小 鳥 の 血 液 生 化 学 検 査 2004 年 1 月 17 日 ( 土 ) 第 67 回 実 験 動 物 カンファレンス 演 者 オダガワ 動 物 病 院 鈴 木 透 ( 川 崎 市 開 業 )
赤 血 球
好 中 球
血 小 板
適 応 ヒストリーと 身 体 検 査 から 全 身 疾 患 が 示 唆 される 広 くスクリーニングをおこなわないと 鑑 別 で きない 場 合
スクリーニング 検 査 各 臓 器 の 健 康 状 態 を 一 括 して 評 価 あらかじめ 決 めておいた 多 項 目 の 血 液 生 化 学 検 査 レントゲン 検 査 などおこなうこと 1つの 臓 器 にあたりをつけて 行 うのではな い
CBC 生 化 学 レントゲン エコー そ 嚢 検 査 検 便 腹 腔 鏡 検 査 小 鳥 の 検 査
小 鳥 の 検 査 検 便 を 除 き ルーチンな 検 査 はない 入 院 させてよく 状 態 を 観 察 しながらお こなう
採 血 量 体 重 の 約 1/10が 全 血 液 量 全 血 液 量 の1/10が 安 全 域 BW35gのセキセイインコで 0.35ml 可 能
採 血 禁 忌 弱 っている 鳥 腹 部 膨 満 の 鳥 貧 血 の 鳥 出 血 班 など 肝 臓 疾 患 が 示 唆 される 肥 満 の 鳥 呼 吸 器 症 状 のある 鳥 あばれる 鳥
もし 採 血 で 死 亡 したら ショック 死 のことが 多 い 出 血 には 以 外 に 耐 える
鳥 の 腹 部 膨 満 ( 爪 1 本 )
鳥 類 の 抗 凝 固 剤 について
血 液 検 査 における 抗 凝 固 剤 ( 人 犬 猫 ) CBC EDTA 生 化 学 ヘパリン 血 清 凝 固 系 クエン 酸 Na
EDTA-2K EDTAには2kと2NAがあるが 2kの 方 が 溶 解 白 血 球 の 染 色 がしやすい EDTA-2K 血 液 1mlに0.5-2mg 最 適 2mgを 越 えると 赤 血 球 が 収 宿 して 検 査 に 影 響 を 及 ぼす 容 積 が 変 化 する 24 時 間 以 内 なら 検 査 可 能 だが2-3 時 間 以 内 にお こなうことがベスト
EDTA EDTAは 鳥 に 使 用 可 能 だが カラス カケス ツカツクリ サイチョウでは15 分 後 血 液 黒 ずんで 粘 性 を 持 つ 凝 固 はしないが 血 球 は 崩 壊 する は 虫 類 も 溶 血 する
ヘパリン 由 来 はギリシャ 語 のヘパに 由 来 過 剰 のヘパリンは 形 態 に 影 響 をあたえる 血 液 の 希 釈 し 白 血 球 がぼんやりしている ヘパリンは(25IU/ml 血 液 )が 最 適 20 倍 希 釈 のヘパリンが 良 いという 意 見 もある
採 血 時 の 抗 凝 固 剤 本 院 での 方 法 血 管 細 く また 採 血 量 が 少 ないため EDTAは 使 用 していない ヘパリンでフラッシュした 注 射 器 を 使 用
心 得 採 血 量 臨 床 症 状 過 去 の 経 験 から 視 て 異 常 値 を 示 しそうな 値 から 検 査 抗 凝 固 剤 の 使 用 は 犬 猫 通 りではなく よく 考 えて 使 用 採 血 に 失 敗 したらやめる 勇 気 を
本 院 の 方 法 -1 ヘパリンでフラシュした 注 射 器 で 血 液 0.35ml 採 血 CBC ユノペット 好 酸 球 25ug ( 白 血 球 測 定 ) ヘマトクリット 40ug ストリッヒ 20ug
本 院 の 方 法 -2 残 り 遠 心 分 離 (PCV50%として) 血 漿 0.13ml(130ug)で 生 化 学 検 査 生 化 学 1 項 目 10ugで 測 定 可 能 TP GOT ALP UA Glu CPK LDH Ca IP T-Cho TG 測 定 ( 必 要 に 応 じて 生 食 で2 倍 希 釈 ) 特 殊 検 査 NH3 TBA 蛋 白 泳 動
鳥 類 のCBC ユノペット 好 酸 球 25ug ( 白 血 球 測 定 ) ヘマトクリット 40ug ストリッヒ 20ug TP 黄 疸 指 数??
