地 域 再 生 計 画 1 地 域 再 生 計 画 の 名 称 乙 部 町 の 魅 力 ある 地 域 資 源 を 活 用 した 産 業 活 性 化 事 業 2 地 域 再 生 計 画 の 作 成 主 体 の 名 称 北 海 道 爾 志 郡 乙 部 町 3 地 域 再 生 計 画 の 区 域 北 海 道 爾 志 郡 乙 部 町 の 全 域 4 地 域 再 生 計 画 の 目 標 4-1 乙 部 町 の 現 状 ( 地 勢 ) 乙 部 町 は 北 海 道 南 部 を 形 成 する 渡 島 半 島 の 西 部 檜 山 支 庁 管 内 のほぼ 中 央 部 に 位 置 ( 北 緯 41 度 58 分 東 経 140 度 08 分 )しており 南 は 江 差 町 北 は 八 雲 町 に 接 し 西 は 日 本 海 に 面 し 東 は 厚 沢 部 町 及 び 渡 島 山 脈 を 境 に 八 雲 町 に 隣 接 している 道 南 の 拠 点 都 市 である 函 館 市 から 70km( 自 動 車 で1 時 間 20 分 ) 圏 に 位 置 し 社 会 的 経 済 的 なかかわりが 大 きい また 札 幌 からは 約 230 km( 自 動 車 で4 時 間 )と 離 れていることに 加 えて 首 都 圏 からの 交 通 アクセスも 悪 く 非 常 に 不 利 な 条 件 となっている 一 方 平 成 28 年 3 月 に 開 業 した 北 海 道 新 幹 線 の 新 函 館 北 斗 駅 からは 55 km( 自 動 車 で 約 60 分 )の 好 立 地 となり 新 幹 線 開 業 に 伴 う 交 流 人 口 の 増 加 による 産 業 の 活 性 化 が 期 待 されている ( 人 口 ) 乙 部 町 の 人 口 は 国 勢 調 査 によると 昭 和 25 年 のピーク 時 に 9,266 人 であったが 平 成 22 年 には 4,408 人 までに 減 少 しており 減 少 率 は 約 50%と 著 しい 減 少 幅 となっ ている 65 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 は 平 成 22 年 時 点 で 1,516 人 となっており 高 齢 化 率 は 34.4%となっているが 人 口 推 計 においては 今 後 さらに 高 齢 化 が 進 み 将 来 的 に は 高 齢 化 率 が 50% 程 度 になる 推 計 されている 人 口 の 社 会 動 態 については 20 年 以 上 にわたり 転 出 による 減 少 が 20 人 から 70 人 規 模 で 続 いている 人 口 の 自 然 動 態 についても 同 様 に 死 亡 数 が 出 生 数 を 上 回 る 状 況 が 続 いており 今 後 高 齢 化 の 進 行 により さらなる 自 然 減 になることが 想 定 されている 乙 部 町 においては 社 会 減 自 然 減 の 両 方 の 要 因 において 人 口 の 減 少 が 続 いて いる ( 産 業 ) 乙 部 町 の 就 業 人 口 を 国 勢 調 査 でみると 平 成 22 年 に 1,850 人 となっており 全 人 口 (4,408 人 )の 42.0%を 占 めている 平 成 2 年 7 年 12 年 の 国 勢 調 査 では 50% 代 で 推 移 していたが 平 成 17 年 の 国 勢 調 査 から 40% 台 に 減 少 している 産 業 別 では 昭 和 35 年 に 72.9%あった 第 一 次 産 業 が 年 々 減 少 し 平 成 22 年 には 第 一 産 業 が 279 人 ( 人 口 比 15.1%) 第 二 次 産 業 が 565 人 ( 人 口 比 30.5%) 第 三 次 - 1 -
