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主 文 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 二 号 事 件 について 原 判 決 中 控 訴 人 ( 第 一 審 被 告 ) 敗 訴 の 部 分 を 取 り 消 す 被 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らの 請 求 を 棄 却 する 訴 訟 費 用 は 第 一 二 審 とも 被 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らの 負 担 とする 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 三 号 同 第 四 号 事 件 について 本 件 控 訴 を 棄 却 する 控 訴 費 用 は 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らの 負 担 とする 事 実 第 一 当 事 者 の 求 めた 裁 判 一 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 二 号 事 件 1 控 訴 の 趣 旨 ( 第 一 審 被 告 ) 主 文 同 旨 2 控 訴 の 趣 旨 に 対 する 答 弁 ( 第 一 審 原 告 ら) ( 一 ) 本 件 控 訴 を 棄 却 する ( 二 ) 控 訴 費 用 は 控 訴 人 ( 第 一 審 被 告 )の 負 担 とする 二 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 三 号 同 第 四 号 事 件 1 控 訴 の 趣 旨 ( 第 一 審 原 告 ら) ( 一 ) 原 判 決 中 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )ら 敗 訴 の 部 分 を 取 り 消 す ( 二 ) 被 控 訴 人 ( 第 一 審 被 告 )が 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らに 対 し 昭 和 四 三 年 三 月 二 九 日 付 でなした 地 方 公 務 員 法 二 八 条 一 項 四 号 により 同 月 三 一 日 限 り 免 職 する 旨 の 行 政 処 分 をいずれも 取 り 消 す ( 三 ) 訴 訟 費 用 は 第 一 二 審 とも 被 控 訴 人 ( 第 一 審 被 告 )の 負 担 とする 2 控 訴 の 趣 旨 に 対 する 答 弁 ( 第 一 審 被 告 ) 主 文 同 旨 第 二 当 事 者 の 主 張 及 び 証 拠 関 係 当 事 者 双 方 の 主 張 は 次 のとおり 付 加 するほかは 原 判 決 事 実 摘 示 のとおりであ り 証 拠 の 関 係 は 原 審 及 び 当 審 の 記 録 中 の 各 書 証 目 録 及 び 証 人 等 目 録 に 記 載 のと おりであるから これらを 引 用 する 一 原 判 決 三 四 枚 目 裏 七 行 目 の 次 に 改 行 して 次 のとおり 加 える 公 務 員 関 係 の 過 員 整 理 に 伴 う 分 限 免 職 処 分 の 要 件 及 び 効 果 は 法 定 されており( 地 公 法 二 八 条 一 項 四 号 ) 右 規 定 は 任 命 権 者 がこれ 以 外 の 場 合 に 分 限 処 分 をするこ とはできないという 意 味 で 公 務 員 の 身 分 保 障 的 機 能 を 有 するとともに 他 方 国 公 法 一 条 一 項 地 方 自 治 法 二 条 一 四 項 地 方 公 営 企 業 法 三 条 等 の 規 定 の 趣 旨 に 照 らせ ば 右 要 件 が 生 じた 場 合 任 命 権 者 に 過 員 整 理 を 命 じているものと 解 すべきであり 任 命 権 者 が 廃 職 又 は 過 員 が 生 じているのになんら 処 分 をせずに 放 置 することは 許 されず 漫 然 従 前 どおりの 人 事 配 置 を 行 えば 違 法 な 職 務 執 行 となるのである 第 一 審 原 告 ら 主 張 の 如 く 分 限 免 職 処 分 に 労 働 基 本 権 制 約 の 代 償 措 置 としての 機 能 を 負 わせる 見 解 は 分 限 処 分 の 制 度 目 的 を 超 えた 解 釈 というべきである 二 同 三 五 枚 目 裏 五 行 目 の 次 に 改 行 して 次 のとおり 加 える 原 判 決 は 本 件 分 限 免 職 処 分 直 後 である 昭 和 四 三 年 四 月 一 日 付 で 市 教 育 委 員 会 に おいて 学 校 給 食 調 理 員 八 名 が 新 規 採 用 されており これらの 者 が 既 に 昭 和 四 二 年 度 の 採 用 試 験 に 合 格 し 採 用 候 補 者 名 簿 に 登 載 されていた 者 とはいえ 任 命 権 者 にお いて 必 ずその 時 期 に 採 用 しなければならない 義 務 があるわけではなく 本 件 分 限 免 職 処 分 当 時 においては 右 八 名 について 