臨 床 採 血 方 法
臨 床 採 血 方 法 頚 静 脈 翼 下 皮 下 静 脈 爪 切 り 採 血 毛 を 分 ける 時 はぬるま 湯 で 行 う アルコールは 使 用 しない
頚 静 脈 採 血 時
頚 静 脈 採 血 セキセイインコ 文 鳥 オカメインコ 小 桜 イン コ 位 採 血 後 血 液 は 止 まり やすい 右 頚 静 脈 は 太 く 使 用 しやすいが 左 の 頚 静 脈 は 細 い
翼 下 皮 下 静 脈 ハトに 使 用 採 血 後 血 液 止 まりにく い 5 分 間 は 圧 迫 が 必 要
爪 切 り 採 血 1 尿 酸 値 が 高 くでて しまうため アルコー ル 棉 で 足 先 を 綺 麗 に する
爪 切 り 採 血 2 クイックストップで 止 血 後 2 時 間 はよく 見 ること 再 出 血 ある マッチ 線 香 の 止 血 は 進 められない 3 量 がうまくとれないことがある 4 LDH CPK AST UAは 値 が 高 めにで る 傾 向 ある
5-15% 失 血 からの 回 復 うずらは30% 失 血 しても72 時 間 で 回 復 ( 白 血 球 も)6-12 時 間 でRetが 増 加 5-15%の 失 血 での 回 復 日 数 は 人 で40 日 兎 14-17 日 ラット8-17 日 を 要 する 鳥 の 回 復 は 骨 髄 の 赤 血 球 産 生 刺 激 による もの 脾 臓 には 赤 血 球 は 貯 蔵 されていな い (Hawkye,91)
採 血 部 位 によるデーターの 違 い LDH CPK UA ASTの 測 定 爪 採 血 は 頚 静 脈 採 血 より 高 めの 値 を 出 す 傾 向 がある
血 液 塗 抹 1 鳥 類 はくさび 法 は 血 球 をつぶすため 使 用 し ないほうが 良 い スライドガラスを 合 わせた 方 法 が 良 いとい はれている
血 液 塗 抹 2 スライドガラスに 血 液 を 落 とす
血 液 塗 抹 3 別 のスライドグラスを 血 液 の 上 にのせる
血 液 塗 抹 4 水 平 に 引 くと 標 本 がで きる
鳥 類 の 染 色 液 の 選 択
ライト ギムザ 染 色 血 液 塗 末 の 赤 血 球 白 血 球 血 小 板 を 染 色 ライト 液 40 滴 約 1ml ph6.4のバッファー 5ml ギムザ 液 15 滴 約 0.6ml バッファー 3.3mlいれて 合 計 10ml メタノール 1ml 3 分 固 定 ライトギムザ30 分 間 染 色 リン パ 節 は45 分 作 り 置 きはしないこと
鳥 類 における ライト ギムザ 染 色 有 核 動 物 のメタノール 固 定 は5 分 ヘテロフェルの 顆 粒 は 空 砲 状 リンパ 球 単 球 の 核 の 染 まりは 良 い
簡 易 染 色 ディフクイツク
鳥 類 における ディフクイツク 染 色 頻 回 に 交 換 しないと 染 色 性 低 下 有 核 動 物 の 固 定 は 通 常 の 倍 ヘテロフェルの 顆 粒 は 明 解 リンパ 球 単 球 の 核 の 染 まりが 悪 い
鳥 類 の 染 色 法 の 比 較 ライトギムザ 染 色 有 核 動 物 のメタノール 固 定 は 長 めの5 分 ヘテロフェルの 顆 粒 は 空 砲 状 リンパ 球 単 球 の 核 の 染 まりは 良 い ディフクイツク 染 色 有 核 動 物 の 固 定 は 通 常 の 倍 ヘテロフェルの 顆 粒 は 明 解 リンパ 球 単 球 の 核 の 染 まりが 悪 い
以 上 の 見 解 から 犬 猫 ではライトギムザ> 簡 易 染 色 だが 必 ずしも 鳥 類 はこの 法 則 はあてはまらない 鳥 の 血 液 塗 抹 には 成 書 にはライト 染 色 が 多 い ライト 染 色 ライト 液 40 滴 約 1ml ph6.4のバッファー 5ml
