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スライド 1

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

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(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条


(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

1.はじめに わが 国 での 急 速 な 少 子 化 の 進 行 等 を 踏 まえ 次 代 の 社 会 を 担 う 子 どもが 健 やかに 生 まれ 育 成 される 環 境 の 整 備 を 目 的 とした 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 が 平 成 15 年 7 月 に 制 定 され

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目 次 Ⅰ 総 論 1 第 1 計 画 策 定 の 基 本 的 な 考 え 方 1 ( 策 定 の 趣 旨 計 画 の 位 置 付 け 計 画 を 定 める 範 囲 計 画 の 構 成 計 画 期 間 計 画 の 推 進 ) 第 2 群 馬 県 の 教 育 を 取 り 巻 く 状 況 2 1 人 口 減 少 社 会 の 到 来 2 2 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 2 3 国 際 化 情 報 化 の 進 展 2 4 先 人 から 受 け 継 がれてきた 歴 史 文 化 遺 産 への 関 心 の 高 まり 2 5 厳 しい 経 済 状 況 3 6 児 童 生 徒 や 教 員 の 状 況 3 ( 学 力 の 状 況 生 活 習 慣 生 活 規 律 の 状 況 体 力 運 動 能 力 の 状 況 特 別 支 援 教 育 の 状 況 外 国 人 児 童 生 徒 の 状 況 公 立 学 校 教 員 の 状 況 ) 7 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 と 生 涯 学 習 の 状 況 5 第 3 今 後 5 年 間 の 群 馬 県 の 教 育 施 策 が 目 指 す 方 向 6 1 基 本 目 標 6 2 施 策 の 方 向 7 3 7つの 基 本 施 策 と 17の 取 組 の 柱 8 4 各 施 策 を 効 果 的 に 推 進 するための 群 馬 県 教 育 委 員 会 の 取 組 10 Ⅱ 各 論 11 第 1 具 体 的 な 取 組 の 展 開 11 第 2 取 組 の 構 成 11 第 3 施 策 体 系 12 第 4 具 体 的 な 取 組 13 基 本 施 策 1 時 代 を 切 り 拓 く 力 の 育 成 13 柱 1 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 14 取 組 1 時 代 に 応 じたキャリア 教 育 の 充 実 14 取 組 2 より 実 践 的 な 職 業 教 育 の 推 進 16 取 組 3 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 への 就 労 支 援 の 充 実 18 柱 2 文 化 芸 術 教 育 と 郷 土 に 誇 りをもてる 学 びを 推 進 する 20 取 組 4 文 化 芸 術 や 尾 瀬 学 校 等 の 郷 土 資 源 を 活 用 した 学 びの 推 進 20 取 組 5 古 代 東 国 文 化 をはじめとした 文 化 遺 産 を 活 用 した 学 びの 推 進 22 柱 3 国 際 的 視 点 に 立 ち 自 らの 考 えを 発 信 できる 力 を 育 成 する 24 取 組 6 国 際 理 解 教 育 の 充 実 24 取 組 7 豊 かな 語 学 力 の 育 成 を 目 指 した 外 国 語 教 育 の 推 進 26

基 本 施 策 2 確 かな 学 力 の 育 成 29 柱 4 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 30 取 組 8 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 活 用 し 課 題 解 決 を 図 る 力 の 育 成 30 取 組 9 しっかりとした 学 習 習 慣 生 活 習 慣 の 確 立 34 柱 5 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 36 取 組 10 ものづくり 産 業 等 へつながる 理 数 教 育 の 推 進 36 取 組 11 情 報 通 信 技 術 (ICT) 活 用 能 力 と 情 報 モラルの 育 成 38 取 組 12 地 域 を 発 展 させる 大 学 の 充 実 40 基 本 施 策 3 豊 かな 人 間 性 の 育 成 43 柱 6 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める 44 取 組 13 ボランティア 活 動 や 体 験 的 な 活 動 の 充 実 44 取 組 14 向 上 する 心 やりぬく 心 大 切 にする 心 を 育 む 道 徳 教 育 の 充 実 46 取 組 15 自 らの 行 動 につながる 人 権 教 育 の 推 進 48 柱 7 いじめ 防 止 に 努 め 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く 力 を 育 成 する 50 取 組 16 いじめの 早 期 発 見 早 期 解 決 50 取 組 17 いじめを 許 さない 心 を 育 むための 児 童 生 徒 による 自 主 的 な 活 動 の 支 援 52 基 本 施 策 4 健 やかな 体 の 育 成 55 柱 8 児 童 生 徒 の 体 力 向 上 を 図 る 56 取 組 18 体 力 や 運 動 能 力 向 上 を 目 指 す 体 育 活 動 の 充 実 56 取 組 19 運 動 部 活 動 の 充 実 58 柱 9 児 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 する 60 取 組 20 健 康 な 体 づくりを 目 指 す 健 康 教 育 食 育 の 推 進 60 取 組 21 感 染 症 やアレルギー 疾 患 への 対 応 を 含 めた 児 童 生 徒 への 適 正 な 健 康 管 理 62 基 本 施 策 5 信 頼 される 学 校 づくり 65 柱 10 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 66 取 組 22 大 量 退 職 に 対 応 したミドルリーダーの 育 成 等 による 指 導 力 の 向 上 66 取 組 23 児 童 生 徒 に 対 する 心 のケアができる 力 をはじめとした 新 たな 課 題 への 対 応 力 の 向 上 68 取 組 24 教 職 員 が 力 を 十 分 発 揮 できる 職 場 の 環 境 整 備 と 健 康 管 理 70 柱 11 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 を 充 実 する 72 取 組 25 障 害 の 重 度 重 複 化 多 様 化 への 対 応 と 障 害 のある 子 とない 子 の 交 流 や 共 同 学 習 の 推 進 72 取 組 26 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 をはじめとした 特 別 支 援 教 育 の 相 談 支 援 の 充 実 74 柱 12 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 76 取 組 27 家 庭 や 地 域 の 意 見 を 生 かした 開 かれた 学 校 づくり 76 取 組 28 高 校 教 育 改 革 の 推 進 78 取 組 29 私 立 学 校 の 振 興 80

基 本 施 策 6 安 全 安 心 な 学 びの 場 づくりと 防 災 危 機 対 応 能 力 の 育 成 83 柱 13 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 する 84 取 組 30 学 校 の 耐 震 化 長 寿 命 化 の 推 進 84 取 組 31 就 ( 修 ) 学 確 保 のための 一 層 の 支 援 と 外 国 人 児 童 生 徒 の 教 育 の 充 実 86 柱 14 災 害 等 から 身 を 守 る 力 の 育 成 と 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 を 地 域 ぐるみで 推 進 する 88 取 組 32 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 した 防 災 教 育 の 推 進 88 取 組 33 学 校 や 通 学 路 地 域 における 安 全 確 保 と 安 全 教 育 の 充 実 90 基 本 施 策 7 地 域 の 教 育 力 の 向 上 と 生 涯 学 習 社 会 の 構 築 93 柱 15 幼 児 教 育 の 充 実 を 図 るとともに 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 を 推 進 する 94 取 組 34 幼 児 期 の 成 長 と 子 育 てを 支 援 する 社 会 づくり 94 取 組 35 市 町 村 や 民 間 団 体 と 連 携 した 家 庭 教 育 支 援 の 推 進 96 柱 16 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 98 取 組 36 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 づくり 98 取 組 37 青 少 年 教 育 の 推 進 100 取 組 38 学 校 支 援 センター 等 の 充 実 102 柱 17 生 涯 にわたる 多 様 な 学 びを 推 進 する 104 取 組 39 読 書 活 動 の 充 実 と 県 立 図 書 館 の 機 能 強 化 104 取 組 40 多 様 な 課 題 に 対 応 した 学 習 機 会 の 充 実 106 第 5 達 成 目 標 一 覧 108 Ⅲ 資 料 編 115 第 1 人 口 の 動 向 115 1 年 齢 別 人 口 の 動 向 115 2 小 中 高 校 の 児 童 生 徒 数 の 動 向 115 第 2 公 立 学 校 の 耐 震 化 の 状 況 116 第 3 国 際 化 及 び 情 報 化 の 状 況 117 1 県 内 企 業 の 海 外 進 出 の 状 況 117 2 児 童 生 徒 の 携 帯 インターネット 利 用 の 状 況 117 第 4 文 化 財 の 状 況 118 1 群 馬 県 内 の 指 定 文 化 財 一 覧 118 2 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 の 世 界 遺 産 登 録 に 向 けた 動 き 118 第 5 経 済 状 況 119 1 雇 用 情 勢 119 2 生 活 保 護 世 帯 数 の 状 況 119 第 6 児 童 生 徒 や 教 員 の 状 況 120 1 学 力 等 の 状 況 120 (1) 公 立 小 中 学 校 120 ア 学 力 の 状 況 120 イ 学 習 意 欲 の 状 況 120

(2) 高 等 学 校 122 ア 進 学 の 状 況 122 イ 就 職 の 状 況 122 2 生 活 習 慣 生 活 規 律 の 状 況 123 (1) 朝 食 の 習 慣 123 (2) 家 庭 でのコミュニケーション 124 (3) マナーやルールを 守 る 意 識 124 (4) いじめの 状 況 125 (5) 不 登 校 の 状 況 125 (6) 問 題 行 動 の 状 況 126 (7) 中 途 退 学 者 の 状 況 126 3 体 力 運 動 能 力 の 状 況 127 4 特 別 支 援 教 育 の 状 況 128 (1) 特 別 支 援 学 校 の 配 置 状 況 128 (2) 特 別 支 援 学 校 特 別 支 援 学 級 及 び 通 級 指 導 の 状 況 128 (3) 就 労 の 状 況 129 5 外 国 人 児 童 生 徒 の 状 況 129 6 教 職 員 の 状 況 130 (1) 教 員 の 年 齢 構 成 130 (2) 教 職 員 の 病 気 休 職 者 の 状 況 130 第 7 学 校 と 地 域 の 連 携 及 び 生 涯 学 習 の 状 況 131 1 学 校 と 地 域 の 連 携 の 状 況 131 (1) 学 校 支 援 センターの 実 施 状 況 131 (2) 放 課 後 子 ども 教 室 及 び 放 課 後 児 童 クラブの 実 施 状 況 131 2 ぐんま 県 民 カレッジの 入 学 者 の 状 況 132 第 8 平 成 25 年 度 県 政 県 民 意 識 アンケートの 結 果 ( 関 連 項 目 抜 粋 ) 132 第 9 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 ( 第 1 期 : 平 成 21 年 度 ~ 平 成 25 年 度 )の 実 施 状 況 132 ( 参 考 ) 策 定 の 経 緯 133 ( 策 定 経 過 群 馬 県 教 育 委 員 会 委 員 名 簿 第 2 期 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 策 定 懇 談 会 委 員 名 簿 同 策 定 委 員 会 委 員 名 簿 ) 注 ) 本 計 画 書 における 障 害 及 び 子 ども の 表 記 について 1 本 計 画 書 では 障 害 と 漢 字 で 表 記 しています 障 がい と 漢 字 仮 名 交 じりで 表 記 する 場 合 もありますが 本 計 画 の 上 位 にある 法 令 及 び 群 馬 県 総 合 計 画 における 表 記 に 準 じました 2 本 計 画 書 では 子 ども と 漢 字 仮 名 交 じりで 表 記 しています 文 部 科 学 省 の 文 書 は 子 供 と 漢 字 表 記 に 今 後 統 一 するとされましたが 政 府 としての 統 一 的 な 対 応 ではな く また 本 県 では 上 位 計 画 である 群 馬 県 総 合 計 画 や 他 部 局 の 計 画 施 策 等 におい て 漢 字 仮 名 交 じり 表 記 が 一 般 的 であることから 漢 字 仮 名 交 じり 表 記 としました

Ⅰ 総 論 第 1 計 画 策 定 の 基 本 的 な 考 え 方 1 策 定 の 趣 旨 群 馬 県 では 平 成 18 年 の 教 育 基 本 法 の 改 正 を 受 け 平 成 21 年 3 月 に 策 定 した 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 に 沿 って これまで 様 々な 教 育 施 策 を 推 進 してきました 当 該 計 画 が 平 成 25 年 度 で 最 終 年 度 となることから 教 育 分 野 において 引 き 続 き 取 り 組 むべき 課 題 やこの 間 の 社 会 情 勢 の 変 化 により 生 じた 新 たな 課 題 等 に 対 応 して いくため 第 2 期 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 を 策 定 します 2 計 画 の 位 置 付 け (1) この 計 画 は 教 育 基 本 法 第 17 条 第 2 項 に 基 づき 群 馬 県 が 総 合 的 かつ 計 画 的 に 教 育 施 策 を 推 進 するための 基 本 的 な 計 画 として 策 定 します (2) この 計 画 は 群 馬 県 総 合 計 画 に 連 なる 群 馬 県 の 教 育 分 野 における 最 上 位 計 画 に 位 置 付 けます 3 計 画 を 定 める 範 囲 本 県 の 各 施 策 分 野 の 計 画 が 県 総 合 計 画 に 連 なる 体 系 に 整 理 されたことから 第 2 期 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 では 教 育 施 策 として 取 り 組 むものについて 方 針 を 定 め ることとします 従 って 他 の 分 野 の 計 画 で 取 組 方 針 が 定 められているものは 原 則 としてこの 計 画 において 重 複 して 定 めないものとします ( 例 : 本 県 では 文 化 やスポーツ( 学 校 体 育 を 除 く )は それぞれ 別 の 施 策 分 野 として 位 置 付 けられています ) ただし 各 分 野 の 施 策 と 密 接 に 連 携 し 教 育 施 策 として 主 体 的 に 取 り 組 んでいく 必 要 があるものは この 計 画 において 取 組 方 針 を 定 めます 4 計 画 の 構 成 この 計 画 は 総 論 と 各 論 で 構 成 しています (1) 総 論 本 県 の 教 育 を 取 り 巻 く 状 況 を 踏 まえ 今 後 5 年 間 の 教 育 施 策 の 基 本 目 標 及 び 基 本 目 標 を 具 体 化 するための 視 点 基 本 施 策 取 組 の 柱 を 示 しています (2) 各 論 基 本 施 策 及 び 取 組 の 柱 に 沿 って 具 体 的 に 推 進 する 取 組 について その 内 容 や 数 値 目 標 等 を 示 しています 5 計 画 期 間 平 成 26 年 度 から 平 成 30 年 度 までの5 年 間 とします 6 計 画 の 推 進 この 計 画 を 効 果 的 かつ 着 実 に 実 施 していくため 各 取 組 に 沿 った 事 業 計 画 を 毎 年 度 当 初 に 教 育 行 政 の 主 要 施 策 としてまとめます また 毎 年 度 終 了 後 取 組 の 効 果 や 課 題 等 を 点 検 評 価 し その 結 果 を 広 く 県 民 に 公 表 するとともに 次 年 度 以 降 の 取 組 に 反 映 させていきます なお 当 該 点 検 評 価 は 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 第 27 条 第 2 項 に 基 づく 教 育 委 員 会 の 点 検 評 価 と 併 せて 実 施 します 1

第 2 群 馬 県 の 教 育 を 取 り 巻 く 状 況 統 計 的 なデータ 及 びその 分 析 については Ⅲ 資 料 編 を 参 照 ください 1 人 口 減 少 社 会 の 到 来 群 馬 県 の 人 口 は 既 に 減 少 に 転 じており 平 成 24 年 から200 万 人 を 下 回 る 状 況 が 続 き 今 後 も 減 少 していくと 推 計 されています 年 齢 別 では 14 歳 以 下 の 年 少 人 口 が 平 成 22 年 から 平 成 32 年 の10 年 間 で16 % 減 少 し(27 万 5 千 人 23 万 人 ) 15 歳 以 上 64 歳 以 下 の 生 産 年 齢 人 口 が12% 減 少 する(125 万 9 千 人 111 万 3 千 人 )と 推 計 されています 一 方 で 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は22% 増 加 する(47 万 4 千 人 57 万 8 千 人 )と 推 計 されています こうした 状 況 から 児 童 生 徒 数 が 減 少 していく 中 での 学 校 教 育 の 活 力 の 維 持 社 会 的 職 業 的 に 自 立 し 地 域 社 会 を 支 える 人 材 の 育 成 高 齢 者 を 含 めた 地 域 の 教 育 力 の 活 用 等 が 今 後 の 課 題 として 挙 げられます また 人 口 の 維 持 に 向 け 家 族 をもつ ことや 親 になること 男 女 が 協 働 して 育 児 を 行 うことの 大 切 さについての 理 解 を 促 進 していくことも 求 められています 2 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 平 成 23 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 では 釜 石 の 奇 跡 と 言 われる 出 来 事 から いざというときに 自 ら 判 断 して 行 動 することの 重 要 性 に 改 めて 気 付 かされま した 群 馬 県 は 比 較 的 災 害 が 少 ないという 意 識 が 強 いことから 地 震 火 山 災 害 水 害 等 に 対 する 備 えや 防 災 意 識 の 向 上 を 一 層 推 進 する 必 要 があります また 防 災 に 関 する 知 識 だけでなく 危 機 を 乗 り 越 え 命 を 守 るための 判 断 力 や 想 像 力 を 育 む ことも 必 要 です さらに 震 災 直 後 の 対 応 やその 後 の 復 興 への 努 力 の 中 で 困 難 に 向 かって 諦 める ことなく 状 況 を 自 ら 的 確 に 把 握 し 考 え 行 動 する 力 をもつことや 地 域 社 会 ボランティア 等 の 多 様 な 人 々とつながりをもち 支 え 合 うことができる 力 が 社 会 生 活 を 営 んでいく 上 で 大 切 であることも 再 認 識 されました 3 国 際 化 情 報 化 の 進 展 群 馬 県 では 平 成 24 年 3 月 に 群 馬 県 国 際 戦 略 を 策 定 し 著 しい 経 済 発 展 が 進 む 東 アジアの 勢 いを 取 り 込 み 本 県 経 済 の 活 性 化 につなげていくための 取 組 を 積 極 的 戦 略 的 に 進 めています 本 県 は 内 陸 県 ですが 製 造 業 を 中 心 に 海 外 に 事 業 展 開 している 企 業 も 多 く さらに 今 後 は 農 畜 産 物 輸 出 や 外 国 人 観 光 客 受 入 の 増 加 も 見 込 まれます 今 後 県 民 が 世 界 と 直 接 関 係 をもつ 機 会 が 一 層 増 えていくことから 群 馬 県 人 とし てのアイデンティティを 高 めるとともに 幅 広 い 視 野 で 異 文 化 を 理 解 する 力 や 自 ら 発 信 し 行 動 できる 力 を 育 成 していくことが 課 題 となっています また タブレットパソコンやスマートフォン 等 の 情 報 通 信 機 器 が 急 速 に 普 及 して きています それらを 活 用 した 効 果 的 な 授 業 の 実 施 や 情 報 モラルを 理 解 した 上 で 学 習 や 社 会 生 活 の 中 でそれらを 使 いこなす 力 の 育 成 が 必 要 です さらに 高 齢 者 も 情 報 通 信 機 器 を 活 用 することにより 自 立 生 きがいの 創 出 や 社 会 への 貢 献 が 図 れることが 期 待 されます 4 先 人 から 受 け 継 がれてきた 歴 史 文 化 遺 産 への 関 心 の 高 まり 県 民 が 心 の 豊 かさを 実 感 し 郷 土 への 愛 着 や 誇 りを 育 むためには 地 域 の 多 様 な 歴 史 や 文 化 に 触 れる 機 会 を 充 実 させるととともに 特 色 ある 地 域 の 歴 史 を 学 び 本 県 のすばらしさを 誇 りに 思 う 心 を 育 てることが 大 切 です 2

本 県 には 世 界 遺 産 を 目 指 している 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 や 古 代 東 国 の 文 化 的 中 心 であったことを 示 す 数 多 くの 古 墳 をはじめ 貴 重 な 歴 史 文 化 遺 産 が 豊 富 に 存 在 します これらを 積 極 的 に 活 用 することにより 郷 土 への 誇 りや 豊 かな 心 を 育 成 していくとともに 国 内 外 に 発 信 していくことが 求 められています 5 厳 しい 経 済 状 況 群 馬 県 の 経 済 状 況 は 平 成 20 年 度 及 び 平 成 21 年 度 の 実 質 経 済 成 長 率 がリーマ ンショックの 影 響 から 大 きなマイナス(20 年 度 :-3.5% 21 年 度 :-4.5%)になる など 厳 しい 状 況 が 続 きました その 後 は 東 日 本 大 震 災 の 影 響 による 一 時 的 な 落 ち 込 みはありましたが 徐 々に 持 ち 直 しつつあり 本 県 の 経 済 関 連 指 標 は 全 国 平 均 を 上 回 っている 状 況 にあります ( 有 効 求 人 倍 率 ( 平 成 25 年 7 月 ): 本 県 1.07 倍 全 国 0.94 倍 被 生 活 保 護 世 帯 の 割 合 ( 平 成 24 年 12 月 ): 本 県 0.70% 全 国 1.69%)また 日 本 再 興 戦 略 の 策 定 ( 平 成 25 年 6 月 )や2020 年 の 東 京 オリンピック パラリンピック の 開 催 決 定 等 新 たな 経 済 成 長 への 期 待 も 高 まっています しかし 現 在 も 被 生 活 保 護 世 帯 数 が 増 加 傾 向 にあるなど 依 然 として 厳 しい 状 況 は 続 いており 学 ぶ 意 欲 のある 者 が 経 済 的 な 制 約 にかかわらず しっかりとした 教 育 の 機 会 を 得 られるようにしていくことが 今 後 も 必 要 です また 企 業 の 雇 用 形 態 が 多 様 化 する 中 で その 時 代 に 応 じた 勤 労 観 職 業 観 を 育 み 本 県 のものづくり 産 業 等 の 将 来 を 担 う 若 い 労 働 力 を 育 成 することも 必 要 です 6 児 童 生 徒 や 教 員 の 状 況 (1) 学 力 の 状 況 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 の 結 果 では 小 学 校 の 国 語 算 数 で 知 識 活 用 がともに 全 国 平 均 を 下 回 っており 特 に 活 用 については 全 国 平 均 を 大 きく 下 回 っています 一 方 中 学 校 では 国 語 数 学 の 知 識 活 用 ともに 全 国 平 均 を 上 回 っている 状 況 にあります 引 き 続 き 基 礎 基 本 の 確 実 な 定 着 を 図 るとともに 知 識 技 能 を 活 用 する 能 力 を 育 成 することが 課 題 となっています また 家 や 図 書 館 で 1 日 当 たり30 分 以 上 の 読 書 をしている 児 童 生 徒 の 割 合 は 小 学 校 で40.4% 中 学 校 で33.1%と 全 国 平 均 を 上 回 っていますが 読 解 力 はあらゆる 面 での 基 礎 となり 学 習 指 導 要 領 にある 言 語 活 動 の 充 実 とも 結 び 付 くことから 読 書 活 動 を 推 進 していくことが 今 後 も 必 要 です 高 校 においては 民 間 の 教 育 研 究 機 関 の 調 査 結 果 によると 全 国 的 な 傾 向 とし て 学 校 外 における 学 習 時 間 の 減 少 や 各 教 科 の 理 解 度 が 低 い 傾 向 にあることが 指 摘 されています 高 校 においても 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 育 む 観 点 から 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 活 用 を 図 り 確 かな 学 力 を 育 成 する 必 要 があります (2) 生 活 習 慣 生 活 規 律 の 状 況 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 等 の 結 果 では 食 習 慣 等 から 群 馬 県 の 児 童 生 徒 の 生 活 習 慣 の 状 況 や 規 範 意 識 は 全 国 平 均 に 比 較 するとよい 状 況 にあると 言 えます 一 方 で 児 童 生 徒 一 人 ひとりに 社 会 の 構 成 員 としての 自 覚 をもたせることが 必 要 と 考 えられますが こうしたことを 育 成 する 体 験 的 な 学 習 の 場 面 が 学 校 や 家 庭 地 域 において 少 なくなっていると 言 われており 体 験 学 習 やボランティア 活 動 の 充 実 が 必 要 です 3

さらに いじめ 不 登 校 問 題 行 動 中 途 退 学 等 の 問 題 は 依 然 として 発 生 して おり 規 範 意 識 や 社 会 性 を 向 上 させ 実 際 の 行 動 に 結 び 付 けていくことが 課 題 とな っています (3) 体 力 運 動 能 力 の 状 況 児 童 生 徒 の 体 力 については 健 康 の 保 持 増 進 のみならず 学 習 意 欲 や 気 力 とい った 精 神 的 な 面 の 充 実 にも 大 きく 関 わり 影 響 します 全 国 体 力 運 動 能 力 調 査 の 結 果 では 中 学 校 は 全 国 平 均 をやや 上 回 っているも のの 小 学 校 は 大 きく 下 回 っており さらに 肥 満 傾 向 の 児 童 生 徒 の 割 合 も 高 い 状 況 となっています 将 来 的 には 生 活 習 慣 病 等 健 康 へ 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があ ることから 特 に 小 学 校 段 階 で 運 動 の 楽 しさを 体 感 させ 運 動 習 慣 を 身 に 付 けさ せることが 課 題 となっています また 2020 年 の 東 京 オリンピック パラリンピックの 開 催 決 定 を 契 機 に 児 童 生 徒 がスポーツに 関 心 をもって 積 極 的 に 活 動 できるように 取 り 組 んでいくこ とが 大 切 です (4) 特 別 支 援 教 育 の 状 況 特 別 支 援 教 育 を 受 けている 児 童 生 徒 の 数 は 児 童 生 徒 全 体 の 数 が 減 少 している 中 で 増 加 傾 向 にあり 今 後 も 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 子 どもへの 支 援 を 充 実 させ ていくことが 必 要 です また 障 害 の 有 無 に 関 係 なく 子 どもたちが 共 に 生 活 し 互 いに 尊 重 し 合 う 感 性 を 幼 少 期 から 教 育 の 場 を 通 じて 育 み 共 生 社 会 の 実 現 を 目 指 していくことが 必 要 です さらに 本 県 の 特 別 支 援 学 校 高 等 部 生 徒 の 一 般 就 労 率 は 全 国 で 上 位 にあります が 一 般 就 労 できる 生 徒 をより 増 やしていくことが 必 要 です そのためには 地 域 社 会 との 積 極 的 な 交 流 による 障 害 に 対 する 理 解 の 促 進 や 企 業 セミナー 開 催 等 に よる 生 徒 一 人 ひとりの 希 望 や 障 害 の 特 性 と 雇 用 を 求 める 企 業 の 業 務 内 容 とのマッ チング 等 障 害 のある 生 徒 の 就 労 支 援 を 一 層 充 実 していくことが 求 められていま す 本 県 では 現 在 特 別 支 援 学 校 が 設 置 されていなかった 地 域 への 特 別 支 援 学 校 の 整 備 を 進 めていますが 引 き 続 き 地 域 的 な 偏 在 の 解 消 に 努 め 特 別 支 援 学 校 の センター 的 機 能 の 充 実 等 を 図 っていくことが 必 要 です (5) 外 国 人 児 童 生 徒 の 状 況 県 内 には 人 口 比 で 外 国 人 の 占 める 割 合 が 全 国 的 に 高 い 市 町 村 があります 外 国 人 児 童 生 徒 数 は 厳 しい 経 済 状 況 から 減 少 傾 向 にありますが 平 成 24 年 度 現 在 で2,500 人 を 超 える 外 国 人 児 童 生 徒 がおり その 教 育 の 充 実 を 引 き 続 き 図 っ ていく 必 要 があります また すべての 児 童 生 徒 に 広 い 視 野 から 異 文 化 を 理 解 し 異 なる 習 慣 や 文 化 をもった 人 々と 共 に 生 きていくための 資 質 や 能 力 を 育 成 し 多 文 化 共 生 社 会 への 対 応 を 図 っていくことが 必 要 です (6) 公 立 学 校 教 員 の 状 況 本 県 の 公 立 学 校 教 員 の 年 齢 構 成 は 第 2 次 ベビーブーム 世 代 が 学 齢 期 の 頃 に 採 用 された50 歳 代 が 多 く 今 後 10 年 間 に 退 職 者 数 がピークとなることから 学 校 運 営 の 中 核 となる 中 堅 教 職 員 であるミドルリーダーの 育 成 等 大 量 退 職 への 対 応 が 課 題 となっています また 病 気 休 職 者 数 が 毎 年 100 人 を 超 え その 約 半 数 は 精 神 疾 患 が 原 因 となっていることから 教 員 の 心 の 健 康 を 保 持 増 進 するメ ンタルヘルス 対 策 にも 引 き 続 き 取 り 組 む 必 要 があります 4

さらに 協 働 型 双 方 向 型 の 新 しい 学 びへの 授 業 の 変 革 児 童 生 徒 の 心 のケア の 充 実 体 罰 禁 止 の 徹 底 等 に 対 応 するため 教 員 の 資 質 向 上 を 図 ることも 課 題 と なっています 7 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 と 生 涯 学 習 の 状 況 近 年 少 子 化 や 核 家 族 化 の 進 展 等 の 家 族 形 態 の 変 化 地 域 のつながりの 希 薄 化 により 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 低 下 が 指 摘 されています また 社 会 情 勢 が 大 き く 変 化 する 中 で 県 民 一 人 ひとりが 生 涯 を 通 じて 自 らを 磨 き 高 め 自 己 実 現 を 図 るための 生 涯 学 習 が 重 要 となっています こうしたことから 学 校 家 庭 地 域 企 業 市 民 団 体 等 が 連 携 した 様 々な 活 動 により 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 るとともに 生 涯 学 習 で 習 得 した 知 識 や 学 習 成 果 等 を 地 域 社 会 の 中 で 生 かすための 環 境 整 備 が 課 題 となっています 5

第 3 今 後 5 年 間 の 群 馬 県 の 教 育 施 策 が 目 指 す 方 向 1 基 本 目 標 (1) 基 本 目 標 今 後 5 年 間 の 基 本 目 標 は 群 馬 県 の 教 育 が 目 指 す10 年 後 を 見 通 して 策 定 した 第 1 期 計 画 の 目 標 を 継 続 し 次 のとおりとします たくましく 生 きる 力 をはぐくむ ~ 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を~ その 上 で この5 年 間 の 社 会 情 勢 の 変 化 を 踏 まえ 次 の2つの 視 点 からこの 計 画 に 掲 げる 基 本 施 策 を 推 進 し 生 涯 にわたる 学 びの 中 で たくましく 生 きる 力 を 育 んでいきます (2) 基 本 目 標 を 具 体 化 するための 視 点 1 一 人 ひとりが 個 性 や 能 力 を 伸 ばし 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を 身 に 付 け 自 己 実 現 が 図 れるようにする 本 県 では 平 成 21 年 3 月 に 第 1 期 の 群 馬 県 教 育 振 興 基 本 計 画 を 策 定 し た くましく 生 きる 力 をはぐくむ~ 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を~ を 基 本 目 標 に 様 々な 教 育 施 策 を 推 進 してきました この 間 社 会 情 勢 に 多 くの 変 化 が 生 じていますが 第 1 期 計 画 を 策 定 するに 当 たり 課 題 とした 少 子 高 齢 化 情 報 化 国 際 化 グローバル 化 環 境 問 題 の 深 刻 化 雇 用 の 多 様 化 社 会 意 識 の 変 化 等 の 社 会 全 体 の 大 きな 動 向 は 引 き 続 き 対 応 を 考 えていかなければならない 状 況 にあります さらに 東 日 本 大 震 災 という 未 曽 有 の 災 害 を 通 じ 困 難 に 向 かって 諦 めるこ となく 状 況 を 自 ら 的 確 に 把 握 し 考 え 行 動 する 力 をもつことの 大 切 さが 再 認 識 されました こうした 中 で 一 人 ひとりが 個 性 や 能 力 を 伸 ばし 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を 身 に 付 け 自 己 実 現 が 図 れるように たくましく 生 きる 力 を 育 成 することは 教 育 において 引 き 続 き 最 も 重 要 な 課 題 として 取 り 組 みます 2 共 に 支 え 合 い 高 め 合 いながら 未 来 を 創 造 していけるようにする 東 日 本 大 震 災 とその 後 の 復 興 へ 向 けた 努 力 の 中 から 我 々が 生 活 を 営 み 社 会 を 形 成 し 新 たな 価 値 を 作 り 出 していくために 一 人 ひとりの 自 己 実 現 を 通 して 個 の 充 実 を 図 りつつ 共 に 支 え 合 い 高 め 合 いながら 未 来 を 創 造 していく ことの 重 要 性 も 再 認 識 されました こうした 側 面 からも たくましく 生 きる 力 の 育 成 に 取 り 組 みます 6

2 施 策 の 方 向 基 本 目 標 たくましく 生 きる 力 をはぐくむ ~ 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を~ の 下 次 の7つの 基 本 施 策 を 展 開 することにより 生 きる 力 を 身 に 付 け 地 域 社 会 へ 積 極 的 に 参 画 し 共 に 未 来 を 切 り 拓 くための 生 涯 にわたる 学 び の 実 現 を 目 指 していきます 具 体 的 には 生 涯 にわたる 学 びを 通 じて 一 人 ひとりが 個 性 や 能 力 を 生 かし 社 会 の 一 員 として 時 代 を 切 り 拓 いていくことができる 力 を 育 成 します 学 校 教 育 では その 基 礎 となる 資 質 能 力 を 養 うため 確 かな 学 力 の 育 成 豊 か な 人 間 性 の 育 成 健 やかな 体 の 育 成 を 図 ります 家 庭 や 地 域 における 教 育 では 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 し 子 育 て 支 援 や 社 会 教 育 を 一 層 充 実 することにより 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 るとともに 個 人 が 直 面 する 課 題 や 社 会 の 多 様 な 課 題 に 対 応 した 生 涯 にわたる 学 びを 推 進 します 7

