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2015 年 2 月 改 訂 ( 第 4 版 ) 日 本 標 準 商 品 分 類 番 号 873929 医 薬 品 インタビューフォーム 日 本 病 院 薬 剤 師 会 の IF 記 載 要 領 (1998 年 9 月 )に 準 拠 して 作 成 * 処 方 箋 医 薬 品 薬 物 中 毒 解 毒 剤 L-メチオニン 注 射 液 100mg 日 本 臓 器 L-Methionine inj. 100mg Nippon - zoki 剤 形 規 格 含 量 一 般 名 注 射 剤 (アンプル) 1 管 2mL 中 L-メチオニン 100mg 和 名 :L-メチオニン 洋 名 :L-Methionine 製 造 販 売 承 認 年 月 日 薬 価 基 準 収 載 発 売 年 月 日 承 認 年 月 日 : 2008 年 3 月 13 日 ( 販 売 名 変 更 による) 薬 価 収 載 年 月 日 : 2008 年 6 月 20 日 ( 販 売 名 変 更 による) 発 売 年 月 : 1955 年 8 月 開 発 製 造 輸 入 発 売 提 携 販 売 会 社 名 製 造 販 売 元 : 日 本 臓 器 製 薬 株 式 会 社 担 当 者 の 連 絡 先 電 話 番 号 FAX 番 号 本 IF は 2015 年 2 月 改 訂 の 添 付 文 書 の 記 載 に 基 づき 改 訂 した *: 注 意 - 医 師 等 の 処 方 箋 により 使 用 すること

IF 利 用 の 手 引 きの 概 要 - 日 本 病 院 薬 剤 師 会 - 1. 医 薬 品 インタビューフォーム 作 成 の 経 緯 医 療 用 医 薬 品 の 基 本 的 な 要 約 情 報 として 医 療 用 医 薬 品 添 付 文 書 ( 以 下 添 付 文 書 と 略 す) がある 医 療 現 場 で 医 師 薬 剤 師 等 の 医 療 従 事 者 が 日 常 業 務 に 必 要 な 医 薬 品 の 適 正 使 用 情 報 を 活 用 する 際 には 添 付 文 書 に 記 載 された 情 報 を 裏 付 ける 更 に 詳 細 な 情 報 が 必 要 な 場 合 があ る 昭 和 63 年 日 本 病 院 薬 剤 師 会 ( 以 下 日 病 薬 と 略 す) 学 術 第 2 小 委 員 会 が 医 薬 品 インタビ ューフォーム ( 以 下 IFと 略 す)の 位 置 付 け 並 びにIF 記 載 様 式 を 策 定 した その 後 医 療 従 事 者 向 け 並 びに 患 者 向 け 医 薬 品 情 報 ニーズの 変 化 を 受 けて 平 成 10 年 9 月 に 日 病 薬 学 術 第 3 小 委 員 会 においてIF 記 載 要 領 の 改 訂 が 行 われた 更 に 10 年 が 経 過 した 現 在 医 薬 品 情 報 の 創 り 手 である 製 薬 企 業 使 い 手 である 医 療 現 場 の 薬 剤 師 双 方 にとって 薬 事 医 療 環 境 は 大 きく 変 化 したことを 受 けて 平 成 20 年 9 月 に 日 病 薬 医 薬 情 報 委 員 会 において 新 たなIF 記 載 要 領 が 策 定 された 2. IF とは IFは 添 付 文 書 等 の 情 報 を 補 完 し 薬 剤 師 等 の 医 療 従 事 者 にとって 日 常 業 務 に 必 要 な 医 薬 品 の 品 質 管 理 のための 情 報 処 方 設 計 のための 情 報 調 剤 のための 情 報 医 薬 品 の 適 正 使 用 のための 情 報 等 が 集 約 された 総 合 的 な 個 別 の 医 薬 品 解 説 書 として 日 病 薬 が 記 載 要 領 を 策 定 し 薬 剤 師 等 のために 当 該 医 薬 品 の 製 薬 企 業 に 作 成 及 び 提 供 を 依 頼 している 学 術 資 料 と 位 置 付 けられる ただし 薬 事 法 製 薬 企 業 機 密 等 に 関 わるもの 製 薬 企 業 の 製 剤 努 力 を 無 効 にするもの 及 び 薬 剤 師 自 らが 評 価 判 断 提 供 すべき 事 項 等 はIFの 記 載 事 項 とはならない 言 い 換 える と 製 薬 企 業 から 提 供 されたIFは 薬 剤 師 自 らが 評 価 判 断 臨 床 適 応 するとともに 必 要 な 補 完 をするものという 認 識 を 持 つことを 前 提 としている [IFの 様 式 ] 1 規 格 はA4 判 横 書 きとし 原 則 として9ポイント 以 上 の 字 体 ( 図 表 は 除 く)で 記 載 し 一 色 刷 りとする ただし 添 付 文 書 で 赤 枠 赤 字 を 用 いた 場 合 には 電 子 媒 体 ではこれ に 従 うものとする 2IF 記 載 要 領 に 基 づき 作 成 し 各 項 目 名 はゴシック 体 で 記 載 する 3 表 紙 の 記 載 は 統 一 し 表 紙 に 続 けて 日 病 薬 作 成 の IF 利 用 の 手 引 きの 概 要 の 全 文 を 記 載 するものとし 2 頁 にまとめる [IFの 作 成 ] 1IFは 原 則 として 製 剤 の 投 与 経 路 別 ( 内 用 剤 注 射 剤 外 用 剤 )に 作 成 される 2IFに 記 載 する 項 目 及 び 配 列 は 日 病 薬 が 策 定 したIF 記 載 要 領 に 準 拠 する 3 添 付 文 書 の 内 容 を 補 完 するとのIFの 主 旨 に 沿 って 必 要 な 情 報 が 記 載 される 4 製 薬 企 業 の 機 密 等 に 関 するもの 製 薬 企 業 の 製 剤 努 力 を 無 効 にするもの 及 び 薬 剤 師 をは じめ 医 療 従 事 者 自 らが 評 価 判 断 提 供 すべき 事 項 については 記 載 されない

