目 次 Ⅰ. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランの 策 定 にあたって 1P 1. 女 性 活 躍 推 進 への 取 り 組 み 1 2. 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン 策 定 背 景 2 3. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランのねらい 2 Ⅱ. 本 市 の 現 状 3P

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目 次 Ⅰ. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランの 策 定 にあたって 1P 1. 女 性 活 躍 推 進 への 取 り 組 み 1 2. 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン 策 定 背 景 2 3. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランのねらい 2 Ⅱ. 本 市 の 現 状 3P 1. 統 計 でみる 現 状 3 (1) 職 員 構 成 3 (2) 勤 務 に 関 する 状 況 5 (3) 女 性 を 取 り 巻 く 状 況 7 2. 座 談 会 アンケートでみる 現 状 8 (1) 座 談 会 の 実 施 概 要 8 (2) 座 談 会 での 主 な 意 見 8 (3)アンケートの 実 施 概 要 9 (4)アンケートの 主 な 結 果 9 Ⅲ. 現 状 分 析 から 明 らかになった 課 題 と 取 り 組 みの 体 系 図 13P Ⅳ. 女 性 活 躍 推 進 に 向 けた 取 り 組 み 14P 1.ワークライフバランス 実 現 に 関 する 取 り 組 み 14 (1) 時 間 外 勤 務 時 間 の 削 減 14 (2) 多 様 な 働 き 方 の 推 進 15 2. 人 材 育 成 に 関 する 取 り 組 み 15 (1) 多 様 な 業 務 経 験 の 付 与 15 (2) 研 修 等 によるキャリア 形 成 支 支 援 16 (3)キャリアデザインの 活 用 16 (4) 育 児 介 護 休 業 者 への 支 援 16 3. 職 場 環 境 改 善 に 関 する 取 り 組 み 17 (1) 良 好 な 人 間 関 係 の 構 築 17 (2) 職 員 の 意 識 改 革 に 関 する 取 り 組 み 17 Ⅴ. 女 性 活 躍 推 に 関 する 特 定 事 業 主 行 動 計 画 18P 1. 女 性 活 躍 推 進 法 について 18 (1) 概 要 と 基 本 原 則 18 (2) 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 について 18

(3) 女 性 の 活 躍 に 関 する 状 況 の 把 握 情 報 公 表 項 目 について 19 1 採 用 した 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 19 2 離 職 率 の 男 女 差 20 3 超 過 勤 務 の 状 況 21 45 管 理 的 地 位 各 役 職 段 階 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 21 6 育 児 休 業 を 取 得 した 職 員 の 割 合 と 男 女 別 の 平 均 取 得 期 間 22 7 出 産 補 助 休 暇 又 は 育 児 参 加 休 暇 を 取 得 した 男 性 職 員 の 割 合 と 平 均 取 得 日 数 22 Ⅵ. 数 値 目 標 23P

Ⅰ. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランの 策 定 にあたって 1. 女 性 活 躍 推 進 への 取 り 組 み 国 の 取 り 組 み 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 が 進 む 中 日 本 の 経 済 が 持 続 的 な 成 長 を 実 現 するためには 多 様 な 人 材 が 持 つ 潜 在 的 な 能 力 を 活 かし 企 業 の 競 争 力 を 高 めることが 必 要 とされています 特 に 女 性 の 活 躍 推 進 は 労 働 力 の 確 保 という 消 極 的 な 意 味 にとどまらず 組 織 のイノベ ーションを 促 進 し 競 争 力 強 化 に 寄 与 するものとして 期 待 されています このような 中 政 府 は 女 性 の 活 躍 推 進 を 成 長 戦 略 の 中 核 に 位 置 付 け 社 会 のあ らゆる 分 野 において 指 導 的 地 位 に 占 める 女 性 の 割 合 を2020 年 までに 少 なくとも3 0% 程 度 とする 目 標 を 掲 げました そして まず 隗 より 始 めよ の 観 点 から 国 家 公 務 員 の 女 性 の 採 用 や 役 職 への 登 用 の 拡 大 に 積 極 的 に 取 り 組 むとともに 男 女 問 わず 職 員 のワークライフバランスを 一 体 的 に 推 進 する 取 り 組 みを 行 っています 福 岡 県 の 取 り 組 み 福 岡 県 は 官 民 一 体 となり 女 性 の 活 躍 を 推 進 する 女 性 の 大 活 躍 推 進 福 岡 県 会 議 を 平 成 25 年 5 月 に 発 足 させました 会 議 では 女 性 の 活 躍 推 進 により 企 業 の 総 合 力 向 上 や 地 域 経 済 の 活 性 化 を 図 るとともに 男 女 共 に 働 きやすく 生 きやすい 社 会 づくりに 取 り 組 んでいます また 企 業 や 自 治 体 に 女 性 管 理 職 の 登 用 目 標 数 値 等 を 公 表 させるこ とで 女 性 の 活 躍 推 進 の 拡 大 を 図 る 取 り 組 みも 行 っています 宗 像 市 の 取 り 組 み 本 市 では 平 成 21 年 度 に 策 定 した 人 材 育 成 ビジョンに 基 づき 男 女 差 のない 任 用 仕 事 と 生 活 の 両 立 支 援 長 時 間 労 働 対 策 等 の 施 策 を 講 じ これまでも 女 性 職 員 が 安 心 して 職 務 に 従 事 できる 職 場 環 境 の 整 備 に 取 り 組 んできました 最 近 の 国 や 県 の 状 況 を 踏 まえ 本 市 でも 女 性 職 員 の 活 躍 推 進 に 向 けた 取 り 組 みを 強 化 するため 平 成 26 年 6 月 に 庁 内 組 織 である 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン 策 定 ワー キンググループ を 設 置 し 取 り 組 み 内 容 の 検 討 を 行 いました また 福 岡 県 の 女 性 の 大 活 躍 推 進 福 岡 県 会 議 設 立 趣 旨 に 賛 同 し 平 成 26 年 6 月 に 自 主 宣 言 目 標 ( 女 性 管 理 職 比 率 の 目 標 値 ) を 公 表 しました 自 主 宣 言 目 標 ( 女 性 の 管 理 職 比 率 又 は 女 性 の 管 理 職 者 数 の 将 来 目 標 ) 宗 像 市 は 女 性 が 活 躍 する 社 会 をつくるため 5 年 後 ( 平 成 31 年 度 )までに 女 性 役 職 者 ( 企 画 主 査 以 上 )の 比 率 を20% 以 上 に 引 き 上 げます また 2020 年 ( 平 成 32 年 ) 後 のなるべく 早 い 時 期 に 同 比 率 が30% 以 上 になるよう 人 材 育 成 の 強 化 に 努 めます 1

