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第1章 総則

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Transcription:

デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 報 告 書 デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 総 括 版 ) 平 成 23 年 3 月 社 団 法 人 日 本 CATV 技 術 協 会

目 次 第 1 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 について... 1 1.1 目 的 1 1.2 調 査 業 務 の 種 類 1 1.3 調 査 業 務 の 内 容 2 1.4 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 考 え 方 3 1.5 調 査 実 施 方 法 10 第 2 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 事 業 の 進 め 方... 13 2.1 デジアナ 変 換 に 関 する 事 業 者 アンケートの 入 手 13 2.2 アナログテレビ 放 送 混 信 調 査 のヒアリング 事 業 者 の 絞 り 込 み 13 2.3 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 実 測 調 査 事 業 者 の 絞 り 込 み 13 2.4 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 実 測 調 査 の 実 施 13 2.5 デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 調 査 報 告 書 ( 中 間 報 告 ) 14 2.6 デジアナ 変 換 への 混 信 障 害 調 査 報 告 書 ( 最 終 報 告 ) 14 第 3 章 地 上 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 内 容... 15 3.1 調 査 報 告 書 の 内 容 15 3.2 デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 許 容 電 界 強 度 15 3.3 サービスエリア 図 と 電 界 強 度 シミュレーション 16 3.4 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 17 3.5 シールド 性 が 低 いと 想 定 される 建 物 比 率 17 3.6 障 害 発 生 規 模 の 推 定 18 3.7 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 案 19 第 4 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 状 況... 20 4.1 デジアナ 変 換 へのアナログ 放 送 の 混 信 障 害 調 査 報 告 書 の 作 成 20 4.2 混 信 障 害 の 類 型 化 モデル 別 事 業 者 21 第 5 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 の 分 析... 22 5.1 実 測 調 査 結 果 による 混 信 障 害 検 討 のパラメータ 22 5.2 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 における 混 信 分 析 24 5.3 デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 規 模 およびエリア 予 測 26 5.4 混 信 障 害 規 模 算 出 に 関 する 考 察 30 5.5 アナログ 放 送 のよるデジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 報 告 書 のまとめ 30 付 録 1 事 業 者 アンケート 調 査 書 1のフォーマット... 32 1) ケーブルテレビ 事 業 者 の 基 本 情 報 32

2) 標 準 VHF チャンネル(アナログ)の 利 用 用 途 33 付 録 2 事 業 者 アンケート 調 査 書 2のフォーマット... 34 ケーブルテレビ 事 業 者 団 体 に 対 するアンケート 調 査 34 付 録 3 事 業 者 アンケート 調 査 書 3のフォーマット... 39 ケーブルテレビ 事 業 者 団 体 に 対 するアンケート 調 査 ( 追 加 分 ) 39 付 録 4 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書... 41

第 1 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 について 1.1 目 的 共 聴 施 設 の 巻 取 りを 前 提 に ケーブルテレビ 事 業 者 等 の 団 体 ( 以 降 事 業 者 と 呼 ぶ)がデ ジアナ 変 換 サービスの 導 入 を 行 うに 当 たって 混 信 障 害 防 止 対 策 の 必 要 性 の 有 無 や 対 策 の 検 討 を 行 うために 混 信 障 害 発 生 の 恐 れのある 地 域 における 現 行 の 地 上 アナログ 放 送 等 との 混 信 調 査 (シミュレーション 調 査 ) 及 び 必 要 に 応 じた 実 測 調 査 を 行 い その 調 査 内 容 を 診 断 分 析 することにより デジアナ 変 換 サービスを 導 入 する 場 合 について 混 信 障 害 の 発 生 する 可 能 性 や 影 響 の 大 きさに 応 じて 混 信 の 影 響 を 受 けないようにするために 必 要 となる 事 業 者 送 信 側 及 び 受 信 者 側 の 対 策 を 検 討 し コスト 面 や 実 現 性 を 考 慮 した 上 で 最 適 な 方 法 をとりま とめた 報 告 書 を 作 成 する 1.2 調 査 業 務 の 種 類 (1) 机 上 検 討 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 に 先 立 ち 調 査 対 象 範 囲 を 確 認 し その 範 囲 の 電 界 強 度 等 のシミュレーションを 行 う また デジアナ 変 換 サービスの 導 入 方 法 について 事 業 者 にア ンケート 調 査 を 行 い 混 信 障 害 の 類 型 化 を 行 い 机 上 での 混 信 予 測 を 行 う (2) 事 前 調 査 事 業 者 に 対 して 混 信 障 害 に 関 するヒアリング 用 事 前 アンケートを 行 い 事 業 者 の 混 信 障 害 に 対 するこれまでの 対 策 方 法 や 認 識 等 の 調 査 を 行 う また デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 を 行 う 上 で 現 地 実 測 調 査 の 対 象 となる 事 業 者 のサ ービスエリアにおける 電 界 強 度 シミュレーションを 行 い 混 信 の 可 能 性 検 討 の 参 考 とする (3) 実 測 調 査 地 点 の 選 定 事 業 者 の 協 力 のもとに 混 信 障 害 発 生 の 可 能 性 の 高 い 実 測 調 査 ポイントを 1 事 業 者 10 ポイ ント 程 度 選 定 する (4) 混 信 障 害 実 測 調 査 選 定 された 調 査 ポイントにおいて 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 ( 前 ゴース ト)の 発 生 状 況 電 界 強 度 宅 内 配 線 系 のイミニティおよび 地 上 アナログテレビ 放 送 信 号 のテ レビ 端 子 電 圧 の 測 定 や 保 安 器 宅 内 配 線 の 調 査 を 行 い デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログ テレビ 放 送 の 混 信 障 害 の 予 測 とその 防 除 するための 最 適 な 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 を 検 証 す る また 実 測 調 査 の 際 は 調 査 ポイントの 周 辺 (100m 角 のエリア 程 度 )における 電 波 到 来 方 向 の 建 物 比 率 をサンプル 調 査 する 1

これらの 実 測 調 査 の 結 果 から 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 を 作 成 する (5) 事 後 検 討 デジアナ 変 換 サービスを 導 入 する 場 合 について 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 の 内 容 を 分 析 し デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 を 作 成 す る 1.3 調 査 業 務 の 内 容 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 業 務 内 容 は 表 1.1 のようになる 表 1.1 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 業 務 内 容 業 務 内 容 机 上 検 討 事 前 調 査 調 査 地 点 の 選 定 事 後 検 討 混 信 障 害 実 測 調 査 1 電 界 強 度 のシミュレーション 2 事 業 者 アンケート 調 査 による 混 信 障 害 の 類 型 化 3 実 測 調 査 事 業 者 の 絞 り 込 みと 調 査 ポイン トの 選 定 4 電 界 強 度 の 測 定 および 調 査 点 の 電 界 強 度 シミュレーション 5 アナログテレビ 放 送 による 前 ゴースト 混 信 障 害 の DU 比 測 定 6 壁 透 過 損 遮 蔽 効 果 の 測 定 7 デジアナ 変 換 信 号 の 混 信 DU 比 評 価 8 混 信 防 除 の 受 信 者 側 対 策 の 検 証 9 電 波 到 来 方 向 の 建 物 比 率 の 調 査 10 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 の 作 成 11 サービスエリアの 建 物 の 種 別 棟 数 および 築 30 年 以 上 の 建 物 比 率 の 推 定 12 デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 の 作 成 ( 中 間 報 告 ) 13 デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 の 作 成 ( 最 終 報 告 ) 2

1.4 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 考 え 方 事 業 者 が 地 上 アナログテレビ 放 送 の 停 波 前 に 導 入 を 予 定 しているデジアナ 変 換 信 号 に 対 す る 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 みによる 混 信 障 害 (フリッカーまたは 横 縞 ビート)は アナ ログテレビ 再 送 信 信 号 に 対 する 飛 び 込 み 混 信 障 害 ( 前 ゴースト)より 所 要 DU 比 が 大 きいた め やや 広 いエリアで 発 生 する 可 能 性 があることから デジアナ 変 換 信 号 への 混 信 障 害 調 査 を 行 う この 調 査 の 方 法 として 次 のような 考 え 方 に 基 づき 混 信 障 害 調 査 を 実 施 し 報 告 書 を 作 成 する (1) デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 許 容 電 界 強 度 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 信 号 の 端 子 電 圧 Vu(dBμV)は 次 式 で 表 せる 飛 び 込 み 信 号 電 圧 Vu = 電 界 強 度 E 壁 透 過 損 β 遮 蔽 効 果 Se + 実 効 長 le 6 ここで 電 界 強 度 E (dbμv/m) : 送 受 信 点 距 離 d(m)における 電 界 強 度 実 効 長 le(db) :20log(λ/π) 6 (db) : 開 放 終 端 換 算 値 また 許 容 飛 び 込 み 信 号 電 圧 Vulim(dBμV)との 関 係 は デジアナ 変 換 信 号 の 受 信 者 端 子 電 圧 Vd(dBμV)とすると 次 式 となる 許 容 飛 び 込 み 信 号 電 圧 Vulim = 受 信 者 端 子 電 圧 Vd(dBμV) 所 要 DU 比 (db) これより 許 容 電 界 強 度 Elim(dBμV/m)が 次 式 で 求 められる 許 容 電 界 強 度 Elim = 許 容 飛 び 込 み 信 号 電 圧 Vulim + 壁 透 過 損 β+ 遮 蔽 効 果 Se 実 効 長 le + 6 シールド 性 ( 遮 蔽 効 果 Se)は 高 い 中 程 度 低 い の 3 つのパターンで 計 算 を 行 う そのときのパラメータを 表 1.2 に 示 す 尚 シールド 性 ( 遮 蔽 効 果 Se)や 所 要 DU 比 の 詳 細 に ついては 後 述 の(2)および(3)を 参 照 のこと 表 1.2 デジアナ 混 信 障 害 の 検 討 パラメータ シールド 性 ( 例 ) 高 い 中 程 度 低 い 受 信 者 端 子 電 圧 Vd (dbµv) 75 70 60 壁 透 過 損 ß(dB) *1 10 10 10 遮 蔽 効 果 Se (db)*2 VHF Low 70 60 50 VHF High 60 45 30 UHF 50 40 30 所 要 DU 比 (db)*3 アナログ TV 30 30 30 デジアナ 同 期 型 *4 35 35 35 デジアナ 非 同 期 型 *4 42 42 42 3

*1) 壁 透 過 損 βは ケーブルテレビの 電 波 干 渉 に 関 する 調 査 研 究 報 告 書 ( 平 成 14 年 4 月 JCTEA) 及 びマルチメディア 放 送 および 携 帯 電 話 での 技 術 的 条 件 の 検 討 に 使 用 されて いる 値 が 各 々10dB であるため 10dB とした *2) 遮 蔽 効 果 Se は ケーブルテレビ 共 聴 施 設 のイミニティ 調 査 研 究 報 告 書 ( 平 成 15 年 3 月 JCTEA) の 値 を 使 用 した *3) 所 要 DU 比 は アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 に 関 しては 有 線 テレビジョン 放 送 法 施 行 規 則 の 反 射 妨 害 比 とし デシアナ 変 換 信 号 への 飛 び 込 み 混 信 障 害 に 関 しては JCTEA 地 上 アナログテレビ 放 送 跡 地 利 用 に 関 する 調 査 研 究 WG で 検 証 した 実 験 参 考 値 とした *4) デジアナ 変 換 同 期 型 とは 地 上 アナログテレビ 放 送 電 波 の 周 波 数 に 同 期 したデジアナ 変 換 信 号 であるものを 言 い デジアナ 変 換 非 同 期 型 とは 地 上 アナロクテレビ 放 送 電 波 との 周 波 数 同 期 を 取 っていないものを 言 う この 結 果 より デジアナ 変 換 信 号 に 関 する 許 容 電 界 強 度 Elim は 表 1.3 のようになる シールド 性 遮 蔽 効 果 Se アナログTV 受 信 者 端 子 電 圧 Vd db dbμv 有 線 系 信 号 表 1.3 許 容 電 界 強 度 VHF-L(100MHz) VHF-H(200MHz) UHF(500MHz) 高 い 中 程 度 低 い 高 い 中 程 度 低 い 高 い 中 程 度 低 い 70 60 50 60 45 30 50 40 30 75 70 60 75 70 60 75 70 60 壁 透 過 損 β db 10 10 10 10 10 10 10 10 10 実 効 長 le db -0.2-0.2-0.2-6.7-6.7-6.7-14.4-14.4-14.4 開 放 終 端 換 算 値 db 6 6 6 6 6 6 6 6 6 アナログTV 30 30 30 30 30 30 30 30 30 所 要 D/U db デジアナ( 同 期 ) 35 35 35 35 35 35 35 35 35 デジアナ( 非 同 期 ) 42 42 42 42 42 42 42 42 42 許 容 電 界 強 度 Elim dbμ アナログTV 131 116 96 128 108 83 125 110 90 デジアナ( 同 期 ) 126 111 91 123 103 78 120 105 85 V/m デジアナ( 非 同 期 ) 119 104 84 116 96 71 113 98 78 注 ) シールド 性 ( 遮 蔽 効 果 Se)は 強 電 界 地 域 では 高 く 中 電 界 では 中 程 度 弱 電 界 で は 低 い と 仮 定 して 試 算 している 4

