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相 談 窓 口 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 救 済 制 度 相 談 窓 口 (フリーダイヤル) IP 電 話 等 の 方 でフリーダイヤルが 御 利 用 になれない 場 合 は ( 有 料 )を 御 利 用 くだ

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専 門 研 修 プログラム 整 備 基 準 研 修 プログラムを 申 請 する 研 修 基 幹 施 設 の 責 任 者 は 本 整 備 基 準 に 準 拠 した 研 修 プログラムを 作 成 し てください 研 修 プログラムは 日 本 専 門 医 機 構 の 中 の 研 修 プログラム 研 修 施 設 評 価 認 定 部 門 研 修 委 員 会 で 審 査 され 基 準 に 照 らして 認 定 されます 細 かな 解 説 が 必 要 な 事 項 については 各 専 門 研 修 プログラム の 付 属 解 説 資 料 として 別 に 用 意 して 下 さい 項 目 番 号 専 門 領 域 総 合 診 療 科 理 念 と 使 命 領 域 専 門 制 度 の 理 念 現 在 地 域 の 病 院 や 診 療 所 の 医 師 が かかりつけ 医 として 地 域 医 療 を 支 えている 今 後 の 日 本 社 会 の 急 速 な 高 齢 化 等 を 踏 まえると 健 康 にかかわる 問 題 について 適 切 な 初 期 対 応 等 を 行 う 医 師 が 必 要 となることから 総 合 的 な 診 療 能 力 を 有 する 医 師 の 専 門 性 を 評 価 し 新 たな 基 本 診 療 領 域 の 専 門 医 と 位 置 づける 以 下 のつの 理 念 に 基 づいて 制 度 を 構 築 する () 総 合 診 療 専 門 医 の 質 の 向 上 を 図 り 以 て 国 民 の 健 康 福 祉 に 貢 献 することを 第 一 の 目 的 とする () 地 域 で 活 躍 する 総 合 診 療 専 門 医 が 誇 りをもって 診 療 等 に 従 事 できる 専 門 医 資 格 とする 特 に これから 総 合 診 療 専 門 医 資 格 の 取 得 を 目 指 す 若 手 医 師 にとって 夢 と 希 望 を 与 える 制 度 となることを 目 指 す () 我 が 国 の 今 後 の 医 療 提 供 体 制 の 構 築 に 資 する 制 度 とする 領 域 専 門 医 の 使 命 日 常 遭 遇 する 疾 病 と 傷 害 等 に 対 して 適 切 な 初 期 対 応 と 必 要 に 応 じた 継 続 的 な 診 療 を 全 人 的 に 提 供 するとともに 地 域 のニーズを 踏 まえた 疾 病 の 予 防 介 護 看 とりなど 保 健 医 療 介 護 福 祉 活 動 に 取 り 組 み 絶 えざる 自 己 研 鑽 を 重 ねながら 人 々の 命 と 健 康 に 関 わる 幅 広 い 問 題 について 適 切 に 対 応 する 使 命 を 担 う 研 修 カリキュラム 専 門 研 修 の 目 標 専 門 研 修 後 の 成 果 (Outcome) 地 域 を 支 える 診 療 所 や 病 院 においては 他 の 領 域 別 専 門 医 一 般 の 医 師 歯 科 医 師 医 療 や 健 康 に 関 わるその 他 職 種 等 と 連 携 して 地 域 の 保 健 医 療 介 護 福 祉 等 の 様 々な 分 野 におけるリーダーシップを 発 揮 しつつ 多 様 な 医 療 サービス( 在 宅 医 療 緩 和 ケア 高 齢 者 ケア 等 を 含 む)を 包 括 的 かつ 柔 軟 に 提 供 できる また 総 合 診 療 部 門 を 有 する 病 院 においては 臓 器 別 でない 病 棟 診 療 ( 高 齢 入 院 患 者 や 心 理 社 会 倫 理 的 問 題 を 含 む 複 数 の 健 康 問 題 を 抱 える 患 者 の 包 括 ケア 癌 非 癌 患 者 の 緩 和 ケア 等 ) と 臓 器 別 でない 外 来 診 療 ( 救 急 や 複 数 の 健 康 問 題 をもつ 患 者 への 包 括 的 ケア)を 提 供 することができる 具 体 的 には 以 下 の6つのコアコンピテンシーを 獲 得 することを 目 指 す. 人 間 中 心 の 医 療 ケア. 包 括 的 統 合 アプローチ. 連 携 重 視 のマネジメント 4. 地 域 志 向 アプローチ 5. 公 益 に 資 する 職 業 規 範 6. 診 療 の 場 の 多 様 性 各 項 目 の 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 到 達 目 標 6を 参 照 /5 ページ

到 達 目 標 ( 修 得 すべき 知 識 技 能 態 度 など) i 専 門 知 識 総 合 診 療 の 専 門 知 識 は 以 下 の5 領 域 で 構 成 される. 地 域 住 民 が 抱 える 健 康 問 題 には 単 に 生 物 医 学 的 問 題 のみではなく 患 者 自 身 の 健 康 観 や 病 いの 経 験 が 絡 み 合 い 患 者 を 取 り 巻 く 家 族 地 域 社 会 文 化 などのコンテクスト( )が 関 与 して いることを 全 人 的 に 理 解 し 患 者 家 族 が 豊 かな 人 生 を 送 れるように 家 族 志 向 でコミュニケー ションを 重 視 した 診 療 ケアを 提 供 する ( コンテクスト: 患 者 を 取 り 巻 く 背 景 脈 絡 を 意 味 し 家 族 家 計 教 育 職 業 余 暇 社 会 サポー トのような 身 近 なものから 地 域 社 会 文 化 経 済 情 勢 ヘルスケアシステム 社 会 的 歴 史 的 経 緯 など 遠 景 にあるものまで 幅 広 い 位 置 づけを 持 つ 概 念 ) 4.プライマリ ケアの 現 場 では 疾 患 のごく 初 期 の 未 分 化 で 多 様 な 訴 えに 対 する 適 切 な 臨 床 推 論 に 基 づく 診 断 治 療 から 複 数 の 慢 性 疾 患 の 管 理 や 複 雑 な 健 康 問 題 に 対 する 対 処 更 には 健 康 増 進 や 予 防 医 療 まで 多 様 な 健 康 問 題 に 対 する 包 括 的 なアプローチが 求 められる そうした 包 括 的 なアプローチは 断 片 的 に 提 供 されるのではなく 地 域 に 対 する 医 療 機 関 としての 継 続 性 更 には 診 療 の 継 続 性 に 基 づく 医 師 患 者 の 信 頼 関 係 を 通 じて 一 貫 性 をもった 統 合 的 な 形 で 提 供 さ れる. 多 様 な 健 康 問 題 に 的 確 に 対 応 するためには 地 域 の 多 職 種 との 良 好 な 連 携 体 制 の 中 での 適 切 なリーダーシップの 発 揮 に 加 えて 医 療 機 関 同 士 あるいは 医 療 介 護 サービス 間 での 円 滑 な 切 れ 目 ない 連 携 も 欠 かせない 更 に 所 属 する 医 療 機 関 内 の 良 好 な 連 携 のとれた 運 営 体 制 は 質 の 高 い 診 療 の 基 盤 となり そのマネジメントは 不 断 に 行 う 必 要 がある 4. 医 療 機 関 を 受 診 していない 方 も 含 む 全 住 民 を 対 象 とした 保 健 医 療 介 護 福 祉 事 業 への 積 極 的 な 参 画 と 同 時 に 地 域 ニーズに 応 じた 優 先 度 の 高 い 健 康 関 連 問 題 の 積 極 的 な 把 握 と 体 系 的 なアプローチを 通 じて 地 域 全 体 の 健 康 向 上 に 寄 与 する 5. 総 合 診 療 専 門 医 は 日 本 のプライマリ ケアの 現 場 が 外 来 救 急 病 棟 在 宅 と 多 様 であること を 踏 まえて その 能 力 を 場 に 応 じて 柔 軟 に 適 用 することが 求 められ その 際 には 各 現 場 に 応 じた 多 様 な 対 応 能 力 が 求 められる 各 項 目 の 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 到 達 目 標 4 及 び6を 参 照 ii 専 門 技 能 ( 診 察 検 査 診 断 処 置 手 術 など) 5 総 合 診 療 の 専 門 技 能 は 以 下 の5 領 域 で 構 成 される. 外 来 救 急 病 棟 在 宅 という 多 様 な 総 合 診 療 の 現 場 で 遭 遇 する 一 般 的 な 症 候 及 び 疾 患 への 評 価 及 び 治 療 に 必 要 な 身 体 診 察 及 び 検 査 治 療 手 技. 患 者 との 円 滑 な 対 話 と 医 師 患 者 の 信 頼 関 係 の 構 築 を 土 台 として 患 者 中 心 の 医 療 面 接 を 行 い 複 雑 な 家 族 や 環 境 の 問 題 に 対 応 するためのコミュニケーション 技 法. 診 療 情 報 の 継 続 性 を 保 ち 自 己 省 察 や 学 術 的 利 用 に 耐 えうるように 過 不 足 なく 適 切 な 診 療 記 録 を 記 載 し 他 の 医 療 介 護 福 祉 関 連 施 設 に 紹 介 するときには 患 者 の 診 療 情 報 を 適 切 に 診 療 情 報 提 供 書 へ 記 載 して 速 やかに 情 報 提 供 することができる 能 力 4. 生 涯 学 習 のために 情 報 技 術 (information technology; IT)を 適 切 に 用 いたり 地 域 ニーズに 応 じた 技 能 の 修 練 を 行 ったり 人 的 ネットワークを 構 築 することができる 能 力 5. 診 療 所 中 小 病 院 において 基 本 的 な 医 療 機 器 や 人 材 などの 管 理 ができ スタッフと の 協 働 において 適 切 なリーダーシップの 提 供 を 通 じてチームの 力 を 最 大 限 に 発 揮 させ る 能 力 iii 学 問 的 姿 勢 6. 常 に 標 準 以 上 の 診 療 能 力 を 維 持 し さらに 向 上 させるために ワークライフバランス を 保 ちつつも 生 涯 にわたり 自 己 研 鑽 を 積 む 習 慣 を 身 につける. 総 合 診 療 の 発 展 に 貢 献 するために 教 育 者 あるいは 研 究 者 として 啓 発 活 動 や 学 術 活 動 を 継 続 する 習 慣 を 身 につける 各 項 目 の 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 到 達 目 標 5の) )を 参 照 /5 ページ

