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専 門 家 意 見 ( 要 約 版 ) 資 料 10 (1) 調 査 目 的 について 国 の 主 張 : 本 件 調 査 ホ ーリンク は 必 要 水 量 確 保 の 可 能 性 や 周 辺 への 影 響 がないことを 確 認 するためのもの この 種 の 調 査 は 資 料 調 査 予 備 調 査 本 調 査 の 順 序 を 踏 んで 実 施 されるべ き 今 回 の 調 査 は 資 料 調 査 に 基 づいて 直 ちに 本 調 査 に 取 り 掛 かろうとされてい る まず 現 時 点 で 得 られている 地 層 図 などの 各 種 資 料 に 基 づき 揚 水 に 伴 う 周 辺 環 境 への 影 響 についてシミュレーション 解 析 を 行 い 水 収 支 バランスに 影 響 がな い 結 果 が 得 られた 場 合 に 予 備 調 査 を 実 施 しシミュレーション 結 果 を 検 証 修 正 し その 修 正 後 の 結 果 を 検 証 するために 本 調 査 を 実 施 すべきである 周 辺 への 影 響 がないことを 確 認 するとしているが 過 剰 揚 水 が 水 位 低 下 や 地 盤 沈 下 を 引 き 起 こすまでには 数 ヶ 月 から 数 年 のタイムラグがある 15 日 間 という 短 期 間 の 試 験 揚 水 で 影 響 を 予 測 することは 困 難 と 考 える (2) 地 層 について 国 の 主 張 : 長 崎 火 山 岩 類 という 深 部 の 強 固 な 岩 盤 の 裂 か 水 を 採 取 する 国 の 地 層 区 分 は 以 前 の 資 料 から 分 析 されたものと 推 測 されるが 文 献 による と 主 張 されている 長 崎 火 山 岩 類 は 有 喜 火 山 岩 類 に 相 当 すると 推 定 される この 有 喜 火 山 岩 類 の 大 部 分 は 比 較 的 若 い 凝 灰 角 礫 岩 からなるので 地 下 水 は 裂 か 水 ではなく 砂 礫 質 帯 水 層 と 推 定 される なお 中 央 干 拓 の 井 戸 や 市 工 業 用 水 井 戸 の 柱 状 図 から 300m 付 近 の 地 質 は 凝 灰 角 礫 岩 であることが 示 されている 長 崎 火 山 岩 類 が 裂 か 水 揚 水 によって 大 きな 変 形 を 生 じない 場 合 であっても 過 剰 な 地 下 水 揚 水 が 行 なわれると 地 下 水 は 涵 養 源 のみならず 上 層 の 砂 礫 層 ならびに 有 明 粘 土 層 から 地 下 水 を 引 き 込 むことになり 結 果 として 地 盤 沈 下 が 発 生 する (3) 裂 か 水 の 補 給 源 について 国 の 主 張 : 長 崎 火 山 岩 類 は 干 拓 地 周 辺 の 山 間 地 や 丘 陵 地 に 分 布 し 干 拓 地 の 地 下 で 盆 状 となっており 周 辺 の 山 間 地 などで 涵 養 された 地 下 水 が 長 崎 火 山 岩 類 の 亀 裂 を 通 って 干 拓 地 地 下 深 部 に 集 まりやすい 構 造 となっている 地 盤 沈 下 は 過 剰 揚 水 を 行 なうことで 供 給 される 地 下 水 量 ( 涵 養 量 )と 揚 水 量 のバランスが 崩 れることが 要 因 の 一 つである 文 献 によると 地 下 1,000mからの 地 下 ガス 採 取 に 伴 う 地 盤 沈 下 への 影 響 が 論 じられており 地 下 から 資 源 を 過 度 に 採 取 すれば 必 ず 地 表 面 へ 影 響 が 現 れる ことは 数 多 くの 事 例 がある 本 件 の 揚 水 量 が 涵 養 量 とバランスが 取 れているのか 予 備 的 解 析 を 行 うなど 確 認 が 必 要 である また 農 業 用 水 のみでなく どの 程 度 までの 揚 水 量 であれば 地 下 水 位 地 下 水 質 地 盤 沈 下 など 周 辺 環 境 に 影 響 を 及 ぼさないかという 視 点 で 解 析 を 行 な うべき 解 析 にあたっては 山 間 部 のどの 地 点 が 涵 養 源 となっているか 特 定 調 査 すべ きである (4) 地 盤 沈 下 の 可 能 性 について 国 の 主 張 : 採 取 場 所 は 既 存 井 戸 が 採 取 している 帯 水 層 ( 未 区 分 洪 積 層 )とつながって いないと 考 えられるため 地 盤 沈 下 の 要 因 となる 有 明 粘 土 層 の 圧 密 沈 下 に は 影 響 しな 地 質 断 面 図 や 既 往 調 査 資 料 では 既 存 井 戸 の 帯 水 層 と 今 回 計 画 している 岩 盤 の 帯 水 層 の 間 に 不 透 水 層 が 存 在 するのでつながっていないとの 主 張 である が 全 域 にあるとはいえな 井 戸 柱 状 図 等 の 既 往 の 調 査 資 料 では 採 取 地 点 と 上 部 未 区 分 洪 積 層 との 間 に 不 透 水 層 がなく 採 取 地 点 の 帯 水 層 は 上 部 の 帯 水 層 を 通 じて 有 明 粘 土 層 に 連 続 している このような 地 層 構 造 は 佐 賀 平 野 と 類 似 しており 過 剰 揚 水 に 伴 う 地 盤 沈 下 が 発 生 する 可 能 性 は 否 定 できな (5) 地 下 水 採 取 の 競 合 について 同 じ 深 度 で 採 取 中 の 市 工 業 用 水 飲 料 水 を 供 給 している 簡 易 水 道 施 設 があり 大 量 採 取 による 影 響 は 否 定 できな 今 回 の 地 下 水 揚 水 の 結 果 が 工 業 用 水 等 へ 悪 影 響 が 発 生 した 場 合 諫 早 市 の 経 済 に 及 ぼす 影 響 は 一 層 深 刻 なものとなりかねな (6) その 他 国 の 主 張 : 水 位 降 下 など 影 響 が 発 生 した 時 点 で 揚 水 試 験 を 即 座 に 中 止 し 地 盤 沈 下 を 未 然 に 防 止 できる 短 期 間 の 試 験 揚 水 で 影 響 が 出 るようであれば 長 期 間 の 揚 水 による 継 続 的 な 影 響 は 計 り 知 れな 地 下 水 質 への 影 響 はさらに 長 い 年 数 の 揚 水 で 顕 在 化 す る 可 能 性 がある 地 盤 沈 下 を 経 験 している 地 域 であり このような 短 期 間 の 試 験 揚 水 を 行 ない 仮 に 障 害 が 観 測 されなかった 場 合 には 一 挙 に 揚 水 開 始 に 踏 み 込 むことを 想 定 していると 推 察 する 周 辺 環 境 への 影 響 が 強 く 懸 念 されているのであるから 現 実 になった 場 合 に 中 止 すると 記 載 している 以 上 代 替 案 を 示 しておくべきである 1

