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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

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介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 ( 高 齢 社 会 対 策 区 市 町 村 包 括 補 助 事 業 ) 報 告 書 栄 養 改 善 口 腔 機 能 の 向 上 を 目 指 した レシピの 開 発 と 普 及 ~ 地 域 団 体 との 連 携 と 地 域 づくり~ 練 馬 区 平 成 24 年 5 月

は じ め に 平 成 24 年 3 月 現 在 区 の 高 齢 者 人 口 は 約 14 万 人 区 の 人 口 に 占 める 割 合 ( 高 齢 化 率 )は 19.8% また 65 歳 以 上 の 介 護 保 険 の 要 支 援 要 介 護 認 定 者 数 は 約 2 万 4 千 人 となっております 高 齢 化 率 は 平 成 24 年 中 にも 20%に 達 し 今 後 いわゆる 団 塊 の 世 代 の 方 々が 高 齢 期 を 迎 えることから 斬 増 する 高 齢 者 人 口 に 比 例 して 支 援 や 介 護 が 必 要 な 区 民 も 増 加 すると 予 測 しております 高 齢 期 を 迎 えても 元 気 でいきいきと 活 躍 できることは 誰 もが 理 想 とするところ です このため 元 気 な 高 齢 者 が 今 後 要 介 護 状 態 にならないようにするため また 要 介 護 状 態 にあってもその 重 度 化 をできる 限 り 防 ぎ さらには 軽 減 を 目 指 す 介 護 予 防 の 取 り 組 みが 非 常 に 大 切 であります そこで 区 では 高 齢 者 が 気 軽 に 継 続 して 介 護 予 防 に 取 り 組 めるよう 認 知 症 予 防 推 進 員 や 介 護 予 防 推 進 員 おたっしゃ 隊 など 身 近 な 地 域 で 自 主 的 に 活 動 する 人 材 を 育 成 するとともに これらの 人 材 を 活 用 し 敬 老 館 や 高 齢 者 センターなど 介 護 予 防 の 拠 点 施 設 において 高 齢 者 が 気 軽 に 参 加 できる 健 康 体 操 や 栄 養 教 室 など 幅 広 い 事 業 を 実 施 しております また 要 支 援 要 介 護 状 態 になるリスクの 高 い 方 に 対 しては 筋 力 向 上 トレーニングなどの 運 動 器 の 機 能 向 上 栄 養 改 善 口 腔 機 能 向 上 などのプログラ ムを 取 り 入 れた 介 護 予 防 事 業 を 積 極 的 に 展 開 しております このような 介 護 予 防 事 業 に 加 え さらに 地 域 の 実 態 や 区 民 ニーズに 即 した 介 護 予 防 プログラムを 開 発 するため 度 から3か 年 にわたり 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 に 取 り 組 みました この 成 果 として 噛 む 力 の 維 持 が 低 栄 養 を 防 止 し 健 康 づくりの 基 礎 となることをわかりやすくお 知 らせするため 料 理 本 練 馬 発 わ かわか かむかむ 元 気 ごはん を 編 集 発 行 するとともに この 料 理 本 を 使 って 料 理 教 室 を 開 催 するなど 介 護 予 防 につながる 知 識 の 普 及 啓 発 に 取 り 組 んでいるとこ ろです このたび その 効 果 を 検 証 し 活 動 的 で 元 気 なうちから 取 り 組 める 介 護 予 防 の 指 針 を 本 報 告 書 にまとめました 今 後 は 口 腔 機 能 の 向 上 と 栄 養 改 善 の 見 地 を 踏 まえた 取 り 組 みを 一 層 進 めるととも に 地 域 の 実 情 に 合 った 魅 力 的 な 介 護 予 防 事 業 を 展 開 し 区 民 がいきいきと 元 気 で 暮 らせる 地 域 づくりを 推 進 していきます 結 びにあたりまして 本 調 査 にご 回 答 をお 寄 せいただいた 区 民 の 皆 さま 調 査 票 の 設 計 や 分 析 にご 協 力 いただいた 練 馬 区 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 検 討 委 員 会 の 委 員 の 皆 さまに 心 から 御 礼 申 し 上 げます 平 成 24 年 (2012 年 )5 月 練 馬 区 長

目 次 第 1 章 調 査 の 概 要 1 調 査 目 的 2 調 査 方 法 3 調 査 対 象 4 調 査 期 間 5 回 収 状 況 ( 全 数 ) 6 調 査 内 容 の 概 要 7 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 検 討 委 員 会 の 設 置 8 調 査 のまとめ 9 今 後 の 練 馬 区 の 取 り 組 み 分 析 対 象 者 の 定 義 について 報 告 書 で 用 いている 用 語 の 定 義 について 数 値 等 について 1 1 1 1 1 2 3 4 6 8 9 10 第 2 章 調 査 結 果 の 概 要 1 属 性 2 一 般 健 康 情 報 1 6 第 3 章 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん の 普 及 1 料 理 本 の 開 発 2 料 理 本 の 普 及 3 料 理 本 の 認 知 度 4 考 察 まとめ 1 2 6 10 第 4 章 栄 養 と 健 康 について 1 料 理 本 の 中 の わかわかごはん 作 成 の 目 的 および 経 緯 2 と 調 査 結 果 の 比 較 3 料 理 本 を 見 た 人 見 なかった 人 の 変 化 の 概 要 4 考 察 まとめ 1 2 37 38 ページ 番 号 は 章 ごと

第 5 章 歯 や 口 の 健 康 について 1 料 理 本 の 中 の かむかむごはん 作 成 の 目 的 および 経 緯 2 と 調 査 結 果 の 比 較 3 歯 や 口 の 健 康 に 関 する 知 識 の 変 化 4 歯 や 口 の 健 康 に 関 する 現 状 の 変 化 5 歯 や 口 の 健 康 に 関 する 行 動 の 変 化 6 考 え 方 の 変 化 7 考 察 まとめ 1 2 3 15 29 44 50 第 6 章 要 支 援 要 介 護 認 定 者 と 特 定 高 齢 者 の 特 徴 1 要 支 援 要 介 護 認 定 を 受 けた 人 ( 認 定 者 )の 特 徴 2 特 定 高 齢 者 候 補 者 に 移 行 した 人 ( 移 行 者 )の 特 徴 3 考 察 まとめ 1 15 25 第 7 章 壮 年 期 から 老 年 期 の 食 と 歯 や 口 の 健 康 変 化 1 対 象 者 の 属 性 と 追 跡 状 況 2 属 性 と 一 般 健 康 情 報 3 食 に 関 する 変 化 4 歯 や 口 の 健 康 に 関 する 変 化 5 世 帯 の 変 化 と 食 事 の 楽 しみの 関 係 6 考 察 まとめ 1 2 7 14 19 20 ページ 番 号 は 章 ごと

第 1 章 調 査 の 概 要 とまとめ

第 1 章 調 査 の 概 要 とまとめ 1 調 査 目 的 度 に 実 施 した 練 馬 区 高 齢 者 の 食 と 健 康 の 実 態 調 査 と 同 様 の 調 査 を 実 施 し 介 護 予 防 の 知 識 食 と 健 康 に 関 する 意 識 や 行 動 将 来 への 考 えなどの2 年 間 の 変 化 を 捉 え 度 から 度 に 実 施 した 介 護 予 防 普 及 啓 発 事 業 の 効 果 を 明 らかにすること 目 的 としました 2 調 査 方 法 自 記 式 質 問 票 を 用 いて 郵 送 法 ( 郵 送 配 布 - 郵 送 回 収 )で 実 施 しました 3 調 査 対 象 度 実 態 調 査 住 民 基 本 台 帳 から 介 護 保 険 の 要 介 護 認 定 を 受 けていない 人 で 1 前 期 高 齢 者 (65 歳 ~74 歳 )2 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 )3これから 高 齢 期 を 迎 える 方 (58 歳 ~64 歳 ) 約 1,000 人 ずつ 計 3,016 人 を 無 作 為 抽 出 した 度 実 態 調 査 度 実 態 調 査 で 有 効 回 収 ができた 人 のうち 死 亡 転 出 者 回 答 者 番 号 不 明 を 除 いた 4 調 査 期 間 11 月 4 日 から 11 月 24 日 まで 5 回 収 状 況 ( 全 数 ) 度 の 調 査 の 配 布 数 は 1,893 件 で 回 収 数 は 1,493 件 有 効 回 収 数 は 1,444 件 でした 回 収 率 は 76.3%で 度 の 調 査 を 上 回 っていました 発 送 数 有 効 回 収 数 有 効 回 収 率 度 実 態 調 査 3,016 1,980 65.6% 度 実 態 調 査 1,893 1,444 76.3% 度 は 度 の 1,980 件 のうち 転 出 35 死 亡 39 回 答 者 番 号 不 明 13 の 計 87 件 は 除 外 して 実 施 した 度 に 回 収 した 1,493 件 のうち 白 紙 回 答 回 答 者 番 号 不 明 記 入 内 容 から 平 成 21 年 と 別 人 回 答 と 思 われる 票 などの 計 49 件 は 無 効 票 とした - 1-1 -

6 調 査 内 容 の 概 要 大 項 目 - 小 項 目 ( 設 問 ) Ⅰ 基 本 情 報 一 般 健 康 情 報 問 1 性 別 年 齢 問 2 世 帯 構 成 問 3 就 労 状 況 問 4 世 帯 年 収 問 5 主 観 的 健 康 状 態 問 6 介 護 保 険 認 定 と 要 介 護 度 Ⅱ 栄 養 と 健 康 について 問 12 食 事 や 健 康 について 問 13 食 生 活 の 工 夫 問 14 食 生 活 への 関 心 度 問 15 食 に 関 する 知 識 技 術 度 問 16 食 品 別 摂 取 状 況 Ⅲ 口 と 健 康 について 問 33 食 事 や 歯 についての 考 え 問 34 口 の 状 態 改 善 に 必 要 なこと 問 35 むせや 誤 嚥 防 止 に 関 する 知 識 問 36 口 腔 ケア 方 法 の 認 知 状 況 問 37 歯 ぐき 口 の 状 態 問 38 歯 科 医 院 での 歯 の 清 掃 問 39 40 現 存 する 歯 本 数 問 41 口 の 渇 きやむせの 状 況 Ⅳ 食 事 の 環 境 問 19 調 理 担 当 者 と 調 理 時 間 問 20 食 事 の 状 況 ( 共 食 孤 食 ) 問 21 食 事 時 間 問 22 買 い 物 頻 度 と 主 な 購 入 先 Ⅴ 健 康 行 動 と 情 報 問 51 料 理 本 の 認 知 問 52 53 情 報 の 入 手 経 路 問 54 料 理 本 への 興 味 関 心 問 55 56 料 理 本 を 利 用 しての 介 護 予 防 への 取 り 組 み 状 況 意 欲 問 7 疾 病 の 有 無 問 8 体 型 自 己 評 価 問 9 ダイエット 状 況 問 10 外 出 頻 度 と 外 出 目 的 問 11 基 本 チェックリスト 特 定 高 齢 者 候 補 者 のスクリーニング 問 17 食 事 の 摂 取 状 況 ( 朝 昼 夕 食 の 摂 取 ) 問 18 栄 養 摂 取 自 己 評 価 問 28 29 食 事 のおいしさ 楽 しさ 問 30 食 事 量 の 変 化 問 31 ふだんの 食 生 活 問 42 食 事 の 食 べ 方 問 43 噛 むことの 自 己 評 価 問 44 45 食 べなくなった 食 べ 物 食 べにくいときの 工 夫 問 46 口 の 機 能 低 下 の 状 況 問 47 歯 を 残 すための 行 動 問 48 噛 む 力 の 維 持 の 行 動 問 49 口 の 健 康 認 識 問 50 今 後 の 口 の 状 態 の 自 己 予 測 問 23 24 外 食 利 用 頻 度 外 食 利 用 店 問 25 26 惣 菜 利 用 頻 度 と 内 容 問 27 加 工 食 品 利 用 頻 度 問 32 食 事 づくりの 負 担 感 問 57 健 康 行 動 介 護 予 防 の 取 り 組 み 状 況 きっかけ 問 58 信 頼 する 情 報 源 - 1-2 -

7 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 検 討 委 員 会 の 設 置 調 査 と 報 告 書 作 成 に 際 し 介 護 予 防 に 関 する 学 識 経 験 者 および 練 馬 区 介 護 予 防 事 業 従 事 者 による 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 検 討 委 員 会 を 設 置 し 調 査 票 の 設 計 および 分 析 検 討 を 行 いました 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 検 討 委 員 会 委 員 ( 敬 称 略 ) 氏 名 所 属 地 方 独 立 行 政 法 人 委 員 長 大 渕 修 一 学 識 経 験 者 東 京 都 健 康 長 寿 医 療 センター 研 究 所 研 究 副 部 長 委 員 柳 沢 幸 江 学 識 経 験 者 和 洋 女 子 大 学 教 授 委 員 成 田 美 紀 学 識 経 験 者 地 方 独 立 行 政 法 人 東 京 都 健 康 長 寿 医 療 センター 研 究 所 客 員 研 究 員 委 員 岡 浩 一 朗 学 識 経 験 者 早 稲 田 大 学 スポーツ 科 学 学 術 院 准 教 授 委 員 石 垣 幸 子 特 定 非 営 利 活 動 法 人 クリオネ 委 員 米 田 文 株 式 会 社 コナミスポーツ&ライフ 委 員 委 員 事 務 局 事 務 局 事 務 局 事 務 局 斎 藤 信 子 小 林 薫 根 岸 恵 美 子 西 方 佳 子 小 出 勢 津 子 清 水 美 歩 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 健 康 部 健 康 推 進 課 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 健 康 部 健 康 推 進 課 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 福 祉 部 高 齢 社 会 対 策 課 介 護 予 防 係 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 福 祉 部 高 齢 社 会 対 策 課 介 護 予 防 係 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 福 祉 部 高 齢 社 会 対 策 課 介 護 予 防 係 練 馬 区 健 康 福 祉 事 業 本 部 福 祉 部 高 齢 社 会 対 策 課 介 護 予 防 係 - 1-3 -