産 業 が 1,003 人 ( 人 口 比 54.2%)となっている < 第 一 次 産 業 > 農 業 を 取 り 巻 く 環 境 が 厳 しさを 増 している 中 で 今 後 も 農 家 戸 数 の 減 少 や 高 齢 化 の 進 行 が 見 込 まれることから 経 営 の 体 質 強 化 や 農 業 生 産 の 安 定 化 を 図 っていく 上 で 高 度 な 営 農 技 術 と 経 営 能 力 を 備 えた 担 い 手 を 確 保 し 農 業 構 造 を 確 立 していくこ とが 重 要 な 課 題 となっている 漁 業 は スケトウダラ イカ 等 の 回 遊 資 源 を 主 たる 魚 種 として 営 んでいるが 近 年 漁 獲 量 が 減 少 し 経 営 の 安 定 化 が 図 られない 状 況 となっていることから つくり 育 てる 漁 業 ( 栽 培 漁 業 )の 振 興 により 経 営 の 安 定 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 している < 第 二 次 産 業 > 工 業 については 平 成 11 年 度 の 工 業 統 計 調 査 では 事 業 所 数 が 13 従 業 者 数 は 284 人 製 造 品 出 荷 額 62 億 3,441 万 円 となっていたが 平 成 25 年 度 の 工 業 統 計 調 査 で は 事 業 数 が6 従 業 者 数 は 159 人 製 造 品 出 荷 額 24 億 8,267 万 円 となっており 事 業 所 数 従 業 者 数 ともに 半 減 し 出 荷 額 においては 60% 以 上 の 減 少 幅 となってい る < 第 三 次 産 業 > 商 業 については 平 成 11 年 度 商 業 統 計 調 査 では 商 店 数 86 店 従 業 員 数 311 人 年 間 販 売 額 54 億 3,300 万 円 となっていたが 平 成 26 年 度 商 業 統 計 調 査 では 商 店 数 39 店 従 業 員 数 172 人 年 間 販 売 額 41 億 7,327 万 円 となっており 販 売 額 は 企 業 努 力 によりその 減 少 幅 を 抑 えているものの 商 店 数 従 業 員 数 は 半 減 している 状 況 にある また 1 店 あたりの 従 業 員 数 も 平 均 4.4 人 となっており 小 規 模 零 細 企 業 がそ の 多 くを 占 めている 人 口 の 推 移 ( 国 勢 調 査 ) ( 単 位 : 人 ) 区 分 総 人 口 就 業 人 口 (%) 第 一 次 産 業 (%) 第 二 次 産 業 (%) 第 三 次 産 業 (%) 平 成 7 年 5,422 2,885 (53.2) 651 (22.6) 1,090 (37.8) 1,144 (39.6) 平 成 12 年 5,143 2,681 (52.1) 579 (21.6) 967 (36.1) 1,135 (42.3) 平 成 17 年 4,816 2,071 (43.0) 292 (14.1) 666 (32.2) 1,113 (53.7) 平 成 22 年 4,408 1,850 (42.0) 279 (15.1) 565 (30.5) 1,003 (54.2) 特 に 第 一 次 二 次 産 業 の 就 業 人 口 が 大 きく 減 少 している - 2 -
4-2 乙 部 町 の 課 題 産 業 の 衰 退 乙 部 町 においては 基 幹 産 業 である 第 一 次 産 業 に 依 存 する 傾 向 が 強 く 大 量 に 生 産 されたものをそのまま 出 荷 し 生 産 性 を 維 持 してきた 特 に 近 年 の 水 産 業 の 漁 獲 量 の 減 少 は 地 域 経 済 に 深 刻 なダメージを 与 えているも のの 資 源 の 急 速 な 回 復 は 極 めて 難 しく さらに 一 次 加 工 二 次 加 工 といった 付 加 価 値 を 付 ける 取 組 みが 十 分 ではないことから 安 定 した 収 入 が 確 保 されていない また 農 業 においても 担 い 手 の 高 齢 化 や 収 入 の 低 値 安 定 などの 問 題 を 抱 え 第 一 次 産 業 においては 総 体 的 に 所 得 の 向 上 安 定 と 後 継 者 不 足 が 深 刻 な 課 題 となっ ている 第 三 次 産 業 においても 人 口 の 減 少 高 齢 化 や 基 幹 産 業 の 衰 退 などによる 購 買 力 の 低 下 さらに 近 隣 の 大 規 模 小 売 店 舗 への 購 買 者 層 の 流 出 