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災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

 

16 日本学生支援機構

スライド 1

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

定款

●電力自由化推進法案

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

m07 北見工業大学 様式①

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

公表表紙

所令要綱

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

●幼児教育振興法案

スライド 1

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目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4%

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

別記

個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx

PR版

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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Taro-01 議案概要.jtd

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

別紙3

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

文化政策情報システムの運用等

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【労働保険事務組合事務処理規約】


スライド 1

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

Taro-iryouhoken

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

Microsoft Word - 福祉医療費給付要綱

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

公立大学法人秋田県立大学給与規程(案)

18 国立高等専門学校機構

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住宅税制について

平成24年度外国企業発掘・誘致事業委託

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

後期高齢者医療制度

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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Microsoft Word 利子補給金交付要綱

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

退職手当とは

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

税制面での支援

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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世 界 で 一 番 ビジネスのしやすい 国 際 都 市 づくり 特 区 国 家 戦 略 特 区 提 案 書 東 京 都

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり1( 税 制 その1) 成 長 著 しいアジア 諸 都 市 の 法 人 実 効 税 率 については シンガポール17.0% 香 港 16.5% 等 日 本 の38.0%との 乖 離 が 大 きい 国 際 都 市 間 の 競 争 力 低 下 の 要 因 となっている 法 人 実 効 税 率 の 見 直 しが 必 要 グローバル 企 業 の 研 究 開 発 拠 点 の 誘 致 を 進 めるためには ヨーロッパを 中 心 に 広 がるパテントボックス 税 制 の 導 入 が 不 可 欠 企 業 が 優 秀 な 海 外 高 度 人 材 を 確 保 するための 環 境 整 備 として 個 人 所 得 の 税 制 措 置 に 踏 み 込 んだ 見 直 しが 必 要 特 区 内 に 新 規 に 設 立 される 多 国 籍 企 業 の 日 本 法 人 に 対 する 法 人 税 の 減 免 ( 税 制 ) 特 区 内 に 新 規 に 設 立 される 多 国 籍 企 業 の 日 本 法 人 が 当 該 企 業 グループのアジア 地 域 における 業 務 統 括 拠 点 機 能 研 究 開 発 拠 点 機 能 を 有 する 場 合 に 法 人 税 を 軽 減 法 人 税 の 軽 減 期 間 は 日 本 法 人 設 立 後 5 年 間 軽 減 は 統 括 業 務 研 究 開 発 業 務 による 所 得 に 限 定 せず 法 人 全 体 の 所 得 を 対 象 業 務 統 括 機 能 は 海 外 子 会 社 に 対 する 保 有 株 式 による 資 本 支 配 に 限 定 せず 実 質 的 な 統 括 機 能 を 有 するものを 対 象 専 ら 事 業 要 件 専 ら 事 業 所 要 件 は 当 然 課 さない 軽 減 後 の 法 人 実 効 税 率 は20.2% 以 下 規 制 緩 和 活 用 の 要 件 は 課 さない 法 人 実 効 税 率 の 引 下 げ 法 人 税 特 例 措 置 等 総 合 特 区 法 所 得 控 除 20% 適 用 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 国 家 戦 略 特 区 適 用 所 得 控 除 20% 40% 所 得 控 除 20% 50% 所 得 控 除 ( 国 税 ) 20.0% 40.0% 50.0% 実 効 税 率 26.9% 20.2% 16.8% 各 税 率 はH27.4.1 以 降 復 興 増 税 終 了 後 法 人 事 業 税 ( 都 税 ) 全 額 減 免 の 想 定 アジア 諸 都 市 の 法 人 実 効 税 率 :シンガポール17% 香 港 16.5% 対 内 直 接 投 資 残 高 パテントボックス 税 制 の 導 入 ( 税 制 ) 特 区 内 に 新 規 に 設 立 される 多 国 籍 企 業 の 日 本 法 人 による 研 究 開 発 又 は 当 該 法 人 と 日 本 企 業 との 共 同 研 究 開 発 の 結 果 として 得 られた 所 得 については 当 該 法 人 に 係 るその 他 の 課 税 所 得 とは 分 離 して 軽 減 税 率 の 適 用 を 認 める パテントボックス 税 制 の 導 入 例 調 査 対 象 国 対 象 資 産 適 用 税 率 ( 実 効 税 率 ) 標 準 法 人 税 率 中 国 特 許 権 ソフトウェア 等 0 ~12.5% 25% オランダ 特 許 権 研 究 開 発 資 産 5% 25% ルクセンブルク 特 許 権 ソフトウェア 商 標 権 等 5.76% 28.8% ベルギー 特 許 権 研 究 開 発 資 産 ( 特 許 関 連 ) 6.8% 33.99% スイス 特 許 権 著 作 権 商 標 権 情 報 等 8.8% 12.66% 英 国 (2013.4~) 特 許 権 10% 24% スペイン 特 許 権 意 匠 工 程 情 報 等 15% 30% フランス 特 許 権 発 明 製 造 工 程 等 15% 36.1% 経 産 省 平 成 24 年 度 産 業 技 術 調 査 事 業 海 外 主 要 国 における 研 究 開 発 税 制 及 びイノベーションボックス 税 制 に 関 する 実 態 調 査 より 特 許 等 の 知 的 財 産 による 課 税 所 得 については 5~15%の 軽 減 税 率 の 適 用 を 想 定 誘 致 外 国 企 業 との 共 同 研 究 開 発 を 条 件 に 日 本 企 業 についても 軽 減 税 率 の 適 用 を 認 めることにより 外 国 企 業 と 日 本 企 業 と の 共 同 研 究 開 発 の 促 進 を 図 るとともに 日 本 企 業 特 に 高 い 技 術 力 や 研 究 開 発 能 力 を 有 する 中 小 企 業 にもメリットのある 制 度 とする 2

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり2( 税 制 その2) 国 際 的 ビジネスパーソンを 対 象 とする 所 得 税 制 の 見 直 し( 税 制 ) 特 区 内 に 所 在 し 業 務 統 括 拠 点 機 能 を 有 すると 認 定 を 受 けた 多 国 籍 企 業 に 従 事 する 外 国 人 ビジネスパーソンについては 非 永 住 者 を 定 義 する 国 内 居 住 期 間 の 要 件 を 現 在 まで 引 き 続 いて5 年 以 下 の 期 間 とする 国 内 居 住 者 は 原 則 所 得 が 生 じた 場 所 が 国 内 外 を 問 わず 全 ての 所 得 を 対 象 として 所 得 税 が 課 されるが 非 永 住 者 に 該 当 すれば 国 内 源 泉 所 得 及 び 国 外 源 泉 所 得 で 国 内 におい て 支 払 われ 又 は 国 内 に 送 金 されたものが 課 税 対 象 となる ( 国 外 源 泉 所 得 のうち 国 外 において 支 払 われ かつ 国 内 に 送 金 されないものは 課 税 所 得 の 範 囲 外 ) 非 永 住 者 に 該 当 するためには 現 在 は 過 去 10 年 以 内 において 国 内 に 住 所 又 は 居 所 を 有 していた 期 間 の 合 計 が5 年 以 下 であること が 要 件 とされており 過 去 に 数 年 日 本 居 住 経 験 があり アジア 業 務 統 括 拠 点 の 経 営 層 となりえる 外 国 人 ビジネスパーソンは 非 永 住 者 に 該 当 しない 可 能 性 が 高 い 日 本 から 海 外 へと 実 質 的 な 業 務 統 括 機 能 を 移 した 多 国 籍 企 業 の 業 務 統 括 拠 点 を 引 き 戻 す 観 点 から 対 象 法 人 は 新 規 設 立 法 人 に 限 定 せず 個 別 に 業 務 統 括 機 能 の 有 無 を 確 認 することに より 既 存 企 業 も 対 象 となり 得 ることとする 本 提 案 は 2007 年 3 月 国 際 銀 行 協 会 グローバル 金 融 セン ターとしての 東 京 に 向 けて 掲 載 の 提 言 と 同 趣 旨 である アジア 主 要 国 の 個 人 所 得 税 率 国 最 高 税 率 香 港 17.0% シンガール 20.0% マレーシア 26.0% インド 30.0% インドネシア 30.0% フィリピン 32.0% タイ 37.0% 韓 国 38.0% 日 本 40.0% 台 湾 40.0% 中 国 45.0% 1,500 1,400 1,300 1,200 1,100 1,000 900 1,385 1,367 1,287 個 人 所 得 税 制 における 非 永 住 者 の 定 義 の 見 直 し 在 留 資 格 投 資 経 営 の 在 留 外 国 人 数 1,238 1,389 1,193 1,342 1,136 1,247 1,061 1,145 ヨーロッパ 1,045 985 985 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 北 米 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 海 外 高 度 人 材 の 増 加 3