8 調 査 のまとめ 本 調 査 は これからの 高 齢 者 の 健 康 づくりの 一 環 で 東 京 都 介 護 予 防 推 進 開 発 モデ ル 事 業 として3 年 間 実 施 してきた 中 の2 回 目 の 調 査 です 本 調 査 の 目 的 としては 1 特 に 介 護 予 防 事 業 の 参 加 率 の 少 ない 栄 養 改 善 事 業 口 腔 機 能 の 向 上 事 業 の 参 加 率 の 向 上 をめざすため 地 域 高 齢 者 の 食 行 動 の 特 徴 や 介 護 予 防 の 知 識 と 理 解 を 把 握 する 2 実 態 調 査 に 基 づき 地 域 の 実 態 に 即 した 参 加 を 促 進 するツール( 料 理 本 ) プログ ラムを 開 発 する 3 促 進 ツール( 料 理 本 )を 活 かした 介 護 予 防 事 業 の 充 実 と 介 護 予 防 普 及 活 動 を 推 進 する としています 高 齢 者 がいつまでも いきいきと 元 気 に 過 ごすためには 練 馬 区 の 高 齢 者 の 食 と 健 康 に 関 する 実 態 を 知 り 練 馬 区 の 高 齢 者 に 即 した 支 援 のあり 方 を 検 討 する 必 要 があり ます 前 回 の 調 査 では 練 馬 区 の 高 齢 者 の 食 と 健 康 について 基 礎 的 な 情 報 を 集 めること ができました 本 調 査 は 1. 基 本 情 報 と 一 般 健 康 情 報 2. 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん の 普 及 3. 栄 養 と 健 康 について 4. 歯 や 口 の 健 康 について 5. 要 支 援 要 介 護 認 定 者 と 特 定 高 齢 者 候 補 者 の 特 徴 6. 壮 年 期 から 高 齢 期 の 食 と 歯 や 口 の 健 康 変 化 の6つの 大 項 目 から 構 成 されます 1 基 本 情 報 と 一 般 健 康 情 報 本 調 査 は 度 調 査 の 回 答 者 1,980 人 のうち 転 出 死 亡 無 回 答 者 そ の 他 不 明 者 計 87 件 を 除 外 した 1,893 人 に 対 して 実 施 し 1,444 人 の 有 効 回 答 を 得 まし た 回 答 者 のうち 要 支 援 要 介 護 認 定 者 は 50 人 で 特 定 高 齢 者 候 補 者 は 全 体 の 32.4% でした 年 齢 構 成 は 前 期 高 齢 者 (65 歳 ~74 歳 )が 34.7% 後 期 高 齢 者 (75 歳 以 上 ) は 35.5%でした また 特 定 高 齢 者 候 補 者 では 運 動 器 の 機 能 向 上 が 必 要 と 認 められる 人 が 全 体 の 16.6% 栄 養 改 善 が 必 要 と 認 められる 人 が 1.3% 口 腔 機 能 の 向 上 が 必 要 と 認 められる 人 が 20.5%いました 度 に 比 べ 口 腔 機 能 の 向 上 が 必 要 と される 人 が 0.5% 減 少 しています 2 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん の 普 及 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん ( 以 降 料 理 本 と 略 します)は 度 調 査 結 果 をもとに 調 査 で 明 らかになった 食 と 健 康 の 課 題 を 解 決 するた めに 本 検 討 委 員 と 区 民 大 学 との 共 同 により 作 成 しました 度 調 査 では 料 理 本 を 見 たことがある 人 は 回 答 者 の 6.6%でした 料 理 本 を 見 た 人 からは 自 分 にも 作 れそう 興 味 を 持 った などの 回 答 が 得 られ 料 理 本 の 開 発 に 当 たり 配 慮 した 簡 単 親 しみやすさ についての 目 標 が 達 成 できたと 考 えられました - 1-4 -

3 栄 養 と 健 康 料 理 本 の 普 及 による 効 果 としては これまで 摂 取 頻 度 の 低 かった 動 物 性 たんぱく 質 および 牛 乳 乳 製 品 の 摂 取 頻 度 が 増 えました このことは 料 理 本 の 目 標 の 一 つで ある 高 齢 期 に 足 りなくなりがちな 卵 や 肉 などの 動 物 性 たんぱく 質 を 含 む 食 品 を 使 っ た 料 理 の 利 用 を 促 進 すること が 料 理 本 を 媒 介 に 区 内 で 展 開 したことにより 得 られ た 効 果 と 考 えられます 2 年 間 の 調 査 を 通 じて 加 齢 に 伴 い 今 後 も 注 意 を 要 する 項 目 もわかってきました 多 くの 層 に 共 通 して 見 られたのは 食 欲 が 落 ちている 排 便 は 心 地 よいですか などの 健 康 面 での 問 題 でした 加 齢 に 伴 い 注 意 を 要 する 項 目 といえます 料 理 本 の 認 知 による 効 果 として 今 回 料 理 本 を 見 た 人 は 主 に 女 性 で 実 際 に 料 理 を 作 っていますが 食 欲 が 落 ちてきて 食 事 作 りがおっくうと 感 じている 人 が 多 く 見 ら れました 一 方 料 理 本 を 見 なかった 人 は 生 活 の 中 で 食 生 活 のみならず 様 々なこ とに 対 する 興 味 や 関 心 が 失 われていました 4 口 と 健 康 度 に 噛 むこと たんぱく 質 を 多 く 含 む 食 品 を 積 極 的 に 食 べることを 推 奨 する 簡 単 な 料 理 本 を 作 成 し それを 媒 体 として さまざまな 普 及 活 動 を 推 進 してき ました その 結 果 口 腔 機 能 の 向 上 について 知 識 現 状 行 動 考 え 方 のいずれの 段 階 においても 望 ましい 変 化 の 兆 しが 見 られました 度 調 査 では 比 較 的 問 題 の 多 かった 男 性 後 期 高 齢 者 で 健 康 や 介 護 予 防 のために 普 段 から 気 をつけていること について 栄 養 バランス 噛 む 回 数 口 の 中 の 清 潔 ともに 男 性 で 気 をつける 人 が 増 加 するなど 料 理 本 の 普 及 により 効 果 が 見 られました さらに 料 理 本 を 見 たことがある 人 は 特 に 変 化 が 大 きく 知 識 行 動 考 え 方 のど の 要 素 でも 期 待 した 効 果 を 得 ることができました 5 要 支 援 要 介 護 認 定 者 と 特 定 高 齢 者 候 補 者 の 特 徴 度 調 査 で 要 介 護 認 定 を 受 けておらず 度 調 査 で 要 介 護 認 定 を 受 けた 人 ( 認 定 者 )とそうでない 人 ( 非 認 定 者 )の 差 に 注 目 しました 認 定 者 の 特 徴 と しては 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 が 多 く 主 観 的 健 康 感 が 低 い 傾 向 にありました また 食 事 のおいしさや 楽 しさが 低 く 病 気 のために 食 べる 量 や 種 類 が 変 わったり 食 欲 が 落 ちている 傾 向 がありました 度 調 査 時 点 での 残 っている 歯 の 平 均 本 数 は 認 定 者 が 13.7 本 非 認 定 者 が 16.9 本 で 歯 の 本 数 が 少 ない 人 は 要 介 護 状 態 に 移 行 しやすいことがわかりました 認 定 者 では なんでも 噛 んで 食 べることができる が 26.0%で 非 認 定 者 の 41.3% を 下 回 っています 度 調 査 で 要 介 護 認 定 も 受 けておらず 基 本 チェックリストから 特 定 高 齢 者 候 補 者 に 該 当 しなかった 人 ( 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 )で 度 調 査 では 特 定 高 齢 者 候 補 者 に 該 当 した 人 ( 移 行 者 )と 度 も 該 当 しなかった 人 ( 非 移 行 者 ) - 1-5 -

の 差 に 注 目 しました 移 行 者 の 特 徴 としては 年 齢 が 75 歳 以 上 の 後 期 高 齢 者 が 多 く 主 観 的 健 康 感 が 低 い 傾 向 が 見 られました 男 性 はやせ 型 女 性 は 太 っている 傾 向 があ る 人 が 特 定 高 齢 者 へと 移 行 しやすいことがわかりました 6 壮 年 期 から 高 齢 期 の 食 と 歯 や 口 の 健 康 変 化 度 に 58 歳 から 64 歳 以 下 の 人 は2 年 経 過 し 壮 年 期 から 高 齢 期 を 迎 えま した その 人 たちの 特 徴 に 注 目 したところ 世 帯 構 成 がひとり 暮 らしや 夫 婦 二 人 暮 らしになると 食 事 の 楽 しみが 減 ってくる 傾 向 がありました また 食 事 のおいしさ の 変 化 と 食 事 の 楽 しみの 変 化 には 相 関 があり おいしさを 感 じられない 楽 しみだと 感 じられないということが 同 時 に 起 こってくることがわかりました 食 事 と 歯 や 口 の 健 康 変 化 を 見 ると 男 性 では 食 生 活 への 関 心 度 が 増 す 変 化 がありま したが 女 性 では 逆 に 食 事 の 楽 しさが 減 少 しました 口 に 関 しては 口 腔 ケア 方 法 の 認 知 状 況 が 改 善 する 今 後 の 口 の 状 態 が 肯 定 的 になるなどのよい 方 向 の 変 化 を 認 め ました 9 今 後 の 練 馬 区 の 取 り 組 み 本 報 告 書 は 練 馬 区 の 高 齢 者 に 即 した 介 護 予 防 施 策 を 推 進 することを 目 的 とし 平 成 21 年 度 から 23 年 度 までの3 年 間 介 護 予 防 推 進 開 発 モデル 事 業 として 実 施 してき た 調 査 と 普 及 啓 発 に 関 する 検 討 の 結 果 を 記 しています 度 調 査 から 見 えた 練 馬 区 の 食 と 健 康 についての 傾 向 と 課 題 を 明 らかにし それに 対 応 する 具 体 的 な 解 決 策 として 若 さと 元 気 を 保 つ 噛 む 力 を 維 持 する 低 下 させないためのレシピを 作 成 しました 更 に このレシピを 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん に まとめ 4,000 冊 を 作 成 し 閲 覧 用 に 配 布 高 齢 者 を 中 心 とした 料 理 教 室 で 活 用 を 図 る 有 償 頒 布 など レシピの 普 及 啓 発 に 取 り 組 んできました また 料 理 本 で 伝 えたい 内 容 やレシピを 抜 粋 した 概 要 版 を 20,000 部 作 成 し 高 齢 者 の 集 まり 等 さまざま な 機 会 をとらえて 配 布 してきました 3 年 目 にあたる 本 年 は 度 の 調 査 に 回 答 してくださった 人 に 再 度 調 査 に 協 力 していただき このようなレシピの 普 及 が 高 齢 者 の 食 と 健 康 にどのように 影 響 するかをさまざまな 角 度 から 捉 えました ところで 加 齢 とともに 少 しずつ 変 化 する 体 力 や 気 力 こうした 変 化 のうち 危 険 な 老 化 のサインに 早 期 に 気 付 き 対 応 することで 健 康 寿 命 を 延 伸 していこうというの が 介 護 予 防 の 基 本 理 念 です 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん は 危 険 な 老 化 のサインの 中 でも 低 栄 養 と 噛 む 力 に 着 目 し これからの 高 齢 者 の 健 康 づくりの 具 体 策 を 示 したものです - 1-6 -

料 理 本 を 通 じた 高 齢 者 の 健 康 づくりの 取 り 組 みを 進 めます 1 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん 若 さを 保 つ わかわかごはん ここにあげる 料 理 は 高 齢 期 に 不 足 しがちな 食 品 を 加 えることによって 様 々な 食 品 をバランスよく 食 べ 身 体 機 能 の 低 下 を 防 ぎ 健 康 状 態 を 維 持 させることを 目 的 と しました また 料 理 が 得 意 でない 人 やお 一 人 で 暮 らしている 人 でも 簡 単 に 作 れて 食 品 をバランスよく 食 べる 機 会 を 増 やすことのできる 料 理 また 食 事 は 作 らない 食 べる 食 品 が 偏 りがち 食 べる 量 が 少 なくなりがちな 人 に 向 けて 市 販 の 惣 菜 を 上 手 に 使 う 方 法 などを 提 案 しています 噛 む 力 を 鍛 える かむかむごはん ここでは 噛 む 力 が 低 下 することによって 起 こる 低 栄 養 を 防 止 するため すでに 噛 む 力 が 弱 くなってしまって 柔 らかい 食 品 に 偏 りがちな 人 には 食 べやすい 肉 や 野 菜 を 使 った 料 理 の 紹 介 また 噛 む 力 が 弱 まる 危 険 のある 人 に 向 けて 噛 む 力 を 低 下 さ せないためのトレーニングになるように 噛 むことを 増 やし 噛 む 力 を 維 持 すること を 意 識 するための 料 理 を 提 案 しています 度 の 調 査 と 度 の 調 査 の 変 化 をみると この 料 理 本 を 見 た 方 は そうでない 方 に 比 べ 栄 養 や 噛 むことへの 知 識 が 向 上 し 行 動 面 でも 変 化 し 将 来 の 口 の 状 態 が 悪 化 するかも 知 れないという 不 安 感 も 軽 減 していました また 地 域 での 普 及 活 動 により 直 接 本 を 見 ていない 人 への 波 及 効 果 もあることがわかりました 料 理 本 のめざす 健 康 づくりへの 取 り 組 みは 有 効 です 今 後 は 情 報 を 必 要 とする 人 に 適 切 なタイミングで 情 報 が 届 けられるように 料 理 本 の 配 布 先 配 布 周 知 方 法 など に 検 討 を 加 えていきます また 地 域 の 力 を 生 かした 普 及 啓 発 とするため 地 域 の 料 理 団 体 の 協 力 による 料 理 本 を 使 った 料 理 教 室 も 継 続 していきます 2 普 及 啓 発 効 果 練 馬 区 では 料 理 本 が 必 要 な 層 の 高 齢 者 へ 効 果 的 にいきわたるよう 普 及 方 法 に 工 夫 をしてきました 今 回 の 直 接 的 な 目 標 層 とならなかった 人 に 対 しても 料 理 本 を 使 った 料 理 教 室 への 参 加 や その 参 加 者 が 周 りの 方 々に 紹 介 することなどを 通 して し っかり 食 べること しっかり 噛 むことを 練 馬 区 高 齢 者 全 体 へ 広 く じっくりと 浸 透 さ せることを 今 後 の 目 標 としていきます ところで 今 回 の 調 査 で 世 帯 の 変 化 と 食 事 の 楽 しさの 変 化 は 弱 いながらも 関 係 があることが 分 かりました 退 職 や 家 族 の 独 立 などで 大 勢 で 食 べる 機 会 が 減 るとど うしても 食 事 が 楽 しめなくなってしまうようです 人 と 会 って 楽 しく 食 事 ができる 機 会 をできるだけ 多 く 作 っていくことが 練 馬 区 の 課 題 です 区 が 行 っている いきが いデイサービス や 高 齢 者 会 食 サービス を 活 用 し 食 べる 楽 しみをいつまでも 保 ち 続 けることができる 取 り 組 みを 充 実 させる 必 要 があります - 1-7 -