3 7つの 基 本 施 策 と 17の 取 組 の 柱 基 本 目 標 を 実 現 するため 次 の7つの 基 本 施 策 と17の 取 組 の 柱 に 取 り 組 みます 基 本 施 策 1 時 代 を 切 り 拓 く 力 の 育 成 発 達 段 階 に 応 じたキャリア 教 育 を 充 実 させ 時 代 に 応 じた 勤 労 観 や 職 業 観 を 根 付 かせるとともに 地 域 社 会 を 支 える 人 材 育 成 を 進 めます また 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 の 就 労 支 援 を 充 実 させ 社 会 への 円 滑 な 接 続 を 目 指 します さらに 群 馬 県 の 歴 史 や 文 化 を 学 ぶことで 群 馬 県 民 としてのアイデンティテ ィや 文 化 芸 術 に 対 する 理 解 を 深 めさせます その 上 で グローバル 化 へ 対 応 した 教 育 として 主 体 性 や 積 極 性 を 身 に 付 けさせ 異 文 化 への 理 解 力 を 高 めます 取 組 の 柱 1 取 組 の 柱 2 取 組 の 柱 3 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 文 化 芸 術 教 育 と 郷 土 に 誇 りをもてる 学 びを 推 進 する 国 際 的 視 点 に 立 ち 自 らの 考 えを 発 信 できる 力 を 育 成 する 基 本 施 策 2 確 かな 学 力 の 育 成 児 童 生 徒 の 読 解 力 コミュニケーション 能 力 自 らの 考 えを 表 現 し 活 用 する 力 多 面 的 に 物 事 を 捉 える 力 学 習 を 日 常 生 活 と 結 び 付 ける 力 を 育 成 するとともに ぐんま 方 式 による 少 人 数 学 級 編 制 を 通 して 意 欲 をもって 学 ぶ 学 習 習 慣 や 規 則 正 しい 生 活 習 慣 を 身 に 付 けさせます さらに 本 県 のものづくりを 担 い 新 規 産 業 分 野 に 挑 戦 する 児 童 生 徒 の 知 的 好 奇 心 や 独 創 性 を 育 成 するため 理 数 教 育 の 充 実 を 図 ります また 社 会 への 関 心 をも ち 様 々な 情 報 の 中 から 物 事 の 本 質 を 見 極 め 自 らの 行 動 に 結 び 付 けていく 情 報 活 用 能 力 を 高 めます 取 組 の 柱 4 取 組 の 柱 5 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 基 本 施 策 3 豊 かな 人 間 性 の 育 成 一 人 ひとりに 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 多 様 な 体 験 学 習 やボラ ンティア 活 動 への 参 加 道 徳 教 育 や 人 権 教 育 を 充 実 させる 中 で 児 童 生 徒 に 社 会 性 や 規 範 意 識 を 身 に 付 けさせるとともに 困 難 に 立 ち 向 かい 最 後 までやり 抜 く 力 を 育 成 します また いじめの 未 然 防 止 と 早 期 発 見 解 決 に 向 けた 取 組 を 進 めるとともに 児 童 生 徒 による 自 主 的 な 活 動 を 支 援 することにより いじめを 許 さない 心 を 育 てま す 取 組 の 柱 6 取 組 の 柱 7 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める いじめ 防 止 に 努 め 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く 力 を 育 成 する 8

基 本 施 策 4 健 やかな 体 の 育 成 学 校 体 育 や 運 動 部 活 動 を 充 実 させ 教 育 活 動 全 体 の 中 で 継 続 的 に 体 を 動 かすこ との 大 切 さを 学 び 運 動 したときの 喜 びや 楽 しさを 体 感 させながら 児 童 生 徒 の 体 力 の 向 上 を 図 ります また 健 康 と 食 の 大 切 さや 健 康 な 体 づくりを 意 識 させるとともに 児 童 生 徒 の 健 康 状 態 を 的 確 に 把 握 し 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 適 切 に 対 応 します 取 組 の 柱 8 取 組 の 柱 9 児 童 生 徒 の 体 力 向 上 を 図 る 児 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 する 基 本 施 策 5 信 頼 される 学 校 づくり 教 員 の 指 導 力 や 新 たな 課 題 への 対 応 力 を 高 めるとともに 相 互 に 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 します また 退 職 者 の 急 増 に 備 えて ミドルリーダー 等 を 育 成 し ます さらに 支 え 合 う 共 生 社 会 の 構 築 に 向 けて 障 害 のある 子 とない 子 の 交 流 及 び 共 同 学 習 を 推 進 します また 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 を 活 用 した 小 中 高 校 における 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 の 充 実 や 特 別 支 援 学 校 に おける 障 害 の 重 度 重 複 化 多 様 化 への 対 応 を 図 ります また 開 かれた 学 校 づくりや 各 学 校 の 特 性 を 生 かした 教 育 を 推 進 するとともに 建 学 の 精 神 に 基 づく 特 色 ある 私 立 学 校 教 育 の 振 興 を 図 ります 取 組 の 柱 10 取 組 の 柱 11 取 組 の 柱 12 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 を 充 実 する 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 基 本 施 策 6 安 全 安 心 な 学 びの 場 づくりと 防 災 危 機 対 応 能 力 の 育 成 県 立 学 校 の 耐 震 化 を 進 めつつ 校 舎 等 の 長 寿 命 化 を 計 画 的 に 推 進 します また 学 校 で 学 ぶ 意 欲 のある 児 童 生 徒 が 経 済 的 理 由 により 就 ( 修 ) 学 が 困 難 とならない ための 支 援 等 を 一 層 充 実 させるとともに 外 国 人 児 童 生 徒 等 への 教 育 の 充 実 を 図 ります さらに 児 童 生 徒 が 主 体 的 に 災 害 や 事 件 事 故 から 身 を 守 るための 力 を 育 む 安 全 教 育 を 充 実 させ 地 域 ぐるみで 推 進 します 取 組 の 柱 13 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 する 取 組 の 柱 14 災 害 等 から 身 を 守 る 力 の 育 成 と 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 を 地 域 ぐるみ で 推 進 する 9

基 本 施 策 7 地 域 の 教 育 力 の 向 上 と 生 涯 学 習 社 会 の 構 築 社 会 全 体 で 子 育 てを 支 援 する 機 運 を 醸 成 し 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 り ます また 社 会 や 地 域 の 力 を 学 校 の 教 育 活 動 に 積 極 的 に 生 かします さらに 個 人 や 社 会 が 直 面 する 様 々な 課 題 に 対 応 できる 生 涯 学 習 社 会 の 実 現 を 目 指 し 多 様 な 学 習 機 会 等 の 充 実 を 図 ります 取 組 の 柱 15 取 組 の 柱 16 取 組 の 柱 17 幼 児 教 育 の 充 実 を 図 るとともに 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 を 推 進 する 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 生 涯 にわたる 多 様 な 学 びを 推 進 する 4 各 施 策 を 効 果 的 に 推 進 するための 群 馬 県 教 育 委 員 会 の 取 組 (1) 群 馬 県 教 育 委 員 会 の 活 動 の 活 性 化 法 律 に 定 められた 教 育 委 員 会 としての 責 務 をしっかりと 果 たすとともに 知 事 等 との 意 見 交 換 や 地 区 別 教 育 行 政 懇 談 会 学 校 訪 問 等 の 調 査 活 動 を 積 極 的 に 行 い 引 き 続 き 教 育 委 員 会 の 活 動 の 活 性 化 に 取 り 組 みます また 国 で 検 討 されている 教 育 委 員 会 制 度 改 革 の 動 きへの 対 応 等 教 育 行 政 体 制 の 確 立 に 努 め 教 育 現 場 の 課 題 に 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 していきます (2) 広 報 広 聴 の 実 施 教 育 施 策 の 実 施 状 況 や 教 育 に 関 する 情 報 について Webページや 広 報 紙 報 道 機 関 を 通 じて 適 時 適 切 に 県 民 にお 知 らせします また 教 育 施 策 に 関 する 県 民 等 からの 照 会 や 相 談 に 的 確 に 対 応 します (3) 教 育 行 政 の 総 合 的 計 画 的 な 推 進 本 基 本 計 画 を 実 行 性 あるものとするため 教 職 員 をはじめ 関 係 機 関 団 体 等 に 対 する 周 知 を 徹 底 します また 法 律 に 基 づき 教 育 委 員 会 が 自 ら 毎 年 度 実 施 する 点 検 評 価 を 本 基 本 計 画 に 沿 って 行 い その 結 果 を 次 年 度 以 降 の 取 組 に 反 映 させて 改 善 していくことによ り 教 育 行 政 の 総 合 的 計 画 的 な 推 進 を 図 ります 10

Ⅱ 各 論 第 1 具 体 的 な 取 組 の 展 開 総 論 で 示 した 基 本 目 標 の 達 成 に 向 けて 基 本 施 策 取 組 の 柱 に 沿 った40 の 取 組 を 平 成 26 年 度 から 平 成 30 年 度 までの 間 に 具 体 的 に 推 進 していきます 第 2 取 組 の 構 成 取 組 は 1つの 項 目 について 概 ね 見 開 き2ページで 記 述 し 次 の 内 容 で 構 成 し ています 1 現 状 取 組 を 展 開 する 上 で 前 提 となる 現 在 の 状 況 ( 客 観 的 事 実 やその 背 景 )を 記 述 しています 2 課 題 現 状 を 踏 まえ よりよい 教 育 を 提 供 できるようにするための 課 題 を 記 述 していま す 3 取 組 の 方 向 基 本 目 標 たくましく 生 きる 力 をはぐくむ ~ 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を~ の 達 成 に 向 け 課 題 を 解 決 していくための 取 組 の 方 向 性 を 記 述 しています 4 主 な 取 組 内 容 取 組 の 方 向 に 沿 って 今 後 具 体 的 に 進 めていく 取 組 の 内 容 を 記 述 しています 5 達 成 目 標 取 組 の 効 果 を 検 証 するため 計 画 の 最 終 年 度 である 平 成 30 年 度 における 達 成 目 標 を 原 則 として 数 値 で 示 しています 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 教 育 分 野 以 外 の 施 策 分 野 において 行 われている 関 連 した 取 組 の 主 なものについて その 概 要 を 記 述 しています (ただし 取 組 12 地 域 を 発 展 させる 大 学 の 充 実 及 び 取 組 29 私 立 学 校 の 振 興 については 教 育 委 員 会 と 連 携 した 取 組 を 記 述 し ています ) 11

第 3 施 策 体 系 平 成 26 年 度 からの5 年 間 に 講 じる 具 体 的 な 取 組 ~ 7つの 基 本 施 策 17の 取 組 の 柱 40の 取 組 ~ 基 本 目 標 たくましく 生 きる 力 をはぐくむ ~ 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を ~ 基 本 目 標 を 具 体 化 するため の 視 点 1 2 一 人 ひとりが 個 性 や 能 力 を 伸 ばし 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を 身 に 付 け 自 己 実 現 が 図 れるようにする 共 に 支 え 合 い 高 め 合 いながら 未 来 を 創 造 していけるようにする 基 本 施 策 1 時 代 を 切 り 拓 く 力 の 育 成 2 確 かな 学 力 の 育 成 3 豊 かな 人 間 性 の 育 成 4 健 やかな 体 の 育 成 5 信 頼 される 学 校 づくり 6 安 全 安 心 な 学 びの 場 づくりと 防 災 危 機 対 応 能 力 の 育 成 7 地 域 の 教 育 力 の 向 上 と 生 涯 学 習 社 会 の 構 築 取 組 の 柱 取 組 1 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 取 組 1 時 代 に 応 じたキャリア 教 育 の 充 実 取 組 2 より 実 践 的 な 職 業 教 育 の 推 進 取 組 3 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 への 就 労 支 援 の 充 実 2 文 化 芸 術 教 育 と 郷 土 に 誇 りをもてる 学 びを 推 進 する 取 組 4 文 化 芸 術 教 育 や 尾 瀬 学 校 等 の 郷 土 資 源 を 活 用 した 学 びの 推 進 取 組 5 古 代 東 国 文 化 をはじめとした 文 化 遺 産 を 活 用 した 学 びの 推 進 3 国 際 的 視 点 に 立 ち 自 らの 考 えを 発 信 できる 力 を 育 成 する 取 組 6 国 際 理 解 教 育 の 充 実 取 組 7 豊 かな 語 学 力 の 育 成 を 目 指 した 外 国 語 教 育 の 推 進 4 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 取 組 8 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 活 用 し 課 題 解 決 を 図 る 力 の 育 成 取 組 9 しっかりとした 学 習 習 慣 生 活 習 慣 の 確 立 5 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 取 組 10 ものづくり 産 業 等 へつながる 理 数 教 育 の 推 進 取 組 11 情 報 通 信 技 術 (ICT) 活 用 能 力 と 情 報 モラルの 育 成 取 組 12 地 域 を 発 展 させる 大 学 の 充 実 6 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める 取 組 13 ボランティア 活 動 や 体 験 的 な 活 動 の 充 実 取 組 14 向 上 する 心 やりぬく 心 大 切 にする 心 を 育 む 道 徳 教 育 の 充 実 取 組 15 自 らの 行 動 につながる 人 権 教 育 の 推 進 7 いじめ 防 止 に 努 め 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く 力 を 育 成 する 取 組 16 いじめの 早 期 発 見 早 期 解 決 取 組 17 いじめを 許 さない 心 を 育 むための 児 童 生 徒 による 自 主 的 な 活 動 の 支 援 8 児 童 生 徒 の 体 力 向 上 を 図 る 取 組 18 体 力 や 運 動 能 力 向 上 を 目 指 す 体 育 活 動 の 充 実 取 組 19 運 動 部 活 動 の 充 実 9 児 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 する 取 組 20 健 康 な 体 づくりを 目 指 す 健 康 教 育 食 育 の 推 進 取 組 21 感 染 症 やアレルギー 疾 患 への 対 応 を 含 めた 児 童 生 徒 への 適 正 な 健 康 管 理 10 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 取 組 22 大 量 退 職 に 対 応 したミドルリーダーの 育 成 等 による 指 導 力 の 向 上 取 組 23 児 童 生 徒 に 対 する 心 のケアができる 力 をはじめとした 新 たな 課 題 への 対 応 力 の 向 上 取 組 24 教 職 員 が 力 を 十 分 発 揮 できる 職 場 の 環 境 整 備 と 健 康 管 理 11 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 を 充 実 する 取 組 25 障 害 の 重 度 重 複 化 多 様 化 への 対 応 と 障 害 のある 子 とない 子 の 交 流 や 共 同 学 習 の 推 進 取 組 26 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 をはじめとした 特 別 支 援 教 育 の 相 談 支 援 の 充 実 12 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 取 組 27 家 庭 や 地 域 の 意 見 を 生 かした 開 かれた 学 校 づくり 取 組 28 高 校 教 育 改 革 の 推 進 取 組 29 私 立 学 校 の 振 興 13 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 する 取 組 30 学 校 の 耐 震 化 長 寿 命 化 の 推 進 取 組 31 就 ( 修 ) 学 確 保 のための 一 層 の 支 援 と 外 国 人 児 童 生 徒 の 教 育 の 充 実 14 災 害 等 から 身 を 守 る 力 の 育 成 と 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 を 地 域 ぐるみで 推 進 する 取 組 32 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 した 防 災 教 育 の 推 進 取 組 33 学 校 や 通 学 路 地 域 における 安 全 確 保 と 安 全 教 育 の 充 実 15 幼 児 教 育 の 充 実 を 図 るとともに 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 を 推 進 する 取 組 34 幼 児 期 の 成 長 と 子 育 てを 支 援 する 社 会 づくり 取 組 35 市 町 村 や 民 間 団 体 と 連 携 した 家 庭 教 育 支 援 の 推 進 16 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 取 組 36 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 づくり 取 組 37 青 少 年 教 育 の 推 進 取 組 38 学 校 支 援 センター 等 の 充 実 17 生 涯 にわたる 多 様 な 学 びを 推 進 する 取 組 39 読 書 活 動 の 充 実 と 県 立 図 書 館 の 機 能 強 化 取 組 40 多 様 な 課 題 に 対 応 した 学 習 機 会 の 充 実 12

第 4 具 体 的 な 取 組 基 本 施 策 1 時 代 を 切 り 拓 く 力 の 育 成 発 達 段 階 に 応 じたキャリア 教 育 を 充 実 させ 時 代 に 応 じた 勤 労 観 や 職 業 観 を 根 付 かせるとともに 地 域 社 会 を 支 える 人 材 育 成 を 進 めます また 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 の 就 労 支 援 を 充 実 させ 社 会 への 円 滑 な 接 続 を 目 指 します さらに 群 馬 県 の 歴 史 や 文 化 を 学 ぶことで 群 馬 県 民 としてのアイデンテ ィティや 文 化 芸 術 に 対 する 理 解 を 深 めさせます その 上 で グローバル 化 へ 対 応 した 教 育 として 主 体 性 や 積 極 性 を 身 に 付 けさせ 異 文 化 への 理 解 力 を 高 めます 13

第 1-1 取 組 1 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 時 代 に 応 じたキャリア 教 育 の 充 実 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 室 1 現 状 産 業 経 済 の 構 造 の 変 化 や 雇 用 の 多 様 化 流 動 化 等 が 進 む 中 生 徒 の 進 路 ( 進 学 就 職 )をめぐる 環 境 は 大 きく 変 化 しています また 精 神 的 社 会 的 自 立 が 遅 れる 傾 向 や 目 的 意 識 が 希 薄 なまま 進 学 就 職 する 者 が 増 加 していること 等 が 指 摘 されています このような 中 将 来 社 会 人 職 業 人 として 自 立 して いくことができるよう 発 達 段 階 に 応 じた 勤 労 観 職 業 観 を 育 てるキャリア 教 育 が 重 要 になっています (1) 小 中 学 校 県 教 育 委 員 会 では 社 会 で 活 躍 する 人 材 を 小 中 学 校 に 講 師 として 派 遣 し 夢 や 希 望 を 育 むなど キャリア 教 育 の 推 進 を 図 ってきました また 県 内 のすべての 中 学 校 では 自 分 の 生 き 方 につ いて 考 えられるよう 全 校 で 職 場 体 験 活 動 を 実 施 し 事 前 事 後 の 学 習 を 含 め 効 果 的 な 取 組 になるよう 質 的 な 充 実 を 図 っています そのうち3 日 以 上 の 職 場 体 験 活 動 を 実 施 している 学 校 の 割 合 は74%となっています 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% キャリア 教 育 全 体 計 画 の 作 成 状 況 77% 80% 56% 39% 小 学 校 中 学 校 H22 H25 (2) 高 等 学 校 ( 1) 1 学 校 から 社 会 への 移 行 を 生 徒 自 身 が 現 実 的 問 題 として 考 え 計 画 的 に 夢 や 希 望 の 実 現 が 図 れるよう インターンシップ( 就 業 体 験 )や 大 学 等 の 訪 問 見 学 等 体 験 的 活 動 を 中 心 に 生 徒 の 社 会 的 職 業 的 自 立 に 向 けた 学 習 活 動 を 推 進 しています 2 産 業 界 と 連 携 した 生 徒 一 人 ひとりの 能 力 適 性 興 味 関 心 等 に 対 応 した 進 路 相 談 や 進 路 情 報 の 提 供 を 行 い 進 学 や 就 職 等 進 路 希 望 が 達 成 できるよう きめ 細 かな 指 導 を 行 っています 3 労 働 市 場 の 現 状 魅 力 的 な 中 小 企 業 の 情 報 家 庭 におけるキャリア 教 育 の 実 施 方 法 等 を 内 容 とする 保 護 者 向 けの 講 演 会 を 実 施 しています 4 高 校 と 大 学 のキャリア 教 育 等 の 円 滑 な 接 続 を 図 るため 高 大 連 携 協 議 会 や 高 大 連 携 フォーラムを 開 催 し 県 内 各 高 校 における 高 大 連 携 の 取 組 を 推 進 しています 80% 平 成 24 年 度 インターンシップ 実 施 状 況 (3 年 間 でインターンシップに 参 加 したことがある 生 徒 の 割 合 ) 100% 平 成 24 年 度 末 新 規 卒 業 者 の 進 路 状 況 ( 全 日 制 ) 70% 60% 69.5% 90% 80% 70% 5.6% 17.1% 46.4% 27.5% 50% 60% 40% 30% 20% 10% 19.0% 23.7% 34.6% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 33.7% 29.9% 66.3% 31.6% 22.2% 0% 普 通 科 専 門 学 科 総 合 学 科 大 学 短 大 専 修 各 種 就 職 普 通 科 専 門 学 科 総 合 学 科 全 体 (3) 特 別 支 援 学 校 キャリア 教 育 は 障 害 のある 子 どもが 自 立 社 会 参 加 をするために 必 要 な 知 識 や 技 能 態 度 を 身 に 付 ける 上 で 重 要 であり 特 別 支 援 学 校 高 等 部 では 3 年 間 を 通 して 計 画 的 に 就 業 体 験 実 習 を 行 ったり ホ ームルーム 活 動 の 時 間 を 活 用 して 生 徒 自 身 に 合 った 進 路 選 択 決 定 に 係 る 学 習 を 行 うなど 積 極 的 に 取 り 組 んでいます また キャリア 教 育 に 関 する 教 職 員 の 研 修 を 各 県 立 特 別 支 援 学 校 の 進 路 指 導 主 事 や 学 年 主 任 を 対 象 に 実 施 しています 1 特 段 の 記 述 がない 限 り 高 等 学 校 には 中 等 教 育 学 校 後 期 課 程 が 含 まれます ( 以 下 本 計 画 において 同 じ ) 14

2 課 題 (1) 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じてコミュニケーション 能 力 等 社 会 的 職 業 的 自 立 に 向 けた 基 盤 を 形 成 す ることの 重 要 性 を 十 分 意 識 し 職 業 観 勤 労 観 の 育 成 に 結 び 付 くよう 職 場 体 験 活 動 やインターンシッ プ( 就 業 体 験 )を 効 果 的 に 実 施 すること (2) 普 通 科 高 校 において 大 学 等 の 先 にある 社 会 を 意 識 させること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 小 学 校 (1) 小 中 高 校 を 通 して 身 に 付 けさせたい 力 や キャリア 教 育 の 目 的 や 各 教 科 等 の 中 で 取 り 組 その 活 動 例 を 示 した 群 馬 のキャリア 教 育 を むべき 活 動 や 場 面 を 明 確 にし 将 来 に 対 する 児 作 成 改 善 します 童 の 夢 や 希 望 を 育 みます (2) 小 中 学 校 (2) 中 学 校 義 務 教 育 9 年 間 を 見 通 したキャリア 教 育 を 学 自 己 の 理 解 を 深 め 職 業 の 実 像 をつかみなが 校 と 地 域 が 一 体 となって 推 進 するための 組 織 及 ら 望 ましい 勤 労 観 職 業 観 を 身 に 付 けること び 計 画 について 指 定 地 域 において 実 践 研 究 を ができるよう キャリア 教 育 の 目 的 や 内 容 を 明 行 い 全 県 に 普 及 します 確 化 具 体 化 し 家 庭 や 地 域 企 業 等 と 連 携 し (3) 高 等 学 校 て 推 進 します 1 高 校 でのキャリア 教 育 をより 一 層 組 織 的 体 (3) 高 等 学 校 系 的 に 行 うため キャリア 教 育 担 当 教 員 の 情 報 望 ましい 勤 労 観 職 業 観 を 育 み 自 己 の 在 り 交 換 や 生 徒 の 卒 業 後 の 進 路 調 査 分 析 等 を 行 い 方 や 生 き 方 を 考 え 社 会 的 自 立 に 向 けて 主 体 的 ます に 自 己 の 進 路 選 択 に 取 り 組 むことができるよう 2 インターンシップについて その 目 的 内 容 に 産 業 界 等 と 連 携 してキャリア 教 育 を 推 進 し を 明 確 化 具 体 化 し 産 業 界 等 と 連 携 して 推 進 し ます ます (4) 特 別 支 援 学 校 3 企 業 や 大 学 等 の 研 究 機 関 行 政 機 関 医 療 進 学 や 就 労 への 実 感 を 高 めることができるよ 機 関 等 で 普 通 科 高 校 の 生 徒 を 対 象 としたイン う 障 害 のある 子 どもの 社 会 的 自 立 や 社 会 参 加 に ターンシップを 実 施 し 生 徒 の 望 ましい 勤 労 向 けて 小 中 高 等 部 等 の 連 携 による 体 制 を 整 備 しキャリア 教 育 を 推 進 します 観 や 職 業 観 を 育 成 します (4) 特 別 支 援 学 校 1 小 中 学 部 において 基 本 的 な 生 活 習 慣 や 生 活 に 結 び 付 いた 具 体 的 な 指 導 に 取 り 組 み キャリ ア 教 育 を 充 実 させます 2 高 等 部 1 年 生 の 時 から 生 徒 や 保 護 者 への 進 学 就 職 に 係 る 啓 発 を 図 ります また 必 要 に 応 じて 中 学 校 特 別 支 援 学 校 中 学 部 段 階 から 進 路 指 導 の 機 会 を 設 けます 3 関 係 機 関 の 協 力 を 得 ながら 地 域 の 自 治 体 や 企 業 への 働 きかけを 強 化 し 身 近 な 地 域 におい て 生 徒 が 就 業 体 験 しやすい 環 境 を 整 備 します 4 高 等 部 の 生 徒 の 特 性 や 職 業 教 育 就 業 体 験 に ついて 企 業 関 係 者 の 理 解 を 深 めるための 取 組 を 推 進 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 小 中 学 校 におけるキャリア 教 育 全 体 計 画 の 作 成 状 況 小 77.0% 小 100% 中 79.3% 中 100% (2) 将 来 就 きたい 仕 事 や 夢 について 児 童 に 考 えさせる 指 導 70.0% 100% をしている 小 学 校 教 員 の 割 合 (3) 3 日 以 上 の 職 場 体 験 を 実 施 している 中 学 校 の 割 合 74.0%(H24) 85% (4) 公 立 高 校 全 日 制 における 高 校 3 年 間 でインターンシッ 34.6%(H24) 50% プに 参 加 したことがある 生 徒 の 割 合 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 社 会 生 活 を 円 滑 に 営 む 上 で 困 難 を 抱 える 子 ども 若 者 やその 家 族 が 様 々な 支 援 を 受 けながら 自 ら 動 き 出 せるよう 教 育 福 祉 保 健 医 療 雇 用 矯 正 更 正 保 護 等 の 関 係 機 関 によるネットワークである 群 馬 県 子 ども 若 者 支 援 協 議 会 を 設 置 しています ( 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) (2) 若 者 サポートステーション( 前 橋 太 田 )を 国 と 共 同 で 設 置 し 働 くことに 悩 みを 抱 える 若 者 の 職 業 的 自 立 を 図 るため 相 談 等 により 家 族 も 含 めた 支 援 を 行 っています (3) 群 馬 県 若 者 就 職 支 援 センター(ジョブカフェぐんま)( 高 崎 桐 生 沼 田 )を 設 置 し 就 職 を 目 指 す 若 者 に カウンセリングから 職 業 紹 介 就 職 後 の 定 着 まで 一 貫 したきめ 細 かな 支 援 を 行 っています ( 以 上 労 働 政 策 課 ) 15

1-1 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 取 組 2 より 実 践 的 な 職 業 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 高 校 教 育 課 管 理 課 1 現 状 職 業 教 育 は 農 業 工 業 商 業 福 祉 等 の 職 業 教 育 に 関 する 専 門 学 科 を 設 置 する 高 校 及 び 職 業 に 関 する 系 列 を 設 置 する 総 合 学 科 高 校 ( 以 下 専 門 高 校 という )を 中 心 に 行 われています 専 門 高 校 は 本 県 の 産 業 経 済 の 発 展 を 担 う 有 為 な 人 材 を 輩 出 しており 専 門 分 野 の 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 や 技 術 技 能 の 習 得 を 通 して 将 来 のスペシャリストの 育 成 や 地 域 産 業 界 等 と 連 携 した 実 践 的 な 職 業 教 育 の 推 進 による 将 来 の 地 域 産 業 を 担 う 人 材 の 育 成 等 重 要 な 役 割 を 果 たしています そのため 専 門 高 校 では 産 業 現 場 等 におけるインターンシップ( 就 業 体 験 )や 社 会 人 講 師 の 活 用 等 の 取 組 を 実 施 し 地 域 産 業 界 のニーズに 沿 った 教 育 の 充 実 に 努 めるとともに 産 業 教 育 に 必 要 な 実 習 設 備 の 整 備 充 実 等 を 図 っています また 全 日 制 公 立 専 門 高 校 を 平 成 25 年 3 月 に 卒 業 した 生 徒 の 進 路 状 況 は 就 職 46.4% 専 門 学 校 等 への 進 学 29.9% 大 学 短 大 への 進 学 22.2%であり 上 級 学 校 への 進 学 者 が 就 職 者 よりも 多 く なるなど 進 路 は 多 様 化 しています (1) 専 門 高 校 の 状 況 ( 職 業 教 育 に 関 する 系 列 を 設 置 する 総 合 学 科 高 校 を 含 む ) 1 農 業 高 校 生 命 を 愛 し 育 てるとともに 食 料 や 地 域 環 境 を 守 るための 学 習 を 基 本 として 植 物 の 栽 培 や 動 物 の 飼 育 バイオテクノロジー 食 品 加 工 自 然 環 境 の 整 備 地 域 の 開 発 生 活 環 境 や 地 域 福 祉 等 の 学 習 ニー ズに 積 極 的 に 応 えながら 農 業 の 各 分 野 における 将 来 のスペシャリス トを 育 てています トリミング 実 習 に 取 り 組 む 農 業 科 生 徒 2 工 業 高 校 ものづくりや 実 験 実 習 等 の 実 際 的 体 験 的 な 学 習 を 通 して 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 や 技 術 技 能 から 先 端 技 術 まで 幅 広 く 習 得 し 工 業 の 各 分 野 において 活 躍 できる 人 材 の 育 成 を 目 指 しています 建 築 材 料 に 墨 付 けをする 工 業 科 生 徒 3 商 業 高 校 卸 小 売 や 金 融 サービス 情 報 通 信 等 の 第 3 次 産 業 や 製 造 業 の 事 務 関 係 に 従 事 する 人 材 の 育 成 を 目 指 し ビジネス 活 動 の 流 通 事 務 経 営 情 報 等 に 関 する 知 識 や 技 術 を 身 に 付 けています コンピュータ 実 習 を 行 う 商 業 科 生 徒 4 福 祉 科 を 設 置 する 高 校 福 祉 の 知 識 と 技 術 の 基 礎 基 本 の 習 得 とともに 福 祉 施 設 や 在 宅 福 祉 サービスを 支 える 中 核 的 な 役 割 を 担 う 介 護 福 祉 士 等 の 資 格 取 得 を 目 指 し ています 車 椅 子 実 習 に 取 り 組 む 福 祉 科 生 徒 (2) 産 業 教 育 設 備 の 状 況 生 徒 が 技 術 を 習 得 するための 産 業 教 育 設 備 について 時 代 の 変 化 に 応 じたものにしていくため 計 画 的 に 修 繕 や 更 新 を 進 めています 16

2 課 題 (1) 地 域 や 産 業 界 等 との 連 携 を 図 り 産 業 現 場 等 におけるインターンシップの 機 会 を 積 極 的 に 設 け 一 層 推 進 するとともに 受 け 入 れる 企 業 や 学 校 の 実 態 を 考 慮 した 上 で 長 期 間 の 実 習 を 進 めること (2) 産 業 技 術 専 門 校 や 認 定 職 業 訓 練 校 をはじめとする 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 するとともに 専 門 的 な 技 能 を 有 する 社 会 人 講 師 等 を 活 用 し 職 業 教 育 を 充 実 させること (3) 産 業 教 育 設 備 を 時 代 に 応 じたものに 更 新 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 産 業 構 造 の 変 化 技 術 の 進 歩 等 に 柔 軟 に 対 応 (1) 専 門 高 校 と 地 域 や 産 業 界 等 が 連 携 して 実 施 す できる 人 材 の 育 成 のため 地 域 や 産 業 界 等 との る 次 代 を 担 う 職 業 人 材 育 成 を 一 層 推 進 します 連 携 を 強 化 し 専 門 分 野 に 関 する 基 礎 的 基 本 1 人 材 育 成 委 員 会 において 指 定 校 の 取 組 内 容 的 な 知 識 技 術 等 の 定 着 を 図 るとともに 職 業 の 成 果 と 課 題 を 明 確 にします 選 択 能 力 や 職 業 意 識 を 育 成 します 2 指 定 校 における 取 組 内 容 の 成 果 を 普 及 し す (2) 雇 用 のミスマッチの 防 止 のため 産 業 現 場 等 べての 専 門 高 校 において 技 術 者 等 による 学 校 における 長 期 間 の 実 習 を 取 り 入 れるなどのイン での 技 術 指 導 や 現 場 実 習 職 員 研 修 等 を 一 層 充 ターンシップの 機 会 を 積 極 的 に 設 け 実 践 的 な 実 します 職 業 教 育 を 一 層 推 進 します 3 工 業 系 高 校 において 熟 練 技 能 者 による 技 術 (3) 第 一 線 で 活 躍 する 産 業 界 の 技 術 者 等 を 学 校 に 指 導 をより 充 実 します 招 き 専 門 分 野 の 最 新 の 知 識 や 技 術 優 れた 技 4 企 業 研 究 機 関 等 から 豊 かな 経 験 と 知 識 を 術 技 能 を 習 得 させるとともに 望 ましい 勤 労 もつ 人 材 を 講 師 として 招 へいします 観 職 業 観 を 育 成 します 5 介 護 職 員 初 任 者 研 修 の 事 業 を 実 施 する 学 校 (4) 上 級 学 校 への 進 学 を 希 望 する 専 門 高 校 の 生 徒 と 介 護 福 祉 士 国 家 試 験 受 験 可 能 校 を 対 象 に が 多 くなり 進 路 選 択 の 多 様 化 が 進 んできてい 医 師 看 護 師 等 を 社 会 人 講 師 として 積 極 的 に ることから こうした 状 況 も 考 慮 して 高 大 連 携 招 へいします を 推 進 します (2) 企 業 等 との 連 携 により 産 業 現 場 等 での 系 統 (5) 産 業 教 育 設 備 の 計 画 的 な 更 新 及 び 修 繕 を 行 い 的 なインターンシップを 実 施 し 生 徒 の 専 門 分 ます 野 における 実 際 的 な 知 識 技 術 の 体 得 を 進 める とともに 望 ましい 勤 労 観 職 業 観 を 育 成 しま す (3) 高 校 と 大 学 の 連 携 により 生 徒 の 専 門 分 野 への 学 習 意 欲 を 高 め 個 々の 興 味 関 心 をもつ 学 問 分 野 への 理 解 を 一 層 深 めるとともに 主 体 的 な 進 路 選 択 能 力 を 育 成 します (4) 基 礎 技 術 を 学 ぶ 設 備 先 進 技 術 を 習 得 する 設 備 及 び 農 場 等 を 維 持 する 設 備 の 更 新 及 び 修 繕 に 努 めます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 公 立 専 門 高 校 全 日 制 における 高 校 3 年 間 でインターン 69.5%(H24) 100% シップに 参 加 したことがある 生 徒 の 割 合 (2) 全 日 制 専 門 高 校 の 新 卒 者 の 進 路 希 望 達 成 率 98.6%(H24) 100% ( 進 路 希 望 達 成 者 / 卒 業 者 ) 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 本 県 農 業 を 支 える 意 欲 ある 人 材 を 育 成 するために 農 業 農 学 系 の 新 たな 教 育 機 関 について 地 域 の ニーズや 全 国 的 な 動 向 の 調 査 等 を 行 い 県 全 体 で 検 討 します ( 技 術 支 援 課 高 校 教 育 課 ) (2) 産 業 技 術 専 門 校 と 高 校 が 連 携 して 職 業 生 活 に 必 要 な 技 術 技 能 講 習 や 職 業 人 の 基 礎 知 識 講 習 等 実 践 的 な 職 業 プログラムを 産 業 技 術 専 門 校 において 高 校 の 授 業 の 一 部 として 実 施 しています ( 産 業 人 材 育 成 課 ) 1 産 業 技 術 専 門 校 におけるスキルアップセミナーの 受 講 を 通 して 定 時 制 や 通 信 制 で 学 ぶ 生 徒 の 勤 労 観 職 業 観 を 育 成 し 職 業 に 関 する 知 識 や 技 能 を 身 に 付 けさせるとともに ものづくり 産 業 等 への 就 業 意 欲 を 涵 養 しています 2 工 業 高 校 及 び 農 業 高 校 と 産 業 技 術 専 門 校 が 連 携 し 技 能 検 定 取 得 に 向 けて の 指 導 やコンクリート 製 品 窯 製 品 の 取 扱 に 関 する 指 導 を 実 施 しています 産 業 技 術 専 門 校 における 溶 接 実 習 17

