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目 次 第 1 章 研 究 課 題 の 概 要... 3 1.1. 取 組 概 要... 3 1.2. 取 組 体 制... 4 1.3. 組 織 図... 5 第 2 章 COOLL(COLLABORATIVE OPEN LANGUAGE LEARNING)について... 6 2.1. COOLL の 概 要... 6 2.2. 開 発 の 背 景... 6 2.3. COOLL の 設 計 方 針... 7 2.4. 素 材 と 教 材... 7 2.5. COOLL の 機 能... 8 2.5.1. 素 材 関 連 の 機 能... 8 2.5.2. 教 材 関 連 の 機 能... 9 2.5.3. マニュアル... 9 2.6. 開 発 の 経 緯 と 利 用 概 況... 10 2.7. 今 後 の 展 望... 11 第 3 章 フォーラム 記 録... 12 第 4 章 学 会 発 表 論 文... 13 第 5 章 活 動 記 録... 15 5.1. 2008 年 度 活 動 内 容... 16 5.2. 2009 年 度 活 動 内 容... 17 5.3. 2010 年 度 活 動 内 容... 18 第 6 章 評 価 委 員 会... 20 6.1. 第 1 回 評 価 委 員 会... 20 6.2. 第 2 回 評 価 委 員 会... 20 6.3. 第 3 回 評 価 委 員 会... 22 第 7 章 COOLL の 活 用 と 実 践... 23 7.1. COOLL の 利 用 実 績... 23 7.2. 素 材 と 教 材 のカテゴリー 科 目 トピック... 23 7.3. COOLL の 利 用 例... 24 第 8 章 資 料 目 録... 26

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 第 1 章 研 究 課 題 の 概 要 研 究 課 題 名 平 成 20 年 度 文 部 科 学 省 質 の 高 い 大 学 教 育 推 進 プログラム ( 教 育 GP) 採 択 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 研 究 組 織 氏 名 所 属 研 究 機 関 職 研 究 役 割 分 担 研 究 代 表 者 田 近 裕 子 津 田 塾 大 学 英 文 学 学 科 教 授 全 体 統 括 システム 仕 様 企 画 授 業 プログラ ム 実 践 来 住 伸 子 津 田 塾 大 学 情 報 科 学 科 教 授 連 絡 調 整 システム 仕 様 企 画 実 験 実 施 授 業 プログラム 実 践 研 究 分 担 者 研 究 協 力 者 岸 康 人 久 島 智 津 子 津 田 塾 大 学 Tsuda English Coordination Center 特 任 助 教 津 田 塾 大 学 Tsuda English Coordination Center 特 任 助 教 システム 仕 様 企 画 シ ステム 運 用 保 守 管 理 ワークショップ 運 営 システム 仕 様 企 画 コ ンテンツ 収 集 作 成 授 業 プログラムサポ ート 阿 部 始 子 津 田 塾 大 学 非 常 勤 講 師 コンテンツ 収 集 作 成 授 業 プログラム 実 践 白 倉 悟 子 津 田 塾 大 学 研 究 員 システム 運 用 保 守 管 理 吉 田 葵 津 田 塾 大 学 博 士 課 程 大 学 院 生 教 材 作 成 実 験 実 施 株 式 会 社 ピコラボ システム 構 築 プログ ラミング 実 装 保 守 管 理 事 務 局 スタッフ: 藤 井 真 理 子 濱 本 由 美 子 ( 研 究 推 進 支 援, 連 絡 調 整 ) 1.1. 取 組 概 要 本 補 助 事 業 の 全 体 の 目 的 は 本 学 3 4 年 生 を 主 とする 専 門 課 程 に 進 んだ 学 生 が 各 専 門 分 野 の 知 識 や 技 術 とともに 優 れた 英 語 コミュニケーション 能 力 を 身 につける 教 育 課 程 を 開 発 すること である すなわち 1 2 年 次 に 実 施 されている 4 技 能 (Listening Speaking Reading Writing) - 3 -

ごとの 運 用 能 力 を 重 視 した 英 語 教 育 ( 到 達 度 別 クラス 編 成 )で 育 った 学 生 に ICT(Information and Communication Technology)を 利 用 した 協 調 作 業 を 活 用 して 専 門 分 野 に 関 わる 英 語 教 材 をさまざ まな 形 式 で 効 率 的 に 提 供 していくことを 主 な 目 的 とする 本 事 業 では 継 続 的 なフィードバックか ら 専 門 分 野 と 英 語 の 学 習 を 融 合 した 新 しいカリキュラムを 策 定 することにより 自 身 の 興 味 や 関 心 専 門 性 にそって 英 語 を 学 ぶ 学 習 意 欲 をもち 専 門 知 識 を 使 いこなし 問 題 解 決 を 行 うことのできる 人 材 の 育 成 を 図 る 本 カリキュラムを 実 践 するために COOLL(COllaborative Open Language Learning)システムをネット 上 に 構 築 する 学 部 専 門 分 野 の 理 系 社 会 系 文 系 の 専 門 領 域 のうち 情 報 科 学 多 文 化 国 際 協 力 メディア スタディーズの 3 分 野 で 平 成 21 年 度 からの 正 規 の 授 業 科 目 として COOLL を 活 用 した 授 業 を 実 施 し 専 門 分 野 の 知 識 技 術 の 学 習 と 英 語 コミュニケーション 能 力 の 習 得 を 同 時 にかつ 効 率 的 に 実 現 す る 教 材 を 開 発 し それらの 教 材 を 活 用 する 教 育 課 程 を 確 立 する この 成 果 をさらに 他 の 専 門 分 野 へ 応 用 することにより 本 学 の 教 育 目 的 である 高 い 専 門 性 を 備 え 国 際 的 視 野 に 立 ち 英 語 に 堪 能 な 人 材 を 育 成 する 機 能 の 強 化 を 図 ることが 本 補 助 事 業 の 目 的 である 1.2. 取 組 体 制 全 学 的 な 英 語 教 育 組 織 TECC(Tsuda English Coordination Center)と 協 調 をはかるため 英 語 カ リキュラム 協 調 開 発 委 員 会 を 設 置 し ICT アクショングループと ICT 教 材 開 発 チームが 取 組 の 実 施 に 当 たった ICT アクショングループには 英 語 教 育 の 専 門 家 や 専 門 の 特 定 分 野 ( 多 文 化 国 際 協 力 メディ アスタディーズ 情 報 科 学 )の 教 員 が 参 加 して 実 践 体 制 を 組 織 し ICT アクショングループがこの 取 組 に 必 要 なカリキュラムの 企 画 立 案 や 教 材 作 成 のためのアドバイスなど 本 取 組 の 中 核 的 役 割 を 担 った この 組 織 を 強 化 するため この 取 組 を 担 当 する 特 任 教 員 を 数 名 配 置 した さらに ICT アクショングループの 企 画 を 実 現 する 組 織 として ICT 教 材 開 発 チームが 形 成 され 両 者 が 協 調 的 に 機 能 して 教 材 およびカリキュラム 開 発 がなされた

