特集 アン・ディクソン氏来日記念

Similar documents
< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

PTA

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

PowerPoint プレゼンテーション

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

Microsoft PowerPoint - エントリー04_結婚TextVoice

Microsoft Word - 答申第143号.doc

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

様 式 5 平 成 28 年 度 NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 事 前 アンケート * 申 込 をした 方 に を 付 けてください スタンダード 編 ステップアップ 編 氏 名 所 属 大 学 学 年 1. NOSAI 夏 期 臨 床 実 習 への 参 加 を 希 望 する 理 由 動 機

<4D F736F F D CF322D33817A95DB8CEC8ED292B28DB881698A6D816A2E646F63>

その 他 と 回 答 された 方 の 内 訳 友 人 に 誘 われて 2 研 究 室 の 先 輩 方 に 聞 いて 2) 今 回 のイベントに 参 加 した 理 由 は 何 ですか? インターンシップの 予 行 練 習 として 就 活 という 言 葉 に 惹 かれて 5 他 学 部 と 交 流 がし

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

一般競争入札について

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

m07 北見工業大学 様式①

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

答申第585号

Microsoft Word - 諮問第82号答申(決裁後)

二 学 期 入 少 ず 幅 広 世 代 達 異 性 対 す 情 考 方 差 異 見 何 ももそ 当 前 で 心 すべ 場 面 おも 教 師 等 促 さ 形 式 的 言 動 もあ そで 以 下 項 目 アンケート 行 ( 平 成 27 年 9 月 1 日 実 施 ) 1,あ 伝 場 面 でそ 素 直

「節電に対する生活者の行動・意識

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

0605調査用紙(公民)

慶應義塾利益相反対処規程

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

いい夫婦の日2013年度アンケート

神 奈 川 県 立 横 須 賀 大 津 高 等 学 校 いじめ 防 止 基 本 方 針 1 いじめの 防 止 等 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 ( 本 校 のいじめ 防 止 に 関 する 基 本 的 な 姿 勢 ) いじめは いじめを 受 けた 生 徒 の 教 育 を 受 ける 権 利

結 果 の 要 約 2 NRCレポート 日 本 リサーチセンター(NRC)では 全 国 歳 男 1,200 を 対 象 に 訪 問 留 置 のオムニバス 調 査 (NOS)を 毎 月 定 期 的 に 実 施 して おります 対 象 者 の 数 は エリア 都 市 規 模 と 性 年 代

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

<4D F736F F F696E74202D208ED089EF959F8E F958B5A8F70985F315F91E630338D752E B8CDD8AB B83685D>

PowerPoint プレゼンテーション

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

平 成 27 年 度 大 学 生 の 食 生 活 等 生 活 習 慣 調 査 結 果 1 目 的 平 成 25 年 3 月 に 策 定 された 健 康 日 本 21あいち 新 計 画 の 栄 養 食 生 活 分 野 の 目 標 項 目 では 2~6 歳 代 の 肥 満 者 の 割 合 と2~3 歳

調 査 結 果 トピック1: 性 年 代 別 利 用 率 の 利 用 率 は 男 女 ともに 各 年 代 で 大 きく 伸 長 している 2011 年 9 月 の 調 査 では の 年 代 別 利 用 率 は 男 女 とも が 最 も 高 く が 23.9% が 20.5%だったが 今 年 の 調

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

●幼児教育振興法案

エッセイ508・梨香「アイデンティティ」.indd

目 標 を 達 成 するための 指 標 第 4 章 計 画 における 環 境 施 策 世 界 遺 産 への 登 録 早 期 登 録 の 実 現 史 跡 の 公 有 地 化 平 成 27 年 度 (2015 年 度 )までに 235,022.30m 2 施 策 の 体 系 1 歴 史 的 遺 産 とこ

 

ビジネスパーソン外飲み事情

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

表紙

育休代替任期付職員制度について

2 出 願 資 格 審 査 前 記 1の 出 願 資 格 (5) 又 は(6) により 出 願 を 希 望 する 者 には, 出 願 に 先 立 ち 出 願 資 格 審 査 を 行 いますので, 次 の 書 類 を 以 下 の 期 間 に 岡 山 大 学 大 学 院 自 然 科 学 研 究 科 等