分 析 対 象 者 の 定 義 について 図 表 1-1 度 回 答 者 の 性 別 と 年 齢 分 布 64 歳 以 下 65-74 歳 75 歳 以 上 無 回 答 65 歳 以 上 ( 再 掲 ) 合 計 男 性 260 294 320 12 614 886 女 性 306 372 352 6 724 1036 無 回 答 1 0 3 54 3 58 合 計 567 666 675 72 1341 1980 図 表 1-2 度 回 答 者 の 性 別 と 年 齢 分 布 64 歳 以 下 65-74 歳 75 歳 以 上 無 回 答 65 歳 以 上 ( 再 掲 ) 合 計 男 性 169 219 251 10 470 649 女 性 215 278 259 5 537 757 無 回 答 0 0 2 36 2 38 合 計 384 497 512 51 1009 1444 図 表 1-3 追 跡 率 64 歳 以 下 65-74 歳 75 歳 以 上 無 回 答 65 歳 以 上 ( 再 掲 ) 合 計 男 性 65.0% 74.5% 78.4% 83.3% 76.5% 73.3% 女 性 70.3% 74.7% 73.6% 83.3% 74.2% 73.1% 無 回 答 0.0% - 66.7% 66.7% 66.7% 65.5% 合 計 67.7% 74.6% 75.9% 70.8% 75.2% 72.9% 2 章 4 章 5 章 6 章 の 分 析 は 度 調 査 時 点 で 65 歳 以 上 の 1,341 人 の うち 度 調 査 で 有 効 回 収 された 1,009 人 について 行 っています 3 章 の 分 析 は 調 査 で 有 効 回 収 された 1,444 人 について 行 っています 7 章 の 分 析 は 度 時 点 で 64 歳 以 下 の 567 人 のうち 度 調 査 で 有 効 回 収 された 384 人 について 行 っています - 1-8 -

報 告 書 で 用 いている 用 語 の 定 義 について 年 齢 : 前 期 高 齢 者 は 65 歳 以 上 74 歳 以 下 後 期 高 齢 者 は 75 歳 以 上 の 年 齢 層 です 度 と 度 で 比 較 している 場 合 は 度 調 査 での 年 齢 区 分 をもとに 比 較 しています 認 定 者 : 度 調 査 時 に 65 歳 以 上 の 人 で 度 調 査 で 要 支 援 要 介 護 認 定 を 受 けていると 回 答 した 方 を 言 います 特 定 高 齢 者 候 補 者 : 特 定 高 齢 者 候 補 者 とは 要 支 援 要 介 護 になるおそれがあ ると 基 本 チェックリストによって 判 定 された 方 を 言 います 図 表 中 では 特 定 高 齢 者 や 特 定 と 略 して 表 記 しています 移 行 者 : 移 行 者 とは 度 には 特 定 高 齢 者 候 補 者 に 該 当 しなかったが 度 には 該 当 した 人 のことを 言 います 本 あり 群 : 本 あり 群 とは 度 作 成 の 料 理 本 を 見 たことのある 人 を 言 い ます 一 方 本 を 見 たことがないと 答 えた 人 を 本 なし 群 と 言 います 図 表 中 では 本 あり や 本 なし と 略 して 表 記 しています また 4 章 では 料 理 本 あり 群 料 理 本 なし 群 と 表 記 しています 料 理 本 : 料 理 本 とは 度 調 査 結 果 をもとに 開 発 したレシピを 集 めた 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん を 言 います 統 計 学 的 検 証 法 各 章 で 用 いられている 検 証 方 法 は 以 下 のとおりです 第 2 章 調 査 結 果 の 概 要 第 3 章 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん の 普 及 第 6 章 要 支 援 要 介 護 認 定 者 と 特 定 高 齢 者 の 特 徴 第 4 章 栄 養 と 健 康 について 第 5 章 歯 や 口 の 健 康 について 第 7 章 壮 年 期 から 老 年 期 の 食 と 歯 や 口 の 健 康 変 化 比 率 の 差 の 検 定 χ 2 (カイ 二 乗 ) 検 定 ウィルコクソンの 順 位 和 検 定 対 応 のある t 検 定 χ 2 (カイ 二 乗 ) 検 定 マクネマーの 検 定 - 1-9 -

数 値 等 について 各 図 表 では 構 成 比 (%) 等 の 数 値 が 記 載 されています サンプル 数 については 基 本 的 に 各 章 の 冒 頭 でまとめています クロス 集 計 結 果 の 図 表 の 表 側 に は 無 回 答 は 原 則 表 記 していません 表 側 16.4 44.9 30.4 7.3 1.0 18.8 44.3 32.3 3.9 0.7 凡 例 ひとり 暮 らし 夫 婦 二 人 暮 らし 子 や 孫 などと 同 居 その 他 無 回 答 0 20 40 60 80 (%) 特 定 高 齢 者 候 補 者 30.3 32.4 運 動 器 該 当 者 13.3 16.6 栄 養 該 当 者 1.0 1.3 口 腔 該 当 者 21.0 20.5 十 項 目 以 上 該 当 者 3.8 5.4 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 69.7 67.6 凡 例 - 1-10 -

第 2 章 回 答 者 の 基 本 情 報 一 般 健 康 情 報

第 2 章 調 査 結 果 の 概 要 第 2 章 では 度 調 査 の 概 要 を 度 調 査 の 結 果 と 比 較 しています なお 報 告 の 対 象 者 は 度 調 査 時 に 65 歳 以 上 だった 人 を 分 析 しています 図 表 2-1 度 の 性 別 と 年 齢 分 布 65-74 歳 75 歳 以 上 小 計 64 歳 以 下 無 回 答 合 計 男 性 219 251 470 169 10 649 女 性 278 259 537 215 5 757 無 回 答 0 2 2 0 36 38 合 計 497 512 1009 384 51 1444 H21 時 点 の 年 齢 をもとに 集 計 1 属 性 (1) 性 別 と 年 齢 今 回 の 回 答 者 の 性 別 は 男 性 46.6% 女 性 53.2%で 男 女 間 および 年 度 間 の 差 は 認 められませんでした 年 齢 層 の 割 合 においては 度 の 回 答 者 に 比 べ 前 期 高 齢 者 が 9.5 ポイント 減 少 し 後 期 高 齢 者 が 9.5 ポイント 増 加 していました 図 表 2-2 性 別 と 年 齢 合 計 24.9 24.4 29.5 16.7 4.5 合 計 15.2 24.6 29.0 21.7 9.5 男 性 21.2 25.2 30.9 17.4 5.3 男 性 14.0 24.2 29.7 21.8 10.4 女 性 28.1 23.6 28.3 16.2 3.7 女 性 16.2 25.0 28.5 21.6 8.8 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳 以 上 - 2-1 -

(2) 世 帯 構 成 回 答 者 の 世 帯 構 成 は 夫 婦 二 人 暮 らし に 大 きな 変 化 はありませんが ひとり 暮 らし 世 帯 が 2.4 ポイント 子 や 孫 との 同 居 が 1.9 ポイント 増 加 していまし た 図 表 2-3 世 帯 構 成 16.4 44.9 30.4 7.3 1.0 18.8 44.3 32.3 3.9 0.7 ひとり 暮 らし 夫 婦 二 人 暮 らし 子 や 孫 などと 同 居 その 他 無 回 答 (3) 就 労 状 況 回 答 者 の 就 労 状 況 は ほぼ 毎 日 仕 事 についている 週 に2~3 日 仕 事 について いる 月 に 数 日 仕 事 についている の 合 計 は 度 で 25.8%ですが 平 成 23 年 度 では 21.7%です 加 齢 に 伴 い 離 職 する 人 が 多 くなっています 図 表 2-4 就 労 状 況 13.2 8.0 4.6 3.9 68.9 1.5 10.6 6.6 4.5 4.4 72.0 2.0 ほぼ 毎 日 仕 事 についている 週 に2~3 日 仕 事 についている 月 に 数 日 仕 事 についている 決 まっていない 仕 事 はしていない 無 回 答 - 2-2 -

(4) 年 収 回 答 者 の 世 帯 の 年 収 が 300 万 未 満 の 割 合 は 度 で 3.8 ポイント 増 加 しています 一 方 300 万 以 上 ~600 万 未 満 で 3.5 ポイント 600 万 以 上 では 1.6 ポイント 減 少 しています 図 表 2-5 年 収 40.5 35.9 16.8 6.7 44.3 32.4 15.2 8.1 300 万 未 満 300 万 以 上 ~600 万 未 満 600 万 以 上 無 回 答 (5) 疾 病 状 況 ( 複 数 回 答 ) 回 答 者 の 現 在 かかって いる 病 気 やけがの 傾 向 に は 高 血 圧 症 が 2.2 ポ イント 泌 尿 器 の 病 気 が 2.1 ポイント 腰 痛 症 が 2.2 ポイント 骨 粗 しょう 症 が 1.4 ポイ ント 増 加 しています し かし 歯 の 病 気 では 2.2 ポイント 減 少 してい ます 図 表 2-6 疾 病 状 況 ( 複 数 回 答 ) 0 20 40 60 (%) 高 血 圧 症 41.6 43.8 脂 質 異 常 症 23.2 22.9 糖 尿 病 11.9 11.9 動 脈 硬 化 症 3.5 4.3 腰 痛 症 ひざの 痛 み 23.1 25.3 24.4 24.2 関 節 症 リウマチ 4.9 4.0 肩 こり 症 13.5 12.3 貧 血 5.0 5.7 骨 粗 しょう 症 8.6 10.0 目 の 病 気 24.5 23.8 胃 腸 の 病 気 9.3 9.0 泌 尿 器 の 病 気 11.9 14.0 呼 吸 器 の 病 気 5.4 5.4 耳 や 鼻 の 病 気 歯 の 病 気 12.8 13.8 16.7 14.5 骨 折 外 傷 認 知 症 1.9 2.9 0.6 1.0 その 他 特 にない 7.2 8.1 8.0 7.9 無 回 答 1.8 1.9-2-3 -

(6) 特 定 高 齢 者 候 補 者 回 答 者 のうち 基 本 チェックリストによって 特 定 高 齢 者 候 補 者 と 判 定 された 割 合 は 度 で 30.3%でしたが 度 には 32.4%となっています ま た 運 動 器 の 機 能 向 上 が 必 要 と 認 められる 人 は 3.3 ポイントの 増 加 が 認 められま すが 口 腔 機 能 の 向 上 が 必 要 と 認 められる 方 が 0.5 ポイント 減 少 しています 図 表 2-7 特 定 高 齢 者 候 補 者 0 20 40 60 80 (%) 特 定 高 齢 者 候 補 者 30.3 32.4 運 動 器 該 当 者 13.3 16.6 栄 養 該 当 者 1.0 1.3 口 腔 該 当 者 21.0 20.5 十 項 目 以 上 該 当 者 3.8 5.4 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 69.7 67.6 度 調 査 で 特 定 高 齢 者 候 補 者 と 判 定 された 人 の 度 の 変 化 を 見 る と 12.3%が 該 当 から 非 該 当 に 改 善 していますが 73.3%は 変 化 がありませんでし た また 全 体 の 14.4%が 非 該 当 から 該 当 に 悪 化 しています 図 表 2-8 特 定 高 齢 者 候 補 者 の 経 過 14.4% 18.0% 55.3% 12.3% 非 該 当 非 該 当 該 当 非 該 当 該 当 該 当 非 該 当 該 当 - 2-4 -

また 全 体 の 8.1%が 介 護 保 険 の 要 支 援 要 介 護 認 定 を 受 けていました 図 表 2-9 要 支 援 要 介 護 認 定 の 割 合 全 体 8.1 83.9 8.1 改 善 2.5 90.1 7.4 変 化 なし 10.6 79.7 9.7 悪 化 10.0 83.3 6.7 要 支 援 要 介 護 認 定 非 認 定 無 回 答 - 2-5 -