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 を 配 置 転 換 しうる 余 地 があつたものということができる と 認 定 し 本 件 分 限 免 職 処 分 は 右 八 名 の 限 度 において 配 置 転 換 の 義 務 を 尽 しておらず 裁 量 権 の 濫 用 があつたものとして 違 法 との 判 断 をなしている しかしながら 同 一 の 市 の 組 織 であるとはいえ 独 立 の 行 政 委 員 会 として 独 自 の 人 事 権 を 有 する 市 教 育 委 員 会 において 学 校 給 食 調 理 員 八 名 が 本 件 分 限 免 職 処 分 後 に 新 規 採 用 されたからといつて 公 営 企 業 管 理 者 である 第 一 審 被 告 が 右 八 名 に 対 応 する 員 数 の 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 を 市 教 育 委 員 会 の 学 校 給 食 調 理 員 に 配 置 転 換 す る 努 力 を 怠 つたということはできない 本 件 当 時 北 九 州 市 が 全 市 的 に 行 財 政 の 正 常 化 に 全 力 をあげて 取 り 組 み 特 に 人 件 費 の 抑 制 に 努 めていたこと このため 本 件 財 政 再 建 計 画 に 伴 う 行 政 整 理 対 象 者 の 配 置 転 換 が 全 市 的 に 非 常 に 困 難 な 事 情 にあつ

たこと 及 び 第 一 審 被 告 がその 配 置 転 換 を 含 む 救 済 措 置 に 最 大 限 の 努 力 をしたこと はさきに 述 べたところであり 当 時 の 情 勢 下 において 第 一 審 被 告 が 最 善 の 努 力 を 行 つたとしても 第 一 審 原 告 A 外 四 名 について これを 配 置 転 換 しうる 余 地 はなか つたのである たしかに 市 教 育 委 員 会 は 昭 和 四 二 年 度 の 採 用 試 験 に 合 格 し 採 用 候 補 者 名 簿 に 登 載 されていた 学 校 給 食 調 理 員 八 名 をやむをえず 一 年 遅 れの 昭 和 四 三 年 四 月 一 日 に 新 規 採 用 したけれども 昭 和 四 四 年 九 月 一 〇 日 に 至 るまでその 後 の 新 規 採 用 はなしえなかつたものであり 教 育 委 員 会 には 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 の うち 八 名 を 配 置 転 換 させうる 余 地 があつたとは 到 底 いえない また 市 教 育 委 員 会 への 配 転 にあたつて 第 一 審 被 告 である 病 院 局 長 がなしうることは 市 教 育 委 員 会 に 対 する 受 け 入 れの 要 請 と 市 教 育 委 員 会 による 任 命 行 為 に 対 する 同 意 のみであ り 市 教 育 委 員 会 がこれを 受 け 入 れて 発 令 するかどうかは 市 教 育 委 員 会 の 専 権 に 属 し( 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 三 四 条 ) 第 一 審 被 告 の 責 任 範 囲 にはない 加 えて 病 院 局 における 調 理 士 及 び 炊 事 員 は 先 に 要 請 した 九 名 を 除 く と 九 九 名 もいたことや 採 用 年 次 が 昭 和 三 九 年 以 前 の 者 で 占 められていたことなど に 照 らせば 第 一 審 被 告 である 病 院 局 長 が 市 教 育 委 員 会 に 対 し 新 規 採 用 の 中 止 と 右 八 名 分 の 配 置 転 換 を 要 請 しなかつたとしても 特 段 責 められるべき 点 はない さらに 公 務 員 の 過 員 整 理 は 運 営 合 理 化 のため 必 要 があるという 立 法 上 行 政 上 の 決 断 が 下 されてはじめて 開 始 され その 決 断 の 全 責 任 は 議 会 行 政 当 局 が 負 うも のであり 違 法 な 点 がない 限 り 裁 判 所 が 容 喙 する 余 地 はない 以 上 のとおりであつて 市 教 育 委 員 会 において 本 件 分 限 免 職 処 分 直 後 に 学 校 給 食 調 理 員 八 名 が 新 規 採 用 されたからといつて 本 件 分 限 免 職 処 分 当 時 において 右 八 名 に 対 応 する 員 数 の 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 を 配 置 転 換 しうる 余 地 があつたとは いえなく したがつて 本 件 分 限 免 職 処 分 は 右 八 名 の 限 度 において 配 置 転 換 の 努 力 を 尽 しておらず 裁 量 権 の 濫 用 に 当 たるということもできない 理 由 一 当 事 者 及 び 本 件 分 限 免 職 処 分 の 存 在 請 求 原 因 1 2の 事 実 は 当 事 者 間 に 争 いがなく 弁 論 の 全 趣 旨 により 真 正 に 成 立 したものと 認 められる 乙 第 五 九 号 証 によれば 第 一 審 原 告 らの 当 時 