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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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. 単 身 者 A 08 万 円 34 万 円 54 万 円 74 万 円 90 万 円 00 万 円 0 万 円 9 万 円 66 万 円 346 万 円 46 万 円 50 万 円 600 万 円 690 万 円 79 万 円 93 万 円 06 万 円 万 円 34 万 円 49 万 円 6

(2) 懲 戒 については 戒 告 は 3 ヵ 月 減 給 は 6 ヵ 月 停 職 は 9 ヵ 月 4 病 気 休 暇 休 職 欠 勤 により 勤 務 しなかった 職 員 が 再 び 勤 務 するに 至 った 場 合 において 他 の 職 員 との 均 衡 上 必 要 があると 認 められるときは

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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退職手当とは

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

4 記 載 要 領 事 業 所 整 理 記 号 欄 の 協 会 分 (または 政 管 分 ) は 厚 生 年 金 保 険 の 事 業 所 整 理 記 号 を 健 保 分 は 健 康 保 険 被 保 険 者 証 の 記 号 をそれぞれ 記 入 なお 厚 生 年 金 基 金 番 号 については 名 古

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自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

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Transcription:

2016(H28)10 月 から 厚 生 年 金 加 入 義 務 ( 掛 け 金 を 支 払 う)が 生 じ この ため 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 年 金 が 支 給 されなくなる ダブルパンチ! 年 間 100 万 円 の 収 入 減 に 妻 も130 万 円 の 壁 が 取 り 払 われる 妻 の 収 入 が106 万 円 を 超 えると 社 会 保 険 料 が 発 生 する ( 控 除 を 受 ける 夫 の 年 間 合 計 所 得 は1000 万 円 以 下 ) 妻 の 収 入 100 万 円 103 万 円 106 万 円 130 万 円 141 万 円 現 行 住 民 税 発 生 所 得 税 発 生 夫 の 扶 養 を 外 れ 社 会 保 険 料 発 生 改 定 後 住 民 税 発 生 所 得 税 発 生 夫 の 扶 養 を 外 れ 社 会 保 険 料 発 生 夫 への 影 響 夫 の 配 偶 者 控 除 がゼロに 夫 の 配 偶 者 特 別 控 除 が 徐 々に 縮 小 夫 の 配 偶 者 特 別 控 除 がゼロに 160525@ntt-workers

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 1/4 1. 社 会 保 険 の 加 入 条 件 の 拡 大 とは 2016(H28) 年 10 月 から 社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 される これは 保 険 料 を 納 める 人 を 増 やし 財 源 を 確 保 しようという 狙 いがある これが 私 たちにどう 影 響 するのか 1 2 3 現 行 勤 務 先 の 会 社 が 社 会 保 険 に 加 入 している 事 業 所 ( 適 用 事 業 所 )であること 正 社 員 の4 分 の3 以 上 ( 週 30 時 間 以 上 ) 勤 務 実 態 があること 会 社 が 雇 われた 契 約 期 間 が 一 定 期 間 あること 1 2 3 1 週 間 の 所 定 労 働 時 間 が20 時 間 以 上 月 額 賃 金 88,000 円 以 上 ( 年 収 106 万 円 以 上 / 残 業 代 や 交 通 費 などは 含 まない) 継 続 して1 年 以 上 雇 用 されることが 見 込 まれること 平 成 31 年 以 降 は 従 業 員 500 人 以 下 の 事 業 所 も 適 用 予 定 です 2016(H28) 年 10 月 以 降 60 歳 超 契 約 社 員 で 隔 日 ( 週 3 日 ) 勤 務 を 選 択 し た 人 が 該 当 する 可 能 性 がある 44 年 加 入 者 特 例 から 除 外

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 2/4 2. 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 とは (1) 公 的 年 金 制 度 は 61 年 4 月 以 降 老 齢 厚 生 年 金 は60 歳 から65 歳 からの 支 給 と 変 更 した ただ 5 年 間 年 金 が 受 け 取 れなくなると 老 後 の 生 活 設 計 に 大 きな 影 響 がある そのため 暫 定 措 置 として60 歳 代 前 半 のみ 支 給 される 年 金 制 度 を 新 たに 作 り 暫 定 的 に 支 給 をする ことにした これが 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 (2) 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 の 受 給 資 格 1 男 性 は1961( 昭 和 36) 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 人 女 性 は1966( 昭 和 41) 年 4 月 1 日 以 前 に 生 まれた 人 なお これ 以 降 の 生 年 月 日 の 人 ( 男 性 : 昭 和 36 年 4 月 2 日 以 降 女 性 : 昭 和 41 年 4 月 2 日 以 降 )は まったく 受 け 取 れなくなる 2 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 ではない( 例 : 退 職 しているか 職 後 働 いていても 厚 生 年 金 に 加 入 していなければ 退 職 とみなされる 人 ) 3 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 が44 年 (528カ 月 ) 以 上 ある 人 加 入 期 間 は ねんきん 定 期 便 で 確 認 すること