調 査 概 要 調 査 名 : 住 宅 購 入 に 関 する 意 識 調 査 調 査 主 体 : 株 式 会 社 オープンハウス 調 査 対 象 : 1 現 在 東 京 23 区 内 の 賃 貸 住 宅 に 居 住 していて 初 めての 住 宅 購 入 を 検 討 している 30 代 ~40 代 既

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

Taro-学校だより学力調査号.jtd

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

サッカーの話をしよう 旅するワールドカップ 立ち読み版

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

<4D F736F F F696E74202D E36816A984A93AD8C5F96F CC837C A815B C E707074>

神の錬金術プレビュー版

山田副士長 予防課保安係(平成22年採用)

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

答申書

別 紙

疑わしい取引の参考事例

財団法人○○会における最初の評議員の選任方法(案)

Taro-データ公安委員会相互協力事

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

<4D F736F F D205F F32332E31318CC2906C8CA48F AE89E6947A904D5F82CC88C493E02E646F6378>

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

東京都立産業技術高等専門学校

Microsoft Word - 資料3(用途)

スライド 1

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

158 高 校 講 座 習 モ 現 ラ 習 モ 距 離 置 示 終 向 据 示 唆 与 取 ょ 第 7576 回 第 :

Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

NEWS Release

CONTENTS TOPICS 1 TOPICS

発 表 の 流 れ 1 事 業 概 要 2 評 価 票 の 記 載 内 容 について 3 指 標 について 4 事 業 内 容 について 5 提 案 のまとめ 2

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法


とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 県 公 立 高 校 の 合 格 者 は このように 決 まる (1) 選 抜 の 仕 組 み 選 抜 の 資 料 選 抜 の 資 料 は 主 に 下 記 の3つがあり 全 高 校 で 使 用 する 共 通 の ものと 高 校 ごとに 決 めるものとがあります 1 学 力 検 査 ( 国 語 数

18 国立高等専門学校機構

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

0_01_koukoku_shacho_omote

Transcription:

