Taro-221年度:セクハラ指針.jtd

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ハラスメントの防止等のために認識すべき事項についての指針

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ま た 加 害 者 に な ら な い た め に 以 下 の こ と も 認 識 し て お き ま し ょ う ( 1 ) 自 分 が 持 っ て い る 優 位 的 な 立 場 を 認 識 す る た と え ば 大 学 教 員 と 学 生 は 共 に 意 見 交 換 や 議 論 を す る

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

●労働基準法等の一部を改正する法律案

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

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いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

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性 行 為 とは 性 交 及 び 性 交 類 似 行 為 と 同 義 であり( 昭 和 40 年 7 月 12 日 新 潟 家 裁 長 岡 支 部 決 定 ) わいせつな 行 為 とは いたずらに 性 欲 を 刺 激 興 奮 せしめたり その 露 骨 な 表 現 によって 健 全 な 常 識 のある

別紙1 セクシュアル・ハラスメントの具体的例示

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リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

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加 算 税 制 度 の 見 直 し 等 1. 現 行 制 度 の 概 要 関 税 においては 国 税 ( 輸 入 貨 物 に 対 する 内 国 消 費 税 を 含 む 以 下 同 じ ) の 制 度 と 同 様 の 過 少 申 告 加 算 税 無 申 告 加 算 税 及 び 重 加 算 税 の 制

目     次

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

第 2 章 費 用 の 分 担 ( 収 入 金 ) 第 6 条 この 組 合 の 事 業 に 要 する 費 用 は 次 の 各 号 に 掲 げる 収 入 金 をもってこれに 充 てる 一 補 助 金 及 び 助 成 金 二 賦 課 金 三 保 留 地 の 処 分 金 四 法 120 条 第 1 項

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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第1章 総則

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

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Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

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1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

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省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

16 日本学生支援機構

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参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

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質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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2. 前 項 の 規 定 にかかわらず 証 券 会 社 等 又 は 機 構 を 通 じた 届 出 の 対 象 となっていない 事 項 については 当 会 社 の 定 める 書 式 により 株 主 名 簿 管 理 人 宛 に 届 け 出 るものとす る ( 法 人 株 主 等 の 代 表 者 ) 第

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

shokuin-taisyoku

Transcription:

セクシュアル ハラスメントをなくすために 職 員 及 び 学 生 等 が 認 識 すべき 事 項 についての 指 針 第 1 項 セクシュアル ハラスメントを 行 わないようにするために 職 員 及 び 学 生 等 が 認 識 すべき 事 1 意 識 の 重 要 性 セクシュアル ハラスメントをしないようにするために, 職 員 及 び 学 生 等 は, 他 の 職 員, 学 生 等 及 び 関 係 者 と 接 するに 当 たり, 次 の 事 項 の 重 要 性 について 十 分 認 識 しなければならな い (1) お 互 いの 人 格 を 尊 重 しあうこと (2) お 互 いが 大 切 なパートナーであるという 意 識 を 持 つこと (3) 相 手 を 性 的 な 関 心 の 対 象 としてのみ 見 る 意 識 をなくすこと (4) 異 性 を 劣 った 性 として 見 る 意 識 をなくすこと 2 基 本 的 な 心 構 え 職 員 及 び 学 生 等 は,セクシュアル ハラスメントに 関 する 次 の 事 項 について 十 分 認 識 しな ければならない (1) 性 に 関 する 言 動 に 対 する 受 け 止 め 方 には, 個 人 間 や 男 女 間,その 人 物 の 立 場 等 により 差 があり,セクシュアル ハラスメントに 当 たるか 否 かについては, 相 手 の 判 断 が 重 要 であ ること 具 体 的 には, 次 の 点 について 注 意 する 必 要 がある 1 親 しさを 表 すつもりの 言 動 であったとしても, 本 人 の 意 図 とは 関 係 なく, 相 手 を 不 快 にさせてしまう 場 合 があること 2 不 快 に 感 じるか 否 かは 個 人 差 があること 3 この 程 度 のことは 相 手 も 許 容 するだろうという 勝 手 な 憶 測 をしないこと 4 相 手 との 良 好 な 人 間 関 係 ができていると 勝 手 な 思 い 込 みをしないこと (2) 相 手 が 拒 否 し, 又 は 嫌 がっていることが 分 かった 場 合 には, 同 じ 言 動 を 決 して 繰 り 返 さ ないこと (3) セクシュアル ハラスメントであるか 否 かについて, 相 手 からいつも 意 思 表 示 があると は 限 らないこと セクシュアル ハラスメントを 受 けた 者 が, 上 司, 指 導 教 員 等 との 人 間 関 係 を 考 え, - 11 -

