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本 レポートの 概 要 高 校 生 1. 高 校 1 年 生 の 英 語 スピーキング 能 力 :9 段 階 評 価 でレベル3が 67.2% 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の TSST レベル 分 布 は レストランでの 食 事 の 注 文 など 身 近 である 程 度 定 型 的 な 受 け 答 えは 暗 記 した 表 現 を 多 く 使 ってかなりできる レベル3が 67.2%と 最 も 多 い 2. 高 校 1 年 生 の 英 語 学 習 実 態 :スピーキングは 学 校 で 単 語 文 法 は 自 宅 学 習 で 96.1%の 生 徒 が 授 業 中 に 30% 以 上 英 語 を 使 う 場 面 があるが どのような 活 動 で 英 語 を 使 うかは 学 校 により 異 なる 調 査 した3 校 中 スピーキング 能 力 が 最 も 高 い B 高 校 では アンケートに 回 答 した 生 徒 のうち 65.7%が 会 話 ディスカッション で 英 語 を 使 うと 答 えており 他 の2 校 の3 倍 以 上 であった スピーキング 力 が 高 い 生 徒 が 多 いと 会 話 ディスカッション を 授 業 に 取 り 入 れやすい もしくはそうした 活 動 を 実 施 することで 生 徒 のスピーキング 力 が 上 がる といった 関 係 性 が 伺 える 自 宅 でする 学 習 は 単 語 文 法 教 科 書 そのもの に 関 する 学 習 が 多 く 自 分 で 文 を 作 って 話 す ことにつながる 学 習 はあまり 行 われていない 自 宅 学 習 に 自 分 なりの 文 を 作 り 出 す 活 動 を 取 り 入 れることにより スピーキング 力 のさらなる 向 上 が 期 待 できる 高 校 英 語 教 師 1. 高 校 英 語 教 師 の 英 語 スピーキング 能 力 : 英 語 で 授 業 が 可 能 なレベル6 以 上 が 6 英 語 教 師 の 英 語 スピーキング 能 力 は 多 少 の 不 自 由 さはあっても 英 語 で 仕 事 ができる レベル(9 段 階 評 価 のレベル6 以 上 )を 満 たす 人 が 6 残 りの 4もほとんどがその1 段 階 下 のレベ ルに 集 中 している(レベル5が 33.3%) スピーキング 力 の 面 では 事 前 準 備 等 をしっかりと 行 え ば 英 語 で 授 業 を 行 うことができる 教 師 が 多 い 2. 高 校 英 語 教 師 の 英 語 授 業 実 態 : 授 業 でもっと 英 語 を 使 いたいが 不 安 も 残 る 82.4%の 教 師 が 授 業 中 の 発 話 の 25% 以 上 を 英 語 で 行 っている 授 業 での 生 徒 の 英 語 使 用 率 は 教 師 と 同 じ(41.2%)か それより 少 ない(35.3%) 教 師 が 英 語 を 多 く 使 っていると 生 徒 も 英 語 を 多 く 使 う 傾 向 がある 76.5%の 教 師 は 授 業 で 理 想 通 り 英 語 を 使 用 できていないと 考 えている その 背 景 には 日 本 語 で 説 明 しないと 生 徒 が 理 解 できたかどうか 不 安 になる といった 生 徒 側 の 状 況 や 授 業 で 教 師 の 話 す 英 語 は 正 しいお 手 本 でなければならないが 常 に 正 しい 英 語 を 使 えるか 不 安 という 教 師 の 考 えなどがある 生 徒 と 教 師 の 英 語 を 使 うこと に 対 する 意 識 を 変 えていくことで 授 業 中 の 英 語 使 用 を 増 やし 生 徒 のスピーキング 力 を 伸 ばすことができる 可 能 性 がある 2

目 次 はじめに p. 1 本 レポートの 概 要 p. 2 1 調 査 概 要 1.1 目 的 p. 5 1.2 方 法 p. 5 1.3 対 象 p. 5 1.4 実 施 時 期 p. 6 2 TSST について 2.1 TSST の 概 要 p. 7 2.2 TSST の 評 価 方 法 p. 7 2.3 TSST の 評 価 基 準 と9つのレベル p. 8 2.4 日 本 人 全 体 の 英 語 スピーキング 能 力 のレベル 分 布 p. 9 2.5 社 会 人 大 学 生 の 英 語 スピーキング 能 力 のレベル 分 布 p. 9 2.6 高 校 段 階 で 目 標 とする 英 語 スピーキング 能 力 p.10 高 校 生 への 調 査 結 果 3 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 英 語 スピーキング 能 力 3.1 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 英 語 スピーキング 能 力 の 分 布 p. 11 3.2 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 日 本 人 全 体 の 中 での 位 置 づけ p. 12 4 高 校 1 年 生 へのアンケートに 見 る 英 語 学 習 実 態 Q1 あなた 自 身 の 受 ける 授 業 で 英 語 を 使 う 場 面 はどの 程 度 ありますか p. 13 Q2 授 業 中 英 語 を 使 う のは 具 体 的 にどのような 活 動 や 場 面 ですか p. 15 Q3 あなたが 実 際 に 英 語 を 使 う( 話 す/ 書 く その 練 習 をする)のはどんな 場 面 ですか p. 19 Q4 学 校 の 授 業 以 外 で あなたが 実 際 に 英 語 を 使 う( 話 す/ 書 く その 練 習 を する)のはどんな 場 所 場 面 ですか p. 21 Q5 英 語 に 関 し 自 宅 でどのような 学 習 を 主 にしていますか p. 25 Q6 英 語 に 関 しどのような 学 習 が 大 切 だと 思 いますか p. 29 Q7 英 語 に 対 するあなたの 考 えをお 聞 かせください p. 36 Q8 あなたが 受 けた 英 語 テストの 最 新 の 結 果 と 受 験 時 期 を 教 えてください p. 41 Q9 TSST 受 験 時 には 今 の 実 力 を 発 揮 できたと 思 いますか p. 43 Q10 TSST は 英 語 のスピーキング 能 力 が 測 れる 有 効 な 試 験 だと 思 いますか p. 46 Q11 TSST をまた 受 けたいと 思 いますか p. 49 3

高 校 英 語 教 師 への 調 査 結 果 5 調 査 協 力 校 の 英 語 教 師 の 英 語 スピーキング 能 力 5.1 調 査 協 力 校 の 英 語 教 師 の 英 語 スピーキング 能 力 の 分 布 p. 52 5.2 調 査 協 力 校 の 英 語 教 師 の 日 本 人 全 体 の 中 での 位 置 づけ p. 52 6 英 語 教 師 への 調 査 に 見 る 高 校 英 語 授 業 の 実 態 Q1 授 業 における 教 師 自 身 の 英 語 使 用 状 況 について p. 53 Q2 上 記 (Q1 の 選 択 肢 )を 選 んだ 理 由 は 何 ですか p. 53 Q3 授 業 における 生 徒 の 英 語 使 用 状 況 について p. 56 Q4 授 業 における 生 徒 の 英 語 発 話 の 誤 り にどう 対 処 していますか p. 57 Q5 授 業 における 自 身 の 英 語 使 用 状 況 についてどう 考 えていますか p. 58 Q6 授 業 における 生 徒 の 言 語 活 動 についてどう 考 えていますか p. 59 Q7 授 業 における 日 本 人 英 語 教 師 の 英 語 使 用 についてどう 考 えていますか p. 60 Q8 仮 に 実 態 (= 教 師 の 発 話 も 生 徒 の 言 語 活 動 も 英 語 使 用 が 少 ない)と 理 想 (= 教 師 の 発 話 も 生 徒 の 言 語 活 動 も 英 語 使 用 が 多 い)にギャップがある 場 合 その 理 由 は 何 だと 考 えますか p. 62 Q9 Can-do リスト をどのように 活 用 していますか p. 64 Q10 ご 自 分 の 通 った 高 校 での 授 業 における 教 師 の 英 語 使 用 状 況 について p. 65 Q11 ご 自 分 の 通 った 高 校 での 授 業 における 生 徒 の 英 語 使 用 状 況 について p. 66 Q12 現 在 のご 自 身 の 英 語 のスピーキング 力 は 主 にいつ どのように 身 につけましたか p. 66 Q13 TSST 受 験 時 には 今 の 実 力 を 発 揮 できたと 思 いますか p. 67 Q14 TSST は 英 語 のスピーキング 能 力 が 測 れる 有 効 な 試 験 だと 思 いますか p. 69 Q15 TSST をまた 受 けたいと 思 いますか p. 70 Q16 TSST を 生 徒 ( 高 校 生 )に 受 けさせたいと 思 いますか p. 70 Q17 留 学 海 外 経 験 についてお 聞 きします p. 71 Q18 英 語 能 力 に 関 する 外 部 試 験 の 受 験 経 験 と 取 得 資 格 スコア 等 についてお 聞 きします p. 72 まとめ p. 74 < 参 考 > 各 種 テストの 能 力 指 標 一 覧 p. 75 4

1 調 査 概 要 1.1 目 的 1. 日 本 の 高 校 生 の 英 語 スピーキング 能 力 について 調 査 し 実 態 を 明 らかにする 2. 日 本 の 高 校 生 の 英 語 スピーキング 能 力 の 背 景 となる 学 校 の 内 と 外 での 英 語 学 習 実 態 を 調 査 分 析 し 高 校 の 教 育 現 場 が 授 業 方 法 や 評 価 方 法 を 検 討 する 際 の 参 考 情 報 を 提 供 する 3. 調 査 データは 個 々の 協 力 者 からの 了 承 の 下 個 人 情 報 を 伏 せた 形 で 大 学 の 研 究 者 と 共 有 し 今 後 の 研 究 に 生 かす 1.2 方 法 1. 協 力 を 依 頼 した 高 校 3 校 の 高 校 生 及 び 英 語 教 師 に TSST(Telephone Standard Speaking Test) を 受 験 してもらい その 結 果 をまとめ 分 析 する 2. TSST を 受 験 した 高 校 生 及 び 英 語 教 師 には 英 語 学 習 や 授 業 に 関 するアンケートにも 回 答 しても らい その 回 答 結 果 をまとめ 分 析 する TSST 受 験 の 呼 びかけ アンケートの 実 施 はすべて 各 学 校 の 英 語 教 師 の 協 力 のもとに 行 う アンケートは 質 問 紙 を 各 学 校 の 担 当 英 語 教 員 を 通 じて 配 布 回 収 する 3. TSST およびアンケートは 年 1~3 回 3 年 間 実 施 し 経 年 変 化 を 調 査 する 4. 調 査 結 果 は 大 学 の 研 究 者 と 共 有 し 専 門 的 見 地 からの 分 析 を 加 え 公 開 する 1.3 対 象 今 回 の 調 査 については 高 校 3 校 ( 本 レポートでは 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 と 記 載 )の 協 力 を 得 た 原 則 として 2015 年 度 の 高 校 1 年 生 全 員 を 対 象 とし 3 年 間 追 跡 調 査 する ( 実 際 には 諸 事 情 により A 高 校 では 希 望 者 のみの 受 験 となった また C 高 校 では 工 業 系 の 専 門 学 科 の 生 徒 は 受 験 せず 普 通 科 の 生 徒 のみが 受 験 した) 個 々の 協 力 者 からは 個 人 情 報 を 伏 せた 形 で 調 査 結 果 を 分 析 公 表 の 対 象 とすることの 承 諾 書 を 得 る さまざまな 面 で 特 色 の 異 なる3 校 に 協 力 を 仰 ぐことで 大 きな 偏 りなく 日 本 の 高 校 生 の 実 態 に 近 い 姿 をあぶり 出 すことを 目 指 した 協 力 校 のプロフィールは 下 記 の 通 り なお 偏 差 値 はインターネッ トから 得 られる 複 数 の 情 報 から 当 研 究 所 が 独 自 に 判 断 した 私 立 A 高 校 首 都 圏 にある 大 学 付 属 の 私 立 高 校 入 学 時 の 偏 差 値 は 58 学 業 だけでなくクラブ 活 動 や 学 校 行 事 も 盛 んで 希 望 者 への 語 学 留 学 など 課 外 活 動 も 充 実 している 卒 業 生 のおよそ 90%が 系 列 大 学 に 進 学 する 5

公 立 B 高 校 地 方 にある 公 立 高 校 入 学 時 の 偏 差 値 は 60 英 語 教 育 や 異 文 化 理 解 に 重 点 を 置 く 専 門 学 科 を 有 してい る 卒 業 生 のほとんどが 国 公 立 大 学 をはじめとする4 年 制 大 学 に 進 学 する 公 立 C 高 校 地 方 にある 公 立 高 校 入 学 時 の 偏 差 値 は 49 工 業 系 の 専 門 学 科 を 有 しており 理 科 系 科 目 の 教 育 が 特 に 盛 んである( 今 回 の 調 査 に 参 加 したのは p.5 に 記 載 した 通 り 普 通 科 の 生 徒 のみである) 卒 業 生 のおよそ 70%が 大 学 や 専 門 学 校 へ 進 学 し 30%が 技 術 職 等 で 就 職 する 1.4 実 施 時 期 TSST の 受 験 およびアンケートの 実 施 時 期 は 下 記 の 通 り 私 立 A 高 校 2015 年 11 月 公 立 B 高 校 2015 年 7~8 月 公 立 C 高 校 2015 年 11~12 月 6

