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3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

スライド 1

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m07 北見工業大学 様式①

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

16 日本学生支援機構

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

1 背 景 (1) 人 口 減 少 問 題 本 年 4 月 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 では 我 が 国 の 総 人 口 は 少 子 高 齢 化 の 進 展 により 急 速 に 減 少 し 2048 年 ( 平 成 60 年 )には1 億 人 を 割 って9,913 万 人

●電力自由化推進法案

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

18 国立高等専門学校機構

「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

公表表紙

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1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

子ども・子育て支援新制度とは

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

 

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

1 異 動 の 規 模 等 (1) 異 動 規 模 ( 知 事 部 局 ) (2) 昇 任 の 状 況 ( 知 事 部 局 ) ( 単 位 : 人 ) ( 単 位 人 ) 異 動 内 容 H H 増 減 事 務 (うち 男 性 ) (うち 女 性 ) 技 術 (うち 男 性

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

【公表資料】 緊急対策資料

Microsoft Word - 目次.doc

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

道 内 シ ル バ ー 人 材 セ ン タ ー の 現 状 に つ い て は 契 約 金 額 に お い て は 請 負 契 約 で は 減 少 し た も の の シ ル バ ー 派 遣 事 業 の 大 幅 な 伸 び に よ り 5 年 ぶ り に 前 年 実 績 を 上 回 っ た が 会

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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第3節 重点的な取り組み

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

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( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的


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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

Taro-01 議案概要.jtd

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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Taro-07-1提言概要.jtd

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守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練

七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

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70 愛媛大学

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(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

官報掲載【セット版】

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

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1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

千 曲 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 女 性 職 員 がいきいきと 働 く 職 場 づくり 平 成 28 年 3 月 ( 策 定 ) 千 曲 市 長 千 曲 市 議 会 議 長 千 曲 市 選 挙 管 理 委 員 会 千 曲 市 代 表 監 査 委 員 千 曲 市 坂 城 町 等 公 平

Microsoft Word - 文書 3

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

別紙3

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

Transcription:

北 海 道 女 性 活 躍 推 進 計 画 平 成 28 年 3 月 北 海 道

( 目 次 ) はじめに 2 Ⅰ 背 景 2 Ⅱ 北 海 道 における 女 性 の 活 躍 支 援 方 策 の 方 向 性 3 展 開 方 向 1 地 域 を 男 女 でともに 支 える 社 会 の 推 進 4 現 状 1 地 域 における 気 運 の 醸 成 7 (1) 男 女 共 同 参 画 市 町 村 計 画 策 定 の 促 進 (2) 女 性 の 活 躍 を 応 援 するネットワークの 構 築 (3) 第 1 次 産 業 において 女 性 が 活 躍 できる 環 境 づくりの 推 進 2 地 域 力 の 育 成 向 上 に 向 けた 取 組 の 推 進 10 (1) 担 い 手 の 育 成 (2) 仕 組 環 境 づくり (3) 情 報 の 活 用 3 ライフステージに 応 じた 学 び の 場 の 提 供 12 (1) 北 海 道 立 女 性 プラザにおける 女 性 活 動 の 支 援 (2) 生 涯 学 習 の 推 進 (3)キャリア 教 育 の 機 会 の 確 保 4 地 域 で 活 躍 する 女 性 の 見 える 化 14 (1) 活 躍 を 顕 彰 することにより 身 近 なモデルを 示 す (2) 女 性 の 活 躍 支 援 ポータルサイトの 運 営 (3) 女 性 の 視 点 の 行 政 への 反 映 5 女 性 リーダーの 登 用 に 向 けた 目 標 設 定 の 推 進 15 6 積 極 的 改 善 措 置 等 へのインセンティブ 付 与 16 7 安 心 して 子 どもを 生 み 育 てることができる 地 域 づくり 17 展 開 方 向 2 女 性 のライフステージに 応 じた 支 援 19 現 状 1 働 きたい 女 性 の 就 労 支 援 訓 練 20 2 女 性 の 雇 用 継 続 の 促 進 21 3 女 性 の 円 滑 な 再 就 職 の 支 援 22 4 起 業 支 援 23 5 保 育 に 係 る 体 制 の 整 備 促 進 24 6 小 1の 壁 の 解 消 25 7 家 事 子 育 て 支 援 の 促 進 26 8 女 性 のライブステージに 応 じた 総 合 支 援 27 展 開 方 向 3 男 女 がともに 働 きやすい 環 境 づくりの 推 進 28 現 状 1 長 時 間 労 働 慣 行 の 是 正 29 2 多 様 な 働 き 方 の 促 進 30 3 ワーク ライフ バランス 意 識 の 啓 発 31 4 役 員 管 理 職 への 女 性 登 用 32 5 企 業 等 における 女 性 の 活 躍 の 見 える 化 33 (1) 活 躍 を 顕 彰 することによる 気 運 の 醸 成 (2) 女 性 の 活 躍 支 援 ポータルサイトの 運 営 - 1 -

はじめに 国 は 平 成 25 年 6 月 に 閣 議 決 定 された 日 本 再 興 戦 略 において 女 性 の 活 躍 を 中 核 に 位 置 付 けており 平 成 27 年 9 月 4 日 には 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 以 下 女 性 活 躍 推 進 法 という ) が 施 行 されました 道 では 女 性 活 躍 推 進 法 の 成 立 に 先 立 ち 平 成 26 年 10 月 に オール 北 海 道 で 女 性 の 活 躍 支 援 を 推 進 するための 気 運 の 醸 成 を 図 ることを 目 的 として 経 済 界 産 業 団 体 金 融 機 関 女 性 団 体 NPO 団 体 国 市 町 村 など 20の 機 関 団 体 の 代 表 者 で 構 成 する 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 を 設 置 し 平 成 27 年 2 月 には 国 の 機 関 や 市 町 村 団 体 や 企 業 等 の 取 組 の 現 状 や 課 題 などを 把 握 し これまでの 道 における 男 女 平 等 参 画 の 推 進 施 策 なども 含 め 女 性 の 活 躍 の 視 点 から 再 構 築 した 北 海 道 における 女 性 の 活 躍 支 援 の 方 向 性 を 取 りまとめ オール 北 海 道 で 取 組 を 推 進 しているところです 本 計 画 は この 北 海 道 における 女 性 の 活 躍 支 援 の 方 向 性 を 踏 まえ 女 性 活 躍 推 進 法 第 6 条 第 1 項 に 基 づく 都 道 府 県 推 進 計 画 として 策 定 したものであり 概 ね3 年 間 ( 平 成 28 年 度 から 平 成 30 年 度 )の 施 策 を 展 開 するにあたっての 方 向 性 を 示 すものです また 本 計 画 は 社 会 情 勢 の 変 化 などを 踏 まえ 必 要 に 応 じて 見 直 しを 行 うほか 効 果 的 な 施 策 の 展 開 を 図 るため 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 を 女 性 活 躍 推 進 法 第 23 条 に 基 づく 協 議 会 に 位 置 付 け 各 構 成 機 関 団 体 等 と 連 携 しながら オール 北 海 道 での 取 組 の 推 進 に 努 めます Ⅰ 背 景 社 会 の 成 熟 化 に 伴 い 経 済 的 な 豊 かさとともに 精 神 的 な 豊 かさが 強 く 求 められるよう になり 住 民 ニーズの 多 様 化 高 度 化 が 進 んでいます また 個 人 の 価 値 観 やそこから 派 生 する 生 活 様 式 が 大 きく 変 化 し 経 済 的 な 豊 かさとともに 人 と 人 とのふれあいなど 精 神 的 な 豊 かさを 味 わうことのできる 暮 らしを 重 視 する 方 向 にシフトしてきており 福 祉 問 題 や 環 境 問 題 リサイクルなどの 地 域 の 課 題 に 対 する 関 心 が 高 まり 地 域 社 会 への 参 加 意 識 も 高 まっています そういった 中 人 口 減 少 や 少 子 高 齢 化 の 進 展 は 労 働 力 の 減 少 経 済 成 長 率 の 低 下 社 会 保 障 負 担 の 増 大 といった 経 済 面 の 影 響 のみならず 子 ども 同 士 の 交 流 機 会 の 減 少 な ど 健 全 育 成 機 会 の 減 少 子 育 て 機 能 や 介 護 機 能 の 低 下 地 域 社 会 における 担 い 手 不 足 な ど 社 会 面 においても 大 きな 影 響 を 及 ぼすことが 懸 念 されています そのため 家 庭 や 職 場 をはじめ 地 域 学 校 など 社 会 のあらゆる 分 野 において 男 性 も 女 性 もその 個 性 と 能 力 が 十 分 に 発 揮 され 男 女 が 共 に 生 き 働 き 暮 らしやすい 地 域 社 会 づくりにつなげていくための 施 策 を 展 開 することが 求 められています - 2 -

Ⅱ 北 海 道 における 女 性 の 活 躍 支 援 方 策 の 方 向 性 1 構 造 的 課 題 に 向 けた 女 性 の 活 躍 支 援 現 在 国 においては 我 が 国 最 大 の 潜 在 力 とされる 女 性 の 能 力 を 活 かし すべての 女 性 が 輝 く 社 会 の 実 現 を 目 指 すとする 施 策 を 進 めており 人 口 減 少 の 進 展 など 全 国 的 な 社 会 基 盤 の 変 化 に 伴 う 構 造 的 課 題 については 本 道 においても 共 通 する 課 題 とし ての 取 組 が 求 められています このため 女 性 の 第 1 子 出 産 後 の 退 職 率 が 約 6 割 に 達 する いわゆるM 字 カーブ 問 題 の 解 決 に 向 け 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 や 結 婚 出 産 育 児 介 護 などのライフス テージに 応 じた 支 援 などの 一 層 の 取 組 を 推 進 し 女 性 の 活 躍 推 進 による 北 海 道 経 済 及 び 地 域 の 活 性 化 に 取 り 組 むことが 必 要 です 2 女 性 の 活 力 による 地 域 づくり 広 域 分 散 型 で 農 山 漁 村 地 域 が 多 く 第 1 次 産 業 が 基 幹 産 業 である 本 道 においては 道 内 各 地 において 第 1 次 産 業 の 現 場 で 男 性 と 共 に 働 き 重 要 な 役 割 を 果 たしている 女 性 の 方 々も 多 く 農 産 加 工 や 直 売 に 奮 闘 する 女 性 農 業 者 グループの 方 々 子 育 てや 介 護 の 経 験 を 地 域 の 福 祉 に 役 立 てようと 頑 張 る 方 々など 様 々な 取 組 にチャレンジする 方 々も 多 く また 家 庭 にあって 育 児 などの 家 事 に 専 念 することを 選 択 した 方 々や 仕 事 と 家 庭 を 両 立 をしている 方 々など 女 性 は 多 様 な 生 き 方 を 選 択 しています そのため 本 道 の 産 業 構 造 や 地 域 実 情 などを 踏 まえるとともに 女 性 が 多 様 な 選 択 をする 中 で それぞれの 地 域 において 生 きがいを 感 じて 活 き 活 きと 活 躍 できるよう 細 やかな 支 援 に 努 め その 感 性 や 活 力 を 地 域 づくりにつなげていくことができるよう 取 り 組 むことが 必 要 です 3 展 開 方 向 3つの 柱 上 記 の 現 状 等 を 踏 まえ 北 海 道 における 女 性 の 活 躍 支 援 方 策 については 一 つ 目 に は 女 性 が 生 きがいを 持 ち 活 き 活 きとした 女 性 の 活 躍 を 地 域 づくりにつなげるため の 施 策 としての 地 域 を 男 女 でともに 支 える 社 会 の 推 進 二 つ 目 には 働 きたい 女 性 の 多 様 な 選 択 に 応 じた 支 援 や 男 性 の 育 児 参 加 意 識 の 改 革 などを 進 める 女 性 のライ フステージに 応 じた 支 援 三 つ 目 には 仕 事 と 生 活 の 両 立 を 支 援 し 長 時 間 労 働 の 是 正 多 様 な 働 き 方 などを 進 める 男 女 がともに 働 きやすい 環 境 づくりの 推 進 の3つ の 柱 により 施 策 を 展 開 することとします - 3 -

