学 校 私 費 会 計 事 務 事 故 防 止 検 討 委 員 会 報 告 学 校 私 費 会 計 事 務 事 故 防 止 検 討 委 員 会 平 成 20 年 10 月
1 経 緯 と 検 討 会 の 設 置 (1) 私 費 会 計 の 定 義 と 種 別 義 務 教 育 である 公 立 の 小 中 学 校 に 関 しては 日 本 国 憲 法 第 26 条 第 2 項 において 義 務 教 育 は これを 無 償 とする と 規 定 されているが 実 際 の 義 務 教 育 の 現 場 で ある 区 立 小 中 学 校 では 授 業 料 不 徴 収 の 意 味 と 理 解 されており 施 設 整 備 費 教 職 員 人 件 費 教 科 書 代 については 公 費 で 支 出 されている しかしながら その 他 の 費 用 については 設 置 者 である 地 方 自 治 体 の 財 政 能 力 や 政 策 によって 受 益 者 負 担 という 名 目 で 保 護 者 の 負 担 となっている 部 分 がある その 受 益 者 負 担 とされている 各 種 の 会 計 を 公 費 に 対 して 私 費 会 計 と 総 称 している 具 体 的 には 給 食 費 会 計 教 材 費 会 計 行 事 費 会 計 生 徒 会 費 会 計 PTA 会 計 等 が 私 費 会 計 に 該 当 することとなる (2) 事 件 の 背 景 平 成 20 年 3 月 27 日 に 発 覚 した 高 島 第 三 中 学 校 における 私 費 会 計 の 横 領 事 件 は 本 校 の 事 務 職 員 が 私 費 会 計 を 扱 う 立 場 を 悪 用 し 校 長 不 在 時 に 通 帳 の 印 鑑 を 勝 手 に 使 用 するなどして 保 護 者 から 徴 収 した 教 材 費 や 修 学 旅 行 積 立 金 等 約 2 千 2 百 万 円 を 横 領 したものである 校 長 への 事 情 聴 取 の 結 果 同 校 においては 本 来 複 数 で 行 うべき 会 計 事 務 が 預 金 通 帳 の 管 理 も 含 め 同 事 務 職 員 一 人 で 行 っていた また 学 期 末 での 照 合 残 高 確 認 が 行 われていない 等 私 費 会 計 を 適 正 に 処 理 するために 行 うべきことが 行 わ れていなかった 状 況 が 明 らかとなった 横 領 した 本 人 の 責 任 は 当 然 であるが 今 回 の 横 領 事 件 の 背 景 には 私 費 会 計 を 適 正 に 処 理 するためのチェック 体 制 抑 止 機 能 が 働 いていないという 実 態 があった また 教 育 委 員 会 事 務 局 としても 本 校 の 実 態 を 把 握 しておらず 学 校 私 費 会 計 の 執 行 管 理 等 に 関 して 校 長 に 対 する 必 要 な 指 導 助 言 を 行 うことができなかった (3) 板 橋 区 の 経 緯 と 検 討 委 員 会 の 設 置 板 橋 区 においては 平 成 13 年 に 学 校 私 費 会 計 事 務 処 理 要 領 を 決 定 しこれに 基 づく 学 校 私 費 会 計 の 事 務 手 引 き を 作 成 各 校 に 配 布 した 平 成 17 年 3 月 に 東 京 都 は 頻 発 する 私 費 会 計 における 会 計 事 故 を 踏 まえ 学 校 内 のチェック 体 制 を 強 化 するため 事 務 手 引 きの 改 訂 等 の 対 応 策 を 実 施 した 板 橋 区 として 東 京 都 の 取 り 組 みを 参 考 に 私 費 会 計 の 適 正 な 処 理 と それを 担 保 する 監 査 のあり 方 等 について 検 討 見 直 しを 行 うため 平 成 17 年 度 に 検 討 会 を 設 け 2か 年 にわたる 検 討 を 行 ってきたが 課 題 の 整 理 にとどまり 改 善 に 向 けた 方 策 の 検 討 は 今 後 に 持 ち 越 しとなった 今 般 高 島 第 三 中 学 校 における 私 費 会 計 の 横 領 事 件 を 受 け 学 校 私 費 会 計 にかか る 事 故 の 再 発 防 止 を 期 し 事 務 の 適 正 な 取 扱 いについて 検 討 するため 学 校 私 費 会 計 事 務 事 故 防 止 検 討 委 員 会 を 設 置 した
