《第68回日本栄養・食糧学会大会》における研究発表(8題)



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目次

健 康 医 療 戦 略 に 係 る 農 林 産 省 の 主 な 取 組 みについて 1. 健 康 長 寿 社 会 の 形 成 のための 食 の 研 究 開 発 の 推 進 2. 医 福 食 農 連 携 の 取 組 の 推 進 3 5 2

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- 糖 結 合 質 変 性 劣 化 糖 - 炭 水 化 物 糖 + 食 物 繊 維 理 解 助 糖 取 上 酸 化 - 酸 化 合 病 気 酸 化 酸 化 活 性 酸 素 言 葉 目 機 会 多 思 比 言 葉 聞 思 体 内 酸 化 直 接 的 病 気 老 化 惹 起 遠 巻 病 気 老 化 要

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

1. 超 高 齢 社 会 生 活 習 慣 病 の 増 加 増 大 する 国 民 医 療 費 により 危 機 的 状 況 を 迎 える 国 民 の 健 康 生 活 国 民 の 健 康 や 将 来 の 生 活 に 対 する 不 安 の 増 大 医 療 費 増 大 等 による 医 療 介 護 制 度 の

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平 成 25 年 度 修 繕 費 事 業 計 画 書 様 式 E 自 動 車 事 業 費 ( 款 ) 営 業 費 用 ( 項 ) 車 両 保 存 費 ( 目 ) 車 両 修 繕 費 ( 節 ) 自 動 車 本 部 運 輸 課 車 両 係 ( ) 担 当 者 名 堤 智

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

 

2. 研 究 内 容 本 研 究 は 高 齢 者 施 設 に 入 所 する 高 齢 者 ( 平 均 年 齢 85 歳 )72 名 および 職 員 ( 平 均 年 齢 37 歳 )20 名 をそれぞれ 無 作 為 に2 群 に 分 け L. casei シロタ 株 を 含 むプロバイオティクス 飲 料

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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列 とオメガ 3 系 列 の 多 い 食 品 も 分 けられておらず 主 菜 においてオメガ 系 列 の 多 い 肉 と オメガ 3 系 列 の 多 い 魚 が 区 別 されていないことが 問 題 であった 食 品 成 分 表 を 比 較 したところ 日 本 と 比 較 して 中 国 においては 肉

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主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

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ウ 一 日 当 たりの 摂 取 目 安 量 粒 ~ 粒 お 召 し 上 がりください という 旨 の 幅 の 両 端 をもって 表 示 することも 可 能 です エ 栄 養 成 分 の 量 及 び 熱 量 ( 栄 養 成 分 表 示 ) 一 日 の 摂 取 目 安 量 当 たりの 栄 養 成 分 の

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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保 険. 甚 害 準 意 義 次 福 祉 士 従 喫 緊 意 義 認 優 先 急 性 期 経 験 豊 富 ベ 沿 岸 確 幅 広 躍 レ 量 住 民 啓 発 I T 母 葵 木 村 幸 博 代 外 来 特 フ 常 勤 非 常 勤 勢 車 片 道 圏 暮 ぼ 生 働 東 起 全 国 園 ~ 聞 東 レ

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

平 成 年 度 中 国 四 国 学 生 テニス 王 座 ランキング 表 男 子 シングルス 男 子 ダブルス 位 山 本 琢 也 ( 松 山 大 学 ) 位 岡 林 航 介 ( 松 山 大 学 ) 位 岡 林 航 介 ( 松 山 大 学 ) 位 山 本 琢 也 ( 松 山 大 学 ) 位 山 本 雄

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市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

別紙3

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全設健発第     号

Ⅰ 平成14年度の状況

第 3 回 肥 満 質 質 基 本 形 酸 質 胃 腸 酵 素 酸 分 解 小 腸 吸 収 血 中 注 入 酸 各 細 胞 質 材 料 使 不 要 質 分 解 再 利 用 糖 不 足 酸 肝 臓 窒 素 除 去 糖 生 成 源 低 血 糖 時 補 充 大 栄 養 素 脂 肪 炭 水 化 物 大 栄


