平 成 24 年 度 決 算 報 告 去 る9 月 19 日 に 開 催 した 第 113 回 代 議 員 会 において 当 基 金 の 平 成 24 年 度 決 算 が 議 決 承 認 されましたので お 知 らせします 24 年 度 の 年 金 資 産 運 用 状 況 は 欧 州 の 財 政 再

213 年 NO.5 西 日 本 段 ボール 厚 生 年 金 基 金

平 成 24 年 度 決 算 報 告 去 る9 月 19 日 に 開 催 した 第 113 回 代 議 員 会 において 当 基 金 の 平 成 24 年 度 決 算 が 議 決 承 認 されましたので お 知 らせします 24 年 度 の 年 金 資 産 運 用 状 況 は 欧 州 の 財 政 再 建 に 対 する 不 透 明 感 や 米 国 における 景 気 悪 化 懸 念 などが 要 因 となり 前 半 は 低 迷 を 続 けました 後 半 に 入 り 米 国 FRBの 量 的 緩 和 策 第 3 弾 (QE3)や 欧 州 ECBによるOMTなどの 追 加 金 融 緩 和 策 などにより 徐 々に 持 ち 直 し 11 月 中 旬 からの 新 政 権 発 足 予 測 そして 12 月 の 第 2 次 安 部 政 権 誕 生 さらに アベノ ミクス 効 果 の 期 待 感 で 一 気 に 株 価 が 上 昇 し 久 しぶりの2 桁 のプラス 計 上 となりました 今 年 に 入 り 順 調 に 伸 びていた 国 内 株 式 も 5 月 22 日 の QE3 縮 小 報 道 で 一 気 に 下 落 し そ の 後 株 価 は 一 進 一 退 を 続 けています 1 月 の 消 費 税 導 入 決 定 や QE3 の 動 向 等 まだ まだ 不 確 定 要 素 を 含 んでいますが 当 基 金 としましては 今 年 6 月 末 からは 運 用 利 回 り 目 標 を 2.5%へ 下 げて より 安 全 性 の 高 い 運 用 を 行 っています なお 代 議 員 会 にて 議 決 承 認 されました 内 容 につきましては 当 基 金 のホームページにも 掲 載 しております http://www.seidan-kikin.jp/ 年 度 末 の 年 金 資 産 は38 億 3,265 万 円 になりました 年 金 経 理 1 年 間 の 収 支 状 況 ( 損 益 計 算 書 経 常 収 支 ) 年 金 の 支 払 いや その 財 源 となる 年 金 資 産 に 関 する 経 理 です 基 金 の 主 な 収 入 源 である 掛 金 主 な 支 出 である 年 金 の 支 払 い 年 金 資 産 の 運 用 損 益 などの1 年 間 の 収 支 を 明 らかにしています 6 億 6,2 万 円 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 平 成 25 年 3 月 31 日 ) 掛 金 等 収 入 (22 億 1,1 万 円 ) 加 入 員 と 事 業 主 からの 掛 金 政 府 負 担 金 (2 億 3,6 万 円 ) 年 金 の 支 払 いにかかる 費 用 のうち 国 からの 交 付 金 運 用 収 益 (36 億 1,5 万 円 ) 42 億 1,4 万 円 給 付 費 (39 億 9,9 万 円 ) 年 金 の 支 払 い 運 用 報 酬 等 (8,2 万 円 ) 信 託 銀 行 に 支 払 った 運 用 手 数 料 移 換 金 等 (1 億 3 万 円 ) 基 金 から 企 業 年 金 連 合 会 へ 移 換 した 中 途 脱 退 者 の 年 金 原 資 業 務 委 託 費 (2,8 万 円 ) 運 用 機 関 に 委 託 している 年 金 の 支 払 いなどの 業 務 の 委 託 手 数 料 収 益 費 用 その 他 (2 万 円 ) 財 政 バランス ( 貸 借 対 照 表 ) 8 年 度 末 において 実 際 に 保 有 する 年 金 資 産 と 将 来 の 年 金 給 付 のために 積 み 立 てておく べき 資 産 ( 給 付 債 務 )を 比 較 し 基 金 財 政 が 健 全 に 推 移 しているかをチェックします ( 平 成 25 年 3 月 31 日 現 在 ) 流 動 資 産 3615 不 足 金 236 2211 7 資 産 勘 定 311 億 9,9 万 円 負 債 勘 定 311 億 9,9 万 円 年 金 資 産 ( 固 定 資 産 ) 6 5 4 3 2 1 38 億 3,3 万 円 3 億 5,3 万 円 1,3 万 円 5 4 3 2 1 責 任 準 備 金 最 低 責 任 準 備 金 責 任 準 備 金 (プラスアルファ 部 分 ) 最 低 責 任 準 備 金 調 整 額 流 動 負 債 支 払 備 金 2 28 13 82 3999 32 億 8,4 万 円 28 億 9,7 万 円 11 億 8 万 円 1 億 7,9 万 円 9 億 1,5 万 円 2