なお 今 回 の 検 討 委 員 会 では 小 中 学 校 全 校 において 既 に 口 座 引 落 による 徴 収 教 育 委 員 会 事 務 局 への 会 計 報 告 が 行 われている 給 食 費 会 計 は 扱 わず 教 材 費 修 学 旅 行 積 立 金 等 の 行 事 費 等 について 検 討 することとした また クラブ 活 動 費 など 児 童 生 徒 から 一 律 に 徴 収 するわけではないものにつ いても 本 検 討 会 の 検 討 結 果 に 準 じた 取 り 扱 いに 努 めていくものとする 2 現 状 と 課 題 (1) 処 理 方 法 学 校 における 私 費 会 計 事 務 の 処 理 方 法 については 小 中 学 校 全 校 において 口 座 振 替 による 徴 収 を 行 っている 給 食 費 を 除 き その 処 理 方 法 が 異 なっている 学 級 担 任 制 と 教 科 担 任 制 という 小 学 校 と 中 学 校 における 基 本 的 な 運 営 形 態 の 違 い 職 員 配 置 の 違 いを 背 景 として 私 費 会 計 事 務 については それぞれが 独 自 な 方 法 により 事 務 処 理 を 行 ってきている 状 況 がある 中 学 校 では 概 ね 学 年 当 初 での 年 間 徴 収 計 画 の 作 成 保 護 者 口 座 からの 振 替 教 材 等 の 発 注 納 品 業 者 への 支 出 という 一 連 の 事 務 作 業 に 教 員 事 務 職 員 の 各 々が 関 与 している 場 合 が 多 い 一 方 小 学 校 では 教 材 費 行 事 費 において 徴 収 してから 業 者 への 支 払 いを 行 う までの 期 間 に 余 裕 がない 場 合 が 多 いこと 長 年 の 私 費 会 計 事 務 の 経 緯 各 学 校 の 実 情 から 必 要 となる 時 期 に 学 年 便 りにより 周 知 をし 集 金 袋 により 現 金 徴 収 を 行 ってい る 学 校 が 多 い また 保 護 者 への 会 計 報 告 についても 徴 収 方 法 を 反 映 してか 中 学 校 での 年 度 末 での 会 計 報 告 に 対 して 小 学 校 では 学 期 末 毎 での 会 計 報 告 を 行 っている という 相 違 点 もある これらの 実 態 を 踏 まえた 上 で 事 務 の 煩 雑 化 を 極 力 回 避 しながらも 事 故 の 再 発 防 止 に 向 け どのように 複 数 体 制 でのチェック 不 正 の 抑 止 防 止 等 事 務 の 適 正 な 取 扱 いを 確 保 していくのかが 大 きな 課 題 となっている (2) 私 費 会 計 事 務 関 係 帳 簿 の 整 備 照 合 の 時 期 事 務 手 引 きでは 各 学 校 において 私 費 会 計 の 徴 収 執 行 に 際 しては 関 係 帳 簿 として 現 金 ( 金 銭 ) 出 納 簿 預 金 通 帳 収 入 確 認 書 支 出 承 認 書 納 品 書 領 収 書 等 の 収 支 に 係 る 証 拠 書 類 を 作 成 記 帳 保 存 することとしているが 事 務 処 理 要 領 事 務 手 引 きともに 現 金 出 納 簿 等 関 係 帳 簿 との 表 現 にとどまっており 各 学 校 において 作 成 整 備 すべき 関 係 帳 簿 類 を 明 示 していないという 