の 年 齢 及 び 入 職 年 月 日 は 原 判 決 添 付 別 紙 職 種 等 一 覧 表 年 齢 欄 及 び 入 職 年 月 日 欄 記 載 のと おり( 但 し 同 一 覧 表 中 6B 49C 72Dの 各 入 職 年 月 日 欄 に それぞ れ 34523 34522 3311 とあるのを 右 6については 34 522 と 右 49については 35522 と 右 72については 3211 と 各 改 める )であることが 認 められる 二 本 件 分 限 免 職 処 分 に 至 る 経 緯 当 裁 判 所 も 次 のとおり 付 加 訂 正 するほかは 北 九 州 市 行 財 政 の 状 況 病 院 事 業 の 推 移 と 経 営 の 状 況 本 件 再 建 計 画 と 分 限 免 職 処 分 の 実 施 につき 原 審 と 事 実 の 認 定 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 二 の1の( 一 )ないし ( 四 ) 2の( 一 )ないし( 三 ) 3の( 一 )ないし( 三 ))を 引 用 する 1 原 判 決 四 二 枚 目 表 一 一 行 目 の 第 一 七 二 号 証 の 一 二 の 次 に 第 一 七 三 号 証 第 一 七 五 第 一 七 六 号 証 第 一 七 七 号 証 の 一 ないし 五 を 同 四 二 枚 目 裏 一 行 目 の 乙 第 一 五 号 証 の 次 に 及 び 第 一 五 二 号 証 を 同 五 行 目 の 乙 第 七 四 号 証 の 次 に 第 一 五 一 第 一 七 四 号 証 を 同 六 行 目 の 認 められ の 次 に 右 認 定 に 反 する 当 審 証 人 Eの 証 言 部 分 は 前 掲 各 証 拠 と 対 比 し たやすく 措 信 で きず 他 に を 各 加 える 2 同 四 三 枚 目 裏 五 行 目 の 低 かつた の 次 に このため 市 民 生 活 に 不 可 欠 な 事 業 を 行 なうことが 困 難 となり 市 民 生 活 に 密 着 した 側 溝 や 通 学 道 路 買 物 道 路 の 整 備 にもこと 欠 く 状 態 であつた を 同 四 六 枚 目 表 三 行 目 の 七 名 を の 次 に 勤 務 評 定 の 結 果 に 基 づき を 同 四 行 目 の 分 限 免 職 処 分 に 付 した の 次 に (なお 残 りの 二 名 中 一 名 は 療 養 中 であり 他 の 一 名 は 前 年 に 休 職 処 分 に 付 した ばかりなので 分 限 免 職 処 分 を 見 送 つた ) を 同 五 行 目 の 改 訂 し の 次 に その 月 額 給 料 については を 同 末 行 の 拘 束 四 三 時 間 の 次 に (これは 国 や 他 の 大 都 市 の 勤 務 時 間 に 比 して 著 しく 短 かく また 市 内 主 要 事 業 所 と 対 比 しても 短 かいものであつた ) を 各 加 える 3 同 四 七 枚 目 表 四 行 目 の 第 一 五 〇 号 証 の 次 に 第 一 五 二 号 証 を 加 え 同 六 行 目 の 第 一 五 〇 号 証 及 び 同 一 一 行 目 から 一 二 行 目 にかけての 右 乙 第 一 五 〇 号 証 により 真 正 に 成 立 したものと 認 める 乙 第 一 五 二 号 証 を 各 削 り 同 四 七

枚 目 裏 一 行 目 の 第 六 三 号 証 の 次 に 第 一 四 号 証 を 加 える 4 同 四 八 枚 目 裏 一 〇 行 目 の 増 嵩 を 累 増 と 同 四 九 枚 目 表 二 行 目 で 引 用 の 別 表 2 ( 同 一 一 四 枚 目 裏 ) 中 の 昭 和 四 一 年 度 医 業 費 用 欄 の 二 三 億 三 〇 八 八 万 円 を 二 三 億 三 〇 八 九 万 円 と 同 四 九 枚 目 表 五 行 目 の 六 億 四 五 三 〇 万 円 を 六 億 四 五 三 一 万 円 と 同 末 行 で 引 用 の 別 表 4 ( 同 一 一 五 枚 目 表 から 同 裏 にかけて) 中 の 自 治 体 病 院 全 国 平 均 (パーセント) 欄 について 流 動 負 債 構 成 比 率 の 一 九 九 を 一 九 九 五 と 酸 性 試 験 比 率 の 八 七 六 を 八 七 六 〇 と また 医 業 利 益 対 医 業 収 益 率 の 備 考 欄 の に を は と 各 改 める 5 同 五 〇 枚 目 裏 八 行 目 の 一 五 億 六 六 〇 〇 万 円 を 一 五 億 五 〇 〇 〇 万 円 と 改 め 同 五 一 枚 目 裏 四 行 目 の (もつとも から 同 六 行 目 までの 括 弧 書 きを 削 り 同 五 二 枚 目 裏 六 行 目 の 一 九 七 五 人 を 一 九 七 六 人 と 同 六 〇 枚 目 表 七 行 目 の 定 数 規 程 を 制 定 した を 北 九 州 病 院 局 職 員 職 種 別 定 数 規 程 ( 昭 和 四 三 年 北 九 州 市 病 院 局 管 理 規 程 第 二 号 以 下 定 数 規 程 ともいう )を 制 定 した と 同 六 一 枚 目 表 三 行 目 から 四 行 目 にかけての 一 四 億 九 〇 一 九 万 八 〇 〇 〇 円 