参 考 資 料 3 規 制 改 革 会 議 雇 用 ワーキング グ ループ 提 出 資 料 ( 平 成 26 年 4 月 25 日 ) 多 様 な 正 社 員 (ジョブ 型 正 社 員 )について
3. 多 様 な 正 社 員 の 普 及 拡 大 平 成 26 年 4 月 22 日 ( 火 ) 第 4 回 経 済 財 政 諮 問 会 議 産 業 競 争 力 会 議 合 同 会 議 田 村 厚 生 労 働 大 臣 提 出 資 料 ( 抜 粋 ) 日 本 再 興 戦 略 多 様 な 正 社 員 の 普 及 拡 大 のための 有 識 者 懇 談 会 ( 座 長 : 今 野 浩 一 郎 学 習 院 大 学 教 授 ) をこれまで9 回 開 催 制 度 導 入 企 業 8 社 や 労 使 団 体 からヒアリング 制 度 導 入 のメリット 処 遇 転 換 制 度 労 働 条 件 明 示 等 を 議 論 多 様 な 正 社 員 導 入 のメリット 非 正 規 雇 用 労 働 者 のキャリア アップ 正 社 員 のワーク ライフ バランスの 実 現 のほか 企 業 による 優 秀 な 人 材 の 確 保 地 域 に 密 着 した 事 業 展 開 ものづくり 技 能 の 安 定 的 な 継 承 等 のメリット 少 子 高 齢 化 やグローバル 競 争 の 激 化 の 下 我 が 国 にとって 正 規 非 正 規 の 働 き 方 の 二 極 化 の 解 消 女 性 や 子 育 て 介 護 に 直 面 する 人 の 雇 用 継 続 や 能 力 発 揮 等 のメリット 多 様 な 正 社 員 導 入 の 課 題 勤 務 地 や 職 務 の 限 定 や 労 働 者 による 頻 繁 な 転 換 は 企 業 にとって 柔 軟 な 人 事 配 置 とのバランスに 課 題 労 働 者 にとって 企 業 からの 拘 束 度 は 緩 やかな 反 面 処 遇 等 への 不 安 について 指 摘 本 年 年 央 を 目 途 に 以 下 の 項 目 を 含 む 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 をとりまとめる 労 働 契 約 の 締 結 変 更 時 の 労 働 条 件 明 示 の 在 り 方 処 遇 の 在 り 方 いわゆる 正 社 員 との 均 衡 の 在 り 方 相 互 転 換 制 度 その 他 の 雇 用 管 理 に 関 する 事 項 26 年 度 中 26 年 度 事 業 として に 専 門 性 の 高 い 高 度 人 材 を 含 む 多 様 な 正 社 員 のモデル となる 好 事 例 及 び 就 業 規 則 の 規 定 例 を 幅 広 く 収 集 し 情 報 発 信 また 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 と 併 せて セミナー 等 により 事 業 主 に 対 して 徹 底 した 周 知 さらに 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 を 踏 まえた 新 たな 支 援 措 置 を 検 討 ( 27 年 度 に 向 けて) 1
多 様 な 正 社 員 を 導 入 する 企 業 の 動 き 事 例 参 考 1 A 社 ( 飲 食 業 ) ~ 給 与 総 額 アップするも 人 材 の 育 成 のために~ 平 成 26 年 4 月 から 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 制 度 を 導 入 契 約 社 員 のほぼ 全 て( 約 800 名 )を 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 へ 転 換 今 後 の 出 店 計 画 に 対 応 する 上 で 店 長 を 担 える 人 材 の 育 成 が 課 題 契 約 社 員 の 正 社 員 化 による 短 期 的 な 人 件 費 増 を 上 回 る 人 材 開 発 としての 投 資 効 果 が 見 込 まれる 参 考 2 B 社 ( 保 険 業 ) ~ 女 性 の 活 躍 できる 環 境 を 整 備 ~ 一 般 職 の 職 務 の 範 囲 を 拡 大 し 勤 務 地 を 通 勤 圏 内 に 限 定 した 正 社 員 制 度 を 導 入 契 約 社 員 ( 勤 務 場 所 が 店 舗 固 定 職 務 の 範 囲 が 限 定 )も 上 記 の 職 務 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 へ 転 換 可 能 労 働 