2. 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン 策 定 背 景 本 市 の 職 員 構 成 は 男 性 が 約 70% 女 性 が 約 30%です 40 歳 50 歳 代 の 男 性 が 全 体 の 約 半 数 を 占 める 一 方 で 過 去 の 採 用 抑 制 や 早 期 退 職 などにより40 歳 50 歳 代 の 女 性 は 極 めて 少 なくなっています 10 年 後 は 近 年 の 採 用 職 員 に 占 める 女 性 割 合 の 高 まりから 男 女 比 がほぼ 同 じになり 女 性 の 役 割 がますます 拡 大 していくと 予 測 されます これからは 性 別 に 関 わらず 男 性 も 女 性 もさまざまな 分 野 で 活 躍 し 意 欲 や 能 力 に 応 じて 役 職 に 就 き 部 下 の 指 導 育 成 やチー ムのマネジメント 政 策 形 成 などを 担 うことが 求 められます 3. 女 性 活 躍 推 進 アクションプランのねらい 女 性 活 躍 推 進 アクションプランは 人 材 育 成 ビジョンを 補 完 するものとして 位 置 付 けま す アクションプラン 策 定 の 際 に 実 施 した 座 談 会 や 職 員 意 識 調 査 アンケートの 結 果 から 明 らかになった 課 題 を 解 消 し 人 材 育 成 ビジョンの 施 策 を 強 化 する 取 り 組 みを 示 しています アクションプランのねらいは 自 主 宣 言 目 標 ( 女 性 管 理 職 比 率 の 目 標 値 )の 目 標 値 を 達 成 することではありません 全 職 員 のワークライフバランスの 実 現 と 自 信 とやりがいを 持 って 活 躍 する 女 性 職 員 の 育 成 女 性 職 員 の 活 躍 を 支 援 する 職 場 環 境 の 醸 成 を 目 指 します 2

Ⅱ. 本 市 の 現 状 1. 統 計 でみる 現 状 (1) 職 員 構 成 年 齢 別 職 員 構 成 本 市 の 正 職 員 数 は439 人 で 男 性 職 員 300 人 (68.3%) 女 性 職 員 139 人 (31.7%)となっています 役 職 適 齢 期 である40 歳 ~59 歳 の 職 員 が 全 体 の66.9% を 占 める 一 方 で 29 歳 ~38 歳 までの 職 員 は12.7%と 非 常 に 少 なく 職 員 構 成 ピラミ ッドは 極 めていびつになっています また 各 年 代 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 は 20 歳 代 が54.8% 30 歳 代 が43.1% 40 歳 代 が34.7% 50 歳 代 では6.6%となっています 年 齢 別 職 員 構 成 図 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 年 齢 男 性 女 性 ( 人 ) 0 5 10 15 20 25 30 20 代 30 代 40 代 50 代 合 計 割 合 男 33 41 113 113 3 0 68.3% 女 40 31 60 8 139 31.7% 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 ( 非 正 規 職 員 は 含 まない) 3

部 署 別 職 員 構 成 係 長 級 以 下 の 一 般 行 政 職 職 員 ( 専 門 職 を 除 く)が5 人 以 上 の 部 署 において 全 職 員 の 男 女 比 (7:3)より 女 性 職 員 の 割 合 が 低 いのは 元 気 な 島 づくり 課 地 域 安 全 課 都 市 計 画 課 で これまで 人 材 育 成 ビジョン 等 に 基 づき 取 り 組 んできた 男 女 差 のない 任 用 や 女 性 の 職 域 拡 大 が 一 部 でまだ 実 現 できていない 状 況 があります 部 署 別 職 員 構 成 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 ( 非 正 規 職 員 は 含 まない) 4

(2) 勤 務 に 関 する 状 況 時 間 外 等 勤 務 時 間 業 務 量 の 増 加 と 業 務 の 多 様 化 が 進 む 中 全 国 的 にも 少 ない 職 員 数 で 業 務 に 取 り 組 んで おり 時 間 外 勤 務 労 働 の 年 間 総 時 間 は 年 々 増 加 傾 向 にあります ( 時 間 ) 250 職 員 数 (5 級 以 下 )と 時 間 外 勤 務 時 間 ( 年 間 一 人 あたり) 一 般 会 計 決 算 額 の 推 移 221 ( 億 円 )( 人 ) 5 0 2 0 427 176 184 162 172 194 450 150 1 0 146 410 397 392 387 391 334 398 345 4 0 350 50 275 284 307 301 316 3 0 0 H19 年 度 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 H25 年 度 250 年 間 一 人 あたりの 時 間 外 勤 務 時 間 ( 時 間 ) 5 級 以 下 の 職 員 数 ( 人 ) 一 般 会 計 決 算 額 ( 億 円 ) 5 級 以 下 : 給 与 表 における 職 位 部 長 級 (7 級 ) 課 長 級 参 事 (6 級 ) 未 満 主 幹 (5 級 ) 以 下 有 給 休 暇 の 取 得 状 況 職 員 の 有 給 休 暇 取 得 平 均 日 数 は 全 国 自 治 体 の 平 均 日 数 よりも 多 くなっていますが 平 成 19 年 以 降 はやや 減 少 傾 向 です 平 成 23 年 以 降 は 休 日 勤 務 の 増 加 に 伴 い 振 替 日 の 取 得 日 数 も 増 加 しており 有 給 休 暇 の 取 得 日 数 の 減 少 は 振 替 日 の 増 加 も 原 因 の 一 つであると 考 えられます 一 方 で 職 員 アンケートで 休 暇 の 取 得 を しやすい まあしやすい と 回 答 した 人 の 割 合 は63%でした ( 人 ) 16 14 12 10 8 6 4 2 0 有 給 休 暇 と 振 替 日 の 平 均 取 日 数 13.3 13.2 12.9 12.7 12.7 12.7 11.9 11.4 11.2 11.1 11.0 10.9 11.2 10.8 2.0 2.7 2.8 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 職 場 は 休 暇 が 取 得 しやすいか あまりそ うではな い 12% どちらと も 言 えな い 18% そうでは ない 7% そうだ 18% まあそう だ 45% 本 市 の 平 均 日 数 ( 日 ) 全 国 自 治 体 の 平 均 日 数 ( 日 ) 年 間 一 人 あたり 振 替 日 の 平 均 取 得 日 数 ( 日 ) 5

