4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4%



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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情


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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

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省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

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平 成 28 年 度 税 制 改 正 要 望 平 成 27 年 9 月 17 日 一 般 社 団 法 人 不 動 産 協 会 我 が 国 の 経 済 は 緩 やかな 回 復 を 続 けているが 少 子 化 高 齢 化 を 伴 う 人 口 減 少 社 会 の 到 来 や 産 業 構 造 の 転 換 グローバル 化 の 急 激 な 進 展 等 著 しい 構 造 変 化 に 直 面 している そのような 中 今 後 も 力 強 く 持 続 的 に 成 長 を 遂 げるためには 都 市 の 国 際 競 争 力 を 強 化 し 都 市 地 域 の 活 性 化 を 図 るとともに 若 者 や 女 性 高 齢 者 等 が 活 躍 しやすい 環 境 を 整 備 できるよう 良 質 な 住 宅 ストックの 形 成 を 推 進 していくことが 不 可 欠 である こうした 観 点 から 以 下 の 税 制 改 正 を 要 望 する ( : 新 規 要 望 項 目 ) Ⅰ. 良 質 な 住 宅 ストックの 形 成 に 不 可 欠 な 税 制 1. 新 築 住 宅 に 係 る 固 定 資 産 税 の 軽 減 特 例 の 延 長 住 宅 取 得 者 の 初 期 負 担 を 軽 減 する 制 度 として 長 きにわたり 定 着 している 制 度 であり 住 宅 取 得 環 境 が 厳 しい 中 豊 かな 住 生 活 を 実 現 するために 新 築 住 宅 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 ( 現 行 : 床 面 積 120 m2までの 部 分 を 中 高 層 耐 火 住 宅 は 5 年 その 他 3 年 税 額 を 1/2 に 軽 減 )の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 2. 居 住 用 財 産 の 買 換 え 売 却 に 伴 う 特 例 の 延 長 拡 充 (1) 居 住 用 財 産 の 買 換 えに 伴 う 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 繰 越 控 除 の 特 例 の 適 用 期 限 ( 平 成 27 年 12 月 31 日 )を 延 長 する (2) 居 住 用 財 産 を 譲 渡 した 場 合 の 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 繰 越 控 除 の 特 例 の 適 用 期 限 ( 平 成 27 年 12 月 31 日 )を 延 長 する (3) 居 住 用 財 産 の 買 換 えに 伴 う 長 期 譲 渡 所 得 の 課 税 の 特 例 の 適 用 期 限 ( 平 成 27 年 12 月 31 日 )を 延 長 するとともに 譲 渡 資 産 の 譲 渡 に 係 る 対 価 の 額 (1 億 円 以 下 )を 引 き 上 げる 3. 住 宅 及 び 住 宅 用 土 地 の 取 得 に 係 る 不 動 産 取 得 税 の 特 例 の 延 長 (1) 住 宅 用 土 地 に 対 する 不 動 産 取 得 税 の 特 例 措 置 ( 住 宅 の 床 面 積 の 2 倍 (200 m2を 限 度 ) 相 当 額 を 減 額 )を 受 ける 場 合 の 土 地 取 得 から 新 築 までの 期 間 要 件 の 特 例 措 置 ( 本 則 2 年 特 例 3 年 やむを 得 ない 事 情 の 場 合 には 100 戸 以 上 のマンションは 4 年 )について 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する (2)デベロッパー 等 に 対 する 新 築 家 屋 のみなし 取 得 時 期 の 特 例 措 置 ( 本 則 6 ヶ 月 特 例 1 年 )について 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1