7 iv 医 師 としての 倫 理 性 社 会 性 など. 医 師 としての 倫 理 観 や 説 明 責 任 はもちろんのこと プライマリ ケアの 専 門 家 である 総 合 診 療 医 としての 専 門 性 を 自 覚 しながら 日 々の 診 療 にあたることができる. 安 全 管 理 ( 医 療 事 故 感 染 症 廃 棄 物 放 射 線 など)を 行 うことができる. 地 域 の 現 状 から 見 出 される 優 先 度 の 高 い 健 康 関 連 問 題 を 把 握 し その 解 決 に 対 し て 各 種 会 議 への 参 加 や 住 民 組 織 との 協 働 あるいは 地 域 ニーズに 応 じた 自 らの 診 療 の 継 続 や 変 容 を 通 じて 貢 献 できる 4.へき 地 離 島 被 災 地 都 市 部 にあっても 医 療 資 源 に 乏 しい 地 域 あるいは 医 療 アク セスが 困 難 な 地 域 でも 可 能 な 限 りの 医 療 ケアを 率 先 して 提 供 できる 各 項 目 の 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 到 達 目 標,4 及 び5の)を 参 照 経 験 目 標 ( 種 類 内 容 経 験 数 要 求 レベル 学 習 法 および 評 価 法 等 ) i 経 験 すべき 疾 患 病 態 以 下 の 経 験 目 標 については 一 律 に 症 例 数 で 規 定 しておらず 各 項 目 に 応 じた 到 達 段 階 を 満 たすこと が 求 められる ( 資 料 : 研 修 手 帳 p.0-9 参 照 ) なお この 項 目 以 降 での 経 験 の 要 求 水 準 としては 一 般 的 なケースで 自 ら 判 断 して 対 応 あるいは 実 施 できたこと とする. 以 下 に 示 す 一 般 的 な 症 候 に 対 し 臨 床 推 論 に 基 づく 鑑 別 診 断 および 他 の 専 門 医 へのコンサル テーションを 含 む 初 期 対 応 を 適 切 に 実 施 し 問 題 解 決 に 結 びつける 経 験 をする ( 全 て 必 須 ) 8 ショック 急 性 中 毒 意 識 障 害 疲 労 全 身 倦 怠 感 心 肺 停 止 呼 吸 困 難 身 体 機 能 の 低 下 不 眠 食 欲 不 振 体 重 減 少 るいそう 体 重 増 加 肥 満 浮 腫 リンパ 節 腫 脹 発 疹 黄 疸 発 熱 認 知 能 の 障 害 頭 痛 めまい 失 神 言 語 障 害 けいれん 発 作 視 力 障 害 視 野 狭 窄 目 の 充 血 聴 力 障 害 耳 痛 鼻 漏 鼻 閉 鼻 出 血 さ 声 胸 痛 動 悸 咳 痰 咽 頭 痛 誤 嚥 誤 飲 嚥 下 困 難 吐 血 下 血 嘔 気 嘔 吐 胸 やけ 腹 痛 便 通 異 常 肛 門 会 陰 部 痛 熱 傷 外 傷 褥 瘡 背 部 痛 腰 痛 関 節 痛 歩 行 障 害 四 肢 のしびれ 肉 眼 的 血 尿 排 尿 障 害 ( 尿 失 禁 排 尿 困 難 ) 乏 尿 尿 閉 多 尿 不 安 気 分 の 障 害 (うつ) 精 神 科 領 域 の 救 急 流 早 産 及 び 満 期 産 女 性 特 有 の 訴 え 症 状 成 長 発 達 の 障 害. 以 下 に 示 す 一 般 的 な 疾 患 病 態 について 必 要 に 応 じて 他 の 専 門 医 医 療 職 と 連 携 をとりながら 適 切 なマネジメントを 経 験 する ( 必 須 項 目 のカテゴリーのみ 掲 載 ) 貧 血 脳 脊 髄 血 管 障 害 脳 脊 髄 外 傷 変 性 疾 患 脳 炎 髄 膜 炎 一 次 性 頭 痛 湿 疹 皮 膚 炎 群 蕁 麻 疹 薬 疹 皮 膚 感 染 症 骨 折 脊 柱 障 害 心 不 全 狭 心 症 心 筋 梗 塞 不 整 脈 動 脈 疾 患 静 脈 リ ンパ 管 疾 患 高 血 圧 症 呼 吸 不 全 呼 吸 器 感 染 症 閉 塞 性 拘 束 性 肺 疾 患 異 常 呼 吸 胸 膜 縦 隔 横 隔 膜 疾 患 食 道 胃 十 二 指 腸 疾 患 小 腸 大 腸 疾 患 胆 嚢 胆 管 疾 患 肝 疾 患 膵 臓 疾 患 横 隔 膜 腹 壁 腹 膜 腎 不 全 全 身 性 疾 患 による 腎 障 害 泌 尿 器 科 的 腎 尿 路 疾 患 妊 婦 授 乳 婦 褥 婦 の ケア 女 性 生 殖 器 及 びその 関 連 疾 患 男 性 生 殖 器 疾 患 甲 状 腺 疾 患 糖 代 謝 異 常 脂 質 異 常 症 蛋 白 及 び 核 酸 代 謝 異 常 角 結 膜 炎 中 耳 炎 急 性 慢 性 副 鼻 腔 炎 アレルギー 性 鼻 炎 認 知 症 依 存 症 気 分 障 害 不 安 障 害 身 体 表 現 性 障 害 ストレス 関 連 障 害 心 身 症 不 眠 症 ウイルス 感 染 症 細 菌 感 染 症 膠 原 病 とその 合 併 症 中 毒 アナフィラキシー 熱 傷 小 児 ウイルス 感 染 症 小 児 細 菌 感 染 症 小 児 喘 息 小 児 虐 待 の 評 価 高 齢 者 総 合 機 能 評 価 老 年 症 候 群 維 持 治 療 期 の 悪 性 腫 瘍 緩 和 ケア 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 経 験 目 標 を 参 照 /5 ページ