赤 血 球 系 の 測 定
赤 血 球 の 求 め 方 /ul の 数 を 求 める 1 Natt and Herrick 液 2 赤 血 球 ユノペット(5850)を 使 用 3 自 動 血 球 計 算 器 4 ハイエム 液
1 Natt and Herrick 液 赤 血 球 の 求 め 方
1 Natt and Herrick 液 1 1つの 計 算 盤 状 で 赤 血 球 白 血 球 血 小 板 が 同 時 に 染 色 さ れる A 染 色 液 フラスコ 内 で 次 ぎの 成 分 を 混 合 し 蒸 留 水 を 加 えて 1000mlにする NaCl 3.88g Na2SO4 2.5g KH2PO4 0.25g ホルマリン(37%) 7.5ml メチル 紫 2B 0.1g 溶 液 は 一 晩 置 き 使 用 前 に 濾 過 する 2 年 間 は 保 存 可 能
Natt and Herrick 液 1 B 染 色 方 法 血 球 計 算 板 による 総 血 球 数 算 出 のためには 赤 血 球 用 希 釈 メランジールの0.5 目 盛 りまで 全 血 を 吸 い 血 球 計 算 板 の101の 目 盛 りまでNatt and Herrick 液 を 吸 引 すればよい C 染 色 結 果 白 血 球 は 暗 青 色 に 染 まり 顆 粒 状 にみえる 赤 血 球 の 細 胞 は 透 明 で 核 は 淡 染 する
1 Natt and Herrick 液 2
1 Natt and Herrick 液 3 赤 血 球 の 細 胞 は 透 明 で 核 は 淡 染 する 1000を 掛 けて/ulの 値 になる
2 赤 血 球 ユノペット (5850)を 使 用
2 赤 血 球 ユノペット (5850)を 使 用
3 自 動 血 球 計 算 機 日 本 光 電 のセルタック では 可 能 Hbは 低 めの 値 を 示 す 核 が 影 響
小 鳥 の 赤 血 球 寿 命 29-44 日 核 はあるが 犬 猫 にくらべ 短 い 髄 外 造 血 が 正 常 でもおこなわれていること が 示 唆 される
赤 血 球 の 正 常 値 Budgrigar 3.9-4.7( 10 6 /ul) Cockatiel 2.2ー3.9 ( 10 6 /ul) Jardine's parrto 2.4-4.0( 10 6 /ul) Lovebird 2.3-3.9 ( 10 6 /ul)
ボタンインコの 生 後 直 後 の 赤 血 球 数 の 変 化
PCV Htの 測 定
PCV Htの 測 定 犬 猫 と 同 じ 10000 回 転 3 分
PCV Htの 測 定 方 法 1 犬 猫 と 同 様 な 方 法 でヘマトクリット 管 を 使 用 2 マイクロヘマトクリット 管 を 使 用
PCV Htの 測 定 実 験 動 物 用 のマイク ロヘマ 管 を 使 用
ICTまたはII 犬 猫 の 定 義 クロム 酸 カリの 原 液 を100 IIと 定 義 する 鳥 類 ビリベジンをビリルビンに 変 換 する 酵 素 なし 上 澄 みは 黄 色 いがビリルビンでは ない 正 常 でも 黄 色 い
PCV Htの 正 常 値 Budgrigar 38-48% Cockatiel 36-49% Jardine s parrto 35-48% Lovebird 38-50%
ボタンインコの 生 後 直 後 の PCV/Htの 変 化
Hbの 測 定
Hbの 測 定 方 法 シアノメトヘモクロビン 法 が 鳥 類 には 有 効 フジトライケム シアノメトヘモクロビン 法 だが 鳥 用 の 設 定 ではな い 自 動 血 球 計 算 機 で 測 定 日 本 光 電 のセルタックでは 正 確 性 にかける
ボタンインコの 生 後 直 後 の Hbの 変 化
