Ⅳ 地 域 公 共 交 通 連 携 計 画 の 区 域 この 計 画 では 獅 子 島 航 路 で 結 ばれた 3 市 町 を 事 業 実 施 の 区 域 とし 長 島 町 を 中 心 に 天 草 市 及 び 水 俣 市 との 連 携 のもとで 事 業 を 推 進 する 対 象 区 域 35
Ⅴ 地 域 公 共 交 通 連 携 計 画 の 目 標 基 本 方 針 に 沿 って 具 体 的 な 事 業 を 実 施 し 今 後 3 年 間 に 到 達 すべき 航 路 利 用 の 目 標 と 目 標 値 を 設 定 する 目 標 獅 子 島 及 びその 周 辺 地 域 住 民 に 欠 かせない 交 通 機 関 として 獅 子 島 航 路 の 存 在 価 値 を 高 め 地 域 間 移 動 や 広 域 観 光 交 流 を 促 進 し 長 島 町 天 草 市 水 俣 市 の 3 方 面 からの 航 路 利 用 者 を 増 加 させることを 目 標 とする 目 標 値 の 設 定 (22 年 度 ~24 年 度 ) 長 島 ~ 獅 子 島 ~ 天 草 航 路 2,000 人 (22 年 度 500 人 23 年 度 700 人 24 年 度 800 人 ) 最 終 年 次 の 年 間 利 用 者 約 50,000 人 長 島 ~ 獅 子 島 航 路 700 人 (22 年 度 100 人 23 年 度 200 人 24 年 度 400 人 ) 最 終 年 次 の 年 間 利 用 者 約 30,000 人 獅 子 島 ~ 水 俣 航 路 2,000 人 (22 年 度 500 人 23 年 度 700 人 24 年 度 800 人 ) 最 終 年 次 の 年 間 利 用 者 約 15,000 人 人 航 路 利 用 者 数 ( 実 績 及 び 目 標 ):ロザリオ 長 島 ( 諸 浦 港 )~ 獅 子 島 ( 片 側 港 )~ 天 草 ( 中 田 港 ) 航 路 51,000 50,000 49,000 48,000 48,858 48,062 48,000 見 込 50,000 49,200 800 48,500 700 700 500 500 500 3 年 目 2 年 目 1 年 目 47,000 46,647 46,000 45,000 44,000 18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 近 年 の 旅 客 数 ( 車 両 運 転 手 は 除 く)は 48,000 人 台 で 推 移 過 去 には 50,000 人 を 超 えたこともあり 天 草 獅 子 島 長 島 住 民 の 地 域 間 移 動 や 本 連 携 計 画 で 取 組 む 事 業 の 効 果 が 最 も 期 待 される 航 路 で 現 状 比 2,000 人 の 増 加 を 見 込 む 36
航 路 利 用 者 数 ( 実 績 及 び 目 標 ):すずかぜ2 長 島 ( 諸 浦 港 )~ 獅 子 島 ( 片 側 港 御 所 ノ 浦 港 ) 航 路 人 30,000 29,684 29,000 29,022.5 29,284 400 29,084 200 200 100 100 100 3 年 目 2 年 目 1 年 目 28,000 うち 定 期 20,384 一 般 8,638.5 うち 定 期 20,384 一 般 8,600 うち 定 期 20,384 一 般 8,600 うち 定 期 20,384 一 般 8,600 27,000 21 年 22 年 23 年 24 年 獅 子 島 住 民 の 生 活 航 路 で 1 日 1 往 復 の 運 航 のため 定 期 利 用 者 が 7 割 を 占 める 不 定 期 クルーズとして 利 用 促 進 を 図 り 現 状 比 700 人 の 増 加 を 見 込 む 人 18,000 17,000 16,000 15,000 14,000 13,000 12,000 11,000 10,000 