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評 定 が 得 られていた ただし 後 者 については 非 凡 な 印 象 が 強 いことと 全 体 的 に 被 験 者 間 のばらつ きが 大 きいことから ポジティブな 印 象 とネガティブな 印 象 を 持 つ 人 に 分 かれることが 示 唆 された また 性 格 傾 向 ( 社 会 的 外 向 性 )と 髪 型 に 対 する 印 象 お 受 け 方 との 関 係 について 調 べてみたところ 顕 著 な 傾 向 を 認 めることはできなかった 短 大 生 におけるボディーイメージと 食 行 動 白 山 香 菜 美 テレビ 番 組 やファッション 雑 誌 などによってダイエット 方 法 や 食 事 制 限 などの 情 報 が 大 量 に 流 出 してい る メディアによって 痩 せることはいいことだ という 印 象 を 与 えられ その 影 響 から 私 たちの 日 常 生 活 で 老 若 男 女 問 わずダイエットは 頻 繁 に 行 われている 特 に 若 年 女 性 は 健 康 維 持 というよりも 体 型 維 持 形 成 が 主 な 目 的 とされる 傾 向 にある そこで 本 研 究 では 短 大 生 はどのようなボディーイメージを 持 ってお り それが 食 行 動 に 対 してどのような 影 響 を 与 えているか また その 食 行 動 と 自 己 意 識 との 関 係 を 持 つ かという 点 について 検 討 を 加 えた 被 験 者 は 北 星 学 園 大 学 短 期 大 学 部 の 学 生 計 62 名 である 自 己 意 識 尺 度 と 独 自 に 作 成 したボディーイメージ 食 行 動 ダイエットについての 質 問 からなるアンケート 調 査 を 行 った その 結 果 自 分 の 体 型 をどう 認 識 するかによって 理 想 の 体 型 や 健 康 不 健 康 な 体 型 への 認 識 が 異 な ることがわかった 痩 身 願 望 を 持 っている 人 のほとんどが 現 在 の 体 型 に 満 足 していない 割 合 が 高 かった また 公 的 自 己 意 識 が 高 く 体 型 満 足 度 の 低 い 人 ほど 食 事 制 限 などの 食 行 動 をとる 傾 向 にあった 女 子 大 生 の 服 の 色 に 対 する 印 象 丹 羽 美 里 私 たちは 服 を 選 ぶ 際 色 を 第 一 に 考 えてコーディネートするだろう また 人 にどう 思 われたいか ど のような 印 象 を 与 えたいか ということも 服 を 決 める 基 準 にもなると 思 う 本 研 究 では 単 色 服 ( 半 袖 長 袖 )の 色 の 違 いではどのように 印 象 が 変 わるのか5 色 の 色 を 使 い 女 子 短 大 生 を 対 象 に 実 験 した 実 験 の 結 果 5 色 それぞれ 持 つ 印 象 は 違 うことがわかった 青 色 と 黒 色 に 対 しては 暗 い 親 しみにくい と いう 印 象 が 強 く 逆 に 赤 色 と 白 色 と 緑 色 二 対 しては 活 動 的 明 るい という 印 象 が 強 いことがわかっ た 単 色 ではこのような 傾 向 が 見 られたが 服 という 具 体 的 な 物 にすると 色 について 持 つ 印 象 にあまり 変 化 は 見 られなかった また 社 会 的 外 向 性 が 高 い 人 は 主 に 黒 色 を 好 むが 親 しみにくい と 感 じることが 多 いこともわかった 思 考 的 内 向 性 が 高 い 人 は 赤 色 は 活 動 的 で 子 どもっぽい と 認 識 している 人 が 多 かった このように 性 格 が 違 うことによって 色 に 持 つ 印 象 が 違 うことがわかる 服 を 選 ぶ 色 や 好 みは 人 それぞれ 違 い 性 格 に 大 きく 左 右 されることがわかった