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 1.3. 組 織 図 - 5 -

第 2 章 COOLL(COllaborative Open Language Learning)について 2.1. COOLL の 概 要 COOLL は コンピュータやウェブサイトなどの ICT(Information and Communication Technology)を 用 いた 英 語 教 育 システムである 今 日 YouTube などのオンラインビデオ 共 有 サ ービスを 始 め メールやチャット 通 信 手 段 の 発 達 により 英 語 使 用 は 即 効 性 を 持 つようになった この 状 況 を 踏 まえ COOLL では 専 門 課 程 の 学 生 が 自 分 の 興 味 に 従 って 動 画 やテキストを 利 用 し 英 語 を 学 ぶ 仕 組 みを 作 る 試 みを 行 った 情 報 科 学 多 文 化 国 際 協 力 メディアスタディーズ 言 語 教 育 など 専 門 領 域 の 素 材 であるビデオやテキストをアップロードし その 素 材 に 日 英 の 字 幕 を 付 加 することにより スピードのある 自 然 な 英 語 に 慣 れない 学 生 でも 生 の 素 材 にアクセスできるよ うに 工 夫 を 施 した また Moodle や Hot Potatoes といった 既 存 の 英 語 教 材 作 成 技 術 を 使 った 練 習 問 題 や 語 彙 学 習 の 場 も 設 け より 深 く 教 材 を 扱 うことができるようにもしている 2.2. 開 発 の 背 景 大 学 の 専 門 課 程 で 求 められている 英 語 とは 実 際 に 役 に 立 つ 英 語 能 力 を 身 に 付 けるには 読 む 書 く 話 す 聞 くの4つのスキルに 重 点 を 置 いたスキル 重 視 の 英 語 教 育 に 加 え 英 語 学 習 を 通 して 内 容 についても 学 べる 内 容 重 視 の 英 語 教 育 が 必 要 であると 考 えられている 内 容 重 視 の 英 語 教 育 の 充 実 を 図 るためには 学 習 者 の 興 味 や 関 心 さらには 勉 強 中 研 究 中 の 内 容 に 即 した 題 材 を 用 いる 必 要 がある 近 年 では 学 習 者 の 興 味 を 引 き 付 けるものとして ウェブ 上 に 大 量 の 動 画 やテキストがあり COOLL ではこれらを 利 用 して 成 果 をあげる 工 夫 をしている COOLL によって 幅 広 い 専 門 分 野 に 対 応 できる 内 容 重 視 の 英 語 教 育 向 けの 英 語 教 材 を 作 成 することが 可 能 である 津 田 塾 大 学 での 事 情 津 田 塾 大 学 は 小 規 模 なリベラルアーツの 大 学 であるため 英 文 学 や 英 語 学 に 限 らず 国 際 関 係 学 数 学 情 報 科 学 と 幅 広 い 分 野 にわたる 教 材 を 必 要 としている COOLL を 開 発 することにより 大 学 専 門 課 程 レベルの 英 語 教 材 に 関 する 情 報 をまとめて 入 手 することが 可 能 となり ひいては 内 容 重 視 の 英 語 教 育 の 強 化 につながる 協 調 の 必 要 性 内 容 重 視 の 英 語 教 育 の 教 材 に 求 められる 条 件 は 内 容 が 専 門 分 野 と 関 わっていること 様 々な 形 式 の 授 業 ができることと 考 えられている 内 容 重 視 の 英 語 教 育 では 決 まった 形 式 の 授 業 があるの ではなく 学 生 の 英 語 のレベルに 合 わせて 様 々な 形 式 の 授 業 をする 必 要 がある そのような 条 件 に 合 った 教 材 をつくるためには 専 門 分 野 の 教 員 と 英 語 教 育 の 専 門 家 が 協 調 を 進 めることが 重 要 であると 考 え COOLL(COllaborative Open Language Learning)が 開 発 された Collaborative の 部 分 には 協 調 する 様 々な 人 専 門 分 野 英 語 教 育 関 係 者 が 役 割 分 担 し 参 加 するという 意 味 合 い が 込 められ Open の 部 分 には オンラインビデオなどオープンなコンテンツと オープンソース ソフトウェアを 利 用 するという 意 味 合 いが 込 められている 例 えば あるテーマに 関 わるビデオを

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 専 門 教 員 が 推 薦 し 英 語 教 員 がその 中 から 英 語 の 授 業 に 利 用 するビデオを 選 び 選 ばれなかったビ デオも COOLL 上 に 登 録 しておけば 参 考 資 料 として 利 用 できるようになる また 素 材 や 教 材 は 教 師 が 用 意 するのではなく 学 生 やその 他 の 利 用 者 参 加 者 が 自 由 にアップロードし 相 互 に 利 用 し 合 うこともできる すなわち COOLL は テーマ 毎 に 利 用 者 が 登 録 した 素 材 を 集 積 でき 共 通 利 用 ができるのである 2.3. COOLL の 設 計 方 針 COOLL は 次 の3つの 方 針 で 設 計 された a) オープンソースソフトウェアの 利 用 b) オープンコンテンツの 利 用 c) 多 様 で 幅 広 いユーザ 参 加 a)については 標 準 的 なオープンソース 環 境 である LAMP(Linux Apache MySQL PHP) での 開 発 とし とくに e ラーニング 教 材 としての 練 習 問 題 の 提 供 には Moodle を 利 用 している b)のオープンコンテンツの 利 用 という 方 針 では Web 上 のオンラインビデオを 積 極 的 に 利 用 するこ とを 目 指 した ビデオ 教 材 やそれに 付 随 する 様 々な 教 材 は 教 員 個 人 はもとより 大 学 でも 開 発 が 困 難 であり オープンコンテンツを 利 用 することにより 多 様 で 幅 広 い 教 材 の 提 供 ができるようにな る 教 材 は 英 語 教 員 だけでなく 様 々なユーザから 提 供 レビューされることにより 品 質 が 向 上 すると 考 えられる COOLL では このような 効 果 を 期 待 して c)の 方 針 を 掲 げた 2.4. 素 材 と 教 材 COOLL では Web 上 に 公 開 されて いるビデオデータ 音 声 データ Web ページなど URL で 特 定 できる 任 意 の リソースを 素 材 (source material) と 呼 んでいる( 図 1) 素 材 は COOLL のユーザが 誰 でもURL とその 解 説 を 公 開 することができ ソーシャルブック マークとしての 機 能 を 備 えている 素 材 の 中 から ユーザのレビュー 等 によ り 専 門 課 程 の 英 語 教 材 として 優 れてい ると 判 断 されたものについては 教 材 として 採 用 される 教 材 はビデオに 対 して 字 幕 や 練 習 問 題 等 を 追 加 して よ り 学 びやすい 形 として 公 開 されている COOLL では 英 語 字 幕 を 見 ながらビデ 図 1:COOLL のトップ 画 面 オが 見 られる 他 文 単 位 で 同 じ 箇 所 を 繰 り 返 して 見 ることができる また 日 本 語 字 幕 が 付 加 されているビデオもある 素 材 と 教 材 に 分 ける 理 由 は 知 的 財 産 情 報 の 管 理 のためである 素 材 は Web 上 に 公 開 されてい るコンテンツへのリンクであるので 誰 もが 自 由 に 登 録 できる 著 作 権 等 がクリアになっているも のに 関 しては 教 材 として COOLL 内 に 取 り 込 み 利 用 することが 可 能 である この 作 業 は 誰 に - 7 -

でもできるわけではなく 権 限 をもった 一 部 のユーザに 制 限 されている このように 分 けることに より 知 的 財 産 権 の 見 通 しが 容 易 になる 2.5. COOLL の 機 能 2.5.1. 素 材 関 連 の 機 能 素 材 詳 細 画 面 の 一 部 を 図 2 に 示 す 素 材 はオンライン 動 画 などの URL を 登 録 し たもので 任 意 のユーザが 紹 介 文 ととも に 登 録 することができる また 対 等 性 を 確 保 する 目 的 から wikipedia 同 様 に ユーザの 誰 もが 原 則 として 任 意 の 素 材 を 編 集 することができる 素 材 に 対 してユーザは その 内 容 を レ ビュー で 評 価 することが 可 能 である 英 語 の 難 易 度 興 味 専 門 性 の3つの 観 点 で 5 段 階 の 評 価 をつけることができ その 評 価 は COOLL 内 での 表 示 順 序 等 に 反 映 される この 評 価 と 自 由 記 述 欄 に 書 かれた 内 容 は 他 のユーザも 閲 覧 可 能 と なる ユーザは 任 意 の 素 材 にタグをつけるこ ともできる 素 材 を 登 録 したユーザは システムで 決 められたカテゴリに 素 材 を 分 類 するが ユーザが 素 材 を 探 す 際 の 利 便 性 を 向 上 させるために タグ 機 能 を 実 装 した これにより ユーザは 任 意 のキ ーワードを 素 材 に 付 加 できるとともに システムでタグを 集 計 し タグクラウド として 視 覚 的 に 情 報 を 提 供 できるように なった 図 3に 示 されるように タグク ラウドでは 頻 度 の 高 いタグが 大 きく 表 示 される 図 2: 素 材 詳 細 画 面 ( 一 部 ) 図 3:タグクラウド