2 一 般 健 康 情 報 (1) 主 観 的 健 康 状 態 回 答 者 の 主 観 的 健 康 状 態 は よい まあよい の 合 計 は 度 に 比 べ 2.7 ポイント 減 少 しています 一 方 よくない あまりよくない の 合 計 の 割 合 は 2.4 ポイント 増 加 しており 主 観 的 な 健 康 感 が 低 下 しています 図 表 2-10 主 観 的 健 康 状 態 16.1 19.8 42.5 17.5 2.2 1.9 14.9 18.3 43.1 19.3 2.8 1.6 よい まあよい ふつう あまりよくない よくない 無 回 答 (2) 体 格 指 数 BMI(Body Mass Index) BMIは やせすぎ やせ 気 味 の 合 計 が 1.3 ポイント 増 加 しています 理 想 体 重 は 2.8 ポイント 過 体 重 肥 満 の 合 計 が 0.5 ポイント 減 少 しています 図 表 2-11 体 格 指 数 BMI(Body Mass Index) 3.0 12.0 50.2 14.4 8.4 12.0 3.6 12.7 47.4 13.2 9.1 14.1 やせすぎ やせ 気 味 理 想 体 重 過 体 重 肥 満 無 回 答 - 2-6 -

(3)BMIと 体 型 自 己 評 価 BMIで 理 想 体 重 の 人 が 自 分 の 体 型 をどのように 評 価 しているかについては 度 では やや 太 っている 太 っている と 評 価 している 人 が 13.8%であ ったが 度 では 11.8%となり 減 少 しています 図 表 2-12 BMIと 体 型 自 己 評 価 1.510.5 73.2 13.5 0.3 0.9 0.6 14.0 72.6 10.0 1.80.9 やせている やややせている 普 通 やや 太 っている 太 っている 無 回 答 (4)BMIとダイエット BMIで 理 想 体 重 の 人 が ダイエットについてどのように 考 えているかについて は 特 に 問 題 ない が 4.5 ポイント 増 加 し ダイエットが 必 要 だと 考 えている 人 は 3.4 ポイント 減 少 しています 理 想 体 重 の 方 のダイエット 意 向 は 減 少 しているが ダイエットをすでにしている は 1.5 ポイント 増 加 しています 図 表 2-13 BMIとダイエット 55.9 9.6 3.8 16.4 11.9 2.4 60.4 5.7 2.8 17.9 10.4 2.8 特 に 問 題 はない ダイエットが 必 要 だと 思 うが しようとは 思 わない ダイエットが 必 要 だと 思 い 1か 月 以 内 に 取 り 組 みたい ダイエットが 必 要 だと 思 い すでにしている 関 心 がない 無 回 答 - 2-7 -

(5) 外 出 頻 度 回 答 者 の 外 出 頻 度 は ほぼ 毎 日 は 度 と 度 では 大 きい 変 化 は 認 められませんが 一 日 おき 程 度 2~3 日 程 度 の 合 計 で 3.0 ポイント 減 少 しています 一 方 週 に 1 日 程 度 外 出 しない 週 もある の 合 計 で 2.0 ポイント 増 加 し 外 出 の 頻 度 が 低 下 しています 図 表 2-14 外 出 頻 度 54.1 16.4 18.8 4.2 4.4 2.2 54.7 15.1 17.1 5.7 4.9 2.5 ほぼ 毎 日 一 日 おき 程 度 2~3 日 おき 程 度 週 に1 日 程 度 外 出 しない 週 もある 無 回 答 前 期 高 齢 者 では ほぼ 毎 日 一 日 おき 程 度 の 合 計 が 2.0 ポイント 増 加 していま すが 後 期 高 齢 者 では 5.1 ポイントも 減 少 しています 図 表 2-15 外 出 頻 度 ( 前 期 後 期 別 ) 前 期 61.8 14.7 17.1 2.6 3.4 0.4 前 期 63.6 14.9 13.5 3.63.2 1.2 後 期 48.0 18.4 21.1 5.3 5.5 1.8 後 期 45.9 15.4 20.3 8.0 6.3 4.1 ほぼ 毎 日 一 日 おき 程 度 2~3 日 おき 程 度 週 に1 日 程 度 外 出 しない 週 もある 無 回 答 - 2-8 -

(6) 外 出 目 的 ( 複 数 回 答 ) 前 期 高 齢 者 の 外 出 目 的 は 仕 事 が 3.4 ポイント 減 少 しているが その 他 の 項 目 でほぼ 増 加 しており 特 に 通 院 やリハビリ と 運 動 がそれぞれ 4.5 ポイン ト 趣 味 活 動 が 3.8 ポイント 散 歩 が 2.2 ポイントの 増 加 が 認 められます 図 表 2-16 外 出 目 的 ( 前 期 高 齢 者 ) 0 20 40 60 80 (%) 仕 事 買 い 物 趣 味 活 動 友 人 知 人 と 会 う 身 内 の 者 と 会 う ボランティア 活 動 通 院 やリハビリ 運 動 散 歩 12.7 12.1 7.8 8.9 31.0 27.6 21.5 26.0 22.5 27.0 34.8 38.6 33.2 34.8 43.7 45.9 68.2 69.2 前 期 前 期 一 方 後 期 高 齢 者 は 運 動 が 2.2 ポイント 友 人 知 人 に 合 う が 1.2 ポイン ト 増 加 していますが その 他 はほぼ 減 少 しています 特 に 趣 味 活 動 が 3.9 ポイン ト ボランティア 活 動 が 2.7 ポイント 減 少 しています 図 表 2-17 外 出 目 的 ( 後 期 高 齢 者 ) 0 20 40 60 80 (%) 仕 事 買 い 物 趣 味 活 動 友 人 知 人 と 会 う 身 内 の 者 と 会 う ボランティア 活 動 通 院 やリハビリ 運 動 散 歩 10.4 6.4 8.4 8.6 6.4 3.7 15.0 17.2 33.4 29.5 25.6 26.8 38.9 38.1 43.9 42.4 71.7 70.5 後 期 後 期 - 2-9 -

(7) 食 事 のおいしさ 楽 しさ 回 答 者 の 食 事 について おいしい と 感 じている 人 が 6.4 ポイント 減 少 し ま あおいしい ふつう が それぞれ 4.5 ポイント 2.1 ポイント 増 加 しています お いしく 感 じている 人 が 少 なくなっています 図 表 2-18 食 事 のおいしさ 56.8 50.4 23.0 27.5 17.1 19.2 おいしい まあおいしい ふつう あまりおいしくない おいしくない 無 回 答 1.0 0.0 2.1 1.6 0.2 1.1 また 食 事 の 楽 しさについても とても 楽 しみ が 5.3 ポイント 減 少 し やや 楽 しみ ふつう がそれぞれ 2.9 ポイント 1.2 ポイント 増 加 しています 加 齢 に 伴 い 食 事 が おいしい 楽 しい と 感 じている 人 が 減 少 している 傾 向 があります 図 表 2-19 食 事 の 楽 しさ 37.3 32.0 25.5 28.4 34.9 36.1 とても 楽 しみ やや 楽 しみ ふつう あまり 楽 しくない 楽 しくない 無 回 答 0.9 0.0 1.5 1.7 0.4 1.4-2-10 -

第 3 章 料 理 本 の 普 及 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん

第 3 章 料 理 本 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん の 普 及 第 3 章 は 料 理 本 の 普 及 活 動 および 実 績 度 調 査 回 答 者 1,444 人 による 認 知 度 について 記 しています なお 調 査 は 普 及 活 動 開 始 より 7 ヶ 月 が 経 過 した 時 点 です 1 料 理 本 の 開 発 (1) 料 理 本 のねらい 練 馬 発 わかわか かむかむ 元 気 ごはん とは 度 調 査 結 果 をもとに 高 齢 者 の 食 と 健 康 のために 本 検 討 委 員 と 区 民 との 協 働 開 発 により 作 成 した 料 理 本 で す また 料 理 本 を 通 じて 栄 養 状 態 や 口 腔 機 能 の 維 持 向 上 を 目 指 しています 度 調 査 結 果 から 食 と 健 康 を 向 上 するための 9 つの 具 体 的 目 標 があげら れました また その 目 標 を 達 成 するために4つの 普 及 戦 略 を 立 て 栄 養 や 食 生 活 と 食 べる 機 能 を 高 めるための 料 理 を 開 発 し 広 く 多 くの 区 民 に 普 及 することができるよ う 料 理 本 を 作 成 しました 栄 養 食 生 活 の 具 体 的 改 善 目 標 1 栄 養 状 態 の 改 善 必 要 な 栄 養 素 を 食 事 から 十 分 とれている 人 の 増 加 食 品 摂 取 多 様 性 スコアの 増 加 2 行 動 の 改 善 食 生 活 の 工 夫 多 品 目 の 食 物 をとる 人 の 増 加 バランスのよい 食 事 を 心 がける 人 の 増 加 3 意 欲 の 改 善 食 事 のおいしさや 食 事 の 楽 しさを 感 じられる 人 の 増 加 4 意 識 の 向 上 食 生 活 への 関 心 が まったくない 人 の 減 少 ( 特 に 男 性 ) 5 知 識 技 術 の 向 上 食 に 関 する 知 識 技 術 度 が あまりない まったくない の 減 少 ( 特 に 男 性 ) 食 べる 機 能 の 具 体 的 改 善 目 標 1 噛 むことの 意 識 の 向 上 噛 むことを 心 がける 人 の 増 加 2 噛 む 食 事 の 実 現 噛 みごたえのある 料 理 を 食 べる 人 の 増 加 3 将 来 の 口 の 状 態 悪 化 の 不 安 感 の 低 減 今 後 の 口 の 状 態 が 今 と 変 わらない と 思 う 人 の 増 加 4 食 べる 機 能 を 維 持 するために 口 腔 ケア や だ 液 腺 マッサージ 等 の 知 識 の 普 及 を 目 指 すこと 口 の 体 操 やだ 液 腺 マッサージをする 人 の 増 加 食 の 環 境 の 特 徴 と 普 及 啓 発 の 戦 略 食 事 づくりは 高 齢 者 自 身 対 象 は 高 齢 者 自 身 料 理 をつくることはおっくうだ と 感 じている 特 に 献 立 を 考 える ことはおっくう かんたん を 強 調 買 い 物 はスーパーマーケットを 利 用 している 食 材 を 購 入 する 場 所 でキャン ペーンを 実 施 医 療 機 関 は 信 頼 する 健 康 情 報 源 医 療 機 関 に 料 理 本 を 配 布 - 3-1 -

(2) 料 理 本 の 作 成 料 理 本 の 構 成 は 以 下 の 2 つの 元 気 ごはん で 構 成 され 簡 単 おいしい 経 済 的 な 料 理 を 開 発 しました 1 若 さを 保 つ わかわかごはん 高 齢 期 に 不 足 しがちな 卵 や 肉 など 動 物 性 たんぱ く 質 を 含 む 料 理 の 開 発 2 噛 む 力 を 鍛 える かむかむごはん 口 腔 機 能 を 向 上 させるために 噛 むことを 意 識 した 料 理 の 開 発 編 集 デザインは より 親 しみやすい 料 理 本 を 作 成 す るために 日 本 大 学 芸 術 学 部 に 研 究 委 託 し デザイン 学 科 の 学 生 が 担 当 しています また 料 理 の 開 発 は 検 討 委 員 の 学 識 経 験 者 を 中 心 に 区 民 ボランティア 16 人 で 2 つの 作 業 部 会 を 設 置 しました 料 理 は 4 回 の 試 作 会 とモニタリングのための 料 理 教 室 を 6 回 開 催 し 材 料 や 作 り 方 を 検 証 しました 撮 影 は 2 日 にわたり 和 洋 女 子 大 学 の 調 理 実 習 室 を 使 用 し 同 大 学 の 学 生 の 協 力 を 得 て 完 成 することができました 2 料 理 本 の 普 及 (1) 普 及 計 画 料 理 本 を 多 くの 高 齢 者 に 普 及 するために 広 報 活 動 を 3 つの 層 に 分 け 計 画 しまし た また 度 調 査 結 果 で 信 頼 する 情 報 源 として 病 院 診 療 所 歯 科 医 院 が 最 も 多 く 次 いでマスメディアであったことから それらを 積 極 的 に 活 用 する ことを 計 画 しました 一 方 対 象 者 を 性 別 年 齢 区 分 世 帯 形 態 噛 む 機 能 に 分 け 栄 養 や 口 の 機 能 に 課 題 のある 対 象 者 に 広 報 活 動 が 届 くように 計 画 しました ( 図 表 3-1) 広 報 の 方 法 と 媒 体 は 料 理 本 の 閲 覧 概 要 版 の 配 布 料 理 本 の 販 売 料 理 カードの 配 布 チラシの 配 布 料 理 教 室 の 開 催 を 実 施 しました (2) 普 及 実 施 結 果 料 理 本 の 発 行 は 4 月 21 日 号 の 区 報 に 掲 載 し 閲 覧 は 区 立 施 設 98ヵ 所 社 会 福 祉 協 議 会 ボランティアコーナー4ヵ 所 区 内 医 療 機 関 ( 内 科 歯 科 )659 ヵ 所 に 配 布 し 概 要 版 は 区 立 施 設 や 講 座 イベント 会 場 協 力 機 関 で 18,915 冊 を 配 布 しました また 7 月 より 料 理 本 を 区 民 情 報 ひろばにて 販 売 し 平 成 24 年 2 月 末 現 在 で 1,342 冊 が 売 れました ( 図 表 3-2 3 4) 料 理 の 作 り 方 を 学 び 実 際 に 食 べてみることができる 料 理 教 室 では 12 の 協 力 団 体 が 登 録 し 区 の 職 員 が 開 催 する 料 理 教 室 とあわせ 6 月 から 平 成 24 年 3 月 ま でに 63 回 開 催 し 延 べ1,183 人 が 参 加 しました - 3-2 -

図 表 3-1 料 理 本 普 及 計 画 広 域 広 報 : 広 く 一 般 区 民 にする 広 報 地 域 広 報 : 講 座 やイベントなどの 参 加 者 にする 広 報 個 別 広 報 : 区 の 事 業 の 利 用 者 にする 広 報 - 3-3 -