状 況 がある 事 実 預 金 通 帳 に その 内 容 を 書 き 入 れることにより 金 銭 出 納 簿 の 作 成 をして いない 等 これらの 関 係 帳 簿 類 を 作 成 していない 学 校 が 一 部 に 見 受 けられた また 事 務 手 引 きでは 各 学 期 の 終 了 時 は 各 私 費 会 計 の 収 支 状 況 及 び 現 金 出 納 簿 等 関 係 帳 簿 を 照 合 し 確 認 すること としているが 会 計 事 故 を 未 然 に 防 ぎ 学 校 徴 収 金 の 適 正 な 執 行 管 理 を 確 保 する 観 点 から 照 合 残 高 確 認 については より 頻 繁 な 実 施 が 必 要 である
(3) 校 長 による 照 合 確 認 事 務 処 理 要 領 では 校 長 は 各 学 期 の 終 了 毎 に 預 金 通 帳 と 現 金 出 納 簿 を 照 合 し 収 支 の 確 認 をすること と 規 定 している 各 学 校 において おおむね 実 施 されているところではあるが 今 般 の 横 領 事 件 では 長 期 間 にわたり 校 長 による 照 合 確 認 行 為 が 行 われていなかった 校 長 による 照 合 確 認 については 定 期 的 な 実 施 が 必 要 であることはもちろんで あるが 併 せて その 実 効 性 を 担 保 する 方 法 を 用 意 する 必 要 がある (4) 関 係 規 定 の 整 合 性 板 橋 区 立 学 校 事 案 決 定 規 程 学 校 私 費 会 計 事 務 処 理 要 領 学 校 私 費 会 計 の 事 務 手 引 き での 学 校 長 の 職 務 及 び 副 校 長 の 職 務 についての 整 合 性 が 欠 けている 実 態 として 副 校 長 には 私 費 会 計 事 務 に 係 る 職 務 があるにもかかわらず 板 橋 区 立 学 校 事 案 決 定 規 程 では その 規 定 がなされていない 整 合 性 のとれた 関 係 規 定 の 整 備 が 必 要 である (5) 複 数 体 制 でのチェック 機 能 現 状 において たとえば 教 材 費 を 例 にあげると 教 材 の 選 択 や 活 用 時 期 私 費 の 徴 収 執 行 管 理 が 教 員 の 判 断 に 委 ねられている 等 一 人 の 教 員 のみによる 事 務 処 理 が 行 われている 場 合 も 多 い 今 般 の 横 領 事 件 では 無 断 で 校 長 印 を 押 印 する 等 の 明 らかな 不 正 行 為 が 行 われて いたとはいえ 実 質 一 人 の 職 員 のみで 会 計 処 理 が 行 える 状 況 となっていたという 実 態 が 明 らかとなっている 事 故 防 止 の 観 点 からは これらの 状 況 は 複 数 体 制 でのチェックによる 不 正 行 為 への 抑 止 発 覚 機 能 が 働 かず 早 急 な 是 正 が 必 要 となっている 3 対 応 策 (1) 既 に 実 施 した 緊 急 対 応 策 1 緊 急 点 検 前 年 度 末 の 高 島 第 三 中 学 校 の 横 領 事 件 の 発 覚 を 受 け 幼 稚 園 を 含 め 小 中 学 校 全 校 を 対 象 に 緊 急 点 検 を 実 施 した 現 時 点 での 残 高 確 認 説 明 のつかない 支 払 いの 有 無 等 適 正 な 私 費 会 計 事 務 が 行 われているかどうかの 確 認 を 行 った1 次 調 査 と 私 費 会 計 事 務 における 実 際 に 照 合 に 使 用 している 関 係 帳 簿 等 の 写 しの 提 出 を 求 めた2 次 調 査 の 二 回 の 緊 急 点 検 を 実 施 した 2 緊 急 査 察 事 務 局 職 員 による 学 校 現 場 への 査 察 を 実 施 した (5 校 )
