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(4) 理 科 の 設 問 別 考 察 ( 特 徴 のある 設 問 について) 小 学 校 理 科 全 国 と 比 較 し 平 均 正 答 率 を 上 回 った 設 問 例 設 問 3(4) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 物 質 観 察 実 験 の 技 能 ( 短 答 式 ) (5) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 物 質 観 察 実 験 の 技 能 ( 選 択 式 ) メスシリンダーの 名 称 を 理 解 し メスシリンダーで 一 定 量 の 水 をはかり 取 る 適 切 な 扱 い 方 を 身 に 付 けているかどうかをみる (4)の 正 答 率 は 90.1%と 全 設 問 中 で 最 も 高 く 全 国 平 均 を19.4ポイント 上 回 っている (5) の 正 答 率 は 63.3%にとどまっているものの 全 国 平 均 を11.6ポイント 上 回 っている 図 で 示 された 計 量 器 具 メスシリンダー の 名 称 を 正 確 に 覚 え 一 定 量 の 水 をはかり 取 るために は 少 なめに 入 れてからスポイトで 足 し 水 面 の 平 らな 部 分 を 読 み 取 るといった 適 切 な 扱 い 方 が 比 較 的 に 身 に 付 いているといえる メスシリンダーやスポイト 等 を 使 用 する 場 合 教 師 が 器 具 の 名 称 と 用 途 を 丁 寧 に 教 えた 上 で 具 体 的 な 操 作 方 法 を 示 してきた 成 果 であると 考 えられる しかし (4)と(5)の 正 答 率 に27ポイント 近 くの 開 きがあることから 名 称 を 知 っているに も 関 わらず その 適 切 な 扱 い 方 を 理 解 できていない 児 童 が 多 いことがうかがえる 器 具 の 適 切 な 扱 い 方 の 更 なる 定 着 を 図 るためには グループで 行 う 際 に 役 割 を 固 定 せず 交 代 しながら 進 めるように 配 慮 するなど 児 童 一 人 一 人 が 観 察 実 験 の 技 能 を 習 得 できるように 心 掛 ける 必 要 がある - 小 学 ( 理 ) 1 -

設 問 4(5) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 自 然 事 象 についての 知 識 理 解 ( 短 答 式 ) (6) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) 水 が 水 蒸 気 になる 現 象 について 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 理 解 し 打 ち 水 の 効 果 について 実 験 結 果 のグラフを 基 に 地 面 の 様 子 と 気 温 の 変 化 を 関 係 付 けながら 考 察 して 分 析 できるかどうかをみる (5)の 正 答 率 は76.5%ではあるが 全 国 平 均 を18.0ポイント 上 回 っている (6)の 正 答 率 は 87.8%と 高 く 全 国 平 均 を3.6ポイント 上 回 っている 水 が 空 気 中 に 見 えなくなって 存 在 する 現 象 について 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 理 解 しているといえ る また 実 験 方 法 についての 情 報 と 実 験 結 果 のグラフから 水 をまいたときの 地 面 の 様 子 と 気 温 とを 関 係 付 けながら 考 察 して 分 析 できているといえる 観 察 実 験 を 行 う 際 に 教 師 が 科 学 的 な 言 葉 を 使 って 説 明 し 結 果 だけではなく その 要 因 とな り 得 る 自 然 の 事 物 現 象 の 様 子 と 関 係 付 けながら 考 察 するよう 指 導 してきた 成 果 であると 考 えられ る 今 後 も 児 童 が 気 温 等 の 測 定 を 行 う 場 合 には 測 定 値 を 記 録 するだけでなく 太 陽 と 影 の 位 置 や 天 気 草 花 の 様 子 等 観 察 の 視 点 を 明 確 にした 上 で 変 化 を 記 録 し 双 方 を 関 係 付 けながら 分 析 し たことを 言 葉 でまとめるように 指 導 していく 必 要 がある - 小 学 ( 理 ) 2 -