力 人 口 が 減 少 する 中 出 産 育 児 等 により 転 勤 を 望 まない 女 性 社 員 の 確 保 と 活 躍 期 待 効 果 優 秀 な 女 性 の 確 保 地 域 に 根 付 いた 人 材 の 確 保 が 可 能 に 課 題 契 約 社 員 からの 転 換 希 望 は 勤 務 地 が 通 勤 圏 内 に 拡 大 するため 少 ない 参 考 3 C 社 ( 製 造 業 ) ~ 安 定 的 な 製 造 現 場 の 維 持 技 能 の 継 承 を 図 る~ 給 与 水 準 の 地 域 相 場 を 反 映 した 賃 金 制 度 設 計 による 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 制 度 を 導 入 非 正 規 雇 用 の 社 員 を 能 力 に 応 じて 毎 年 100 名 程 度 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 へ 転 換 効 果 ものづくり 技 能 の 安 定 的 な 継 承 課 題 優 秀 な 人 材 を 配 転 させたい 会 社 の 期 待 と 本 人 の 勤 務 地 限 定 の 希 望 とが 合 わない 場 合 あり 2
多 様 な 正 社 員 の 普 及 拡 大 のための 有 識 者 懇 談 会 参 集 者 今 野 浩 一 郎 神 林 龍 黒 田 祥 子 黒 澤 昌 子 櫻 庭 涼 子 佐 藤 博 樹 竹 内 ( 奥 野 ) 寿 野 田 知 彦 水 町 勇 一 郎 山 川 隆 一 学 習 院 大 学 経 済 学 部 経 営 学 科 教 授 一 橋 大 学 経 済 研 究 所 准 教 授 早 稲 田 大 学 教 育 総 合 科 学 学 術 院 准 教 授 政 策 研 究 大 学 院 大 学 教 授 神 戸 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 准 教 授 東 京 大 学 社 会 科 学 研 究 所 教 授 早 稲 田 大 学 法 学 学 術 院 准 教 授 大 阪 府 立 大 学 経 済 学 部 教 授 東 京 大 学 社 会 科 学 研 究 所 教 授 東 京 大 学 大 学 院 法 学 政 治 学 研 究 科 教 授 座 長 3
ヒアリン グ 概 要 職 務 等 限 定 の 定 め 賃 金 等 処 遇 転 換 制 度 雇 用 保 障 制 度 導 入 の 目 的 メリット 運 用 上 の 課 題 多 様 な 正 社 員 の 導 入 企 業 の 事 例 ( 現 時 点 での 企 業 ヒアリング 総 括 表 ) ヒアリングの 実 施 現 時 点 で 8 企 業 ( 製 造 業 建 設 業 小 売 業 2 保 険 業 金 融 業 旅 行 業 飲 食 業 ) 全 企 業 が 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 制 度 を 導 入 一 部 は 職 務 勤 務 時 間 も 限 定 あり 就 業 規 則 に 職 務 勤 務 地 等 の 限 定 を 規 定 ( 一 部 規 定 のない 例 あり) 雇 用 契 約 書 労 働 条 件 通 知 書 に 就 業 場 所 の 限 定 状 況 を 具 体 的 に 記 載 する 例 あり 地 域 限 定 の 同 意 書 を 本 人 から 提 出 する 例 あり 賃 金 水 準 いわゆる 正 社 員 と 比 べ 職 務 勤 務 地 限 定 の 正 社 員 は 概 ね8 割 ~9 割 手 当 による 調 整 例 あり 昇 進 いわゆる 正 社 員 とほぼ 同 じ 昇 進 スピードであるが 上 限 が 異 なるものが 多 い 非 正 規 雇 用 多 様 な 正 社 員 一 定 の 要 件 ( 勤 続 年 数 評 価 結 果 等 )の 下 本 人 の 申 出 面 接 等 により 判 断 多 様 な 正 社 員 いわゆる 正 社 員 一 定 の 要 件 の 下 本 人 の 申 出 所 属 長 の 推 薦 面 接 等 により 判 断 いわゆる 正 社 員 多 様 な 正 社 員 一 定 の 要 件 の 下 本 人 の 申 出 ( 同 意 ) 所 属 長 の 推 薦 等 により 判 断 経 済 的 理 由 等 により 限 定 された 勤 務 地 等 が 消 滅 した 場 合 の 人 事 上 の 取 扱 について 就 業 規 則 等 の 定 めなし 事 業 所 閉 鎖 等 の 場 合 他 の 勤 務 地 職 務 への 配 置 転 換 で 対 応 本 人 が 配 置 転 換 を 受 け 入 れられない 場 合 本 人 との 合 