を 一 四 億 九 〇 一 八 万 八 〇 〇 〇 円 と 各 改 める 三 本 件 分 限 免 職 処 分 の 根 拠 当 裁 判 所 も 次 のとおり 付 加 訂 正 するほかは 本 件 分 限 免 職 処 分 の 根 拠 分 限 免 職 事 由 の 存 在 定 数 規 程 制 定 手 続 の 瑕 疵 処 分 時 期 の 問 題 につき 原 審 と 事 実 上 並 びに 法 律 上 の 判 断 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 三 の1 ないし4)を 引 用 する 原 判 決 六 三 枚 目 裏 一 〇 行 目 の したがつて を 右 のように と 同 一 二 行 目 の できるのであるが を できるのであるから これに 対 応 する 内 部 組 織 へ の 職 員 の 配 置 も 管 理 者 の 権 限 にゆだねられているものと 解 すべきである けだ し と 同 六 四 枚 目 表 一 行 目 の とは 到 底 解 せられないから を ものとすれ ば 行 政 組 織 及 び 人 員 配 置 の 硬 直 化 を 招 き 行 政 の 機 動 的 運 営 を 著 しく 害 する 結 果 となるからである したがつて と 各 改 め 同 一 〇 行 目 の 傾 聴 に 値 するけれど も の 次 に 管 理 者 が 何 ら 合 理 的 理 由 なく 職 制 又 は 定 数 を 改 廃 し これに 藉 口 し て 恣 意 的 に 職 員 を 罷 免 するようなことがあるとすれば 管 理 者 のかかる 行 為 は そ れ 自 体 権 限 の 濫 用 ないし 裁 量 権 の 濫 用 にあたる 行 為 として 違 法 たるを 免 れないの みならず を 加 え 同 一 二 行 目 の ための 措 置 を 講 じたか 否 か を ための 措 置 ( 配 置 転 換 )が 比 較 的 容 易 であるにもかかわらず これを 考 慮 しないで 直 ちに 分 限 免 職 処 分 に 付 したか 否 か と 改 める 四 給 食 業 務 委 託 の 適 法 性 当 裁 判 所 も 給 食 業 務 の 委 託 委 託 先 の 選 定 委 託 契 約 の 内 容 その 他 の 事 情 に つき 原 審 と 事 実 の 認 定 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 四 の1の( 一 )ないし( 三 ))を 引 用 し これに 基 づく 当 裁 判 所 の 判 断 も 原 判 決 理 由 四 の2( 給 食 業 務 委 託 の 適 法 性 についての 判 断 )の 説 示 と 同 一 であるから これ を 引 用 する 五 配 置 転 換 努 力 義 務 懈 怠 の 有 無 1 配 置 転 換 と 就 職 あつせん 当 裁 判 所 も 次 のとおり 付 加 訂 正 するほかは 市 当 局 の 方 針 配 置 転 換 就 職 あつせんにつき 原 審 とその 事 実 の 認 定 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 五 の1の( 一 )ないし( 三 ))を 引 用 する ( 一 ) 原 判 決 八 〇 枚 目 表 九 行 目 から 一 〇 行 目 にかけての 種 々 検 討 し から 同 八 〇 枚 目 裏 一 行 目 までを 次 のとおり 改 める 種 々 検 討 した 結 果 名 簿 登 載 の 八 名 については 定 数 枠 の 中 で 他 の 職 との 調 整 さ えつけば 何 とか 消 化 できるのではないかという 見 通 しのもとに とりあえず 右 八 名 に 替 えて 病 院 局 から 要 請 のあつた 九 名 を 小 学 校 の 新 設 と 自 然 退 職 者 を 見 込 んで 受 け 入 れることとした そこで 昭 和 四 二 年 一 二 月 一 九 日 当 時 採 用 可 能 な 四 名 分 に ついて 人 事 委 員 会 に 選 考 委 任 の 申 請 をするとともに 候 補 者 名 簿 の 消 化 責 任 の 猶 予 について 人 事 委 員 会 の 了 解 をとりつけ 昭 和 四 三 年 一 月 一 日 付 で 教 育 委 員 会 に 学 校 給 食 調 理 員 として 転 職 を 発 令 し さらにその 後 採 用 可 能 となつた 四 名 分 につい て 前 同 様 人 事 委 員 会 の 了 解 を 得 て 同 年 二 月 一 日 付 で 転 職 を 発 令 し 結 局 前 記 九 名 のうち 第 一 審 原 告 Fを 除 く 八 名 の 炊 事 員 が 配 置 転 換 された これに 対 し 組 合 側 は 病 院 局 からの 右 八 名 の 配 置 転 換 に 反 対 し 教 育 委 員 会 に 対 して 新 規 採 用 を 行 うよう 抗 議 した ( 二 ) 同 八 一 枚 目 表 三 行 目 から 同 六 行 目 までを 削 り 同 八 二 枚 目 裏 四 行 目 の 次 に 改 行 して 次 のとおり 加 える