9 0 ⅱ 経 験 すべき 診 察 検 査 等 以 下 に 示 す 総 合 診 療 の 現 場 で 遭 遇 する 一 般 的 な 症 候 及 び 疾 患 への 評 価 及 び 治 療 に 必 要 な 身 体 診 察 及 び 検 査 を 経 験 する なお 下 記 の 経 験 目 標 については 一 律 に 症 例 数 や 経 験 数 で 規 定 しておらず 各 項 目 に 応 じた 到 達 段 階 を 満 たすことが 求 められる ( 資 料 : 研 修 手 帳 p.6-8 参 照 ). 身 体 診 察 小 児 の 一 般 的 身 体 診 察 及 び 乳 幼 児 の 発 達 スクリーニング 診 察 成 人 患 者 への 身 体 診 察 ( 直 腸 前 立 腺 陰 茎 精 巣 鼠 径 乳 房 筋 骨 格 系 神 経 系 皮 膚 を 含 む) 高 齢 患 者 への 高 齢 者 機 能 評 価 を 目 的 とした 身 体 診 察 ( 歩 行 機 能 転 倒 骨 折 リスク 評 価 など)や 認 知 機 能 検 査 (HDS-R MMSEなど) 耳 鏡 鼻 鏡 眼 底 鏡 による 診 察 を 実 施 できる 婦 人 科 的 診 察 ( 腟 鏡 診 による 内 診 や 外 陰 部 の 視 診 など)を 実 施 できる. 検 査 各 種 の 採 血 法 ( 静 脈 血 動 脈 血 ) 簡 易 機 器 による 血 液 検 査 簡 易 血 糖 測 定 簡 易 凝 固 能 検 査 採 尿 法 ( 導 尿 法 を 含 む) 注 射 法 ( 皮 内 皮 下 筋 肉 静 脈 注 射 点 滴 成 人 及 び 小 児 の 静 脈 確 保 法 中 心 静 脈 確 保 法 を 含 む) 穿 刺 法 ( 腰 椎 膝 関 節 肩 関 節 胸 腔 腹 腔 骨 髄 を 含 む) 単 純 X 線 検 査 ( 胸 部 腹 部 KUB 骨 格 系 を 中 心 に) 心 電 図 検 査 ホルター 心 電 図 検 査 負 荷 心 電 図 検 査 超 音 波 検 査 ( 腹 部 表 在 心 臓 ) 生 体 標 本 ( 喀 痰 尿 腟 分 泌 物 皮 膚 等 )に 対 する 顕 微 鏡 的 診 断 呼 吸 機 能 検 査 オージオメトリーによる 聴 力 評 価 及 び 視 力 検 査 表 による 視 力 評 価 子 宮 頸 部 細 胞 診 消 化 管 内 視 鏡 ( 上 部 ) 消 化 管 内 視 鏡 ( 下 部 ) 造 影 検 査 ( 胃 透 視 注 腸 透 視 DIP) 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 経 験 目 標 を 参 照 iii 経 験 すべき 手 術 処 置 等 以 下 に 示 す 総 合 診 療 の 現 場 で 遭 遇 する 一 般 的 な 症 候 及 び 疾 患 への 評 価 及 び 治 療 に 必 要 な 治 療 手 技 を 経 験 する なお 下 記 については 一 律 に 経 験 数 で 規 定 しておらず 各 項 目 に 応 じた 到 達 段 階 を 満 たすことが 求 められる ( 資 料 : 研 修 手 帳 p.8-9 参 照 ). 救 急 処 置 新 生 児 幼 児 小 児 の 心 肺 蘇 生 法 (PALS) 成 人 心 肺 蘇 生 法 (ICLSまたはACLS) 病 院 前 外 傷 救 護 法 (PTLS). 薬 物 治 療 使 用 頻 度 の 多 い 薬 剤 の 副 作 用 相 互 作 用 形 状 薬 価 保 険 適 応 を 理 解 して 処 方 する ことができる 適 切 な 処 方 箋 を 記 載 し 発 行 できる 処 方 調 剤 方 法 の 工 夫 ができる 調 剤 薬 局 との 連 携 ができる 麻 薬 管 理 ができる. 治 療 手 技 小 手 術 簡 単 な 切 開 異 物 摘 出 ドレナージ 止 血 縫 合 法 及 び 閉 鎖 療 法 簡 単 な 脱 臼 の 整 復 包 帯 副 木 ギプス 法 局 所 麻 酔 ( 手 指 のブロック 注 射 を 含 む) トリガーポイント 注 射 関 節 注 射 ( 膝 関 節 肩 関 節 等 ) 静 脈 ルート 確 保 および 輸 液 管 理 (IVHを 含 む) 経 鼻 胃 管 及 び 胃 瘻 カテーテルの 挿 入 と 管 理 導 尿 及 び 尿 道 留 置 カテーテル 膀 胱 瘻 カテーテ ルの 留 置 及 び 交 換 褥 瘡 に 対 する 被 覆 治 療 及 びデブリードマン 在 宅 酸 素 療 法 の 導 入 と 管 理 人 工 呼 吸 器 の 導 入 と 管 理 輸 血 法 ( 血 液 型 交 差 適 合 試 験 の 判 定 を 含 む) 各 種 ブロック 注 射 ( 仙 骨 硬 膜 外 ブロック 正 中 神 経 ブロック 等 ) 小 手 術 ( 局 所 麻 酔 下 での 簡 単 な 切 開 摘 出 止 血 縫 合 法 滅 菌 消 毒 法 ) 包 帯 テーピング 副 木 ギプス 等 によ る 固 定 法 穿 刺 法 ( 胸 腔 穿 刺 腹 腔 穿 刺 骨 髄 穿 刺 等 ) 鼻 出 血 の 一 時 的 止 血 耳 垢 除 去 外 耳 道 異 物 除 去 咽 喉 頭 異 物 の 除 去 ( 間 接 喉 頭 鏡 上 部 消 化 管 内 視 鏡 などを 使 用 ) 睫 毛 抜 去 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 経 験 目 標 を 参 照 4/5 ページ

iv 地 域 医 療 の 経 験 ( 病 診 病 病 連 携 地 域 包 括 ケア 在 宅 医 療 など). 適 切 な 医 療 介 護 連 携 を 行 うために 介 護 保 険 制 度 の 仕 組 みやケアプランに 則 した 各 種 サービスの 実 際 更 には 介 護 保 険 制 度 における 医 師 の 役 割 および 医 療 介 護 連 携 の 重 要 性 を 理 解 して 下 記 の 活 動 を 地 域 で 経 験 する () 介 護 認 定 審 査 に 必 要 な 主 治 医 意 見 書 の 作 成 () 各 種 の 居 宅 介 護 サービスおよび 施 設 介 護 サービスについて 患 者 家 族 に 説 明 し その 適 応 を 判 断 ()ケアカンファレンスにおいて 必 要 な 場 合 には 進 行 役 を 担 い 医 師 の 立 場 から 適 切 にアドバイスを 提 供 (4)グループホーム 老 健 施 設 特 別 養 護 老 人 ホームなどの 施 設 入 居 者 の 日 常 的 な 健 康 管 理 を 実 施 (5) 施 設 入 居 者 の 急 性 期 の 対 応 と 入 院 適 応 の 判 断 を 医 療 機 関 と 連 携 して 実 施. 地 域 の 医 師 会 や 行 政 と 協 力 し 地 域 での 保 健 予 防 活 動 に 寄 与 するために 以 下 の 活 動 を 経 験 する () 特 定 健 康 診 査 の 事 後 指 導 () 特 定 保 健 指 導 への 協 力 () 各 種 がん 検 診 での 要 精 査 者 に 対 する 説 明 と 指 導 (4) 保 育 所 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 において 健 診 や 教 育 などの 保 健 活 動 に 協 力 (5) 産 業 保 健 活 動 に 協 力 (6) 健 康 教 室 ( 高 血 圧 教 室 糖 尿 病 教 室 高 脂 血 症 教 室 など)の 企 画 運 営 に 協 力 v 学 術 活 動. 教 育 ) 学 生 研 修 医 に 対 して 対 の 教 育 をおこなうことができる ) 学 生 研 修 医 向 けにテーマ 別 の 教 育 目 的 のセッションを 企 画 実 施 評 価 改 善 する ことができる ) 専 門 職 連 携 教 育 を 提 供 することができる. 研 究 ) 日 々の 臨 床 の 中 から 研 究 課 題 を 見 つけ 出 すという プライマリ ケアや 地 域 医 療 に おける 研 究 の 意 義 を 理 解 し 症 例 報 告 や 臨 床 研 究 を 様 々な 形 で 実 践 できる ) 量 的 研 究 質 的 研 究 双 方 の 方 法 と 特 長 について 理 解 し 批 判 的 に 吟 味 でき 各 種 研 究 成 果 を 自 らの 診 療 に 活 かすことができる 各 項 目 の 詳 細 は 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 研 修 カリキュラムの 到 達 目 標 5の)を 参 照 5/5 ページ