子 の 看 護 休 暇 及 び 短 期 介 護 休 暇 の 取 得 状 況 中 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 を 養 育 する 職 員 には 子 の 看 護 休 暇 が 年 5 日 (その 養 育 する 中 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 子 が2 人 以 上 の 場 合 は 年 10 日 ) 要 介 護 者 の 介 護 等 を 行 う 職 員 には 短 期 介 護 休 暇 が 年 5 日 ( 要 介 護 者 が2 人 以 上 の 場 合 は 年 10 日 ) 付 与 されています 子 の 看 護 休 暇 は 取 得 日 数 に 若 干 の 変 動 があるものの 取 得 する 職 員 数 は 平 成 23 年 からほぼ 横 ばいです 一 方 短 期 介 護 休 暇 の 過 去 3 年 間 の 利 用 者 は2 人 でした ( 日 ) 125 子 の 看 護 休 暇 取 得 状 況 短 期 介 護 休 暇 取 得 状 況 ( 人 ) ( 日 ) ( 人 ) 40 25 8 120 115 38 20 6 110 105 34 35 34 36 34 15 10 4 1 0 95 90 103 121 113 H23 H24 H25 32 30 5 0 1 1 0 5 2 H23 0 H24 H25 2 0 子 の 看 護 休 暇 の 取 得 総 数 ( 日 ) 取 得 人 数 ( 人 ) 短 期 介 護 休 暇 の 取 得 総 数 ( 日 ) 取 得 人 数 ( 人 ) 職 員 意 識 調 査 アンケートで 子 の 看 護 休 暇 や 短 期 介 護 休 暇 の 制 度 があることを 知 ってい ると 回 答 した 人 は 全 体 の95% 利 用 機 会 のある 人 のうち 利 用 せずに 有 給 休 暇 等 で 対 応 している 人 は 男 性 61% 女 性 36%でした 子 の 看 護 休 暇 や 介 護 休 暇 を 利 用 するか 男 性 子 の 看 護 休 暇 や 介 護 休 暇 を 利 用 するか 女 性 39% 36% 61% 64% 利 用 する( 利 用 したことがある) 利 用 せず 有 給 休 暇 等 で 対 応 利 用 する( 利 用 したことがある) 利 用 せず 有 給 休 暇 等 で 対 応 6

(3) 女 性 を 取 り 巻 く 状 況 役 職 者 に 占 める 女 性 の 割 合 役 職 者 ( 企 画 主 査 以 上 )に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 は 平 成 27 年 4 月 時 点 で13.3% であり ここ 数 年 でその 割 合 が 高 まってきているものの 職 員 の 女 性 の 割 合 (31.7%) に 比 べるとかなり 低 くなっています しかし そもそも 役 職 の 適 齢 期 にある 女 性 職 員 が 少 ない 状 況 であり 平 成 27 年 4 月 現 在 女 性 の 部 長 級 職 員 は1 人 課 長 級 職 員 は2 人 ( 課 長 職 全 体 の4%)と 政 策 形 成 の 場 に 女 性 職 員 が 参 画 していない 状 況 が 続 いています ( 人 ) 25 役 職 付 女 性 職 員 の 人 数 と 役 職 に 占 める 女 性 の 割 合 20.0% 20 15 10 5 0 13.3% 10.8% 8.3% 8.5% 7.5% 22 5.7% 17 13 11 3 9 3 2 7 2 2 2 1 1 0 0 0 0 H22 H23 H24 H25 H26 H27 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 部 長 級 課 長 級 係 長 級 役 職 者 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 育 児 休 業 取 得 期 間 育 児 休 業 給 付 金 の 支 給 率 の 引 上 げや 育 休 期 間 中 の 共 済 掛 金 の 免 除 等 育 児 休 業 中 の 支 援 制 度 が 充 実 するのに 伴 い 育 児 休 業 の 取 得 平 均 期 間 がやや 長 期 化 する 傾 向 にあります ( 年 ) 2.00 育 児 休 業 取 得 人 数 と 平 均 取 得 年 数 ( 人 ) 20 1.50 15 1.00 0.97 1.08 1.16 1.10 1.20 1.17 1.56 1.13 1.48 1.36 1.40 18 16 14 12 1.00 7 8 8 8 8 10 8 0.50 3 3 3 3 5 3 6 4 2 0.00 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 0 取 得 人 数 ( 人 ) 平 均 取 得 期 間 ( 年 ) 取 得 人 数 と 期 間 は 育 児 休 業 開 始 日 の 属 する 年 度 を 基 準 に 集 計 7

2. 座 談 会 アンケートでみる 現 状 (1) 座 談 会 実 施 概 要 第 1 回 第 2 回 第 3 回 平 成 26 年 7 月 18 日 平 成 26 年 10 月 3 日 平 成 27 年 1 月 9 日 キックオフミーティングとし 海 外 や 民 間 企 業 の 女 性 活 躍 の 動 向 を 知 ることで 職 員 に 女 性 活 躍 推 進 の 取 組 みへの 関 心 を 持 つこと を 目 的 に 実 施 した 子 育 て 期 もいきいきと 働 くために をテーマに 育 児 休 業 中 の 職 員 や 子 育 て 期 の 職 員 を 取 り 巻 く 現 状 や 課 題 悩 みなどについて 意 見 を 交 わした 女 性 活 躍 推 進 と 言 うまえに 男 女 ともにいきいきと 働 き 活 躍 できる 職 場 環 境 とは? をテーマにワールドカフェ 形 式 で 意 見 を 交 わした (2) 座 談 会 での 主 な 意 見 職 場 環 境 ワークライフバランス の 推 進 体 制 が 整 っていない 部 分 休 業 を 途 中 であきらめる 人 もいる 職 員 は 減 っているのに 仕 事 が 増 えている 仕 事 を 減 らしていかないといけ ない 男 性 は 育 休 を 取 りにくい 雰 囲 気 があるのかもしれない 男 性 でも 子 ども のために 休 みます ということを 言 いやすい 職 場 の 雰 囲 気 が 必 要 女 性 だけでなく 男 性 も 仕 事 と 家 庭 のバランスをとるべき 人 間 関 係 仕 事 以 外 のコミュニケーションも 大 事 女 性 の 意 識 女 性 の 登 用 と 育 成 多 様 性 を 活 かす 私 たち 女 性 は これまで 責 任 ある 仕 事 をしてこなかったので どうしても 自 信 がない と 思 ってしまうところがある 常 に 申 し 訳 ないという 気 持 ち 仕 事 に 対 して 子 どもに 対 して 強 い ジレンマを 日 々 感 じている 市 役 所 でも 責 任 あるポスト( 課 長 部 長 など)を 女 性 にさせてみようとす ることが 大 切 それには 任 せる そして 見 守 る 環 境 が 必 要 役 割 を 渡 す 作 り 出 す 女 性 補 助 的 な 仕 事 女 性 の 役 割 は 無 限 大 環 境 を 整 えるべき 多 様 性 や 違 和 感 を 大 切 にする 人 それぞれ 違 うことが 新 しいこと を 生 み 出 す 男 性 女 性 といった 視 点 ではなく 一 人 の 人 として 見 ること ができるようになるべき 男 性 と 女 性 の 割 合 は50 対 50が 自 然 力 の 差 はあると 思 うが 女 性 だか らこそ 果 たせる 役 割 もある なんでもやらせてみる 8

