<NEWS RELEASE> 報 道 関 係 各 位 大 塚 製 薬 株 式 会 社 2013 年 4 月 23 日 20~30 代 社 会 人 の 時 間 の 使 い 方 と 集 中 力 に 関 する 調 査 若 手 社 会 人 忙 しいなかでも タイムパフォーマンス ( 時 間 能 率 ) 向 上 に 意 欲! 若 手 社 会 人 の 8 割 以 上 が 現 状 維 持 より 自 身 の 成 長 に 意 欲 半 数 以 上 が 通 勤 時 間 打 ち 合 わせの 合 間 などスキマ 時 間 を 有 効 活 用 栄 養 バランスの 高 い 食 事 で 集 中 力 の 維 持 が 大 きなテーマに 大 塚 製 薬 株 式 会 社 ( 本 社 : 東 京 都 千 代 田 区 代 表 取 締 役 社 長 : 岩 本 太 郎 )は 平 成 25 年 3 月 12 日 から 3 月 14 日 にかけて 20~30 代 の 社 会 人 を 対 象 に 社 会 人 の 時 間 の 使 い 方 と 集 中 力 に 関 する 調 査 を 実 施 しました Ⅰ.タイムパフォーマンス(= 時 間 能 率 )が 若 手 社 会 人 のキーワード! その 結 果 20~30 代 の 社 会 人 の 大 半 が 忙 しい と 感 じており 自 由 に 使 える 時 間 がわずかしかないと いう 実 態 が 浮 き 彫 りになりました その 一 方 で 時 間 のない 中 でも 移 動 時 間 や 寝 る 前 などの スキマ 時 間 を 有 効 に 活 用 し 時 間 を 効 率 よく 有 意 義 に 使 いたい という タイムパフォーマンス ( 時 間 能 率 )を 意 識 して 自 身 を 成 長 させたいという 意 欲 を 持 っていることがわかりました Ⅱ. 20~30 代 社 会 人 の 9 割 近 くが 忙 しい 時 でも 何 かしらお 腹 に 入 れている と 回 答 さらに 20~30 代 社 会 人 の 食 生 活 に 関 する 調 査 を 行 ったところ 忙 しくて 食 事 時 間 が 取 れない 時 でも 食 べない 人 はわずか1 割 程 度 となり 多 くの 人 は 何 かしらお 腹 に 入 れていることがわかりました この 結 果 から 20~30 代 社 会 人 の 食 事 に 対 する 意 識 は 比 較 的 高 いことがうかがえます この 調 査 に 関 して 東 京 海 洋 大 学 特 任 教 授 の 小 松 俊 明 氏 と 栄 養 管 理 士 の 笠 井 奈 津 子 氏 に 専 門 家 の 観 点 から 監 修 して 頂 きました 小 松 氏 からは 若 手 社 会 人 の 時 間 の 使 い 方 の 視 点 から 人 は 集 中 している 時 こそ 自 分 の 力 以 上 の 仕 事 をすることが 可 能 です そのため タイムパフォーマン スを 高 めて 生 産 性 を 上 げるためには 集 中 力 が 不 可 欠 です 笠 井 氏 からは 若 手 社 会 人 の 食 生 活 の 視 点 から 忙 しい 時 でも とりあえず 何 か 口 にする のは 大 切 ただし その 考 えからさらに 一 歩 進 んで 栄 養 バ ランスを 考 えながら 食 べる ことが 脳 の 働 きや 体 調 を 保 ち タイムパフォーマンスを 向 上 させます というコメントをいただきました 1
内 容 の 詳 細 については P4 以 降 をご 覧 ください また 小 松 氏 のコメント 詳 細 は P8 笠 井 氏 のコメント は P10 をご 確 認 ください 調 査 結 果 トピックス 20~30 代 の 7 割 近 くが 忙 しい と 実 感 若 手 社 会 人 は 仕 事 のスキルより 人 間 力 を 高 めたい!? 健 康 や 内 面 の 充 実 への 意 識 高 く まだ 実 行 はできていないが 8 割 以 上 が 自 分 自 身 の 成 長 を 望 む! 時 間 の 有 効 活 用 に 6 割 以 上 が 明 確 な 目 標 と 集 中 力 の 維 持 重 要 視 自 分 の 成 長 のために 使 える 時 間 1 日 の 平 均 74 分 集 中 力 アップのためには 頭 体 を 休 める 時 間 も 大 事! スキマ 時 間 の 活 用 法 は 休 息 とともに 勉 強 意 欲 も 高 い 結 果 に! 忙 しい 時 でも 8 割 以 上 は 何 かしら 食 べている! 本 件 に 関 するお 問 い 合 わせ 共 同 ピーアール 株 式 会 社 第 6 業 務 局 伊 藤 圭 日 沖 TEL:03-3571-5236 / FAX:03-3574-9364 2