Hbの 正 常 値 Budgrigar 11-16(g/dl) Cockatiel 11-16(g/dl) Jardine s parrto 11-16(g/dl) Lovebird 13-18(g/dl)
赤 血 球 指 数 MCV MCH MCHC を 求 めることができる
MCVの 正 常 値 Budgrigar 90-200(fl) Cockatiel 90-200(fl) Jardine s parrto 90-190(fl) Lovebird 90-190(fl)
MCHC の 正 常 値 Budgrigar 23-30(g/dl) Cockatiel 22-33(g/dl) Jardine s parrto 21-33(g/dl) Lovebird 22-33(g/dl)
網 状 赤 血 球 の 測 定
網 状 赤 血 球
網 状 赤 血 球
白 血 球 の 算 出
白 血 球 系 の 検 査 各 白 血 球 系 細 胞 の ないか 各 白 血 球 に 関 する 異 常 鑑 別 診 断 リスト 増 加 は 減 少 はないか
白 血 球 系 の 検 査 よくないアプローチ 白 血 球 だけで 正 常 異 常 を 判 断 する 白 血 球 多 い ただちに 抗 生 剤 投 与? 白 血 球 すくなめ なにもきにしない エンテ ロトキセアかも? 白 血 病 もある
白 血 球 系 の 検 査 よくないアプローチ 白 血 球 が 多 いと 細 菌 感 染 を 考 えてしまう 好 中 球 左 方 移 動 中 毒 性 変 化 腫 瘍 の 有 無 その 他 リンパ 球 好 酸 球
白 血 球 系 の 検 査 よくないアプローチ 白 血 球 が 正 常 リンパが 減 少 しているかも 好 中 球 が 減 少 してリンパが 上 昇
白 血 球 の 求 め 方 /ul の 数 を 求 める 直 接 法 1 Natt and Herrick 液 2 自 動 血 球 計 算 機 間 接 法 3 好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 概 算 を 求 める 4 血 液 塗 抹 法 5 バフィーコート 法
1 Natt and Herrick 液 1 1つの 計 算 盤 状 で 赤 血 球 白 血 球 血 小 板 が 同 時 に 染 色 される A 染 色 液 フラスコ 内 で 次 ぎの 成 分 を 混 合 し 蒸 留 水 を 加 えて1000mlにする NaCl 3.88g Na2SO4 2.5g KH2PO4 0.25g ホルマリン(37%) 7.5ml メチル 紫 2B 0.1g 溶 液 は 一 晩 置 き 使 用 前 に 濾 過 する 2 年 間 は 保 存 可 能 B 染 色 方 法 血 球 計 算 板 による 総 血 球 数 算 出 のためには 赤 血 球 用 希 釈 メランジールの0.5 目 盛 りまで 全 血 を 吸 い 血 球 計 算 板 の101の 目 盛 りまでNatt and Herrick 液 を 吸 引 すれ ばよい C 染 色 結 果 白 血 球 は 暗 青 色 に 染 まり 顆 粒 状 にみえる 赤 血 球 の 細 胞 は 透 明 で 核 は 淡 染 す る
白 血 球 の 算 出 1 Natt and Herrick 液 の 場 合 2 総 白 血 球 は 血 球 計 算 盤 の9つの 大 区 画 の なかの 総 白 血 数 を 求 める
白 血 球 の 算 出 Natt and Herrick 液 の 場 合 3 白 血 球 は 暗 い 青 の 染 まり 顆 粒 状 に 見 える ことあり 総 白 血 球 数 /ul = (9つの 大 区 画 の 算 出 白 血 球 数 + 算 出 白 血 球 数 の10%) 200
