推 奨 環 境 このレポート 上 に 書 かれている URL はクリックできます できない 場 合 は 最 新 の AdobeReader をダウンロードしてください ( 無 料 ) AdobeReader のダウンロードはこちらをクリック http://get.adobe.com/jp/reader/ 著 作 権 について このレポートは 著 作 権 法 で 保 護 されている 著 作 物 です 下 記 の 点 にご 注 意 戴 きご 利 用 下 さい このレポートの 著 作 権 は 作 成 者 に 属 します 著 作 権 者 の 許 可 なく このレポートの 全 部 又 は 一 部 をいかなる 手 段 においても 複 製 転 載 流 用 転 売 等 することを 禁 じます このレポートの 開 封 をもって 下 記 の 事 項 に 同 意 したものとみなします このレポートは 秘 匿 性 が 高 いものであるため 著 作 権 者 の 許 可 なく この 商 材 の 全 部 又 は 一 部 を いかなる 手 段 においても 複 製 転 載 流 用 転 売 等 することを 禁 じます 著 作 権 等 違 反 の 行 為 を 行 った 時 その 他 不 法 行 為 に 該 当 する 行 為 を 行 った 時 は 関 係 法 規 に 基 づき 損 害 賠 償 請 求 を 行 う 等 民 事 刑 事 を 問 わず 法 的 手 段 による 解 決 を 行 う 場 合 があります このレポートに 書 かれた 情 報 は 作 成 時 点 での 著 者 の 見 解 等 です 著 者 は 事 前 許 可 を 得 ずに 誤 りの 訂 正 情 報 の 最 新 化 見 解 の 変 更 等 を 行 う 権 利 を 有 します このレポートの 作 成 には 万 全 を 期 しておりますが 万 一 誤 り 不 正 確 な 情 報 等 がありましても 著 者 パートナー 等 の 業 務 提 携 者 は 一 切 の 責 任 を 負 わないことをご 了 承 願 います このレポートを 利 用 することにより 生 じたいかなる 結 果 につきましても 著 者 パートナー 等 の 業 務 提 携 者 は 一 切 の 責 任 を 負 わないことをご 了 承 願 います 1
もくじ 第 1 章 :プロローグ 4 第 2 章 : オーストラリアのトッププロから 教 わったゴルフ 上 達 に 必 要 な5つの 話 1.< 体 重 移 動 は 間 違 い> 15 2.< 飛 距 離 を 出 したいなら 腕 を 振 ってはいけない> 20 3.<ミスの 8 割 はテークバックに 原 因 がある> 27 4.<スイングの 軸 は 背 骨 ではない> 30 5.<クラブではなく スイングを 変 える> 36 第 3 章 :エピローグ 40 2
プロローグ こんにちは 小 池 幸 二 です オーストラリアのトッププロから 教 わった 読 むだけでスコアアップするゴルフ 上 達 に 必 要 な 5 つの 話 を 受 け 取 っていただき ありがとうございます あなたがこのレポートを 読 んでくださった 時 間 の 何 倍 もの 価 値 を これから 提 供 していきます あなたが 探 しているゴルフの 答 えがきっと 見 つかると 思 います どうぞ 楽 しみにしてください これまでのあなたのゴルフを 根 底 から 変 えるものになりますので 真 剣 に 読 んで 実 践 に 活 かしてくださいね では 本 題 に 入 る 前 に 自 己 紹 介 をします 私 は 現 在 オージー ゴルフ ジャパン LLP の 代 表 として レッスンプロや1 万 人 以 上 のアマチュアゴルファーに スイング 理 論 を 指 導 し ゴルフを 上 達 させています 以 前 は 平 均 スコアが100 以 上 だった 方 も 今 では 普 通 に80 台 でラウンドし それが 当 たり 前 のスコアと 感 じるようになり 70 台 も 出 せる 上 級 ゴルファーへと 変 わりました また 70 歳 を 超 えてからスイング 改 造 にチャレンジした 方 も 自 分 の 理 想 とするスイングを 手 に 入 れ 力 強 いドライバーショットを 繰 り 出 すようになっています さらに プロテストを 受 けるレッスンプロも 指 導 しておりますが そのプロも 自 分 で 球 筋 が 一 定 したうえに 飛 距 離 まで20ヤードも 伸 びたことに 驚 いています そして 私 自 身 74 歳 となった 今 でも 若 い 人 をオーバードライブすることができます 3
このように たくさんの 方 が 上 達 され ゴルフをこれまで 以 上 に 楽 しんでいる 姿 を 見 て このゴルフ 理 論 を 教 えてきて 良 かったと 思 う 毎 日 を 過 ごしています しかし 私 は 今 でこそ 左 一 軸 打 法 を 指 導 し このような 結 果 を 残 せていますが 身 長 162cm 握 力 25kgと 体 格 にめぐまれず かつてはゴルフの 上 達 をあきらめたこともありました そんな 私 が どうしてゴルフが 上 達 したのか なぜ 私 に 習 った 生 徒 は 次 々に 結 果 を 出 すのか まず 始 めに 少 しお 話 したいと 思 います 私 とゴルフの 出 会 いは かれこれ20 数 年 前 になります 当 時 TV 局 に 勤 めていた 私 は 会 社 の 上 司 の 命 令 で 半 ば 強 制 的 にゴルフを 始 めたのが きっかけでした よくある 話 ですが 接 待 のためにゴルフを 始 めたのです 幸 い TV 局 で 働 いていたこともあり ジャック 二 クラス ボブ トスキ ジム フリックといった 世 界 の 一 流 プレーヤーのスイングを 間 近 で 観 察 する 機 会 に 恵 まれ はじめは 彼 らのスイング 映 像 をモデルに 練 習 をしていました それから 私 は 次 第 にゴルフにのめり 込 むようになり もっと 上 手 くなろうと レッスンプロに 教 わったり 練 習 場 へは 週 5 日 も 通 い ラウンドを 重 ねていきました その 間 色 々な 方 法 論 を 取 り 入 れながら 100 回 以 上 スイング 改 造 をし その 努 力 の 結 果 シングルクラスの 腕 前 になり 競 技 ゴルフでは5 度 のクラブチャンピオン 3 度 のシニアチャンピオンになることが 出 来 ました 4