全 国 と 比 較 し 平 均 正 答 率 は 上 回 ったが 課 題 のみられる 設 問 例 設 問 2(3) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 生 命 観 察 実 験 の 技 能 ( 短 答 式 ) (4) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 生 命 観 察 実 験 の 技 能 ( 選 択 式 ) 顕 微 鏡 の 名 称 を 理 解 し 適 切 な 操 作 方 法 を 身 に 付 けているかどうかをみる (3)の 正 答 率 は73.0%で 全 国 平 均 を11.4ポイント 上 回 っている しかし 図 で 示 された 観 察 器 具 けんび 鏡 を かいぼうけんび 鏡 と 誤 答 した 児 童 が3.9%と 全 国 平 均 2.1%の 倍 近 くいる (4)の 正 答 率 は 40.0%と 全 設 問 中 で 最 も 低 く 全 国 平 均 をわずか2.1ポイント 上 回 っている 程 度 である 対 象 物 をはっきり 見 えるようにするための 操 作 として 反 射 鏡 の 調 節 と 誤 答 した 児 童 が 20.8% 対 物 レンズの 交 換 と 誤 答 した 児 童 が35.6%と 多 い 顕 微 鏡 と 解 剖 顕 微 鏡 の 区 別 ができていないこと 接 眼 レンズをのぞいて 調 節 ねじを 回 し 対 物 レ ンズとプレパラートとの 間 を 離 しながら 焦 点 を 合 わせるといった 操 作 方 法 が 十 分 に 身 に 付 いていな いことがうかがえる 顕 微 鏡 の 指 導 に 当 たっては 解 剖 顕 微 鏡 との 用 途 の 違 いについて 具 体 的 に 説 明 した 上 で 観 察 対 象 に 応 じた 器 具 を 児 童 自 身 が 選 択 する 機 会 を 設 けるようにしたい また 顕 微 鏡 の 台 数 を 可 能 な 限 り 整 備 するとともに 試 行 錯 誤 しながら 観 察 実 験 が 進 められるように 十 分 な 時 間 を 確 保 すること が 重 要 であると 考 える さらに 顕 微 鏡 の 扱 い 方 を 定 着 させるためには 顕 微 鏡 画 像 をテレビモニ ターに 映 し 出 して 反 射 鏡 や 調 節 ねじ レボルバーやプレパラート 等 の 操 作 によって 見 え 方 がど のように 変 わるのかを 確 認 したり 教 室 内 に 顕 微 鏡 コーナーを 設 置 して 学 習 したことを 追 体 験 で きる 環 境 を 整 えたりしておくなど 操 作 方 法 と 見 え 方 を 関 係 付 けて 捉 えられるようにする 必 要 があ る - 小 学 ( 理 ) 3 -

設 問 3(6) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 物 質 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 記 述 式 ) 析 出 する 砂 糖 の 量 について 分 析 するために グラフを 基 に 考 察 し その 内 容 を 記 述 できるかどう かをみる 正 答 率 は47.9%で 全 国 平 均 を19.0ポイント 上 回 っているものの 全 設 問 中 では3 番 目 に 低 い 析 出 量 を 正 しく 捉 えても その 理 由 を 正 しく 書 くことができなかった 児 童 が10.0% 5 のときの 砂 糖 の 溶 ける 量 185gを 析 出 量 と 誤 答 した 児 童 が23.0%いた 溶 け 残 った 砂 糖 の 量 について 考 察 するために グラフから50 のときと5 のときの 砂 糖 の 溶 け る 量 を 読 み 取 り その 差 を5 に 下 がったときの 析 出 量 として 捉 えることができた 児 童 が 半 分 に 満 たなかった また 析 出 する 理 由 を 適 切 に 記 述 できない 児 童 や 題 意 を 正 確 に 捉 えていない 児 童 が 多 いことから 溶 解 