製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

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バルコニー 家 族 控 室 EV EV EVホール N 食 堂 談 話 スタッフ ステーション スタッ フ 室 男 子 トイレ 女 子 トイレ 浴 室 更 衣 室 洗 濯 室

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2 基 本 財 産 は 評 議 員 会 において 別 に 定 めるところにより この 法 人 の 目 的 を 達 成 するために 善 良 な 管 理 者 の 注 意 をもって 管 理 しなければならず 基 本 財 産 の 一 部 を 処 分 しようとするとき 及 び 基 本 財 産 から 除 外 し

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(2) 二 糖 類 二 糖 類 は, 単 糖 が2つグリコシド 結 合 したものである たとえば,マルトース( 麦 芽 糖 )は,グル コース+グルコース,スクロース(ショ 糖 )は,グルコース+フルクトース,ラクトース( 乳 糖 )は, グルコース+ガラクトースのグリコシド 結 合 によるものであ

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[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

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する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

持 TFでの 検 討 を 踏 まえ 対 策 を 講 ずることといたしますが 貴 職 におかれまし ては 現 段 階 において 下 記 事 項 につきご 対 応 いただきますようお 願 い 申 し 上 げます 記 1. 貴 会 会 員 に 対 して 今 回 の 厚 生 労 働 省 からの 緊 急 要

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

18 国立高等専門学校機構

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

Transcription:

報 道 関 係 各 位 平 成 26 年 5 月 29 日 第 68 回 日 本 栄 養 食 糧 学 会 大 会 における 研 究 発 表 (8 題 ) 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 ( 本 社 : 東 京 都 新 宿 区 代 表 取 締 役 社 長 : 中 野 吉 晴 )は コーポレートスローガン 未 来 は ミルクの 中 にある に 基 づき おいしさ と 健 康 を 追 求 するための 研 究 を 行 っております これらの 研 究 の 一 環 として 弊 社 独 自 素 材 であるMBPR ホエイペプチドHW-3 ミルクセラミドMC-5 に 関 する 新 たな 知 見 を 見 出 しました これらの 研 究 成 果 につきまして 5 月 30 日 ( 金 )より 北 海 道 にて 開 催 される 第 68 回 日 本 栄 養 食 糧 学 会 大 会 において 下 記 の 通 り 発 表 いたしますので ご 案 内 申 し 上 げます 記 研 究 発 表 概 要 1. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)はグレリン 分 泌 を 促 進 する 発 表 者 : 石 田 祐 子 1 長 坂 麻 衣 2 大 町 愛 子 1 森 田 如 一 1 加 藤 健 1 坂 田 一 郎 2 2 坂 井 貴 文 は 演 者 ( 1 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 2 埼 玉 大 学 大 学 院 ) 今 大 会 のトピックス 演 題 に 選 ばれました 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )14:03~14:14 2. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)は 小 腸 特 異 的 ビタミン D レセプターノックアウトマウ スの 骨 代 謝 を 改 善 する 発 表 者 : 大 町 愛 子 1 石 田 祐 子 1 森 田 如 一 1 加 藤 健 1 2 増 山 律 子 は 演 者 ( 1 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 2 長 崎 大 学 大 学 院 ) 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )14:15~14:26 3. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)は 軟 骨 細 胞 の 増 殖 を 促 進 し 分 化 を 抑 制 する 発 表 者 : 上 田 博 也 ¹ 中 谷 祥 恵 ¹ 田 谷 将 人 ¹ 石 田 祐 子 ² 森 田 如 一 ² 加 藤 健 ² 古 旗 賢 二 ¹ 和 田 政 裕 ¹ は 演 者 ( 1 城 西 大 学 2 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 ) 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )13:51~14:02 4. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)による 皮 膚 の 抗 光 老 化 効 果 発 表 者 : 高 野 義 彦 日 暮 聡 志 浦 園 浩 司 春 田 裕 子 小 林 敏 也 ( 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 ) 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )14:03~14:14 は 演 者