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり3( 法 人 手 続 等 その1) 日 本 で 新 たに 事 業 法 人 や 拠 点 の 設 立 を 検 討 するグローバル 企 業 において 法 人 設 立 等 に 係 る 書 類 の 申 請 が 日 本 語 でしか 受 け 付 けられていない 日 本 のビジネス 環 境 は 法 人 設 立 までの 期 間 の 見 直 し ビジネスコストの 増 大 など 円 滑 な 事 業 実 施 における 大 きな 課 題 として 認 識 されている このことは 国 際 都 市 間 の 競 争 において 大 きなマイナス 要 因 と なっている 海 外 高 度 人 材 の 獲 得 においても 現 行 の 人 材 ポイント 制 度 は 適 用 要 件 が 厳 しく 実 効 性 に 課 題 があることから 利 用 実 績 に 乏 しく 早 急 な 見 直 しが 求 められる 日 本 語 という 言 語 の 壁 の 解 消 ( 規 制 緩 和 ) 外 国 企 業 が 新 たに 日 本 法 人 を 設 立 し 事 業 運 営 するに 当 たり 関 係 省 庁 に 対 し 申 請 提 出 等 を 求 められる 各 種 書 類 等 につい て 日 本 語 英 語 併 記 とし 英 語 記 入 による 申 請 提 出 を 可 能 とする 例 1. 会 社 設 立 登 記 申 請 書 定 款 資 本 金 の 額 の 計 上 に 関 する 証 明 書 等 ( 法 務 省 関 係 ) 例 2. 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 新 規 適 用 届 出 書 労 働 保 険 関 係 成 立 届 等 ( 厚 労 省 関 係 ) 昭 和 27 年 に 内 閣 官 房 長 官 から 各 省 事 務 次 官 宛 に 発 出 された 公 用 文 作 成 の 要 領 において 日 本 語 使 用 を 前 提 とした 各 種 ルールが 定 められているが 省 庁 に 対 する 各 種 申 請 提 出 書 類 は 日 本 語 で 記 入 することと 明 確 に 規 定 した 法 令 は 見 当 た らない 在 留 資 格 認 定 証 明 書 交 付 申 請 書 は 日 本 語 英 語 併 記 の 様 式 となっているが 関 係 省 庁 が 求 めるその 他 の 書 類 は 日 本 語 様 式 しか 見 当 たらず 事 実 上 日 本 語 以 外 の 言 語 による 申 請 は 認 められていない 入 国 審 査 の 簡 素 化 ( 規 制 緩 和 ) 認 定 外 国 企 業 に 就 業 する 外 国 人 に 対 する 高 度 人 材 ポイントの 付 与 現 行 制 度 上 高 度 人 材 ポイントの 加 算 要 因 として 認 定 される のは イノベーションの 創 出 促 進 を 目 的 とする 一 定 の 法 律 に 基 づく 認 定 企 業 や 各 省 庁 による 補 助 事 業 の 対 象 機 関 に 限 定 されており 金 融 関 係 企 業 物 流 販 売 拠 点 高 い 収 益 性 成 長 性 雇 用 創 出 力 が 期 待 できる 外 国 企 業 の 経 営 層 等 に 対 し 柔 軟 な 適 用 ができていない 日 本 再 興 戦 略 においては 2020 年 における 対 内 直 接 投 資 残 高 35 兆 円 へ 倍 増 することを 目 指 すこととされており イノ ベーションの 創 出 促 進 には 直 接 つながらなくとも 対 内 直 接 投 資 の 増 加 に 寄 与 できる 企 業 はありうる 日 本 法 人 設 立 に 係 る 申 請 提 出 書 類 の 外 国 語 対 応 外 国 人 に 対 する 高 度 人 材 ポイント 制 度 の 緩 和 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 海 外 高 度 人 材 の 増 加 4

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり4( 法 人 手 続 等 その2) 現 行 制 度 では 法 人 設 立 前 に 出 資 金 の 払 込 みを 担 保 するため 外 国 人 個 人 の 銀 行 口 座 を 開 設 する 必 要 がある しかし 法 人 設 立 前 に 在 留 資 格 を 保 有 している 外 国 人 は 少 なく 在 留 資 格 無 しでの 銀 行 口 座 開 設 は 困 難 であることから 口 座 開 設 を 求 めること 自 体 が 法 人 設 立 の 障 害 になっている 現 行 制 度 上 外 国 企 業 を 新 設 しようとする 外 国 人 が 入 国 時 に 在 留 資 格 投 資 経 営 を 取 得 することは 不 可 能 となっ ている 又 在 留 資 格 取 得 の 難 易 度 の 高 さが 外 国 企 業 誘 致 の 推 進 上 競 合 都 市 へ 劣 後 する 要 因 となっている 法 人 設 立 前 の 出 資 金 払 込 みの 代 替 措 置 創 設 ( 規 制 緩 和 ) 在 留 資 格 投 資 経 営 における 基 準 の 緩 和 ( 規 制 緩 和 ) 法 人 設 立 前 の 個 人 口 座 開 設 を 不 要 とする 日 本 法 人 を 設 立 する 際 は 事 前 に 出 資 金 の 払 い 込 みが 必 要 で あり 発 起 人 代 表 者 個 人 の 銀 行 口 座 を 開 設 する 必 要 がある しかしながら 法 人 設 立 を 目 的 として 来 日 した 外 国 人 は 在 留 資 格 を 取 得 していない 場 合 が 多 く 銀 行 の 事 務 手 続 き 上 在 留 資 格 無 しでは 個 人 口 座 の 開 設 が 困 難 であることから 外 国 人 が 法 人 設 立 を 進 める 上 で 大 きな 障 害 になっている 現 行 制 度 で 出 資 金 の 払 い 込 みが 法 人 設 立 前 に 要 求 されている のは これから 設 立 される 法 人 の 実 在 性 を 担 保 するためとい う 趣 旨 であったが 新 会 社 法 において 資 本 金 の 最 低 額 に 関 す る 規 定 が 無 くなった 現 状 では 事 前 に 払 い 込 みを 求 める 必 要 性 が 減 少 していると 考 える 以 上 を 勘 案 し 特 区 に 進 出 する 外 国 企 業 に 限 定 し 法 人 設 立 後 の 払 い 込 み 若 しくは 供 託 金 などの 代 替 措 置 を 用 意 し 外 国 企 業 の 設 立 を 促 進 する 在 留 資 格 投 資 経 営 の 事 前 取 得 及 び 数 的 要 件 の 緩 和 在 留 資 格 投 資 経 営 は 事 業 の 新 設 運 営 への 参 画 を 目 的 として 入 国 在 留 する 者 を 対 象 として 設 けられたものであ り 日 本 国 内 における 事 務 所 の 確 保 や2 名 以 上 の 雇 用 若 し くは500 万 円 以 上 の 投 資 といった 要 件 が 定 められている しかしながら 外 国 企 業 を 新 設 する 場 合 入 国 時 に 外 国 企 業 が 存 在 しないことから 入 国 時 点 で 上 記 要 件 を 充 足 すること は 実 質 的 に 不 可 能 であり 入 国 企 業 新 設 後 に 改 めて 当 該 在 留 資 格 を 申 請 する 必 要 がある また 在 留 資 格 投 資 経 営 は 家 事 手 伝 いを 帯 同 できる ことから 経 営 層 に 好 評 だが 要 件 が 厳 しいことから 実 際 の 利 用 は 限 られている 以 上 を 勘 案 し 在 留 資 格 投 資 経 営 について 都 によ る 事 業 認 定 を 条 件 とし 入 国 時 における 取 得 を 認 める 加 えて 当 該 在 留 資 格 に 係 る 各 種 数 的 要 件 の 緩 和 等 により 取 得 を 容 易 にし 対 日 投 資 を 促 進 する 会 社 法 第 三 十 四 条 第 二 項 総 合 規 制 改 革 会 議 の 規 制 改 革 の 推 進 に 関 する 第 3 次 答 申 に 関 す る 在 留 資 格 認 定 出 入 国 管 理 及 び 難 民 認 定 法 第 七 条 第 一 項 第 二 号 の 基 準 を 定 める 省 令 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 5