調 査 概 要 調 査 名 : 20~30 代 の 社 会 人 の 時 間 使 いに 関 する 調 査 調 査 期 間 :2013 年 3 月 12 日 ( 火 )~3 月 14 日 ( 木 ) 調 査 サンプル :500 名 (20~30 代 の 男 女 ) サンプル 詳 細 : 20 代 30 代 男 性 125 125 女 性 125 125 調 査 地 域 :1 都 3 県 ( 東 京 都 愛 知 県 大 阪 府 その 他 ) 調 査 方 法 監 修 者 プロフィール :インターネット 調 査 氏 名 : 小 松 俊 明 役 職 : 東 京 海 洋 大 学 特 任 教 授 リクルーターズ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 略 歴 : 慶 應 義 塾 大 学 法 学 部 卒 業 後 住 友 商 事 入 社 退 社 後 国 内 外 で2 回 の 起 業 経 験 を 持 つ 異 色 の 経 歴 海 外 在 住 12 年 現 在 東 京 海 洋 大 学 にてグローバル 及 びキャリア 教 育 担 当 の 特 任 教 授 を 務 める また 厚 生 労 働 省 の 法 定 講 習 講 師 を 兼 務 グローバル 人 材 育 成 がライフワーク 著 書 : デキる 上 司 は 定 時 に 帰 る 一 流 になれる 時 間 術 人 材 紹 介 の 仕 事 がよくわかる 本 など 氏 名 : 笠 井 奈 津 子 役 職 : 栄 養 士 食 事 カウンセラー フードアナリスト 略 歴 : 聖 心 女 子 大 学 文 学 部 哲 学 科 卒 業 後 香 川 栄 養 専 門 学 校 にて 栄 養 士 免 許 取 得 都 内 心 療 内 科 クリニック 併 設 の 研 究 所 での 食 事 カウンセリングや セミナーなどで これまでに 携 わった 8,000 通 り 以 上 の 食 事 記 録 を もとに 食 事 指 導 を 行 ってきた 現 在 は 企 業 での 研 修 やセミナーのほか クライアントがリラックス できる 空 間 で 気 軽 に 食 事 カウンセリングを 受 けられるようにと 港 区 赤 坂 に 専 用 ルームを 開 設 する 著 書 : 成 功 する 人 は 生 姜 焼 き 定 食 が 好 きだ 甘 い 物 は 脳 に 悪 い 食 事 カウンセラーが 教 える メンテごはん: ときめきスイッチで 自 分 が 変 わる メグルカラダ みんなの 夜 9 時 ごはん など 3
20 代 30 代 の 7 割 近 くが 忙 しい と 実 感 生 活 への 満 足 度 も 低 めの 傾 向 に 20 代 30 代 の 社 会 人 に 日 常 生 活 において 忙 しい と 感 じていますか と 聞 いたとこ ろ とても 感 じている が 21.8% やや 感 じている が 45.6%で 7 割 近 くが 忙 しさを 感 じ ていることがわかりました 図 1 日 常 生 活 において 忙 しい と 感 じていますか? 全 く 感 じていない 2.2% とても 感 じている 21.8% やや 感 じている 45.6% どちらとも いえない 18.4% あまり 感 じていない 12.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% また 現 状 の 生 活 では とても 満 足 している やや 満 足 している と 回 答 した 人 が 37.8% となっており 20 代 30 代 の 多 くは 今 の 生 活 に 満 足 できていないことがうかがえます 図 2 とても 満 足 している 4.8% やや 満 足 している 33.0% あなたは 現 状 の 生 活 に 満 足 していますか? どちらともいえない 26.8% あまり 満 足 していない 26.2% 全 く 満 足 していない 9.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 若 手 社 会 人 は 仕 事 より 人 間 力!? 