 立 場 に 立 って 安 心 安 全 な 介 護 サービスを 提 供 するように 努 めます 明 るく 家 庭 的 な 雰 囲 気 のもと 地 域 や 家 族 との 結 び 付 きを 重 視 するとともに 区 や 居 宅 介 護 支 援 事 業 者 などの 関 係 機 関 と 密 接 な 連 携 に 努 めます 2 利 用 者 の 接 遇 目 標 施 設 は 利 用 者 の 生 活 の 場 であることを 念 頭 に 置 き 集 団 生 活 への 調 和 と 安 全 性 に 配 慮 し ながら 利 用 者 一 人 ひとりの 個 性 や 生 活 歴 を 尊 重 し 生 活 に 楽 しみを 見 出 せるよう 個 別 の 対 応 をします また 心 身 の 健 康 と 残 存 機 能 の 保 持 に 努 め 穏 やかで 安 定 した 生 活 ができ るよう 支 援 します 短 期 入 所 生 活 介 護 事 業 については 在 宅 で 家 族 等 に 介 護 されている 高 齢 者 の 短 期 的 利 用 という 観 点 から 在 宅 での 介 護 方 法 の 継 続 と 心 身 機 能 の 維 持 及 び 家 庭 との 連 携 について 特 に 配 慮 します 利 用 者 の 接 遇 にあたっては 次 のことに 留 意 します 1

(1) 介 護 1 施 設 サービス 計 画 書 に 基 づいたサービスを 徹 底 するとともに その 評 価 と 見 直 し を 行 います 2 入 浴 食 事 排 泄 の 介 護 において その 内 容 の 見 直 しを 行 い 利 用 者 一 人 ひとりの 心 身 の 状 態 に 応 じた 安 心 安 全 で 快 適 な 方 法 を 目 指 します 3 個 々の 利 用 者 の 身 体 状 況 やニーズに 合 わせた 日 課 活 動 (クラブ 行 事 )の 参 加 を 促 し 日 常 生 活 にリズムと 潤 いを 持 たせます 4 家 族 及 びボランティアの 方 々のご 理 解 とご 協 力 を 得 ながら 積 極 的 に 外 出 する 機 会 を つくります 5 意 思 表 示 の 困 難 な 利 用 者 を 援 助 するときは ご 家 族 の 意 向 を 伺 い その 利 用 者 の 状 態 を 見 て 何 が 必 要 とされるのかを 絶 えず 検 討 します 6 日 常 生 活 において 個 々の 利 用 者 の 状 態 に 応 じた 機 能 訓 練 を 実 施 します 7 創 意 工 夫 により 身 体 拘 束 をしない 介 護 を 維 持 します (2) 看 取 りケアの 実 施 利 用 者 が 医 師 から 終 末 期 と 判 断 された 場 合 当 施 設 で 最 後 まで 暮 らすことを 希 望 する 利 用 者 に 対 して 看 取 りの 指 針 に 基 づいたケア( 看 取 りケア )を 実 施 します (3)ケアプランの 充 実 立 案 実 施 記 録 評 価 等 一 連 の 過 程 を 介 護 支 援 システムに 情 報 入 力 することにより 全 職 が 利 用 者 の 自 立 支 援 に 向 けて 一 丸 となる 体 制 を 維 持 強 化 するとともに 情 報 を 共 有 し より 良 い ケアプラン の 作 成 とサービスの 提 供 を 目 指 します また 利 用 者 の 尊 厳 を 守 り プライバシー 及 び 身 体 拘 束 についての 適 切 な 対 応 と 認 知 症 に 対 する 正 しい 理 解 等 についての 施 設 内 研 修 会 や 勉 強 会 を 開 催 し 職 全 の 意 識 を 高 め ます (4) 快 適 生 活 空 間 整 備 ( 整 理 整 頓 動 線 の 創 意 など) 利 用 者 のベッド 周 りから 居 室 共 有 部 分 スタッフルームを 始 め 倉 庫 等 職 全 が 整 理 整 頓 に 心 がけ 利 用 者 を 介 護 しやすい 環 境 整 備 に 努 めます (5) 保 健 衛 生 及 び 医 療 ケアの 推 進 1 嘱 託 医 ( 内 科 整 形 外 科 精 神 科 )による 診 察 を 定 期 的 に 実 施 します 併 せて 看 護 職 による 日 常 の 健 康 状 態 の 把 握 保 健 衛 生 指 導 等 を 行 います 2 疾 病 等 医 療 処 置 が 必 要 な 場 合 は 原 則 として 協 力 病 院 である 北 里 研 究 所 病 院 に 治 療 を 要 請 します 2