No 九 州 農 政 局 へ 九 州 農 政 局 の 見 解 専 門 家 意 見 備 考 専 門 家 へ 諫 早 市 からの 質 問 専 門 家 意 見 備 考 諫 早 市 からの 質 問 1 地 下 水 採 取 事 前 協 議 書 の 地 下 水 採 取 目 的 の 欄 は 地 下 水 採 取 の 利 用 目 的 を 記 載 するこ と 今 回 の 調 査 がなぜ 必 要 なのか なぜ 5000 m3/ 日 の 水 量 を 確 保 す る 必 要 があるのか 等 を 示 された( 記 入 例 : 水 道 用 農 業 用 事 業 用 ( 食 品 加 工 飲 料 水 製 造 等 )) 1 地 下 水 採 取 目 的 は 諫 早 市 のご 指 摘 に 従 えば 調 査 用 で 2 諫 早 湾 干 拓 の 潮 受 堤 防 排 水 門 の 開 門 により 調 整 池 内 が 塩 水 化 することに 伴 い 中 央 干 拓 地 小 江 干 拓 地 釜 ノ 鼻 地 区 白 浜 地 区 湯 江 宇 良 地 区 ( 以 下 中 央 干 拓 地 等 と いう )の 農 業 用 水 に 不 足 が 生 じることから その 代 替 水 源 の 確 保 が 必 要 となり 今 回 の 調 査 は その 代 替 水 源 としての 地 下 水 の 利 用 につ いて 試 験 井 戸 を 設 置 して 一 時 的 に 地 下 水 を 採 取 し 取 水 可 能 な 水 量 周 辺 井 戸 への 影 響 地 盤 沈 下 への 影 響 を 確 認 するもので 3 地 下 水 採 取 の 事 業 計 画 に 記 載 している 揚 水 量 5,000 m3/ 日 は 近 年 の 農 業 用 水 の 利 用 実 態 を 基 に 代 替 水 源 として 井 戸 1 孔 当 たりの 最 大 揚 水 量 として 計 画 しているもので なお 今 回 の 調 査 では 取 水 可 能 な 水 量 等 について 申 請 書 の 添 付 図 書 3の 揚 水 試 験 の 概 要 に 示 した 段 階 揚 水 試 験 連 続 揚 水 試 験 の2 試 験 により 確 認 することとしてい 2 この 種 の 調 査 は 資 料 調 査 予 備 調 査 本 調 査 の 順 序 を 踏 んで 実 施 されるべきだ と 考 え 地 元 では 地 下 水 の 過 剰 揚 水 に 伴 う 地 盤 沈 下 地 下 水 枯 渇 化 という 過 去 の 経 験 に 照 らして 今 回 の 調 査 が 一 挙 に 揚 水 井 設 置 に 直 結 することへの 懸 念 が 示 され てい 今 回 の 調 査 計 画 は 資 料 調 査 に 基 づいて 直 ちに 本 調 査 に 取 り 掛 ろうとさ れているように 見 受 けられ 3 揚 水 量 5,000 m3/ 日 は 農 業 用 に 必 要 と する 量 であって 調 査 対 象 の 帯 水 層 に 潤 沢 な 地 下 水 が 涵 養 されるという 前 提 条 件 が 満 たされた 場 合 のことだと 考 え 5,000m3/ 日 は 過 剰 揚 水 にはならないことを 解 析 結 果 等 で 説 明 する 必 要 があると 考 え 疑 義 照 会 NO1 では 目 的 を 質 問 したが 今 回 国 が 行 う 調 査 の 目 的 は 干 拓 地 において 地 下 水 を 取 水 した 場 合 に 近 隣 において 井 戸 の 枯 渇 や 地 盤 沈 下 等 の 問 題 が 発 生 しないかを 確 認 するた めとされている また 調 査 井 戸 の 設 置 は 影 響 等 を 確 認 するための 一 時 的 なもので 試 験 揚 水 期 間 は 15 日 間 であ ると 回 答 であり 次 の 点 についてご 教 示 いただきた 1 今 回 の 調 査 で 井 戸 の 枯 渇 及 び 地 盤 沈 下 等 の 影 響 確 認 が 出 来 るの か 2 この 試 験 揚 水 量 で 年 間 58,000 m3/ 日 を 短 期 間 ( 概 ね 6~9 月 )で 採 取 した 場 合 の 影 響 解 析 の 確 実 性 について 立 証 できるかどうか 2 今 回 の 計 画 で 採 取 を 1 新 版 地 学 事 典 ( 地 学 団 体 研 究 会 編 平 凡 社 2000)では 横 瀬 久 芳 ほか( 岩 鉱 vol.94 p.338-348 裂 か 水 と 上 層 の 間 隙 水 とは 予 定 している 裂 か 水 裂 か 水 とは 堅 硬 で 緻 密 な 岩 盤 の 内 部 に 発 達 する 不 規 則 1999)によりますと 下 記 の 有 喜 火 山 岩 類 その 地 下 水 の 存 在 する 場 所 に 相 違 が と 表 現 される 地 下 水 と に 開 いた 割 れ 目 や 比 較 的 規 則 的 な 節 理 及 び 断 層 破 砕 帯 中 に の 大 部 分 は 約 160 万 年 前 の 比 較 的 若 い 凝 あるだけで 同 じものではないのか と はどのようなものか 示 保 持 され または 流 動 している 地 下 水 と 定 義 されてい 灰 角 礫 岩 からなるので 地 下 水 は 裂 かでは も 考 えており 両 者 の 違 いについてご された 2 今 回 の 調 査 における 地 下 水 の 採 取 は 安 山 岩 と 凝 灰 角 礫 なく 砂 礫 質 帯 水 層 であると 推 定 されま 教 示 願 いた 岩 からなる 長 崎 火 山 岩 類 の 亀 裂 にある 地 下 水 を 対 象 として 行 う 予 定 であり これは 裂 か 水 に 分 類 されるものと 考 えて 比 較 的 若 い 凝 灰 角 礫 岩 から 地 下 水 を 継 い 続 的 かつ 多 量 ( 今 回 想 定 されている 程 度 の 揚 水 量 )に 揚 水 している 九 州 の 事 例 を 教 え て 下 さこの 場 合 地 下 水 揚 水 に 伴 う 周 辺 環 境 ( 地 下 水 量 水 質 地 盤 沈 下 )への 影 響 の 有 無 についてご 教 示 くださ 3 今 回 採 取 を 予 定 して 1 長 崎 県 諫 早 北 高 地 区 水 理 地 質 図 ( 地 質 調 査 所 1978) 11 長 崎 火 山 岩 類 は 右 文 献 に 示 した 地 質 星 住 英 夫 尾 崎 疑 義 照 会 NO3 の 深 部 の 長 崎 火 山 岩 類 いる 裂 か 水 は 地 ( 別 添 資 料 -1を 参 照 以 下 水 理 地 質 図 という )によ 図 の 有 喜 火 山 岩 類 に 相 当 するものと 推 定 正 紀 宮 崎 一 博 という 岩 盤 の 亀 裂 に 含 まれる 裂 罅 水 層 の 上 部 から 補 給 され ると 長 崎 火 山 岩 類 の 分 布 には 以 下 の 特 徴 があり され 確 認 をお 願 いし 松 浦 浩 久 利 光 の 補 給 源 についての 農 政 局 回 答 の 確 るものではないとのこ 1 長 崎 火 山 岩 類 は 干 拓 地 の 周 辺 の 山 間 地 や 丘 陵 地 では 干 拓 地 の 周 辺 の 山 間 地 や 丘 陵 地 では 地 利 一 宇 都 浩 三 実 性 に 疑 問 を 持 っているが 次 の 点 に とだが その 裂 か 水 地 表 に 分 布 しており 地 表 から 地 下 水 が 涵 養 されるよう 表 に 分 布 している 火 山 岩 類 から 揚 水 地 点 内 海 茂 駒 沢 正 ついてご 教 示 願 いた はどこから 来 ていると な 水 理 地 質 構 造 となっていること に 供 給 される 地 下 水 量 は 計 画 されている 夫 広 島 俊 男 須 1 深 部 岩 盤 の 亀 裂 と 有 明 粘 土 層 を 考 えているのか その 2 長 崎 火 山 岩 類 は 地 下 では 旧 干 拓 地 を 中 心 