意 の 下 退 職 ( 会 社 都 合 )となる 例 あり 職 務 勤 務 地 限 定 のニーズを 持 つ 人 材 の 確 保 定 着 ワーク ライフ バランスの 支 援 給 与 水 準 の 地 域 相 場 を 反 映 した 人 件 費 の 適 正 化 女 性 の 能 力 キャリア 志 向 の 前 進 に 伴 い 転 勤 を 限 定 し 幅 広 い 職 務 に 従 事 できるよう 環 境 整 備 ものづくり 技 能 の 安 定 的 な 継 承 地 域 に 根 付 いた 事 業 展 開 ( 店 舗 運 営 ) 上 記 制 度 導 入 の 目 的 に 同 じ ( 優 秀 な 人 材 の 確 保 定 着 のほか 特 に 職 域 拡 大 等 による 女 性 の 活 躍 の 機 会 拡 大 女 性 管 理 者 の 増 加 等 ) 地 域 に 根 ざした 生 活 設 計 が 可 能 となり 生 活 への 安 心 感 の 高 まり 転 勤 しないいわゆる 正 社 員 と 同 じ 仕 事 をしている 多 様 な 正 社 員 からの 処 遇 格 差 に 対 する 不 満 会 社 として 幅 広 く 活 躍 することを 期 待 する 役 割 と 本 人 の 価 値 観 や 事 情 とのマッチング( 折 り 合 い) 限 定 された 職 務 を 行 う 短 時 間 正 社 員 制 度 の 活 用 のあり 方 ( 夜 間 営 業 時 間 の 勤 務 シフトが 組 みづらい) コース 転 換 について ライフイベントのタイミングでの 随 時 応 募 等 柔 軟 な 対 応 を 検 討 厚 生 労 働 省 多 様 な 正 社 員 の 普 及 拡 大 のための 有 識 者 懇 談 会 企 業 ヒアリングより 4
多 様 な 正 社 員 の 普 及 拡 大 のための 有 識 者 懇 談 会 の 主 な 議 論 * 次 回 (4 月 30 日 )には 多 様 な 正 社 員 に 係 る 雇 用 保 障 について 議 論 の 予 定 < 導 入 目 的 > 多 様 な 正 社 員 制 度 の 目 的 は 非 正 規 雇 用 労 働 者 のキャリア アップ いわゆる 正 社 員 のワーク ライフ バランス 人 材 の 確 保 定 着 従 業 員 のモチベーションの 向 上 グローバル 化 に 対 応 する 人 材 の 選 別 確 保 地 域 に 密 着 した 事 業 の 展 開 ものづ くり 技 能 の 安 定 的 な 承 継 など 様 々である 勤 務 時 間 限 定 によるワーク ライフ バランスの 実 現 職 務 限 定 により 汎 用 性 のある 資 格 を 取 得 することによる 失 業 なき 労 働 移 動 の 促 進 日 本 の 労 働 力 の 質 の 向 上 のためのキャリア アップ 支 援 有 期 契 約 を 多 様 な 正 社 員 ( 無 期 契 約 )にすることによ る 雇 用 の 安 定 を 図 るなどの 政 策 目 的 に 資 するのではないか 我 が 国 では 職 務 の 範 囲 が 明 確 ではなく 職 務 限 定 が 難 しいのでは 無 いか また 雇 用 区 分 の 多 様 化 や 勤 務 地 等 の 限 定 は 企 業 活 動 や 人 事 権 の 柔 軟 性 を 制 約 することになるのではないか 多 様 な 正 社 員 の 普 及 のためには 拘 束 性 が 強 い いわゆる 正 社 員 の 働 き 方 の 見 直 しも 必 要 ではないか < 処 遇 均 衡 処 遇 > 勤 務 地 限 定 正 社 員 といわゆる 正 社 員 との 間 の 賃 金 差 は 同 一 の 賃 金 制 度 を 適 用 した 上 で 転 勤 リスクに 対 して 手 当 を 支 給 することで 対 応 してはどうか 勤 務 時 間 限 定 正 社 員 は 同 じ 資 格 級 等 のいわゆる 正 社 員 と 比 較 し 時 間 比 例 で 賃 金 を 設 定 し てはどうかか 職 務 限 定 正 社 員 は より 狭 い 範 囲 の 職 務 限 定 であれば 賃 金 は 職 務 給 等 となり いわゆる 正 社 員 の 賃 金 と 単 純 に 比 較 することは 難 しいのではないか 有 期 契 約 労 働 者 が 多 様 な 正 社 員 に 転 換 した 場 合 労 働 契 約 法 第 20 条 ( 均 衡 処 遇 )の 適 用 がなくなるが 新 たにいわゆる 正 社 員 との 均 衡 処 遇 に 関 する 規 定 を 設 けることについてどのように 考 えるか 多 様 な 正 社 員 といわゆる 正 社 員 との 均 衡 処 遇 について 法 制 化 する 場 合 何 をもって 均 衡 処 遇 とするのか 他 方 民 法 第 90 条 の 公 序 良 俗 や 労 働 契 約 法 第 3 条 第 2 項 の 一 般 的 な 条 項 で 判 断 することについてどう 考 えるか 注 ) 有 識 者 の 意 見 に 基 づき 事 務 局 において 取 りまとめたもの 5