間 接 法 3 好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 1 ほ 乳 類 は 好 酸 球 ユノペット(5877)では 好 酸 球 しかカウントできない 鳥 類 はヘテロフィル( 偽 好 酸 球 ) 好 酸 球 の 細 胞 質 は 好 酸 性 に 染 まるので 好 酸 球 ユノ ペット(5877)でヘテロフィル( 偽 好 酸 球 ) 好 酸 球 がカウントできる
好 酸 球 ユノペット (5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 2 鳥 のヘテロフィル 好 酸 球 の 細 胞 質 は 好 酸 性 に 染 まる 好 酸 球 ユノペット(5877)のフロキシンBは 鳥 のヘ テロフィル 好 酸 球 を 染 める 百 分 比 をだす リンパ 球 単 球 は 百 分 比 から 割 合 をだして 好 酸 球 ユノペット(5877)は 必 ず 斜 光 保 存 のこと
例 えばある 鳥 のカウント 好 酸 球 ユノペット 5000 百 分 比 hemo 70% Lym 20% Mon 5% Eos 5%
好 酸 球 ユノペット(5877) を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 3 血 液 25ugをピペッ トの 中 でフロキシ ンB 希 釈 液 と 混 ぜる
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 4 血 液 25ugをピペットの 中 でフロ キシンB 希 釈 液 と 混 ぜる 希 釈 液 0.775ml 検 体 0.025ml 希 釈 倍 率 32 倍
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 5 計 算 盤 に 注 入
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 6 鳥 の 測 定 に 限 り 誤 差 を 減 らす 為 計 算 盤 の 両 室 に 入 れて5 分 間 静 置
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 7 人 犬 猫 の 使 用 法 計 算 室 の 全 面 積 =1 1 9=9mm 深 さ=9 0.1=0.9mm x=0.9mm 中 の 細 胞 数 とすると 1mm 中 の 細 胞 数 = x 10/9(1mm 中 の 細 胞 数 ) 32( 希 釈 倍 率 を 戻 す)
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 8 人 犬 猫 の 使 用 法 計 算 室 の 全 面 積 =1 1 9=9mm 深 さ=9 0.1=0.9mm x=0.9mm 中 の 細 胞 数 とす ると 1mm 中 の 細 胞 数 = x 10/9(1mm 中 の 細 胞 数 ) 32( 希 釈 倍 率 を 戻 す)
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 9 血 球 計 算 盤 を 用 いて (ヘテロフィル 好 酸 球 )の 絶 対 数 を 数 える 赤 い 丸 を 数 える 血 液 塗 抹 から 百 分 比 を 求 める
好 酸 球 ユノペット(5877)を 使 用 した 白 血 球 の 算 出 法 10 鳥 の 総 白 血 数 ( 個 )ul= 計 算 盤 に 染 まった 細 胞 数 1.1 16 100 (ヘテロフィル+ 好 酸 球 )% 1mm 中 の 細 胞 数 = x 10/9(1mm 中 の 細 胞 数 ) 32( 希 釈 倍 率 を 戻 す)
4 白 血 球 の 算 出 血 液 塗 抹 法 A. 小 宮 山 方 法 B. 犬 猫 からの 応 用
A. 小 宮 山 法