とした 盆 状 揚 水 量 とバランスが 取 れているのか 予 備 藤 定 久,20 万 分 含 む 上 部 帯 水 層 が 連 通 している 学 術 的 根 拠 を 示 された の 凹 地 内 に 分 布 していること 的 解 析 の 結 果 を 提 示 して 下 さ の 1 地 質 図 幅 場 合 の 多 良 岳 火 山 岩 類 等 上 部 帯 2 これらのことから 周 辺 の 山 間 地 や 丘 陵 地 で 涵 養 された 2 農 業 用 水 として 必 要 な 全 水 量 を 揚 水 熊 本, 独 立 行 水 層 の 地 下 水 が 補 給 源 となる 可 地 下 水 が 長 崎 火 山 岩 類 中 の 亀 裂 を 通 って 干 拓 地 周 辺 の 地 した 場 合 だけでなく どの 程 度 までの 揚 水 政 法 人 産 業 技 術 能 性 について 下 深 部 に 集 まりやすい 構 造 となっているものと 考 えられま 量 なら 周 辺 環 境 ( 地 下 水 位 地 下 水 質 地 総 合 研 究 所 地 質 2 回 答 11の 特 定 と その 特 定 箇 所 1 地 下 深 部 からの 過 剰 揚 水 が 周 辺 地 下 水 位 低 下 や 地 盤 沈 下 を 引 き 起 こすま でには 数 か 月 から 数 年 のタイムラグ があり15 日 間 という 短 期 間 の 試 験 揚 水 で 地 下 水 位 低 下 や 地 盤 沈 下 な どへの 影 響 を 予 測 することは 困 難 だ と 考 え 短 期 間 の 試 験 揚 水 で 影 響 が 出 るよ うであれば 長 期 間 の 継 続 的 揚 水 の 影 響 は 計 り 知 れません 地 下 水 質 への 影 響 はさらに 長 い 年 数 の 揚 水 で 顕 在 化 する 可 能 性 があり 2 試 験 揚 水 井 から 一 定 量 の 揚 水 を 行 っ た 場 合 の 地 下 水 位 地 盤 沈 下 への 影 響 は 少 なくとも 現 時 点 で 示 されている 地 層 条 件 のもとで 予 備 的 シミュレー ションは 行 えるはずで 解 析 におけ る 揚 水 量 は 適 正 揚 水 量 の 場 合 と 過 剰 揚 水 量 の 場 合 を 比 較 することが 必 要 でしょう もっとも 解 析 結 果 は 解 析 条 件 により 大 きく 変 わり 間 隙 水 というのは 粘 土 地 盤 砂 礫 地 盤 岩 盤 亀 裂 などに 含 まれる 水 のことで 裂 か 水 はなどの 総 称 だと 理 解 され 地 下 水 揚 水 は 一 般 には 砂 層 砂 礫 層 か らなる 帯 水 層 より 汲 み 上 げこの 層 に 連 続 する 外 部 水 源 から 潤 沢 な 地 下 水 が 涵 養 される 条 件 になければ 過 剰 揚 水 に 伴 う 障 害 が 発 生 する 可 能 性 がでてき 地 下 水 涵 養 量 と 揚 水 量 との 間 で 長 期 間 のバラ ンスが 取 れるかどうかが 問 題 で 1 多 良 岳 火 山 岩 類 等 の 帯 水 層 が 地 下 水 補 給 源 ( 涵 養 源 )となる 可 能 性 につい ては 否 定 できないと 思 い 2 ご 指 摘 のとおりでしかし 特 定 箇 所 の 調 査 には 数 年 間 の 調 査 が 必 要 だ と 思 い 2

す( 別 添 資 料 -2を 参 照 ) 盤 沈 下 )に 影 響 を 及 ぼさないか( 適 正 揚 水 量 )という 視 点 での 解 析 結 果 をも 提 示 する ことが 必 要 だと 考 え 調 査 総 合 センタ ー 2004 の 調 査 等 が 必 要 ではないか 4 今 回 の 調 査 井 戸 の 深 度 は 1230m,2200m, 3260mとあるがそれ ぞれ 深 度 が 異 なる 理 由 を 示 されたまた 計 画 の 深 度 に 達 した 時 点 で 掘 削 は 終 えるの か 想 定 予 想 した 結 果 が 得 られなかった 場 合 はどうするのか 見 解 を 伺 いた 1 水 理 地 質 図 今 回 の 調 査 の 周 辺 地 域 ( 以 下 本 地 域 と いう )において 九 州 農 政 局 が 実 施 した 既 往 の 地 質 ボーリン グ 調 査 の 結 果 等 から 諫 早 湾 干 拓 地 周 辺 地 質 断 面 図 を 作 成 しています( 別 添 資 料 -3を 参 照 ) 今 回 の 調 査 対 象 としている 長 崎 火 山 岩 類 は 諫 早 湾 干 拓 地 周 辺 地 質 断 面 図 で 示 すとおり 各 調 査 地 点 において 層 の 深 度 厚 さが 異 なると 想 定 されることから その 深 度 厚 さを 踏 まえて 各 調 査 井 戸 の 設 置 計 画 を 策 定 していこ のため 各 調 査 井 戸 の 深 度 が 異 なるものとなってい 2 ボーリングの 掘 削 中 は 地 層 の 変 化 等 に 十 分 注 意 するとと もに 計 画 深 度 付 近 に 達 した 時 点 で ボーリングコアの 状 況 等 をもって 掘 り 止 めるか 増 し 掘 りするかを 判 断 するこ ととしてい 5 300mの 深 井 戸 で 地 下 水 採 取 を 行 った 場 合 の 影 響 について ホ ーリン ク 調 査 対 象 地 域 の 研 究 実 績 のある 専 門 家 の 意 見 聴 取 の 有 無 と 意 見 内 容 を 示 された 1 今 回 の 地 下 水 採 取 は 一 般 的 に 行 われている 揚 水 試 験 の 方 法 を 用 いて 一 時 的 かつ 少 量 の 水 量 から 段 階 的 に 徐 々に 揚 水 量 を 増 加 させ 地 下 水 を 揚 水 採 取 して 取 水 可 能 な 水 量 周 辺 井 戸 への 影 響 地 盤 沈 下 への 影 響 を 調 査 するもの で 今 回 の 調 査 の 計 画 については 技 術 士 ( 応 用 理 学 部 門 : 地 質 )など 地 質 に 関 する 専 門 技 術 者 を 有 する 民 間 の 調 査 機 関 において 作 成 を 行 ってい また 九 州 農 政 局 は 地 質 及 び 地 下 水 に 関 して 専 門 的 な 知 識 を 持 つ 職 員 を 有 しており その 知 見 も 踏 まえ 地 下 水 調 査 の 実 施 について 検 討 を 進 めてきてい 2 この 調 査 の 結 果 に 基 づき 代 替 水 源 として 長 崎 火 山 岩 類 から 地 下 水 利 用 を 行 った 場 合 の 影 響 について 今 後 専 門 家 への 意 見 聴 取 を 含 め 解 析 を 行 うこととしてい なお ボーリング 調 査 対 象 地 域 における 深 井 戸 による 地 下 水 採 取 に 関 する 研 究 実 績 は 承 知 していません 1 今 回 の 調 査 計 画 は 技 術 士 ( 応 用 理 学 部 門 : 地 質 )など 地 質 に 関 する 専 門 技 術 者 を 有 する 民 間 の 調 査 機 関 において 作 成 されたと 書 かれてい 平 成 21 年 度 国 営 造 成 水 利 施 設 保 全 対 策 指 導 事 業 地 下 水 調 査 解 析 業 務 報 告 書 を 指 すの でしょうか 別 の 調 査 機 関 であれば その 調 査 機 関 が 実 施 された 調 査 