展 開 方 向 1 地 域 を 男 女 でともに 支 える 社 会 の 推 進 現 状 北 海 道 男 女 平 等 参 画 基 本 計 画 の 推 進 状 況 道 では 平 成 13 年 3 月 に 北 海 道 男 女 平 等 参 画 推 進 条 例 を 公 布 するとともに 平 成 14 年 4 月 には 北 海 道 男 女 平 等 参 画 基 本 計 画 を 策 定 し 審 議 会 における 意 見 などを 踏 まえ 施 策 の 方 向 の 各 項 目 ごとに 指 標 項 目 を 定 め 庁 内 連 携 の 下 に 男 女 平 等 参 画 の 推 進 に 取 り 組 んでいます 取 組 の 推 進 状 況 では 女 性 の 育 児 休 業 取 得 率 など 目 標 を 達 成 している 項 目 もあり ますが 男 性 の 育 児 休 業 取 得 率 が3.9% 中 小 企 業 における 子 育 てを 支 援 する 企 業 の 割 合 が2.6%など 取 組 が 遅 れている 指 標 項 目 も 多 くあります 現 状 目 標 値 基 本 計 画 の 目 標 指 標 項 目 (H26 年 度 末 ) (H29 年 度 末 ) 道 の 男 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 率 2% 10% 取 組 が Ⅱ 家 庭 職 場 地 域 社 会 子 育 てを 支 援 する 企 業 の 割 合 ( 中 小 企 業 ) 2.58% 25% 遅 れて における 男 女 平 等 参 画 の いるもの 促 進 育 児 休 業 取 得 率 ( 男 性 ) 2% 10% 指 導 農 業 士 の 女 性 の 割 合 7.9% 25% 育 児 休 業 取 得 率 ( 女 性 ) 89.4% 85% Ⅱ 家 庭 職 場 地 域 社 会 母 子 家 庭 等 就 業 自 立 支 援 センター 設 置 の 促 進 7 市 町 村 7 市 町 村 目 標 を における 男 女 平 等 参 画 の 達 成 促 進 女 性 認 定 農 業 者 数 589 人 500 人 したもの 主 業 農 家 に 対 する 家 族 経 営 協 定 の 締 結 数 の 割 合 22.8% 20% Ⅲ 多 様 なライフスタイル 常 時 診 療 体 制 が 確 保 されている 小 児 救 急 医 療 圏 数 を 可 能 にする 環 境 の 整 備 21か 所 21か 所 - 4 -

各 分 野 の 女 性 登 用 の 状 況 本 道 における 各 分 野 の 女 性 の 登 用 状 況 を 全 国 比 で 見 ると 企 業 等 の 管 理 的 業 務 従 事 者 は13.6% 道 の 審 議 会 委 員 の 割 合 は36.4%で 全 国 と 同 程 度 となっていますが 道 議 会 議 員 の8.3%( 平 成 27 年 4 月 30 日 現 在 では12.8%)をはじめ 道 職 員 3.8%( 平 成 27 年 6 月 1 日 現 在 では5.2%) 公 立 学 校 長 副 校 長 教 頭 7.7% 町 内 会 長 2.8% 医 師 14.2% 農 業 委 員 会 の 委 員 2.8%などは 全 国 の 状 況 に 比 べて 低 い 割 合 となって います 企 業 等 の 管 理 的 業 務 従 事 者 都 道 府 県 審 議 会 委 員 都 道 府 県 議 会 議 員 都 道 府 県 の 本 庁 課 長 相 当 職 以 上 の 職 員 公 立 学 校 校 長 副 校 長 教 頭 町 内 会 長 医 師 農 業 委 員 会 の 委 員 8.3% 8.9% 3.8% 7.7% 7.7% 2.8% 4.9% 2.8% 6.3% 13.6% 14.0% 15.7% 14.2% 19.7% 36.4% 35.9% 北 海 道 全 国 0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0% 出 典 : 道 平 成 27 年 度 第 2 次 北 海 道 男 女 平 等 参 画 基 本 計 画 関 連 施 策 推 進 状 況 文 部 科 学 省 平 成 26 年 度 公 立 学 校 教 職 員 の 人 事 行 政 状 況 調 査 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 ) - 5 -

市 町 村 計 画 の 策 定 状 況 市 町 村 計 画 は 住 民 の 意 見 や 地 域 実 情 を 踏 まえ 男 女 共 同 参 画 を 総 合 的 計 画 的 に 進 めるために 必 要 であり 計 画 の 策 定 により これまで 男 女 共 同 参 画 と 関 連 付 けられてこなかった 産 業 や 地 域 づく り 防 災 等 の 分 野 などに 男 女 共 同 参 画 の 視 点 を 反 映 させる 契 機 になるほか 策 定 の 過 程 において 職 員 が 認 識 を 深 める 機 会 になるとともに 住 民 や 関 係 機 関 との 合 意 形 成 につながります 市 町 村 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 策 定 市 町 村 札 幌 市 函 館 市 小 樽 市 旭 川 市 室 蘭 市 釧 路 市 帯 広 市 北 見 市 岩 見 沢 市 網 走 市 留 萌 市 苫 小 牧 市 稚 内 市 美 唄 市 芦 別 28 市 江 別 市 紋 別 市 士 別 市 名 寄 市 千 歳 市 滝 川 市 深 川 市 富 良 野 市 登 別 市 恵 庭 市 伊 達 市 北 広 島 市 石 狩 市 七 飯 町 八 雲 町 乙 部 町 倶 知 安 町 余 市 町 美 幌 町 白 老 町 安 平 町 様 似 町 新 ひだか 14 町 音 更 町 士 幌 町 芽 室 町 中 札 内 村 合 計 42 平 成 27 年 末 現 在 の 道 内 市 町 村 における 男 女 共 同 参 画 計 画 の 策 定 状 況 は 42 市 町 村 (23.5%)で 平 成 27 年 4 月 現 在 の 全 国 平 均 の73.3%に 比 べ 大 きく 立 ち 遅 れていま す 地 域 において 女 性 の 活 力 を 地 域 づくりに 活 かすためには 男 女 共 同 参 画 計 画 の 策 定 が 不 可 欠 であり 道 内 全 ての 市 区 町 村 において 男 女 共 同 参 画 計 画 が 策 定 されるこ とが 喫 緊 の 課 題 となっています また 女 性 活 躍 推 進 法 では 市 町 村 推 進 計 画 の 策 定 を 努 力 義 務 として 定 めており 同 法 に 基 づく 国 の 基 本 方 針 において 地 域 の 特 性 を 踏 まえた 主 体 的 な 取 組 の 推 進 が 重 要 であることや 地 方 創 成 にあたっては 女 性 の 活 躍 が 鍵 と 位 置 付 けており 活 力 ある 地 域 社 会 の 実 現 に 向 けて 女 性 の 活 躍 を 推 進 することも 重 要 です - 6 -

1 地 域 における 気 運 の 醸 成 人 口 減 少 問 題 や 地 域 活 力 の 低 下 といった 社 会 的 背 景 第 1 次 産 業 を 基 幹 産 業 とする 本 道 の 地 域 特 性 や 男 女 平 等 参 画 の 推 進 状 況 などを 踏 まえると 地 域 における 女 性 の 活 躍 支 援 が 大 きな 課 題 となっており 行 政 をはじめ 商 工 業 などの 地 域 の 中 小 企 業 や 農 林 水 産 業 など 各 分 野 における 女 性 の 参 画 による 男 女 平 等 参 画 の 推 進 コミュニティ 活 動 や 生 きがいづくりなどの 地 域 活 動 の 活 性 化 地 域 の 資 源 を 活 かした6 次 産 業 化 に より 活 躍 の 場 を 確 保 するなど 地 域 に 住 む 女 性 が 生 きがいを 持 ち 女 性 の 力 を 地 域 づ くりにつなげるための 北 海 道 の 状 況 を 踏 まえた 取 組 が 必 要 です (1) 男 女 共 同 参 画 市 町 村 計 画 等 策 定 の 促 進 女 性 の 活 力 を 地 域 づくりにつなげていくためには それぞれの 地 域 において その 現 状 や 課 題 を 把 握 し その 実 情 を 踏 まえた 適 切 な 女 性 施 策 の 推 進 が 不 可 欠 です 道 における 市 町 村 の 男 女 共 同 参 画 計 画 及 び 女 性 活 躍 推 進 法 に 基 づく 市 町 村 推 進 計 画 の 策 定 状 況 を 踏 まえ 計 画 策 定 の 必 要 性 の 理 解 促 進 を 図 り 積 極 的 な 働 きかけを 行 うと ともに 計 画 策 定 の 促 進 に 向 けた 取 組 の 支 援 を 通 じて 女 性 の 活 躍 推 進 に 向 けた 地 域 に おける 行 政 と 住 民 企 業 等 における 合 意 形 成 の 促 進 に 努 めます 説 明 会 の 開 催 や 講 演 会 の 開 催 など 市 町 村 における 計 画 策 定 の 必 要 性 の 理 解 の 促 進 計 画 の 策 定 手 法 に 係 る 相 談 やアドバイス 等 市 町 村 への 具 体 的 支 援 の 実 施 市 町 村 や 女 性 関 係 団 体 等 による 住 民 の 意 識 啓 発 など 男 女 共 同 参 画 事 業 の 促 進 - 7 -