ポジティブ 思 考 ネガティブ 思 考 に 影 響 する 性 格 要 因 澤 田 采 佳 性 格 とポジティブ 思 考 ネガティブ 思 考 はどのように 関 係 しているのか 様 々な 性 格 検 査 の 項 目 と 日 常 生 活 で 起 こり 得 るポジティブ ネガティブに 考 えられる 状 況 を 独 自 に 設 定 し その 状 況 における 判 断 が 性 格 によってどのように 異 なるかを 調 べた 性 格 傾 向 の 測 定 についてはストレス 処 理 スキル 自 己 効 力 感 ならびに 自 己 関 係 づけ 尺 度 を 用 いたアンケート 調 査 の 結 果 である ストレス 処 理 のスキル 自 己 効 力 感 が 高 い 人 ほどポジティブ 思 考 の 傾 向 が 強 く 被 害 妄 想 的 観 点 劣 等 感 が 高 い 人 ほどネガティブ 思 考 の 傾 向 が 強 いということがわかった 中 にはポジティブ 思 考 やネガティブ 思 考 であるかと 性 格 は 関 係 のない 質 問 項 目 も 見 られた テキストベースコミュニケーションにおいて 顔 文 字 がその 印 象 に 与 える 効 果 について 脇 本 瑞 来 ソーシャルメディアの 利 用 が 拡 大 すると 共 に 私 たちはより 簡 単 に 自 分 の 言 葉 をテキスト 情 報 として 発 信 できるようになった そこで 現 在 は 文 字 ベースのコミュニケーションにおいて 特 定 の 個 人 から 不 特 定 多 数 まで 様 々な 人 を 対 象 としている 顔 文 字 という 感 情 表 現 ツールが 多 く 利 用 されるようになり テキ ストベースのコミュニケーションに 何 らかの 豊 かさをもたらすようになっていると 思 われる では その 顔 文 字 は 一 体 どの 程 度 の 役 割 を 担 ってくれているのだろうか 本 研 究 ではこの 点 を 検 証 するため 顔 文 字 が 付 与 された 文 章 がどのように 受 け 止 められ そしてその 受 け 止 め 方 が 人 の 共 感 性 とどの 程 度 関 連 する かについて 調 査 した 調 査 の 結 果 共 感 性 との 顕 著 な 関 連 性 は 見 られなかったが 文 章 から 印 象 を 形 づく る 際 に 顔 文 字 の 存 在 は 提 示 した 文 の 意 味 や 感 情 の 情 報 を 強 調 させたり きつい 表 現 を 和 らげたり 顔 文 字 無 しでは 伝 わりづらいニュアンスの 表 現 に 貢 献 していることが 分 かった しかし 例 外 として 謝 罪 文 の 様 な 丁 寧 な 文 体 の 場 合 は 顔 文 字 を 付 与 しなければより 真 実 的 で 深 い 印 象 を 与 えられることも 見 出 され た

嘘 に 対 する 一 般 認 識 と 性 格 の 関 係 性 古 澤 愛 菜 嘘 は 良 くない という 考 え 方 がある 一 方 嘘 を 上 手 く 使 いなさい という 考 え 方 もあることから 嘘 の 使 い 道 は 一 つでなく 幾 つかに 分 類 できることがわかる では どこまでが 良 くない 嘘 で どこま でが 使 っても 良 い 嘘 なのだろうか そこで 本 研 究 では 一 般 的 にはどのような 嘘 が 許 され どのよ うな 嘘 が 許 されないのか アンケート 調 査 を 行 った また 同 時 に どの 部 類 の 嘘 が 自 分 にとって 必 要 か またその 回 答 は 被 験 者 の 正 確 と 関 係 があるかどうかの 調 査 も 並 行 して 行 った 