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 2.5.2. 教 材 関 連 の 機 能 教 材 は 素 材 の 中 から 質 が 高 く 著 作 権 等 の 問 題 のないものに 対 し 権 限 をもったユーザが 作 成 す る 教 材 では COOLL 上 での 専 用 プレイヤーで 字 幕 とともに 動 画 を 閲 覧 することができる( 図 4) プ レイヤーには 通 常 の 動 画 プレイヤー 機 能 の 他 に 字 幕 フレーズの 単 位 で 巻 き 戻 しをする 機 能 や 字 幕 の 英 語 と 日 本 語 を 切 り 替 える 機 能 が 実 装 されている 字 幕 は 教 材 編 集 権 限 のあるユーザにより COOLL 上 で 作 成 される( 図 5) 字 幕 編 集 画 面 では 動 画 を 確 認 しながら 英 語 字 幕 を 編 集 できるととも に SRT 形 式 の 字 幕 ファイルをインポートすること も 可 能 である 図 4: 教 材 の 閲 覧 画 面 また COOLL 上 で 字 幕 に 対 し 日 本 語 訳 を 付 ける ことも 可 能 である( 図 6) 英 語 字 幕 で 作 成 したフレ ーズごとに 日 本 語 訳 を 付 けた 場 合 プレイヤー 上 で 英 語 / 日 本 語 の 切 り 替 え 表 示 を 行 うことができる 2.5.3. マニュアル COOLL では 初 心 者 向 けにマニュアルを 用 意 し オンラインで 参 照 することができる 詳 しい 機 能 や 操 作 方 法 については 添 付 資 料 A2.1 から 2.6 を 参 照 されたい [A2.1:マニュアル#0 ユーザ 登 録 ] [A2.2:マニュアル#1 ログインとマイページ] [A2.3:マニュアル#2 ログインとマイページ( 津 田 塾 版 )] [A2.4:マニュアル#3 素 材 を 見 るには?] [A2.5:マニュアル#4 素 材 の 登 録 とサムネイル] [A2.6:マニュアル#5 教 材 を 見 るには?] これらの 資 料 は 以 下 の URL で 公 開 されている http://coollweb.tsuda.ac.jp/cooll_usersguide/ 図 5: 字 幕 編 集 画 面 図 6: 字 幕 の 翻 訳 画 面 - 9 -

2.6. 開 発 の 経 緯 と 利 用 概 況 COOLL の 実 装 は 2008 年 度 に 開 始 し 2009 年 度 から 学 内 での 運 用 を 始 め 2010 年 10 月 には 学 外 一 般 向 けに 公 開 した Ver.1 系 の 実 装 状 況 2009 年 9 月 の ver.1.1 では 素 材 の 評 価 や 分 類 についての 機 能 が 追 加 され 基 本 的 な 機 能 が 整 備 された 2010 年 3 月 の ver.1.2 では 集 計 機 能 等 の 管 理 機 能 が 強 化 された 同 年 6 月 の ver.1.3 で は Google Mini による 素 材 教 材 の 検 索 機 能 や RSS 配 信 機 能 が 追 加 された 他 バグフィックス コードの 見 直 しによるパフォーマンスの 改 善 がなされた Ver.2 の 開 発 2010 年 9 月 の ver.2.0 では 学 外 公 開 のためシステム 構 成 を 見 直 し サーバを 刷 新 した サーバ については 学 内 用 学 外 用 をそれぞれ 別 のサーバとし データベースサーバを 共 用 する 構 成 とし た 学 外 用 サーバはセキュリティーのため 学 内 の DMZ セグメントに 置 き 学 外 からはこのサー バのみ 直 接 アクセスできるものとした また 集 計 ツールやサーバ 監 視 ツールも 強 化 し 学 外 への 公 開 に 対 応 した 機 能 面 では これまでの 学 内 アカウントによる 認 証 に 加 え 一 般 のユーザ 登 録 が 可 能 となり 素 材 教 材 は 公 開 区 分 を 学 内 ユーザ 向 けと 一 般 ユーザ 向 けに 編 集 者 または 管 理 者 が 設 定 できるもの とした 登 録 やログイン 時 の 通 信 は SSL により 暗 号 化 され 認 証 時 のセキュリティーは 確 保 され る また 新 しい 機 能 として タグを 実 装 した 任 意 の 登 録 ユーザは 素 材 に 対 して 自 由 にキーワー ドを 設 定 して タグ 付 けすることができる タグは 集 計 され タグクラウドとして 利 用 され 集 合 知 としての 機 能 を 果 たす Ver.2.0 では カテゴリ 及 び 科 目 トピックの 分 類 方 法 について 検 討 がなされ より 汎 用 的 な 分 類 となるようメニューが 整 備 された また ユーザインターフェイスの 見 直 しがなされ 画 面 構 成 がやや 変 更 された また このバージョンから マニュアル(クイックスタート)が 広 報 用 サイトに 掲 載 され 必 要 に 応 じて 参 照 できるようになった 学 外 公 開 COOLL は 2010 年 10 月 に 学 外 一 般 向 けに 公 開 され 現 在 (2011 年 10 月 )も 運 用 されている 学 外 ユーザの 登 録 者 数 は 2011 年 3 月 1 日 現 在 で 75 名 学 内 ユーザは 439 名 である 運 用 状 況 の 詳 細 については 第 5 章 を 参 照

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 2.7. 今 後 の 展 望 COOLL での 英 語 教 材 開 発 には 次 のような 課 題 があり 言 語 処 理 技 術 のさまざまな 応 用 が 期 待 される ビデオ 教 材 の 難 易 度 の 推 定 集 合 知 を 利 用 した 教 材 素 材 の 推 薦 機 能 字 幕 やスクリプトを 利 用 した 練 習 問 題 の 自 動 生 成 COOLL は 基 本 的 な 機 能 をようやく 提 供 したところで これから 言 語 処 理 技 術 をはじめ 教 育 工 学 音 声 処 理 を 利 用 した 機 能 を 研 究 開 発 していく 予 定 である また 字 幕 練 習 問 題 データ の 標 準 化 Web サービス API の 実 現 など 広 く 利 用 されるサービスを 目 指 し 改 良 を 重 ねる 予 定 で ある - 11 -