などの 影 響 から 商 店 街 の 活 力 が 失 われている 人 口 の 減 少 基 幹 産 業 である 第 一 次 産 業 の 衰 退 や それに 関 連 する 第 二 次 産 業 の 停 滞 により 就 業 の 場 が 失 われていることにより 町 内 の 若 者 が 進 学 や 就 職 により 町 外 に 流 出 する 割 合 が 高 く 人 口 減 少 を 加 速 させるという 悪 循 環 になっている 町 としても 従 来 から 第 一 次 産 業 の 振 興 策 や 町 外 からの 企 業 誘 致 などを 積 極 的 に 行 いながら 産 業 構 造 の 転 換 に 努 めてきたが 雇 用 情 勢 の 改 善 には 至 っていない 人 材 の 育 成 第 一 次 産 業 の 低 収 入 化 後 継 者 不 足 を 克 服 するためには 少 ない 収 量 でも 所 得 を 安 定 させることが 不 可 欠 であり そのためには 低 次 加 工 だけではなく より 付 加 価 値 を 高 める 高 次 加 工 に 取 り 組 む 必 要 があるが 一 次 産 業 従 事 者 の 高 齢 化 や 地 域 性 などから 積 極 的 な 取 組 が 進 まない 状 況 にある 地 域 全 体 に 高 付 加 価 値 化 の 価 値 観 と 新 幹 線 開 業 という 好 機 を 着 実 に 捉 える 先 導 性 を 育 み 持 続 できる 町 づくりを 作 り 上 げるためには 地 域 ないにおいて 変 化 に 柔 軟 に 対 応 できる 専 門 性 を 持 った 人 材 育 成 が 不 可 欠 である 交 流 人 口 の 停 滞 乙 部 町 は 高 速 道 路 や 電 車 が 通 っていない 道 内 でも 極 めて 珍 しい 交 通 過 疎 の 町 である 町 内 には 自 然 豊 かな 景 観 や 歴 史 文 化 信 仰 といったストーリー 性 を 持 った 魅 力 ある 資 源 が 点 在 しているものの 訪 れる 人 は 少 なく 通 過 型 の 町 となっている 4-3 乙 部 町 の 目 標 一 次 産 品 の 高 付 加 価 値 を 地 域 全 体 で 取 り 組 むことにより 生 産 額 の 向 上 が 図 られる とともに 一 次 産 業 者 の 安 定 した 収 入 の 確 保 や 地 域 産 業 の 活 性 化 が 図 られるものと 考 えている また 北 海 道 新 幹 線 開 業 を 機 会 に 新 たな 観 光 ルートの 商 品 化 による 交 流 人 口 の 増 - 3 -
大 に 資 する 取 組 を 実 践 することにより 特 産 品 開 発 と 交 流 人 口 増 大 の 相 乗 効 果 により 地 域 経 済 の 好 循 環 が 生 まれることが 期 待 される そこで 乙 部 町 では 平 成 28 年 に 設 立 する 地 域 商 社 乙 部 創 生 ( 仮 称 )を 中 心 とした 新 たな 特 産 品 開 発 を 実 践 し 乙 部 町 の 統 一 ブランド 商 品 を 創 り 上 げるとともに 今 まで 十 分 に 活 用 されていなかった 歴 史 文 化 的 価 値 のある 観 光 資 源 に 改 めて 着 目 し 若 者 をターゲットにした 新 しい 観 光 ルートの 商 品 化 を 目 指 すことにより 交 流 人 口 の 増 大 を 図 る また 本 町 を 訪 れる 旅 行 者 だけではなく 都 市 部 を 中 心 に 積 極 的 に 移 住 定 住 情 報 を 発 信 することにより 交 流 人 口 の 増 大 を 移 住 定 住 に 結 びつける 効 果 的 な 取 り 組 み を 実 践 する これらの 事 業 を 持 続 させるためには 時 代 の 変 化 に 柔 軟 に 対 応 し 消 費 者 ニーズを 的 確 に 捉 えることができる 人 材 がなによりも 不 可 欠 であることから 計 画 期 間 内 に 人 材 育 成 も 実 施 することにより 継 続 性 のある 取 組 となるように 事 業 を 推 進 していく 事 業 の 推 進 管 理 にあたっては 乙 部 創 生 ( 仮 称 )にすべての 