5. 演 題 名 : 紫 外 線 (UVB) 照 射 による 皮 膚 障 害 に 対 するスフィンゴミエリン 濃 縮 物 の 影 響 発 表 者 : 浦 園 浩 司 吉 瀬 蘭 エミリー 加 藤 晴 彦 日 暮 聡 志 小 林 敏 也 は 演 者 ( 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 ) 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )14:15~14:26 6. 演 題 名 :ホエイペプチド 摂 取 による 皮 膚 光 老 化 抑 制 効 果 の 作 用 機 序 の 解 明 発 表 者 : 日 暮 聡 志 ¹ 住 吉 真 帆 ² 小 林 敏 也 1 木 村 善 行 2 ( 1 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 2 愛 媛 大 学 大 学 院 ) 発 表 日 :6 月 1 日 ( 日 )13:51~14:02 は 演 者 7. 演 題 名 :ホエイタンパク 質 酵 素 分 解 物 による 腸 管 におけるフルクトース 吸 収 抑 制 効 果 の 可 能 性 発 表 者 : 嶋 中 花 ¹ 高 野 義 彦 ² 重 盛 紗 季 子 3 川 上 浩 3 小 林 敏 也 ² 清 水 誠 1,4 薩 秀 夫 1,5 は 演 者 ( 1 東 京 大 学 大 学 院 2 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 3 共 立 女 子 大 学 4 東 京 農 業 大 学 5 前 橋 工 科 大 学 ) 発 表 日 :5 月 31 日 ( 土 )16:03~16:14 8. 演 題 名 :2 型 糖 尿 病 モデルマウスの 耐 糖 能 および 肝 臓 脂 質 代 謝 蓄 積 に 及 ぼす 食 餌 性 カルシ ウムとホエイペプチドの 影 響 発 表 者 : 工 藤 陽 香 ¹ 森 田 如 一 ² 加 藤 健 ² 高 波 嘉 一 ¹ 青 江 誠 一 郎 ¹ は 演 者 ( 1 大 妻 女 子 大 学 2 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 ) 発 表 日 :5 月 31 日 ( 土 )13:27~13:38 研 究 発 表 内 容 の 要 約 1. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)はグレリン 分 泌 を 促 進 する 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBPR)は 牛 乳 に 含 まれるタンパク 質 から 構 成 される 複 合 物 であり そ の 骨 代 謝 改 善 効 果 は 細 胞 実 験 からヒト 試 験 に 至 る 様 々なレベルで 確 認 されています 一 方 こ れまで 骨 代 謝 に 内 分 泌 系 が 関 与 することが 知 られており 特 に 近 年 では 成 長 ホルモンの 分 泌 を 促 進 するホルモンの 一 つであるグレリンが 骨 代 謝 に 関 係 することがわかっています 本 研 究 では MBPRの 骨 代 謝 改 善 効 果 におけるグレリンの 関 与 について 検 証 しました まず グレリンを 産 生 する 細 胞 を 豊 富 に 含 む 胃 の 粘 膜 組 織 を MBPRと 共 に 培 養 したところ グ レリンの 分 泌 が 促 進 されました そこで この 効 果 を 生 体 で 確 認 するため マウスに MBPRを 3 週 間 摂 取 させました その 結 果 マウスの 骨 密 度 と 血 液 中 グレリン 濃 度 が 高 い 値 を 示 しました したがって MBPRの 骨 代 謝 改 善 効 果 には グレリンを 介 した 作 用 メカニズムが 存 在 することが 示 唆 されました

2. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)は 小 腸 特 異 的 ビタミン D レセプターノックアウトマウス の 骨 代 謝 を 改 善 する 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBPR)の 骨 代 謝 改 善 作 用 のメカニズムを 小 腸 特 異 的 ビタミン D レセプタ ーノックアウト(VDROK)マウス 1 を 用 いて 検 証 しました VDROK マウスと 通 常 のマウスを それぞれ MBPRを 摂 取 させるグループと 摂 取 させないグル ープに 分 け 4 週 間 飼 育 しました その 結 果 MBPRを 摂 取 させた VDROK マウスの 骨 密 度 は 摂 取 させなかった VDROK マウスに 比 べ 高 値 を 示 し 通 常 のマウス(MBPR 非 摂 食 )と 同 程 度 になりました また その 際 MBPRの 摂 取 により 血 液 中 の 破 骨 細 胞 の 分 化 を 誘 導 する PTH 2 や 破 骨 細 胞 による 骨 吸 収 のマーカー である TRAP5b 3 の 濃 度 が 通 常 のマウス(MBPR 非 摂 食 )と 同 レベルまで 低 下 しました したがって MBPRは これまで 報 告 している 骨 組 織 に 対 する 直 接 的 な 作 用 に 加 え 血 中 カル シウムの 濃 度 維 持 に 関 与 していることが 示 唆 されました 1 小 腸 特 異 的 ビタミン D レセプターノックアウト(VDROK)マウス:ビタミン D の 働 きを 調 節 するビタミン D レ セプターが 小 腸 で 欠 損 しているマウス ビタミン D に 依 存 するカルシウムの 吸 収 を 欠 くため 著 しく 骨 量 が 減 少 する 2 PTH: 血 液 中 のカルシウム 濃 度 が 低 下 すると 破 骨 細 胞 の 分 化 を 誘 導 して 骨 からのカルシウム 溶 出 を 促 進 し その 濃 度 を 一 定 に 保 つように 働 くホルモン 3 TRAP5b: 骨 粗 鬆 症 の 診 療 に 有 用 であることが 確 認 されている 破 骨 細 胞 から 分 泌 される 酵 素 で 骨 型 酒 石 酸 抵 抗 性 酸 性 フォスファターゼとも 呼 ばれる 3. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)は 軟 骨 細 胞 の 増 殖 を 促 進 し 分 化 を 抑 制 する これまでの 研 究 で 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBPR)の 構 成 成 分 の 一 つであるラクトフェリンが 軟 骨 細 胞 の 増 殖 を 促 進 することがわかっています 本 研 究 では MBPRが 軟 骨 細 胞 の 増 殖 や 分 化 に 与 える 影 響 について ラクトフェリンと 比 較 検 討 しました MBPRとラクトフェリンをそれぞれ 添 加 して 軟 骨 細 胞 を 培 養 しました その 結 果 MBPRは 軟 骨 細 胞 の 増 殖 を 促 進 するとともに 分 化 を 抑 制 することがわかりました 一 方 ラクトフェリン は 軟 骨 細 胞 の 増 殖 を 促 進 するものの 分 化 には 影 響 を 与 えませんでした したがって MBPRの 軟 骨 細 胞 に 対 する 効 果 は その 構 成 成 分 であるラクトフェリンだけでは 説 明 できないことがわか りました 軟 骨 細 胞 :コラーゲンやヒアルロン 酸 などから 構 成 される 軟 骨 基 質 の 維 持 と 形 成 を 担 う 細 胞 軟 骨 細 胞 の 分 化 が 進 行 すると 軟 骨 としての 機 能 が 失 われる 4. 演 題 名 : 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBP)による 皮 膚 の 抗 光 老 化 効 果 5. 演 題 名 : 紫 外 線 (UVB) 照 射 による 皮 膚 障 害 に 対 するスフィンゴミエリン 濃 縮 物 の 影 響 6. 演 題 名 :ホエイペプチド 摂 取 による 皮 膚 光 老 化 抑 制 効 果 の 作 用 機 序 の 解 明 乳 塩 基 性 タンパク 質 (MBPR) スフィンゴミエリン 1 濃 縮 物 (ミルクセラミド MC-5)およびホ