図 表 3-2 料 理 本 普 及 実 績 ( 平 成 24 年 1 月 末 ) - 3-4 -

表 3-3 広 報 活 動 実 績 料 理 教 室 教 室 数 参 加 者 数 その 他 の 広 報 活 動 4 月 - - 区 報 マスメディア( 新 聞 1 社 ) 5 月 - - 6 月 1 11 7 月 6 131 区 報 まつり 講 座 8 月 5 97 マスメディア( 新 聞 2 社 ) 9 月 11 236 講 座 商 店 街 キャンペーン 10 月 11 201 商 店 街 キャンペーン 回 覧 板 まつり 11 月 9 168 介 護 予 防 フェスティバル 講 演 会 健 康 フェスティバル 12 月 5 80 平 成 24 年 1 月 6 105 2 月 7 122 3 月 2 32 マスメディア(テレビ) 合 計 63 1,183 図 表 3-4 料 理 本 販 売 配 布 部 数 ( 配 布 販 売 部 数 ) 500 400 408 1,035 1,188 1,271 1,316 1,342 ( 累 計 部 数 ) 1500 1200 300 200 408 138 582 174 780 255 193 198 530 382 148 614 624 153 683 758 900 600 100 0 84 189 83 75 153 59 36 45 15 26 10 15 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 300 0 配 布 部 数 販 売 部 数 配 布 部 数 ( 累 計 ) 販 売 部 数 ( 累 計 ) ( 平 成 24 年 2 月 末 現 在 ) - 3-5 -

3 料 理 本 の 認 知 度 (1) 認 知 度 普 及 活 動 が 開 始 されてから 7 ヶ 月 が 経 過 した 時 点 での 度 調 査 において 料 理 本 を 見 たことがある と 回 答 した 人 は 1,444 人 のうち 96 人 (6.6%)でした 性 別 は 女 性 が 多 い 傾 向 がありましたが 年 齢 区 分 や 特 定 高 齢 者 候 補 者 該 当 別 では 大 き な 違 いはありませんでした 図 表 3-5 料 理 本 の 認 知 度 4.7% 6.6% 88.6% 見 たことがある 見 たことがない 無 回 答 図 表 3-6 料 理 本 の 認 知 度 ( 性 別 ) 見 たことがある 27.1 72.9 0.0 見 たことはない 47.3 52.7 0.0 男 性 女 性 無 回 答 図 表 3-7 料 理 本 の 認 知 度 ( 年 齢 ) 見 たことがある 12.5 39.6 47.9 0.0 見 たことはない 22.3 34.9 42.7 0.2 64 歳 以 下 65~74 歳 75 歳 以 上 無 回 答 図 表 3-8 料 理 本 の 認 知 度 (%) 0 20 40 60 80 特 定 高 齢 者 候 補 者 32.3 27.3 運 動 器 該 当 者 14.6 13.4 栄 養 該 当 者 1.0 1.4 口 腔 該 当 者 19.8 17.7 十 項 目 以 上 該 当 者 6.3 4.5 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 67.7 72.7 見 たことがある 見 たことはない - 3-6 -

(2) 知 ったところ 料 理 本 を 知 ったところは 区 立 施 設 が 最 も 多 く 37.5%でした 次 いで 医 療 機 関 12.5% その 他 10.4% 報 道 9.4%でした 図 表 3-9 料 理 本 を 知 ったところ (%) 0 20 40 練 馬 区 の 施 設 医 療 機 関 報 道 ( 新 聞 テレビ 等 ) 町 会 自 治 会 回 覧 板 介 護 予 防 まつり 健 康 いきいき 講 座 食 のほっとサロン いきがいデイサービス 口 腔 機 能 向 上 教 室 商 店 街 スーパーマーケット 料 理 教 室 高 齢 者 相 談 センター 高 齢 者 筋 力 向 上 トレーニング 体 力 づくり 教 室 講 演 会 お 口 から 考 える 長 寿 の 秘 訣 (ひけつ) シニアナビねりま お 口 の 健 康 まつり 若 さを 保 つ 栄 養 教 室 食 生 活 応 援 講 演 会 その 他 無 回 答 12.5 9.4 8.3 7.3 5.2 5.2 4.2 4.2 3.1 3.1 2.1 2.1 1.0 1.0 0.0 10.4 11.5 37.5 (n=96) (3) 知 ったもの 料 理 本 を 知 ったものは 区 報 が 最 も 多 く 41.7%で 次 いで 区 のチラシ 30.2% そ の 他 12.5%でした 料 理 カードを 見 た 人 が 今 回 の 調 査 ではいませんでした また イ ンターネットを 利 用 する 人 もいませんでした 図 表 3-10 料 理 本 を 知 ったもの (%) 0 20 40 60 区 報 区 のちらし 友 人 知 人 等 からの 口 コミ 料 理 本 ( 概 要 版 ) 新 聞 医 師 看 護 師 等 からの 紹 介 料 理 本 ケーブルテレビ 料 理 カード インターネット 歯 科 医 院 等 からの 紹 介 その 他 無 回 答 8.3 6.3 6.3 4.2 3.1 2.1 0.0 0.0 0.0 12.5 17.7 30.2 41.7 (n=96) - 3-7 -

(4) 見 ての 感 想 料 理 本 を 見 ての 感 想 は 自 分 にも 作 れそう が 41.7%と 最 も 多 く 次 いで 興 味 を 持 った 40.6% 作 ってみたい 32.3%でした 図 表 3-11 料 理 本 を 見 ての 感 想 (%) 0 20 40 60 自 分 にも 作 れそうだと 思 った わかわかレシピ かむかむレシピに 興 味 を 持 った 41.7 40.6 わかわかレシピ かむかむレシピを 作 ってみたい メニューを 見 直 すきっかけとなった 28.1 32.3 自 分 には 作 ることは 難 しいと 思 った 興 味 がもてなかった 誰 かと 一 緒 に 作 って 食 べたいと 思 った 7.3 6.3 5.2 既 に 知 っている 内 容 であまり 役 に 立 たなかった その 他 1.0 3.1 無 回 答 14.6 (n=96) (5) 食 べたことがあるか わかわかごはん や かむかむごはん を 食 べたことがある 人 は 作 って 食 べ た が 21.9% 作 っていないが 食 べた が 10.4%で 合 計 で 32.3%でした 図 表 3-12 食 べたことがある (%) 13.5 21.9 10.4 54.2 ある( 作 って 食 べた) ある( 作 っていないが 食 べた) ない 無 回 答 (n=96) - 3-8 -

(6) 講 座 参 加 の 有 無 と 参 加 の 希 望 栄 養 や 口 の 改 善 に 関 する 講 座 に 参 加 したことがある 人 は 回 答 者 の 約 2%(1.9% 1.8%)にとどまりましたが 今 後 講 座 に 参 加 したいと 回 答 した 人 は 約 25%(24.4% 24.9%)でした また 新 しい 料 理 にチャレンジしたいと 31.2%が 回 答 していました 図 表 3-13 講 座 参 加 の 有 無 栄 養 の 改 善 に 関 する 講 座 1.9 63.2 35.0 口 の 機 能 改 善 に 関 する 講 座 1.8 61.8 36.4 参 加 した 参 加 していない 無 回 答 (n=1,444) 図 表 3-14 講 座 の 参 加 の 希 望 栄 養 の 改 善 に 関 する 講 座 24.4 48.5 27.1 口 の 機 能 改 善 に 関 する 講 座 24.9 47.5 27.6 参 加 してみたい 参 加 してみたくない 無 回 答 (n=1,444) 図 表 3-15 新 しい 料 理 へのチャレンジ (%) 25.6 31.2 43.2 参 加 してみたい 参 加 してみたくない 無 回 答 (n=1,444) - 3-9 -

4 考 察 まとめ 料 理 本 は 度 調 査 結 果 を 基 に 調 査 で 明 らかになった 食 と 健 康 の 課 題 を 解 決 するための 手 段 として 開 発 し 本 検 討 委 員 と 区 民 大 学 との 協 働 により 作 成 しま した また 料 理 本 の 普 及 は 栄 養 や 噛 むことの 効 用 について 理 解 し わかわかご はん や かむかむごはん を 食 べることにより 高 齢 期 の 低 栄 養 を 防 ぎ またしっ かり 噛 んで 食 べる 機 能 を 維 持 し 続 けることを 目 標 としています (1) 料 理 本 を 知 ったことによる 効 果 度 調 査 では 見 たことがある 人 は 回 答 者 の 6.6%で さらなる 普 及 が 必 要 と 考 えられました しかしながら 料 理 本 を 見 た 人 からは 自 分 にも 作 れそう 興 味 を 持 った 作 ってみたい などの 回 答 が 得 られ 料 理 を 開 発 するにあたり 配 慮 した 簡 単 や 親 しみやすさ については 目 標 を 達 成 していると 考 えることが できます (2) 料 理 本 の 波 及 とこれからの 課 題 料 理 本 は 普 及 計 画 に 基 づき 閲 覧 や 概 要 版 の 配 布 ホームページからのダウンロ ード 販 売 などを 実 施 しました 区 立 施 設 や 区 の 事 業 のほかに 地 域 の 料 理 教 室 を 開 催 している 団 体 の 協 力 により 63 回 の 料 理 教 室 を 開 催 し 1,183 人 の 参 加 者 を 募 ること ができました また 協 力 機 関 によって 概 要 版 や 料 理 カードが 配 布 されています こ のように 料 理 本 は 対 象 となる 高 齢 者 に 直 接 的 に 届 けるだけではなく 高 齢 者 にとっ て 身 近 な 機 関 や 団 体 区 民 に 活 用 されることによって 広 がっていくことができます このように 機 関 団 体 から 区 民 へ 区 民 から 区 民 へと 伝 わっていくことが 重 要 であ り そのような 仕 組 みづくりが 必 要 であると 考 えられます - 3-10 -

第 4 章 栄 養 と 健 康 について

第 4 章 栄 養 と 健 康 について 1 料 理 本 の 中 の わかわかごはん 作 成 の 目 的 および 経 緯 様 々な 食 品 をバランスよく 食 べることによって 身 体 機 能 の 低 下 を 防 ぎ 健 康 状 態 を 維 持 させる を 柱 にして 高 齢 期 に 足 りなくなりがちな 卵 や 肉 などの 動 物 性 たん ぱく 質 を 含 む 食 品 を 使 った 料 理 の 利 用 を 促 進 し 楽 しくおいしく 食 べるための わか わかごはん レシピを 作 成 し 普 及 に 努 めました 1 わかわかごはん に 関 心 興 味 を 持 ってもらいたい 人 とは わかわかごはん に 関 心 興 味 を 持 ってもらいたい 人 とは 食 事 をつくることが おっくうだと 感 じている 人 と 普 段 食 事 を 作 らない もしくは 食 べ 方 に 問 題 を 抱 えて いる 人 に 絞 られると 考 えます 図 表 4-1 料 理 本 に 関 心 興 味 を 持 ってもらいたい 人 対 象 者 作 るのが 大 変 食 事 は 作 らない 食 べ 方 に 問 題 男 性 女 性 後 期 高 齢 者 ( 量 が 少 ない) ひとり 暮 らし ( 種 類 が 少 ない) やせている 人 ( 量 が 少 ない) 太 っている 人 ( 種 類 が 少 ない) 2 作 成 時 の 要 点 ポイントは 負 担 感 が 少 なく おいしさと 楽 しさに 配 慮 した 食 事 です わ かわかごはん は 具 体 的 に 下 記 の 4 点 に 注 目 して 展 開 しました はやい ( 時 間 ): 下 準 備 調 理 時 の 省 力 片 付 けなど 時 間 軽 減 が 期 待 されるもの かんたん ( 手 間 ): 工 程 数 が 少 ないもの( 加 工 食 品 活 用 料 理 使 い 回 しを 含 む) おいしい ( 嗜 好 ): 見 慣 れない 食 材 を 使 わず 高 齢 者 が 好 むと 思 われるもの ヘルシー ( 栄 養 ):レシピのエネルギー たんぱく 質 などが 適 度 と 思 われるもの 4-1 - 4-1 -

3 料 理 本 普 及 による 目 標 高 齢 期 に 足 りなくなりがちな 卵 や 肉 などの 動 物 性 たんぱく 質 を 含 む 食 品 を 使 った 料 理 の 利 用 を 促 進 し 楽 しくおいしく 食 べるための わかわかごはん を 作 成 し 普 及 に 努 めます わかわかごはん の 普 及 によって 地 域 の 高 齢 者 の 皆 さんの 食 べることの 意 識 と 行 動 を 高 めるように 努 めます 食 べる 意 欲 を 維 持 するためのより 具 体 的 な 方 法 として 食 事 や 健 康 についての 認 識 や 食 生 活 への 関 心 を 高 めるための 情 報 提 供 に 努 めます 2 度 と 度 調 査 結 果 の 比 較 (1)データを 比 較 するための 分 析 方 法 について データの 分 析 にあたっては 栄 養 状 態 食 事 摂 取 状 況 栄 養 食 生 活 に 関 す る 知 識 栄 養 食 生 活 に 対 する 意 識 行 動 ( 度 報 告 書 に 準 ずる)の 項 目 別 に 解 析 を 行 いました 料 理 本 普 及 による 効 果 を 調 べるため 度 と 度 の 両 調 査 に 回 答 がある 人 に 対 して 前 後 比 較 を 行 いました さらに 料 理 本 使 用 による 効 果 を 調 べるため 料 理 本 の 認 知 度 別 ( 本 あり 群 74 名 本 なし 群 879 名 )での 比 較 も 行 い ました 図 表 4-2 度 の 性 別 と 年 齢 分 布 65-74 歳 75 歳 以 上 小 計 64 歳 以 下 無 回 答 合 計 男 性 219 253 472 169 10 651 女 性 278 259 537 215 5 757 無 回 答 0 0 0 0 36 36 合 計 497 514 1009 384 51 1444 この 章 では 度 調 査 では 男 性 と 回 答 し 度 調 査 において 性 別 無 回 答 の 2 名 を 男 性 75 歳 以 上 に 含 め 分 析 している 変 化 が 統 計 学 的 に 意 味 のあるものかどうかを 検 討 するために ウイルコクソンの 順 位 和 検 定 を 用 いました なお BMI 値 と 食 品 摂 取 多 様 性 スコアについては 対 応 のある t 検 定 を 用 いました 統 計 学 的 な 結 論 が 誤 りである 確 率 が5% 未 満 (p<.05)の 場 合 統 計 学 的 に 意 味 のあ ること( 有 意 差 )として 取 り 扱 います 各 質 問 項 目 が 一 区 分 以 上 変 化 した 場 合 を 変 化 あり としました 食 と 口 の 健 康 にとってよい 方 向 に 向 かった 場 合 を 改 善 変 わらない 場 合 を 維 持 悪 い 方 向 に 向 かった 場 合 を 悪 化 としました どの 方 向 がよい 方 向 か 悪 い 方 向 か については 検 討 委 員 会 で 決 めました 度 調 査 で 特 定 高 齢 者 候 補 者 であった 人 を 特 定 高 齢 者 候 補 者 そう で 無 い 人 を 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 としました 4-2 - 4-2 -