(2) 女 性 の 活 躍 を 応 援 するネットワークの 構 築 北 海 道 の 産 業 構 造 や 人 口 減 少 問 題 地 域 の 活 力 低 下 などの 問 題 を 踏 まえ 女 性 の 多 様 な 生 き 方 の 選 択 に 応 じた 細 やかな 北 海 道 らしい 女 性 の 活 躍 を 支 援 する 気 運 をオール 北 海 道 で 醸 成 するため 平 成 26 年 10 月 経 済 団 体 や 第 1 次 産 業 団 体 などで 構 成 する 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 を 設 置 しました この 会 議 では 多 様 な 主 体 が 職 種 や 分 野 を 超 えて 女 性 の 活 躍 に 向 けた 情 報 や 課 題 を 共 有 し 共 通 認 識 の 下 にそれぞれの 得 意 分 野 に 取 り 組 み 北 海 道 ならでは のム ーブメントを 喚 起 することとしており 引 き 続 き それぞれの 構 成 機 関 を 通 じた 全 道 各 地 への 展 開 など ネットワーク 全 体 としての 取 組 の 発 展 を 目 指 します 女 性 の 元 気 応 援 メッセージ 本 道 においては 長 く 厳 しい 歴 史 の 中 で 男 女 がともに 手 を 携 えて 広 大 な 大 地 を 切 り 拓 き 豊 かな 自 然 の 恵 みを 受 けながら 生 活 を 営 み 北 国 の 風 土 を 生 かした 個 性 ある 文 化 暮 らしを 脈 々と 育 んできました しかし 今 全 国 を 上 回 る 速 さで 少 子 化 高 齢 化 が 進 み 人 口 減 少 の 問 題 や 地 域 における 経 済 活 力 の 低 下 など 将 来 に 向 けた 懸 念 が 拡 大 しています この 直 面 する 難 問 を 解 決 し 本 道 の 独 自 性 や 優 位 性 を 最 大 限 に 活 かし 将 来 にわたって 持 続 的 に 発 展 していくためには 家 庭 や 地 域 職 場 など 社 会 の あらゆる 分 野 で 重 要 な 役 割 を 担 っている 女 性 の 活 躍 や その 活 躍 を 支 援 する 環 境 づくりが 求 められています この 豊 かなふるさと 北 海 道 を 次 の 世 代 の 子 どもたちに 確 実 に 引 き 継 いでい くため すべての 女 性 が 仕 事 や 結 婚 育 児 などのライフステージにおいて 多 様 な 選 択 の 下 に 各 々の 希 望 に 応 じて 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮 できる 社 会 男 女 が 共 に 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 心 豊 かに 暮 らすことができる 地 域 社 会 を 実 現 しましょう 私 たちは 活 力 に 満 ちた 北 海 道 の 未 来 づくりに 向 け 幅 広 い 分 野 の 連 携 協 働 により 女 性 の 活 躍 を 全 力 で 応 援 します 平 成 27 年 2 月 10 日 北 海 道 経 済 連 合 会 会 長 北 海 道 商 工 会 議 所 連 合 会 会 頭 北 海 道 商 工 会 連 合 会 会 長 北 海 道 農 業 協 同 組 合 中 央 会 会 長 北 海 道 漁 業 協 同 組 合 連 合 会 代 表 理 事 会 長 北 海 道 森 林 組 合 連 合 会 代 表 理 事 会 長 日 本 労 働 組 合 総 連 合 会 北 海 道 連 合 会 会 長 北 海 道 女 性 団 体 連 絡 協 議 会 会 長 北 海 道 立 女 性 プラザ 館 長 NPO 法 人 北 海 道 子 育 て 支 援 ワーカーズ 代 表 理 事 株 式 会 社 ワイズスタッフ 代 表 取 締 役 太 田 明 子 ビジネス 工 房 代 表 (EZONA 代 表 ) 株 式 会 社 北 洋 銀 行 代 表 取 締 役 頭 取 ( 株 ) 北 海 道 銀 行 代 表 取 締 役 頭 取 一 般 社 団 法 人 北 海 道 信 用 金 庫 協 会 会 長 厚 生 労 働 省 北 海 道 労 働 局 局 長 経 済 産 業 省 北 海 道 経 済 産 業 局 局 長 北 海 道 市 長 会 会 長 北 海 道 町 村 会 会 長 北 海 道 知 事 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 大 内 全 高 向 巌 荒 尾 孝 司 飛 田 稔 章 川 崎 一 好 村 上 守 義 工 藤 和 男 中 田 和 子 笹 谷 春 美 岡 田 光 子 田 澤 由 利 太 田 明 子 石 井 純 二 堰 八 義 博 杉 山 信 治 羽 毛 田 守 秋 庭 英 人 田 岡 克 介 寺 島 光 一 郎 高 橋 はるみ 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 の 開 催 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 による 女 性 の 元 気 応 援 メッセージ ( 平 成 27 年 2 月 )の 普 及 と 女 性 の 活 躍 応 援 自 主 宣 言 の 拡 大 女 性 の 活 躍 に 係 る 気 運 醸 成 を 図 るための 積 極 的 な 広 報 啓 発 などの 推 進 - 8 -

(3) 第 1 次 産 業 において 女 性 が 活 躍 できる 環 境 づくりの 推 進 本 道 の 第 1 次 産 業 は 国 産 供 給 熱 量 の 約 2 割 を 供 給 するなど 我 が 国 における 食 料 の 安 定 供 給 に 大 きく 貢 献 していますが 農 業 経 営 体 数 は 年 々 減 少 し 平 成 12 年 の 64,731 戸 から 平 成 26 年 には41,900 戸 と35% 減 少 し 農 家 人 口 に 占 める65 歳 以 上 比 率 は 平 成 12 年 の 約 31%から 平 成 26 年 の 約 37%と6ポイント 増 加 するなど 担 い 手 の 減 少 や 高 齢 化 の 進 行 による 農 業 生 産 力 や 農 村 コミュニティ 機 能 の 低 下 が 懸 念 されて います 一 方 道 内 の 就 業 人 口 に 占 める 女 性 の 割 合 は 農 業 では45.8%( 平 成 26 年 農 業 構 造 動 態 調 査 ) 漁 業 では11.7%(2013 漁 業 センサス) 林 業 では16.8%( 平 成 22 年 国 勢 調 査 )を 占 めていますが その 意 欲 や 能 力 特 性 が 十 分 に 発 揮 されていない 状 況 にあることから 女 性 が 働 きやすく 活 動 しやすい 環 境 づくりを 進 めることが 大 きな 課 題 となっています このため 男 女 平 等 参 画 に 向 けた 意 識 啓 発 や 各 種 研 修 会 の 開 催 家 族 経 営 協 定 の 締 結 の 促 進 など 女 性 農 業 者 が 経 営 や 地 域 活 動 に 参 加 しやすい 環 境 づくりを 推 進 するとと もに 女 性 指 導 農 業 士 の 育 成 や 加 工 販 売 等 の6 次 産 業 化 を 推 進 するなど 活 力 ある 農 山 漁 村 の 実 現 に 向 け 女 性 が 活 躍 できる 環 境 づくりを 進 めます 女 性 農 業 者 が 地 域 の 担 い 手 として 農 業 農 村 社 会 で 活 躍 できる 環 境 づくりの 推 進 関 連 産 業 等 とのネットワークによる6 次 産 業 化 の 取 組 に 必 要 な 施 設 整 備 等 の 支 援 全 道 青 年 女 性 漁 業 者 交 流 大 会 の 開 催 漁 業 や 林 業 において 女 性 が 活 躍 できる 環 境 づくりの 推 進 - 9 -

2 地 域 力 の 育 成 向 上 に 向 けた 取 組 の 推 進 本 道 の 少 子 高 齢 化 は 全 国 を 上 回 る 速 さで 進 行 し また 人 口 も 大 きく 減 少 すること が 予 想 され 特 に 都 市 部 への 人 口 流 出 に 伴 い 働 き 手 の 不 足 による 地 域 の 産 業 や 経 済 の 衰 退 コミュニティ 機 能 の 低 下 などが 危 惧 されています このため 子 育 てや 就 業 などの 場 面 において 住 民 と 行 政 の 協 働 による 自 立 などが 一 層 求 められており 自 らの 生 活 の 維 持 向 上 のために 新 たな 知 識 や 技 能 を 身 に 付 けて いくことが 重 要 であるとともに 男 女 を 問 わず 多 様 な 主 体 が 連 携 して 身 近 な 課 題 を 解 決 し 地 域 の 価 値 を 高 めていく 力 である 地 域 力 の 育 成 向 上 が 必 要 となっています このため 担 い 手 の 育 成 仕 組 環 境 づくり 情 報 の 活 用 の3つの 施 策 を 柱 として NPOやボランティア 活 動 等 の 地 域 活 動 などへの 女 性 の 積 極 的 な 参 画 を 支 援 し 地 域 力 の 育 成 向 上 に 向 けた 取 組 の 推 進 に 努 めます (1) 担 い 手 の 育 成 地 域 の 住 民 NPO 企 業 など 地 域 づくりの 担 い 手 となる 方 々に 地 域 力 について の 理 解 を 深 めていただくための 取 組 を 進 めます また 地 域 で 開 催 する 研 修 会 に 講 師 や 専 門 家 を 紹 介 するなど 市 町 村 の 取 組 などを 支 援 します 地 域 力 についての 理 解 を 深 めるための 広 報 啓 発 の 推 進 NPO 法 人 の 設 立 手 続 きに 対 する 支 援 や 研 修 会 相 談 などの 活 動 支 援 行 政 職 員 やNPOなどを 対 象 とした 地 域 力 向 上 に 向 けた 研 修 会 の 開 催 女 性 団 体 と 市 町 村 の 連 携 による 子 育 てや 高 齢 者 支 援 などの 地 域 活 動 の 推 進 青 少 年 の 社 会 参 画 に 向 けた 推 進 体 制 の 整 備 と 地 域 づくりに 貢 献 する 青 少 年 活 動 リーダ ーの 養 成 - 10 -

(2) 仕 組 環 境 づくり 子 育 て 福 祉 防 災 防 犯 市 街 地 の 活 性 化 公 共 施 設 の 維 持 管 理 など 様 々な 分 野 において 女 性 をはじめ 地 域 の 多 様 な 主 体 の 方 々が 地 域 づくりに 参 画 する 仕 組 みづ くりを 行 うとともに 活 動 の 機 会 や 場 の 提 供 を 進 めます 学 校 家 庭 地 域 の 連 携 協 力 による 地 域 社 会 全 体 の 教 育 力 の 向 上 地 域 全 体 で 家 庭 教 育 を 支 援 する 体 制 づくりや 子 育 てしやすい 環 境 づくりの 推 進 乳 幼 児 やその 保 護 者 の 相 互 交 流 の 場 の 設 置 相 談 情 報 提 供 助 言 等 の 支 援 の 実 施 保 護 者 や 地 域 住 民 の 意 見 を 学 校 運 営 に 反 映 させるコミュニティ スクールの 道 立 学 校 や 市 町 村 への 導 入 促 進 地 域 のボランティアを 活 用 するなど 地 域 社 会 全 体 で 学 校 安 全 に 取 り 組 む 体 制 の 整 備 公 共 施 設 や 店 舗 企 業 等 との 協 力 による 授 乳 やおむつ 交 換 ができる 施 設 北 海 道 赤 ち ゃんのほっとステーション の 登 録 促 進 在 宅 医 療 介 護 の 連 携 や 認 知 症 施 策 の 推 進 など 地 域 全 体 で 高 齢 者 の 方 々を 支 える 仕 組 みづくり( 地 域 包 括 ケアシステム)の 推 進 (3) 情 報 の 活 用 道 のホームページなどを 活 用 した 情 報 の 提 供 や 先 進 事 例 などを 盛 り 込 んだ 資 料 集 を 作 成 するなど 地 域 づくりの 担 い 手 の 方 々が 活 動 を 進 める 上 で 役 立 つ 情 報 を 効 果 的 効 率 的 に 入 手 することができるよう 情 報 収 集 活 動 を 支 援 します 道 立 市 民 活 動 促 進 センターによる 活 動 の 拡 大 や 進 展 を 図 るための 活 動 を 支 援 NPO 法 人 等 の 団 体 運 営 の 透 明 性 を 図 るための 活 動 情 報 を 提 供 - 11 -