報 告 書 の 全 文 を 提 示 して 下 さ 疑 義 照 会 NO5 について 農 政 局 では 深 井 戸 による 地 下 水 採 取 に 関 する 研 究 実 績 は 承 知 していないとの 見 解 で あったが 300m の 深 井 戸 で 地 下 水 を 採 取 した 場 合 の 地 盤 沈 下 や 水 質 の 変 化 等 への 影 響 に 関 する 知 見 の 有 無 につ いてご 教 示 いただきた 県 集 約 意 見 として 平 成 15 年 3 月 の 佐 賀 大 学 研 究 報 告 では 小 野 地 区 ( 深 度 300m 程 度 )の 深 井 戸 の 帯 水 層 は 深 度 の 違 いがあっても 旧 干 拓 地 である 森 山 地 区 の 農 業 用 水 の 既 設 井 戸 の 取 水 層 ( 深 度 100m 程 度 ) と 同 じ 肥 前 安 山 岩 起 源 の 帯 水 層 の 可 能 性 がある こと 肥 前 安 山 岩 から 地 下 水 取 水 を 行 っている 森 山 町 では その 上 の 軟 弱 粘 土 層 も 脱 水 されて 地 盤 沈 下 を 引 き 起 こしている 可 能 性 が ある ことが 指 摘 されている とあ るが 1 平 成 15 年 3 月 の 佐 賀 大 学 研 究 報 告 書 調 査 内 容 2 肥 前 安 山 岩 起 源 の 帯 水 層 とは 3 肥 前 安 山 岩 層 からの 取 水 で 軟 弱 粘 土 層 への 影 響 について 伺 いた 4 同 じ 帯 水 層 と 考 えられる 市 工 業 用 水 への 影 響 の 可 能 性 について 1 平 成 15 年 度 の 佐 賀 大 学 研 究 報 告 書 に ついては 別 途 説 明 し 2 ほぼ 同 じものをさし 上 の 文 献 の 地 質 図 の 有 喜 火 山 岩 類 に 相 当 するも のと 推 定 され 3 有 喜 火 山 岩 類 の 帯 水 層 とは 愛 野 町 側 から 諫 早 市 側 に 向 け 多 良 岳 扇 状 堆 積 物 の 下 位 に 潜 り 込 むように 堆 積 して いる 地 層 のことでしかし 緻 密 で 堅 牢 な 岩 盤 とまでは 考 えておらず 帯 水 層 のイメーシ は 砂 礫 層 と 捉 えてい 4 森 山 地 区 では 肥 前 安 山 岩 からの 過 剰 揚 水 により 地 盤 沈 下 を 招 いたことは 事 実 として 記 録 されてい 5 諫 早 市 の 工 業 用 水 は 主 として 小 野 地 区 の 揚 水 井 (250m~300m)から 採 取 されていますが 今 回 計 画 している 採 取 による 地 盤 沈 下 の 可 能 性 は 否 定 で きないと 思 い 事 実 この 地 区 で は 地 盤 沈 下 防 止 の 観 点 から 揚 水 規 制 がなされていると 聞 き 森 山 地 区 農 業 用 水 の 地 表 水 転 換 に より 小 野 地 区 の 地 盤 沈 下 がやや 沈 静 化 したことも 報 告 されてい 両 地 区 の 因 果 関 係 を 明 確 にするには 今 後 調 査 する 必 要 がありますが 小 野 地 区 での 揚 水 量 は 現 状 において 微 妙 なハ ラ ンスの 中 で 継 続 されていると 推 測 され 3

ご 教 示 願 いたい( 枯 渇 水 量 減 少 塩 水 化 等 水 質 ) もし 今 回 の 地 下 水 揚 水 の 結 果 が 工 業 用 水 への 悪 影 響 をもたらすと すれば 諫 早 市 の 経 済 に 及 ぼす 影 響 は 一 層 深 刻 なものとなりかねません 6 有 明 海 沿 岸 に 関 する 研 究 論 文 によると 三 池 炭 鉱 付 近 の 調 査 結 果 で 明 治 開 干 拓 地 で 300 mホ ーリンク したとき 異 常 な 水 位 低 下 と 完 全 逸 水 が 生 じたとある さ らに 炭 鉱 坑 道 の 深 層 地 下 水 の 排 水 を 行 った がその 結 果 海 底 陥 没 が 生 じ 廃 鉱 後 ものり 漁 1 今 回 の 地 下 水 採 取 は 一 般 的 に 行 われている 揚 水 試 験 の 方 法 を 用 いて 一 時 的 かつ 少 量 の 水 量 から 段 階 的 に 徐 々に 揚 水 量 を 増 加 させ 地 下 水 を 揚 水 採 取 して 取 水 可 能 な 水 量 周 辺 井 戸 への 影 響 地 盤 沈 下 への 影 響 を 調 査 するもの で 2 調 査 に 当 たっては 深 部 の 強 固 な 長 崎 火 山 岩 類 から 取 水 することとし ボーリングにより 生 じた 間 隙 等 から 逸 水 す ることのないよう ボーリングの 孔 壁 とケーシングの 間 は 以 下 により 確 実 に 止 水 を 行 い 深 部 の 水 圧 低 下 の 影 響 を 極 力 浅 層 部 に 与 えないための 設 計 上 の 配 慮 を 行 うこととして い 場 の 地 盤 沈 下 が 続 いた とある 5,000 m3という 1 長 崎 火 山 岩 類 の 上 端 でのケーシングと 孔 壁 の 間 に は 遮 水 工 を 行 う 大 量 の 採 取 を 行 った 場 合 は どこでどう 影 響 するかあるいは 即 影 響 2 1の 遮 水 工 から 地 表 面 までのケーシングと 孔 壁 の 間 はセメンテイションを 行 う ( 別 添 資 料 -4を 参 照 ) がでるか 不 明 であり 一 旦 地 盤 沈 下 や 局 所 的 陥 没 また 既 存 井 戸 の 水 質 悪 化 が 発 生 した 場 合 回 復 することは 困 難 である 見 解 を 伺 い た 3 また 今 回 の 調 査 に 当 たっては 申 請 書 の 添 付 図 書 3の 揚 水 試 験 に 示 したとおり 長 崎 火 山 岩 類 ( 深 さ 300m 程 度 ) から 取 水 可 能 な 水 量 等 を 調 査 する 試 験 井 戸 と この 試 験 井 戸 と 同 じ 深 さの 観 測 孔 A を 設 けるとともに 既 存 の 井 戸 の 主 な 取 水 層 である 未 区 分 洪 積 層 ( 深 さ 100m 程 度 )にも 観 測 孔 B を 設 け 試 験 井 戸 からの 地 下 水 の 揚 水 に 当 たっては この 観 測 孔 A 及 び 観 測 孔 B の 地 下 水 位 また 周 辺 の 井 戸 の 地 下 水 位 を 観 測 し 周 辺 井 戸 の 枯 渇 や 地 盤 沈 下 を 生 じさせるような 兆 候 が 確 認 された 場 合 には 直 ちに 地 下 水 の 揚 水 を 中 止 し そのような 事 態 の 進 行 を 未 然 に 回 避 することとしていま なお 揚 水 試 験 中 は 揚 水 した 水 の 塩 分 濃 度 等 の 水 質 分 析 を 行 い 水 質 を 確 認 することとしてい 疑 義 照 会 NO6 について 農 政 局 見 解 にある 観 測 孔 や 周 辺 井 戸 の 水 位 の 観 測 で 質 問 の 主 旨 である どこでどう 影 響 するか を 確 認 できる 可 能 性 につ いて 伺 いた 諫 早 市 質 問 の 主 旨 である どこでどう 影 響 するか を 確 認 できるかは 資 料 調 査 予 備 調 査 本 調 査 を 丁 寧 に 行 わない 限 り 難 しいと 考 えこれらの 調 