航 路 利 用 者 数 ( 実 績 及 び 目 標 ):ししじま 長 島 ( 諸 獅 浦 子 港 島 )~ ( 幣 獅 串 子 港 島 )~ ( 片 水 側 俣 港 ( 水 御 俣 所 港 ノ ) 浦 航 港 路 ) 航 路 17,407 17,131 15,000 13,729 14,200 800 見 込 13,500 700 700 500 500 500 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 21 年 8 月 より3 往 復 へ 減 便 しており 13,000 人 をベースに 目 標 設 定 3 年 目 2 年 目 1 年 目 平 成 19 年 から 1 日 4 便 体 制 でスタートした 本 航 路 は 経 費 削 減 効 率 化 の 観 点 か ら 21 年 8 月 から1 便 減 便 し 3 便 体 制 で 運 航 している その 結 果 21 年 度 は 3,400 人 の 減 少 が 見 込 まれる 獅 子 島 住 民 にとって 本 航 路 は 重 要 な 生 活 航 路 であるが 一 般 客 にとって 幣 串 港 から 片 側 港 までの 移 動 手 段 が 確 保 しにくいことから 水 俣 と 長 島 天 草 との 移 動 に 不 便 さが 見 受 けられる 本 事 業 で そうした 課 題 を 解 決 し 地 域 間 移 動 や 新 幹 線 駅 か ら 1 時 間 圏 の 島 の 旅 を 演 出 し 当 面 は 15,000 人 の 水 準 を 目 指 す 37
Ⅵ 目 標 を 達 成 するために 行 う 事 業 及 び 実 施 主 体 事 業 1 航 路 の 魅 力 創 出 事 業 事 業 1-1 利 便 性 追 求 事 業 (1) 島 内 移 動 の 確 保 に 関 する 実 証 実 験 ( 船 舶 バス レンタサイクル) 1 ししじま による 幣 串 港 ~ 片 側 港 の 実 証 運 航 獅 子 島 及 びその 周 辺 地 域 住 民 の 長 島 方 面 天 草 方 面 への 新 たな 地 域 間 移 動 ニーズを 確 保 するため 獅 子 島 ~ 水 俣 航 路 において 幣 串 ~ 片 側 間 の 実 証 運 航 を 行 う 片 側 港 が 接 続 ポイ ントとなり 住 民 の 円 滑 な 移 動 の 確 保 や 船 を 介 した 移 動 時 間 の 短 縮 が 図 られ 航 路 利 用 者 の 満 足 度 も 向 上 するとみられる フェリー 移 動 時 間 本 航 路 の 指 定 区 間 は 獅 子 島 のいずれか の 港 と 水 俣 港 との 間 とされ また 鹿 児 島 県 長 島 町 水 俣 市 から 航 路 補 助 を 受 けており それらを 調 整 し 不 定 期 にて 期 間 を 限 定 して 実 証 運 航 し 住 民 や 利 用 者 のアンケートによ り 利 便 性 向 上 の 評 価 を 行 う 実 施 主 体 : 獅 子 島 汽 船 長 島 町 実 施 期 間 :22 年 度 ~24 年 度 現 状 では 幣 串 港 と 片 側 港 を 結 ぶ 航 路 はない 2 獅 子 島 巡 回 バスの 実 証 運 行 船 舶 との 接 続 や 島 内 移 動 を 容 易 にし 航 路 利 用 を 促 進 するために 獅 子 島 巡 回 バスのダイ ヤを 見 直 す 特 にフェリー ロザリオ との 接 続 を 改 善 する また 片 側 港 にバス 停 を 新 設 するとともに 獅 子 島 島 内 に 配 置 しているバス( 公 用 車 )を 巡 回 バスとして 活 用 する 実 施 主 体 : 長 島 町 実 施 期 間 :22 年 度 ~24 年 度 3セット 切 符 の 発 行 航 路 利 用 者 アンケートをみても 往 復 割 引 サービスの 設 定 が 回 答 の 半 数 以 上 を 占 めるなど 航 路 利 用 者 はより 割 得 感 のある 運 賃 設 定 を 求 めており これに 対 応 しつつ 船 舶 事 業 者 を 圧 迫 しないサービスチケットを 発 行 する 天 草 諸 島 と 本 土 を 獅 子 島 経 由 で 移 動 する 顧 客 への 特 別 割 引 来 島 者 へのレンタサイクル 割 引 などの 特 典 を 付 与 し 記 念 にもなる 記 念 乗 船 券 や 二 次 交 通 機 関 との 連 携 によるチケ 38