2 TSST について 2.1 TSST の 概 要 英 語 スピーキング 能 力 を 測 定 するツールとしての TSST(Telephone Standard Speaking Test)は 電 話 を 使 った 英 語 スピーキング 能 力 測 定 試 験 である 1997 年 から 始 まった 対 面 インタビュー 型 テスト SST(Standard Speaking Test)の 実 績 と 経 験 からアルクが 独 自 に 開 発 し 2004 年 から 運 用 を 開 始 し た 法 人 団 体 受 験 を 中 心 に 利 用 が 伸 び SST と 合 わせた 受 験 者 数 は 2015 年 12 月 時 点 で 累 計 9 万 件 を 超 えるまでになっている TSST は 団 体 受 験 個 人 受 験 いずれの 形 式 でも 利 用 できる その 概 要 は 以 下 のとおりである 1. 固 定 電 話 携 帯 電 話 を 利 用 して 受 験 する 2. 受 験 期 間 中 は 24 時 間 受 験 が 可 能 3. 受 験 時 間 は 約 15 分 4. 高 校 生 以 上 の 受 験 者 が 対 象 5. 質 問 項 目 は 受 験 者 ごとにデータベースからランダムに 抽 出 され 全 10 問 が 出 題 される 6. 10 の 質 問 は 身 の 回 りの 具 体 的 事 柄 について 述 べたり 何 かの 手 順 を 説 明 したりするなど 難 易 度 の 異 なるもので 構 成 されている 7. 質 問 音 声 は 日 本 語 英 語 両 方 の 言 語 で 流 れる 質 問 の 英 語 が 聞 き 取 れないために 回 答 できないこ とを 防 ぐためである 8. 1 問 の 回 答 時 間 は 45 秒 既 定 回 答 時 間 が 経 過 後 次 の 質 問 が 自 動 的 に 流 れる 9. 録 音 された 回 答 音 声 を3 人 の 評 価 官 が 個 別 に 聞 いて 評 価 した 後 コンピューター 処 理 して 一 つの 評 価 を 決 定 する 10. 原 則 的 に 受 験 期 間 終 了 後 約 1 週 間 で 結 果 を Web 上 で 公 開 し 受 験 者 が 各 自 結 果 を 確 認 する 11. 法 人 団 体 受 験 の 場 合 は 法 人 側 担 当 者 が 受 験 者 の 結 果 一 覧 を Web からダウンロードできる 2.2 TSST の 評 価 方 法 TSST は 以 下 の4つの 評 価 基 準 に 基 づいて 英 語 を 使 って 何 ができるか を 評 価 する 言 葉 を 使 って 何 ができるか = 総 合 的 タスク 言 語 機 能 聞 き 手 にどれくらい 正 確 に 理 解 されるか = 正 確 さ( 文 法 語 彙 発 音 流 暢 さ) 単 語 句 文 段 落 をどのように 使 っているか =テクストの 型 どのような 内 容 状 況 について 話 せるか = 内 容 範 囲 コンテクスト 評 価 者 は 上 記 基 準 に 基 づき 発 話 全 体 を 見 渡 して 評 価 する( 包 括 評 価 holistic rating という) 7

2.3 TSST の 評 価 基 準 と9つのレベル Level 9 8 7 6 5 4 3 2 1 Global Functions 英 語 を 使 って できるタスク 時 制 を 使 いこなし 詳 細 な 描 写 比 較 説 明 ができる 複 雑 な 事 態 に 対 応 できる 詳 細 な 描 写 比 較 説 明 がかなりできる 複 雑 な 事 態 にある 程 度 対 応 できる Level 6 と 同 じ 簡 単 な 質 問 ができ 答 えられる 社 会 生 活 の 維 持 に 必 要 な 対 話 がで きる Level 4 と 同 じ 社 会 生 活 の 維 持 に 必 要 な 受 け 答 えが 何 とかで きる サバイバルに 必 要 な 受 け 答 えもかなりできる が 暗 記 した 表 現 が 多 い 暗 記 し た 表 現 が 使 え る 物 事 を 列 挙 するこ とができる 暗 記 した 限 られた 表 現 が 使 える 物 事 を 簡 単 に 列 挙 することができ る Accuracy (grammar, pronunciation, fluency, etc.) 正 確 さ( 文 法 発 音 流 暢 さなど) 文 法 には 小 さな 誤 りが 時 にあるが 意 思 疎 通 の 妨 げにはならない 母 語 話 者 に 近 い 発 音 母 語 話 者 な み の 流 暢 さ 複 雑 な 構 文 では 時 に 大 きな 誤 りがあるが 簡 単 な 構 文 では 殆 ど 誤 り はない 日 本 語 的 発 音 が 混 じ る こ と も あ る が かなり 流 暢 Context/Content 対 応 できる 状 況 / 話 題 個 人 的 あるいは 一 般 的 な 話 題 について 具 体 的 に 話 せる 殆 どの 個 人 的 あるいは 一 般 的 な 話 題 について 具 体 的 に 話 せることが 多 い 基 本 的 には Level 6 と Level 6 と 同 じ 同 じだが 文 法 的 な 正 確 さや 発 音 の 良 さの 点 でより 優 れていること がある 複 雑 な 構 文 ではよく 大 きな 誤 りがあるが 簡 単 な 構 文 では 誤 りは 少 ない 日 本 語 的 発 音 が 多 いが 時 には 流 暢 で ある 主 に 自 分 自 身 と 身 近 な 出 来 事 に 関 する 話 題 に ついて 話 せる 基 本 的 には Level 4 と Level 4 と 同 じ 同 じだが 文 法 的 な 正 確 さや 発 音 の 良 さの 点 でより 優 れていること がある 複 雑 な 構 文 では 頻 繁 に 大 きな 誤 りがあり 簡 単 な 構 文 でもたまにあ る 日 本 語 的 発 音 と 遅 いスピードのためわか りにくいことがある 簡 単 な 構 文 でも 大 きな 誤 りが 時 々ある 強 い 日 本 語 的 発 音 と 繰 り 返 しや 長 い 沈 黙 のため 母 語 話 者 にはわからない ことがある 主 に 自 分 自 身 と 身 近 な 出 来 事 に 関 する 話 題 に ついて 何 とか 話 せる 主 に 自 分 自 身 と 身 近 な 出 来 事 に 関 する 話 題 に ついて 話 せることが 多 い Text Type 使 用 できる 文 章 の 構 造 パラグラフを 使 って 論 理 的 なまとまりのある 話 ができる 複 雑 な 構 文 を 使 って 話 ができる パラグラフ を 使 うこともある 参 考 職 場 や 生 活 の 場 で できること 海 外 駐 在 で 仕 事 をする /ネイティブスピーカ ーと 時 事 問 題 ついて 議 論 する/ 人 前 でスピー チをする 海 外 出 張 で 仕 事 をする / 問 題 があった 時 に 解 決 策 を 提 案 する/ 自 分 の 業 務 について 詳 しく 説 明 する 基 本 的 には Level 6 と 海 外 出 張 で 困 らない/ 同 じだが 時 にはより 商 品 やサービスの 問 題 優 れた 構 文 の 構 成 力 が 点 を 指 摘 し 苦 情 を 言 ある う/ 商 品 やサービスの 問 題 点 を 指 摘 し 苦 情 を 言 う センテンスを 使 って 話 すことができ 複 雑 な 構 文 を 使 う こ と も あ る 海 外 出 張 で 困 らない/ 商 品 やサービスの 問 題 点 を 指 摘 し 苦 情 を 言 う/ 商 品 やサービスの 問 題 点 を 指 摘 し 苦 情 を 言 う 基 本 的 には Level 4 と 自 分 の 業 種 や 業 務 につ 同 じだが 時 にはより いて 簡 単 に 概 要 を 説 明 優 れた 構 文 の 構 成 力 が する/ 入 手 したい 情 報 ある を 得 るために 質 問 する / 道 案 内 をする センテンスを 使 って 話 せるが 単 純 な 構 文 が 殆 どである センテンスを 使 って 話 すこともあるが 句 や 未 完 のセンテンスが 多 い 簡 単 な 構 文 でも 大 きな 日 常 生 活 の 話 題 につい 単 語 や 句 が 中 心 で セ 誤 りがよくある 強 い て 断 片 的 に 話 せる ンテンスが 混 じる 日 本 語 的 発 音 と 繰 り 返 しや 長 い 沈 黙 のため 母 語 話 者 にはわからない ことが 多 い 大 きな 誤 りが 簡 単 な 構 文 でも 頻 繁 にある 強 い 日 本 語 的 発 音 と 繰 り 返 しや 長 い 沈 黙 のため 母 語 話 者 にはたいてい わからない 日 常 生 活 の 話 題 につい 語 や 句 が 殆 ど を 占 め て 非 常 に 断 片 的 に 話 せ る る 自 分 の 業 種 や 業 務 につ いて 簡 単 に 概 要 を 説 明 する/ 入 手 したい 情 報 を 得 るために 質 問 する / 道 案 内 をする 簡 単 な 自 己 紹 介 をする /レストランで 食 事 を 注 文 する/ 道 に 迷 った 時 に 人 に 助 け を 求 め る 決 り 文 句 の 挨 拶 を 交 わ す/ 食 べ 物 や 身 近 なこ とについての 好 みを 表 す 挨 拶 さ れ た ら "Hello" や"Hi"と 返 す/ 感 謝 を 示 すために"Thank you"と 言 うことができ る 8

2.4 日 本 人 全 体 の 英 語 スピーキング 能 力 のレベル 分 布 下 の 図 は 大 学 生 以 上 の 受 験 者 23,218 人 における TSST のレベル 分 布 を 示 したものである 約 4 割 を 占 めるレベル4が 最 も 多 く(39.1%) 1つ 下 のレベル3(22.9%) 1つ 上 のレベル5(21.9%)がそ れぞれ2 割 強 を 占 める 正 規 分 布 のような 形 をしている 40% TSSTレベル 分 布 30% 20% 10% 0% 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TSST 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 人 数 44 870 5,306 9,087 5,092 1,711 662 287 159 23,218 割 合 0.2% 3.7% 22.9% 39.1% 21.9% 7.4% 2.9% 1.2% 0.7% 10 2.5 社 会 人 大 学 生 の 英 語 スピーキング 能 力 のレベル 分 布 レベル 分 布 の 内 訳 はどのようになっているのだろうか 以 下 は 大 学 生 以 上 の 受 験 者 23,218 人 のレ ベル 分 布 を 受 験 者 カテゴリー( 企 業 団 体 受 験 者 大 学 団 体 受 験 者 その 他 受 験 者 ) 別 に 示 した グラフである なお その 他 受 験 者 は 主 に 個 人 受 験 者 を 指 している 50% 受 験 者 カテゴリー 別 TSSTレベル 分 布 企 業 大 学 その 他 40% 30% 20% 10% 0% 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TSST 平 均 全 体 4.23 企 業 4.14 大 学 4.21 その 他 4.97 受 験 者 カテゴリー 別 TSST TSSTレベル 分 布 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 企 業 大 学 その 他 人 数 0 27 384 743 341 117 42 11 8 1,673 割 合 1.6% 23.0% 44.4% 20.4% 7.0% 2.5% 0.7% 0.5% 10 人 数 1 11 273 702 586 356 193 92 50 2,264 割 合 0.5% 12.1% 31.0% 25.9% 15.7% 8.5% 4.1% 2.2% 10 人 数 43 832 4,649 7,642 4,165 1,238 427 184 101 19,281 割 合 0.2% 4.3% 24.1% 39.6% 21.6% 6.4% 2.2% 1.0% 0.5% 10 9

全 てのカテゴリーに 共 通 するのは レベル4が 最 も 多 くなっているという 点 ( 企 業 が 39.6% 大 学 が 44.4% その 他 が 31.0%)である p.8 で 見 た 通 り レベル4は 単 純 な 構 造 ではあるがセ ンテンスを 使 って 話 せ 社 会 生 活 の 維 持 に 必 要 な 受 け 答 えが 何 とかできる ようなレベルである ま た 企 業 大 学 に 限 って 言 えば レベル3~5に 受 験 者 の8 割 以 上 が 集 中 しており それぞれ 85.3% 87.8%を 占 める 海 外 赴 任 や 留 学 に 出 て 何 とかやっていけるのはレベル6 以 上 であるが レベル6 以 上 は 企 業 大 学 それぞれの 受 験 者 のうち1 割 強 しかいない( 企 業 が 10.1% 大 学 が 10.7%) これ は 社 会 人 や 大 学 生 が 仕 事 や 学 業 で 英 語 を 話 す 必 要 性 に 迫 られた 場 合 その9 割 近 くが かなり 苦 労 しつつ 取 り 組 むことになることを 示 している なお その 他 に 比 較 的 レベルの 高 い 受 験 者 が 多 いのは 積 極 的 に 自 分 のスピーキング 能 力 を 調 べ たいという 個 人 のほか 何 らかの 必 要 があって TSST を 受 験 した 英 語 教 師 や 企 業 の 人 事 担 当 者 などが 含 まれているためと 思 われる 2.6 高 校 段 階 で 目 標 とする 英 語 スピーキング 能 力 留 学 や 社 会 に 出 てからの 英 語 を 必 要 とする 業 務 を 大 きな 支 障 なくこなすためには レベル6 以 上 のスピーキング 力 が 必 要 である 大 学 等 でスピーキング 力 を 向 上 させることを 勘 案 しても 高 校 卒 業 までに 少 なくともレベル4を 目 指 したい この 目 標 を 実 現 するためには 高 校 段 階 でどのような 学 習 を 行 うべきなのだろうか この 疑 問 に 答 えるため まずは 高 校 生 の 英 語 スピーキング 力 の 現 状 と その 背 景 となっている 学 習 状 況 を 正 しく 把 握 することが 肝 要 である 次 章 以 降 では 今 回 の 高 校 1 年 生 に 対 する 調 査 結 果 を 分 析 した 上 で 今 後 どのような 学 習 によって 生 徒 のスピーキング 力 を 向 上 させることができるのか 考 察 したい 10