1-1 社 会 的 職 業 的 自 立 に 必 要 な 能 力 を 育 成 する 取 組 3 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 への 就 労 支 援 の 充 実 担 当 所 属 : 特 別 支 援 教 育 室 高 校 教 育 課 労 働 政 策 課 1 現 状 (1) 特 別 支 援 学 校 依 然 として 厳 しい 経 済 環 境 の 中 で 企 業 等 への 就 労 や 就 業 体 験 実 習 先 の 確 保 が 難 しい 状 況 にあります 一 方 で 民 間 企 業 の 法 定 雇 用 率 については 平 成 25 年 4 月 1 日 から 引 き 上 げられ 障 害 者 雇 用 の 対 象 となる 企 業 が 拡 大 されました 群 馬 労 働 局 による 平 成 25 年 6 月 1 日 現 在 の 障 害 者 雇 用 状 況 の 集 計 結 果 では 県 内 の 民 間 企 業 におけ る 障 害 者 の 実 雇 用 率 は1.73%であり 法 定 雇 用 率 2.0%を 下 回 り 法 定 雇 用 率 達 成 企 業 の 割 合 も 48.1%と 未 達 成 企 業 が 過 半 数 となっています また 障 害 者 の 雇 用 の 促 進 等 に 関 する 法 律 の 改 正 により 平 成 30 年 度 からは 新 たに 精 神 障 害 者 が 雇 用 義 務 の 対 象 に 加 えられ 法 定 雇 用 率 の 更 なる 引 上 げも 見 込 まれています こうした 状 況 の 中 本 県 の 特 別 支 援 学 校 高 等 部 生 徒 の 一 般 就 労 率 ( 民 間 企 業 等 への 就 職 率 )は 就 労 支 援 員 による 就 業 体 験 先 の 新 規 開 拓 等 により 毎 年 30% 以 上 を 維 持 しており 全 国 的 に 見 ても 高 い 数 値 となっています しかし 職 業 学 科 において 一 般 就 労 に 至 らない 生 徒 もおり 就 労 意 欲 を 高 めたり 就 労 に 必 要 な 技 能 を 身 に 付 ける 指 導 を 充 実 させることが 必 要 です 本 県 の 障 害 者 雇 用 をより 一 層 促 進 す る 観 点 からも 新 たな 職 域 開 拓 企 業 等 に 対 する 理 解 啓 発 等 に 取 り 組 むとともに 流 通 介 護 分 野 への 職 域 の 拡 大 に 努 めるなど 関 係 部 局 が 連 携 し 高 等 部 生 徒 に 対 する 一 般 就 労 への 支 援 を 推 進 しています 40 30 特 別 支 援 学 校 高 等 部 卒 業 生 の 就 職 率 (%) 学 校 基 本 調 査 ( 文 部 科 学 省 ) 35.3 30.4 35.5 群 馬 県 全 国 20 24.3 25.0 27.7 10 22 年 度 23 年 度 24 年 度 就 業 体 験 (スーパーでの 商 品 の 陳 列 ) (2) 高 等 学 校 県 立 高 校 に 在 籍 する 発 達 障 害 等 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 の 就 労 について 適 性 に 合 った 就 労 先 を 見 つけるため 各 高 校 が 就 労 支 援 機 関 等 に 相 談 しながら 一 人 ひとりの 生 徒 に 合 った 指 導 を 行 ってい ます 2 課 題 (1) 一 般 就 労 ( 民 間 企 業 等 への 就 職 )につながる 技 能 や 意 欲 を 一 層 向 上 させること (2) 関 係 部 局 関 係 機 関 の 連 携 強 化 による 一 般 就 労 につながる 取 組 を 一 層 推 進 すること (3) 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 の 就 労 へ 向 けて 企 業 地 域 等 への 理 解 を 進 める 取 組 を 充 実 させること (4) 各 地 域 において 地 方 自 治 体 や 企 業 での 就 業 体 験 を 充 実 させる 学 校 の 取 組 を 一 層 推 進 すること 18

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 特 別 支 援 学 校 (1) 特 別 支 援 学 校 1 特 別 支 援 学 校 高 等 部 において 生 徒 及 び 保 護 1 生 徒 及 びその 家 族 が 生 徒 の 卒 業 後 の 進 路 に 者 への 進 路 指 導 の 機 会 を 拡 充 し 進 学 や 就 労 へ 対 する 意 識 を 早 い 段 階 から 高 められるよう 高 の 意 識 を 高 めます 等 部 1 年 生 の 時 から 企 業 関 係 者 や 関 係 機 関 の 協 2 一 般 就 労 率 を 高 めることができるよう 関 係 力 を 得 ながら 進 路 指 導 の 充 実 に 努 めます 部 局 関 係 機 関 の 連 携 を 強 化 して 企 業 の 理 解 取 組 1 再 掲 を 深 めます 2 生 徒 の 特 性 や 職 業 教 育 就 業 体 験 について 3 地 域 における 生 徒 の 就 労 支 援 体 制 を 拡 充 する 企 業 関 係 者 の 理 解 を 深 めるための 取 組 を 推 進 し ため 関 係 機 関 との 連 携 を 強 化 します ます 取 組 1 再 掲 4 新 たな 職 域 を 広 げるため 高 等 部 における 新 3 関 係 機 関 の 協 力 を 得 ながら 地 域 の 自 治 体 や しいコースの 設 置 等 について 研 究 します 企 業 への 働 きかけを 強 化 し 身 近 な 地 域 におい (2) 高 等 学 校 て 生 徒 が 就 業 体 験 しやすい 環 境 を 整 備 します 高 校 に 在 籍 する 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 取 組 1 再 掲 の 就 労 について 特 別 支 援 学 校 高 等 部 や 関 係 機 4 在 学 中 からの 就 労 支 援 を 強 化 するため 障 害 関 と 連 携 し 進 路 指 導 を 充 実 します 者 就 業 生 活 支 援 センターの 利 用 登 録 を 在 学 中 から 推 進 するなど 関 係 機 関 の 支 援 を 積 極 的 に 取 り 込 んでいきます 5 新 たな 職 域 開 拓 を 目 指 して 福 祉 サービス 等 の 職 業 教 育 を 充 実 させ 専 門 コースや 専 攻 科 ( 1)の 設 置 を 研 究 します 6 関 係 機 関 と 連 携 し 特 別 支 援 学 校 卒 業 生 の 相 談 支 援 を 充 実 させフォロ-アップを 進 めます (2) 高 等 学 校 1 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 の 進 路 希 望 適 性 等 を 十 分 に 把 握 した 上 で 高 校 と 特 別 支 援 学 校 の 進 路 指 導 担 当 者 が 協 力 して 就 労 を 進 めま す 2 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 について 個 別 の 指 導 計 画 個 別 の 教 育 支 援 計 画 を 作 成 し 授 業 や 進 路 指 導 の 充 実 を 図 ります 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 県 立 特 別 支 援 学 校 高 等 部 卒 業 生 の 一 般 就 労 率 35.5%(H24) 40% ( 全 国 の 平 均 27.7%) (2) 就 労 支 援 員 の 就 業 体 験 先 の 新 規 開 拓 件 数 228 件 (H24) 300 件 (3) 介 護 人 材 育 成 研 修 会 参 加 生 徒 数 ( 年 間 の 延 べ 人 数 ) 72 名 90 名 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 一 般 就 労 を 目 指 していくためのはじめの 一 歩 として 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 低 学 年 の 生 徒 を 中 心 に 県 庁 で 職 場 体 験 を 実 施 することにより 早 い 時 期 から 生 徒 の 就 労 意 欲 を 高 めています (2) 新 規 就 業 や 再 就 職 が 困 難 となっている 障 害 者 に 対 し 各 地 域 の 障 害 者 就 業 生 活 支 援 センター 及 び 特 別 支 援 学 校 と 連 携 し 求 人 及 び 職 場 実 習 先 の 開 拓 を 行 っています (3) 企 業 が 障 害 者 雇 用 の 取 組 を 進 めるきっかけづくりとして 企 業 の 経 営 者 人 事 担 当 者 を 対 象 に 障 害 者 雇 用 の 具 体 的 な 実 例 紹 介 等 を 行 うセミナーを 開 催 し 企 業 側 の 障 害 者 雇 用 への 理 解 を 促 進 しています ( 以 上 労 働 政 策 課 ) 1 専 攻 科 : 高 等 学 校 特 別 支 援 学 校 高 等 部 等 を 卒 業 した 者 に 専 門 分 野 を 深 めるために 設 置 されるもので その 修 業 年 限 は1 年 以 上 となって います 19

1-2 文 化 芸 術 教 育 と 郷 土 に 誇 りをもてる 学 びを 推 進 する 取 組 4 文 化 芸 術 や 尾 瀬 学 校 等 の 郷 土 資 源 を 活 用 した 学 びの 推 進 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 文 化 振 興 課 自 然 環 境 課 1 現 状 生 活 意 識 や 価 値 観 の 多 様 化 に 伴 い 暮 らしの 中 に 心 の 豊 かさ を 求 める 意 識 が 高 まっています そし て 本 県 には 全 国 でも 数 少 ないプロのオーケストラである 群 馬 交 響 楽 団 優 れた 景 観 と 貴 重 な 生 態 に 恵 まれた 尾 瀬 等 心 の 豊 かさ を 高 める 郷 土 資 源 があります 各 学 校 では 音 楽 図 工 美 術 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 の 授 業 や 文 化 部 活 動 尾 瀬 学 校 等 を 通 して そ れらの 郷 土 資 源 を 活 用 した 学 びを 推 進 しています (1) 移 動 音 楽 教 室 高 校 音 楽 教 室 の 現 状 昭 和 22 年 5 月 から 県 内 各 公 立 小 中 高 校 の 児 童 生 徒 に 群 馬 交 響 楽 団 の 演 奏 を 直 接 鑑 賞 させ 音 楽 経 験 を 豊 かにするとともに 音 楽 性 を 高 めるため 移 動 音 楽 教 室 高 校 音 楽 教 室 を 実 施 しています なお 平 成 24 年 度 からは 幼 児 を 対 象 とした 幼 児 移 動 音 楽 教 室 を 開 始 するなど 本 物 のクラシック 音 楽 との 出 会 いの 場 を 提 供 しています 平 成 24 年 度 移 動 音 楽 教 室 ( 小 中 学 生 ) 78 公 演 (336 校 ) <45,065 人 > 高 校 音 楽 教 室 ( 高 校 生 ) 24 公 演 (27 校 ) <14,684 人 > 幼 児 移 動 音 楽 教 室 ( 保 育 園 児 幼 稚 園 児 ) 15 公 演 (15 園 ) <2,834 人 > (2) 県 立 美 術 館 等 を 活 用 した 鑑 賞 学 習 の 現 状 各 県 立 美 術 館 では 各 館 の 教 育 普 及 事 業 を 活 用 し 児 童 生 徒 が 美 術 作 品 を 直 に 鑑 賞 し 芸 術 に 関 心 を もち 見 る 心 を 養 う 機 会 となるよう 鑑 賞 活 動 を 支 援 しています 1 群 馬 県 立 近 代 美 術 館 ( 学 校 団 体 の 受 入 れ) ( 学 校 への 出 張 授 業 ) 年 度 受 入 学 校 数 受 入 人 数 年 度 実 施 学 校 数 実 施 人 数 平 成 24 年 度 33 校 ( 延 べ) 1,783 人 平 成 24 年 度 12 校 ( 延 べ) 1,036 人 2 群 馬 県 立 館 林 美 術 館 ( 学 校 団 体 の 受 入 れ) ( 学 校 への 出 張 授 業 ) 年 度 受 入 学 校 数 受 入 人 数 年 度 実 施 学 校 数 実 施 人 数 平 成 24 年 度 45 校 ( 延 べ) 1,952 人 平 成 24 年 度 17 校 ( 延 べ) 1,683 人 (3) ふるさと( 地 域 の 歴 史 伝 統 や 文 化 自 然 等 )のよさを 生 かした 特 色 ある 教 育 活 動 の 実 施 各 小 中 学 校 において それぞれの 地 域 にあるよさを 生 かした 特 色 ある 教 育 活 動 の 充 実 に 取 り 組 んで います ( 特 色 ある 教 育 活 動 を 実 施 している 小 中 学 校 の 割 合 ) 平 成 24 年 度 小 学 校 96.9% 中 学 校 80.5% (4) 尾 瀬 学 校 の 現 状 群 馬 県 は 我 が 国 における 自 然 保 護 の 原 点 といわれる 尾 瀬 に 代 表 されるように 豊 かな 自 然 に 恵 まれています このため 平 成 20 年 度 から 小 中 学 生 を 対 象 に 尾 瀬 の 認 定 ガイドが 自 然 解 説 を 行 う 質 の 高 い 自 然 体 験 を 通 して 自 然 保 護 の 意 識 を 醸 成 するとともに 郷 土 を 愛 する 心 を 育 む 尾 瀬 学 校 に 積 極 的 に 取 り 組 んでいます その 中 では 公 衆 トイレの 浄 化 槽 について 施 設 見 学 をするなど 環 境 教 育 の 充 実 にも 力 を 入 れています このほかに 尾 瀬 学 校 の 引 率 指 導 者 等 を 対 象 とした 教 職 員 研 修 を 実 施 し 尾 瀬 学 校 の 一 層 の 充 実 を 図 っています 年 度 参 加 学 校 数 参 加 人 数 H21 135 校 10,113 人 H24 154 校 11,224 人 (5) 群 馬 県 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 高 校 生 に 文 化 部 活 動 の 成 果 発 表 の 機 会 を 提 供 するため 県 高 等 学 校 文 化 連 盟 と 連 携 し 本 県 高 校 教 育 の 芸 術 文 化 活 動 の 総 合 的 象 徴 的 イベントである 群 馬 県 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 を 平 成 7 年 度 から 毎 年 開 催 しています 県 内 公 私 立 高 校 及 び 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 生 徒 による 芸 術 文 化 活 動 に 関 する 総 合 的 象 徴 的 な 祭 典 で 文 化 部 活 動 を 含 めた 高 校 教 育 における 芸 術 文 化 活 動 の 一 層 の 活 性 化 を 図 ってい ます また 県 の 代 表 生 徒 が 全 国 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 に 出 場 し 着 実 に 成 果 をあげています 20

2 課 題 (1) 児 童 生 徒 が 本 物 の 文 化 芸 術 に 触 れる 機 会 をより 一 層 増 やすこと (2) 各 教 科 等 と 結 び 付 く 地 域 学 習 や 伝 統 文 化 教 育 を 充 実 し 郷 土 を 学 ぶこと (3) 本 県 が 誇 る 自 然 保 護 の 原 点 である 尾 瀬 のよさを 知 り 自 然 やふるさとの 学 びを 推 進 すること (4) 身 近 な 環 境 資 源 を 活 用 した 環 境 教 育 を 推 進 すること (5) 高 校 生 の 主 体 的 な 芸 術 活 動 等 の 場 である 文 化 部 活 動 の 質 の 向 上 を 図 ること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 児 童 生 徒 が 本 物 の 自 然 や 文 化 に 触 れること (1) 小 中 高 校 生 を 対 象 とした 群 馬 交 響 楽 団 の ができるよう 本 県 のもつ 様 々な 郷 土 資 源 を 活 音 楽 教 室 により 本 物 のクラシック 音 楽 との 出 用 した 各 学 校 の 特 色 ある 教 育 活 動 の 推 進 に 努 会 いの 場 を 提 供 します めます (2) 地 域 の 美 術 館 博 物 館 で 行 われている 展 覧 会 (2) 尾 瀬 学 校 について 更 なる 内 容 の 充 実 と 安 全 の 鑑 賞 や 教 育 普 及 活 動 を 学 校 教 育 で 活 用 するこ の 確 保 を 図 り ぐんまの 子 どもを 一 度 は 尾 瀬 とを 促 します に という 目 標 の 達 成 を 目 指 します (3) 特 色 ある 教 育 活 動 に 取 り 組 んでいる 小 中 学 (3) 群 馬 県 環 境 学 習 推 進 行 動 計 画 ( 仮 称 ) に 基 校 の 実 践 例 を 周 知 します づく 環 境 教 育 を 推 進 し 生 命 を 尊 び 自 然 を 大 (4) 郷 土 資 料 集 を 活 用 して 道 徳 の 時 間 の 指 切 にし 環 境 の 保 全 に 寄 与 する 態 度 を 養 います 導 の 充 実 を 図 ります (4) 文 化 部 活 動 の 成 果 を 発 表 する 場 や 生 徒 同 士 が (5) 各 教 科 において 上 毛 かるたをはじめとした 交 流 する 場 を 設 け 生 徒 の 意 欲 を 高 めるととも 郷 土 かるた 等 郷 土 資 源 を 活 用 した 指 導 例 を 紹 に 文 化 部 活 動 の 質 の 向 上 を 図 ります 介 します (6) 尾 瀬 学 校 の 学 習 プログラムの 充 実 を 図 るとと もに 山 小 屋 への 宿 泊 を 含 め 市 町 村 教 育 委 員 会 や 各 学 校 の 理 解 を 進 めます また 引 率 教 員 等 を 対 象 とした 研 修 を 引 き 続 き 開 催 します (7) 環 境 教 育 に 係 る 教 科 科 目 等 の 優 れた 実 践 事 例 の 蓄 積 と 普 及 により 授 業 の 改 善 充 実 を 図 ります (8) 身 近 な 環 境 資 源 を 活 用 した 環 境 教 育 を 支 援 で きる 関 係 機 関 や 外 部 人 材 を 学 校 に 紹 介 します (9) 総 合 文 化 祭 等 の 開 催 により 文 化 部 活 動 の 発 表 の 場 や 生 徒 同 士 が 交 流 する 場 を 設 けるととも に 本 県 の 芸 術 文 化 活 動 の 一 層 の 発 展 の 基 盤 を 作 ります また 全 国 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 へ の 積 極 的 な 取 組 を 推 進 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) ふるさと( 地 域 の 歴 史 伝 統 や 文 化 自 然 等 )のよさを 小 96.9% 小 100% 生 かした 特 色 ある 教 育 活 動 をしている 小 中 学 校 の 割 合 中 80.5% 中 100% (2) 住 んでいる 地 域 の 歴 史 や 自 然 について 関 心 がある 小 小 6 66.3% 小 6 80% 中 学 生 の 割 合 中 3 41.0% 中 3 80% (3) 尾 瀬 学 校 に 参 加 している 小 中 学 生 の 人 数 11,224 人 (H24) 20,000 人 (4) 全 国 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 における 入 賞 数 4 8 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 県 立 美 術 館 博 物 館 では 分 かりやすい 展 示 と 解 説 を 心 がけるとともに 教 育 普 及 等 の 事 業 を 通 して 多 くの 県 民 の 文 化 芸 術 への 関 心 を 高 め 県 民 の 文 化 意 識 の 向 上 を 図 っています (2) 優 れた 文 化 芸 術 活 動 を 行 っている 県 内 のアマチュア 団 体 を 幼 稚 園 保 育 所 児 童 館 等 に 派 遣 し 子 ども 向 けの 公 演 やワークショップ( 1) 等 文 化 体 験 ができる 場 の 提 供 を 行 っています (3) 小 中 学 生 を 対 象 に 日 本 舞 踊 邦 楽 及 び 人 形 芝 居 の 鑑 賞 や 体 験 等 の 伝 統 文 化 に 親 しむ 機 会 を 提 供 する とともに 保 存 継 承 発 展 のための 実 践 活 動 に 学 校 と 連 携 して 取 り 組 んでいます ( 以 上 文 化 振 興 課 ) (4)こどもエコクラブ 登 録 団 体 の 環 境 活 動 を 学 習 会 交 流 会 の 開 催 によるクラブ 間 交 流 情 報 の 提 供 等 で 支 援 することにより 地 域 の 子 どもに 向 けた 環 境 教 育 を 推 進 しています (5) 県 内 小 中 学 校 において 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 に 行 われるエコムーブ 号 動 く 環 境 教 室 では 地 域 人 材 を 講 師 として 派 遣 することにより 体 験 型 の 環 境 学 習 の 機 会 を 提 供 しています ( 以 上 環 境 政 策 課 ) (6) 群 馬 県 緑 のインタープリター 等 の 森 林 環 境 教 育 の 専 門 家 を 小 中 学 校 に 派 遣 し ネイチャーゲームや 自 然 観 察 間 伐 体 験 等 の 指 導 を 行 っています ( 緑 化 推 進 課 ) 1 ワークショップ: 参 加 者 が 自 ら 参 加 体 験 し グループの 相 互 作 用 の 中 で 何 かを 学 び 合 ったり 創 り 出 したりする 双 方 向 的 な 学 びと 創 造 の 手 法 21

1-2 文 化 芸 術 教 育 と 郷 土 に 誇 りをもてる 学 びを 推 進 する 取 組 5 古 代 東 国 文 化 をはじめとした 文 化 遺 産 を 活 用 した 学 びの 推 進 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 文 化 財 保 護 課 世 界 遺 産 推 進 課 文 化 振 興 課 1 現 状 群 馬 県 は 古 代 東 国 における 文 化 の 中 心 として 栄 えた 歴 史 をもち 歴 史 的 価 値 のある 文 化 遺 産 が 豊 富 にあ り 児 童 生 徒 が 文 化 遺 産 に 触 れる 場 が 数 多 くあることから 本 県 の 歴 史 や 文 化 の 学 びを 進 め 郷 土 への 誇 りを 醸 成 しています (1) 小 中 学 校 における 歴 史 学 習 我 が 国 や 地 域 社 会 に 対 する 誇 りと 愛 情 を 育 てることをねらいとして 地 域 の 人 々が 受 け 継 いできた 文 化 財 や 年 中 行 事 等 の 地 域 の 歴 史 から 我 が 国 の 歴 史 の 大 きな 流 れまで 人 物 の 働 きや 文 化 遺 産 を 取 り 上 げながら 発 達 段 階 に 応 じて 学 習 しています その 際 児 童 生 徒 により 関 心 を 持 たせるために 自 分 た ちの 住 む 県 や 市 町 村 が 指 定 する 重 要 文 化 財 等 を 扱 っています < 東 国 文 化 副 読 本 の 制 作 > 東 日 本 最 大 の 古 墳 大 国 であったという 群 馬 のルーツを 子 どもたちに 知 ってもらうため 古 墳 や 埴 輪 等 の 出 土 品 住 居 跡 等 群 馬 で 生 きた 人 々の 暮 らしの 一 端 を 見 せなが ら わかりやすく 解 説 した 東 国 文 化 副 読 本 を 作 成 し 県 内 の 中 学 1 年 生 全 員 県 内 図 書 館 及 び 公 民 館 等 へ 配 布 しました 東 国 文 化 副 読 本 ~ 古 代 ぐんまを 探 検 しよう~ (2) 高 等 学 校 での 取 組 日 本 史 の 授 業 において 県 内 に 多 数 点 在 する 歴 史 文 化 遺 産 や 明 治 時 代 の 殖 産 興 業 政 策 として 建 てられ た 富 岡 製 糸 場 について 学 習 し これら 地 域 の 生 きた 教 材 を 一 層 活 用 して 遺 産 への 理 解 を 深 め 群 馬 の 歴 史 と 文 化 を 広 く 情 報 発 信 できる 人 材 の 育 成 に 努 めています (3) 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 に 関 する 取 組 平 成 26 年 度 の 世 界 遺 産 登 録 を 目 指 している 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 ( 富 岡 製 糸 場 田 島 弥 平 旧 宅 高 山 社 跡 荒 船 風 穴 )について ボランティアが 学 校 に 出 向 き 児 童 生 徒 に 同 遺 産 群 を 中 心 として 県 内 の 絹 産 業 に 関 する 歴 史 と 文 化 を 楽 しく 学 ばせる 学 校 キャラバンを 実 施 しています また 現 地 の 郷 土 文 化 学 習 の 場 としての 活 用 も 始 めています (4) 重 要 文 化 財 等 に 関 する 取 組 上 野 国 分 寺 跡 や 観 音 山 古 墳 をはじめとする 県 内 各 地 の 文 化 財 の 価 値 を 明 らかにし 指 定 等 により 保 存 整 備 活 用 を 進 めて います ( 国 県 指 定 等 文 化 財 871 件 ( 平 成 24 年 度 末 )) 平 成 24 年 度 には 上 信 自 動 車 道 建 設 工 事 に 伴 う 発 掘 調 査 で6 世 紀 初 頭 の 榛 名 山 噴 火 災 害 の 被 災 者 と 考 えられる 甲 着 装 人 骨 が 発 見 されました また 上 野 国 分 寺 跡 では 平 成 24 年 度 から 再 開 された 発 掘 調 査 で 中 門 回 廊 等 の 新 たな 発 見 がありました 文 化 財 は 生 涯 にわたる 様 々な 学 習 や 地 域 振 興 及 び 観 光 振 興 ま で 幅 広 い 活 用 が 期 待 できることから 文 化 財 関 連 事 業 は 地 域 を 元 気 にする 行 政 施 策 として 益 々 重 要 度 が 増 しています 史 跡 観 音 山 古 墳 小 学 生 の 社 会 科 見 学 の 様 子 2 課 題 (1) 県 内 の 歴 史 的 価 値 ある 文 化 遺 産 に 関 する 学 びを 推 進 し 郷 土 に 誇 りを 持 たせること (2) 文 化 財 に 関 する 知 識 の 普 及 や 広 報 活 動 等 において 本 県 の 古 代 東 国 文 化 を 積 極 的 に 発 信 していくこと (3) 文 化 財 の 活 用 につながるよう 文 化 財 の 保 護 文 化 財 指 定 調 査 研 究 等 を 計 画 的 に 進 めること 22

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 県 内 の 文 化 遺 産 についての 学 び (1) 古 墳 遺 跡 等 の 身 近 な 文 化 財 や 富 岡 製 糸 場 1 古 代 東 国 文 化 や 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 と 絹 産 業 遺 産 群 に 触 れる 体 験 活 動 を 学 校 教 について 学 ぶことで 故 郷 への 誇 りと 愛 着 を 育 育 の 中 に 導 入 します みます (2) 中 学 校 歴 史 分 野 の 授 業 において 身 近 な 地 域 2 歴 史 的 価 値 のある 文 化 遺 産 を 体 感 する 機 会 を の 文 化 財 や 歴 史 的 遺 産 を 取 り 上 げる 機 会 をより 増 やす 学 習 を 推 進 します 一 層 増 やしていくために 東 国 文 化 副 読 本 3 県 内 の 文 化 財 や 歴 史 的 遺 産 を 授 業 で 一 層 活 用 の 活 用 に 努 めます します (3) 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 の 社 会 科 見 学 (2) 文 化 財 の 活 用 用 副 読 本 を 作 成 配 布 するなど 学 校 教 育 への 1 文 化 財 を 教 材 として 活 用 するための 情 報 提 供 活 用 を 促 し 郷 土 への 誇 りを 育 みます を 行 います (4) 長 期 休 業 を 利 用 した 群 馬 県 立 歴 史 博 物 館 や 群 2 広 く 県 民 が 文 化 財 に 親 しみ 理 解 を 深 めるこ 馬 県 埋 蔵 文 化 財 調 査 センター 発 掘 情 報 館 におけ とができるよう 広 報 啓 発 に 努 めます る 企 画 展 の 見 学 体 験 学 習 等 への 積 極 的 な 参 加 (3) 文 化 財 の 保 護 保 存 と 整 備 を 促 します 市 町 村 等 と 連 絡 を 密 にし 文 化 財 の 歴 史 的 価 (5) 史 跡 上 野 国 分 寺 跡 の 整 備 事 業 を 進 め 発 掘 調 値 を 明 確 にして 文 化 財 の 国 県 指 定 等 に 努 めま 査 成 果 等 を 広 く 情 報 発 信 するとともに 史 跡 観 す 音 山 古 墳 を 含 め 学 校 教 育 生 涯 学 習 での 一 層 の 活 用 促 進 を 図 ります (6) 日 本 古 代 史 の 授 業 において 古 代 東 国 文 化 の 学 習 が 円 滑 に 行 われるよう 教 員 研 修 を 推 進 しま す (7) 埋 蔵 文 化 財 調 査 センターにおける 教 員 や 市 町 村 文 化 財 担 当 者 向 けの 専 門 講 座 の 内 容 を 充 実 し ていきます (8) 文 化 財 の 国 県 指 定 等 の 取 組 1 県 文 化 財 保 護 審 議 会 による 県 内 文 化 財 の 調 査 検 討 を 計 画 的 に 進 めるとともに 文 化 財 の 保 存 整 備 を 支 援 します 史 跡 上 野 国 分 寺 跡 現 地 説 明 会 の 様 子 2 古 墳 総 合 調 査 や 金 井 東 裏 遺 跡 出 土 の 甲 着 装 人 骨 等 の 詳 細 調 査 等 文 化 財 の 新 たな 価 値 の 発 見 や 磨 き 上 げに 努 めます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 中 学 校 の 歴 史 的 分 野 の 授 業 において 東 国 文 化 副 読 本 43.0% 100% を 活 用 した 学 校 の 割 合 (2) 県 埋 蔵 文 化 財 調 査 センター 発 掘 情 報 館 の 展 示 解 説 や 体 36 団 体 (H24) 50 団 体 験 学 習 プログラムを 教 育 活 動 に 利 用 した 団 体 数 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 富 岡 製 糸 場 と 絹 産 業 遺 産 群 4 資 産 の 保 存 活 用 を 支 援 しています ( 世 界 遺 産 推 進 課 ) (2) 群 馬 県 が 東 日 本 最 大 の 古 墳 大 国 であり 古 代 東 国 文 化 の 中 心 地 であったことを 県 内 外 へ 再 認 識 しても らうため 古 代 東 国 文 化 サミット を 開 催 しています (3) 上 野 三 碑 ( 多 胡 碑 山 上 碑 金 井 沢 碑 )の 県 内 外 での 知 名 度 向 上 を 図 るため シンポジウムや 講 演 会 等 を 開 催 し 啓 発 を 図 っています ( 以 上 文 化 振 興 課 ) 23