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 3/4 3. 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 の 適 用 例 Aさんは 高 校 を 卒 業 してから 就 職 し 60 歳 時 点 での 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 が42 年 となる Aさんが60 歳 以 後 も 厚 生 年 金 に 加 入 して 加 入 期 間 が44 年 になる62 歳 で 退 職 すると 退 職 した 月 の 翌 月 ( 月 末 退 職 は 翌 々 月 )から 長 期 加 入 者 の 特 例 による 年 金 を 受 給 することとなる Aさんに 加 給 年 金 額 の 対 象 となる 妻 がいれば 65 歳 に 達 するまでの3 年 間 に 定 額 部 分 と 加 給 年 金 額 が 増 額 となり 通 常 よりも 約 360 万 円 年 金 額 がアップすることになる 厚 生 年 金 42 年 ( 定 額 80 万 + 加 給 40 万 ) 3 年 = 約 360 万 円 増 加 60 62 65 比 例 報 酬 部 分 定 額 約 80 万 円 / 年 老 齢 厚 生 年 金 老 齢 基 礎 年 金 加 給 約 40 万 円 / 年 (1)44 年 になって 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 でなくなると 黄 色 部 分 が 支 給 される (2)44 年 になっても 引 き 続 き 厚 生 年 金 に 加 入 している 間 は 支 給 されない

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 4/4 4. 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 の 適 用 例 NTT 労 働 者 の 場 合 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 の 受 給 資 格 のうち 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 ではないこと という 条 件 がある これは 退 職 しているか もしくは 職 後 働 いていても 厚 生 年 金 に 加 入 していなければ 退 職 とみなされることを 意 味 する 週 3 日 勤 務 の 賃 金 年 度 末 年 齢 63 歳 以 上 62 歳 以 下 非 加 算 地 域 3 級 加 算 地 域 2 級 加 算 地 域 時 間 賃 金 ( 円 ) 930 930 1,000 1,000 1,062 1,062 1,125 1,125 出 勤 日 数 ( 日 ) 12 13 11 12 11 12 11 12 1 日 の 労 働 ( 時 間 ) 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 7.5 月 額 賃 金 ( 円 ) 83,700 90,675 82,500 90,000 87,615 95,580 92,813 101,250 (1) 現 状 隔 日 ( 週 3 日 ) 働 くと 出 勤 日 数 ( 出 勤 曜 日 で 異 なる) 時 間 給 勤 務 時 間 により 以 上 の 通 りとなる (2) 内 該 当 者 は 厚 生 年 金 加 入 の 義 務 が 生 じる (3) 厚 生 年 金 加 入 者 は 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 の 受 給 資 格 を 失 う (4) 厚 生 年 金 44 年 加 入 特 例 年 金 の 受 給 資 格 を 失 うと 年 額 約 120 万 円 ( 定 額 約 80 万 円 加 給 約 40 万 円 ) 収 入 減 となるばかりか 厚 生 年 金 保 険 料 年 額 約 15 万 円 の 負 担 増 となる

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 第 3 号 被 保 険 者 (1/2) 第 3 号 被 保 険 者 : 厚 生 年 金 や 共 済 年 金 に 加 入 している 方 によって 扶 養 されている 方 いわゆるサラリーマンの 主 婦 現 状 年 収 103 万 円 以 上 になると 年 収 103 万 円 ( 月 間 およそ86,000 円 超 )の 収 入 を 得 れば 所 得 税 がかかる それ 以 下 であれば 所 得 税 は0 円 パートの 税 金 は 収 入 が130 万 円 の 範 囲 内 であれば 約 ( 年 収 - 103 万 円 ) 10% また ご 主 人 の 配 偶 者 控 除 ( 納 税 者 の 所 得 から 所 得 税 38 万 円 住 民 税 33 万 円 の 控 除 を 受 けられる 制 度 )が 使 えなくなる しか し その 代 わりに 配 偶 者 特 別 控 除 が 発 生 するので 一 気 に 税 負 担 が 上 昇 するわけではない 年 収 130 万 円 以 上 になると 年 収 130 万 円 ( 月 収 約 11 万 円 )の 収 入 を 越 えると 第 3 号 被 保 険 者 から 第 2 号 被 保 険 者 へ 変 更 され 社 会 保 険 でいう 扶 養 の 範 囲 を 超 えてしまう サラリーマンの 妻 の 場 合 社 会 保 険 上 の 扶 養 となることで 健 康 保 険 料 ( 社 会 保 険 料 ) および 国 民 年 金 ( 国 民 年 金 については 第 3 号 となり 年 金 保 険 料 を 支 払 っていなくても 支 払 っているもの とし てカウントされる)の 保 険 料 が 免 除 されている つまり 130 万 円 を 超 えた 場 合 税 金 ( 所 得 税 や 住 民 税 ) 以 外 に 健 康 保 険 料 および 国 民 年 金 保 険 料 の 支 払 いが 必 要 になってく る この 負 担 は129 万 円 まではかからず130 万 円 になった 瞬 間 から 発 生 する 料 金 健 康 保 険 料 はおおよそ 月 額 5,000 円 程 度 国 民 年 金 保 険 料 は 15,020 円 ( 平 成 23 年 度 )です 合 計 すると 月 間 で2 万 円 年 24 万 円 の 負 担 増 となる つまり 130 万 円 超 150 万 円 くらいまでのパート 収 入 になる 場 合 は 130 万 円 未 満 にパート 収 入 を 抑 えたほうが 逆 に 得 という 逆 転 現 象 が 起 こる 年 130 万 円 を 超 えるつもりであれば 収 入 が 年 に170 万 円 以 上 にな るくらいの 仕 事 にしないと 逆 にプラスにはならない 2016(H28) 年 10 月 以 降 変 わらず 年 収 106 万 円 ( 月 収 88,000 円 )の 収 入 を 越 えると 第 3 号 被 保 険 者 から 第 2 号 被 保 険 者 へ 変 更 され 扶 養 の 範 囲 を 超 え て 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 国 民 年 金 )に 加 入 することになる