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり5(ビジネスプラットフォームその1) 日 本 再 興 戦 略 において 民 間 の 力 を 最 大 限 引 き 出 す ことこそが 経 済 成 長 への 道 筋 であり 新 陳 代 謝 とベンチャー の 加 速 規 制 制 度 改 革 と 官 業 の 開 放 を 断 行 する ことが 必 要 であるとされている 民 間 事 業 者 等 を 中 心 として アジアヘッドクォーター 特 区 内 各 エリアに 誘 致 する 外 国 企 業 と 国 内 企 業 との 交 流 拠 点 と なり 各 ビジネス 分 野 の 企 業 集 積 を 促 進 し 新 たなビジネスの 創 出 やベンチャー 企 業 の 支 援 等 を 行 う 特 色 あるビジネ スプラットフォームの 形 成 を 企 図 する 動 きがある 大 胆 な 規 制 緩 和 や 新 たな 税 制 措 置 の 創 設 等 含 め これらの 運 営 を 支 援 し 民 間 活 力 の 最 大 化 を 図 る 必 要 がある 例 1 ライフサイエンス 国 際 ビジネスプラットフォーム ( 日 本 橋 東 京 駅 前 )1 〇 ビジネスプラットフォームでの 目 利 きにより 選 定 した 研 究 成 果 を グローバルに 展 開 できる 知 財 事 業 へと 育 てていく 体 制 を 構 築 〇 ビジネスプラットフォームでの 各 取 組 を 通 じて ライフサイエ ンスに 関 する 官 民 交 流 人 材 育 成 を 目 指 す 創 薬 支 援 戦 略 室 ( 財 ) 日 本 バイオインダストリー 協 会 (JBA) 知 的 財 産 戦 略 ネットワーク (IPSN) 等 がコアメンバーとなって 医 薬 品 医 療 機 器 などのライフサイエンス 分 野 のビジネス 化 支 援 を 実 施 国 内 外 のアカデミア ベンチャー 等 に 埋 もれているビジネス シーズの 発 掘 目 利 きによる 評 価 エグジットを 握 る 企 業 ニー ズを 反 映 した 事 業 化 計 画 の 構 築 知 財 戦 略 の 策 定 等 をワンス トップで 実 施 ( 独 ) 理 化 学 研 究 所 医 学 系 大 学 産 学 連 携 ネットワーク 協 議 会 (medu-net) IPSN JBAのグローバル& 国 内 ネットワー クを 活 かしたセミナー カンファレンス 学 会 等 ビジネス 化 に 向 けた 産 学 官 のコミュニケーションの 場 を 展 開 シーズ 情 報 大 学 ベンチャー - ビジネスプラットフォーム の 機 能 イメージ ワンストップ ビジネスサービス 国 内 外 の 製 薬 企 業 企 業 ニーズ との 調 整 連 携 共 同 研 究 マッチング 創 薬 支 援 ネットワーク ( 本 部 : 創 薬 支 援 戦 略 室 ) 医 薬 基 盤 研 理 研 産 総 研 シーズの 見 極 め 認 定 IPSN JBA ベンチャー 組 成 薬 事 戦 略 組 み 立 て について 事 前 協 議 投 資 技 術 研 究 の 事 業 化 導 出 事 業 化 に 当 たりベンチャーの 立 ち 上 げが 必 要 な 場 合 は 官 民 交 流 マッチングファンドで 資 金 支 援 グローバルに 通 用 する 人 材 育 成 をめざし ライフサイエンス 分 野 のビジネス 化 における 実 務 を 通 じた 教 育 プログラムを 提 供 PMDA 官 民 交 流 マッチングファンド 6

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり5(ビジネスプラットフォームその1) 例 1 ライフサイエンス 国 際 ビジネスプラットフォーム( 日 本 橋 東 京 駅 前 )2 グレースピリオド 期 間 の 拡 大 特 許 は 出 願 の 時 を 基 準 とする 先 願 主 義 をとっており 出 願 前 に 開 示 された 発 明 は 原 則 として 出 願 時 には 新 規 性 を 失 って いると 判 断 され 特 許 が 認 められない しかし この 原 則 が 発 明 者 にとって 酷 に 過 ぎる 場 合 があるとして 一 定 期 間 ( 現 行 6か 月 )に 限 って 自 己 の 開 示 によって 特 許 性 を 否 定 され ない 例 外 が 認 められている 特 区 内 の 認 定 会 場 で 研 究 内 容 を 公 表 する 場 合 発 明 の 公 表 か ら 特 許 出 願 までに 認 められる 猶 予 期 間 (グレースピリオド 期 間 )を 現 行 の6か 月 から12か 月 (アメリカ 並 み)に 拡 大 最 先 端 技 術 の 積 極 的 な 対 外 公 表 を 促 し 国 際 的 なビジネマッ チングを 活 性 化 できることとなる 一 方 で 十 分 な 特 許 化 準 備 期 間 を 確 保 できることにより 事 業 化 に 向 けた 強 力 な 知 財 に 仕 上 げることができる 認 定 試 験 研 究 に 対 する 特 許 権 の 効 力 の 除 外 特 許 法 における 特 許 権 の 効 力 が 及 ばないのは 業 として 実 施 するのでない 場 合 又 は 試 験 又 は 研 究 のために 実 施 する 場 合 に 限 られている 優 先 的 PMDA 薬 事 相 談 及 びファーストトラック 扱 い 薬 事 法 に 基 づく 医 薬 品 医 療 機 器 などの 承 認 審 査 を 行 う 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 (Pharmaceutical and Medical Devices Agency)との 連 携 により 薬 事 審 査 のス ピード 化 を 図 り 新 規 技 術 の 事 業 化 が 世 界 で 最 も 早 期 に 実 現 できる 市 場 形 成 を 目 指 す 英 語 によるPMDA 申 請 特 許 庁 申 請 の 受 付 薬 事 法 施 行 規 則 第 283 条 は 厚 生 労 働 大 臣 等 に 提 出 する 申 請 書 届 出 書 等 の 書 類 は 邦 文 で 記 載 されていなければならな い ただし 特 別 の 事 情 により 邦 文 をもって 記 載 することが できない 場 合 であって その 翻 訳 文 が 添 付 されているものに ついては この 限 りでない と 規 定 している 同 様 に 特 許 出 願 においても 翻 訳 文 の 添 付 が 必 要 とされている 国 際 共 同 治 験 の 流 れ 国 際 的 な 原 薬 調 達 が 不 可 欠 になってい る 環 境 下 開 発 や 製 造 の 現 場 からは 英 語 による 申 請 を 認 め て 欲 しいという 声 が 高 まっている しかし その 具 体 的 な 内 容 は 法 文 上 明 らかでないことから 大 学 等 における 試 験 又 は 研 究 が 業 として 実 施 する 場 合 に 該 当 する 可 能 性 もあり 特 許 権 の 効 果 が 及 ぶ 恐 れがあ るとして 自 由 な 研 究 活 動 が 阻 害 されている 特 区 内 で 認 定 した 大 学 の 等 の 特 許 権 の 効 力 を 除 外 することで 国 内 外 の 研 究 者 研 究 機 関 が 安 心 して 最 先 端 の 技 術 を 活 用 し ながら 研 究 できる 体 制 を 整 えられる この 魅 力 ある 研 究 環 境 の 整 備 により 世 界 中 から 研 究 テーマ 人 材 を 糾 合 すること ができる 特 許 法 第 30 条 にかかる 規 制 緩 和 特 許 法 第 69 条 にかかる 規 制 緩 和 薬 事 承 認 審 査 にかかる 規 制 緩 和 薬 事 法 施 行 規 則 第 283 条 特 許 法 第 36 条 にかかる 規 制 緩 和 法 人 のエンジェル 税 制 キャピタルゲイン 課 税 に 関 する 税 制 優 遇 開 業 率 対 内 直 接 投 資 残 高 〇 官 民 合 わせた 研 究 開 発 費 の 対 GDP 比 率 〇 医 薬 品 医 療 機 器 の 審 査 ラグ 7