1-3 国 際 的 視 点 に 立 ち 自 らの 考 えを 発 信 できる 力 を 育 成 する 取 組 6 国 際 理 解 教 育 の 充 実 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 総 合 教 育 センター 1 現 状 急 激 に 進 展 するグローバル 化 の 中 で 自 らの 将 来 を 開 拓 していく 子 どもたちは 自 国 の 文 化 を 深 く 理 解 するとともに 他 国 の 文 化 や 社 会 情 勢 等 について 積 極 的 に 理 解 をしようとする 意 欲 と 態 度 をもつことが 必 要 です 本 県 では 多 数 の 日 系 外 国 人 が 居 住 していることもあり 積 極 的 に 国 際 理 解 教 育 に 取 り 組 んで おり ALTの 積 極 的 活 用 や 地 域 に 居 住 する 外 国 人 の 文 化 を 取 り 入 れた 体 験 学 習 の 実 施 等 を 推 進 してい ます 今 後 は 我 が 国 の 産 業 構 造 の 変 化 から 海 外 の 大 学 への 進 学 や 外 国 企 業 への 就 職 が 珍 しくなくなる 状 況 も 想 定 でき 国 際 的 な 進 学 や 就 職 に 対 応 できる 人 材 育 成 も 急 務 となります また 著 しい 経 済 発 展 が 進 む 東 アジアの 勢 いを 取 り 込 み 本 県 経 済 の 活 性 化 につなげることを 目 指 した 群 馬 県 国 際 戦 略 との 関 わりから 東 アジア 諸 国 との 交 流 を 視 野 に 入 れた 国 際 理 解 教 育 をより 一 層 進 展 させることが 求 められています こうしたアジア 近 隣 諸 国 との 交 流 活 性 化 や 県 内 に 居 住 する 日 系 外 国 人 と の 共 生 に 向 けて これらの 国 々の 文 化 や 言 語 にも 児 童 生 徒 の 興 味 関 心 を 喚 起 する 必 要 があります (1) 小 中 学 校 外 国 人 とのコミュニケーションを 図 る 能 力 の 育 成 につながる 体 験 的 な 学 習 活 動 については 外 国 語 活 動 が 導 入 されたこともあり 全 小 学 校 で 行 われています また 児 童 が 授 業 外 でも 日 常 的 にALT (Assistant Language Teacher)とふれ 合 う 機 会 がもてるようになってきています 平 成 25 年 度 教 育 課 程 実 施 状 況 調 査 によると 県 内 の 小 学 校 の5 割 中 学 校 の3 割 が 総 合 的 な 学 習 の 時 間 において 国 際 理 解 をテーマにした 学 習 に 取 り 組 んでいます 地 域 に 住 む 外 国 人 との 共 生 相 互 理 解 については 外 国 人 児 童 生 徒 を 多 く 抱 える 地 域 を 中 心 に 総 合 的 な 学 習 の 時 間 や 特 別 活 動 等 で 多 文 化 共 生 教 育 を 進 めています (2) 高 等 学 校 1 県 立 高 校 では 姉 妹 校 交 流 等 の 海 外 研 修 を 実 施 しています 平 成 24 年 度 に 姉 妹 校 交 流 等 海 外 研 修 を 実 施 した 学 校 数 20 校 ( 参 加 者 計 301 人 ) 2 平 成 24 年 度 から 高 校 生 留 学 支 援 事 業 を 開 始 し 国 際 感 覚 をもった 群 馬 県 の 国 際 化 に 貢 献 する 人 材 の 育 成 を 図 っています 留 学 者 数 ( 留 学 者 :3ヶ 月 以 上 留 学 した 者 のこと) H20 H21 H22 H23 H24 29 人 17 人 15 人 13 人 12 人 留 学 者 数 とは 3ヶ 月 以 上 留 学 した 生 徒 であり 当 該 年 度 に 出 国 した 者 と 帰 国 し た 者 の 合 計 です 3 県 観 光 物 産 課 との 連 携 により 台 湾 からの 修 学 旅 行 生 との 交 流 活 動 等 を 実 施 しています 平 成 25 年 度 群 馬 県 高 校 生 等 留 学 説 明 会 2 課 題 (1) グローバル 人 材 の 育 成 を 目 的 とする 国 際 理 解 教 育 について 県 内 各 学 校 への 一 層 の 広 がりを 持 たせる こと (2) 群 馬 県 国 際 戦 略 と 結 び 付 く 東 アジア 諸 国 に 関 する 国 際 理 解 教 育 を 推 進 すること (3) 異 文 化 理 解 を 推 進 するため 高 校 生 の 留 学 等 の 一 層 の 促 進 を 含 めた 国 際 交 流 を 推 進 すること 24

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 県 内 各 学 校 において コミュニケーション 能 (1) 講 師 が 自 身 の 海 外 生 活 体 験 等 を 紹 介 する 小 力 主 体 性 積 極 性 異 文 化 理 解 等 を 備 えたグ 中 学 生 のための 国 際 理 解 講 座 を 一 層 活 用 し ローバル 人 材 の 育 成 を 目 的 として 国 際 理 解 教 ます 育 を 更 に 推 進 します (2) 総 合 的 な 学 習 の 時 間 や 外 国 語 活 動 の 時 間 にお (2) 総 合 的 な 学 習 の 時 間 における 国 際 理 解 を ける 異 文 化 への 理 解 や 多 文 化 共 生 等 に 結 び 付 く テーマにした 学 習 が より 目 的 や 趣 旨 にあった 実 践 例 を 周 知 します 活 動 となるよう 支 援 に 努 めます (3) コミュニケーション 能 力 や 異 文 化 理 解 の 育 成 (3) 外 国 語 活 動 の 時 間 に 語 学 力 の 育 成 を 図 ると に 結 び 付 くようなALTの 活 用 を 進 めます ともに 英 語 圏 の 文 化 だけでなく 広 く 世 界 の (4) 県 内 の 公 私 立 高 校 に 在 籍 し 留 学 を 希 望 する 生 様 々な 国 々や 地 域 の 文 化 を 取 り 上 げるなど グ 徒 を 対 象 に 留 学 に 係 る 経 費 補 助 等 の 支 援 を 行 ローバル 人 材 の 育 成 に 結 び 付 くよう 努 めます います (4) 群 馬 県 国 際 戦 略 との 関 連 から 関 係 機 関 と (5) 県 立 高 校 における 姉 妹 校 交 流 等 の 海 外 研 修 を 連 携 を 図 った 東 アジア 諸 国 に 関 する 国 際 理 解 教 推 進 します 育 を 推 進 します (6) 国 際 理 解 をテーマとした 講 演 留 学 斡 旋 団 体 (5) 県 内 高 校 生 の 留 学 を 支 援 し 国 際 感 覚 をもっ からの 説 明 留 学 を 体 験 した 生 徒 からの 報 告 た 人 材 の 育 成 を 図 ります 個 別 相 談 会 等 を 実 施 し 高 校 における 留 学 機 運 を 高 めます (7) 小 中 高 校 の 教 員 を 対 象 に 外 国 語 教 育 を 通 じて 自 国 と 外 国 の 文 化 理 解 を 深 めるための 内 容 を 研 修 講 座 に 取 り 入 れます 中 学 校 の 国 際 理 解 授 業 の 状 況 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 総 合 的 な 学 習 の 時 間 で 国 際 理 解 をテーマに 取 り 組 44.9% 60% んでいる 小 中 学 校 の 割 合 (2) 高 校 生 の 海 外 研 修 者 数 及 び 留 学 者 数 313 人 (H24) 400 人 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 小 中 学 生 を 対 象 に 様 々な 国 の 文 化 生 活 について 広 く 紹 介 することにより 国 際 感 覚 を 身 に 付 け ることを 目 的 とした 国 際 理 解 講 座 を 行 っています ( 国 際 戦 略 課 ) (2) 県 立 女 子 大 学 外 国 語 研 究 所 の 明 石 康 所 長 ( 元 国 連 事 務 次 長 )を 塾 長 に 迎 え 平 成 14 年 度 から 国 際 舞 台 で 活 躍 できる 高 い 志 と 行 動 力 に 富 んだ 若 者 を 育 てる ことを 目 的 に 県 内 高 校 から 選 考 された 高 校 生 20 名 程 度 を 対 象 として 約 8ヶ 月 間 の 実 践 的 な 研 修 を 行 っています ( 県 立 女 子 大 学 ) 25

1-3 国 際 的 視 点 に 立 ち 自 らの 考 えを 発 信 できる 力 を 育 成 する 取 組 7 豊 かな 語 学 力 の 育 成 を 目 指 した 外 国 語 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 総 合 教 育 センター 県 立 女 子 大 学 1 現 状 近 年 グローバル 化 の 加 速 的 な 進 展 により 様 々な 人 々と 協 働 し 問 題 を 解 決 したり 新 たな 考 えや 方 策 を 生 み 出 したりすることのできる 人 材 が 求 められています 国 際 舞 台 で 活 躍 していくためには 日 本 の 文 化 に 対 する 深 い 理 解 を 前 提 とした 語 学 力 が 必 要 です 言 語 は コミュニケーションツールとして 重 要 な だけでなく その 能 力 を 育 むことで 社 会 性 も 培 われます 特 に 国 際 共 通 語 である 英 語 によるコミュニケ ーション 能 力 の 育 成 について 小 中 高 校 が 連 携 し 効 果 的 系 統 的 に 取 組 を 進 めていく 必 要 があり 小 学 校 からの 積 極 的 な 取 組 が 求 められています (1) 小 中 学 校 小 学 校 では 平 成 23 年 度 から 外 国 語 活 動 が 完 全 実 施 され 県 内 すべての 小 学 校 5 6 年 生 でそれぞ れ 週 1 時 間 の 授 業 が 行 われています コミュニケーション 能 力 の 素 地 を 養 うことを 目 的 として ALT と 担 任 のTT(チ-ムティ-チング)を 中 心 とした 様 々な 取 組 が 行 われ 県 内 の92.4%の 小 学 校 で は 月 2 回 以 上 ALTとのTTが 行 われています 中 学 校 では 平 成 24 年 度 から 週 当 たりの 時 数 が3 時 間 から4 時 間 になり 指 導 すべき 語 数 の 増 加 や 言 語 活 動 の 一 層 の 充 実 により 読 むこと 書 くこと にも 力 を 入 れた 総 合 的 なコミュニケーション 能 力 の 育 成 を 図 っています < 小 中 連 携 の 現 状 > 校 区 内 の 小 学 校 で 行 っている 外 国 語 活 動 の 内 容 を 把 握 している 中 学 校 の 割 合 47.2% 校 区 内 の 小 学 校 で 行 っている 外 国 語 活 動 の 内 容 を 踏 まえて 授 業 を 行 っている 中 学 校 の 割 合 30.0% ( 第 2 回 基 礎 基 本 習 得 状 況 調 査 (H24) 群 馬 県 教 育 委 員 会 ) < 本 県 生 徒 の 英 語 力 の 状 況 > 1 中 学 校 英 検 3 級 以 上 を 取 得 及 び3 級 以 上 相 当 の 英 語 力 を 有 する 生 徒 ( 中 学 3 年 生 )の 割 合 37.1% 2 高 校 県 立 高 校 において 英 検 準 2 級 相 当 以 上 の 英 語 力 を 有 する 生 徒 ( 高 校 3 年 生 )の 割 合 36.2% ( 英 語 教 育 実 施 状 況 調 査 H25 文 部 科 学 省 ) (2) 高 等 学 校 県 立 高 校 では 英 語 による 言 語 活 動 を 授 業 の 中 心 とすることで 英 語 を 通 じて 積 極 的 にコミュニケー ションを 図 ろうとする 態 度 の 育 成 と 情 報 や 考 え 等 を 的 確 に 理 解 したり 適 切 に 伝 えたりするコミュニケ ーション 能 力 の 育 成 を 推 進 しています また 平 成 25 年 度 は24 名 のALTを 配 置 し TTにより 生 徒 の 英 語 コミュニケーション 能 力 の 向 上 を 図 っています (3) 県 立 女 子 大 学 大 学 に 付 設 する 外 国 語 教 育 研 究 所 では 4 技 能 ( 読 む 書 く 聞 く 話 す)の 調 和 のとれた 総 合 的 英 語 能 力 の 育 成 や 英 語 学 習 の 動 機 付 けと 環 境 づくりを 提 言 し その 実 現 のために 広 く 小 学 生 から 高 校 生 大 学 生 一 般 県 民 に 対 して 様 々な 取 組 を 実 施 しています 2 課 題 (1) 小 中 高 校 における 英 語 教 育 の 円 滑 な 接 続 を 進 めること (2) グローバル 化 の 進 展 に 対 応 できる 人 材 を 育 成 するための 英 語 によるコミュニケ-ション 能 力 を 向 上 す ること (3) 授 業 中 生 徒 が 実 際 に 英 語 を 使 用 する 機 会 を 一 層 充 実 すること (4) 英 語 担 当 教 員 の 英 語 力 指 導 力 を 更 に 強 化 すること (5) 英 語 教 育 における 小 中 高 大 学 の 連 携 を 推 進 すること 26

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) グローバル 化 の 進 展 に 対 応 できる 人 材 を 育 成 (1) 小 中 学 校 における 効 果 的 な 英 語 カリキュラ するために 小 学 校 1 年 から 英 語 教 育 を 導 入 し ムを 開 発 し モデル 校 での 試 行 実 践 を 行 い ます 全 県 に 普 及 させます (2) コミュニケーションのツールとして 英 語 を 使 (2) ALTや 英 語 に 堪 能 な 地 域 人 材 を 効 果 的 に 活 うことができるよう 小 学 校 での 学 習 を 踏 まえ 用 した 小 学 校 英 語 の 授 業 を 行 います た 中 学 校 の 授 業 改 善 を 進 めます (3) 小 中 高 校 における 英 語 教 育 の 円 滑 な 接 続 (3) 小 中 高 校 において 生 徒 の 英 語 能 力 の 到 を 図 るため 各 校 種 の 授 業 を 見 合 う 機 会 を 増 や 達 目 標 を 明 確 に 設 定 します します (4) 小 中 高 校 の 外 国 語 活 動 担 当 教 員 及 び 英 語 (4) 英 検 等 の 外 部 検 定 試 験 を 活 用 して 児 童 生 徒 の 科 教 員 の 英 語 運 用 能 力 を 向 上 させます 英 語 力 や 課 題 等 を 分 析 し それらを 指 導 の 改 善 (5) 英 語 教 育 における 県 内 の 小 中 高 大 連 携 に 生 かします の 在 り 方 を 検 討 します (5) 英 語 を 用 いてできることを 明 確 にするための 小 中 高 校 で 一 貫 した 到 達 目 標 (CAN-DOリス ト)の 作 成 と 運 用 に 係 る 実 践 研 究 を 推 進 します (6) 県 立 高 校 に 外 国 語 指 導 助 手 (ALT)を 配 置 し TT 等 の 活 動 を 通 して 生 徒 が 生 きた 英 語 に 触 れたり 実 際 に 英 語 を 使 ったりする 機 会 を 充 実 します (7) 外 国 語 を 使 う 機 会 の 飛 躍 的 増 加 幅 広 い 教 養 や 問 題 解 決 力 等 の 国 際 的 素 養 を 身 に 付 けさせる 教 育 を 行 うスーパーグローバルハイスクールの 指 定 を 受 け グローバル 人 材 の 育 成 に 取 り 組 み ます (8) 国 際 的 な 大 学 入 学 資 格 を 得 ることができる 教 育 プログラムである 国 際 バカロレアについて 情 報 収 集 等 に 努 め 導 入 の 可 能 性 について 検 討 します (9) 教 員 の 英 語 力 指 導 力 強 化 を 図 るため 英 検 TOEFL TOEIC 等 の 外 部 検 定 試 験 を 受 験 するよう 促 します (10) 小 中 高 校 の 英 語 学 習 の 一 層 の 充 実 を 図 る ため 教 員 の 教 科 指 導 力 や 英 語 運 用 能 力 を 向 上 するための 研 修 を 実 施 します (11) 英 語 教 育 における 県 内 の 小 中 高 大 連 携 を 推 進 する 群 馬 フレームワーク を 提 唱 し 英 語 教 育 講 演 会 等 を 開 催 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 中 学 校 において 実 用 英 語 検 定 3 級 以 上 相 当 の 英 語 力 を 中 3 37.1% 中 3 50% 有 する 生 徒 の 割 合 (2) 県 立 高 校 において 実 用 英 語 検 定 準 2 級 相 当 以 上 の 英 語 高 3 36.2% 高 3 60% 力 を 有 する 生 徒 の 割 合 (3) 中 学 校 において 授 業 の 半 分 以 上 の 時 間 生 徒 が 英 語 で 48.8% 80% 活 動 している 割 合 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 県 内 高 校 と 連 携 し 各 連 携 校 で 年 度 内 に3 回 ずつ コミュニケーション 活 動 を 中 心 としたモデル 授 業 を 提 供 しています (2) 本 県 の 高 校 生 に 英 語 で 発 表 する 機 会 を 提 供 し 英 語 によるコミュニケーション 能 力 の 向 上 に 寄 与 する ことを 目 的 として 明 石 杯 高 校 生 英 語 コンテスト を 行 っています (3) グローバル 人 材 育 成 を 目 的 として 県 内 高 校 生 を 対 象 に 明 石 塾 を 実 施 し 国 際 情 勢 日 本 の 現 状 や 多 文 化 理 解 に 関 する 研 修 35 時 間 の 英 語 研 修 等 を 行 っています ( 以 上 県 立 女 子 大 学 ( 外 国 語 教 育 研 究 所 )) 27

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基 本 施 策 2 確 かな 学 力 の 育 成 児 童 生 徒 の 読 解 力 コミュニケーション 能 力 自 らの 考 えを 表 現 し 活 用 す る 力 多 面 的 に 物 事 を 捉 える 力 学 習 を 日 常 生 活 と 結 び 付 ける 力 を 育 成 する とともに ぐんま 方 式 による 少 人 数 学 級 編 制 を 通 して 意 欲 をもって 学 ぶ 学 習 習 慣 や 規 則 正 しい 生 活 習 慣 を 身 に 付 けさせます さらに 本 県 のものづくりを 担 い 新 規 産 業 分 野 に 挑 戦 する 児 童 生 徒 の 知 的 好 奇 心 や 独 創 性 を 育 成 するため 理 数 教 育 の 充 実 を 図 ります また 社 会 への 関 心 をもち 様 々な 情 報 の 中 から 物 事 の 本 質 を 見 極 め 自 らの 行 動 に 結 び 付 けていく 情 報 活 用 能 力 を 高 めます 29

2-4 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 取 組 8-1 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 活 用 し 課 題 解 決 を 図 る 力 の 育 成 ( 小 中 学 校 ) 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 学 校 人 事 課 1 現 状 (1) 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 の 実 施 小 学 校 については 知 識 に 関 する 問 題 活 用 に 関 する 問 題 ともに 全 国 平 均 を 下 回 っています 中 学 校 については いずれも 全 国 平 均 は 上 回 っていますが 小 中 学 校 共 通 して 特 に 必 要 な 情 報 を 取 り 出 して 自 分 の 考 えを 述 べたり 考 えた 方 法 や 理 由 を 説 明 したりすることには 課 題 が 見 られます また この 調 査 では 質 問 紙 調 査 を 行 っていますが 国 語 と 算 数 数 学 についての 関 心 意 欲 等 は 全 国 平 均 を 上 回 っています < 平 成 25 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 結 果 : 平 均 正 答 率 ( ) 内 は 全 国 > 国 語 A 61.3(62.7) 国 語 B 47.5(49.4) 小 学 校 算 数 A 76.4(77.2) 算 数 B 55.0(58.4) 国 語 A 78.1(76.4) 国 語 B 68.8(67.4) 中 学 校 数 学 A 64.9(63.7) 数 学 B 42.8(41.5) ( A: 主 に 知 識 に 関 する 問 題 B: 主 に 活 用 に 関 する 問 題 ) 小 学 校 中 学 校 国 語 は 好 き 59.0(57.9) 算 数 は 好 き 69.4(66.2) 国 語 は 大 切 92.1(91.0) 算 数 は 大 切 92.8(92.1) 国 語 は 好 き 59.1(57.7) 数 学 は 好 き 56.7(55.5) 国 語 は 大 切 90.2(88.4) 数 学 は 大 切 81.7(80.5) (2) ぐんまの 子 どもの 基 礎 基 本 習 得 状 況 調 査 の 実 施 本 県 では 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 で 実 施 していない 社 会 や 英 語 音 楽 図 画 工 作 美 術 等 の 教 科 について 平 成 22 年 度 と24 年 度 に 本 県 独 自 の 学 力 調 査 として 筆 記 調 査 だけでなく 実 技 調 査 も 行 い 幅 広 く 学 力 の 状 況 を 把 握 分 析 しました その 結 果 国 語 算 数 数 学 だけでなく これらの 教 科 についても 自 分 の 言 葉 で 説 明 したり 自 分 なりに 工 夫 したりすることに 課 題 が 見 られ また 自 分 ではできると 考 えているが 実 際 にはできていない 技 能 があることも 明 らかになりました (3) はばたく 群 馬 の 指 導 プラン に 基 づく 授 業 改 善 の 推 進 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 や 本 県 独 自 の 学 力 調 査 の 結 果 分 析 を 基 に 本 県 の 児 童 生 徒 において 伸 ばしたい 資 質 能 力 や 各 教 科 の 指 導 の 基 本 を 示 した 指 導 資 料 は ばたく 群 馬 の 指 導 プラン を 平 成 24 年 3 月 に 作 成 し 全 教 員 に 配 付 しました また 平 成 25 年 度 は 小 学 校 の13 教 科 領 域 で 平 成 24 年 度 は 中 学 校 の13 教 科 領 域 で 公 開 授 業 を 行 い 延 べ 約 1,600 人 が 参 観 しました (4) 指 導 体 制 (ぐんま 少 人 数 クラスプロジェクト) さくらプラン わかばプランによる 群 馬 県 独 自 の 少 人 数 学 級 編 制 により 学 年 の 発 達 段 階 に 応 じた 指 導 体 制 を 充 実 させ 基 礎 学 力 の 定 着 を 目 指 しています 学 年 小 学 校 中 学 校 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 1 年 2 年 3 年 1 学 級 国 の 標 準 35 40 40 40 40 40 40 40 40 の 人 数 本 県 の 指 30 30 35 35 40 40 35 40 40 ( 人 ) 導 体 制 わかば さくらプラン プラン また さくらプラン わかばプランの 対 象 とならない 小 学 校 5 6 年 生 中 学 生 2 3 年 生 では 算 数 数 学 の 授 業 での 少 人 数 指 導 を 支 援 してきました 2 課 題 (1) 児 童 生 徒 に 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 確 実 な 定 着 を 図 ること (2) 児 童 生 徒 に 知 識 技 能 を 活 用 し 課 題 解 決 できる 力 を 育 成 すること 30

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 や 技 能 を 確 実 に 身 に 付 (1) 発 達 段 階 に 応 じたきめ 細 かな 指 導 を 充 実 さ けさせ それらを 日 常 生 活 と 結 び 付 けて 活 用 し せ 基 礎 学 力 の 定 着 を 図 ることを 目 的 とした 本 課 題 を 解 決 していく 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 県 独 自 の 少 人 数 学 級 編 制 や 少 人 数 指 導 を 推 進 し を 以 下 の 取 組 を 通 じて 育 みます ます 1 発 達 段 階 に 応 じた 少 人 数 学 級 編 制 を 推 進 する (2) 各 学 校 が これまでに 以 上 に 組 織 的 継 続 的 とともに 各 学 校 の 実 態 や 課 題 に 応 じた 学 力 向 に 学 力 向 上 に 取 り 組 めるよう 学 力 向 上 委 員 会 上 計 画 に 基 づく 指 導 体 制 を 充 実 させます を 充 実 させるとともに 学 校 の 組 織 体 制 の 強 化 2 はばたく 群 馬 の 指 導 プラン 及 び はばた を 図 るための 教 員 を 特 別 に 配 置 します く 群 馬 の 指 導 プラン: 実 践 の 手 引 き を 活 用 し (3) 確 かな 学 力 を 育 成 するための 校 内 研 修 の た 授 業 改 善 に 取 り 組 みます 在 り 方 や 各 教 科 の 指 導 の 手 立 て 等 学 力 向 上 を 図 るための 方 策 を 学 校 全 体 で 研 究 するための 指 定 校 を 設 置 し その 成 果 を 全 県 に 普 及 します (4) はばたく 群 馬 の 指 導 プラン を 活 用 して 年 間 1 人 1 授 業 以 上 の 公 開 授 業 の 実 施 を 推 進 しま す (5) 学 習 内 容 の 達 成 度 を 確 認 するための 評 価 テス トを 作 成 し 小 学 校 において 活 用 できるように します (6) 外 部 有 識 者 や 市 町 村 教 育 委 員 会 等 により 組 織 する 確 かな 学 力 育 成 プロジェクト 会 議 を 開 催 し 本 県 の 学 力 向 上 の 課 題 や 今 後 の 方 向 性 学 力 向 上 を 推 進 するための 具 体 的 な 施 策 につい て 協 議 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 における 全 国 の 平 均 正 答 小 6-1.9 小 6 +2.0 率 との 差 ( 小 学 校 ) (2) 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 における 全 国 の 平 均 正 答 中 3 +1.4 中 3 +3.0 率 との 差 ( 中 学 校 ) コラム 第 2 次 群 馬 県 初 代 県 令 楫 取 素 彦 優 れた 指 導 力 で 群 馬 県 の 教 育 の 充 実 と 産 業 の 発 展 に 大 きな 功 績 を 残 しました 特 に 教 育 分 野 に 関 して は 県 内 に 義 務 教 育 の 理 解 を 推 進 するとともに 小 学 校 の 建 設 を 進 め 就 学 率 を 当 時 の 全 国 トップレベル にしました さらに 幼 稚 園 中 学 校 女 学 校 師 範 学 校 等 を 整 備 し 教 育 環 境 を 整 えました また 世 界 遺 産 登 録 を 目 指 している 富 岡 製 糸 場 の 存 続 や 現 在 全 県 的 に 取 り 組 んでいる 東 国 文 化 推 進 の 中 心 となっている 古 墳 をはじめとした 歴 史 的 価 値 ある 多 くの 文 化 財 の 保 全 にも 力 を 入 れました 現 在 の 本 県 教 育 の 礎 を 構 築 し 郷 土 の 誇 りとなる 数 多 くのものを 次 世 代 に 残 した 偉 人 の1 人 です 31

2-4 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 取 組 8-2 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 活 用 し 課 題 解 決 を 図 る 力 の 育 成 ( 高 等 学 校 ) 担 当 所 属 : 高 校 教 育 課 1 現 状 高 校 においては 全 日 制 定 時 制 通 信 制 のすべての 課 程 において 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 確 実 に 習 得 させるとともに これらを 活 用 して 課 題 を 解 決 するために 必 要 な 思 考 力 判 断 力 表 現 力 その 他 の 能 力 を 育 み 確 かな 学 力 の 育 成 を 推 進 しています (1) 高 校 における 各 教 科 科 目 等 の 指 導 に 当 たっては 知 識 技 能 の 習 得 と 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 育 成 のバランスを 重 視 し 評 価 計 画 を 含 めた 年 間 指 導 計 画 及 びシラバス( 授 業 計 画 概 要 )を 作 成 し 指 導 と 評 価 の 一 体 化 を 図 った 教 育 を 推 進 しています また 基 礎 基 本 の 確 実 な 定 着 を 図 るとともに 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 を 育 成 する 観 点 から 問 題 を 探 究 的 に 解 決 する 活 動 を 積 極 的 に 取 り 入 れることや 生 徒 が 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 めるように 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を 育 成 する 学 習 活 動 を 推 進 しています (2) 各 学 校 に 授 業 改 善 推 進 委 員 会 を 設 置 し 授 業 改 善 推 進 計 画 を 作 成 して 教 員 相 互 の 授 業 研 究 等 の 充 実 と 職 員 研 修 の 推 進 授 業 中 の 生 徒 指 導 の 充 実 と 授 業 評 価 の 推 進 保 護 者 等 への 授 業 公 開 や 校 長 が 直 接 授 業 を 見 て 指 導 助 言 を 行 うことで 授 業 改 善 の 推 進 に 取 り 組 んでいます また これからの 学 校 教 育 の 在 り 方 についての 認 識 を 深 め 諸 課 題 に 適 切 に 対 応 していけるよう 校 内 研 修 の 一 層 の 充 実 を 図 ったり 県 総 合 教 育 センターにおける 研 修 講 座 等 を 活 用 しています (3) 高 校 教 育 における 質 の 保 証 を 図 るために 学 び 直 し の 時 間 の 設 定 や 生 徒 一 人 ひとりに 応 じた 指 導 の 充 実 等 義 務 教 育 段 階 の 学 習 内 容 の 確 実 な 定 着 を 図 るため の 指 導 を 推 進 しています また 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を 育 成 するために グループやペアによる 協 同 学 習 を 推 進 し 知 識 基 盤 社 会 を 生 き 抜 くためのコミュ ニケーション 能 力 や 課 題 解 決 能 力 等 の 育 成 を 目 指 して います (4) 生 徒 が 自 己 の 在 り 方 や 生 き 方 を 考 え 主 体 的 に 進 路 を 選 択 することができるよう 各 教 科 科 目 や 総 合 的 な 学 習 の 時 間 及 び 特 別 活 動 等 の 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 計 画 的 組 織 的 なキャリア 教 育 進 路 指 導 を 推 進 しています 共 に 学 び 合 う 協 同 学 習 の 様 子 2 課 題 (1) 高 校 生 としての 基 礎 的 基 本 的 な 学 力 を 確 実 に 身 に 付 けさせること (2) 生 徒 の 学 習 意 欲 を 伸 張 し 学 習 習 慣 の 定 着 を 図 るために 授 業 における 問 題 解 決 的 な 学 習 や 体 験 的 な 学 習 を 推 進 するとともに 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を 育 成 するため 協 同 型 双 方 向 型 の 授 業 改 善 を 進 めること 32

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 各 教 科 において 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 (1) 毎 時 間 の 授 業 で 伸 ばしたい 生 徒 の 資 質 能 の 習 得 を 重 視 するとともに 観 察 実 験 レポ 力 を 明 確 にし そのための 適 切 な 学 習 活 動 を ートの 作 成 論 述 等 知 識 技 能 の 活 用 を 図 る 設 定 します 学 習 活 動 を 充 実 していきます (2) グループ 学 習 やペア 学 習 等 を 活 用 した 思 考 力 (2) 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 を 養 う 上 で 生 判 断 力 表 現 力 等 の 育 成 や 指 導 と 評 価 の 一 体 徒 の 発 達 段 階 を 考 慮 した 思 考 力 判 断 力 表 化 等 を 目 指 した 授 業 改 善 を 推 進 します 現 力 等 を 育 成 する 学 習 活 動 を 充 実 していきます (3) 学 習 内 容 の 確 実 な 習 得 や 学 習 意 欲 の 伸 長 (3) すべての 県 立 高 校 において 生 徒 一 人 ひとり 学 習 習 慣 の 定 着 を 目 指 して 学 び 直 し 学 習 や の 学 習 状 況 や 授 業 の 理 解 度 を 把 握 するなど 個 協 同 学 習 についての 研 究 を 行 います に 応 じたきめ 細 かな 指 導 や 生 徒 一 人 ひとりの (4) 生 徒 の 学 習 内 容 の 習 熟 の 程 度 等 に 応 じて 少 学 習 状 況 等 を 適 切 に 把 握 して 指 導 の 改 善 に 生 人 数 指 導 や 習 熟 度 別 学 級 編 成 を 活 用 するなど かすための 観 点 別 学 習 状 況 の 評 価 を 推 進 します 生 徒 一 人 ひとりに 応 じた 指 導 を 推 進 します (4) キャリア 教 育 を 念 頭 においた 教 育 課 程 を 編 成 (5) 学 ぶことの 意 義 を 実 感 できるよう 各 教 科 し 生 徒 が 学 習 意 欲 を 高 め 主 体 的 に 進 路 選 択 科 目 等 とも 連 携 し 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じ ができる 態 度 を 育 成 します たキャリア 教 育 を 推 進 します (6) 各 校 における 取 組 についての 情 報 交 換 やキャ リア 教 育 及 び 進 路 指 導 実 施 上 の 当 面 する 諸 課 題 について 研 究 協 議 を 行 い 各 校 におけるキャリ ア 教 育 進 路 指 導 を 推 進 します (7) 進 学 指 導 に 活 用 できる 資 料 を 作 成 し 各 高 校 における 進 学 指 導 を 推 進 します (8) 学 校 や 生 徒 の 実 態 に 応 じて 土 曜 日 における 教 育 活 動 の 活 用 方 法 を 検 討 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 学 習 内 容 の 確 実 な 定 着 を 図 るための 学 び 直 しや 思 考 力 4 校 10 校 判 断 力 表 現 力 等 を 育 成 する 協 同 学 習 を 重 点 的 に 行 う 推 進 校 の 数 (2) 公 立 高 校 における 進 路 希 望 達 成 率 90.8%(H24) 95% ( 進 路 希 望 達 成 者 / 卒 業 者 ) コラム 確 かな 学 力 とは 以 前 は 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 育 成 と 自 ら 学 び 自 ら 考 える 力 の 育 成 は 別 のものと 考 えられてい ましたが この 両 面 を 総 合 的 に 育 むことが 必 要 とされ これらが 確 かな 学 力 と 定 義 付 けられました 学 校 の 教 育 活 動 の 中 では 各 教 科 の 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 を 身 に 付 けさせるとともに それらの 知 識 技 能 を 日 常 生 活 の 中 で 活 用 する 力 の 育 成 を 図 っています 33