小 宮 山 法 1 1000 倍 でPCV52%の 時 7 視 野 に1 個 のWBC 3500/ul 6 視 野 に1 個 のWBC 4000/ul 5 視 野 に1 個 のWBC 5400/ul 4 視 野 に1 個 のWBC 6700/ul 3 視 野 に1 個 のWBC 8000/ul
小 宮 山 法 2 400 倍 でPCV52%の 時 5 視 野 に1 個 のWBC 1900/ul 4 視 野 に1 個 のWBC 2400/ul 3 視 野 に1 個 のWBC 3200/ul 2 視 野 に1 個 のWBC 4800/ul 1 視 野 に1 個 のWBC 10000/ul
小 宮 山 法 3 白 血 球 数 の 求 め 方 例 題 PCV20% 1000 倍 で 5 視 野 に1 個 のWBC WBCは 推 定 5400 5400 20/52=2076/ul
B. 犬 猫 からの 応 用
犬 猫 のデーターの 応 用 法 OLYMPUS BH2 Wide 400 倍 で1 視 野 に 白 血 球 5 個 あれ ば 白 血 球 数 は 推 定 10000/ul
5 バフィーコート 法 ある 鳥 類 の 開 業 医 のデーター 1mmで 白 血 球 8000/ul 位
5 バフィーコート 法 犬 猫 のデーター 最 初 の1mmで 白 血 球 15000/ul 位 以 後 1mm 増 す 後 に20000 /ulプラ ス
5 バフィーコート 法 バフィーコートは 白 血 球 を 容 積 で 表 したもの どの 白 血 球 が 多 いか で 値 は 変 わる 正 確 性 には 欠 ける また 血 小 板 幼 弱 RBCもはいる
4 血 液 塗 抹 法 5 バフィーコート 法 血 液 塗 抹 法 バフィーコート 法 は 報 告 者 に より 差 が 激 しい 血 液 塗 抹 法 は 所 謂 自 分 の 塗 抹 は 経 験 的 にあてになる
白 血 球 確 認 が 大 切 臨 床 症 状 や 重 複 した 方 法 の 使 用 でエラー のないように
白 血 球 の 正 常 値 Budgrigar 3.0-8.5( 10 3 /ul) Cockatiel 5.0ー10.0( 10 3 /ul) Jardine's parrto 4.0-10.0( 10 3 /ul) Lovebird 3.0-8.5( 10 3 /ul)
Budgrigar3.0-8.5( 10 3 /ul) Hetero 50-57% Lym 25-45% Mon 0-2% Bas 0-1% Eos 0-2%
Cockatiel 5.0ー10.0 ( 10 3 /ul) Hetero 55-80% Lym 20-45% Mon 0-2% Bas 0-1% Eos 0-1%
Jardine's parrto 4.0-10.0 ( 10 3 /ul) Hetero 55-75% Lym 25-45% Mon 0-2% Bas 0-1% Eos 0-2%
Lovebird 3.0-8.5( 10 3 /ul) Hetero 50-75% Lym 25-50% Mon 0-2% Bas 0-1% Eos 0-2%
白 血 球 百 分 比 人 は 白 血 球 があまり 変 動 のないので%で 表 す 犬 猫 は 白 血 球 が 変 動 がおおきいので 実 数 でだしたほうがわかりやすい 鳥 は 不 明
Hetero/Lymの 比 人 Seg:Lym=7:3 犬 Seg:Lym=7:3 猫 Seg:Lym=8:2 兎 Seg:Lym=3:7 フェレツト= Seg:Lym=: ハムスター= Seg:Lym=:
Hetero/Lymの 比 -1 Heterophile 多 い 55% キバタン 54% キビタイボウシインコ 56% ヨウム 49% ゴシキセイガインコ
Hetero/Lymの 比 -2 Lym 多 い 54% セキセイインコ 66% オカメインコ 52% ホウセイインコ