ットなどを 制 作 し 順 次 実 験 販 売 する 実 施 主 体 : 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 バス 事 業 者 鉄 道 事 業 者 実 施 期 間 :H23 年 度 ~24 年 度 4レンタサイクルの 導 入 電 動 アシスト 付 き 自 転 車 を 10 台 程 度 購 入 し 船 舶 待 合 所 に 常 備 し 来 島 者 に 貸 出 す 主 に 体 験 学 習 等 の 観 光 客 の 島 内 移 動 に 利 用 する 実 施 主 体 : 長 島 町 実 施 期 間 :H23 年 度 ~24 年 度 (2) 航 路 と 新 幹 線 をつなぐ 実 証 実 験 獅 子 島 及 び 周 辺 地 域 住 民 の 新 幹 線 利 用 ニーズに 対 応 するとともに 新 幹 線 駅 から1 時 間 で 行 ける 島 ( 化 石 の 島 獅 子 の 島 ) としてアピールすることで 観 光 客 の 航 路 利 用 を 促 進 する 1 新 幹 線 を 降 りてから 獅 子 島 に 至 るアクセスの 実 証 実 験 ( 旅 客 船 利 用 型 ) 新 幹 線 のダイヤに 合 わせて 路 線 バス 船 舶 の 接 続 を 見 直 す 2 環 八 代 海 ルート( 水 俣 獅 子 島 天 草 長 島 )の 実 証 実 験 (フェリー 利 用 型 ) 環 八 代 海 ルートとして 新 幹 線 駅 ( 新 水 俣 駅 出 水 駅 )から 観 光 バスやレンタカー によるモニターツアーを 実 施 し 航 路 を 利 用 した 周 遊 コースを 造 成 する 実 施 主 体 : 長 島 町 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 (3) 不 定 期 クルーズ 運 航 ( 団 体 移 動 イベントクルーズ 体 験 遊 漁 ) 旅 客 船 すずかぜ2 は 朝 夕 の 運 航 のため 日 中 かなり 長 い 時 間 停 泊 したままの 状 態 で ある そこで この 時 間 帯 を 島 民 の 会 合 などにともなうチャーターや 周 辺 地 域 からの 来 島 者 向 けのクルーズなどに 振 り 当 て 定 期 航 路 の 範 囲 内 で 不 定 期 便 として 運 用 する 現 状 同 船 は 遊 漁 船 の 免 許 を 有 し 魚 釣 りに 関 わるイベントにも 運 用 された 実 績 がある 獅 子 島 への 海 からのアプローチやツーリズム 利 用 も 考 える 総 合 的 な 連 携 システムを 考 え この 余 剰 時 間 帯 に 船 舶 を 活 かすことで 船 舶 の 稼 働 率 向 上 増 収 効 果 雇 用 の 維 持 が 見 込 ま れる 実 施 主 体 : 波 戸 汽 船 獅 子 島 振 興 会 想 定 される 具 体 的 なプログラム 島 内 集 落 間 移 動 ( 会 合 イベント 時 )の 不 定 期 利 用 に 関 する 実 証 実 験 周 辺 地 域 との 連 携 による 来 島 者 ツアーへの 利 用 実 験 (フェリー ロザリオ 旅 客 船 し 39