拒 否 することができないなど, 相 手 からいつも 明 確 な 意 思 表 示 があるとは 限 らず, 拒 否 の 意 思 表 明 ができないことも 少 なくないが,それを 同 意 合 意 と 勘 違 いしてはならない (4) 大 学 内 におけるセクシュアル ハラスメントにだけ 注 意 するのでは 不 十 分 であること 例 えば, 大 学 内 の 人 間 関 係 がそのまま 持 続 する 歓 迎 会,ゼミナールの 酒 席 等 の 場 にお いて, 職 員 又 は 学 生 等 が 他 の 職 員, 学 生 等 にセクシュアル ハラスメントを 行 うことに ついても 同 様 に 注 意 しなければならない (5) 職 員 及 び 学 生 間 のセクシュアル ハラスメントにだけ 注 意 するのでは 不 十 分 あること 業 務 上 及 び 修 学 上 の 相 手 方, 委 託 契 約 又 は 派 遣 契 約 で 勤 務 する 者 との 関 係 にも 注 意 し なければならない 3 セクシュアル ハラスメントになり 得 る 言 動 セクシュアル ハラスメントになり 得 る 言 動 として, 例 えば, 次 のようなものがある (1) 大 学 の 内 外 で 起 きやすいもの 1 性 的 な 内 容 の 発 言 関 係 スリーサイズを 聞 くなど 身 体 的 特 徴 を 話 題 にすること 聞 くに 耐 えない 卑 猥 な 冗 談 を 交 わすこと 体 調 が 悪 そうな 女 性 に 今 日 は 生 理 日 か, もう 更 年 期 か などと 言 うこと 性 的 な 経 験 や 性 生 活 について 質 問 すること 性 的 な 風 評 を 流 したり, 性 的 なからかいの 対 象 とすること 男 のくせに 根 性 がない, 女 には 仕 事 を 任 せられない, 女 性 は 職 場 の 花 でありさえすればいい, 女 は 学 問 などしなくても 良 い などと 発 言 すること 成 人 に 対 して, 男 の 子, 女 の 子, 僕, 坊 や,お 嬢 さん, おじさん,お ばさん などと 人 格 を 認 めないような 呼 び 方 をすること 2 性 的 な 行 動 関 係 ヌードポスター 等 を 職 場 に 貼 ること 雑 誌 等 の 卑 猥 な 写 真 記 事 等 をわざと 見 せたり, 読 んだりすること 職 場 のパソコンのディスプレイに 猥 褻 な 画 像 を 表 示 すること 身 体 を 執 拗 に 眺 め 回 すこと - 12 -

食 事 やデートにしつこく 誘 うこと 性 的 な 内 容 の 電 話 をかけたり, 性 的 な 内 容 の 手 紙,Eメールを 送 りつけること 身 体 に 不 必 要 に 接 触 すること 不 必 要 な 個 人 指 導 を 行 うこと 浴 室 や 更 衣 室 をのぞき 見 すること 女 性 であるというだけでお 茶 くみ, 掃 除, 私 用 等 を 強 要 すること 女 性 であるというだけの 理 由 で, 仕 事 や 研 究 上 の 実 績 等 を 不 当 に 低 く 評 価 する こと (2) 主 に 大 学 外 において 起 こるもの 性 的 な 関 係 を 強 要 すること 職 場 やゼミナールの 旅 行 の 宴 会 の 際 に, 浴 衣 に 着 替 えることを 強 要 すること 出 張 への 同 行 を 強 要 したり, 出 張 先 で 不 必 要 に 自 室 に 呼 ぶこと 自 宅 までの 送 迎 を 強 要 すること 住 居 等 まで 付 け 回 すこと カラオケでのデュエットを 強 要 すること 酒 席 で, 上 司, 指 導 教 員 等 のそばに 座 席 を 指 定 したり,お 酌 やチークダンス 等 を 強 要 すること 4 懲 戒 処 分 セクシュアル ハラスメントの 態 様 等 により, 職 員 にあっては 本 学 の 名 誉 若 しくは 信 用 を 著 しく 傷 つけた 場 合, 本 学 の 秩 序 又 は 風 紀 を 乱 した 場 合 に 該 当 して,また, 学 生 等 にあ っては 本 学 の 秩 序 を 乱 し,その 他 学 生 としての 本 分 に 著 しく 反 した 者 に 該 当 して, 懲 戒 処 分 に 付 されることがあることを 十 分 認 識 すること 第 2 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 を 確 保 するために 認 識 すべき 事 項 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 は,その 構 成 員 である 職 員, 学 生 等 及 び 関 係 者 の 協 力 の 下 に 形 成 される 部 分 が 大 きいことから,セクシュアル ハラスメントにより 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 が 害 されることを 防 ぐため, 職 員 及 び 学 生 等 は, 次 の 事 項 について 積 極 的 に 意 を 用 いるよう に 努 めなければならない 1 セクシュアル ハラスメントについて 問 題 提 起 をする 職 員, 学 生 等 及 び 関 係 者 をいわゆる トラブルメーカーと 見 たり,セクシュアル ハラスメントに 関 する 問 題 を 当 事 者 間 の 個 人 的 な 問 題 として 片 づけないこと - 13 -

