shindou.docx



Similar documents
私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

国土技術政策総合研究所 研究資料

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

Microsoft Word  要綱.doc

市街化区域と市街化調整区域との区分

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

●電力自由化推進法案

<4D F736F F D208FE DC926E8BE6926E8BE68C7689E681408C7689E68F912E646F63>

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)



Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

〔自 衛 隊〕

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

定款

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

●幼児教育振興法案

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

に 認 める 者 を 含 む 以 下 同 じ )であること (2) 町 税 を 滞 納 していない 者 であること ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 4 条 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は 補 助 事 業 者 が 行 う 町 内

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

(5) 農 地 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 229 号 )による 農 地 転 用 が 許 可 されないと 見 込 ま れる 農 用 地 (6) 森 林 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 249 号 ) 第 25 条 第 1 項 第 25 条 の2 第 1 項 及 び 第 41 条 第

16 日本学生支援機構

新居浜市印鑑登録及び証明書発行保護事務取扱要領

高 第 3 種 17m 第 3 種 20m 第 3 種 30m 第 3 種 40m 第 3 種 30m 40m 建 築 物 の 各 部 分 の 高 さは 当 該 部 分 から 前 面 道 路 1 建 築 物 の 高 さは20メートル

●労働基準法等の一部を改正する法律案

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

入札公告 機動装備センター

1号店舗運用基準

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

(3) 下 水 道 接 続 のみとなる 配 管 工 事 (4) 浄 化 槽 設 備 の 工 事 (5) 解 体 工 事 (6) 市 等 の 他 の 補 助 制 度 ( 国 が 実 施 するエコポイント 制 度 を 除 く )を 利 用 する 工 事 (7) 前 各 号 に 掲 げるもののほか 市 長

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

既 存 建 築 物 の 建 替 市 街 化 調 整 区 域 で 許 可 を 不 要 とする 取 扱 いについて 既 存 建 築 物 の 建 替 は 以 下 の1)~3)をすべて 満 たしている 場 合 に 可 能 です 1) 建 替 前 の 建 築 物 ( 以 下 既 存 建 築 物 という )につ

佐渡市都市計画区域の見直し

スライド 1

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

対 象 外 区 域 以 下 の 区 域 は 原 則 として 策 定 区 域 に 含 めないこと (1) 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 する 法 律 に 規 定 する 農 用 地 区 域 (2) 優 良 農 地 ( 一 団 のまとまりのある 農 地 や 農 業 水 利 施 設 の 整 備

<4D F736F F D20819A819A819A819A92808FF089F090E05F95FA92758EA9935D8ED48FF097E15F32352E31302E38>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

01.活性化計画(上大久保)

Microsoft Word - 資料3(用途)

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

別記

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

スライド 1

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

(11) 建 築 物 特 定 施 設 等 本 許 可 基 準 により 容 積 率 緩 和 対 象 とした 施 設 2. 運 用 方 針 この 許 可 基 準 は, 市 街 地 環 境 の 保 護 を 図 りつつ, 地 域 の 安 定 的 な 医 療 福 祉 環 境 の 確 保 を 図 ることを 目

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

騒 音 に 係 る 環 境 基 準 の 類 型 を 当 てはめる 並 びに 騒 音 及 び 振 動 の 規 制 の 変 更 について 1 趣 旨 奥 州 市 二 戸 市 滝 沢 村 及 び 矢 巾 町 において 都 市 計 画 法 第 8 条 第 1 項 第 1 号 に 規 定 する 用 途 が 変

< F2D C88EF96D88E E6A7464>

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

Transcription:

自 動 車 騒 音 振 動 の 現 況 対 策 (1) 自 動 車 騒 音 振 動 の 発 生 自 動 車 の 走 行 に 伴 って 発 生 する 自 動 車 騒 音 は 走 行 条 件 によって 変 化 するが 騒 音 の 発 生 源 は 図 1に 示 すように 一 般 にエンジン 騒 音 冷 却 系 騒 音 吸 気 系 騒 音 排 気 系 騒 音 駆 動 系 騒 音 タイヤ 騒 音 に 大 別 できる 加 速 走 行 時 にはエンジン 騒 音 が 大 きく 定 常 走 行 時 では タイヤ 騒 音 が 主 要 な 音 源 となる 加 速 走 行 時 及 び 定 常 走 行 時 の 音 源 別 寄 与 率 は おおむね 表 1 2のとおりである 駆 動 系 騒 音 排 気 系 騒 音 エンジン 騒 音 冷 却 系 騒 音 吸 気 系 騒 音 タイヤ 騒 音 図 1 騒 音 発 生 源 表 1 加 速 走 行 騒 音 の 音 源 別 寄 与 率 ( 単 位 :%) 車 種 発 生 源 大 型 車 中 型 車 小 型 車 乗 用 車 二 輪 車 原 付 エンジン 36.8 47.7 35.8 34.4 27.5 24.5 駆 動 系 19.3 14.5 4.7 2.8 0.8 1.1 冷 却 系 1.6 1.6 3.4 1.9 0 0 吸 気 系 2.6 3.1 13.0 11.6 17.5 21.2 排 気 系 22.6 18.6 18.8 23.4 21.4 18.6 タイヤ 8.3 13.0 16.1 22.9 7.1 8.1 その 他 8.8 1.5 8.2 3.0 25.7 26.5 ( 環 境 省 資 料 ) 表 2 定 常 走 行 騒 音 の 音 源 別 寄 与 率 ( 単 位 :%) 車 種 発 生 源 大 型 車 中 型 車 小 型 車 乗 用 車 二 輪 車 原 付 タイヤ 62.0 52.6 68.1 80.4 15.7 13.1 エンジン 等 その 他 38.0 47.4 31.9 19.6 84.3 86.9 ( 環 境 省 資 料 ) - 1 -