3 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 英 語 スピーキング 能 力 3.1 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 英 語 スピーキング 能 力 の 分 布 2015 年 度 の 調 査 では 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 の1 年 生 のうち 各 97 人 136 人 91 人 の 計 324 人 が TSST を 受 験 した 評 価 不 能 となった1 人 を 除 く 323 人 のレベル 分 布 は 下 記 の 通 り 高 校 1 年 生 TSSTレベル 分 布 80% 70% 67.2% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 18.6% 12.7% 1.2% 0.3% 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TSST 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 人 数 0 41 217 60 4 0 0 1 0 323 割 合 12.7% 67.2% 18.6% 1.2% 0.3% 10 レベル2~4が 98.5%と 大 半 を 占 め 中 でもレベル3が 67.2%と 最 も 多 い レベル3は レストラ ンでの 食 事 の 注 文 など 身 近 である 程 度 定 型 的 な 受 け 答 えは 暗 記 した 表 現 を 使 ってかなりできるが 句 や 未 完 のセンテンスも 多 い ようなレベルである 次 いで 多 い 一 段 階 上 のレベル4(18.6%)は 簡 単 な 文 を 作 ることができ 自 分 の 学 んでいることや 学 校 生 活 について 簡 単 に 概 要 を 説 明 するなど 社 会 生 活 の 維 持 に 必 要 な 受 け 答 えが 何 とかできる レベルであり 一 段 階 下 のレベル2(12.7%)は 決 り 文 句 の 挨 拶 を 交 わしたり 単 語 や 句 を 使 って 日 常 生 活 について 断 片 的 に 話 したりできる ようなレ ベルである 文 法 的 な 正 確 さなどの 点 でレベル4より 優 れている レベル5 複 雑 な 構 文 を 使 って 話 ができる レベル8も 少 数 ながら 存 在 する 学 校 別 の TSST レベル 分 布 についても 見 てみたい( 次 ページのグラフ 参 照 ) p.12 以 降 で 紹 介 する 生 徒 のアンケート 分 析 と 関 わる 要 素 となり 得 るからである レベル3が 最 も 多 い 点 では3 校 とも 共 通 している しかし 隣 接 するレベルの 割 合 を 見 ると A 高 校 C 高 校 では レベル2が 約 20%でレベル 4が 約 10%とレベル2が 多 いが B 高 校 ではレベル4が 多 く 30%を 占 め レベル2はほとんどいない という 違 いが 見 られた TSST のレベル 平 均 も 次 ページの 表 に 示 した 高 校 1 年 生 全 体 では 3.10 で このことからも 今 回 の 調 査 対 象 の 高 校 1 年 生 の 代 表 的 なレベルは 3 であると 言 える 11

80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 学 校 別 TSSTレベル 分 布 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 1 2 3 4 5 6 7 8 9 TSST 平 均 高 校 1 年 生 全 体 3.10 私 立 A 高 校 2.87 公 立 B 高 校 3.40 公 立 C 高 校 2.90 3.2 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 の 日 本 人 全 体 の 中 での 位 置 づけ TSST レベル2~4の 取 得 者 が 大 半 を 占 める 調 査 協 力 校 の 高 校 1 年 生 は 日 本 の 英 語 学 習 者 全 体 の 中 ではどのような 位 置 を 占 めているのか これからの 英 語 学 習 によってどのようなレベル 分 布 に 変 化 し ていくことが 予 想 できるのか 大 学 生 社 会 人 の TSST レベル 分 布 と 比 較 してみたい p.9 で 示 したとおり 大 学 生 社 会 人 の TSST レベル 分 布 はほぼ 同 じ 形 である 約 40%を 占 めるレ ベル4をピークとしてレベル3 レベル5がほぼ 同 じ 20% 強 を 占 めており 正 規 分 布 のような 形 をし ている 調 査 協 力 校 の1 年 生 全 体 の 分 布 では レベル3がピークで 67.2%である 次 に 多 いのがレベル4の 18.6% それにレベル2の 12.7%が 続 き 他 のレベルはごく 少 数 にとどまっている これは 生 徒 に よるレベル 差 が 少 ないと 言 える 大 学 生 社 会 人 の 分 布 と 比 較 すると 最 多 グループより 上 の 層 (= レベル4)が その 下 の 層 (=レベル2)よりやや 厚 くなっているのが 特 徴 である 今 後 さらにレベ ルの 向 上 を 図 るのであれば TSST の 評 価 基 準 の 観 点 から 以 下 のような 学 習 行 動 が 有 効 と 思 われる 1 単 語 句 を 使 って 断 片 的 にコミュニケーションを 行 っているレベル2グループが 発 話 の 機 会 を 増 やし 英 語 を 声 に 出 すことに 慣 れると 同 時 に 基 本 的 なセンテンス 構 造 を 習 得 する 2 センテンスを 作 って 話 そうとして 途 中 で 止 まってしまうレベル3グループが 短 いセンテンス 中 心 の 発 話 練 習 をする 3 基 本 的 にセンテンスを 作 って 発 話 できているレベル4グループが 使 う1 文 をさらに 長 くする 単 文 に 加 え 重 文 複 文 なども 交 えることなどに 留 意 しながら 単 位 時 間 当 たりの 発 話 量 を 増 やす (= 流 暢 さを 向 上 させる) 練 習 をする 高 校 卒 業 時 までに 多 くの 生 徒 がレベル4に 到 達 すれば これまでに TSST を 受 験 した 大 学 生 社 会 人 と 類 似 したスピーキング 力 の 分 布 を 持 つことになる その 後 大 学 等 でさらに 学 習 を 重 ねれば 社 会 に 出 るときまでには 多 少 の 不 自 由 さはあるものの 英 語 を 使 って 仕 事 ができる レベル6 以 上 の 能 力 を 目 指 すことも 可 能 であろう 12

4 高校1年生へのアンケートに見る英語学習実態 学校の内と外での英語学習実態が 高校1年生の英語スピーキング能力にどのような影響を及ぼし ているのかを探るため TSST 受験者にはアンケート調査にも協力してもらった アンケート内容の公 開に同意した 305 人を対象とし 質問項目ごとにアンケートの回答結果とその分析を以下に示す なお それぞれの質問に関しては 調査対象者全体データの分析に加えて 学校別の分析と TSST レベル別の分析 サンプル数が比較的多いレベル2 4のみを対象とした も行った 各学校の特徴 運営母体 偏差値 生徒の進路など や TSST レベルと 質問の回答との関連を見ることで 生徒 の英語学習実態を その背景も含めてより的確に把握できると考えたからである 英語学習 使用状況 Q1 あなた自身の受ける授業で 英語を使う場面はどの程度ありますか ひとつ選択 1. 授業 言語活動の 70 以上で英語を使っている 2. 授業 言語活動の 50 70 で英語を使っている 3. 授業 言語活動の 30 50 で英語を使っている 4. 授業 言語活動で英語を使うことはほとんどない 授業で英語を使う場面 40 授業 言語活動の70 以上で英語を使っている 13.1% 121 授業 言語活動の50 70 で英語を使っている 39.7% 132 授業 言語活動の30 50 で英語を使っている 43.3% 11 授業 言語活動で英語を 使うことはほとんどない 3.6% 1 無回答 0.3% 305 計 10 授業で英語を使う場面 授業 言語活動 で英語を使うこ とはほとんどな い, 3.6% 授業 言語活動 の70 以上で 英語を使ってい る, 13.1% 授業 言語活動 の50 70 で 英語を使ってい る, 39.7% 無回答, 0.3% 授業 言語活動 の30 50 で 英語を使ってい る, 43.3% 授業 言語活動の 30 50 で英語を使っている が最も多く 43.3 で 授業 言語活動の 50 70 で英語を使っている が 39.7 と拮抗している 授業 言語活動の 70 以上で英語を使っている は 13.1 で 上記を合計した 96.1 が 授業中にある程度英語を使っていると答えている 学校別 授業で英語を使う場面 について 私立 A 高校および公立 C 高校の2校と 公立 B 高校とで 異 なる傾向が見られた 授業 言語活動の半分以上で英語を使っていると答えた生徒の 授業 言 13

語 活 動 の 70% 以 上 で 英 語 を 使 っている と 授 業 言 語 活 動 の 50~70%で 英 語 を 使 っている の 割 合 の 合 計 )は A 高 校 と C 高 校 では それぞれ 46.3% 45.1%と 半 分 以 下 であるのに 対 し B 高 校 では 61.9% と6 割 を 占 めている B 高 校 には 英 語 教 育 や 異 文 化 理 解 に 重 点 を 置 く 専 門 学 科 があり 英 語 教 育 に 特 に 力 を 入 れていることなどから 授 業 の 中 で 英 語 を 使 う 場 面 が 意 識 的 に 多 く 設 けられているのかも しれない 学 校 別 英 語 を 使 う 場 面 私 立 A 高 校 11.3% 35.0% 47.5% 5.0% 授 業 言 語 活 動 の70% 以 上 で 英 語 を 使 っている 授 業 言 語 活 動 の50~70%で 英 語 を 使 っている 公 立 B 高 校 20.9% 41.0% 36.6% 1.5% 授 業 言 語 活 動 の30~50%で 英 語 を 使 っている 公 立 C 高 校 3.3% 41.8% 49.5% 5.5% 授 業 言 語 活 動 で 英 語 を 使 うことはほとんどない 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% TSST レベル 別 サンプル 数 が 比 較 的 多 い TSST レベル2~4で 英 語 を 使 う 場 面 を 示 したのが 下 のグラフである 授 業 の 半 分 以 上 で 英 語 を 使 っていると 答 えた 生 徒 の 割 合 ( 授 業 言 語 活 動 の 70% 以 上 で 英 語 を 使 ってい る と 授 業 言 語 活 動 の 50~70%で 英 語 を 使 っている の 割 合 の 合 計 )は TSST レベル2が 56.4% レベル3が 49.0% レベル4が 62.7%と 真 ん 中 のレベル3の 割 合 が 他 のレベルに 比 べて 少 なくな っているが レベルの 推 移 と 比 例 あるいは 反 比 例 した 特 徴 は 見 えない TSST 2~4 英 語 を 使 う 場 面 2 17.9% 38.5% 38.5% 5.1% 授 業 言 語 活 動 の70% 以 上 で 英 語 を 使 っている 授 業 言 語 活 動 の50~70%で 英 語 を 使 っている 3 12.7% 36.3% 46.1% 4.4% 授 業 言 語 活 動 の30~50%で 英 語 を 使 っている 4 10.2% 52.5% 37.3% 授 業 言 語 活 動 で 英 語 を 使 うことはほとんどない 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 学 校 別 TSST レベル 別 の 分 析 結 果 を 見 る 限 り 授 業 中 にどの 程 度 英 語 を 使 う 場 面 があるかに 関 して は 学 校 や 教 師 による 授 業 設 計 運 営 方 針 等 の 影 響 が 大 きく 個 々の 生 徒 のスピーキング 能 力 にはあ まり 左 右 されないようである 14