査 結 果 を 用 い て 解 析 的 検 討 を 行 い その 結 果 を 慎 重 な 揚 水 試 験 で 確 認 し その 結 果 を 解 析 結 果 にフ ィードバックする といったオーソドック スな 手 順 が 必 要 だと 考 え 農 水 局 見 解 に 示 された 長 崎 火 山 岩 類 の 上 端 でのケーシングと 孔 壁 の 間 には 遮 水 工 を 行 う 遮 水 工 から 地 表 面 までのケーシ ングと 孔 壁 の 間 はセメンテイションを 行 う などの 記 述 は 揚 水 井 設 置 において 当 然 なされるべきことでこれによって 地 盤 沈 下 が 抑 制 されるものでは 全 くありませ ん 長 崎 火 山 岩 類 ( 深 さ 300m 程 度 )に 打 ち 込 む 予 定 の 試 験 井 戸 と 未 区 分 洪 積 層 ( 深 さ 100m 程 度 )との 間 に 連 続 する 不 透 水 層 が あるのでしょうか 2 深 部 の 強 固 な 長 崎 火 山 岩 類 との 表 現 がありますが このような 岩 相 に 存 する 亀 裂 は 量 的 に 少 ないものではないでしょう か この 層 に 潤 沢 な 地 下 水 が 補 給 されるの か どのような 解 析 に 基 づいて 推 測 されて いるのか 見 解 を 伺 いたいで 3 森 山 地 区 における 農 業 用 水 取 水 に 伴 う 地 盤 沈 下 などの 明 確 な 事 例 があるため に 地 域 住 民 は 今 回 調 査 に 敏 感 になってい ると 推 測 しこのような 事 例 の 中 で 短 期 間 の 試 験 揚 水 を 行 い 仮 に 障 害 が 観 測 さ れなかった 場 合 には 一 挙 に 揚 水 開 始 に 踏 み 込 むことを 地 元 は 懸 念 していると 推 察 し 周 辺 環 境 への 影 響 が 強 く 懸 念 されてい るのであるから そのようなことが 現 実 に なった 場 合 は 直 ちに 揚 水 を 中 止 すると 記 されていますが そのような 場 合 の 代 替 案 を 提 示 しておくべきではないでしょうか 7 深 部 の 帯 水 層 からの 取 水 がより 浅 い 地 層 の 地 下 水 への 影 響 が 生 じ にくく 圧 密 沈 下 を 起 こす 可 能 性 が 低 くなる 学 術 的 根 拠 を 示 された 1 本 地 域 における 浅 層 の 有 明 粘 土 層 の 圧 密 沈 下 について は 有 明 粘 土 層 の 下 方 にある 未 区 分 洪 積 層 の 地 下 水 水 位 の 低 下 が 主 な 原 因 となっていることが 明 らかになっていま このため 今 回 の 調 査 では 有 明 粘 土 層 の 下 方 にある 未 区 分 洪 積 層 などからは 地 下 水 を 採 取 せず その 洪 積 層 の 帯 水 層 とつながっていないと 考 えられる 深 部 の 強 固 な 長 崎 火 山 岩 類 ( 九 州 地 方 土 木 地 質 図 解 説 書 によれば 長 崎 火 山 岩 類 と 同 様 な 火 山 岩 類 の 一 軸 圧 縮 強 度 は 300kg/cm2 以 上 であ り ダムの 基 礎 岩 盤 となるような 強 度 を 有 する)から 地 下 水 を 採 取 することから 地 盤 沈 下 を 生 じさせる 可 能 性 はほ 佐 賀 の 白 石 平 野 等 地 盤 沈 下 対 策 を 必 要 としている 地 域 では 地 下 水 から 表 面 水 への 転 換 を 対 策 の 柱 としていま すが 深 部 の 帯 水 層 からの 採 取 とはい え 同 様 の 地 盤 沈 下 に 悩 まされてきた 本 市 地 域 でのみ 地 下 水 を 採 取 するこ とについての 見 解 を 伺 いた 平 成 15 年 度 の 佐 賀 大 学 研 究 報 告 書 に 述 べているとおりで 2 長 崎 火 山 岩 類 より 上 部 の 遮 水 性 を 向 上 させると 記 載 されていますが それが 揚 水 管 の 周 辺 だけのお 話 しであり ストレー ナーから 取 水 される 地 下 水 は 周 辺 地 盤 か ら 集 まってくるので 取 水 管 周 辺 だけを 止 水 してもまったく 意 味 はないと 思 われま 4

ぼないものと 考 えてい 2 また 深 部 の 地 下 水 位 の 低 下 の 影 響 を 浅 層 部 に 極 力 与 え ないように 質 問 6への 見 解 にお 示 ししたとおり 試 験 井 戸 において 地 下 水 の 採 取 を 予 定 している 長 崎 火 山 岩 類 より 上 部 の 遮 水 性 を 向 上 させることとしてい 上 記 のことは 地 域 が 懸 念 していること への 回 答 にはなっていないことは 回 答 作 成 者 自 身 が 十 分 承 知 しているはずで 8 今 回 のアセスの 素 案 では 300mの 深 井 戸 で 58,000m3/ 日 の 採 取 を 計 画 してあるが 地 盤 沈 下 周 辺 井 戸 の 枯 渇 や 地 下 水 の 水 質 への 影 響 がないとするシミュレーション 結 果 及 び 水 の 収 支 バラ ンスへの 影 響 がないと する 調 査 結 果 を 示 され た 今 回 の 調 査 において 取 水 可 能 な 地 下 水 の 水 量 周 辺 井 戸 への 影 響 地 盤 沈 下 への 影 響 を 把 握 し その 調 査 結 果 をもっ て 今 後 代 替 水 源 として 長 崎 火 山 岩 類 から 地 下 水 利 用 を 行 った 場 合 の 影 響 について 解 析 を 行 うこととしてい 地 域 が 懸 念 していることは 過 去 の 過 剰 揚 水 に 伴 う 地 盤 沈 下 と 既 設 井 戸 の 枯 渇 化 であると 考 えられこのような 懸 念 事 項 があるにも 関 わらず ボーリング 調 査 に よる 地 層 判 定 などの 予 備 的 調 査 を 行 うこ となく 一 挙 に 揚 水 調 査 を 行 うことに 疑 問 を 感 じ 疑 義 照 会 NO8 について 影 響 がない とする 事 前 のシミュレーション 水 収 支 ハ ランス の 調 査 の 有 無 を 質 問 したが この 調 査 結 果 をもって 解 析 するとの 見 解 であ る 事 前 に 調 査 することは 不 可 能 かど うか また 今 回 の 調 査 で 解 析 が 可 能 であるのかお 尋 ねした 調 査 の 在 り 方 は 1まず 現 時 点 で 得 られ ている 地 層 図 などの 各 種 資 料 に 基 づいて 揚 水 に 伴 う 周 辺 環 境 への 影 響 についての シミュレーション 解 析 を 行 うこと 2その 結 果 で 水 収 支 バランスを 崩 すことなく 揚 水 は 可 能 であるとの 結 果 が 得 られた 場 合 に 予 備 的 調 査 を 実 施 してシミュレーショ ン 結 果 を 検 証 すること 3 予 備 的 調 査 によ りシミュレーション 解 析 条 件 等 を 修 正 し その 結 果 を 検 証 するために 本 調 査 を 実 施 すること が 本 来 の 調 査 で 踏 むべき 手 順 で あると 考 え 9 今 回 の 計 画 では 短 期 間 とはいえ 1 孔 あたり 5,000 m3/ 日 3 孔 合 計 