社 会 保 険 加 入 条 件 の 拡 大 と 第 3 号 被 保 険 者 (2/2) 今 までと 同 じ 労 働 条 件 でパートを 続 けて 社 会 保 険 に 加 入 するか あるいは 年 収 を106 万 円 未 満 に 調 整 し 社 会 保 険 に 加 入 しないか 問 われ る 年 収 106 万 円 ( 月 収 88,000 円 ) 上 回 る 場 合 現 在 Aさん 2016(H28) 年 10 月 以 降 現 在 Bさん 2016(H28) 年 10 月 以 降 月 額 賃 金 ( 円 ) 86,000 86,000 92,000 92,000 雇 用 保 険 料 / 月 500 500 500 500 健 康 保 険 料 4,000 介 護 保 険 料 1,000 厚 生 年 金 保 険 料 9,000 所 得 税 / 住 民 税 0 手 取 り 額 85,500 85,500 91,500 77,500 14,000 円 の 減 収

どう 働 くか どう 対 応 するか 厚 労 省 アンケートから 厚 労 省 短 時 間 労 働 者 に 対 する 被 用 者 保 険 の 適 用 拡 大 (H27.10.2)

どう 働 くか どう 対 応 するか N 関 労 の 要 求 社 会 保 険 の 適 用 拡 大 と60 歳 超 え 契 約 社 員 の 問 題 について(MEへの16 春 闘 要 求 ) (1) 時 間 給 1,000 円 の60 歳 超 え 契 約 社 員 で 週 3 日 勤 務 の 場 合 は 出 勤 日 数 12 日 以 上 ( 今 年 9 月 を 例 にとると 週 休 パターンが 火 金 水 金 木 金 以 外 は 出 勤 日 数 12 日 以 上 )のとき 月 額 賃 金 が88,000 円 以 上 となり 今 年 10 月 以 降 厚 生 年 金 保 険 料 などの 支 払 い 義 務 が 生 じる また 2 級 加 算 地 域 の 時 間 給 1,125では 今 年 9 月 を 例 にとると 全 員 が 出 勤 日 数 11 日 以 上 であり 今 年 10 以 降 厚 生 年 金 保 険 料 などの 支 払 い 義 務 が 全 員 に 生 じることになる (2) 時 間 給 930 円 の60 歳 超 え 契 約 社 員 で 週 3 勤 務 の 場 合 は 出 勤 日 数 13 以 上 のとき 月 額 賃 金 が88,000 円 以 上 となり 今 年 10 月 以 降 厚 生 年 金 保 険 料 などの 支 払 い 義 務 が 生 じる( 今 年 9 月 を 例 にとると 週 休 パターンが 月 火 月 水 月 木 は 出 勤 日 数 13 日 以 上 ) 特 に N 関 労 東 京 第 14-10で 指 摘 したように 時 間 給 930 円 の60 超 え 契 約 社 員 の 場 合 は 厚 生 年 金 保 険 料 の 加 入 義 務 が 発 生 すると 年 間 約 80 万 円 の 基 礎 年 金 が 受 給 できなくなる(44 加 入 者 特 例 の 適 用 外 となる) 社 員 も 多 く 生 活 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす (3)よって 社 会 保 険 の 適 用 拡 大 要 件 に 該 当 しないよう 適 切 な 措 置 をすみやかに 講 じること NTTの 回 答 短 時 間 労 働 者 に 対 する 被 用 者 保 険 の 適 用 拡 大 については 現 在 具 体 的 内 容 については 現 在 具 体 的 内 容 について 検 討 されているものと 認 識 しており 回 答 することができません 保 険 に 加 入 するなら もう 少 し 長 い 時 間 働 かないと 手 取 り 額 が 減 ってしまう 前 頁 の 厚 労 省 短 時 間 労 働 者 に 対 する 被 用 者 保 険 の 適 用 拡 大 (H27.10.2)でも 明 らかなように 勤 務 時 間 を 減 らしたい 増 やした い といった 要 望 が 労 働 者 から 出 てくるはず NTTは そのような 要 望 を 踏 まえて 対 応 すべきだ