第 3 章 フォーラム 記 録 < 開 催 フォーラム 一 覧 > 第 1 回 フォーラム 日 時 :2009 年 3 月 22 日 ( 日 ) 10:00 ~ 12:00 場 所 : 津 田 塾 大 学 千 駄 ヶ 谷 キャンパス 津 田 ホール T101/T102 テーマ: ICT を 活 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 プロジェクト (Collaborative Development Project of English Course Materials Utilizing ICT) 講 演 : 世 界 に 広 がるオープンコースウェア 宮 川 繁 (マサチューセッツ 工 科 大 学 教 授 ) 第 2 回 フォーラム 日 時 :2010 年 3 月 13 日 ( 土 ) 13:00 ~ 16:00 場 所 : 津 田 塾 大 学 千 駄 ヶ 谷 キャンパス 津 田 ホール T101/T102 テーマ: 本 物 の 素 材 を 用 いた ICT 利 用 の 英 語 教 育 (Using Authentic Materials in Language Teachingt/Learning) 講 演 : TED Ideas worth spreading and TEDxTokyo Patrick Newell(TEDxTokyo オーガナイザー) 詳 細 については [A3.1: 第 2 回 フォーラム 案 内, 2011] 参 照 第 3 回 フォーラム 日 時 :2011 年 2 月 19 日 ( 土 ) 14:00 ~ 17:00 場 所 : 津 田 塾 大 学 千 駄 ヶ 谷 キャンパス 津 田 ホール T101/T102 テーマ: オープン 教 育 リソースで 学 ぶ 英 語 (English Language Learning with Open Educational Resources) 講 演 : Moodle および Moodle コミュニティについて Peter Ruthven-Stuart( 公 立 はこだて 未 来 大 学 准 教 授 ) English Central および Word Engine について Charles Browne( 明 治 学 院 大 学 教 授 ) 詳 細 については [A3.2: 第 3 回 フォーラム 案 内, 2012] 参 照

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 第 4 章 学 会 発 表 論 文 本 研 究 成 果 について 以 下 の 学 会 で 報 告 を 行 った 本 章 では 代 表 的 な 発 表 論 文 等 を 原 文 のまま 転 載 する < 発 表 学 会 一 覧 > * 論 文 名 著 者 発 表 学 会 または 機 関 の 名 称 ( 日 付 会 場 )の 順 で 記 載 SYMPOSIA 大 学 英 語 教 育 改 革 を 検 証 する 田 近 裕 子 日 本 英 文 学 会 第 82 回 大 会 2010 年 5 月 30 日 ( 日 ) 神 戸 大 学 国 際 文 化 学 部 キャンパス 資 料 : [A4.1: 英 文 学 会 SYMPOSIA] オンライン 動 画 を 利 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL 岸 康 人 吉 田 葵 来 住 伸 子 久 島 智 津 子 田 近 裕 子 日 本 教 育 工 学 会 第 26 回 全 国 大 会 2010 年 9 月 18 日 ( 土 ) 金 城 学 院 大 学 資 料 : [A4.2:オンライン 動 画 を 利 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL] オンライン 動 画 のスクリプトを 利 用 した 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成 吉 田 葵 岸 康 人 青 柳 龍 也 来 住 伸 子 田 近 裕 子 日 本 教 育 工 学 会 第 26 回 全 国 大 会 2010 年 9 月 18 日 ( 土 ) 金 城 学 院 大 学 資 料 : [A4.3:オンライン 動 画 のスクリプトを 利 用 した 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成 ] Web コンテンツを 活 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL 久 島 智 津 子 岸 康 人 田 近 裕 子 来 住 伸 子 日 本 e-learning 学 会 2010 年 度 学 術 講 演 会 2010 年 11 月 13 日 ( 土 ) 法 政 大 学 資 料 : [A4.4:Web コンテンツを 活 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL] Automatic Generation of Language Quizzes for ESL Learners Based on Video Transcripts Aoi YOSHIDA, Nobuko KISHI, Tatsuya AOYAGI, Airi SONEHARA Grace Hopper Celebration of Women in Computing 2010 年 9 月 28 日 ATLANTA, GEORGIA 資 料 : [A4.5:Automatic Generation of Language Quizzes for ESL Learners Based on Video Transcripts] Web を 利 用 した 内 容 重 視 の 英 語 教 育 カリキュラム 協 調 開 発 久 島 智 津 子 外 国 語 教 育 学 会 (JAFLE) 第 14 回 研 究 報 告 大 会 2010 年 11 月 14 日 ( 日 ) 東 京 外 国 語 大 学 資 料 : [A4.6:Web を 利 用 した 内 容 重 視 の 英 語 教 育 カリキュラム 協 調 開 発 ] 集 合 知 を 活 かしたオンライン 英 語 学 習 システム COOLL 岸 康 人 吉 田 葵 来 住 伸 子 久 島 智 津 子 田 近 裕 子 平 成 22 年 度 情 報 教 育 研 究 集 会 2010 年 12 月 11 日 ( 土 ) 京 都 府 民 総 合 交 流 プラザ 京 都 テ ルサ 資 料 : [A4.7: 集 合 知 を 活 かしたオンライン 英 語 学 習 システム COOLL] - 13 -

動 画 スクリプトに 基 づいた 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成 吉 田 葵 青 柳 龍 也 来 住 伸 子 情 報 処 理 学 会 第 52 回 プログラミング シンポジウム 2011 年 1 月 7 日 ( 金 ) ニューウェルシ ティ 湯 河 原 資 料 : [A4.8: 動 画 スクリプトに 基 づいた 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成 ] 特 色 のある 大 学 英 語 教 育 の 取 り 組 み カリキュラム 開 発 から 評 価 まで 田 近 裕 子 来 住 伸 子 大 学 教 育 研 究 フォーラム 第 17 回 ( 京 都 大 学 高 等 教 育 研 究 開 発 推 進 センター) 2011 年 3 月 18 日 ( 金 ) 京 都 大 学 資 料 : [A4.9: 大 学 教 育 研 究 フォーラム] * 予 定 にあったが 東 日 本 大 震 災 のためキャンセルとなった < 論 文 > The Use of Open Educational Resources in Content-Based Instruction of English 久 島 智 津 子 田 近 裕 子 2010 年 度 ICT 授 業 実 践 報 告 書 大 学 英 語 教 育 学 会 (JACET)ICT 特 別 委 員 会 ( 編 ) 資 料 : [A4.10:The Use of Open Educational Resources in Content-Based Instruction of English] 英 語 教 材 協 調 開 発 利 用 サイト COOLL の 設 計 と 実 装 来 住 伸 子 岸 康 人 久 島 智 津 子 田 近 裕 子 ( 投 稿 予 定 ) 資 料 : [A4.11: 英 語 教 材 協 調 開 発 利 用 サイト COOLL の 設 計 と 実 装 ] < 受 賞 歴 > 平 成 22 年 度 情 報 教 育 研 究 集 会 優 秀 論 文 賞 岸 康 人 吉 田 葵 来 住 伸 子 久 島 智 津 子 田 近 裕 子 集 合 知 を 活 かしたオンライン 英 語 学 習 システム COOLL

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 第 5 章 活 動 記 録 2008 年 度 2008 年 10 月 英 語 教 材 協 調 開 発 システム 開 発 および 教 材 作 成 開 始 2009 年 3 月 24 日 第 1 回 フォーラム ICT を 活 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 プログラム / Collaborative Development Project of English Course Materials Utilizing ICT 2009 年 3 月 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL 1.0 完 成 2009 年 度 2009 年 4 月 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL 第 1 回 ワークショップ 開 催 2009 年 6 月 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL 第 2 回 第 3 回 ワークショッ プ 開 催 2009 年 7 月 第 4 回 第 5 回 第 6 回 ワークショップ 開 催 2009 年 9 月 COOLL 1.1 release 同 上 同 上 特 殊 講 義 A 開 講 第 7 回 第 8 回 ワークショップ 開 催 2009 年 10 月 第 9 回 ワークショップ 開 催 2010 年 3 月 第 15 回 言 語 処 理 学 会 年 次 大 会 研 究 発 表 2010 年 3 月 13 日 第 2 回 フォーラム 本 物 の 素 材 を 用 いた ICT 利 用 の 英 語 教 育 /Using Authentic Materials in Language Teaching/Learning 開 催 2010 年 3 月 COOLL 1.2 release 2010 年 度 2010 年 4 月 新 入 生 オリエンテーション 参 加 2010 年 5 月 2010 年 度 第 1 回 ワークショップ( 学 生 対 象 ) 開 催 (5/18-20) 同 上 2010 年 度 第 1 回 教 員 向 けワークショップ 開 催 (5/25-27) 同 上 英 文 学 会 シンポジウム 研 究 発 表 - 15 -