Q2 授 業 中 英 語 を 使 う のは 具 体 的 にどのような 活 動 や 場 面 ですか 具 体 的 に 書 いてください 自 由 記 述 の 回 答 について 代 表 的 なものを 以 下 に 列 記 する 会 話 や 発 表 などの 英 語 を 発 信 する 活 動 から 発 音 や 音 読 など 書 かれた 内 容 を 声 に 出 す 活 動 教 師 が 授 業 を 英 語 で 行 うのを 聞 くなどの 英 語 を 受 信 する 活 動 テストまで 多 岐 に 渡 る 内 容 となった 1. 授 業 開 始 後 名 前 を 呼 ぶ など 以 外 基 本 は 英 語 2. 全 ての 英 語 の 授 業 の 活 動 で 英 語 を 使 う 3. ALT(Assistant Language Teacher)の 先 生 と1つのテーマを 決 めて 英 会 話 をする 4. 授 業 の 初 めに 席 の 隣 同 士 であるテーマについて 話 し 合 う 5. 英 会 話 での NET(Native English Teacher)との 会 話 やパートナーへの 説 明 6. コミュニケーション 英 語 Ⅰの 授 業 の 冒 頭 で 約 5 分 で 行 う small talking 7. ミニ 会 話 ( 授 業 の 冒 頭 で 行 う) グループ 発 表 8. 冒 頭 の 10 分 で 取 り 組 む1 分 間 スピーチ 9. 自 分 の 意 見 を 言 う 場 面 10. 感 想 を 英 語 で 発 表 する 11. 作 文 の 発 表 12. 先 生 に 続 いて 音 読 する 13. 教 科 書 の 文 を 隠 し 音 読 する 14. 隣 の 人 と 英 語 と 日 本 語 に 分 けての 音 読 15. 英 語 Ⅰの 授 業 で 発 声 練 習 を 10 分 ほど 行 っている 16. 授 業 での 発 音 問 題 など 17. 授 業 の 最 初 に 行 う 英 単 語 を 相 手 に 伝 わるように 英 語 やジェスチャーで 伝 える 活 動 18. 予 習 で 解 いた 問 題 を 英 語 で 読 んで 答 える 19. 先 生 に 指 名 されたとき 20. 答 えを 言 うとき 先 生 に 質 問 するとき 21. 総 合 英 語 の 授 業 で 活 動 を 説 明 するとき( 先 生 が) 22. 授 業 のほとんどは 英 語 が 使 われるが 自 分 で 話 す 機 会 はそれに 伴 わない 23. 英 語 Ⅰ 表 現 英 語 の 授 業 で 問 題 演 習 に 20 分 24. 授 業 の 始 めに 取 り 組 むウォーミングアップ 25. 教 科 書 を 読 むとき 最 初 のあいさつ 26. スピーキングテスト 英 語 使 用 という 概 念 と 授 業 の 中 の 活 動 との 結 びつけ 方 に 何 らかの 特 徴 はないかを 探 るため 自 由 記 述 の 内 容 を 以 下 9つのカテゴリーに 分 類 して 分 析 してみた 次 ページの 表 とグラフは 回 答 割 合 の 多 い 順 に 並 べてある なお 音 読 ペアでの 会 話 といったように 複 数 のカテゴリーにまたがる 回 答 は 複 数 回 答 として 扱 い それぞれのカテゴリーでカウントした また 回 答 割 合 は 分 析 対 象 者 305 人 を 母 数 として 算 出 してある 15

授 業 中 英 語 を 使 う 活 動 人 数 120 音 読 割 合 39.3% 人 数 116 会 話 ディスカッション 割 合 38.0% 人 数 62 その 他 割 合 20.3% 人 数 49 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 割 合 16.1% 人 数 38 スピーチ プレゼンテーション 割 合 12.5% 人 数 26 単 語 練 習 発 音 割 合 8.5% 人 数 13 先 生 の 英 語 を 聞 く 割 合 4.3% 人 数 9 授 業 の(ほぼ)すべての 活 動 割 合 3.0% 人 数 3 無 回 答 割 合 1.0% 授 業 中 英 語 を 使 う 活 動 音 読 会 話 ディスカッション 39.3% 38.0% その 他 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 スピーチ プレゼンテーション 単 語 練 習 発 音 先 生 の 英 語 を 聞 く 授 業 の(ほぼ)すべての 活 動 20.3% 16.1% 12.5% 8.5% 4.3% 3.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 英 語 を 使 う 活 動 や 場 面 は 音 読 が 39.3%で 最 も 多 い 音 読 に 分 類 した 回 答 には 隣 の 人 と 英 語 と 日 本 語 に 分 けての 音 読 教 科 書 の 文 を 隠 し 音 読 する 先 生 の 読 んだ 文 章 をリピートする など も 含 まれており 複 数 のパターンによる 音 読 活 動 が 行 われている 様 子 が 読 み 取 れる なお 20.3%を 占 める その 他 に 分 類 した 回 答 には 教 科 書 を 読 む といった 音 読 とも 黙 読 とも 取 れる 分 類 不 能 な 活 動 も 多 く 含 まれるため 実 際 には 39.3%より 多 くの 生 徒 が 授 業 中 に 音 読 を 行 っていると 思 われる 次 いで 多 い 会 話 ディスカッション は 38.0%を 占 め 音 読 と 拮 抗 している 英 語 を 使 う 活 動 と 問 われて 多 くの 生 徒 が 連 想 するのは 英 語 を 声 に 出 す ことが 伴 う 活 動 であり 実 際 に 授 業 で も 行 われているのだろう なお 同 じ 声 に 出 す 活 動 であっても スピーチ プレゼンテーション (12.5%)と 単 語 練 習 発 音 ( 8.5%)は 音 読 会 話 ディスカッション に 比 べて 少 なかった 学 校 別 各 項 目 における 学 校 別 の 回 答 の 割 合 を 比 べ 私 立 A 高 校 における 割 合 が 多 い 順 に 並 べたグラフを 次 ページに 示 してある 私 立 A 高 校 公 立 C 高 校 の2 校 と 公 立 B 高 校 で 傾 向 が 大 きく 異 なる 結 果 と なった 私 立 A 高 校 と 公 立 C 高 校 では 音 読 が 最 も 多 いが B 高 校 では 音 読 は A 高 校 C 高 校 の 半 分 程 度 である( 次 ページのグラフ 上 でオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 A 高 校 が 5 B 高 校 が 26.1% C 高 校 が 49.5%) 一 方 公 立 B 高 校 で 最 も 多 いのは 会 話 ディスカッション であるが A 高 校 C 高 校 では 会 話 ディスカッション は B 高 校 の3 分 の1 以 下 にとどまっている( 次 ページのグラフ 上 で 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 A 高 校 が 11.3% B 高 校 が 65.7% C 高 校 が 20.9%) この 違 いは 何 を 示 すの だろうか 16

学 校 別 授 業 中 英 語 を 使 う 活 動 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 音 読 26.1% 5 49.5% その 他 12.7% 15.4% 38.8% 単 語 練 習 発 音 4.5% 7.7% 16.3% 会 話 ディスカッション 11.3% 20.9% 65.7% 先 生 の 英 語 を 聞 く 7.5% 3.7% 2.2% スピーチ プレゼンテーション 6.3% 17.2% 11.0% 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 6.3% 13.4% 28.6% 無 回 答 1.3% 0.7% 1.1% 授 業 の(ほぼ)すべての 活 動 6.0% 1.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 各 校 の TSST レベル 分 布 と 重 ね 合 わせてみると この 違 いの 背 景 が 見 えてくる 教 科 書 等 に 記 載 さ れた すでに 組 み 立 てられた 英 文 を 声 に 出 す 音 読 に 比 べると 自 身 で 英 文 を 組 み 立 てる 活 動 が 伴 う 会 話 ディスカッション は 扱 うトピックにもよるが 一 般 的 にはより 高 いスピーキング 力 が 求 め られる p.11~12 で 見 たように A 高 校 と C 高 校 では TSST レベル4に 比 べて2の 生 徒 が 多 い B 高 校 では レベル2の 生 徒 は 非 常 に 少 ない 一 方 で レベル4の 生 徒 の 割 合 が 他 の2 校 に 比 べて 約 20 ポイ ント 多 い B 高 校 は レベル3 4という 簡 単 な 構 造 の 文 を 誤 りは 含 みながらも 何 とか 組 み 立 て ようとする 生 徒 が 多 いため 音 読 で 英 文 を 丸 ごとインプットする 活 動 から 一 歩 進 んで 会 話 ディスカッション により 英 文 を 自 分 で 組 み 立 てる 活 動 がより 多 く 実 践 されているのかもしれな い 見 方 を 変 えれば B 高 校 の 授 業 では 会 話 ディスカッション 活 動 が 盛 んなため レベル3 4の 生 徒 が 多 くなっているのかもしれない 会 話 ディスカッション に 分 類 した 記 述 をさらに 読 み 込 むと 活 動 内 容 の 詳 細 に 言 及 しているもの については 1 授 業 の 始 めに2 人 ペアで 英 語 の 会 話 をする 総 合 英 語 でお 題 が 出 されてそのお 題 に ついてのディスカッションをグループで 行 う といった 生 徒 同 士 で 行 う 活 動 と 2 ALT の 先 生 との 会 話 といったように 教 師 対 生 徒 で 行 う 活 動 の2 種 類 に 大 別 できた B 高 校 の 生 徒 は ほと んどが 生 徒 同 士 で 行 う 活 動 を 挙 げていたが A 高 校 と C 高 校 の 生 徒 は 教 師 対 生 徒 で 行 う 活 動 を 挙 げている 人 が 多 かった Q1 で 見 たように 授 業 中 の 英 語 使 用 場 面 は 学 校 や 教 師 の 方 針 に 左 右 され る 部 分 が 大 きいことを 考 え 合 わせると B 高 校 では 英 文 を 自 分 で 組 み 立 てようとする TSST3 以 上 の 生 徒 に 対 して 指 導 する 教 師 側 が 生 徒 同 士 の 活 動 を 促 していることを 示 しているのかもしれない もう1 点 学 校 間 での 差 があったのは 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 である( 上 のグラフ 上 で 青 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) A 高 校 と B 高 校 ではそれぞれ 6.3% 13.4%であったが C 高 校 ではそれより 15 17

ポイント 以 上 多 い 28.6%であった C 高 校 においては TSST レベル2の 生 徒 が 24.2%と A 高 校 (レ ベル2が 18.8%)や B 高 校 (レベル2が 0.7%)に 比 べてやや 多 いことも 影 響 して 教 師 対 生 徒 のや り 取 りが 中 心 となる 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 が 多 いのかもしれない なお その 他 は A 高 校 が 38.8%で B 高 校 (12.7%)や C 高 校 (15.4%)より 20 ポイント 以 上 多 い これは A 高 校 の 回 答 に 教 科 書 を 読 む といった 音 読 か 黙 読 かが 判 別 できないものや 英 会 話 の 授 業 など 漠 然 とした 内 容 で 分 類 が 難 しいものが 多 く それらを その 他 に 分 類 したためである TSST レベル 別 各 項 目 における TSST2~4のレベル 別 の 生 徒 の 割 合 を 比 べ レベル2における 割 合 が 多 い 順 に 並 べ たのが 以 下 のグラフである 目 を 引 くのは オレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 会 話 ディスカッション の 項 目 で レベル2が 15.4%であるのに 対 し レベル3では 36.3% レベル4では 57.6%と レベルが 上 がるにつれて 割 合 が 増 えている 点 である この 結 果 だけからは 一 見 TSST のレベルが 会 話 ディ スカッション を 授 業 で 行 っている 割 合 と 関 係 しているように 見 える しかしながら 各 学 校 で TSST レベル 別 に 会 話 ディスカッション の 回 答 割 合 を 比 べてみると TSST レベルが 異 なっても 会 話 デ ィスカッション を 授 業 で 行 っている 割 合 には 大 きな 差 がなかった このことから TSST のレベルが 会 話 ディスカッション への 参 加 に 影 響 しているというよりは 授 業 での 活 動 については 各 学 校 がそれ ぞれの 生 徒 のスピーキングレベルを 考 慮 して 英 語 活 動 を 行 っている と 考 える 方 が 妥 当 であろう TSST 2~4 授 業 中 英 語 を 使 う 活 動 2 3 4 音 読 その 他 質 疑 応 答 発 言 問 題 解 答 会 話 ディスカッション スピーチ プレゼンテーション 単 語 練 習 発 音 授 業 の(ほぼ)すべての 活 動 先 生 の 英 語 を 聞 く 無 回 答 38.5% 42.6% 30.5% 23.1% 22.1% 11.9% 17.9% 18.6% 6.8% 15.4% 36.3% 10.3% 12.7% 13.6% 10.3% 8.8% 6.8% 2.6% 2.0% 5.1% 2.6% 4.9% 3.4% 2.6% 1.0% 57.6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 18

Q3 あなたが実際に英語を使う 話す 書く その練習をする のはどんな場面ですか 過去半 年間の経験から yes / no の該当する方に をつけてください 1. 授業中に yes / no 2. 会話学校で yes / no 3. その他 [例 英語音声のテレビを見る] その他 は自由記述による回答であるが 分析しやすくするため 以下の表およびグラフでは 便宜上 その他 に具体的な記述があるものを Yes 具体的な記述がなく なし などが記述されている または 記述がないものを No として分類した 無回答 はないものとして扱った 実際に英語を使う場面 授業中に 会話学校で その他 Yes 299 98.0% 49 16.1% 58 19.0% No 4 1.3% 240 78.7% 247 81.0% 無回答 計 2 305 0.7% 10 16 305 5.2% 10 0 305 10 実際に英語を使う場面 授業中に 98.0% 会話学校で 16.1% その他 19.0% 0% 1.3% 0.7% 78.7% 81.0% 5.2% Yes No 無回答 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ほぼ全員 98.0 が 授業中に 英語を使うと答えている 会話学校で 使うというのは 16.1 その他 への具体的記述があったのは 19.0 であった その他 として具体的学習行動を記述した内容について 代表的なものを TSST レベル別に記載 したものが下記である レベル5と8はサンプル数が少ないため割愛した 質問は 英語を 話す 書く 体験について問うているが 回答の多くは 見る 聞く に関わる内容である 下記では類似 の回答はまとめて記載しているが 特に 映画 テレビ 洋楽などを英語音声で視聴する といった 趣旨の回答は非常に多く その他 の回答の半数以上を占めていた 高校 1 年生にとっての 英語を 使う体験 とは 見る 聞く ことも含んでおり 実際の行動もそれに関わっているものと思われる TSST 2 英語の曲を聞く 英語音声の映画 ドラマを見る 英検の勉強 TSST 3 課題 旅行 母との会話 スピーチ 海外の映画やドラマを英語音声で見る 英検の勉強 19