しじま との 連 携 ) イベント 時 ( 獅 子 島 ウォーク 等 )の 特 別 運 行 実 験 体 験 イベント 定 置 網 見 学 など 船 舶 を 使 ったイベントクルーズ 開 催 実 験 事 業 1-2 船 舶 待 合 所 の 魅 力 向 上 事 業 (1) 船 舶 機 能 快 適 性 向 上 (リペイント 魅 力 的 な 船 内 への 転 換 ) 船 舶 の 定 期 的 なドック 入 りは 低 コストで 改 修 できる 機 会 であることから 船 の 内 外 を 徹 底 的 に 見 直 し 低 予 算 で 良 い 船 にする 計 画 を 提 案 実 施 する 実 施 主 体 : 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 想 定 される 具 体 的 なプログラム ドック 入 りに 伴 う 外 観 リペイント 実 施 ( 行 き 先 表 示 寄 港 地 表 示 等 ) フェリー 内 旅 客 船 内 に 情 報 コーナーを 設 置 (2) 航 路 ガイド 整 備 ( 音 声 や 映 像 で 紹 介 ) 経 済 圏 を 同 じくする 周 辺 地 域 と 十 分 な 協 議 を 重 ねつつ 互 いの 地 域 情 報 を 船 内 での 案 内 放 送 に 反 映 させ 旅 客 の 移 動 をサポートすることで 船 舶 の 利 用 促 進 を 図 る また 乗 組 員 や 地 上 職 員 のユニフォーム 改 善 やホスピタリティ 教 育 を 行 い 旅 客 へのサービス 向 上 と 連 携 地 域 案 内 の 役 割 を 担 ってもらう 仕 組 みをつくる 実 施 主 体 : 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 想 定 される 具 体 的 なプログラム 乗 り 継 ぎ 情 報 到 着 地 ガイド 航 路 案 内 を 盛 り 込 んだ 船 内 放 送 の 制 作 旅 客 船 非 定 期 クルーズ 用 沿 海 案 内 放 送 の 制 作 航 路 スタッフユニフォーム 改 善 サービス 向 上 案 内 ガイド 研 修 の 実 施 (3) 待 合 所 の 機 能 強 化 ( 物 販 飲 食 情 報 発 信 ) 待 合 所 では 特 に 住 民 来 島 者 の 双 方 が 船 待 ちの 時 間 を 利 用 して 必 要 な 情 報 を 享 受 できる そこで 住 民 への 情 報 と 来 島 者 への 情 報 に 分 けた 獅 子 島 情 報 コーナーを 設 置 する また 各 港 の 待 合 所 の 整 備 状 況 に 合 わせて 物 販 飲 食 情 報 発 信 の 機 能 を 強 化 する 1 獅 子 島 航 路 関 連 の 各 待 合 所 内 に 情 報 コーナーを 設 置 ( 獅 子 島 水 俣 長 島 天 草 ) 2 特 産 品 販 売 や 軽 食 サービスの 提 供 実 施 主 体 : 長 島 町 水 俣 市 天 草 市 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 40
事 業 2 航 路 の 認 知 度 向 上 事 業 事 業 2-1 港 湾 航 路 案 内 の 充 実 (1) 獅 子 島 航 路 をアピールするための 航 路 案 内 地 図 (ボード) 案 内 板 の 設 置 獅 子 島 と 長 島 天 草 水 俣 を 結 ぶ3つの 航 路 の 特 徴 をアピールするための 航 路 案 内 地 図 や 獅 子 島 の 各 港 から 島 内 を 訪 れるための 誘 導 サインや 乗 場 表 示 時 刻 表 表 示 などの 案 内 板 を 設 置 する なお 航 路 案 内 地 図 や 案 内 板 の 作 成 にあたっては 化 石 や 獅 子 をイメージでき るロゴを 作 成 し デザイン 追 及 によるアピール 性 を 高 めるものとする 実 施 主 体 : 長 島 町 サインの 現 状 イメージ 統 一 情 報 ボード( 案 内 板 ) 例 港 湾 案 内 サイン ウエルカム/ 来 島 者 歓 迎 サイン 片 側 港 近 くにある 案 内 標 識 の 現 状 イメージ 統 一 情 報 ボード 設 置 例 41
