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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 添付文書改訂のお知らせ HMG-CoA 還元酵素阻害剤 2009 年 9 月改訂 ロスバスタチンカルシウム錠 この度 クレストール錠 2.5mg 5mg の 使用上の注意 の副作用の項を厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知に基づき改訂致しました また 相互作用の項につきまして自主改訂致しましたので ご連絡申し上げます なお 新しい添付文書を封入した製品をお届けするのに若干の日数を要すると存じますので すでにお手元にございます製品のご使用に際しましては ここにご案内申し上げます改訂内容及び最新の添付文書 (2009 年 9 月改訂 ) をご参照下さいますようお願い申し上げます 1. 改訂箇所 (1) 行政指導による改訂 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知平成 21 年 9 月 18 日 ] 重大な副作用 の項に 血小板減少 を追記致しました (2) 自主改訂 相互作用 の 併用注意 ( 併用に注意すること ) の項の ロピナビル リトナビル配合剤 に加え アタザナビル / リトナビル に関する記載を追記致しました 2. 改訂内容 (1) 行政指導による改訂 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知平成 21 年 9 月 18 日 ] 改訂後 ( 下線部は追加箇所 ) 改訂前 (1) 重大な副作用 1)~3) ( 省略 ) 4) 血小板減少 (0.1% 未満 ): 血小板減少があらわれることがあるので 血液検査等の観察を十分に行い 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 5) 過敏症状 (0.1% 未満 ):( 省略 ) (1) 重大な副作用 1)~3) ( 省略 ) 4) 過敏症状 (0.1% 未満 ):( 省略 ) 該当項目のみ記載 < 改訂理由 > 国内において本剤との関連を否定できない重篤な血小板減少の症例を 11 例集積しましたので 重大な副作用 の項に追記致しました 次頁に国内で報告された 血小板減少 の症例の概要を紹介致します 記 4 頁以降に改訂後の添付文書全文を記載していますので 併せてご参照下さい 1

[ 症例概要 1]( 国内自発報告 ) 血小板減少患者 1 日投与量使用理由性 年齢投与期間 ( 合併症 ) 男 70 代高コレステロ 2.5mg ール血症 93 日間 ( なし ) 副作用 経過及び処置 投与開始日高コレステロール血症のため本剤投与開始 自覚症状なし 血小板数 20.1 万 投与 33 日目自覚症状なし 投与 64 日目自覚症状なし 投与 70 日目頃口渇感あり 投与 92 日目口内に限局性粘膜下出血 ( 血マメ様 ) を自覚し, また別の場所にできるのを繰り返すようになった 投与 93 日目 ( 投与中止日 ) 血小板数 3.0 万, 尿蛋白 (-), 尿潜血 (2+) で血小板減少と診断 本剤投与中止して経過観察 既往歴 中止 3 日後 上記限局性粘膜下出血が多発し, 舌も痛い 四 なし 肢に出血性発赤がみられるので他院に紹介し 即日入院 プレドニゾロン 1 mg/kg 投与して経過良好 中止 11 日後 退院 プレドニゾロンは継続中 中止 13 日後 来院 出血性素因消失している 併用薬 なし 臨床検査 投与開始日 投与 93 日目 ( 投与中止日 ) 中止 11 日後 の推移 血小板数 ( 10 4 /mm 3 ) 20.1 3.0 10.0 [ 症例概要 2]( 国内自発報告 ) 血小板減少患者 1 日投与量使用理由性 年齢投与期間 ( 合併症 ) 男 60 代脂質異常症 2.5 mg ( うっ血性心 7 日間不全 ) 投与 30 日前投与 12 日前投与 11 日前投与開始日 副作用 経過及び処置 : 発現日 うっ血性心不全で入院 ヘパリン投与開始 トラセミド投与開始 イミダプリル塩酸塩投与開始 入院後, 症状の改善と共に脂質異常症も顕著となり, 本剤投与開始 血小板減少発現 採血で血小板 9.0 万に減少 更に血小板 6.0 万まで減少, 本剤投与中止 投与 4 日目 投与 7 日目 ( 投与中止日 ) 既往歴 日時不明 血小板 10 万程度にまで改善し退院 なし 中止 62 日後 外来で再検 血小板 18.1 万まで改善 血小板減 少は回復 併用薬 臨床検査の推移 トラセミド, イミダプリル塩酸塩投与 12 日前血小板数 ( 10 4 /mm 3 ) 投与 4 日目 投与 7 日目 ( 投与中止日 ) 中止 4 日後 中止 62 日後 20.3 9.0 6.0 11.5 18.1 : 発現日 2

(2) 自主改訂改訂後 ( 下線部は追加箇所 ) 3. 相互作用 (3) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 ロピナビル リトナビル配合剤アタザナビル / リトナビル 臨床症状 措置方法 本剤とロピナビル リトナビル配合剤を併用したとき本剤の AUC が約 2 倍 Cmax が約 5 倍 またアタザナビル及びリトナビル両剤と本剤を併用したとき本剤の AUC が約 3 倍 Cmax が 7 倍上昇したとの報告がある 機序 危険因子 機序は不明 改訂前 3. 相互作用 (3) 併用注意 ( 併用に注意すること ) 薬剤名等 ロピナビル リトナビル配合剤 臨床症状 措置方法 本剤とロピナビル リトナビル配合剤を併用したとき本剤の AUC が約 2 倍 Cmax が約 5 倍上昇したとの報告がある 機序 危険因子機序は不明 該当項目のみ記載 < 改訂理由 > 海外での薬物動態試験を基に併用注意薬として ロピナビル リトナビル配合剤 を記載しておりましたが この度 新たにアタザナビル及びリトナビル両剤との併用時においても本剤の AUC が約 3 倍 Cmax が 7 倍上昇することが報告されたことから CCDS(Company Core Data Sheet: 企業中核データシート ) が改訂されました 国内外において アタザナビル及びリトナビル両剤と本剤との相互作用による副作用は報告されていませんが 国内におきましても併用投与に対して注意喚起すべきと判断し 併用注意薬として アタザナビル / リトナビル を追記致しました 参考文献 : Anthony J. Busti, et al.,: J. Cardiovasc. Pharmacol., 51(6), 605, 2008 文献の概要 本試験は HIV 陰性の健康成人被験者 6 例を対象に薬物動態の相互作用を検討したプロスペクティブ試験である ロスバスタチン 10mg 単剤投与時の AUC 0-24 (ng hr/ml) は 14.0±9.9 Cmax(ng/mL) 注 1) は 1.90±1.48 であったが ATV/RTV 併用時の AUC 0-24 (ng hr/ml) は 43.8±27.9(213% 上昇 p=0.001) Cmax(ng/mL) は 13.3±9.7(600% 上昇 p=0.002) であった 注 1) アタザナビル (300mg) 及びリトナビル (100mg) 両剤 注 :CCDS(Company Core Data Sheet: 企業中核データシート ) グローバル企業で作成される各国の添付文書を作成する際に基準となる製品情報文書で 安全性情報 効能 効果 用法 用量 薬理学的情報及び製品に関するその他の情報が記載されています 世界中から集められた安全性情報を評価し 最新の情報が反映されるよう 逐次改訂が行われます 3

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N F H 3 C N N O O S CH 3 HO CH 3 CH 3 H H OH - 2+ CO Ca 2 2 7

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