ですが そんな 私 ですが 実 は 自 分 のゴルフに 確 信 が 持 てなかったのです スコアはある 程 度 出 せるようになったのですが 自 分 のスイングには 納 得 していませんでした これは 自 分 が 理 想 とするスイングではない と ラウンドでは 良 いスコアも 出 るのですが スコアの 波 が 激 しく いつもラウンドやスイングに 不 安 を 感 じていたのです 朝 の 第 1 打 のティーグランドでは ちゃんとまっすぐに 飛 んでくれるだろうか 調 子 よく 何 ホールもバーディーが 続 いた 後 のホールでも いつか 壊 れて 一 気 にスコアが 崩 れるのではないか という 思 いが 常 にありました そのため 私 はもっと スコアを 安 定 させ いつでも 思 い 通 りにボールをコントロールし 飛 ばせる 体 系 化 された 理 論 はないかとずっと 考 えていました 私 はそれまでたくさんのゴルフ 理 論 を 自 分 なりに 研 究 し 取 り 入 れてきましたが その 中 でも 海 外 のゴルフ 理 論 は 欧 米 人 の 恵 まれた 体 格 をさっぴいて 考 えても きちんと 根 拠 に 裏 付 けされたもの が 多 いと 当 時 から 思 っていました それに 引 き 換 えると 日 本 のゴルフ 界 は 自 分 の 経 験 体 験 をもとに 指 導 する 人 が 多 く 正 しい 理 論 に 裏 付 けされたものはほとんどありません 多 くのゴルフ 雑 誌 やホームページでゴルフ 理 論 を 目 にすることがありますが それぞれが 異 なったことを 言 っており 体 系 化 して 学 べる 環 境 がないのです そのために 混 乱 し 上 達 できないでいる 人 がまわりに 沢 山 おりましたし 私 自 身 もスイング 改 造 を たくさん 繰 り 返 しずいぶん 遠 回 りをしてきました 5
仕 事 を 引 退 してからは 自 分 が 上 達 した 経 験 をもとに 人 に 教 えることもありましたが 練 習 量 が 少 なくても 上 達 でき 誰 でも 上 手 くなれる もっと 効 果 的 で 画 期 的 なゴルフ 理 論 や 指 導 法 はないか とも 思 っていました そして 第 二 の 人 生 でもう 一 度 しっかりゴルフを 学 んでみたいと 思 い さらに 真 剣 にゴルフを 研 究 するようになり 世 界 中 を 探 していたとき アマチュアゴルファーでも 驚 くほどゴルフが 上 手 な 国 がたった 一 つ 見 つかったのです それは アメリカやイギリスではなく オーストラリアでした 私 はかねてから オーストラリアのゴルフのレベルの 高 さに 注 目 していました 世 界 ランキング1 位 を 通 算 331 週 保 持 した 伝 説 のゴルファー グレグ ノーマンを 輩 出 した 地 でもあり 2012 年 の 世 界 ランキング 上 位 にランクインしているジェイソン デイ そのほか 女 性 版 タイガー ウッズ と 呼 ばれるカリー ウェブや ホワイト タイガー と 呼 ばれるアダム スコットや アーロン バデリー ジェフ オギルビーなど 多 くの 優 秀 な 選 手 がオーストラリア 出 身 です それだけでなく アマチュアゴルファーのスイングも 日 本 と 比 べて 格 段 にすばらしく ぜひその 秘 密 を 知 りたいと 思 っていました そしてとうとう プレーヤーとしてオーストラリアツアーで 賞 金 王 に 輝 き コーチとしても5 年 連 続 トップインストラクターに 選 出 されている プレーの 腕 も 指 導 の 腕 前 も 一 流 の トップコーチのところに ゴルフを 学 びに 行 くことにしました 6
彼 の 名 は オジー モアと 言 います 海 外 ではとても 有 名 なプロゴルファーです ゴルフを 習 うなら 彼 を 置 いて ほかにはいないと 言 える 逸 材 です そして 私 はオーストラリアに 渡 り 彼 のレッスンを 受 けてみました しかし 彼 が 言 うことにはびっくりすることばかりなのです! 日 本 での 教 えとは 全 く 違 う 理 論 にはじめは 疑 う 気 持 ちのほうが 大 きかったかもしれません ですが 彼 の 打 つボールを 見 て その 理 論 を 実 践 することで これが 私 の 求 めていたゴルフ 理 論 だと 確 信 するに 至 りました オジー モア 氏 に 師 事 して ゴルフスイングの 本 質 本 物 のゴルフを 理 解 できるようになりました また ゴルフの 内 容 では クラチャンをとった 頃 より 数 段 実 力 が 上 がりました それからは いかなる 状 況 でも 必 要 に 応 じて 自 在 にボールを 打 ち 分 け スイングに 自 信 を 持 ち いつでも 安 定 したスコアを 出 せるようになったのです ゴルフとはこういうものだったのだと 私 は 大 いに 満 足 していました 7