勝 間 和 代 & アン ディクソン ジョイント 講 演 会 ~ 社 会 変 革 とアサーティブネス~ さる 2009 年 11 月 21 日 に 幕 張 にて 勝 間 和 代 &アン ディクソンジョイント 講 演 会 ~ 社 会 変 革 とアサーティブネス~ が 開 催 されました アンさんはアサーティブネスの 歴 史 と 奥 深 さ そして 30 年 間 アサーティブネスにコミットしながら 信 念 として 持 ちつづけている 対 等 性 について 静 かに 力 強 くお 話 くださいました 一 方 勝 間 さんはアンさんとは 対 照 的 に 非 常 にパワフルにスピード 感 をもって アサーティブ ネスの 持 つ 主 体 性 と 自 己 決 定 自 己 責 任 の 部 分 を ご 自 身 の 社 会 変 革 の 実 践 とともにお 話 くださいました とても 対 照 的 なお 二 人 でしたが 私 たち 一 人 ひとりが 自 分 を 信 じ 主 体 性 を 持 ち 自 分 の 行 動 に 責 任 を 持 ちながら 他 者 と 対 等 にかかわり しっかりと 発 言 しつつ 社 会 にかかわると いう 視 点 については 共 通 していたのではないかと 思 います 今 回 は 当 日 のお 話 をもとに その 一 部 を 編 集 部 でまとめ 掲 載 させていただきます アン ディクソン アサーティブネスの 歴 史 と 対 等 性 プロフィール: 1980 年 代 初 めにイギリス 国 内 で 65 万 部 を 超 えるベストセラーとなった A Woman in Your Own Right ( 邦 題 第 四 の 生 き 方 つげ 書 房 新 社 )の 著 者 であり ヨーロッパ におけるアサーティブネスの 第 一 人 者 フリーランスの 心 理 学 者 女 性 の 自 己 開 発 アサーティ ブトレーニングに 関 する 世 界 で 最 も 権 威 あるトレーナーの 一 人 でもある これまで 25 年 以 上 に わたり 世 界 各 地 で 講 演 会 やトレーニングを 実 施 してきた 主 な 著 書 に 第 四 の 生 き 方 (つげ 書 房 新 社 1998 年 ) ミラー ウィズイン ( 新 水 社 1995 年 ) それでも 話 し 始 めよう (クレ イン 2006 年 ) 働 く 女 性 のためのアサーティブ コミュニケーション (クレイン 2009 年 ) アサーティブネスは アメリカにおける 1960 年 代 か ら 70 年 代 の 黒 人 の 人 権 擁 護 運 動 や 女 性 解 放 運 動 を 背 景 に 浸 透 していきました 私 はそうした 中 でのアサーティ ブネスとの 出 会 いに 非 常 に 衝 撃 をうけました 当 時 女 性 解 放 運 動 がアメリカで 急 速 に 広 まり 女 性 のエンパワ メントがさけばれた 中 アサーティブネスの 教 育 水 準 に 関 わらずすべての 女 性 に 有 効 である ことや セラピ ーなどではなく 誰 もが 学 べる 教 育 的 な 内 容 スキル に 実 用 性 がある などの 点 に 感 銘 を 受 けたのです アサ ーティブネスを 10 週 間 かけて 学 ぶセッションの 中 で 一 人 ひとりの 女 性 が 週 を 追 うごとに 自 信 に 満 ちた 顔 に なっていったことが 今 でも 印 象 に 残 っています ことからセクシュアリティ( 自 分 自 身 の 性 と 生 )から 始 めました あわせてトレーナーの 養 成 第 四 の 生 き 方 (つげ 書 房 新 社 ) ミラーウィズイン ( 新 水 社 )の 出 版 などもあり アサーティブネストレーニングが 爆 発 的 に 広 がりました しかしその 反 面 知 名 度 が 上 がるにつれ アサーティ ブネスの 根 本 的 な 原 則 が 壊 れはじめました 対 等 性 や 自 分 の 感 情 を 大 事 にすることが 失 われ スキルのみに 傾 い 1980 年 代 私 はイギリスに 戻 りトレーニング 協 会 を 設 立 しました そこで 最 初 は 女 性 の 自 己 信 頼 が 容 姿 がどうか という 点 に 大 きく 影 響 されている という 2 基 礎 講 座 断 る ロールプレイで いかに 自 分 が 意 見 をぼかして 相 手 に 伝 えていたかわかりました 職 場 で 上 司 や 部 下 に 対 して 役 立 てていきたいです (20 代 女 性 )