(3)アンケートの 実 施 概 要 名 称 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン 策 定 のための 職 員 意 識 調 査 アンケート 実 施 期 間 平 成 26 年 9 月 24 日 ~10 月 3 日 回 答 者 数 304 人 ( 男 性 201 人 女 性 103 人 ) 回 答 率 68% (4)アンケートの 主 な 結 果 家 庭 状 況 について ( 複 数 回 答 ) 0 50 100 150 200 ( 人 ) 未 就 学 児 を 養 育 している 50 小 学 生 の 子 どもを 養 育 している 63 中 学 生 以 上 の 子 どもを 養 育 している 85 家 族 の 介 護 にたずさわっている 21 いずれでもない 145 仕 事 と 育 児 や 介 護 の 両 立 をどのように 感 じるか 困 難 に 感 じる ことはない 9% 困 難 に 感 じる 15% ほとんど 困 難 に 感 じるこ とはない 31% 時 々 困 難 に 感 じる 45% 育 児 や 介 護 にたずさわっている 人 の 割 合 は 全 体 の52% そのうち 育 児 や 介 護 を 困 難 に 感 じる 人 の 割 合 は 男 性 50% 女 性 77% 家 事 ( 育 児 介 護 )にたずさわる1 日 あたりの 時 間 3 時 間 以 上 5% 33% 1 時 間 以 上 3 時 間 未 満 1 時 間 未 満 27% 33% 34% 47% 男 性 女 性 0 6% 15% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 女 性 のほうが 家 事 時 間 は 長 く 女 性 の3 割 以 上 が1 日 に3 時 間 以 上 家 事 にたずさわっている また 約 4 割 の 男 性 は 1 時 間 以 上 家 事 にたずさわっている 9

土 日 等 休 日 勤 務 の 状 況 ない 16% あまり ない ( 年 5 6 日 程 度 ) 49% よくす る ( 月 2 3 日 以 上 ) 18% たまに する ( 月 1 日 程 度 ) 17% 休 日 勤 務 を よくする たまにする と 回 答 した 人 のうち 育 児 や 介 護 にたずさわっている 人 は 男 性 67% 女 性 37% 任 用 や 仕 事 で 経 験 を 積 む 機 会 に 男 女 差 があると 思 うか 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50% そうだ まぁそうだ どちらとも 言 えない あまりそうではない そうではない 5% 10% 12% 11% 16% 15% 24% 27% 37% 男 性 女 性 43% 機 会 に 男 女 差 があると 感 じている 割 合 は 女 性 のほうが 高 い 現 在 の 職 位 より 上 位 に 就 きたいか ( 係 員 係 長 級 のみ 回 答 ) 係 員 級 0% 10% 20% 30% 40% 50% 現 在 職 位 23% 41% 係 長 まで 課 長 以 上 14% 13% 12% 38% 男 性 係 員 女 性 係 員 わからない 26% 35% 係 長 級 0% 10% 20% 30% 40% 50% 現 在 職 位 課 長 以 上 18% 27% 40% 39% 男 性 係 長 女 性 係 長 わからない 33% 42% 現 在 の 職 位 のままでいい とした 理 由 は 男 性 今 のままで 十 分 満 足 体 力 的 精 神 的 に 厳 しい 女 性 体 力 的 精 神 的 に 厳 しい 能 力 に 自 信 がない 家 庭 との 両 立 が 困 難 の 順 で 多 い 10

仕 事 上 目 標 としている 上 司 や 先 輩 同 僚 がいるか はい いいえ 男 性 1 0 101 女 性 70 33 日 頃 から 自 己 研 さんに 取 り 組 んでいるか あまりそう ではない 15% どちらとも 言 えない 34% そうでは ない 3% そうだ 7% まあそうだ 41% 回 答 に 男 女 差 はなく 男 女 ともに 年 齢 が 上 がるほど 自 己 研 さんに 取 り 組 む 割 合 は 高 い できない 理 由 としては 時 間 的 余 裕 がない がもっとも 多 い 女 性 役 職 登 用 数 値 目 標 導 入 への 意 見 ( 複 数 回 答 ) 0 50 100 150 200 働 く 女 性 にとって 励 みになる 目 標 がないと 組 織 は 努 力 しない 女 性 への 評 価 が 甘 くなる 実 力 での 昇 進 も 目 標 のせいになる 労 働 環 境 がよくなる 男 性 への 評 価 が 厳 しくなる 女 性 に 甘 えが 生 じる 女 性 上 司 は 不 自 然 その 他 1 9 16 30 61 57 62 78 155 ( 人 ) あなたは 今 いきいきしている( 自 分 らしい)と 思 うか どちらとも 言 えない 43% いいえ 22% はい 35% 30~40 歳 代 の 職 員 ではいと 答 えた 人 の 割 合 は 男 41% 女 性 33%で 男 性 の 割 合 が 高 い 50 歳 代 以 上 の 職 員 は 男 女 ともに どちらとも 言 えない と 答 えた 人 の 割 合 50% 超 えている 11