健 康 や 内 面 の 充 実 への 意 識 高 く 現 状 は 実 行 できていないながらも 自 分 自 身 の 成 長 を 望 むという 回 答 8 割 以 上 に 現 在 意 識 的 に 行 っていることでは 家 族 とのコミュニケーション が 35.6%で 最 も 多 く 続 いて 読 書 (33.0%) 友 人 知 人 とのコミュニケーション (32.4%)などが 多 くなり コミュニケーションを 重 視 していることがわかりました この 傾 向 は 男 性 より 女 性 の 方 が 多 く 見 受 けられました 一 方 で 今 後 やりたいと 思 っていることでは 旅 行 (58.8%) スポーツ 運 動 フィ ットネス (51.8%) 友 人 知 人 とのコミュニケーション (48.2%)が 上 位 に 挙 げられま した ビジネスに 関 する 資 格 の 取 得 (44.0%)や 語 学 (41.8%)も 4 割 以 上 が 回 答 して いますが 直 接 仕 事 につながる 勉 強 よりは 健 康 や 内 面 の 充 実 など 人 間 力 を 高 めた いと 思 っている 人 が 多 くなることがわかりました 図 3 実 際 にやっていること やりたい と 思 ってい ること 80% 60% 40% 20% 0% あなたが 現 在 意 識 的 に 行 っていることは 何 ですか? また 今 後 やりたい と 思 っていることは 何 ですか? 複 数 回 答 n=500 27.8% 58.8% 旅 行 48.2% 51.8% 47.2% 41.8% 32.4% 33.0% 35.6% 38.6% 40.4% 44.0% 41.8% 41.8% 30.6% 32.4% 32.4% 22.8% 27.0% 25.2% 26.6% 26.4% 15.0% 14.6% 11.2% 13.2% 16.4% 9.0% 8.4% 4.8% 8.0% 0.4% 6.8% 0.0% コ 友 ミ 人 知 ケ 人 と シ の ュ ニ ー ョ ン 読 書 コ 家 ミ 族 と の ケ ュ ニ ー シ ョ ン フ ス ポ ィ ッ ー ト ネ ス ツ 運 動 音 楽 鑑 賞 映 画 鑑 賞 資 ビ 格 ジ の ネ 取 ス 得 に 関 す る 自 分 磨 き を す る 語 学 人 脈 作 り ス ポ ー ツ 観 戦 資 趣 格 味 の に 取 関 得 す る ミ 演 劇 ジ 芝 カ 居 ル 鑑 賞 ュー ダ 趣 ン 楽 味 ス 器 に 演 関 絵 奏 す 画 る 等 習 い 事 実 際 にやっていること 27.8 32.4 33.0 35.6 22.8 30.6 27.0 15.0 14.6 11.2 9.0 13.2 4.8 8.4 8.0 0.4 16.4 やりたい と 思 っていること 58.8 48.2 47.2 41.8 51.8 38.6 40.4 44.0 41.8 41.8 32.4 25.2 32.4 26.6 26.4 0.0 6.8 ) ( そ の 他 特 に な し 4
また 自 己 成 長 について 自 分 の 成 長 を 意 識 して 何 かをやり 始 めている 人 は 半 数 以 下 の 44.6%にとどまりました しかし 一 方 では 自 分 自 身 を 成 長 させたい と 思 っている 人 は 82.0%に 達 し 現 状 の 自 分 のままでよい と 回 答 した 人 より 圧 倒 的 に 多 くなりました 現 状 は 忙 しい などの 理 由 で 実 行 していることがなくても 今 後 は 自 己 成 長 のためにやってい きたいという 意 欲 が 見 受 けられます 図 4 自 己 成 長 を 意 識 してやっていることはありますか? 図 5 あなたの 気 持 ちに 近 いものはどれですか? 