4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4% 特 例 0.1% 所 有 権 の 移 転 登 記 : 本 則 2% 特 例 0.1%( 戸 建 ては 0.2%)) 2 不 動 産 取 得 税 の 特 例 ( 一 般 1,200 万 円 長 期 優 良 1,300 万 円 を 課 税 標 準 より 控 除 ) 3 固 定 資 産 税 の 特 例 ( 新 築 から5 年 間 床 面 積 120 m2までの 部 分 の 税 額 を2 分 の1に 軽 減 中 高 層 耐 火 建 築 物 は 7 年 間 ) 5. 認 定 低 炭 素 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 認 定 低 炭 素 住 宅 の 取 得 に 係 る 登 録 免 許 税 の 特 例 措 置 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4% 特 例 0.1% 所 有 権 の 移 転 登 記 : 本 則 2% 特 例 0.1%)の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 6. 老 朽 化 マンションの 建 替 え 等 の 促 進 に 係 る 特 例 の 延 長 マンション 建 替 え 円 滑 化 法 に 基 づくマンション 建 替 えに 係 る 登 録 免 許 税 の 免 税 措 置 及 び 不 動 産 取 得 税 の 非 課 税 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 7. 住 宅 の 買 取 再 販 に 係 る 登 録 免 許 税 の 特 例 の 延 長 買 取 再 販 事 業 者 により 一 定 の 増 改 築 等 が 行 われた 中 古 住 宅 を 取 得 した 場 合 の 登 録 免 許 税 の 特 例 措 置 ( 一 般 住 宅 0.3% 特 例 0.1%)の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 8. 耐 震 省 エネ バリアフリー 改 修 に 係 る 特 例 の 延 長 拡 充 既 存 住 宅 の 耐 震 省 エネ バリアフリー 改 修 に 係 る 以 下 の 固 定 資 産 税 の 特 例 の 適 用 期 限 を 延 長 するとともに 拡 充 を 行 う 1 既 存 住 宅 の 耐 震 改 修 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 ( 床 面 積 120 m2までを 限 度 として 2 分 の 1 減 額 ) について 適 用 期 限 ( 平 成 27 年 12 月 31 日 )を 延 長 する 2 一 定 の 省 エネ 改 修 工 事 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 ( 床 面 積 120 m2までを 限 度 として 3 分 の 1 減 額 ) について 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 するとともに 平 成 20 年 1 月 以 降 に 新 築 された 住 宅 も 適 用 対 象 ( 現 行 : 平 成 20 年 以 前 から 所 在 する 住 宅 )とするよう 拡 充 を 行 う 3 一 定 のバリアフリー 改 修 工 事 に 係 る 固 定 資 産 税 の 特 例 ( 床 面 積 100 m2までを 限 度 と して 3 分 の 1 減 額 ) について 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 するとともに 平 成 19 年 1 月 以 降 に 新 築 された 住 宅 も 適 用 対 象 ( 現 行 : 平 成 19 年 以 前 から 所 在 す る 住 宅 )とするよう 拡 充 を 行 う 2

9.サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 に 対 する 割 増 償 却 制 度 の 延 長 サービス 付 き 高 齢 者 向 け 住 宅 (サ 高 住 )を 促 進 するために サ 高 住 に 対 する 割 増 償 却 制 度 ( 法 人 税 所 得 税 の 割 増 償 却 率 : 耐 用 年 数 35 年 未 満 28%(35 年 以 上 40%) 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 までの 間 に 取 得 等 をしたものの 割 増 償 却 率 は 14% ( 耐 用 年 数 35 年 以 上 20%) )の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 10. 多 様 な 住 宅 ニーズへの 総 合 的 な 支 援 世 帯 構 成 やライフスタイルの 変 化 に 応 じて 多 様 化 する 住 宅 ニーズへの 対 応 が 求 められる 中 単 身 世 帯 や 高 齢 者 が 健 康 や 環 境 の 要 素 に 優 れた 住 宅 を 取 得 すること 等 を 支 援 するため に 床 面 積 要 件 の 見 直 しや 三 世 代 同 居 の 支 援 等 住 宅 に 係 る 各 種 支 援 措 置 の 拡 充 を 図 る Ⅱ. 都 市 の 国 際 競 争 力 を 強 化 するための 税 制 1. 国 家 戦 略 特 区 に 係 る 特 例 の 延 長 拡 充 我 が 国 の 大 都 市 に 世 界 中 からヒト モノ カネ 情 報 を 呼 び 込 む 魅 力 的 なまちづくりを 推 進 し 世 界 で 最 もビジネスのしやすい 場 としての 都 市 を 整 備 するために 国 家 戦 略 特 区 に 係 る 特 例 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 するとともに 拡 充 を 行 う [ 延 長 ] 機 械 等 を 取 得 した 場 合 の 特 別 償 却 又 は 法 人 税 額 の 特 別 控 除 制 度 研 究 開 発 税 制 の 特 例 ( 即 時 償 却 に 加 え 減 価 償 却 費 の 12%を 税 額 控 除 ) 償 却 資 産 の 特 例 ( 課 税 標 準 を3 年 間 1/2) [ 拡 充 ] (1) 賃 貸 用 建 物 所 有 者 への 適 用 拡 大 特 定 事 業 に 対 する 設 備 投 資 減 税 は 貸 付 けの 用 に 供 した 場 合 は 適 用 が 除 外 されてい るところ 平 成 27 年 度 税 制 改 正 において インターナショナルスクールの 整 備 に 関 す る 事 業 の 用 に 供 される 貸 付 用 の 建 物 が 適 用 対 象 に 追 加 されたが 病 院 等 に 対 し 建 物 を 賃 貸 した 場 合 についても 適 用 を 認 められるよう 拡 充 を 行 う (2) 特 定 中 核 事 業 の 都 市 再 生 分 野 への 適 用 拡 大 医 療 分 野 農 業 分 野 に 限 定 されている 特 定 中 核 事 業 について 都 市 再 生 分 野 におけ る 先 端 的 な 取 組 みに 対 しても 適 用 を 拡 大 する (3) 旅 館 業 法 の 適 用 除 外 となる 短 期 住 宅 賃 貸 に 対 する 消 費 税 非 課 税 の 適 用 旅 館 業 法 の 適 用 除 外 となる 短 期 住 宅 賃 貸 に 対 し 消 費 税 が 非 課 税 となっていないこと から 通 常 の 住 宅 賃 貸 と 同 様 に 消 費 税 を 非 課 税 とする (4) 外 国 企 業 等 の 誘 致 促 進 に 必 要 な 税 制 の 整 備 (5)その 他 特 定 事 業 の 推 進 に 必 要 な 税 制 の 整 備 3