また 自 動 車 の 走 行 に 伴 って 発 生 する 道 路 交 通 振 動 は 走 行 条 件 のほか 道 路 構 造 や 地 盤 の 性 状 によ っても 変 化 する 発 生 機 構 は 図 2に 示 すとおりである 特 に 路 面 の 凹 凸 や 高 架 道 路 の 継 目 等 により 発 生 する 衝 撃 性 の 振 動 は 顕 著 である 平 坦 固 有 振 動 進 行 道 路 凸 部 跳 びはね 落 下 ジョイント 部 地 盤 基 礎 高 架 下 出 典 : 振 動 規 制 技 術 マニュアル 道 路 交 通 振 動 編 図 2 地 面 振 動 の 発 生 と 伝 播 (2) 騒 音 振 動 の 影 響 騒 音 振 動 公 害 の 影 響 範 囲 は 一 般 に 局 所 的 であるが 日 常 生 活 に 直 接 影 響 を 及 ぼすため 苦 情 の 多 発 につながっている 特 に 自 動 車 騒 音 振 動 は 終 日 連 続 して 発 生 するため 夜 間 における 睡 眠 妨 害 をはじめ 沿 道 地 域 住 民 の 生 活 環 境 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす 結 果 となっている 騒 音 の 影 響 としては 聴 取 妨 害 や 睡 眠 妨 害 などの 日 常 生 活 妨 害 また 気 分 がイライラ する うるさくて 落 ち 着 かない といった 精 神 的 情 緒 的 影 響 さらに 難 聴 などの 身 体 的 影 響 が あり 具 体 例 を 示 すと 表 3のとおりである 表 3 騒 音 による 影 響 の 具 体 例 分 類 具 体 例 騒 音 に よ る 影 響 日 常 生 活 妨 害 会 話 電 話 テレビ ラジオなどの 聴 取 妨 害 学 習 授 業 妨 害 休 養 読 書 思 考 などの 妨 害 精 神 的 情 緒 的 影 響 身 体 的 影 響 気 分 のイライラ 落 着 きがない 腹 が 立 ちやすい 頭 脳 作 業 勉 強 などの 能 率 低 下 疲 れやすい 難 聴 頭 痛 食 欲 減 退 動 悸 など - 2 -

既 往 の 調 査 結 果 によると 図 3のとおり 自 動 車 騒 音 について 昼 間 75dB 夜 間 70dB(Ldn=77.4dB) では 非 常 に 不 快 であるとの 回 答 率 は 約 35% 昼 間 80dB 夜 間 75dB(Ldn=82.4dB)では 非 常 に 不 快 であるとの 回 答 率 は 約 50%に 達 するとされている 非 常 に 不 快 との 回 答 率 (%) 航 空 機 道 路 交 通 鉄 道 Ldn(dB) ( 環 境 省 資 料 ) 図 3 非 常 に 不 快 との 回 答 率 と Ldn の 関 係 Ldn:1973 年 にアメリカの 環 境 保 護 庁 (EPA)より 提 案 されたもので 同 じ 騒 音 レベルでも 人 間 活 動 の 盛 んな 昼 間 より 就 寝 する 夜 間 の 方 がうるさく 感 じられて 問 題 が 大 きいとい う 点 を 考 え 夜 間 の 騒 音 には 10dB を 加 算 して 24 時 間 の Leq を 求 めたもの また 振 動 の 影 響 については 家 屋 を 励 振 する あるいは 家 具 建 具 のガタツキによって 二 次 音 を 発 生 させることにより 生 じるものであり 騒 音 の 影 響 と 類 似 しているが 振 動 が 大 きい 場 合 には 物 的 影 響 もみられる 具 体 例 は 表 4に 示 すとおりである さらに 振 動 の 影 響 を 考 える 場 合 騒 音 が 家 屋 内 で 減 衰 する のに 比 べて 振 動 は 増 幅 することが 多 く 問 題 となっている 地 面 の 振 動 が 家 屋 内 で 増 幅 する 度 合 いは 建 物 個 々の 構 造 等 により 一 様 でないが 既 往 の 調 査 結 果 によると 図 4のとおりであり 木 造 建 物 では 一 般 に 5dB 前 後 とされている - 3 -

表 4 振 動 による 影 響 の 具 体 例 分 類 具 体 例 振 動 に よ る 影 響 日 常 生 活 妨 害 精 神 的 情 緒 的 影 響 身 体 的 影 響 物 的 影 響 睡 眠 妨 害 読 書 思 考 休 養 などの 妨 害 気 分 のイライラ 落 着 きがない 腹 が 立 ちやすい 頭 脳 作 業 勉 強 などの 能 率 低 下 疲 れやすい 食 欲 減 退 動 悸 頭 痛 など 壁 の 亀 裂 たてつけの 狂 いなどの 建 物 家 財 損 傷 平 屋 1 階 床 2 階 建 1 階 床 2 階 建 2 階 床 累 積 度 数 (%) 床 振 動 と 地 表 振 動 の 差 (db) ( 環 境 省 資 料 ) 図 4 木 造 家 屋 の 板 の 間 と 地 表 振 動 の 関 係 (3) 自 動 車 騒 音 振 動 の 特 徴 昭 和 30 年 代 半 ばからの 高 度 経 済 社 会 の 形 成 は 急 激 なモータリゼーションの 進 展 をもたらし 自 動 車 保 有 台 数 の 急 増 と 道 路 網 の 整 備 が 進 む 一 方 交 通 状 況 と 過 密 な 都 市 環 境 があいまって 道 路 沿 道 地 域 における 自 動 車 騒 音 振 動 問 題 が 各 所 で 発 生 し この 解 決 が 大 きな 課 題 となってきた 幹 線 道 路 における 騒 音 の 大 きさは 交 通 量 大 型 車 の 混 入 率 速 度 などの 交 通 流 の 条 件 によって 変 化 する このうち 交 通 量 については 図 5のとおり 騒 音 の 大 きさは 交 通 量 に 比 例 して 増 減 するもので あり 交 通 量 が 半 減 すれば 騒 音 レベルは 2~3dB 程 度 低 減 する 一 方 大 型 車 の 騒 音 は 乗 用 車 に 比 べて 10dB 程 度 大 きいため 自 動 車 騒 音 レベルに 影 響 を 及 ぼす 要 因 となっており 図 6のとおり 大 型 車 の 混 入 率 が 30%から 5%に 低 下 すれば 騒 音 レベルは 約 3dB 低 減 する また 速 度 による 騒 音 の 影 響 は 図 7のとおり 10 km/ 時 当 たり 1dB の 増 減 となって いる - 4 -