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり6(ビジネスプラットフォームその2) 日 本 再 興 戦 略 において 民 間 の 力 を 最 大 限 引 き 出 す ことこそが 経 済 成 長 への 道 筋 であり 新 陳 代 謝 とベンチャー の 加 速 規 制 制 度 改 革 と 官 業 の 開 放 を 断 行 する ことが 必 要 であるとされている 民 間 事 業 者 等 を 中 心 として アジアヘッドクォーター 特 区 内 各 エリアに 誘 致 する 外 国 企 業 と 国 内 企 業 との 交 流 拠 点 と なり 各 ビジネス 分 野 の 企 業 集 積 を 促 進 し 新 たなビジネスの 創 出 やベンチャー 企 業 の 支 援 等 を 行 う 特 色 あるビジネ スプラットフォームの 形 成 を 企 図 する 動 きがある 大 胆 な 規 制 緩 和 や 新 たな 税 制 措 置 の 創 設 等 含 め これらの 運 営 を 支 援 し 民 間 活 力 の 最 大 化 を 図 る 必 要 がある 例 2 ベンチャービジネスプラットフォーム( 大 丸 有 日 比 谷 )1 大 丸 有 地 区 日 比 谷 地 区 新 しいビジネス 創 造 の 支 援 拠 点 日 本 創 生 ビレッジ ( )の ( 仮 称 ) 日 比 谷 ビジネス 連 携 拠 点 は 事 業 拡 大 期 のベンチャー 機 能 の 拡 充 や 中 小 企 業 を 対 象 として 事 業 拡 大 や 新 産 業 創 出 等 を 支 援 する 施 日 本 未 進 出 の 海 外 企 業 の 誘 致 や 世 界 展 開 を 目 指 す 日 本 の 設 として 2017 年 に 開 業 予 定 中 小 ベンチャー 企 業 に 対 する 事 業 開 発 支 援 本 計 画 では 国 内 外 のベンチャー 中 小 企 業 が 抱 える 成 長 段 日 本 創 生 ビレッジ とは 国 内 外 多 様 階 での 交 流 機 会 資 金 支 援 手 続 き 支 援 の 不 足 を 改 善 するため な 会 員 約 560 人 の 交 流 の 場 東 京 21c 1 交 流 促 進 機 能 2 投 資 促 進 機 能 3 手 続 き 支 援 機 能 が 一 体 的 クラブ とオーダーメード 型 で 支 援 を 提 に 揃 う 場 を 整 備 各 機 能 には 多 様 なネットワークやベン 供 する 事 業 開 発 支 援 オフィス で 構 成 される 活 動 拠 点 Linkedin PARC チャー 中 小 企 業 支 援 の 実 績 を 有 する 専 門 人 材 を 配 置 Treasure Data 等 米 国 西 海 岸 の 成 長 企 業 各 機 能 の 役 割 が 集 積 1 交 流 促 進 機 能 : 企 業 間 の 交 流 マッチング 機 会 を 創 出 ALL 東 京 の 外 国 企 業 ワンストップ 窓 口 となる ビジネス 2 投 資 促 進 機 能 :ベンチャー 企 業 への 投 資 出 資 を 促 進 コンシェルジュ 東 京 の 運 営 強 化 3 手 続 き 支 援 機 能 : 起 業 や 市 場 展 開 を 支 援 法 人 設 立 から 販 路 開 拓 まで 技 術 提 携 各 種 生 活 支 援 等 国 内 外 のベンチャー 中 小 企 業 の 事 業 拡 大 や 新 産 業 創 出 等 を 支 を 実 施 援 するため 投 資 金 融 機 関 手 続 き 支 援 企 業 等 との 連 携 を 促 2016 年 に( 仮 称 ) 大 手 町 連 鎖 三 次 す 交 流 イベントやプレゼンイベント 等 の 仕 掛 けを 積 極 的 に 行 う 計 画 の ( 仮 称 ) 海 外 企 業 等 支 援 既 存 のベンチャー 支 援 施 設 とも 連 携 し センター を 開 設 グローバル 企 業 等 との 交 流 機 会 の 提 供 や 高 度 専 門 人 材 による 外 国 企 業 誘 致 投 資 機 関 エンジェルからの 資 金 調 達 の 各 機 能 を 統 括 して 運 営 日 本 国 内 でのビジネス 展 開 や 国 内 機 会 提 供 事 業 展 開 手 続 きを 支 援 する 人 中 小 企 業 とのマッチング 支 援 国 材 の 紹 介 等 を 行 うことにより 総 合 的 に 内 中 小 企 業 の 技 術 の 海 外 展 開 支 援 ベンチャー 中 小 企 業 の 成 長 支 援 を 予 定 等 トータルかつワンストップで 支 援 サービスを 提 供 8

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり6(ビジネスプラットフォームその2) 例 2 ベンチャービジネスプラットフォーム( 大 丸 有 日 比 谷 )2 新 事 業 創 出 に 向 けたオープンイノベーション ( 各 地 区 の 取 組 を 通 じて 集 積 した 外 国 企 業 中 小 ベンチャー 企 業 立 地 する 国 内 大 企 業 のオープンイノベーション) 1 都 市 再 生 と 合 わせたオープンイノベーション 誘 発 空 間 の 整 備 (ヒ シ ネス 交 流 空 間 研 究 機 関 等 と 連 携 した 人 材 育 成 空 間 等 ) 2オープンイノベーションへの 意 識 改 革 ( 企 業 個 人 ) - 集 積 している 大 企 業 への 意 識 啓 発 セミナーの 開 催 シンポジウム 等 を 活 用 した 啓 発 コミュニティ 形 成 -イノベーション 人 材 育 成 に 向 けた 国 内 外 の 大 学 研 究 機 関 等 への 場 の 提 供 -ソーシャルメディア 等 を 活 用 したエリア 外 への 情 報 発 信 3 産 官 学 によるビジネスマッチングイベント 等 オープンイノベーション 促 進 に 向 けたアクション - 集 積 企 業 を 核 とした 定 常 的 なビジネスコンテスト エリア 内 外 を 巻 き 込 んだ 戦 略 的 なビジネスマッチングイベントの 開 催 - 企 業 のニーズ 技 術 シーズの 見 える 化 紹 介 仲 介 -イノベーティブな 企 業 とその 企 業 の 取 組 の 表 彰 4 戦 略 的 に 新 事 業 産 業 を 創 出 させる 企 業 コンソーシアム 形 成 新 事 業 創 出 をコーディネート イメージ 日 本 全 国 中 小 ヘ ンチャー 企 業 <ビジネスマッチングイベント> M&A 販 路 拡 大 交 流 イノヘ ーション 促 進 の 仕 掛 け 共 同 研 究 事 業 開 発 都 心 3 区 企 業 集 積 新 領 域 の 製 品 開 発 事 業 開 発 の 加 速 制 度 改 革 外 資 系 企 業 研 究 者 9

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり6(ビジネスプラットフォームその2) 例 2 ベンチャービジネスプラットフォーム( 大 丸 有 日 比 谷 )3 法 人 版 エンジェル 税 制 の 創 設 ベンチャー 企 業 とりわけ 創 薬 など 長 期 にわたる 研 究 開 発 を 必 要 とし 高 リスクで 多 額 の 資 金 を 要 するベンチャー 企 業 が 事 業 の 継 続 発 展 を 図 るためには 法 人 による 投 資 を 呼 び 込 み 恒 常 的 に 十 分 な 至 近 を 確 保 する 必 要 がある 現 行 のエンジェル 税 制 (ベンチャー 企 業 投 資 促 進 税 制 )は 個 人 投 資 家 を 対 象 とし 年 間 1,000 万 円 までの 投 資 額 から2,000 円 を 引 いた 金 額 が 所 得 控 除 として 認 められているが 日 本 では 投 資 を 行 う 個 人 の 規 模 が 小 さく ベンチャー 企 業 が 十 分 な 資 金 量 を 確 保 できていない ( 金 融 資 産 を 有 する60 歳 以 上 の 年 齢 層 は すでに 給 与 所 得 者 ではなくなった 者 が 大 半 であり 所 得 控 除 のメリットを 享 受 できない ) 法 人 版 エンジェル 税 制 を 創 設 し 例 えば 出 資 限 度 額 を1 億 円 まで 拡 大 当 該 法 人 の 課 税 所 得 の 一 定 割 合 ( 例 :50%)までの 損 金 処 理 を 認 める キャピタルゲイン 課 税 の 軽 減 制 度 の 創 設 特 区 で 認 定 し 組 成 されたベンチャー 企 業 に 対 する 投 資 に 係 るキャピタルゲイン 課 税 ( 通 常 20%)について 軽 減 措 置 (シンガ ポールでは 金 融 法 人 の 場 合 :12% 事 業 法 人 の 場 合 :0%)を 講 じる 日 本 版 LLC( 合 同 会 社 )へのパススルー 課 税 の 適 用 日 本 版 LLCについては 法 人 格 を 認 められるために 法 人 税 の 課 税 対 象 となる オープンイノベーション 創 出 によるジョイントベン チャー 設 立 や 外 国 企 業 の 日 本 進 出 促 進 のため 米 国 LLCのようなパススルー 課 税 制 度 ( 法 人 等 の 利 益 に 対 して 課 税 せず 出 資 者 の 所 得 のみに 対 して 課 税 する 方 法 )の 適 用 が 必 要 法 人 版 エンジェル 税 制 の 創 設 キャピタルゲイン 課 税 の 軽 減 制 度 の 創 設 < 日 本 再 興 戦 略 のKPIへの 寄 与 > 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 開 業 率 向 上 対 内 直 接 投 資 残 高 10