5 医 薬 品 インタビューフォーム 記 載 要 領 2008 ( 以 下 IF 記 載 要 領 2008 と 略 す) により 作 成 されたIFは 電 子 媒 体 での 提 供 を 基 本 とし 必 要 に 応 じて 薬 剤 師 が 電 子 媒 体 (PDF)から 印 刷 して 使 用 する 企 業 での 製 本 は 必 須 ではない [IFの 発 行 ] 1 IF 記 載 要 領 2008 は 平 成 21 年 4 月 以 降 に 承 認 された 新 医 薬 品 から 適 用 となる 2 上 記 以 外 の 医 薬 品 については IF 記 載 要 領 2008 による 作 成 提 供 は 強 制 されるも のではない 3 使 用 上 の 注 意 の 改 訂 再 審 査 結 果 又 は 再 評 価 結 果 ( 臨 床 再 評 価 )が 公 表 された 時 点 並 びに 適 応 症 の 拡 大 等 がなされ 記 載 すべき 内 容 が 大 きく 変 わった 場 合 にはIFが 改 訂 さ れる 3. IF の 利 用 にあたって IF 記 載 要 領 2008 においては 従 来 の 主 にMRによる 紙 媒 体 での 提 供 に 替 え PDFフ ァイルによる 電 子 媒 体 での 提 供 を 基 本 としている 情 報 を 利 用 する 薬 剤 師 は 電 子 媒 体 から 印 刷 して 利 用 することが 原 則 で 医 療 機 関 でのIT 環 境 によっては 必 要 に 応 じてMRに 印 刷 物 での 提 供 を 依 頼 してもよいこととした 電 子 媒 体 のIFについては 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 の 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームペ ージに 掲 載 場 所 が 設 定 されている 製 薬 企 業 は 医 薬 品 インタビューフォーム 作 成 の 手 引 き に 従 って 作 成 提 供 するが I Fの 原 点 を 踏 まえ 医 療 現 場 に 不 足 している 情 報 やIF 作 成 時 に 記 載 し 難 い 情 報 等 について は 製 薬 企 業 のMR 等 へのインタビューにより 薬 剤 師 等 自 らが 内 容 を 充 実 させ IFの 利 用 性 を 高 める 必 要 がある また 随 時 改 訂 される 使 用 上 の 注 意 等 に 関 する 事 項 に 関 しては IF が 改 訂 されるまでの 間 は 当 該 医 薬 品 の 製 薬 企 業 が 提 供 する 添 付 文 書 やお 知 らせ 文 書 等 あ るいは 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 配 信 サービスにより 薬 剤 師 等 自 らが 整 備 するとともに IFの 使 用 にあたっては 最 新 の 添 付 文 書 を 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページで 確 認 する なお 適 正 使 用 や 安 全 性 の 確 保 の 点 から 記 載 されている 臨 床 成 績 や 主 な 外 国 での 発 売 状 況 に 関 する 項 目 等 は 承 認 事 項 に 関 わることがあり その 取 扱 いには 十 分 注 意 すべきであ る 4. 利 用 に 際 しての 留 意 点 IFを 薬 剤 師 等 の 日 常 業 務 において 欠 かすことができない 医 薬 品 情 報 源 として 活 用 して 頂 き たい しかし 薬 事 法 や 医 療 用 医 薬 品 プロモーションコード 等 による 規 制 により 製 薬 企 業 が 医 薬 品 情 報 として 提 供 できる 範 囲 には 自 ずと 限 界 がある IFは 日 病 薬 の 記 載 要 領 を 受 け て 当 該 医 薬 品 の 製 薬 企 業 が 作 成 提 供 するものであることから 記 載 表 現 には 制 約 を 受 けざるを 得 ないことを 認 識 しておかなければならない また 製 薬 企 業 は IFがあくまでも 添 付 文 書 を 補 完 する 情 報 資 材 であり 今 後 インターネッ トでの 公 開 等 も 踏 まえ 薬 事 法 上 の 広 告 規 制 に 抵 触 しないよう 留 意 し 作 成 されていることを 理 解 して 情 報 を 活 用 する 必 要 がある (2008 年 9 月 )