2-4 基 礎 的 基 本 的 な 学 習 内 容 の 定 着 を 図 るとともに 学 習 意 欲 を 高 める 取 組 9 しっかりとした 学 習 習 慣 生 活 習 慣 の 確 立 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 生 涯 学 習 課 健 康 体 育 課 学 校 人 事 課 総 務 課 1 現 状 (1) 小 中 学 校 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 の 結 果 等 を 見 ると 本 県 の 児 童 生 徒 は 全 国 と 比 べ 家 庭 学 習 の 状 況 はよい 傾 向 にありますが まだまだ 習 慣 化 が 必 要 な 児 童 生 徒 も 見 られます 現 在 各 学 校 では 学 習 習 慣 を 育 むために 家 庭 と 連 携 しながら 家 庭 学 習 の 習 慣 化 を 図 ったりしていま す また 挨 拶 運 動 や 早 寝 早 起 き 朝 ご 飯 朝 読 書 等 児 童 生 徒 が 望 ましい 生 活 習 慣 を 身 に 付 けられるようにするための 様 々な 取 組 も 行 っています 1 家 庭 における 学 習 習 慣 生 活 習 慣 読 書 の 状 況 ⅰ 学 習 習 慣 の 状 況 ( ) 内 は 全 国 (%) 項 目 H25 自 分 で 計 画 を 立 てて 家 庭 での 勉 強 をしている 児 童 生 徒 小 6 60.0 (58.9) の 割 合 中 3 46.3 (44.5) 家 庭 等 での 学 習 時 間 が1 日 当 たり 平 均 1 時 間 以 上 の 児 童 小 6 63.5 (63.2) 生 徒 の 割 合 ( 平 日 ) 中 3 74.1 (68.6) 家 庭 等 での 学 習 時 間 が1 日 当 たり 平 均 2 時 間 以 上 の 児 童 小 6 21.7 (25.2) 生 徒 の 割 合 ( 休 日 ) 中 3 47.5 (40.6) ⅱ 生 活 習 慣 の 状 況 (%) 項 目 H25 毎 日 同 じくらいの 時 刻 に 寝 ている 児 童 生 徒 の 割 合 小 6 80.9 (78.9) 中 3 74.5 (74.3) 毎 日 同 じくらいの 時 刻 に 起 きている 児 童 生 徒 の 割 合 小 6 91.9 (90.9) 中 3 93.4 (92.3) ⅲ 読 書 の 状 況 (%) 項 目 H25 家 や 図 書 館 で1 日 30 分 以 上 読 書 をしている 児 童 生 徒 の 割 小 6 40.4 (36.6) 合 中 3 33.1 (29.5) 朝 の 読 書 等 の 一 斉 読 書 の 時 間 を 週 に 複 数 回 又 は 毎 日 小 6 51.5 (61.9) 行 った 学 校 の 割 合 中 3 86.1 (79.4) 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 ( 文 部 科 学 省 ) 2 学 校 の 指 導 体 制 (ぐんま 少 人 数 クラスプロジェクト) 児 童 生 徒 の 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 確 立 を 図 るため さくらプラン わかばプランによる 群 馬 県 独 自 の 少 人 数 学 級 編 制 により 一 人 ひとりにきめ 細 かな 指 導 を 行 い 学 年 の 発 達 段 階 に 応 じた 指 導 体 制 を 充 実 さ せています 3 小 学 校 1 年 生 全 員 に 当 たり 前 だけれども 大 切 な 礼 儀 や 生 活 習 慣 をまとめた ぐんまの 子 どものため のルールブック50 を 配 布 しています (2) 高 等 学 校 高 校 では 生 徒 の 自 尊 感 情 が 低 下 し 主 体 性 の 確 立 が 困 難 となっているような 場 合 には 生 徒 の 自 己 指 導 能 力 ( 生 徒 が 正 しく 判 断 し 行 動 する 力 )の 育 成 を 目 指 し 生 徒 に 自 己 存 在 感 を 与 えること 共 感 的 な 人 間 関 係 を 育 成 すること 自 己 決 定 の 場 を 与 え 自 己 の 可 能 性 の 開 発 を 援 助 することの3 点 に 留 意 した 学 習 指 導 生 徒 指 導 を 行 っています 学 習 指 導 においては 生 徒 の 学 習 意 欲 を 高 め 自 ら 学 ぶ 習 慣 を 身 に 付 けさせるため わかる 授 業 を 展 開 するとともに ペア 活 動 やグループ 活 動 等 を 多 く 取 り 入 れることにより 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を 育 成 する 学 習 活 動 の 活 発 化 と 生 徒 同 士 の 学 び 合 いの 促 進 を 図 っています ホームルーム 活 動 や 学 校 行 事 等 の 特 別 活 動 においては 生 徒 に 自 己 決 定 させる 場 を 多 く 設 けたり 振 り 返 り 活 動 を 行 ったりするなどして 生 徒 の 内 面 の 成 長 を 促 しています 生 徒 指 導 においては 挨 拶 の 励 行 や 授 業 中 の 生 徒 指 導 等 を 全 教 職 員 が 一 致 団 結 して 行 うこと 等 により よりよい 人 間 関 係 づくりと 生 徒 の 規 範 意 識 の 醸 成 に 努 めています また 教 育 活 動 全 体 を 通 した 道 徳 教 育 と 人 権 教 育 を 充 実 させ 思 いやりと 社 会 性 を 兼 ね 備 えた 生 徒 の 育 成 に 取 り 組 んでいます 2 課 題 (1) 児 童 生 徒 の 学 習 意 欲 を 更 に 高 め 自 ら 学 ぶ 学 習 習 慣 を 定 着 させること (2) 学 習 の 基 盤 となる 自 律 的 な 生 活 習 慣 を 育 成 すること (3) 読 書 の 習 慣 を 定 着 させること 34

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 発 達 段 階 に 応 じた 少 人 数 学 級 編 制 及 び 少 人 数 (1) きめ 細 かな 指 導 を 充 実 させ 基 本 的 な 生 活 習 の 学 習 集 団 やチームティーチングによる 授 業 に 慣 を 確 立 するとともに 社 会 性 を 育 成 することを より 児 童 生 徒 の 実 態 に 応 じたきめ 細 かな 指 導 目 的 とした 本 県 独 自 の 少 人 数 学 級 編 制 を 推 進 し を 行 います ます 取 組 8-1 再 掲 (2) 自 分 で 計 画 を 立 てて 家 庭 での 継 続 した 学 習 (2) 授 業 と 関 連 した 質 の 高 い 家 庭 学 習 の 取 組 を 各 習 慣 が 身 に 付 くように 努 めます 学 校 へ 紹 介 するとともに 学 校 全 体 で 共 通 した (3) 規 範 意 識 の 醸 成 や 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 確 立 を 学 び 方 の 指 導 を 行 うよう 促 します 積 極 的 に 行 っていきます (3) きちんとした 礼 儀 作 法 をはじめとしたルール (4) いじめや 不 登 校 問 題 行 動 等 の 根 底 には 良 を 身 に 付 けるために 学 校 家 庭 地 域 におけ 好 な 人 間 関 係 を 築 くことができない 生 徒 の 実 態 る 取 組 の 中 で ぐんまの 子 どものためのルール があると 考 えられることから 社 会 性 の 育 成 を ブック50 の 活 用 を 促 します 図 る 指 導 を 工 夫 し 人 間 関 係 づくりを 促 す 指 導 (4) 挨 拶 の 励 行 交 通 マナー 服 装 マナー 等 につ を 推 進 します いて マナーアップ 運 動 や 授 業 中 の 生 徒 指 (5) 児 童 生 徒 の 健 全 育 成 推 進 のため 家 庭 地 域 導 等 において 全 職 員 が 一 致 した 指 導 を 引 き 続 き 学 校 の 更 なる 連 携 を 図 ります 行 うことにより 児 童 生 徒 の 規 範 意 識 の 醸 成 を (6) 高 校 においては 生 徒 が 自 己 決 定 できる 場 を 図 るとともに 落 ち 着 いた 学 習 環 境 を 確 保 しま 与 え 自 己 有 用 感 を 高 めることができるように す 引 き 続 き 指 導 します (5) 家 庭 と 連 携 し 食 に 関 する 指 導 を 通 じて 早 (7) 学 校 家 庭 地 域 との 連 携 により 児 童 生 徒 寝 早 起 き 朝 ごはん 等 の 児 童 生 徒 の 基 本 的 の 読 書 習 慣 が 身 に 付 くように 努 めます な 生 活 習 慣 を 育 成 し 生 活 リズムを 向 上 させま す (6) 生 徒 の 道 徳 性 や 社 会 性 を 涵 養 するために 道 徳 教 育 や 特 別 活 動 等 を 引 き 続 き 計 画 的 効 果 的 に 実 践 します (7) 生 徒 の 積 極 的 な 社 会 参 加 を 促 すため ボラン ティア 活 動 の 推 進 を 支 援 するとともに 母 校 の 小 学 校 におけるボランティア チューター( 児 童 への 講 話 授 業 補 助 等 )への 参 加 を 促 進 しま す (8) 各 教 科 の 年 間 指 導 計 画 に 学 校 図 書 館 の 利 用 を 位 置 付 け 司 書 教 諭 学 校 司 書 等 を 活 用 した 読 書 への 興 味 関 心 を 高 める 指 導 を 行 います (9) 公 立 図 書 館 と 連 携 し 児 童 生 徒 の 読 書 意 欲 を 喚 起 する 取 組 を 推 進 します (10) 市 町 村 と 連 携 し 児 童 生 徒 の 読 書 活 動 の 意 義 等 について 普 及 啓 発 を 図 ります 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 家 庭 等 での 学 習 時 間 が1 日 当 たり 平 均 1 時 間 以 上 の 小 小 6 63.5% 小 6 70% 中 学 生 の 割 合 中 3 74.1% 中 3 80% (2) 毎 朝 同 じくらいの 時 刻 に 起 きている 小 中 学 生 の 割 小 6 91.9% 小 6 95% 合 中 3 93.4% 中 3 95% (3) 県 立 高 校 における 欠 席 率 全 日 制 2.0%(H24) 全 日 制 1.0% 以 下 定 時 制 14.5%(H24) 定 時 制 10.0% 以 下 35

2-5 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 取 組 10 ものづくり 産 業 等 へつながる 理 数 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 総 合 教 育 センター 1 現 状 21 世 紀 は 知 識 基 盤 社 会 の 時 代 と 言 われており 科 学 技 術 が 国 際 的 な 競 争 力 と 生 産 性 向 上 の 源 泉 と なっています 特 に ナノテクノロジー( 1) 情 報 科 学 等 の 分 野 を 中 心 に 学 術 研 究 や 科 学 技 術 をめぐ る 世 界 的 な 競 争 が 激 化 しています このような 競 争 を 担 う 人 材 の 育 成 が 各 国 において 国 力 の 基 盤 として 認 識 され 国 際 的 な 人 材 争 奪 競 争 も 現 実 のものとなっています また 少 子 高 齢 化 といった 我 が 国 の 人 口 構 造 の 変 化 のほか 環 境 問 題 やエネルギー 問 題 といった 地 球 規 模 での 課 題 については 人 類 社 会 の 持 続 可 能 な 発 展 のために 科 学 技 術 に 何 ができるかが 問 われています こうしたことから 次 代 を 担 う 科 学 技 術 系 人 材 の 育 成 が 重 要 な 課 題 になっているとともに 科 学 技 術 の 成 果 が 社 会 全 体 の 隅 々にまで 活 用 されるようになっている 今 日 では 科 学 に 関 する 基 礎 的 素 養 の 向 上 も 必 要 であり 科 学 技 術 の 土 台 である 理 数 教 育 の 充 実 を 図 っています (1) 小 中 学 校 1 平 成 24 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 において 正 答 率 が 低 かった 問 題 ( 群 馬 県 ) 小 学 校 天 気 と 気 温 の 関 係 につい 分 析 しその 理 由 を 記 述 する 水 の 温 度 によって 状 態 が 変 化 する 性 質 を 適 用 して 考 察 する 中 学 校 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 % 1つの 回 路 で2つの 実 験 と 同 じ 結 果 を 得 るための 測 定 方 法 を 説 明 する 観 察 結 果 から 分 析 解 釈 して 地 層 の 傾 きの 方 向 を 指 摘 する 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 % 観 察 実 験 の 結 果 を 整 理 し 考 察 する 力 が 弱 い 状 況 が 見 られます 科 学 的 な 言 葉 や 概 念 を 使 用 して 考 えたり 説 明 したりすることが 苦 手 です 2 平 成 24 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 における 児 童 生 徒 質 問 紙 の 結 果 ( 群 馬 県 ) 小 学 生 0% 20% 40% 60% 80% 100% 中 学 生 0% 20% 40% 60% 80% 100% 理 科 の 勉 強 は 好 きですか 将 来, 理 科 や 科 学 技 術 に 関 係 する 職 業 に 就 きたいと 思 いますか 55.2 14.1 15.2 当 てはまる 29.8 10.9 3.8 27.5 42.8 どちらかと 言 えば 当 てはまる 理 科 の 勉 強 は 好 きですか 将 来, 理 科 や 科 学 技 術 に 関 係 する 職 業 に 就 きたいと 思 いますか どちらかと 言 えば 当 てはまらない 36.4 33.8 9.8 14.8 29.5 当 てはまらない 20.9 45.5 8.7 小 学 生 の8 割 以 上 中 学 生 の7 割 が 理 科 の 勉 強 が 好 きと 回 答 していますが 将 来 理 科 や 科 学 技 術 に 関 係 する 職 業 に 就 きたいと 答 えた 生 徒 は 小 中 学 生 とも3 割 に 満 たない 状 況 です (2) 高 等 学 校 県 立 高 校 ではSSH( 2)やSPP( 3)を 活 用 し 将 来 の 科 学 技 術 系 人 材 育 成 のため 理 数 教 育 の 充 実 に 向 けた 取 組 を 行 っています 本 県 ではこれまでに 高 崎 高 校 (H14~23) 高 崎 女 子 高 校 (H15~24) 桐 生 高 校 (H19~28) 前 橋 女 子 高 校 (H25~29)がSSHの 指 定 を 受 けました それぞれの 学 校 が 特 色 ある 活 動 を 実 践 し 成 果 発 表 会 等 を 通 して 県 内 各 高 校 へその 成 果 を 広 め 理 数 教 育 の 充 実 に 大 きな 役 割 を 果 たしています また 科 学 部 活 動 振 興 プログラム(H25: 公 立 高 校 等 7 校 )を 実 施 している 高 校 では 大 学 等 の 研 究 機 関 と 連 携 し 先 進 的 な 研 究 を 行 っています 2 課 題 (1) 科 学 的 な 知 識 技 能 を 積 極 的 に 活 用 する 能 力 や 態 度 を 育 成 するために 児 童 生 徒 が 科 学 を 学 ぶ 意 義 有 用 性 楽 しさを 実 感 できるよう 授 業 改 善 を 推 進 すること (2) 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 充 実 させ 科 学 的 な 思 考 力 や 表 現 力 を 育 成 すること (3) 小 中 高 校 で 連 続 性 をもたせた 理 数 教 育 を 推 進 すること 1 ナノテクノロジー:10 億 分 の1といった 極 めて 細 かな 単 位 で 加 工 設 計 を 行 う 超 精 密 技 術 であり 半 導 体 や 機 械 加 工 生 物 や 医 学 分 野 等 への 応 用 を 目 指 す 技 術 2 SSH(スーパーサイエンスハイスクール): 文 部 科 学 省 が 指 定 する 将 来 の 国 際 的 な 科 学 技 術 系 人 材 を 育 成 することを 目 指 し 理 数 系 教 育 に 重 点 をおいた 研 究 開 発 を 行 う 高 校 3 SPP(サイエンス パートナーシップ プログラム): 独 立 行 政 法 人 科 学 技 術 振 興 機 構 が 支 援 する 大 学 等 の 研 究 機 関 と 連 携 して 実 験 や 実 習 等 の 体 験 的 活 動 を 行 うプログラム( 平 成 25 年 度 は 県 内 公 立 高 校 で10 校 採 択 されています ) 36

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 日 常 生 活 との 関 連 を 重 視 する 授 業 を 推 進 し (1) 観 察 実 験 の 結 果 を 分 析 し 解 釈 して 自 らの 観 察 実 験 等 本 物 に 触 れる 科 学 的 な 体 験 を 一 層 考 えをまとめ 表 現 する 力 を 育 成 します 充 実 させ 理 科 を 学 ぶことの 意 義 や 有 用 性 を 実 (2) 中 学 生 の 理 科 研 究 発 表 会 科 学 の 甲 子 園 ジュ 感 する 機 会 を 増 やします ニア 等 への 参 加 や 高 校 生 の 科 学 の 甲 子 園 数 (2) 科 学 的 な 思 考 力 表 現 力 の 育 成 のため 観 察 学 コンテスト 等 への 参 加 を 促 進 します 実 験 探 究 活 動 等 において 実 感 を 伴 った 理 解 (3) SSH SPP 科 学 部 活 動 振 興 プログラム が 図 れる 問 題 解 決 的 な 学 習 を 推 進 します において 取 り 組 んだ 研 究 の 成 果 を 発 表 し 科 学 (3) 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 を 深 め 数 学 的 な 知 識 に 対 する 知 的 好 奇 心 を 高 め 科 学 に 対 する 考 え 技 能 を 積 極 的 に 活 用 する 態 度 を 養 います 方 を 深 めます (4) 発 達 段 階 に 応 じた 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 (4) 総 合 教 育 センターの 各 種 実 験 観 測 の 施 設 や 科 学 の 基 本 的 な 見 方 の 確 実 な 定 着 を 図 るため 設 備 を 開 放 し 学 校 では 実 施 が 難 しい 研 究 活 動 小 中 高 校 を 通 じた 理 科 の 内 容 の 系 統 性 ( 連 を 支 援 します 携 )を 図 ります (5) 小 中 高 校 間 の 理 数 学 習 の 円 滑 な 接 続 を 図 (5) 理 数 教 育 に 係 る 教 員 の 資 質 向 上 を 図 ります るための 検 討 会 等 を 組 織 し 研 究 等 を 進 めます (6) 大 学 のもつ 専 門 知 識 や 技 術 を 小 中 学 校 の 授 業 に 生 かせるようにします (7) 県 独 自 の 学 力 調 査 の 結 果 から 明 らかになった 課 題 を 解 決 するための 効 果 的 な 指 導 方 法 等 を 習 得 するために 研 究 協 議 会 や 授 業 公 開 等 を 実 施 します (8) 算 数 数 学 及 び 理 科 の 学 習 が 日 常 生 活 とつな がるよう はばたく 群 馬 の 指 導 プラン に 基 づく 授 業 実 践 とグループ 協 議 ワークショップ 型 研 修 等 を 充 実 させます (9) 地 域 や 学 校 の 理 科 教 育 における 中 核 教 員 の 育 成 を 目 指 し 小 学 校 に 特 別 に 配 置 している 理 科 を 専 門 に 教 える 教 員 を 対 象 とした 研 修 の 一 層 の 充 実 を 図 ります (10) 採 用 3 年 目 研 修 の 小 学 校 教 員 全 員 に 対 して 理 科 観 察 実 験 実 習 を 行 います (11) ぐんま 昆 虫 の 森 等 の 県 立 生 涯 学 習 施 設 や 県 立 自 然 史 博 物 館 県 内 大 学 等 との 連 携 を 図 り 理 科 研 修 関 係 講 座 の 一 層 の 充 実 を 図 ります 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 理 科 の 授 業 で 学 習 したことは 普 段 の 生 活 や 社 会 に 出 小 5 84.0%(H22) 小 5 90% たときに 将 来 役 立 つと 考 えている 小 中 学 生 の 割 合 中 2 64.8%(H22) 中 2 70% (2) 理 科 室 で 観 察 や 実 験 をする 授 業 を1クラス 当 たり 週 1 小 6 65.7%(H24) 小 6 70% 回 以 上 行 った 小 中 学 校 の 割 合 中 3 74.5%(H24) 中 3 80% (3) 将 来 理 科 や 科 学 技 術 に 関 する 職 業 に 就 きたいと 答 え 小 6 29.3%(H24) 小 6 40% た 小 中 学 生 の 割 合 中 3 24.6%(H24) 中 3 35% (4) 科 学 の 甲 子 園 ( 予 選 ) 参 加 高 校 数 9 校 15 校 (5) 数 学 コンテスト 参 加 生 徒 数 435 人 500 人 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 女 子 高 校 生 及 びその 保 護 者 を 対 象 に 女 子 生 徒 が 理 工 系 領 域 に 進 む 契 機 とすることを 目 的 として 生 徒 対 象 の 理 工 系 領 域 の 講 義 実 習 企 業 研 究 所 見 学 ( 理 工 系 出 身 の 女 性 研 究 者 とのディスカッション を 含 む ) 保 護 者 に 対 する 講 演 会 を 行 っています (ぐんま 男 女 共 同 参 画 センター) 37

2-5 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 取 組 11 情 報 通 信 技 術 (ICT) 活 用 能 力 と 情 報 モラルの 育 成 ICT:Information and Communication Technology 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 総 合 教 育 センター 1 現 状 インターネットがグローバルな 情 報 通 信 基 盤 となり 経 済 社 会 に 変 革 をもたらしています また パソ コンや 携 帯 電 話 タブレット 型 端 末 等 が 広 く 個 人 に 普 及 し 誰 もが 情 報 の 受 け 手 だけでなく 送 り 手 として の 役 割 も 担 うようになってきています こうした 情 報 化 が 進 展 する 中 で 大 量 の 情 報 の 中 から 物 事 の 本 質 を 見 極 めて 取 捨 選 択 できる 力 や 情 報 の 表 現 やコミュニケーションの 効 果 的 な 手 段 としてコンピュータや 情 報 通 信 ネットワーク 等 の 情 報 手 段 を 活 用 する 能 力 が 求 められています さらに ネットワーク 上 の 有 害 情 報 や 悪 意 のある 情 報 発 信 等 情 報 化 の 影 の 部 分 への 対 応 も 喫 緊 に 求 め られています こうした 状 況 を 踏 まえて 情 報 通 信 ネットワーク 等 の 情 報 手 段 を 適 切 に 活 用 できる 能 力 (ICT 活 用 能 力 )とともに 正 しく 利 用 しようとする 倫 理 観 危 険 回 避 能 力 ( 情 報 モラル)の 育 成 に 努 めています (1) ICT 活 用 能 力 の 育 成 各 学 校 では 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じて ICT 活 用 能 力 の 育 成 を 計 画 的 系 統 的 に 行 っています 校 種 主 な 教 科 等 主 な 学 習 小 学 校 総 合 的 な 学 習 の 時 間 調 べ 学 習 における インターネットを 利 用 した 情 報 収 集 ワープロソフト 表 計 算 ソフト プレゼンテーションソフ ト 等 を 利 用 した 調 べ 学 習 のまとめや 発 表 中 学 校 技 術 家 庭 科 情 報 通 信 ネットワークにおける 基 本 的 な 情 報 利 用 の 仕 組 み 等 の 理 解 情 報 に 関 する 技 術 の 適 切 な 評 価 と 活 用 高 校 情 報 課 題 や 目 的 に 応 じて 情 報 手 段 を 適 切 に 活 用 すること 情 報 活 用 の 基 礎 となる 情 報 手 段 の 特 性 の 理 解 (2) 情 報 モラルの 育 成 児 童 生 徒 の 携 帯 電 話 の 所 持 率 が 高 くなる 中 で イ ンターネット 上 でのいじめや 犯 罪 被 害 が 発 生 してい ます 各 学 校 では 日 常 の 指 導 に 加 え 外 部 講 師 によ る 情 報 モラル 講 習 会 等 を 開 催 (H24 小 学 校 49.2 % 中 学 校 80.5%)し 児 童 生 徒 が 携 帯 電 話 等 の 正 しい 利 用 方 法 を 身 に 付 け 被 害 者 や 加 害 者 にならな いよう 特 別 活 動 の 時 間 等 で 指 導 しています 中 学 3 年 生 普 段 ( 月 ~ 金 ) 1 日 あたりどれくらいの 時 間 インターネットをして いますか 2.7 5.1 12.2 小 学 6 年 生 2.8 6.7 6.5 11.5 19.7 35.2 33.9 41.9 21.6 0% 20% 40% 60% 80% 100% 4 時 間 以 上 3 時 間 以 上 2 時 間 以 上 1 時 間 以 上 1 時 間 より 少 ない 全 くしない (3) 教 員 の 指 導 力 学 校 における 情 報 環 境 ( ) 内 は 全 国 教 員 のICTを 活 用 した 指 導 力 児 童 生 徒 のICT 活 用 を 指 導 できる 教 員 63.5 (63.7)% 授 業 中 にICTを 活 用 して 指 導 できる 教 員 66.9 (67.5)% 学 校 における 情 報 機 器 等 の 整 備 状 況 コンピュータ1 台 当 たりの 児 童 生 徒 数 6.2(6.5) 人 / 台 学 校 おける 教 育 の 情 報 化 の 実 態 等 に 関 する 調 査 ( 平 成 24 年 度 文 部 科 学 省 ) (4) 教 員 への 支 援 学 校 の 情 報 化 推 進 を 目 指 して 総 合 教 育 センターでは 授 業 におけるICT 活 用 校 務 におけるI CT 活 用 情 報 モラル 教 育 の 推 進 を 中 核 とする 情 報 活 用 及 び 情 報 教 育 関 連 の 研 修 講 座 を 実 施 して います また 学 校 の 情 報 化 推 進 を 図 る 上 での 課 題 解 決 に 向 けた 技 術 的 な 支 援 等 も 実 施 しています また 総 合 教 育 センター 内 にあるカリキュラムセンターでは 教 職 員 が 開 発 した 教 育 用 ソフトウェア を 提 供 し 児 童 生 徒 にとって 分 かりやすい 授 業 を 実 施 できるよう 支 援 しています ( 提 供 可 能 ソフト309タイトル 平 成 24 年 度 提 供 数 2,680 本 ) 38

2 課 題 (1) 児 童 生 徒 のICT 活 用 能 力 の 実 態 を 正 確 に 把 握 し 指 導 を 充 実 すること (2) 情 報 モラルに 対 する 理 解 を 含 めた 成 長 段 階 に 応 じた 情 報 リテラシー( 1) 教 育 を 充 実 させること (3) 児 童 生 徒 の 教 科 学 習 をより 効 果 的 にするために 学 習 指 導 の 中 でICTを 活 用 し 効 果 的 な 授 業 の 推 進 を 図 ること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 小 中 高 校 の12 年 間 を 見 通 して 児 童 生 徒 (1) 各 教 科 や 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 で 目 的 に 応 に 系 統 的 にICT 活 用 能 力 と 情 報 活 用 能 力 の 育 じて 必 要 な 情 報 を 集 めたり 取 り 出 したりする 成 を 図 ります 活 動 を 充 実 させます (2) インターネット 上 でのいじめ 問 題 を 踏 まえ (2) 発 達 段 階 に 応 じて 身 に 付 けさせたいICT 活 保 護 者 や 関 係 団 体 等 と 連 携 し 情 報 社 会 の 進 展 用 能 力 について 明 らかにし 児 童 生 徒 によるI とともに 変 化 する 特 性 を 教 員 が 理 解 した 上 で CT 活 用 の 場 面 を 取 り 入 れた 授 業 を 推 進 します 児 童 生 徒 の 情 報 モラルの 育 成 に 努 めます (3) ICTを 活 用 した 協 働 型 双 方 向 型 の 授 業 の (3) 各 高 校 では 一 斉 学 習 に 加 え 個 別 学 習 協 働 実 践 例 を 周 知 します 学 習 のためICTを 有 効 活 用 します (4) 各 高 校 において 生 徒 のICT 機 器 活 用 能 力 (4) 教 員 のICTを 活 用 した 指 導 力 向 上 のため の 達 成 目 標 を 設 定 します 研 修 の 充 実 を 図 ります (5) インターネット 上 でのいじめ 問 題 を 含 めた 情 報 モラルの 育 成 啓 発 のため 児 童 生 徒 や 保 護 者 向 けの 講 習 会 を 行 います また 教 員 研 修 等 を 通 じ インターネット 等 に 関 する 知 識 や ネ ット 上 のいじめ の 実 態 を 伝 え 教 員 の 理 解 を 深 めます (6) 総 合 教 育 センターにおいて デジタル 教 科 書 タブレット 型 端 末 等 を 利 活 用 した 授 業 実 践 力 を 高 める 研 修 を 行 います また 校 内 研 修 を 支 援 するために 講 師 が 各 学 校 へ 出 向 いて 研 修 を 実 施 します (7) G-TaK(デジタル 機 器 用 の 教 材 )の 更 な る 充 実 を 図 るとともに それら 教 材 等 をより 利 用 しやすくするために G-TakのWebペ ージを 充 実 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 小 中 学 生 のICT 活 用 能 力 1 コンピュータで 文 字 を 打 つなど 基 本 的 操 作 が 身 に 付 い 89.1% 100% ている 小 学 生 の 割 合 2 コンピュータ 等 の 情 報 手 段 を 積 極 的 に 活 用 している 中 76.6% 100% 学 生 の 割 合 (2) 授 業 中 にICTを 活 用 して 指 導 できる 公 立 学 校 教 員 の 66.9%(H24) 100% 割 合 (3) インターネット 利 用 時 に 守 るべきルールやマナーを 身 H26から 調 査 実 施 100% に 付 けている 小 中 学 生 の 割 合 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 子 どもたちを 取 り 巻 くインターネットの 有 害 情 報 環 境 の 実 態 や 影 響 を 把 握 し その 問 題 解 決 を 図 る 基 本 的 な 技 能 を 習 得 したセーフネット 活 動 委 員 会 インストラクターによる 啓 発 活 動 を 進 めています (2) 子 どもにインターネットの 危 険 性 やルールを 分 かりやすく 伝 えるために 考 案 したセーフネット 標 語 お ぜのかみさま ( 2)による 広 報 啓 発 を 進 めています ( 以 上 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) 1 情 報 リテラシー: 情 報 機 器 やITネットワークを 活 用 して 情 報 データを 管 理 活 用 する 能 力 のこと 2 セーフネット 標 語 おぜのかみさま :おくらない( 写 真 ) ぜったいに 会 わない! のせない( 個 人 情 報 ) かきこまない( 悪 口 ) みな い( 有 害 サイト) さがさない( 出 会 い) まもる(ルール)の 頭 文 字 を 使 って 小 中 学 生 に 親 しみのある 尾 瀬 をモチーフに ぐんまち ゃんを 使 ったイメージキャラクター 尾 瀬 守 さま を 作 成 しました 39

2-5 発 展 的 な 教 育 により 社 会 へ 参 画 する 力 を 育 成 する 取 組 12 地 域 を 発 展 させる 大 学 の 充 実 担 当 所 属 : 女 子 大 学 県 民 健 康 科 学 大 学 農 林 大 学 校 1 現 状 専 門 的 な 知 識 技 能 をもつ 人 材 育 成 のため 県 立 の 高 等 教 育 機 関 として3つの 大 学 等 を 設 置 しています (1) 県 立 女 子 大 学 生 涯 にわたり 学 び 続 け 主 体 的 に 考 える 力 を 育 むため 教 育 の 質 を 確 保 するとともに 国 際 化 と 地 域 貢 献 を2 本 の 柱 として 国 内 外 で 活 躍 できる 人 材 の 育 成 に 努 めています 1 外 国 語 教 育 の 充 実 グローバル 人 材 の 育 成 に 対 応 した 教 育 機 能 の 整 備 ( 少 人 数 教 育 多 数 のネイティブ 教 員 最 新 鋭 の 学 習 システム 全 国 ト ップレベルの 海 外 留 学 支 援 外 国 語 教 育 研 究 所 設 置 等 ) 2 真 の 国 際 化 に 対 応 しうる 日 本 語 教 育 や 教 養 教 育 の 充 実 ( 日 本 語 表 現 プ ログラムの 新 設 総 合 教 養 学 科 の 新 設 群 馬 学 センター 及 び 地 域 日 本 語 教 育 センターの 設 置 等 ) 県 立 女 子 大 学 の 講 義 3 各 分 野 の 第 一 線 で 活 躍 する 講 師 の 招 聘 ( 駐 日 大 使 NGOリーダー 地 元 企 業 経 営 者 国 際 社 会 で 活 躍 する 女 性 等 ) 4 地 域 に 根 ざした 研 究 教 育 活 動 の 展 開 ( 自 治 体 企 業 福 祉 施 設 等 と 連 携 したフィールドワーク 企 画 開 発 ワークショップ 開 催 等 ) 5 学 生 が 卒 業 後 の 社 会 的 職 業 的 自 立 を 図 るために 必 要 な 能 力 を 培 う 支 援 活 動 の 実 施 (キャリアプラン ニング 関 連 科 目 の 開 講 進 路 支 援 事 業 進 路 情 報 室 等 ) (2) 県 民 健 康 科 学 大 学 未 来 の 社 会 を 支 え よりよいものにしていくため 豊 かな 人 間 性 と 専 門 的 な 知 識 技 術 をもち 様 々な 側 面 から 保 健 医 療 を 考 え 自 立 して 判 断 し 行 動 することができる 保 健 医 療 専 門 職 ( 看 護 師 保 健 師 診 療 放 射 線 技 師 )を 養 成 しています 平 成 21 年 4 月 に 近 年 における 医 療 技 術 の 高 度 化 専 門 化 や 県 民 の 医 療 に 対 するニーズの 多 様 化 に 対 応 して より 高 い 専 門 性 を 有 し 指 導 的 役 割 を 担 う 人 材 を 養 成 するため 大 学 院 ( 修 士 課 程 )を 開 設 しました 診 療 放 射 線 学 部 の 実 習 また 平 成 24 年 4 月 に 地 域 貢 献 活 動 を 行 う 組 織 として 地 域 連 携 センター を 開 設 し 大 学 が 有 する 人 的 資 源 や 研 究 成 果 を 県 民 をはじめ 広 く 教 育 機 関 医 療 従 事 者 行 政 等 にフィードバックして いくための 取 組 を 行 っています (3) 農 林 大 学 校 本 県 唯 一 の 公 立 農 業 系 高 等 教 育 機 関 として 本 県 農 業 を 担 う 人 材 を 育 成 するため 就 農 者 を 養 成 する 農 業 経 営 学 科 と 農 林 業 関 連 団 体 等 へ の 就 職 を 目 指 す 農 業 ビジネス 学 科 の2 学 科 を 設 置 し 農 林 業 後 継 者 や 農 林 業 関 連 産 業 の 従 事 者 を 養 成 しています 一 方 農 業 回 帰 を 志 向 する 中 高 年 者 の 就 農 や 他 産 業 から 農 業 への 新 規 参 入 に 対 するニーズに 応 えるため 就 農 に 必 要 な 農 業 技 術 の 研 修 を 行 う ぐんま 農 業 実 践 学 校 を 研 修 部 に 設 置 し 農 林 部 においても 社 会 人 を 対 象 とした 社 会 人 コース(1 年 制 )を 設 け 多 様 な 担 い 手 育 成 に 取 り 組 んでいます 農 林 大 学 校 の 実 習 2 課 題 (1) 県 立 女 子 大 学 1 急 速 な 社 会 の 進 展 や 変 化 する 県 民 のニーズに 適 切 に 対 応 するため 各 学 部 学 科 の 特 色 を 生 かした 教 育 内 容 や 方 法 の 一 層 の 工 夫 改 善 を 図 ること 2 学 生 の 卒 業 後 の 社 会 的 職 業 的 自 立 を 促 進 するための 進 路 支 援 の 体 制 を 充 実 させること 3 真 の 国 際 化 や 地 域 貢 献 を 図 るため 地 域 志 向 性 を 重 視 した 教 育 研 究 を 一 層 進 めること (2) 県 民 健 康 科 学 大 学 1 社 会 の 変 化 や 技 術 の 高 度 化 専 門 化 に 対 応 し 社 会 の 発 展 を 支 えることのできる より 高 い 専 門 的 知 識 や 技 術 技 能 をもった 人 材 を 育 成 すること 2 大 学 における 知 的 財 産 や 研 究 成 果 等 を 県 民 をはじめ 教 育 機 関 医 療 機 関 医 療 従 事 者 行 政 等 に 還 元 することにより 県 民 福 祉 の 向 上 に 広 く 寄 与 すること (3) 農 林 大 学 校 1 公 立 農 業 系 高 等 教 育 機 関 として 即 戦 力 となる 農 林 業 の 担 い 手 を 育 成 すること 2 非 農 家 出 身 者 や 普 通 高 校 等 農 業 系 高 校 以 外 からの 入 校 者 の 増 加 大 学 短 大 卒 業 生 の 入 校 者 等 多 様 化 する 入 校 者 ニーズに 応 える 教 育 を 実 施 すること 3 農 業 回 帰 を 志 向 する 中 高 年 者 農 業 への 新 規 参 入 を 目 指 す 社 会 人 等 多 様 な 担 い 手 を 育 成 すること 40