Hetero/Lymの 比 -3 Heterophile1=Lym1 アボウシインコ ルリコシボタンインコ EOS 多 い ノスリ ヨーロッパチンゲボウ
ボタンインコの 生 後 直 後 の 白 血 球 数 の 変 化
ライトギムザ 染 色 単 球
ライトギムザ 染 色 リンパ 球
アーチファクト 小 型 の 鳥 は 白 血 球 は 破 壊 しやすい
栓 球 (thrombocyte) と 血 小 板 (platelet)
血 小 板 の 評 価 血 液 塗 抹 血 小 板 の 消 矢 異 常 血 小 板 のの 大 小 不 同 巨 大 血 小 板 血 小 板 の 機 能 異 常
栓 球 (thrombocyte)1 もともと 下 等 脊 椎 動 物 の 有 核 細 胞 を 示 す 言 葉 として 導 入 血 小 板 は 巨 細 胞 の 細 胞 質 が 断 片 かするこ とによりおこる 栓 球 は 骨 髄 静 脈 洞 内 の 前 駆 物 質 が 連 続 的 に 分 裂 しておこる
栓 球 (thrombocyte)3 血 管 の 損 傷 に 伴 い 栓 球 が 凝 集 し 栓 を 形 成 する
栓 球 (thrombocyte)2 核 は 青 く 細 胞 質 に1-3 個 のセロトニン 含 有 の 紫 赤 顆 粒 あり 脱 顆 粒 時 には 空 砲 にな る ヘパリンで 採 血 すること 多 いので 凝 集 して いて 数 えにくい 爪 切 って 凝 固 剤 なしで 塗 抹
栓 球 の 求 め 方 鳥 /ul の 数 を 求 める Natt and Herrick 液 概 算 を 求 める 血 液 塗 抹 法
血 小 板 の 概 算 犬 猫 との 比 較 犬 猫 油 浸 1 視 野 に 血 小 板 10 個 あつた 場 合 血 小 板 数 250000/ul 鳥 油 浸 1 視 野 に 血 小 板 2-3 個 あつた 場 合 栓 球 数 20000ー30000/ul
栓 球 の 血 液 塗 抹 法 1 栓 球 の 概 算 値 ( 個 ) =5 視 野 の 平 均 栓 球 数 (1000) 3,500,000 1000 は5 視 野 の 平 均 赤 血 球 数 3,500,000は 正 常 なPCVを 持 つ 鳥 のul 当 たりの 平 均 赤 血 球 数. PCVが40-50%の 正 常 からはずれる 時 の 補 正 式 補 正 した 栓 球 数 ( 個 )/ul= 栓 球 の 概 算 値 ( 個 ) 検 出 した 鳥 のPCV/ 正 常 のPCV
栓 球 の 血 液 塗 抹 法 2 正 常 栓 球 数 = 20,0000ー30,0000/ul
セキセイインコの 栓 球 ライトギムザ 染 色
凝 固 因 子
一 次 止 血 と 二 次 止 血
内 因 系 凝 固 と 外 因 系 凝 固
凝 固 機 序 凝 固 機 序 は 異 なる 特 に 内 因 系 が 異 なり Ⅴ Ⅶ Ⅹ Ⅺ Ⅻが 欠 如 してい る フィブリン 溶 解 機 序 は 同 じ
TP 測 定 はドライケムより 屈 折 計 のほうがよい 屈 折 計 は 正 確 でない という 意 見 もある 澄 んだ 血 漿 ということ を 条 件 に 伝 統 的 に 計 られている 濁 っていると 高 めにで る
ボタンインコの 生 後 直 後 の TP Albの 変 化
ICTまたはII 犬 猫 の 定 義 クロム 酸 カリの 原 液 を100 IIと 定 義 する 鳥 類 ビリベジンをビリルビンに 変 換 する 酵 素 なし 上 澄 みは 黄 色 いがビリル ビンではない 正 常 でも 黄 色 い
ICTまたはII 犬 猫 の 定 義 クロム 酸 カリの 原 液 を100 IIと 定 義 する 鳥 類 ビリベジンをビリルビンに 変 換 する 酵 素 なし 上 澄 みは 黄 色 いがビリル ビンではない 正 常 でも 黄 色 い