< 転 換 制 度 > ワーク ライフ バランスの 実 現 キャリア 形 成 モチベーションの 維 持 向 上 のためには いわゆる 正 社 員 が 一 旦 多 様 な 正 社 員 に 転 換 しても 事 情 が 変 化 した 場 合 にいわゆる 正 社 員 に 再 転 換 できるような 仕 組 みが 必 要 ではないか 改 正 労 働 契 約 法 による5 年 無 期 化 ルール( 無 期 転 換 )に 役 立 つ 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 を 検 討 すべき 勤 務 時 間 限 定 正 社 員 には 1 育 児 や 介 護 等 で 一 定 期 間 のみ 勤 務 時 間 限 定 正 社 員 になるパターンと 2 有 期 契 約 のパート タイム 労 働 者 などが 無 期 契 約 となるパターンとがある 1のパターンの 場 合 フルタイムの 業 務 を 切 り 出 すなど 組 織 運 営 で の 工 夫 が 必 要 となるのではないか 2のパターンの 場 合 職 種 の 範 囲 を 広 げる 等 の 対 応 が 必 要 ではないか 個 人 の 事 情 の 変 化 により 転 換 を 柔 軟 にすることと 企 業 活 動 ( 人 事 権 )とのバランスについて どう 考 えるか また そのために 転 換 の 要 件 や 回 数 制 限 等 について どのように 考 えるか 転 換 には 1キャリア コースの 変 更 2 労 働 条 件 の 変 更 の2つのパターンがあり 職 務 限 定 正 社 員 への 転 換 は 前 者 勤 務 地 限 定 正 社 員 への 転 換 は 後 者 に 該 当 しうる 両 者 を 区 別 し 勤 務 地 限 定 については 転 換 要 件 を 低 くしてフレキシブルに 転 換 することができるようにすることも 考 えられるのではないか < 労 働 条 件 の 明 示 > 就 業 規 則 や 労 働 契 約 書 での 明 示 がなく 運 用 によって 勤 務 地 等 を 限 定 する 場 合 には 従 業 員 間 で 処 遇 に 対 する 不 満 を 生 じ 得 るため 限 定 の 内 容 を 明 示 化 するべきではないか また 職 務 が 限 定 されることで 労 働 時 間 の 調 整 や 残 業 の 短 縮 が 可 能 と なり 有 給 休 暇 の 取 得 率 も 上 昇 するのではないか 現 行 のルールの 下 で 限 定 性 を 曖 昧 にしていた 場 合 労 働 者 が 認 識 している 限 定 の 内 容 と 使 用 者 側 の 認 識 との 間 に 齟 齬 が 生 じ 紛 争 が 生 じるおそれがあるので 紛 争 の 未 然 防 止 将 来 の 予 測 可 能 性 を 高 めるために 労 働 条 件 の 明 示 は 重 要 では ないか 労 働 条 件 を 明 示 することにより 企 業 が 勤 務 地 や 職 務 等 の 限 定 正 社 員 を 導 入 している 情 報 が 労 使 当 事 者 以 外 の 第 三 者 にも 伝 わることとなり 将 来 採 用 活 動 を 行 う 場 合 にも 求 職 者 が 企 業 を 評 価 する 有 利 な 情 報 となり 得 るのではないか 注 ) 有 識 者 の 意 見 に 基 づき 事 務 局 において 取 りまとめたもの 6
他 方 労 働 条 件 を 明 確 に 定 めることで 企 業 の 人 事 配 置 が 柔 軟 に 行 えなくなるのではないか 就 業 規 則 等 に 限 定 の 内 容 が 明 記 されているか 否 かという 視 点 だけでなく ルールに 沿 った 運 用 を 行 って 労 働 者 の 期 待 に 対 して 限 定 をかけるという 視 点 も 重 要 ではないか 職 務 等 の 限 定 の 内 容 は 多 様 であり その 内 容 の 明 示 の 仕 方 について 一 律 に 義 務 付 けることは 難 しいことから 限 定 の 有 無 を 明 示 させるべきではないか 労 働 契 約 の 期 間 の 定 めの 有 無 と 同 様 に 限 定 有 りと 明 示 すれば 私 法 上 も 限 定 有 りに 限 定 無 しと 明 示 すれば 私 