教 育 委 員 会 が 右 八 名 を 採 用 したのは 次 のような 経 緯 によるものであつた すな わち 教 育 委 員 会 では 昭 和 四 三 年 六 月 一 日 を 期 する 機 構 改 革 の 見 通 しが 立 つた 同 年 三 月 末 に 至 り 昭 和 四 三 年 度 に 採 用 する 職 員 の 計 画 が 決 定 し その 中 で 名 簿 登 載 の 八 名 についても 採 用 の 見 通 しが 立 つた 昭 和 四 三 年 三 月 三 一 日 当 時 教 育 委 員 会 においては 条 例 定 数 と 現 員 との 差 は 四 三 名 あつたが 昭 和 四 三 年 度 に 採 用 する 職 員 の 計 画 として 学 校 給 食 調 理 員 を 除 き 三 一 名 の 採 用 予 定 があり 残 り 一 二 名 につ いても 六 名 が 復 職 予 定 であつたため 定 数 上 右 名 簿 登 載 の 八 名 以 上 の 採 用 は 不 可 能 な 状 況 であつた しかし 右 八 名 については 本 来 ならば 昭 和 四 三 年 三 月 三 一 日 まで( 名 簿 有 効 期 間 )に 採 用 されるべき 者 であり また 将 来 採 用 できる 見 通 しも 立 たないことから 教 育 委 員 会 としては 名 簿 の 消 化 責 任 を 果 たす 必 要 にせまら れ 昭 和 四 三 年 四 月 一 日 急 遽 その 採 用 に 踏 み 切 つた(ちなみに 教 育 委 員 会 で は 右 八 名 の 採 用 後 は 翌 四 四 年 九 月 一 〇 日 に 至 るまで 新 規 採 用 はなされていな い ) 2 配 置 転 換 努 力 義 務 懈 怠 の 有 無 についての 判 断 地 公 法 二 八 条 一 項 四 号 の 規 定 による 分 限 免 職 処 分 に 基 づく 過 員 の 整 理 のため 現 実 になにびとを 免 職 するかは 任 免 権 者 がみずからの 裁 量 によつて 決 定 しうるもの であるが その 決 定 にあたつては 同 法 一 三 条 の 定 める 平 等 取 扱 の 原 則 同 法 二 七 条 一 項 の 定 める 公 正 基 準 及 び 同 法 五 六 条 の 定 める 不 利 益 取 扱 の 禁 止 に 違 反 してはな らず また それが 著 しく 客 観 的 妥 当 性 を 欠 き 明 らかに 条 理 に 反 するような 場 合 には 自 由 裁 量 の 限 界 を 超 えるものとして 違 法 というべきである ところで 右 分 限 免 職 処 分 は 同 法 二 八 条 一 項 一 号 ないし 三 号 の 場 合 と 異 なり 職 制 もしくは 定 数 の 改 廃 又 は 予 算 の 減 少 により 廃 職 又 は 過 員 を 生 じた 場 合 被 処 分 者 にはなんら 責 められるべき 事 由 がないにもかかわらず 任 免 権 者 が 被 処 分 者 に 対 し その 意 思 に 反 して 一 方 的 に 免 職 という 不 利 益 な 処 分 をなしうるものであるこ と また 現 行 法 制 上 地 方 公 務 員 が 住 民 全 体 の 奉 仕 者 であると 同 時 に 勤 労 者 である ことを 考 慮 しても そのことから 直 ちに 任 免 権 者 において 分 限 免 職 処 分 を 回 避 す るための 措 置 として 余 剰 人 員 の 配 置 転 換 を 命 ずる 義 務 があるとすることは 任 免 権 者 の 人 事 権 経 営 権 を 制 肘 することを 認 めることになり 妥 当 でなく ただ 過 員 整 理 の 必 要 性 目 的 に 照 らし 任 免 権 者 において 被 処 分 者 の 配 置 転 換 が 比 較 的 容 易 であるにもかかわらず 配 置 転 換 の 努 力 を 尽 くさずに 分 限 免 職 処 分 をした 場 合 に 権 利 の 濫 用 となるにすぎないものというべきである そこで 本 件 において 被 処 分 者 の 配 置 転 換 が 比 較 的 容 易 であり 本 件 分 限 免 職 処 分 が 裁 量 権 の 濫 用 に 当 たるか 否 かについて 検 討 するに 前 記 認 定 ( 原 判 決 理 由 二 の 1 2)の 事 実 によれば 病 院 事 業 経 営 上 本 件 人 員 整 理 の 必 要 性 分 限 免 職 処 分 事 由 の 存 在 が 肯 認 されるところ 同 一 の 普 通 地 方 公 共 団 体 内 であつても 任 命 権 者 を 異 にする 他 部 局 への 処 分 対 象 者 の 配 置 転 換 ( 転 職 以 下 同 じ)が 問 題 となつてい る 本 件 においては 処 分 対 象 者 の 属 する 任 命 権 者 の 一 存 では 到 底 配 置 転 換 をなしう るものではないから 普 通 地 方 公 共 団 体 の 執 行 機 関 である 当 該 任 命 権 者 において 任 命 権 者 を 異 にする 他 部 局 への 処 分 対 象 者 の 配 置 転 換 につき その 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 の 所 轄 の 下 に 他 の 執 行 機 関 との 間 の 相 互 の 連 絡 調 整 を 図 り 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 及 び 他 の 執 行 機 関 がこれに 協 力 したならば 