業 務 経 理 業 務 会 計 基 金 の 運 営 に 関 する 経 理 で 業 務 運 営 に 必 要 な 経 費 を 処 理 する 会 計 です ( 平 成 24 年 4 月 1 日 平 成 25 年 3 月 31 日 ) 4,947 万 円 5,188 万 円 事 務 費 (4,354 万 円 ) 事 業 運 営 に 要 した 費 用 掛 金 収 入 (4,934 万 円 ) 事 業 主 からの 掛 金 その 他 (13 万 円 ) 代 議 員 会 費 (39 万 円 ) 代 議 員 会 に 要 した 費 用 繰 入 金 (72 万 円 ) 年 金 経 理 や 福 祉 施 設 会 計 へ 繰 入 れた 額 その 他 (93 万 円 ) 受 入 金 (7 万 円 ) 業 務 会 計 からの 受 入 金 その 他 (2 万 円 ) 13 4934 5 4 3 2 収 益 業 務 経 理 福 祉 施 設 会 計 72 万 円 収 益 6 5 4 3 2 費 用 慶 弔 金 の 給 付 や 基 金 広 報 など 福 祉 施 設 事 業 に 関 する 経 費 を 処 理 する 会 計 です 63 万 円 費 用 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 平 成 25 年 3 月 31 日 ) 93 広 報 費 (317 万 円 ) 72 結 婚 祝 金 (98 万 円 ) 死 亡 弔 慰 金 (215 万 円 ) 39 4534 1 1 当 基 金 の 現 状 についてお 知 らせします( 平 成 25 年 3 月 31 日 現 在 ) 年 金 資 産 の 積 立 状 況 2 215 毎 年 度 の 決 算 では 受 給 権 保 護 の 観 点 から 年 金 資 産 の 積 立 水 準 を 継 続 基 準 と 非 継 続 基 準 の2つの 7 98 基 準 でチェックしています 24 年 度 の 検 証 結 果 は 次 のとおりです 継 続 基 準 8 7 基 金 の 継 続 を 前 提 とした 検 証 317 基 金 の 解 散 を 仮 定 した 場 合 の 検 証 非 継 続 基 準 8 7 ( 最 低 基 準 は1. 倍 ) ( 最 低 基 準 は.92 倍 ) 6 6 5 5 4 4 純 資 産 額 + 許 容 繰 越 不 足 金 335 億 円 3 =1.1 3 倍 2 2 責 任 準 備 金 33 億 円 1 1 純 資 産 額 33 億 円 =.71 倍 最 低 積 立 基 準 額 423 億 円 年 金 資 産 の 運 用 状 況 資 産 額 収 益 額 修 正 総 合 利 回 り 38 億 3,3 万 円 36 億 1,5 万 円 13.4% 資 産 の 構 成 割 合 その 他 6.8% 国 内 債 券 39.9% 国 内 株 式 24.3% 外 国 債 券 8.9% 外 国 株 式 2.1% 加 入 員 数 設 立 事 業 所 数 年 金 の 支 給 状 況 男 女 合 計 5,168 人 1,541 39.9 人 24.3 8.9 2.1 6.8 6,79 人 2 企 業 数 設 立 事 業 所 数 115 社 122 事 業 所 4 6 受 給 者 数 支 給 総 額 基 本 年 金 6,58 人 39 億 9,9 万 円 8 1 3

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厚 生 年 金 基 金 制 度 が 見 直 されました ( 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 改 正 ) 厚 生 年 金 基 金 は 財 政 健 全 基 金 を 除 き 解 散 の 方 向 厚 生 年 金 基 金 制 度 の 改 革 を 主 な 内 容 とする 公 的 年 金 制 度 の 健 全 性 及 び 信 頼 性 の 確 保 のための 厚 生 年 金 