もうこれで 十 分 だ と 人 は 長 い 年 月 をかけて 本 当 に 求 めていたものが 見 つかったとき これまでの 苦 労 や 悩 みがすうーっと 音 も 立 てずに 一 気 に 消 えてゆくのだということを 知 りました 今 まで 必 死 で 考 え 悩 んでいた 時 が 遠 い 昔 のことにさえ 感 じられる 不 思 議 な 感 覚 でした しかし それからしばらく 時 が 経 ち 仲 間 のゴルファーや 周 りに 目 を 向 けて コースに 出 るとボールが 曲 がってしまう と 未 だに 悩 んでいる 人 がいるのを 目 にすると 私 は 非 常 に 心 苦 しくなりました さらに 私 のまわりにはたくさんのゴルフ 好 きな 仲 間 やライバルがおりましたが 趣 味 というレベルではなく ゴルフは 人 生 そのものだ というほどにゴルフが 大 好 きで 人 知 れず 必 死 に 努 力 しているゴルファーが 悩 み 苦 しんでいるのを 見 ているのがとても とても 辛 くなったのです オジーのスイングさえ 身 につければ いつだってまっすぐ 飛 ばせるようになるのに ほとんどの 日 本 人 は オジーのスイング 理 論 を 知 らないだけなのだ だから こんなに 悩 んでいるのだ! 8
私 はすでに 年 を 取 っておりますし 自 分 のゴルフとして 残 りの 人 生 を 満 足 するプレーができれば 良 いのではないかとも 思 いました しかし 私 は とても 大 きな 責 任 を 感 じていたのです 私 がオジーのスイングを 広 めなければ 日 本 人 はこのスイング 理 論 を 知 らないまま 古 い 常 識 のもと 間 違 ったゴルフを 続 けるのだ 私 は 大 分 年 を 取 ってからオジーのスイングを 身 につけたのですが スイングが 大 きく 変 わりました スライスやフックが 無 くなり 飛 距 離 も 伸 びました そして ゴルフは 私 に 生 きる 楽 しさ そして 仲 間 実 に 様 々なものを 与 えてくれました まさに ゴルフに 出 会 えたからこその 今 の 私 の 人 生 だと 言 い 切 ることが 出 来 ます 何 より ゴルフを 心 から 愛 しています 私 の 人 生 を 変 えてくれたゴルフをしている 人 達 は ときにはライバルにもなりますが それ 以 上 に 同 志 です その 同 志 になり 得 る 人 たちが 何 で 上 手 くいかないのか 分 からないまま 数 々の 教 材 や 雑 誌 の 記 事 レッスンなどに 翻 弄 されて ゴルフの 迷 路 にはまってしまっているのが もったいな い と 思 うのです 私 はゴルフ 仲 間 とワイワイ 話 すのが 大 好 きです その 中 で 一 人 でもスイングなどで 悩 んでいる 人 がいると なんとかして 上 手 くさせたいと 思 うので す 9
スイングを 気 にせずにゴルフをゲームとして 楽 しむことができる 仲 間 と 一 緒 に 競 い 合 いたい それは まだ 顔 を 知 らないあなたも 含 まれています あなたと 顔 を 合 わせた 時 に ゴルフを 心 から 楽 しんでいる 状 態 で ワイワイと 楽 しみ たい そんな 思 いから このレポートの 作 成 にとりかかったというのが 本 音 です だからこそ このレポートは あなたのゴルフが 上 達 するための 道 しるべになるようにと 無 料 で 作 り ました これを 読 んで あなたが 迷 っていることが 解 消 されれば 非 常 に 嬉 しく 思 います 私 は 今 ゴルフというものに 魅 せられた 一 人 のゴルファーとして 私 と 同 じくゴルフを 愛 するあなた が 回 り 道 をせず 本 質 へたどり 着 くお 手 伝 いをしたいと 心 の 底 から 願 っています あなたは 私 と 同 じ 愚 かな 経 験 を 繰 り 返 す 必 要 はありません 私 があなたの 代 わりに 多 くのお 金 と 時 間 をかけて 無 駄 な 経 験 を 済 ませておきました あなたは 本 質 だけを 理 解 すればいいのです 本 質 つまり もっとも 大 切 なモノをつかんでしまえばゴルフの 腕 は 急 激 に 上 がります あなたが 望 むショットは 普 通 に 打 てます 本 当 に 普 通 に 打 てるようになるのです あなたが ナイスショットできないのがおかしいくらいの 状 態 になってほしいと 思 っていますので 10
このレポートではその 礎 を 築 いてください 今 回 のレポートでは その 本 質 をナビゲートするのと 同 時 に ゴルフの 世 界 でまことしやかに 囁 か れている 嘘 や ごまかし あいまいさ を 取 り 払 って 行 きたいと 思 っています さて ではさっそく 話 に 入 っていきましょう あなたはこのまま 今 の 練 習 を 一 生 懸 命 続 ければ 上 手 くなると 思 っていませんか? 確 かにそれは 間 違 いではありません でも この 言 葉 にはひとつ 大 切 なものが 抜 けています 上 の 言 葉 を 正 確 に 言 うと 正 しい 練 習 を 一 生 懸 命 続 けれは 上 手 くなる! これにはあなたも 異 論 は 無 いと 思 います 自 分 は 当 然 正 しい 練 習 をやってるよ と 怒 られるかもしれません では ひとつ 質 問 をします あなたは 思 い 通 りにボールをコントロールできていますか? 11