2010 年 6 月 2010 年 度 第 2 回 ワークショップ 開 催 (6/15-17) 2010 年 7 月 Andrew Smith Lewis 氏 招 待 講 演 2010 年 9 月 日 本 教 育 工 学 会 第 26 回 全 国 大 会 研 究 発 表 同 上 ICT を 活 用 した 英 語 学 習 研 究 開 講 2010 年 10 月 COOLL 2.0 release 一 般 公 開 2010 年 11 月 日 本 e-learning 学 会 2010 年 度 学 術 講 演 会 研 究 発 表 同 上 外 国 語 教 育 学 会 (JAFLE) 第 14 回 研 究 報 告 大 会 研 究 発 表 2010 年 12 月 情 報 教 育 研 究 集 会 平 成 22 年 度 情 報 教 育 研 究 集 会 研 究 発 表 2011 年 1 月 情 報 処 理 学 会 第 52 回 プログラミング シンポジウム 研 究 発 表 2011 年 2 月 19 日 第 3 回 フォーラム オープン 教 育 リソースで 学 ぶ 英 語 /English Language Learning with Open Educational Resources 開 催 5.1. 2008 年 度 活 動 内 容 1 全 学 的 な 教 育 組 織 TECC に 本 取 組 に 関 する 組 織 として 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 委 員 会 ICT アクショングループ 教 材 開 発 を 担 当 する ICT 教 材 開 発 チームを 設 置 し 本 取 組 への 組 織 を 整 備 した 2 大 規 模 な 協 調 作 業 のためのシステム 開 発 の 外 部 委 託 業 者 を 選 定 し システム 開 発 を 行 い 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL を 開 発 した 開 発 に 際 しては 1で 組 織 された 英 語 カリキュ ラム 協 調 開 発 委 員 会 ICT アクショングループ ICT 教 材 開 発 チームからヒアリングを 行 い システムへ 反 映 した 3 平 成 21 年 度 専 門 課 程 英 語 担 当 教 員 による 推 薦 をもとに ICT 教 材 開 発 チームが 素 材 の 教 材 化 を 実 施 した 第 一 期 として 英 語 スクリプトを 付 加 した 教 材 と 英 語 スクリプトとその 日 本 語 訳 を 付 加 した 教 材 を 計 30 教 材 作 成 した 4 効 果 測 定 のため 情 報 科 学 科 生 を 対 象 に 英 語 試 験 (TOEIC)を 実 施 した 5 平 成 21 年 度 開 講 科 目 とその 担 当 者 を 決 定 し 本 取 組 の 成 果 を 授 業 を 通 して 学 生 に 還 元 する 体 制 を 整 えた 6 フォーラムを3 月 24 日 に 開 催 本 年 度 の 取 組 内 容 に 関 して 報 告 し 開 発 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL を 紹 介 した またオープンコースウェアに 関 して マサチューセッツ 工 科 大 学 (MIT)の 宮 川 繁 教 授 がその 現 状 と 方 向 性 を 講 演 された

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 7 評 価 委 員 会 を 開 催 し 本 年 度 の 取 組 に 対 する 評 価 を 得 て さらに 課 題 について 検 討 を 行 った 成 果 1 全 学 的 な 教 育 組 織 TECC に 本 取 組 に 関 する 組 織 として 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 委 員 会 ICT アクショングループ 教 材 開 発 を 担 当 する ICT 教 材 開 発 チームを 設 置 し 本 取 組 への 学 内 の 体 制 を 整 え 対 象 となる 専 門 課 程 の 教 員 の 意 識 の 改 善 を 図 ることができた 2 大 規 模 な 協 調 作 業 のためのシステム 開 発 の 外 部 委 託 業 者 を 選 定 し 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL を 構 築 した 開 発 に 際 しては 1で 組 織 された 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 委 員 会 ICT アクショングループ ICT 教 材 開 発 チームからヒアリングを 行 い システムへ 反 映 した 本 シ ステムの 開 発 により 英 語 教 材 の 開 発 を 担 当 する 英 語 教 員 のみならず 専 門 課 程 の 教 員 や 学 生 が 教 材 の 協 調 開 発 に 参 加 することが 可 能 になった 3 平 成 21 年 度 専 門 課 程 英 語 担 当 教 員 及 び ICT アクショングループによる 推 薦 をもとに ICT 教 材 開 発 チームが 素 材 の 教 材 化 を 実 施 し 専 門 課 程 に 対 応 したレベルでの 教 材 ( 英 語 スクリプト を 付 加 した 教 材 と 英 語 スクリプトとその 日 本 語 訳 を 付 加 した 教 材 )を 計 30 教 材 作 成 し 英 語 カリキュラムの 充 実 化 を 図 った 4 効 果 測 定 のため 情 報 科 学 科 生 を 対 象 に 英 語 試 験 (TOEIC)を 実 施 し 本 取 組 のデータ の 集 積 を 行 った 5 平 成 21 年 度 開 講 科 目 とその 担 当 者 を 決 定 し 本 取 組 の 成 果 を 授 業 に 反 映 できる 体 制 を 整 える ことにより 英 語 カリキュラムの 充 実 化 及 び 英 語 教 材 協 調 開 発 システムの 学 生 による 利 用 を 促 進 した 6 フォーラムを 開 催 することにより 本 年 度 の 取 組 内 容 に 関 して 報 告 し 開 発 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システムの 公 表 及 び 情 報 発 信 を 行 うことができた またオープンコースウェア 先 駆 者 であ る MIT の 宮 川 繁 教 授 を 招 へいし 講 演 していただくことによって オープンコースウェアの 現 状 と 方 向 性 に 関 して 意 見 を 交 換 し 本 取 組 の 手 法 等 に 関 して 助 言 が 得 られた 7 学 外 者 によって 構 成 される 評 価 委 員 会 を 開 催 し 本 年 度 の 取 組 に 関 する 評 価 や 今 後 の 課 題 につ いて 検 討 を 行 うことができた 5.2. 2009 年 度 活 動 内 容 1 開 講 科 目 特 殊 講 義 A ( 後 期 2 単 位 講 義 )として ICT を 活 用 した 英 語 学 習 の 講 義 を 実 施 12 名 登 録 2 授 業 での 活 用 英 語 演 習 I II ( 情 報 科 学 科 ) 情 報 科 学 英 語 IIIA/B で COOLL を 授 業 に 利 用 3 ワークショップ 学 生 向 け 教 員 向 けに COOLL の 利 用 説 明 を 計 5 回 実 施 し 別 途 教 員 向 けに 個 別 対 応 のワーク ショップも 行 う 第 1 回 ( 学 生 教 員 向 け 4 月 29 日 ) 第 2 回 ( 学 生 教 員 向 け 6 月 3 日 ) - 17 -