3 ライフステージに 応 じた 学 び の 場 の 提 供 都 市 部 への 人 口 流 出 に 伴 う 地 域 での 働 き 手 の 不 足 や 第 1 次 産 業 における 後 継 者 不 足 地 域 コミュニティ 機 能 の 低 下 などが 懸 念 される 中 住 民 の 自 立 協 働 などが 一 層 求 められています このため 道 民 一 人 ひとりの 学 習 活 動 を 促 進 することを 基 本 に 生 涯 学 習 を 一 層 推 進 するとともに 女 性 の 自 立 と 社 会 参 加 を 促 進 し 男 女 平 等 参 画 を 一 層 推 進 するため 北 海 道 立 女 性 プラザを 活 用 した 情 報 提 供 機 能 をはじめ 多 様 な 学 習 機 会 や 交 流 の 場 の 提 供 に 努 めます (1) 北 海 道 立 女 性 プラザにおける 女 性 活 動 の 支 援 道 立 女 性 プラザは 道 内 の 各 地 において 活 動 する 女 性 団 体 等 への 支 援 交 流 拠 点 と して 道 内 市 町 村 の 女 性 センターとも 連 携 協 力 し 男 女 平 等 参 画 の 推 進 に 係 る 意 識 啓 発 や 各 種 情 報 の 収 集 及 び 発 信 を 行 っているほか イクメンやケアメンなどの 男 性 の 意 識 改 革 に 関 するセミナーなど 女 性 の 活 躍 支 援 に 係 る 事 業 を 実 施 しています また 指 定 管 理 者 である( 公 財 ) 北 海 道 女 性 協 会 においては 女 性 の 教 養 知 識 を 高 め 男 女 平 等 参 画 を 推 進 するとして 昭 和 49 年 から 毎 年 女 性 大 学 を2 期 開 講 し 学 び による 女 性 の 教 養 地 位 向 上 に 向 けた 取 組 を 進 めています 図 書 等 の 貸 出 や 機 関 紙 の 発 行 など 女 性 の 活 動 拠 点 としての 情 報 提 供 女 性 の 抱 える 問 題 解 決 に 資 するための 女 性 弁 護 士 による 無 料 法 律 相 談 の 実 施 教 養 講 演 会 や 起 業 就 業 創 業 セミナー 啓 発 イベントの 開 催 など 女 性 の 活 躍 を 支 援 学 び による 女 性 の 教 養 地 位 向 上 に 向 けた 取 組 の 推 進 - 12 -

(2) 生 涯 学 習 の 推 進 市 町 村 教 育 機 関 関 係 団 体 などと 連 携 協 力 して 自 己 実 現 や 生 きがいづくりの ための 学 習 機 会 の 提 供 や 団 体 の 組 織 化 など 道 民 一 人 ひとりの 自 発 的 な 学 習 活 動 を 促 進 することに 加 え 様 々な 地 域 課 題 を 学 び 学 習 で 身 に 付 けた 力 を 生 かして 持 続 可 能 なふるさとづくりにつながる 生 涯 学 習 の 推 進 に 努 めます 健 康 増 進 文 化 スポーツ 活 動 の 推 進 など 学 習 体 験 等 の 生 きがいづくりの 推 進 道 民 の 生 涯 にわたる 学 習 活 動 の 総 合 的 な 推 進 大 学 や 民 間 市 町 村 などの 開 設 する 学 習 講 座 と 連 携 した 道 独 自 の 生 涯 学 習 制 度 の 普 及 促 進 教 育 メディアの 利 用 と 普 及 の 促 進 (3)キャリア 教 育 の 機 会 の 確 保 子 どもたちが 将 来 社 会 人 職 業 人 として 自 立 していくことができるよう キャ リア 教 育 の 積 極 的 な 活 動 を 促 し 今 後 も 職 場 体 験 や 就 業 体 験 (インターンシップ)な どの 活 動 を 通 じて 学 ぶことや 働 くことの 意 義 を 理 解 するとともに 起 業 家 精 神 を 涵 養 し 望 ましい 勤 労 観 職 業 観 を 育 てるためのキャリア 教 育 の 充 実 に 努 めます 道 立 教 育 研 究 所 における 研 修 講 座 開 催 などを 活 用 した 組 織 的 系 統 的 なキャリア 教 育 についての 指 導 高 校 生 のインターンシップの 推 進 求 人 確 保 のための 職 場 訪 問 進 路 相 談 員 の 配 置 (14 教 育 局 に 各 1 名 配 置 ) キャリア 教 育 に 関 する 事 例 集 の 活 用 など 各 市 町 村 教 育 委 員 会 や 学 校 での 取 組 の 促 進 - 13 -

4 地 域 で 活 躍 する 女 性 の 見 える 化 現 在 道 内 の 各 地 において 男 女 平 等 参 画 活 動 や 企 業 による 両 立 支 援 女 性 ならで はの 感 性 を 生 かした 農 村 振 興 など 様 々な 分 野 で 女 性 が 持 つ 能 力 を 活 かした 活 動 が 行 われ またそれを 支 援 する 取 組 なども 行 われています 女 性 の 活 力 を 道 内 全 体 での 地 域 づくりにつなげるため こういった 各 地 で 取 り 組 ま れている 好 事 例 を 顕 彰 し 情 報 として 広 く 明 らかにすることにより 取 組 の 横 方 向 へ の 拡 大 を 図 ることが 必 要 です (1) 活 躍 を 顕 彰 することにより 身 近 なモデルを 示 す 職 場 地 域 家 庭 その 他 の 社 会 のあらゆる 分 野 で 女 性 や 男 性 がそれぞれの 個 性 と 能 力 を 活 かしてチャレンジし 活 躍 している 個 人 団 体 グループなどを 顕 彰 し 身 近 なモデルを 示 すことによって 男 女 平 等 参 画 社 会 の 実 現 への 気 運 を 高 め また 両 立 支 援 を 推 進 する 企 業 や 農 山 漁 村 生 活 の 充 実 地 域 振 興 などの 活 動 成 果 を 紹 介 するな ど 見 える 化 することにより 地 域 での 女 性 の 活 躍 や 企 業 の 取 組 などを 喚 起 します 女 性 の 能 力 発 揮 や 職 域 拡 大 子 育 て 支 援 などの 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 の 表 彰 農 業 経 営 の 改 善 や 起 業 農 業 生 活 の 充 実 地 域 の 振 興 などに 積 極 的 に 取 り 組 んでいる 女 性 農 業 者 等 の 活 動 を 顕 彰 表 彰 男 女 平 等 参 画 社 会 実 現 への 気 運 を 醸 成 するため 男 女 平 等 参 画 の 活 動 を 顕 彰 表 彰 道 における 顕 彰 事 業 のより 効 果 的 な 発 信 (2) 女 性 の 活 躍 支 援 ポータルサイトの 運 営 地 域 で 活 躍 する 女 性 や 企 業 における 支 援 の 取 組 を 一 元 的 に 集 約 し 発 信 することによ り 広 く 波 及 させ 効 果 的 な 情 報 提 供 を 行 うとともに キャリアアップしたい 育 児 や 介 護 の 悩 みを 相 談 したい 起 業 について 学 びたい といった 多 様 な 女 性 のニー ズに 沿 ったきめ 細 やかな 支 援 情 報 を 北 の 女 性 元 気 活 躍 応 援 サイト として 求 める 情 報 を 求 める 人 に 伝 えたい 情 報 を 多 くの 人 に をコンセプトに 発 信 する ポータルサイトの 効 果 的 な 運 営 に 努 めます 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 などの 情 報 のほか 企 業 やNPO 等 の 活 動 情 報 など 女 性 の 活 躍 を 支 援 する 多 様 な 情 報 の 一 元 的 提 供 女 性 の 多 様 な 生 き 方 の 選 択 に 対 応 した 身 近 なロールモデル 等 の 情 報 の 収 集 及 び 提 供 仕 事 と 家 庭 の 両 立 や 育 児 など 女 性 の 抱 える 悩 みや 意 見 についての 交 流 サイトの 運 営 - 14 -

(3) 女 性 の 視 点 の 道 政 への 反 映 家 庭 や 地 域 職 場 など 社 会 のあらゆる 分 野 で 重 要 な 役 割 を 担 っている 女 性 の 経 験 や 視 点 を 道 政 に 活 かしていくことは 本 道 の 独 自 性 や 優 位 性 を 最 大 限 に 生 かし 将 来 に わたって 持 続 的 に 発 展 し また 男 女 がともに 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 暮 らすこと ができる 地 域 社 会 を 実 現 する 上 で 重 要 となっており 今 後 の 道 政 において 女 性 の 視 点 を 各 分 野 の 施 策 へ 反 映 するよう 努 めます 未 来 を 創 る 女 性 懇 話 会 の 設 置 開 催 5 女 性 リーダーの 登 用 に 向 けた 目 標 設 定 の 推 進 各 地 における 地 域 づくりについては 自 治 体 における 政 策 の 方 向 性 や 施 策 の 進 め 方 など により 大 きく 左 右 されることから 保 健 福 祉 分 野 などの 女 性 が 関 わることが 多 い 分 野 のみならず まちづくりや 地 域 振 興 防 災 な 公 務 員 の 女 性 管 理 職 の 登 用 状 況 都 道 府 県 市 町 村 道 内 3.8% 11.2% 全 国 7.7% 12.6% ど あらゆる 分 野 においても 女 性 の 視 点 を 踏 まえた 取 組 が 必 要 であり そのためには 自 治 体 の 政 策 の 検 討 や 決 定 過 程 に 女 性 が 参 画 し 意 見 や 考 え 方 を 反 映 させていくこと が 重 要 となっています 平 成 27 年 4 月 現 在 の 道 及 び 道 内 市 町 村 における 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は 右 表 のとおり いずれも 全 国 平 均 を 下 回 っており 道 内 における 企 業 や 事 業 者 に 対 する 規 範 を 示 せていない 状 況 にあります 女 性 活 躍 推 進 法 では 道 や 市 町 村 などの 行 政 機 関 や 従 業 員 数 が301 人 以 上 の 企 業 に おいて 女 性 管 理 職 登 用 などの 数 値 目 標 を 設 定 した 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 が 義 務 づけ られており 目 標 達 成 に 向 けたポジティブ アクションの 取 組 を 一 層 推 進 していく 必 要 があります ポジティブ アクションの 推 進 特 定 事 業 主 行 動 計 画 における 管 理 職 等 への 女 性 登 用 などの 数 値 目 標 等 の 達 成 に 向 けた 取 組 の 促 進 - 15 -

6 積 極 的 改 善 措 置 等 へのインセンティブ 付 与 企 業 における 両 立 支 援 を 推 進 するため 北 海 道 あったかファミリー 応 援 企 業 登 録 制 度 により 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 一 般 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 や 育 児 介 護 休 業 制 度 の 整 備 など 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 を 積 極 的 に 行 っている 企 業 を 登 録 し 登 録 企 業 には 道 におけるPR シンボルマークの 使 用 をはじめ 中 小 企 業 を 対 象 とし た 道 の 低 利 融 資 制 度 の 利 用 北 海 道 建 設 工 事 等 競 争 入 札 参 加 資 格 審 査 の 加 点 など 様 々なインセンティブを 提 供 しています 今 後 も 企 業 の 登 録 を 促 進 するとともに 道 における 物 品 の 調 達 や 補 助 金 の 交 付 に 当 たって 企 業 へのインセンティブ 付 与 の 更 なる 内 容 の 拡 充 について 検 討 します また 道 内 市 町 村 における 取 組 の 導 入 や 事 業 主 に 対 する 各 種 支 援 制 度 の 活 用 促 進 など 国 とも 連 携 して 積 極 的 に 働 きかけを 行 います 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 取 り 組 む 中 小 企 業 者 を 対 象 とした 低 利 融 資 制 度 を 実 施 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 に 取 り 組 む 企 業 を 建 設 工 事 に 係 る 競 争 参 加 資 格 審 査 において 加 点 評 価 物 品 購 入 等 の 公 共 調 達 において 男 女 平 等 参 画 等 の 推 進 に 取 り 組 む 企 業 等 へ 配 慮 国 と 連 携 し 事 業 主 に 対 する 女 性 の 活 躍 への 貢 献 が 期 待 される 事 業 を 対 象 とした 奨 励 的 補 助 金 等 の 活 用 促 進 - 16 -