今 このレポートを 読 んでいるということは ボールを 自 在 にコントロールできていないのではないでしょうか? 高 いボールやフェードボールなど 自 在 にコントロールするどころか トップやダフリ 芯 で 打 ててる 感 じがしない など まともに 当 たっていない 人 はいませんか? もしあなたがそうだとしたら 確 実 に 正 しくないこと をしています なぜなら ゴルフは 戦 略 やメンタルの 部 分 なども 考 えれば 難 しいスポーツですが 止 まっているボールを 打 つだけなら 正 しい 打 ち 方 をすればビックリするくらい 簡 単 だからです でも 私 が ゴルフスイングは 簡 単 だ と 言 っても 今 のあなたはまだ 信 じられないでしょう でも いまから 非 常 に 重 要 なことなのですが 全 くといっていいほど 語 られてこない 真 実 をお 話 いたしま す 12
この 非 常 に 重 要 なことがないばかりに ゴルフが 上 手 くなるのを 諦 めたり ゴルフなんてつまらな いとやめてしまう 人 達 が 実 はたくさんいます あなたは 必 ず このレポートの 中 にあることをしっかり 理 解 してください そうすれば モヤモヤしていた 霧 がスーッと 晴 れていくことでしょう これから 私 がオジーから 教 わった 日 本 人 が 知 らない ゴルフの 上 達 に 必 要 な5つのことを 教 えていきます この5つの 話 を 理 解 するだけでも あなたのゴルフは 劇 的 に 改 善 することになるのです ですから ぜひ 真 剣 に 聞 いてください それではいきましょう オーストラリアのトッププロから 教 わった ゴルフ 上 達 に 必 要 な5つの 話 プリントアウトして 気 になるところは 何 度 でも 見 てくださいね では いきましょう 13
1. 体 重 移 動 は 間 違 い ゴルフスイングで 一 番 大 事 だと 言 われていることの ひとつに 体 重 移 動 があります 体 重 移 動 ができていないから 上 手 く 当 たらない トップで 100% 右 足 に 乗 るくらい 体 重 移 動 しないとダメだよ 体 重 を 右 から 左 に 大 きく 移 すのが 飛 ばしのコツ 今 のは 右 に 体 重 が 残 ったからスライスになっちゃった など 体 重 移 動 をすることが 日 本 ではゴルフスイングの 常 識 となっています このように 日 本 では 今 でもゴルフ 雑 誌 やレッスンで 体 重 移 動 を 教 えていますが 世 界 の 常 識 とは 大 分 違 ったものになってしまっているのをご 存 知 ですか? ゴルフスイング 理 論 は 合 理 的 なスイングの 研 究 と 道 具 の 進 化 により 変 わってきました ボビー ジョーンズからベン ホーガン ジャック ニクラウス 全 盛 期 から タイガー ウッズの 登 場 そして 現 在 へと その 時 代 のトップ 選 手 を 見 ていくと 当 時 の 主 流 となる 理 論 そのときの 最 も 合 理 的 と 考 えられるスイングを 知 ることができます 14
そして 現 在 日 本 では 体 重 移 動 がいまだ 常 識 のようにレッスンで 使 われていますが オーストラリアでは 昔 からゴルフをしている 年 配 の 方 を 除 いて スイング 中 に 体 を 左 右 にゆするように 体 重 移 動 しないというのが ごく 当 たり 前 の 常 識 なのです 体 重 を 一 度 右 へ 移 してから 左 へ 戻 すような 動 きはなく アドレスから 左 足 加 重 にし フィニッシュでは ほぼ 100% 近 く 左 足 に 体 重 が 乗 っているという 左 股 関 節 を 軸 にしたスイングをしています 15
しかも これはオーストラリアだけに 限 りません 現 在 世 界 ランキングの 上 位 を 占 めるヨーロッパの 選 手 をはじめ 米 国 のタイガーウッズも 体 重 移 動 しないスイングへの 改 造 に 取 り 組 んでおり それが 世 界 の 流 れになってきています これが 現 在 のトッププレーヤーが 証 明 する 最 も 再 現 性 が 高 く 正 確 で 飛 距 離 も 出 る 最 高 のショットを 打 つための 答 えなのです では 具 体 的 に 体 重 移 動 の 秘 密 をお 話 します 日 本 では 今 でも 右 に 乗 せた 体 重 を 左 に 一 気 に 移 すことで スピードもつき ボールにも 体 重 が 伝 わり 遠 くへ 飛 ぶと 言 われています これが 長 い 間 信 じられてきたのは 飛 ばし 屋 と 呼 ばれる 日 本 のプロゴルファーたちも 体 重 移 動 をしていたからでしょう 16