4 車 線 : 大 型 車 混 入 率 15% 評 価 位 置 : 官 民 境 界,H=1.2m 騒 音 レ ベ ル 平 面 盛 土 切 土 高 架 堀 割 日 交 通 量 ( 環 境 省 資 料 ) 図 5 交 通 量 による 夜 間 騒 音 レベルの 変 化 平 面 4 車 線 : 日 交 通 量 30,000 台, 車 速 60km/h 評 価 位 置 : 官 民 境 界,H=1.2m 騒 音 レ ベ ル 大 型 車 混 入 率 (%) 図 6 大 型 車 混 入 率 による 騒 音 レベルの 変 化 ( 環 境 省 資 料 ) 平 面 4 車 線 : 日 交 通 量 30,000 台, 大 型 車 混 入 率 15% 評 価 位 置 : 官 民 境 界,H=1.2m 騒 音 レ ベ ル 60km/h 以 下 では 一 般 道 路 の 騒 音 推 計 (ASJ 車 Model 速 (km/h) 1998)において 非 定 常 走 行 時 のハ ワーレヘ ル 予 測 式 を 用 いている ( 環 境 省 資 料 ) 図 7 車 速 による 騒 音 レベルの 変 化 - 5 -

道 路 交 通 振 動 に 関 しても 騒 音 の 場 合 と 同 様 大 型 車 の 走 行 に 伴 う 振 動 による 影 響 が 問 題 となり 図 8のように 大 型 車 走 行 台 数 と 振 動 レベルには 強 い 相 関 があることがわかる また 道 路 交 通 振 動 の 発 生 については 路 面 の 段 差 や 路 面 粗 度 など 路 面 状 態 によって 大 きく 異 な るものであり 振 動 の 防 止 には 路 面 補 修 が 大 きな 要 因 となっている 図 9は 路 面 補 修 の 前 後 における 路 面 平 坦 性 と 振 動 レベルの 低 減 効 果 の 一 例 を 示 すもので 5~ 10dB の 振 動 低 減 がみられる また 速 度 による 振 動 の 影 響 は 図 10のとおり 多 くの 場 合 10 km/ 時 当 たり 約 2~3dB 程 度 と 考 えられる 車 両 総 台 数 と 振 動 レベル 大 型 車 台 数 と 振 動 レベル 振 動 レベル(L10,dB) 振 動 レベル(L10,dB) 総 台 数 ( 台 /10 分 ) 大 型 車 台 数 ( 台 /10 分 ) 図 8 交 通 量 と 振 動 レベルの 関 係 ( 振 動 規 制 技 術 マニュアル 道 路 交 通 振 動 編 ) 振 動 レ ベ ル L10 (db) 工 事 前 工 事 後 振 動 レ ベ ル (db) 路 面 平 坦 性 ( 振 動 規 制 技 術 マニュアル 道 路 交 通 振 動 編 ) 図 9 修 繕 工 事 前 後 の 振 動 レベルの 関 係 例 車 速 (km/ 時 ) ( 環 境 省 資 料 ) 図 10 走 行 速 度 と 平 坦 性 と 振 動 レベル - 6 -

(4) 自 動 車 騒 音 振 動 の 対 策 1 自 動 車 騒 音 及 び 道 路 交 通 振 動 対 策 の 体 系 自 動 車 本 体 からの 騒 音 は エンジン 吸 排 気 系 駆 動 系 タイヤ 等 から 発 生 し 交 通 量 車 種 構 成 速 度 道 路 構 造 沿 道 土 地 利 用 等 の 各 種 要 因 が 関 与 して 沿 道 の 自 動 車 騒 音 問 題 を 発 生 させて いる また 振 動 についても 自 動 車 重 量 走 行 条 件 及 び 路 面 の 平 坦 性 舗 装 構 造 等 の 道 路 構 造 等 の 要 因 が 作 用 して 問 題 を 発 生 させている これらの 騒 音 振 動 問 題 の 対 策 は 騒 音 振 動 の 発 生 伝 達 過 程 に 対 応 して 発 生 源 対 策 交 通 流 対 策 道 路 構 造 対 策 及 び 沿 道 対 策 に 分 類 される 自 動 車 騒 音 対 策 の 体 系 を 図 11に 示 す 発 生 源 対 策 自 動 車 騒 音 単 体 規 制 低 公 害 車 の 開 発 普 及 等 車 両 検 査 点 検 自 動 車 騒 音 振 動 対 策 交 通 流 対 策 代 替 ルートへの 誘 導 環 境 レーン 速 度 規 制 公 共 交 通 機 関 の 整 備 促 進 など 道 路 構 造 対 策 遮 音 壁 の 設 置 低 騒 音 舗 装 など 沿 道 対 策 用 途 地 域 の 指 定 における 配 慮 公 共 施 設 の 整 備 高 速 自 動 車 道 の 防 音 助 成 など 交 通 の 分 散 交 通 規 制 等 物 流 の 合 理 化 旅 客 輸 送 の 合 理 化 基 本 構 造 遮 へい 施 設 等 の 設 置 路 面 の 改 良 等 環 境 施 設 帯 の 設 置 緩 衝 空 間 の 設 置 緩 衝 建 築 物 の 配 置 沿 道 住 宅 の 防 音 化 エコドライブの 推 進 図 11 自 動 車 騒 音 振 動 対 策 の 体 系 - 7 -