7 安 心 して 子 どもを 生 み 育 てることができる 地 域 づくり 本 道 においては 全 国 を 上 回 るスピードで 進 む 少 子 化 や 高 齢 化 と 広 域 分 散 型 といっ た 地 域 特 性 などにより 地 域 のつながりの 希 薄 化 が 進 行 しており また 三 世 代 同 居 世 帯 割 合 (H22 国 勢 調 査 )が3.9%で 全 国 平 均 の7.0%に 比 べ 下 回 り 全 国 よりも 核 家 族 化 が 進 行 し 離 婚 率 (H25)も 人 口 千 人 あたり2.1 人 と 全 国 平 均 の1.9 人 を 上 回 り 自 立 が 困 難 なひとり 親 家 庭 も 多 い 状 況 にあるなど 子 育 て 家 庭 を 取 り 巻 く 環 境 は 孤 立 化 が 進 み 周 囲 に 相 談 できる 人 がいないなど 不 安 感 負 担 感 を 持 つ 子 育 て 家 庭 が 増 加 しています また 保 護 を 要 する 子 どもの 養 育 環 境 の 整 備 など 社 会 的 養 護 体 制 の 充 実 が 求 めら れており 障 がい 等 により 特 別 支 援 や 通 信 指 導 などの 支 援 を 要 する 子 供 も 増 え 発 達 障 がい 児 や 医 療 的 ケアの 必 要 な 重 度 障 がい 児 への 支 援 など 子 育 て 支 援 へのニーズも 多 様 化 しています このため 子 育 てを 社 会 全 体 で 支 援 する 体 制 の 充 実 を 図 るため 地 域 住 民 のボラン ティアや 企 業 団 体 などとの 連 携 により 多 様 なニーズに 応 じた 保 育 サービスの 提 供 や 母 子 家 庭 の 就 業 自 立 に 向 けた 支 援 住 宅 に 困 窮 する 子 育 て 世 帯 に 対 する 良 質 な 住 宅 供 給 と 子 育 て 支 援 サービスの 提 供 を 併 せて 実 施 する 子 育 て 支 援 住 宅 の 普 及 促 進 な ど 子 育 てしやすい 環 境 づくりを 進 め また 不 妊 治 療 費 や 乳 幼 児 医 療 費 など 子 ど もを 望 む 夫 婦 や 子 育 て 世 代 の 経 済 的 な 負 担 軽 減 小 児 救 急 医 療 などの 医 療 提 供 体 制 の 確 保 を 図 るとともに 女 性 の 健 康 サポートセンターによる 相 談 支 援 などの 母 子 保 健 サ ービスの 充 実 に 努 めます また 地 域 ぐるみで 子 どもたちの 放 課 後 における 多 様 な 活 動 や 体 験 機 会 の 充 実 登 下 校 時 における 通 学 路 の 安 全 確 保 有 害 情 報 への 対 応 や 非 行 防 止 に 向 けた 対 策 児 童 虐 待 防 止 対 策 に 向 けた 児 童 相 談 所 の 機 能 の 強 化 に 取 り 組 むなど 子 どもが 健 やかに 育 つことができる 環 境 の 整 備 に 努 めます 市 町 村 が 実 施 する 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 医 療 給 付 事 業 への 補 助 保 護 者 等 に 対 する 小 児 救 急 電 話 相 談 の 実 施 相 談 対 応 や 子 育 て 助 言 など 子 育 て 家 庭 に 対 する 支 援 を 行 う 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 の 整 備 NPO 法 人 など 子 育 て 支 援 団 体 等 の 活 動 促 進 や 高 齢 者 や 子 育 て 経 験 者 等 の 人 材 活 用 の 促 進 ひとり 親 家 庭 や 障 がい 等 のある 子 ども 家 庭 での 養 育 に 恵 まれない 子 どもへの 支 援 の 充 実 ほっかいどう 子 育 て 応 援 大 賞 表 彰 及 びどさんこ 子 育 て 特 典 制 度 の 実 施 地 域 のせわずき せわやき 隊 の 実 施 - 17 -

〇 母 子 家 庭 寡 婦 及 び 父 子 家 庭 に 対 する 家 庭 生 活 支 援 員 派 遣 母 子 家 庭 等 就 業 自 立 支 援 センターや 母 子 父 子 自 立 支 援 員 等 による 相 談 支 援 子 どもの 安 全 を 見 守 る 運 動 や 安 全 安 心 どさんこ 運 動 の 推 進 イクメンやイクボスセミナーの 実 施 など 男 性 の 育 児 参 加 への 理 解 促 進 放 課 後 や 週 末 等 における 子 どもたちの 安 全 で 安 心 な 活 動 拠 点 ( 居 場 所 )の 整 備 子 育 てに 配 慮 した 道 営 住 宅 の 整 備 の 促 進 北 海 道 あんしん 賃 貸 支 援 事 業 の 実 施 地 域 のボランティアを 活 用 するなど 地 域 社 会 全 体 で 学 校 安 全 に 取 り 組 む 体 制 の 整 備 ( 再 掲 ) NPO 法 人 等 による 在 宅 ワークなど 保 育 の 対 象 とならない 子 どもの 預 かりサポート 等 の 取 組 を 促 進 地 域 の 子 育 て 支 援 に 関 する 拠 点 施 設 での 情 報 交 換 母 親 の 社 会 参 加 のきっかけづくり 等 各 種 サポートの 取 組 を 促 進 - 18 -

展 開 方 向 2 女 性 のライフステージに 応 じた 支 援 [ 現 状 ] 日 本 においては 結 婚 出 産 などで 一 時 職 場 から 離 れ 再 び 就 労 する 女 性 が 多 く 女 性 の 就 業 状 況 を 年 齢 階 級 別 にみると 30 歳 代 前 半 を 底 とするM 字 型 の カーブを 描 くという 特 色 を 示 し 更 に 本 道 において は 20 代 後 半 から30 代 前 100 80 60 40 20 0 道 日 本 ドイツ スウェーデン 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65 以 上 半 の 離 職 の 割 合 が 全 国 に 表 は 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 平 成 26 年 版 )の 主 要 国 における 比 べ 高 い 状 況 にあり 曲 線 の 谷 が 深 くなっています 年 齢 階 級 別 労 働 力 率 に 掲 載 のデータを 引 用 し 作 成 女 性 の 生 き 方 は 結 婚 や 出 産 などのライフサイクルにおいて 選 択 肢 が 多 様 です その 多 様 な 選 択 の 中 で 女 性 が 生 きがいを 持 って 自 分 らしく 生 き 誰 もが 就 業 や 起 業 等 に 何 度 でも 再 挑 戦 でき 主 体 的 に 人 生 を 切 り 拓 ける 社 会 また 子 育 て 等 で 離 職 したこと がキャリア 形 成 の 障 害 になることなく 仕 事 と 家 庭 生 活 とをバランスよく 両 立 しながら ライフステージに 応 じて 柔 軟 に 活 動 を 選 択 し 自 分 が 希 望 する 働 き 方 人 生 設 計 ができ るとともに 能 力 を 十 分 に 発 揮 できる 社 会 の 構 築 が 求 められています このため 女 性 が 働 きながら 育 児 や 家 族 の 介 護 を 行 うための 環 境 の 整 備 や 子 育 て 等 で 仕 事 を 中 断 した 女 性 の 再 チャレンジの 支 援 など 女 性 のライフステージに 応 じた 支 援 策 の 充 実 が 必 要 となっています - 19 -

1 働 きたい 女 性 の 就 労 支 援 訓 練 平 成 26 年 度 の 本 道 における 女 性 の 就 業 率 は 15~34 歳 の 若 年 層 では 全 国 の57.5% に 対 し55.8%と1.7ポイントの 格 差 があり 35~59 歳 の 中 高 年 においては 全 国 の 70.9%に 対 し66.3%と4.6ポイントの 格 差 がある 状 況 となっており 特 に 25~29 歳 については 前 年 より4ポイント 近 く 低 下 し 全 国 を9ポイント 下 回 る 状 況 にあり ます その 理 由 としては 本 道 の 有 配 偶 者 の 仕 事 を 持 たない 専 業 主 婦 の 割 合 は 全 国 を 大 きく 上 回 っており 結 婚 や 出 産 などを 機 に 退 職 するケースの 割 合 が 全 国 より 高 くなっ ているためと 考 えられ 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 図 ることができる 職 場 環 境 の 整 備 など 有 配 偶 者 の 就 業 促 進 を 図 る 必 要 があります 人 口 減 少 社 会 を 迎 える 中 力 強 い 北 海 道 経 済 を 築 き 上 げるためには 女 性 の 就 業 促 進 や 非 正 規 労 働 に 就 いている 若 年 女 性 などの 正 規 雇 用 化 に 向 けたスキルアップが 重 要 であり ものづくり 産 業 や 本 道 の 強 みである 食 と 観 光 の 振 興 とともに 国 際 化 の 推 進 道 民 生 活 の 安 定 を 図 るために 不 可 欠 な 福 祉 介 護 建 設 分 野 の 人 材 確 保 が 重 要 となっており これらの 分 野 を 支 える 女 性 等 の 多 様 な 人 材 が 活 躍 できる よう 人 材 育 成 などの 取 組 に 努 めるとともに 関 係 機 関 等 が 主 体 的 に 実 施 する 取 組 とも 連 携 を 図 り 学 生 等 を 対 象 とした 次 代 に 活 躍 する 女 性 の 育 成 を 図 る 取 組 を 推 進 します また 子 育 てをしながら 就 職 を 希 望 する 女 性 等 に 対 して 総 合 的 かつ 一 貫 した 再 就 職 支 援 を 行 うことにより 早 期 再 就 職 の 実 現 を 図 ります マザーズハローワークや マザーズ キャリアカフェなどによる 働 きたい 女 性 に 対 す るきめ 細 かな 就 職 支 援 サービスの 提 供 や 非 正 規 労 働 者 への 対 応 女 性 の 就 業 が 少 ない 産 業 への 就 業 促 進 や 人 材 の 確 保 多 様 な 人 材 の 育 成 ものづくり なでしこ の 取 組 によるものづくり 産 業 への 女 性 の 参 画 促 進 高 等 技 術 専 門 学 院 への 女 性 訓 練 生 の 入 校 促 進 関 係 団 体 等 が 実 施 する 次 代 に 活 躍 する 女 性 の 育 成 を 図 るための 大 学 生 を 対 象 とした 講 座 の 開 催 等 を 促 進 - 20 -