英 語 音 声 のテレビを 見 る 洋 楽 を 聞 く たまに 映 画 を 英 語 音 声 で 見 る 友 達 との 会 話 部 活 の 活 動 での 話 し 合 い 家 で 英 語 の 勉 強 をするとき LINE とかで 家 で 英 語 の CD を 聞 く チャロを 見 たことがある ラジオでの 英 語 聞 き 取 り 課 題 やディクテーションによる リスニング 洋 楽 を 歌 うとき 日 本 人 の 講 師 の 先 生 のお 話 を 聞 いた 電 子 辞 書 で 英 語 を 聞 く 教 科 書 を 読 む TSST 4 英 検 の 勉 強 家 での 勉 強 英 語 音 声 の 映 画 を 見 る 洋 楽 を 聞 く 外 国 に 行 ったとき 英 語 音 声 のテレビを 見 る 英 語 字 幕 の 動 画 を 見 る アメリカでプレゼンをした 英 語 の 本 を 読 む 知 り 合 い(オーストラリア 出 身 )との 会 話 学 校 別 以 下 は 各 項 目 について Yes と 回 答 した 生 徒 の 割 合 を 学 校 別 に 示 したグラフである オレンジの 線 で 囲 んで 示 した 通 り 私 立 A 高 校 で 会 話 学 校 で 英 語 を 使 うと 回 答 した 生 徒 の 割 合 が 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 より 約 20 ポイント 多 い(Yes の 割 合 が A 高 校 32.5% B 高 校 10.4% C 高 校 9.9%) 授 業 中 に その 他 については 顕 著 な 差 はなかった 学 校 別 実 際 に 英 語 を 使 う 場 面 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 授 業 中 に 95.0% 99.3% 98.9% 会 話 学 校 で その 他 10.4% 9.9% 2 23.1% 12.1% 32.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% TSST レベル 別 次 ページのグラフでは TSST2~4のレベル 別 に 各 項 目 の Yes の 割 合 を 示 した オレンジの 線 で 囲 んで 示 した 通 り その 他 で 英 語 を 使 う 場 面 を 上 げた 生 徒 の 割 合 が TSST レベル2では 10.3% レベル3では 18.1% レベル4では 25.4%と レベルが 上 がるにつれて 増 える TSST レベルが 高 い ほど 授 業 や 会 話 学 校 以 外 での 英 語 使 用 に 意 欲 的 な 様 子 が 見 て 取 れる 授 業 中 に 会 話 学 校 で につ いては TSST レベルの 違 いによる 顕 著 な 差 はなかった 20

TSST 2 4 実際に英語を使う場面 学校別 実際に英語を使う場面 私立A高校2 3 公立B高校 4 公立C高校 10 95.0% 97.5% 99.3% 10 98.9% 授業中に使う 授業中に 17.9% 16.2% 10.4% 13.6% 9.9% 会話学校で使う 会話学校で 32.5% 10.3% 2 18.1%23.1% 12.1%25.4% その他 その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% Q4 学校の 授業以外 で あなたが実際に英語を使う 話す 書く その練習をする のはどん な場所 場面ですか 過去半年間の経験から yes / no の該当する方に をつけてください 1. 塾 予備校 yes / no 2. 家庭教師 yes / no 3. 通信教育 yes / no 4. ラジオやテレビ番組 yes / no 5. 日本人講師による英会話 yes / no 6. ネイティブスピーカー講師による英会話 yes / no 7. その他 具体的に その他 は自由記述による回答であるが 分析しやすくするため 以下の表およびグラフでは 便宜上 その他 に具体的な記述があるものを Yes 具体的な記述がなく なし などが記述されている または 記述がないものを No として分類した 無回答 はないものとして扱った 質問項目のいずれかに Yes と答えた または その他 で具体的に英語を使う場面を挙げた生徒は 合計全体の 54.1 約半数の生徒が 授業以外で実際に英語を使っている と回答していた 以下は Yes の回答が多い順に並べた表とグラフである 実際に英語を使う場所 場面 ネイティブスピーカー講師による英会話 ラジオやテレビ番組 日本人講師による英会話 塾 予備校 その他 通信教育 家庭教師 21 Yes 62 20.3% 59 19.3% 57 18.7% 50 16.4% 29 9.5% 15 4.9% 2 0.7% No 無回答 計 222 21 305 72.8% 6.9% 10 222 24 305 72.8% 7.9% 10 223 25 305 73.1% 8.2% 10 239 16 305 78.4% 5.2% 10 276 0 305 90.5% 10 266 24 305 87.2% 7.9% 10 277 26 305 90.8% 8.5% 10

実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 Yes No 無 回 答 ネイティブスピーカー 講 師 による 英 会 話 20.3% 72.8% 6.9% ラジオやテレビ 番 組 19.3% 72.8% 7.9% 日 本 人 講 師 による 英 会 話 18.7% 73.1% 8.2% 塾 予 備 校 16.4% 78.4% 5.2% その 他 9.5% 90.5% 通 信 教 育 4.9% 87.2% 7.9% 家 庭 教 師 0.7% 90.8% 8.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 英 語 を 使 う 場 所 場 面 は ネイティブスピーカー 講 師 による 英 会 話 ( 20.3%)が 最 も 多 く ラジ オやテレビ 番 組 ( 19.3%) 日 本 人 講 師 による 英 会 話 ( 18.7%) 塾 予 備 校 ( 16.4%)がそれに 続 く 講 師 の 存 在 の 下 で 英 語 を 使 う 場 合 が 多 いが ラジオやテレビ 番 組 で 使 う 生 徒 もいる その 他 の 回 答 で 代 表 的 なものを TSST レベル 別 に 以 下 に 記 載 した(レベル5と8はサンプル 数 が 少 ないため 割 愛 した) Q3 と 同 様 に 見 る 聞 くことに 関 わる 活 動 もあったが 外 国 人 と 話 す 活 動 も 挙 げられていた TSST 2 外 国 人 に 話 しかけられたとき 外 国 の 映 画 を 見 るときなど 洋 楽 を 聞 く TSST 3 自 宅 学 習 英 語 の 音 声 と 日 本 語 の 字 幕 で 映 画 を 見 る 海 外 サイトの 個 人 での 和 訳 DVD での 副 音 声 曲 を 聞 きながら 英 語 を 口 ずさむ ワークブック 外 国 人 の 方 から 道 を 聞 かれたとき 部 活 洋 楽 を 聴 くとき 動 画 の 字 幕 を 見 る 町 にいる 外 国 人 と 話 す TSST 4 家 での 自 主 学 習 ディクテーションの 練 習 友 達 との 会 話 家 族 とまれに 英 語 で 会 話 するとき 外 国 の 人 と 話 す 家 で 学 習 部 活 動 ( 英 会 話 部 ) 知 り 合 いとの 会 話 学 校 別 学 校 によって 英 語 を 使 う 場 所 場 面 に 違 いはあるだろうか まず 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 有 無 の 割 合 を 比 較 するため 質 問 項 目 のいずれかに Yes と 答 えたか その 他 で 具 体 的 に 英 語 22

を 使 う 場 面 を 挙 げた 生 徒 は 英 語 を 使 う 場 所 場 面 あり 質 問 項 目 すべてに No と 答 え その 他 に も 具 体 的 に 英 語 を 使 う 場 面 の 記 述 がなかった 生 徒 を 英 語 を 使 う 場 所 場 面 なし と 見 なして その 学 校 別 割 合 を 以 下 にグラフで 示 した 私 立 A 高 校 では 英 語 を 使 う 場 所 場 面 あり が 73.8%で 公 立 B 高 校 の 44.8% 公 立 C 高 校 の 50.5%と 比 べて 20 ポイント 以 上 多 くなっており A 高 校 では 授 業 外 で 英 語 を 使 用 する 生 徒 が 他 校 より 多 い 結 果 となった 学 校 別 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 有 無 あり なし 私 立 A 高 校 73.8% 26.3% 公 立 B 高 校 44.8% 55.2% 公 立 C 高 校 50.5% 49.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 内 訳 についても 見 てみたい 以 下 のグラフは 各 項 目 の Yes の 割 合 を 学 校 別 にまとめ 私 立 A 高 校 での 割 合 が 多 い 順 に 並 べたものである ネイティブスピーカー 講 師 による 英 会 話 日 本 人 講 師 による 英 会 話 塾 予 備 校 (グラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 )において 私 立 A 高 校 の 生 徒 が Yes と 回 答 している 割 合 が 多 く 他 の2 校 と 比 べて 約 10 ポイントまたはそれ 以 上 の 差 があった 理 由 は 推 測 するしかないが 協 力 校 3 校 の 中 で A 高 校 のみ 首 都 圏 の 私 立 高 校 で 大 学 に 付 属 している という 環 境 の 違 いが 何 らかの 影 響 を 及 ぼしているのかもしれない 学 校 別 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 ネイティブスピーカー 講 師 による 英 会 話 10.4% 19.8% 37.5% 日 本 人 講 師 による 英 会 話 15.7% 13.2% 3 塾 予 備 校 10.4% 16.5% 26.3% ラジオやテレビ 番 組 17.5% 20.1% 19.8% その 他 8.2% 7.7% 13.8% 通 信 教 育 6.3% 4.5% 4.4% 家 庭 教 師 0.7% 1.1% 0% 10% 20% 30% 40% 23

TSST レベル 別 TSST レベルの 差 は 英 語 を 使 う 場 所 場 面 に 影 響 を 及 ぼしているだろうか 学 校 別 と 同 様 の 方 法 で 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 有 無 を TSST2~4のレベル 別 にグラフにしたものを 下 記 に 示 す レベル4において 英 語 を 使 う 場 所 場 面 がある 生 徒 が レベル2 3に 比 べて 約 10 ポイン ト 多 い(レベル2が 53.8% 3が 52.0% 4が 62.7%) TSST 2~4 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 有 無 あり なし 2 53.8% 46.2% 3 52.0% 48.0% 4 62.7% 37.3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 英 語 を 使 う 場 所 場 面 の 内 訳 をみるため 各 項 目 の Yes の 割 合 を TSST レベル 別 にまとめ レベル 2における 割 合 が 多 い 順 に 並 べたグラフを 以 下 に 記 載 した ラジオやテレビ 番 組 において レベル 3の Yes の 割 合 がレベル2 4より 少 なくなっている(レベル2が 25.6% 3が 16.2% 4が 25.4%) が その 要 因 を 特 定 するのは 難 しい TSST 2~4 実 際 に 英 語 を 使 う 場 所 場 面 2 3 4 ラジオやテレビ 番 組 日 本 人 講 師 による 英 会 話 ネイティブスピーカー 講 師 による 英 会 話 塾 予 備 校 その 他 通 信 教 育 家 庭 教 師 10.3% 10.3% 7.8% 5.1% 3.9% 8.5% 2.6% 0.5% 16.2% 15.4% 19.1% 20.3% 15.4% 21.6% 20.3% 17.2% 18.6% 15.3% 25.6% 25.4% 0% 10% 20% 30% 24

Q5 英語に関し 自宅 でどのような学習を主にしていますか yes / no の該当する方に をつけ てください 宿題を含む 1. 単語練習 yes / no 2. 文法ドリル ワークシート/ワークブック yes / 3. 教科書本文の書き写し yes / 4. 新出単語の意味調べ yes / no no no 5. 主要なフレーズの書き写し yes / 6. 教科書本文の音読 yes / no 7. 教科書本文の和訳 yes / no no 8. 教科書本文やキーセンテンスの暗記 yes / no 9. 英語で日記を書く yes / no 10. スキットなど次の授業での発表活動の練習 yes / no 11. 教科書本文の内容についての調べ物 yes / 12. 入試や検定試験の問題 yes / no no 13. テレビやラジオやインターネットの英語講座の視聴 yes / 14. スピーチやプレゼンテーションなどの原稿作成 練習 yes / no no 15. その他 具体的に 自宅でする主な学習を Yes の回答が多い順に並べると以下の表とグラフになる 自宅でする主な学習 単語練習 新出単語の意味調べ 文法ドリル ワークシート/ワークブック 教科書本文の音読 教科書本文の和訳 教科書本文やキーセンテンスの暗記 教科書本文の内容についての調べ物 入試や検定試験の問題 主要なフレーズの書き写し 教科書本文の書き写し スキットなど次の授業での発表活動の練習 スピーチやプレゼンテーションなどの原稿作成 練習 テレビやラジオやインターネットの英語講座の視聴 英語で日記を書く その他 25 Yes 239 78.4% 224 73.4% 206 67.5% 170 55.7% 148 48.5% 128 42.0% 109 35.7% 102 33.4% 85 27.9% 75 24.6% 72 23.6% 65 21.3% 37 12.1% 23 7.5% 12 3.9% No 64 21.0% 75 24.6% 88 28.9% 127 41.6% 148 48.5% 164 53.8% 168 55.1% 155 50.8% 205 67.2% 220 72.1% 210 68.9% 226 74.1% 254 83.3% 267 87.5% 293 96.1% 無回答 2 0.7% 6 2.0% 11 3.6% 8 2.6% 9 3.0% 13 4.3% 28 9.2% 48 15.7% 15 4.9% 10 3.3% 23 7.5% 14 4.6% 14 4.6% 15 4.9% 0 計 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10 305 10