もっといきいきと 働 くために 配 慮 してほしいことは 何 か ( 自 由 意 見 ) 近 年 は 職 員 に 対 する 職 務 の 負 荷 が 高 まっているように 思 う 適 正 な 人 員 配 置 を 行 い 仕 事 と 家 庭 のバランスを 取 れる 職 場 にすることが 大 切 定 時 に 帰 れるよう また 土 日 に 交 替 で 出 られるよう 人 をふやしほしい 短 時 間 勤 務 の 制 度 を 実 際 に 利 用 できる 職 場 環 境 づくり 現 在 の 職 場 は 人 ワークライフバラ 員 不 足 でとても 利 用 できる 状 況 ではない ンスが 実 現 できる 17 時 に 帰 りやすい 職 場 の 雰 囲 気 職 場 環 境 ワークライフバランスと 言 いながら 職 場 の 雰 囲 気 がそうなっておらず 休 暇 も 取 りづらい 管 理 職 が 積 極 的 に 働 きかけをしてもらいたい 両 立 を 支 援 するための 制 度 について 上 司 や 同 僚 の 認 識 と 理 解 不 足 のた め 制 度 を 利 用 しにくい 相 談 しやすく 助 け 合 いやすく 職 員 がお 互 いに 配 慮 し 合 える 関 係 人 間 関 係 職 場 内 でコミュニケーションをより 多 くとれるようにする 女 性 特 有 の 休 暇 が 取 りにくい 育 児 休 業 等 への 周 囲 の 配 慮 と 理 解 女 性 職 員 がより 活 躍 するために 必 要 なことは 何 だと 思 うか ( 自 由 意 見 ) 意 識 改 革 人 員 の 適 正 配 置 女 性 の 登 用 意 欲 の 向 上 人 材 育 成 ワークライフバラ ンスが 実 現 できる 職 場 環 境 女 性 に 限 らず 仕 事 に 対 して 積 極 性 と 自 信 を 持 つこと 女 性 だからと 遠 慮 しない 女 性 を 取 り 巻 く 上 司 や 同 僚 の 意 識 改 革 宗 像 市 の 行 政 機 関 としてのパフォーマンスを 向 上 させるためには 女 性 の 活 躍 推 進 が 不 可 欠 であることを 職 員 全 体 で 共 有 することが 第 一 子 どもをもつ 職 員 に 配 慮 した 人 事 異 動 職 員 の 能 力 に 応 じて 適 材 適 所 を 考 えること 女 性 だから 登 用 しないことと 同 様 に 女 性 だから 登 用 することも 望 まし くない 男 性 と 女 性 がそれぞれに 適 した 分 野 で 活 躍 できる 環 境 女 性 の 上 司 を 増 やし ロールモデルとなる 人 材 を 多 くすること 女 性 職 員 自 身 が 業 務 領 域 を 自 ら 広 げよう 深 めようとする 意 識 仕 事 に 対 する 女 性 の 熱 意 とそれに 対 する 男 性 の 理 解 新 人 のうちから 女 性 にもいろいろな 経 験 を 積 ませる 女 性 に 仕 事 を 任 せる 活 躍 する 機 会 を 与 える 男 女 問 わずワークライフバランスを 実 現 できる 職 場 環 境 時 間 外 勤 務 = 頑 張 っている という 評 価 があるように 感 じる 時 間 外 勤 務 の 削 減 に 全 庁 的 に 取 組 むべき 男 性 が 積 極 的 に 家 庭 に 入 れる 環 境 づくり 12

Ⅲ. 現 状 分 析 から 明 らかになった 課 題 と 取 り 組 みの 体 系 図 13

Ⅳ. 女 性 活 躍 推 進 に 向 けた 取 り 組 み 1.ワークライフバランス 実 現 に 関 する 取 り 組 み WLB 実 現 に 関 する 取 り 組 み 時 間 外 勤 務 時 間 の 削 減 多 様 な 働 き 方 の 推 進 職 場 の 人 間 関 係 家 庭 の 問 題 などさまざま な 要 因 により 職 員 が 抱 えるストレスは 増 大 する 傾 向 にあります 職 員 が 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 図 り やりがいや 充 実 感 を 感 じながら 働 くことが できるよう 時 間 外 勤 務 時 間 の 削 減 多 様 な 働 き 方 の 推 進 の2つの 方 策 を 掲 げワークライ フバランスのさらなる 実 現 を 目 指 します (1) 時 間 外 勤 務 時 間 の 削 減 職 員 意 識 調 査 アンケートの 結 果 (P9 参 照 )から 本 市 の 女 性 職 員 の 育 児 や 介 護 に 携 わる 時 間 ( 家 事 時 間 )は 男 性 職 員 よりも 大 変 長 くなっています 女 性 と 男 性 の 家 事 分 担 は 必 要 ですが 現 状 では 女 性 職 員 が 残 業 などで 日 常 的 に 長 時 間 働 くことは 困 難 です 職 員 に 占 める 女 性 の 割 合 が 増 す 中 長 時 間 労 働 を 前 提 とした 職 場 環 境 では 女 性 の 能 力 を 十 分 に 活 用 できず 業 務 の 遂 行 や 組 織 の 運 営 を 困 難 にすると 予 測 されます また 男 性 が 長 時 間 労 働 をすることで 女 性 に 偏 る 家 庭 での 役 割 も 是 正 されることはありません そこで 長 時 間 労 働 から 勤 務 時 間 内 で 業 務 を 完 了 し 成 果 を 出 す 生 産 性 の 高 い 働 き 方 への 転 換 を 図 る 必 要 があります 管 理 職 のコスト 意 識 生 産 性 に 関 する 能 力 評 価 の 考 課 配 分 を 高 める( 検 討 ) タイムマネジメント 研 修 の 実 施 ( 拡 充 ) 定 時 退 庁 日 の 取 り 組 みの 実 施 ( 拡 充 ) 休 日 勤 務 の 縮 減 努 力 ( 拡 充 ) 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 目 標 と 取 得 率 の 見 える 化 ( 新 規 ) 14

(2) 多 様 な 働 き 方 の 推 進 仕 事 と 育 児 介 護 の 両 立 を 支 援 する 制 度 は 整 っているものの 周 囲 への 遠 慮 や 申 し 訳 な さなどから 制 度 の 利 用 はあまり 進 んでいません(P6 参 照 ) 制 度 を 利 用 しやすい 職 場 環 境 を 醸 成 するため 育 児 や 介 護 に 携 わる 職 員 以 外 にも 制 度 の 周 知 を 行 い 制 度 利 用 者 への 理 解 と 配 慮 を 求 める 取 り 組 みを 行 います また すべての 職 員 のワークライフバランスを 実 現 するため 多 様 な 働 き 方 の 導 入 につ いて 検 討 していきます 両 立 支 援 制 度 ハンドブックの 作 成 ( 新 規 ) 庁 内 掲 示 板 を 利 用 した 両 立 支 援 制 度 の 周 知 ( 新 規 ) 出 産 や 育 児 介 護 への 理 解 や 支 援 方 法 に 関 する 研 修 の 実 施 ( 新 規 ) 部 分 休 業 等 の 両 立 支 援 制 度 利 用 者 をフォローした 職 員 への 評 価 指 標 の 導 入 ( 検 討 ) 在 宅 勤 務 フレックスタイム 制 度 の 導 入 ( 検 討 ) 朝 型 勤 務 の 導 入 ( 検 討 ) 2. 人 材 育 成 に 関 する 取 り 組 み 人 材 育 成 に 関 する 取 り 組 み 多 様 な 業 務 経 験 の 付 与 研 修 等 による キャリア 形 成 支 援 キャリアデザイン の 活 用 育 児 介 護 休 業 者 への 支 援 職 員 を 取 り 巻 く 環 境 や 働 く 背 景 に 男 女 差 がある ことが 明 らかであり これまでの 男 女 一 律 の 人 材 育 成 の 取 り 組 みでは 女 性 の 活 躍 を 推 進 すること は 容 易 ではありません 女 性 ならではの 課 題 に 対 応 し 女 性 の 働 く 意 欲 の 向 上 を 図 るため 女 性 の キャリア 形 成 を 支 援 します 多 様 な 業 務 経 験 の 付 与 キャリア 形 成 支 援 キャリアデザインの 活 用 育 児 介 護 休 業 者 へ の 支 援 の4つの 方 策 を 掲 げ 自 信 とやりがいをも って 活 躍 する 女 性 を 育 成 します (1) 多 様 な 業 務 経 験 の 付 与 人 材 育 成 ビジョンに 掲 げる 男 女 差 のない 任 用 に 取 り 組 むとともに 担 当 業 務 レベルでも その 割 り 当 てを 男 女 差 なく 行 い 多 様 な 職 務 経 験 を 備 えた 人 材 を 育 成 します 15