や 析 出 の 様 子 と 温 度 の 変 化 とを 関 係 付 けて 考 えることに 課 題 があると 考 えられる 観 察 実 験 の 結 果 を 表 やグラフに 整 理 し モデル 化 やイメージ 化 したり 自 分 なりの 解 釈 を 表 現 したりできるようにするとともに 結 果 からいえることを 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 使 ってノートにま とめるなどの 活 動 を 積 極 的 に 取 り 入 れていく 必 要 がある また 観 察 実 験 で 認 められた 変 化 とそ の 要 因 について ペアやグループで 話 し 合 うなど 全 児 童 が 自 分 の 言 葉 で 考 えを 表 現 する 場 を 確 保 するように 心 掛 ける 必 要 がある - 小 学 ( 理 ) 4 -

全 国 と 比 較 し 平 均 正 答 率 を 下 回 った 設 問 例 設 問 4(1) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) (2) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 自 然 事 象 についての 知 識 理 解 ( 選 択 式 ) 方 位 を 判 断 するために 観 察 した 事 実 と 関 係 付 けながら 情 報 を 考 察 して 分 析 できるかどうかをみる 月 は1 日 のうち 時 刻 によって 形 は 変 わらないが 位 置 が 変 わることを 理 解 しているかどうかをみる (1)の 正 答 率 は 43.0%と 全 設 問 中 で2 番 目 に 低 く 全 国 平 均 をわずか2.0ポイント 上 回 って いる 程 度 である 北 を 見 ている と 誤 答 した 児 童 が20.2% 西 を 見 ている と 誤 答 した 児 童 が 22.3%いる (2)の 正 答 率 は 53.5%で 全 国 平 均 を2.6ポイント 下 回 っている 4 時 間 前 の 月 は 右 寄 りに 位 置 していたとする 2 を 選 んだ 児 童 が27.1%と 誤 答 の 中 で 最 も 多 い また 4 を 選 んだ 児 童 が5.5%いた 東 西 南 北 の 位 置 関 係 や 月 は 東 の 方 から 昇 り 南 の 空 を 通 って 西 の 方 に 沈 むように 見 えることにつ いて 理 解 が 不 十 分 であるといえる また 月 は 日 ごとに 形 が 変 わり 同 じ 日 には 形 がほとんど 変 わらないことを 理 解 していない 児 童 もいる 月 の 見 える 位 置 が 変 化 することを 捉 えるためには 授 業 において 月 の 方 位 や 高 さ 見 える 形 を 観 察 し 時 間 の 経 過 と 関 係 付 けて 捉 えられるようにしなければならない また 天 候 により 観 察 で きなかった 日 や 深 夜 等 の 月 の 動 きは 連 続 写 真 を 提 示 したり プラネタリウムソフトを 活 用 したり して 見 える 時 刻 は 日 によって 異 なるが 月 も 太 陽 と 同 じように 東 から 西 に 動 いているように 見 え るという 月 の 日 周 運 動 の 規 則 性 を 確 認 することが 大 切 である - 小 学 ( 理 ) 5 -

設 問 4(3) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 観 察 実 験 の 技 能 ( 選 択 式 ) (4) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) 星 座 の 動 きを 捉 えるための 適 切 な 記 録 方 法 を 身 に 付 けていたり 星 座 や 雲 の 動 きについて 観 察 記 録 を 基 に 考 察 して 分 析 できたりするかどうかをみる (3)の 正 答 率 は55.0%で 全 国 平 均 を0.3ポイント 下 回 っている 誤 答 としては 他 の 情 報 と 組 み 合 わせて 雲 の 位 置 を 選 択 した 児 童 が38.4%いる (4)の 正 答 率 は65.6%で 全 国 平 均 を 0.6ポイント 上 回 っている 星 座 の 動 きを 記 録 する 方 法 として 時 刻 と 観 察 