業 務 を 担 わせるこ とにより 特 産 品 開 発 観 光 ルートの 商 品 化 磨 きあげ 移 住 定 住 情 報 の 管 理 とい った 機 能 をワンストップで 消 費 者 に 届 けることができる 体 制 を 構 築 し 乙 部 町 のブラ ンド 力 を 向 上 させ 産 業 全 体 の 底 上 げを 図 り 活 力 ある 地 域 社 会 を 形 成 していく 数 値 目 標 平 成 29 年 3 月 平 成 30 年 3 月 平 成 31 年 3 月 新 たな 特 産 品 の 開 発 5 品 5 品 5 品 新 たな 特 産 品 開 発 等 による 新 規 雇 用 50 人 50 人 41 人 交 流 人 口 増 加 対 策 による 観 光 入 込 客 数 の 増 加 交 流 人 口 増 加 対 策 による 移 住 に 関 する 相 談 件 数 の 増 加 100 人 200 人 15 件 15 件 5 地 域 再 生 を 図 るために 行 う 事 業 5-1 全 体 の 概 要 地 域 商 社 を 核 として 乙 部 町 固 有 の 在 来 品 種 大 豆 に 着 目 した 新 たな 特 産 品 の 開 発 や 歴 史 文 化 信 仰 といったストーリー 性 のある 観 光 資 源 縁 桂 (えんかつら) を 主 体 とした 新 たな 観 光 ルート 開 発 及 び 観 光 ガイドの 養 成 ( 人 材 育 成 ) 並 びに 移 住 定 住 情 報 の 管 理 システムの 整 備 及 び 地 域 商 社 の 事 務 所 機 能 等 の 整 備 を 行 う - 4 -
5-2 第 5 章 の 特 別 の 措 置 を 適 用 して 行 う 事 業 1) 地 方 創 生 推 進 交 付 金 A3007 1 事 業 主 体 北 海 道 爾 志 郡 乙 部 町 2 事 業 の 名 称 及 び 内 容 : 乙 部 町 固 有 の 在 来 品 種 大 豆 に 着 目 した 新 たな 特 産 品 開 発 地 域 商 社 を 核 として 乙 部 町 の 地 域 固 有 の 在 来 品 種 である 大 豆 大 莢 白 乙 女 (お おさやしろおとめ) 乙 部 大 黒 (おとべだいこく) のほか 栽 培 の 難 しさ から 幻 の 大 豆 と 言 われている 黒 千 石 (くろせんごく) に 着 目 し 新 たな 商 品 開 発 を 行 うとともに 地 方 創 生 加 速 化 交 付 金 及 び 推 進 交 付 金 によって 商 品 化 され た 商 品 の 販 促 PRを 行 うため 試 食 などを 通 じてマーケット 調 査 を 行 い 商 品 化 のブラッシュアップを 図 っていく さらに 商 品 ラインナップの 増 加 に 伴 い 業 務 量 の 増 加 が 見 込 まれることから 既 存 施 設 を 改 修 し 地 域 商 社 の 核 となる 配 送 センターの 整 備 を 行 う 3 事 業 が 先 導 的 であると 認 められる 理 由 官 民 協 働 地 域 商 社 の 設 立 にあたっては 民 間 企 業 生 産 者 商 工 会 観 光 協 会 などの 支 援 を 受 けて 設 立 する また 地 元 金 融 機 関 である 江 差 信 用 金 庫 は 事 業 計 画 の 策 定 や 各 種 金 融 面 での 支 援 についてアドバイスを 行 う さらに 地 場 製 造 業 と 地 域 商 社 が 連 携 して 新 たな 特 産 品 開 発 を 行 い 乙 部 統 一 ブランド 商 品 として 販 路 拡 大 に 向 けた 商 談 会 等 への 出 展 を 行 う 政 策 間 連 携 地 域 の 一 次 産 品 を 活 用 した 商 品 開 発 は あらゆる 方 面 において 訴 求 効 果 がある 売 れる 商 品 づくりに 成 功 すれば 一 次 産 品 の 高 付 加 価 値 化 ( 一 次 産 業 対 策 ) 地 元 製 造 業 の 売 上 向 上 ( 二 次 産 業 対 策 ) 観 光 客 へのPR 効 果 ( 観 光 対 策 ) そして 一 次 産 品 の 安 定 供 給 が 確 認 できれば 将 来 的 に 地 域 資 源 に 着 目 した 企 