目 次 Ⅰ. 概 要 に 関 する 項 目... 1 1. 開 発 の 経 緯 1)... 1 2. 製 品 の 特 徴 及 び 有 用 性... 1 Ⅱ. 名 称 に 関 する 項 目... 2 1. 販 売 名... 2 2. 一 般 名... 2 3. 構 造 式 又 は 示 性 式... 2 4. 分 子 式 及 び 分 子 量... 2 5. 化 学 名 ( 命 名 法 )... 2 6. 慣 用 名 別 名 略 号 記 号 番 号... 2 7.CAS 登 録 番 号... 2 Ⅲ. 有 効 成 分 に 関 する 項 目... 3 1. 有 効 成 分 の 規 制 区 分... 3 2. 物 理 化 学 的 性 質... 3 3. 有 効 成 分 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性.. 3 4. 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法... 3 5. 有 効 成 分 の 定 量 法... 3 Ⅳ. 製 剤 に 関 する 項 目... 4 1. 剤 形... 4 2. 製 剤 の 組 成... 4 3. 製 剤 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性... 4 4. 他 剤 との 配 合 変 化 ( 物 理 化 学 的 変 化 ).. 4 5. 製 剤 中 の 確 認 試 験 法... 4 6. 製 剤 中 の 定 量 法... 4 7. 容 器 の 材 質... 4 Ⅴ. 治 療 に 関 する 項 目... 5 1. 効 能 又 は 効 果... 5 2. 用 法 及 び 用 量... 5 3. 臨 床 成 績... 5 Ⅵ. 薬 効 薬 理 に 関 する 項 目... 6 1. 薬 理 学 的 に 関 連 ある 化 合 物 又 は 化 合 物 群 6 2. 薬 理 作 用... 6 Ⅶ. 薬 物 動 態 に 関 する 項 目... 7 1. 血 中 濃 度 の 推 移 測 定 法... 7 2. 薬 物 速 度 論 的 パラメータ... 7 3. 吸 収... 7 4. 分 布... 7 5. 代 謝... 7 6. 排 泄... 7 7. 透 析 等 による 除 去 率... 7 Ⅷ. 安 全 性 ( 使 用 上 の 注 意 等 )に 関 する 項 目.. 8 1. 警 告 内 容 とその 理 由... 8 2. 禁 忌 内 容 とその 理 由... 8 3. 効 能 効 果 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由... 8 4. 用 法 用 量 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由... 8 5. 慎 重 投 与 内 容 とその 理 由... 8 6. 重 要 な 基 本 的 注 意 とその 理 由 及 び 処 置 方 法... 8 7. 相 互 作 用... 8 8. 副 作 用... 8 9. 高 齢 者 への 投 与... 9 10. 妊 婦 産 婦 授 乳 婦 等 への 投 与... 9 11. 小 児 等 への 投 与... 9 12. 臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼす 影 響... 9 13. 過 量 投 与... 9 14. 適 用 上 及 び 薬 剤 交 付 時 の 注 意 ( 患 者 等 に 留 意 すべき 必 須 事 項 等 )... 9 15.その 他 の 注 意... 9 Ⅸ. 非 臨 床 試 験 に 関 する 項 目... 10 1. 一 般 薬 理... 10 2. 毒 性... 10 Ⅹ. 取 扱 い 上 の 注 意 等 に 関 する 項 目... 11 1. 有 効 期 間 又 は 使 用 期 限... 11 2. 貯 法 保 存 条 件... 11 3. 薬 剤 取 扱 い 上 の 注 意 点... 11 4. 承 認 条 件... 11 5. 包 装... 11 6. 同 一 成 分 同 効 薬... 11 7. 国 際 誕 生 年 月 日... 11 8. 製 造 販 売 承 認 年 月 日 及 び 承 認 番 号... 11 9. 薬 価 基 準 収 載 年 月 日... 11 10. 効 能 効 果 追 加 用 法 用 量 変 更 追 加 等 の 年 月 日 及 びその 内 容... 11 11. 再 審 査 結 果 再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 びそ の 内 容... 11 12. 再 審 査 期 間... 12 13. 長 期 投 与 の 可 否... 12 14. 厚 生 省 薬 価 基 準 収 載 医 薬 品 コード... 12 15. 保 険 給 付 上 の 注 意... 12 ⅩⅠ. 文 献... 13 1. 引 用 文 献... 13