第 3 回 ( 学 生 向 け 7 月 1 日 ) 第 4 回 ( 学 生 向 け 7 月 2 日 ) 第 5 回 ( 教 員 向 け 7 月 1 日 ) 教 員 向 け 個 別 対 応 ワークショップ(7 月 13,14,15,23,24,28,29,30,31 日 ) 4 モニタリング COOLL の 内 容 操 作 性 をモニタリングするために 学 生 アルバイトによるモニタリングを 実 施 ( 約 40 名 によるモニタリング) 素 材 教 材 の 好 み 感 想 操 作 性 の 問 題 等 指 摘 され 効 果 を 得 る 5 実 験 COOLL での 学 習 効 果 を 図 るための 実 験 を 実 施 した (7 回 実 施 参 加 者 総 数 47 名 ) 研 究 成 果 は 2010 年 度 に 学 会 発 表 の 予 定 6 COOLL ホームページ 開 設 2010 年 2 月 末 に 本 GP のホームページ(www.coollweb.tsuda.ac.jp)を 開 設 7 学 会 発 表 2010 年 3 月 に 言 語 処 理 学 会 で COOLL 開 発 に 関 する 研 究 発 表 8 フォーラム 2010 年 3 月 13 日 ( 土 ) 第 2 回 フォーラム 開 催 ( 本 物 の 素 材 を 用 いた ICT 利 用 の 英 語 教 育 Using Authentic Materials in Language Teaching/Learning) 総 勢 約 60 名 の 参 加 9 COOLL 開 発 について UI の 改 良 ( 画 面 デザイン 英 語 版 の 作 成 ) 集 計 ツール 追 加 設 定 素 材 の 追 加 収 集 登 録 ( 英 語 演 習 I( 情 報 科 学 科 ) モニタリング 学 生 からの 推 薦 特 殊 講 義 A 受 講 者 の 推 薦 全 学 的 な 収 集 依 頼 ) ユーザマニュアル 素 材 登 録 マニュアルの 作 成 ( 新 年 度 5 月 に 新 バージョン 完 成 予 定 ) COOLL のロゴ 作 成 ( 公 募 により COOLL のロゴを 作 成 し COOLL 画 面 に 載 せる) 5.3. 2010 年 度 活 動 内 容 1 ICTを 活 用 した 英 語 学 習 研 究 の 開 講 生 の 英 語 教 材 をいち 早 く 入 手 し 英 語 学 習 に 役 立 てる 工 夫 それを 可 能 にする テクノロジー (ICT:Information and Communication Technology)を 効 果 的 に 活 用 した 教 材 や 教 授 法 の 開 発 をテーマにした 授 業 では 次 のような 内 容 を 取 り 上 げた o smart.fm や lang8 などのユーザ 参 加 型 英 語 学 習 サイトを 体 験 し 比 較 検 討 した o テキスト Teaching English Language Learners through Technology を 参 考 にして 第 二 言 語 習 得 の 過 程 様 々な 学 習 スタイル プロジェクト 型 や 構 成 主 義 といった 教 授 法 について 学 びながら 学 習 者 の 多 様 なニーズに 対 応 するために ICT を 効 果 的 に 取 り 入 れていくため にはどうしたらいいかについてディスカッションした

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 o 代 表 的 な Learning Management System(LMS)である Moodle を 学 習 者 としてだけで なく 教 員 ( 管 理 者 )として 利 用 する 方 法 を 学 んだ o COOLL や 身 近 な 携 帯 機 器 を 利 用 して 学 習 者 に 適 切 な 学 習 素 材 を 探 し 効 果 的 に 利 用 する 方 法 を 学 んだ o 対 象 とする 学 習 者 を 決 め ICTを 活 用 した 授 業 計 画 を 立 て プレゼンテーションを した 2 素 材 収 集 カテゴリー 別 素 材 の 収 集 登 録 を 積 極 的 に 活 動 3 ワークショップの 実 施 第 1 回 ワークショップ ( 学 生 対 象 )5 月 15 日 16 日 17 日 (20 名 参 加 ) 第 1 回 ワークショップ ( 教 員 対 象 )5 月 21 日 22 日 23 日 (5 名 参 加 ) 第 2 回 ワークショップ ( 学 生 対 象 )6 月 15 日 16 日 17 日 4 学 外 公 開 ( COOLL Ver.2.0)10 月 1 日 スタート 5 海 外 招 へい 講 師 ( Ingrid Piller 教 授 ) 講 演 会 実 施 COOLL 素 材 登 録 済 9 月 21 日 ( 第 二 言 語 習 得 概 論 B) 授 業 内 にて 一 般 参 加 有 り Is there such a thing as a wrong question? Reflections on intercultural communication research 6 各 種 学 内 講 演 会 講 義 の 素 材 教 材 化 にむけ ビデオ 録 画 および 編 集 作 業 7 学 会 参 加 第 4 章 参 照 8 第 3 回 フォーラム 開 催 日 時 :2011 年 2 月 19 日 ( 土 ) 14:00 ~ 17:00 場 所 : 津 田 塾 大 学 千 駄 ヶ 谷 キャンパス 津 田 ホール T101/T102 テーマ :オープン 教 育 リソースで 学 ぶ 英 語 English Language Learning with Open Educational Resources < 今 後 の 活 動 について> COOLL の 利 用 を 学 内 外 に 拡 大 していく 英 語 教 育 専 門 教 育 への 積 極 的 活 用 素 材 収 集 登 録 の 継 続 等 2011 年 度 は 学 内 の 予 算 を 申 請 し 措 置 された - 19 -

第 6 章 評 価 委 員 会 6.1. 第 1 回 評 価 委 員 会 開 催 日 時 :2009 年 3 月 22 日 ( 日 )13 時 ~14 時 場 所 : 津 田 ホール 会 議 室 T102 出 席 者 : 評 価 委 員 宮 川 繁 米 国 MIT 大 学 教 授 評 価 委 員 高 野 明 彦 国 立 情 報 学 研 究 所 センター 長 評 価 委 員 天 満 美 智 子 津 田 塾 大 学 名 誉 教 授 評 価 委 員 奥 貫 朗 子 津 田 塾 大 学 オープンスクール ディレクター 福 原 美 三 慶 応 義 塾 大 学 教 授 青 木 保 一 ( 株 )ピコラボ 兼 津 田 塾 大 学 非 常 勤 講 師 田 近 裕 子 津 田 塾 大 学 英 文 学 学 科 教 授 青 柳 龍 也 津 田 塾 大 学 情 報 学 科 教 授 来 住 伸 子 津 田 塾 大 学 情 報 学 科 教 授 Tony Mullen 津 田 塾 大 学 情 報 学 科 准 教 授 阿 倍 始 子 津 田 塾 大 学 非 常 勤 講 師 1. 評 価 委 員 紹 介 2. フォーラムについての 感 想 OCW と 本 GP の 教 材 を 今 後 どうやって 結 び 付 けていくか 課 題 である LMS を 使 って OCW の 教 材 を 利 用 する 評 価 の 仕 方 をどのようにするか( 教 員 の 側 学 習 者 の 側 ) 素 材 を 選 ぶことの 大 切 さ 教 員 学 習 者 を 今 後 どのように 取 り 込 んでいくか 講 義 に 使 う 教 材 を 開 発 していく 大 学 で 継 続 的 なシステムとして 維 持 していくためには 慶 応 大 学 の e-learning のシステムの 紹 介 (i-phone からも 利 用 可 能 ) 3. 今 後 の 評 価 委 員 会 の 予 定 について 教 材 作 成 の 経 過 報 告 を 各 委 員 に 通 知 年 1 回 の 委 員 会 開 催 6.2. 第 2 回 評 価 委 員 会 開 催 日 時 :2010 年 3 月 末 日 開 催 日 程 調 整 困 難 なため メールにて 評 価 委 員 による 評 価 票 を( 当 教 育 GP に 対 する 評 価 票 )を 回 答 回 収 検 討 した 参 考 資 料 : COOLL へのアクセス 方 法