2 自 動 車 騒 音 及 び 道 路 交 通 振 動 対 策 に 係 る 法 体 系 自 動 車 騒 音 及 び 道 路 交 通 振 動 対 策 に 係 る 法 律 としては 昭 和 42 年 に 制 定 された 公 害 対 策 基 本 法 ( 平 成 5 年 より 環 境 基 本 法 )に 基 づく 施 策 を 実 施 するため 昭 和 43 年 に 騒 音 規 制 法 昭 和 51 年 に 振 動 規 制 法 が 制 定 された 自 動 車 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 については 公 害 対 策 基 本 法 に 基 づき 人 の 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 するうえで 維 持 されることが 望 ましい 基 準 として 昭 和 46 年 に 制 定 された その 後 平 成 10 年 5 月 の 騒 音 の 評 価 手 法 等 の 在 り 方 について の 中 央 環 境 審 議 会 答 申 を 受 けて 平 成 10 年 9 月 に 騒 音 レベルの 中 央 値 (L 50 )から 等 価 騒 音 レベル(L Aeq )への 評 価 手 法 の 変 更 及 び 基 準 値 等 の 改 正 がなされた( 平 成 11 年 4 月 1 日 施 行 ) 騒 音 規 制 法 においては 昭 和 45 年 の 改 正 によって 自 動 車 騒 音 が 規 制 対 象 に 追 加 され 自 動 車 単 体 から 発 生 する 騒 音 に 関 して 自 動 車 騒 音 の 大 きさの 許 容 限 度 が 定 められた また 自 動 車 騒 音 が 環 境 省 令 で 定 める 限 度 ( 要 請 限 度 )を 超 え 道 路 周 辺 の 生 活 環 境 が 著 しく 損 なわれていると 市 町 村 長 が 認 める 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 に 対 し 交 通 規 制 等 の 措 置 をとるべきことの 要 請 や 道 路 管 理 者 に 対 し 道 路 構 造 の 改 善 等 に 関 する 意 見 を 述 べることができるものとされている なお 要 請 限 度 についても 環 境 基 準 の 改 正 に 続 いて 平 成 12 年 3 月 に 等 価 騒 音 レベルへの 評 価 手 法 の 変 更 及 び 基 準 値 等 の 改 正 がなされた( 平 成 12 年 4 月 1 日 施 行 ) 一 方 自 動 車 騒 音 防 止 対 策 の 推 進 を 図 るため 道 路 環 境 保 全 のための 道 路 用 地 の 取 得 及 び 管 理 に 関 する 基 準 について ( 昭 和 49 年 建 設 省 通 達 )( 資 料 1) 及 び 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 における 自 動 車 公 害 騒 音 に 係 る 障 害 の 防 止 について ( 昭 和 51 年 建 設 省 通 達 )( 資 料 2) 等 が 定 められ 道 路 管 理 者 において 環 境 施 設 帯 の 設 置 及 び 民 家 等 の 防 音 工 事 助 成 が 進 められてきた また 幹 線 道 路 の 周 辺 を 中 心 として 自 動 車 騒 音 により 生 じる 障 害 の 防 止 と 適 切 かつ 合 理 的 な 土 地 利 用 を 図 り もっ て 円 滑 な 道 路 交 通 の 確 保 と 良 好 な 市 街 地 の 形 成 に 資 するため 幹 線 道 路 の 沿 道 の 整 備 に 関 する 法 律 が 昭 和 55 年 に 制 定 され 平 成 8 年 には 沿 道 整 備 計 画 の 拡 充 沿 道 の 整 備 を 促 進 するための 措 置 の 拡 充 等 の 改 正 が 行 われている 道 路 交 通 振 動 については 振 動 規 制 法 において 道 路 交 通 振 動 の 要 請 限 度 が 定 められている これらの 法 体 系 を 図 12に 示 す - 8 -

環 境 基 本 法 騒 音 規 制 法 環 境 基 準 の 設 定 (16) 規 制 の 措 置 (21-1) 自 動 車 騒 音 の 定 義 (2-4) 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 騒 音 規 制 法 振 動 規 制 法 自 動 車 騒 音 の 限 度 ( 要 請 限 度 ) (17) 自 動 車 騒 音 の 大 きさの 許 容 限 度 交 通 規 制 の 要 請 (17-1) 道 路 構 造 の 改 善 等 に 関 する 意 見 (17-3) (16) 環 境 大 臣 への 報 告 (18-2) 自 動 車 騒 音 の 常 時 監 視 (18) 公 表 (19) 振 動 規 制 法 道 路 運 送 車 両 法 道 路 交 通 法 道 路 交 通 振 動 の 定 義 (2-4) 道 路 交 通 振 動 の 限 度 ( 要 請 限 度 ) (16) 自 動 車 及 び 原 動 機 付 自 転 車 の 定 義 (2-2 3) 道 路 運 送 車 両 の 保 安 基 準 (40 41 44) 道 路 運 送 車 両 の 整 備 (47 48 54) 道 路 運 送 車 両 の 検 査 (59 62 63) 整 備 不 良 車 の 運 転 禁 止 等 (62 63) 公 安 委 員 会 の 交 通 規 制 (4-1) 道 路 補 修 等 の 要 請 (16-1) 交 通 規 制 の 要 請 (16-1) 道 路 管 理 者 の 措 置 (16-3) 騒 音 防 止 装 置 (41) 消 音 器 (44) 交 通 公 害 防 止 の 交 通 規 制 (110-21) 注 ( ) 内 の 数 字 は 各 法 律 の 条 項 を 示 す 図 12 自 動 車 騒 音 振 動 規 制 の 法 体 系 - 9 -

3 各 種 の 自 動 車 騒 音 対 策 自 動 車 騒 音 単 体 規 制 自 動 車 騒 音 の 発 生 源 対 策 として 昭 和 27 年 に 定 常 走 行 騒 音 及 び 排 気 騒 音 に 対 する 規 制 が 導 入 され さらに 昭 和 46 年 からは 市 街 地 を 走 行 する 際 に 発 生 する 最 大 の 騒 音 である 加 速 走 行 騒 音 に 対 する 規 制 が 導 入 された その 後 以 下 のように 逐 次 規 制 強 化 されている 自 動 車 騒 音 単 体 規 制 値 を 図 13に 示 す 昭 和 27 年 騒 音 規 制 の 導 入 ( 定 常 走 行 騒 音 排 気 騒 音 )( 運 輸 省 令 ) 昭 和 46 年 加 速 走 行 騒 音 規 制 の 導 入 ( 運 輸 省 令 ) 昭 和 51 52 年 加 速 走 行 騒 音 全 車 種 規 制 強 化 ( 環 境 庁 告 示 及 び 運 輸 省 令 以 下 同 じ) 昭 和 54 年 昭 和 57 年 ~62 年 昭 和 61 年 加 速 走 行 騒 音 全 車 種 規 制 強 化 加 速 走 行 騒 音 の 逐 次 規 制 強 化 二 輪 車 原 動 機 付 自 転 車 に 対 する 近 接 排 気 騒 音 規 制 の 導 入 昭 和 63 年 ~ 平 成 元 年 四 輪 車 に 対 する 近 接 排 気 騒 音 規 制 の 導 入 平 成 10 年 平 成 11 年 平 成 12 年 平 成 13 年 平 成 22 年 平 成 26 年 平 成 30 年 ~ 大 型 バス 乗 用 車 (6 人 以 下 ) 軽 二 輪 第 1 種 原 付 の 規 制 強 化 GVW( 車 両 総 重 量 )1.7t 以 下 の 小 型 車 ボンネット 型 軽 貨 物 自 動 車 乗 用 車 (6 人 超 )の 規 制 強 化 中 型 バス GVW1.7t 超 の 小 型 車 キャブオーバ 型 軽 貨 物 自 動 車 の 規 制 強 化 大 型 車 の 全 駆 動 車 トラクタ クレーン 車 及 びトラック 中 型 車 の 全 輪 駆 動 車 及 びトラック 小 型 二 輪 第 2 種 原 付 の 規 制 強 化 交 換 用 マフラー 等 の 規 制 強 化 二 輪 自 動 車 及 び 原 動 機 付 自 転 車 の 加 速 走 行 騒 音 の 新 試 験 法 導 入 に 伴 う 許 容 限 度 の 見 直 しと 定 常 走 行 騒 音 規 制 の 廃 止 国 際 基 準 のタイヤ 騒 音 規 制 を 順 次 導 入 国 土 交 通 省 国 土 技 術 政 策 総 合 研 究 所 国 総 研 資 料 第 806 号 平 成 26 年 8 月 付 属 資 料 A5.1に 一 部 加 筆 - 10 -