で 15,000m3/ 日 もの 大 量 採 取 であり 本 市 ではこ のような 大 量 採 取 の 実 績 がな 地 下 水 の 採 取 に 当 たっては 調 査 ホ ーリンク 計 画 に 先 立 ち 地 形 地 質 調 査 や 地 盤 沈 下 の 状 況 など 様 々な 事 前 の 調 査 が 必 要 と 考 え るがどのような 調 査 を され 今 回 の 計 画 に 至 っ たのか 示 された 1 3 箇 所 の 試 験 井 戸 で 予 定 している 揚 水 試 験 は 地 下 水 の 採 取 を 行 う 日 時 が 重 複 しないように 調 査 を 行 い 2 本 地 域 の 土 質 地 質 地 下 水 については 既 往 文 献 ( 水 理 地 質 図 20 万 分 の 1 土 地 分 類 基 本 調 査 ( 国 土 庁 土 地 局 1975))や 九 州 農 政 局 が 実 施 した 地 質 ボーリング 157 孔 の 調 査 結 果 の 整 理 解 析 を 行 うことにより 地 質 構 成 を 把 握 し てい また 35 箇 所 の 井 戸 における 地 下 水 の 水 位 観 測 や 水 質 調 査 地 下 水 の 利 用 状 況 についてのヒアリングを 行 うととも に 既 往 調 査 資 料 を 収 集 し 整 理 解 析 を 行 ってい 3 箇 所 の 揚 水 試 験 については 日 時 が 重 複 しないように 行 うとなってい るが 今 回 の 目 的 からして 妥 当 な 調 査 と 言 えるかご 教 示 願 いた 3 箇 所 の 揚 水 を 重 複 しないように 行 うの であれば その 条 件 で 解 析 した 事 前 シミュ レーション 結 果 を 示 してほしいで 事 前 解 析 予 備 調 査 を 経 た 後 本 調 査 を 行 う 場 合 には むしろ 実 際 の 揚 水 条 件 に 近 い 条 件 で 試 験 を 実 施 する 方 がよいと 考 え 10 水 位 降 下 が 認 められ た 場 合 即 座 に 中 止 す る 旨 記 載 されているが その 判 断 基 準 など 具 体 的 な 内 容 を 示 された 1 今 回 の 調 査 では 申 請 書 の 添 付 図 書 3の 揚 水 試 験 の 概 要 に お 示 ししたとおり 地 下 水 採 取 に 当 たっては 観 測 孔 A 観 測 孔 B 及 び 周 辺 の 井 戸 の 地 下 水 位 を 観 測 し それが 降 水 や 調 整 池 の 水 位 変 動 等 により 生 じ 得 る 通 常 の 水 位 変 動 を 超 えて 大 きく 低 下 し 既 存 の 井 戸 の 取 水 に 影 響 を 与 える 可 能 性 があると 判 断 された 場 合 には 直 ちに 地 下 水 の 採 取 を 中 止 することとしてい 2 なお 既 存 の 井 戸 において 降 水 や 調 整 池 の 水 位 変 動 等 に より 生 じ 得 る 通 常 の 水 位 変 動 については 質 問 9への 見 解 にお 示 しした 地 下 水 に 関 する 調 査 結 果 と 合 わせ 試 験 井 戸 での 地 下 水 の 採 取 を 行 う 前 から 事 前 の 観 測 を 行 うことによ 周 辺 環 境 への 影 響 が 強 く 懸 念 されてい るのであるから そのようなことが 現 実 に なった 場 合 は 直 ちに 揚 水 を 中 止 すると 記 されていますが そのような 場 合 の 代 替 案 を 提 示 しておくべきではないでしょうか 6で 述 べたように 周 辺 環 境 への 影 響 が 現 実 になった 場 合 は 直 ちに 揚 水 を 中 止 す ると 記 されていますが そのような 場 合 の 代 替 案 を 提 示 しておくべきではないでし ょうか 農 業 用 水 を 確 保 する という 事 業 を 展 開 する 上 で 地 下 水 揚 水 は 周 辺 環 境 へ 通 常 の 水 位 変 動 を 超 えて 大 きく 低 下 し 既 存 の 井 戸 の 取 水 に 影 響 を 与 える 可 能 性 があると 判 断 された 場 合 には 直 ちに 地 下 水 の 採 取 を 中 止 す る とされているが どのような 場 合 が 想 定 されるのかご 教 示 願 いた 事 前 シミュレーションで 把 握 した 周 辺 環 境 への 影 響 ( 地 下 水 位 水 質 地 盤 沈 下 ) を 確 認 するための 観 測 体 制 を 敷 くことが 必 要 で 揚 水 井 から 一 定 距 離 を 置 いた 地 点 での 地 下 水 位 と 水 質 調 査 事 前 調 査 がなされて きた 地 点 での 標 高 調 査 による 地 盤 沈 下 調 査 揚 水 井 から 一 定 距 離 の 位 置 におけるス トレーナーでの 間 隙 水 圧 測 定 などが 考 え られこれらの 調 査 地 点 の 選 定 に 事 前 シミュレーション 結 果 が 必 要 だと 考 えま 5

り 既 存 の 井 戸 毎 に 設 定 したいと 考 えてい の 影 響 が 大 きいという 可 能 性 が 高 くかつ 影 響 が 大 きなリスクが 存 する 以 上 代 替 案 を 提 示 することは 不 可 欠 であると 考 えま 11 地 盤 高 の 水 準 点 の 選 定 根 拠 を 示 された 地 盤 高 の 水 準 点 は 諫 早 湾 干 拓 事 業 の 実 施 中 に 観 測 してい た 地 点 を 選 定 してい 12 森 山 干 拓 地 の 調 査 ポ イントが 干 拓 地 の 端 の ほうになっている 理 由 を 示 された 地 下 水 調 査 に 速 やかに 着 手 でき 調 査 に 伴 い 営 農 等 に 支 障 が 生 じないと 考 えられる 地 点 を 選 定 してい 過 剰 揚 水 の 影 響 は 調 査 地 点 近 傍 だけに 顕 在 化 するのではなく 広 く 時 間 遅 れをも って 発 生 するのであり 回 答 作 成 者 自 身 が 十 分 承 知 しておられるものと 考 え 13 森 山 の 調 査 地 点 は アセスで 計 画 している 7 本 の 既 存 井 戸 を 延 伸 改 修 し 採 取 予 定 と の 記 述 があり 既 存 井 戸 とは 遠 距 離 である が 調 査 しても 実 際 の 既 存 井 戸 周 辺 で 採 取 し た 場 合 の 影 響 と 乖 離 し た 結 果 となると 考 える が 見 解 を 伺 いた 1 ご 質 問 の 地 域 における 調 査 予 定 箇 所 は 既 存 の 井 戸 とは 約 100m~1km 程 度 離 れていますが 既 存 のボーリング 調 査 の 結 果 などから 同 様 の 地 質 構 成 にあると 考 えられること から 今 回 の 調 査 結 果 は 既 存 井 戸 を 延 伸 改 修 した 場 合 の 取 水 可 能 な 水 量 等 の 把 握 ( 解 析 )に 反 映 できると 考 えてい 2 なお 今 回 の 調 査 の 結 果 を 踏 まえ 必 要 に 応 じて 既 存 の 井 戸 近 傍 での 調 査 を 行 いたいと 考 えてい 疑 義 照 会 NO13 について 実 際 の 採 取 する 既 存 井 戸 と 調 査 ボーリング 箇 所 の 位 置 が 乖 離 しており 影 響 を 確 認 できないのではとの 質 問 に 対 し 同 様 の 地 質 構 造 と 考 えられ 解 析 に 反 映 で きるとの 見 解 であるが 同 様 の 地 質 構 造 か また 同 様 として 影 響 も 同 一 と 考 えられるかどうか 伺 いた 事 項 10.