3 複 数 チェックの 義 務 化 徴 収 支 出 等 私 費 会 計 事 務 について 一 人 の 職 員 のみが 扱 っているというこ とがないよう 複 数 によるチェックを 義 務 化 した 4 現 金 受 払 簿 の 作 成 現 金 を 金 庫 に 保 管 する 際 の 現 金 受 払 簿 への 記 帳 の 徹 底 を 行 い 現 金 による 保 管 額 が 即 座 に 把 握 できるようにした 5 その 他 関 係 書 類 への 責 任 をもった 確 認 押 印 金 庫 の 鍵 の 保 管 私 費 会 計 事 務 の 管 理 監 督 私 費 会 計 担 当 職 員 への 注 意 喚 起 等 について 校 長 への 周 知 徹 底 を 図 った (2) 今 後 早 急 に 取 り 組 む 対 応 策 1 チェック 体 制 の 構 築 校 長 は 私 費 会 計 事 務 の 各 担 当 を 決 定 する 際 には 徴 収 支 出 の 担 当 者 を 分 け 必 ず 一 連 の 事 務 の 流 れの 中 に 複 数 の 担 当 が 関 与 するものとし 一 人 による 会 計 処 理 が 不 可 能 な 事 務 分 担 を 決 定 するとともに 毎 月 末 時 での 金 銭 出 納 簿 と 関 係 書 類 の 確 認 においては 調 査 担 当 を 置 くものとする なお 私 費 会 計 事 務 の 事 務 分 担 決 定 の 際 には ジョブ ローテーション 制 度 の 活 用 事 務 職 員 の 関 与 の 推 進 再 任 用 再 雇 用 職 員 の 活 用 等 により 長 期 間 の 同 一 担 当 による 不 正 行 為 の 防 止 抑 止 を 図 るほか 事 務 機 能 の 強 化 を 図 るものとす る 2 金 銭 出 納 簿 の 記 帳 の 必 須 化 金 銭 出 納 簿 については 預 金 通 帳 への 書 き 込 みのみで 金 銭 出 納 簿 を 作 成 して いない 学 校 もあるというのが 現 状 であるが 全 校 において 現 金 と 預 金 通 帳 の 現 在 高 の 把 握 ができる 統 一 的 な 書 式 による 金 銭 出 納 簿 を 作 成 し 記 帳 を 行 うこと を 必 須 とする また 私 費 会 計 事 務 システムの 導 入 についても 検 討 を 行 っていく 3 金 銭 出 納 簿 と 預 金 通 帳 による 照 合 確 認 の 例 月 化 従 来 学 期 末 としていた 照 合 確 認 を 毎 月 末 に 実 施 することとする 月 末 ごとに 金 銭 出 納 簿 を 基 本 とし 関 係 帳 簿 等 により 月 間 の 収 支 の 照 合 を 行 い 月 末 での 現 金 預 金 通 帳 の 残 高 確 認 を 実 施 する 確 認 後 校 長 副 校 長 会 計 担 当 調 査 担 当 は 金 銭 出 納 簿 に 押 印 する 4 現 金 預 金 通 帳 校 長 印 の 管 理 徹 底 校 長 は 現 金 預 金 通 帳 の 管 理 方 法 を 定 め 教 育 委 員 会 に 報 告 するとともに 預 金 通 帳 現 金 取 扱 者 を 決 定 し 管 理 の 徹 底 を 図 る
また 校 長 印 については 無 断 で 押 印 されることのないよう 施 錠 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 校 長 自 らが 決 裁 内 容 を 把 握 した 上 で 押 印 を 行 う 5 教 育 委 員 会 事 務 局 への 報 告 年 度 末 には 決 算 報 告 書 個 人 別 計 算 書 を 作 成 し 保 護 者 へ 周 知 するとともに その 写 しと 金 銭 出 納 簿 の 写 し 預 金 通 帳 の 写 し を 添 付 して 私 費 会 計 執 行 状 況 報 告 書 を 教 育 委 員 会 事 務 局 