(2) 宅 内 配 線 のシールド 性 ( 遮 蔽 効 果 Se) 宅 内 配 線 のシールド 性 については 表 1.4 の 分 類 とする 表 1.4 宅 内 配 線 のシールド 性 ( 遮 蔽 効 果 Se) シールド 性 が 高 いもの シールド 性 が 中 程 度 のもの シールド 性 が 低 いもの コ ネ ク タ ケ ブ ル 等 同 軸 ケーブル S 4C FB/5C FBなど シールドされた F 型 コネクタタイプ およびFBタイプ 同 軸 ケーブル シールド 効 果 が 不 十 分 な L 字 プラグタイプ 直 付 けタイプ 3C 2Vなど 配 線 機 器 F 型 端 子 の 直 列 ユニットや 分 配 器 等 ワンタッチ 型 端 子 の 直 列 ユニット 等 家 庭 用 プラスチックケースの 同 軸 ケーブル 直 付 けタイプの 分 配 器 や 分 波 器 等 使 用 時 期 遮 蔽 効 果 配 線 機 器 は ここ10 年 ぐらいこの 方 式 が 主 流 だが コネクタはL 字 プラグタイ プが 現 在 も 多 く 使 用 されている VHF Lowで70dB,VHF Highで60dB, UHFで50dB 程 度 の 良 好 な 遮 蔽 効 果 25 年 前 ~10 年 前 ぐらいまでの 主 流 25 年 以 前 の 宅 内 配 線 の 主 流 VHF Lowで60dB,VHF Highで45dB, UHFで40dB 程 度 の 中 程 度 の 遮 蔽 効 果 VHF Lowで50dB,VHF Highで30dB, UHFで30dB 程 度 の 最 悪 の 遮 蔽 効 果 ) 使 用 時 期 は 各 受 信 者 ( 個 人 )が 宅 内 配 線 等 は 選 択 するため 分 配 器 等 の 仕 様 や 採 用 時 期 を 参 考 とした (3) 許 容 限 の DU 比 について 飛 び 込 み 混 信 障 害 の 許 容 限 DU 比 は 表 1.5 の 値 とする 表 1.5 飛 び 込 み 混 信 障 害 の 許 容 限 DU 比 5

(4) デジアナ 変 換 への 混 信 障 害 の 類 型 化 デジアナ 変 換 への 混 信 障 害 の 類 型 化 モデルを 表 1.6 に 示 す 表 1.6 デジアナ 変 換 への 混 信 障 害 の 類 型 化 モデル 混 信 障 害 モデル アナロク テレヒ 電 波 再 送 信 デジアナ 開 始 時 期 デジアナ 変 換 信 号 への アナログテレビ の 飛 び 込 み 混 信 障 害 デジアナ 変 換 信 号 への マルチメデイア 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 1 2 VHF 同 一 CH アナログ 停 波 前 アナログ 停 波 後 同 期 型 非 同 期 型 デジアナ 変 換 装 置 により 混 信 障 害 の 影 響 が 異 なる 混 信 なし ( 停 波 後 のため) マルチメデイア 放 送 送 信 所 と アナログテレビ 放 送 送 信 所 とが 同 一 か 否 かで 混 信 の 影 響 が 異 なる 3 4 V V 周 波 数 変 換 U V 周 波 数 変 換 混 信 なし ( 同 一 CHでないため) 宅 内 配 線 系 のシールド 性 が 低 い 場 合 が 多 いため 混 信 の 可 能 性 が 特 に 高 いので 注 意 が 必 要 5 6 UHF 同 一 CH アナログ 停 波 前 アナログ 停 波 後 同 期 型 非 同 期 型 デジアナ 変 換 装 置 により 混 信 障 害 の 影 響 が 異 なる 混 信 なし ( 停 波 後 のため) 混 信 なし (UHF 使 用 しないため) 強 電 界 エリアは 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 が 発 生 する 可 能 性 があるが 一 般 的 にシールド 性 が 高 い 地 域 であり 2 台 目 3 台 目 のアナログ TV 受 信 機 の 部 屋 もすでに F 型 コネクタを 使 用 したシールド 性 の 高 い 宅 内 配 線 の 対 策 を 実 施 していると 想 定 されるので 表 1.3 の 許 容 電 界 強 度 より 許 容 電 界 強 度 値 が 110dBμV/m 以 上 とかなり 高 いため シールド 性 の 高 い 場 合 は 新 たなエリアにおいてデジアナ 変 換 信 号 への 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 は 低 いと 考 えられる 但 し 個 別 の 問 題 として 配 線 工 事 の 不 備 等 によりアナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 がギリギリの 状 態 である 場 合 は デジアナ 変 換 信 号 の 許 容 DU 比 がアナログ テレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 許 容 DU 比 よりも 大 きくなるので 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 は ある 尚 強 電 界 エリアでの 対 策 として 地 上 アナログ 放 送 の 伝 送 周 波 数 を 変 換 して 別 の 空 き チャンネルでサイマル 放 送 を 実 施 している 事 業 者 もある また まれには 保 安 器 の 場 所 にお いて VHF 空 中 波 を 受 信 してそれをケーブルテレビ 信 号 と 混 合 して 棟 内 施 設 に 供 給 している 超 強 電 界 エリアでの 対 応 もある また 中 電 界 や 弱 電 界 エリアは これまで 特 別 な 飛 び 込 み 対 策 を 実 施 していない 可 能 性 が 高 く シールド 性 が 中 程 度 および 低 い 地 域 である このため デジアナ 変 換 信 号 の 許 容 限 が アナログ 放 送 飛 び 込 みのゴースト 許 容 限 よりも 同 期 型 の 場 合 は 5dB 非 同 期 型 の 場 合 は 12dB 程 度 厳 しくなるので 新 たな 混 信 障 害 エリアが 発 生 する 可 能 性 がある また デジアナ 変 換 信 号 を 受 信 するアナログ TV 受 信 機 は 多 チャンネル 契 約 者 の 2 台 目 以 降 の TV 受 信 機 や 地 上 波 再 送 信 サービスのみを 受 信 している TV 受 信 機 と 想 定 されるため 強 電 界 エリア 以 外 では 宅 内 配 線 系 のシールド 性 が 高 いケースはあまり 期 待 できないと 考 え られる 従 って シールド 性 の 中 程 度 と 低 い 場 合 のみについて 検 討 する 6

混 信 障 害 類 型 化 モデル 1 について シールド 性 が 中 程 度 および 低 いものとして デジアナ 変 換 サービスを 導 入 する 事 業 者 のサービスエリア 内 における 電 界 強 度 の 違 いにより 図 1.1 の 電 界 強 度 エリア 図 において 小 分 類 A~G として 区 分 する ここで シールド 性 が 中 程 度 エリアは 内 側 の 同 心 円 エリア( 点 線 A~C) シールド 性 が 低 いエリアは 外 側 の 同 心 円 エリア( 実 線 D~G)である デジアナ 変 換 装 置 の 方 式 により 新 たな 混 信 障 害 発 生 エリアは 異 なり 同 期 型 の 場 合 は B( 青 色 )および E( 青 色 )の 同 心 円 エリアが 新 たに 混 信 障 害 の 可 能 性 がある 非 同 期 型 の 場 合 は B( 青 色 )~C(ピンク 色 )および E ( 青 色 ) ~F(ピンク 色 ) の 同 心 円 エリアが 新 たに 混 信 障 害 の 可 能 性 がある 図 1.1 混 信 障 害 類 型 化 モデル 1 における 新 たな 混 信 発 生 エリア (5) サービスエリア 内 の 電 界 強 度 シミュレーション デジアナ 変 換 サービスを 導 入 する 事 業 者 のサービスエリア 内 の 電 界 強 度 をビルエキスパー トにてシミュレーションし 混 信 の 有 無 を 予 測 することができる 電 界 強 度 は 飛 び 込 みポイントの 高 さにより 大 きく 異 なるので 戸 建 2 階 (4m)と 都 市 減 衰 が ほぼゼロになる 高 さ 25m( 集 合 住 宅 の 11 階 程 度 )とその 中 間 の 高 さで 戸 建 の 屋 根 より 高 い 10m( 集 合 住 宅 の 4 階 程 度 )を 想 定 して 電 界 強 度 シミュレーションを 行 う サービスエリア 内 において 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 からの 距 離 が 最 小 となる 点 と 最 大 になる 点 を 抽 出 し 当 該 最 短 距 離 および 最 長 距 離 での 電 界 強 度 を 算 出 することで 図 1.1 の A~G のどのエ リアにサービスエリアが 該 当 するかを 確 認 することができる このとき デジアナ 変 換 装 置 が 既 存 アナログテレビ 放 送 の 周 波 数 に 同 期 するものであるか 非 同 期 であるかにより 混 信 障 害 の 発 生 エリアが 変 わる 7

(6) サービスエリア 内 の 建 物 の 種 別 棟 数 と 遮 蔽 効 果 (シールド 性 )の 低 い 建 物 比 率 電 界 強 度 シミュレーションにおいて 新 たに 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 のあるエリアが 予 測 できたとしても そのエリアの 全 ての 住 宅 に 混 信 障 害 が 発 生 するとは 限 らない 壁 透 過 損 は 地 上 アナログテレビ 放 送 の 電 波 到 来 方 向 により 大 きく 値 が 変 わると 推 定 され るので 許 容 電 界 強 度 を 求 めた 際 の 10dB は 一 般 的 な 数 値 であり 電 波 到 来 方 向 に 向 いてい る 木 造 住 宅 ではもっと 小 さい 値 になると 推 定 され 鉄 筋 マンション 等 においては 電 波 到 来 方 向 に 対 してほぼ 10dB と 推 定 できる また 非 電 波 到 来 方 向 に 向 いている 住 宅 や 建 物 等 によ る 遮 蔽 障 害 がある 場 合 は この 遮 蔽 損 がかなり 大 きくなる このことから 電 波 到 来 方 向 に 木 造 住 宅 や 鉄 筋 マンション 等 がどの 程 度 の 比 率 で 存 在 するかが 判 明 すれば 影 響 の 受 ける 建 物 の 棟 数 や 世 帯 を 推 定 できると 考 えられる 従 って 電 波 到 来 方 向 に 建 つ 建 物 比 率 のデータ より 障 害 比 率 を 試 算 推 定 できるものと 考 えられる このため 実 測 調 査 を 行 う 時 に 周 辺 状 況 をサンプル 調 査 し 電 波 到 来 方 向 の 建 物 比 率 を 木 造 と 集 合 住 宅 の 建 物 種 別 ごとに 分 類 して 推 定 する また BS アナログ 放 送 の 開 始 時 期 (1984 年 )に 合 わせて ベターリング(BL) 規 格 が 変 更 さ れ 壁 面 テレビ 端 子 の 構 造 がシールド 性 の 低 い 同 軸 直 付 方 式 からシールド 性 中 程 度 以 上 のコ ネクタ 方 式 に 変 更 されている この 結 果 この 時 期 に 建 物 の 宅 内 配 線 のシールド 性 の 大 きな 変 化 が 起 きていると 推 定 できる このことから 1984 年 前 以 前 と 最 近 の 建 物 種 別 棟 数 のデ ータを 調 査 し シールド 性 の 低 い 世 帯 数 を 推 定 し かつ 電 波 到 来 方 向 向 きの 建 物 比 率 や 電 波 伝 搬 の 遮 蔽 障 害 比 率 が 判 明 すれば デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 障 害 発 生 比 率 を 推 定 することが 可 能 となると 考 えられる 1984 年 以 前 の 統 計 データがないので 総 務 省 統 計 局 が 発 表 している 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 を 使 用 して 平 成 20 年 度 と 昭 和 55 年 (1980) 以 前 の 建 物 種 別 棟 数 の 都 道 府 県 大 都 市 別 または 区 市 別 に 整 理 して シールド 性 の 低 い 建 物 比 率 等 を 推 定 することとす る (7) 実 測 調 査 ポイントの 選 定 方 法 と 建 物 の 種 別 別 調 査 ポイント 数 関 東 広 域 エリアにおいては デジアナ 混 信 障 害 実 測 調 査 の 対 象 となる 事 業 者 は 地 上 アナ ログテレビ 放 送 送 信 所 から 10km 圏 エリア 20km 圏 エリア 30km 圏 エリアから 数 ヶ 所 の 施 設 を 選 定 し 強 電 界 から 弱 電 界 までのエリアを 調 査 する また それ 以 外 のエリアについては JCTEA 地 上 アナログテレビ 放 送 跡 地 利 用 に 関 する 調 査 研 究 WG によるシミュレーションの 結 果 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 出 力 が 1kW であって シールド 性 が 低 く かつアナログテレビ 再 送 信 信 号 のケーブルテレビ 受 信 者 端 子 電 圧 が 低 い 場 合 にのみ 混 信 障 害 が 発 生 するとしているので これ 以 下 の 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 出 力 エリアにおいては 大 きな 混 信 障 害 は 少 ないと 予 想 される このため 実 測 調 査 は 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 出 力 が 1kW 以 上 の 送 信 所 のエリアを 中 心 に 実 施 する 更 に 実 測 調 査 の 対 象 となる 事 業 者 についても 出 来 る 限 り そのサービスエリアの 送 信 所 からの 距 離 が 最 短 と 最 長 となる 点 を 抽 出 し その 間 を 5 等 分 のエリアに 分 割 し 各 分 割 さ れたエリア 内 から 木 造 戸 建 と 集 合 住 宅 を 各 1 ポイントずつ 選 定 し 距 離 による 影 響 と 建 物 種 別 と 高 さによる 影 響 を 検 討 する (10 ポイント/ 事 業 者 程 度 を 基 本 とする) 8