エイペプチド HW-3 2 について 皮 膚 における 光 老 化 防 止 機 能 について 検 討 いたしました MBPR スフィンゴミエリン 濃 縮 物 (ミルクセラミド MC-5) 実 験 はマウスを 用 いて 紫 外 線 非 照 射 群 紫 外 線 照 射 群 および 紫 外 線 照 射 +MBPR(または MC-5) 摂 食 群 の 3 群 で 15 週 間 の 試 験 を 実 施 しました その 結 果 MBPRを 摂 取 したマウスでは 紫 外 線 3 による 皮 膚 の 肥 厚 化 および 弾 力 性 低 下 が 抑 制 されました また 真 皮 構 成 物 質 であるコラー ゲンやエラスチン 4 の 産 生 が 有 意 に 上 昇 しましたが ヒアルロン 酸 関 連 遺 伝 子 に 変 化 は 見 られ ませんでした よって MBPRは コラーゲン エラスチンの 産 生 増 強 を 介 して 皮 膚 光 老 化 を 抑 制 することが 示 唆 されました また MC-5 を 摂 取 したマウスでも 紫 外 線 による 皮 膚 の 肥 厚 化 および 弾 力 性 低 下 が 抑 制 され MC-5 に 紫 外 線 による 光 老 化 を 抑 制 する 効 果 が 確 認 されました ホエイペプチド HW-3 当 社 は 昨 年 の 本 大 会 で HW-3 の 新 たな 機 能 として 皮 膚 の 光 老 化 症 状 である 皮 膚 肥 厚 弾 力 性 の 低 下 およびしわの 形 成 を 抑 制 することを 報 告 しました 本 研 究 では その 作 用 メカニズムを 明 らかにするために マウスを 紫 外 線 非 照 射 群 紫 外 線 照 射 群 紫 外 線 照 射 +HW-3 低 容 量 摂 取 群 および 紫 外 線 照 射 +HW-3 高 容 量 摂 取 群 の 4 群 に 分 け 17 週 間 飼 育 しました その 結 果 HW-3 摂 取 群 では 高 容 量 低 容 量 いずれの 群 でも 紫 外 線 による 真 皮 構 成 物 質 の 分 解 に 関 わる 酵 素 活 性 が 抑 制 されるとともに ケラチノサイト 5 中 の DNA 酸 化 マー カー 細 胞 増 殖 マーカーの 増 加 が 抑 制 されました 以 上 のことから HW-3 の 光 老 化 抑 制 効 果 は 真 皮 の 分 解 およびケラチノサイトの 酸 化 障 害 と 異 常 増 殖 の 抑 制 によるものであることが 示 唆 されました 1 スフィンゴミエリン: 皮 膚 のバリア 機 能 に 重 要 な 役 割 を 果 たしている セラミド の 前 駆 体 で 乳 中 の 脂 肪 を 覆 う 膜 に 多 く 含 まれる 脂 質 2 ホエイペプチドHW-3: 必 須 アミノ 酸 を 豊 富 に 含 む 乳 由 来 のホエイ( 乳 清 )タンパク 質 を 当 社 独 自 の 技 術 で 調 製 した 消 化 吸 収 性 に 優 れた 素 材 であり 骨 格 筋 を 形 成 するタンパク 質 の 合 成 促 進 機 能 が 明 らかとなっている 3 真 皮 : 皮 膚 の 表 皮 の 下 にある 繊 維 性 結 合 組 織 層 のこと 4 エラスチン:コラーゲンやヒアルロン 酸 と 同 様 に 真 皮 の 構 成 成 分 であり 皮 膚 の 弾 力 性 や 保 湿 性 に 関 与 する 成 分 のこと 5 ケラチノサイト: 表 皮 の 大 部 分 を 構 成 する 細 胞 であり 角 化 細 胞 ともいう 表 皮 の 一 番 下 にある 基 底 層 から 少 しずつ 形 や 性 質 を 変 え 最 終 的 に 表 皮 に 到 達 すると 角 質 細 胞 となる 7. 演 題 名 :ホエイタンパク 質 酵 素 分 解 物 による 腸 管 におけるフルクトース 吸 収 抑 制 効 果 の 可 能 性 当 社 は 昨 年 の 本 大 会 で ホエイタンパク 質 を 酵 素 分 解 したホエイペプチド HW-3 に 高 血 糖 抑 制 効 果 があることを 報 告 しました 本 研 究 では そのメカニズムを 明 らかにするために 腸 管 上 皮 モデル 細 胞 を 用 いてフルクトー