3 定 期 健 康 診 断 の 実 施 等 通 して 疾 病 の 早 期 発 見 早 期 治 療 に 努 めます 4 個 別 機 能 訓 練 計 画 を 作 成 し 定 期 的 な 評 価 及 び 見 直 しを 行 い 利 用 者 の 身 体 機 能 の 保 持 低 下 防 止 に 努 めます 5 利 用 者 の 身 体 状 況 に 応 じた 方 法 によって 週 2 回 の 入 浴 または 清 拭 を 行 います 6 衛 生 管 理 を 徹 底 し 感 染 症 及 び 食 中 毒 の 予 防 及 びまん 延 の 防 止 のための 指 針 に 基 づき 感 染 症 の 予 防 に 努 めます 7 看 取 りケア に 関 する 職 教 育 を 実 施 します 8 感 染 症 予 防 の 一 環 として 利 用 者 及 び 全 職 に 対 するインフルエンザ 接 種 を 行 いま す また 全 職 を 対 象 にした 感 染 症 施 設 内 研 修 を 年 2 回 実 施 します 9 食 事 介 助 やたんの 吸 引 等 の 介 護 支 援 において 利 用 者 の 安 心 安 全 を 考 え 看 護 職 の 関 わりを 重 視 し その 専 門 性 がより 発 揮 されるよう 看 護 職 の 勤 務 時 間 の 一 部 を 見 直 します 10 介 護 職 等 によるたん 吸 引 等 の 実 施 のための 研 修 ( 東 京 都 が 実 施 する 不 特 定 多 数 の 者 対 象 の 研 修 )に 看 護 職 及 び 介 護 職 の 受 講 を 継 続 します (6) 給 食 1 低 栄 養 状 態 の 予 防 改 善 を 図 るために 栄 養 ケア 計 画 書 を 作 成 し 定 期 的 に 評 価 見 直 しを 行 い 栄 養 ケアマネジメント を 実 施 します 2 年 齢 性 別 身 体 状 況 から 算 出 された 食 事 摂 取 基 準 を 満 たす 献 立 になるよう 給 食 業 者 と 協 力 し 利 用 者 の 生 活 習 慣 病 等 の 予 防 改 善 に 努 めます また 摂 取 量 が 低 下 して いる 利 用 者 に 対 しては 高 カロリー 食 品 を 取 り 入 れる 等 柔 軟 に 対 応 します 3 疾 患 のある 利 用 者 には その 病 態 に 応 じた 治 療 食 を 提 供 します 4 行 事 食 等 については 季 節 感 のある 献 立 や 利 用 者 の 嗜 好 に 配 慮 したものとし ご 家 族 と 一 緒 に 楽 しめる 機 会 を 設 けます また 利 用 者 の 状 態 に 応 じた 食 事 を 提 供 します 5 適 時 適 温 給 食 を 実 施 します 6 衛 生 管 理 を 徹 底 し 食 中 毒 防 止 対 応 マニュアル に 基 づき 食 中 毒 防 止 に 努 めます 7 医 療 法 人 高 輪 会 デンタルクルーズ の 協 力 を 得 て 嚥 下 や 咀 嚼 状 態 を 診 て 食 事 形 態 の 検 討 をし 口 腔 から 安 全 に 食 事 を 召 し 上 がっていただけるよう 努 めます (7) 心 身 機 能 の 維 持 及 び 改 善 利 用 者 の 加 齢 等 の 現 状 を 考 慮 し 機 能 訓 練 は 日 々 欠 かせないことから その 一 環 とし て 関 係 するスタッフが 集 まり 運 動 を 行 う 集 団 運 動 を 週 5 回 午 前 中 に 実 施 します また 個 々の 利 用 者 の 身 体 状 態 に 応 じた 指 導 訓 練 ( 個 別 機 能 訓 練 )を 行 います 3