自 宅 でする 主 な 学 習 Yes No 無 回 答 単 語 練 習 78.4% 21.0% 0.7% 新 出 単 語 の 意 味 調 べ 73.4% 24.6% 2.0% 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) 67.5% 28.9% 3.6% 教 科 書 本 文 の 音 読 55.7% 41.6% 2.6% 教 科 書 本 文 の 和 訳 48.5% 48.5% 3.0% 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 42.0% 53.8% 4.3% 教 科 書 本 文 の 内 容 についての 調 べ 物 35.7% 55.1% 9.2% 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 33.4% 50.8% 15.7% 主 要 なフレーズの 書 き 写 し 27.9% 67.2% 4.9% 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し 24.6% 72.1% 3.3% スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 23.6% 68.9% 7.5% スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 21.3% 74.1% 4.6% テレビやラジオやインターネットの 英 語 講 座 の 視 聴 12.1% 83.3% 4.6% 英 語 で 日 記 を 書 く 7.5% 87.5% 4.9% その 他 3.9% 96.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 自 宅 で 最 も 多 く 行 われている 学 習 は 単 語 練 習 ( Yes の 割 合 が 78.4% 以 下 同 じ) 新 出 単 語 の 意 味 調 べ ( 73.4%)といった 単 語 に 関 する 学 習 次 いで 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) (67.5%)である( 上 のグラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 部 分 ) これらはいずれも7 割 前 後 の 生 徒 が 行 っている 次 に 多 く 行 われている 学 習 は 教 科 書 本 文 の 音 読 ( 55.7%) 教 科 書 本 文 の 和 訳 ( 48.5%) 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 ( 42.0%) 教 科 書 本 文 の 内 容 についての 調 べ 物 ( 35.7%)といっ た 教 科 書 そのものに 関 する 学 習 である( 上 のグラフで 緑 色 の 線 で 囲 んだ 部 分 ) しかしこれらを 実 施 している 生 徒 は3~5 割 前 後 で 単 語 文 法 に 関 する 学 習 と 比 べると 少 ない また 同 じ 教 科 書 に 関 する 学 習 と 思 われるものであっても 主 要 なフレーズの 書 き 写 し ( 27.9%)や 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し ( 24.6%)といった 書 く 学 習 はさらに 敬 遠 されがちである 単 語 文 法 教 科 書 そのもの 以 外 に 関 する 学 習 は 全 体 的 にあまり 実 施 されていないが そ の 中 では 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 ( 33.4%)が 比 較 的 多 く 行 われている スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 ( 23.6%) スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 ( 21.3%) 英 語 で 日 記 を 書 く ( 7.5%)といった 発 信 型 活 動 や テレビやラジオやインターネットの 英 語 講 座 の 視 聴 ( 12.1%) は あまり 実 施 されていない 26

学 校 別 自 宅 でする 学 習 において 学 校 による 違 いがあるかどうかを 調 べるため 各 項 目 について Yes の 割 合 を 学 校 別 に 示 し 私 立 A 高 校 における Yes の 割 合 が 多 い 順 に 並 べたものが 下 のグラフである 多 くの 項 目 で 公 立 B 高 校 の Yes の 割 合 が 私 立 A 高 校 と 公 立 C 高 校 に 比 べて 多 いことが 目 につく 具 体 的 には その 他 を 除 く 14 項 目 中 7 項 目 において B 高 校 が A 高 校 C 高 校 の 両 方 を 約 10 ポ イントまたはそれ 以 上 上 回 っている しかし すべての 項 目 で 多 いわけではない 単 語 練 習 (A 高 校 の Yes の 割 合 が 81.3% B 高 校 が 89.6% C 高 校 が 59.3% 以 下 同 一 順 で 掲 載 ) 新 出 単 語 の 意 味 調 べ ( 58.8% 87.3% 65.9%) 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) ( 5 87.3% 53.8%) といった 単 語 文 法 に 関 する 学 習 教 科 書 本 文 の 音 読 ( 52.5% 69.4% 38.5%) 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 ( 36.3% 66.4% 11.0%)といった 教 科 書 の 内 容 の 定 着 に 関 する 学 習 そして 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 ( 25.0% 39.6% 31.9%) 英 語 で 日 記 を 書 く ( 2.5% 14.9% 1.1%) は B 高 校 の Yes の 割 合 が 多 いが( 下 のグラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) 反 対 に 教 科 書 本 文 の 和 訳 ( 58.8% 41.8% 49.5%) 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し ( 35.0% 11.2% 35.2%)においては B 高 校 が A 高 校 と C 高 校 を 約 10 ポイントまたはそれ 以 上 下 回 っている( 下 のグラフで 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) どのような 要 因 が B 高 校 と A 高 校 C 高 校 との 違 いを 引 き 起 こしているのだろうか 学 校 別 自 宅 でする 学 習 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 単 語 練 習 新 出 単 語 の 意 味 調 べ 教 科 書 本 文 の 和 訳 教 科 書 本 文 の 音 読 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) 主 要 なフレーズの 書 き 写 し 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し 教 科 書 本 文 の 内 容 についての 調 べ 物 スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 テレビやラジオやインターネットの 英 語 講 座 の 視 聴 その 他 英 語 で 日 記 を 書 く 59.3% 58.8% 65.9% 58.8% 41.8% 49.5% 52.5% 69.4% 38.5% 5 53.8% 37.5% 27.6% 19.8% 36.3% 66.4% 11.0% 35.0% 11.2% 35.2% 32.5% 29.9% 47.3% 28.8% 26.9% 14.3% 28.8% 23.1% 12.1% 25.0% 39.6% 31.9% 16.3% 12.7% 7.7% 5.0% 4.5% 2.2% 2.5% 14.9% 1.1% 81.3% 89.6% 87.3% 87.3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 27

B 高 校 が A 高 校 や C 高 校 と 異 なる 点 は p.11 で 見 たように TSST のレベル 分 布 で 他 の2 校 より 2が 少 なく4が 多 い ことである TSST レベル3 4が 多 い B 高 校 では A 高 校 C 高 校 に 比 べて 英 文 を 組 み 立 てたり 文 構 造 を 理 解 したりする 力 がある 生 徒 が 多 く 同 じ 教 科 書 そのものに 関 する 学 習 でも 和 訳 や 本 文 を 書 き 写 して 一 字 一 句 を 確 認 する といった どちらかと 言 えば 内 容 理 解 に 近 い 学 習 の 必 要 性 が 少 ないため その 分 を 理 解 した 内 容 を 定 着 させる 学 習 や 教 科 書 以 外 の 学 習 に 振 り 向 けているのかもしれない B 高 校 との 違 いほどではないが A 高 校 と C 高 校 においても 自 宅 でする 学 習 に 違 いが 見 られた A 高 校 の 生 徒 は C 高 校 と 比 べ 14 項 目 中 8 項 目 において 約 10 ポイントまたはそれ 以 上 多 く 学 習 し ている 具 体 的 には 単 語 練 習 ( A 高 校 が 81.3% C 高 校 が 59.3% 以 下 同 一 順 で 掲 載 ) 教 科 書 本 文 の 和 訳 ( 58.5% 49.5%) 教 科 書 本 文 の 音 読 ( 52.5% 38.5%) 主 要 なフレーズの 書 き 写 し (37.5% 19.8%) 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 ( 36.3% 11.0%) スキットなど 次 の 授 業 で の 発 表 活 動 の 練 習 ( 28.8% 14.3%) スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 (28.8% 12.1%) テレビやラジオやインターネットの 英 語 講 座 の 視 聴 ( 16.3% 7.7%)である A 高 校 と C 高 校 では TSST のレベル 分 布 は 似 ているが 入 学 時 の 偏 差 値 には9ポイント 差 がある C 高 校 よりも 偏 差 値 が 高 い A 高 校 では 学 習 習 慣 や 自 分 なりの 学 習 法 が 身 についている 生 徒 が 多 く さまざまな 方 法 で 自 宅 学 習 を 実 施 しているのかもしれない なお 教 科 書 本 文 の 内 容 についての 調 べ 物 についての み C 高 校 が A 高 校 より Yes の 割 合 で 10 ポイント 以 上 多 かった(A 高 校 が 32.5% C 高 校 が 47.3%) 教 科 書 本 文 の 和 訳 では A 高 校 が C 高 校 を 約 10 ポイント 上 回 っている(A 高 校 が 58.8% C 高 校 が 49.5%)ことと 考 え 合 わせると C 高 校 では 教 科 書 本 文 の 和 訳 をする 代 わりに 内 容 について 調 べる ことによって 内 容 理 解 をしている 生 徒 が 多 いのかもしれない TSST レベル 別 TSST レベルの 差 は 自 宅 でする 学 習 と 関 係 しているだろうか 次 ページに TSST2~4のレベル 別 に 各 項 目 の Yes の 割 合 をまとめ レベル2における 割 合 が 多 い 順 に 並 べたグラフを 掲 載 した レベル 2と レベル3 4で 傾 向 が 分 かれている その 他 を 除 く 14 項 目 中 8 項 目 において レベル3 と4の 両 方 が レベル2を 10 ポイント 以 上 上 回 った その 具 体 的 な 項 目 は 新 出 単 語 の 意 味 調 べ (レベル2が 61.5% 3が 75.0% 4が 74.6% 以 下 同 一 順 で 掲 載 ) 単 語 練 習 ( 59.0% 80.9% 83.1%) 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) ( 43.6% 67.6% 81.4%)といった 単 語 文 法 に 関 する 学 習 教 科 書 本 文 の 音 読 ( 35.9% 58.8% 55.9%) 教 科 書 本 文 の 和 訳 ( 33.3% 52.0% 47.5%) 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 ( 17.9% 45.6% 44.1%)といった 教 科 書 そのもの に 関 する 学 習 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 ( 17.9% 35.3% 37.3%) スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 ( 7.7% 24.5% 30.5%)である( 次 ページのグラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) その 一 方 で 教 科 書 そのものに 関 する 学 習 の 中 で 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し ( 41.0% 26.5% 8.5%) のみ レベル2が3を 14.5 ポイント 4を 32.5 ポイントと 大 きく 上 回 っていて 他 の 項 目 と 明 らか に 傾 向 が 異 なっている( 次 ページのグラフで 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) 教 科 書 そのものの 学 習 方 法 が レベル2を 境 に 一 言 一 句 書 いて 確 認 することから 和 訳 で 内 容 を 理 解 したり 音 読 や 暗 記 主 要 なフレーズのみの 書 き 写 しによって 定 着 させたりすることへ 移 行 するのかもしれない 28

TSST 2~4 自 宅 でする 学 習 2 3 4 1 新 出 単 語 の 意 味 調 べ 単 語 練 習 文 法 ドリル(ワークシート/ワークブック) 教 科 書 本 文 の 書 き 写 し 教 科 書 本 文 の 音 読 教 科 書 本 文 の 和 訳 教 科 書 本 文 の 内 容 についての 調 べ 物 主 要 なフレーズの 書 き 写 し テレビやラジオやインターネットの 英 語 講 座 の 視 聴 教 科 書 本 文 やキーセンテンスの 暗 記 入 試 や 検 定 試 験 の 問 題 スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 英 語 で 日 記 を 書 く その 他 61.5% 75.0% 74.6% 59.0% 80.9% 83.1% 43.6% 67.6% 81.4% 41.0% 26.5% 8.5% 35.9% 58.8% 55.9% 33.3% 52.0% 47.5% 30.8% 37.7% 32.2% 28.2% 27.5% 28.8% 23.1% 9.3% 13.6% 17.9% 45.6% 44.1% 17.9% 35.3% 37.3% 17.9% 20.1% 27.1% 7.7% 24.5% 30.5% 2.6% 9.3% 5.1% 2.5% 11.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 英 語 に 対 する 考 え 方 Q6 英 語 に 関 しどのような 学 習 が 大 切 だと 思 いますか yes / no の 該 当 する 方 に をつけてください 1. 単 語 をたくさん 覚 える:yes / no 2. 文 法 の 知 識 を 増 やす:yes / no 3. 英 語 をたくさん 聞 く:yes / no 4. 発 音 をきれいにする:yes / no 5. 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く:yes / no 6. 英 語 をたくさん 読 む:yes / no 7. 問 題 をたくさん 解 く:yes / no 8. 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る:yes / no 9. 英 語 でたくさん 会 話 をする:yes / no 10. 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す:yes / no 29