図 13 自 動 車 単 体 騒 音 規 制 値 - 11 -

交 通 流 対 策 交 通 の 分 散 ( 他 の 路 線 への 交 通 の 誘 導 等 ) 騒 音 が 懸 案 となっている 路 線 から 他 の 路 線 に 交 通 を 誘 導 させる 施 策 として 料 金 格 差 で 誘 導 する 環 境 ロードプライシング 有 料 道 路 の 夜 間 無 料 化 大 型 車 に 高 架 橋 の 通 行 を 誘 導 する 標 識 などがある 交 通 規 制 大 型 車 両 等 の 通 行 禁 止 交 通 事 故 や 交 通 渋 滞 交 通 公 害 といった 道 路 交 通 環 境 改 善 のため 大 型 車 両 等 の 通 行 を 禁 止 すること がある 速 度 抑 制 都 道 府 県 公 安 委 員 会 は 道 路 における 危 険 を 防 止 し その 他 交 通 の 安 全 と 円 滑 を 図 り 又 は 交 通 公 害 その 他 の 道 路 の 交 通 に 起 因 する 障 害 を 防 止 するため 必 要 があると 認 めるときは 政 令 で 定 めるとこ ろにより 信 号 機 または 道 路 標 識 等 を 設 置 及 び 管 理 し 交 通 整 理 歩 行 者 又 は 車 両 等 の 通 行 の 禁 止 その 他 の 道 路 における 交 通 の 規 制 をすることができる 例 えば 国 道 43 号 の 一 部 の 区 間 ( 兵 庫 県 )で は 騒 音 対 策 を 目 的 として 規 制 速 度 を 昭 和 48 年 に60 km/hから50 km/h 平 成 元 年 に50 km/hから40 km/hに 変 更 した 速 度 抑 制 は 規 制 による 方 法 の 他 に 啓 発 による 方 法 がある 騒 音 が 課 題 となっている 道 路 に 適 正 運 転 を 呼 び 掛 ける 看 板 や 横 断 幕 の 設 置 例 がある 道 路 構 造 対 策 遮 音 壁 遮 音 壁 は 自 動 車 からの 直 達 音 を 遮 断 して 騒 音 を 低 減 する 自 動 車 専 用 道 路 のように 連 続 して 設 置 する 場 合 の 騒 音 低 減 効 果 は 大 きいが 開 口 部 を 有 する 場 合 には 側 方 からも 音 が 伝 播 することに 留 意 する 必 要 がある 低 騒 音 舗 装 ( 排 水 性 舗 装 ) 雨 天 時 の 安 全 性 確 保 を 目 的 として 開 発 された 排 水 性 舗 装 は タイヤと 路 面 の 間 で 空 気 が 圧 縮 膨 張 するのを 空 隙 で 緩 和 するとともに 吸 音 することから 騒 音 を 抑 制 する 低 騒 音 舗 装 による 平 均 的 な 騒 音 低 減 量 は 約 3dBであるがその 減 音 効 果 は 経 年 変 化 で 低 下 するため 定 期 的 な 敷 替 えが 必 要 である 環 境 施 設 帯 環 境 施 設 帯 とは 幹 線 道 路 に 隣 接 する 地 域 の 生 活 環 境 の 保 全 を 目 的 とした 道 路 用 地 であり 道 路 環 境 保 全 のための 道 路 用 地 の 取 得 および 管 理 に 関 する 基 準 について ( 昭 和 49 年 4 月 10 日 都 市 局 長 道 路 局 長 通 達 )により 設 けられている 取 得 された 土 地 は 原 則 として 植 樹 帯 遮 音 壁 等 を 設 置 す るものとし 必 要 に 応 じて 歩 道 自 転 車 道 通 過 交 通 の 用 に 供 しない 道 路 等 の 施 設 を 設 け 適 正 に 管 理 する 新 設 の 道 路 では 環 境 施 設 帯 が 計 画 されるのが 一 般 化 している - 12 -

沿 道 対 策 沿 道 法 に 基 づく 対 策 都 市 における 幹 線 道 路 周 辺 において 自 動 車 騒 音 による 障 害 を 防 止 し あわせて 適 正 かつ 合 理 的 な 土 地 利 用 を 図 ることを 目 的 として 幹 線 道 路 の 沿 道 の 整 備 に 関 する 法 律 ( 沿 道 法 : 昭 和 55 年 法 律 第 34 号 平 成 8 年 改 正 )が 定 められている ただし 大 阪 府 内 においては 沿 道 法 に 基 づいて 指 定 され ている 道 路 はない 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 における 防 音 助 成 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 における 自 動 車 交 通 騒 音 に 係 る 障 害 の 防 止 について ( 昭 和 51 年 7 月 21 日 建 設 省 都 市 局 長 建 設 省 道 路 局 長 通 達 平 成 11 年 7 月 1 日 一 部 改 正 )に 基 づいて 高 速 自 動 車 国 道 及 び 自 動 車 専 用 道 路 の 沿 道 の 住 居 等 に 対 する 防 音 助 成 が 行 われている 助 成 の 要 件 は 以 下 となってい る 1 夜 間 (22:00~6:00)の 等 価 騒 音 レベルが65dB 以 上 2 基 準 日 ( 昭 和 51 年 8 月 1 日 それ 以 降 に 供 用 された 路 線 については 供 用 開 始 日 )に 居 住 の 用 に 供 されていること(いわゆる 先 住 者 を 要 件 としている) 防 音 以 外 にも 移 転 の 助 成 が 行 われて いる 4 自 動 車 騒 音 道 路 交 通 振 動 の 要 請 限 度 騒 音 規 制 法 第 17 条 において 市 町 村 長 が 騒 音 規 制 法 第 21 条 の2に 基 づく 測 定 を 行 った 場 合 において 自 動 車 騒 音 が 環 境 省 令 で 定 める 限 度 ( 要 請 限 度 )を 超 え 道 路 周 辺 の 生 活 環 境 が 著 しく 損 なわれてい ると 認 める 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 に 対 し 信 号 機 や 道 路 標 識 の 設 置 通 行 禁 止 や 速 度 制 限 等 の 道 路 交 通 法 の 規 定 による 措 置 をとるべきことを 要 請 するものとされている また 測 定 を 行 った 場 合 に おいて 必 要 があると 認 めるときは 道 路 管 理 者 に 対 し 当 該 道 路 の 構 造 改 善 などについて 意 見 を 述 べる ことができる 道 路 交 通 振 動 については 振 動 規 制 法 第 16 条 の 規 定 に 基 づき 道 路 交 通 振 動 の 要 請 限 度 が 定 められ ている 要 請 限 度 を 超 えている 場 合 には 市 町 村 長 は 道 路 管 理 者 に 対 し 振 動 防 止 のための 舗 装 維 持 または 修 繕 の 措 置 の 要 請 また 公 安 委 員 会 には 交 通 規 制 の 措 置 を 要 請 することができる さらに 同 条 第 3 項 では 道 路 管 理 者 は 必 要 に 応 じそれらの 措 置 をとることとなっている 5 環 境 省 の 今 後 の 自 動 車 騒 音 対 策 の 取 組 方 針 平 成 21 年 6 月 環 境 省 は 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 に 定 めた 施 行 後 10 年 の 達 成 期 間 を 迎 えたことを 踏 ま え 自 動 車 騒 音 に 関 し 取 組 む 対 策 や 研 究 課 題 等 を 関 係 省 庁 ( 警 察 庁 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 )と 連 携 してとりまとめ 今 後 の 自 動 車 騒 音 対 策 の 取 組 方 針 を 策 定 した( 資 料 3) - 13 -