ていったのです 1990 年 代 に 入 ると 男 性 や 組 織 にも 受 け 入 れられるよ うになりました 組 織 では 対 等 性 が 失 われたアサーティ ブネスが 人 材 育 成 に 用 いられるようになり その 際 にア サーティブネスの 専 門 家 でない 講 師 によって 研 修 パッ ケージの 一 つとして 導 入 されるようになりました そし て 根 本 的 な 原 則 がさらに 失 われていったのです 人 より 上 か 下 かというタテ 関 係 の 力 が 再 び 頭 を 持 ち 上 げ 競 争 に 勝 つこと が 重 要 とされました 自 分 の 弱 さを 見 せることは 絶 対 に 避 けるべき 状 態 だとされ す べてにおいて 中 身 よりも 見 た 目 が 重 要 とされました ア サーティブネスの 基 本 的 な 原 則 である 対 等 性 に 基 づい た 個 人 の 内 側 の 力 はかき 消 されてしまったのです 買 ったモノで 自 分 らしさが 主 張 され 人 間 関 係 は 人 と 人 との 数 値 化 できる 取 引 だと 思 われ 弱 者 を 大 切 にする という 概 念 が 失 われ 権 利 ばかり 主 張 して 責 任 にふれな い という 結 果 になりました 対 等 性 が 失 われた 結 果 人 は 人 間 ではなく モノ として 扱 われ 人 間 とし ての 寛 容 さが 失 われていったのです 私 は 対 等 性 が 社 会 のシステムの 中 で 損 なわれていっ たという 点 を 強 調 したいと 思 います 社 会 は 上 か 下 かと いうタテ 関 係 の 力 によって 組 織 されています 自 分 が 上 がれば 誰 かが 下 がるし 魅 力 的 であることとみにくいこ と 上 司 と 部 下 男 性 と 女 性 たくさんのタテ 関 係 のハ シゴがあります 私 はハシゴがあることを 問 題 にしてい るのではありません このハシゴが 頭 の 中 に 浸 透 し 常 にこの 価 値 観 からだけ 自 分 を 他 人 より 上 か 下 か で 判 断 してしまうことを 問 題 だといいたいのです では こうしたタテ 関 係 がありながらも アサーティブネスを 使 ってどう 対 等 になれるのでしょうか 違 う 立 場 であったとしても 個 人 の 内 側 の 力 を 使 って 対 等 に 話 すことができます この 内 側 の 力 がうまく 働 く と タテ 関 係 の 力 に 勝 ることができるのです タテ 関 係 の 力 と 対 等 性 を 軸 とした 個 人 の 内 側 の 力 は 共 存 するこ とができる これがアサーティブネスの 真 髄 です アサ ーティブネスは 社 会 変 革 に 欠 かせない 力 です 他 人 を 尊 敬 し 思 いやりをもって 対 等 に 扱 うことから 始 めれば 生 活 の 中 から 小 さな 変 革 を 起 こすことができると 私 は 信 じています 勝 間 和 代 断 る 力 を 身 につける~ 私 の 人 生 が 変 わった 瞬 間 ~ プロフィール: 経 済 評 論 家 公 認 会 計 士 早 稲 田 大 学 ファイナンス MBA 慶 応 大 学 商 学 部 卒 業 アーサー アンダーセン マッキンゼー JP モルガンを 経 て 独 立 内 閣 府 男 女 共 同 参 画 会 議 議 員 ウォール ストリート ジャーナル 世 界 の 最 も 注 目 すべき 女 性 50 人 選 出 エイボン 女 性 大 賞 ( 史 上 最 年 少 ) 第 一 回 ベストマザー 賞 ( 経 済 部 門 ) 世 界 経 済 フ ォーラム ( ダボス 議 )Young Global Leaders 著 作 累 計 発 行 部 数 は 200 万 部 を 超 える アサ ーティブネスを 紹 介 した 著 書 として 断 る 力 ( 文 芸 春 秋 2009 年 ) 起 きていることは すべて 正 しい (ダイヤモンド 社 2008 年 )などがある 私 は 10 年 前 は 自 分 に 自 信 のない 上 司 の 顔 色 を 気 に する 人 でした 30 年 前 のアダナは 究 極 の 優 等 生 嫌 われるのではないかと 飲 み 会 も 断 れませんでした スケ ジュールは 人 まかせ 相 手 がどうかというところでいろ いろなことを 決 めていました 帰 りは 毎 日 1 時 過 ぎ ス トレスから 酒 とたばこが 増 え 耳 が 聞 こえなくなりまし た そこで 断 る 力 が 必 要 になったのです 断 る 力 とは 自 分 で 主 体 性 をもって 時 間 の 使 い 方 をリードし 決 断 をしていくことです 自 分 の 人 生 は 自 分 でしか 決 められません 自 分 の 力 を 最 大 限 に 開 発 して いくためにも 断 っていく 必 要 があるのです 手 に 入 れるためにはこれまでの 断 ってはいけない という 考 え 方 を 変 えましょう 実 は 頼 む 方 はダメもとで 言 ってるときが 多 いのです 私 も 上 司 だったとき 適 当 な 指 示 を 出 していました( 笑 ) 上 司 は 適 当 だというの が 私 のポリシーなんですけど 一 般 的 にやらなければい けないということが 本 当 に 必 要 なのかきちんと 自 分 で 基 礎 講 座 同 じ 班 の 方 がロールプレイで 対 等 性 を 意 識 したことで 一 回 目 と 二 回 目 で 話 し 方 ががらっと 変 わって 良 く なったことがとても 印 象 に 残 っています (50 代 女 性 ) 3