業 誘 致 に 資 することが 可 能 地 域 間 連 携 北 海 道 新 幹 線 の 新 函 館 北 斗 駅 から40 分 の 好 立 地 となった 隣 町 の 厚 沢 部 (あっさぶ) 町 は 交 通 量 の 多 い 幹 線 道 路 ( 国 道 )を 有 している この 厚 沢 部 町 にある 道 の 駅 は 平 成 28 年 1 月 に 国 土 交 通 省 が 進 める 地 方 創 生 の 拠 点 となる 重 点 道 の 駅 に 選 定 さ れ 今 後 も 利 用 者 の 増 加 が 期 待 されることから 厚 沢 部 町 と 連 携 を 図 り 乙 部 創 生 で 開 発 した 商 品 を 厚 沢 部 の 道 の 駅 で 販 売 するとともに 対 面 販 売 アンケートと いった 手 法 により 顧 客 ニーズを 把 握 し 新 たな 商 品 開 発 につなげる また 東 京 都 特 別 区 と 北 海 道 町 村 会 のタイアップ 事 業 の 一 環 として 乙 部 町 が 立 地 する 檜 山 管 内 は 大 田 区 と 連 携 して 各 種 事 業 を 展 開 することとなっている - 5 -
( 釧 路 管 内 は 荒 川 区 とタイアップ 事 業 を 展 開 ) 平 成 28 年 度 は 大 田 区 民 フェスタ(11 月 開 催 )に 出 展 して 物 販 を 行 うほか 2 月 に はJR 蒲 田 駅 近 郊 の 商 業 ビル 内 において 食 観 光 フェアを 開 催 することとなって いることから 乙 部 創 生 で 新 たに 開 発 した 商 品 のPR 販 売 を 行 う 自 立 性 乙 部 の 統 一 ブランドとしての 商 品 開 発 販 売 インターネット 活 用 による 新 たなP R 販 売 事 業 を 地 域 商 社 が 担 うとともに 首 都 圏 などで 事 業 展 開 している 物 産 販 売 店 北 海 道 どさんこプラザ での 販 売 可 能 な 商 品 に 磨 き 上 げることにより 収 益 を 確 保 し 自 立 できる 体 制 を 構 築 する 4 重 要 業 績 評 価 指 標 (KPI) 及 び 目 標 年 月 項 目 平 成 29 年 3 月 平 成 30 年 3 月 平 成 31 年 3 月 新 たな 特 産 品 の 開 発 5 品 5 品 5 品 新 たな 特 産 品 開 発 等 による 新 規 雇 用 50 人 50 人 41 人 5 評 価 の 方 法 時 期 及 び 体 制 毎 年 9 月 及 び3 月 時 点 のKPI 達 成 状 況 について 乙 部 町 総 務 課 地 域 振 興 対 策 室 が 取 りまとめを 行 い 乙 部 町 総 合 戦 略 の 策 定 にあたり 設 置 した おとべ 町 総 合 戦 略 検 討 委 員 会 において 数 値 目 標 や 達 成 度 効 果 などについて 検 証 を 実 施 し 戦 略 の 改 訂 や 今 後 の 事 業 経 営 方 針 に 反 映 させる 検 証 結 果 については 決 算 特 別 委 員 会 にて 報 告 するほか 町 のホームページにも 掲 載 6 交 付 対 象 事 業 に 要 する 費 用 1 法 第 5 条 第 4 項 第 1 号 イに 関 する 事 業 A3007 総 事 業 費 44,500 千 円 7 事 業 実 施 期 間 地 域 再 生 計 画 認 定 の 日 から 平 成 31 年 3 月 31 日 (3カ 年 度 ) 8 その 他 必 要 な 事 項 該 当 なし - 6 -
2) 地 方 創 生 推 進 交 付 金 A3007 1 事 業 主 体 北 海 道 爾 志 郡 乙 部 町 2 事 業 の 名 称 及 び 内 容 : 交 流 人 口 を 増 やすための 地 域 活 性 化 事 業 1 縁 桂 (えんかつら) を 活 用 した 通 年 観 光 ルートの 商 品 化 乙 部 町 の 自 然 林 には 多 くの 桂 の 木 が 自 生 しているが 2 本 の 桂 の 木 の 枝 が 上 部 で 繋 がり 一 体 となった 樹 齢 500 年 以 上 の 巨 大 樹 は 縁 桂 (えんかつら) と 呼 ばれている