専 門 研 修 の 方 法 臨 床 現 場 での 学 習 職 務 を 通 じた 学 習 (On-the-job training)を 基 盤 とし 診 療 経 験 から 生 じる 疑 問 に 対 してEBMの 方 法 論 に 則 って 文 献 等 を 通 じた 知 識 の 収 集 と 批 判 的 吟 味 を 行 うプロセスと 総 合 診 療 の 様 々な 理 論 やモデルを 踏 まえながら 経 験 そのものを 省 察 して 能 力 向 上 を 図 るプロセスを 両 輪 とする そ の 際 学 習 履 歴 の 記 録 と 自 己 省 察 の 記 録 をポートフォリオ( 経 験 と 省 察 のファイリング) 作 成 とい う 形 で 全 研 修 課 程 において 実 施 する 場 に 応 じた 教 育 方 略 は 下 記 の 通 り 外 来 医 療 経 験 目 標 を 参 考 に 幅 広 い 経 験 症 例 を 確 保 する 外 来 診 察 中 に 指 導 医 への 症 例 提 示 と 教 育 的 フィードバックを 受 ける 外 来 教 育 法 (プリセプティング) 更 には 診 療 場 面 をビデオ 等 で 直 接 観 察 し てフィードバックを 提 供 するビデオレビューを 実 施 する また 指 導 医 による 定 期 的 な 診 療 録 レ ビューによる 評 価 更 には 症 例 カンファレンスを 通 じた 臨 床 推 論 や 総 合 診 療 の 専 門 的 アプロー チに 関 する 議 論 などを 通 じて 総 合 診 療 への 理 解 を 深 めていく また 技 能 領 域 については 習 熟 度 に 応 じた 指 導 を 提 供 する 在 宅 医 療 経 験 目 標 を 参 考 に 幅 広 い 経 験 症 例 を 確 保 する 初 期 は 経 験 ある 指 導 医 の 診 療 に 同 行 して 診 療 の 枠 組 みを 理 解 するためのシャドウイングを 実 施 する 外 来 医 療 と 同 じく 症 例 カンファレンスを 通 じて 学 びを 深 め 多 職 種 と 連 携 して 提 供 される 在 宅 医 療 に 特 徴 的 な 多 職 種 カンファレンスにつ いても 積 極 的 に 参 加 し 連 携 の 方 法 を 学 ぶ 病 棟 医 療 経 験 目 標 を 参 考 に 幅 広 い 経 験 症 例 を 確 保 する 入 院 担 当 患 者 の 症 例 提 示 と 教 育 的 フィード バックを 受 ける 回 診 及 び 多 職 種 を 含 む 病 棟 カンファレンスを 通 じて 診 断 検 査 治 療 退 院 支 援 地 域 連 携 のプロセスに 関 する 理 解 を 深 める 指 導 医 による 診 療 録 レビューや 手 技 の 学 習 法 は 外 来 と 同 様 である 救 急 医 療 経 験 目 標 を 参 考 に 救 急 外 来 や 救 命 救 急 室 等 で 幅 広 い 経 験 症 例 を 確 保 する 外 来 診 療 に 準 じ た 教 育 方 略 となるが 特 に 救 急 においては 迅 速 な 判 断 が 求 められるため 救 急 特 有 の 意 思 決 定 プ ロセスを 重 視 する また 救 急 処 置 全 般 については 技 能 領 域 の 教 育 方 略 (シミュレーションや 直 接 観 察 指 導 等 )が 必 要 となり 特 に 指 導 医 と 共 に 処 置 にあたる 中 から 経 験 を 積 む 地 域 ケア 地 域 医 師 会 の 活 動 を 通 じて 地 域 の 実 地 医 家 と 交 流 することで 地 域 包 括 ケアへ 参 画 し 自 ら の 診 療 を 支 えるネットワークの 形 成 を 図 り 日 々の 診 療 の 基 盤 とする さらには 産 業 保 健 活 動 学 校 保 健 活 動 等 を 学 び それらの 活 動 に 参 画 する 参 画 した 経 験 を 指 導 医 と 共 に 振 り 返 り その 意 義 や 改 善 点 を 理 解 する 4 臨 床 現 場 を 離 れた 学 習 ( 各 専 門 医 制 度 において 学 ぶべき 事 項 ) 総 合 診 療 の 様 々な 理 論 やモデル 組 織 運 営 マネジメント 総 合 診 療 領 域 の 研 究 と 教 育 については 日 本 プライマリ ケア 連 合 学 会 や 日 本 病 院 総 合 診 療 医 学 会 等 の 関 連 す る 学 会 の 学 術 集 会 やセミナー 研 修 会 へ 参 加 し 研 修 カリキュラムの 基 本 的 事 項 を 履 修 する 臨 床 現 場 で 経 験 数 の 少 ない 手 技 などをシミュレーション 機 器 を 活 用 して 学 ぶこともでき る 医 療 倫 理 医 療 安 全 感 染 対 策 保 健 活 動 地 域 医 療 活 動 等 については 日 本 医 師 会 の 生 涯 教 育 制 度 や 関 連 する 学 会 の 学 術 集 会 等 を 通 じて 学 習 を 進 める 地 域 医 師 会 における 生 涯 教 育 の 講 演 会 は 診 療 に 関 わる 情 報 を 学 ぶ 場 としてのほか 診 療 上 の 意 見 交 換 等 を 通 じて 人 格 を 陶 冶 する 場 として 活 用 できる 5 自 己 学 習 ( 学 習 すべき 内 容 を 明 確 にし 学 習 方 法 を 提 示 ) 研 修 カリキュラムにおける 経 験 目 標 は 原 則 的 に 自 プログラムでの 経 験 を 必 要 とする が やむを 得 ず 経 験 を 十 分 に 得 られない 項 目 については 総 合 診 療 領 域 の 各 種 テキス トやWeb 教 材 更 には 日 本 医 師 会 生 涯 教 育 制 度 及 び 日 本 プライマリ ケア 連 合 学 会 等 におけるe-learning 教 材 医 療 専 門 雑 誌 各 学 会 が 作 成 するガイドライン 等 を 適 宜 活 用 しながら 幅 広 く 学 習 する 6/5 ページ

6 4 専 門 研 修 中 の 年 度 毎 の 知 識 技 能 態 度 の 修 練 プロセス 年 次 修 了 時 には 患 者 の 情 報 を 過 不 足 なく 明 確 に 指 導 医 や 関 連 職 種 に 報 告 し 健 康 問 題 を 迅 速 かつ 正 確 に 同 定 することができる 年 次 修 了 時 には 診 断 や 治 療 プロセスも 標 準 的 で 患 者 を 取 り 巻 く 背 景 も 安 定 してい るような 比 較 的 単 純 な 健 康 問 題 に 対 して 的 確 なマネジメントを 提 供 することができる 年 次 修 了 時 には 多 疾 患 合 併 で 診 断 や 治 療 プロセスに 困 難 さがあったり 患 者 を 取 り 巻 く 背 景 も 疾 患 に 影 響 したりしているような 複 雑 な 健 康 問 題 に 対 しても 的 確 なマネジメ ントを 提 供 することができ かつ 指 導 できる 4 専 門 研 修 の 評 価 形 成 的 評 価 ) フィードバックの 方 法 とシステム * 多 科 ローテーションが 必 要 な 総 合 診 療 専 門 研 修 においては 年 間 を 通 じて 専 攻 医 の 研 修 状 況 の 進 捗 を 切 れ 目 なく 継 続 的 に 把 握 するシステムが 重 要 である 具 体 的 には 研 修 手 帳 ( 資 料 )の 記 録 及 び 定 期 的 な 指 導 医 との 振 り 返 りセッションを 定 期 的 に 実 施 する 7 * 常 に 到 達 目 標 を 見 据 えた 研 修 を 促 すため 最 良 作 品 型 ポートフォリオ( 学 習 者 がある 領 域 に 関 して 最 良 の 学 びを 得 たり 最 高 の 能 力 を 発 揮 できた 症 例 事 例 に 関 する 経 験 と 省 察 の 記 録 )( 資 料..) 作 成 の 支 援 を 通 じた 指 導 を 行 う 作 成 した 最 良 作 品 型 ポートフォリオの 発 表 会 を 行 う なお 最 良 作 品 型 ポートフォリオの 該 当 領 域 については 研 修 目 標 にある6つのコアコ ンピテンシーに 基 づいて 設 定 する * 実 際 の 業 務 に 基 づいた 評 価 (Workplace-based assessment)として 短 縮 版 臨 床 評 価 テスト(Mini-CEX)( 資 料 ) 等 を 利 用 した 診 療 場 面 の 直 接 観 察 やケースに 基 づくディス カッション(Case-based discussion)( 資 料 4. 4.)を 定 期 的 に 実 施 する また 多 職 種 による60 度 評 価 ( 資 料 5)を 各 ローテーション 終 了 時 等 適 宜 実 施 する * 年 に 複 数 回 他 の 専 攻 医 との 間 で 相 互 評 価 セッションを 実 施 する *ローテート 研 修 における 生 活 面 も 含 めた 各 種 サポートや 学 習 の 一 貫 性 を 担 保 するた めに 専 攻 医 にメンターを 配 置 し 定 期 的 に 支 援 するメンタリングシステムを 構 築 する メン タリングセッションは 数 ヶ 月 に 一 度 程 度 を 保 証 する 8 * 以 上 の フィードバックの 結 果 については 研 修 手 帳 などに 過 不 足 なく 記 録 を 残 す ) ( 指 導 医 層 の)フィードバック 法 の 学 習 (FD) * 最 良 作 品 型 ポートフォリオ 短 縮 版 臨 床 評 価 テスト ケースに 基 づくディスカッション 及 び60 度 評 価 などの 各 種 評 価 法 を 用 いたフィードバック 方 法 について 指 導 医 資 格 を 取 得 時 に 受 講 を 義 務 づけている 泊 日 の 日 程 で 開 催 される 指 導 医 講 習 会 や 医 学 教 育 のテキストを 用 いて 学 習 を 深 めていく 9 総 括 的 評 価 ) 評 価 項 目 基 準 と 時 期 *それぞれのローテート 研 修 終 了 時 にローテート 研 修 における 到 達 目 標 と 経 験 目 標 が カリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 していることを 確 認 する その 際 は 資 料 7 研 修 目 標 と 研 修 の 場 を 参 考 に そのローテート 研 修 において 経 験 が 望 ましい 項 目 を 中 心 に 評 価 する * 全 研 修 期 間 終 了 ヶ 月 前 に 到 達 目 標 と 経 験 目 標 が カリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 していることを 確 認 する 7/5 ページ