彼 らが 体 重 移 動 をして 飛 ばしているのだから 当 然 私 たちも 体 重 移 動 をするべきだ という 理 屈 ですね ところが まねをして 体 重 移 動 をしてもダフリやトップ 腰 が 止 まれば 左 にフック 腰 が 先 行 し 過 ぎると 右 にプッシュアウトかスライスが 出 るばかり 自 分 には 才 能 が 無 いんだ と 落 ち 込 むか まだまだ 練 習 が 足 りないからもっと 練 習 しよう といって 再 現 性 に 欠 けるスイングを 練 習 するはめになります ところが 体 重 移 動 のスイングはデメリットが 非 常 に 大 きい まず 第 一 に 余 分 な 動 きが 加 わるために インパクト 時 のフェースを 一 定 にできず 右 や 左 にボールが 飛 んでしまうということ 第 2に インパクトで 左 側 に 軸 を 戻 せずに 腰 が 開 き 十 分 なヘッドスピードが 期 待 できず 飛 距 離 が 伸 びないということです 日 本 で 長 らく 信 じ 込 まれてきた 体 重 移 動 式 のスイングと 比 較 すると 左 右 に 体 重 移 動 をしないスウィングには 大 きなメリットがあります まず 体 重 移 動 を 無 くすことで 余 分 な 動 きがなくなり 正 確 なインパクトを 迎 えやすくなります その 結 果 再 現 性 が 高 くフェースをスクエアに 当 てることができるので 真 っすぐな 球 を 打 つことができます 17
さらに 軸 を 中 心 に 捻 転 することによって より 遠 くへ 飛 ばすことができます フィギュアスケートでも1 点 を 軸 としてスピンしないと 速 く 回 れないように そもそも 体 重 移 動 のスイングでは 横 の 動 きが 入 るため ヘッドを 速 く 走 らせることが 難 しいのです それに 対 し 1 軸 にすることによって 腕 の 動 きが 少 なくなり よりヘッドを 走 らせることができ その 結 果 飛 距 離 が 伸 びるのです このように 体 重 移 動 をせずに1 軸 で 打 つことには 大 きなメリットがあります 体 重 移 動 は 必 要 ありません 18
2. 飛 距 離 を 出 したいなら 腕 を 振 ってはいけない 左 右 が 広 いロングホールで 飛 ばして2オンを 狙 いたい 時 や ドラコンホールに 来 た 時 あなたはどうやって 飛 ばそうとしていますか? 腕 を 速 く 振 っていませんか? 腕 力 の 強 い 人 が ものすごい 勢 いでクラブを 振 って 飛 ばしているのを 見 ると 腕 を 速 く 振 るのが 飛 ばしには 必 要 だと 思 ってしまうのではないでしょうか 確 かにヘッドスピードが 上 がればボールは 飛 ぶので 腕 力 が 強 い 人 には そのような 方 法 もありです いわゆるハードヒッターと 呼 ばれる 人 に 多 い 打 ち 方 ですね この 打 ち 方 はクラブを 棒 のように 使 ってクラブ 全 体 の 速 度 を 上 げることで ヘッドスピードも 上 げていきます その 為 には しなりにくい 固 めのシャフトを 使 ってスイングしていきます それに 対 して クラブ 全 体 ではなく 効 率 良 く 先 端 のヘッドを 走 らせて 飛 ばしている 選 手 もいます 女 子 プロで 飛 ばしている 選 手 はほとんどがそのようになっています 19
最 近 はジュニアでも 驚 くほど 飛 ばしていますが 女 子 プロや 子 供 のように 筋 力 がなくても 飛 ばす 人 が 何 をやっているのかをお 話 したいと 思 います 皆 さんはこのような 正 反 対 のアドバイスを 聞 いたことがあるでしょうか? 腕 を 思 いっきり 振 ってスピードを 出 しなさい それとは 反 対 に 腕 をもっとゆっくり 振 りなさい 最 初 の 腕 を 思 いっきり 振 れ というアドバイスはクラブ 全 体 のスピード を 上 げてヘッドの 速 度 を 速 くしようという 考 え 方 のようです それに 対 して 腕 をゆっくり 振 れ というアドバイスはクラブへッドを 効 率 良 く 走 らせなさいという 考 え 方 のようです 確 かに ものすごい 速 度 で 腕 を 振 っていても あまり 飛 ばないゴルファーに 対 して 効 率 良 く 飛 ばしているゴルファーを 見 ると 腕 をゆっくり 動 かしているように 見 えます ここから 腕 をゆっくり 振 れというアドバイスが 出 てきたのでは ないでしょうか 20
しかし 残 念 ながら 腕 をゆっくり 振 ったらヘッドスピードもゆっくりになり ヘッドスピードは 上 がらないのです 実 は 腕 を 思 いっきり 振 ってスピードを 出 しなさい 腕 をもっとゆっくり 振 りなさい というアドバイスはどちらも 間 違 いなのです では 何 が 間 違 っているかというと それは 振 っている ということが 間 違 いなのです 効 率 良 くヘッドにスピードをつけて 飛 ばしている 人 はインパクトゾーンで 腕 を 振 っていないのです 腕 を 振 っていないとしたら 一 体 何 をしているのでしょうか? それは 腕 を 振 る のではなく 腰 を 使 う のです 21
具 体 的 には トップで 少 し 離 れた 右 肘 を ダウンスイングで 右 脇 に 戻 したら 腕 は 上 半 身 にくっついたまま 右 腰 で 押 し 込 んでインパクトさせます それによって フェース 面 が 返 ることがないだけでなく インパクト 後 にヘッドが 遠 心 力 によって リリースされて( 解 き 放 たれて) 加 速 することを 可 能 にします 22
再 現 性 のあるスイングは 積 極 的 に 動 かすのは 腕 ではなく 腰 を 使 うのです インパクトゾーンで 腕 を 高 速 で 振 ってはいけないのです ここで 腕 を 動 かし 続 けた 場 合 と 止 めた 場 合 でどう 違 うのか 少 し 実 験 をしてみましょう まずは ゴルフクラブを 用 意 して グリップエンドを 指 でつまんで ヘッドを 下 に 垂 らしてみてください 次 に グリップエンドを 少 し 速 く 横 に 動 かしてから グリップエンドを 急 に 止 めてみて 下 さい するとグリップは 止 まってもヘッドだけが 振 られていきます グリップが 止 まる( 実 際 のスイングでは 減 速 する)ことによって 逆 にヘッドは 加 速 していきます 23