2. 国 際 戦 略 総 合 特 区 に 係 る 特 例 の 延 長 拡 充 国 際 戦 略 総 合 特 区 内 における 法 人 税 の 特 例 ( 指 定 を 受 けた 法 人 の 認 定 事 業 に 係 る 所 得 の 20% 控 除 または 認 定 事 業 の 用 に 供 する 投 資 の 15%( 建 物 は 8%) 税 額 控 除 等 )について 控 除 率 の 大 幅 な 拡 充 や 適 用 要 件 の 改 善 を 行 ったうえで 特 例 措 置 の 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 3. 都 市 の 再 構 築 の 実 現 に 向 けた 都 市 機 能 の 整 備 のための 特 例 措 置 の 延 長 等 都 市 機 能 とあわせて 整 備 される 公 共 施 設 都 市 利 便 施 設 への 固 定 資 産 税 等 の 課 税 標 準 の 特 例 (5 年 間 4/5 に 軽 減 )の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 するとともに 低 未 利 用 地 が 散 在 するまちのにぎわいを 再 生 するための 制 度 改 正 に 伴 い 特 例 措 置 を 拡 充 する 4.BCP 機 能 を 備 えた 高 規 格 なオフィス 環 境 を 整 備 するための 特 例 の 創 設 高 規 格 なオフィス 環 境 やエリアの 防 災 拠 点 にもなり 得 るBCP 機 能 を 備 えた 建 物 を 整 備 する 民 間 都 市 再 生 事 業 をさらに 推 進 するとともに 外 資 系 企 業 が 安 心 して 日 本 に 進 出 しビ ジネスできる 環 境 を 整 えるために 免 震 制 振 装 置 の 設 置 を 支 援 する 特 例 を 創 設 する 5. 外 国 人 旅 行 者 向 け 消 費 税 免 税 制 度 の 拡 充 外 国 人 旅 行 者 のショッピングにおける 利 便 性 を 向 上 させ インバウンド 観 光 の 促 進 と 消 費 の 活 性 化 を 図 るために 免 税 の 対 象 となる 一 般 物 品 の 最 低 購 入 金 額 ( 現 行 :1 万 円 超 ) を 引 下 げる 6. 国 際 会 議 の 誘 致 開 催 を 促 進 するための 支 援 措 置 の 創 設 国 際 会 議 の 誘 致 開 催 を 促 進 するため 寄 附 金 の 損 金 算 入 の 特 例 等 の 対 象 となる 国 際 会 議 の 範 囲 を 拡 大 する 7. 法 人 課 税 について 立 地 競 争 力 の 観 点 から 総 合 的 に 負 担 軽 減 国 内 における 企 業 の 立 地 競 争 力 を 強 化 するとともに グローバル 企 業 の 誘 致 を 促 進 し 経 済 の 成 長 力 を 高 めるために 償 却 資 産 に 係 る 固 定 資 産 税 や 事 業 所 税 を 廃 止 するなど 法 人 課 税 の 総 合 的 な 負 担 軽 減 を 図 る Ⅲ.その 他 不 動 産 事 業 の 推 進 に 向 け 改 善 が 必 要 な 税 制 1. 市 街 地 再 開 発 事 業 に 係 る 課 税 の 特 例 の 改 善 市 街 地 再 開 発 事 業 を 促 進 するために 市 街 地 再 開 発 事 業 に 係 る 課 税 の 特 例 について 改 善 する 4