に 対 する 回 答 と 同 じで 14 専 門 家 によれば 大 量 の 地 下 水 取 水 によ り 内 部 堤 防 や 潮 受 堤 防 が 地 盤 沈 下 し 防 災 機 能 が 失 われる 恐 れがあ り 過 去 には 伊 勢 湾 台 風 や 第 2 室 戸 台 風 の 際 地 下 水 取 水 による 堤 防 の 地 盤 沈 下 が 原 因 で 高 潮 が 堤 防 を 越 え 被 害 が 拡 大 したとの 意 見 があるが 大 量 取 水 による 堤 防 の 地 盤 沈 下 の 危 険 性 について ど のように 考 えているの か 見 解 を 伺 いた 1 今 回 の 調 査 における 地 下 水 の 採 取 は 既 存 の 井 戸 の 主 な 取 水 層 ではなく より 深 部 の 強 固 な 長 崎 火 山 岩 類 の 帯 水 層 から 行 うこととしており 一 般 的 に 行 われている 揚 水 試 験 の 方 法 を 用 いて 一 時 的 にかつ 段 階 的 に 地 下 水 の 揚 水 を 行 い 取 水 可 能 な 水 量 や 周 辺 井 戸 への 影 響 地 盤 沈 下 への 影 響 を 調 査 するもので 2 調 査 に 当 たっては 質 問 6への 見 解 にお 示 ししたとおり 試 験 井 戸 において 地 下 水 の 採 取 を 予 定 している 長 崎 火 山 岩 類 より 上 部 の 井 戸 のケーシングと 孔 壁 の 間 の 止 水 を 確 実 に 行 い 深 部 の 地 下 水 位 の 低 下 の 影 響 を 浅 層 部 に 極 力 与 えな いよう 設 計 上 の 配 慮 を 行 うこと また 試 験 井 戸 毎 の 地 下 水 の 採 取 に 当 たっては 少 量 の 水 量 から 段 階 的 に 徐 々に 揚 水 量 を 増 加 させ 観 測 孔 A 観 測 孔 B 及 び 周 辺 の 井 戸 の 地 下 水 位 の 観 測 を 行 い 周 辺 の 井 戸 の 取 水 に 影 響 を 与 える 可 能 性 があると 判 断 された 場 合 には 直 ちに 地 下 水 の 揚 水 を 中 止 するなど 慎 重 な 手 順 や 観 測 のもとに 地 盤 沈 下 が 起 こらないよう 地 下 水 の 採 取 を 行 うこととしてい 2 長 崎 火 山 岩 類 の 上 端 でのケーシン グと 孔 壁 の 間 には 遮 水 工 を 行 うこと 遮 水 工 から 地 表 面 までのケーシングと 孔 壁 の 間 はセメンテイションを 行 う などの 記 述 は 揚 水 井 設 置 において 当 然 なされるべき ことで7.で 述 べたように これによ って 地 盤 沈 下 が 抑 制 されるものでは 全 く ありません 関 係 者 に 誤 解 を 与 えるような 記 述 は 避 けるべきでしょう 回 答 N07も 同 じであるが 井 戸 の 構 造 のみで 遮 水 出 来 るのか また 本 質 問 は 地 下 水 の 大 量 採 取 が 揚 水 地 点 から 離 れた 内 部 堤 防 や 潮 受 堤 防 の 影 響 について 質 問 しているが その 件 の 回 答 がなされていないと 考 えている 市 が 危 惧 している 点 と 国 の 回 答 に 対 する 見 解 を 伺 いた 7.に 対 する 農 水 回 答 への 指 摘 事 項 の 内 容 と 重 なりつまり 長 崎 火 山 岩 類 よ り 上 部 の 遮 水 性 を 向 上 させると 記 載 され ていますが それが 揚 水 管 の 周 辺 だけのお 話 しであり ストレーナーから 取 水 される 地 下 水 は 周 辺 地 盤 から 集 まってくるので 取 水 管 周 辺 だけを 止 水 しても 地 盤 沈 下 を 止 めることはできません 15 小 江 干 拓 地 中 央 干 拓 地 の 調 査 ボーリング 予 定 地 について 堤 防 管 理 者 である 長 崎 県 と の 協 議 がどのような 状 堤 防 ( 堤 内 地 を 含 む ) 管 理 者 に 対 しては 昨 年 12 月 長 崎 県 担 当 部 局 へ 説 明 を 行 ってい 長 崎 県 の 了 解 は 得 られましたか 6

況 か 示 された 16 森 山 本 村 の 調 査 ボー 森 山 本 村 の 調 査 予 定 地 点 は 河 川 区 域 ではありません リング 予 定 地 は 河 川 区 域 予 定 地 であると 聞 い ているが 河 川 管 理 者 との 協 議 の 状 況 につい て 示 された 17 アセス 素 案 におい 九 州 農 政 局 が 作 成 した 諫 早 湾 干 拓 事 業 の 潮 受 堤 防 の 排 水 10.で 述 べたように 農 業 用 水 を 確 保 する て 地 下 水 ( 深 井 戸 ) 門 の 開 門 調 査 に 係 る 環 境 影 響 評 価 準 備 書 ( 素 案 ) 平 成 23 年 6 という 事 業 を 展 開 する 上 で 地 下 水 揚 水 は 案 を 採 用 に 至 った 検 討 月 において 農 業 用 水 の 代 替 水 源 として 考 えられる 本 明 周 辺 環 境 への 影 響 が 大 きいという 可 能 性 経 緯 及 び 検 討 メンバー 川 余 剰 水 近 傍 中 小 河 川 下 水 処 理 水 地 下 水 海 が 高 くかつ 影 響 が 大 きなリスクが 存 しま は 誰 か 示 された 水 淡 水 化 について 各 水 源 の 特 徴 や 課 題 その 適 用 の 可 能 高 度 な 技 術 力 を 有 する 民 間 の 調 査 機 関 性 を 踏 まえて 比 較 検 討 を 行 い 地 下 水 利 用 ( 深 井 戸 ) 案 を 代 に このリスクに 対 する 対 処 の 方 法 につい 替 水 源 案 としてい て 提 示 するようお 願 いしたいで このアセス 素 案 は 九 州 農 政 局 長 及 びその 下 で 作 成 を 担 当 した 農 村 計 画 部 及 び 整 備 部 並 びに 民 間 の 調 査 機 関 と 共 に 策 定 したもので 18 地 下 水 案 の 採 用 を 決 1 ご 質 問 にある 佐 賀 県 白 石 地 区 におけるかんがい 排 水 事 業 定 したメンバーは 佐 及 び 諫 早 市 の 低 平 地 の 地 盤 沈 下 の 状 況 については 承 知 し 賀 県 白 石 地 区 では 地 ており 盤 沈 下 対 策 として 地 下 2 地 元 のご 懸 念 に 応 え 深 部 の 長 崎 火 山 岩 類 からの 地 下 水 水 から 表 面 水 への 転 換 利 用 であれば ほぼ 影 響 はないものと 考 えており 実 際 の 事 業 等 が 農 林 水 産 省 等 地 盤 沈 下 への 影 響 の 有 無 を 確 認 するためにも 今 回 の 調 査 の 事 業 として 実 施 され が 必 要 と 考 えてい てきていることや 諫 早 市 の 低 平 地 は これ まで 地 盤 沈 下 に 悩 まさ されてきた 地 域 である ことを 承 知 していたの か 示 された 19 地 下 水 は 山 間 部 か 今 回 の 調 査 に 当 たっては 質 問 7への 見 解 にお 示 ししたと 文 献 (K. Aoki and T. Esaki) には 地 下 K. Aoki, and T. 