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 2008 年 度 実 績 報 告 書 ( 資 料 [A6.1:6 章 添 付 資 料 ]A6.1-2 参 照 ) 2009 年 度 活 動 報 告 ( 資 料 [A6.1:6 章 添 付 資 料 ]A6.1-1 参 照 ) 2010 年 度 計 画 書 ( 資 料 [A6.1:6 章 添 付 資 料 ]A6.1-3 参 照 ) 2009 年 度 評 価 票 ( 資 料 [A6.1:6 章 添 付 資 料 ]A6.1-4 参 照 ) 第 2 回 フォーラム 終 了 報 告 評 価 委 員 : 宮 川 繁 米 国 MIT 大 学 教 授 高 野 明 彦 国 立 情 報 学 研 究 所 センター 長 豊 嶋 朗 子 津 田 塾 大 学 オープンスクール ディレクター アンケートの 回 答 回 収 を 行 った 1 現 行 の COOLL(1.2 版 )について 英 語 学 習 のための 教 材 提 供 の 視 点 からの 感 想 非 常 にしっかりとした 段 取 り 組 織 作 りをしている 印 象 を 受 けた 全 学 において 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 委 員 会 ICT アクショングループ,などのグループを 設 置 し 協 調 作 業 をされたことにつき 高 く 評 価 する COOLL での 学 習 効 果 を 図 る ための 実 験 を 実 施 されたが その 結 果 を 知 りたいところだった 新 たな 形 の 教 材 ということで 選 択 肢 が 増 え 学 習 者 にとっては 良 いことだと 思 う これの 存 在 がどれだけ 知 られているかはよくわからないが もし あまり 知 られて いないのだったらもう 少 し 広 める 方 法 を 考 える 必 要 があると 思 う 2 現 行 の COOLL(1.2 版 )について システム 及 び 使 い 勝 手 やユーザーインターフェイスなどについての 感 想 COOLL の 操 作 性 をモニタリングするために 学 生 アルバイトによるモニタリングを 行 っ たことについては 評 価 するが その 結 果 は 残 念 ながら 見 えなかった 是 非 いつか 見 てみたいと 思 う 文 系 の 学 生 やコンピュータが 苦 手 な 方 にも 使 いやすいな 工 夫 はいかがだろうか システムにたどりつくまでにルートをより 簡 単 にするとアクセスが 増 えると 思 った 以 前 より 増 えていればよいのですが 3プロジェクト 全 体 の 取 り 組 みについての 感 想 ここまでは 非 常 にしっかりと 組 織 化 して 来 たと 思 われる ただ これから 一 層 大 変 になるかと 思 われるのは いままでの システム 作 りと 違 い 実 際 に 学 内 で 利 用 を 広 げていかなければならないが どのような 段 取 りでそれを 行 うか どのような 目 標 をた てているか 興 味 深 い 英 語 教 育 と 情 報 科 学 が 共 同 で 研 究 するというのは 大 変 意 義 があると 思 う お 互 い 知 ら ない 部 分 を 補 てんしながら 新 たな 知 識 と 技 術 の 構 築 になると 思 われる さらなる 発 展 を 期 待 いたします 4 今 後 どのような 展 開 を 期 待 されますか 実 際 に 全 学 に 広 げる 計 画 を 具 体 的 にたて こまかく 目 標 をたて それに 達 成 できるよう - 21 -

しっかりとしたプランをたてることを 期 待 する このまま 教 材 の 充 実 とより 使 いやすいシステムについて 考 えていただければと 思 います 6.3. 第 3 回 評 価 委 員 会 開 催 日 時 : 2011 年 3 月 9 日 ( 水 )13:30 集 合 14:00 開 催 場 所 : 津 田 塾 大 学 小 平 キャンパス 7204(ミーティングルーム) 出 席 者 : 評 価 委 員 豊 嶋 朗 子 津 田 塾 大 学 オープンスクール ディレクター 評 価 委 員 Alistair Campbell 日 本 工 科 大 学 教 授 田 近 裕 子 津 田 塾 大 学 英 文 学 学 科 教 授 来 住 伸 子 津 田 塾 大 学 情 報 学 科 教 授 岸 康 人 津 田 塾 大 学 特 任 教 員 久 島 智 津 子 津 田 塾 大 学 特 任 教 員 1.Staff 紹 介 特 任 教 員 岸 久 島 研 究 員 白 倉 阿 部 吉 田 ( 教 材 作 成 者 大 学 院 生 ) 事 務 局 濱 本 協 力 機 関 ( 株 )ピコラボ システム 開 発 システム 保 守 担 当 2. 今 年 度 の 活 動 ICT を 活 用 した 英 語 学 習 研 究 の 開 講 素 材 収 集 ワークショップの 実 施 学 外 公 開 海 外 招 へい 講 師 ( Ingrid Piller 教 授 ) 講 演 会 実 施 COOLL 素 材 登 録 済 各 種 学 内 講 演 会 講 義 の 素 材 教 材 化 にむけ ビデオ 録 画 および 編 集 作 業 学 会 参 加 第 3 回 フォーラム について テーマ :オープン 教 育 リソースで 学 ぶ 英 語 English Language Learning with Open Educational Resources 3. 今 後 の 活 動 COOLL の 利 用 を 学 内 外 に 拡 大 していく 英 語 教 育 専 門 教 育 への 積 極 的 活 用 素 材 収 集 登 録 の 継 続 等 2011 年 度 は 学 内 の 予 算 を 申 請 し, 措 置 された

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 第 7 章 COOLL の 活 用 と 実 践 7.1. COOLL の 利 用 実 績 COOLL は 2009 年 から 津 田 塾 大 学 内 で 運 用 を 開 始 し 2010 年 度 9 月 にシステムを ver.2.0 に 改 訂 し 10 月 から 学 外 からも 利 用 できるようになった 図 7.1 は 2010 年 度 10 月 からの 利 用 状 況 を 示 したものである gap3 は 学 内 用 サーバ gap4 は 学 外 用 サーバを 示 す 総 ユーザは 3 月 末 で 529 名 そのうち 学 外 ユーザは 87 名 であった COOLL に 登 録 されている 素 材 数 は 777 素 材 そ のうち 学 外 に 公 開 されている 素 材 数 は 716 素 材 同 じく 登 録 されている 教 材 数 は 104 教 材 その うち 学 外 に 公 開 されている 教 材 数 は 28 教 材 であった 2010 年 度 利 用 状 況 集 計 表 (10 月 ~) 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 0 総 ユー ザー 数 学 外 ユー ザ 数 ログ イン 回 数 (gap 3) ログ イン 回 数 (gap 4) 学 内 登 録 素 材 数 ( 累 計 ) 学 外 登 録 素 材 数 ( 累 計 ) 素 材 閲 覧 数 ( 月 毎 ) 総 タ グ 数 ユ ニー クタ グ 数 総 レ ビュ ー 数 学 内 登 録 教 材 数 ( 累 計 ) 学 外 登 録 教 材 数 ( 累 計 ) 教 材 閲 覧 数 ( 月 毎 ) 10 月 438 21 138 51 613 557 1594 2311 685 414 86 15 288 11 月 453 30 85 63 647 591 556 2477 738 415 87 16 107 12 月 473 48 76 74 689 633 1293 2672 789 415 87 16 136 1 月 493 62 46 86 729 673 1170 2829 853 415 95 16 114 2 月 513 74 59 133 758 698 1176 2925 882 416 105 23 441 3 月 529 87 56 74 777 716 728 2980 907 416 104 28 173 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 図 7.1 2010 年 度 10 月 以 降 の COOLL 利 用 集 計 表 7.2. 素 材 と 教 材 のカテゴリー 科 目 トピック COOLL に 登 録 されている 素 材 と 教 材 は 独 立 行 政 法 人 科 学 技 術 振 興 機 構 が 作 成 した 研 究 分 野 一 覧 表 を 基 にカテゴリー 科 目 トピックを 立 てて 分 類 した 資 料 [A7.1:カテゴリー 科 目 トピ - 23 -