0 ) 評 価 の 責 任 者 ローテート 研 修 の 修 了 評 価 は 当 該 領 域 の 指 導 責 任 者 とプログラム 統 括 責 任 者 全 研 修 の 修 了 評 価 は プログラム 統 括 責 任 者 ) 修 了 判 定 のプロセス ) 定 められたローテート 研 修 を 全 て 履 修 していること ) 専 攻 医 自 身 による 自 己 評 価 と 省 察 の 記 録 作 成 した 最 良 作 品 型 ポートフォリオを 通 じて 到 達 目 標 がカリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 していること ) 研 修 手 帳 に 記 録 された 経 験 目 標 が 全 てカリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 して いること 以 上 の 点 について プログラム 管 理 委 員 会 において 合 議 により 審 査 し 全 てを 満 た している 場 合 に 修 了 と 判 定 する 4) 多 職 種 評 価 * 修 了 判 定 会 議 では 研 修 期 間 中 複 数 回 実 施 される 医 師 看 護 師 事 務 員 等 の 多 職 種 による60 度 評 価 ( 資 料 5)の 結 果 も 重 視 する *60 度 評 価 の 項 目 は コミュニケーション チームワーク 公 益 に 資 する 職 業 規 範 の つにより 構 成 される 研 修 プログラム 5 専 門 研 修 施 設 とプログラムの 認 定 基 準 専 門 研 修 基 幹 施 設 の 認 定 基 準 専 門 研 修 基 幹 施 設 は 以 下 の 基 準 を 満 たす 施 設 である. 次 に 示 す 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅰ あるいは 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅱの 施 設 基 準 を 満 たし ていること.ただし 大 学 病 院 は 研 修 全 体 の 統 括 組 織 としての 役 割 を 果 している 場 合 は その 限 りではない 総 合 診 療 専 門 研 修 I : 診 療 所 または 地 域 の 中 小 病 院 ( 規 模 は 以 下 の 要 件 を 満 たせば 病 床 数 では 規 定 しない)で 外 来 診 療 ( 学 童 期 以 下 が 5% 以 上 後 期 高 齢 者 が0% 以 上 ) 訪 問 診 療 ( 在 宅 療 養 支 援 診 療 所 病 院 またはこれに 準 じる 施 設 )および 地 域 包 括 ケアの 研 修 が 可 能 な 施 設 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 を その 部 署 で 同 時 に 研 修 する 専 攻 医 名 あたり 名 以 上 置 くこと 総 合 診 療 専 門 研 修 II : 総 合 診 療 部 門 を 有 する 病 院 ( 規 模 は 以 下 の 要 件 を 満 たせば 病 床 数 などで 規 定 しない)で 一 般 病 床 を 有 し 救 急 医 療 を 提 供 し 臓 器 別 でない 病 棟 診 療 ( 高 齢 入 院 患 者 や 心 理 社 会 倫 理 的 問 題 を 含 む 複 数 の 健 康 問 題 を 抱 える 患 者 の 包 括 ケア 癌 非 癌 患 者 の 緩 和 ケア 等 )と 臓 器 別 でない 外 来 診 療 ( 救 急 も 含 む 初 診 を 数 多 く 経 験 し 複 数 の 健 康 問 題 をもつ 患 者 への 包 括 的 ケアを 経 験 等 )の 研 修 が 可 能 な 施 設 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 を その 部 署 で 同 時 に 研 修 する 専 攻 医 名 あたり 名 以 上 置 くこと.プログラム 統 括 責 任 者 が 常 勤 で 勤 務 し コーディネーターとしての 役 目 を 十 分 果 た せるように 時 間 的 経 済 的 な 配 慮 が 十 分 なされていること. 専 門 研 修 施 設 群 内 での 研 修 情 報 等 の 共 有 が 円 滑 に 行 われる 環 境 ( 例 えばTV 会 議 システム 等 )が 整 備 されていること 4.プログラム 運 営 を 支 援 する 事 務 の 体 制 が 整 備 されていること 5. 研 修 に 必 要 な 図 書 や 雑 誌 インターネット 環 境 が 整 備 されていること 6. 自 施 設 で 臨 床 研 究 を 実 施 したり 大 学 等 の 研 究 機 関 と 連 携 した 研 究 ネットワークに 加 わったりするなど 研 究 活 動 が 活 発 に 行 われていること 8/5 ページ