獅 子 島 航 路 イメージ 統 一 ロゴ 制 作 例 イメージ 統 一 ポイントサイン 例 展 望 ポイント 例 化 石 採 集 禁 止 案 内 例 化 石 観 察 地 点 案 内 例 42
長 島 における 路 上 における 情 報 発 信 の 例 自 動 車 で 移 動 する 人 びとを 対 象 に 獅 子 島 へのカーフェリーによるアクセスをアピー ルし さらに それが 天 草 への 中 継 経 路 になることも 訴 える 路 上 情 報 サインの 例 である 走 行 する 自 動 車 からの 視 認 性 を 考 えると 最 小 限 の 情 報 しか 掲 示 できないので 旅 客 船 情 報 は 割 愛 し あくまでも 自 動 車 利 用 による 獅 子 島 へのアクセスを 記 載 したもの ここか ら 諸 浦 港 までの 距 離 を 明 示 する また すぐに 発 着 時 刻 を 知 ることができるよう 待 合 所 の 電 話 番 号 を 記 載 し 利 用 者 をフェリーに 誘 導 するよう 工 夫 する ちなみに このサンプルでは 天 草 中 田 港 へ 乗 り 継 ぐ 人 のために 割 引 チケット を 発 売 したと 仮 定 して そのことも 記 載 している 時 間 に 余 裕 のある 人 は 天 草 に 渡 るつい でに 行 ったことのない 獅 子 島 を 訪 ねる 可 能 性 がある したがってこのような 割 引 チ ケットの 発 売 も 実 証 実 験 する 必 要 があり その 場 合 はサインやインターネットなどを 使 った 十 分 な 情 報 発 信 が 求 められる 43
事 業 2-2 獅 子 島 航 路 PRツールの 開 発 獅 子 島 航 路 の 認 知 度 を 高 めるためには 獅 子 島 そのものの 魅 力 や 周 辺 地 域 との 連 携 を 意 識 したマップ 等 の 作 成 は 欠 かせない 当 地 域 は 県 境 にあることから 行 政 区 域 を 越 えた 地 域 案 内 が 不 足 しており 本 事 業 では 獅 子 島 島 内 及 び 地 域 間 移 動 を 促 進 するための 地 図 や ポスター パンフレット 等 を 作 成 する なお 地 図 の 作 成 では ベースとなる 基 本 地 図 を 作 成 し 用 途 に 応 じた 地 図 への 多 様 な 展 開 を 推 進 する (1) 基 本 地 図 展 開 地 図 ポスター パンフレットの 制 作 実 施 主 体 : 長 島 町 想 定 される 具 体 的 なプログラム 基 本 航 路 図 新 幹 線 からの 連 続 航 路 図 天 草 ~ 獅 子 島 ~ 本 土 のルート 航 路 図 作 成 新 水 俣 駅 ~バス 連 絡 ルート 地 図 出 水 駅 ~ 国 道 ルートフェリー 地 図 作 成 天 草 観 光 連 携 フェリー 航 路 地 図 作 成 環 八 代 海 ドライブ&フェリールート 地 図 作 成 各 港 や 乗 場 への 詳 細 アクセス 地 図 作 成 連 携 航 路 接 続 時 刻 表 二 次 交 通 接 続 時 刻 表 の 発 行 展 開 地 図 の 作 成 事 例 44
事 業 2-3 獅 子 島 航 路 WEBサイトの 構 築 長 島 町 の WEB サイトを 基 本 に 獅 子 島 航 路 と 獅 子 島 の 情 報 を 記 載 するサブ ページを 作 成 実 験 的 に 配 信 する 島 民 への 情 報 と 島 外 者 への 情 報 に 分 け 双 方 に 有 効 な 情 報 を 効 果 的 に 盛 り 込 んだ 内 容 とする 島 民 には 路 線 バスの 接 続 情 報 や 航 路 ニュースを 島 外 の 人 びとには 獅 子 島 がどのような 島 か どうすれば 船 舶 でアクセスできるのかを 明 快 に 示 す 内 容 とする また 長 島 商 工 会 の HP とリンクすることで 長 島 町 内 の 関 係 団 体 とのネット