ック]は COOLL を 学 外 公 開 した 2010 年 度 10 月 時 点 でのカテゴリー 科 目 トピックである 資 料 [A7.2: 素 材 一 覧 ]は 2010 年 3 月 末 時 点 で COOLL に 登 録 されている 素 材 一 覧 資 料 [A7.3: 教 材 一 覧 ]は 教 材 一 覧 である 7.3. COOLL の 利 用 例 1 ICTを 活 用 した 英 語 学 習 研 究 概 要 2010 年 度 前 期 に 開 講 した ICT を 活 用 した 英 語 学 習 研 究 では 生 の 英 語 教 材 をいち 早 く 入 手 し 英 語 学 習 に 役 立 てる 工 夫 それを 可 能 にする テクノロジー(ICT:Information and Communication Technology)を 効 果 的 に 活 用 した 教 材 や 教 授 法 の 開 発 をテーマにした COOLLの 活 用 この 授 業 では 学 習 ツールの 一 例 として COOLL(Collaborative Open Language Learning)を 取 り 上 げました COOLL の 素 材 や 教 材 を 細 かく 見 ていきながら 学 習 者 の 背 景 知 識 や 年 齢 学 習 スタイルや 学 習 動 機 に 合 わせた 教 材 選 び その 効 果 的 な 提 示 の 仕 方 について 考 えました また COOLL の 協 調 開 発 者 として 素 材 の 評 価 や 新 規 素 材 の 提 案 などをした プレゼンテーション 授 業 の 最 後 には 自 分 たちが 想 定 した 学 習 者 を 対 象 に 授 業 プランを 立 て 例 としては 大 学 生 を 対 象 に BBC One Minute World News や CNN Students News を 題 材 に Moodle でチャットやクイズをする 東 京 とアジアの 高 校 生 が Ustream を 使 ってライブ 中 継 しながら 意 見 交 換 を する 小 学 生 が 興 味 のある 国 についてグループでニュースを 作 り 様 々な メディアを 使 って 発 表 する などがあった 2 Reading & Writing II B 概 要 数 学 科 後 期 のReading & Writing II Bの 授 業 では 内 容 重 視 の 英 語 教 育 の 一 環 として 数 学 に 関 するオンライン 上 のコンテンツを 利 用 して 読 解 力 と 英 作 文 力 を 高 める 言 語 活 動 を 行 った 授 業 でのCOOLLの 活 用 内 容 重 視 の 教 育 は 学 習 者 中 心 アプローチであり トピックを 選 定 する 際 には 学 習 者 のニ ーズを 分 析 する 必 要 があるとされている この 授 業 でも 学 生 がオンライン 上 のコンテン ツから 自 分 が 読 みたい 数 学 の 素 材 を 探 し 1 人 2 素 材 ずつCOOLLに 登 録 した 次 に ペア ワーク 活 動 を 行 い パートナーが 登 録 した 素 材 について COOLLのレビュー 機 能 を 利 用 し て 英 語 の 難 易 度 興 味 深 さ 専 門 性 について 評 価 し 合 った この 評 価 活 動 では 学 生 た

津 田 塾 大 学 専 門 課 程 における 英 語 カリキュラム 協 調 開 発 ちは 生 き 生 きした 表 情 で 意 見 を 交 換 していた 次 のステップとして COOLL に 登 録 された 数 学 の 素 材 から 授 業 で 使 用 する 読 解 素 材 としてふ さわしい4つの 素 材 ( 著 名 な 数 学 者 の 生 涯 やインドの 数 学 に 関 する 読 み 物 など)を 学 生 が 選 定 した 各 素 材 については 内 容 をしっかりとらえた 上 で 語 彙 の 練 習 問 題 にも 取 り 組 んだ 練 習 問 題 につ いては 学 生 の 語 彙 力 が 測 れるように 語 彙 レベル 毎 に 問 題 を 作 成 してい る さらに 授 業 で 学 んだ 表 現 の 定 着 を 狙 い 学 生 の 関 心 が 高 い 日 本 人 の 数 学 者 についてその 生 涯 や 業 績 について 英 語 で 紹 介 するエッセイ ライティ ングの 活 動 を 行 った 学 生 は 取 り 組 んだ 読 解 素 材 や 練 習 した 語 彙 を 参 考 し にながら 一 生 懸 命 課 題 に 取 り 組 んでいた 学 生 は 英 語 が 専 門 ではないが 専 門 科 目 の 読 解 素 材 を 自 ら 探 し その 中 から 授 業 で 使 う 読 解 素 材 を 自 分 たちで 決 めて 学 習 したことによって 英 語 と 専 門 内 容 の 両 方 にしっかり 取 り 組 めたように 思 われる 学 生 からも 数 学 者 や 数 学 の 内 容 について 英 語 で 新 しい 発 見 があったという 声 が 上 がり 充 実 した 授 業 を 展 開 できたと 思 う 3 情 報 科 学 英 語 III 情 報 科 学 英 語 III は 情 報 科 学 科 の 学 生 が 情 報 科 学 分 野 の 話 題 を 英 語 で 学 ぶ 科 目 として 設 置 され 情 報 科 学 IIIA と IIIB をそれぞれ 半 期 の 科 目 として 開 講 している IIIA では Information Visualization を 話 題 とし 教 科 書 を 使 って 教 えていた 科 目 担 当 者 でない 教 員 が Information Visualization の 研 究 者 のインタビュービデオと その 研 究 成 果 が 利 用 できるサイトを COOLL 上 で 英 語 日 本 語 字 幕 をつけて 紹 介 した Information Visualization の 教 科 書 を 読 むだけでなく 学 生 が 自 分 でデータの 視 覚 化 を 行 い プレゼンテーションを 行 う 実 習 を 導 入 することができた IIIB では Global Collaboration を 話 題 とし Web 上 の 教 材 を 多 数 使 っている - 25 -

第 8 章 資 料 目 録 A2.1:マニュアル#0 ユーザ 登 録. A2.2:マニュアル#1 ログインとマイページ. A2.3:マニュアル#2 ログインとマイページ( 津 田 塾 版 ). A2.4:マニュアル#3 素 材 を 見 るには? A2.5:マニュアル#4 素 材 の 登 録 とサムネイル. A2.6:マニュアル#5 教 材 を 見 るには? A3.1: 第 2 回 フォーラム 案 内. A3.2: 第 3 回 フォーラム 案 内. A4.1: 英 文 学 会 SYMPOSIA. A4.10:The Use of Open Educational Resources in Content-Based Instruction of English. A4.11: 英 語 教 材 協 調 開 発 利 用 サイト COOLL の 設 計 と 実 装. A4.2:オンライン 動 画 を 利 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL. A4.3:オンライン 動 画 のスクリプトを 利 用 した 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成. A4.4:Web コンテンツを 活 用 した 英 語 教 材 協 調 開 発 システム COOLL. A4.5:Automatic Generation of Language Quizzes for ESL Learners Based on Video Transcripts. A4.6:Web を 利 用 した 内 容 重 視 の 英 語 教 育 カリキュラム 協 調 開 発. A4.7: 集 合 知 を 活 かしたオンライン 英 語 学 習 システム COOLL. A4.8: 動 画 スクリプトに 基 づいた 多 肢 選 択 問 題 の 自 動 生 成. A4.9: 大 学 教 育 研 究 フォーラム. A6.1:6 章 添 付 資 料. A7.1:カテゴリー 科 目 トピック. A7.2: 素 材 一 覧. A7.3: 教 材 一 覧.