2 女 性 の 雇 用 継 続 の 促 進 M 字 カーブ 解 消 に 向 け 妊 娠 や 出 産 育 児 介 護 等 の 女 性 のライフステージにおい て 離 職 しない 女 性 を 増 やすため 就 業 環 境 の 整 備 について 働 く 女 性 が 安 心 して 出 産 や 子 育 てができる 職 場 環 境 づくりを 支 援 するほか 育 児 介 護 休 業 制 度 の 普 及 保 育 サービスの 充 実 など 仕 事 と 家 庭 生 活 の 両 立 支 援 に 向 けた 取 組 を 推 進 します また 職 場 における 性 別 を 理 由 とした 差 別 的 取 扱 の 是 正 やセクシュアルハラスメン ト 防 止 対 策 母 性 健 康 管 理 措 置 制 度 育 児 介 護 休 業 規 定 の 整 備 や 適 切 な 運 用 に 必 要 な 支 援 中 小 企 業 を 中 心 に 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 及 び 育 児 介 護 休 業 法 の 履 行 の 確 保 や 育 児 休 業 等 の 取 得 促 進 並 びに 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 職 場 環 境 の 整 備 な どについて 国 と 連 携 して 促 進 していくほか 事 業 主 や 労 働 者 に 対 する 法 律 内 容 及 び 各 種 制 度 の 周 知 に 努 めます 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 を 積 極 的 に 行 う 企 業 を 登 録 する 北 海 道 あったかファミリー 応 援 企 業 登 録 制 度 の 推 進 北 海 道 両 立 支 援 推 進 企 業 表 彰 ( 再 掲 ) シンポジウム 等 の 開 催 による 普 及 啓 発 の 推 進 労 働 相 談 ホットラインによる 労 働 者 や 使 用 者 からの 労 働 相 談 対 応 企 業 のトップや 人 事 担 当 者 に 対 する 意 識 改 革 の 推 進 企 業 と 協 定 を 締 結 し 相 互 に 協 力 して 家 庭 教 育 を 支 援 する 北 海 道 家 庭 教 育 サポート 企 業 等 制 度 の 登 録 企 業 数 の 拡 大 関 係 機 関 と 連 携 し くるみん 認 定 制 度 の 周 知 など 企 業 等 における 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 向 けた 職 場 環 境 づくりを 推 進 道 内 事 業 所 における 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 の 履 行 確 保 及 びポジティブ アクションの 推 進 中 小 企 業 等 における 育 児 介 護 休 業 法 の 履 行 確 保 及 び 両 立 支 援 等 助 成 金 の 活 用 促 進 - 21 -

3 女 性 の 円 滑 な 再 就 職 の 支 援 女 性 の 第 1 子 出 産 後 の 退 職 率 は62%に 達 しますが 平 成 13 年 (2001 年 )から 継 続 実 施 している 厚 生 労 働 省 21 世 紀 出 生 時 縦 断 調 査 によると 第 1 回 調 査 時 におけ る 子 の 出 生 1 年 前 の 母 の 就 業 状 況 では 正 規 と 非 正 規 の 労 働 者 の 割 合 が 32.6% 対 16.2%であったものが 平 成 22 年 の 第 9 回 調 査 ( 対 象 児 9 歳 )では 18.3% 対 36.8 %と その 割 合 が 逆 転 しており 離 職 した 母 親 が 再 就 職 する 際 には 多 くが 非 正 規 労 働 (パート アルバイト)に 従 事 しています 一 方 正 社 員 の 中 途 採 用 については これまで 継 続 的 な 就 業 やフルタイムでの 勤 務 残 業 や 出 張 等 柔 軟 な 対 応 ができるといった 事 項 を 考 慮 する 企 業 が 多 いなか 出 産 や 子 育 て 等 により 退 職 した 元 社 員 の 再 雇 用 制 度 や 非 正 社 員 から 正 社 員 へ 転 換 する 制 度 について 既 に 導 入 若 しくは 導 入 を 検 討 したいという 意 向 をもった 企 業 が6~7 割 ( 採 用 配 置 昇 進 とポジティブアクションに 関 する 調 査 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 ) あり 短 時 間 勤 務 や 柔 軟 な 勤 務 時 間 など 多 様 な 働 き 方 や 選 択 が 可 能 となる 制 度 の 導 入 促 進 が 重 要 となっています このため 育 児 等 で 退 職 し 再 就 職 を 希 望 する 主 婦 等 に 対 し 職 場 経 験 のブランク を 埋 めるための 企 業 とのマッチングを 行 うインターンシップを 実 施 し また 子 ども がいる 女 性 が 再 就 職 できる 機 会 を 増 やすためには 仕 事 と 子 育 ての 両 立 をはじめとし たワーク ライフ バランスのための 環 境 整 備 とともに 子 育 てを 行 いながら 働 く 女 性 のキャリアアップなどの 取 組 を 進 めるなど 子 育 てをしながら 就 職 を 希 望 する 女 性 等 に 対 して 総 合 的 かつ 一 貫 した 再 就 職 支 援 による 早 期 再 就 職 の 実 現 に 努 めます 再 就 業 を 希 望 する 主 婦 と 企 業 とのマッチングを 行 う 職 場 経 験 のブランクを 埋 めるため のインターンシップの 実 施 マザーズ キャリアカフェによる 復 職 を 希 望 する 女 性 などに 対 するきめ 細 かな 就 職 支 援 サービスの 提 供 結 婚 出 産 により 離 職 し 再 就 職 を 希 望 する 女 性 と 受 け 皿 となる 企 業 の 職 場 環 境 改 善 に よる 就 業 促 進 の 取 組 のモデル 的 な 実 施 普 及 を 検 討 職 業 相 談 や 求 人 情 報 保 育 所 情 報 の 提 供 などに 関 してマザースハローワークとの 連 携 促 進 保 育 所 の 整 備 や 認 定 こども 園 の 設 置 促 進 など 保 育 サービスの 充 実 - 22 -

4 起 業 支 援 男 女 共 同 参 画 白 書 ( 平 成 27 年 版 )によると 自 由 に 仕 事 がしたかった 経 験 知 識 や 資 格 を 生 かしたかった アイデアを 事 業 化 したかった 年 齢 や 性 別 に 関 係 なく 仕 事 がしたかった など 動 機 や 理 由 は 様 々ですが 女 性 の 働 き 方 の 選 択 肢 の 一 つとして 起 業 が 定 着 し 始 めています 国 の 中 小 企 業 白 書 (2012 年 度 版 )によると 女 性 が 起 業 するに 当 たって 直 面 する 課 題 として 経 営 に 関 する 知 識 ノウハウ 不 足 が41.7% 事 業 に 必 要 な 専 門 知 識 ノウハウ 不 足 が38.2% 家 事 育 児 介 護 との 両 立 が18.1%などの 課 題 が 男 性 起 業 者 に 比 べて 多 くなっています 女 性 の 感 性 や 育 児 経 験 を 生 かした 起 業 などを 志 望 する 女 性 向 けに 新 たなビジネス に 挑 戦 する 起 業 家 の 育 成 や 起 業 家 に 対 する 金 融 支 援 などを 通 じて 創 業 の 量 的 拡 大 を 促 進 するとともに 後 継 者 が 不 在 など 事 業 承 継 に 課 題 を 抱 える 経 営 者 と 創 業 希 望 者 と のマッチングなど 国 や 関 係 機 関 との 連 携 のもと 一 層 の 支 援 に 努 めます 地 域 における 創 業 気 運 の 醸 成 や 創 業 環 境 の 整 備 北 海 道 web 創 業 塾 の 開 設 による 各 種 支 援 情 報 の 提 供 商 工 団 体 が 実 施 する 女 性 による 創 業 または 経 営 革 新 への 取 組 の 促 進 関 係 団 体 等 による 女 性 向 け 起 業 家 講 座 の 開 設 や 各 種 起 業 支 援 の 取 組 の 促 進 国 が 実 施 する 創 業 促 進 補 助 金 の 活 用 促 進 及 び 民 間 と 市 町 村 が 連 携 して 行 う 創 業 支 援 の 促 進 北 海 道 中 小 企 業 総 合 振 興 資 金 ( 創 業 貸 付 )による 創 業 者 等 への 金 融 支 援 - 23 -

5 保 育 に 係 る 体 制 の 整 備 促 進 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 の 道 内 における 認 可 保 育 所 や 認 定 こども 園 など 保 育 サービス を 提 供 する 施 設 や 事 業 所 は1,028 箇 所 で 定 員 76,174 人 に 対 し 入 所 児 童 数 は 70,086 人 で92.0%の 入 所 率 となっています 一 方 待 機 児 童 は 札 幌 市 ほか8 市 町 で182 人 となっていますが うち 札 幌 市 が 69 人 ( 入 所 率 98.9%) 及 び 旭 川 市 が57 人 ( 入 所 率 105.5%)の2 市 で 待 機 児 童 全 体 の 約 7 割 を 占 め その 他 多 い 順 に 稚 内 市 が12 人 倶 知 安 町 が11 人 などとなっており 更 なる 保 育 の 受 け 皿 の 計 画 的 な 整 備 が 求 められます また 近 年 の 核 家 族 化 の 進 行 や 女 性 の 社 会 進 出 に 伴 う 共 働 き 家 庭 の 増 加 による 保 育 ニーズの 高 まりに 対 応 して 平 成 26 年 度 において 開 所 時 間 の 前 後 の 時 間 を 延 長 す る 延 長 保 育 が536 箇 所 午 後 10 時 まで 保 育 所 を 開 所 する 夜 間 保 育 は6 箇 所 日 曜 日 や 祝 日 等 に 開 所 する 休 日 保 育 が27 箇 所 で 行 われたほか 自 宅 等 で 乳 幼 児 保 育 を 行 う 家 庭 的 保 育 事 業 や トワイライトスティ ショートスティなど 多 様 な 保 育 サービスや 子 育 て 支 援 の 提 供 を 行 っています 今 後 とも ますます 女 性 の 就 労 が 増 加 することが 想 定 されることなどを 踏 まえ 保 育 の 受 け 皿 を 推 進 するとともに 認 定 こども 園 等 の 新 たな 保 育 の 需 要 への 対 応 子 育 て 支 援 施 策 に 係 る 取 組 等 への 支 援 等 を 通 じて 子 どもを 安 心 して 育 てることができる 体 制 の 整 備 に 努 めます 保 育 所 の 整 備 や 認 定 こども 園 の 設 置 促 進 など 保 育 サービスの 充 実 ( 再 掲 ) 保 育 ニーズに 対 応 する 延 長 保 育 や 病 児 保 育 など 多 様 な 保 育 サービスの 提 供 - 24 -

6 小 1の 壁 の 解 消 女 性 の 力 を 最 大 限 発 揮 し 女 性 が 輝 く 社 会 を 実 現 するため 児 童 を 安 全 に 安 心 して 預 けることができる 環 境 を 整 備 することが 必 要 ですが 保 育 所 を 利 用 するひと り 親 家 庭 や 共 働 き 家 庭 等 においては 児 童 の 小 学 校 就 学 後 も その 安 全 安 心 な 放 課 後 等 の 居 場 所 の 確 保 という 課 題 に 直 面 します いわゆる 小 1の 壁 を 打 破 するためには 保 育 サービスの 拡 充 のみならず 児 童 が 放 課 後 等 を 安 全 安 心 に 過 ごすことができる 居 場 所 についても 整 備 を 進 めていく 必 要 があります 全 ての 児 童 の 安 全 安 心 な 居 場 所 づくりの 観 点 から 小 学 校 の 余 裕 教 室 等 の 活 用 を 促 進 するなど 一 体 型 を 中 心 とした 放 課 後 児 童 クラブ( 保 護 者 が 労 働 等 により 昼 間 家 庭 にいない 児 童 に 適 切 な 遊 び 及 び 生 活 の 場 を 提 供 する 取 組 ) 及 び 放 課 後 子 供 教 室 (す べての 子 供 を 対 象 に 地 域 の 方 々の 参 画 を 得 て 学 習 や 様 々な 体 験 交 流 活 動 等 の 機 会 を 提 供 する 取 組 )の 計 画 的 な 整 備 に 努 めます 放 課 後 児 童 クラブの 運 営 費 補 助 既 存 施 設 を 利 用 して 新 たに 実 施 する 場 合 の 改 修 費 等 の 助 成 放 課 後 子 供 教 室 の 設 置 及 び 運 営 費 補 助 放 課 後 対 策 の 総 合 的 な 在 り 方 等 の 検 討 コーディネーター 等 への 研 修 の 実 施 - 25 -