(8) 実 測 調 査 の 内 容 実 測 調 査 では 地 上 アナログテレビ 放 送 電 波 のチャンネルと 同 一 のチャンネルで 送 信 する 場 合 のデジアナ 変 換 チャンネルを 対 象 とし 実 測 項 目 は 屋 外 内 の 電 界 強 度 表 1.2 のパラメ ータと 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 の 現 状 について 調 査 を 行 う その 結 果 より デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 有 無 について 評 価 を 行 う 更 に 実 測 調 査 を 行 ったポイントの 周 辺 状 況 をサンプル 調 査 し 電 波 到 来 方 向 の 建 物 比 率 を 戸 建 と 集 合 住 宅 の 建 物 種 別 ごとに 確 認 する (9) デジアナ 変 換 混 信 障 害 に 対 する 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 手 法 の 検 証 実 測 調 査 において デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 有 無 を 判 定 し 混 信 の 可 能 性 があると 判 定 し た 場 合 は シールド 性 の 高 い 宅 内 配 線 に 変 更 したときのデジアナ 変 換 信 号 に 対 する 混 信 障 害 DU 比 を 検 証 により 求 める この 結 果 より デジアナ 変 換 混 信 障 害 に 対 する 送 信 側 および 受 信 者 側 の 対 策 手 法 の 最 適 な 方 法 について 検 証 を 行 う (10) 混 信 障 害 の 発 生 規 模 比 率 の 推 定 築 25 年 前 以 前 と 最 近 の 建 物 種 別 棟 数 のデータを 調 査 し シールド 性 の 低 い 世 帯 数 を 算 出 し デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 障 害 発 生 比 率 を 推 定 することが 可 能 となる 総 務 省 統 計 局 が 発 表 している 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 を 使 用 して 平 成 20 年 度 と 昭 和 55 年 (1980) 以 前 の 建 物 種 別 棟 数 のデータが 区 市 別 に 入 手 可 能 のため これらのデータを 利 用 する 電 波 到 来 方 向 向 きの 建 物 比 率 はデータとしてに 入 手 困 難 であるため 実 測 調 査 を 行 った 場 合 には 戸 建 集 合 住 宅 別 に 周 辺 100m 角 のエリアについて 調 査 を 行 っているので 送 信 電 力 別 にエリアを 区 分 して 集 計 し それらの 結 果 の 平 均 値 を 使 用 することにする これより 実 測 調 査 の 対 象 とならない 事 業 者 のデジアナ 変 換 混 信 障 害 を ビルエキスパー トによる 電 界 強 度 シミュレーションと サービスエリア 内 の 建 物 の 種 別 棟 数 等 から 混 信 障 害 の 発 生 規 模 比 率 推 定 できると 考 えられる この 結 果 対 象 となる 世 帯 数 のうちすべての 世 帯 が 対 象 になるのではなく 建 物 地 形 な どにより 電 波 が 減 衰 するため 低 減 係 数 は 3~7 割 程 度 になると 予 測 する 都 市 部 では 遮 蔽 物 が 多 いので 低 く 地 方 都 市 ほど 高 くなる 傾 向 にある このため 送 信 パワー 別 の 電 波 到 来 方 向 向 きの 建 物 比 率 は 有 用 なデータと 考 える また 戸 建 の TV 受 信 機 設 置 の 高 さは 一 般 的 に 低 いので 特 に 1 階 についてはかなりの 確 度 で 遮 蔽 物 があり 遮 蔽 減 衰 量 は 大 きくなる (11) アナログ 放 送 停 波 後 に 残 存 するアナログテレビ 台 数 デジアナ 変 換 信 号 を 受 信 する 加 入 者 の TV 受 信 機 は 多 チャンネル 契 約 をしている 全 体 の 約 1/3 の 世 帯 の 2 台 目 以 降 のアナログテレビ 受 信 機 と 再 送 信 のみのサービスを 受 けている 約 2/3 の 世 帯 のアナログテレビ 受 信 機 となる アナログ 放 送 停 波 後 に 残 存 するアナログテレビ 台 数 は 地 上 デジタル 放 送 の 利 活 用 の 在 り 方 と 普 及 に 向 けて 行 政 の 果 たすべき 役 割 < 平 成 16 年 諮 問 第 8 号 第 7 次 中 間 答 申 > ( 情 報 通 信 審 議 会 平 成 22 年 7 月 5 日 )の 別 添 4 の 2011 年 地 上 アナログ 放 送 終 了 に 伴 うテレビ 排 出 台 数 予 測 台 数 (( 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 2010 年 5 月 24 日 )によると テレビ 普 及 台 数 1 億 台 のうち デジタルテレビで 視 聴 する 台 数 6,906 万 台 としており アナログテレビが 2,741 9

万 台 残 存 するとしている このうち 2,125 万 台 はデジタルチューナ 地 上 デジタルチュー ナ 内 蔵 DVD デジタル STB(CATV)との 組 み 合 わせで 視 聴 されるとしている このため 残 りの 616 万 台 がデジタル 放 送 を 受 信 しないアナログテレビが 残 存 するとしている これらの アナログテレビがデジアナ 変 換 信 号 を 受 信 する 対 象 のテレビと 想 定 される このため デジ アナ 変 換 信 号 を 受 信 するアナログテレビの 残 存 比 率 は 約 6%と 想 定 した (12) 受 信 者 側 送 信 側 のデジアナ 混 信 対 策 の 最 適 な 方 法 の 提 案 (4)デジアナ 変 換 混 信 障 害 類 型 化 モデル (9)デジアナ 変 換 混 信 障 害 に 対 する 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 手 法 および(10),(11)の 混 信 障 害 の 発 生 比 率 の 算 出 の 結 果 より 送 信 側 受 信 者 側 の デジアナ 変 換 混 信 障 害 対 策 の 最 適 な 方 法 の 提 案 をまとめ デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテ レビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 の 作 成 を 行 う 1.5 調 査 実 施 方 法 (1) 机 上 検 討 デジアナ 変 換 装 置 を 導 入 する 事 業 者 より 机 上 検 討 に 必 要 な 情 報 を 事 前 に 入 手 し 混 信 障 害 類 型 化 モデルに 区 分 し デジアナ 混 信 障 害 の 発 生 の 可 能 性 を 判 定 する 発 生 の 可 能 性 のあ る 事 業 者 については デジアナ 変 換 装 置 を 導 入 する 事 業 者 のサービスエリアにおいて 再 送 信 している 地 上 アナ ログテレビ 放 送 の 送 信 所 の 場 所 を 特 定 し その 送 信 電 力 ERP を 調 査 する 事 業 者 のサービスエリアにおける 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 からの 距 離 を 求 める ビルエキスパートを 使 用 して 事 業 者 のサービスエリア 内 における 地 上 アナログテレビ 注 放 送 の 電 界 強 度 をシミュレーションする このときの 受 信 高 は 4m,10m,25m 1) とする 注 1) 受 信 高 は 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 む 高 さを 想 定 し 4m は 戸 建 2 階 の TV 受 信 機 の 設 置 の 高 さ 25m( 集 合 住 宅 11 階 程 度 )は 都 市 減 衰 がほぼゼロとなる 最 小 の 高 さ 10m はその 中 間 の 高 さで 戸 建 住 宅 群 より 飛 び 出 しているため 電 波 が 飛 び 込 み 易 い 集 合 住 宅 の 高 さ(4 階 程 度 )としている 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 の 場 所 送 信 所 からのサービスエリアまでの 距 離 ( 最 小 最 大 ) 受 信 高 別 (4m,10m,25m)の 電 界 強 度 方 位 表 示 マークが 分 かるように 地 図 上 に 記 録 する デジアナ 変 換 サービスの 開 始 時 期 デジアナ 変 換 装 置 の 同 期 非 同 期 の 区 分 地 上 アナ ログテレビ 放 送 の 再 送 信 方 法 ( 同 一 チャンネル 周 波 数 変 換 の 区 分 ) 等 の 調 査 結 果 より デ ジアナ 変 換 混 信 障 害 の 類 型 化 を 行 い その 類 型 化 モデル 名 を 表 1.6 の 区 分 で 地 図 に 記 入 する (2) 事 前 調 査 事 業 者 に 対 して 混 信 障 害 に 関 するヒアリング 用 事 前 アンケートを 行 い 団 体 の 混 信 障 害 に 対 するこれまでの 対 策 方 法 や 認 識 等 の 調 査 を 行 う 10

(3) 調 査 地 点 の 選 定 実 測 調 査 を 行 うポイントは 基 本 10 ポイント/ 事 業 者 とし 電 界 強 度 シミュレーションを 実 施 している 受 信 高 4m,25m,10m を 考 慮 して 原 則 として 1 2 階 建 (4m)の 木 造 の 戸 建 集 合 住 宅 2 11 階 (25m) 以 上 の 集 合 住 宅 3 の 中 間 の 高 さ(10m/4 階 程 度 )の 集 合 住 宅 に 区 分 し 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 に 面 したポイントを 選 定 する 作 業 を 事 業 者 の 協 力 のもとに 行 う 実 測 ポイント 数 は 1 5 ポイント 2 3 ポイント 3 2 ポイントを 目 安 とする 調 査 ポイントは 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 からの 事 業 者 のサービスエリアの 最 短 距 離 から 最 長 距 離 までを 5 等 分 し その 区 分 されたエリア 内 で 木 造 の 戸 建 住 宅 と 鉄 筋 の 集 合 住 宅 を 各 1 ポイントとする 但 し 加 入 者 宅 の 選 定 が 困 難 な 場 合 はこの 限 りではない 尚 詳 細 は 事 業 者 ヒアリングおよび 事 業 者 事 前 打 ち 合 わせの 時 に 調 整 を 行 うものとする (4) 混 信 障 害 実 測 調 査 実 測 調 査 は 原 則 として 選 定 された 10 ポイントにおいて 同 一 チャンネル 再 送 信 ( 地 上 アナログテレビ 放 送 電 波 と 同 一 のチャンネルで 送 信 するデジアナ 変 換 チャンネルのみが 対 象 )への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 について 調 査 を 行 う 地 上 アナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 ( 前 ゴースト)の 画 像 評 価 と 写 真 撮 影 を 行 う 地 上 アナログテレビ 放 送 信 号 のテレビ 入 力 端 子 電 圧 屋 外 内 の 電 界 強 度 および 宅 内 配 線 系 のイミニティを 測 定 する この 結 果 より デジアナ 変 換 サービスを 導 入 した 場 合 にどの 程 度 のアナログテレビ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 が 発 生 するかの DU 比 を 計 算 で 求 め デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 評 価 を 行 う 宅 内 配 線 のシールド 性 を 評 価 し 記 録 する また 所 要 DU 比 が 不 足 する 場 合 は デジア ナ 変 換 混 信 の 影 響 を 防 除 するために 必 要 となる 最 適 な 受 信 者 側 の 対 策 を シールド 性 の 高 い 宅 内 配 線 モデルを 使 用 して 確 認 する 実 測 調 査 を 行 ったポイントの 電 界 強 度 について ビルエキスパートによりシミュレーシ ョンを 行 い その 端 子 電 圧 を 求 め そこから 電 界 強 度 を 算 出 し 実 測 データの 正 当 性 を 吟 味 する 10 ポイントの 測 定 点 で 不 足 する 場 合 追 加 実 測 調 査 を 行 う 場 合 がある 実 測 調 査 は 協 会 会 員 の 調 査 協 力 会 社 において 実 施 し デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 を 作 成 する ( 付 録 4 を 参 照 ) (5) 事 後 検 討 前 述 1.4(10)の 方 法 により シールド 性 の 低 い 世 帯 数 を 算 出 し デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 障 害 発 生 率 を 推 定 する 但 し 事 業 者 アンケートよりシールド 性 が 低 い 世 帯 数 比 率 が 判 明 している 場 合 はそのデータを 考 慮 する デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 机 上 検 討 および 事 前 調 査 の 結 果 を 用 い 11

必 要 に 応 じてアンケート 調 査 を 行 い 混 信 障 害 の 発 生 する 可 能 性 や 影 響 の 大 きさ( 障 害 の 規 模 )を 推 定 する 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 の 検 討 を 行 い コスト 面 実 現 性 等 を 検 討 し 最 適 な 方 法 をま とめる これらを デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 として 作 成 する 12