( 資 料 1) 道 路 環 境 保 全 のための 道 路 用 地 の 取 得 及 び 管 理 に 関 する 基 準 について 昭 和 49 年 4 月 10 日 都 計 発 第 44 号 道 政 発 第 30 号 都 市 局 長 道 路 局 長 から 各 地 方 建 設 局 長 北 海 道 開 発 局 長 沖 縄 総 合 事 務 局 長 各 都 道 府 県 知 事 九 市 日 本 道 路 公 団 総 裁 本 州 四 国 連 絡 橋 公 団 総 裁 首 都 高 速 道 路 公 団 理 事 長 阪 神 高 速 道 路 公 団 理 事 長 あて 通 達 幹 線 道 路 周 辺 における 生 活 環 境 を 保 全 することを 目 的 として 今 般 別 添 の 道 路 環 境 保 全 のための 道 路 用 地 の 取 得 及 び 管 理 に 関 する 基 準 を 定 めたので 今 後 幹 線 道 路 の 新 設 又 は 改 築 にあたってはこれに よられたく 通 知 する なお 本 基 準 の 運 用 にあたっては 下 記 に 留 意 し 遺 憾 のないよう 措 置 されたい ( 以 下 都 道 府 県 知 事 あて) また 貴 管 下 市 町 村 又 は 地 方 道 路 公 社 あて 上 記 趣 旨 を 周 知 徹 底 方 おとりはからい 願 いたい 記 1 道 路 交 通 に 伴 う 騒 音 等 の 障 害 の 除 去 については 道 路 事 業 の 実 施 にあたって 十 分 配 慮 することはも ちろんであるが その 他 の 施 策 にまつべき 分 野 も 少 くないので 本 基 準 に 基 づき 幹 線 道 路 の 新 設 又 は 改 築 を 行 うにあたっては 都 道 府 県 公 安 委 員 会 と 密 接 な 連 けいを 図 ること 等 により 道 路 環 境 対 策 に 配 慮 すること 2 本 基 準 に 基 づき 施 策 を 講 じようとする 場 合 には 都 市 計 画 事 業 として 施 策 を 講 ずる 予 定 のものにつ いては 都 市 局 担 当 課 あて 道 路 整 備 事 業 として 施 策 を 講 ずる 予 定 のものについては 道 路 局 担 当 課 あて それぞれあらかじめ 協 議 すること 3 既 存 の 幹 線 道 路 については 都 道 府 県 公 安 委 員 会 と 密 接 な 連 けいを 図 る 等 の 措 置 により 道 路 環 境 対 策 に 配 慮 することとし これらの 措 置 を 講 じてもなお 当 該 幹 線 道 路 に 隣 接 する 地 域 における 騒 音 が 騒 音 規 制 法 第 17 条 第 1 項 に 規 定 する 自 動 車 騒 音 の 限 度 を 著 しくこえ 緊 急 に 施 策 を 講 ずる 必 要 があると 認 められる 等 特 別 の 事 由 がある 場 合 にかぎり 本 基 準 による 施 策 を 講 ずるものとすること この 場 合 に おいては 2により 都 市 局 又 は 道 路 局 の 担 当 課 あてあらかじめ 協 議 するものとすること 4 本 基 準 により 取 得 される 土 地 に 設 けられる 施 設 の 設 置 及 び 管 理 にあたっては 沿 道 地 域 の 土 地 利 用 の 実 態 等 について 十 分 配 慮 すること - 14 -