実 際 のスイングが 下 の 図 です インパクトでヘッドが 急 激 に 加 速 をしているのがシャフトのしなりでわかります このようにシャフトを 使 えるか 使 えないかで 飛 距 離 は 数 十 ヤード 変 わってきます 反 対 に 先 端 のヘッドが 動 いている 状 態 でヘッドと 同 じ 方 向 に グリップエンドを 素 早 く 動 かすと ヘッドは 急 激 に 減 速 して 止 まってしまいます つまり インパクト 前 後 で 24
腕 の 速 度 を 上 げれば 上 げるほど ヘッドは 加 速 しなくなる ということです 腕 は 速 く 振 っても 遅 く 振 ってもダメなのです 右 肘 が 右 脇 についたら そこからは 左 股 間 節 を 軸 に 右 肘 と 右 腰 を 連 動 させて 体 でインパクトさせます 飛 距 離 を 出 したいなら 腕 を 振 らない これで 飛 ぶようになります 無 駄 のない 効 率 の 良 いスイングではあなたが 潜 在 的 に 持 っている 最 大 の 飛 距 離 を 引 き 出 すことができます * 腰 や 股 関 節 が 硬 い 人 には 腰 を 固 定 して 腕 を 積 極 的 に 使 う アームスイングをお 勧 めします (アームスイングの 解 説 はここでは 割 愛 します ) 25
3. ミスの 8 割 はテークバックに 原 因 がある あなたは ゴルフスイングのミスの 原 因 の8 割 が テークバックにある 事 をご 存 知 ですか? 練 習 場 だと 悩 まないテークバックも コースに 出 ると 悩 むことありませんか このテークバックでいいのかな いつも こんなに 肘 を 曲 げていたかな など テークバックで 悩 みはじめると スコアが 大 きく 崩 れてしまいます そんな 経 験 が 誰 でも あると 思 います テークバックが 間 違 っていると ダウンスイングやインパクトの 段 階 ではもはや スイングを 修 正 することはできません 重 力 慣 性 に 従 ってクラブが 移 動 するだけです この 段 階 ではもはや 小 細 工 することはできないのです でも 多 くのゴルファーはミスショットをインパクトの 段 階 で 直 そうとします 26
有 名 なレッスンプロがミスの 原 因 をこのように 説 明 しているのを 聞 いたことはありませんか? 腕 が 下 りるよりも 腰 が 早 く 回 転 してしまうとトップする 腰 が 回 転 するよりも 早 く 腕 が 下 りてしまうとダフる だから インパクトでタイミングを 合 わせなさい と このように 説 明 されて 一 生 懸 命 にインパクトのタイミングを とる 練 習 を 続 けていないでしょうか? 練 習 場 で 何 球 も 連 続 して 打 っているときはナイスショットが 続 くのに コースでは 上 手 くいかない 人 本 番 でそれまでは 調 子 が 良 かったのに 一 回 のミスショットを きっかけに 突 然 別 人 のように 当 たらなくなる 人 はいませんか? もし 腕 を 下 ろすのと 腰 を 回 すタイミングをインパクトでとるスイングをしている としたら 再 現 性 の 高 いショットを 打 つことは 難 しいでしょう 精 度 の 高 いショットを 打 つゴルフの 上 手 い 人 は 2つのことを 組 み 合 わせてタイミングをとってインパクトを 作 っているわけではありません タイガーウッズでも インパクトでタイミングを 合 わせる スイングをしていたとしたら これまでのような 成 績 を 残 すどころか 27
プロにすらなれなかったでしょう 正 しいテークバックができていれば あとはダウンスイングの きっかけとして 左 膝 を 戻 すだけで あとはオートマチックに 腰 や 肩 が 連 動 して 自 動 的 にインパクトを 迎 えてしまうのです 左 膝 がアドレスの 位 置 ( 白 線 )に 戻 る 動 きによって 左 腰 左 肩 グリップが 連 動 して 動 かされるだけ 回 転 ではなく 捻 転 させているので 上 体 と 下 半 身 が 一 体 化 したスイングが 可 能 になります そして 再 現 性 や 精 度 の 高 いショットを 打 てるかどうかは インパクトではなく 既 にテークバックで 決 まっている テークバックを 見 直 してみて 下 さい 正 しいテークバックができていますか? テークバックの 再 現 性 を 高 くすることが ゴルフでは 大 変 重 要 なのです 28
4. スイングの 軸 は 背 骨 ではない スイングの 軸 はどこにあるかと 聞 かれたら 皆 さんはどこと 答 えますか? 背 骨 に 決 まっているだろう そう 答 えるのではないでしょうか 現 在 の 他 の 最 新 スイング 理 論 の 中 にも 体 の 軸 ( 脊 椎 )を 中 心 に 回 転 する 理 論 もあります この 一 軸 打 法 では テークバックで 左 肩 が 下 がり ダウンでは 右 肩 が 下 がったスイングになりやすく 腰 に 負 担 を 与 えます お 尻 の 真 ん 中 をアドレスの 真 ん 中 にする 構 えでスイングする 打 法 が 日 本 では 多 く 取 り 入 れられていますが テークバックで 腰 が 右 に ダウンで 左 に 移 るスイングでは 時 々 テークバックで 左 肩 が 下 がり 過 ぎ ダウンでは 右 肩 が 下 がり 過 ぎることが 起 きてしまいます この 動 きが 様 々なミスショットの 一 番 大 きな 原 因 になっているのです 29