第 2 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 事 業 の 進 め 方 2.1 デジアナ 変 換 に 関 する 事 業 者 アンケートの 入 手 デジアナ 変 換 サービスを 希 望 するケーブルテレビ 事 業 者 の 約 300 地 域 のサービスエ リア デジアナ 変 換 の 設 置 時 期 およびサービス 開 始 時 期 同 期 非 同 期 型 混 信 に 関 す る 認 識 や 対 応 方 法 に 関 するアンケート 調 査 結 果 の 情 報 を 総 務 省 より 入 手 する 2.2 アナログテレビ 放 送 混 信 調 査 のヒアリング 事 業 者 の 絞 り 込 み 総 務 省 アンケート 調 査 データより 送 信 出 力 1kW 以 上 ( 全 国 43 送 信 所 )の 地 域 で か つ アナログ 停 波 前 にデジアナ 変 換 サービスを 導 入 検 討 している 事 業 者 を 抽 出 する 弊 協 会 技 術 調 査 研 究 委 員 会 の 地 上 アナログ 放 送 跡 地 利 用 に 関 する 調 査 研 究 WG に おいて 検 討 した デジアナ 変 換 信 号 へのアナログ 放 送 飛 び 込 み 干 渉 の 検 討 資 料 では アナログテレビ 放 送 の 送 信 出 力 が 1kW の 時 に 遮 蔽 効 果 が 低 くかつアナログテレビ 放 送 のケーブルテレビ 受 信 者 端 子 電 圧 が 低 い 場 合 にのみ 混 信 障 害 が 発 生 するとしている ので これ 以 下 のアナログテレビ 放 送 の 送 信 出 力 エリアは 大 きな 混 信 障 害 は 少 ないと 予 想 される このため 送 信 出 力 1kW 以 上 の 43 送 信 所 のある 地 域 より 抽 出 する この 抽 出 した 事 業 者 に 対 して 混 信 検 討 に 必 要 な 追 加 のアンケート 調 査 1( 付 録 1 を 参 照 )を 実 施 する この 事 業 者 のサービスエリアにおける 電 界 強 度 シミュレーションを 行 い 混 信 障 害 検 討 用 地 図 を 作 成 する 混 信 障 害 の 類 型 化 など 詳 細 検 討 を 行 い 抽 出 した 事 業 者 からヒアリングを 実 施 する 事 業 者 を 決 定 する 2.3 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 実 測 調 査 事 業 者 の 絞 り 込 み ヒアリング 実 施 の 事 業 者 に 対 して ヒアリングに 先 立 ち 事 前 アンケート 調 査 2( 付 録 2 を 参 照 )を 行 う 現 地 ヒアリングを 実 施 し 混 信 障 害 の 可 能 性 の 高 い 事 業 者 を 抽 出 し 現 地 実 測 調 査 を 行 う 約 39 事 業 者 程 度 を 決 定 する 2.4 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 実 測 調 査 の 実 施 実 測 調 査 を 行 う 事 業 者 と 事 前 調 整 を 行 い 実 測 調 査 として 10 ポイント 程 度 を 選 定 する 実 測 調 査 を 行 い その 結 果 よりデジアナ 変 換 信 号 に 対 するアナログテレビ 信 号 の 混 信 障 害 の 有 無 を 判 定 する 実 測 ポイントの 宅 内 配 線 状 況 を 調 査 し 混 信 の 可 能 性 がある 場 合 には 防 除 のための 最 適 な 混 信 障 害 の 対 策 方 法 について 検 討 を 行 う 13

2.5 デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 調 査 報 告 書 ( 中 間 報 告 ) 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 の デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 報 告 書 1)を 作 成 する 1) デジアナ 変 換 信 号 への 混 信 障 害 評 価 を 行 う 2) 障 害 規 模 および 障 害 発 生 の 可 能 性 の 高 い 場 所 を 推 定 する 3) 地 上 アナログ 放 送 によるデジアナ 変 換 混 信 障 害 規 模 ( 推 定 値 )の 算 出 4) 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 検 討 (コスト 面 実 現 性 等 )を 行 う 実 測 調 査 を 行 っていない 事 業 者 の デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 報 告 書 2)を 作 成 する 地 上 アナログテレビ 電 界 強 度 シミュレーションを 実 施 する 1) アンケート 調 査 の 実 施 但 し ヒアリング 調 査 を 行 った 事 業 者 およびアナログ 停 波 後 にデジアナ 変 換 サー ビスを 実 施 する 事 業 者 には このアンケート 調 査 は 行 わない 2) 混 信 障 害 の 類 型 化 を 行 い 実 測 調 査 の 結 果 を 有 効 活 用 して 混 信 障 害 評 価 を 行 う 3) 混 信 障 害 報 告 書 1 と 同 様 の 内 容 について デジアナ 変 換 混 信 障 害 規 模 ( 推 定 値 )の 算 出 を 除 き 報 告 書 として 作 成 する 以 上 より デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 中 間 報 告 )を 作 成 する 但 し 報 告 書 の 中 で 障 害 規 模 の 推 定 および 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 検 討 (コスト 面 実 現 性 等 )については 仮 報 告 になる 可 能 性 がある 2.6 デジアナ 変 換 への 混 信 障 害 調 査 報 告 書 ( 最 終 報 告 ) デジアナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 中 間 報 告 )において 検 討 が 不 足 する 内 容 について 充 実 させる 但 し 混 信 モデル 1 については 原 則 として 地 上 アナログ 放 送 によるデジアナ 変 換 混 信 障 害 規 模 ( 推 定 値 )の 算 出 を 行 うこととする 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 等 より 全 国 向 けマルチメディア 放 送 混 信 障 害 の 可 能 性 の 高 い 15 事 業 者 程 度 について 混 信 障 害 評 価 を 行 う 全 国 向 けマルチメディア 受 託 放 送 事 業 者 と 連 携 して マルチメディア 放 送 の 許 容 電 界 強 度 をシミュレーションする 1) 実 測 調 査 データを 利 用 して 事 業 者 のサービスエリアにおけるデジアナ 変 換 信 号 へ の 混 信 障 害 評 価 を 行 う 2) 障 害 規 模 および 障 害 発 生 の 可 能 性 の 高 い 場 所 を 推 定 する 3) 受 信 者 側 の 対 策 検 討 (コスト 面 実 現 性 等 )を 行 う 15 事 業 者 程 度 の デジアナ 変 換 信 号 へのマルチメディア 放 送 による 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 ( 報 告 書 3)を 別 途 作 成 する 14

第 3 章 地 上 アナログテレビ 放 送 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 内 容 3.1 調 査 報 告 書 の 内 容 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 と 机 上 検 討 および 事 前 調 査 を 使 用 して デジアナ 変 換 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 を 作 成 する この 調 査 報 告 書 は 原 則 として 次 の 内 容 とする 1 事 業 者 にアンケート 調 査 1( 付 録 1 を 参 照 )を 行 い デジアナ 混 信 障 害 類 型 化 モデル ( 表 1.6 を 参 照 )に 分 類 する 2 実 測 調 査 またはアンケート 調 査 2( 付 録 2 を 参 照 )により 各 事 業 者 のサービスエリアに おける 許 容 電 界 強 度 を 算 出 する 3 混 信 の 可 能 性 のある 混 信 障 害 類 型 化 モデルに 該 当 する 事 業 者 向 けに 電 界 強 度 シミュレ ーションを 行 い サービスエリアと 代 表 的 なポイント 電 界 強 度 シミュレーション 値 を 記 入 した 地 図 を 作 成 する 4 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 については デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 ( 付 録 4 を 参 照 )を 作 成 する 尚 実 測 調 査 を 実 施 しない 場 合 は サービスエリアのデジアナ 変 換 混 信 障 害 の 類 型 化 を 行 い 事 業 者 へのアンケート 調 査 などにより 混 信 障 害 の 推 定 結 果 を 作 成 する 5 事 業 者 のサービスエリアにおける 建 物 の 種 別 棟 数 および 築 30 年 以 上 経 過 しているシー ルド 性 が 低 いと 想 定 される 建 物 比 率 等 と 電 波 到 来 方 向 向 きの 建 物 比 率 は 実 測 調 査 データ を 送 信 電 力 別 に 区 分 して 集 計 し その 結 果 を 混 信 障 害 の 発 生 する 世 帯 数 の 算 出 に 利 用 す る 6 混 信 障 害 の 発 生 する 可 能 性 や 影 響 の 大 きさ( 障 害 の 規 模 )を 推 定 する 規 模 推 定 は ヒアリング 結 果 または 付 録 3 の 事 業 者 アンケート 調 査 書 3の 結 果 を 利 用 し て 求 める 7 受 信 者 側 送 信 側 の 対 策 検 討 を 行 い コスト 面 実 現 性 等 を 検 討 し 最 適 な 方 法 をまと める 3.2 デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 許 容 電 界 強 度 デジアナ 変 換 へのアナログ 放 送 の 混 信 障 害 の 可 能 性 のある 混 信 障 害 類 型 化 モデル 1 および 5 について 許 容 電 界 強 度 を 求 める そのときに 使 用 するパラメータは アンケート 調 査 書 2 ヒアリングおよび 実 測 調 査 結 果 より 次 のようになる 尚 アンケート 調 査 書 2のフォ ーマットは 付 録 2 を 参 照 のこと 15

表 3.1 戸 建 の 場 合 VHF-Low VHF-High UHF TV 受 信 者 端 子 電 圧 (dbμv) 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 壁 透 過 損 β(db) 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 遮 蔽 効 果 Se(dB) 高 い 70 60 50 中 程 度 低 い 60 50 45 30 40 30 所 要 DU 比 (db) 同 期 型 非 同 期 型 35 42 35 42 35 42 注 ) TV 受 信 者 端 子 電 圧 は ブースタの 使 用 有 無 により 10dB 以 上 異 なるため 必 要 に 応 じて 両 方 のケースで 許 容 電 界 強 度 を 計 算 することとする 表 3.2 集 合 住 宅 の 場 合 VHF-Low VHF-High UHF TV 受 信 者 端 子 電 圧 (dbμv) 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 壁 透 過 損 β(db) 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 事 業 者 ごと 遮 蔽 効 果 Se(dB) 高 い 中 程 度 低 い 70 60 50 60 45 30 50 40 30 所 要 DU 比 (db) 同 期 型 非 同 期 型 35 42 35 42 35 42 これらのパラメータを 使 用 して 表 1.3 と 同 様 に 許 容 電 界 強 度 の 計 算 を 行 う 3.3 サービスエリア 図 と 電 界 強 度 シミュレーション (1) 記 入 内 容 サービスエリア アナログテレビ 送 信 所 送 信 所 よりサービスエリアまでの 距 離 とビル エキスパートでシミュレーションした 電 界 強 度 ( 受 信 高 4m,10,25m/VHF-Low および VHF-High 等 )を 地 図 に 記 入 する また デジアナ 混 信 障 害 類 型 化 モデル 名 をその 地 図 の 右 上 に 記 入 する (2) 障 害 地 域 の 設 定 集 中 的 に 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 の 高 いエリア 集 合 住 宅 群 電 波 障 害 施 設 が 予 想 さ れる 場 合 も 地 図 上 に 記 入 する また 混 信 の 可 能 性 のあるエリアの 限 界 となる 許 容 電 界 強 度 も 図 式 化 する (3) 地 域 図 の 記 入 方 法 事 業 者 名 ( 管 理 No 含 む) アナログテレビ 送 信 所 名 と 送 信 電 力 ERP 方 位 表 示 マーク 事 業 者 の 本 社 場 所 デジアナ 変 換 装 置 の 同 期 非 同 期 の 区 分 混 信 類 型 化 モデル 等 もその 地 図 に 記 入 する 16

3.4 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 実 測 調 査 を 行 った 場 合 は 付 録 4 のフォーマットに 基 づき デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 を 作 成 する 3.5 シールド 性 が 低 いと 想 定 される 建 物 比 率 総 務 省 統 計 局 が 発 表 している 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 を 使 用 して 平 成 20 年 度 と 昭 和 55 年 (1980) 以 前 の 建 物 種 別 棟 数 のデータより 区 市 別 のデータを 利 用 し 表 3.3 の 形 式 で 取 りまとめる これにより 事 業 者 のサービスエリアにおけるシールド 性 が 低 いと 想 定 される 建 築 物 比 率 の 値 として 使 用 する また 戸 建 および 集 合 住 宅 の 比 率 が アンケート 調 査 で 不 明 の 場 合 はこの 表 より 推 定 値 として 算 出 する 尚 共 同 住 宅 2 階 以 下 は 木 造 住 宅 が 多 く 高 さもほぼ 同 じと 推 定 されることから 一 戸 建 と 同 じ 分 類 とした 1 住 宅 総 数 2 一 戸 建 + 長 屋 総 数 3 共 同 住 宅 2 階 以 下 4 小 計 2+3 5 共 同 住 宅 3~10 階 6 共 同 住 宅 11 階 以 上 7 小 計 5+6 平 成 20 年 度 総 数 A 表 3.3 建 築 物 比 率 ~ 昭 和 55 年 (1980)までに 建 築 された 総 数 B 比 率 B/A (%) 注 ) 総 務 省 統 計 局 の 平 成 20 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 の 第 34 表 を 使 用 した 建 築 の 時 期 不 詳 階 数 その 他 含 まず 尚 中 間 報 告 書 では 区 市 別 データが 入 手 できなかったため 都 道 府 県 大 都 市 別 データを 使 用 また ケーブルテレビ 事 業 者 に 対 するアンケート 調 査 書 2 及 び3やヒアリング 結 果 より 表 3.4 を 作 成 する また インターネットの 流 合 雑 音 対 策 やアナログ 放 送 の 飛 び 込 み 対 策 のため に 実 施 している 宅 内 配 線 の 交 換 比 率 を 考 慮 して 最 終 的 に 障 害 規 模 を 算 出 する 各 シールド 性 の 比 率 を 決 定 する 表 3.4 再 送 信 を 受 信 する TV 受 信 機 のある 宅 内 配 線 系 のシールド 性 ( 推 定 値 ) 多 チャンネル 契 約 HT/STB の 未 使 用 部 屋 再 送 信 のみの 部 屋 シールド 性 の 高 い 比 率 (%) シールド 性 の 中 程 度 比 率 (%) シールド 性 の 低 い 比 率 (%) 17