専 門 研 修 連 携 施 設 の 認 定 基 準 総 合 診 療 専 門 研 修 プログラムは に 示 す 複 数 の 診 療 科 のローテート 研 修 を 前 提 としており 診 療 科 別 に 施 設 の 認 定 基 準 を 以 下 のように 設 定 する なお 総 合 診 療 専 門 研 修 はⅠとⅡで 構 成 されるが Ⅰについては 診 療 所 や 地 域 の 中 小 病 院 に おける 外 来 診 療 や 在 宅 診 療 を 中 心 とした 総 合 診 療 の 経 験 Ⅱは 一 定 規 模 の 病 院 における 病 棟 診 療 や 救 急 診 療 を 中 心 とした 総 合 診 療 の 経 験 を 積 むことを 目 的 としている また 内 科 小 児 科 救 急 科 研 修 においては 総 合 診 療 カリキュラムを 基 盤 としながら 各 領 域 での 豊 富 な 臨 床 経 験 を 積 むことを 目 的 としている ただし 下 記 の 基 準 は05 年 6 月 現 在 に 施 行 され ている 各 学 会 の 研 修 制 度 や 専 門 医 制 度 に 基 づいた 記 載 である 4 総 合 診 療 専 門 研 修 I : 診 療 所 または 地 域 の 中 小 病 院 ( 規 模 は 以 下 の 要 件 を 満 たせば 病 床 数 で は 規 定 しない)で 外 来 診 療 ( 学 童 期 以 下 が 5% 以 上 後 期 高 齢 者 が0% 以 上 ) 訪 問 診 療 ( 在 宅 療 養 支 援 診 療 所 病 院 またはこれに 準 じる 施 設 )および 地 域 包 括 ケアの 研 修 が 可 能 な 施 設 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 を その 部 署 で 同 時 に 研 修 する 専 攻 医 名 あたり 名 以 上 置 くこと 総 合 診 療 専 門 研 修 II : 総 合 診 療 部 門 を 有 する 病 院 ( 規 模 は 以 下 の 要 件 を 満 たせば 病 床 数 など で 規 定 しない)で 一 般 病 床 を 有 し 救 急 医 療 を 提 供 し 臓 器 別 でない 病 棟 診 療 ( 高 齢 入 院 患 者 や 心 理 社 会 倫 理 的 問 題 を 含 む 複 数 の 健 康 問 題 を 抱 える 患 者 の 包 括 ケア 癌 非 癌 患 者 の 緩 和 ケア 等 )と 臓 器 別 でない 外 来 診 療 ( 救 急 も 含 む 初 診 を 数 多 く 経 験 し 複 数 の 健 康 問 題 をもつ 患 者 への 包 括 的 ケアを 経 験 等 )の 研 修 が 可 能 な 施 設 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 を その 部 署 で 同 時 に 研 修 する 専 攻 医 名 あたり 名 以 上 置 くこと 内 科 :() 基 幹 型 または 協 力 型 臨 床 研 修 病 院 であること () 内 科 病 床 数 が 50 床 以 上 あること () 内 科 常 勤 医 が 5 名 以 上 在 籍 していること (4) 内 科 指 導 医 が 名 以 上 在 籍 していること (5) 内 科 専 門 研 修 プログラムに 参 加 していること の5つを 満 たす 施 設 なお 研 修 にあたっては 内 科 指 導 医 が 指 導 すること 小 児 科 : 常 勤 の 小 児 科 指 導 医 がいる 病 院 で 外 来 救 急 病 棟 の( 日 常 的 によく 遭 遇 する 疾 患 を 中 心 とした) 研 修 が 行 える 施 設 なお 研 修 にあたっては 小 児 科 専 門 医 等 が 指 導 すること 救 急 科 : 救 命 救 急 センターもしくは 救 急 科 専 門 医 指 定 施 設 もしくは 救 急 科 専 門 医 等 が 救 急 担 当 として 専 従 する 一 定 の 規 模 の 医 療 機 関 ( 救 急 による 搬 送 等 の 件 数 000 件 以 上 / 年 ) なお 研 修 にあたっては 救 急 科 専 門 医 あるいは 救 急 に 専 従 する 医 師 が 指 導 すること その 他 の 領 域 別 研 修 としてプライマリ ケアと 関 連 の 深 い 診 療 領 域 ( 一 般 外 科 整 形 外 科 精 神 科 産 科 婦 人 科 皮 膚 科 眼 科 耳 鼻 科 など)の 研 修 を 行 える 病 院 または 診 療 所 各 領 域 の 専 門 科 指 導 医 を 名 以 上 置 くこと 専 門 研 修 施 設 群 の 構 成 要 件 総 合 診 療 専 門 研 修 プログラムは 複 数 の 連 携 施 設 の 協 力 体 制 が 基 盤 となり その 中 にある 基 幹 施 設 が 研 修 全 体 をコーディネートするスタイルとなる その 施 設 群 の 構 成 要 件 として 年 以 上 の 研 修 期 間 において 以 下 の 基 準 を 満 たさなければならない 5 () 総 合 診 療 専 門 研 修 は 診 療 所 中 小 病 院 における 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅰと 病 院 総 合 診 療 部 門 における 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅱで 構 成 され それぞれ 6 ヶ 月 以 上 合 計 で 8 ヶ 月 以 上 の 研 修 を 行 う () 必 須 領 域 別 研 修 として 内 科 6 ヶ 月 以 上 小 児 科 ヶ 月 以 上 救 急 科 ヶ 月 以 上 の 研 修 を 行 う ()その 他 の 領 域 別 研 修 では 研 修 目 標 の 達 成 に 必 要 な 範 囲 で 外 科 整 形 外 科 産 婦 人 科 精 神 科 皮 膚 科 眼 科 耳 鼻 咽 喉 科 などの 各 科 での 研 修 を 行 う 6 4 資 料 6に 具 体 的 なプログラムの 協 力 体 制 のパターンと 具 体 的 なプログラム 例 を 示 す 専 門 研 修 施 設 群 の 地 理 的 範 囲 専 門 研 修 施 設 群 の 構 成 については 基 本 的 に 都 道 府 県 単 位 とするが 必 要 な 研 修 を 満 たす 目 的 で 他 の 都 道 府 県 の 医 療 機 関 における 研 修 も 可 能 とする 総 合 診 療 専 門 研 修 I/IIにおいてはへき 地 離 島 被 災 地 都 市 部 にあっても 医 療 資 源 に 乏 しい 地 域 の 医 療 機 関 あるいは 医 療 アクセスが 困 難 な 地 域 の 医 療 機 関 での 研 修 も 可 能 となるような 教 育 体 制 を 整 備 する 9/5 ページ

7 5 専 攻 医 受 入 数 についての 基 準 ( 診 療 実 績 指 導 医 数 等 による) 全 ての 専 攻 医 が 十 分 な 診 療 経 験 を 積 むことができるよう 診 療 実 績 に 基 づいて 専 攻 医 受 入 数 の 上 限 を 定 める プログラム 全 体 での 専 攻 医 の 年 間 受 入 数 の 上 限 は 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅰ 及 びⅡを 提 供 する 施 設 で 指 導 にあたる 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 の 総 数 の 倍 とする ローテートする 各 診 療 科 において 同 時 期 に 受 け 入 れできる 専 攻 医 の 数 は 指 導 を 担 当 する 医 師 名 に 対 して 名 までとし 質 の 高 い 研 修 が 提 供 できる 範 囲 での 育 成 を 目 指 す 8 9 0 6 7 8 9 地 域 医 療 地 域 連 携 への 対 応 総 合 診 療 専 門 研 修 では 地 域 ニーズに 合 わせた 医 療 を 行 う 必 須 領 域 別 研 修 ( 内 科 小 児 科 救 急 の 計 か 月 以 上 )においても 地 域 の 中 核 病 院 等 で 救 急 対 応 や 夜 間 対 応 に 積 極 的 に 取 り 組 む 地 域 において 指 導 の 質 を 落 とさないための 方 法 総 合 診 療 専 門 医 の 専 門 性 から 地 域 が 教 育 を 提 供 する 場 所 として 望 ましく 地 域 に 指 導 医 がいることを 前 提 とした 体 制 とする 指 導 医 が 不 在 のへき 地 離 島 ( 定 義 : 都 道 府 県 の 定 めるへき 地 )などの 例 外 では 指 導 医 が 常 に 研 修 に 係 わることで 専 門 研 修 の 質 を 保 つための 方 法 として プログラム 統 括 責 任 者 またはプログラム 内 の 認 定 指 導 医 による 週 に 回 の 直 接 対 面 または 遠 隔 テレ ビ 会 議 等 による 振 り 返 りと ヶ 月 に 回 の 研 修 先 訪 問 を 必 須 とする 研 究 に 関 する 考 え 方 専 門 研 修 プログラムでは 最 先 端 の 医 学 医 療 を 理 解 すること 及 び 科 学 的 思 考 法 を 体 得 することが 医 師 としての 幅 を 広 げるため 重 要 である 専 攻 医 は 原 則 として 学 術 活 動 に 携 わる 必 要 があり 学 術 大 会 等 での 発 表 ( 筆 頭 に 限 る) 及 び 論 文 発 表 ( 共 同 著 者 を 含 む)を 行 うこととする 専 門 研 修 施 設 群 に 臨 床 研 究 や 社 会 医 学 研 究 を 実 施 できる 体 制 を 備 えた 施 設 を 含 める ことを 推 奨 する 診 療 実 績 基 準 ( 基 幹 施 設 と 連 携 施 設 ) [ 症 例 数 疾 患 検 査 / 処 置 手 術 など] 経 験 目 標 ( 症 候 疾 患 身 体 診 察 検 査 処 置 治 療 地 域 活 動 )にある 診 療 を 基 幹 施 設 と 連 携 施 設 で 十 分 に 経 験 するために 下 記 の 診 療 実 績 基 準 を 示 す 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅰ のべ 外 来 患 者 数 400 名 以 上 / 月 のべ 訪 問 診 療 件 数 0 件 以 上 / 月 総 合 診 療 専 門 研 修 Ⅱ のべ 外 来 患 者 数 00 名 以 上 / 月 入 院 患 者 総 数 0 名 以 上 / 月 内 科 研 修 : 入 院 患 者 総 数 40 名 以 上 / 月 小 児 科 研 修 : のべ 外 来 患 者 数 400 名 以 上 / 月 救 急 科 研 修 : 救 急 による 搬 送 等 の 件 数 000 件 以 上 / 年 ただし 複 数 の 研 修 施 設 によって 各 診 療 領 域 の 研 修 施 設 群 を 構 築 することで 上 記 の 基 準 を 満 たすことも 可 能 であり その 場 合 は 施 設 単 位 で 必 ずしも 上 記 基 準 を 満 たさなく ても 良 い また 各 研 修 施 設 についてはそれぞれ 経 験 が 望 ましい 経 験 目 標 があるので 資 料 7を 参 考 にしながら 十 分 な 経 験 が 可 能 となるように 配 慮 する 0/5 ページ