腰 を 横 に 動 かすスイングでの 体 の 軸 と 両 サイドの 動 き ではどこに 軸 が 存 在 するのか? それは 背 骨 ではなく 股 関 節 なのです 軸 というと 一 本 の 棒 をイメージするので 背 骨 のような 長 い 部 分 を 考 えてしまうのも 無 理 はありません しかし 背 骨 ではなく 左 股 関 節 を 軸 にするのです 分 かりやすく 言 うと スウィング 軸 を 左 股 関 節 上 に 仮 想 の 垂 直 線 を 設 定 し そこを 中 心 にスイングしていくのです すると 体 をほぼ 真 っ 直 ぐにして 打 ち 抜 くことが 可 能 になります 30
左 股 関 節 を 軸 にしたテークバックからトップの 動 き さらに 背 骨 を 軸 としたコマのようなスイングですと インサイドインの 弧 が 小 さく カーブの 度 合 いが 大 きくなってしまうのです 背 骨 を 軸 にしたスイングのインパクトゾーン これだと 円 と 線 がぶつかる たった1 点 で 当 たったときだけ まっすぐに 飛 ぶことになります しかも 体 重 移 動 までしているので この1 点 に 合 わせるのは 大 変 難 しいのです 少 しでもズレると 左 右 にボールが 飛 びだしてしまいます 31
これに 対 して 左 股 関 節 を 軸 にしたスイングですと カーブの 度 合 いが 緩 やかになり インパクトゾーンが 長 くなります 左 股 関 節 を 軸 にしたスイングのインパクトゾーン このように 左 股 関 節 中 心 のスイングをすると 体 の 中 心 で 回 転 をするときよりもインパクトゾーンが 長 くなり 高 い 確 率 でクリーンヒットできるようになります しかも 地 面 に 対 しても 平 行 にヘッドが 動 くので ダフリやトップのミスが 減 少 し ショットの 高 さも 安 定 するのです 左 股 関 節 を 軸 にしてどのようにスイングしていくか もう 少 し 具 体 的 に 説 明 します 1 左 股 関 節 を 軸 にしたスイングが 出 来 るように 左 足 加 重 のアドレスにする 2 右 肘 をテコのように 使 ったテークバックで トップをコンパクトにし 捻 転 差 のあるトップを 作 る 肘 の 使 い 方 は 釘 を 打 つとか, 薪 を 割 る 要 領 です テークバックでは 肩 を 動 かさないで 肘 から 先 をかなづちを 上 げる 要 領 で 折 っていきます 32
切 り 返 しから 右 脇 に 付 くまで 右 肘 から 先 を 肩 を 動 かさないでかなづちなどを 落 とす 感 じで 落 とし その 後 に 右 肘 右 腰 を 連 動 させて 押 し 込 んでいきます そしてハンドファーストにインパクトするコツは 右 手 首 にあります トップで 右 手 首 はコーヒーカップでコーヒーを 飲 むように 曲 げられますが ダウンスイングの 途 中 やインパクトで 伸 ばしきるようには 使 いません コーヒーカップをテーブルに 置 くように 使 うのです カップを 置 くときには 小 指 側 へ 曲 げタテに 伸 ばしきってしまったり 手 の 平 側 へ 曲 げたりしたらコーヒーがこぼれてしまいます インパクトでも 右 手 首 は 約 5 度 の 角 度 がついています 手 首 はとても 自 由 に 動 く 関 節 なので 使 えば 使 うほど 良 いと 思 うかもしれませんが 33
このように 使 うことでハンドファーストでフェース 面 をコントロールし シャフトを 活 かしてヘッドを 走 らせることができるのです 合 理 的 なスイングの 基 礎 はまず 左 股 関 節 を 軸 にすること 左 股 関 節 を 軸 にすると 効 率 の 良 いスイングが 実 現 できます スイングの 軸 は 背 骨 ではありません 34
5. クラブではなく スイングを 変 える もっと 遠 くへ 飛 ばしたい 曲 がらないボールが 打 ちたい そう 思 ってドライバーやアイアンを 変 えたことはありませんか? ボールが 上 がらないのはクラブのせいだと 思 い ロフトの 大 きい ドライバーに 変 えたりしたことはありませんか? ですが もしあなたがゴルフの 技 術 を 上 げたいと 考 えているなら ゴルフクラブを 変 えるのはちょっと 待 ってください ゴルフクラブを 変 えることで 一 時 的 に 症 状 は 改 善 されるかもしれませんが 正 しいスイングを 身 につけることができなくなる 危 険 性 がありますし 上 手 くなりたいと 思 ってクラブを 変 えたがために 逆 に 上 達 が 止 まってしまう ということもあるのです いくつかの 例 を 挙 げたいと 思 います 絶 対 にスライスしないドライバー このようなドライバーがあったら 欲 しいという 人 はいませんか? 35