Ⅰ. 概 要 に 関 する 項 目 1. 開 発 の 経 緯 1) メチオニンは 1922 年 Muller によってカゼイン 加 水 分 解 産 物 から 発 見 された 含 硫 アミノ 酸 で 1928 年 Barger および Coyne よって 始 めて 合 成 されかつその 構 造 を 明 らかにされ た その 後 Jackson, Weichselfaum あるいは Rose らの 業 績 によってメチオニンの 生 体 における 不 可 欠 性 が 立 証 され つづいて 多 数 の 研 究 者 により 抗 脂 肝 作 用 解 毒 作 用 蛋 白 節 約 作 用 コリン 合 成 能 クレアチン 合 成 能 などが 相 次 いで 明 らかにされ 生 体 に 対 する 重 要 性 が 注 目 されるに 至 った 医 療 事 故 を 防 止 するための 医 薬 品 の 表 示 事 項 及 び 販 売 名 の 取 扱 いについて ( 平 成 12 年 9 月 19 日 医 薬 発 第 935 号 )により 2008 年 3 月 13 日 に 販 売 名 の 代 替 新 規 承 認 を 受 け た 2. 製 品 の 特 徴 及 び 有 用 性 特 になし 1

Ⅱ. 名 称 に 関 する 項 目 1. 販 売 名 (1) 和 名 L-メチオニン 注 射 液 100mg 日 本 臓 器 (2) 洋 名 L-Methionine inj. 100mg Nippon - zoki (3) 名 称 の 由 来 特 になし 2. 一 般 名 (1) 和 名 ( 命 名 法 ) L-メチオニン(JAN) (2) 洋 名 ( 命 名 法 ) L-Methionine(JAN) 3. 構 造 式 又 は 示 性 式 H CH3SCH2CH 2 C NH2 COOH 4. 分 子 式 及 び 分 子 量 分 子 式 :C5H11NO2S 分 子 量 :149.21 5. 化 学 名 ( 命 名 法 ) (S)-2-amino-4-(methylthio) butyric acid 6. 慣 用 名 別 名 略 号 記 号 番 号 慣 用 名 :L-メチオニン 7.CAS 登 録 番 号 63-68-3 2