0 Subspecialty 領 域 との 連 続 性 について 様 々な 関 連 するSubspecialty 領 域 については 連 続 性 を 持 った 制 度 設 計 を 今 後 検 討 し ていくこととする 専 門 研 修 の 休 止 中 断 プログラム 移 動 プログラム 外 研 修 の 条 件 ストレートに 専 門 研 修 を 修 了 しない 場 合 について 専 攻 医 が 次 の つに 該 当 するときは 研 修 の 休 止 が 認 められる 研 修 期 間 を 延 長 せ ずに 休 止 できる 日 数 は 所 属 プログラムで 定 める 研 修 期 間 のうち 通 算 0 日 ( 平 日 換 算 )までとする () 病 気 の 療 養 () 産 前 産 後 休 業 () 育 児 休 業 (4) 介 護 休 業 (5) その 他 やむを 得 ない 理 由 専 攻 医 は 原 則 として つの 専 門 研 修 プログラムで 一 貫 した 研 修 を 受 けなければなら ないが 次 の つに 該 当 するときは 専 門 研 修 プログラムを 移 籍 することができる そ の 場 合 には プログラム 統 括 責 任 者 間 の 協 議 だけでなく 日 本 専 門 医 機 構 領 域 研 修 委 員 会 への 相 談 等 が 必 要 となる () 所 属 プログラムが 廃 止 され または 認 定 を 取 消 されたとき () 専 攻 医 にやむを 得 ない 理 由 があるとき 大 学 院 進 学 など 専 攻 医 が 研 修 を 中 断 する 場 合 は 専 門 研 修 中 断 証 を 発 行 する 再 開 の 場 合 は 再 開 届 を 提 出 することで 対 応 する 妊 娠 出 産 後 など 短 時 間 雇 用 の 形 態 での 研 修 が 必 要 な 場 合 は 研 修 期 間 を 延 長 する 必 要 があり 研 修 延 長 申 請 書 を 提 出 することで 対 応 する 6 専 門 研 修 プログラムを 支 える 体 制 4 5 6 専 門 研 修 プログラムの 管 理 運 営 体 制 の 基 準 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 を 専 門 研 修 基 幹 施 設 に 設 置 する 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 は プログラム 統 括 責 任 者 専 門 研 修 連 携 施 設 におけ る 各 診 療 科 の 指 導 責 任 者 及 び 関 連 職 種 の 管 理 者 により 構 成 される 基 幹 施 設 の 役 割 専 門 研 修 基 幹 施 設 の 役 割 は プログラム 統 括 責 任 者 の 時 間 的 経 済 的 援 助 ( 管 理 教 育 業 務 への 十 分 な 配 慮 )を 行 い 総 合 診 療 専 門 研 修 の 確 保 や 連 携 施 設 での 各 診 療 科 研 修 の 確 保 全 体 のプログラム 管 理 を 手 助 けするとともに 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 を 開 催 し 専 攻 医 の 研 修 の 修 了 判 定 ( 総 括 的 評 価 )などを 行 う 専 門 研 修 指 導 医 の 基 準 臨 床 能 力 教 育 能 力 については 6つのコアコンピテンシーを 具 体 的 に 実 践 しているこ となどが 求 められる レポートの 提 出 などによりそれらを 確 認 し 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 講 習 会 ( 泊 日 程 度 )の 受 講 を 経 て 理 解 度 などについての 試 験 を 行 う 指 導 医 の 候 補 としては 以 下 の)~6)が 挙 げられている ) 日 本 プライマリ ケア 連 合 学 会 認 定 のプライマリ ケア 認 定 医 及 び 家 庭 医 療 専 門 医 ) 全 自 病 協 国 診 協 認 定 の 地 域 包 括 医 療 ケア 認 定 医 ) 日 本 病 院 総 合 診 療 医 学 会 認 定 医 4) 大 学 病 院 または 初 期 臨 床 研 修 病 院 にて 総 合 診 療 部 門 に 所 属 し 総 合 診 療 を 行 う 医 師 ( 卒 後 の 臨 床 経 験 7 年 以 上 ) 5)4)の 病 院 に 協 力 して 地 域 において 総 合 診 療 を 実 践 している 医 師 ( 同 上 ) 6) 都 道 府 県 医 師 会 ないし 郡 市 区 医 師 会 から 総 合 診 療 専 門 医 専 門 研 修 カリキュラムに 示 される 到 達 目 標 : 総 合 診 療 専 門 医 の6つのコアコンピテンシー について 地 域 で 実 践 してきた 医 師 として 推 薦 された 医 師 ( 同 上 ) /5 ページ

7 4 プログラム 管 理 委 員 会 の 役 割 と 権 限 専 門 研 修 基 幹 施 設 に 専 門 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 を 設 置 し 専 門 研 修 プログラ ムと 専 攻 医 を 統 括 的 に 管 理 する 専 門 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 では 専 門 研 修 基 幹 施 設 と 専 門 研 修 連 携 施 設 の 緊 密 な 連 絡 のもと プログラムの 作 成 やプログラム 施 行 上 の 問 題 点 の 検 討 や 再 評 価 を 継 続 的 に 行 う また 各 専 攻 医 の 学 習 機 会 の 確 保 研 修 環 境 の 整 備 継 続 的 定 期 的 に 専 攻 医 の 研 修 状 況 を 把 握 するシステムの 構 築 適 切 な 評 価 の 保 証 を 行 う 専 門 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 は 専 攻 医 の 採 用 判 定 中 間 評 価 修 了 判 定 を 行 う が 判 定 の 最 終 責 任 はプログラム 統 括 責 任 者 が 負 う 専 門 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 は 必 要 に 応 じて 専 攻 医 及 び 指 導 医 へのフィード バックを 提 供 し 専 攻 医 及 び 指 導 医 からのフィードバックを 受 ける 8 9 40 5 6 7 プログラム 統 括 責 任 者 の 基 準 および 役 割 と 権 限 基 準 プログラム 統 括 責 任 者 の 資 格 要 件 として 以 下 の) ) )の 全 てを 満 たすことを 原 則 とする ) 専 門 研 修 指 導 医 であること ) 総 合 診 療 専 門 研 修 プログラムの 専 門 研 修 基 幹 施 設 に 所 属 していること ) 以 下 の 4のいずれかである 日 本 プライマリ ケア 連 合 学 会 認 定 指 導 医 全 自 病 協 国 診 協 認 定 の 地 域 包 括 医 療 ケア 認 定 施 設 の 教 育 責 任 者 日 本 病 院 総 合 診 療 医 学 会 の 認 定 医 養 成 施 設 の 教 育 責 任 者 4 大 学 病 院 または 臨 床 研 修 指 定 病 院 における 総 合 診 療 部 門 の 責 任 者 プログラム 運 営 能 力 を 標 準 化 することを 目 的 として 総 合 診 療 専 門 研 修 プログラム 統 括 責 任 者 講 習 会 ( 日 程 度 )を 行 う プログラム 統 括 責 任 者 あたりの 最 大 専 攻 医 数 はプログラム 全 体 で0 名 とする それ 以 上 になれば 副 プログラム 統 括 責 任 者 を 置 く 役 割 と 権 限 プログラム 統 括 責 任 者 は 研 修 プログラムの 管 理 遂 行 や 専 攻 医 の 採 用 修 了 につき 最 終 責 任 を 負 う プログラム 統 括 責 任 者 は 専 門 研 修 プログラム 管 理 委 員 会 における 評 価 に 基 づいて 専 攻 医 の 最 終 的 な 研 修 修 了 判 定 を 行 い その 資 質 を 証 明 する 書 面 を 発 行 する その 他 以 下 の 役 割 権 限 を 担 う 研 修 プログラムの 企 画 立 案 と 実 施 の 管 理 指 導 体 制 の 構 築 指 導 医 への 支 援 専 攻 医 に 対 する 指 導 と 評 価 専 攻 医 への 配 慮 メンタリング 研 修 プログラムの 点 検 評 価 研 修 プログラムのプロモーションやリクルートメント 戦 略 連 携 施 設 での 委 員 会 組 織 各 科 診 療 研 修 で 個 別 に 委 員 会 を 設 置 するのではなく 専 門 研 修 基 幹 施 設 で 開 催 され るプログラム 管 理 委 員 会 に 専 門 研 修 連 携 施 設 の 指 導 責 任 者 も 出 席 する 形 で 連 携 施 設 における 研 修 の 管 理 を 行 う 労 働 環 境 労 働 安 全 勤 務 条 件 < 労 働 環 境 と 安 全 への 配 慮 > 研 修 施 設 の 管 理 者 とプログラム 統 括 責 任 者 が 責 務 を 負 う 専 攻 医 の 心 身 の 健 康 維 持 への 配 慮 週 の 勤 務 時 間 の 基 本 と 原 則 当 直 業 務 と 夜 間 診 療 業 務 の 区 別 と それぞれに 対 応 した 適 切 な 対 価 バックアップ 体 制 についての 記 載 適 切 な 休 養 についての 記 載 労 働 条 件 勤 務 時 間 / 休 日 当 直 給 与 についての 記 載 /5 ページ