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 が 平 成 25 年 6 月 19 日 に 国 会 で 成 立 し 同 26 日 に 公 布 されました 今 回 の 法 律 では 厚 生 年 金 基 金 制 度 について 他 の 企 業 年 金 制 度 への 移 行 を 促 進 しつつ 特 例 的 な 解 散 制 度 の 導 入 を 行 うこととしています 施 行 期 日 は 公 布 日 ( 平 成 25 年 6 月 26 日 )から1 年 を 超 えない 範 囲 で 政 令 で 定 める 日 となっています が 国 会 審 議 では 平 成 26 年 4 月 1 日 施 行 とする 旨 が 言 及 されています 厚 生 年 金 基 金 制 度 の 見 直 し 施 行 日 以 降 は 厚 生 年 金 基 金 の 新 設 は 認 めない 施 行 日 から5 年 間 の 時 限 措 置 として 特 例 解 散 制 度 を 見 直 し 分 割 納 付 における 事 業 所 間 の 連 帯 責 任 を 外 すなど 基 金 の 解 散 時 に 国 に 納 付 する 最 低 責 任 準 備 金 の 納 付 期 限 納 付 方 法 の 特 例 を 設 ける 施 行 日 から5 年 後 以 降 は 代 行 資 産 保 全 の 観 点 から 設 定 した 基 準 を 満 たさない 基 金 について は 厚 生 労 働 大 臣 が 第 三 者 委 員 会 の 意 見 を 聴 いて 解 散 命 令 を 発 動 できる 上 乗 せ 給 付 の 受 給 権 保 全 を 支 援 するため 厚 生 年 金 基 金 から 他 の 企 業 年 金 等 への 積 立 金 の 移 行 について 特 例 を 設 ける 見 直 しの 背 景 厚 生 年 金 基 金 は 公 的 年 金 の 保 険 料 の 一 部 を 基 金 独 自 の 上 乗 せ 部 分 の 資 産 と 併 せて 管 理 運 用 すると ともに 代 行 部 分 の 給 付 を 行 います 昭 和 41 年 から 施 行 されたこの 制 度 は 平 成 9 年 には 最 大 基 金 数 1,888 基 金 を 記 録 し 企 業 年 金 の 中 核 的 役 割 を 担 うようになりました その 後 バブル 経 済 が 崩 壊 するとともに 運 用 が 悪 化 していき 平 成 14 年 4 月 施 行 の 確 定 給 付 企 業 年 金 法 で 代 行 部 分 の 国 への 返 上 ( 代 行 返 上 )が 認 められるようになり 代 行 制 度 のない 企 業 年 金 制 度 ( 確 定 拠 出 年 金 制 度 確 定 給 付 年 金 制 度 )への 移 行 が 進 みました しかし 多 くの 総 合 型 厚 生 年 金 基 金 においては 運 用 利 回 りを5.5%のまま 据 え 置 いた 為 代 行 返 上 や 解 散 の 際 に 国 に 返 還 しなければならない 代 行 資 産 が 無 い いわゆる 代 行 割 れ 基 金 が 増 加 しました 平 成 23 年 度 決 算 で 代 行 割 れ 総 額 は 約 6, 億 円 に 上 り 放 置 すれば 年 金 制 度 に 多 大 なダメージを 与 え る 事 態 になりました さらに 平 成 24 年 にAIJ 問 題 が 発 覚 し 財 政 状 況 の 厳 しい 基 金 が 運 用 リスクの 高 い 商 品 に 投 資 し その 結 果 運 用 に 失 敗 し 資 産 をさらに 減 らして 代 行 割 れが 深 刻 化 するという 実 態 が 改 めて 浮 き 彫 りになりました こうした 状 況 を 受 け 国 ( 厚 労 省 )としては 厚 生 年 金 制 度 を 維 持 するためにも 厚 生 年 金 基 金 制 度 の 見 直 しを 早 急 にしなければならない 様 に 至 ったのです 6