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり7(ビジネスプラットフォームその3) 日 本 再 興 戦 略 において 民 間 の 力 を 最 大 限 引 き 出 す ことこそが 経 済 成 長 への 道 筋 であり 新 陳 代 謝 とベンチャー の 加 速 規 制 制 度 改 革 と 官 業 の 開 放 を 断 行 する ことが 必 要 であるとされている 民 間 事 業 者 等 を 中 心 として アジアヘッドクォーター 特 区 内 各 エリアに 誘 致 する 外 国 企 業 と 国 内 企 業 との 交 流 拠 点 と なり 各 ビジネス 分 野 の 企 業 集 積 を 促 進 し 新 たなビジネスの 創 出 やベンチャー 企 業 の 支 援 等 を 行 う 特 色 あるビジネ スプラットフォームの 形 成 を 企 図 する 動 きがある 大 胆 な 規 制 緩 和 や 新 たな 税 制 措 置 の 創 設 等 含 め これらの 運 営 を 支 援 し 民 間 活 力 の 最 大 化 を 図 る 必 要 がある 例 3 コンテンツクリエイティブビジネスプラットフォーム( 渋 谷 ) 世 界 から 注 目 を 集 める 渋 谷 で 生 み 出 される 音 楽 ファッショ ン 映 像 ポップカルチャー 等 を 様 々な 形 で 発 信 する 文 化 情 報 発 信 施 設 とこれらを 担 うクリエーターやビジネス パーソンの 交 流 施 設 産 業 創 出 支 援 施 設 を 一 体 的 に 整 備 する ことにより クリエイティブ コンテンツ 産 業 (クリコン 産 業 )に 係 る 国 内 外 の 企 業 集 積 や 起 業 を 推 進 日 本 の 最 先 端 文 化 を 発 信 する 街 として エンタテイメント 施 設 や 機 能 が 集 積 し それを 支 えるクリコン 産 業 が 集 積 融 合 しやすい 環 境 が 整 備 され その 結 果 として 人 々の 賑 わいが 溢 れるエンタテイメントシティを 公 民 が 連 携 して 目 指 すことで 都 市 観 光 として 海 外 からの 観 光 客 を 呼 び 込 む 1. 集 積 クリコン エンタメ 産 業 への 優 遇 措 置 クリコン エンタメ 施 設 の 整 備 促 進 大 型 ビジョンの 整 備 や 公 共 空 間 へのイベントスペース 整 備 により 交 流 の 拡 大 とクリコン 産 業 の 集 積 効 果 を 最 大 化 する 2. 育 成 クリコン 産 業 関 連 企 業 への 税 制 優 遇 で 起 業 を 促 す クリコン エンタメ 施 設 を 公 共 貢 献 施 設 として 位 置 付 け 3. 急 成 長 クリコン 産 業 関 連 企 業 の 投 資 を 呼 び 込 む 海 外 のクリコン 産 業 関 連 人 材 の 在 留 を 促 す 開 発 における 手 続 きの 迅 速 化 で 街 の 整 備 の 迅 速 化 渋 谷 をエンタメ 特 区 とし クリコン 産 業 を 集 積 させ 育 成 し 急 成 長 を 促 すことによる 相 乗 効 果 でエンタテイメント 溢 れる 街 を 創 出 し 日 本 の 観 光 産 業 を 世 界 へ 発 信 する クリコン 産 業 の 税 制 優 遇 ( 特 別 償 却 固 定 資 産 減 税 ) コンテンツ クリエイティフ 産 業 従 事 者 を 対 象 とする 高 度 人 材 ホ イントの 付 与 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 世 界 の 都 市 総 合 ランキング( 文 化 交 流 ) 海 外 高 度 人 材 の 増 加 海 外 からの 観 光 客 数 11

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり8(ビジネスプラットフォームその4) 日 本 再 興 戦 略 において 民 間 の 力 を 最 大 限 引 き 出 す ことこそが 経 済 成 長 への 道 筋 であり 新 陳 代 謝 とベンチャー の 加 速 規 制 制 度 改 革 と 官 業 の 開 放 を 断 行 する ことが 必 要 であるとされている 民 間 事 業 者 等 を 中 心 として アジアヘッドクォーター 特 区 内 各 エリアに 誘 致 する 外 国 企 業 と 国 内 企 業 との 交 流 拠 点 と なり 各 ビジネス 分 野 の 企 業 集 積 を 促 進 し 新 たなビジネスの 創 出 やベンチャー 企 業 の 支 援 等 を 行 う 特 色 あるビジネ スプラットフォームの 形 成 を 企 図 する 動 きがある 大 胆 な 規 制 緩 和 や 新 たな 税 制 措 置 の 創 設 等 含 め これらの 運 営 を 支 援 し 民 間 活 力 の 最 大 化 を 図 る 必 要 がある 例 4 職 住 一 体 複 合 機 能 グローバルビジネス 生 活 プラットフォーム( 六 本 木 ~ 虎 ノ 門 )1 職 住 一 体 のビジネス 生 活 プラットフォーム 職 住 一 体 複 合 機 能 のグローバル 新 都 心 グローバルビジネスセンター グローバル 生 活 環 境 医 療 教 育 シンボル 性 高 規 格 オフィス 文 化 交 流 エリアマネジメント MICE 芸 術 世 界 中 から 企 業 と 人 材 を 呼 び 込 む 職 住 一 体 複 合 機 能 のグローバル 新 都 心 形 成 アジアヘッドクォーターを 東 京 に 呼 び 戻 すためには ビジネス 環 境 整 備 が 喫 緊 の 課 題 であり その 一 環 として グローバル 企 業 が 選 好 する 高 規 格 機 能 を 備 え ランドマークとなる 超 高 層 建 物 の 整 備 が 必 要 グローバル 企 業 が 要 望 する シンボル 性 大 フロアプ レートのオフィスを 都 市 再 生 事 業 により 整 備 既 存 のストックを 活 用 し ベンチャー 企 業 等 に 対 応 す るオフィスビルを 低 廉 に 提 供 都 心 住 宅 の 供 給 によるグローバルプレーヤーの 生 活 環 境 整 備 集 積 ベンチャー 企 業 成 長 ベンチャー 企 業 支 援 ベンチャー 企 業 グローバル 企 業 の 誘 致 は そこで 働 くプ レーヤーやそのファミリーの 住 空 間 の 整 備 が 不 可 欠 都 心 居 住 を 実 現 し 安 全 で 質 の 高 い 生 活 環 境 の 整 備 をはじめ 住 宅 の 付 帯 サービス 保 育 や 教 育 環 境 医 療 施 設 などを 総 合 的 に 整 備 することが 求 められる 約 3,800 戸 の 住 宅 供 給 実 績 に 加 え 新 規 都 市 再 生 事 業 により2,500 戸 以 上 の 住 宅 を 整 備 12