(8) 地 域 社 会 家 族 との 連 携 各 種 行 事 等 を 通 じた 麻 布 乳 児 院 の 幼 児 との 交 流 や ボランティアや 地 域 の 学 校 等 と 協 力 し 利 用 者 と 地 域 社 会 との 交 流 に 努 めます また 利 用 者 の 各 種 行 事 等 への 参 加 を 要 請 する 等 利 用 者 とその 家 族 が 交 流 する 機 会 を つくります 港 区 立 みなと 図 書 館 の 協 力 を 得 て 利 用 者 への 図 書 の 貸 出 を 継 続 するとともに 出 前 による 映 画 上 映 会 朗 読 会 の 開 催 等 の 機 会 の 提 供 に 努 めます 今 後 とも 利 用 者 家 族 やボランティア 地 域 の 学 校 官 公 庁 と 連 携 協 力 のもと 利 用 者 の 余 暇 活 動 や 行 事 の 開 催 に 努 めます 3 施 設 運 営 の 適 正 化 及 び 効 率 化 の 推 進 介 護 保 険 制 度 の 下 で 高 齢 者 福 祉 サービスの 事 業 主 体 に 民 間 企 業 が 含 められ 社 会 福 祉 法 人 にも 社 会 環 境 に 対 応 したより 一 層 の 経 営 的 視 点 が 重 要 です このため 当 施 設 の 公 共 性 を 一 層 自 覚 し 広 く 地 域 社 会 から 支 持 を 得 て 受 け 入 れられるよ う 公 平 公 正 で 開 かれた 施 設 運 営 に 努 めるとともに 運 営 の 適 正 化 と 効 率 化 を 更 に 推 進 します 今 年 度 の 当 苑 施 設 の 組 織 目 標 として 利 用 者 が 尊 厳 をもって 自 分 らしく いきいきと 暮 らすことが 出 来 る 慶 福 苑 を 目 指 します 清 潔 で 安 心 安 全 な 介 護 サービスの 充 実 を 図 ります 利 用 者 も 職 も 過 ごしやすい 働 きやすい 慶 福 苑 を 目 指 します を 掲 げ 職 個 々が 自 覚 を 新 たにし 今 何 をすべきか を 自 らの 課 題 として 捉 え この 目 標 達 成 に 向 け 努 めます 今 年 度 も 引 き 続 き 次 のことに 留 意 します (1) 苦 情 解 決 システムの 充 実 利 用 者 等 の 苦 情 に 適 切 に 対 応 し より 一 層 の 公 正 性 を 高 めるため 第 三 者 委 を 置 き 苦 情 解 決 システムの 充 実 を 図 ります また 港 区 介 護 相 談 制 度 を 活 用 して 利 用 者 の 要 望 等 を 把 握 し 苦 情 の 防 止 に 努 めます (2) 介 護 サービス 第 三 者 評 価 等 の 実 施 介 護 サービスの 現 状 を 正 確 に 把 握 し 体 系 的 組 織 的 に 自 己 評 価 し 提 供 する 介 護 サー ビスの 質 的 向 上 を 図 ります 今 年 度 も 東 京 都 が 実 施 している 福 祉 サービス 第 三 者 評 価 事 業 を 受 審 し 評 価 結 果 の 公 表 を 行 います 併 せて 介 護 サービス 全 般 の 情 報 を 東 京 都 が 実 施 している 介 護 サービス 情 報 の 公 表 制 度 により 開 示 します 4