へ 提 出 する 6 教 育 委 員 会 事 務 局 の 関 与 査 察 (ア) 教 育 委 員 会 は 私 費 会 計 執 行 状 況 報 告 書 による 各 学 校 での 執 行 状 況 の 把 握 報 告 書 類 に 基 づいた 不 明 点 への 問 い 合 わせを 行 うほか 随 時 に 現 場 査 察 を 実 施 する (イ) 適 正 ではない 事 務 処 理 が 判 明 した 場 合 は 処 分 も 含 め 厳 格 な 対 応 を 行 う 7 自 己 検 査 における 点 検 毎 年 実 施 している 学 校 相 互 での 自 己 検 査 において 検 査 項 目 に 私 費 会 計 事 務 の 点 検 項 目 を 必 須 とし 学 校 相 互 でのチェック 機 能 を 担 保 する 8 保 護 者 による 会 計 監 査 の 徹 底 現 状 保 護 者 による 監 査 については 給 食 費 会 計 でのみ 行 われているが 他 の 会 計 についても PTA 役 員 等 による 会 計 監 査 を 拡 充 する また 学 校 私 費 会 計 の 事 務 手 引 き には 具 体 的 な 会 計 監 査 の 実 施 方 法 を 明 記 することとする 9 関 係 規 定 の 整 備 (ア) 東 京 都 板 橋 区 立 学 校 事 案 決 定 規 程 の 改 正 副 校 長 の 所 掌 に 現 行 規 定 のない 学 校 徴 収 金 関 連 事 務 を 追 加 する (イ) 学 校 私 費 会 計 事 務 処 理 要 領 の 改 正 学 期 末 での 照 合 確 認 を 毎 月 末 の 照 合 確 認 に 変 更 年 度 末 での 私 費 会 計 執 行 状 況 報 告 書 による 教 育 委 員 会 事 務 局 への 報 告 決 算 報 告 書 の 保 護 者 報 告 を 追 加 する 10 学 校 私 費 会 計 の 事 務 手 引 き の 改 訂 教 職 員 への 研 修 以 上 の 対 応 策 を 踏 まえ 現 行 の 私 費 会 計 の 事 務 手 引 き を 改 訂 し 各 校 に 配 布 するとともに 年 度 当 初 の 転 入 昇 任 の 副 校 長 への 研 修 をはじめ 校 長 副 校 長 を 含 めた 教 職 員 に 対 する 研 修 を 実 施 し 適 正 な 管 理 執 行 を 担 保 していく
4 ま と め 高 島 第 三 中 学 校 の 横 領 事 件 は 私 費 会 計 事 務 において 複 数 体 制 によるチェック 機 能 が 働 いていれば 未 然 に 防 げたものであり 校 長 副 校 長 の 照 合 残 高 確 認 が 行 われ てさえいれば 横 領 額 がこのような 高 額 になることはなかったものである 今 般 の 事 件 から 明 らかなように 日 々における 適 正 な 事 務 処 理 の 重 要 性 に 鑑 み 本 検 討 委 員 会 では 事 故 防 止 について 複 数 によるチェック 体 制 の 構 築 を 基 本 とし チ ェックを 行 うための 関 係 帳 簿 類 の 整 備 定 期 的 点 検 の 徹 底 義 務 化 教 育 委 員 会 事 務 局 の 関 与 を 柱 として 検 討 を 行 った なお 高 島 第 三 中 学 校 の 横 領 事 件 の 発 覚 を 受 けて 実 施 された 監 査 委 員 による 学 校 徴 収 金 に 関 する 監 査 総 務 部 による 学 校 徴 収 金 を 含 む 準 公 金 緊 急 自 主 点 検 に ついては それぞれ 平 成 20 年 5 月 20 日 付 20 板 監 第 16 号 の2 学 校 徴 収 金 に 関 す る 監 査 の 結 果 について( 通 知 ) により 監 査 委 員 の 意 見 が 平 成 20 年 7 月 25 日 付 20 板 総 総 第 298 号 適 正 な 会 