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり8(ビジネスプラットフォームその4) 例 4 職 住 一 体 複 合 機 能 グローバルビジネス 生 活 プラットフォーム( 六 本 木 ~ 虎 ノ 門 )2 多 様 な 企 業 人 材 地 域 の 交 流 機 会 の 創 出 エリアマネジメント 活 動 を 通 じた 企 業 人 材 地 域 の 交 流 を 活 性 化 ライブラリー ホテル イベントスペース カフェ 等 の 施 設 においてセミナーや 勉 強 会 ビジネスコンテスト 等 の 事 業 を 拡 充 ビジネス 支 援 インキュベーターとの 連 携 インターンシップを 通 じた 人 材 発 掘 既 存 ビルのリノベーションに 対 する 規 制 緩 和 リノベーション 耐 震 改 修 費 用 助 成 の 整 備 拡 充 既 存 ストックにインキュベーションオフィス 等 を 設 置 する 場 合 そのニーズに 対 応 しうるスペックで 低 廉 にオフィスを 提 供 するため 建 物 のリノベーション( 設 備 更 新 等 )や 耐 震 改 修 費 用 にかかる 支 援 を 整 備 拡 充 する インターナショナルスクール 誘 致 のための 規 制 緩 和 各 種 学 校 (インターナショナルスクール)に 関 する 基 準 の 緩 和 特 区 内 のインターナショナルスクールについては 一 定 の 条 件 を 満 たす 場 合 に 校 地 校 舎 の 自 己 所 有 要 件 の 緩 和 を 行 う 外 国 語 対 応 医 療 環 境 整 備 のための 規 制 緩 和 外 国 医 師 免 許 取 得 者 の 国 内 診 療 に 関 する 規 制 緩 和 医 師 免 許 二 国 間 協 定 制 度 の 拡 充 臨 床 修 練 制 度 ( 期 間 や 目 的 )の 要 件 の 緩 和 上 記 のとおり 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 13

外 国 企 業 が 日 本 企 業 とビジネスをしやすい 環 境 づくり9(ビジネスプラットフォームその5) 日 本 再 興 戦 略 において 民 間 の 力 を 最 大 限 引 き 出 す ことこそが 経 済 成 長 への 道 筋 であり 新 陳 代 謝 とベンチャー の 加 速 規 制 制 度 改 革 と 官 業 の 開 放 を 断 行 する ことが 必 要 であるとされている 民 間 事 業 者 等 を 中 心 として アジアヘッドクォーター 特 区 内 各 エリアに 誘 致 する 外 国 企 業 と 国 内 企 業 との 交 流 拠 点 と なり 各 ビジネス 分 野 の 企 業 集 積 を 促 進 し 新 たなビジネスの 創 出 やベンチャー 企 業 の 支 援 等 を 行 う 特 色 あるビジネ スプラットフォームの 形 成 を 企 図 する 動 きがある 大 胆 な 規 制 緩 和 や 新 たな 税 制 措 置 の 創 設 等 含 め これらの 運 営 を 支 援 し 民 間 活 力 の 最 大 化 を 図 る 必 要 がある 例 5 ( 仮 称 ) 羽 田 グローバルアライアンスセンター( 羽 田 空 港 跡 地 ) イノベーションHUB 機 能 の 発 揮 日 本 の 精 密 加 工 や 試 作 品 製 造 など 高 度 な 基 盤 技 術 を 含 めた 広 い 裾 野 産 業 の 存 在 をアピールしながら 東 京 に 進 出 した 海 外 企 業 の 研 究 開 発 拠 点 と 国 内 中 小 企 業 とのビジネスマッチングによ り 新 製 品 や 新 技 術 を 創 出 する また アジア 欧 米 から 企 業 人 材 を 呼 び 込 み 国 内 各 地 と 結 びつけるハブとして の 機 能 を 発 揮 する しかし 現 行 補 助 制 度 では 日 本 国 内 に 本 社 を 置 いて かつ 日 本 国 内 で 研 究 開 発 を 行 っている ことが 補 助 実 施 の 要 件 となっており 誘 致 した 海 外 企 業 と 国 内 中 小 企 業 が 共 同 開 発 する 場 合 は 補 助 制 度 が 適 用 されない 特 区 で 認 定 した 海 外 企 業 と 国 内 中 小 企 業 とが 取 り 組 む 共 同 開 発 等 に 対 し 補 助 制 度 を 適 用 する ものづくりゲートウェイ の 創 出 世 界 のものづくり 需 要 に 対 応 するため 羽 田 空 港 の 国 際 化 を 活 用 し 海 外 にお ける 精 密 加 工 のほか 金 型 冶 具 等 の メンテナンスや 研 究 開 発 ニーズに タッチ&ゴー で 即 応 できる 仕 組 み を 構 築 する 施 設 内 に 保 税 工 場 エリア を 設 けるなどして 海 外 との 加 工 製 造 取 引 を 促 進 する 川 崎 市 殿 町 地 区 を 中 心 とする 京 浜 臨 海 部 ライフイノベーション 国 際 戦 略 総 合 特 区 は 革 新 的 医 薬 品 医 療 機 器 の 開 発 製 造 と 健 康 関 連 産 業 の 創 出 に 取 り 組 んでいる 当 該 特 区 との 連 携 を 深 め 医 工 連 携 による 中 小 企 業 の 最 先 端 医 療 機 器 の 開 発 参 入 を 促 進 し 相 乗 効 果 を 創 出 する コンベンション 展 示 場 の 形 成 ( 仮 称 ) 羽 田 グローバルアライアンスセ ンターには 展 示 場 を 併 設 し ものづくり 関 連 の 展 示 会 の 開 催 を 通 じたビジネス マッチングを 実 施 するほか 日 本 の 優 れ た 食 材 農 産 品 等 を クールジャパン として 世 界 に 発 信 するマーケットプレイ スを 形 成 し 海 外 市 場 の 獲 得 に 貢 献 する 空 港 跡 地 は 国 有 財 産 となっており 自 治 体 への 処 分 に 当 たり 時 価 から 減 額 した 対 価 で 譲 渡 する 場 合 は 法 律 の 規 定 に 基 づくこととされている また 施 設 整 備 に 係 る 無 利 子 融 資 制 度 の 適 用 の 可 否 につ いては 現 在 国 と 協 議 を 進 めている 当 該 施 設 の 整 備 区 域 について 減 額 譲 渡 を 可 能 とする 法 的 措 置 を 適 用 する 特 区 で 認 定 した 海 外 企 業 と 国 内 中 小 企 業 との 共 同 開 発 等 に 対 する 補 助 制 度 の 適 用 羽 田 空 港 跡 地 の 減 額 譲 渡 を 可 能 とする 法 的 措 置 等 海 外 企 業 の 国 内 投 資 の 促 進 による 国 内 経 済 の 活 性 化 海 外 との 取 引 促 進 による 中 小 企 業 の 技 術 革 新 と 黒 字 化 日 本 製 品 や 技 術 クールシ ャハ ンなどの 発 信 による 海 外 市 場 の 取 り 込 み 14

外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくり1( 土 地 利 用 規 制 への 柔 軟 な 対 応 ) 世 界 で 一 番 ビジネスのしやすい 国 際 都 市 を 実 現 するために 海 外 から 日 本 に 赴 任 する 高 度 人 材 に 対 して その 家 族 にとっても 暮 らしやすい 生 活 環 境 を 備 えた 職 住 近 接 型 の 都 市 環 境 を 整 備 する 必 要 がある 外 国 人 の 生 活 環 境 整 備 のための 土 地 利 用 規 制 への 柔 軟 な 対 応 ( 都 による 規 制 緩 和 ) 都 心 部 において レジデンス 機 能 学 校 施 設 医 療 施 設 など 外 国 人 の 生 活 環 境 を 整 備 する 機 能 の 導 入 を 図 る 民 間 プロジェクト に 対 し 都 市 再 生 特 別 地 区 等 の 適 用 に 際 して 評 価 し 容 積 率 を 緩 和 する < 都 市 再 生 特 別 地 区 における 導 入 機 能 の 事 例 > サービスアパートメント: ( 仮 称 ) 大 手 町 1-1 計 画 (120 室 ) ( 仮 称 ) 新 鉄 鋼 ビル(120 室 ) 国 際 的 ビジネスパーソン 向 けの 上 質 な 住 宅 : 日 本 橋 室 町 東 地 区 (50 戸 ) 等 外 国 語 対 応 の 子 育 て 支 援 施 設 : 東 京 スクエアガーデン 浜 松 町 二 丁 目 4 地 区 外 国 語 対 応 の 医 療 施 設 : 大 手 町 フィナンシャルシティ 東 京 スクエアガーデン( 前 掲 ) 浜 松 町 二 丁 目 4 地 区 ( 前 掲 ) 今 後 平 成 32 年 度 迄 に 特 区 エリア 内 において サービスアパートメントを 含 むレジデンスが 11か 所 5,700 戸 以 上 供 給 予 定 ( 民 間 事 業 者 へのヒアリング ) ( 参 考 : 都 市 再 生 特 別 地 区 の 事 例 ) 計 画 容 積 率 は 導 入 機 能 や 基 盤 整 備 等 複 数 の 都 市 再 生 への 貢 献 内 容 を 総 合 的 に 評 価 して 定 める 日 本 橋 二 丁 目 地 区 ( 日 本 橋 高 島 屋 等 ) 大 手 町 一 丁 目 1 地 区 (( 仮 称 ) 大 手 町 1-1 計 画 ) 浜 松 町 二 丁 目 4 地 区 (WTC 等 ) 渋 谷 駅 地 区 地 区 名 称 丸 の 内 1-1 地 区 ( 丸 の 内 トラストタワー) 大 手 町 地 区 ( 大 手 町 フィナンシャルシティ 等 ) 西 新 宿 一 丁 目 7 地 区 (モード 学 園 コクーンタワー) 丸 の 内 2-1 地 区 ( 丸 の 内 パークビルディング) 大 手 町 一 丁 目 6 地 区 (( 仮 称 ) 大 手 町 1-6 計 画 ) 日 本 橋 室 町 東 地 区 (COREDO 室 町 等 ) 銀 座 四 丁 目 6 地 区 ( 銀 座 三 越 ) 渋 谷 二 丁 目 21 地 区 ( 渋 谷 ヒカリエ) 京 橋 二 丁 目 16 地 区 ( 清 水 建 設 本 社 ビル) 丸 の 内 二 丁 目 7 地 区 (JPタワー) 京 橋 二 丁 目 3 地 区 ( 明 治 屋 等 ) 銀 座 四 丁 目 12 地 区 ( 歌 舞 伎 座 ) 京 橋 三 丁 目 1 地 区 ( 東 京 スクエアガーデン) 丸 の 内 一 丁 目 1-12 地 区 (( 仮 称 ) 新 鉄 鋼 ビル) 銀 座 六 丁 目 10 地 区 ( 松 坂 屋 等 ) 渋 谷 三 丁 目 21 地 区 指 定 容 積 率 900% 1200 1300% 1000% 1300% 1300% 700 800% 700 800% 800 900% 600 800% 1300% 700 800% 600 800% 700 800% 900% 700 800% 700 800% 1300% 600 700% 800 900 1000% 600 700 800 900% 計 画 容 積 率 1300% 1470 1510 1570 1590 1650% 1370% 1530% 1600% 1300% 1300% 1370% 1230% 1630% 1330% 1220% 1290% 1400% 1360% 1400%(400 960 1400 1530 1990%) 1400% 1120% 1560 1400% 1350% 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 海 外 高 度 人 材 の 増 加 15