男 女 の 区 別 なく 個 人 の 能 力 意 欲 に 応 じた 人 員 配 置 ( 拡 充 ) 女 性 が 担 うことが 少 なかった 業 務 の 女 性 職 員 への 割 り 当 てを 積 極 的 に 実 施 ( 拡 充 ) (2) 研 修 等 によるキャリア 形 成 支 援 女 性 職 員 対 象 のキャリア 研 修 やリーダー 養 成 のための 研 修 を 実 施 し 昇 任 意 欲 の 喚 起 と キャリア 形 成 の 支 援 を 行 う また キャリア 形 成 がライフイベント 等 により 中 断 されても 意 欲 を 持 続 できるよう 若 年 層 から 仕 事 を 通 じた 成 功 体 験 やマネジメント 経 験 を 積 める 機 会 を 与 え キャリア 形 成 の 意 識 付 けを 行 います 女 性 職 員 対 象 のキャリア 形 成 研 修 の 実 施 ( 新 規 ) リーダーシップ 養 成 講 座 の 実 施 ( 新 規 ) 若 年 層 を 対 象 とした 早 期 キャリア 形 成 の 意 識 付 け( 拡 充 ) (3)キャリアデザインの 活 用 キャリアデザインとは 自 らの 経 験 やスキル 適 性 ライフスタイル さらには 実 際 の 職 場 の 状 況 等 を 勘 案 しながら 仕 事 を 通 じて 実 現 したい 将 来 像 やそれに 近 づくためのプロ セスを 明 確 にするものです 自 らのキャリアを 中 長 期 的 に 見 据 え 日 々の 業 務 に 取 り 組 むこ とにより 意 欲 や 能 力 の 向 上 を 図 ります また 上 司 や 人 事 課 にキャリアデザインを 申 告 する 仕 組 みを 整 備 することで 組 織 と 個 人 の 双 方 にとって 望 ましい 人 事 配 置 の 実 現 につな げます 職 員 が 自 らのキャリアデザインについて 考 え 申 告 できる 仕 組 みを 整 備 ( 新 規 ) (4) 育 児 介 護 休 業 者 への 支 援 育 児 介 護 休 業 中 も 職 員 のキャリア 形 成 において 重 要 な 期 間 であると 捉 え スムーズ な 職 場 復 帰 やスキルアップのための 情 報 提 供 や 研 修 を 実 施 します また 育 児 介 護 休 業 者 の 両 立 不 安 等 を 緩 和 するため 両 立 経 験 のある 職 員 による 相 談 体 制 を 整 備 します 育 児 介 護 休 業 者 支 援 プログラム 策 定 ( 新 規 ) 学 習 支 援 職 場 情 報 の 提 供 やフォロー 研 修 の 実 施 相 談 体 制 両 立 経 験 のある 職 員 による 相 談 体 制 の 整 備 16

3. 職 場 環 境 の 改 善 に 関 する 取 り 組 み 職 場 環 境 の 改 善 に 関 する 取 り 組 み 良 好 な 人 間 関 係 の 構 築 職 員 の 意 識 改 革 高 度 複 雑 化 する 業 務 の 増 加 により 職 員 一 人 ひ とりの 業 務 負 担 が 増 加 しています このような 状 況 下 で 組 織 が 着 実 に 業 務 を 遂 行 していくために は 職 員 間 の 連 携 とフォローが 必 要 不 可 欠 です また 近 年 の 採 用 者 に 占 める 女 性 や 社 会 人 経 験 者 の 増 加 により 職 員 の 価 値 観 やライフスタイ ルも 多 様 化 しています 良 好 な 人 間 関 係 の 構 築 職 員 の 意 識 改 革 の2つの 方 策 を 掲 げ 職 員 がそれぞれの 多 様 性 を 尊 重 し 職 員 が 互 いを 補 完 し 合 う 職 場 環 境 の 醸 成 を 目 指 します (1) 良 好 な 人 間 関 係 の 構 築 職 員 同 志 のコミュニケーションのさらなる 活 性 化 を 図 り 全 員 が 協 力 して 業 務 や 課 題 に 対 応 する 職 場 づくりに 取 り 組 みます また 良 好 な 職 場 環 境 の 醸 成 を 妨 げるハラスメント 対 策 も 拡 充 します ワールドカフェ 等 の 実 施 による 職 員 間 コミュニケーションの 活 性 化 ( 新 規 ) チーム 力 向 上 や 組 織 活 性 化 のための 研 修 等 の 実 施 ( 新 規 ) ハラスメントを 防 止 するための 啓 発 活 動 の 実 施 ( 拡 充 ) (2) 職 員 の 意 識 改 革 に 関 する 取 り 組 み 育 児 などに 携 わる 女 性 をはじめとした 多 様 な 背 景 をもつ 職 員 が それぞれの 価 値 観 や 能 力 を 発 揮 し 活 躍 するためには その 多 様 性 を 尊 重 し 活 かす 職 場 環 境 が 必 要 です このよう な 職 場 環 境 を 醸 成 するためには まず すべての 職 員 が 多 様 性 による 違 い が 組 織 に 創 造 と 活 力 をもたらすことを 認 識 する 必 要 があります 職 責 や 職 位 に 応 じた 意 識 改 革 の 取 り 組 みを 実 施 し 女 性 の 活 躍 推 進 に 向 けた 体 制 づくり を 行 います 管 理 監 督 職 を 対 象 に 意 識 やマネジメントを 改 革 するための 研 修 を 実 施 ( 新 規 ) 管 理 職 の 能 力 評 価 に 女 性 の 指 導 育 成 に 関 する 評 価 指 標 を 追 加 ( 検 討 ) 17