(2) 栄 養 状 態 食 品 摂 取 状 況 の 変 化 1 BMI 値 BMI 値 ( 体 重 を 身 長 の2 乗 で 除 したもの kg/m 2 )は 体 格 を 示 す 値 です 高 齢 期 では 体 重 が 減 少 する 傾 向 がありますので BMI が 減 少 してしまいます 元 気 に 暮 らすために は できるだけ BMI を 維 持 することが 大 切 です ほとんどの 区 分 で 減 少 は 見 られて いませんが 男 性 では-0.2kg/m 2 特 定 高 齢 者 候 補 者 では 0.3kg/m 2 で 統 計 学 的 に 有 意 なBMI 値 の 減 少 がみられました 図 表 4-3 BMI 値 の 変 化 状 況 BMI 平 均 値 件 数 平 均 ± 標 準 偏 差 実 数 平 均 ± 標 準 偏 差 差 kg/m 2 全 体 772 22.4±2.9 22.3±3.4-0.1 男 性 350 22.6±2.7 22.4±2.8-0.2 女 性 421 22.2±3.1 22.2±3.9-0.04 前 期 高 齢 者 405 22.6±2.9 22.5±2.9-0.1 後 期 高 齢 者 367 22.2±3.0 22.0±3.9-0.2 特 定 高 齢 者 211 22.5±3.4 22.2±3.5-0.3 非 特 定 高 齢 者 561 22.4±2.7 22.3±3.4-0.1 は 変 化 あり 4-3 - 4-3 -

2 食 生 活 リスク 食 生 活 リスクに 関 する 以 下 の8 項 目 について はい/いいえ のいずれかに を つけていただきました これらのうち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 のあった 項 目 は 下 線 の6 項 目 です のどが 渇 く 前 に 水 分 をとるようにしている アルコールを 毎 日 3 杯 以 上 飲 む お 金 のことで 食 べ 物 の 購 入 を 控 えることがある 1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 む 最 近 食 欲 が 落 ちている 食 事 の 支 度 や 食 事 できないときがしばしばある 一 人 で 食 事 をすることが 多 い 最 近 病 気 のために 食 べる 物 の 種 類 や 量 が 変 わった 4-4 - 4-4 -

のどが 渇 く 前 に 水 分 をとるようにしている 高 齢 者 では 脱 水 が 起 こりやすいことがわかっています 度 調 査 で のど が 渇 く 前 に 水 分 をとるように 変 化 したのは 男 性 と 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 を 除 く 全 て の 区 分 で 望 ましい 変 化 がみられました 図 表 4 4 のどが 渇 く 前 に 水 分 をとるようにしている の 変 化 状 況 のどが 渇 く 前 に 水 分 をとるようにしている 全 体 (959 名 ) 18.7 70.1 11.3 男 性 (441 名 ) 18.1 68.5 13.4 女 性 (516 名 ) 19.2 71.3 9.5 前 期 高 齢 者 (481 名 ) 18.5 70.7 10.8 後 期 高 齢 者 (478 名 ) 18.8 69.5 11.7 特 定 高 齢 者 (283 名 ) 16.3 71.0 12.7 非 特 定 高 齢 者 (676 名 ) 19.7 69.7 10.7 料 理 本 あり 群 (71 名 ) 21.1 73.2 5.6 料 理 本 なし 群 (840 名 ) 18.6 70.0 11.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-5 - 4-5 -

アルコールを 毎 日 3 杯 以 上 飲 む アルコールを 毎 日 3 杯 以 上 飲 むと 摂 取 アルコールが 過 剰 となります 全 体 後 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 飲 む 頻 度 が 低 下 しました 図 表 4 5 アルコールを 毎 日 3 杯 以 上 飲 む の 変 化 状 況 アルコールを 毎 日 3 杯 以 上 飲 む 全 体 (951 名 ) 4.2 93.3 2.5 男 性 (441 名 ) 7.5 87.8 4.8 女 性 1.4 (508 名 ) 98.0 0.6 前 期 高 齢 者 (475 名 ) 3.4 93.3 3.4 後 期 高 齢 者 (476 名 ) 5.0 93.3 1.7 特 定 高 齢 者 (282 名 ) 3.9 92.6 3.5 非 特 定 高 齢 者 (669 名 ) 4.3 93.6 2.1 料 理 本 あり 群 (68 名 ) 0.0 97.1 2.9 料 理 本 なし 群 (836 名 ) 4.4 93.2 2.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :3 杯 以 上 飲 まなくなる 悪 化 :3 杯 以 上 飲 むようになる) 4-6 - 4-6 -

お 金 のことで 食 べ 物 の 購 入 を 控 えることがある お 金 のことで 食 べ 物 の 購 入 を 控 えるとどうしても 栄 養 不 足 になりがちです 控 え ない 方 向 に 変 化 したのは 後 期 高 齢 者 でした 図 表 4 6 お 金 のことで 食 べ 物 の 購 入 を 控 えることがある の 変 化 状 況 お 金 のことで 食 べ 物 の 購 入 を 控 えることがある 全 体 (936 名 ) 11.2 77.8 11.0 男 性 (428 名 ) 11.0 78.3 10.7 女 性 (507 名 ) 11.4 77.5 11.0 前 期 高 齢 者 (471 名 ) 10.4 75.6 14.0 後 期 高 齢 者 (465 名 ) 12.0 80.0 8.0 特 定 高 齢 者 (275 名 ) 12.7 78.5 8.7 非 特 定 高 齢 者 (661 名 ) 10.6 77.5 12.0 料 理 本 あり 群 (68 名 ) 14.7 75.0 10.3 料 理 本 なし 群 (821 名 ) 10.5 78.7 10.8 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 : 控 えなくなる 悪 化 : 控 えるようになる) 4-7 - 4-7 -

1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 む 1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 むと 転 倒 などの 頻 度 が 高 まることが 分 かっています 本 あり 群 以 外 の 全 ての 区 分 で 1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 む 人 が 増 えています 図 表 4 7 1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 む の 変 化 状 況 1 日 に3 種 類 以 上 の 薬 を 飲 む 全 体 (966 名 ) 5.7 81.4 12.9 男 性 (447 名 ) 6.7 79.2 14.1 女 性 (517 名 ) 4.8 83.2 12.0 前 期 高 齢 者 (483 名 ) 3.3 83.0 13.7 後 期 高 齢 者 (483 名 ) 8.1 79.7 12.2 特 定 高 齢 者 (290 名 ) 5.9 82.1 12.1 非 特 定 高 齢 者 (676 名 ) 5.6 81.1 13.3 料 理 本 あり 群 (71 名 ) 5.6 85.9 8.5 料 理 本 なし 群 (847 名 ) 5.8 80.5 13.7 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :3 種 類 未 満 になる 悪 化 :3 種 類 以 上 になる) 4-8 - 4-8 -

最 近 食 欲 が 落 ちている 直 近 で 食 欲 が 落 ちることは 望 ましい 変 化 ではありません しかし 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 あり 群 を 除 く 全 ての 区 分 で 食 欲 が 落 ちている 人 が 増 える 変 化 がありまし た 図 表 4 8 最 近 食 欲 が 落 ちている の 変 化 状 況 最 近 食 欲 が 落 ちている 全 体 (943 名 ) 男 性 (435 名 ) 女 性 (506 名 ) 3.8 3.7 4.0 88.2 89.0 87.5 8.0 7.4 8.5 前 期 高 齢 者 (477 名 ) 3.1 89.1 7.8 後 期 高 齢 者 (466 名 ) 4.5 87.3 8.2 特 定 高 齢 者 (273 名 ) 6.2 84.2 9.5 非 特 定 高 齢 者 (670 名 ) 2.8 89.9 7.3 料 理 本 あり 群 (67 名 ) 7.5 80.6 11.9 料 理 本 なし 群 (828 名 ) 3.7 88.4 7.9 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 : 食 欲 が 落 ちなくなる 悪 化 : 食 欲 が 落 ちるようになる) 4-9 - 4-9 -

食 事 の 支 度 や 食 事 ができないときがしばしばある 食 事 の 支 度 や 食 事 ができないと 低 栄 養 になりがちです 全 体 女 性 後 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 食 事 の 支 度 や 食 事 ができないときがしばしばある 方 向 に 変 化 しました 図 表 4 9 食 事 の 支 度 や 食 事 ができないときがしばしばある の 変 化 状 況 食 事 の 支 度 や 食 事 できないときがしばしばある 全 体 (917 名 ) 男 性 (408 名 ) 女 性 (507 名 ) 前 期 高 齢 者 (470 名 ) 後 期 高 齢 者 (447 名 ) 1.9 1.7 2.0 1.9 1.8 93.7 95.3 92.3 95.1 92.2 4.5 2.9 5.7 3.0 6.0 特 定 高 齢 者 (269 名 ) 4.5 87.0 8.6 非 特 定 高 齢 者 (648 名 ) 料 理 本 あり 群 (68 名 ) 料 理 本 なし 群 (805 名 ) 0.8 1.5 2.0 96.5 91.2 93.7 2.8 7.4 4.3 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :そうではなくなる 悪 化 :しばしばあるようになる) 4-10 - 4-10 -

3 食 生 活 の 工 夫 食 生 活 の 工 夫 に 関 する 11 項 目 のうち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 のあった 項 目 は 下 線 の4 項 目 です 塩 分 を 控 える 脂 肪 分 を 控 える 糖 分 を 控 える 多 品 目 の 食 物 をとる バランスのよい 食 事 を 心 がける 規 則 正 しい 食 事 を 心 がける 野 菜 をとる 果 物 をとる ( 肉 より) 魚 をとる ( 魚 より) 肉 をとる その 他 糖 分 を 控 える 噛 む 力 などが 弱 くなると 摂 取 する 食 品 が 砂 糖 菓 子 類 などに 変 化 してきます 糖 分 をとりすぎないように 控 えることはよい 変 化 です 男 性 で 糖 分 を 控 える 変 化 があ りました 図 表 4 10 糖 分 を 控 える の 変 化 状 況 糖 分 を 控 える 全 体 (1009 名 ) 15.6 70.3 14.2 男 性 (470 名 ) 18.5 68.7 12.8 女 性 (537 名 ) 13.0 71.7 15.3 前 期 高 齢 者 (497 名 ) 16.7 68.2 15.1 後 期 高 齢 者 (512 名 ) 14.5 72.3 13.3 特 定 高 齢 者 (306 名 ) 13.7 71.9 14.4 非 特 定 高 齢 者 (703 名 ) 16.4 69.6 14.1 料 理 本 あり 群 (74 名 ) 16.2 74.3 9.5 料 理 本 なし 群 (879 名 ) 15.8 69.4 14.8 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 : 控 えるようになる 悪 化 : 控 えなくなる) 4-11 - 4-11 -

果 物 をとる 摂 取 する 食 品 の 多 様 性 を 保 つためには 果 物 をとるようにすることが 望 ましい 変 化 です ところが 全 体 男 性 前 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 逆 にと らない 方 向 に 変 化 していました 図 表 4 11 果 物 をとる の 変 化 状 況 果 物 をとる 全 体 (1009 名 ) 8.8 78.6 12.6 男 性 (470 名 ) 9.6 76.4 14.0 女 性 (537 名 ) 8.0 80.6 11.4 前 期 高 齢 者 (497 名 ) 9.1 75.9 15.1 後 期 高 齢 者 (512 名 ) 8.6 81.3 10.2 特 定 高 齢 者 (306 名 ) 8.8 78.1 13.1 非 特 定 高 齢 者 (703 名 ) 8.8 78.8 12.4 料 理 本 あり 群 (74 名 ) 5.4 81.1 13.5 料 理 本 なし 群 (879 名 ) 9.0 78.7 12.3 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-12 - 4-12 -

( 肉 より) 魚 をとる 度 調 査 では 肉 より 魚 をとる 人 が 多 い 傾 向 にありましたが たんぱく 質 の 摂 取 は 肉 も 魚 もまんべんなくとることが 望 ましいです 度 調 査 では 全 体 女 性 前 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 において 肉 より 魚 をとらな い 方 向 に 変 化 しました 図 表 4 12 ( 肉 より) 魚 をとる の 変 化 状 況 肉 より 魚 をとる 全 体 (1009 名 ) 10.0 75.9 14.1 男 性 (470 名 ) 11.3 75.3 13.4 女 性 (537 名 ) 8.9 76.5 14.5 前 期 高 齢 者 (497 名 ) 9.7 74.8 15.5 後 期 高 齢 者 (512 名 ) 8.6 81.3 10.2 特 定 高 齢 者 (306 名 ) 12.1 70.6 17.3 非 特 定 高 齢 者 (703 名 ) 9.1 78.2 12.7 料 理 本 あり 群 (74 名 ) 6.8 75.7 17.6 料 理 本 なし 群 (879 名 ) 9.9 76.2 13.9 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-13 - 4-13 -