外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくり2(インターナショナルスクールの 充 実 ) 国 際 都 市 としてのプレゼンスを 高 め グローバル 企 業 の 国 内 誘 致 を 進 めるに 当 たり 外 国 人 従 業 員 及 びその 家 族 の 生 活 環 境 の 整 備 を 進 める 必 要 がある 海 外 高 度 人 材 子 女 の 教 育 ニーズにおいては 海 外 大 学 への 入 学 資 格 を 取 得 できる 国 際 バカロレア 認 定 校 及 び 国 際 的 評 価 団 体 (WASC CIS ACSI) 認 定 校 であるインターナショナルスクールの 充 実 が 不 可 欠 インターナショナルスクールの 充 実 に 当 たり 認 可 基 準 の 緩 和 や 財 政 的 な 支 援 制 度 の 創 設 が 求 められる インターナショナルスクールに 係 る 校 地 校 舎 の 自 己 所 有 要 件 の 緩 和 ( 東 京 都 による 規 制 緩 和 ) 国 は 校 地 校 舎 について 原 則 とし て 負 担 附 又 は 借 用 のものでないこと 但 し 特 別 の 事 情 があり 教 育 上 支 障 がないことが 確 実 と 認 められる 場 合 は この 限 りでない としている 東 京 都 の 認 可 基 準 に 当 たる 内 規 におい ては 校 地 校 舎 は 原 則 自 己 所 有 と 定 めており 借 用 できる 場 合 については 限 定 している 学 校 運 営 の 安 定 性 継 続 性 等 に 配 慮 し つつ 特 区 において 一 定 の 条 件 を 満 た すインターナショナルスクールについ て 自 己 所 有 要 件 の 緩 和 を 図 り 借 用 を 可 能 とする 海 外 トッフ スクールの 誘 致 及 びインターナショナル スクールの 新 増 設 に 係 る 財 政 支 援 制 度 の 創 設 インターナショナルスクールは 各 種 学 校 としての 運 営 形 態 が 一 般 的 である ため 一 条 校 に 比 して 財 政 的 な 支 援 に 乏 しく 学 費 及 び 寄 付 金 等 を 主 たる 財 源 として 運 営 している 新 たにインターナショナルスクールを 設 置 又 は 増 設 する 際 の 初 期 コストに 対 して 補 助 する 制 度 の 構 築 が 必 要 である 海 外 トップスクールは ハイクラス 大 学 への 入 学 実 績 をベースに 評 価 される ため 既 存 の 海 外 トップスクールの 積 極 的 な 誘 致 が 必 要 であり 財 政 支 援 措 置 を 含 めた 国 策 としての 誘 致 活 動 を 進 める 必 要 がある インターナショナルスクールに 対 する 法 人 の 寄 附 税 制 の 創 設 現 在 個 人 が 学 校 法 人 に 寄 付 する 場 合 には 所 得 税 額 の25%を 限 度 として 税 額 控 除 が 認 められているのに 対 し 法 人 が 寄 附 をしても 税 額 控 除 の 優 遇 措 置 はない また 学 校 法 人 が 特 定 公 益 増 進 法 人 の 証 明 を 受 けていれば 当 該 学 校 への 寄 附 金 について 個 人 では 所 得 控 除 法 人 についても 損 金 算 入 が 認 められてい る 外 国 人 従 業 員 の 子 弟 が 通 うインターナ ショナルスクールに 対 する 寄 附 につい て 税 制 上 の 優 遇 措 置 を 講 じることは ( 既 存 も 含 めた) 外 国 企 業 にとって 福 利 厚 生 の 観 点 からも 企 業 経 営 の 観 点 からもメリットがある 校 地 校 舎 の 自 己 所 有 要 件 の 緩 和 ( 都 規 定 ) インターナショナルスクール 新 規 増 設 時 の 初 期 コストに 対 する 支 援 インターナショナルスクールに 対 する 法 人 寄 附 税 制 の 創 設 国 際 バカロレア 認 定 校 の 拡 充 高 度 人 材 認 定 された 外 国 人 の 増 加 16

外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくり3( 外 国 人 向 け 医 療 環 境 の 充 実 等 その1) グローバル 企 業 の 誘 致 を 進 めるためには 日 本 でビジネスを 展 開 するグローバル 企 業 の 経 営 層 や 従 業 員 及 びその 家 族 が 日 本 で 安 心 して 医 療 や 生 活 サポートを 受 けることができるように 以 下 の 環 境 整 備 を 進 めることが 必 要 である 外 国 語 ( 母 国 語 )で 受 診 できる 医 療 体 制 の 整 備 外 国 語 で 対 応 可 能 な 救 急 体 制 の 整 備 外 国 人 の 日 常 生 活 に 必 要 な 情 報 提 供 やきめ 細 やかなサービスを 提 供 する 機 能 の 充 実 外 国 人 患 者 対 応 指 導 等 外 国 人 医 師 等 の 臨 床 修 練 制 度 の 対 象 の 拡 充 ( 規 制 緩 和 ) 外 国 人 医 師 等 が 行 う 臨 床 修 練 に 係 る 医 師 法 第 17 条 の 特 例 等 に 関 する 法 律 により 外 国 人 医 師 が 厚 生 労 働 大 臣 の 指 定 する 病 院 ( 臨 床 修 練 指 定 病 院 都 内 54 病 院 特 区 内 7 病 院 )において 臨 床 修 練 指 導 医 の 指 導 監 督 の 下 に 医 業 を 行 う ことができる 厚 生 労 働 省 において 本 制 度 を 拡 充 し 医 療 に 関 する 知 識 技 能 の 習 得 に 加 え 教 授 臨 床 研 究 高 度 医 療 指 導 を 目 的 と する 外 国 人 医 師 についても 医 療 行 為 を 認 める 方 向 で 検 討 さ れている これをさらに 拡 充 し ( 高 度 医 療 指 導 までには 至 らない) 外 国 人 患 者 対 応 指 導 等 を 目 的 とする 外 国 人 医 師 についても 臨 床 修 練 指 定 病 院 に 限 定 し 医 療 行 為 を 認 めるとともに 特 例 許 可 の 有 効 期 間 については 現 行 2 年 のものを10 年 程 度 ( 又 は 更 新 を 認 める 制 度 )とする 併 せて 看 護 師 その 他 医 療 専 門 職 種 等 についても 同 趣 旨 に 基 づき 外 国 人 患 者 対 応 指 導 等 を 目 的 とする 場 合 に 臨 床 修 練 制 度 を 適 用 し 特 例 許 可 の 有 効 期 間 についても 拡 大 する JCI 認 証 取 得 に 向 けた 支 援 制 度 の 創 設 海 外 高 度 人 材 及 びその 家 族 が 生 活 する 上 で 安 心 して 医 療 を 受 けられる 生 活 環 境 を 整 備 するため 国 際 医 療 機 関 認 証 であ るJCI(Joint Commission International )の 取 得 を 目 指 す 病 院 等 を 対 象 とした 支 援 措 置 を 創 設 する 必 要 がある JCI 認 証 取 得 に 向 けた 受 審 経 費 は800~1,000 万 円 程 度 ( 審 査 費 用 500 万 円 サーベイヤー 旅 費 等 通 訳 費 用 ) < 現 状 > 国 内 認 証 取 得 病 院 は6 施 設 聖 路 加 国 際 病 院 ( 東 京 都 ) NTT 東 日 本 関 東 病 院 ( 東 京 都 ) 亀 田 病 院 ( 千 葉 県 ) 相 澤 病 院 ( 長 野 県 ) 聖 隷 浜 松 病 院 ( 静 岡 県 ) 湘 南 鎌 倉 総 合 病 院 ( 神 奈 川 県 ) <アジア 諸 都 市 > シンガポール22 施 設 韓 国 39 施 設 中 国 27 施 設 臨 床 修 練 制 度 の 対 象 の 拡 充 外 国 人 対 応 医 療 機 関 に 対 する 税 制 財 制 及 び 規 制 緩 和 等 の 支 援 措 置 の 充 実 等 世 界 銀 行 のヒ シ ネス 環 境 ランキンク 海 外 高 度 人 材 の 増 加 17