任 命 権 者 を 異 にする 他 の 部 局 へ の 処 分 対 象 者 の 配 置 転 換 が 比 較 的 容 易 であつたという 事 情 が 認 められなければなら ない これを 本 件 についてみるに 前 示 のとおり 市 当 局 は 本 件 再 建 計 画 立 案 の 段 階 において 分 限 免 職 処 分 対 象 者 の 配 置 転 換 について 検 討 し 機 会 あるごとに 幹 部 会 や 局 長 会 その 他 を 利 用 して 他 部 局 の 任 命 権 者 にその 協 力 を 求 めたが 他 部 局 におい ても 類 似 の 職 種 は 殆 んどなく また 人 件 費 の 抑 制 に 努 力 中 であつてこれを 受 け 入 れることが 容 易 ではなく そして 職 種 変 更 による 配 置 転 換 も 実 際 上 困 難 であつた ことから 市 当 局 において 整 理 対 象 者 全 員 を 他 の 部 局 に 配 置 転 換 することは 到 底 不 可 能 であると 判 断 して これを 断 念 したこと 本 件 で 整 理 の 対 象 となつた 者 は い ずれも 単 純 な 労 務 に 従 事 する 者 であり その 性 質 からして 他 部 局 への 配 置 転 換 は 困 難 な 実 情 にあつたこと わずかに 教 育 委 員 会 に 学 校 給 食 調 理 員 等 類 似 の 職 種 があつ たものの 学 校 給 食 調 理 員 については 教 育 委 員 会 において 既 にその 採 用 計 画 に 基 づいて 八 名 につき 採 用 の 手 続 を 進 めていたところ 病 院 局 からのたつての 要 請 を 受 け 入 れて 急 遽 八 名 の 炊 事 員 ( 昭 和 四 三 年 一 月 一 日 付 及 び 同 年 二 月 一 日 付 で 各 四 名 ずつ)を 教 育 委 員 会 に 学 校 給 食 調 理 員 として 採 用 したこと このため 採 用 を 保 留 されることになつた 名 簿 登 載 の 八 名 については 教 育 委 員 会 において 昭 和 四 三 年 三 月 末 に 至 り 昭 和 四 三 年 度 職 員 採 用 計 画 が 決 定 したことから これに 基 づき 名 簿

消 化 の 責 任 を 果 たす 必 要 もあつて 昭 和 四 三 年 四 月 一 日 に 急 遽 その 採 用 に 踏 み 切 つたものであること 教 育 委 員 会 では 昭 和 四 三 年 度 中 は 右 八 名 のほかは 学 校 給 食 調 理 員 の 採 用 計 画 はなく 翌 昭 和 四 四 年 九 月 一 〇 日 に 至 るまでその 後 の 採 用 はなさ れていないこと(このことから 分 限 免 職 処 分 対 象 者 を 転 職 させていたとすれば 名 簿 登 載 の 八 名 については 結 果 的 に その 後 の 採 用 の 機 会 を 失 したであろうことが 容 易 に 推 認 されること ) 以 上 のような 事 実 関 係 が 認 められる 本 件 のもとでは 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 一 七 二 名 全 員 についてはもとより 昭 和 四 三 年 四 月 一 日 付 で 教 育 委 員 会 において 学 校 給 食 調 理 員 八 名 が 新 規 採 用 されたからといつて 直 ちに これに 対 応 する 員 数 ( 八 名 )の 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 についても 教 育 委 員 会 へ 配 置 転 換 することが 容 易 であつたということはできない すなわち 独 立 の 任 命 権 者 である 教 育 委 員 会 としては 前 示 事 情 のもとで 右 八 名 を 新 規 採 用 したことには それ 相 応 の 理 由 があるというべく 他 方 仮 に 市 当 局 ないし 病 院 局 から 要 請 があつ たとしても 教 育 委 員 会 において 右 八 名 に 替 えて 分 限 免 職 処 分 対 象 者 を 優 先 的 に 配 置 転 換 ( 転 職 採 用 )することを 強 いられる 筋 合 いはなく( 地 方 自 治 法 一 三 八 条 の 三 第 二 三 項 等 の 規 定 による いわゆる 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 の 調 整 権 といえど も 独 立 の 行 政 委 員 会 として 独 自 の 人 事 権 を 有 する 教 育 委 員 会 が その 権 限 に 基 づ いて 行 なう 個 々の 職 員 の 任 命 に 関 する 事 項 には 及 ばないものと 解 する ) また 整 理 対 象 者 中 八 名 を 配 置 転 換 させるためには これを 特 定 することが 必 要 であると ころ 前 示 のとおり 市 当 局 は 本 件 再 建 計 画 立 案 の 段 階 において 幹 部 会 その 他 で 種 々 検 討 の 結 果 整 理 対 象 者 全 員 を 他 部 局 に 配 置 転 換 することは 不 可 能 であると 判 断 してこれを 断 念 したというのであるから それ 以 降 