Ⅲ. 有 効 成 分 に 関 する 項 目 1. 有 効 成 分 の 規 制 区 分 該 当 しない 2. 物 理 化 学 的 性 質 (1) 外 観 性 状 白 色 の 結 晶 又 は 結 晶 性 の 粉 末 で 特 異 なにおいがある (2) 溶 解 性 ギ 酸 に 溶 けやすく 水 にやや 溶 けやすく エタノールに 極 めて 溶 けにくい 希 塩 酸 に 溶 ける (3) 吸 湿 性 (4) 沸 点 融 点 凝 固 点 融 点 :280~282 ( 分 解 ) (5) 酸 塩 基 解 離 定 数 (6) 分 配 係 数 (7)その 他 の 主 な 示 性 値 の 安 定 性 20 D 旋 光 度 α :+21.0~+25.0 ( 乾 燥 後 0.5g 6mol/L 塩 酸 試 液 25mL 100mm) 3. 有 効 成 分 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 4. 有 効 成 分 の 確 認 試 験 法 日 局 L-メチオニン の 確 認 試 験 法 に 基 づく 5. 有 効 成 分 の 定 量 法 日 局 L-メチオニン の 定 量 法 に 基 づく 3

Ⅳ. 製 剤 に 関 する 項 目 1. 剤 形 (1) 剤 形 の 区 別 規 格 及 び 性 状 区 別 : 注 射 剤 ( 溶 液 ) 規 格 :1 管 2mL 中 L-メチオニン 100mg を 含 有 ガラスアンプル 性 状 : 無 色 澄 明 な 水 性 注 射 液 (2) 溶 液 の ph 浸 透 圧 比 粘 度 比 重 安 定 な ph 域 等 ph:8.0 ~9.5 浸 透 圧 比 : 約 1.8(0.9 % 生 理 食 塩 液 に 対 する 比 ) (3) 注 射 剤 の 容 器 中 の 特 殊 な 気 体 の 有 無 及 び 種 類 なし 2. 製 剤 の 組 成 (1) 有 効 成 分 ( 活 性 成 分 )の 含 量 1 管 2mL 中 L-メチオニン 100mg を 含 有 する (2) 添 加 物 ph 調 整 剤 3. 製 剤 の 各 種 条 件 下 における 安 定 性 4. 他 剤 との 配 合 変 化 ( 物 理 化 学 的 変 化 ) 5. 製 剤 中 の 確 認 試 験 法 日 局 L-メチオニンの 確 認 試 験 法 に 基 づく 6. 製 剤 中 の 定 量 法 日 局 L-メチオニンの 定 量 法 に 基 づく 7. 容 器 の 材 質 無 色 透 明 のガラスアンプル 4

Ⅴ. 治 療 に 関 する 項 目 1. 効 能 又 は 効 果 薬 物 中 毒 2. 用 法 及 び 用 量 通 常 成 人 L-メチオニン 1 日 100 mg~1,000mg(1 管 ~10 管 )を 静 脈 内 又 は 皮 下 に 注 射 する なお 年 齢 症 状 により 適 宜 増 減 する 3. 臨 床 成 績 (1) 臨 床 効 果 PAS 内 服 による 肝 機 能 障 害 例 に L-メチオニン 0.1g/ 日 静 注 単 独 投 与 で 高 田 氏 反 応 尿 中 ウロビリノーゲンの 陰 性 化 を 認 めている 2) 急 性 四 塩 化 炭 素 中 毒 の 1 例 に 対 し メチオニン アスピリン-コデイン 合 剤 の 併 用 に より めまい 頭 痛 筋 肉 痛 の 消 失 肝 肥 大 の 軽 減 を 認 めている 3) トルニトロトルエンによる 肝 障 害 に 対 し メチオニン 1 日 3~8g と 高 蛋 白 低 脂 肪 食 およびビタミン 剤 の 併 用 により 黄 疸 指 数 尿 中 ウロビリノーゲンの 減 少 等 を 認 め ている 4) Paracetamol(Acetaminophen)に 対 する 解 毒 作 用 を 認 めている 5) 以 下 (2) 臨 床 薬 理 試 験 : 忍 容 性 試 験 (3) 探 索 的 試 験 : 用 量 反 応 探 索 試 験 (4) 検 証 的 試 験 (5) 治 療 的 使 用 5