Ⅴ. 女 性 職 員 の 活 躍 推 進 に 関 する 特 定 事 業 主 行 動 計 画 1. 女 性 活 躍 推 進 法 について (1) 概 要 と 基 本 原 則 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 27 年 法 律 第 64 号 以 下 女 性 活 躍 推 進 法 という )は 自 らの 意 思 によって 働 き 又 は 働 こうとするすべての 女 性 の 活 躍 を 迅 速 かつ 重 点 的 に 推 進 し その 結 果 として 男 女 の 人 権 が 尊 重 され 豊 かで 活 力 あ る 社 会 を 実 現 することを 目 的 としており 基 本 原 則 を 次 のとおり 規 定 しています 女 性 に 対 する 採 用 昇 任 等 の 機 会 の 積 極 的 な 提 供 活 用 と 性 別 による 固 定 的 役 割 分 担 等 を 反 映 した 職 場 慣 行 が 及 ぼす 影 響 への 配 慮 が 行 われること 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 を 図 るために 必 要 な 環 境 の 整 備 により 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 円 滑 かつ 継 続 的 な 両 立 を 可 能 にすること 女 性 の 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 との 両 立 に 関 し 本 人 の 意 思 が 尊 重 されること (2) 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 について 女 性 活 躍 推 進 法 の 制 定 により 事 業 主 としての 地 方 公 共 団 体 は 政 府 が 定 める 事 業 主 行 動 計 画 策 定 指 針 に 即 して 特 定 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 公 表 することが 義 務 付 けられま した その 策 定 にあたっては 女 性 の 採 用 比 率 や 管 理 職 比 率 労 働 時 間 の 状 況 継 続 勤 務 年 数 の 男 女 差 について 把 握 分 析 を 行 い その 結 果 を 勘 案 して 必 要 な 取 り 組 みを 実 施 し 数 値 目 標 を 設 定 することが 求 められています 本 市 では 平 成 27 年 4 月 に 女 性 活 躍 推 進 アクションプラン( 以 下 アクションプラ ン という )を 策 定 し 全 職 員 のワークライフバランスの 実 現 と 自 信 とやりがいを 持 って 活 躍 する 女 性 職 員 の 育 成 女 性 職 員 の 活 躍 を 支 援 する 職 場 環 境 の 醸 成 にすでに 取 り 組 んでいます このため このアクションプランを 本 市 における 女 性 職 員 の 活 躍 の 推 進 に 関 する 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 以 下 本 計 画 という )として 位 置 付 け 女 性 職 員 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 迅 速 かつ 効 果 的 に 進 めていきます また 臨 時 非 常 勤 職 員 等 についても 研 修 機 会 の 提 供 やハラスメント 対 策 などの 女 性 活 躍 推 進 に 向 けた 取 り 組 みを 実 施 していきます 計 画 期 間 平 成 31 年 度 まで( 平 成 31 年 度 に 検 証 し 必 要 に 応 じて 改 訂 する) 計 画 の 推 進 人 事 課 で 年 度 ごとに 実 施 状 況 課 題 やニーズを 把 握 し 必 要 に 応 じて 計 画 の 改 訂 を 行 います また 実 施 状 況 等 については 全 庁 OA 等 を 通 じて 適 宜 職 員 に 周 知 します 18

(3) 女 性 の 活 躍 に 関 する 状 況 の 把 握 情 報 公 表 項 目 について 女 性 活 躍 推 進 法 第 15 条 第 3 項 及 び 第 17 条 の 規 定 により 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 に 関 する 状 況 の 把 握 分 析 及 び 情 報 の 公 表 を 次 の7 項 目 について 行 うことが 義 務 付 けられました 1 採 用 した 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 2 職 員 ( 任 期 の 定 めのない 職 員 )の 平 均 継 続 勤 務 年 数 ( 又 は 離 職 率 )の 男 女 の 差 3 職 員 ( 時 間 外 手 当 が 支 給 されない 職 員 を 除 く)の 超 過 勤 務 の 状 況 4 管 理 的 地 位 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 5 各 役 職 段 階 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 6 育 児 休 業 を 取 得 した 職 員 の 割 合 と 男 女 別 の 平 均 取 得 期 間 7 出 産 補 助 休 暇 又 は 育 児 参 加 休 暇 を 取 得 した 男 性 職 員 の 割 合 と 平 均 取 得 日 数 本 市 の 女 性 の 活 躍 に 関 する 状 況 は 次 のとおりです 1 採 用 した 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 採 用 試 験 申 込 者 における 女 性 の 割 合 は 職 種 によって 差 があるものの 全 体 では 40% 前 後 となっています 採 用 した 職 員 における 女 性 の 割 合 は いずれも 申 込 者 に おける 女 性 の 割 合 を 上 回 っており 申 込 者 数 に 対 する 採 用 割 合 は 男 性 と 比 べて 高 くな っています 採 用 試 験 申 込 者 に 占 める 女 性 の 割 合 ( 人 ) 区 分 一 般 職 一 般 職 ( 社 会 人 枠 ) 保 健 師 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 H24 438 202 46.1% 79 19 24.1% 11 10 90.9% H25 280 112 40.0% 104 38 36.5% - - - H26 158 62 39.2% 65 21 32.3% 14 14 100.0% H27 192 95 49.5% 86 24 27.9% 18 17 94.4% 土 木 建 築 職 文 化 財 職 合 計 区 分 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 H24 12 1 8.3% - - - 540 232 43.0% H25 - - - - - - 384 150 39.1% H26 10 0 0.0% 6 2 33.3% 253 99 39.1% H27 11 0 0.0% - - - 307 136 44.3% 19