現 状 の 自 分 の ままでよい 3.6% ない 55.4% ある 44.6% どちらかといえば 現 状 の 自 分 の ままでよい 14.4% どちらかといえば 自 分 自 身 を 成 長 させたい 47.2% 自 分 自 身 を 成 長 させたい 34.8% 時 間 の 有 効 活 用 に 6 割 以 上 が 明 確 な 目 標 と 集 中 力 の 維 持 を 重 要 視 自 分 を 成 長 させるために 時 間 を 有 効 活 用 するのに 必 要 なことを 聞 くと 明 確 な 目 標 を 立 て る (70.6%) 集 中 力 の 維 持 (65.4%) しっかりとしたスケジュールを 立 てる (64.2%) という 結 果 になりました 忙 しい 20 代 30 代 の 社 会 人 は 集 中 力 を 維 持 しながら 立 てた 目 標 に 向 かって 自 分 自 身 を 成 長 させることに 高 い 意 識 があることがうかがえます 図 6 明 確 な 目 標 を 立 てる 集 中 力 を 維 持 すること / 高 める しっかりとした スケジュールを 立 てる 自 分 の 成 長 のために 時 間 を 有 効 活 用 するのに 必 要 なことは? とてもそう 思 う 29.8% 24.4% 22.6% ややそう 思 う 40.8% 41.0% 41.6% 6.8% どちらともいえない 19.4% 23.4% 22.8% あまりそう 思 わない 7.6% 9.0% 全 くそう 思 わない 3.2% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 3.6% 4.0% 5
自 分 の 成 長 のために 使 える 時 間 1 日 の 平 均 74 分 短 い 時 間 でも 通 勤 時 間 などスキマ 時 間 を 有 効 活 用 したい! 自 分 自 身 を 成 長 させるために 使 える 時 間 は 平 均 74 分 となりました 20 代 30 代 が 1 日 のうちに 自 由 に 使 える 時 間 では 平 均 155 分 となり 自 由 時 間 の 半 分 を 自 己 成 長 のために 使 えるという 認 識 があることがわかりました あなたが1 日 のうち 自 由 に 使 える 時 間 はどのくらいありますか? また 自 分 を 成 長 させるために 使 える 時 間 はどのくらいありますか? 自 由 回 答 n=500 1 日 のうち 154.6 分 自 由 に 使 える 時 間 図 7 自 分 自 身 を 成 長 させる ために 使 える 時 間 73.8 分 0 分 20 分 40 分 60 分 80 分 100 分 120 分 140 分 160 分 180 分 また 自 分 自 身 を 成 長 させるために 通 勤 移 動 時 間 や 打 ち 合 わせの 合 間 などの 細 切 れの スキマ 時 間 も 有 効 活 用 させたいと 考 えている 人 が 半 数 以 上 の 55.4%になりました 図 8 スキマ 時 間 など 短 い 時 間 でも 自 己 成 長 のために 有 効 活 用 したいと 思 いますか? とても そう 思 う 18.0% ややそう 思 う 37.4% どちらともいえない 19.4% あまりそう 思 わない 18.8% 全 くそう 思 わない 6.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 集 中 力 アップのためには 頭 体 を 休 める 時 間 も 大 事! スキマ 時 間 にやりたいと 思 っていることでは 頭 体 を 休 める (33.0%)が 最 も 多 く ビジネスに 関 する 資 格 取 得 の 勉 強 (25.8%) 小 説 を 読 む (23.2%) 語 学 の 勉 強 (22.4%)が 多 くなりました スキマ 時 間 にやりたいと 思 うことが 特 にない と 答 えた 人 が 16.0%にとどまったことからも スキマ 時 間 をうまく 活 用 したいとの 意 向 がうかがえまし た 図 9 頭 体 を 休 める ビジネスに 関 する 資 格 取 得 の 勉 強 小 説 を 読 む 語 学 の 勉 強 Webニュースを 見 る 音 楽 鑑 賞 短 時 間 で 出 来 る 仕 事 をする 趣 味 に 関 する 資 格 取 得 の 勉 強 ビジネス 書 を 読 む 趣 味 に 関 する 雑 誌 を 読 む 映 画 鑑 賞 仕 事 に 関 する 雑 誌 を 読 む 新 聞 を 読 む SNSサイトを 見 る 漫 画 を 読 む スマートフォン 携 帯 電 話 でゲームをする ゲーム 機 でゲームをする ワンセグでテレビを 見 る その 他 特 にない スキマ 時 間 にどのようなことをやりたいと 思 っていますか? 複 数 回 答 n=500 3.0% 5.8% 25.8% 23.2% 22.4% 21.8% 20.2% 17.8% 17.4% 16.4% 16.0% 15.4% 13.8% 13.0% 12.2% 11.8% 9.6% 8.4% 16.0% 33.0% 6 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35%