アベレージゴルファーと 呼 ばれる 方 はボールがスライス してしまうという 悩 みが 一 番 多 いのではないでしょうか? そのような 問 題 を 抱 えるゴルファーに 対 してゴルフクラブメーカーは スライスしないクラブ 捕 まりが 良 いクラブを 研 究 して 売 っています 逆 に プロや 上 級 者 の 中 には 捕 まりすぎてボールが 左 へ 曲 がるのを 嫌 う 人 もいます これらの 問 題 をクラブを 変 えることによって 解 決 しようとしている 人 が いますが 実 はクラブを 変 えることではダメな 理 由 があるのです まず ひとつめのクラブを 変 えてはいけない 理 由 は 絶 対 にスライスしないクラブはこの 世 に 存 在 しない からです 同 様 に 絶 対 にフックしないドライバーも 残 念 ながら 存 在 しません 試 打 したときはスライスが 出 なくなったのに 実 際 に 買 って 練 習 場 で 1 時 間 位 打 ったら また 元 のスライスボールに 戻 ってしまったということはありませんか? それどころか 今 度 は 左 へチーピンしかでなくなったり もちろんしばらくは 改 善 されるかもしれませんが 根 本 的 に 治 ることはないのです 36
フックやスライスの 仕 組 みが 分 かっていて 正 しいスイングが できれば 絶 対 にフックしないと 言 われるクラブでも 一 発 目 でドローボールを 打 つことは 普 通 にできるのです 2つめのクラブを 変 えてはいけない 理 由 それは 正 しいスイングが 身 につかなくなり 上 達 が 止 まってしまう 恐 れがあるからです そもそも 正 しい 合 理 的 なスイングができたらスライスは 起 こりません スライスが 起 こるということは インパクトでフェースがターゲットよりも 右 を 向 いている フェースがターゲットを 向 いていても 軌 道 がアウトサイドイン であるということですが その 原 因 が 例 えば 手 を 横 に 引 っ 張 り 続 けているために ヘッドが 加 速 せず フェースが 開 いてインパクトしている 場 合 は 37
クラブを 変 えると 真 っ 直 ぐにはなりますが ボールが 上 がらなくなったりして ますます 手 を 使 ってヘッドが 加 速 しない 打 ち 方 になったりします そして 高 いボールを 打 ちたいときやフェードボールでグリーンに 柔 らかくボールを 止 めたいときにとても 難 しくなります クラブを 変 えることによって部 分 的 な 症 状 を 治 すことはできますが 逆 にいえば正 しいスイングをすればミスショットになってしまう ということです クラブを 変 えるより まずは 正 しいスイングを 覚 えることが 大 事 です クラブを 変 えるのはその 後 です スイングが 変 われば 結 果 が 変 わります 38
第 3 章 :エピローグ 私 がオジーから 教 わったゴルフの 上 達 に 必 要 な5つの 話 をしてきましたが いかがでしたか? ================================================ 1. 体 重 移 動 は 間 違 い 2. 飛 距 離 を 出 したいなら 腕 を 振 ってはいけない 3.ミスの 8 割 はテークバックに 原 因 がある 4.スイングの 軸 は 背 骨 ではない 5.クラブではなく スイングを 変 える ================================================ このレポートを 読 んで 分 かったと 思 いますが 具 体 的 にどうやれば ハイドローが 打 てるとかいう テクニック 論 についてはお 話 はしていません していない 理 由 は こういう 基 礎 や 前 提 を 最 初 にお 話 しておかないと いっときはいいショットが 打 てたとしても 安 定 的 にそれを 続 けていくことは 不 可 能 だからです つまり このレポートを 理 解 することで あなたが 安 定 してゴルフを 上 達 させていくためのベースを 作 ることができたということです 今 回 のレポートは ゴルフ 理 論 を 学 ぶ 以 前 の 必 須 の 基 礎 であり 多 くの 方 が 誤 解 をしているポイ ントになります 体 重 移 動 は 間 違 い という 話 からはじまった ここで 話 したことが 腹 に 落 ちているか いないかで これからお 話 しする ゴルフ 理 論 を 理 解 し 上 達 していくスピードは 全 然 違 ってきま す 39
そして 今 回 の 5 つの 話 の 中 で 勘 違 いや 誤 解 していたこと 知 らなかった 話 が 多 ければ 多 いほど これからのあなたのゴルフが 上 達 する 可 能 性 があります もちろんここでお 話 したものは 私 がオジーから 教 わったことのほんの 一 部 にすぎません まだまだ このように 誤 解 されている 話 はたくさんあります 研 究 熱 心 で 努 力 しているほど 情 報 量 が 多 ければ 多 いほど 間 違 った 理 論 や 誤 解 により 上 達 が 足 踏 みしてしまっている 場 合 があります 頭 の 中 がたくさんの 知 識 で 混 乱 して ゴルフが 難 しくなっているなら ひとつ 正 しいスイング 理 論 を 学 んで 下 さい そして いらないものを 捨 てて 下 さい 正 しい 理 論 を 学 べば 私 が 最 初 に 言 った ゴルフスウィングは 簡 単 という 意 味 がわかると 思 います 頭 もスイングもシンプルに 変 わればゴルフがやさしくなります 40
もしあなたが このレポートの 中 身 に 書 かれたことで 一 つでも 新 しい 気 付 きがあったと 思 うなら あなたはゴルフが 上 手 くなる 本 質 が 分 かるステージにいるのでしょう あなたのゴルフが 良 くなりますように これからも 応 援 しています! 小 池 幸 二 制 作 著 作 オージー ゴルフ ジャパン LLP E- mail: info@augolfjp-llp.com 41