計 事 務 処 理 の 徹 底 について( 通 知 ) により 準 公 金 の 事 務 取 扱 いに 係 る 留 意 事 項 が 通 知 されているところであるが 本 検 討 委 員 会 により 検 討 決 定 された 対 応 策 については これらの 意 見 留 意 事 項 を 遵 守 するものとなっている 学 校 徴 収 金 は 区 立 学 校 が 公 教 育 活 動 の 必 要 性 から 保 護 者 の 委 任 に 基 づき 徴 収 す るものであり 適 正 な 注 意 義 務 を 持 って 管 理 執 行 を 行 わなければならないものであ る 教 育 委 員 会 は 本 報 告 の 対 応 策 を 速 やかに 実 施 し 二 度 とこのような 事 故 を 起 こさ ぬよう 学 校 長 をはじめとした 学 校 現 場 はもちろん 教 育 委 員 会 事 務 局 を 挙 げ 私 費 会 計 事 務 の 適 正 な 管 理 執 行 に 全 力 で 取 り 組 んでいく
検 討 経 過 平 成 20 年 5 月 26 日 第 1 回 検 討 委 員 会 ( 作 業 部 会 同 時 開 催 ) 901 会 議 室 平 成 20 年 6 月 27 日 第 2 回 作 業 部 会 教 育 委 員 会 室 平 成 20 年 7 月 25 日 第 3 回 作 業 部 会 502 会 議 室 平 成 20 年 8 月 29 日 第 4 回 作 業 部 会 教 育 委 員 会 室 平 成 20 年 9 月 12 日 第 2 回 検 討 委 員 会 教 育 委 員 会 室 平 成 20 年 10 月 20 日 第 5 回 作 業 部 会 教 育 委 員 会 室 平 成 20 年 10 月 28 日 第 3 回 検 討 委 員 会 教 育 委 員 会 室 検 討 委 員 会 構 成 員 会 長 教 育 長 北 川 容 子 副 会 長 教 育 次 長 大 迫 俊 一 庶 務 課 長 森 弘 学 務 課 長 林 栄 喜 指 導 室 長 宇 野 彰 人 板 橋 第 五 小 学 校 校 長 中 里 文 丈 小 学 校 校 長 会 会 長 板 橋 第 一 中 学 校 校 長 逢 見 百 樹 中 学 校 校 長 会 会 長 成 増 小 学 校 副 校 長 大 島 信 二 小 学 校 副 校 長 会 会 長 赤 塚 第 二 中 学 校 副 校 長 坂 田 博 美 中 学 校 副 校 長 会 会 長 作 業 部 会 構 成 員 会 長 庶 務 課 長 森 弘 副 会 長 学 務 課 長 林 栄 喜 庶 務 課 庶 務 係 長 宮 川 修 一 庶 務 課 経 理 係 長 金 子 幸 一 学 務 課 学 校 保 健 係 長 久 保 田 雅 之 学 務 課 学 校 給 食 係 長 鴨 志 田 修 二 指 導 室 統 括 指 導 主 事 武 井 勝 久 板 橋 第 四 小 学 校 校 長 田 尻 栄 吉 小 学 校 校 長 会 代 表 高 島 第 一 中 学 校 校 長 戸 張 隆 二 中 学 校 校 長 会 代 表 成 増 小 学 校 副 校 長 大 島 信 二 小 学 区 副 校 長 会 代 表 三 園 小 学 校 副 校 長 岡 本 高 一 小 学 校 副 校 長 会 代 表 上 板 橋 第 一 中 学 校 副 校 長 飯 塚 正 人 中 学 区 副 校 長 会 代 表 上 板 橋 第 二 中 学 校 副 校 長 岡 村 克 也 中 学 校 副 校 長 会 代 表 板 橋 第 六 小 学 校 栗 原 孝 夫 小 学 校 事 務 職 員 会 代 表 北 前 野 小 学 校 伊 藤 知 子 小 学 校 事 務 職 員 会 代 表 上 板 橋 第 一 中 学 校 坪 井 寿 也 中 学 校 事 務 職 員 会 代 表 高 島 第 一 中 学 校 油 井 収 中 学 校 事 務 職 員 会 代 表 事 務 局 庶 務 課 経 理 係 副 係 長 川 上 範 幸