(3) 諸 会 議 の 開 催 慶 福 苑 の 施 設 運 営 の 方 針 等 を 決 定 する 運 営 会 議 及 び 主 任 以 上 で 構 成 する 幹 部 会 を 定 例 的 に 開 催 するなど 円 滑 な 施 設 運 営 に 努 めます ( 別 表 4) (4) 業 務 の 申 し 送 りの 徹 底 夜 勤 明 け 時 の 引 き 継 ぎや 日 勤 者 から 夜 勤 者 への 申 し 送 り 及 び 各 部 門 相 互 や 業 務 全 般 に わたる 必 要 な 事 項 の 伝 達 等 については 施 設 介 護 情 報 システム により 担 当 者 が 各 自 パ ソコンを 稼 働 して 行 い 必 要 に 応 じて 関 係 者 が 集 まり 情 報 を 捕 捉 することで 連 絡 情 報 の 共 有 化 と 円 滑 な 業 務 遂 行 を 図 ります (5) 介 護 職 の 確 保 と 職 の 資 質 の 向 上 介 護 保 険 施 設 の 安 定 した 運 営 に 対 応 できる 人 材 の 確 保 育 成 に 努 めるとともに 介 護 職 と 看 護 職 の 一 層 の 連 携 協 働 に 資 するための 創 意 工 夫 に 努 めます 慶 福 苑 の 施 設 運 営 の 基 本 理 念 の 実 現 のため 職 の 資 質 及 び 能 力 向 上 の 指 針 である マ ナー 指 針 の 更 なる 周 知 に 努 めます 研 修 がより 実 効 あるものとなるよう 各 分 野 にわたる 研 修 を 計 画 的 ( 別 表 6)に 実 施 し 各 職 の 必 要 知 識 技 術 等 の 修 得 を 目 指 します さらに 外 部 研 修 への 積 極 的 参 加 と 内 部 研 修 の 一 層 の 充 実 が 図 られるよう 創 意 工 夫 します 職 配 置 の 状 況 平 成 28 年 4 月 1 日 現 在 予 定 の 職 配 置 ( 短 期 入 所 生 活 介 護 (ショートスティ) 担 当 を 含 む )の 状 況 は 次 のとおりです 職 施 事 相 介 看 機 能 介 護 リスク 栄 介 調 医 合 種 設 務 談 護 護 訓 練 支 援 マネー 養 助 理 別 長 職 職 職 専 門 ジャー 士 師 計 当 苑 の 配 置 定 数 1 3 1 37 5 1 1-1 1 - - 51 現 2 ( 実 人 数 ) 1 3 (1) 39 5 1 1 (1) 1 1 委 託 嘱 託 53 (2) ( 注 ) 介 護 職 は 39 人 の 内 訳 は 常 勤 職 33 人 非 常 勤 職 6 人 ( 派 遣 3 人 )である 看 護 職 は 5 人 の 内 訳 は 常 勤 職 2 人 非 常 勤 職 3 人 ( 派 遣 2 人 )である 嘱 託 医 師 4 人 の 内 訳 は 内 科 2 人 整 形 外 科 1 人 精 神 科 1 人 である ( ) 内 は 介 護 支 援 専 門 (ケアマネージャー)が 兼 務 している 5

(6) 防 災 への 対 応 防 災 訓 練 については 特 に 夜 間 を 想 定 した 火 災 通 報 初 期 消 火 避 難 訓 練 防 災 設 備 の 復 旧 地 震 対 応 等 の 訓 練 を 重 点 的 に 実 施 します 備 蓄 食 料 品 医 薬 品 等 の 確 保 に 努 めるとともに これらの 定 期 的 点 検 整 備 を 行 い 緊 急 事 態 に 備 えます 港 区 地 域 の 震 災 等 緊 急 時 における 取 り 組 みが 円 滑 かつ 迅 速 に 行 われることを 目 指 す 港 区 の 福 祉 避 難 所 に 慶 福 苑 が 指 定 されていることを 踏 まえ 港 区 等 関 係 機 関 及 び 近 隣 施 設 との 連 絡 協 力 態 勢 に 努 めます 4 設 備 等 の 環 境 整 備 施 設 の 設 備 が 経 年 により 老 朽 化 しているため 突 発 的 事 態 も 考 慮 し 特 に 劣 化 著 しい 箇 所 や 緊 急 性 を 伴 う 個 所 の 環 境 整 備 に 努 めます さらに 可 能 な 限 り 各 フロアの 生 活 環 境 の 改 善 に 努 めます 5 実 習 生 の 受 入 今 年 度 も 引 き 続 き 介 護 福 祉 士 をはじめとする 介 護 に 携 わる 職 を 目 指 す 者 のための 実 習 の 場 として 大 学 ( 福 祉 学 部 ) 福 祉 専 門 学 校 等 からの 実 習 生 受 け 入 れに 努 めます 6