採 用 した 職 員 に 占 める 女 性 の 割 合 ( 人 ) 区 分 一 般 職 一 般 職 ( 社 会 人 枠 ) 保 健 師 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 H24 13 10 76.9% 3 0 0.0% 1 1 100.0% H25 12 8 66.7% 7 1 14.3% - - - H26 9 4 44.4% 2 1 50.0% 1 1 100.0% H27 5 3 60.0% 5 2 40.0% 2 2 100.0% 土 木 建 築 職 文 化 財 職 合 計 区 分 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 全 体 女 性 女 性 割 合 H24 1 0 0.0% - - - 18 11 61.1% H25 - - - - - - 19 9 47.4% H26 2 0 0.0% 1 1 100.0% 15 7 46.7% H27 0 0 0.0% - - - 12 7 58.3% 採 用 試 験 申 込 者 数 と 採 用 職 員 数 に 占 める 女 性 の 割 合 100% 申 込 者 採 用 者 80% 60% 61.1% 47.4% 46.7% 58.3% 40% 20% 43.0% 39.1% 39.1% 44.3% 0% H24 H25 H26 H27 2 離 職 率 の 男 女 の 差 過 去 5 年 間 90% 以 上 の 職 員 が 定 年 まで 働 き 自 己 都 合 を 理 由 に 退 職 した 職 員 は5.7%でした 自 己 都 合 により 退 職 した 女 性 についても 出 産 や 育 児 を 理 由 として 離 職 した 人 はいませんでした 過 去 5 年 間 の 事 由 別 退 職 者 数 自 己 都 合 定 年 男 性 3 69 女 性 2 13 合 計 5 人 (5.7%) 82 人 (94.3%) 20

3 超 過 勤 務 の 状 況 業 務 量 の 増 加 と 業 務 の 多 様 化 が 進 む 中 全 国 的 にも 少 ない 職 員 数 で 業 務 に 取 り 組 ん でおり 時 間 外 勤 務 労 働 の 年 間 総 時 間 は 年 々 増 加 傾 向 にあります ( 詳 細 は5ページ 参 照 ) 時 間 外 等 勤 務 時 間 数 年 間 360 時 間 超 えの 職 員 数 等 の 推 移 H23 H24 H25 H26 職 員 数 34 人 54 人 75 人 83 人 職 員 に 占 める 割 合 7.5% 11.8% 16.2% 17.9% 45 管 理 的 地 位 各 役 職 段 階 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 役 職 者 ( 企 画 主 査 以 上 )に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 は 平 成 28 年 4 月 1 日 時 点 で 16.7%です 役 職 付 女 性 職 員 の 人 数 と 役 職 に 占 める 女 性 の 割 合 の 推 移 35 30 ( 人 ) 16.7% 20.0% 25 20 15 10 5 0 7.5% 5.7% 3 3 11 2 9 7 0 0 0 0 13.3% 10.8% 8.3% 8.5% 29 22 17 13 2 2 2 2 1 1 1 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 部 長 級 課 長 級 係 長 級 役 職 者 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 役 職 付 女 性 職 員 の 人 数 と 役 職 に 占 める 女 性 の 割 合 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 現 在 ) 部 長 級 課 長 級 係 長 級 全 体 女 性 職 員 ( 人 ) 1 2 29 32 全 体 ( 人 ) 20 47 125 192 女 性 比 率 5.0% 4.3% 23.2% 16.7% 21

6 育 児 休 業 を 取 得 した 職 員 の 割 合 と 男 女 別 の 平 均 取 得 期 間 女 性 職 員 の 出 産 者 に 対 する 育 児 休 業 取 得 者 の 割 合 は100%でした 一 方 で 男 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 者 は 過 去 5 年 間 で1 人 でした 女 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 者 数 と 取 得 平 均 期 間 の 推 移 ( 年 ) 2.00 ( 人 ) 20 18 1.50 1.00 7 15 1.00 0.97 1.08 1.16 1.10 1.20 1.17 8 8 1.56 8 1.13 1.48 8 1.36 1.40 1.33 16 14 12 10 8 0.50 3 3 3 3 5 3 4 6 4 2 0.00 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 0 取 得 人 数 ( 人 ) 平 均 取 得 期 間 ( 年 ) 取 得 人 数 と 期 間 は 育 児 休 業 開 始 日 の 属 する 年 度 を 基 準 に 集 計 男 女 別 育 児 休 業 取 得 状 況 H23 年 H24 年 H25 年 H26 年 H27 年 育 児 休 業 取 得 人 数 男 性 0 人 1 人 0 人 0 人 0 人 女 性 3 人 8 人 5 人 3 人 4 人 女 性 はいずれの 年 も 取 得 率 1 0% 7 出 産 補 助 休 暇 又 は 育 児 参 加 休 暇 を 取 得 した 男 性 職 員 の 割 合 と 平 均 取 得 日 数 男 性 職 員 の 出 産 補 助 休 暇 等 の 取 得 状 況 H26 年 度 H27 年 度 人 数 平 均 日 数 人 数 平 均 日 数 出 産 補 助 休 暇 4 人 (66.7%) 2 日 5 人 (83.3%) 1.7 日 育 児 参 加 休 暇 1 人 (16.7%) 4 日 0 人 0 日 22

Ⅵ. 数 値 目 標 数 値 目 標 の 達 成 時 期 はいずれも 平 成 31 年 度 末 とする 時 間 外 勤 務 時 間 の 削 減 時 間 外 勤 務 時 間 年 間 360 時 間 超 の 職 員 数 0 人 年 次 有 給 休 暇 の 年 間 取 得 平 均 日 数 15 日 以 上 多 様 な 働 き 方 の 推 進 育 児 休 業 部 分 休 業 出 産 補 助 休 暇 及 び 育 児 参 加 休 暇 のいずれかを 取 得 した 職 員 の 割 合 80% 以 上 ( 当 該 年 に 休 暇 の 取 得 対 象 者 ) 人 材 育 成 多 様 な 業 務 経 験 の 付 与 キャリア 形 成 支 援 キャリアデザインの 活 用 職 責 や 職 位 に 応 じた 業 務 を 任 せられ やりがいを 感 じる 女 性 職 員 の 割 合 80% 以 上 現 在 の 職 位 よりも 上 位 の 職 位 に 就 きたいと 思 う 女 性 職 員 の 割 合 50% 以 上 女 性 役 職 者 ( 企 画 主 査 以 上 )の 割 合 20% 以 上 育 児 介 護 休 業 者 への 支 援 実 施 状 況 を 報 告 職 場 環 境 改 善 良 好 な 人 間 関 係 の 構 築 ハラスメントを 受 けたと 感 じる 職 員 の 割 合 0% ( 期 限 付 非 常 勤 職 員 等 を 含 む) ( 女 性 活 躍 に 関 しての) 職 員 の 意 識 改 革 女 性 活 躍 推 進 の 取 り 組 みを 必 要 と 感 じる 管 理 職 職 員 の 割 合 100% 職 員 の 多 様 性 を 活 かしたマネジメントができていると 感 じ る 管 理 職 職 員 の 割 合 80% 以 上 ( 価 値 観 や 能 力 生 活 背 景 など) 23