3.6 障 害 発 生 規 模 の 推 定 デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 発 生 規 模 を 表 3.5 に 基 づき 算 出 する 表 3.5 デジアナ 変 換 へのアナログテレビの 混 信 障 害 の 規 模 推 定 ( 簡 易 法 )の 例 ( 表 中 の 赤 字 部 分 はサンプル 例 ) No 項 目 内 容 備 考 誤 差 ( 推 定 ) 1 テレビサービス 加 入 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) A 10 アンケート 調 査 3 等 より 2 多 チャンネルサービス 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) B 3 アンケート 調 査 3 等 より 3 再 送 信 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) C 7 =A-B 4 戸 建 : 集 合 の 戸 建 比 率 (%) D 55% アンケート 調 査 3 等 より 5 戸 建 : 集 合 の 集 合 比 率 (%) E 45% アンケート 調 査 3 等 より 6 多 チャンネルサービス 世 帯 数 内 ホーム 共 聴 比 率 F 40% アンケート 調 査 3 等 より 7 戸 建 のデジアナ 変 換 対 象 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) G 4.51 =B D F+C D 8 集 合 のデジアナ 変 換 対 象 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) H 4.50 =A E 9 デジアナ 変 換 対 象 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) I 9.01 =G+H 10 シールド 性 が 低 い 世 帯 数 比 率 (%) J 全 体 4% 未 改 修 比 率 ±30% = 建 物 統 計 比 率 未 改 修 比 率 戸 建 4% 0.1 集 合 3% 5.シールド 性 が 低 いと 推 定 される 建 物 より 11 シールド 性 が 低 い 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) K 0.36 =I J ±30% 12 シールド 性 が 中 程 度 世 帯 数 比 率 (%) L 40% アンケート 調 査 3 等 より ±30% 13 シールド 性 が 中 程 度 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) M 3.60 =I L ±30% 14 戸 建 : 混 信 が 発 生 すると 推 定 される 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) N 0.18 =G J P ±30% 対 象 エリア シールド 性 低 い: 全 域 のエリア P 1.00 15 集 合 住 宅 : 混 信 の 可 能 性 のあると 推 定 される 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) Q 0.39 =H (J P1+L P2) ±30% 対 象 エリア(P1) シールド 性 低 い: 全 域 のエリア P1 1.0 対 象 エリア(P2) シールド 性 中 : 全 域 の 高 層 住 宅 14% P2 0.14 16 混 信 が 発 生 する 可 能 性 のある 全 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) R 0.57 =N+Q ±30% 17 建 物 地 形 等 による 電 波 減 衰 による 世 帯 を 除 く 戸 建 比 率 S1 53% 表 8より(10kWエリア) +20%~-50% 建 物 地 形 等 による 電 波 減 衰 による 世 帯 を 除 く 集 合 比 率 S2 47% 表 8より(10kWエリア) +20%~-50% 18 混 信 発 生 が 想 定 される 対 象 世 帯 数 概 算 ( 世 帯 ) T 2,775 =N S1+Q S2 平 均 値 19 混 信 発 生 が 想 定 される 対 象 世 帯 率 概 算 (%) U 2.8% =U/A 20 混 信 発 生 が 想 定 される 対 象 世 帯 数 概 算 の 最 大 値 ( 世 帯 ) MAX 4,329 RおよびSの 誤 差 分 補 21 混 信 発 生 が 想 定 される 対 象 世 帯 数 概 算 の 最 小 値 ( 世 帯 ) MIN 971 RおよびSの 誤 差 分 補 22 アナログテレビ 残 存 比 率 (2011/7の 予 測 値 ) V 6% JEITA 発 表 値 より 23 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 ( 世 帯 ) W 167 =T U 平 均 値 24 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 率 概 算 (%) 0.17% =W/A 25 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 の 最 大 値 ( 世 帯 ) MAX 260 RおよびSの 誤 差 分 補 26 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 の 最 小 値 ( 世 帯 ) MIN 58 RおよびSの 誤 差 分 補 注 1) アナログテレビ 残 存 比 率 は 地 上 デジタル 放 送 の 利 活 用 の 在 り 方 と 普 及 に 向 けて 行 政 の 果 たすべき 役 割 < 平 成 16 年 諮 問 第 8 号 第 7 次 中 間 答 申 > ( 情 報 通 信 審 議 会 平 成 22 年 7 月 5 日 )の 別 添 4 の 2011 年 地 上 アナログ 放 送 終 了 に 伴 うテレビ 排 出 台 数 予 測 台 数 (( 社 ) 電 子 情 報 技 術 産 業 協 会 2010 年 5 月 24 日 )において テレビ 普 及 台 数 1 億 台 のうち 616 万 台 がデジ タル 放 送 を 受 信 しないアナログテレビ 受 信 機 が 残 存 するとしていることから 6%とした 18

注 2) 建 物 地 形 等 による 電 波 減 衰 による 世 帯 を 除 く 戸 建 比 率 は アナログ 放 送 送 信 所 の 方 向 を 向 いている 建 物 比 率 の 値 を 使 用 し 表 3.6 よりその 地 域 の 値 を 使 用 する 尚 こ れには 建 造 物 遮 蔽 の 影 響 を 含 んでいないので (-)の 誤 差 が 大 きくなる 可 能 性 が 高 いの で この 評 価 の 誤 差 としては+20~-50%として マイナス 分 を 多 く 取 ることとする 表 3.6 実 測 調 査 地 点 周 辺 のアナログ 放 送 送 信 所 方 向 を 向 いている 建 物 比 率 送 信 所 向 きの 周 辺 戸 建 建 物 送 信 所 向 きの 周 辺 集 合 建 物 区 分 送 信 所 向 送 信 所 向 全 棟 数 比 率 % き 棟 数 き 棟 数 全 棟 数 比 率 % 東 京 都 内 1,125 2,294 49% 293 656 45% 関 東 広 域 139 209 67% 38 54 70% 10kWエリア 1,891 3,588 53% 223 477 47% 5kWエリア 385 1,289 30% 77 195 39% 3kWエリア 309 586 53% 24 43 56% 2kW 以 下 エリア 1,187 2,417 49% 182 456 40% 全 国 5,399 11,069 49% 888 1,942 46% 注 3) 表 3.6 は 実 測 調 査 を 行 った 全 国 38 事 業 者 の 調 査 地 点 周 辺 (100m 角 )の 住 宅 目 視 調 査 を 行 い 送 信 パワー 別 各 エリアにおける 集 計 結 果 より 求 めたものである 3.7 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 案 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 案 を 事 業 者 の 状 況 を 吟 味 して コスト 面 実 現 性 等 を 検 討 して 対 策 案 を 作 成 する 19

第 4 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 の 状 況 4.1 デジアナ 変 換 へのアナログ 放 送 の 混 信 障 害 調 査 報 告 書 の 作 成 実 測 調 査 を 行 った 38 事 業 者 については デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 報 告 書 1)の 事 業 者 別 に 報 告 書 を 作 成 した これらの 作 成 にあたり アンケート 調 査 書 1( 付 録 1) 調 査 書 2( 付 録 2) 調 査 書 3( 付 録 3) およびヒアリング 調 査 の 結 果 をまとめた また 事 業 者 のサービスエリアと 電 界 強 度 シミュ レーション 図 の 作 成 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 ( 総 務 省 統 計 局 )のデータを 活 用 し て シールド 性 が 低 いと 想 定 される 建 物 比 率 を 都 道 府 県 大 都 市 別 のデータを 作 成 し デジ アナ 変 換 に 関 する 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 報 告 書 のデータを 使 用 して 障 害 発 生 規 模 の 推 定 を 行 い 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 案 を 検 討 した 尚 最 終 報 告 書 では 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 ( 総 務 省 統 計 局 )のデータで 区 市 別 データが 入 手 可 能 となったので 精 度 を 上 げるために その 区 市 別 データを 使 用 することとした 実 測 調 査 を 行 わなかった 219 事 業 者 については デジアナ 変 換 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 報 告 書 2)を 事 業 者 別 に 報 告 書 を 作 成 した また アンケ ート 調 査 等 が 未 回 収 のために 中 間 報 告 書 を 作 成 できなかった 事 業 者 についても 継 続 して 報 告 書 の 作 成 に 努 め 最 終 報 告 書 に 盛 り 込 むこととした 報 告 書 1 及 び 報 告 書 2 の 作 成 状 況 を 表 4.6 に 示 す これらの 作 成 にあたり アンケート 調 査 書 1を 行 い 混 信 障 害 の 可 能 性 のある 事 業 者 に 対 して 調 査 書 2を 行 った また 混 信 障 害 の 可 能 性 のある 事 業 者 に 対 し 事 業 者 のサービスエ リアと 電 界 強 度 シミュレーション 図 の 作 成 平 成 20 年 度 住 宅 土 地 統 計 調 査 ( 総 務 省 統 計 局 )のデータを 活 用 して シールド 性 が 低 いと 想 定 される 建 物 比 率 を 区 市 別 に 作 成 し 送 信 側 受 信 者 側 の 対 策 案 を 検 討 した デジアナ 変 換 信 号 へのアナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 規 模 推 定 について 事 業 者 の 希 望 を 確 認 のうえ 希 望 する 事 業 者 はアンケート 調 査 書 3( 付 録 3) に 回 答 をもらい それを 利 用 して 混 信 障 害 規 模 推 定 を 行 い 最 終 報 告 書 とした ヒアリングを 行 ったが 実 測 調 査 を 行 わなかった 事 業 者 についても 同 様 に 地 上 アナロ グテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 報 告 書 2)を 事 業 者 別 に 報 告 書 を 作 成 した 混 信 類 型 化 モデル 表 4.6 デジアナ 変 換 混 信 障 害 報 告 書 の 作 成 状 況 事 業 者 数 ( 施 設 数 ) 比 率 (%) 報 告 書 完 成 数 報 告 書 1 完 成 数 ( 実 測 調 査 分 ) 報 告 書 2 完 成 数 ( 実 測 調 査 除 く) 1&5( 同 期 型 ):VHF UHF 同 一 CH 停 波 前 156 54% 156 29 127 1&5( 非 同 期 型 未 定 ):VHF UHF 同 一 CH 停 波 前 19 7% 19 4 15 2 :VHF 同 一 CH 停 波 後 24 8% 24 3 21 3 : V-V 周 波 数 変 換 10 3% 10 2 8 4 : U-V 周 波 数 変 換 45 16% 45 45 6 :UHF 同 一 CH 停 波 後 1 0% 1 1 7:デジアナ 変 換 導 入 なし 未 定 22 8% 2 2 8:アンケート 調 査 書 1 未 回 答 その 他 12 4% 合 計 (アンケート 数 ) 289 257 38 219 20

4.2 混 信 障 害 の 類 型 化 モデル 別 事 業 者 事 業 者 へのアンケート 調 査 書 1( 付 録 1 を 参 照 )より 混 信 類 型 化 モデル 別 の 事 業 者 数 は 表 4.7 に 示 す 全 体 として 約 2,150 万 世 帯 を 対 象 とした 調 査 となった 混 信 類 型 化 モデル 表 4.7 混 信 障 害 の 類 型 化 モデル 別 の 事 業 者 数 事 業 者 数 ( 施 設 数 ) 比 率 (%) テレビ 接 続 世 帯 数 ( 万 世 帯 ) 比 率 (%) 1&5( 同 期 型 ):VHF UHF 同 一 CH 停 波 前 156 54% 1,685 78% 1&5( 非 同 期 型 未 定 ):VHF UHF 同 一 CH 停 波 前 19 7% 89 4% 2 :VHF 同 一 CH 停 波 後 24 8% 212 10% 3 : V-V 周 波 数 変 換 10 3% 56 3% 4 : U-V 周 波 数 変 換 45 16% 105 5% 6 :UHF 同 一 CH 停 波 後 1 0% 0 0% 7:デジアナ 変 換 導 入 なし 未 定 22 8% 17 1% 8:アンケート 調 査 書 1 未 回 答 その 他 12 4% 5 0% 合 計 (アンケート 数 ) 289 2,170 注 ) 広 域 エリアでサービスを 行 っている 事 業 者 は 送 信 所 のエリアごとに 集 計 している テレビ 接 続 世 帯 数 はヒアリングまたはケーブル 年 鑑 2011 等 による 数 字 を 使 用 している 21