ワークを 拡 大 する 実 施 主 体 : 長 島 町 インターネット 上 に 展 開 する 情 報 発 信 の 例 現 状 では 獅 子 島 への 船 舶 によるアクセス 方 法 が 島 外 の 人 びとにわかりにくく 自 動 車 の 有 無 による 船 の 使 い 分 け 所 要 時 間 発 着 時 刻 などの 情 報 が 入 手 困 難 な 状 況 にある そのため 島 へのアクセス 情 報 をネット 上 でわかりやすく 公 開 することが 重 要 である 旅 行 や 移 動 に 先 駆 けてインターネット 上 で 情 報 を 入 手 する 行 為 はもはや 一 般 的 であり これに 的 確 に 対 応 するWEB 体 制 を 整 えれば 利 便 性 が 向 上 し 船 舶 を 利 用 する 機 会 が 増 大 するものと 考 えられる WEBサイトの 作 成 事 例 カーフェリー 利 用 と 旅 客 船 利 用 の 使 い 分 けについて 簡 単 に 理 解 できるよう2つのアイコンを 用 意 し 車 有 り 車 なしの 双 方 に 対 応 できるよう 情 報 を 統 一 する それぞれの 旅 程 と 発 着 時 刻 のりばと 二 次 アクセスについてはリンクで 対 応 し 時 刻 表 管 理 ページとつなぐことで 運 営 者 側 のメンテナンスも 容 易 にする トップページでは 獅 子 島 の 観 光 情 報 やイベント 情 報 住 民 に 対 する 生 活 情 報 もリンクさせ 長 島 町 のホームページと 連 携 するリンクも 張 る 45
事 業 2-4 水 俣 長 島 天 草 での 航 路 利 用 促 進 に 向 けた 周 知 活 動 獅 子 島 航 路 のウィークポイントは 島 外 の 人 びとに 獅 子 島 自 体 のことが 認 知 されていない ことである また 天 草 と 本 土 を 結 ぶ 中 継 媒 体 としての 獅 子 島 航 路 も 認 知 度 は 極 めて 低 い 本 事 業 では 獅 子 島 に 関 する 情 報 を 発 信 する 場 を 最 も 効 果 的 と 思 われる 連 携 地 域 ( 水 俣 長 島 天 草 )に 求 め 必 要 な 情 報 を 厳 選 しながら 発 信 する また 長 島 にオープンした 黒 之 瀬 戸 だんだん 市 場 や 天 草 牛 深 港 の 海 彩 館 JR 新 水 俣 駅 出 水 駅 など 獅 子 島 へのアクセスに 便 利 なポイントにおいて 情 報 発 信 の 機 会 を 得 る (1) 地 域 イベントでの 航 路 情 報 の 発 信 実 施 主 体 : 長 島 町 天 長 フェリー 波 戸 汽 船 獅 子 島 汽 船 (2) 黒 之 瀬 戸 だんだん 市 場 や 新 幹 線 新 水 俣 駅 観 光 案 内 所 等 での 航 路 情 報 の 発 信 実 施 主 体 : 長 島 町 水 俣 市 天 草 市 新 幹 線 車 内 における 航 路 情 報 発 信 の 例 新 幹 線 全 線 開 通 は 獅 子 島 航 路 の 利 用 促 進 に 大 きなきっかけを 与 えることになる ただ し これまでのように 情 報 発 信 が 行 き 届 かない 場 合 獅 子 島 航 路 はおろか 獅 子 島 が 新 幹 線 沿 線 に 存 在 する 近 い 離 島 であることも 認 知 されないことが 懸 念 される 航 路 の 存 在 をアピールすると 同 時 に 新 水 俣 駅 から 車 が 無 くても 渡 れる 島 であることを 十 分 にアピ ールし 積 極 的 に 航 路 利 用 を 呼 びかける 必 要 がある ここで 示 すのは 新 幹 線 の 妻 壁 に 設 置 された 広 告 枠 を 利 用 するPRの 例 である 新 水 俣 駅 で 降 りて 水 俣 港 から 旅 客 船 に 乗 る 車 なし パターンと 出 水 駅 で 駅 レンタカーを 借 りて 車 ごと 獅 子 島 に 渡 るパターンを 情 報 発 信 する 九 州 新 幹 線 つばめ の 妻 壁 は 美 しく シンプルな 広 告 が 生 きるので このようなわかりやすいPR 方 法 がマッチすると 思 われる 航 路 情 報 発 信 事 例 46