勝 間 和 代 & アン ディクソン ジョイント 講 演 会 ~ 社 会 変 革 とアサーティブネス~ 考 えてみる 必 要 があります みなさんも 身 近 なところから 訓 練 することによって 断 る 力 を 手 に 入 れることができます 飲 み 会 など 行 くか どうか 迷 ったら とりあえずは 誘 いを 断 ることをおすす めします このようにリスクの 少 ないところから 練 習 し 一 回 でも 成 功 体 験 を 積 めば 自 信 につながっていきま す しかし 断 る 力 はそれなりの 劇 薬 です いきなり 相 手 のメンツをつぶすような 断 り 方 はご 法 度 です 相 手 の 状 況 をよく 理 解 し その 上 で 断 る 理 由 を 真 摯 に 説 明 し 断 るようにしましょう 断 る 力 によって 間 違 った 考 え 方 や 社 会 に 対 して NO を 言 える 力 を 持 ち みなさんと 一 緒 にアサーティブな 世 界 にしていきたいと 思 います 参 加 者 のアンケートより アサーティブネスを 実 践 し 続 けることにより 社 会 の 変 革 につながる 力 になるとはげまされました 社 会 変 革 への 第 一 歩 は 自 分 が 主 体 的 に 生 きていくことが 大 事 ということがわかりました 講 演 者 のお 二 人 はアサーティブネスという 同 じ 言 葉 を 軸 に 活 動 されてきているのに 見 事 静 と 動 の 印 象 のお 話 しぶりで 面 白 く 拝 聴 しました 個 人 によって 多 様 な 行 動 の 選 択 があるんだなぁと 再 認 識 しました 性 別 も 立 場 も 関 係 なく アサーティブネス を 大 切 にすることで どんな 難 しい 問 題 課 題 も 乗 り 越 えられる 社 会 を 豊 かにすることができるとわかりとてもよかったです その 他 のアン ディクソン 氏 によるワークショップの 感 想 をご 紹 介 いたします 11/15 大 阪 1 日 ワークショップ アサーティブネスの 理 論 と 実 践 コミュニケーションを 人 のせいにするのではなく 自 分 の 責 任 もきちんととらえることの 重 要 性 を 理 解 できました 心 にしみるワークショップでした 自 分 の 心 の 中 におこる 感 情 を 否 定 せずに 今 ある 自 分 自 身 からスタートする というメッセージがくり 返 しあったことがとても 印 象 に 残 りました あらた めて 自 分 に OK を 出 すことができ 自 信 を 持 てた 一 日 となりました 11/19 東 京 1 日 ワークショップ 中 級 編 職 場 に 活 かすアサーティブネス 攻 撃 的 になってしまう 自 分 の 内 側 が 少 しだけわ かった 気 がします あと 言 えなかったと 思 ってい たことが 実 は 自 分 が 言 わない 選 択 をしていたとい うことも 気 がつきました アサーティブネスを 心 と 体 で 理 解 できた 1 日 でした タテ 関 係 の 力 があっても 個 人 の 内 側 の 力 を 使 え ば 対 等 に 話 ができるということがわかり とても 嬉 しかったです 11/22 23 東 京 2 日 間 ワークショップ 上 級 編 アサーティブネスに 学 ぶ 真 の 対 等 性 自 分 の 気 もちを 言 葉 にすることを 通 じて 人 は 変 わることができると 実 感 しました 実 際 に 前 に 出 てロールプ レイをすることによって 長 年 のわだかまりであった 母 との 関 係 を 変 えていくことができそうです ロールプレイで 思 ってもいなかった 自 分 の 感 情 に 気 づきました 冷 静 に 対 処 できると 思 っていたのですが 長 い 間 傷 ついていた 自 分 がいました 貴 重 な 体 験 をすることができました ありがと うございました ロールプレイを 通 じて 父 に 対 してとても 大 きな 拒 絶 感 を 持 っていたことに 気 づ きました それを 言 葉 にしていなくても 相 手 には 伝 わっており だからこそ 父 は 怒 っ ていたのだということにも 気 づきました 私 にとっては 前 に 出 てロールプレイを するのは 勇 気 のいることでしたが 手 をあげてみてホントに 良 かったです 4 基 礎 講 座 ロールプレイを 通 じて 自 分 の 心 行 動 のクセを 客 観 的 に 知 ることができました 会 社 や 身 近 な 場 面 で 役 立 てて いきたいです (40 代 男 性 )