また 集 中 力 の 維 持 や 集 中 力 を 高 めるために 心 がけていることは の 回 答 には できる だけ 睡 眠 時 間 をとる が 35.4%と 最 も 高 く 静 かな 場 所 へ 行 く (28.0%) コーヒー 紅 茶 などを 飲 む (25.8%)で 続 きました 忙 しい 20 代 30 代 はスキマ 時 間 を 休 息 にあてるこ とで 集 中 力 を 高 めようとしているのかもしれません 図 10 できるだけ 睡 眠 時 間 をとる 静 かな 場 所 へ 行 く コーヒー 紅 茶 などを 飲 む 音 楽 で 周 りの 音 を 遮 断 食 事 間 食 を 摂 る 集 中 できる 音 楽 を 聴 く アロマ 携 帯 電 話 の 電 源 を 切 る 集 中 力 が 高 まる 栄 養 素 を 摂 る 耳 栓 をする 食 事 間 食 を 摂 らない その 他 心 がけていることはない 集 中 力 を 維 持 するために 心 がけていることはありますか? 複 数 回 答 n=500 5.6% 4.6% 4.6% 4.6% 3.6% 2.2% 9.2% 9.2% 12.8% 28.0% 25.8% 31.2% 35.4% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 7
専 門 家 コメント1 小 松 俊 明 先 生 20~30 代 の 7 割 近 くが 忙 しいと 思 っているという 結 果 (P4 図 1)に 思 ったより 少 ないと 思 いました 仕 事 のバラツキがある 今 の 日 本 の 社 会 を 反 映 した 結 果 なのかもしれません ま た P4 の 図 3 では 実 際 やっていること と やりたいと 思 っていること でそれぞれ 大 きな 差 が 見 られたのは やりたいと 思 っていても 忙 しくてできていないことの 表 れなのだと 思 います 仕 事 をする 上 で 時 間 を 効 率 的 に 使 う タイムパフォーマンス は 非 常 に 重 要 だと 思 います 人 は 集 中 している 時 こそ 自 分 の 力 以 上 の 仕 事 をすることが 可 能 です よって 生 産 性 を 上 げるためのタイムパフォーマンスには 集 中 力 が 必 要 になってくると 思 います 気 になるこ とが 頭 から 離 れなかったり 疲 れがたまっていたりすると 集 中 できなくなってしまい 自 分 の 能 力 をフルに 発 揮 することもできなくなってしまいます ただ 人 は 誰 しも 集 中 できない 時 がありますが そういう 時 にでもどのようにして 自 分 が 集 中 できる 環 境 を 作 れるかが 重 要 なポイントとなってきます 集 中 できる 環 境 を 作 るポイント 1 自 分 にとって 一 番 集 中 できる 時 間 を 選 ぶこと 人 によって 集 中 できる 時 間 帯 は 人 それぞれです まずは 日 々の 生 活 の 中 で どの 時 間 帯 に 自 分 が 一 番 集 中 できるのか 自 分 のリズムを 把 握 し そして その 環 境 になるようにペ ースを 作 っていき 集 中 できる 時 間 を 確 保 することが 大 事 です 2 やりやすい 仕 事 に 切 り 替 える 集 中 できない 時 はやっている 仕 事 を 一 度 やめて 比 較 的 自 分 が 取 り 組 みやすいと 思 う 仕 事 をやり 始 めてはいかがでしょうか あまり 頭 を 使 わず 仕 上 げられるような 仕 事 や 大 雑 把 にやっても 問 題 のない 仕 事 やり 慣 れていて 時 間 をかけず 簡 単 に 仕 上 げられる 仕 事 をやることで 再 びエンジンがかかり 集 中 できるようになると 思 います 3 作 業 を 一 度 打 ち 切 り 気 分 転 換 をする 誰 にでも 集 中 力 を 持 続 できる 時 間 には 限 度 があり 集 中 できない 原 