大 切 だと 思 っている 学 習 を Yes が 多 い 順 に 項 目 を 並 べると 以 下 の 表 とグラフのようになる どのような 学 習 が 大 切 だと 思 うか 単 語 をたくさん 覚 える 英 語 でたくさん 会 話 をする 文 法 の 知 識 を 増 やす 英 語 をたくさん 聞 く 英 語 をたくさん 読 む 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 発 音 をきれいにする 問 題 をたくさん 解 く 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す Yes No 無 回 答 計 人 数 293 10 2 305 割 合 96.1% 3.3% 0.7% 10 人 数 280 23 2 305 割 合 91.8% 7.5% 0.7% 10 人 数 279 20 6 305 割 合 91.5% 6.6% 2.0% 10 人 数 278 20 7 305 割 合 91.1% 6.6% 2.3% 10 人 数 262 37 6 305 割 合 85.9% 12.1% 2.0% 10 人 数 247 44 14 305 割 合 81.0% 14.4% 4.6% 10 人 数 233 66 6 305 割 合 76.4% 21.6% 2.0% 10 人 数 225 70 10 305 割 合 73.8% 23.0% 3.3% 10 人 数 187 106 12 305 割 合 61.3% 34.8% 3.9% 10 人 数 152 141 12 305 割 合 49.8% 46.2% 3.9% 10 どのような 学 習 が 大 切 だと 思 うか Yes No 無 回 答 単 語 をたくさん 覚 える 英 語 でたくさん 会 話 をする 文 法 の 知 識 を 増 やす 英 語 をたくさん 聞 く 英 語 をたくさん 読 む 96.1% 91.8% 91.5% 91.1% 85.9% 3.3% 0.7% 7.5% 0.7% 6.6% 2.0% 6.6% 2.3% 12.1% 2.0% 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 81.0% 14.4% 4.6% 発 音 をきれいにする 76.4% 21.6% 2.0% 問 題 をたくさん 解 く 73.8% 23.0% 3.3% 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 61.3% 34.8% 3.9% 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す 49.8% 46.2% 3.9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% どの 項 目 についても Yes が No より 多 いが その 中 で 最 も 多 くの 生 徒 に 大 切 だと 認 識 されている 学 習 は 単 語 をたくさん 覚 える ( Yes の 割 合 が 96.1% 以 下 同 じ)である 文 法 の 知 識 を 増 やす は 91.5% で 単 語 文 法 知 識 の 習 得 ( 上 のグラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 )が 大 切 だと 思 われている ことが 分 かる Q5 で 見 たように 自 宅 でする 主 な 学 習 も 単 語 文 法 に 関 する 学 習 が 上 位 であり 学 習 に 対 する 考 えと 実 際 の 学 習 行 動 が 同 じ 傾 向 を 示 している 英 語 でたくさん 会 話 をする ( 91.8%) 英 語 をたくさん 聞 く ( 91.1%) 英 語 をたくさん 読 む ( 85.9%) 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く ( 81.0%)といった 英 語 をたくさん 使 う こと( 上 のグラフ 30

で 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 )も8~9 割 の 生 徒 が 大 切 だと 思 っている しかし 話 す 書 く ことにつ いての 自 宅 学 習 は Q5 で 見 たように 音 読 という 形 で 口 に 出 してはいるものの スキットなど 次 の 授 業 での 発 表 活 動 の 練 習 スピーチやプレゼンテーションなどの 原 稿 作 成 練 習 英 語 で 日 記 を 書 く と いった 英 文 を 自 分 で 組 み 立 てて 話 したり 書 いたりする 発 信 型 活 動 はあまり 行 われておらず 大 切 だという 認 識 と 実 際 の 行 動 にギャップがあると 言 える また 発 音 をきれいにする ( 76.4%) 問 題 をたくさん 解 く ( 73.8%) 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る (61.3%)についても 6 割 以 上 の 生 徒 が 大 切 だと 思 っている Q5 の 自 宅 学 習 では 教 科 書 本 文 の 音 読 は 55.7%の 生 徒 が 行 っていたので 発 音 をきれいにする ための 学 習 行 動 はある 程 度 なされて いると 見 なしてもよいかもしれない Q6 の 項 目 では 唯 一 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す の Yes の 割 合 が 49.8%と 過 半 数 を 下 回 っていた しかし Q5 では 48.5%が 教 科 書 本 文 の 和 訳 を 自 宅 学 習 で 行 っており 8~9 割 が 大 切 だと 思 っ ている 発 信 型 活 動 よりも 学 習 されている 割 合 はむしろ 多 い ここでも 認 識 と 行 動 のギャップが 見 て 取 れる 学 校 別 大 切 だと 思 う 学 習 に 関 して 学 校 による 特 徴 があるかどうかを 調 べるため 各 項 目 の Yes の 割 合 を 学 校 別 に 示 し 私 立 A 高 校 における Yes の 割 合 が 多 い 順 に 並 べたものが 次 ページのグラフである まず 3 校 の 生 徒 に 共 通 して 大 切 だと 認 識 されていたのは 単 語 をたくさん 覚 える (A 高 校 が 96.3% B 高 校 が 96.3% C 高 校 が 95.6% 以 下 同 一 順 で 掲 載 ) 英 語 でたくさん 会 話 をする (91.3% 94.8% 87.9%) 英 語 をたくさん 聞 く (91.3% 94.8% 85.7%) 文 法 の 知 識 を 増 やす (88.8% 92.5% 92.3%)である 単 語 文 法 に 関 する 学 習 と 聞 く 話 すことに 関 する 学 習 は いずれの 学 校 の 生 徒 も 大 切 だと 思 っている 一 方 で それぞれの 学 校 において 他 の2 校 と Yes の 割 合 が 大 きく 異 なる 項 目 もあった 私 立 A 高 校 では 他 の2 校 と 比 べて 発 音 をきれいにする が 10 ポイント 以 上 多 い( 次 ページのグラフでオレ ンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 A 高 校 が 88.8% B 高 校 が 67.9% C 高 校 が 78.0%) 公 立 B 高 校 では 他 の2 校 と 比 べて 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く が 約 20 ポイント 多 い( 次 ページのグラフ で 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 A 高 校 が 72.5% B 高 校 が 91.0% C 高 校 が 73.6%) 公 立 C 高 校 では 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す が 他 の2 校 よりも 約 20 ポイント 以 上 多 い( 次 ページのグラフで 青 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 A 高 校 が 47.5% B 高 校 が 39.6% C 高 校 が 67.0%) 単 語 文 法 や 英 語 を 聞 く 話 す ことは3 校 共 通 で 大 切 だと 思 われている 一 方 A 高 校 の 生 徒 は 発 音 をきれいにしてスム ーズにコミュニケーションを 取 ること B 高 校 の 生 徒 は 英 語 で 考 えや 意 見 を 発 信 すること C 高 校 の 生 徒 は 英 文 を 和 訳 により 理 解 すること ことを 他 校 の 生 徒 に 比 べて 大 切 だと 思 っている 様 子 が 伺 える 31

学 校 別 どのような 学 習 が 大 切 だと 思 うか 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 単 語 をたくさん 覚 える 英 語 でたくさん 会 話 をする 英 語 をたくさん 聞 く TSST レベル 別 文 法 の 知 識 を 増 やす 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 英 語 をたくさん 読 む 発 音 をきれいにする 問 題 をたくさん 解 く 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す 96.3% 96.3% 95.6% 91.3% 94.8% 87.9% 91.3% 94.8% 85.7% 88.8% 92.5% 92.3% 72.5% 91.0% 73.6% 85.0% 90.3% 80.2% 88.8% 67.9% 78.0% 73.8% 67.9% 82.4% 57.5% 59.0% 68.1% 47.5% 39.6% 67.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% TSST レベル 別 大 切 だと 思 う 学 習 と 生 徒 の TSST のレベルは 関 係 があるのだろうか 大 切 だと 思 う 学 習 の 各 項 目 について Yes の 割 合 を TSST2~4のレベル 別 に 示 し レベル2の Yes の 割 合 が 多 い 順 に 並 べた ものが 次 ページのグラフである TSST レベルに 応 じて Yes の 割 合 も 連 動 して 上 がったり 下 がったり した 項 目 が2つあった レベルと 共 に 割 合 が 上 がったのは 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く ( 次 ページのグラフでオレンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 レベル2が 64.1% 3が 81.4% 4が 89.8%)であ り 下 がったのは 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す ( 次 ページのグラフで 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 レベ ル2が 61.5% 3が 51.5% 4が 39.0%)である これは 何 を 示 しているのだろうか p.8 で 見 たように TSST レベル2は 単 語 や 句 を 使 って 断 片 的 に 話 す レベル 3は 誤 りはある が 短 い 文 を 作 って 話 そうとする レベル 4は 簡 単 な 構 造 の 文 を 作 って 話 せるレベル である レ ベル2では まだ 文 を 作 ることが 難 しいので まずは 英 文 を 丸 ごと 覚 えたり 英 文 を 組 み 立 てるため に 構 造 を 理 解 したりする 学 習 が 有 効 である レベルが3 4と 上 がるにつれて 英 文 の 組 み 立 て 方 が 分 かるようになるので 実 際 に 何 度 も 組 み 立 てて 練 習 することが より 効 果 的 な 学 習 となる レベル 3 4の 生 徒 は 自 身 が 英 語 を 学 習 したり 使 用 したりした 経 験 からそのことに 気 づいていて それが 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く のレベルによるポイント 差 に 反 映 されているのかもしれない 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す のポイント 差 についても 同 様 に TSST 評 価 基 準 からの 考 察 が 可 能 である 英 文 を 組 み 立 てる ためには その 前 提 として 英 文 構 造 の 理 解 が 必 要 なため 英 語 を 自 分 で 32

組み立てられる人は すでに組み立てられた英文も理解できるはずである TSST レベル2の人は文構 造の知識が定着しておらず 文を作ることが難しいので 簡単な文でも 1文1文和訳して文構造を 確認しなければ理解できない場合が多いのかもしれない しかし レベルが3 4と上がるにつれて 英文を自分で組み立てられるほどに文構造に関する知識が身についてくるので 学習者自身にとって 内容理解のために1文1文和訳する必要性が下がるのではないだろうか TSST 2 4 どのような学習が大切だと思うか 2 3 4 94.9% 96.1% 98.3% 単語をたくさん覚える 文法の知識を増やす 87.2% 94.1% 84.7% 英語をたくさん聞く 87.2% 91.2% 93.2% 84.6% 92.2% 94.9% 英語でたくさん会話をする 79.5% 88.2% 81.4% 英語をたくさん読む 74.4% 75.5% 66.1% 問題をたくさん解く 71.8% 78.4% 71.2% 発音をきれいにする z 自分の考え 意見を英語でたくさん書く 64.1% 英語テストでいい点数を取る 52.5% 英語を1文1文日本語に訳す 39.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 51.5% 81.4% 89.8% 61.5% 64.2% 61.5% 60% 70% 80% 90% 100% 最も大切だと思う学習 Q6 では 11. 上記で最も大切だと思う学習はどれですか 番号を指定してその理由を記述してくださ い という項目も聞いている 最も大切だと思う学習の順位は次ページのようになった 最も大切だと思う学習 は 無回答 が 27.5 で最も多い 10 項目それぞれの大切さに関して Yes / No を尋ねた部分では 10 項目中4項目で 9割以上の生徒が 大切だ と答えていた どの学 習も大切であり 1つに絞れない という迷いがあるのかもしれない 無回答 を除くと 英語でたくさん会話をする が 22.3 と最も多く 次いで 単語をたくさん覚 える の 20.7 である この2つの項目は 10 項目それぞれの大切さに関して Yes / No を尋ねた部分 でも 大切だと思う人が多い項目の1位 2位であったが 最も大切だと思う学習 においても同様 の結果となった この結果だけを見ると 最も大切だと思う学習 は 単語 と 会話 で意見が 分かれているように見える しかし 自由記述で記載してもらった 最も大切だと思う理由 を読み 33