アン ディクソン 氏 独 占 インタビュー 人 は 愛 と 怒 りの 両 方 を 持 つ 必 要 があります 今 回 3 年 ぶりの 来 日 となったアン ディクソンさん 忙 しいスケ ジュールの 合 間 をぬって イギリスでの 生 活 や アサーティブネ スへの 熱 い 思 いをうかがうために 独 占 インタビューを 敢 行! 講 演 会 やワークショップからはうかがい 知 れない アンさんの 素 顔 をお 楽 しみください イギリスでの 暮 らしについて いまどんなところに 住 んでいるのですか? イギリスのニュー フォレストというとても 美 しい 地 域 に 住 んでいます かつては 王 室 の 狩 猟 場 で 現 在 も 野 生 の 鹿 や 馬 がい ます 夏 は 牛 が 放 牧 されており 秋 はドングリを 食 べ させるためにブタが 放 牧 されています そこに 22 年 間 住 んでいます 夜 はふくろうやキツネの 鳴 き 声 ととも に 美 しい 星 空 をながめ 本 当 の 静 けさを 楽 しんでいま す 空 気 もとてもきれいです 犬 を 飼 っていて 毎 日 5 ~ 6 キロ 犬 と 歩 きます た くさんの 観 光 客 もきますが 森 の 道 を 全 部 把 握 してい るので 会 わないような 道 を 選 んで 散 歩 しています 犬 の 名 前 は グラッツィア イタリア 語 で 優 雅 なと いう 意 味 です 最 初 の 犬 もイタリア 語 でした なぜかっ て? 自 分 でもわかりません( 笑 ) 以 前 は 人 間 と 暮 ら したこともありますが 今 は 一 人 暮 らしです( 笑 ) 休 みの 日 はどのように 過 ごしていますか? 自 営 業 なのでとくに 休 みというものはないです と きどき 週 末 に 休 みがあるときは フランス デンマー ク アイルランドなどに 行 きます たいていは 仕 事 で 外 出 しています んきつかったです( 笑 ) 汐 生 から E メールで あれ はどうなった これはどうする と 打 ち 合 わせのメー ルがきましたが とにかく 締 め 切 りに 追 われていてす ぐに 返 事 をする 余 裕 がありませんでした( 笑 ) 4 年 間 の 研 究 の 成 果 をまとめるとても 大 きなプロ ジェクトだったので 今 は 無 事 に 提 出 できてほっとし ています しかしこれで 終 わりではなく 筆 記 試 験 口 頭 試 験 論 文 の 修 正 学 長 による 審 査 などが 待 って います 来 年 の 5 月 位 にならないと 自 分 が 過 程 を 無 事 に 修 了 できたかわかりません とにかく 本 を 書 くこと よりも 大 変 な 作 業 でした 博 士 号 を 取 ることによって 今 後 のライフワーク に 変 化 はあるのですか? 正 直 にいうと なぜ 自 分 でもそれを 学 び 始 めたのか よくわからないのです( 笑 ) この 勉 強 をはじめたとき は 友 人 も 家 族 もびっくりしました キャリアを 変 える のか? 大 学 で 教 えるのか? といろいろ 聞 かれまし た しかし 私 は 大 学 というシステムは 好 きではない ので 教 えるということはないと 思 います 私 はもともと 心 理 学 者 なので いつも 人 の 心 の 中 で 何 が 起 こっているのか に 興 味 をもってきました 人 の 感 情 であるとか 恐 怖 や 不 安 それらの 課 題 はな んなのか もっとアサーティブであるためにはどうす ればいいのか 30 年 間 こうした 人 々の 中 の 問 題 に 常 に 注 目 してきました 日 本 に 来 る 前 は 忙 しかったと 伺 いましたが 2006 年 の 3 月 から 大 学 で 環 境 学 について 勉 強 してい ます その 集 大 成 として 日 本 に 来 る 前 日 に 75 万 語 にの ぼる 非 常 に 長 い 博 士 論 文 を 提 出 してきました たいへ しかし 今 なぜこれをやったのかと 考 えてみると この 4 年 間 というのは 人 々の 外 側 に 注 目 してきたのか なと 思 います 経 済 を 見 たり 政 治 を 見 たり 環 境 問 題 を 考 えたり 哲 学 とか 消 費 文 化 こうした 外 の 状 況 がどのように 人 々の 心 に 影 響 を 与 えるのかをみてき 基 礎 講 座 同 じグループの 方 からまっすぐほめていただき とても 嬉 しかったです 自 分 の 良 いところを 認 めるワークでは 思 わず 涙 がでてきました 気 もちが 温 かくなった 2 日 間 でした ありがとうございました (30 代 女 性 ) 5