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 県 立 女 子 大 学 (1) 県 立 女 子 大 学 1 国 際 社 会 で 活 躍 できる 女 性 リーダーの 育 成 を 1 ネイティブ 教 員 を 中 心 とした 英 語 の 少 人 数 教 目 指 し 英 語 によるコミュニケーション 能 力 を 育 を 提 供 し 英 語 運 用 能 力 の 評 価 方 法 としてTO 高 める 教 育 の 充 実 を 図 ります EICSW(Speaking & Writing)を 導 入 します 2 早 期 から 進 路 について 考 える 機 会 を 提 供 し 2 外 国 語 教 育 研 究 所 における 外 国 人 研 究 員 を 活 様 々な 進 路 支 援 事 業 を 実 施 します 用 した 英 語 指 導 や 海 外 留 学 等 への 支 援 を 一 層 充 3 群 馬 学 の 確 立 とその 深 化 継 承 や 多 文 化 共 実 します また 海 外 留 学 奨 励 金 等 海 外 留 学 生 のための 日 本 語 教 育 の 実 践 研 究 の 拡 充 をは 支 援 プログラムを 展 開 します じめ 各 学 部 学 科 において 地 域 に 根 ざした 教 3 学 生 と 企 業 のマッチング 支 援 を 行 うキャリア 育 研 究 を 進 めます アドバイザー 制 を 導 入 します 4 地 域 でのフィールドワークや 地 元 企 業 福 祉 施 設 等 と 連 携 した 教 育 研 究 活 動 を 進 めます (2) 県 民 健 康 科 学 大 学 (2) 県 民 健 康 科 学 大 学 1 何 を 教 えるか よりも 何 ができるように 1 豊 富 な 臨 床 経 験 と 高 い 研 究 能 力 を 兼 ね 備 えた なるか を 重 視 した 教 育 を 行 い 専 門 的 知 識 教 員 が 少 人 数 を 単 位 とした 実 習 や 実 技 指 導 に 技 術 及 び 高 い 倫 理 的 判 断 力 を 身 に 付 けた 職 業 人 重 点 を 置 いた 教 育 を 展 開 します や 高 度 専 門 分 野 を 担 う 人 材 を 育 成 します 2 看 護 学 教 員 の 養 成 県 立 病 院 との 連 携 事 業 2 大 学 の 研 究 成 果 等 を 広 く 県 民 に 情 報 提 供 す 看 護 職 への 研 究 支 援 放 射 線 教 育 に 関 わるセミ るとともに 県 内 の 医 療 現 場 や 地 域 における 課 ナーや 教 育 支 援 MRIを 用 いた 撮 像 技 術 向 上 題 解 決 に 向 けて 大 学 が 果 たす 役 割 を 積 極 的 に 提 のための 研 修 会 県 民 向 け 公 開 講 座 等 による 教 示 します 育 普 及 活 動 等 地 域 貢 献 活 動 を 推 進 します (3) 農 林 大 学 校 (3) 農 林 大 学 校 1 農 林 業 に 関 する 体 系 的 なカリキュラム 編 成 に 1 生 産 から 流 通 販 売 にいたるまでの 理 論 ( 講 より 本 県 の 次 代 を 担 う 農 林 業 後 継 者 農 林 業 義 )と 実 践 ( 実 習 )を 有 機 的 に 結 び 付 けた 実 践 関 連 産 業 の 従 事 者 を 育 成 します 教 育 を 実 施 します 2 時 代 の 変 化 に 対 応 できるマネジメント 能 力 や 2 学 生 1 人 1 課 題 の 課 題 研 究 に 取 り 組 み 問 題 行 動 力 を 養 成 します 解 決 能 力 の 向 上 を 図 るとともに 生 産 技 術 に 加 3 雇 用 就 農 を 目 指 す 学 生 の 増 加 等 多 様 なニー え 農 産 加 工 直 売 等 先 進 農 林 家 体 験 学 習 の 受 ズに 対 応 したカリキュラム 編 成 により 農 業 の 入 先 を 充 実 させます 基 礎 技 術 知 識 習 得 を 促 進 します 3 農 業 経 験 の 乏 しい 入 校 生 の 基 礎 的 な 知 識 技 4 多 様 な 担 い 手 を 育 成 するため 農 業 回 帰 を 志 術 の 早 期 習 得 を 図 り その 後 の 新 技 術 等 の 習 得 向 する 中 高 年 者 や 新 規 参 入 を 目 指 す 人 の 円 滑 な につなげます また 農 業 法 人 協 会 との 連 携 を 就 農 を 支 援 します 進 め 雇 用 就 農 に 係 る 就 農 先 の 確 保 に 努 めます 4 ぐんま 農 業 実 践 学 校 の 運 営 を 充 実 させ 中 高 年 者 等 を 対 象 に 農 業 の 知 識 技 術 の 習 得 に 向 け た 研 修 を 実 施 します また 社 会 人 コース(1 年 制 )での 就 農 支 援 を 促 進 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 県 立 女 子 大 学 の 群 馬 学 連 続 シンポジウム 来 場 者 累 10,969 人 (~H24) 14,000 人 (~H30) 計 数 (H16~) (2) 県 民 健 康 科 学 大 学 における 国 家 試 験 合 格 率 保 健 師 国 家 試 験 100.0%(H24) 100% 看 護 師 国 家 試 験 100.0%(H24) 100% 診 療 放 射 線 技 師 国 家 試 験 94.3%(H24) 100% (3) 農 林 大 学 校 の 卒 業 生 が 就 農 又 は 農 林 業 関 係 産 業 に 就 職 70.0% 80% する 割 合 6 教 育 委 員 会 と 連 携 した 取 組 (1) 外 国 語 教 育 研 究 所 における 高 校 連 携 英 語 授 業 や 小 学 校 英 語 活 動 への 支 援 の 充 実 を 図 っています ( 県 立 女 子 大 ) (2) 県 内 の 全 大 学 等 県 及 び 全 市 町 村 にて ぐんま 地 域 大 学 連 携 協 議 会 を 組 織 し 相 互 に 交 流 を 深 め 協 働 し 地 域 は 地 域 活 性 化 策 に 大 学 の 知 等 を 活 かし 大 学 等 は 特 色 ある 教 育 研 究 活 動 と 地 域 貢 献 を 推 進 しています ( 新 エネルギー 推 進 課 ) (3) 農 業 について 興 味 関 心 のある 県 内 高 校 生 に 現 在 抱 えている 農 業 の 諸 問 題 や 未 来 像 等 について 考 え る 機 会 を 提 供 するため 先 進 農 家 の 見 学 や 農 林 大 学 校 生 との 意 見 交 換 等 を 実 施 し 将 来 農 業 を 担 う 人 材 の 育 成 と 確 保 に 役 立 てています ( 技 術 支 援 課 ) 41

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基 本 施 策 3 豊 かな 人 間 性 の 育 成 一 人 ひとりに 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 多 様 な 体 験 学 習 や ボランティア 活 動 への 参 加 道 徳 教 育 や 人 権 教 育 を 充 実 させる 中 で 児 童 生 徒 に 社 会 性 や 規 範 意 識 を 身 に 付 けさせるとともに 困 難 に 立 ち 向 かい 最 後 ま でやり 抜 く 力 を 育 成 します また いじめの 未 然 防 止 と 早 期 発 見 解 決 に 向 けた 取 組 を 進 めるとともに 児 童 生 徒 による 自 主 的 な 活 動 を 支 援 することにより いじめを 許 さない 心 を 育 てます 43

3-6 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める 取 組 13 ボランティア 活 動 や 体 験 的 な 活 動 の 充 実 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 生 涯 学 習 課 1 現 状 群 馬 県 の 次 代 を 担 う 青 少 年 が 心 身 ともに 健 やかに 成 長 し たくましく 生 きる 力 を 身 に 付 け 社 会 の 一 員 として 使 命 と 役 割 をもって 自 立 することは 県 民 すべての 願 いです 青 少 年 教 育 を 取 り 巻 く 課 題 に 対 応 する ためには 直 接 的 な 体 験 が 大 変 重 要 で 必 要 不 可 欠 です (1) 小 中 学 校 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 において 児 童 生 徒 が 地 域 の 福 祉 施 設 を 調 べ 実 際 に 訪 問 する 交 流 活 動 や 高 齢 者 擬 似 体 験 ブラインドウォーク( 盲 目 擬 似 体 験 ) 車 椅 子 体 験 等 の 福 祉 ボランティア 体 験 活 動 を 行 っています また 体 験 的 な 活 動 では 林 間 学 校 や 本 県 独 自 の 尾 瀬 学 校 (H24:154 校 11,224 人 参 加 )を 実 施 し 自 然 体 験 活 動 に 取 り 組 んでいます <ボランティア 活 動 の 状 況 > 1 総 合 的 な 学 習 の 時 間 の 中 で 福 祉 健 康 を 課 題 として 取 り 上 げている 学 校 数 学 校 種 小 学 校 中 学 校 学 校 数 ( 割 合 ) 312 校 (95%) 109 校 (64%) ( 平 成 24 年 度 教 育 課 程 調 査 ) 2 地 域 社 会 等 のボランティア 活 動 に 参 加 したことがある 児 童 生 徒 の 割 合 学 年 小 6 中 3 児 童 生 徒 の 割 合 ( 全 国 平 均 ) 39.1%(37.5%) 52.4%(44.6%) ( 平 成 25 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 ) < 体 験 活 動 の 状 況 > 1 小 学 校 : 林 間 学 校 臨 海 学 校 の 実 施 校 数 (H24) 種 別 学 年 林 間 学 校 実 施 校 数 ( 割 合 ) 臨 海 学 校 実 施 校 数 ( 割 合 ) 日 数 小 4 小 5 小 6 小 4 小 5 小 6 1 泊 2 日 23(7%) 171(52%) 2(1%) 0 0 0 2 泊 3 日 以 上 0 52(16%) 24(7%) 0 78(24%) 68(21%) 2 中 学 校 : 集 団 宿 泊 活 動 の 実 施 校 数 (H24) 修 学 旅 行 を 含 めず 日 数 方 面 実 施 なし 1 泊 2 日 2 泊 3 日 方 面 1 年 45(27%) 38(23%) 89(53%) 赤 城 榛 名 高 山 尾 瀬 2 年 120(72%) 22(13%) 27(16%) 東 京 赤 城 榛 名 湯 沢 (2) 高 等 学 校 卒 業 後 の 進 路 が 決 まった 高 校 生 が 母 校 の 小 学 校 でボランティア チューター( 児 童 への 講 話 授 業 補 助 等 )として 活 動 することによって 社 会 性 の 伸 長 を 図 るとともに 自 己 有 用 感 や 自 己 を 生 かす 能 力 を 養 っています また 小 学 生 が 自 己 の 将 来 のモデルとして 高 校 生 と 交 流 することを 通 して 今 後 の 学 校 生 活 への 夢 や 希 望 を 育 んでいます < 平 成 24 年 度 高 等 学 校 ( 全 日 制 )ボランティアチューター 参 加 校 数 参 加 者 数 実 施 率 > 設 置 者 高 校 数 実 施 学 校 数 参 加 者 数 実 施 率 県 立 64 39 152 60.9% 市 組 合 立 6 5 27 83.3% 公 立 計 70 44 179 62.9% 私 立 13 7 52 53.8% 公 私 立 計 83 51 231 61.4% (3) 県 立 青 少 年 教 育 施 設 県 立 青 少 年 自 然 の 家 では 青 少 年 を 対 象 としたボランティア 活 動 の 場 の 提 供 や 指 導 者 養 成 等 の 社 会 体 験 活 動 登 山 やキャンプ 等 の 自 然 体 験 活 動 を 行 っています また 群 馬 県 青 少 年 会 館 では 中 学 生 から 大 学 生 に 向 けた 学 校 種 別 のボランティア 体 験 事 業 を 実 施 しているほか ぐんま 天 文 台 やぐんま 昆 虫 の 森 では 理 科 に 対 する 興 味 関 心 を 喚 起 する 活 動 を 提 供 しています 44

2 課 題 (1) 共 に 支 え 合 う 心 を 育 成 するため ボランティア 活 動 を 充 実 させること (2) 児 童 生 徒 に 生 きる 喜 びや 命 がかけがえのないことを 実 感 させるための 体 験 的 な 学 習 を 一 層 充 実 すること (3) 家 庭 や 地 域 と 連 携 し ボランティア 活 動 や 体 験 活 動 を 通 じて 自 己 肯 定 感 や 社 会 性 規 範 意 識 を 育 成 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) ボランティア 活 動 を 充 実 させるために 学 校 (1) ボランティア 活 動 や 体 験 活 動 において 特 色 の と 関 係 機 関 との 連 携 を 支 援 します ある 学 校 を 表 彰 し その 取 組 を 周 知 します (2) 地 域 や 学 校 の 特 色 を 活 かした 体 験 活 動 が 一 層 (2) 学 校 と 社 会 福 祉 協 議 会 等 とが 連 携 した 福 祉 体 充 実 するよう 支 援 します 験 等 の 取 組 が 充 実 するよう 環 境 づくりをしま (3) 命 の 大 切 さが 実 感 できる 体 験 活 動 の 充 実 を 図 す ります (3) 各 学 校 における 動 物 ふれあい 教 室 が 充 実 (4) 社 会 教 育 団 体 の 活 動 や 地 域 行 事 への 児 童 生 徒 するよう 学 校 獣 医 師 を 指 定 します の 参 加 を 一 層 推 進 するための 仕 組 みづくりを 図 (4) 尾 瀬 学 校 や 林 間 学 校 等 の 自 然 体 験 活 動 を 充 実 ります します (5) 社 会 を 生 き 抜 く 力 を 育 むため 自 然 体 (5) 各 学 校 のJRC( 青 少 年 赤 十 字 ) 活 動 等 を 始 験 活 動 社 会 体 験 活 動 の 機 会 提 供 を 推 進 し めとする 地 域 貢 献 や 奉 仕 活 動 を 推 進 し 学 校 周 ます 辺 の 清 掃 活 動 や 地 域 行 事 への 参 加 等 地 域 との (6) 群 馬 県 環 境 学 習 推 進 行 動 計 画 ( 仮 称 ) に 交 流 に 努 めます また 高 校 生 に 対 して 母 校 の 基 づく 環 境 教 育 を 推 進 し 生 命 を 尊 び 自 然 を 小 学 校 におけるボランティアチューターへの 積 大 切 にし 環 境 の 保 全 に 寄 与 する 態 度 を 養 いま 極 的 な 参 加 を 呼 びかけます す 取 組 4 再 掲 (6) 自 然 体 験 や 社 会 体 験 地 域 貢 献 や 奉 仕 活 動 を 県 内 全 域 で 行 っている 青 少 年 団 体 に 対 し 支 援 や 助 言 等 を 行 うほか 協 働 で 指 導 者 養 成 等 を 実 施 します (7) 自 然 体 験 活 動 社 会 体 験 活 動 に 係 る 県 主 催 事 業 の 内 容 を 工 夫 改 善 し より 幅 広 い 層 が 参 加 できるように 努 めます 異 年 齢 集 団 による 自 然 体 験 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 地 域 社 会 等 のボランティアに 参 加 している 小 中 学 生 小 6 39.1% 小 6 50% の 割 合 中 3 52.4% 中 3 60% (2) 母 校 の 小 学 校 におけるボランティアチューターに 参 加 231 人 (H24) 280 人 している 高 校 生 の 人 数 (3) 自 然 体 験 活 動 社 会 体 験 活 動 に 係 る 事 業 への 参 2,435 人 (H24) 2,800 人 加 者 数 ( 県 立 青 少 年 自 然 の 家 3 施 設 合 計 ) 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 高 校 生 ボランティアの 活 動 支 援 夏 休 み 学 生 ボランティアの 情 報 提 供 をNPO ボランティアサロン ぐんまでしています (NPO 多 文 化 共 生 推 進 課 ) (2) 県 内 の 小 中 高 特 別 支 援 学 校 を 対 象 に 県 助 産 師 会 が 開 発 した 教 材 とビデオ 出 産 模 擬 体 験 教 材 等 を 用 いて 生 命 の 成 り 立 ちや 出 産 に 関 わる 体 験 学 習 を 行 っています ( 保 健 予 防 課 ) (3) 子 どもたちが 動 物 とのふれあいを 通 じて 動 物 の 生 態 や 正 しい 飼 い 方 等 を 体 験 し 動 物 愛 護 の 精 神 の 普 及 を 図 るとともに 動 物 由 来 感 染 症 防 止 対 策 を 講 じ 子 どもたちが 安 全 で 快 適 に 学 べる 保 育 教 育 の 場 を 提 供 しています ( 衛 生 食 品 課 ) (4) 県 内 小 中 学 校 において 総 合 的 な 学 習 の 時 間 等 に 行 われるエコムーブ 号 動 く 環 境 教 室 では 地 域 人 材 を 講 師 として 派 遣 することにより 体 験 型 の 環 境 学 習 の 機 会 を 提 供 しています 取 組 4 再 掲 ( 環 境 政 策 課 ) (5) 質 の 高 い 自 然 体 験 により 県 内 小 中 学 生 の 自 然 保 護 意 識 の 醸 成 を 図 り 郷 土 を 愛 する 心 を 育 むため 尾 瀬 でガイドを 伴 った 環 境 学 習 を 実 施 した 場 合 学 校 の 設 置 者 に 対 してガイド 料 及 びバス 代 等 を 補 助 して います ( 自 然 環 境 課 ) (6) 群 馬 県 緑 のインタープリター 等 森 林 環 境 教 育 の 専 門 家 を 小 中 学 校 に 派 遣 し ネイチャーゲーム や 自 然 観 察 間 伐 体 験 等 の 指 導 を 行 っています 取 組 4 再 掲 ( 緑 化 推 進 課 ) 45

3-6 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める 取 組 14 向 上 する 心 やりぬく 心 大 切 にする 心 を 育 む 道 徳 教 育 の 充 実 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 保 健 予 防 課 1 現 状 道 徳 教 育 は 基 本 的 な 生 活 習 慣 や 社 会 生 活 を 送 る 上 で 自 他 の 生 命 の 尊 重 自 尊 感 情 他 者 への 思 いやり 規 範 意 識 家 族 愛 等 児 童 生 徒 がよりよく 生 きていくための 基 盤 である 道 徳 性 を 育 成 する 教 育 活 動 です 道 徳 性 とは 道 徳 的 な 心 情 判 断 力 実 践 意 欲 と 態 度 等 であり 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 指 導 する ものです 従 って 道 徳 の 時 間 だけでなく 各 教 科 等 においても 道 徳 教 育 を 進 める 必 要 があります 学 校 では 3つの 心 を 育 成 するために 道 徳 の 時 間 を 要 として 教 育 活 動 全 体 で 道 徳 教 育 を 推 進 してい ます 県 教 育 委 員 会 では 3つの 心 を はばたく 群 馬 の 指 導 プラン において 次 のとおり 示 しています 向 上 する 心 自 分 のよさに 気 付 き 夢 や 希 望 をもつことができる やりぬく 心 最 後 まであきらめずに 取 り 組 むことができる 大 切 にする 心 友 達 学 級 学 校 地 域 等 を 大 切 にすることができる (1) 小 中 学 校 自 分 には よいところがあると 思 いますか ( 当 てはまる+どちらかといえば 当 てはまる) 困 っている 人 を 見 かけたら 進 んで 助 けている ( 当 てはまる+どちらかと 言 えばあてはまる) 小 学 校 6 年 生 中 学 校 3 年 生 78.9 75.7 69.9 66.4 群 馬 全 国 小 学 校 6 年 生 中 学 校 3 年 生 84.5 82.0 群 馬 0 20 40 60 80 100 0.0 50.0 100.0 平 成 25 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 児 童 生 徒 質 問 紙 調 査 結 果 ( 文 部 科 学 省 ) 平 成 25 年 7 月 はばたく 群 馬 の 指 導 プランに 係 る 学 習 生 活 実 態 調 査 ものごとを 最 後 までやり 遂 げて うれしかったことがありますか ( 当 てはまる+どちらかといえば 当 てはまる) 小 学 校 6 年 生 中 学 校 3 年 生 95.0 94.3 94.6 93.7 0 20 40 60 80 100 群 馬 全 国 平 成 25 年 度 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 児 童 生 徒 質 問 紙 調 査 結 果 ( 文 部 科 学 省 ) (2) 高 等 学 校 高 校 における 道 徳 教 育 は 学 習 指 導 要 領 での 位 置 付 けに 基 づき 学 校 の 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 行 って います 各 校 では 道 徳 教 育 の 全 体 計 画 を 作 成 するとともに 公 民 科 や 特 別 活 動 を 中 心 として 自 他 の 生 命 を 尊 重 する 精 神 自 立 の 精 神 及 び 社 会 連 帯 の 精 神 や 態 度 を 身 に 付 け 差 別 のない よりよい 社 会 を 実 現 しようとする 態 度 を 養 う 学 習 の 充 実 を 図 っています 県 では 道 徳 教 育 実 践 推 進 校 を 指 定 し 道 徳 教 育 の 組 織 的 な 実 践 方 法 とともに 生 徒 の 道 徳 的 実 践 力 の 育 成 について 研 究 を 行 い 他 の 高 校 にもその 成 果 を 周 知 し 各 校 での 道 徳 教 育 の 充 実 に 役 立 てています 道 徳 教 育 実 践 推 進 校 : 富 岡 東 高 校 (H21~22) 館 林 女 子 高 校 (H23~24) 伊 勢 崎 清 明 高 校 (H25~26) 46

2 課 題 (1) 他 教 科 との 関 連 を 図 りながら 向 上 する 心 やりぬく 心 大 切 にする 心 の3つの 心 を 育 成 する ための 指 導 内 容 を 一 層 重 点 化 すること (2) 自 他 の 生 命 を 尊 重 する 心 の 育 成 に 向 けた 道 徳 の 時 間 を 推 進 すること (3) ライフステージにおける 家 族 をもつことや 親 になること 男 女 が 協 力 して 育 児 をすることの 大 切 さ を 理 解 させる 教 育 を 推 進 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 学 校 の 特 色 や 実 態 及 び 課 題 に 即 した 道 徳 教 育 (1) はばたく 群 馬 の 指 導 プラン や 実 践 事 例 集 の 全 体 計 画 を 作 成 し 活 用 することを 通 し 充 実 道 徳 教 育 実 践 事 例 集 等 を 基 に 向 上 する 心 した 道 徳 教 育 の 実 践 となるよう 指 導 の 工 夫 を やりぬく 心 大 切 にする 心 の3つの 心 を 図 ります 育 成 するための 指 導 方 法 の 工 夫 改 善 を 図 りま (2) 学 校 における 各 教 育 活 動 について 学 年 段 階 す また 自 他 の 生 命 の 尊 重 や 家 族 愛 男 女 の ごとに 示 されている 道 徳 教 育 の 内 容 項 目 を 踏 ま 協 力 についての 指 導 の 充 実 を 図 ります えた 内 容 や 方 法 で 進 めていきます (2) 郷 土 の 偉 人 や 自 然 伝 統 文 化 を 題 材 とした 読 (3) 魅 力 ある 資 料 の 開 発 活 用 等 道 徳 の 時 間 の み 物 資 料 及 び 指 導 資 料 を 作 成 し 道 徳 の 時 間 等 指 導 の 充 実 を 図 ります における 積 極 的 な 活 用 を 促 します (4) 公 民 科 や 特 別 活 動 において 人 間 としての 在 (3) 家 庭 や 地 域 社 会 と 連 携 し 積 極 的 に 道 徳 の 時 り 方 や 生 き 方 に 関 する 学 習 の 充 実 を 図 ります 間 の 授 業 公 開 をするとともに 各 種 通 信 等 を 通 (5) 児 童 生 徒 の 道 徳 性 を 高 めるために 家 庭 や 地 じて 情 報 提 供 を 行 い 保 護 者 等 の 道 徳 教 育 への 域 社 会 と 連 携 した 道 徳 教 育 の 推 進 を 図 ります 理 解 を 促 進 します (6) 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 規 範 意 識 の 醸 成 を 図 (4) 小 中 学 校 において 学 校 全 体 で 道 徳 教 育 を ります 推 進 するため 道 徳 教 育 推 進 教 師 を 中 心 とした 推 進 体 制 を 整 えます (5) 高 校 において 道 徳 教 育 実 践 推 進 校 を 指 定 し て 道 徳 教 育 の 組 織 的 な 実 践 方 法 とともに 生 徒 の 道 徳 的 実 践 力 の 育 成 についての 研 究 を 行 い ます また その 成 果 を 全 校 に 周 知 し よりよ い 実 践 を 推 進 していきます (6) 道 徳 の 教 科 化 への 適 切 な 対 応 を 図 ります (7) 挨 拶 の 励 行 交 通 マナー 服 装 マナー 等 につ いて マナーアップ 運 動 や 授 業 中 の 生 徒 指 導 等 において 全 職 員 が 一 致 した 指 導 を 引 き 続 き 行 うことにより 児 童 生 徒 の 規 範 意 識 の 醸 成 を 図 ります 取 組 9 再 掲 (8) 県 内 の 小 中 高 特 別 支 援 学 校 を 対 象 に 県 助 産 師 会 が 開 発 した 教 材 とビデオ 出 産 模 擬 体 験 教 材 等 を 用 いて 生 命 の 成 り 立 ちや 出 産 に 関 わる 体 験 学 習 を 行 います 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 自 分 にはよいところがある と 回 答 した 小 中 学 生 小 6 78.9% 小 6 100% の 割 合 中 3 69.9% 中 3 100% (2) 困 っている 人 を 見 かけたら 進 んで 助 けている と 回 小 6 84.5% 小 6 100% 答 した 小 中 学 生 の 割 合 中 3 82.0% 中 3 100% (3) 県 立 高 校 で 道 徳 の 目 標 と 各 教 科 の 学 習 内 容 との 関 連 表 4.7% 100% ( 1)を 作 成 している 学 校 の 割 合 道 徳 教 育 全 体 計 画 に ついてはすべての 県 1: 各 教 科 等 の 学 習 内 容 と 道 徳 教 育 の 目 標 を 結 び 付 けたもの 立 高 校 で 作 成 済 み 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 子 どもたちが 動 物 とのふれあいを 通 じて 動 物 の 生 態 や 正 しい 飼 い 方 等 を 体 験 し 動 物 愛 護 の 精 神 の 普 及 を 図 るとともに 動 物 由 来 感 染 症 防 止 対 策 を 講 じ 子 どもたちが 安 全 で 快 適 に 学 べる 保 育 教 育 の 場 を 提 供 しています 取 組 13 再 掲 ( 衛 生 食 品 課 ) 47

3-6 自 他 を 大 切 にする 心 や 自 己 肯 定 感 を 育 み 規 範 意 識 を 高 める 取 組 15 自 らの 行 動 につながる 人 権 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 生 涯 学 習 課 1 現 状 人 権 を 相 互 に 尊 重 し 合 う 人 権 の 共 存 の 考 え 方 を 理 念 とし 人 権 という 普 遍 的 文 化 を 構 築 するため 平 成 14 年 1 月 に 群 馬 県 人 権 教 育 の 基 本 方 針 を 決 定 し 人 権 教 育 を 計 画 的 かつ 総 合 的 に 推 進 しています 平 成 19 年 3 月 には 群 馬 県 人 権 教 育 充 実 指 針 を 策 定 し 学 校 教 育 や 社 会 教 育 家 庭 教 育 における 取 組 の 方 向 性 を 示 すとともに 人 権 に 関 する 重 要 課 題 を 1 女 性 2 子 どもたち 3 高 齢 者 4 障 害 のあ る 人 たち 5 同 和 問 題 6 外 国 籍 の 人 たち 7HIV 感 染 者 等 の 人 たち 8ハンセン 病 元 患 者 の 人 たち 9 犯 罪 被 害 者 等 10インターネット 等 による 人 権 侵 害 11その 他 の 人 権 問 題 ( 北 朝 鮮 による 拉 致 問 題 ア イヌの 人 々に 関 する 人 権 問 題 等 )の11 項 目 とし その 解 決 に 向 けた 取 組 を 進 めています (1) 学 校 教 育 各 学 校 では 人 権 教 育 主 任 ( 担 当 者 )を 置 き 人 権 教 育 に 計 画 的 に 取 り 組 むことにより 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じて 人 権 教 育 を 行 い 自 分 の 大 切 さとともに 他 の 人 の 大 切 さを 認 めること ができるよ うになり 具 体 的 な 態 度 や 行 動 に 現 れるようにしています < 人 権 教 育 に 関 する 全 体 計 画 年 間 指 導 計 画 の 整 備 見 直 し 改 善 の 状 況 > 年 間 指 導 計 画 の 見 直 し 改 善 を 実 施 年 間 指 導 計 画 の 整 備 全 体 計 画 の 見 直 し 改 善 を 実 施 47% 53% 70% 66% 70% 79% 84% 92% 92% 88% 64% 79% 0% 50% 100% 小 学 校 中 学 校 高 校 特 別 支 援 学 校 全 体 計 画 については すべての 学 校 で 作 成 済 みです ( 平 成 25 年 2 月 人 権 教 育 推 進 状 況 調 査 ( 公 立 学 校 )) (2) 社 会 教 育 社 会 教 育 では 様 々な 人 権 問 題 の 解 決 のためには 県 民 一 人 ひとりの 人 権 意 識 を 高 めることが 重 要 で あるとの 観 点 から 人 権 教 育 に 係 る 地 域 の 指 導 者 の 資 質 向 上 や 養 成 に 係 る 取 組 を 県 内 全 域 で 行 っていま す また 各 市 町 村 では 人 権 教 育 市 町 村 協 議 会 等 の 人 権 教 育 推 進 体 制 を 整 備 し 人 権 教 育 に 取 り 組 ん でいます 学 習 機 会 内 容 に 関 すること (%) 指 導 者 養 成 に 関 すること (%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 人 権 教 育 に 関 する 学 習 機 会 の 提 供 を しましたか H22 H23 88.6 97.1 指 導 者 養 成 を 目 的 とした 講 座 を 実 施 しましたか H22 H23 48.6 57.1 H24 97.1 H24 57.1 ( 平 成 25 年 1 月 平 成 24 年 度 人 権 教 育 推 進 状 況 調 査 ( 市 町 村 )) 2 課 題 (1) 人 権 問 題 を 自 分 のこととして 捉 えさせるとともに 自 らの 行 動 につながる 人 権 教 育 を 推 進 すること (2) 人 権 に 関 する 正 しい 理 解 や 人 権 感 覚 の 高 揚 を 図 ること (3) 県 民 の 人 権 意 識 を 一 層 高 めること 48