ミーティングを 活 用 することなどにより 解 決 することができる 問 題 については, 問 題 提 起 を 契 機 として, 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 の 確 保 のために 皆 で 取 り 組 むことを 日 頃 から 心 がけることが 必 要 である 2 セクシュアル ハラスメントに 関 する 問 題 の 加 害 者 や 被 害 者 を 出 さないようにするため に, 周 囲 に 対 する 気 配 りをし, 必 要 な 行 動 をとること 具 体 的 には, 次 の 事 項 について 十 分 留 意 して 必 要 な 行 動 をとる 必 要 がある (1) セクシュアル ハラスメントが 見 受 けられる 場 合 は, 同 僚 として 注 意 を 促 すこと セクシュアル ハラスメントを 契 機 として, 就 労 上 又 は 修 学 上 の 環 境 に 重 大 な 悪 影 響 が 生 じたりしないうちに, 機 会 をとらえて 注 意 を 促 すなどの 対 応 をとることが 必 要 であ る (2) 被 害 を 受 けていることを 見 聞 きした 場 合 には, 声 をかけて 相 談 に 乗 ること 被 害 者 は 恥 ずかしい, トラブルメーカーとのレッテルを 貼 られたくない, 仕 返 しが 怖 い などの 考 えから, 他 の 人 に 対 する 相 談 をためらうことがある 被 害 を 深 刻 にしないように, 気 が 付 いたことがあれば, 声 をかけて 気 軽 に 相 談 に 乗 ることが 大 切 で ある 3 大 学 内 においてセクシュアル ハラスメントがある 場 合 には, 第 三 者 として, 気 持 ちよく 就 労 や 修 学 ができる 環 境 づくりをするために 上 司 や 指 導 教 員 等 に 相 談 するなどの 方 法 をとる ことをためらわないこと 第 3 セクシュアル ハラスメントに 起 因 する 問 題 が 生 じた 場 合 において, 職 員 及 び 学 生 等 に 望 まれる 事 項 1 基 本 的 な 心 構 え 職 員 及 び 学 生 等 は,セクシュアル ハラスメントを 受 けた 場 合 にその 被 害 を 深 刻 にしない ために, 次 の 事 項 について 認 識 しておくことが 望 まれる (1) 一 人 で 我 慢 しているだけでは, 問 題 は 解 決 しないこと セクシュアル ハラスメントを 無 視 したり, 受 け 流 したりしているだけでは, 必 ずし も 状 況 は 改 善 されないということをまず 認 識 することが 大 切 である (2) セクシュアル ハラスメントに 対 する 行 動 をためらわないこと - 14 -

トラブルメーカーというレッテルを 貼 られたくない, 恥 ずかしい などと 考 え がちだが, 被 害 を 深 刻 なものにしない, 他 に 被 害 者 をつくらない,さらにはセクシュア ル ハラスメントをなくすことは 自 分 だけの 問 題 ではなく 就 労 上 又 は 修 学 上 の 適 正 な 環 境 の 形 成 に 重 要 であるとの 考 えに 立 って, 勇 気 を 出 して 行 動 することが 求 められる 2 セクシュアル ハラスメントによる 被 害 を 受 けたと 思 うときに 望 まれる 対 応 職 員 又 は 学 生 等 はセクシュアル ハラスメントを 受 けた 場 合, 次 のような 行 動 をとるよう 努 めることが 望 まれる (1) 嫌 なことは 相 手 に 対 して 明 確 に 意 思 表 示 をすること セクシュアル ハラスメントに 対 しては 毅 然 とした 態 度 をとること,すなわち,はっ きりと 自 分 の 意 志 を 相 手 に 伝 えることが 重 要 である しかし, 背 景 に 上 下 関 係 等 が 存 在 する 場 合 には, 直 接 相 手 に 言 いにくい 場 合 が 考 えられ,そうした 場 合 には 手 紙 等 の 手 段 をとるという 方 法 もある (2) 信 頼 できる 人 に 相 談 すること まず, 同 僚 や 知 人 友 人 等 身 近 な 信 頼 できる 人 に 相 談 することが 大 切 である そこで 解 決 することが 困 難 な 場 合 には, 大 学 内 の 相 談 機 関 に 相 談 する 方 法 を 考 える なお, 相 談 するに 当 たっては,セクシュアル ハラスメントが 発 生 した 日 時 内 容 等 について 記 録 したり, 第 三 者 の 証 言 を 得 ておくことが 望 ましい - 15 -