事 業 2-5 新 幹 線 全 線 開 通 を 見 据 えた 大 都 市 圏 での 獅 子 島 アクセスアナウンス 航 路 の 運 航 情 報 や 島 の 魅 力 を 盛 り 込 んだポスター チラシ パンフレットなどのセット を 制 作 し 大 都 市 圏 の 観 光 案 内 施 設 (アンテナショップなど) 等 の 情 報 コーナーに 設 置 す るとともに 広 く 配 布 する (1) 鹿 児 島 県 の 観 光 案 内 施 設 での 獅 子 島 航 路 の 情 報 発 信 実 施 主 体 : 長 島 町 想 定 される 具 体 的 なプログラム 例 鹿 児 島 県 アンテナショップ かごしま 遊 楽 館 での 航 路 情 報 発 信 各 種 地 域 情 報 誌 での 航 路 情 報 発 信 (2) 離 島 体 験 や 化 石 関 連 ツアー 募 集 における 交 通 情 報 の 提 供 実 施 主 体 : 長 島 町 47
事 業 3 航 路 を 活 用 した 周 辺 地 域 との 交 流 促 進 事 業 航 路 を 継 続 的 に 活 用 してもらうために 来 島 者 寄 島 者 に 対 する 受 け 入 れ 体 制 を 整 備 し 船 に 乗 って 訪 れる 人 びとと 獅 子 島 及 びその 周 辺 地 域 の 住 民 との 交 流 を 考 え 実 践 する 事 業 3-1 獅 子 島 及 び 周 辺 地 域 の 住 民 との 連 携 による 航 路 利 用 促 進 のための 組 織 強 化 獅 子 島 公 共 交 通 ネットワーク 協 議 会 の 下 に 航 路 事 業 者 バス 鉄 道 事 業 者 獅 子 島 住 民 NPO 等 の 活 動 団 体 長 島 天 草 水 俣 の 商 工 観 光 関 係 者 民 宿 経 営 者 等 からなる 航 路 利 用 促 進 部 会 を 立 ち 上 げ 航 路 活 性 化 再 生 に 向 けた 具 体 的 な 行 動 を 起 こす 実 施 主 体 : 長 島 町 天 草 市 水 俣 市 獅 子 島 振 興 会 長 島 町 の 商 工 観 光 団 体 想 定 される 具 体 的 なプログラム 例 住 民 参 画 による 事 業 の 実 施 < 今 あるものを 活 かすために 島 民 自 らが 考 える> 獅 子 島 住 民 が 自 身 の 住 まう 地 域 について 視 点 を 変 えて 見 る 機 会 となり 獅 子 島 の 誇 りや 発 展 性 を 追 求 することにつながる 同 時 に 船 と 航 路 そこから 連 続 する 島 内 交 通 に 興 味 を 持 ってもらい 島 民 による 受 け 皿 づくりを 積 極 的 に 進 める 事 業 3-2 航 路 を 利 用 した 地 域 間 交 流 促 進 事 業 の 実 施 獅 子 島 周 辺 地 域 の 連 携 による 地 域 間 交 流 の 促 進 を 目 的 とした 獅 子 島 航 路 活 性 化 再 生 会 議 ( 仮 称 )を 開 催 し 航 路 を 利 用 した 地 域 イベントの 開 催 や 地 域 連 携 の 旅 行 商 品 の 企 画 等 を 共 同 で 実 施 する 実 施 主 体 : 長 島 町 天 草 市 水 俣 市 実 施 期 間 :H23 年 度 ~24 年 度 想 定 される 具 体 的 なプログラム 例 地 域 連 携 の 旅 行 商 品 企 画 と 実 施 獅 子 島 ウォークの 活 用 海 洋 スポーツイベントとの 連 携 御 所 浦 白 亜 紀 資 料 館 との 連 携 による 水 俣 港 発 のジオパークツアー 島 の 旅 や 自 然 環 境 教 育 をテーマにした 旅 行 受 入 れ 48