第 5 章 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 の 分 析 5.1 実 測 調 査 結 果 による 混 信 障 害 検 討 のパラメータ 全 国 でデジアナ 変 換 混 信 障 害 の 実 測 調 査 を 実 施 した 38 事 業 者 の 実 測 調 査 結 果 より 混 信 障 害 検 討 のパラメータとして 使 用 している TV 受 信 者 端 子 電 圧 と 壁 透 過 損 の 全 調 査 ポイントの 最 低 値 の 平 均 値 を 送 信 所 パワー 別 にまとめると 表 5.1 表 5.2 のようになる TV 受 信 者 端 子 電 圧 については 戸 建 住 宅 と 集 合 住 宅 とであまり 差 がない 結 果 となり VHF 帯 では 最 低 で 70dBμV 以 上 となっている これは 実 測 調 査 施 設 のエリアが 強 電 界 エリアを 中 心 に 行 ったためと 考 えられる (UHF については ポイント 数 が 少 ないため 参 考 値 とす る) また 壁 透 過 損 についても VHF-Low 帯 で 9dB 程 度 VHF-High 帯 で 6~7dB 程 度 とな り これまで 使 用 してきた 表 1.2 の 壁 透 過 損 10dB よりやや 低 い 結 果 となった 建 物 構 造 の 差 により 違 うがあると 予 測 したが 戸 建 住 宅 と 集 合 住 宅 とであまり 差 がない 結 果 となった 表 5.1 TV 受 信 者 端 子 電 圧 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 区 分 最 低 TV 入 力 レベルVd(dBμV) 最 低 TV 入 力 レベルVd(dBμV) 調 査 調 査 VHF-L VHF-H UHF VHF-L VHF-H UHF 地 点 数 地 点 数 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 東 京 都 内 平 均 値 76.4 75.4 78.0 28 75.9 73.8 62.6 39 関 東 広 域 ( 東 京 都 内 除 く) 平 均 値 71.3 68.6 8 82.2 78.4 2 10kWエリア 平 均 値 73.3 71.6 61 75.6 73.3 73 5kWエリア 平 均 値 78.8 75.3 14 76.6 74.2 17 3kWエリア 平 均 値 71.9 73.4 80.1 23 70.5 71.6 7 2kW 以 下 エリア 平 均 値 73.0 70.7 50 75.6 71.6 39 全 国 平 均 値 74.1 72.5 79.0 184 76.1 73.8 62.6 177 注 )UHFの 調 査 地 点 数 は 合 計 7 地 点 注 )UHFの 調 査 地 点 数 は 合 計 5 地 点 表 5.2 壁 透 過 損 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 区 分 最 少 壁 透 過 損 β(db) 最 少 壁 透 過 損 β(db) 調 査 調 査 VHF-L VHF-H UHF VHF-L VHF-H UHF 地 点 数 地 点 数 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 東 京 都 内 平 均 値 7.1 3.8 7.4 28 9.1 7.9 4.2 39 関 東 広 域 ( 東 京 都 内 除 く) 平 均 値 10.5 5.9 8 6.5 4.0 2 10kWエリア 平 均 値 7.2 4.6 61 10.5 7.9 73 5kWエリア 平 均 値 12.3 9.3 14 9.5 9.6 17 3kWエリア 平 均 値 7.1 5.4 4.8 23 10.4 7.5 7 2kW 以 下 エリア 平 均 値 7.1 4.9 50 9.8 5.7 39 全 国 平 均 値 8.6 5.7 6.1 184 9.3 7.1 4.2 177 注 )UHFの 調 査 地 点 数 は 合 計 7 地 点 注 )UHFの 調 査 地 点 数 は 合 計 5 地 点 尚 遮 蔽 効 果 の 測 定 も 行 ったが 飛 び 込 み 信 号 の 測 定 において 飛 び 込 み 信 号 のレベルが 低 く 測 定 ノイズフロア 以 下 になる 場 合 が 多 くあるため その 計 算 値 をそのまま 利 用 するこ とができないので この 値 については 参 考 値 として 扱 いこととする 22

TV 受 信 者 端 子 電 圧 および 壁 透 過 損 の 実 測 結 果 の 平 均 値 を 使 用 すると デジアナ 変 換 実 測 混 信 障 害 調 査 中 央 値 ベースの 許 容 電 界 強 度 は 表 1.3 より 戸 建 住 宅 が 表 5.3 集 合 住 宅 が 表 5.4 のようになる この 結 果 より VHF-Low 帯 より VHF-High 帯 の 許 容 電 界 強 度 が 低 く VHF-High 帯 での 飛 び 込 み 混 信 が 起 り 易 いことを 示 している 遮 蔽 効 果 Se アナログTV 受 信 者 端 子 電 圧 表 5.3 戸 建 住 宅 の 許 容 電 界 強 度 ( 実 測 混 信 障 害 調 査 中 央 値 ベース) db dbμv 有 線 系 信 号 VHF-L(100MHz) VHF-H(200MHz) 高 い 中 程 度 低 い 高 い 中 程 度 低 い 70 60 50 60 45 30 74 74 74 73 73 73 壁 透 過 損 β db 9 9 9 6 6 6 実 効 長 le db -0.2-0.2-0.2-6.7-6.7-6.7 開 放 終 端 換 算 値 db 6 6 6 6 6 6 アナログTV 30 30 30 30 30 30 所 要 D/U db デジアナ( 同 期 ) 35 35 35 35 35 35 デジアナ( 非 同 期 ) 42 42 42 42 42 42 アナログTV 129 119 109 122 107 92 許 容 電 界 強 度 Elim dbμ デジアナ( 同 期 ) 124 114 104 117 102 87 V/m デジアナ( 非 同 期 ) 117 107 97 110 95 80 遮 蔽 効 果 Se アナログTV 受 信 者 端 子 電 圧 表 5.4 集 合 住 宅 の 許 容 電 界 強 度 ( 実 測 混 信 障 害 調 査 中 央 値 ベース) db dbμv 有 線 系 信 号 VHF-L(100MHz) VHF-H(200MHz) 高 い 中 程 度 低 い 高 い 中 程 度 低 い 70 60 50 60 45 30 76 76 76 74 74 74 壁 透 過 損 β db 9 9 9 7 7 7 実 効 長 le db -0.2-0.2-0.2-6.7-6.7-6.7 開 放 終 端 換 算 値 db 6 6 6 6 6 6 アナログTV 30 30 30 30 30 30 所 要 D/U db デジアナ( 同 期 ) 35 35 35 35 35 35 デジアナ( 非 同 期 ) 42 42 42 42 42 42 アナログTV 131 121 111 124 109 94 許 容 電 界 強 度 Elim dbμ デジアナ( 同 期 ) 126 116 106 119 104 89 V/m デジアナ( 非 同 期 ) 119 109 99 112 97 82 また 全 国 でデジアナ 変 換 混 信 障 害 の 実 測 調 査 を 実 施 した 38 事 業 者 について 混 信 障 害 の 規 模 を 算 出 するパラメータの 集 計 を 行 った 結 果 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 の 加 入 世 帯 数 は 494 万 世 帯 ( 推 定 値 )であり 今 回 の 調 査 対 象 の 23%になっており ほぼ 1/4 程 度 となっている 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 の 加 入 者 宅 のシールド 性 は 表 5.6 のような 結 果 となっており 混 信 障 害 が 発 生 しやすいシールド 性 の 低 い 比 率 は 10~14%になっている また シールド 性 が 23

中 程 度 と 高 いの 比 率 は ほぼ 同 程 度 の 45% 程 度 になっている この 結 果 より シールド 性 が 低 い 比 率 は 総 務 省 統 計 局 の 平 成 20 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 の 築 30 年 以 上 の 建 物 比 率 の 約 1/3 程 度 になっている これは 事 業 者 がアナログ 放 送 の 飛 び 込 み 対 策 やインターネット 流 合 雑 音 対 策 をかなり 実 施 している 結 果 と 推 定 される これらを 総 括 的 に 評 価 すると 宅 内 配 線 系 の 交 換 等 により シールド 性 の 低 い 比 率 は 約 20% 低 減 し またシールド 性 が 中 程 度 も 10% 程 度 低 減 し その 分 シールド 性 が 高 い 比 率 が 30% 程 度 増 加 した 結 果 になっていると 考 えられる 表 5.5 宅 内 配 線 系 のシールド 性 ( 平 均 値 ) シールド 性 の 高 い 比 率 (%) シールド 性 の 中 程 度 比 率 (%) シールド 性 の 低 い 比 率 (%) 戸 建 住 宅 41 14 45 集 合 住 宅 45 10 注 ) 実 測 調 査 を 行 っていない 事 業 者 も 含 めた 混 信 モデル 1 におけるシールド 性 の 低 い 比 率 は 戸 建 住 宅 18% 集 合 住 宅 11~12%になっており 表 5.5 より 戸 建 住 宅 がやや 多 い 傾 向 にある 5.2 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 における 混 信 分 析 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 において 混 信 の 可 能 性 がある 場 合 について 分 析 を 行 う 戸 建 住 宅 の 場 合 を 表 5.6 集 合 住 宅 の 場 合 を 表 5.7 に D/U がデジアナ 変 換 非 同 期 型 の 許 容 DU 比 42dB より 低 いの 場 合 の 個 別 データを 示 す 送 信 電 力 (kw) 50kW 10kW 5kW 3kW 1kW 表 5.6 戸 建 住 宅 の 飛 び 込 み DU 比 42dB 以 下 の 調 査 地 点 一 覧 表 アナログ 許 容 D/U 以 下 デジアナ 同 期 型 許 容 D/U 以 下 最 低 TV 入 力 レベルVd(dBμV) 飛 び 込 み 最 少 D/U (db) VHF-L VHF-H UHF VHF-L VHF-H UHF シールド 性 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 許 容 D/U 確 保 できない 理 由 73.4 69.8 34.1 26.4 中 20 強 電 界 (97dBμV/m) 1 52.7 52.9 36.0 36.0 中 45 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 4 67.7 67.9 37.0 33.0 中 18 L 型 プラグ 使 用 5 57.0 57.0 41.0 45.0 高 15 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 3 68.0 65.0 52.0 39.0 中 15 ワンタッチプラグ 使 用 5 61.0 58.0 40.0 34.0 中 23 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 4 85.0 65.0 47.0 21.0 中 25 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 4 72.2 63.0 49.8 36.9 高 30 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 3 57.0 56.0 39.1 38.0 中 20 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 4 75.2 67.8 42.4 38.8 低 12 壁 面 ユニット 直 付 け 6 64.7 61.4 46.1 33.5 低 11 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ 壁 面 ユニット 直 付 け 4 70.2 70.3 51.6 37.3 低 35 壁 面 ユニット 直 付 け 6 73.8 70.5 27.9 40.0 低 ~ 中 17 強 電 界 (92dBμV/m)+ 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け 2 86.6 84.4 32.5 52.8 中 3 強 電 界 (106dBμV/m)+ワンタッチプラグ 使 用 2 73.0 73.2 40.5 38.8 中 3 電 界 (86dBμV/m)+ワンタッチプラグ 使 用 5 74.2 75.7 36.7 39.0 中 10 強 電 界 (90dBμV/m)+ワンタッチプラグ 使 用 2 74.0 71.4 45.4 38.4 低 30 露 出 配 線 6 80.2 80.5 38.0 42.2 中 ~ 低 1 強 電 界 (90dBμV/m)+ワンタッチプラグ 使 用 2 61.2 61.6 30.3 30.0 低 30 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 分 岐 分 配 器 が 直 付 4 79.5 42.1 中 29 ワンタッチプラグ 使 用 5 62.9 40.0 中 35 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ワンタッチプラグ 4 77.8 16.0 中 15 電 界 (88dBμV/m)+ワンタッチプラグ 使 用 5 63.9 37.9 高 30 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+α( 不 明 ) 3 69.7 65.9 38.0 29.0 高 15 強 電 界 (97dBμV/m)+α( 不 明 ) 1 73.7 73.9 37.0 36.0 高 19 強 電 界 (106dBμV/m) 1 57.3 20.3 低 100 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ワンタッチプラグ 使 用 2 20.2 平 均 築 年 数 注 ) 要 因 区 分 は 表 5.9 と 同 一 のもの 使 用 している 築 年 数 ( 年 ) 要 因 区 分 24