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 人 権 教 育 で 育 てたい 能 力 態 度 を 明 確 にし (1) 人 権 教 育 の 全 体 計 画 年 間 指 導 計 画 を 改 善 た 授 業 を 実 践 します 充 実 するとともに 人 権 教 育 の 推 進 体 制 を 充 実 (2) 教 育 活 動 全 体 を 通 じて 人 権 教 育 の 基 盤 である します 常 時 指 導 を 充 実 します (2) 人 権 週 間 人 権 集 中 学 習 における 学 習 内 容 を (3) 教 職 員 自 身 が 人 権 尊 重 の 理 念 を 十 分 認 識 し 充 実 するとともに 体 験 的 な 活 動 を 取 り 入 れる 人 権 に 関 する 正 しい 理 解 や 人 権 感 覚 の 高 揚 等 を など 指 導 方 法 の 工 夫 を 進 めます 図 ります (3) 人 権 に 関 する 重 要 課 題 について 正 しく 理 解 (4) 各 学 校 における 校 内 研 修 を 充 実 します するとともに 自 尊 感 情 をもったり 他 人 を 大 (5) 情 報 提 供 を 通 じて 保 護 者 の 啓 発 に 努 めます 切 にしたりするなど 人 権 尊 重 の 考 え 方 が 正 し (6) 地 域 及 び 関 係 機 関 等 との 連 携 に 努 めます く 身 に 付 くよう 各 教 科 道 徳 総 合 的 な 学 習 (7) すべての 県 民 が 人 権 感 覚 を 高 め 人 権 を 尊 重 の 時 間 特 別 活 動 等 のねらいと 人 権 教 育 との 関 した 考 え 行 動 を 取 ることができる 社 会 の 実 現 連 を 明 確 にして 取 り 組 みます を 目 指 します (4) 人 権 学 習 指 導 教 材 共 に 生 きる を 活 用 した 学 習 をロングホームルーム 等 の 年 間 指 導 計 画 等 に 位 置 付 けるとともに 共 に 生 きる 学 習 指 導 案 集 ( 重 要 課 題 編 ) を 活 用 し 教 職 員 で 共 通 理 解 を 図 った 上 で 指 導 に 当 たります (5) 教 職 員 が 児 童 生 徒 一 人 ひとりの 大 切 さを 強 く 自 覚 し 自 らの 言 動 が 児 童 生 徒 の 人 権 を 侵 害 す ることのないよう 常 に 意 識 をもって 児 童 生 徒 の 指 導 に 当 たります (6) 人 権 教 育 に 関 わる 校 内 研 修 の 機 会 を 確 保 する とともに 生 徒 が 就 職 する 際 の 公 正 な 採 用 選 考 に 向 けた 指 導 の 充 実 を 図 ります (7) 校 内 研 修 等 で 活 用 できるいじめや 人 権 に 関 わ るDVDを 総 合 教 育 センター 内 にあるカリキュ ラムセンターで 貸 し 出 して 人 権 教 育 の 啓 発 に 努 めます (8) 各 学 校 において 人 権 教 育 の 取 組 の 点 検 評 価 を 行 います (9) 人 権 教 育 の 指 導 者 養 成 のための 講 座 を 市 町 村 と 協 力 して 開 設 します (10) 社 会 教 育 における 人 権 教 育 推 進 の 中 核 となる 指 導 者 の 資 質 向 上 を 目 的 に 研 修 を 実 施 します (11) 地 域 の 集 会 所 等 を 拠 点 として 実 施 する 人 権 教 育 を 支 援 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 自 分 にはよいところがある と 回 答 した 小 中 学 生 小 6 78.9% 小 6 100% の 割 合 取 組 14 再 掲 中 3 69.9% 中 3 100% (2) 困 っている 人 を 見 かけたら 進 んで 助 けている と 回 小 6 84.5% 小 6 100% 答 した 小 中 学 生 の 割 合 取 組 14 再 掲 中 3 82.0% 中 3 100% (3) 人 権 教 育 年 間 指 導 計 画 の 見 直 し 改 善 を 実 施 している 小 70.0%(H24) 全 校 種 90% 学 校 の 割 合 中 66.1%(H24) 高 70.5%(H24) 特 別 支 援 47.4%(H24) (4) 人 権 教 育 指 導 者 研 修 の 実 施 回 数 8 回 各 教 育 事 務 所 におい て 年 1 回 以 上 実 施 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 人 権 同 和 問 題 に 対 する 県 民 の 理 解 と 認 識 を 深 め この 問 題 の 早 期 解 決 を 図 るため 人 権 啓 発 活 動 の 市 町 村 への 委 託 新 聞 ラジオによる 広 報 啓 発 関 係 機 関 との 連 携 強 化 等 を 推 進 しています ( 人 権 男 女 共 同 参 画 課 ) 49

3-7 いじめ 防 止 に 努 め 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く 力 を 育 成 する 取 組 16 いじめの 早 期 発 見 早 期 解 決 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 室 1 現 状 平 成 24 年 度 のいじめ 認 知 件 数 は 小 学 校 685 件 中 学 校 487 件 高 等 学 校 352 件 特 別 支 援 学 校 7 件 合 計 1,531 件 でした パソコンや 携 帯 電 話 等 を 使 ったいじめは 発 見 することが 難 しくなっ ているため 認 知 件 数 は 少 ないですが アプリケーションソフトを 使 った 事 案 が 増 えています 携 帯 電 話 による 誹 謗 中 傷 3% ひどく 叩 かれる 4% 金 品 を 隠 される 5% 嫌 なことを させられる 5% 仲 間 外 れ 13% 軽 く 叩 かれる 19% 冷 やかし 49% 平 成 2 4 年 度 認 知 件 数 の 推 移 件 1,400 1,291 1,200 1,000 800 696 685 596 600 487 393 407 352 400 137 151 200 130 132 58 77 68 3 6 42 6 7 0 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 小 学 校 認 知 件 数 中 学 校 認 知 件 数 高 校 認 知 件 数 特 別 支 援 学 校 認 知 件 数 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 ( 文 部 科 学 省 ) (1) 小 中 学 校 1 いじめの 早 期 発 見 県 内 のすべての 公 立 小 中 学 校 において いじめの 実 態 把 握 のためのアンケート 調 査 に 毎 月 取 り 組 ん でおり いじめ 発 見 のきっかけの 多 くを 占 めています ( 表 1) また いじめられた 児 童 生 徒 は 主 に 教 職 員 や 保 護 者 家 族 に 相 談 しています ( 表 2) 表 1 いじめの 発 見 の 主 なきっかけ( 平 成 24 年 度 ) ( 単 位 : 件 ) きっかけ 学 校 種 小 学 校 中 学 校 アンケート 調 査 など 学 校 の 取 組 により 発 見 198(29%) 197(40%) 本 人 からの 訴 え 225(33%) 124(25%) 学 級 担 任 が 発 見 115(17%) 34( 7%) 当 該 児 童 生 徒 ( 本 人 )の 保 護 者 からの 訴 え 85(12%) 51(10%) 表 2 いじめられた 児 童 生 徒 の 主 な 相 談 の 状 況 ( 平 成 24 年 度 ) 複 数 回 答 ( 単 位 : 件 ) 相 談 相 手 学 校 種 小 学 校 中 学 校 学 級 担 任 に 相 談 607(89%) 411(84%) 学 級 担 任 以 外 の 教 職 員 に 相 談 41( 6%) 113(23%) 保 護 者 や 家 族 等 に 相 談 111(16%) 122(25%) SC 等 の 相 談 員 に 相 談 32( 5%) 27( 6%) 表 1 2の( )は 認 知 件 数 に 対 する 割 合 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 する 調 査 ( 文 部 科 学 省 ) 2 いじめの 早 期 解 決 平 成 24 年 度 認 知 されたいじめについては 小 学 校 では98% 中 学 校 では96%が 学 校 の 指 導 の 結 果 解 消 しています 各 学 校 において 学 級 内 でのトラブルを 含 め 学 級 の 諸 問 題 を 自 分 たち 自 身 で 見 付 け 解 決 方 法 を 考 え 協 力 して 実 践 していく 自 主 的 自 発 的 な 活 動 の 充 実 が 大 切 です (2) 高 等 学 校 1 すべての 学 校 が きめ 細 かな 生 徒 観 察 や 学 期 ごとのアンケート 調 査 個 別 面 談 等 を 通 したいじめの 早 期 発 見 に 努 めています 2 公 立 高 校 及 び 県 立 特 別 支 援 学 校 におけるいじめ 問 題 を 含 めた 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 について 各 校 の 生 徒 指 導 主 事 等 を 対 象 とした 生 徒 指 導 対 策 協 議 会 を 年 3 回 行 い 各 学 校 の 生 徒 指 導 の 充 実 改 善 を 図 ると ともに 生 徒 指 導 体 制 の 確 立 に 資 する 活 動 を 行 っています 3 メールやインターネット 上 のサイトに 係 る 生 徒 間 のトラブルやいわゆる ネット 上 のいじめ 等 への 対 応 として 学 校 非 公 式 サイト 等 調 査 監 視 事 業 を 行 い 生 徒 による 不 適 切 な 投 稿 の 監 視 や 各 校 へ の 情 報 提 供 支 援 を 行 っています また 生 徒 保 護 者 への 啓 発 活 動 にも 力 を 入 れています (3) 特 別 支 援 学 校 1 県 立 特 別 支 援 学 校 では 教 職 員 が 日 常 的 に 児 童 生 徒 一 人 ひとりの 状 態 を 確 認 できる 状 況 にあり 体 調 等 の 変 化 を 素 早 く 把 握 し いじめの 早 期 発 見 早 期 解 決 に 取 り 組 んでいます 2 児 童 生 徒 へのアンケート 調 査 等 を 通 し 学 校 全 体 でいじめの 早 期 発 見 早 期 解 決 につなげています 50

2 課 題 (1) 各 学 校 において 早 期 発 見 のための 取 組 や 相 談 体 制 の 整 備 を 組 織 的 に 推 進 すること (2) いじめに 対 する 教 職 員 の 対 応 力 を 高 め いじめが 起 こりにくい 学 級 づくりに 努 めること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 自 らの 学 校 としてどのようにいじめ 防 止 等 の (1) いじめは どの 子 どもにも どの 学 校 にお 取 組 を 行 うかについての 基 本 的 な 方 向 取 組 の いても 起 こり 得 る ことを 全 教 職 員 が 十 分 認 識 内 容 等 を 学 校 いじめ 防 止 基 本 方 針 として 定 し いじめを 許 さない 校 風 の 醸 成 及 び 児 童 生 め 適 正 に 対 応 します 徒 集 団 の 育 成 に 努 めます (2) いじめの 早 期 発 見 や 適 切 な 指 導 ができるよう (2) あらゆる 教 育 活 動 を 通 して 児 童 生 徒 の 健 全 各 教 職 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 り 早 期 解 決 に 向 育 成 に 向 けた 一 貫 性 のある 指 導 を 行 うために けて 迅 速 かつ 組 織 的 に 学 校 全 体 で 取 り 組 んでい 校 長 を 中 心 とする 全 職 員 が 自 校 の 課 題 につい きます ての 共 通 の 理 解 を 持 ち 組 織 的 な 指 導 の 展 開 に (3) いじめは 大 人 の 目 の 届 きにくいところで 発 生 向 けて 校 内 体 制 を 充 実 させます していることから 学 校 家 庭 地 域 が 全 力 で (3) きめ 細 かな 生 徒 観 察 や 定 期 的 なアンケート 調 実 態 把 握 に 努 めます 査 個 人 面 談 の 実 施 等 により 早 期 発 見 に 努 め (4) 校 内 の 教 育 相 談 体 制 を 充 実 させ 児 童 生 徒 一 ます 人 ひとりの 個 性 を 尊 重 する 細 やかで 温 かな 指 導 (4) 学 級 において 話 合 いで 学 級 の 諸 問 題 を 解 決 を 行 うとともに 個 別 の 課 題 に 対 して 速 やかな する 体 験 を 充 実 させます 対 応 を 図 ります (5) 連 絡 ノートの 活 用 電 話 連 絡 家 庭 訪 問 等 に (5) いじめ 問 題 が 生 じたときには 詳 細 な 事 実 確 より 保 護 者 と 連 絡 を 密 にし 早 期 発 見 早 期 解 決 認 に 基 づき 早 期 に 適 切 な 対 応 を 行 い 関 係 する を 図 るとともに 地 域 行 事 への 参 加 等 地 域 と 児 童 生 徒 や 保 護 者 が 納 得 する 解 消 を 目 指 します 日 常 的 に 連 携 し 児 童 生 徒 の 情 報 共 有 を 図 りま (6) インターネット 上 でのいじめ 問 題 を 踏 まえ す 保 護 者 や 関 係 団 体 等 と 連 携 し 情 報 社 会 の 進 展 (6) 公 立 の 小 中 高 校 へのスクールカウンセラ とともに 変 化 する 特 性 を 教 員 が 理 解 した 上 で ー 配 置 により 相 談 体 制 を 充 実 します また 教 児 童 生 徒 の 情 報 モラルの 育 成 に 努 めます 取 職 員 がスクールサポーターや 生 徒 指 導 担 当 嘱 託 組 11 再 掲 員 と 緊 密 に 連 携 し 早 期 発 見 早 期 解 決 を 図 り ます (7) いじめ 等 の 問 題 行 動 の 早 期 解 決 に 向 けた い じめ 問 題 対 策 チーム を 設 置 し 家 庭 環 境 等 に 起 因 するいじめに 対 応 するため 外 部 専 門 家 (ス クールソーシャルワーカー)を 学 校 に 派 遣 しま す (8) いじめが 発 生 した 場 合 は 詳 細 な 事 実 確 認 及 び 当 該 保 護 者 への 説 明 責 任 を 果 たします さら に 法 を 犯 す 行 為 に 対 しては 早 期 に 警 察 等 に 相 談 して 協 力 を 求 めます (9) インターネット 上 でのいじめ 防 止 のため 児 童 生 徒 や 保 護 者 向 けの 講 習 会 を 行 い 情 報 モラ ルの 育 成 を 図 ります また 教 職 員 研 修 等 を 通 じ インターネット 等 に 関 する 知 識 や ネット 上 のいじめ の 実 態 を 伝 え 教 員 の 理 解 を 深 め ます 取 組 11 再 掲 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 認 知 したいじめのうち 指 導 の 結 果 解 消 した 件 数 の 小 98%(H24) 全 校 種 100% 割 合 中 96%(H24) 高 85%(H24) 特 別 支 援 100%(H24) 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 中 学 校 等 で 薬 物 乱 用 防 止 教 室 を 開 催 し 薬 物 の 怖 さのほかにいじめ 問 題 に 共 通 する 児 童 生 徒 にとって 対 処 が 難 しい 方 法 ( 友 人 の 誘 いの 断 り 方 や 先 生 への 相 談 方 法 )についても 重 点 的 に 説 明 を 行 っています ( 薬 務 課 ) (2) 少 年 相 談 活 動 や 少 年 警 察 補 導 員 スクールサポーター 等 の 学 校 訪 問 活 動 により いじめ 事 案 の 早 期 発 見 に 努 めるとともに 把 握 したいじめ 事 案 の 重 大 性 及 び 緊 急 性 等 を 踏 まえ 学 校 等 と 緊 密 に 連 携 しなが ら 的 確 な 対 応 をしています ( 県 警 少 年 課 ) 51

3-7 いじめ 防 止 に 努 め 良 好 な 人 間 関 係 を 築 く 力 を 育 成 する 取 組 17 いじめを 許 さない 心 を 育 むための 児 童 生 徒 による 自 主 的 な 活 動 の 支 援 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 室 1 現 状 学 校 が いじめ 問 題 の 解 決 に 向 け どんなささいな 予 兆 も 見 逃 さず 対 処 する という 早 期 発 見 早 期 対 応 を 図 ることも 大 切 ですが いじめ 行 為 の 多 くは 目 に 見 えにくい こと 被 害 者 も 加 害 者 も 短 期 間 に 入 れ 替 わる という 実 態 を 考 えると いじめを 許 さない 児 童 生 徒 を 育 成 することが 重 要 です また いじめ 問 題 は 学 校 だけで 解 決 していくことは 困 難 であり 家 庭 や 地 域 社 会 と 協 働 して 解 決 を 図 ることが 重 要 です 家 庭 や 地 域 社 会 との 連 絡 を 密 にしながら 情 報 の 共 有 化 や 連 携 した 活 動 を 行 い 学 校 家 庭 地 域 すべての 関 係 者 が 一 丸 となって 県 民 総 ぐるみでいじめに 向 き 合 う 社 会 を 築 いていくことが 重 要 です 県 教 育 委 員 会 は 平 成 25 年 度 いじめ 問 題 対 策 推 進 事 業 において 県 内 の 国 公 私 立 すべての 学 校 を 対 象 とした 児 童 生 徒 によるいじめ 防 止 活 動 に 取 り 組 みました 具 体 的 には 下 表 にあるように 児 童 生 徒 が 自 分 たちの 力 でいじめをなくす 活 動 ( 学 級 会 児 童 会 生 徒 会 活 動 等 )を 年 間 を 通 じて 意 図 的 計 画 的 に 推 進 することで 児 童 生 徒 にいじめを 許 さない 意 識 と 態 度 を 育 て 学 校 において いじめをしない いじめをさせない いじめを 見 て 見 ぬ 振 りをしない という 気 運 の 醸 成 を 図 りました 児 童 生 徒 のいじめ 防 止 活 動 4 月 各 学 校 でいじめ 防 止 計 画 作 成 5 月 春 のいじめ 防 止 強 化 月 間 6 月 いじめ 防 止 フォーラム 7 月 県 内 12 地 区 で 代 表 児 童 生 徒 が いじめをなくすために 私 たちが できること を 協 議 8 月 いじめ 防 止 サミット 県 内 代 表 児 童 生 徒 による 協 議 で いじめ 防 止 宣 言 採 択 9 月 いじめ 防 止 宣 言 の 活 用 10 月 12 月 冬 のいじめ 防 止 強 化 月 間 1 月 いじめ 防 止 子 ども 会 議 3 月 児 童 会 生 徒 会 での 振 り 返 り ぐんまの 子 ども いじめ 防 止 宣 言 私 たちは いじめは 必 ずなくすことができると 信 じ いじめの 問 題 から 目 を 背 (そむ)けずに 私 たち 自 身 の 問 題 として 考 えます そして 笑 顔 に あふれた 学 校 生 活 のために 自 分 から 行 動 を 起 こ すことを 約 束 し ここにいじめ 防 止 を 宣 言 します 一 勇 気 わたしたちは 困 っている 人 がいたら 自 分 のこととして 考 え 進 んで 行 動 します 一 思 いやり わたしたちは 相 手 のことを 思 い お 互 いを 大 切 にし 合 います 一 協 力 わたしたちは 周 りの 人 とよい 関 係 をつくり 何 事 にも 全 員 で 取 り 組 みます 平 成 25 年 8 月 18 日 群 馬 県 いじめ 防 止 サミット 2 課 題 (1) 児 童 生 徒 がいじめ 問 題 を 自 分 のこととして 考 え 主 体 的 にいじめ 防 止 に 取 り 組 める 集 団 づくりを 進 め ること (2) あらゆる 教 育 活 動 を 通 した 人 間 関 係 づくりを 進 めること 52

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 学 校 は 人 権 尊 重 の 精 神 に 基 づく 教 育 活 動 を 展 (1) 学 級 会 児 童 会 生 徒 会 活 動 等 を 通 じて 児 開 し 児 童 生 徒 は 自 分 たちの 力 でいじめを 防 止 童 生 徒 が 自 分 たちの 力 でいじめをなくす 活 動 を する 活 動 を 推 進 します 進 め 児 童 生 徒 一 人 ひとりに いじめを 自 分 の (2) 学 校 間 の 連 携 を 密 にして 児 童 生 徒 の 経 験 に こととして 考 えさせます 基 づく 意 見 交 換 を 行 います 1 定 期 的 に 実 施 するいじめに 関 するアンケート (3) 児 童 生 徒 のよりよい 人 間 関 係 づくりを 進 める 結 果 を 基 に 学 級 や 児 童 会 生 徒 会 で いじめ とともに 登 校 したいと 思 えるような 魅 力 ある をテーマとして 話 し 合 います 学 校 づくりに 努 めます 2 いじめで 悩 む 児 童 生 徒 を 児 童 生 徒 同 士 で 互 い (4) 地 域 や 関 係 機 関 との 連 携 を 図 り いじめ 防 止 にサポートできる 体 制 を 考 えさせ 実 践 に 結 び を 地 域 の 取 組 とします 付 けさせます 3 地 域 ごとに 小 中 高 校 生 の 代 表 が 年 齢 や 学 校 種 を 越 えて 一 堂 に 会 し 保 護 者 や 地 域 の 人 々 と 一 緒 に いじめ 防 止 について 考 えます (2) 各 教 員 が 授 業 中 の 積 極 的 な 生 徒 指 導 等 によ り いじめを 許 さない 集 団 づくり や 授 業 づくり に 取 り 組 みます (3) PTAや 地 域 の 関 係 団 体 等 と いじめ 問 題 等 について 定 期 的 に 協 議 する 場 を 設 けるなどし て 日 常 的 な 協 力 体 制 を 築 いていきます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 児 童 会 生 徒 会 活 動 等 を 通 じて いじめの 問 題 を 考 え 小 57.4%(H24) 全 校 種 100% させたり 生 徒 同 士 の 人 間 関 係 や 仲 間 づくりを 促 進 した 中 63.5%(H24) 学 校 の 割 合 高 48.2%(H24) 特 別 支 援 42.3%(H24) (2) PTAや 地 域 の 関 係 団 体 等 とともに いじめの 問 題 に 小 14.3%(H24) 全 校 種 100% ついて 協 議 する 機 会 を 設 けた 学 校 の 割 合 中 12.9%(H24) 高 6.0%(H24) 特 別 支 援 0%(H24) (3) いじめは どんな 理 由 があってもいけないことだと 小 96.6%(H25) 小 100% 思 う と 答 えた 小 中 学 生 の 割 合 中 94.9%(H25) 中 100% コラム 群 馬 県 いじめ 防 止 基 本 方 針 本 県 では いじめ 防 止 等 のための 対 策 を 総 合 的 かつ 効 果 的 に 推 進 し 県 内 すべての 学 校 の 児 童 生 徒 が 安 心 して 学 校 生 活 を 送 ることができるようにするため 群 馬 県 いじめ 防 止 基 本 方 針 を 策 定 しました これは 策 定 の 意 義 及 び 基 本 的 な 方 向 基 本 理 念 学 校 支 援 のための 取 組 保 護 者 地 域 支 援 のための 取 組 市 町 村 市 町 村 教 育 委 員 会 との 連 携 関 係 部 局 及 び 関 係 機 関 との 連 携 重 大 な 事 態 への 対 応 等 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 示 したものです 組 織 として いじめ 問 題 対 策 連 絡 協 議 会 の 設 置 や 第 3 者 機 関 である 群 馬 県 公 立 学 校 いじめ 問 題 等 調 査 委 員 会 の 活 用 を 規 定 しています この 方 針 に 基 づき 県 全 体 でいじめ 防 止 に 向 けた 取 組 を 推 進 していくこととしています 53

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基 本 施 策 4 健 やかな 体 の 育 成 学 校 体 育 や 運 動 部 活 動 を 充 実 させ 教 育 活 動 全 体 の 中 で 継 続 的 に 体 を 動 か すことの 大 切 さを 学 び 運 動 したときの 喜 びや 楽 しさを 体 感 させながら 児 童 生 徒 の 体 力 の 向 上 を 図 ります また 健 康 と 食 の 大 切 さや 健 康 な 体 づくりを 意 識 させるとともに 児 童 生 徒 の 健 康 状 態 を 的 確 に 把 握 し 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 適 切 に 対 応 しま す 55

4-8 児 童 生 徒 の 体 力 向 上 を 図 る 取 組 18 体 力 や 運 動 能 力 向 上 を 目 指 す 体 育 活 動 の 充 実 担 当 所 属 名 : 健 康 体 育 課 総 合 教 育 センター 1 現 状 本 県 の 小 中 学 生 の 体 力 は 中 学 生 は 全 国 平 均 を 上 回 っているものの 小 学 生 の 低 下 傾 向 に 歯 止 めがか かっていません その 要 因 として 外 遊 びの 減 少 車 社 会 の 進 展 等 の 生 活 環 境 の 変 化 睡 眠 や 食 生 活 等 の 生 活 習 慣 の 乱 れといった 様 々なことが 絡 み 合 い 結 果 として 子 どもが 体 を 動 かす 機 会 が 減 少 していると 考 えられます (1) 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 調 査 の 結 果 小 学 校 男 子 小 学 校 女 子 中 学 校 男 子 中 学 校 女 子 1 小 学 校 男 子 は 全 国 平 均 と 比 較 し 合 計 得 点 が 1.64 点 低 く 小 学 校 女 子 が1.33 点 低 い 状 況 で 全 国 的 に 見 ても 下 位 に 属 します 2 中 学 校 男 子 は 全 国 平 均 より0.09 点 高 く 中 学 校 女 子 も1.33 点 高 い 状 況 であり 全 国 的 に 見 ると 男 子 は 中 位 女 子 は 上 位 に 属 します 3 体 育 の 授 業 を 除 いて1 日 に2 時 間 以 上 運 動 をする 児 童 生 徒 の 割 合 が 小 学 校 では 男 女 とも 全 国 を 下 回 っているのに 対 して 中 学 校 では 男 女 とも 上 回 っています 4 小 中 学 校 の 男 女 とも 全 国 に 比 べ 肥 満 傾 向 の 児 童 生 徒 の 出 現 率 が 高 くなっています 痩 身 傾 向 の 出 現 率 は 小 中 学 校 の 男 女 とも 全 国 に 比 べ 低 くなっています (2) 体 力 向 上 施 策 として 体 力 優 良 証 の 交 付 体 育 や 保 健 体 育 の 授 業 に 関 する 研 修 の 実 施 ( 体 育 授 業 モデ ル 構 築 モデル 作 成 授 業 充 実 事 業 ) 外 部 指 導 者 の 派 遣 ( 学 校 体 育 実 技 協 力 者 派 遣 事 業 武 道 等 推 進 事 業 )を 実 施 しています (3) 幼 児 期 から 体 を 動 かすことを 習 慣 付 けられるよう 幼 児 期 運 動 指 針 を 基 に 幼 稚 園 教 諭 保 育 所 保 育 士 を 対 象 にした 研 修 会 を 実 施 しています 2 課 題 (1) 小 学 校 において 体 育 授 業 を 充 実 するとともに 授 業 時 間 以 外 にも 体 を 動 かす 時 間 を 増 やすこと (2) 運 動 習 慣 が 身 に 付 いていない 子 どもに 対 する 支 援 を 充 実 すること (3) 体 力 向 上 に 向 けた 学 校 の 取 組 に 対 する 家 庭 や 地 域 の 理 解 を 促 進 すること (4) 指 導 者 ( 教 職 員 )が 適 切 な 指 導 方 法 や 指 導 の 在 り 方 について 学 ぶ 機 会 を 一 層 充 実 すること (5) 学 校 体 育 を 地 域 スポーツ 生 涯 スポーツへ 結 び 付 けていくこと 56

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 運 動 する 時 間 とともに 運 動 する 空 間 (1) 地 域 の 特 性 や 児 童 生 徒 の 現 状 を 踏 まえ 保 護 と 運 動 する 仲 間 を 学 校 が 中 心 となってつく 者 地 域 とも 連 携 を 図 りながら 小 中 学 校 ごと っていくことにより 運 動 機 会 を 確 保 する 取 組 に その 学 校 ならではの 特 色 ある 体 力 向 上 の 取 を 推 進 します 組 を 推 進 します (2) 就 学 前 児 童 の 運 動 機 能 の 基 礎 を 形 成 します (2) 運 動 への 取 組 が 消 極 的 な 児 童 生 徒 が 体 を 動 か (3) 学 校 と 家 庭 地 域 が 一 体 となって 児 童 生 徒 すことの 楽 しさを 見 い 出 し 生 活 の 中 に 運 動 を の 生 活 習 慣 や 運 動 習 慣 を 改 善 していく 意 識 の 高 取 り 入 れるきっかけとなるような 取 組 を 展 開 し 揚 啓 発 を 図 ります ます (4) 幼 児 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じた 指 導 方 法 の (3) 幼 児 期 運 動 指 針 を 踏 まえ 幼 児 期 から 体 を 研 究 や 実 技 等 の 研 修 会 を 開 催 し 今 まで 以 上 に 動 かした 遊 びに 取 り 組 む 習 慣 や 望 ましい 生 活 教 員 の 意 識 改 革 を 進 めるとともに 指 導 力 向 上 習 慣 を 身 に 付 けさせるための 取 組 を 推 進 しま を 図 ります す (5) 専 門 的 な 指 導 力 を 有 する 外 部 指 導 者 の 活 用 を (4) 各 学 校 幼 稚 園 が 学 校 便 り Webページ 等 推 進 します を 活 用 して 自 校 園 の 体 力 状 況 について 積 極 的 に 公 表 します (5) 幼 児 期 運 動 指 針 に 沿 った 実 態 調 査 を 実 施 し その 結 果 を 活 かした 幼 稚 園 教 諭 保 育 所 保 育 士 への 研 修 を 行 うとともに 保 護 者 への 啓 発 を 図 ります (6) 授 業 づくりに 役 立 つ 指 導 資 料 の 作 成 及 び 普 及 を 小 学 校 体 育 研 究 会 や 中 学 校 保 健 体 育 研 究 会 と 連 携 しながら 充 実 させ 教 員 の 指 導 力 向 上 を 図 ります (7) 地 域 の 専 門 的 な 指 導 力 を 有 する 外 部 指 導 者 を 学 校 に 派 遣 し 体 育 授 業 の 質 を 向 上 させます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 全 国 実 施 している 新 体 力 テストの 自 校 の 結 果 から 明 ら 小 57.6% 小 100% かになった 課 題 を 解 決 するために 学 校 全 体 で 具 体 的 な 中 31.0% 中 100% 方 策 を 講 じている 小 中 学 校 の 割 合 (2) 新 体 力 テストの 結 果 を 基 に 自 校 の 体 力 の 状 況 につい 小 25.0% 小 80% て 家 庭 や 地 域 に 公 表 している 小 中 学 校 の 割 合 中 16.0% 中 80% (3) 1 日 の 運 動 時 間 が2 時 間 以 上 の 小 中 学 生 の 割 合 ( 体 小 5( 男 ) 40.5% 小 5( 男 ) 50% 育 の 授 業 時 間 を 除 く ) 小 5( 女 ) 18.3% 小 5( 女 ) 50% 中 2( 男 ) 69.8% 中 2( 男 ) 80% 中 2( 女 ) 52.1% 中 2( 女 ) 60% (4) 小 中 学 校 の 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 に 小 5( 男 ) -1.76 小 5( 男 ) +1.0 おける 合 計 得 点 の 全 国 集 計 との 差 小 5( 女 ) -1.79 小 5( 女 ) +1.0 中 2( 男 ) +0.22 中 2( 男 ) +2.0 中 2( 女 ) +2.25 中 2( 女 ) +3.0 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 総 合 型 地 域 スポーツクラブの 設 置 運 営 に 対 する 支 援 クラブマネージャーやスポーツ 指 導 者 の 育 成 スポーツに 関 する 情 報 の 収 集 提 供 を 行 っています (2) 県 民 がスポーツに 親 しむ 機 会 である 県 民 スポーツ 祭 や 県 民 マラソン 県 民 体 育 大 会 等 の 開 催 支 援 を 行 うとともに 東 京 でのオリンピック パラリンピック 開 催 に 際 して 事 前 合 宿 の 誘 致 等 を 推 進 し 県 民 のスポーツに 対 する 関 心 の 向 上 を 図 っていきます (3) スポーツ 振 興 条 例 の 趣 旨 を 踏 まえ スポーツ 環 境 の 整 備 に 向 けたスポーツ 施 設 の 計 画 的 な 整 備 を 進 め ます ( 以 上 スポーツ 振 興 課 ) 57

4-8 児 童 生 徒 の 体 力 向 上 を 図 る 取 組 19 運 動 部 活 動 の 充 実 担 当 所 属 名 : 健 康 体 育 課 1 現 状 学 校 における 運 動 部 活 動 により スポーツに 親 しむ 習 慣 を 形 成 し 生 涯 にわたってスポーツに 親 しみ 健 康 で 豊 かな 生 活 を 送 ることにつなげていくことを 目 指 しています また 同 時 に 高 い 競 技 レベルを 目 指 す 者 に 対 する 育 成 指 導 体 制 の 整 備 にも 努 めています (1) 運 動 部 活 動 加 入 状 況 1 中 学 校 中 学 生 の 運 動 部 活 動 加 入 率 は 平 成 25 年 度 は 男 子 86.7% 女 子 64.6% 全 体 で75.8 %となっており 全 国 平 均 よりも 高 い 状 況 ( 中 学 校 2 年 生 では 男 子 で+1.7% 女 子 で+4.2 %)です しかし 年 次 推 移 は 減 少 傾 向 で 生 徒 数 自 体 も 少 子 化 により 減 少 傾 向 にあることから 学 校 によ っては 十 分 な 部 員 の 確 保 ができず 活 動 が 困 難 な 種 目 も 発 生 してきています 2 高 等 学 校 高 校 生 の 運 動 部 活 動 加 入 率 は 男 子 63.8% 女 子 30.7% 全 体 で47.3%となっており 増 加 傾 向 にあります (2) 運 動 部 活 動 における 外 部 指 導 者 の 活 用 状 況 中 学 校 の63.9% 高 校 の70.0%が 外 部 指 導 者 を 導 入 しており 中 学 校 で355 人 高 校 で84 人 が 指 導 に 当 たっています また 顧 問 教 員 の 多 くは 外 部 指 導 者 に 対 して 生 徒 の 競 技 力 向 上 や 顧 問 教 員 の 指 導 力 の 補 完 を 期 待 するととも に 運 動 部 活 動 が 活 性 化 するなどの 成 果 を 感 じて います (%) 運 動 部 活 動 入 部 率 の 推 移 90 80.1 80.0 80.0 80 79.2 78.8 78.5 77.6 77.2 77.2 76.5 75.7 41.9 42.7 44.0 44.7 44.8 46.0 46.0 46.2 47.0 46.7 47.3 ( 県 中 体 連 県 高 体 連 調 査 ) ( 平 成 25 年 度 県 教 育 委 員 会 調 査 ) (3) 運 動 部 活 動 の 適 正 な 推 進 大 会 開 催 補 助 全 国 関 東 大 会 派 遣 費 補 助 外 部 指 導 者 の 派 遣 (スポーツエキスパート 事 業 地 域 スポ ーツ 人 材 の 事 業 ) 中 学 校 高 等 学 校 運 動 部 活 動 指 導 資 料 の 作 成 等 を 行 っています 70 60 50 40 30 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 部 員 数 の 減 少 顧 問 の 指 導 力 大 会 試 合 の 移 動 手 段 保 護 者 の 協 力 朝 練 習 通 常 日 の 練 習 時 間 外 部 コーチの 導 入 土 日 の 練 習 平 日 の 練 習 しない 日 体 罰 の 防 止 長 期 休 業 中 の 練 習 時 間 長 期 休 業 中 の 土 日 の 活 動 7 6 4 中 学 31 31 30 27 27 21 15 53 高 校 中 学 校 の 運 動 部 活 動 における 課 題 ( 回 答 学 校 数 ) 0 20 40 60 80 100 120 140 118 2 課 題 (1) 生 涯 スポーツ 競 技 スポーツにつながる 運 動 部 活 動 の 在 り 方 を 検 討 すること (2) 指 導 力 やマネジメント 力 の 向 上 を 目 指 した 研 修 機 会 を 充 実 すること (3) 専 門 的 な 能 力 を 持 った 外 部 人 材 を 活 用 すること 58