このように 2 本 の 木 が 一 本 につながっているものは 古 くから 男 女 の 契 り 深 い 仲 に 例 えられ 縁 結 びの 神 様 が 宿 るとされ この 木 に 触 ると 良 縁 に 恵 まれると 崇 められている 平 成 12 年 には 林 野 庁 の 森 の 巨 人 たち 百 選 に 指 定 されたほか 平 成 24 年 に は 巨 樹 の 専 門 家 による 全 国 訪 ねてみたい 神 秘 的 な 巨 樹 ランキング において 屋 久 島 の 縄 文 杉 に 次 いで2 位 に 選 ばれ 縁 桂 は 専 門 家 からも 高 い 評 価 をいただいて いる このように 歴 史 文 化 信 仰 といったストーリー 性 のある 観 光 資 源 を 活 用 し 新 たな 観 光 ルート 開 発 を 検 討 するとともに 観 光 ガイドを 養 成 する 2 移 住 定 住 情 報 システムの 構 築 人 口 の 減 少 が 著 しい 本 町 においては 地 域 産 業 の 活 性 化 のための 一 次 産 業 対 策 や 外 部 からの 資 本 流 入 を 促 進 する 企 業 誘 致 による 働 く 場 の 創 出 などにより 社 会 基 盤 の 整 備 に 向 けた 取 組 みを 実 践 しているが これらの 社 会 基 盤 整 備 と 併 せ て 域 外 からの 流 入 人 口 を 増 やす 取 組 みを 行 うことにより 各 種 施 策 が 相 乗 的 に 効 果 を 発 揮 すると 考 えていることから 地 域 の 創 生 につなげる 取 組 みとして 移 住 定 住 に 関 する 空 き 家 情 報 等 のデータを 管 理 できるシステムを 構 築 するとともに 都 市 部 を 中 心 として 移 住 定 住 情 報 のPR 活 動 を 実 践 し 地 方 創 生 につなげる また 観 光 情 報 や 移 住 定 住 情 報 のワンストップサービスが 行 えるよう 併 せ て 事 務 所 機 能 の 整 備 を 行 う 3 事 業 が 先 導 的 であると 認 められる 理 由 官 民 協 働 地 域 商 社 の 設 立 にあたっては 民 間 企 業 生 産 者 商 工 会 観 光 協 会 などの 支 援 を 受 けて 設 立 する また 地 元 金 融 機 関 である 江 差 信 用 金 庫 は 事 業 計 画 の 策 定 や 各 種 金 融 面 での 支 援 についてアドバイスを 行 う 事 業 の 実 施 にあたっては 縁 桂 への 観 光 ルート 検 討 ではホテルや 飲 食 店 といった 観 光 客 の 受 け 入 れ 側 と 連 携 することにより 本 事 業 で 商 品 化 検 討 を 行 うモニターツ アーの 受 け 入 れ 体 制 を 構 築 する また 移 住 定 住 情 報 システムの 構 築 においては 地 域 にある 不 動 産 業 者 とも 連 携 し ちょっと 暮 らしや 本 格 的 な 移 住 定 住 に 向 け 空 き 家 の 賃 貸 などを 円 滑 に 進 め - 7 -
ることができる 体 制 を 構 築 する 政 策 間 連 携 新 たな 観 光 ルート 開 発 によるモニターツアーを 実 施 するだけではなく 本 町 を 訪 れた 観 光 客 に 対 し 移 住 定 住 の 視 点 から 空 き 家 情 報 や 就 職 情 報 子 育 て 支 援 情 報 などを 提 供 することにより 交 流 人 口 の 増 加 と 併 せ 移 住 者 の 増 加 に 資 する 取 組 となる また 新 たな 観 光 ルート 開 発 により 交 流 人 口 が 増 加 することにより 訪 問 客 に 地 域 商 社 で 開 発 した 商 品 の 販 売 などを 通 じて 売 り 上 げが 向 上 し 一 次 産 品 の 高 付 加 価 値 化 及 び 地 場 商 業 の 活 性 化 が 期 待 できる 地 域 間 連 携 当 町 が 所 在 する 檜 山 (ひやま) 地 域 は H28に 東 京 大 田 区 との 連 携 事 業 を 実 施 す ることから 事 業 の 実 施 時 期 に 合 わせて 首 都 圏 で 観 光 PR 