解 くと 単 語 を 選 んだ 生 徒 のほとんどが 単 語 を 覚 えないと 会 話 が 成 り 立 たないから 単 語 が 分 からないと 長 文 の 内 容 が 理 解 できないから 単 語 を 知 らなければ 自 分 の 意 見 を 言 うことができな いから といったように 受 発 信 のために 単 語 が 必 要 という 趣 旨 を 述 べていた 単 語 学 習 が 最 も 大 切 と 考 える 生 徒 も その 多 くが 会 話 を 含 む 受 発 信 を 意 識 しているという 点 で 会 話 を 選 んだ 生 徒 と 同 様 英 語 でのコミュニケーションに 関 心 が 高 いと 言 えるのではないだろうか 無 回 答 英 語 でたくさん 会 話 をする 単 語 をたくさん 覚 える 以 外 の 項 目 は いずれの 割 合 も 10% 以 下 である 10 項 目 それぞれに 関 して Yes / No を 尋 ねた 部 分 では9 割 以 上 が 大 切 だと 思 う と 答 え た 英 語 をたくさん 聞 く と 文 法 の 知 識 を 増 やす についても それぞれ 7.2% 6.2%と 最 も 大 切 と 思 う 生 徒 は 少 なかった 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 無 回 答 英 語 でたくさん 会 話 をする 単 語 をたくさん 覚 える 英 語 をたくさん 聞 く 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 文 法 の 知 識 を 増 やす 英 語 をたくさん 読 む 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 問 題 をたくさん 解 く 無 効 発 音 をきれいにする 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す 計 人 数 84 割 合 27.5% 人 数 68 割 合 22.3% 人 数 63 割 合 20.7% 人 数 22 割 合 7.2% 人 数 22 割 合 7.2% 人 数 19 割 合 6.2% 人 数 6 割 合 2.0% 人 数 6 割 合 2.0% 人 数 5 割 合 1.6% 人 数 5 割 合 1.6% 人 数 3 割 合 1.0% 人 数 2 割 合 0.7% 人 数 305 割 合 10 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る, 2.0% 英 語 をたくさん 読 む, 2.0% 文 法 の 知 識 を 増 やす, 6.2% 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く, 7.2% 英 語 をたくさん 聞 く, 7.2% 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 問 題 をたくさん 解 く, 1.6% 無 効, 1.6% 単 語 をたくさん 覚 える, 20.7% 発 音 をきれい にする, 1.0% 無 回 答, 27.5% 英 語 でたくさん 会 話 をする, 22.3% 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す, 0.7% 学 校 別 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 に 関 して 学 校 による 特 徴 があるかどうかを 見 るため 学 校 別 の 項 目 の 選 択 順 位 とその 割 合 を 調 べたところ 私 立 A 高 校 と 公 立 2 校 で 異 なる 傾 向 が 見 られた まず A 高 校 では 無 回 答 が B 高 校 C 高 校 より 約 15 ポイント 以 上 多 かった(A 高 校 が 4 B 高 校 が 20.9% C 高 校 が 26.4%) 次 に 無 回 答 の 割 合 による 影 響 を 排 除 するため 無 回 答 と 無 効 を 除 い た 回 答 割 合 を 次 ページのグラフに 示 す A 高 校 では 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 は 英 語 でたくさん 会 話 をする が 42.6%で 最 も 多 く 次 いで 英 語 をたくさん 聞 く の 21.3%である( 次 ページのグラフでオ レンジ 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) 続 く 単 語 をたくさん 覚 える は 12.8%と 比 較 的 少 ない 一 方 で B 高 校 C 高 校 では 単 語 をたくさん 覚 える が 最 も 多 く(B 高 校 が 33.0% C 高 校 が 34.8%) 僅 差 で 英 語 でたくさん 会 話 をする が 続 く(B 高 校 が 30.1% C 高 校 が 25.8%)( 次 ページのグラフで 緑 色 の 線 で 囲 んだ 項 目 ) A 高 校 で 21.3%を 占 めた 英 語 をたくさん 聞 く は B 高 校 が 4.9% C 高 校 が 10.6%と A 高 校 に 比 べて 10 ポイント 以 上 少 なかった 34

学 校 別 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 ( 無 回 答 無 効 を 除 く) 私 立 A 高 校 公 立 B 高 校 公 立 C 高 校 英 語 でたくさん 会 話 をする 30.1% 25.8% 42.6% 英 語 をたくさん 聞 く 4.9% 10.6% 21.3% 単 語 をたくさん 覚 える 12.8% 33.0% 34.8% 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 8.5% 12.6% 7.6% 文 法 の 知 識 を 増 やす 4.3% 8.7% 12.1% 発 音 をきれいにする 4.3% 1.0% 問 題 をたくさん 解 く 4.3% 1.9% 1.5% 英 語 をたくさん 読 む 2.1% 2.9% 3.0% 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 3.9% 3.0% 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す 1.0% 1.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% TSST レベル 別 TSST のレベルと 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 の 関 係 はどうだろうか TSST2~4の 各 レベル 別 の 回 答 割 合 を 見 ると 無 回 答 において レベル2の 割 合 がレベル3 4の 倍 以 上 となっていた(レベル 2が 56.4% 3が 25.0% 4が 18.6%) レベルが 上 がるにつれて 無 回 答 の 割 合 が 減 少 するとこ ろを 見 ると TSST レベルが 上 がると 英 語 学 習 や 英 語 使 用 の 経 験 が 増 えることなどにより 自 分 にと って 最 も 大 切 な 学 習 は 何 かが 分 かってくるのかもしれない 次 に 無 回 答 の 割 合 による 影 響 を 排 除 するため 無 回 答 と 無 効 を 除 いた 回 答 割 合 のグラ フを 次 ページに 示 す レベル2のサンプル 数 が 小 さかったため ここではレベル3 4のみを 分 析 対 象 とした レベル3 4で 特 筆 すべき 違 いがあったのは 単 語 をたくさん 覚 える で 3が 33.1% 4 が 23.4%であった p.8 で 紹 介 した TSST の 評 価 基 準 に 立 ち 戻 ってみると レベル3は 短 い 文 を 作 って 話 そうとするが 長 い 沈 黙 もある レベル 4は 簡 単 な 構 造 の 文 を 作 って 話 せるレベル であ る レベル3の 生 徒 は 4の 生 徒 に 比 べると まだ 単 語 が 分 からないために 発 話 できないことも 多 い ので 単 語 をたくさん 覚 える ことが 自 分 の 英 語 学 習 には 大 切 だと 感 じているのかもしれない 35

TSST 3, 4 最 も 大 切 だと 思 う 学 習 ( 無 回 答 無 効 を 除 く) 3 4 単 語 をたくさん 覚 える 英 語 でたくさん 会 話 をする 23.4% 33.1% 29.8% 34.0% 英 語 をたくさん 聞 く 6.4% 11.3% 文 法 の 知 識 を 増 やす 自 分 の 考 え 意 見 を 英 語 でたくさん 書 く 英 語 をたくさん 読 む 問 題 をたくさん 解 く 発 音 をきれいにする 8.6% 6.4% 8.6% 12.8% 2.6% 4.3% 2.6% 2.1% 1.3% 2.1% 英 語 テストでいい 点 数 を 取 る 英 語 を1 文 1 文 日 本 語 に 訳 す 1.3% 0.7% 8.5% 0% 10% 20% 30% 40% Q7 英 語 に 対 するあなたの 考 えをお 聞 かせください 下 記 の 項 目 に6 段 階 でお 答 えください 1. 英 語 のクラスが 好 きで この 先 もっと 英 語 を 勉 強 するのが 楽 しみだ 2. 英 語 を 使 って 国 際 的 に 仕 事 をしている 人 を 格 好 いいと 思 う 3. 自 分 の 将 来 の 仕 事 に 必 要 になるから 英 語 を 勉 強 することは 大 切 だ 4. 英 語 を 勉 強 している 主 な 理 由 は 大 学 受 験 だ 5. 英 語 を 使 って 難 なく 意 思 疎 通 をしているような 人 が 将 来 の 理 想 の 自 分 だ 6. 本 当 のところ 英 語 を 習 得 したいという 欲 望 はない 7. 英 語 を 一 緒 に 話 せる 外 国 人 の 友 達 がいたらいいのに と 思 う 8. 日 本 にいる 限 り 英 語 ができなくて 困 ることはない 9. 大 学 入 試 にスピーキングテストも 含 むべきだと 思 う 1 2 3 4 5 6 強 く 反 対 だ( 全 くそ 反 対 だ(そう 思 わな 少 しだけ 反 対 だ (あ 少 しだけ 同 意 する 同 意 する(そう 思 強 く 同 意 する( 非 常 う 思 わない) い) まりそう 思 わない) ( 少 し 思 う) う) にそう 思 う) 36

Q7 は 英 語 学 習 への 動 機 づけに 関 わる 質 問 である 自 発 的 理 由 によって 進 んで 勉 強 したいという 内 発 的 動 機 づけ 試 験 があるから 勉 強 するというような 外 発 的 動 機 づけ の 両 方 を 含 んだ 項 目 になっ ている 6. 強 く 同 意 する( 非 常 にそう 思 う) を 選 んだ 人 が 多 い 順 に 項 目 を 並 べると 下 のような 表 と グラフになる 英 語 に 対 するあなたの 考 え 英 語 を 使 って 国 際 的 に 仕 事 をしている 人 を 格 好 いいと 思 う 自 分 の 将 来 の 仕 事 に 必 要 になるから 英 語 を 勉 強 することは 大 切 だ 英 語 を 使 って 難 なく 意 思 疎 通 をしているような 人 が 将 来 の 理 想 の 自 分 だ 英 語 を 一 緒 に 話 せる 外 国 人 の 友 達 がいたらいいのに と 思 う 英 語 のクラスが 好 きで この 先 もっと 英 語 を 勉 強 するのが 楽 しみだ 英 語 を 勉 強 している 主 な 理 由 は 大 学 受 験 だ 日 本 にいる 限 り 英 語 ができなくて 困 ることはない 大 学 入 試 にスピーキングテストも 含 むべきだと 思 う 本 当 のところ 英 語 を 習 得 したいという 欲 望 はない 1 2 3 4 5 6 無 回 答 計 人 数 2 5 13 52 75 158 0 305 割 合 0.7% 1.6% 4.3% 17.0% 24.6% 51.8% 10 人 数 4 6 19 69 93 114 0 305 割 合 1.3% 2.0% 6.2% 22.6% 30.5% 37.4% 10 人 数 8 8 32 71 93 91 2 305 割 合 2.6% 2.6% 10.5% 23.3% 30.5% 29.8% 0.7% 10 人 数 15 28 52 73 51 86 0 305 割 合 4.9% 9.2% 17.0% 23.9% 16.7% 28.2% 10 人 数 6 17 51 83 93 55 0 305 割 合 2.0% 5.6% 16.7% 27.2% 30.5% 18.0% 10 人 数 25 33 53 98 53 43 0 305 割 合 8.2% 10.8% 17.4% 32.1% 17.4% 14.1% 10 人 数 55 82 77 51 17 21 2 305 割 合 18.0% 26.9% 25.2% 16.7% 5.6% 6.9% 0.7% 10 人 数 93 57 78 46 12 19 0 305 割 合 30.5% 18.7% 25.6% 15.1% 3.9% 6.2% 10 人 数 114 92 46 26 16 10 1 305 割 合 37.4% 30.2% 15.1% 8.5% 5.2% 3.3% 0.3% 10 英 語 に 対 するあなたの 考 え 1 2 3 4 5 6 無 回 答 英 語 を 使 って 国 際 的 に 仕 事 をしている 人 を 格 好 いいと 思 う 0.7% 1.6% 4.3% 17.0% 24.6% 51.8% 自 分 の 将 来 の 仕 事 に 必 要 になるから 英 語 を 勉 強 することは 大 切 だ 1.3% 2.0% 6.2% 22.6% 30.5% 37.4% 英 語 を 使 って 難 なく 意 思 疎 通 をしているような 人 が 将 来 の 理 想 の 自 分 だ 2.6% 10.5% 23.3% 30.5% 29.8% 0.7% 英 語 を 一 緒 に 話 せる 外 国 人 の 友 達 がいたらいいのに と 思 う 4.9% 9.2% 17.0% 23.9% 16.7% 28.2% 英 語 のクラスが 好 きで この 先 もっと 英 語 を 勉 強 するのが 楽 しみだ 2.0% 5.6% 16.7% 27.2% 30.5% 18.0% 英 語 を 勉 強 している 主 な 理 由 は 大 学 受 験 だ 8.2% 10.8% 17.4% 32.1% 17.4% 14.1% 日 本 にいる 限 り 英 語 ができなくて 困 ることはない 18.0% 26.9% 25.2% 16.7% 5.6% 6.9% 0.7% 大 学 入 試 にスピーキングテストも 含 むべきだと 思 う 30.5% 18.7% 25.6% 15.1% 3.9% 6.2% 本 当 のところ 英 語 を 習 得 したいという 欲 望 はない 37.4% 30.2% 15.1% 8.5% 5.2% 3.3% 0.3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体 の 傾 向 を 分 析 しやすくするため アンケート 結 果 を 1 同 意 グループ( 6. 強 く 同 意 + 5. 同 意 + 4. 少 しだけ 同 意 ) 2 反 対 グループ( 1. 強 く 反 対 + 2. 反 対 + 3. 少 しだけ 反 対 )に 分 割 して 示 したのが 下 の 表 と 次 ページのグラフである 英 語 に 対 するあなたの 考 え 反 対 (1+2 +3) 同 意 (4+5 +6) 無 回 答 英 語 を 使 って 国 際 的 に 仕 事 をしている 人 を 格 好 いいと 思 う 6.6% 93.4% 10 自 分 の 将 来 の 仕 事 に 必 要 になるから 英 語 を 勉 強 することは 大 切 だ 9.5% 90.5% 10 英 語 を 使 って 難 なく 意 思 疎 通 をしているような 人 が 将 来 の 理 想 の 自 分 だ 15.7% 83.6% 0.7% 10 英 語 のクラスが 好 きで この 先 もっと 英 語 を 勉 強 するのが 楽 しみだ 24.3% 75.7% 10 英 語 を 一 緒 に 話 せる 外 国 人 の 友 達 がいたらいいのに と 思 う 31.1% 68.9% 10 英 語 を 勉 強 している 主 な 理 由 は 大 学 受 験 だ 36.4% 63.6% 10 日 本 にいる 限 り 英 語 ができなくて 困 ることはない 70.2% 29.2% 0.7% 10 大 学 入 試 にスピーキングテストも 含 むべきだと 思 う 74.8% 25.2% 10 本 当 のところ 英 語 を 習 得 したいという 欲 望 はない 82.6% 17.0% 0.3% 10 計 37