外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくり3( 外 国 人 向 け 医 療 環 境 の 充 実 等 その2) 外 国 語 対 応 救 急 隊 員 の 養 成 ( 東 京 都 としての 独 自 の 取 組 ) 生 活 コンシェルジュの 配 置 海 外 研 修 3 年 間 で20 名 程 度 が 米 国 消 防 局 等 で2 週 間 の 実 務 研 修 を 実 施 国 内 研 修 3 年 間 で120 名 程 度 が 救 急 活 動 に 特 化 した 専 門 英 語 研 修 英 語 対 応 救 急 隊 を 特 区 内 に13 隊 配 備 ( 丸 の 内 京 橋 銀 座 月 島 芝 空 港 渋 谷 x2 大 久 保 西 新 宿 x2 有 明 豊 洲 ) 外 国 人 が 東 京 で 安 心 快 適 に 暮 らしを 送 れるよう レジデン ス 機 能 の 充 実 にあわせて 外 国 人 の 日 常 生 活 に 必 要 となる 情 報 提 供 やきめ 細 やかなサービスを 提 供 する 生 活 コンシェル ジュを 配 置 ( 民 間 事 業 者 による 独 自 の 取 組 ) 住 宅 物 件 紹 介 生 活 インフラ( 電 気 ガス 水 道 ) 開 設 の 代 行 銀 行 口 座 開 設 案 内 買 い 物 飲 食 施 設 の 案 内 育 児 代 行 (ベビーシッティング 託 児 所 ) インターナショナ ルスクールの 案 内 医 療 施 設 の 案 内 大 使 館 地 域 住 民 等 を 含 めた 交 流 イベントの 企 画 運 営 等 のサービスを 提 供 平 成 28 年 度 に 特 区 を 含 む8 区 に36 隊 を 拡 大 配 備 予 定 英 語 対 応 救 急 スペシャリストの 養 成 25 年 度 26 年 度 27 年 度 28 年 度 海 外 研 修 20 名 程 度 教 育 指 導 選 抜 国 内 研 修 120 名 程 度 英 語 対 応 救 急 隊 員 の 増 員 レベルアップ 整 備 部 隊 特 区 内 に 13 隊 特 区 含 む8 区 に 36 隊 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 対 内 直 接 投 資 残 高 海 外 高 度 人 材 の 増 加 18

24 時 間 活 動 する 国 際 都 市 としての 環 境 整 備 世 界 で 一 番 ビジネスのしやすい 国 際 都 市 を 実 現 するために ビジネスに 限 らず 生 活 環 境 全 般 にわたるインフラや サービス 環 境 の 充 実 など 国 際 都 市 にふさわしい 環 境 整 備 を 進 める 必 要 がある また こうした 取 組 は 2020 東 京 オリンピック パラリンピック 開 催 に 向 けても 必 要 なものである 総 合 的 な 交 通 体 系 の 整 備 地 下 鉄 の 運 行 時 間 の 拡 大 拠 点 駅 から 郊 外 方 面 へ 向 けた 終 電 深 夜 バス 等 との 円 滑 な 接 続 を 進 める 観 点 から 地 下 鉄 の 運 行 時 間 拡 大 の 可 能 性 を 検 討 地 下 鉄 の 一 元 化 地 下 鉄 一 元 化 を 展 望 しつつ 利 便 性 向 上 の 観 点 から 乗 継 改 善 案 内 サインのデザイン 統 一 運 賃 の 乗 換 負 担 軽 減 策 など 都 営 地 下 鉄 と 東 京 メトロとのサービス 改 善 一 体 化 を 推 進 外 国 通 貨 を 使 いやすい 環 境 整 備 海 外 発 行 キャッシュカードで 利 用 可 能 なATMの 拡 充 現 在 海 外 発 行 キャッシュカードが 利 用 可 能 なATMを 有 す る 金 融 機 関 は ゆうちょ 銀 行 (20 万 円 / 回 ) セブン 銀 行 (50 万 円 / 日 ) シティバンク(5 万 円 / 日 ) 外 貨 両 替 業 務 に 関 する 報 告 義 務 の 緩 和 ( 規 制 緩 和 ) 1か 月 の 取 引 金 額 が 買 入 額 と 売 却 額 の 合 計 で100 万 円 相 当 額 を 超 える 場 合 外 国 通 貨 の 買 取 売 却 の 取 引 件 数 金 額 の 合 計 200 万 円 相 当 超 額 の 取 引 件 数 を 報 告 する 義 務 がある 2020 東 京 オリンピック パラリンピックを 見 据 えた 環 境 整 備 外 国 人 の 短 期 滞 在 促 進 に 向 けた 環 境 整 備 シェアハウス など 外 貨 両 替 業 務 に 関 する 報 告 義 務 の 緩 和 カジノに 係 る 法 整 備 時 間 市 場 開 発 の 推 進 美 術 館 コンサートホール 等 の 集 客 施 設 の 開 館 時 間 の 延 長 時 間 市 場 開 発 PTにおいて 開 館 時 間 の 現 況 について 確 認 中 国 の 産 業 競 争 力 会 議 (5/22)において 猪 瀬 知 事 から 日 本 標 準 時 間 の2 時 間 前 倒 し を 提 案 した 時 間 を 司 る ことは 今 や 国 家 戦 略 でもある 政 府 には この 国 の 将 来 のため 禁 忌 のない 議 論 を 期 待 している 時 間 という 市 場 を 開 発 できれば プライベートも 充 実 し 内 需 の 拡 大 にも 繋 がって 東 京 の 魅 力 にさらに 磨 きがかか ると 考 える 都 としては 自 らの 取 組 として 施 設 の 開 館 時 間 の 延 長 等 について 検 討 を 進 めている MICE IRの 整 備 カジノに 係 る 法 整 備 とカジノ 開 設 エリアとしての 指 定 ( 規 制 緩 和 ) IRは 国 際 観 光 拠 点 として 有 力 な 観 光 資 源 であり 東 京 の 魅 力 を 更 に 高 めるものであり 経 済 波 及 効 果 や 雇 用 創 出 効 果 等 が 大 いに 期 待 できる IR 機 能 の 一 部 として カジノ 開 設 への 期 待 が 高 まっている が 現 行 法 では カジノは 刑 法 の 賭 博 及 び 富 くじに 関 する 罪 で 規 制 されている カジノを 含 むIRの 整 備 が 可 能 となるよ う 必 要 な 法 整 備 を 早 急 に 行 う 必 要 がある アジアNo.1 国 際 会 議 開 催 国 対 内 直 接 投 資 残 高 世 界 銀 行 のビジネス 環 境 ランキング 19