物 販 などを 通 じたPR 事 業 を 実 施 する また 大 田 区 に 働 きかけを 行 い モニターツアーの 対 象 者 として 大 田 区 民 を 中 心 に 募 集 を 行 い ツアーの 受 け 入 れを 実 施 する 自 立 性 観 光 ルート 開 発 による 集 客 率 の 向 上 不 動 産 業 者 と 連 携 した 空 き 物 件 等 の 貸 し 出 しのほか 乙 部 の 統 一 ブランドとしての 商 品 開 発 販 売 インターネット 活 用 によ る 新 たなPR 販 売 町 事 業 の 委 託 など 複 数 の 事 業 をワンストップ 窓 口 として 地 域 商 社 が 担 うことにより 収 益 を 確 保 し 自 立 できる 体 制 を 構 築 する 4 重 要 業 績 評 価 指 標 (KPI) 及 び 目 標 年 月 項 目 平 成 29 年 3 月 平 成 30 年 3 月 交 流 人 口 増 加 対 策 による 観 100 人 200 人 光 入 込 客 数 の 増 加 交 流 人 口 増 加 対 策 による 移 15 件 15 件 住 に 関 する 相 談 件 数 の 増 加 5 評 価 の 方 法 時 期 及 び 体 制 毎 年 9 月 及 び3 月 時 点 のKPI 達 成 状 況 について 乙 部 町 総 務 課 地 域 振 興 対 策 室 が 取 りまとめを 行 い 乙 部 町 総 合 戦 略 の 策 定 にあたり 設 置 した おとべ 町 総 合 戦 略 検 討 委 員 会 において 数 値 目 標 や 達 成 度 効 果 などについて 検 証 を 実 施 し 戦 略 の 改 訂 や 今 後 の 事 業 経 営 方 針 に 反 映 させる 検 証 結 果 については 決 算 特 別 委 員 会 にて 報 告 するほか 町 のホームページにも 掲 載 - 8 -
6 交 付 対 象 事 業 に 要 する 費 用 1 法 第 5 条 第 4 項 第 1 号 イに 関 する 事 業 A3007 総 事 業 費 33,300 千 円 7 事 業 実 施 期 間 地 域 再 生 計 画 認 定 の 日 から 平 成 30 年 3 月 31 日 (2カ 年 度 ) 8 その 他 必 要 な 事 項 該 当 なし 5-3 その 他 の 事 業 5-3-1 地 方 再 生 基 本 方 針 に 基 づく 支 援 措 置 該 当 なし 5-3-2 支 援 措 置 によらない 独 自 の 取 組 (1) 地 域 商 社 乙 部 創 生 株 式 会 社 ( 仮 称 ) を 核 とした 産 業 活 性 化 事 業 事 業 概 要 : 地 方 創 生 加 速 化 交 付 金 の 採 択 を 受 け 平 成 28 年 度 10 月 を 目 処 に 地 域 商 社 を 設 立 し ナマコやハチミツ タラコといった 一 次 産 品 を 活 用 し た 新 たな 商 品 開 発 を 促 進 し 自 立 できる 仕 組 みづくりを 構 築 する 事 業 期 間 : 平 成 28 年 4 月 ~ 平 成 29 年 3 月 6 計 画 期 間 地 域 再 生 計 画 認 定 の 日 から 平 成 31 年 3 月 31 日 (3カ 年 度 ) 7 目 標 の 達 成 状 況 に 係 る 評 価 に 関 する 事 項 7-1 目 標 の 達 成 状 況 に 係 る 評 価 の 手 法 乙 部 町 総 務 課 地 域 振 興 対 策 室 が 取 りまとめを 行 い 乙 部 町 総 合 戦 略 の 策 定 にあたり 設 置 した おとべ 町 総 合 戦 略 検 討 委 員 会 において 検 証 7-2 目 標 の 達 成 状 況 に 係 る 評 価 の 時 期 及 び 評 価 を 行 う 内 容 毎 年 9 月 及 び3 月 時 点 のKPI 達 成 状 況 ( 数 値 目 標 や 達 成 度 効 果 など)について 検 証 を 行 う 7-3 目 標 の 達 成 状 況 に 係 る 評 価 の 公 表 検 証 結 果 については 決 算 特 別 委 員 会 にて 報 告 するほか 決 算 特 別 委 員 会 終 了 後 の 町 のホームページにも 掲 載 する - 9 -