因 の 多 くは 疲 れや 同 じ 作 業 をやり 続 けたマンネリ 感 によるものです そのような 場 合 は 一 度 作 業 を 打 ち 切 ってしまい 気 分 転 換 をした 後 に 再 度 取 り 組 んでみてはいかがでしょうか パソコンが うまく 機 能 しなくなった 時 に 一 度 電 源 を 切 って 再 起 動 するのと 同 じイメージです 集 中 力 と 食 事 については 専 門 分 野 ではないですが 自 身 の 経 験 から 栄 養 バランスなど 考 えないで 適 当 な 食 事 をするのはよくないと 思 います なぜなら 食 生 活 が 乱 れると 体 調 を 崩 しやすくなるだけでなく 精 神 が 安 定 しないことによって 仕 事 の 効 率 が 下 がってくるから です きちんと 食 事 をしないと 頭 に 血 液 が 回 らないとはいいますが 実 際 に 食 べているもの が 悪 いと 仕 事 の 効 率 も 下 がってきます また 個 人 的 には 人 は 食 べたもののような 人 にな る と 考 えています だから 値 段 は 高 くなくても 身 体 にいいものや 外 食 と 同 じ 値 段 を 出 すのであれば 自 宅 でいい 食 材 を 食 べるようにしています 寝 不 足 だったら 一 時 的 なもの で 寝 ればスッキリします ただ 食 事 は 一 時 的 なものではありません バランスの 悪 いも のを 食 べ 続 けていれば 顔 色 や 髪 のつや 爪 など 見 た 目 に 表 れてきます 悪 い 食 生 活 を 続 け れば すぐに 現 れなくても 長 いスパンで 考 えると 見 た 目 や 体 調 の 変 化 として 現 れるので 気 をつけるようにした 方 がいいのではないでしょうか 8
忙 しくて 食 事 時 間 が 取 れない 時 でも 食 べない 人 はわずか 12.0% 多 くの 人 は 何 かしらお 腹 に 入 れている 現 在 の 食 生 活 への 意 識 について 1 日 3 食 を 規 則 正 しくとる や できるだけ 自 炊 をする は あてはまる と 回 答 した 人 が 半 数 以 上 になった 一 方 で 栄 養 バランスのとれた 食 事 をとる は あてはまらない の 回 答 が 多 くなりました 食 の 栄 養 価 に 対 する 意 識 は あまり 高 くないようです 図 11 1 日 3 食 を 規 則 正 しくとる あなたの 食 生 活 について それぞれあてはまるものはどれですか? とてもあてはまる 23.0% ややあてはまる 30.4% どちらとも いえない 21.2% あまりあて はまらない 14.0% 全 くあて はてまらない 11.4% できるだけ 自 炊 をする 21.4% 34.4% 24.6% 8.6% 11.0% 栄 養 バランスのとれた 食 事 をとる 12.0% 33.6% 33.6% 14.8% 6.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% また 忙 しくてゆっくり 食 事 ができそうにない 時 にどうしますか と 聞 いたところ 軽 食 (おにぎり サンドイッチ)などを 食 べる の 回 答 が 最 も 多 く 55.2%になりました その 他 お 菓 子 を 食 べる (9.2%) 飲 み 物 を 飲 んでごまかす (9.0%) バランス 栄 養 食 品 を 食 べる (8.0%)になり 食 べない/ 我 慢 する の 回 答 は 12.0%にとどまりました 忙 しい 時 でも 20 代 30 代 は 何 かしらお 腹 に 入 れていることがわかりました 図 12 サプリメントを 取 る 2.0% 他 の 食 事 で たくさん 食 べる 3.2% バランス 栄 養 食 品 を 食 べる 8.0% 忙 しくてゆっくり 食 事 ができそうにない 時 にどうしますか? 最 も 多 いパターンでお 答 えください その 他 1.4% 飲 み 物 を 飲 んで 食 べない/ 我 慢 する 12.0% ごまかす 9.0% お 菓 子 を 食 べる 9.2% 軽 食 (おにぎり サンドイッチ)などを 食 べる 55.2% 9