道 路 環 境 保 全 のための 道 路 用 地 の 取 得 及 び 管 理 に 関 する 基 準 1 この 基 準 は 幹 線 道 路 を 新 設 又 は 改 築 する 場 合 において 当 該 幹 線 道 路 に 隣 接 する 地 域 の 生 活 環 境 を 保 全 する 必 要 があると 認 められるときに 適 用 するものとする 2 この 基 準 において 幹 線 道 路 とは 次 のいずれか 一 に 該 当 する 道 路 ( 道 路 法 による 道 路 に 限 る )で 車 線 の 数 が4 以 上 のものをいう (イ) 高 速 自 動 車 国 道 (ロ) 一 般 国 道 又 は 都 道 府 県 道 ( 指 定 市 の 市 道 を 含 む ) (ハ) 都 市 計 画 法 施 行 規 則 第 7 条 第 1 項 第 1 号 に 規 定 する 自 動 車 専 用 道 路 又 は 幹 線 街 路 ( 主 として 通 過 交 通 の 用 に 供 するものに 限 る ) 3 第 1 種 住 居 専 用 地 域 若 しくは 第 2 種 住 居 専 用 地 域 又 はその 他 の 地 域 であって 住 宅 の 立 地 状 況 その 他 土 地 利 用 の 実 情 を 勘 案 し 良 好 な 住 居 環 境 を 保 全 する 必 要 があると 認 められる 地 域 を 通 過 する 幹 線 道 路 に ついては 次 項 に 掲 げる 場 合 を 除 き 当 該 幹 線 道 路 の 各 側 の 車 道 端 から 幅 10メートルの 土 地 を 道 路 用 地 として 取 得 するものとする 4 第 1 種 住 居 専 用 地 域 若 しくは 第 2 種 住 居 専 用 地 域 又 はその 他 の 地 域 であって 住 宅 の 立 地 状 況 その 他 土 地 利 用 の 実 情 を 勘 案 し 良 好 な 住 居 環 境 を 保 全 する 必 要 があると 認 められる 地 域 を 通 過 する 幹 線 道 路 が 自 動 車 専 用 道 路 であって 次 の(イ) 又 は(ロ)のいずれか 一 に 該 当 し かつ 夜 間 に 相 当 の 重 交 通 ( 注 1) が 見 込 まれるものについては 当 該 幹 線 道 路 の 各 側 の 車 道 端 から 幅 20メートルの 土 地 を 道 路 用 地 として 取 得 するものとする ただし この 場 合 において 建 築 物 の 不 燃 堅 牢 化 ( 注 2)が 進 んでいる 地 域 については これを10メートル とするものとする (イ) 当 該 幹 線 道 路 の 構 造 が 切 土 又 は 盛 土 であること (ロ) 当 該 幹 線 道 路 の 構 造 が 高 架 ( 他 の 道 路 の 上 部 に 設 けられる 場 合 に 限 る )であること 5 地 形 の 状 況 その 他 の 特 別 な 理 由 によりやむをえない 場 合 ( 注 3) においては 3 又 は4によらないことが できるものとする 6 3 4 又 は5により 取 得 すべき 道 路 用 地 の 幅 員 については 2(イ)に 掲 げる 道 路 を 除 き 都 市 計 画 区 域 においては 都 市 計 画 法 の 規 定 により 少 なくとも 街 区 を 単 位 として 都 市 計 画 として 決 定 ( 又 は 変 更 ) するものとする 7 3 4 又 は5により 取 得 された 土 地 は 原 則 として 植 樹 帯 しゃ 音 壁 等 を 設 置 するものとし 必 要 に 応 じて 歩 道 自 転 車 道 通 過 交 通 の 用 に 供 しない 道 路 等 の 施 設 を 設 け 適 正 に 管 理 するものとする 8 幹 線 道 路 及 びそれ 以 外 の 道 路 並 びに2 以 上 の 幹 線 道 路 の 一 部 又 は 全 部 について3 4 又 は5の 措 置 を 講 ずることに 伴 う 道 路 用 地 及 び7に 掲 げる 施 設 に 係 る 事 業 費 ( 維 持 管 理 費 を 含 む )の 負 担 については これらの 道 路 の 管 理 者 の 協 議 によるものとする 9 3 4 又 は5の 措 置 により 取 得 又 は 整 備 される 道 路 用 地 又 は7に 掲 げる 施 設 の 管 理 については 幹 線 道 路 及 びそれ 以 外 の 道 路 並 びに2 以 上 の 幹 線 道 路 の 管 理 者 が 相 互 に 協 議 して 定 めるものとする ( 注 1) 夜 間 に 相 当 の 重 交 通 夜 間 ( 午 後 9 時 10 時 又 は11 時 から 翌 日 の 午 前 5 時 又 は6 時 まで)のピーク 時 間 交 通 量 が 普 通 自 動 車 換 算 ( 普 通 自 動 車 自 動 二 輪 車 及 び 小 型 特 殊 自 動 車 は 換 算 率 1 大 型 自 動 車 及 び 大 型 特 殊 自 動 車 は 換 算 率 10)3,000 台 / 時 以 上 のもの ( 注 2) 不 燃 堅 牢 化 不 燃 堅 牢 化 とは 建 築 基 準 法 第 2 条 第 9 号 の2 及 び 第 9 号 の3イに 掲 げる 建 築 物 となることをいう ( 注 3)その 他 の 特 別 の 理 由 によりやむをえない 場 合 盛 土 など 道 路 構 造 上 の 理 由 から3 又 は4によることが 困 難 な 場 合 - 15 -