ス の 吸 収 活 性 に 対 する HW-3 の 影 響 を 検 討 しました HW-3 の 濃 度 を 0.01~0.4%の 間 で 試 験 した 結 果 0.05% 以 上 で 有 意 にフルクトースの 取 り 込 みの 阻 害 が 見 られました 一 方 未 分 解 のホエイタンパク 質 では フルクトースの 取 り 込 みに 影 響 は 見 られないことや その 部 分 分 解 物 では 阻 害 効 果 が 見 られたことから ペプチド 等 の 分 解 物 がフ ルクトース 取 り 込 み 抑 制 に 関 与 している 可 能 性 が 示 唆 されました フルクトース: 単 糖 の 1 つであり 別 名 果 糖 とも 呼 ばれている フルクトースは 小 腸 上 皮 で 吸 収 され 血 中 を 介 して 肝 臓 に 運 ばれるが その 代 謝 速 度 はグルコース(ブドウ 糖 )よりも 速 く 過 剰 摂 取 は 高 中 性 脂 肪 血 症 や 糖 尿 病 の 悪 化 を 引 き 起 こすリスクが 高 いことが 知 られている 8. 演 題 名 :2 型 糖 尿 病 モデルマウスの 耐 糖 能 および 肝 臓 脂 質 代 謝 蓄 積 に 及 ぼす 食 餌 性 カルシウム とホエイペプチドの 影 響 大 妻 女 子 大 学 と 当 社 は これまでに 積 極 的 なカルシウムの 摂 取 が 脂 肪 の 蓄 積 を 抑 制 すること 1 また ホエイペプチド HW-3 の 摂 取 が 脂 質 代 謝 や 耐 糖 能 改 善 することを 明 らかにしました 本 研 究 では カルシウム 摂 取 量 と HW-3 の 摂 取 が 2 型 糖 尿 病 2 モデルマウスの 耐 糖 能 や 脂 質 代 謝 に 及 ぼす 影 響 について 検 討 しました 2 型 糖 尿 病 モデルマウスを 飼 料 に 含 まれるカルシウムを 0.2%とした 群 とその 飼 料 に HW-3 を 配 合 した 群 飼 料 に 含 まれるカルシウムを 0.4%とした 群 とその 飼 料 に HW-3 を 配 合 した 群 の 4 つの 群 に 分 け 10 週 間 飼 育 しました その 結 果 HW-3 の 摂 取 により 血 糖 値 や 血 中 インスリン 濃 度 肝 臓 のコレステロール 蓄 積 量 が 有 意 に 低 下 しました したがって 2 型 糖 尿 病 モデルマウスにおいても これまでと 同 様 に HW-3 が 耐 糖 能 や 脂 質 代 謝 を 改 善 することが 示 唆 されました 1 耐 糖 能 : 糖 を 処 理 する 能 力 耐 糖 能 が 低 下 すると 血 糖 値 や 血 中 インスリン 濃 度 が 高 い 状 態 が 続 く 2 2 型 糖 尿 病 : 肥 満 などにより インスリンの 働 きが 悪 くなることで 発 症 する 糖 尿 病 学 会 開 催 概 要 第 68 回 日 本 栄 養 食 糧 学 会 会 期 平 成 26 年 5 月 30 日 ( 金 )~6 月 1 日 ( 日 ) 会 場 酪 農 学 園 大 学 ( 北 海 道 ) 以 上 本 件 に 関 するお 問 い 合 わせ 先 雪 印 メグミルク 株 式 会 社 広 報 部 TEL 03-3226-2124 FAX 03-3226-2150