の 基 準 となる 目 印 を 記 入 する 必 要 があることにつ いての 理 解 が 定 着 していない また 星 座 や 雲 の 動 きを 観 察 の 基 準 となる 目 印 と 照 らし 合 わせ 時 系 列 で 考 察 して 分 析 することに 課 題 がある 星 座 の 観 察 については 夜 間 家 庭 での 観 察 となるため 定 点 観 察 やその 記 録 方 法 について 観 察 前 に 具 体 的 な 記 入 例 を 示 しながら 丁 寧 に 確 認 することが 重 要 であると 考 える また 観 察 した 結 果 を 記 録 する 際 には 木 や 建 物 等 の 目 印 となる 地 上 の 動 かない 物 と 星 座 を 色 で 塗 り 分 けるなど 位 置 関 係 を 捉 えやすいように 工 夫 して 記 録 させる 必 要 がある 時 間 の 経 過 による 星 座 と 雲 の 相 対 的 な 動 きを 捉 えることができない 場 合 は 星 座 と 雲 を 別 々の 透 明 シートに 時 系 列 で 転 写 し 見 比 べること で それぞれの 動 きを 区 別 して 捉 えることができるようにするなど 提 示 の 工 夫 が 必 要 である - 小 学 ( 理 ) 6 -

まとめ 正 答 率 は ほとんどの 項 目 で 全 国 平 均 を 上 回 っていた その 要 因 として 以 下 のことが 考 えら れる 理 科 専 科 教 員 の 配 置 や 観 察 実 験 アシスタントの 派 遣 により 充 実 した 観 察 実 験 ができると ともに 児 童 一 人 一 人 に 対 するきめ 細 かい 指 導 を 行 う 時 間 を 確 保 でき 基 礎 基 本 を 身 に 付 け させるのに 役 立 ったと 思 われる また とやま 科 学 オリンピック サイエンスカー 訪 問 活 動 の 活 用 も 児 童 の 科 学 に 対 する 意 欲 や 関 心 を 高 めたり 発 展 的 な 学 習 を 行 ったりすること に 効 果 があると 考 える 知 識 に 関 する 問 題 では 実 験 器 具 や 科 学 的 事 象 の 名 称 や 概 念 等 を 理 解 するための 日 頃 の 学 習 や 市 内 各 学 校 の 地 道 な 取 組 の 成 果 が 現 れたと 思 われる 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 や 県 小 教 研 学 力 調 査 の 結 果 を 基 に 授 業 内 容 指 導 方 法 の 見 直 し 改 善 を 継 続 することで 基 礎 基 本 となる 知 識 技 能 の 定 着 が 図 られていると 思 われる 今 回 の 調 査 結 果 から 課 題 となっていることを 解 決 するために 次 のことを 心 がけながら 日 々 の 指 導 にあたりたい 星 座 や 月 等 のように 夜 間 や 天 候 不 良 のため 授 業 で 観 察 できない 単 元 についての 学 習 を 工 夫 する DVD 動 画 や 映 像 資 料 連 続 写 真 プラネタリウムソフト 等 を 用 いて 時 間 の 経 過 と 天 体 の 動 きを 関 連 付 けて 捉 えられるようにする 夜 間 の 家 庭 での 観 察 が 必 要 な 場 合 は 自 分 で 観 察 できるよう 一 人 一 人 に 観 察 方 法 を 身 に 付 けさせるための 十 分 な 時 間 を 確 保 して 指 導 する 科 学 的 な 概 念 を 活 用 して 考 えたり 説 明 したりする 活 動 を 取 り 入 れる 観 察 実 験 の 結 果 を 表 やグラフ 等 に 整 理 し 分 析 解 釈 したことを 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 用 いてまとめる 活 動 を 取 り 入 れる 児 童 が 科 学 に 関 心 をもち 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 理 解 できるよう 日 頃 から 教 師 自 身 が 学 校 生 活 全 般 において 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 用 いた 説 明 をするよう 心 掛 ける - 小 学 ( 理 ) 7 -