( 資 料 2) 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 における 自 動 車 交 通 騒 音 に 係 る 障 害 の 防 止 について 日 本 道 路 公 団 総 裁 首 都 高 速 道 路 公 団 理 事 長 阪 神 高 速 道 路 公 団 理 事 長 宛 建 設 省 都 道 監 発 令 第 23 号 建 設 省 道 政 発 第 33 号 昭 和 51 年 7 月 21 日 平 成 11 年 7 月 1 日 改 正 建 設 省 都 市 局 長 建 設 省 道 路 局 長 通 達 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 における 自 動 車 交 通 騒 音 に 係 る 障 害 の 防 止 について 幹 線 道 路 周 辺 における 生 活 環 境 の 保 全 を 図 るため 従 来 より 環 境 施 設 帯 の 設 置 等 道 路 構 造 の 改 善 に 努 めているところで あるが 高 速 自 動 車 国 道 並 びに 日 本 道 路 公 団 首 都 高 速 道 路 公 団 及 び 阪 神 高 速 道 路 公 団 ( 以 下 公 団 という )の 管 理 す る 自 動 車 専 用 道 路 ( 以 下 高 速 自 動 車 国 道 等 という )の 周 辺 地 域 において 適 切 な 道 路 構 造 上 の 対 策 を 実 施 してもなお 自 動 車 交 通 騒 音 に 係 る 障 害 が 著 しい 住 宅 については 緊 急 的 措 置 として 防 音 工 事 の 助 成 等 の 方 策 を 講 じることが 適 当 であ ると 認 められるので 下 記 により 措 置 されたく 通 知 する なお 助 成 等 の 実 施 にあたっては 実 施 要 領 を 作 成 するものとし 作 成 に 際 しては 当 職 と 協 議 されたい 記 1. 公 団 は その 管 理 する 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 地 域 において 次 の 各 号 に 掲 げる 条 件 に 該 当 する 住 宅 の 所 有 者 が 高 速 自 動 車 国 道 等 の 利 用 等 に 起 因 する 自 動 車 交 通 騒 音 ( 以 下 自 動 車 交 通 騒 音 という )により 生 ずる 障 害 を 防 止 し 又 は 軽 減 するため 必 要 な 工 事 ( 以 下 防 音 工 事 という )を 行 う 場 合 において 公 団 に 対 し 助 成 の 申 し 出 があっ たときは 予 算 の 範 囲 内 において その 費 用 の 全 部 又 は 一 部 を 助 成 することができるものとする (1) 当 該 道 路 の 沿 道 に 障 害 物 が 存 在 しないと 仮 定 した 状 況 のもとで 当 該 道 路 を 自 動 車 が 適 法 に 走 行 した 場 合 を 前 提 として 当 該 住 宅 に 係 る 夜 間 の 自 動 車 交 通 騒 音 を 計 算 した 値 が 65 デシベル(A) 等 価 騒 音 以 上 であること (2) 当 該 住 宅 に 係 る 夜 間 の 自 動 車 交 通 騒 音 を 実 測 した 値 が 65 デシベル(A) 等 価 騒 音 以 上 であること 2. 公 団 は 1の 防 音 工 事 によっては 自 動 車 交 通 騒 音 により 生 ずる 障 害 を 防 止 し 又 は 軽 減 することが 著 しく 困 難 と 認 められる 住 宅 の 所 有 者 が 当 該 住 宅 を 移 転 し 又 は 除 却 する 場 合 において 公 団 に 対 し 助 成 の 申 し 出 があったときは その 所 有 者 等 に 対 し 予 算 の 範 囲 内 において 当 該 移 転 又 は 除 却 の 工 事 等 に 通 常 要 する 費 用 ( 以 下 移 転 費 用 等 とい う )を 助 成 することができるものとする この 場 合 において 公 団 が 当 該 住 宅 に 対 し 既 に1の 防 音 工 事 に 対 する 助 成 を 行 っているときは 公 団 は 移 転 費 用 等 から 防 音 工 事 による 建 物 等 の 価 値 増 加 分 に 係 る 残 存 価 格 相 当 額 を 除 いて 助 成 するものとする なお 公 団 は 当 該 住 宅 の 所 在 する 土 地 について 高 速 自 動 車 国 道 等 と 調 和 した 利 用 が 図 られるよう 土 地 所 有 者 の 協 力 を 求 めるものとする 3. 公 団 は2の 助 成 を 行 う 際 に 当 該 住 宅 の 所 在 する 土 地 の 所 有 者 から 当 該 土 地 の 買 取 りの 申 し 出 があった 場 合 にお いて 当 該 土 地 について 公 共 施 設 その 他 公 共 の 利 便 に 供 する 施 設 としての 利 用 計 画 があるときには 予 算 の 範 囲 内 において 当 該 土 地 を 買 取 ることができるものとする 4. 1 又 は2の 助 成 は 騒 音 が 著 しい 地 域 から 重 点 的 かつ 計 画 的 に 実 施 するものとする 5. 1 又 は2の 助 成 の 対 象 とする 住 宅 は すでに 供 用 を 開 始 している 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 地 域 にあっては 昭 和 51 年 8 月 1 日 に 現 に 居 住 の 用 に 供 しているものとし その 他 の 高 速 自 動 車 国 道 等 の 周 辺 地 域 にあっては 供 用 開 始 の 日 に 現 に 居 住 の 用 に 供 しているものとする - 16 -

( 資 料 3) 今 後 の 自 動 車 騒 音 対 策 の 取 組 方 針 - 17 -

(5) 取 組 み 1 道 路 構 造 の 改 善 道 路 管 理 者 においては 自 動 車 の 走 行 に 伴 い 発 生 する 騒 音 等 を 軽 減 するため 遮 音 壁 の 設 置 緩 衝 緑 地 など 環 境 施 設 帯 の 設 置 等 の 措 置 がとられている 表 5は 平 成 26 年 度 に 府 域 で 設 置 された 遮 音 壁 及 び 低 騒 音 舗 装 の 距 離 である また 阪 神 高 速 道 路 沿 道 については 平 成 26 年 度 までに 大 阪 府 域 延 長 8,693m(うち 大 阪 市 域 延 長 5,828m)の 環 境 施 設 帯 の 都 市 計 画 決 定 が 行 われ 事 業 化 が 図 られている 表 5 道 路 における 遮 音 壁 低 騒 音 舗 装 の 設 置 状 況 ( 平 成 26 年 度 ) 道 路 管 理 者 従 来 型 遮 音 壁 (m) 新 型 低 騒 音 舗 装 (m) 新 設 既 存 改 良 新 設 既 存 改 良 新 設 再 舗 装 国 173 0 0 0 0 8,530 西 日 本 高 速 道 路 ( 株 ) 230 204 0 589 11,911 12,920 阪 神 高 速 道 路 ( 株 ) 0 6,519 0 0 0 24,200 府 ( 府 道 路 公 社 含 む) 418 0 0 0 7,231 1,593 大 阪 市 0 36 0 0 5,982 2,362 堺 市 0 0 0 0 2,520 0 遮 音 壁 の 設 置 2 民 家 防 音 対 策 阪 神 高 速 道 路 株 式 会 社 においては 高 速 道 路 沿 道 地 域 における 騒 音 振 動 対 策 の 一 環 として 障 害 防 止 対 策 制 度 を 定 め 民 家 防 音 工 事 の 助 成 等 を 昭 和 51 年 8 月 1 日 から 実 施 してきた 大 阪 府 域 における 防 音 工 事 実 績 は 表 6 のとおりであり その 総 数 は 平 成 26 年 度 末 で 13,586 戸 うち 大 阪 市 域 で 12,170 戸 となっている - 18 -

表 6 高 速 道 路 沿 道 地 域 における 民 家 防 音 工 事 実 施 状 況 ( 大 阪 府 域 ) ( 単 位 : 戸 ) 道 路 名 年 度 昭 和 51~ 平 成 21 22 23 24 25 26 合 計 阪 神 高 速 道 路 13,480 69 13 12 7 5 13,586 うち 大 阪 市 域 12,135 10 10 5 6 4 12,170 3 大 阪 府 域 の 沿 道 環 境 対 策 平 成 8 年 4 月 に 近 畿 地 方 整 備 局 大 阪 府 大 阪 市 道 路 管 理 者 等 で 組 織 する 大 阪 府 道 路 環 境 対 策 連 絡 会 議 が 設 置 され 平 成 9 年 3 月 に 大 阪 府 域 の 沿 道 環 境 対 策 について を 取 りまとめるな ど 各 構 成 機 関 が 連 携 を 図 り 自 動 車 騒 音 対 策 を 推 進 している - 19 -