アン ディクソン 氏 独 占 インタビュー たのではないかと 思 います 今 まで 勉 強 した ことがなかったので 結 構 難 しかったけど な ぜ 世 界 がこうなのかというのを 理 解 したかったので 一 生 懸 命 勉 強 しました 今 は 世 界 に 対 して 違 う 見 方 をしています 今 ももち ろんアサーティブネスにコミットしていますが もっ と 広 くとらえているような 気 がします 将 来 的 には 勉 強 したことをどうするかはまだ 決 まっていませんが それがわかるときまで 待 とうと 思 っています ただ 学 んだことの 本 は 書 くと 思 います 学 術 的 なものでは なく 友 人 が 読 んでわかるような 本 です 本 は 書 くけれども やはり 私 は コミュニケーター だと 思 います 形 はいろいろあるけれども コミュニ ケーションする 人 です たぶん 自 分 の 考 えを 声 に 出 す ということを 人 とは 違 うやり 方 でやっているのだ と 思 います 表 現 したいのは 自 分 が 世 界 をどう 見 ているのか です それが 60 数 年 生 きてきて 自 分 のやりたいことだ と 思 っています 誰 も あれを 書 いて とか それを 書 いて とかは いいません 自 分 が 表 現 したいことだけを 書 いていま す ある 種 の 芸 術 家 みたいなものかもしれません 自 分 の 内 側 にあるものを 外 に 出 す それが 私 の 原 動 力 に なっています 日 本 について 日 本 の 料 理 がお 好 きとうかがいました すべて 好 きです( 笑 ) いつも 新 しい 発 見 があります 日 本 食 はいいです 今 回 の 来 日 では 前 回 食 べなかっ たようなものをチャレンジして 食 べています 日 本 食 を 食 べることはまるで 未 知 の 世 界 を 冒 険 するようなも のです 大 阪 ではパンプキンにココナツクリームがのった 料 理 を 食 べました イギリスでは 思 いつかない 組 み 合 わ せです ごまと 梅 干 しの 和 風 チャーハンもおいしかっ たです マグロに 醤 油 をつけて 食 べるのも 好 きです 昨 日 はカフェでかぼちゃコロッケを 食 べました これ もまたおいしかった! イギリスのコロッケはどうなのですか? コロッケはあるけれども そこにかぼちゃはいれま せん( 笑 ) 日 本 のコロッケは 脂 っぽくないし 食 べや すいし とても 口 当 たりが 軽 い! どうしたらあんな においしくできるのか 知 りたいくらいです 静 岡 の 広 重 美 術 館 に 行 ってきたそうですね 広 重 の 絵 は 想 像 的 かつシンプルで とても 美 しいと 思 います 広 重 は 12 年 ほど 前 にロンドンで 展 覧 会 をみ たことがあります 本 当 に 彼 の 絵 が 大 好 きで なぜそ んなに 好 きかは 表 現 が 難 しいです 彼 の 絵 はとても 人 間 的 だと 思 います 彼 はビジョンを 持 っていて その ビジョンがとてもおもしろい 彼 は 天 才 です 私 もビジョンは 持 っていますが 彼 のビジョンに 比 べたらまだまだ( 笑 ) 彼 の 絵 を 見 て 自 分 が 謙 虚 になる 気 がしました 名 所 江 戸 百 景 大 はしあたけの 夕 立 名 所 江 戸 百 景 亀 戸 梅 屋 舗 アサーティブネスについて 対 等 性 を 信 じて 疑 わない 姿 勢 はどこから 来 るので すか? たぶんそれを 信 じて 生 まれてきたんだと 思 います 子 宮 の 中 にいるときから( 笑 ) 自 分 でもなぜかはわか りません 多 くの 人 は 対 等 性 とは 一 つの 概 念 だと 思 っていま す しかし 私 は 勉 強 したわけではないけれど ずっと 疑 わずに 信 じています 友 人 からは あなたは 対 等 性 を 本 当 に 信 じてるんだね とびっくりされます この 信 念 は 私 自 身 であり 変 えることはできません もちろんヒエラルキーは 存 在 していて それにもきち んと 目 を 向 けますが いつも 人 を 対 等 にみるというの は 私 にとって 自 然 なことです 20 代 の 頃 アサーティブネスを 知 る 前 ですが 学 校 の 教 師 をしていました 自 分 が 先 生 で 生 徒 が 下 にいる 6 応 用 講 座 批 判 や 怒 りは 怖 れるものではないと 学 び これからは 余 裕 をもって 対 応 できる 気 がします (50 代 男 性 )