( 魚 より) 肉 をとる 高 齢 期 では 動 物 性 たんぱく 質 特 に 肉 の 摂 取 が 少 なくなりがちです 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 で 肉 をとる 方 向 に 変 化 しました 図 表 4 13 ( 魚 より) 肉 をとる の 変 化 状 況 魚 より 肉 をとる 全 体 (1009 名 ) 7.3 87.4 5.3 男 性 (470 名 ) 7.4 87.7 4.9 女 性 (537 名 ) 7.3 87.2 5.6 前 期 高 齢 者 (497 名 ) 6.2 89.5 4.2 後 期 高 齢 者 (512 名 ) 8.4 85.4 6.3 特 定 高 齢 者 (306 名 ) 7.2 85.9 6.9 非 特 定 高 齢 者 (703 名 ) 7.4 88.1 4.6 料 理 本 あり 群 (74 名 ) 8.1 87.8 4.1 料 理 本 なし 群 (879 名 ) 7.2 87.5 5.3 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-14 - 4-14 -

4 食 品 別 摂 取 状 況 17 食 品 群 の 摂 取 頻 度 を 調 べました これらのうち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 があった 項 目 は 下 線 の 項 目 です 魚 介 類 肉 類 卵 牛 乳 乳 製 品 大 豆 製 品 緑 黄 色 野 菜 その 他 の 野 菜 海 藻 類 いも 類 果 物 油 脂 類 ごはん パン 麺 お 菓 子 嗜 好 飲 料 きのこ 類 乾 物 類 小 魚 類 肉 類 肉 類 の 摂 取 頻 度 が 増 えることは 動 物 性 たんぱく 質 の 摂 取 が 増 えるのでよい 変 化 で す 全 体 女 性 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 肉 類 の 摂 取 頻 度 が 増 えました 図 表 4 14 肉 類 の 変 化 状 況 肉 類 全 体 (926 名 ) 23.0 59.8 17.2 男 性 (425 名 ) 19.3 62.8 17.9 女 性 (499 名 ) 26.1 57.3 16.6 前 期 高 齢 者 (466 名 ) 22.1 61.6 16.3 後 期 高 齢 者 (460 名 ) 23.9 58.0 18.0 特 定 高 齢 者 (279 名 ) 17.9 63.4 18.6 非 特 定 高 齢 者 (647 名 ) 25.2 58.3 16.5 料 理 本 あり 群 (64 名 ) 29.7 50.0 20.3 料 理 本 なし 群 (813 名 ) 22.9 60.3 16.9 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-15 - 4-15 -

卵 調 査 では 卵 は 摂 取 頻 度 の 低 い 食 品 の 一 つでした 卵 の 摂 取 頻 度 が 増 え ることは 肉 と 同 様 に 動 物 性 たんぱく 質 の 摂 取 が 増 えるのでよい 変 化 です 全 体 女 性 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 卵 の 摂 取 頻 度 が 増 えました 図 表 4 15 卵 の 変 化 状 況 卵 全 体 (906 名 ) 23.3 58.9 17.8 男 性 (421 名 ) 19.7 61.5 18.8 女 性 (483 名 ) 26.3 56.9 16.8 前 期 高 齢 者 (463 名 ) 22.0 59.8 18.1 後 期 高 齢 者 (443 名 ) 24.6 58.0 17.4 特 定 高 齢 者 (271 名 ) 24.4 57.9 17.7 非 特 定 高 齢 者 (635 名 ) 22.8 59.4 17.8 料 理 本 あり 群 (65 名 ) 16.9 64.6 18.5 料 理 本 なし 群 (799 名 ) 23.8 58.8 17.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-16 - 4-16 -

牛 乳 乳 製 品 牛 乳 乳 製 品 は たんぱく 質 やカルシウムを 多 く 含 み 高 齢 期 に 不 足 しがちなこれ らの 栄 養 素 を 手 軽 に 摂 取 できる 食 品 です 全 体 女 性 後 期 高 齢 者 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 あり 群 で 牛 乳 乳 製 品 の 摂 取 頻 度 が 増 えました 図 表 4 16 牛 乳 乳 製 品 の 変 化 状 況 牛 乳 乳 製 品 全 体 (941 名 ) 17.6 69.2 13.2 男 性 (435 名 ) 17.0 67.1 15.9 女 性 (504 名 ) 18.3 70.8 10.9 前 期 高 齢 者 (469 名 ) 15.8 67.0 17.3 後 期 高 齢 者 (472 名 ) 19.5 71.4 9.1 特 定 高 齢 者 (283 名 ) 22.3 65.4 12.4 非 特 定 高 齢 者 (658 名 ) 15.7 70.8 13.5 料 理 本 あり 群 (69 名 ) 26.1 65.2 8.7 料 理 本 なし 群 (819 名 ) 16.8 69.7 13.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-17 - 4-17 -

緑 黄 色 野 菜 緑 黄 色 野 菜 は βカロテンなどのビタミンや 食 物 繊 維 を 多 く 含 み これらの 栄 養 素 を 効 率 的 にとることができます ところが 全 体 男 性 後 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 緑 黄 色 野 菜 の 摂 取 頻 度 が 少 なくなりました 図 表 4 17 緑 黄 色 野 菜 の 変 化 状 況 緑 黄 色 野 菜 全 体 (936 名 ) 15.9 61.8 22.3 男 性 (431 名 ) 16.9 57.8 25.3 女 性 (503 名 ) 15.1 65.0 19.9 前 期 高 齢 者 (475 名 ) 16.8 60.0 23.2 後 期 高 齢 者 (461 名 ) 15.0 63.6 21.5 特 定 高 齢 者 (275 名 ) 16.4 61.5 22.2 非 特 定 高 齢 者 (661 名 ) 15.7 61.9 22.4 料 理 本 あり 群 (70 名 ) 15.7 70.0 14.3 料 理 本 なし 群 (818 名 ) 16.1 60.3 23.6 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-18 - 4-18 -

その 他 の 野 菜 緑 黄 色 以 外 のその 他 の 野 菜 も 体 の 調 子 を 整 え 食 の 多 様 性 を 保 つために 必 要 な 食 品 です ところが 全 体 女 性 後 期 高 齢 者 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で その 他 の 野 菜 の 摂 取 頻 度 が 少 なくなりました 図 表 4 18 その 他 の 野 菜 の 変 化 状 況 その 他 の 野 菜 全 体 (847 名 ) 17.4 58.1 24.6 男 性 (397 名 ) 20.9 51.6 27.5 女 性 (449 名 ) 14.3 63.7 22.0 前 期 高 齢 者 (474 名 ) 17.9 62.0 20.0 後 期 高 齢 者 (413 名 ) 15.0 57.6 27.4 特 定 高 齢 者 (252 名 ) 19.0 50.8 30.2 非 特 定 高 齢 者 (595 名 ) 16.6 61.2 22.2 料 理 本 あり 群 (62 名 ) 19.4 64.5 16.1 料 理 本 なし 群 (737 名 ) 17.1 57.5 25.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-19 - 4-19 -

果 物 食 生 活 の 工 夫 のところでも 述 べましたが 摂 取 する 食 品 の 多 様 性 を 保 つために は 果 物 をとるようにすることが 望 ましい 変 化 です ところが 全 体 男 性 後 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 で 果 物 の 摂 取 頻 度 が 少 なくなりました 図 表 4 19 果 物 の 変 化 状 況 果 物 全 体 (918 名 ) 13.8 68.0 18.2 男 性 (421 名 ) 13.5 65.3 21.1 女 性 (495 名 ) 14.1 70.3 15.6 前 期 高 齢 者 (459 名 ) 14.2 68.8 17.0 後 期 高 齢 者 (459 名 ) 13.5 67.1 19.4 特 定 高 齢 者 (271 名 ) 16.6 64.9 18.5 非 特 定 高 齢 者 (647 名 ) 12.7 69.2 18.1 料 理 本 あり 群 (64 名 ) 23.4 59.4 17.2 料 理 本 なし 群 (806 名 ) 13.0 68.6 18.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-20 - 4-20 -

油 脂 類 健 康 のために 油 脂 類 を 控 える 人 もいますが 適 度 な 油 脂 類 の 摂 取 は 血 管 をしなや かに 保 ち 皮 膚 を 守 るために 必 要 です ところが 女 性 で 油 脂 類 の 摂 取 頻 度 が 少 なく なりました 図 表 4 20 油 脂 類 の 変 化 状 況 油 脂 類 全 体 (899 名 ) 23.1 52.9 23.9 男 性 (422 名 ) 25.8 53.1 21.1 女 性 (480 名 ) 21.7 52.3 26.0 前 期 高 齢 者 (448 名 ) 22.5 53.6 23.9 後 期 高 齢 者 (451 名 ) 23.7 52.3 23.9 特 定 高 齢 者 (262 名 ) 23.7 52.3 24.0 非 特 定 高 齢 者 (637 名 ) 22.9 53.2 23.9 料 理 本 あり 群 (62 名 ) 25.8 51.6 22.6 料 理 本 なし 群 (791 名 ) 23.0 52.5 24.5 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-21 - 4-21 -

きのこ 類 きのこ 類 は 食 物 繊 維 が 多 く 食 の 多 様 性 を 保 つために 必 要 な 食 品 です ところが 全 体 男 性 後 期 高 齢 者 で きのこ 類 の 摂 取 頻 度 が 少 なくなりました 図 表 4 21 きのこ 類 の 変 化 状 況 きのこ 類 全 体 (913 名 ) 20.2 54.5 25.3 男 性 (425 名 ) 18.8 54.1 27.1 女 性 (486 名 ) 21.4 54.7 23.9 前 期 高 齢 者 (459 名 ) 21.4 56.9 21.8 後 期 高 齢 者 (454 名 ) 18.9 52.2 28.9 特 定 高 齢 者 (274 名 ) 20.4 51.5 28.1 非 特 定 高 齢 者 (639 名 ) 20.0 55.9 24.1 料 理 本 あり 群 (65 名 ) 20.0 55.4 24.6 料 理 本 なし 群 (802 名 ) 20.4 54.7 24.8 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-22 - 4-22 -

乾 物 類 乾 物 類 は 日 にあてることによりビタミン D が 増 し 保 存 性 も 高 く 栄 養 価 の 高 い 食 品 です ところが 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 で 乾 物 類 の 摂 取 頻 度 が 少 なくなりました 図 表 4 22 乾 物 類 の 変 化 状 況 乾 物 類 全 体 (930 名 ) 18.9 60.0 21.1 男 性 (431 名 ) 19.7 59.6 20.6 女 性 (497 名 ) 18.1 60.4 21.5 前 期 高 齢 者 (468 名 ) 17.5 62.4 20.1 後 期 高 齢 者 (462 名 ) 20.3 57.6 22.1 特 定 高 齢 者 (276 名 ) 21.4 59.4 19.2 非 特 定 高 齢 者 (654 名 ) 17.9 60.2 21.9 料 理 本 あり 群 (69 名 ) 24.6 50.7 24.6 料 理 本 なし 群 (813 名 ) 18.7 61.1 20.2 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とるようになる 悪 化 :とらなくなる) 4-23 - 4-23 -

また 様 々な 食 品 を 摂 取 できているかを 調 べるため 魚 介 類 肉 類 卵 牛 乳 / 乳 製 品 大 豆 製 品 緑 黄 色 野 菜 海 藻 類 いも 類 果 物 油 脂 類 の10 種 類 の 食 品 につ いて ほとんど 毎 日 食 べる 場 合 を1 点 その 他 の 場 合 を 0 点 として 10 点 満 点 の 食 品 摂 取 多 様 性 スコア を 作 成 しました その 結 果 この2 年 間 で 全 体 前 期 高 齢 者 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 なし 群 にお いて 得 点 の 低 下 がみられました 図 表 4 23 食 品 摂 取 多 様 性 スコア の 変 化 状 況 対 象 者 平 均 値 ± 標 準 偏 差 人 数 平 均 値 の 差 全 体 682 4.0±2.3 3.9±2.3-0.1 男 性 322 3.7±2.2 3.5±2.2-0.2 女 性 360 4.3±2.3 4.1±2.3-0.2 前 期 高 齢 者 352 3.8±2.2 3.5±2.2-0.3 後 期 高 齢 者 330 4.3±2.4 4.2±2.3-0.1 特 定 高 齢 者 188 3.9±2.4 3.8±2.3-0.1 非 特 定 高 齢 者 494 4.1±2.3 3.9±2.3-0.2 料 理 本 あり 群 47 4.3±2.6 4.2±2.4-0.2 料 理 本 なし 群 603 4.0±2.3 3.8±2.3-0.2 は 変 化 あり 4-24 - 4-24 -

5 栄 養 摂 取 自 己 評 価 高 齢 期 では 気 がつかないうちに 食 事 量 が 減 少 することが 問 題 となっているため 自 分 でしっかりと 食 べられることが 大 切 になってきます ところが 男 性 および 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 において 必 要 な 栄 養 素 を 食 事 からとれていると 感 じられない 方 向 に 変 化 していました 図 表 4 24 栄 養 摂 取 自 己 評 価 の 変 化 状 況 栄 養 摂 取 自 己 評 価 全 体 (583 名 ) 9.1 78.0 12.9 男 性 (274 名 ) 8.0 75.9 16.1 女 性 (309 名 ) 10.0 79.9 10.0 前 期 高 齢 者 (305 名 ) 7.9 80.3 11.8 後 期 高 齢 者 (278 名 ) 10.4 75.5 14.0 特 定 高 齢 者 (174 名 ) 10.3 77.6 12.1 非 特 定 高 齢 者 (419 名 ) 8.4 78.8 12.9 料 理 本 あり 群 (32 名 ) 0.0 90.6 9.4 料 理 本 なし 群 (527 名 ) 9.5 77.2 13.3 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :とれるようになる 悪 化 :とれなくなる) 4-25 - 4-25 -