厚 生 年 金 基 金 はどうなるの? 今 後 も 厚 生 年 金 基 金 を 存 続 させる 為 の 条 件 としては 以 下 の1または2が 必 要 です 1 最 低 責 任 準 備 金 ( 代 行 部 分 債 務 )の1.5 倍 以 上 の 純 資 産 保 有 2 最 低 積 立 基 準 額 ( 非 継 続 基 準 の 要 積 立 額 ) 以 上 の 純 資 産 保 有 今 後 の 対 応 としては 代 行 割 れのリスクの 度 合 いに 応 じて 以 下 のような 対 応 になります 代 行 部 分 に 対 する 純 資 産 額 の 積 立 状 況 積 立 比 率 が1.5 以 上 健 全 な 基 金 積 立 比 率 が1. 以 上 1.5 未 満 代 行 割 れ 予 備 軍 積 立 比 率 が1. 未 満 代 行 割 れ 対 応 存 続 または 他 制 度 ( 確 定 拠 出 年 金 制 度 確 定 給 付 年 金 制 度 )への 移 行 他 制 度 への 移 行 または 解 散 を 促 す 法 施 行 日 から5 年 以 内 の 早 期 解 散 を 促 す 積 立 比 率 1.5または 最 低 積 立 基 準 額 のいずれかを 満 たす 基 準 代 行 部 分 に 対 す1.5 る 積 立 状 況 1. 代 行 割 れしていない 基 金 代 行 返 上 による 他 制 度 への 移 行 (または 通 常 解 散 ) 代 行 割 れ 基 金 特 例 解 散 による 早 期 解 散 自 主 解 散 を 基 本 厚 生 労 働 大 臣 が 解 散 を 促 す 清 算 型 解 散 制 度 も 導 入 約 4 割 1 3 割 弱 2 健 全 な 基 金 代 行 返 上 による 他 制 度 への 移 行 または 存 続 約 1 割 1 代 行 割 れ 予 備 軍 厚 生 労 働 大 臣 が 第 三 者 委 員 会 の 意 見 を 聴 いて 代 行 返 上 または 解 散 を 命 令 約 5 割 1 存 続 のための 基 準 最 低 責 任 準 備 金 1.5 または 最 低 積 立 基 準 額 ( 1) 平 成 24 年 3 月 末 時 点 の562 基 金 ( 代 行 返 上 中 の 基 金 を 除 く) に 占 める 割 合 ( 2) 平 成 25 年 3 月 末 時 点 の552 基 金 ( 代 行 返 上 中 の 基 金 を 除 く) に 占 める 割 合 見 込 み 値 施 行 日 代 行 割 れ 基 金 の 早 期 解 散 促 進 代 行 割 れを 未 然 に 防 ぐための 制 度 的 措 置 5 年 後 ( 特 例 解 散 の 申 請 期 限 ) 今 回 の 法 改 正 により 代 行 割 れ 基 金 が 解 散 する 際 の 条 件 を 見 直 し 母 体 企 業 の 負 担 軽 減 を 図 り 解 散 手 続 きがしやすくなりました これらの 措 置 は 法 律 の 施 行 日 から5 年 間 の 時 限 措 置 となっており この 5 年 間 で 代 行 割 れ 代 行 割 れ 予 備 軍 の 厚 生 年 金 基 金 の 解 散 を 促 し 5 年 後 には 約 1 割 の 財 政 健 全 基 金 が 存 続 するか 他 制 度 へ 移 行 し 残 りの 基 金 は 代 行 返 上 または 解 散 して 代 行 割 れを 未 然 に 防 ぎ 厚 生 年 金 制 度 本 体 に 影 響 が 出 ないような 制 度 的 措 置 がとられます 基 金 の 解 散 については 基 金 の 申 請 による 自 主 解 散 が 基 本 となっていますが 代 行 割 れが 進 んで いるにもかかわらず 解 散 の 方 針 を 議 決 できないでいる 基 金 に 対 して 厚 生 労 働 大 臣 が 第 三 者 委 員 会 の 意 見 を 聴 いて 解 散 を 促 す 清 算 型 解 散 のしくみも 導 入 されます 当 基 金 では 今 年 3 月 より 基 金 制 度 検 討 委 員 会 を 設 立 して 厚 生 年 金 基 金 制 度 の 見 直 し に 関 して 検 討 を 行 っています 今 後 明 らかになってくる 政 省 令 の 内 容 を 十 分 確 認 した 上 で これからの 基 金 制 度 運 営 に 関 する 具 体 的 な 方 針 を 今 後 も 検 討 して 参 りたいと 存 じます また 理 事 会 代 議 員 会 等 で 検 討 議 論 した 内 容 につきましては 適 宜 情 報 提 供 させていただく 予 定 ですので 引 き 続 きご 協 力 賜 わりますようお 願 い 申 し 上 げます 7

受 給 者 および 待 期 者 の 皆 様 へのお 願 い * 氏 名 や 住 所 が 変 わったときは 当 基 金 までお 知 らせください 発 行 西 日 本 段 ボール 厚 生 年 金 基 金 54-3 大 阪 市 中 央 区 森 ノ 宮 中 央 1 丁 目 16 番 16 号 大 阪 紙 器 会 館 4 階 TEL(6)6946-1551 http://www.seidan-kikin.jp/