送 信 電 力 (kw) 50kW 10kW 5kW 3kW 1kW 表 5.7 集 合 住 宅 の 飛 び 込 み DU 比 42dB 以 下 の 調 査 地 点 一 覧 表 アナログ 許 容 D/U 以 下 デジアナ 同 期 型 許 容 D/U 以 下 最 低 TV 入 力 レベルVd(dBμV) 飛 び 込 み 最 少 D/U (db) VHF-L VHF-H UHF VHF-L VHF-H UHF シールド 性 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 最 小 値 築 年 数 ( 年 ) 高 さ( 階 ) 許 容 D/U 確 保 できない 理 由 86.2 85.4 44.7 30.0 中 30 10 強 電 界 (110dBμV/m)+ 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け 2 86.5 86.9 32.9 39.4 中 12 8 強 電 界 (111dBμV/m)+ 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け 2 77.8 81.8 37.1 38.4 低 26 9 強 電 界 (92dBμV/m)+ 壁 面 ユニット 直 付 け 2 79.9 79.3 37.2 40.1 中 1 36 強 電 界 (110dBμV/m)+ワンタッチプラグ 2 71.0 68.1 64.8 49.5 41.2 44.8 高 10 7 強 電 界 (109dBμV/m) 1 63.7 65.9 21.0 27.0 中 22 1 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い ワンタッチプラグ 4 66.7 64.8 33.0 29.0 中 ~ 低 24 4 ワンタッチプラグ+ 同 軸 ケーブル4C-FV 5 67.7 68.8 38.0 34.0 中 4 2 ワンタッチプラグ 5 69.7 69.8 41.0 36.0 中 12 10 ワンタッチプラグ 5 89.7 85.9 43.0 39.0 高 ~ 中 4 12 強 電 界 (106dBμV/m) 1 60.0 58.0 53.0 41.0 高 1 4 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 3 71.2 71.0 59.2 40.0 中 10 3 ワンタッチプラグ+ 同 軸 ケーブル4C-FV 5 58.4 59.7 31.9 41.7 高 10 4 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い 飛 び 込 みレベル1ch? 3 69.0 64.8 38.7 37.0 中 10 1 屋 外 配 線 5C-2V/10m 5 69.7 71.5 32.0 32.6 中 19 16 ワンタッチプラグ 5 76.7 73.9 34.9 34.0 中 2 15 ワンタッチプラグ 5 78.5 40.5 中 13 11 強 電 界 (99dBμV/m)+ 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け 2 70.8 40.8 中 27 4 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け 5 63.8 26.0 中 10 3 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ワンタッチプラグ 使 用 4 77.8 29.0 中 13 2 ワンタッチプラグ 使 用 +α( 不 明 ) 5 65.9 40.2 高 10 12 シールド 性 低 い 理 由 不 明 7 75.7 70.9 55.0 37.0 中 19 1 同 軸 ケーブル5C-FV 5 64.6 38.3 中 1 10 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ワンタッチプラグ 使 用 4 59.5 31.4 中 1 2 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+ワンタッチプラグ 使 用 4 55.5 36.6 中 24 1 TV 入 力 端 子 レベルが 低 い+3C-2V 同 軸 ケーブル 4 12.6 7.5 平 均 築 年 数 高 さ( 階 ) 注 ) 要 因 区 分 は 表 5.9 と 同 一 のもの 使 用 している 要 因 区 分 表 5.6 および 表 5.7 を 飛 び 込 み 混 信 障 害 の 調 査 地 点 数 として 集 計 したものを 許 容 DU 比 別 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 の 調 査 地 点 数 として 表 5.8 に 示 す 多 くのケーブルテレビ 事 業 者 が 同 期 型 デシアナ 変 換 を 予 定 しているが 戸 建 集 合 住 宅 ともに 約 6%のエリアで 許 容 DU 比 を 確 保 できない 可 能 性 がある また 非 同 期 型 デジアナ 変 換 の 場 合 は 同 期 型 の 2 倍 強 の 規 模 で 混 信 が 発 生 する 可 能 性 を 示 している 表 5.8 許 容 DU 比 別 の 飛 び 込 み 混 信 障 害 の 調 査 地 点 数 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 飛 び 込 み 混 信 区 分 許 容 D/U (db) 地 点 数 比 率 (%) 地 点 数 比 率 (%) アナログ 放 送 許 容 D/U 以 下 30 7 4% 3 2% デジアナ 同 期 型 許 容 D/U 以 下 35 11 6% 11 6% デジアナ 非 同 期 型 許 容 D/U 以 下 42 26 14% 25 14% また 戸 建 住 宅 の 表 5.6 集 合 住 宅 の 表 5.7 より 非 同 期 型 デジアナ 変 換 の 許 容 DU 比 (42dB) が 確 保 できない 要 因 を 分 類 すると 表 5.9 のようになる 25

表 5.9 非 同 期 型 デジアナ 変 換 の 許 容 DU 比 (42dB)を 満 足 ではない 要 因 戸 建 住 宅 集 合 住 宅 DU 比 42dBを 確 保 できない 要 因 地 点 数 比 率 (%) 地 点 数 比 率 (%) 1 強 電 界 (90dBµV 以 上 )+シールド 性 高 3 12% 2 8% 31% 2 強 電 界 +シールド 性 中 以 下 5 19% 5 20% 3TV 入 力 レベル 低 い+シールド 性 高 3 12% 2 8% 38% 4TV 入 力 レベル 低 い+シールド 性 中 以 下 7 27% 5 20% 5ワンタッチプラグ 2V,FVタイプの 同 軸 壁 面 ユニット 入 出 力 直 付 け(シールド 性 中 ) 28% 28% 5 19% 19% 10 40% 40% 6 同 軸 ケーブル 直 付 け(シールド 性 低 ) 3 12% 12% 0 0% 0% 7 不 明 0 0% 0% 1 4% 4% 合 計 26 25 これより 戸 建 住 宅 の 場 合 は 強 電 界 の 影 響 ( 表 5.9 の1および2)が 31% TV 入 力 レベル が 低 い(60dBμV 近 傍 )の 場 合 ( 表 5.9 の3および4)が 38% シールド 性 が 中 の 場 合 ( 表 5.9 の 5)が 19% シールド 性 が 低 い 場 合 ( 表 5.9 の6)が 12%となっており 集 合 住 宅 の 場 合 は 強 電 界 の 影 響 が 28% TV 入 力 レベルが 低 い(60dBμV 近 傍 )の 場 合 が 28% シールド 性 が 中 の 場 合 が 40% シールド 性 が 低 い 場 合 が 0%となっている この 強 電 界 TV 入 力 レベルが 低 い シールド 性 が 中 以 下 の 3 つがほとんどの 要 因 になっており その 複 合 要 因 となっている 場 合 が 多 い また 集 合 住 宅 ではシールド 性 が 低 い 場 合 は 0%となっており これは これまでに アナログ 飛 び 込 み 対 策 やインターネット 流 合 雑 音 対 策 が 十 分 に 実 施 されているものと 推 定 さ れる 表 5.1 において TV 入 力 レベルの 平 均 値 を 示 したが 非 同 期 型 デジアナ 変 換 の 許 容 DU 比 (42dB)を 満 足 しない 場 合 は TV 入 力 レベルが 低 い 場 合 に 起 きやすいことを 示 しており 平 均 値 よりも 10dB 以 上 低 い 場 合 には 特 に 注 意 が 必 要 である 5.3 デジアナ 変 換 混 信 障 害 の 規 模 およびエリア 予 測 デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 を 行 った 38 事 業 者 におけるアナログ 放 送 の 飛 び 込 み 混 信 が 発 生 すると 想 定 されるエリア 及 び 世 帯 数 の 集 計 より アナログ 放 送 送 信 所 の 送 信 パワー 地 域 別 の 集 計 を 表 5.10~ 表 5.11 にまとめた 地 上 アナログテレビ 放 送 によるデジアナ 変 換 の 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 のある 対 象 世 帯 数 概 算 ( 平 均 ) 値 は 237,647 世 帯 ( 加 入 者 世 帯 比 率 4.8%) 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 世 帯 は アナログ TV 残 存 率 を 6%とした 場 合 に 14,324 世 帯 ( 加 入 者 世 帯 比 率 0.29%)となった このうち 対 象 世 帯 数 概 算 平 均 値 が 6%を 超 える 事 業 者 は 11 事 業 者 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 世 帯 が 0.5% 以 上 となる 事 業 者 は 9 事 業 者 となった 全 ての 実 測 調 査 ポイントから 算 出 した 飛 び 込 み 混 信 区 分 が デジアナ 変 換 同 期 型 許 容 DU 比 以 下 である 場 合 の 比 率 は 表 5.8より 戸 建 住 宅 及 び 集 合 住 宅 いずれも6%であり このことは 戸 建 集 合 住 宅 共 に 約 6%のエリアで 許 容 DU 比 を 確 保 できない 可 能 性 があること( 混 信 発 生 の 可 能 性 が あること)を 示 している 一 方 デジアナ 変 換 へのアナログテレビ 混 信 障 害 の 規 模 推 定 ( 簡 易 法 )による 障 害 規 模 を 算 出 したものによると 混 信 発 生 世 帯 の 推 定 比 率 は4.8%となり 表 5.8で 得 られた 値 との 誤 差 は1% 程 度 となったので この 混 信 障 害 規 模 推 定 ( 簡 易 法 )は 十 分 に 利 用 できるものであると 考 える 26

両 者 の 数 値 のうち 表 5.8の 戸 建 住 宅 及 び 集 合 住 宅 のデータは 全 国 38 事 業 者 の364 地 点 の 測 定 結 果 であり 統 計 的 なサンプル 数 としても 十 分 な 数 であると 考 えられるが 接 続 世 帯 数 の 少 ない 事 業 者 で 一 部 許 容 DU 比 が 確 保 できない 調 査 地 点 が 集 中 している 傾 向 にあり このことが 両 者 の 誤 差 になかったと 考 える 尚 中 間 報 告 書 作 成 段 階 のデジアナ 変 換 信 号 へのアナログテレビの 混 信 障 害 の 推 定 規 模 ( 簡 易 法 )の 算 出 方 法 は 実 測 調 査 サンプルの 建 物 遮 蔽 で 電 界 強 度 シミュレーシ ョン 値 と 実 測 屋 外 電 界 強 度 の 差 が10dB 以 上 大 きいものを 算 出 し それを 建 物 障 害 の 遮 蔽 による 低 減 係 数 として 混 信 対 象 世 帯 数 を 算 出 していたがサンプル 数 が 少 なく 精 度 が 低 いので 最 終 報 告 書 ではサンプル 数 の 多 い 実 測 調 査 地 点 周 辺 の 建 物 がアナログ 放 送 の 送 信 所 を 向 いている 建 物 比 率 を 戸 建 住 宅 と 集 合 住 宅 で 調 査 をした 値 を 求 め この 比 率 が 混 信 対 象 世 帯 とすることとした この 結 果 誤 差 を 約 1% 程 度 圧 縮 することができた また 実 施 調 査 を 実 施 していない 事 業 者 を 含 めた 混 信 モデル 1 の 事 業 者 における 地 上 アナ ログテレビ 放 送 によるデジアナ 変 換 の 混 信 障 害 が 発 生 する 可 能 性 のある 対 象 世 帯 数 概 算 ( 平 均 値 )は 加 入 者 世 帯 比 率 3.7% 混 信 発 生 が 想 定 される 世 帯 数 概 算 世 帯 は アナログ TV 残 存 率 を 6%とした 場 合 に 加 入 者 世 帯 比 率 0.22%となり 実 測 調 査 地 域 の 値 よりやや 低 くなっ た これは 今 回 の 実 測 調 査 実 施 地 域 が 混 信 の 発 生 しやすい 強 電 界 地 域 を 対 象 として 実 施 し たためである 表 5.11 より 11 階 以 上 の 高 層 住 宅 においては TV 受 信 者 端 子 電 圧 が 平 均 的 な 71dBμV の 場 合 東 京 タワーの 近 傍 8km 以 内 では 東 京 タワーが 直 視 できる 建 物 では 高 シールド 性 であ っても デジアナ 変 換 への 飛 び 込 み 混 信 が 発 生 する 可 能 性 があることを 示 しており TV 受 信 者 端 子 電 圧 が 有 線 テレビジョン 放 送 法 施 行 規 則 の 下 限 の 60dBμV 付 近 の 低 い 場 合 には 30km 以 内 で 飛 び 込 み 混 信 の 可 能 性 がある この TV 受 信 者 端 子 電 圧 が 低 い 実 測 調 査 を 行 った 事 業 者 の 混 信 発 生 対 象 世 帯 推 定 比 率 は 9~28%もなり アナログ 放 送 のデジアナ 変 換 信 号 への 飛 び 込 み 混 信 が 発 生 しやすい 施 設 となっている このような 場 合 は TV 受 信 者 端 子 電 圧 が 一 般 的 な 平 均 値 の 70dBμV 以 下 の 場 合 には 宅 内 配 線 の 高 シールド 化 対 策 では 不 十 分 あり TV 受 信 者 端 子 電 圧 を 80dBμV 程 度 までより 高 くするか STB 等 を 使 用 してデジタル 受 信 で 対 応 するかの 方 法 が 対 策 方 法 となる それ 以 外 の 場 合 は 全 国 的 に 宅 内 配 線 系 の 高 シールド 化 対 策 を 実 施 することで デジアナ 変 換 への 飛 び 込 み 混 信 対 策 は 可 能 であると 考 えられる また 10m(4 階 )の 高 さにおいて 集 合 住 宅 のシールド 性 中 程 度 で 混 信 が 発 生 する 可 能 性 の ある 事 業 者 の 混 信 発 生 対 象 世 帯 推 定 比 率 は 4.2%~12% 程 度 になっており 2 番 目 にアナログ 放 送 のデジアナ 変 換 信 号 への 飛 び 込 み 混 信 が 発 生 しやすい 施 設 となっている 実 測 調 査 を 行 わなかった 送 信 所 電 力 1kW 以 下 のエリアにおける 戸 建 住 宅 および 集 合 住 宅 における 混 信 エリアをシミュレーションしたが 25m(11 階 ) 以 上 の 高 層 住 宅 でかつシールド 性 が 低 い 場 合 を 除 くとほとんど 混 信 は 発 生 しないと 推 定 されることが 分 かった 参 考 に アナログ 放 送 のデジアナ 変 換 信 号 への 飛 び 込 み 混 信 障 害 比 率 は 表 5.12 に 実 測 調 査 を 行 った 地 域 の 送 信 電 力 別 による 区 分 でまとめたものを 示 す 27