(1) 地 区 外 転 出 者 に 対 する 所 得 税 等 の 課 税 の 特 例 について 組 合 設 立 前 の 事 前 転 出 に 対 する 適 用 や やむをえない 事 情 の 拡 充 等 適 用 範 囲 を 拡 充 する (2) 市 街 地 再 開 発 事 業 の 工 事 期 間 中 における 学 校 法 人 や 宗 教 法 人 の 土 地 について 固 定 資 産 税 の 非 課 税 措 置 を 講 ずる (3) 複 合 用 途 型 再 開 発 において 業 務 用 床 面 積 の 占 める 割 合 が 3/4 を 超 える 場 合 におい ても 併 用 住 宅 としての 固 定 資 産 税 評 価 を 適 用 する 2.タックスヘイブン 対 策 税 制 における 適 用 除 外 要 件 の 改 善 不 動 産 事 業 者 の 海 外 展 開 における 国 際 競 争 力 を 強 化 する 観 点 より 海 外 においてSPC を 通 じて 不 動 産 開 発 事 業 を 行 う 場 合 タックスヘイブン 対 策 税 制 の 適 用 除 外 とする 3.エリアマネジメント 団 体 に 対 する 課 税 の 改 善 まちの 更 なる 魅 力 向 上 持 続 的 な 活 性 化 に 向 け エリアマネジメント 団 体 に 対 し 法 人 税 の 非 課 税 措 置 等 税 制 上 の 支 援 措 置 を 講 ずる Ⅳ. 消 費 税 率 引 上 げへの 対 応 1. 住 宅 取 得 に 対 する 軽 減 税 率 の 適 用 住 宅 は 国 民 生 活 の 基 盤 となる 社 会 的 資 産 であり 単 なる 消 費 財 と 異 なる 住 宅 価 格 は 極 めて 高 額 であり 消 費 税 率 が 上 がると 住 宅 購 入 者 の 負 担 も 極 めて 重 くなる また 住 宅 投 資 は 内 需 の 柱 であり 経 済 波 及 効 果 も 大 きく 駆 け 込 み 需 要 とその 反 動 によって 日 本 経 済 に 与 える 影 響 が 甚 大 である こうした 観 点 を 踏 まえ 住 宅 購 入 予 定 者 が 安 心 して 取 得 の 計 画 を 立 てられるよう 消 費 税 率 の 引 上 げに 左 右 されない 安 定 的 な 措 置 が 不 可 欠 であることから 消 費 税 に 軽 減 税 率 制 度 が 導 入 される 場 合 には 住 宅 取 得 に 軽 減 税 率 を 適 用 する 2. 不 動 産 に 係 る 多 重 課 税 の 排 除 住 宅 等 の 建 築 物 には 消 費 税 不 動 産 取 得 税 登 録 免 許 税 印 紙 税 固 定 資 産 税 が 重 畳 的 に 課 され 重 い 税 負 担 となっている 消 費 税 率 の 引 上 げ 等 に 伴 う 税 制 の 抜 本 改 革 に 際 しては 多 重 課 税 を 排 除 し 不 動 産 取 得 税 の 廃 止 や 登 録 免 許 税 の 手 数 料 化 等 不 動 産 流 通 課 税 を 抜 本 的 に 見 直 すとともに 不 動 産 譲 渡 契 約 書 に 係 る 印 紙 税 を 廃 止 する 以 上 5