4 7 専 門 研 修 実 績 記 録 システム マニュアル 等 の 整 備 研 修 実 績 および 評 価 を 記 録 し 蓄 積 するシステム 専 攻 医 の 研 修 内 容 目 標 に 対 する 到 達 度 専 攻 医 の 自 己 評 価 60 度 評 価 と 振 り 返 り 等 の 研 修 記 録 研 修 ブロック 毎 の 総 括 的 評 価 修 了 判 定 等 の 記 録 を 保 管 するシステム を 構 築 すること この 記 録 は 専 攻 医 の 研 修 修 了 または 研 修 中 断 から5 年 間 以 上 保 管 す ること 4 4 44 45 医 師 としての 適 性 の 評 価 専 攻 医 に 対 して 指 導 医 同 僚 を 含 む 関 係 した 多 職 種 が 仕 事 ぶりや 行 動 について 形 成 的 評 価 をシートに 記 入 し 指 導 医 はこれを 用 いたフィードバックを 行 う(60 度 評 価 ) 60 度 評 価 はヶ 月 に 回 程 度 以 上 行 うことが 望 ましい プログラム 運 用 マニュアル フォーマット 等 の 整 備 下 記 のマニュアルおよびフォーマットを 整 備 すること なお 専 攻 医 の 研 修 実 績 目 標 の 達 成 度 ポートフォリオ 作 成 の 進 捗 指 導 医 との 振 り 返 り 生 涯 学 習 および 学 術 活 動 等 の 記 録 には 所 定 の 研 修 手 帳 を 用 いること 専 攻 医 研 修 マニュアル 次 の 項 目 について 専 攻 医 および 専 攻 医 になることを 希 望 する 者 に 示 すこと 標 準 的 な 項 目 を 満 たした 上 で プログラムの 特 徴 を 明 確 にし 専 攻 医 およびその 希 望 者 がプログラム 修 了 時 の 到 達 目 標 と 専 門 医 になるまでの 道 程 を 理 解 できる 内 容 と すること 記 載 すべき 項 目 プログラムの 期 間 プログラムの 概 要 標 準 的 なローテーション 例 研 修 する 施 設 部 署 とその 期 間 専 門 医 資 格 取 得 のために 必 要 な 知 識 技 能 態 度 経 験 すべき 症 例 手 術 検 査 等 の 種 類 と 数 自 己 評 価 と 他 者 評 価 の 方 法 と 実 施 時 期 プログラムの 修 了 要 件 専 門 医 申 請 に 必 要 な 書 類 と 提 出 方 法 施 設 や 指 導 医 に 対 する 評 価 方 法 プログラム 改 善 のため ハラスメントを 相 談 するための 方 法 その 他 指 導 者 マニュアル 専 攻 医 研 修 マニュアルの 項 目 に 加 えて 次 の 項 目 について プログラム 内 の 総 合 診 療 専 門 研 修 の 指 導 医 に 示 すこと 標 準 的 な 項 目 を 満 たした 上 で プログラムに 必 要 な 事 項 を 内 容 とすること そのひな 形 を 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 マニュアル とし て 資 料 8に 示 した 専 攻 医 研 修 マニュアルに 加 えて 記 載 すべき 項 目 専 門 研 修 指 導 医 の 要 件 専 門 研 修 指 導 医 として 必 要 な 教 育 法 専 攻 医 に 対 する 評 価 法 その 他 /5 ページ

専 攻 医 研 修 実 績 記 録 フォーマット 所 定 の 研 修 手 帳 ( 資 料 )のp.6-4を 用 いること 46 指 導 医 による 指 導 とフィードバックの 記 録 所 定 の 研 修 手 帳 ( 資 料 )のp.5-4を 用 いること 47 48 指 導 者 研 修 計 画 (FD)の 実 施 記 録 プログラム 統 括 責 任 者 は 研 修 の 質 を 維 持 するために 各 診 療 科 研 修 の 指 導 にあ たる 指 導 医 の 指 導 能 力 の 維 持 向 上 に 責 任 を 持 つ そのために 各 指 導 医 が 受 講 すべき 研 修 計 画 を 示 し その 受 講 を 促 す その 際 各 指 導 医 は 総 合 診 療 専 門 研 修 指 導 医 マニュアル( 資 料 8)に 掲 載 された 指 導 医 としての 自 己 学 習 履 歴 欄 に 記 録 を 残 し 年 に 度 プログラム 統 括 責 任 者 に 写 しと 受 講 証 明 書 を 提 出 する プログラム 統 括 責 任 者 はその 受 講 歴 を 保 管 し サイ トビジット 等 の 際 に 第 三 者 に 提 示 できるように 整 理 し 保 管 する 49 50 8 専 門 研 修 プログラムの 評 価 と 改 善 専 攻 医 による 指 導 医 および 研 修 プログラムに 対 する 評 価 専 攻 医 からの 個 々の 指 導 医 に 対 する 評 価 および 研 修 プログラムに 対 する 評 価 を 年 に 回 以 上 行 う 方 法 を 定 め それを 専 攻 医 に 明 示 すること 評 価 の 内 容 は 記 録 すること これら 専 攻 医 による 評 価 の 内 容 によって 専 攻 医 に 対 する 不 利 益 があってはならない プログラム 統 括 責 任 者 およびプログラムに 所 属 する 専 攻 医 は これらの 評 価 について 年 次 報 告 をおこなうこと 専 攻 医 等 からの 評 価 (フィードバック)をシステム 改 善 につなげるプロセス プログラム 管 理 委 員 会 が 専 攻 医 からの 評 価 や 意 見 を 収 集 し プログラムの 改 善 につ なげるプロセスを 示 すこと 専 攻 医 が 専 門 医 機 構 に 対 して 直 接 指 導 医 やプログラムの 問 題 について 報 告 し 改 善 を 促 すことができることを 専 攻 医 に 示 すこと 4/5 ページ

5 研 修 に 対 する 監 査 (サイトビジット 等 ) 調 査 への 対 応 第 三 者 評 価 の 役 割 を 果 たす 日 本 専 門 医 機 構 によるサイトビジットを 実 施 する また それと 同 時 に 総 合 診 療 専 門 研 修 プログラムの 継 続 的 改 良 を 目 的 としたピアレ ビューとして 総 合 診 療 領 域 の 複 数 のプログラム 統 括 責 任 者 が 他 の 研 修 プログラムを 訪 問 し 観 察 評 価 するサイトビジットを 実 施 する 研 修 プログラムは この 種 類 のサイトビジットに 真 摯 に 対 応 する 責 務 を 負 う 9 専 攻 医 の 採 用 と 修 了 5 5 採 用 方 法 Webサイト 等 において 総 合 診 療 専 門 研 修 の 募 集 を 公 示 するとともに 各 研 修 プログラ ムの 概 要 を 掲 載 する 専 攻 医 の 選 考 および 採 用 は 各 プログラムにおいて 基 準 を 定 めて 行 う 修 了 要 件 プログラム 統 括 責 任 者 はプログラム 管 理 委 員 会 を 招 集 し 次 の 基 準 により 専 攻 医 の 専 門 研 修 修 了 判 定 を 行 い 日 本 専 門 医 機 構 はその 結 果 を 確 認 して 修 了 登 録 を 行 う ) 研 修 期 間 を 満 了 し かつ 認 定 された 研 修 施 設 で 総 合 診 療 専 門 研 修 ⅠおよびⅡ 各 6ヶ 月 以 上 合 計 8ヶ 月 以 上 内 科 研 修 6ヶ 月 以 上 小 児 科 研 修 ヶ 月 以 上 救 急 科 研 修 ヶ 月 以 上 を 行 っていること ) 専 攻 医 自 身 による 自 己 評 価 と 省 察 の 記 録 作 成 した 最 良 作 品 型 ポートフォリオを 通 じて 到 達 目 標 がカリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 していること ) 研 修 手 帳 に 記 録 された 経 験 目 標 が 全 てカリキュラムに 定 められた 基 準 に 到 達 してい ること 4)その 他 各 プログラム 毎 に 定 める 基 準 に 達 していること 0 他 に 自 領 域 のプログラムにおいて 必 要 なこと 54 5/5 ページ