7 家 事 子 育 て 支 援 の 促 進 女 性 の 活 躍 を 推 進 し 将 来 に 向 けて 活 力 ある 北 海 道 づくりを 持 続 的 に 進 めていくた めには オール 北 海 道 で 安 心 して 子 どもを 産 み 育 てる 環 境 の 整 備 を 図 ることが 必 要 です そのため 住 民 が 相 互 に 協 力 協 働 して 子 どもの 一 時 預 かりや 送 迎 交 流 の 場 づ くりを 進 めるなど 子 どもの 健 やかな 成 長 を 地 域 全 体 で 支 える 環 境 を 形 成 するとと もに 保 育 所 学 校 をはじめとした 地 域 における 施 設 を 活 用 した 子 育 てを 支 援 する 拠 点 づくりを 進 めます また 女 性 が 子 育 てしながら 就 業 を 継 続 する 場 合 には 男 性 の 家 事 や 育 児 への 参 加 が 重 要 であることから 男 性 が 育 児 休 業 等 を 取 得 しやすい 職 場 の 環 境 整 備 の 取 組 が 促 進 されるよう 企 業 等 との 協 力 による 意 識 啓 発 などに 努 めます 市 町 村 が 実 施 する 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 医 療 給 付 事 業 への 補 助 ( 再 掲 ) 相 談 対 応 や 子 育 て 助 言 など 子 育 て 家 庭 に 対 する 支 援 を 行 う 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 の 整 備 NPOなど 子 育 て 支 援 団 体 等 の 活 動 促 進 や 高 齢 者 や 子 育 て 経 験 者 等 の 人 材 活 用 の 促 進 ひとり 親 家 庭 や 障 がい 等 のある 子 ども 家 庭 での 養 育 に 恵 まれない 子 どもへの 支 援 の 充 実 地 域 のせわずき せわやき 隊 の 実 施 母 子 家 庭 寡 婦 及 び 父 子 家 庭 に 対 する 家 庭 生 活 支 援 員 派 遣 母 子 家 庭 等 就 業 自 立 支 援 センターや 母 子 父 子 自 立 支 援 員 等 による 相 談 支 援 ( 再 掲 ) 保 護 者 等 に 対 する 小 児 救 急 電 話 相 談 の 実 施 ( 再 掲 ) イクメンやイクボスセミナーの 実 施 など 男 性 の 育 児 参 加 への 理 解 促 進 ( 再 掲 ) 学 校 家 庭 地 域 の 連 携 協 力 による 地 域 社 会 全 体 の 教 育 力 の 向 上 ( 再 掲 ) 子 育 てに 関 する 不 安 や 悩 みを 抱 く 保 護 者 等 に 対 する 相 談 体 制 の 充 実 企 業 と 協 定 を 締 結 し 相 互 に 協 力 して 家 庭 教 育 を 支 援 する 北 海 道 家 庭 教 育 サポート 企 業 等 制 度 の 登 録 企 業 数 の 拡 大 ( 再 掲 ) NPO 法 人 等 による 在 宅 ワークなど 保 育 の 対 象 とならない 子 どもの 預 かりサポート 等 の 取 組 の 促 進 ( 再 掲 ) 地 域 の 子 育 て 支 援 に 関 する 拠 点 施 設 での 情 報 交 換 母 親 の 社 会 参 加 のきっかけづくり 等 各 種 サポートの 取 組 の 促 進 ( 再 掲 ) 関 係 機 関 と 連 携 し くるみん 認 定 制 度 の 周 知 など 企 業 等 における 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 向 けた 職 場 環 境 づくりを 推 進 ( 再 掲 ) - 26 -

8 女 性 のライフステージに 応 じた 総 合 支 援 女 性 は 結 婚 出 産 子 育 てなどのライフステージに 応 じて 就 労 環 境 や 社 会 との 関 わり 方 が 様 々に 変 化 していく 中 就 労 や 子 育 てなどの 複 合 的 な 悩 みを 抱 える 女 性 の 相 談 は 各 分 野 ごとに 専 門 相 談 窓 口 がそれぞれ 対 応 してきています しかしながら 女 性 がいきいきと 活 動 の 場 を 拡 げるためには 就 労 起 業 子 育 て 介 護 などの 個 々の 相 談 窓 口 の 連 携 強 化 やネットワーク 化 を 図 るとともに 円 滑 かつ 総 合 的 に 支 援 を 受 け られる 体 制 (ワンストップ 化 )が 必 要 です 女 性 活 躍 推 進 法 第 18 条 第 2 項 において 地 方 公 共 団 体 は 職 業 生 活 を 営 み 又 は 営 もうとする 女 性 及 びその 家 族 その 他 の 関 係 者 からの 相 談 に 応 じ 関 係 機 関 の 紹 介 その 他 の 情 報 提 供 助 言 その 他 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 めることを 定 めています 道 においては 道 立 女 性 プラザ 内 に 設 置 した 女 性 の 活 躍 支 援 センター において 子 育 てや 働 きたい 起 業 したい 学 びたいなど 女 性 のライフステージに 応 じた 様 々な 相 談 に 総 合 的 に 対 応 するほか 各 専 門 相 談 窓 口 とも 連 携 して 必 要 な 情 報 等 を 提 供 し 女 性 の 活 躍 を 支 援 します 北 海 道 女 性 の 活 躍 支 援 センター において 女 性 の 活 躍 に 向 けた 総 合 的 な 相 談 支 援 を 実 施 - 27 -

展 開 方 向 3 男 女 がともに 働 きやすい 環 境 づくりの 推 進 [ 現 状 ] 家 事 育 児 介 護 は そのほとんどを 女 性 が 担 っているのが 現 状 です 平 成 25 年 度 の 男 女 共 同 参 画 白 書 によれば 日 本 の 男 性 が 家 事 育 児 に 関 わる1 日 当 たりの 時 間 は1 時 間 程 度 で 海 外 と 北 海 道 ( 女 性 ) 北 海 道 ( 男 性 ) 日 本 米 国 英 国 フランス ドイツ スウェーデン ノルウェー 1:01 0:32 1:07 0:39 0:40 1:05 1:00 0:59 1:07 1:13 2:30 2:51 2:46 3:00 3:22 3:21 3:12 家 事 関 連 時 間 全 体 うち 育 児 の 時 間 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 7:57 比 べても 大 きな 差 があり * 総 務 省 平 成 23 年 社 会 生 活 基 本 調 査 内 閣 府 平 成 25 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 育 児 については 約 30 分 より 作 成 という 状 況 で 女 性 との 北 海 道 日 本 の 数 値 は 夫 婦 と 子 供 の 世 帯 に 限 定 した 夫 又 は 妻 の 家 事 格 差 は 極 めて 大 きく 更 に 北 海 道 の 男 性 について 介 護 看 護 育 児 及 び 買 い 物 の 合 計 時 間 は 全 国 平 均 に 比 べて 短 い 状 況 となっています 男 性 が 育 児 介 護 等 に 参 画 することは 女 性 に 偏 っている 負 担 を 分 かち 合 い 家 庭 における 責 任 を 果 たすことに 止 まらず 親 子 の 関 係 が 深 められるほか 男 性 の 生 き 方 を 広 げることにつながります そのため 家 庭 はもとより 社 会 全 体 で 男 女 ともに 固 定 的 役 割 分 担 についての 意 識 の 変 革 を 図 るとともに 職 場 中 心 の 生 活 を 改 め 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 のバランスのとれた ライフスタイルへと 転 換 を 実 現 することが 大 切 です 近 年 女 性 のライフスタイルの 変 化 などに 伴 い 生 き 方 も 多 様 化 していますが 育 児 介 護 を 理 由 に 退 職 する 女 性 や 育 児 介 護 について 悩 みを 抱 える 女 性 も 少 なくありませ ん 男 女 が 共 に 家 族 としての 責 任 を 担 うとともに 社 会 がこれを 支 援 できるようにする ため 多 様 なニーズに 応 じた 育 児 介 護 支 援 や 相 談 体 制 の 充 実 が 求 められています 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 関 する 意 識 啓 発 を 進 め 企 業 等 の 理 解 を 求 めながら 仕 事 と 家 庭 生 活 の 両 立 のための 制 度 の 定 着 促 進 に 努 めるとともに 長 時 間 労 働 の 是 正 や 多 様 な 働 き 方 の 促 進 等 社 会 全 体 の 取 組 として 育 児 や 介 護 を 支 援 する 環 境 を 整 備 するために ひと り 親 家 庭 など 様 々な 家 庭 の 実 情 にも 配 慮 し 職 業 生 活 と 家 庭 生 活 の 両 立 支 援 の 取 組 を 進 めるなど 男 女 がともに 働 きやすい 環 境 づくりの 推 進 が 必 要 です - 28 -

1 長 時 間 労 働 慣 行 の 是 正 女 性 が 多 様 なライフコースを 選 択 する 中 で 仕 事 と 家 庭 生 活 を 両 立 しつつ 就 労 を 継 続 するためには 企 業 における 長 時 間 労 働 や 仕 事 最 優 先 の 考 え 方 による 仕 事 の 進 め 方 などの 改 善 が 強 く 求 められています 長 時 間 労 働 が 前 提 の 職 場 では 短 時 間 勤 務 者 がフルタイムへの 復 帰 を 先 延 ばしする 問 題 やキャリア 形 成 の 可 能 性 が 制 約 される 問 題 が 発 生 しやすく このような 職 場 では 女 性 がキャリアの 展 望 のある 仕 事 を 選 択 しない 問 題 や 出 産 を 機 に 離 職 する 問 題 管 理 職 を 希 望 しにくいといった 問 題 などを 克 服 することが 難 しいと 言 われています また 女 性 がキャリアアップしていくためには 家 庭 生 活 における 女 性 の 負 担 を 軽 減 するため 男 性 の 家 事 や 育 児 等 への 参 加 を 促 進 するなどの 役 割 分 担 意 識 の 改 善 が 必 要 であり そのためには 男 性 も 含 めた 長 時 間 労 働 の 是 正 が 必 要 となってきます 男 女 ともに 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 実 現 するため 国 と 連 携 して 企 業 等 における 長 時 間 労 働 の 是 正 の 普 及 啓 発 への 取 組 を 促 進 するとともに 過 重 労 働 による 健 康 障 害 防 止 を 図 るため 時 間 外 休 日 労 働 時 間 の 削 減 年 次 有 給 休 暇 の 取 得 促 進 等 のほか 事 業 場 における 健 康 管 理 体 制 の 整 備 健 康 診 断 の 実 施 等 の 労 働 者 の 健 康 管 理 に 係 る 措 置 の 徹 底 を 図 ります 長 時 間 労 働 の 是 正 に 向 けた 普 及 啓 発 シンポジウム 等 の 開 催 による 普 及 啓 発 の 推 進 国 や 関 係 機 関 と 連 携 し 過 重 労 働 解 消 キャンペーンなどの 啓 発 活 動 を 推 進 - 29 -