法 上 も 限 定 無 しとなるのではないか 限 定 の 有 無 のいずれも 明 示 しなかった 場 合 限 定 があるか 否 かの 私 法 上 の 効 果 については どちらが 労 働 者 に 有 利 か 一 概 に 判 断 できず ルールとして 定 めることは 困 難 なため 契 約 の 実 態 に 応 じて 解 釈 する 必 要 があるのではないか 労 働 条 件 の 明 示 については 労 働 契 約 法 に 基 づき 労 働 条 件 の 周 知 を 促 すよう 義 務 付 けではなく 望 ましい とするレベル から 進 めてはどうか その 上 で 将 来 的 に 限 定 の 明 示 が 浸 透 してきた 段 階 で 労 働 基 準 法 に 基 づく 義 務 化 も 検 討 してはどうか 労 働 条 件 の 明 示 を 行 うことにより 企 業 にどういうメリットがあるかを 情 報 発 信 する 政 策 的 な 工 夫 も 必 要 である 助 成 金 の 活 用 や 好 事 例 の 紹 介 のほか たとえば 限 定 の 明 示 を 行 っている 企 業 について 表 彰 のように 対 外 的 に 公 表 することを 促 すよう 見 える 化 のインセンティブを 与 えるようなソフトな 手 法 が 適 切 ではないか < 労 使 関 係 の 基 盤 > 多 様 な 正 社 員 制 度 について 法 律 でルール 化 するよりも 企 業 内 で 労 使 の 話 合 いで 制 度 を 決 めていくことが 重 要 ではないか 様 々な 雇 用 形 態 をカバーする 労 使 関 係 や 労 働 組 合 が 無 い 企 業 における 労 使 の 話 し 合 いの 仕 組 みも 必 要 ではないか < 雇 用 終 了 > 事 業 所 閉 鎖 等 の 場 合 に 他 の 事 業 所 等 への 配 置 転 換 を 勧 め 本 人 が 同 意 しない 場 合 には 雇 用 契 約 を 合 意 解 約 する 事 例 が 多 いが これについてどのように 考 えるか 多 様 な 正 社 員 の 雇 用 終 了 の 場 合 にも 解 雇 権 濫 用 法 理 が 適 用 される 勤 務 地 等 が 限 定 されているからといって 機 械 的 に 一 律 的 なルールを 定 めることは 難 しいのではないか 7 注 ) 有 識 者 の 意 見 に 基 づき 事 務 局 において 取 りまとめたもの
多 元 的 で 安 心 できる 働 き 方 の 導 入 促 進 < 平 成 26 年 度 予 算 > 背 景 正 規 非 正 規 の 二 極 化 を 解 消 し 雇 用 形 態 にかかわらず 労 働 者 の 希 望 に 応 じて 安 心 して 生 活 で きる 多 様 な 働 き 方 を 実 現 するため 日 本 再 興 戦 略 ( 平 成 25 年 6 月 14 日 閣 議 決 定 )において 多 元 的 で 安 心 できる 働 き 方 の 導 入 を 促 進 することが 盛 り 込 まれた このため 平 成 26 年 度 において 職 務 等 に 着 目 した 多 様 な 正 社 員 モデルの 普 及 促 進 を 図 るた め 事 例 収 集 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 ( 有 識 者 懇 談 会 で 整 理 取 りまとめ) 海 外 調 査 結 果 等 の 周 知 啓 発 等 を 行 う 取 組 概 要 事 例 収 集 懇 談 会 開 催 多 様 な 正 社 員 に 関 する 事 例 収 集 採 用 時 からの 職 務 を 限 定 した 無 期 契 約 社 員 等 に 関 する 事 例 など 企 業 労 働 者 に 対 するアンケート 調 査 企 業 に 対 するヒアリング 有 識 者 懇 談 会 の 開 催 多 様 な 正 社 員 導 入 にあたっての 雇 用 管 理 上 の 留 意 点 の 整 理 平 成 26 年 度 予 算 1.2 億 円 好 事 例 集 留 意 点 パンフレット 海 外 実 態 調 査 セミナー 開 催 多 元 的 な 働 き 方 に 係 る 海 外 実 態 調 査 (ジョブ 型 の 働 き 方 ) 欧 米 各 国 の 社 会 全 体 における 職 業 意 識 や 雇 用 慣 行 などの 実 態 調 査 調 査 報 告 事 例 集 取 りまとめた 成 果 の 周 知 啓 発 等 企 業 向 けセミナーの 開 催 (47 都 道 府 県 労 働 局 ) 個 別 企 業 等 に 対 する 周 知 啓 発 及 び 意 識 調 査 ホームページの 更 新 運 営 8