地 下 水 の 水 文 的 循 環 は 複 雑 な 要 因 諫 早 市 の 考 えは 理 解 でき ら 低 平 地 へ 供 給 されて おり 有 明 粘 土 層 の 下 方 にある 未 区 分 洪 積 層 などからは 地 下 1000m からの 地 下 ガス 採 取 に 伴 う 地 盤 沈 Esaki: On the が 重 ね 合 わさっていると 考 えている いると 考 えられるが 水 を 採 取 せず その 洪 積 層 の 帯 水 層 とつながっていないと 考 下 への 影 響 が 論 じられてい surface また 長 崎 火 山 岩 類 とその 上 層 との 間 大 量 の 地 下 水 取 水 によ えられる 深 部 の 強 固 な 長 崎 火 山 岩 類 ( 九 州 地 方 土 木 地 質 図 解 地 下 から 資 源 を 過 度 に 採 取 すれば 必 ず subsidence in に 不 透 水 層 もしくは 難 透 水 層 が 完 全 り 地 下 水 涵 養 との 水 収 説 書 によれば 長 崎 火 山 岩 類 と 同 様 な 火 山 岩 類 の 一 軸 圧 縮 強 地 表 面 に 影 響 が 現 れることは 数 多 くの 事 natural gas に 形 成 されていて その 間 の 水 の 移 動 支 バランスが 崩 れ 低 度 は 300kg/cm2 以 上 であり ダムの 基 礎 岩 盤 となるような 例 があり fields, Inter. は 無 視 できる 程 度 にあるとは 言 えな 平 地 での 地 盤 沈 下 や 井 強 度 を 有 する)から 地 下 水 を 採 取 することから 地 盤 沈 下 を また 長 崎 火 山 岩 類 自 体 が 裂 か 水 揚 水 に Congress on いのではないかとも 考 えている 戸 の 枯 渇 が 生 じるおそ 生 じさせる 可 能 性 はほぼないものと 考 えてい よって 大 きな 変 形 を 生 じない 場 合 であっ Rock 国 の 回 答 を 踏 まえて 市 の 考 え 方 に れが 高 まるとともに また 質 問 6への 見 解 にお 示 ししたとおり 試 験 井 戸 にお ても 過 剰 な 地 下 水 揚 水 が 行 われると 地 下 Mechanics, pp. ついての 見 解 を 伺 いた 涵 養 源 である 山 間 部 に いて 地 下 水 の 採 取 を 予 定 している 長 崎 火 山 岩 類 より 上 部 の 井 水 は 涵 養 源 のみならず 上 層 の 砂 礫 層 なら 671-674, 1991. おいても 地 下 水 位 の 低 戸 のケーシングと 孔 壁 の 間 の 止 水 を 確 実 に 行 い 深 部 の 地 下 びに 有 明 粘 土 層 から 水 を 下 方 に 引 き 込 む 下 やそれに 伴 うがけ 崩 水 位 の 低 下 の 影 響 を 浅 層 部 に 極 力 与 えないよう 設 計 上 の 配 慮 ことになり 結 果 として 地 盤 沈 下 が 発 生 し 7

れ 等 の 影 響 にも 繋 がり を 行 うこと また 試 験 井 戸 毎 の 地 下 水 の 採 取 に 当 たっては かねないことについ 少 量 の 水 量 から 段 階 的 に 徐 々に 揚 水 量 を 増 加 させ 観 測 孔 A て どのように 考 えて 観 測 孔 B 及 び 周 辺 の 井 戸 の 地 下 水 位 の 観 測 を 行 い 周 辺 の 井 いるのか 見 解 を 伺 いた 戸 の 取 水 に 影 響 を 与 える 可 能 性 があると 判 断 された 場 合 に は 直 ちに 地 下 水 の 揚 水 を 中 止 するなど 慎 重 な 手 順 や 観 測 のもとに 地 盤 沈 下 が 起 こらないよう 地 下 水 の 採 取 を 行 う こととしてい 右 の 文 献 に 示 されているように 佐 賀 平 野 の 地 盤 沈 下 は 表 面 の 約 20m 厚 さの 粘 土 層 の 圧 密 沈 下 と 約 200m 厚 さの 砂 礫 層 の 圧 縮 沈 下 が 関 与 したことが 知 られており 場 所 によっては 2つの 層 の 沈 下 は 同 程 度 で あったことが 調 査 によって 明 らかにされ てい 三 浦 哲 彦 : 地 盤 沈 下 地 盤 工 学 ハンドブック 4.3 地 盤 条 件 と 地 盤 沈 下 p.1373,1999. 20 未 照 会 の 追 加 質 問 周 辺 井 戸 の 枯 渇 の 可 能 性 はないか また 地 盤 沈 下 や 井 戸 枯 渇 水 質 変 化 などが 後 年 発 生 する 可 能 性 がないか 21 未 照 会 の 追 加 質 問 上 層 部 や 深 部 岩 盤 の 亀 裂 の 地 表 か らの 探 査 技 術 の 有 無 あるいは 文 献 調 査 での 影 響 判 断 の 可 能 性 がないか 22 未 照 会 の 追 加 質 問 その 他 今 回 の 採 取 の 危 険 度 等 指 摘 可 能 な 項 目 があれば 教 示 いただきた すでに 回 答 していますが 周 辺 井 戸 の 水 位 低 下 の 可 能 性 は 否 定 できません 深 部 岩 盤 の 亀 裂 状 況 を 知 るには ボーリ ン 調 査 によりオールコアを 採 取 し 公 開 し て 地 質 専 門 家 の 見 解 を 尋 ねることが 必 要 不 可 欠 だと 思 い 諫 早 湾 干 拓 地 ( 小 野 地 区 )には 簡 易 水 道 組 合 (6 組 合 )があり これらの 地 区 では 給 水 人 口 3,852 人 に 対 する 水 道 水 は 全 て 地 下 水 に 依 存 してい9 か 所 の 井 戸 の 深 さは 80m~300m( 平 均 深 さ 144m) 23 年 度 の 年 間 給 水 量 は 約 461,000m 3 となっ てい また 諫 早 市 ご 質 問 No.6.に 対 して 答 え たように 小 野 地 区 では 工 業 用 水 として 約 60 万 m 3 / 年 (23 年 度 実 績 )の 揚 水 を 行 っ ていますが 地 盤 沈 下 地 下 水 枯 渇 を 予 防 する 観 点 から 地 元 との 協 議 により 揚 水 量 は 1000 トン/ 日 以 下 に 抑 えるように 配 慮 されていると 聞 きました 以 上 のように 市 民 生 活 ならびに 工 業 生 産 活 動 を 維 持 する 観 点 からも 当 該 地 区 の 地 下 水 利 用 を 適 正 に 保 つことは 諫 早 市 全 体 の 経 済 において 大 きな 意 味 を 有 すると 考 え 現 状 では 当 該 地 区 での 揚 水 量 と 地 下 水 涵 養 との 収 支 バランスが 保 たれ た 状 態 で 適 正 に 利 用 されていると 判 断 し 地 下 水 収 支 バランスがかろうじて 保 た れている 現 状 において 農 業 用 水 のための 多 量 の 追 加 揚 水 を 計 画 する 事 業 は 慎 重 な 調 査 解 析 を 実 施 し リスク 解 析 を 含 めて 時 間 をかけて 進 めていくべきことと 考 え 8