Ⅵ. 薬 効 薬 理 に 関 する 項 目 1. 薬 理 学 的 に 関 連 ある 化 合 物 又 は 化 合 物 群 特 になし 2. 薬 理 作 用 (1) 作 用 部 位 作 用 機 序 メチオニンは 重 要 な 含 硫 アミノ 酸 で メチル 転 移 SH 基 の 供 給 に 関 与 し また 抗 脂 肝 作 用 がある (2) 効 力 を 裏 付 ける 試 験 成 績 6) 1 四 塩 化 炭 素 中 毒 に 対 する 作 用 ( 家 兎 ) CCl4 障 害 肝 の 家 兎 について 実 験 を 行 い 肝 脂 肪 量 の 増 加 がメチオニンにより 著 明 に 抑 制 されること 肝 機 能 試 験 の 改 善 が 認 められた 2 砒 素 中 毒 ( 家 兎 ) 亜 砒 酸 を 家 兎 に 静 注 後 20mg の L-メチオニン 投 与 により 亜 砒 酸 による 貧 血 を 阻 止 することが 認 められた 3クロロホルム 中 毒 (イヌ) 蛋 白 欠 乏 状 態 下 のクロロホルム 中 毒 に 対 し 蛋 白 質 シスチン メチオニンの 麻 酔 前 投 与 は 肝 壊 死 を 予 防 した 4アルコール 中 毒 (ラット) アリルアルコールをラットに 経 口 投 与 させた 場 合 肝 葉 の 壊 死 が 生 ずるが この 壊 死 範 囲 の 広 がりは システイン シスチン メチオニンの 投 与 により 防 止 される 6

Ⅶ. 薬 物 動 態 に 関 する 項 目 1. 血 中 濃 度 の 推 移 測 定 法 (1) 治 療 上 有 効 な 血 中 濃 度 (2) 最 高 血 中 濃 度 到 達 時 間 (3) 通 常 用 量 での 血 中 濃 度 (4) 中 毒 症 状 を 発 現 する 血 中 濃 度 2. 薬 物 速 度 論 的 パラメータ (1) 吸 収 速 度 定 数 (2) 消 失 速 度 定 数 (3) 分 布 容 積 (4) 血 漿 蛋 白 結 合 率 (5)クリアランス (6)バイオアベイラビリティー 3. 吸 収 4. 分 布 (1) 血 液 - 脳 関 門 通 過 性 (2) 血 液 - 胎 盤 関 門 通 過 性 (3) 母 乳 中 への 移 行 性 (4) 髄 液 への 移 行 性 (5)その 他 の 組 織 への 移 行 性 5. 代 謝 (1) 代 謝 部 位 及 び 代 謝 経 路 (2) 初 回 通 過 効 果 の 有 無 及 びその 割 合 (3) 代 謝 物 の 活 性 の 有 無 (4) 活 性 代 謝 物 の 速 度 論 的 パラメータ 6. 排 泄 (1) 排 泄 部 位 (2) 排 泄 率 (3) 排 泄 速 度 7. 透 析 等 による 除 去 率 (1) 腹 膜 透 析 (2) 血 液 透 析 (3) 直 接 血 液 灌 流 7

Ⅷ. 安 全 性 ( 使 用 上 の 注 意 等 )に 関 する 項 目 1. 警 告 内 容 とその 理 由 2. 禁 忌 内 容 とその 理 由 3. 効 能 効 果 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 4. 用 法 用 量 に 関 連 する 使 用 上 の 注 意 とその 理 由 5. 慎 重 投 与 内 容 とその 理 由 6. 重 要 な 基 本 的 注 意 とその 理 由 及 び 処 置 方 法 7. 相 互 作 用 (1) 併 用 禁 忌 とその 理 由 (2) 併 用 注 意 をその 理 由 8. 副 作 用 (1) 副 作 用 の 概 要 本 剤 は 使 用 成 績 調 査 等 の 副 作 用 発 現 頻 度 が 明 確 となる 調 査 を 実 施 していない ( 再 審 査 対 象 外 ) 1) 重 大 な 副 作 用 と 初 期 症 状 2)その 他 の 副 作 用 精 神 神 経 系 消 化 器 その 他 頻 度 不 明 頭 重 頭 痛 悪 心 等 胸 部 灼 熱 感 8

(2) 項 目 別 副 作 用 出 現 頻 度 及 び 臨 床 検 査 値 異 常 一 覧 (3) 基 礎 疾 患 合 併 症 重 症 度 及 び 手 術 の 有 無 等 背 景 別 の 副 作 用 発 現 頻 度 (4) 薬 物 アレルギーに 対 する 注 意 及 び 試 験 法 なし 9. 高 齢 者 への 投 与 10. 妊 婦 産 婦 授 乳 婦 等 への 投 与 11. 小 児 等 への 投 与 12. 臨 床 検 査 結 果 に 及 ぼす 影 響 13. 過 量 投 与 14. 適 用 上 及 び 薬 剤 交 付 時 の 注 意 ( 患 者 等 に 留 意 すべき 必 須 事 項 等 ) (1) 筋 肉 内 注 射 時 ゆっくり 静 脈 内 に 投 与 すること (2)アンプルカット 時 本 剤 にはアンプルカット 時 にガラス 微 小 片 混 入 の 少 ないワンポイントカ ットアンプルを 使 用 しているが さらに 安 全 に 使 用 するため エタノール 綿 等 で 消 毒 することが 望 ましい このとき エタノールが 内 容 液 中 に 混 入 しないよう 蒸 発 してからカットすること 15.その 他 の 注 意 9