病 院 局 内 部 において 右 八 名 についての 選 定 基 準 も 設 定 されていないことが 容 易 に 推 認 されるところであ り 整 理 対 象 者 中 の 八 名 については これを 特 定 するに 由 ないものといわざるをえ ない 固 より 右 選 定 基 準 を 設 定 し 配 置 転 換 させるべき 人 員 を 特 定 することは 行 政 機 関 として 独 自 の 人 事 権 を 有 する 第 一 審 被 告 の 裁 量 に 属 する 事 項 であるか ら 裁 判 所 がこれに 代 わり 独 自 に 選 定 基 準 を 設 定 し 整 理 対 象 者 の 中 から 八 名 を 任 意 に 選 別 特 定 することが 許 されないことは 多 言 を 要 しないところである のみ ならず 前 示 のとおり 教 育 委 員 会 において 右 八 名 を 新 規 採 用 することが 具 体 的 に 決 定 された 時 期 は 昭 和 四 三 年 度 の 職 員 採 用 計 画 が 決 定 をみた 同 年 三 月 末 であつた というのであるから 当 時 は 既 に 分 限 免 職 処 分 予 定 日 が 目 前 に 切 迫 している 時 期 であり 分 限 免 職 処 分 予 定 日 までの 間 に 整 理 対 象 者 中 八 名 について 配 置 転 換 を 実 現 することは 手 続 上 も 到 底 可 能 な 状 況 ではなかつたことが 窺 われる もつとも G 市 長 就 任 後 の 採 用 者 九 名 のうち 八 名 については 病 院 局 から 教 育 委 員 会 への 配 置 転 換 がなされていることは 前 認 定 のとおりであるが 右 配 置 転 換 がな された 経 緯 については 前 示 のとおり 教 育 委 員 会 において 市 当 局 や 病 院 局 に 協 力 して その 要 請 を 受 け 入 れたことにより 配 置 転 換 が 実 現 したものであり また 定 数 上 もこれを 受 け 入 れる 余 地 があつたこと 市 当 局 や 病 院 局 からの 右 要 請 があつた ときから 分 限 免 職 処 分 予 定 日 までの 間 に 配 置 転 換 の 手 続 を 完 了 することが 可 能 な 時 間 的 余 裕 があつた 等 の 諸 事 情 のもとで 右 配 置 転 換 がなされたものであつて こ のことから 直 ちに 右 と 事 情 を 異 にする 前 記 の 新 規 採 用 の 八 名 に 替 える 配 置 転 換 の 場 合 においても 教 育 委 員 会 へ 配 置 転 換 させることが 容 易 であつたと 推 認 するこ とはできない これを 要 するに 教 育 委 員 会 において 本 件 分 限 免 職 処 分 後 に 学 校 給 食 調 理 員 八 名 が 新 規 採 用 されたからといつて そのことから 直 ちに 本 件 分 限 免 職 処 分 対 象 者 中 不 特 定 の 八 名 を 教 育 委 員 会 へ 配 置 転 換 することが 容 易 であつたということはでき ず 他 に 右 配 置 転 換 が 容 易 であつたことを 認 めるに 足 りる 証 拠 はない してみれば 本 件 分 限 免 職 処 分 は 右 八 名 につき 配 置 転 換 の 努 力 を 怠 つた 違 法 が あるとして 裁 量 権 の 濫 用 に 当 たるものとはいえないし また その 余 の 被 処 分 者 についても 同 じく 裁 量 権 の 濫 用 を 認 めるに 足 りる 事 情 はない 3 第 一 審 原 告 Fに 対 する 不 当 労 働 行 為 についての 判 断 第 一 審 原 告 らは G 市 長 就 任 後 に 採 用 された 九 名 のうち 第 一 審 原 告 Fのみを 差 別 して 配 置 転 換 の 取 扱 をせず 本 件 分 限 免 職 処 分 に 付 したのは 同 第 一 審 原 告 が 活 発 な 組 合 活 動 家 であることを 嫌 悪 したものであるから 労 働 組 合 法 七 条 一 号 地 公 法 五 六 条 で 禁 止 する 不 当 労 働 行 為 にあたるから 同 第 一 審 原 告 に 対 する 本 件 分 限 免 職 処 分 は 違 法 として 取 り 消 されるべきであると 主 張 する しかしながら 第 一 審 被 告 が 第 一 審 原 告 Fを 他 の 八 名 とともに 配 置 転 換 しなかつ た 経 緯 は 前 記 認 定 ( 原 判 決 理 由 五 の1の( 二 )の(2))のとおり 同 第 一 審 原 告 が 昭 和 四 二 年 一 二 月 一 五 日 の 違 法 行 為 の 指 導 責 任 を 問 われて 昭 和 四 三 年 二 月 九