表 5. 10 戸 建 住 宅 : 混 信 障 害 可 能 性 のあるエリア( 送 信 所 よりの 距 離 : 最 大 値 ) 区 分 戸 建 住 宅 障 害 エリア 低 シールド 性 中 シールド 性 東 京 都 内 ~30km ~10km 関 東 広 域 ( 東 京 都 内 除 く) ~20km なし 10kWエリア 中 京 広 域 ~20km なし 近 畿 広 域 ~40km なし 札 幌 ~40km なし その 他 ~20km ~4km 5kWエリア ~10km なし 3kWエリア ~19km なし 2kWエリア ~3km なし 1kWエリア( 実 測 調 査 ) ~10km なし 以 下 アンケート 調 査 による 分 析 1kWエリア( 非 実 測 調 査 ) なし なし 500Wエリア なし~ 極 近 傍 のみ なし 100Wエリア なし なし 75Wエリア なし なし 30Wエリア なし なし 10Wエリア なし なし 区 分 表 5. 11 集 合 住 宅 : 混 信 障 害 可 能 性 のあるエリア( 送 信 所 よりの 距 離 : 最 大 値 ) 10m(4 階 ) 集 合 住 宅 障 害 エリア 25m(11 階 ) 以 上 集 合 住 宅 障 害 エリア 低 シールド 性 中 シールド 性 高 シールド 性 低 シールド 性 中 シールド 性 高 シールド 性 東 京 都 内 ~30km ~25km ~10km( 注 *2) ~30km ~25km ~8km( 注 *1) ~30km( 注 *2) 関 東 広 域 ( 東 京 都 内 除 く) ~35km なし なし ~65km ~25km なし 10kWエリア 中 京 広 域 ~25km なし なし ~50km ~25km なし 近 畿 広 域 ~70km なし なし ~70km ~30km なし 札 幌 ~65km なし なし ~100km なし なし その 他 ~55km ~13km なし ~55km ~30km なし 5kWエリア ~25km なし なし ~30km ~12km なし 3kWエリア ~35km なし なし ~35km ~12km なし 2kWエリア なし なし なし ~17km なし なし 1kWエリア( 実 測 調 査 ) ~18km なし なし ~30km ~7km なし 注 *1)TV 受 信 者 端 子 レベルが 平 均 的 な 値 の 場 合 (71dBμV) 注 *2)TV 受 信 者 端 子 レベルが 低 い 場 合 (62dBμV) 以 下 アンケート 調 査 による 分 析 1kWエリア( 非 実 測 調 査 ) なし なし なし ~12, 23km なし なし 500Wエリア なし~ 極 近 傍 のみ なし なし ~6, 10km なし なし 100Wエリア なし なし なし なし~7km なし なし 75Wエリア なし なし なし ~8km なし なし 30Wエリア ~0.3km なし なし ~4, 6km なし なし 10Wエリア なし なし なし なし なし なし 28

表 5.12 実 測 調 査 を 行 った 施 設 の 混 信 障 害 エリアと 障 害 規 模 推 定 区 分 混 信 障 害 対 象 世 帯 推 定 比 率 (%) 混 信 障 害 世 帯 推 定 比 率 (%) ( 平 均 値 ) ( 平 均 値 ) 東 京 都 内 1.3~28.6 0.1~1.7 関 東 広 域 ( 東 京 都 内 除 く) 0.1~0.9 0.01~0.05 10kWエリア 中 京 広 域 0.7~4.8 0.04~0.3 近 畿 広 域 0~8.4 0~0.5 札 幌 3.0 0.2 その 他 4.5~11.2 0.3~0.7 5kWエリア 0.9~4.6 0.05~0.3 3kWエリア 0~6.8 0~0.4 2kWエリア 0.1 0.01 1kWエリア 0~4.2 0~0.3 全 国 平 均 (%) 4.8 0.3 注 ) 混 信 障 害 世 帯 推 定 比 率 は アナログ TV 受 信 機 の 残 存 率 を 6%として 算 出 している しかし 事 業 者 がデジアナ 変 換 サービスをアナログ 停 波 前 より 早 く 導 入 する 場 合 は この 値 よりアナログ TV 受 信 機 の 残 存 率 が 高 くなる 可 能 性 があるので これを 考 慮 する 必 要 である 29

5.4 混 信 障 害 規 模 算 出 に 関 する 考 察 表 5.8 において 全 実 測 調 査 ポイントより 算 出 したデジアナ 変 換 同 期 型 許 容 DU 比 値 以 下 の 比 率 は 戸 建 および 集 合 とも 6%になっているが 中 間 報 告 書 段 階 の 障 害 規 模 算 出 した 対 象 加 入 者 世 帯 比 率 3.9%となっており 6%よりかなり 少 ない 値 であり 整 合 性 が 良 くない このことから デジアナ 変 換 へのアナログテレビの 混 信 障 害 の 規 模 推 定 ( 簡 易 法 )の 算 出 方 法 に ついて 見 直 しが 必 要 と 考 えられる 中 間 報 告 書 では 建 物 地 形 等 による 遮 蔽 のために 電 波 減 衰 が 発 生 するので この 評 価 を 行 うために 実 測 調 査 ポイントの 電 界 強 度 シミュレーションと 実 測 電 界 強 度 に 10dB 程 度 の 差 のある 場 合 の 比 率 を 求 めて 算 出 した 低 減 係 数 を 用 いたが 実 測 調 査 10 ポイントよりサービ スエリア 内 の 傾 向 は 掴 むことができるが それで 全 体 を 推 定 するのは 誤 差 が 大 きいと 考 えら れる このことが 実 測 結 果 と 混 信 障 害 の 規 模 推 定 ( 簡 易 法 )の 算 出 方 法 の 値 の 違 いとなった 大 きな 要 因 のと 推 定 する このため 精 度 アップのための 検 討 が 必 要 となる これに 代 わるパ ラメータとして 実 測 調 査 の 時 に 調 査 ポイント 周 辺 の 戸 建 集 合 住 宅 の 向 きに 関 するデー タを 収 集 しており ポイント 数 も 多 いので 有 用 と 考 える 従 って 新 しい 低 減 係 数 は 表 5.13 の 送 信 所 を 向 いている 建 物 比 率 とする これらより 全 国 平 均 でほぼ 半 分 が 送 信 所 の 方 向 を 住 宅 が 向 いていることが 分 かる 表 5.13 実 測 調 査 地 点 周 辺 のアナログ 放 送 送 信 所 方 向 を 向 いている 建 物 比 率 送 信 所 向 きの 周 辺 戸 建 建 物 送 信 所 向 きの 周 辺 集 合 建 物 区 分 送 信 所 向 送 信 所 向 全 棟 数 比 率 % き 棟 数 き 棟 数 全 棟 数 比 率 % 東 京 都 内 1,125 2,294 49% 293 656 45% 関 東 広 域 139 209 67% 38 54 70% 10kWエリア 1,891 3,588 53% 223 477 47% 5kWエリア 385 1,289 30% 77 195 39% 3kWエリア 309 586 53% 24 43 56% 2kW 以 下 エリア 1,187 2,417 49% 182 456 40% 全 国 5,399 11,069 49% 888 1,942 46% これには 建 造 物 の 遮 蔽 による 電 界 強 度 の 低 下 を 含 んでいないが 実 際 には 建 造 物 遮 蔽 が ある 場 合 がある このため この 評 価 の 誤 差 としては+20~-50%として マイナス 分 を 多 く 取 ることとする 表 5.10~5.12 の 混 信 障 害 エリアや 障 害 規 模 推 定 は このパラメータを 使 用 としている 5.5 アナログ 放 送 のよるデジアナ 変 換 混 信 障 害 調 査 報 告 書 のまとめ 本 報 告 書 では デジアナ 変 換 混 信 障 害 実 測 調 査 結 果 を 分 析 し 混 信 障 害 検 討 パラメータの 評 価 実 測 調 査 におけるデジアナ 変 換 信 号 への 混 信 の 可 能 性 ある 測 定 ポイントの 分 析 および 混 信 障 害 の 規 模 エリア 予 測 を 吟 味 してきた これらの 結 果 を 利 用 して 混 信 障 害 エリアや その 規 模 推 定 方 法 の 見 直 しを 行 い 実 測 調 査 を 行 っていない 事 業 者 においても 特 に 混 信 障 30

害 モデル 1 のアナログ 放 送 停 波 前 に 同 一 チャンネルにおいてデジアナ 変 換 サービスの 実 施 を 予 定 している 事 業 者 の 混 信 障 害 エリアおよびその 規 模 推 定 ( 希 望 する 場 合 のみ)を 行 い デジ アナ 変 換 信 号 への 地 上 アナログテレビ 放 送 の 混 信 障 害 に 関 する 調 査 報 告 書 の 最 終 報 告 書 に その 結 果 を 反 映 させた 中 間 報 告 書 のあと 最 終 報 告 書 の 作 成 に 向 けて デジアナ 変 換 信 号 によるアナログ 放 送 へ の 飛 び 込 み 混 信 障 害 について 検 討 をおこなった 項 目 は 次 のようになる 1) 障 害 規 模 推 定 算 出 方 法 の 見 直 しを 行 った 2) 実 測 調 査 において TV 入 力 端 子 電 圧 が 低 い 場 合 に 混 信 障 害 が 発 生 しているので 障 害 発 生 エリアの 検 討 に 最 低 TV 入 力 端 子 電 圧 における 混 信 エリアを 検 討 した 3) デジアナ 変 換 混 信 障 害 エリアを サービスエリアと 電 界 強 度 シミュレーション の 図 に 追 記 し 視 覚 的 に 分 かるように 配 慮 した 4) 混 信 障 害 規 模 の 誤 差 要 因 を 検 討 し 混 信 規 模 推 定 シミュレーションと 実 測 結 果 の 許 容 DU 比 を 満 足 しない 比 率 の 差 を 約 1%に 抑 え 込 むことができた この 結 果 デジアナ 変 換 サービ スへのマルチメディア 放 送 の 混 信 規 模 エリア 等 の 検 討 にも 利 用 できるようになった 5) デジアナ 変 換 信 号 への 飛 び 込 み 混 信 障 害 実 験 を 行 い 画 像 データの 収 集 を 行 ったので 希 望 するケーブルテレビ 事 業 者 に 提 供 できるようになった 以 上 31

付 録 1 事 業 者 アンケート 調 査 書 1のフォーマット 整 理 No. 1) ケーブルテレビ 事 業 者 の 基 本 情 報 御 社 の 基 本 情 報 についてお 答 えください No. 項 目 記 入 欄 備 考 2-1 回 答 日 平 成 年 月 日 回 答 者 ( 所 属 部 署 ) 回 答 者 : ( 所 属 部 署 ): 2-2 ケーブルテレビ 事 業 者 ( 局 ) 名 2-3 デジアナ 変 換 サービス 提 供 開 始 予 定 の 年 月 日 サービス 提 供 開 始 日 : 平 成 年 月 日 アナログ 停 波 前 または 停 波 後 未 定 の 場 合 は アナログ 停 波 前 または 停 波 後 かの 区 分 を 記 入 ください 2-4 再 送 信 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 ( 電 波 塔 )の 名 送 信 所 ( 電 波 塔 ) 称 2-5 問 い 合 わせ 先 氏 名 : 部 署 名 : 電 話 番 号 : E-mail : 混 信 障 害 調 査 に 対 する 問 い 合 わせ 先 を 記 入 くださ い 32

2) 標 準 VHF チャンネル(アナログ)の 利 用 用 途 標 準 VHF(UHF)チャンネルの 利 用 用 途 についてお 答 えください ( 再 送 信 地 上 アナログテレビ 放 送 の 送 信 所 名 : ) CH 現 在 の 使 用 用 途 アナログ デジアナ 区 分 同 一 ch または 周 波 数 変 換 の 区 分 デジアナ 変 換 導 入 後 の 用 途 ( 案 ) アナログ 放 送 との 同 期 型 非 同 期 型 の 区 分 記 入 例 A 放 送 局 の 再 送 信 アナログ 14ch を 1ch に 変 換 A 放 送 局 のデジアナ 再 送 信 非 同 期 型 1 ch 2 ch 3 ch 4 ch 5 ch 6 ch 7 ch 8 ch 9 ch 10 ch 11 ch 12 ch UHF ch ch( 同 一 ch) UHF ch ch( 同 一 ch) UHF ch ch( 同 一 ch) 注 ) 地 上 アナログテレビ 放 送 については 放 送 局 名 を 必 ず 記 入 お 願 いします また ケーブル 網 内 での 再 送 信 方 式 は 電 波 と 同 一 周 波 数 方 式 ( 同 一 ch パススルー)であるか 周 波 数 変 換 方 式 (ch 変 換 パススルー)であるかの 区 分 を 記 入 ください UHF のまま 同 一 ch パススルーしている 場 合 は 上 記 UHF ch の 欄 や 未 使 用 の VHFch 欄 を 加 工 して 記 入 ください また デジアナ 変 換 装 置 は 地 上 アナログテレビ 放 送 の 周 波 数 に 対 して 同 期 型 非 同 期 型 であるかの 区 分 を 記 入 ください 33