調 査 の 結 果 コミュニケー ションを 円 滑 にするための 嘘 と ある 程 度 誰 にも 被 害 が 及 ばない 嘘 ならば 許 されるということがわかった また 性 格 検 査 では 対 人 不 安 調 査 からはあまり 良 い 結 果 を 得 ることができなかったが 劣 等 感 と 社 会 的 外 交 性 については 幾 つか 顕 著 なデータを 取 ることができた それについて 考 察 を 進 めるにつれて 嘘 と 性 格 は 関 係 性 があると 言 えるということがわかった 短 大 生 の 睡 眠 習 慣 睡 眠 環 境 と 性 格 傾 向 の 関 連 性 について 谷 内 朝 華 私 たちが 生 活 するうえで 睡 眠 は 必 要 不 可 欠 である しかし 睡 眠 は 人 によって 習 慣 も 環 境 も 異 なる 夜 ベ ッドに 入 って 眠 りにつくまでの 準 備 行 動 や ベッドに 入 って 眠 るまでの 時 間 の 使 い 方 さらに 眠 り 自 体 の 深 さ そして 朝 目 が 覚 めてから 起 きるまでの 時 間 やその 使 い 方 など それぞれが 独 自 の 習 慣 を 持 っている また 眠 りのために 設 定 する 環 境 ( 例 えば 枕 や 部 屋 の 暗 さなど)も 個 人 個 人 の 好 みがあり 本 研 究 ではそ れらの 違 いは 個 々の 性 格 との 間 に 関 係 性 があるのではないかと 考 え アンケートを 用 いて 短 大 生 の 睡 眠 習 慣 睡 眠 環 境 を 調 べると 同 時 に YG 性 格 検 査 の 下 位 尺 度 である 抑 うつ 性 神 経 質 のんきさ に 関 連 する 質 問 項 目 と 状 態 不 安 尺 度 を 用 いて 睡 眠 習 慣 と 性 格 との 関 連 性 について 検 討 した 調 査 対 象 は 北 星 学 園 大 学 生 活 創 造 学 科 の 女 子 学 生 55 名 である 調 査 の 結 果 短 大 生 の 睡 眠 習 慣 睡 眠 環 境 の 実 態 が 明 らかになり 全 体 的 に 不 規 則 な 生 活 をしていることがわかった また 性 格 傾 向 とは 環 境 に 関 してはあま り 関 連 性 が 見 られなかったが 習 慣 に 関 しては 抑 うつ 性 の 得 点 が 高 いと 寝 つきや 起 床 時 の 気 分 に 影 響 が 出 たり 神 経 質 の 得 点 が 高 いと 眠 れないことが 多 かったり のんきさの 得 点 が 高 いと 起 床 時 刻 が 遅 れてい ったりと さまざまな 関 連 性 が 見 られた

ストレス 場 面 におけるストレスの 感 じ 方 と 性 格 との 関 連 性 について 大 友 悠 里 燃 え 尽 き 症 候 群 という 言 葉 が 聞 かれるようになって 久 しいが この 言 葉 からもわかるように 現 代 はスト レスの 多 い 時 代 だと 言 われている 情 報 化 社 会 のために 多 くの 情 報 が 様 々なメディアを 通 じて 流 れ 込 み 我 々は 常 に 何 らかの 判 断 を 求 められる さらにその 情 報 処 理 の 速 さも 求 められる このような 現 代 にあっ て 我 々はそのストレスから 心 身 を 守 るために 様 々なストレス 処 理 法 を 考 案 し 実 践 するようになって きた 逆 に 言 えばうまくストレスを 処 理 出 来 なければ 生 きにくい 時 代 とも 言 える しかし 我 々 全 てがそ のストレスに 押 し 潰 されるわけではなく ストレスの 感 じ 方 やそれぞれに 合 ったストレス 処 理 法 には 個 人 差 がある そして この 個 人 差 を 生 み 出 しているものの 一 つの 要 因 として 性 格 の 