2 多 様 な 働 き 方 の 促 進 女 性 がそれぞれのライフコースに 沿 って 仕 事 と 家 庭 生 活 を 両 立 するためには 長 時 間 労 働 の 是 正 とともに 短 時 間 労 働 在 宅 勤 務 配 偶 者 転 勤 同 行 の 導 入 拡 充 など 多 様 な 女 性 の 生 き 方 に 合 った 働 き 方 を 選 択 できる 環 境 整 備 とともに 子 育 て 期 をはじ めとした 男 性 の 働 き 方 の 見 直 しや 意 識 改 革 を 進 めていく 必 要 があり 今 後 も 本 道 の 実 情 を 踏 まえた 取 組 の 進 め 方 の 検 討 を 進 めます また 女 性 など 多 様 な 人 材 の 能 力 を 最 大 限 発 揮 し 価 値 創 造 を 生 み 出 すダイバーシテ ィ 経 営 を 促 進 するため 先 進 的 な 取 組 事 例 等 の 紹 介 や ダイバーシティ 経 営 企 業 100 選 等 促 進 表 彰 の 実 施 などに 関 し 国 と 連 携 協 力 して 普 及 に 努 めるとともに 中 小 企 業 を 中 心 に 育 児 介 護 休 業 規 定 の 整 備 や 適 切 な 運 用 に 必 要 な 支 援 育 児 介 護 休 業 法 の 履 行 の 確 保 及 び 育 児 休 業 等 の 取 得 促 進 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 職 場 環 境 の 整 備 などについて 国 と 連 携 して 促 進 していくほか 事 業 主 や 労 働 者 への 法 律 内 容 及 び 各 種 制 度 の 周 知 に 努 めます 働 く 場 所 と 時 間 を 柔 軟 に 選 ぶことのできるテレワークの 普 及 を 促 進 民 間 によるテレワークの 導 入 支 援 コンサルティング 及 び 講 演 情 報 の 発 信 等 を 促 進 地 域 限 定 正 社 員 や 短 時 間 正 社 員 など 多 様 な 正 社 員 制 度 に 関 する 情 報 提 供 国 と 連 携 し 女 性 など 多 様 な 人 材 の 能 力 を 最 大 限 発 揮 し 価 値 創 造 を 生 み 出 すダイバーシ ティ 経 営 の 促 進 関 係 機 関 と 連 携 し くるみん 認 定 制 度 の 周 知 など 企 業 等 における 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 向 けた 職 場 環 境 づくりを 推 進 ( 再 掲 ) - 30 -

3 ワーク ライフ バランス 意 識 の 啓 発 仕 事 は 暮 らしを 支 え 生 きがいや 喜 びをもたらすものですが 同 時 に 家 事 育 児 近 隣 との 付 き 合 いなど 日 々の 生 活 も 暮 らしに 欠 かすことができないものであり そ の 充 実 があってこそ 生 きがいや 喜 びは 倍 増 します しかし 現 実 の 社 会 には 仕 事 に 追 われ 心 身 の 疲 労 から 健 康 を 害 しかねない 仕 事 と 子 育 てや 介 護 との 両 立 に 悩 む など 仕 事 と 生 活 の 間 で 問 題 を 抱 え 退 職 することを 選 択 せざるを 得 ない 人 も 多 く 見 られます これらが 働 く 人 々の 将 来 への 不 安 や 豊 かさが 実 感 できない 大 きな 要 因 と なっており 地 域 社 会 の 活 力 の 低 下 や 少 子 化 人 口 減 少 という 現 象 にまで 繋 がってい ると 言 われており それを 解 決 するための 取 組 として 仕 事 と 家 庭 生 活 を 両 立 できる 働 きやすい 環 境 の 整 備 つまり 仕 事 と 生 活 の 調 和 (ワーク ライフ バランス)の 実 現 が 求 められています また 事 業 主 にとってのワーク ライフ バランスの 取 組 は 業 務 の 効 率 化 や 長 時 間 労 働 の 改 善 従 業 員 の 心 身 の 健 康 の 保 持 などによる 生 産 性 の 向 上 につながり 企 業 イメージの 向 上 により 今 後 の 若 年 労 働 力 の 減 少 や 働 く 人 の 意 識 の 変 化 に 対 応 し 優 れた 人 材 の 確 保 定 着 を 図 られるメリットがあるとされ 従 業 員 の 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 取 り 組 むことが 求 められています このため ワーク ライフ バランスの 理 解 促 進 と 官 民 の 協 働 による 取 組 の 一 層 の 普 及 拡 大 に 努 めます 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 を 積 極 的 に 行 う 企 業 の 登 録 を 行 う 北 海 道 あったかファミリー 応 援 企 業 登 録 制 度 の 推 進 ( 再 掲 ) 北 海 道 両 立 支 援 推 進 企 業 表 彰 シンポジウム 等 の 開 催 による 普 及 啓 発 の 推 進 ( 再 掲 ) 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 向 けた 職 場 環 境 づくりを 目 指 す 企 業 への 支 援 ( 再 掲 ) 労 働 相 談 ホットラインによる 労 働 者 や 使 用 者 からの 労 働 相 談 対 応 ( 再 掲 ) 企 業 のトップや 人 事 担 当 者 に 対 する 意 識 改 革 の 推 進 ( 再 掲 ) 男 性 を 対 象 としたケアメン イクメン 講 座 の 実 施 情 報 交 換 の 場 の 提 供 企 業 と 協 定 を 締 結 し 相 互 に 協 力 して 家 庭 教 育 を 支 援 する 北 海 道 家 庭 教 育 サポート 企 業 等 制 度 の 登 録 企 業 数 の 拡 大 ( 再 掲 ) 経 済 団 体 における 企 業 のワーク ライフ バランスへの 取 組 み 状 況 の 公 表 関 係 機 関 と 連 携 し くるみん 認 定 制 度 の 周 知 など 企 業 等 における 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 向 けた 職 場 環 境 づくりを 推 進 ( 再 掲 ) - 31 -

4 役 員 管 理 職 への 女 性 登 用 平 成 25 年 に 実 施 した 企 業 経 営 女 性 役 員 管 理 職 登 用 の 状 況 (H25.7 月 ) 者 意 識 調 査 によると 女 性 役 員 管 理 職 を 登 用 していると 回 答 した 道 内 企 業 は 全 業 種 平 均 で 35.8%で 全 国 平 均 の44.9%(H 26.7 帝 国 データバンク)に 比 べ 低 くなっています 女 性 管 理 職 の 登 用 には 消 費 者 ニーズの 多 様 化 に 沿 った 多 様 登 用 している 登 用 していない 全 業 種 35.8 64.2 建 設 業 24.5 75.5 製 造 業 29.3 70.7 卸 売 小 売 業 42.0 58.0 運 輸 業 36.9 63.1 サービス 業 46.9 53.1 0% 20% 40% 60% 80% 100% な 視 点 での 製 品 開 発 や 女 性 社 員 にとってのロールモデルの 出 現 によるキャリアアップ に 対 するモチベーションの 源 泉 となること また 女 性 管 理 職 の 存 在 が 会 社 に 好 イメ ージを 与 え そのことによって 男 女 を 問 わず 優 秀 な 人 材 を 採 用 できる 可 能 性 が 高 まることなどのメリットがあります 人 口 減 少 による 道 内 経 済 への 影 響 に 対 する 懸 念 の 高 まりなどを 踏 まえ 企 業 におけ る 女 性 の 一 層 の 登 用 促 進 に 向 けて 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 の 履 行 確 保 により 職 場 での 性 別 を 理 由 とした 差 別 的 取 扱 いの 是 正 やセクシュアル ハラスメント 防 止 対 策 母 性 健 康 管 理 措 置 制 度 の 整 備 等 が 徹 底 されるよう 事 業 主 に 対 して 働 きかけていくとともに ポジティブ アクションに 取 り 組 む 企 業 を 増 やすため 各 企 業 や 団 体 が 活 用 できる 助 成 制 度 の 周 知 に 努 めます 経 済 団 体 における 女 性 の 役 員 管 理 職 登 用 に 関 する 自 主 行 動 計 画 の 公 表 企 業 における 両 立 支 援 の 計 画 や 目 標 などを 定 める 一 般 事 業 主 行 動 計 画 策 定 の 促 進 企 業 での 管 理 職 等 への 女 性 登 用 などの 目 標 設 定 と 公 表 の 促 進 企 業 における 女 性 職 員 の 管 理 職 登 用 に 向 けた 知 識 の 習 得 スキルアップのための 研 修 の 実 施 を 促 進 するとともに 好 事 例 としての 情 報 発 信 道 内 事 業 所 における 男 女 雇 用 機 会 均 等 法 の 履 行 確 保 及 びポジティブ アクションの 推 進 ( 再 掲 ) - 32 -

5 企 業 等 における 女 性 の 活 躍 の 見 える 化 平 成 24 年 12 月 に 内 閣 府 で 取 りまとめた 女 性 の 活 躍 状 況 の 資 本 市 場 における 見 える 化 に 関 する 検 討 会 報 告 において 企 業 における 女 性 の 活 躍 に 関 する 情 報 は 財 務 情 報 に 現 れない 見 えない 価 値 の 一 つであり 企 業 の 存 続 可 能 性 や 中 長 期 的 な 成 長 性 が 資 本 市 場 において 適 切 に 判 断 され 投 資 家 などからの 資 金 調 達 などでのメリ ットが 得 られるようにするためには 女 性 の 活 躍 状 況 を 見 える 化 していくことが 重 要 とされています 企 業 が 女 性 役 員 管 理 職 の 情 報 女 性 の 人 材 育 成 登 用 に 関 する 取 組 や 目 標 等 仕 事 と 育 児 の 両 立 支 援 男 性 社 員 も 含 むワーク ライフ バランスの 推 進 等 への 取 組 な ど 女 性 の 活 躍 情 報 を 顧 客 や 投 資 家 消 費 者 就 活 中 の 学 生 等 のステークホルダーに 対 し 見 える 化 することにより 女 性 の 活 躍 や 情 報 開 示 などに 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 が 資 本 市 場 において 正 しい 企 業 評 価 につながるよう 経 済 団 体 企 業 等 との 連 携 協 働 による 取 組 を 進 めます また ポジティブ アクションポータルサイト 等 の 情 報 サイトを 活 用 し 先 進 的 な 事 例 の 紹 介 や 見 える 化 の 支 援 を 行 います (1) 活 躍 を 顕 彰 することによる 気 運 の 醸 成 女 性 の 能 力 発 揮 や 職 域 拡 大 子 育 て 支 援 などの 仕 事 と 家 庭 の 両 立 に 積 極 的 に 取 り 組 む 企 業 の 表 彰 ( 再 掲 ) 男 女 平 等 参 画 社 会 実 現 への 気 運 醸 成 のための 活 動 を 顕 彰 ( 再 掲 ) ダイバーシティ 経 営 の 普 及 を 図 る ダイバーシティ 経 営 企 業 100 選 促 進 表 彰 の 取 組 の 促 進 経 済 団 体 による 女 性 の 活 躍 支 援 推 進 に 関 する 企 業 の 取 組 事 例 の 公 表 (2) 女 性 の 活 躍 支 援 ポータルサイトの 運 営 道 内 企 業 における 女 性 活 躍 支 援 の 取 組 など 情 報 開 示 の 促 進 北 の 輝 く 女 性 応 援 会 議 などの 情 報 のほか 企 業 やNPO 等 の 活 動 情 報 など 女 性 の 活 躍 を 支 援 する 多 様 な 情 報 の 一 元 的 な 提 供 ( 再 掲 ) - 33 -

北 海 道 女 性 活 躍 推 進 計 画 平 成 28 年 3 月 北 海 道 環 境 生 活 部 くらし 安 全 局 道 民 生 活 課 女 性 支 援 室 060-8588 北 海 道 札 幌 市 中 央 区 北 3 条 西 6 丁 目 電 話 011-204-5217(タ イヤル イン) FAX 011-232-4820 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ - 34 -