日 付 をもつて 停 職 五 一 日 間 の 処 分 を 受 けたため 出 向 予 定 先 ( 教 育 委 員 会 )が 同 第 一 審 原 告 を 受 け 入 れず このため 結 局 本 件 分 限 免 職 処 分 の 対 象 となるに 至 つた というのであり これによれば 同 第 一 審 原 告 に 対 する 本 件 分 限 免 職 処 分 が 同 第 一 審 原 告 の 組 合 活 動 を 嫌 悪 し これに 対 する 報 復 措 置 としてなされたものとはいえ ないことが 明 らかであるから 第 一 審 原 告 らの 右 主 張 は 理 由 がない 六 誠 実 団 体 交 渉 義 務 の 履 行 当 裁 判 所 も 団 体 交 渉 の 経 過 その 細 目 としての 北 九 州 市 の 職 員 団 体 及 び 労 働 組 合 の 結 成 病 院 事 業 再 建 表 明 後 本 件 再 建 計 画 案 発 表 後 本 件 再 建 計 画 案 の 議 決 時 本 件 再 建 計 画 案 議 決 後 における 各 交 渉 経 過 団 体 交 渉 内 外 の 状 況 につき 原 審 とその 事 実 の 認 定 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 六 の1の ( 一 )ないし( 六 ))を 引 用 し これに 基 づく 当 裁 判 所 の 判 断 も 原 判 決 理 由 六 の 2の 説 示 と 同 一 ( 但 し 原 判 決 九 五 枚 目 裏 一 行 目 の 前 記 五 2の 冒 頭 で 述 べた を 削 る )であるから これを 引 用 する 七 仲 裁 申 請 義 務 の 有 無 当 裁 判 所 も 原 審 とこの 点 についての 判 断 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 七 )を 引 用 する 八 裁 量 権 の 濫 用 当 裁 判 所 も 次 のとおり 付 加 訂 正 するほかは 原 審 とこの 点 についての 判 断 を 同 じくするから 原 判 決 理 由 中 その 説 示 ( 原 判 決 理 由 八 )を 引 用 する 1 原 判 決 九 七 枚 目 裏 二 行 目 から 同 五 行 目 の そのような 事 情 が 認 められないこと は までを 第 一 審 原 告 らに 対 する 本 件 分 限 免 職 処 分 をもつて 比 較 的 容 易 であつ た 第 一 審 原 告 らの 配 置 転 換 を 考 慮 することなくして 直 ちになした 裁 量 権 濫 用 の 違 法 があるということができないことは と 同 九 八 枚 目 表 六 行 目 から 七 行 目 にかけ ての 客 観 的 にみて 合 理 性 を 欠 く を 著 しく 客 観 的 妥 当 性 を 欠 き 明 らかに 条 理 に 反 する と 各 改 める 2 同 九 八 枚 目 裏 二 行 目 から 三 行 目 にかけての したがつて から 同 八 行 目 の ない までを 次 のとおり 改 め 同 九 行 目 の 前 記 原 告 五 名 に から 同 一 〇 行 目 から 一 一 行 目 にかけての その 余 の 原 告 らに 関 しては までを 削 る また 二 六 六 名 中 から 免 職 すべき 少 数 の 者 を 選 択 するのではなく その 大 半 を 免 職 して ごく 僅 少 の 残 すべき 者 を 選 定 する 場 合 であることをも 考 慮 すると 右 八 名 とその 余 の 整 理 対 象 者 を 区 別 して 取 り 扱 つたことをもつて 著 しく 客 観 的 妥 当 性 を 欠 き 明 らかに 条 理 に 反 するとか 地 公 法 一 三 条 二 七 条 一 項 に 違 反 して 本 件 分 限 免 職 処 分 を 違 法 ならしめるものということはできないから 第 一 審 原 告 らの 右 主 張 は 理 由 がない 以 上 のとおりであるほか 前 記 認 定 ( 二 の1 2)の 北 九 州 市 の 財 政 状 況 病 院 事 業 の 経 営 状 態 からすれば 他 に 本 件 分 限 免 職 処 分 が 地 公 法 一 三 条 二 七 条 一 項 に 違 反 するか もしくは 著 しく 客 観 的 妥 当 性 を 欠 き 明 らかに 条 理 に 違 反 してな されたものであることを 肯 認 するに 足 りる 事 情 は これを 認 めることができな い 九 結 論 よつて 原 判 決 中 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 二 号 事 件 被 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らに 関 する 部 分 は 当 審 とは 結 論 を 異 にし 失 当 であるから 右 事 件 控 訴 人 ( 第 一 審 被 告 )の 敗 訴 部 分 を 取 り 消 し 右 事 件 被 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らの 本 訴 請 求 を 棄 却 す ることとし 昭 和 五 七 年 ( 行 コ) 第 三 号 同 第 四 号 事 件 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らに 関 する 部 分 は 相 当 であつて 右 事 件 控 訴 人 ( 第 一 審 原 告 )らの 本 件 控 訴 は 理 由 がな いからこれを 棄 却 し 訴 訟 費 用 の 負 担 につき 行 政 事 件 訴 訟 法 七 条 民 訴 法 九 五 条 九 六 条 八 九 条 九 三 条 を 各 適 用 して 主 文 のとおり 判 決 する ( 裁 判 官 高 石 博 良 石 井 義 明 松 村 雅 司 )