違 いを 挙 げることが 出 来 る 本 研 究 では 現 代 のストレスの 原 因 となっている 様 々なストレッサーに 対 して どのようにストレス を 感 じ それにどのような 対 処 をしているのか そして その 違 いが 性 格 とどのように 関 連 しているのか について 女 子 短 大 生 対 象 としたアンケート 調 査 を 試 みた 調 査 の 結 果 人 は 性 格 の 違 いにより 感 じやすい ストレス 感 じにくいストレスがあるということがわかった 例 えば 学 業 について 就 職 活 動 への 不 安 このようなストレス 要 因 に 強 くストレスを 感 じる 人 もいれば 感 じない 人 もいる そしてストレス 処 理 の 仕 方 も 人 それぞれである またストレスを 感 じている 割 合 が 高 い 場 面 の 全 体 の 平 均 では この 年 代 の 特 徴 がとても 出 ており ストレス 解 消 法 は 人 それぞれであるということがわかった 関 係 妄 想 的 心 性 と 関 連 する 性 格 要 因 について 川 村 瑠 望 夏 日 常 生 活 の 中 で 他 者 との 関 わりは 欠 かせないものである その 他 者 と 良 い 関 係 をつくり さらにそれを 維 持 していく 上 で 相 互 理 解 が 必 要 不 可 欠 である しかし 自 分 自 身 の 気 持 ちや 感 情 を 適 格 に 相 手 に 伝 える ことは 難 しいし 相 手 の 気 持 ちや 感 情 を 理 解 することはさらに 難 しい 場 合 によっては 相 手 の 気 持 ちを 間 違 って 解 釈 してしまい 誤 解 のために 関 係 が 悪 化 していくこともしばしばである さらには 相 手 の 何 げない 言 動 に 対 して 過 剰 に 反 応 してしまい それが 自 分 に 対 する 悪 意 の 表 れと 思 い 込 んでしまう 場 合 もあ る このような 思 い 込 みは 関 係 妄 想 と 呼 ばれ 統 合 失 調 症 の 症 状 の 一 種 とされている しかし 大 なり 小 な り 我 々 一 般 人 にもこのような 傾 向 はあり 自 分 の 中 のこの 傾 向 の 強 さを 知 ることによって 他 者 との 関 係 を 見 直 す 契 機 にすることを 目 的 とした 研 究 もある 本 研 究 はアンケート 調 査 によってこの 他 者 の 言 動 を 自 分 自 身 に 関 係 づけて 認 識 しようとする 心 理 的 傾 向 が 他 の 性 格 特 性 とどのように 関 連 しているかを 検 討 するこ とを 目 的 として 実 施 したものである アンケートには 自 己 関 係 づけ 尺 度 矢 田 部 ギルフォード 性 格 検 査 から 抜 粋 した 回 帰 性 傾 向 抑 うつ 性 一 般 的 行 動 性 劣 等 感 思 考 的 外 向 の 5 つの 下 位 尺 度 ならびに 独 自 に 作 成 した 関 係 づけに 関 する 質 問 10 項 目 を 用 いた 調 査 は 女 子 短 期 大 学 生 を 対 象 に 実 施 した 調 査 の 結 果 抑 うつ 性 が 最 も 自 己 関 係 づけとの 相 関 が 高 く やはりネガティブ 思 考 と 関 係 妄 想 的 心 性 と 深 い 繋 が りがあるということがわかった