(3) 栄 養 食 生 活 に 関 する 知 識 1 食 に 関 する 知 識 技 術 度 食 への 関 心 が 低 い 背 景 の 一 つとして 食 に 関 する 知 識 技 術 度 が 低 いことがあげら れます 食 に 関 する 知 識 技 術 を 身 につけることで 食 への 無 関 心 を 防 ぐことができ る 可 能 性 があります この2 年 間 では 全 ての 場 合 において 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 は 見 られませんでした 図 表 4 25 食 に 関 する 知 識 技 術 度 の 変 化 状 況 食 に 関 する 知 識 技 術 度 全 体 (954 名 ) 14.5 69.5 16.0 男 性 (443 名 ) 17.8 63.7 18.5 女 性 (511 名 ) 11.5 74.6 13.9 前 期 高 齢 者 (478 名 ) 14.6 71.5 13.8 後 期 高 齢 者 (476 名 ) 14.3 67.4 18.3 特 定 高 齢 者 (284 名 ) 16.5 65.8 17.6 非 特 定 高 齢 者 (670 名 ) 13.6 71.0 15.4 料 理 本 あり 群 (68 名 ) 13.2 75.0 11.8 料 理 本 なし 群 (837 名 ) 14.3 68.6 17.1 改 善 維 持 悪 化 4-26 - 4-26 -

(4) 栄 養 食 生 活 に 対 する 意 識 行 動 1 食 生 活 への 関 心 度 食 事 はふだんの 生 活 に 密 着 した 行 為 であり 加 齢 にともなうライフスタイルの 変 化 が 食 事 への 無 関 心 を 生 む 背 景 として 考 えられます 男 性 本 なし 群 において 食 生 活 の 関 心 が 失 われる 方 向 に 変 化 することがわかりました 図 表 4 26 食 生 活 への 関 心 度 の 変 化 状 況 食 生 活 の 関 心 度 全 体 (942 名 ) 14.4 68.3 17.3 男 性 (438 名 ) 13.9 66.7 19.4 女 性 (504 名 ) 14.9 69.6 15.5 前 期 高 齢 者 (480 名 ) 15.4 66.5 18.1 後 期 高 齢 者 (462 名 ) 13.4 70.1 16.5 特 定 高 齢 者 (286 名 ) 15.0 63.6 21.3 非 特 定 高 齢 者 (656 名 ) 14.2 70.3 15.5 料 理 本 あり 群 (70 名 ) 20.0 61.4 18.6 料 理 本 なし 群 (821 名 ) 13.6 68.7 17.7 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 : 関 心 を 持 つようになる 関 心 を 持 たなくなる) 4-27 - 4-27 -

2 食 事 のおいしさ 食 事 のおいしさ は 食 べる 意 欲 を 維 持 するために 必 要 な 側 面 です ところが 特 定 高 齢 者 候 補 者 を 除 く 全 ての 区 分 で 食 事 のおいしさが 失 われる 方 向 に 変 化 してい ました 図 表 4 27 食 事 のおいしさ の 変 化 状 況 食 事 のおいしさ 全 体 (977 名 ) 13.8 64.7 21.5 男 性 (456 名 ) 13.6 63.8 22.6 女 性 (520 名 ) 14.0 65.4 20.6 前 期 高 齢 者 (483 名 ) 14.3 66.3 19.5 後 期 高 齢 者 (494 名 ) 13.4 63.2 23.5 特 定 高 齢 者 (291 名 ) 17.2 60.8 22.0 非 特 定 高 齢 者 (686 名 ) 12.4 66.3 21.3 料 理 本 あり 群 (71 名 ) 12.7 56.3 31.0 料 理 本 なし 群 (853 名 ) 13.7 65.4 20.9 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :おいしくなる 悪 化 :おいしくなくなる) 4-28 - 4-28 -

3 食 事 の 楽 しさ 食 事 の 楽 しさ は 食 事 のおいしさ と 同 様 に 食 べる 意 欲 を 維 持 するために 必 要 な 側 面 です ところが 前 期 高 齢 者 と 本 あり 群 を 除 く 全 ての 区 分 で 食 事 の 楽 し さが 失 われる 方 向 に 変 化 していました 図 表 4 28 食 事 の 楽 しさ の 変 化 状 況 食 事 の 楽 しさ 全 体 (981 名 ) 16.3 60.1 23.5 男 性 (458 名 ) 15.7 60.5 23.8 女 性 (522 名 ) 16.7 60.0 23.4 前 期 高 齢 者 (486 名 ) 18.1 59.9 22.0 後 期 高 齢 者 (495 名 ) 14.5 60.4 25.1 特 定 高 齢 者 (292 名 ) 16.4 57.2 26.4 非 特 定 高 齢 者 (689 名 ) 16.3 61.4 22.4 料 理 本 あり 群 (73 名 ) 17.8 54.8 27.4 料 理 本 なし 群 (855 名 ) 16.4 60.2 23.4 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 : 楽 しくなる 悪 化 : 楽 しくなくなる) 4-29 - 4-29 -

4 食 事 や 健 康 について 食 べ 方 食 事 や 健 康 について 食 べ 方 は 以 下 の6 項 目 について いつもしている/ 時 々 している/していない のいずれかに をつけていただきました これらのうち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 のあった 項 目 は 下 線 の1 項 目 です 魚 肉 卵 大 豆 製 品 の 主 菜 料 理 を 食 べるようにしていますか 野 菜 の 入 った 副 菜 料 理 を 食 べるようにしていますか 主 食 主 菜 副 菜 がそろうようにしていますか 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようにしていますか 食 塩 砂 糖 油 などを 使 いすぎないようにしていますか 間 食 のとり 方 が 多 くならないように 気 をつけていますか 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようにしている 摂 取 頻 度 のところでも 述 べましたが 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようになることは 動 物 性 たんぱく 質 やカルシウムの 摂 取 が 増 えるのでよい 変 化 です 全 体 女 性 後 期 高 齢 者 特 定 高 齢 者 候 補 者 本 あり 群 において 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようにしている 人 が 増 えました 図 表 4 29 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようにしている の 変 化 状 況 牛 乳 乳 製 品 を 食 べるようにしている 全 体 (974 名 ) 15.2 73.9 10.9 男 性 (452 名 ) 15.3 72.1 12.6 女 性 (520 名 ) 15.2 75.4 9.4 前 期 高 齢 者 (481 名 ) 13.7 74.0 12.3 後 期 高 齢 者 (493 名 ) 16.6 73.8 9.5 特 定 高 齢 者 (295 名 ) 15.6 74.2 10.2 非 特 定 高 齢 者 (679 名 ) 15.0 73.8 11.2 料 理 本 あり 群 (70 名 ) 20.0 74.3 5.7 料 理 本 なし 群 (852 名 ) 14.8 73.9 11.3 は 変 化 あり 改 善 維 持 悪 化 ( 改 善 : 食 べるようになる 悪 化 : 食 べなくなる) 4-30 - 4-30 -

5 食 事 や 健 康 について 食 事 の 用 意 食 事 や 健 康 について 食 事 の 用 意 は 以 下 の3 項 目 について いつもしている / 時 々している/していない のいずれかに をつけていただきました これらのう ち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 のあった 項 目 は 下 線 の2 項 目 です 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 をしていますか 食 事 の 支 度 には 自 分 も 参 加 していますか 買 い 物 に 行 けない 時 でも 利 用 できる 食 べ 物 を 保 存 していますか 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 をしている 生 活 機 能 が 低 下 してくると 食 事 を 調 えることが 難 しくなり その 一 つに 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 があげられます 全 体 女 性 本 なし 群 において 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 を 以 前 よりしなくなる 人 が 増 えました 図 表 4 30 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 をしている の 変 化 状 況 台 所 や 冷 蔵 庫 の 整 理 をしている 全 体 (977 名 ) 15.5 65.8 18.7 男 性 (450 名 ) 20.9 57.1 22.0 女 性 (526 名 ) 10.8 73.4 15.8 前 期 高 齢 者 (485 名 ) 15.7 65.4 19.0 後 期 高 齢 者 (492 名 ) 15.2 66.3 18.5 特 定 高 齢 者 (294 名 ) 17.7 62.2 20.1 非 特 定 高 齢 者 (683 名 ) 14.5 67.3 18.2 料 理 本 あり 群 (74 名 ) 12.2 70.3 17.6 料 理 本 なし 群 (852 名 ) 15.4 65.7 18.9 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :するようになる 悪 化 :しなくなる) 4-31 - 4-31 -

食 事 の 支 度 には 自 分 も 参 加 している 手 段 的 自 立 を 支 えるための 日 常 生 活 動 作 の 一 つに 食 事 の 支 度 があげられます と ころが 女 性 および 後 期 高 齢 者 において 食 事 の 支 度 に 参 加 しなくなる 方 向 に 変 化 し ていました 図 表 4 31 食 事 の 支 度 には 自 分 も 参 加 している の 変 化 状 況 食 事 の 支 度 には 自 分 も 参 加 している 全 体 (982 名 ) 8.4 83.0 8.7 男 性 (456 名 ) 16.0 70.8 13.2 女 性 (524 名 ) 1.5 93.9 4.6 前 期 高 齢 者 (490 名 ) 9.4 83.7 6.9 後 期 高 齢 者 (492 名 ) 7.3 82.3 10.4 特 定 高 齢 者 (294 名 ) 9.2 80.6 10.2 非 特 定 高 齢 者 (688 名 ) 8.0 84.0 8.0 料 理 本 あり 群 (71 名 ) 7.0 85.9 7.0 料 理 本 なし 群 (859 名 ) 8.4 82.8 8.8 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :するようになる 悪 化 :しなくなる) 4-32 - 4-32 -

6 食 事 や 健 康 について 生 活 食 事 や 健 康 について 生 活 について は 以 下 の4 項 目 に いつもしている/ 時 々 している/していない ( いる/いない )のいずれかに をつけていただきま した これらのうち 統 計 学 的 に 有 意 な 変 化 のあった 項 目 は 下 線 の2 項 目 です よく 体 を 動 かし 食 事 の 量 とのバランスをとるようにしていますか 趣 味 や 楽 しみを 生 かして 新 しい 友 達 をつくるようにしていますか 行 事 食 や 旬 の 料 理 食 事 の 知 恵 などの 情 報 を 周 りに 伝 えるようにしていますか 食 事 や 健 康 について 困 ったときに 頼 れる 人 がいますか ( ) よく 体 を 動 かし 食 事 の 量 とのバランスをとるようにしている 日 常 生 活 活 動 の 低 下 は エネルギー 代 謝 や 骨 格 筋 の 低 下 などの 身 体 機 能 低 下 を 促 進 するばかりでなく 食 欲 低 下 などから 低 栄 養 にも 陥 りやすくなります 後 期 高 齢 者 に おいて 以 前 よりも 体 を 動 かし 食 事 の 量 とバランスをとることができなくなる 人 が 増 えました 図 表 4 32 よく 体 を 動 かし 食 事 の 量 とのバランスをとるようにしている の 変 化 状 況 よく 体 を 動 かし 食 事 の 量 とのバランスをとるようにしている 全 体 (975 名 ) 14.7 68.5 16.8 男 性 (454 名 ) 16.1 66.3 17.6 女 性 (519 名 ) 13.5 70.5 16.0 前 期 高 齢 者 (483 名 ) 15.9 70.2 13.9 後 期 高 齢 者 (492 名 ) 13.4 66.9 19.7 特 定 高 齢 者 (294 名 ) 18.0 62.2 19.7 非 特 定 高 齢 者 (681 名 ) 13.2 71.2 15.6 料 理 本 あり 群 (72 名 ) 8.3 79.2 12.5 料 理 本 なし 群 (850 名 ) 14.9 67.9 17.2 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :するようになる 悪 化 :しなくなる) 4-33 - 4-33 -

趣 味 や 楽 しみを 活 かして 新 しい 友 達 をつくるようにしている 家 の 外 に 出 て 社 会 や 他 者 とのつながりを 広 げ 交 流 を 深 めたり ご 友 人 やご 家 族 と 食 事 を 楽 しむことは 食 欲 を 促 すといわれています ところが 非 特 定 高 齢 者 候 補 者 および 本 なし 群 において 以 前 よりも 趣 味 や 楽 しみを 生 かして 新 しい 友 達 をつく らない 方 向 に 変 化 していました 図 表 4 33 趣 味 や 楽 しみを 生 かして 新 しい 友 達 をつくるようにしている の 変 化 状 況 趣 味 や 楽 しみを 生 かして 新 しい 友 達 をつくるようにしている 全 体 (951 名 ) 15.9 64.9 19.2 男 性 (439 名 ) 16.4 65.8 17.8 女 性 (510 名 ) 15.5 64.1 20.4 前 期 高 齢 者 (480 名 ) 16.5 64.2 19.4 後 期 高 齢 者 (471 名 ) 15.3 65.6 19.1 特 定 高 齢 者 (282 名 ) 18.8 66.0 15.2 非 特 定 高 齢 者 (669 名 ) 14.6 64.4 20.9 料 理 本 あり 群 (70 名 ) 22.9 61.4 15.7 料 理 本 なし 群 (830 名 ) 14.8 65.7 19.5 改 善 維 持 悪 化 は 変 化 あり ( 改 善 :するようになる 悪 化 :しなくなる) 4-34 - 4-34 -