Ⅸ. 非 臨 床 試 験 に 関 する 項 目 1. 一 般 薬 理 2. 毒 性 (1) 単 回 投 与 毒 性 試 験 (2) 反 復 投 与 毒 性 試 験 (3) 生 殖 発 生 毒 性 試 験 (4)その 他 の 特 殊 毒 性 < 参 考 > 動 物 での 体 内 動 態 6) 1 吸 収 メチオニンは 腸 管 吸 収 の 過 程 で 腸 壁 において 一 旦 スルフォキサイドになる(メチオニ ン スルフォキサイド メチオニン)ことがラット 腸 管 の 灌 流 実 験 で 示 されている S 35 -メチオニンをラットに 筋 肉 内 投 与 した 場 合 多 くの 臓 器 で 投 与 後 3 時 間 目 にピーク が 認 められている 2 分 布 正 常 ラットに 腹 腔 内 投 与 した S 35 -メチオニンの 各 臓 器 への 分 布 は 肝 腎 脾 血 液 へ 良 く 取 り 込 まれ 次 いで 肺 心 脳 へ 取 り 込 まれるが 筋 肉 への 取 り 込 みは 少 ない 3 代 謝 C 14 -メチオニンをラットに 皮 下 注 射 した 実 験 により メチオニンの 2-C 14 はグリコー ゲンの 3,4 炭 素 位 置 およびアスパラギン 酸 のカルボキシル 基 へ 取 り 込 まれ メチオニン の 3-C 14 4-C 14 グリコーゲンの C:1~6 の 全 位 置 へ 取 り 込 まれることが 認 められて いる 10

Ⅹ. 取 扱 い 上 の 注 意 等 に 関 する 項 目 1. 有 効 期 間 又 は 使 用 期 限 使 用 期 限 : 5 年 2. 貯 法 保 存 条 件 室 温 保 存 (1~30 ) 3. 薬 剤 取 扱 い 上 の 注 意 点 寒 冷 時 結 晶 が 析 出 することがあるが その 際 は 体 温 程 度 に 温 めて 結 晶 が 完 全 に 溶 解 し た 後 使 用 すること なお 効 力 には 何 ら 変 化 はない 4. 承 認 条 件 なし 5. 包 装 50 管 6. 同 一 成 分 同 効 薬 なし 7. 国 際 誕 生 年 月 日 該 当 しない 8. 製 造 販 売 承 認 年 月 日 及 び 承 認 番 号 承 認 年 月 日 :2008 年 3 月 13 日 承 認 番 号 :22000AMX00658000 9. 薬 価 基 準 収 載 年 月 日 2008 年 6 月 20 日 10. 効 能 効 果 追 加 用 法 用 量 変 更 追 加 等 の 年 月 日 及 びその 内 容 なし 11. 再 審 査 結 果 再 評 価 結 果 公 表 年 月 日 及 びその 内 容 再 評 価 結 果 :1983 年 4 月 22 日 11

12. 再 審 査 期 間 該 当 しない 13. 長 期 投 与 の 可 否 該 当 しない 14. 厚 生 省 薬 価 基 準 収 載 医 薬 品 コード 3929404A1039 15. 保 険 給 付 上 の 注 意 特 になし 12

ⅩⅠ. 文 献 1. 引 用 文 献 1) 千 代 谷 慶 三 : 東 北 医 誌,68:86(1963) 2) 入 江 英 雄 他 :Literatures on Methionine and VitaminB12 in Affections of The Liver, 1:28(1954) 3) Beattic,J et al:brit.med.j,1:209 (1944) 4) Eddy,J.H.Jr:Am.J.Med.Sci,210:374 (1945) 5) A.N.Hamlyn et al:j.int.med.res,9:226 (1981) 6) 社 内 資 料 13