音 声 の 高 さ 速 さ 大 きさが 人 の 第 一 印 象 に 与 える 効 果 について 加 藤 友 美 他 者 に 対 する 対 人 認 知 は 第 一 印 象 から 始 まる そしてこの 第 一 印 象 を 左 右 する 要 因 として 服 装 や 容 姿 髪 型 など 外 見 に 由 来 するものもあれば 話 し 方 や 声 動 作 や 仕 草 など ある 程 度 一 緒 にいる 時 間 が 長 くな った 時 に 他 者 に 関 する 情 報 など 様 々である また それらの 情 報 のどこに 注 目 するかあるいはそれを どう 捉 えるかという 受 け 手 側 の 原 因 も 加 わってくるので 非 常 に 複 雑 なプロセスを 経 て 第 一 印 象 が 成 立 す ると 考 えられる これら 様 々な 情 報 の 中 で 第 一 印 象 を 良 くするには どのような 話 し 方 が 好 まれるのか 本 研 究 では 声 の 高 さ( 高 低 ) 話 し 方 の 速 さ( 速 い 遅 い) 声 の 大 きさ( 大 声 小 声 )の 三 要 因 を 掛 け 合 わせた8つの 声 刺 激 を 他 者 の 声 の 性 質 や 話 し 方 はどのように 影 響 するであろうか に 対 する 女 子 短 大 生 の 印 象 をもとにこの 点 について 検 討 を 加 えた 実 験 結 果 高 音 速 い 大 声 に 対 する 印 の 声 刺 激 の 中 で 一 番 印 象 が 良 く 対 人 認 知 の 三 次 元 のどれにおいても ポジティブな 印 象 を 示 していた 低 音 速 い 大 声 に 対 する 印 象 は 積 極 的 活 発 な 印 象 が 強 く 特 に 力 本 性 において 得 点 が 高 かった 速 い 大 声 の 組 み 合 わせは 印 象 が 良 く 好 印 象 を 与 えている また 小 声 は 予 想 した 通 り どの 刺 激 の 組 み 合 わせにおいても 印 象 はよくなく 特 に 低 音 遅 い 小 声 と 低 音 速 い 小 声 は 対 人 認 知 の 三 次 元 のどれにおいてもネガティブな 印 象 を 示 していた しかし 高 音 速 い 大 声 が 全 て 好 印 象 と いうわけではなく 刺 激 の 組 み 合 わせごとに 印 象 は 変 化 していた 例 に 高 音 速 い 小 声 は 高 音 速 い とポジティブな 印 象 を 与 えるだろうと 予 想 していた 刺 激 だが 消 極 的 な 不 活 発 な 内 向 的 な 弱 気 な 几 帳 面 な 傾 向 が 強 く ネガティブな 印 象 を 与 えている 化 粧 行 動 と 公 的 自 己 意 識 私 的 自 己 意 識 恋 愛 類 型 との 関 連 岡 部 麻 衣 ある 化 粧 品 メーカーが 販 売 した 美 白 化 粧 品 が 皮 膚 に 障 害 をもたらしたという 事 件 に 象 徴 されるように 皮 膚 に 対 して 強 い 効 果 をもたらす 化 粧 品 から 洗 顔 のための 化 粧 品 まで 現 在 ではさまざまな 効 果 が 期 待 できる 化 粧 品 が しかも 非 常 に 多 くの 種 類 が 販 売 されている このような 状 況 において 自 分 の 皮 膚 や 自 分 の 目 的 に 合 った 化 粧 品 を 見 つけるのは 大 変 な 作 業 と 言 えるであろう このような 化 粧 品 の 選 択 や 使 用 な どの 人 それぞれの 化 粧 に 対 する 考 え 方 やその 基 礎 となる 性 格 に 大 きく 左 右 されるものと 思 われる 本 研 究 ではこの 点 を 検 討 することを 目 的 として 公 的 自 己 意 識 私 的 自 己 意 識 および 恋 愛 に 対 する 考 え 方 が 化 粧 行 動 に 対 してどのように 影 響 するのかについてアンケート 調 査 を 実 施 した 調 査 の 結 果 公 的 自 己 意 識 私 的 自 己 意 識 恋 愛 類 型 エロスとプラグマの 高 い 人 はすべて 化 粧 行 動 に 対 して 意 識 を 高 く 持 っており 気 を 遣 っているといことがわかった