専 門 家 コメント2 笠 井 奈 津 子 先 生 食 事 を 抜 いてしまうのは 効 率 よく 仕 事 をしたいと 考 える 社 会 人 にとって よくないこと です というのも 脳 の 重 さは 体 重 に 対 して 約 2%しかありませんが 脳 は 私 たちが 必 要 とする 全 身 のエネルギーの 約 20%を 消 費 しています あまり 動 いていないから 食 事 をしない という 人 の 話 をよく 聞 きますが 身 体 の 1/5 もエネルギーを 必 要 とする 脳 に 栄 養 が 届 かなく なってしまいます すると 脳 が 疲 れてしまい パフォーマンスが 落 ちることになってしまい ます また 食 事 をすることで 腸 が 刺 激 され 腸 内 環 境 が 整 うと 自 律 神 経 のコントロールもよ くなり 本 来 の 力 が 発 揮 しやすくなります 柔 らかいものよりは ご 飯 など 咀 嚼 を 必 要 とす る 食 べものを 食 べた 方 が 脳 への 血 流 をよくし 脳 の 活 性 化 につながります 忙 しくてゆっくり 食 事 ができそうにない 時 にどうするか (P8 の 図 11)では 1 割 ほ どの 人 が お 菓 子 を 食 べる と 回 答 していたことが 気 になりました ブドウ 糖 が 脳 のエネル ギーとして 欠 かせない とよく 言 われ ブドウ 糖 の 素 になる 甘 い 物 を 食 べようと 考 える 人 も 多 いのですが ブドウ 糖 をエネルギーに 変 えるには ビタミン B1 を 一 緒 に 摂 取 する 必 要 があ ります お 菓 子 だけだとほとんどビタミンが 入 っていないので 急 激 に 血 糖 値 が 上 がり イ ライラしたり 疲 れやすくなってしまいます 同 様 に ストレスを 感 じた 時 の 甘 い 物 も 食 べてすぐはよくても さらにストレスを 感 じてしまうことになります お 菓 子 を 食 事 代 わり にするのは 絶 対 にやめて バランスのいい 食 事 をした 上 で お 菓 子 は 心 の 栄 養 として 食 べることにしましょう ストレスを 感 じると ストレスに 対 抗 するために 栄 養 素 が 消 費 され 身 体 の 維 持 のための 栄 養 素 が 失 われてしまいます 仕 事 でも 忙 しく ストレスを 感 じやすい 若 手 社 会 人 は スト レスに 負 けないためにも 栄 養 バランスのいい 食 事 は 欠 かせないものです 特 に タイムパフォーマンスを 気 にされる 若 手 社 会 人 は パフォーマンスに 食 事 が 与 える 影 響 について 改 めて 考 えてほしいと 思 います 忙 しい 時 でも とりあえず 何 か 口 にする と いう 考 えから さらに 一 歩 進 んで 栄 養 バランスを 考 えながら 食 べる ことで 脳 の 働 き や 体 調 がよくなって タイムパフォーマンスは 向 上 するのではないでしょうか 若 手 社 会 人 がすぐにでも 実 践 できる 食 事 のポイント 朝 一 番 に 口 にするものがその 日 のパフォーマンスに 影 響 するといっても 過 言 ではあり ません 夜 寝 ている 間 にも 脳 は 記 憶 の 整 理 などエネルギーを 消 費 しています (いろ いろな 説 があり 朝 ごはんは 食 べない 方 がいいという 意 見 もありますが )1 日 の 始 まり に 脳 を 活 性 化 させるためにも 朝 食 を 食 べることをオススメします 寝 る 直 前 の 食 事 は 内 臓 を 働 かせて 熟 睡 の 妨 げになるので 控 えましょう また 寝 る 直 前 にいっぱい 食 べると 翌 朝 空 腹 を 感 じず 食 べられなくなってしまうことが 多 い ので 夜 遅 い 食 事 は 翌 朝 の 朝 ご 飯 として 食 べるようにしましょう 忙 しい 社 会 人 は 毎 食 バランスのいい 食 事 をすることは 難 しいと 思 います 夜 で 足 りな ければ 翌 日 のランチで 補 うなど 2 日 くらいのトータルの 食 事 で 過 不 足 ないよう 調 整 すれば 問 題 ありません 一 方 で 仕 事 で 切 羽 詰 まっている 時 などは 交 感 神 経 が 高 まっていて 食 べものの 消 化 機 能 がうまく 働 きません そのような 場 合 は あまり 無 理 せず 落 ち 着 いてから 食 べる 方 がいいでしょう 10