というのが 非 常 に 居 心 地 悪 く 座 り 方 さえ 変 えてしま いました もちろん 私 は 先 生 だし 権 威 も 持 っている けど 学 びというのはもっともっと 共 感 し 共 有 しなが ら 行 われるものだと 思 っています がっかりするとき 信 念 が 揺 らぐときもあります よね? そんなときはどうしているのですか もちろん 他 の 人 がいつでも 私 を 対 等 に 扱 ってくれる わけではありません ハシゴの 上 に 置 かれたり 下 に 置 かれたり それはとてもつらいことですし 傷 つき ます それに 他 の 人 が 対 等 に 扱 われないのを 見 るのも 傷 つきます そんなときはキッチンで 泣 きます ニュースであま りにもひどい 話 を 聞 いたときも 泣 きます しょっちゅ う 涙 を 流 します あまりにも 世 界 がひどいから 私 は 自 分 が 理 想 主 義 者 だとは 思 っていません 何 が 起 きているか 見 えているし 4 年 間 いろいろ 勉 強 して 世 界 がどう 動 いているかも 学 びました 本 当 に 怖 いこ とです 恐 ろしいことです だからどうなるかはわか らないけど 私 自 身 が 対 等 性 を 信 じつづけることには 変 わりません ときには 孤 立 してひとりぼっちだと 感 じるときがあ ります 一 方 であまりにも 傷 ついて 人 間 よりも 動 物 の 方 がよっぽどまし!と 思 うこともあります( 笑 ) しか し 私 ができる 小 さなことからやるしかありません さまざまな 人 権 擁 護 運 動 に 関 わってくるなかで 対 等 性 に 対 する 信 念 が 深 まるときはどんなときです か? 私 は 感 情 を 持 った 人 間 です ハートで 生 きています 友 人 たちからは 人 よりも 感 じやすい といわれます 人 々の 感 情 を 敏 感 に 感 じますし どれくらいみんなが 苦 しんでいるかもわかります 今 日 電 車 の 中 でいろいろな 人 の 顔 を 見 ました 見 知 らぬ 人 の 顔 の 後 ろにはいろいろな 物 語 があります 私 は 日 本 語 が 話 せないので 直 接 話 すことはできません が 一 人 ひとりの 人 生 のストーリーに 興 味 があります きっと 話 したら 私 はその 人 の 隠 された 感 情 を 見 つけ 出 すと 思 います 私 が 怖 れるのは 人 間 的 である ということの 意 味 が 失 われつつあることです 顔 を 見 て 話 す 代 わりに 簡 単 にすぐメールで 済 ませてしまう 大 事 な 話 を 会 っ て 話 さずに 数 行 のメールで 済 ませてしまう 感 情 を 感 じずに 自 分 を そして 他 人 を 物 のように 扱 うよう な 社 会 に 変 わりつつあることに 恐 怖 を 感 じます 日 本 でのアサーティブネスの 普 及 に 関 して ア サーティブジャパンに 期 待 することはありますか? アサーティブネスの 対 等 性 の 部 分 を 省 いて 薄 める のは 簡 単 です そのほうがたぶんお 金 にはなりますよ ね( 笑 ) しかし アサーティブジャパンは 対 等 性 を 大 事 にして スキルだけに 偏 らないでよくよく 取 り 組 ん でいると 思 います これからも 講 師 と 参 加 者 の 関 係 は 対 等 であること そしてお 互 いから 学 べることを 忘 れずに 謙 虚 な 姿 勢 で 広 めていってほしいと 思 います ( 日 本 語 で) がん ばってください いろいろなところから 希 望 をもらいます だいたい が 小 さなグループで メインのシステムから 外 れたと ころで 地 道 に 活 動 しています インド セルビア ボ スニア 南 アフリカなど おもに 女 性 たちが 主 導 権 を 握 って 堂 々と 立 ち 弱 い 人 たちのため 戦 っています 政 治 や 自 分 の 利 害 のためではなく 心 からそれを 信 じ てやっている 人 たちです そうしたエネルギーはいつも 愛 と 怒 りからやってき ます 人 は 愛 と 怒 りの 両 方 を 持 つ 必 要 があります すっ かり 満 足 していると 怒 りは 感 じません 社 会 を 変 えて いくには 攻 撃 的 ではない 怒 りが 絶 対 に 必 要 なのです 応 用 講 座 一 番 印 象 に 残 っているのはロールプレイです ロールプレイを 通 じて 自 分 以 外 の 人 ( 相 手 )の 気 もちがよくわ かりました あと 自 分 の 気 もちに 夢 中 になりすぎる 傾 向 があることに 気 づきました (30 代 女 性 ) 7