対 人 依 存 度 と 対 人 依 存 行 動 の 関 係 性 について 石 川 舞 我 々は 望 むと 望 まざるとに 関 わらず 常 に 他 者 と 関 係 を 持 ちながら 毎 日 の 生 活 を 送 っている この 他 者 との 関 係 のあり 方 は 様 々であり 互 いに 好 意 を 持 っている 場 合 もあれば その 逆 の 場 合 もある また 互 いに 協 力 し 合 うという 場 面 においては 両 者 が 対 等 の 関 係 で 助 け 合 うこともあれば 一 方 が 他 方 の 優 位 に 立 って 支 配 的 に 事 を 進 めることもある 後 者 のような 状 況 においては 一 方 が 他 方 へ 依 存 する あるいは 従 うという 関 係 が 成 立 するが 他 者 に 依 存 したり 従 うこと 自 体 に 何 の 問 題 も 感 じず それが 一 つのその 人 の 行 動 傾 向 となっている 場 合 がある そこで 本 研 究 では 依 存 傾 向 が 強 い 学 生 と 弱 い 学 生 の 行 動 にはど のような 違 いがあるのか そして その 依 存 的 な 行 動 が 性 格 的 依 存 性 と 親 和 性 とどのように 関 連 してい るかを 調 べるため 学 生 を 対 象 としてアンケート 調 査 を 実 施 した 調 査 の 結 果 依 存 性 尺 度 得 点 および 親 和 性 が 高 い 被 験 者 ほど 自 分 の 行 動 が 周 囲 の 人 の 意 見 や 行 動 に 影 響 を 受 け 易 く 例 えば 飲 食 店 でメニュー を 決 める 時 友 達 の 意 見 を 聞 いてからメニューを 決 める 傾 向 が 高 いことなどが 明 らかとなった 外 向 性 社 会 的 スキル 共 感 性 が 笑 顔 の 認 識 に 与 える 影 響 について 村 上 碧 対 人 関 係 において 他 者 の 動 作 しぐさ 表 情 などからその 裏 にある 感 情 に 気 づき それに 応 じた 接 し 方 をすることは 良 好 な 人 間 関 係 を 築 き 上 げる 上 で 重 要 な 能 力 である しかし この 能 力 がすべての 人 に 備 わっているわけではない 言 葉 や 表 情 などの 裏 に 隠 された 感 情 に 気 付 こうとすらせず 言 葉 と 定 義 通 りに 解 釈 して 失 敗 を 重 ねている 人 も 多 い 逆 に 言 葉 の 裏 に 隠 されている 感 情 に 焦 点 を 当 てて 話 を 進 めようと する 心 理 技 法 がカウンセリングである 我 々の 他 者 の 感 受 性 およびその 能 力 は 上 記 両 者 の 中 間 のどこか に 位 置 しており 人 によってはより 他 者 感 情 に 敏 感 であったり それが 状 況 によってその 感 受 性 が 変 化 す ることもある ではこのような 他 者 の 感 情 への 感 受 性 に 影 響 を 与 えている 性 格 要 因 は 何 であろうか 本 研 究 では この 点 を 検 討 するためにイラストで 作 成 したあいまいな 表 情 に 対 する 印 象 が 性 格 ( 社 会 的 外 向 性 社 会 的 スキル 共 感 性 )によってどのように 異 なるかアンケート 調 査 によって 調 べることにした 調 査 の 結 果 明 確 な 表 情 のイラストに 対 する 印 象 には 性 格 による 差 はあまりなかったが あいまいな 表 情 のイラ ストには 社 会 的 外 向 性 社 会 的 スキル 共 感 性 の 高 群 と 低 群 で 印 象 の 差 が 認 められるものがあった あい まいなイラストに 対 する 印 象 は 全 体 的 にネガティブで 高 群 の 方 がネガティブな 印 象 を 持 っているものが 多 かった