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 東 京 オリンピック パラリンピック 開 催 決 定 (1) 県 中 学 校 体 育 連 盟 及 び 県 高 等 学 校 体 育 連 盟 によるスポーツへの 関 心 の 高 まりを 生 かし 運 県 高 等 学 校 野 球 連 盟 と 連 携 し 生 徒 の 運 動 部 活 動 部 活 動 の 加 入 率 向 上 に 向 けた 取 組 を 充 実 させ 動 への 参 加 機 会 を 充 実 させていきます ます 特 に 男 子 と 比 較 して 加 入 率 が 低 い 女 子 (2) 複 数 校 による 合 同 実 施 やシーズン 制 等 による の 運 動 部 活 動 への 参 加 機 会 を 増 やします 複 数 種 目 実 施 等 運 動 部 活 動 における 先 導 的 な (2) 地 域 や 保 護 者 と 連 携 し 各 学 校 が 運 動 部 活 動 取 組 を 支 援 していきます に 関 する 学 校 の 取 組 や 各 部 の 活 動 を 評 価 し 改 (3) 県 内 の 学 校 体 育 団 体 が 実 施 する 開 催 事 業 や 派 善 していきます 遣 事 業 に 対 し 共 同 主 催 者 の 立 場 から 助 成 を 行 (3) 指 導 者 に 対 する 研 修 等 により 運 動 部 活 動 に い 事 業 推 進 の 円 滑 化 を 図 ります 関 する 指 導 力 や 経 営 調 整 能 力 の 向 上 を 図 りま (4) 部 活 動 運 営 委 員 会 ( 仮 称 )を 各 学 校 の 校 内 組 す また この 中 で 体 罰 の 未 然 防 止 に 向 けた 取 織 に 位 置 付 けるよう 促 します 委 員 会 には 教 職 組 を 充 実 させていきます 員 保 護 者 地 域 のスポーツ 関 係 者 地 域 医 療 (4) 学 校 と 地 域 のスポーツ 指 導 者 との 連 携 を 支 援 関 係 者 等 が 入 り 練 習 内 容 や 練 習 時 間 学 校 と していきます また 外 部 指 導 者 一 人 ひとりの 保 護 者 地 域 との 連 携 等 について 検 討 します 指 導 水 準 を 高 めていきます (5) 中 高 校 の 指 導 者 を 対 象 に 運 動 部 活 動 の 在 り 方 や 効 果 的 な 指 導 法 について 実 技 研 修 や 講 義 等 を 行 い 指 導 力 の 向 上 と 運 動 部 活 動 の 活 性 化 を 図 ります (6) 中 学 校 の 運 動 部 活 動 に 対 する 専 門 的 技 術 指 導 を 必 要 とする 市 町 村 や 県 立 高 校 に 外 部 指 導 者 を 派 遣 し 生 徒 の 多 様 な 実 技 指 導 のニーズへの 対 応 や 顧 問 の 指 導 力 の 向 上 を 図 ります (7) 外 部 指 導 者 には 技 術 面 の 指 導 だけでなく 生 徒 の 人 格 形 成 に 必 要 な 規 範 意 識 や 倫 理 観 の 育 成 に 関 する 指 導 力 学 校 の 方 針 への 理 解 を 有 す る 者 を 委 嘱 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 運 動 部 活 動 への 加 入 率 中 ( 男 ) 86.7% 中 ( 男 ) 90% 中 ( 女 ) 64.6% 中 ( 女 ) 70% 高 ( 男 ) 63.8% 高 ( 男 ) 70% 高 ( 女 ) 30.7% 高 ( 女 ) 40% (2) 運 動 部 活 動 における 外 部 指 導 者 の 活 用 状 況 中 63.9% 355 名 中 75% 390 名 高 70.0% 84 名 高 75% 100 名 (3) 運 動 部 活 動 運 営 に 関 する 校 内 組 織 ( 部 活 動 運 営 委 員 会 中 H25の 数 値 はH26 中 100% 等 )を 設 置 している 学 校 の 割 合 高 に 調 査 実 施 予 定 高 100% 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 総 合 型 地 域 スポーツクラブの 設 置 運 営 に 対 する 支 援 クラブマネージャーやスポーツ 指 導 者 の 育 成 スポーツに 関 する 情 報 の 収 集 提 供 を 行 っています 取 組 18 再 掲 (2) 東 京 オリンピック パラリンピックをはじめとした 国 際 舞 台 や 全 国 の 場 で 本 県 のスポーツ 選 手 が 活 躍 することを 目 指 して 国 民 体 育 大 会 に 参 加 する 各 競 技 団 体 及 び 高 体 連 中 体 連 が 行 う 強 化 事 業 に 対 して 補 助 金 等 により 支 援 を 行 っています (3) スポーツ 振 興 条 例 の 趣 旨 を 踏 まえ スポーツ 環 境 の 整 備 に 向 けたスポーツ 施 設 の 計 画 的 な 整 備 を 進 め ます 取 組 18 再 掲 ( 以 上 スポーツ 振 興 課 ) 59

4-9 児 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 する 取 組 20 健 康 な 体 づくりを 目 指 す 健 康 教 育 食 育 の 推 進 1 現 状 本 県 における 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 ( 1)との 差 は 全 国 平 均 よりはよい 状 況 にありますが 男 性 で8.33 年 女 性 で 10.64 年 あります 1 健 康 寿 命 : 健 康 上 の 問 題 で 日 常 生 活 が 制 限 されることなく 生 活 できる 期 間 (1) 健 康 教 育 1 子 どもの 頃 から 望 ましい 生 活 習 慣 を 培 うための 健 康 教 育 を 推 進 することは 将 来 ( 成 人 期 高 齢 期 等 )における 病 気 の 発 症 を 予 防 し ひいては 健 康 寿 命 の 延 伸 につながるものです 学 校 幼 稚 園 においては 生 涯 を 通 じて 健 康 で 活 力 ある 生 活 を 送 るための 基 礎 が 培 われるよう 配 慮 し 教 育 活 動 全 体 で 健 康 教 育 に 取 り 組 んでいます 担 当 所 属 : 健 康 体 育 課 総 合 教 育 センター 2 幼 児 及 び 児 童 生 徒 の 生 活 習 慣 病 予 防 については 各 学 校 における 健 康 診 断 の 結 果 や 国 の 学 校 保 健 統 計 調 査 等 を 参 考 に 学 校 医 の 指 導 の 下 健 康 教 育 や 個 別 指 導 を 行 っています 一 方 で 国 の 学 校 保 健 統 計 調 査 における 本 県 の 肥 満 傾 向 児 の 出 現 率 は ここ 数 年 全 国 平 均 を 上 回 っています 3 児 童 生 徒 が 薬 物 乱 用 防 止 や 性 に 関 する 正 しい 知 識 を 身 に 付 け 適 切 な 判 断 や 行 動 ができるよう 薬 物 乱 用 防 止 教 室 性 エイズ 教 育 講 演 会 を 開 催 しています また 教 職 員 を 対 象 に 薬 物 乱 用 防 止 や 性 エイズ 教 育 に 関 する 指 導 者 研 修 会 を 開 催 し 指 導 者 として の 資 質 向 上 を 図 っています (2) 食 育 1 食 に 関 する 指 導 については 児 童 生 徒 が 食 に 関 する 正 しい 知 識 と 望 ましい 食 習 慣 を 身 に 付 けることが できるよう 食 事 の 重 要 性 心 身 の 健 康 食 品 を 選 択 する 能 力 感 謝 の 心 社 会 性 食 文 化 の 6つの 観 点 から 指 導 を 行 っています さらに 本 県 の 児 童 生 徒 の 食 生 活 課 題 の 改 善 に 向 けて 学 級 活 動 や 関 連 する 教 科 等 の 授 業 の 中 で 朝 食 欠 食 の 改 善 野 菜 嫌 いの 解 消 等 について 指 導 しています 平 成 19 年 度 からは 栄 養 教 諭 を 配 置 し 地 域 の 産 物 を 学 校 給 食 に 使 用 するなどの 創 意 工 夫 を 行 いつつ 学 校 給 食 を 効 果 的 に 活 用 した 食 に 関 する 指 導 の 充 実 に 努 めています また 食 育 推 進 連 絡 協 議 会 を 開 催 し 教 職 員 の 指 導 者 としての 資 質 向 上 を 図 っています ⅰ 朝 食 欠 食 状 況 ⅱ 栄 養 教 諭 の 配 置 状 況 朝 食 を 全 く 食 べない 児 童 生 徒 の 割 合 平 成 19 年 度 平 成 25 年 度 6 名 44 名 小 学 6 年 生 中 学 3 年 生 0.5 0.6 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 (%) 平 成 20 年 度 平 成 25 年 度 1.2 1.5 男 性 女 性 県 民 の 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 ( 平 成 22 年 度 ) 71.07 75.27 79.40 8.33 年 10.64 年 85.91 60 65 70 75 80 85 90 ( 年 ) 平 均 寿 命 健 康 寿 命 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 ( 資 料 : 平 均 寿 命 は 厚 生 労 働 省 平 成 22 年 都 道 府 県 別 生 命 表 健 康 寿 命 は 厚 生 労 働 科 学 研 究 健 康 寿 命 における 将 来 予 測 と 生 活 習 慣 病 対 策 の 費 用 対 効 果 に 関 する 研 究 ) ⅲ 学 校 給 食 における 県 産 食 材 使 用 割 合 年 度 基 準 食 材 数 ベース 重 量 ベース 平 成 24 年 度 26.0% 62.9% 2 幼 児 に 対 して 望 ましい 食 習 慣 形 成 のために 食 べる 喜 びや 楽 しさ 食 べ 物 への 興 味 関 心 を 高 め 自 ら 進 んで 食 べようとする 気 持 ちが 育 つように 指 導 を 行 っています (3) がん 教 育 平 成 22 年 度 に 施 行 された がん 対 策 推 進 条 例 の 中 で がんに 関 する 正 しい 理 解 及 び 関 心 を 深 める ための 教 育 が 示 されていることから がん 教 育 を 推 進 するために 教 職 員 を 対 象 に 研 修 会 を 開 催 し がん 教 育 に 関 する 知 識 の 普 及 と 意 識 の 向 上 を 図 っています 2 課 題 (1) 幼 児 児 童 生 徒 の 健 康 課 題 を 把 握 して 効 果 的 な 健 康 教 育 を 実 施 すること (2) 児 童 生 徒 が 生 活 習 慣 病 や 喫 煙 飲 酒 薬 物 性 に 関 する 正 しい 知 識 と 判 断 力 を 身 に 付 け 実 践 できる ようにすること (3) 栄 養 教 諭 等 を 中 核 とした 学 校 幼 稚 園 家 庭 地 域 の 連 携 を 図 り 食 育 を 推 進 すること (4) 学 校 給 食 における 地 産 地 消 を 推 進 すること 60

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 幼 児 及 び 児 童 生 徒 の 生 活 習 慣 病 予 防 について (1) 各 学 校 が 健 康 課 題 を 把 握 しその 課 題 に 取 り 組 各 学 校 幼 稚 園 において 健 康 診 断 の 結 果 や 国 むことを 明 確 にした 学 校 保 健 計 画 等 を 作 成 の 学 校 保 健 統 計 調 査 等 を 参 考 に 保 健 指 導 を し 学 校 医 の 指 導 の 下 健 康 教 育 や 個 別 指 導 を 行 います 行 います (2) 児 童 生 徒 が 薬 物 乱 用 防 止 や 性 に 関 する 正 しい (2) 薬 物 乱 用 防 止 教 室 及 び 性 エイズ 教 育 講 演 会 知 識 を 身 に 付 け 適 切 な 判 断 や 行 動 ができるよ を 開 催 し 児 童 生 徒 への 指 導 啓 発 を 図 ります うにします 各 学 校 に 対 しては 講 師 の 情 報 提 供 等 を 行 い (3) 望 ましい 食 習 慣 を 身 に 付 けることができるよ 開 催 を 指 導 していきます う 栄 養 教 諭 等 を 中 核 とし 学 校 幼 稚 園 家 (3) 栄 養 教 諭 等 を 中 核 とし 学 校 幼 稚 園 家 庭 庭 地 域 が 連 携 した 食 育 を 推 進 します 地 域 が 連 携 して 食 育 を 推 進 するための 実 践 的 な (4) 教 育 活 動 全 体 で 食 育 を 推 進 できるよう 教 職 調 査 研 究 を 行 うモデル 地 域 を 指 定 するととも 員 の 食 育 に 関 する 指 導 力 向 上 を 図 ります に その 具 体 的 な 取 組 や 指 導 方 法 を 紹 介 する 事 (5) 児 童 生 徒 が 生 産 者 や 食 に 関 わる 活 動 に 対 す 例 発 表 会 を 開 催 し 普 及 を 図 ります る 理 解 や 感 謝 を 深 め 豊 かな 人 間 性 を 育 むこと (4) 食 に 関 する 指 導 の 実 施 状 況 を 把 握 し 食 育 推 ができるよう 学 校 給 食 に 地 場 産 物 を 活 用 する 進 上 の 課 題 改 善 に 向 けた 資 料 を 各 学 校 や 幼 稚 園 取 組 を 促 し 食 に 関 する 指 導 を 充 実 させます 等 に 提 供 します また 各 種 研 修 会 を 通 じて 食 (6) がん 教 育 が 実 施 できるよう 教 職 員 の 資 質 向 育 先 進 校 の 取 組 や 国 及 び 県 の 最 新 動 向 を 伝 達 し 上 を 図 ります ます (5) 家 庭 と 連 携 し 食 に 関 する 指 導 を 通 じて 早 寝 早 起 き 朝 ごはん 等 の 児 童 生 徒 の 基 本 的 な 生 活 習 慣 を 育 成 し 生 活 リズムを 向 上 させま す 取 組 9 再 掲 (6) 栄 養 教 諭 等 を 対 象 に 郷 土 食 や 地 場 産 物 活 用 による 指 導 内 容 の 充 実 に 関 する 研 修 会 を 実 施 す るとともに 地 場 産 物 を 活 用 した 献 立 を 提 供 す る 取 組 を 各 種 機 会 を 捉 えて 実 施 します (7) がん 教 育 に 関 する 知 識 の 普 及 と 意 識 の 向 上 を 図 るための 研 修 会 や 事 例 発 表 会 を 開 催 します また 各 学 校 でがん 教 育 を 実 施 するための 教 材 資 料 等 を 作 成 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 薬 物 乱 用 防 止 教 室 を 開 催 している 公 立 小 中 学 校 県 小 58.7%(H24) 全 校 種 100% 立 高 校 ( 全 日 制 )の 割 合 中 94.6%(H24) 高 95.7%(H24) (2) 性 エイズ 教 育 講 演 会 を 開 催 している 公 立 小 中 学 校 小 60.2%(H24) 全 校 種 100% 県 立 高 校 ( 全 日 制 )の 割 合 中 55.4%(H24) 高 97.1%(H24) (3) 朝 食 を 全 く 食 べない 小 中 学 生 の 割 合 小 6 0.5% 小 6 0% 中 3 1.2% 中 3 0% (4) 学 校 給 食 における 県 産 食 材 使 用 割 合 ( 食 材 数 ベース) 26.0%(H24) 30% ( 重 量 ベース) 62.9%(H24) 80% 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 児 童 生 徒 や 保 護 者 を 対 象 にタバコの 健 康 影 響 について 講 習 会 を 行 い 喫 煙 防 止 の 普 及 啓 発 に 取 り 組 ん でいます (2) 生 命 の 成 り 立 ちや 尊 厳 自 他 に 対 する 思 いやりを 育 むため 児 童 生 徒 とその 保 護 者 を 対 象 に 助 産 師 が 講 義 を 行 っています 取 組 13 再 掲 (3) エイズに 対 する 正 しい 理 解 と 望 ましい 行 動 選 択 をとることができるようにするため 高 校 生 やその 保 護 者 を 対 象 にエイズ 講 演 会 等 を 開 催 し 地 域 のエイズ 対 策 に 関 わる 普 及 啓 発 活 動 に 取 り 組 んでいます ( 以 上 保 健 予 防 課 ) (4) 家 族 がそろって 食 卓 を 囲 むことの 大 切 さを 児 童 生 徒 と 保 護 者 へ 普 及 啓 発 するため 市 町 村 や 学 校 等 で は 各 種 便 りや 献 立 表 での 周 知 取 組 強 化 週 間 等 を 行 っています ( 食 品 安 全 課 ) (5) 現 任 保 育 士 等 研 修 の 中 で 給 食 担 当 者 への 研 修 会 を 行 い 幼 児 向 けの 食 育 を 促 しています ( 子 育 て 支 援 課 ) (6) 中 学 校 等 で 薬 物 乱 用 防 止 教 室 を 開 催 し 薬 物 の 怖 さについても 重 点 的 に 説 明 を 行 っています 取 組 16 再 掲 ( 薬 務 課 ) (7) 県 内 産 米 粉 を 使 用 した 米 粉 パンを 学 校 給 食 で 提 供 しやすくするため 小 麦 粉 パンとの 価 格 差 の 一 部 を 補 助 しています ( 蚕 糸 園 芸 課 ) 61

4-9 児 童 生 徒 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 する 取 組 21 感 染 症 やアレルギー 疾 患 への 対 応 を 含 めた 児 童 生 徒 への 適 正 な 健 康 管 理 担 当 所 属 : 健 康 体 育 課 総 合 教 育 センター 1 現 状 (1) 健 康 診 断 の 状 況 児 童 生 徒 の 健 康 増 進 を 図 り 健 康 で 快 適 な 学 校 生 活 を 送 るために 健 康 診 断 を 適 正 に 実 施 し その 結 果 を 基 に 健 康 課 題 を 把 握 し 解 決 していくことが 重 要 です 児 童 生 徒 の 健 康 診 断 は 保 健 管 理 の 中 核 として 実 施 していますが その 中 で 心 臓 腎 臓 検 診 の 二 次 検 診 では 未 受 診 者 が 増 えてきています 突 然 死 や 将 来 の 重 症 化 に 結 び 付 くおそれもあるため 受 診 を 推 進 する 取 組 が 必 要 です (%) 心 臓 検 診 二 次 検 診 の 受 診 率 100 95.75 96.33 95.28 95.39 96.73 94.78 95.42 92.45 92.62 91.04 93.41 89.85 91.20 92.07 90.26 90 88.55 89.42 85.26 88.90 89.32 88.00 87.29 87.76 83.06 83.62 80 82.04 82.32 93.31 90.13 85.20 (%) 腎 臓 検 診 二 次 検 診 の 受 診 率 100 90.81 86.86 87.61 82.31 72.20 74.94 78.48 87.16 78.18 76.78 80 71.63 78.72 64.37 60.82 61.43 67.42 56.41 57.45 60 64.52 59.34 54.39 53.31 40 47.22 40.20 68.06 59.23 52.37 77.33 53.68 47.21 小 学 校 中 学 校 高 校 70 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 20 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 (2) 感 染 症 への 対 応 インフルエンザや 麻 しん 等 の 感 染 症 については 日 頃 から 予 防 に 努 めるとともに 発 症 があった 場 合 には 感 染 拡 大 を 防 止 するための 初 期 対 応 が 重 要 です 通 知 や 研 修 会 等 を 通 じて 予 防 の 指 導 を 行 っており また 欠 席 者 ( 出 席 停 止 )が 出 た 場 合 には 速 やか に 感 染 症 情 報 収 集 システム に 入 力 して 関 係 機 関 において 情 報 を 共 有 し 初 期 対 応 に 努 めています (3) 食 物 アレルギーへの 対 応 近 年 食 物 アレルギーを 有 する 児 童 生 徒 の 数 が 増 えています 食 物 アレルギー 対 応 については 教 職 員 が 正 しい 知 識 を 持 ち 学 校 生 活 管 理 指 導 表 を 基 に 情 報 共 有 するとともに 緊 急 時 に 適 切 に 対 応 で きる 体 制 づくり 等 が 必 要 です そのようなことから 学 校 における 食 物 アレルギー 対 応 マニュアル を 作 成 し 学 校 や 幼 稚 園 における 活 用 を 推 進 しています < 平 成 25 年 度 の 公 立 学 校 の 状 況 > 内 訳 注 1 エヒ ヘ ン 処 方 学 校 種 在 籍 者 数 アレルギー 疾 患 食 物 アレルキ ー アナフィラキシー 注 2 注 3 幼 稚 園 5,880 人 1,025 人 (17.4%) 297 人 30 人 8 人 小 学 校 108,548 人 34,463 人 (31.7%) 5,608 人 449 人 125 人 中 学 校 56,712 人 18,138 人 (32.0%) 2,577 人 175 人 42 人 高 校 39,347 人 12,981 人 (33.0%) 1,805 人 121 人 19 人 特 別 支 援 1,724 人 526 人 (30.5%) 94 人 11 人 1 人 注 1) 内 訳 のうち 両 方 の 症 状 を 持 つ 児 童 生 徒 は それぞれ 計 上 している 注 2) 短 時 間 のうちに 全 身 にアレルギー 症 状 が 出 る 反 応 のこと 注 3)アナフィラキシーに 対 する 緊 急 補 助 治 療 薬 のこと (4) 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 関 する 研 修 会 教 職 員 に 対 する 研 修 会 を 開 催 し 知 識 の 向 上 や 適 正 な 対 応 方 法 の 啓 発 を 図 っています 2 課 題 (1) 心 臓 腎 臓 の 精 密 検 査 の 未 受 診 を 解 消 すること (2) 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 適 切 に 対 応 すること 62

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 心 臓 腎 臓 の 疾 患 は 突 然 死 や 将 来 の 重 症 化 に (1) 心 臓 腎 臓 の 二 次 検 診 の 未 受 診 の 理 由 を 把 握 結 び 付 くおそれもあることから 二 次 検 診 の 学 します また 教 職 員 に 対 して 研 修 会 等 を 通 じ 校 における 未 受 診 を 解 消 します 二 次 検 診 の 重 要 性 を 認 識 させるとともに 保 護 者 (2) インフルエンザや 麻 しん 等 の 感 染 拡 大 を 防 ぐ の 理 解 と 協 力 を 得 ることについて 指 導 していき ための 初 期 対 応 に 努 めます ます (3) 幼 児 児 童 生 徒 のアレルギー 疾 患 に 適 切 に 対 応 (2) インフルエンザや 麻 しん 等 の 感 染 症 予 防 につ します 特 に 食 物 アレルギーについては 食 いて 通 知 や 研 修 会 等 を 通 じ 学 校 へ 指 導 を 行 っ 物 アレルギー 対 応 マニュアル の 学 校 における ていきます また 欠 席 者 ( 出 席 停 止 )が 出 た 活 用 を 推 進 します 場 合 には 速 やかに 感 染 症 情 報 収 集 システム (4) 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 関 する 教 職 員 の に 入 力 して 関 係 機 関 において 情 報 を 共 有 し 資 質 向 上 を 図 ります 感 染 拡 大 させないための 初 期 対 応 に 努 めます (3) 幼 児 児 童 生 徒 のアレルギー 疾 患 については アレルギー 疾 患 用 学 校 生 活 管 理 指 導 表 によ り 学 校 医 や 園 医 の 指 導 の 下 適 切 に 対 応 する よう 指 導 します (4) 特 に 食 物 アレルギーについては 食 物 アレ ルギー 対 応 マニュアル に 基 づき 校 内 食 物 ア レルギー 対 策 委 員 会 を 設 置 し 各 学 校 幼 稚 園 の 状 況 にあった 食 物 アレルギー 対 応 マニュア ルを 作 成 するよう 指 導 します (5) 教 職 員 に 対 する 感 染 症 やアレルギー 疾 患 等 に 関 する 研 修 会 を 開 催 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 公 立 学 校 における 心 臓 検 診 の 二 次 検 診 の 受 診 率 小 93.31%(H24) 全 校 種 100% 中 90.13%(H24) 高 85.20%(H24) (2) 公 立 学 校 における 腎 臓 検 診 の 二 次 検 診 の 受 診 率 小 77.33%(H24) 全 校 種 100% 中 53.68%(H24) 高 47.21%(H24) (3) 公 立 学 校 における 校 内 食 物 アレルギー 対 策 委 員 会 小 59.3 % 全 校 種 100% の 設 置 状 況 中 62.3 % 高 22.8 % 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 現 任 保 育 士 等 研 修 の 中 で 保 育 所 におけるアレルギー 疾 患 への 対 応 に 関 する 研 修 を 行 い 幼 児 へのアレルギー 対 応 に 関 する 保 育 士 の 資 質 向 上 を 図 っています (2) 幼 児 の 健 康 を 守 る 活 動 支 援 の 一 つとして 保 育 園 サーベイランス( 感 染 症 早 期 探 知 システム)の 導 入 を 県 内 保 育 所 に 推 進 しています ( 以 上 子 育 て 支 援 課 ) 63

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基 本 施 策 5 信 頼 される 学 校 づくり 教 員 の 指 導 力 や 新 たな 課 題 への 対 応 力 を 高 めるとともに 相 互 に 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 します また 退 職 者 の 急 増 に 備 えて ミドルリーダー 等 を 育 成 します さらに 支 え 合 う 共 生 社 会 の 構 築 に 向 けて 障 害 のある 子 とない 子 の 交 流 及 び 共 同 学 習 を 推 進 します また 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 を 活 用 し た 小 中 高 校 における 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 の 充 実 や 特 別 支 援 学 校 における 障 害 の 重 度 重 複 化 多 様 化 への 対 応 を 図 ります また 開 かれた 学 校 づくりや 各 学 校 の 特 性 を 生 かした 教 育 を 推 進 するとと もに 建 学 の 精 神 に 基 づく 特 色 ある 私 立 学 校 教 育 の 振 興 を 図 ります 65

5-10 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 取 組 22 大 量 退 職 に 対 応 したミドルリーダーの 育 成 等 による 指 導 力 の 向 上 担 当 所 属 : 総 合 教 育 センター 学 校 人 事 課 1 現 状 群 馬 県 の 教 員 の 年 齢 構 成 は50 歳 代 が 多 く 平 成 25 年 度 現 在 48 歳 から58 歳 の 各 年 齢 で400 名 を 超 えており 今 後 10 年 間 は 教 員 が 大 量 に 退 職 する 時 期 を 迎 えます (1) 教 員 の 指 導 力 の 向 上 教 員 の 指 導 力 の 向 上 を 実 現 するために 教 員 のライフステージに 応 じて 研 修 を 体 系 化 した ぐんま 教 職 員 ステージアップシステム に 基 づき 各 種 研 修 や 教 育 研 修 員 研 修 を 行 っています また 各 種 教 育 関 係 資 料 の 収 集 や 提 供 学 校 における 研 修 の 支 援 を 行 っています 1 研 修 講 座 経 験 年 数 や 職 種 職 務 に 応 じた 研 修 や 教 科 科 目 等 に 係 る 研 修 講 座 を 実 施 しています < 平 成 24 年 度 実 績 > 区 分 研 修 講 座 数 ( 講 座 ) 開 催 日 数 ( 日 ) 延 べ 受 講 者 数 ( 人 ) 初 任 者 経 験 者 研 修 22 193 12,941 指 定 研 修 29 82 3,758 希 望 研 修 35 143 1,518 公 開 講 座 7 9 522 合 計 93 427 18,739 2 教 育 研 修 員 研 修 教 育 の 課 題 の 解 決 に 向 けた 研 究 授 業 力 の 向 上 を 目 指 した 研 究 民 間 企 業 等 での 研 修 を 行 います < 平 成 25 年 度 実 績 > 研 修 区 分 研 修 員 数 ( 人 ) 長 期 研 修 総 合 教 育 センターでの1 年 間 の 研 修 30 長 期 社 会 体 験 研 修 民 間 企 業 等 での1 年 間 の 研 修 5 特 別 研 修 総 合 教 育 センターでの25 日 間 の 研 修 65 (2) ミドルリーダーの 育 成 各 種 研 修 においてミドルリーダーとして 求 められる 資 質 の 向 上 を 図 る 内 容 を 充 実 させています 1 ミドルリーダー 研 修 学 校 を 組 織 的 に 運 営 し 学 校 の 教 育 目 標 の 実 現 や 課 題 解 決 を 推 進 する 資 質 能 力 の 向 上 を 図 ります 2 経 験 者 研 修 経 験 年 数 に 応 じた 研 修 を 通 して 中 堅 教 員 としての 資 質 向 上 を 図 ります 3 主 事 主 任 研 修 職 務 に 応 じた 研 修 を 通 して 学 校 を 組 織 的 に 運 営 するためのマネジメント 能 力 の 向 上 を 図 ります 4 教 育 研 修 員 研 修 長 期 研 修 や 長 期 社 会 体 験 研 修 特 別 研 修 により 総 合 教 育 センターでの 研 修 等 を 通 して 優 れた 識 見 と 指 導 力 を 身 に 付 けた 教 育 活 動 の 推 進 者 を 育 成 します 2 課 題 (1) 教 科 及 び 教 育 活 動 全 体 に 係 る 教 員 の 指 導 力 を 向 上 すること (2) 教 員 の 大 量 退 職 を 迎 えることによる 指 導 力 低 下 に 対 し 特 に 中 堅 若 手 教 員 の 資 質 向 上 等 を 図 ること 66

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 教 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 るために ぐん (1) 研 修 講 座 において グループ 協 議 や 参 加 体 験 型 ま 教 職 員 ステージアップシステム に 基 づき 研 修 を 取 り 入 れた 双 方 向 型 の 研 修 により 課 題 探 教 職 員 研 修 の 充 実 に 努 めます 究 型 の 学 習 協 働 的 な 学 び 等 の 新 しい 学 びを 展 開 (2) 若 手 教 員 の 研 修 を 体 系 化 し 指 導 力 の 向 上 できる 教 員 の 育 成 に 努 めます を 図 ります (2) 初 任 者 3 年 目 5 年 目 の 研 修 や 長 期 研 修 等 の (3) 教 育 研 修 員 研 修 を 通 して 群 馬 県 の 教 育 活 充 実 を 図 ります 動 の 推 進 者 を 育 成 します (3) ミドルリーダー 研 修 を 継 続 して 実 施 し 県 (4) ミドルリーダーの 育 成 及 び 資 質 向 上 に 努 め 内 全 学 校 におけるミドルリーダーの 資 質 向 上 を 図 ます ります (5) 目 的 を 明 確 にした 人 事 異 動 を 積 極 的 に 推 進 (4) 接 遇 や 外 部 へのマナー 身 だしなみ 等 に 関 する し 学 校 組 織 を 活 性 化 させるとともに 個 々 教 員 全 体 の 資 質 の 向 上 を 図 ります の 教 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 ります (5) 中 堅 教 員 交 流 を 中 心 に 目 的 を 明 確 にした 教 育 (6) 人 事 評 価 制 度 の 適 正 な 運 用 を 通 して 個 々 事 務 所 間 及 び 市 町 村 間 の 人 事 異 動 を 計 画 的 に 推 進 の 教 員 の 職 能 成 長 を 促 します し 若 手 教 員 の 指 導 力 向 上 や 中 堅 教 員 の 学 校 経 営 に 係 る 職 能 成 長 を 図 ります (6) 人 事 異 動 により 学 校 組 織 の 活 性 化 を 推 進 し 個 々の 教 員 の 指 導 力 向 上 を 促 す 職 場 環 境 づくりを 図 ります (7) 管 理 職 研 修 や 評 価 者 研 修 会 等 において 人 事 評 価 制 度 の 理 解 と 活 用 を 推 進 し 教 職 員 の 資 質 能 力 の 向 上 を 図 ります (8) 各 学 校 における 若 手 教 員 や 中 堅 教 員 に 対 するベ テラン 教 員 からの 指 導 助 言 等 を 促 すことや 校 内 研 修 の 充 実 を 図 り 教 員 全 体 の 指 導 力 向 上 につな げます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 研 修 講 座 等 における 参 加 体 験 型 研 修 の 割 合 45% 60% (2) 研 修 講 座 における 若 手 教 員 と 中 堅 教 員 が 学 び 合 う 機 会 初 任 者 と10 年 目 経 験 すべての 経 験 者 研 修 の 拡 充 者 研 修 員 の 交 流 相 互 において 実 施 コラム 教 員 は 将 来 なりたい 職 業? 国 では あるべき 教 員 像 を 教 職 に 対 する 強 い 情 熱 教 育 の 専 門 家 としての 確 かな 力 量 総 合 的 な 人 間 力 をもつ 者 と 明 示 していますが 児 童 生 徒 は 実 際 の 教 員 に 対 してどんなイメージを 持 っている でしょうか 一 例 として 幼 児 から 小 学 校 6 年 生 までを 対 象 に 大 人 になったらなりたいもの を 聞 い た 民 間 の 調 査 によると 学 校 の 先 生 は 女 子 では 平 成 元 年 度 の 調 査 開 始 から 毎 年 上 位 にあるものの 平 成 24 年 度 はトップ5に 入 りませんでした また 男 子 では 平 成 23 年 度 24 年 度 と2 年 連 続 で10 位 以 下 となっています 児 童 生 徒 にとって 身 近 にいる 大 人 のひとりである 教 員 が 将 来 なりたい 職 業 として 意 識 されるような 魅 力 ある 姿 を 見 せていけるよう 取 り 組 んでいく 必 要 があります 67

5-10 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 取 組 23 児 童 生 徒 に 対 する 心 のケアができる 力 をはじめとした 新 たな 課 題 への 対 応 力 の 向 上 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 室 総 合 教 育 センター 1 現 状 本 県 の 不 登 校 の 状 況 は 中 学 校 で 大 きく 増 える 傾 向 にあります また 問 題 行 動 についても 中 学 校 で 急 激 に 増 加 し 高 校 でさらに 増 加 する 傾 向 にあります 公 立 高 校 の 中 途 退 学 者 の 状 況 は 全 日 制 は 減 少 傾 向 にありますが 定 時 制 では 増 減 を 繰 り 返 しています 平 成 24 年 は 全 日 制 で1.0% 定 時 制 で12.2% の 生 徒 が 中 途 退 学 しています 発 生 件 数 ( 件 ) 発 生 人 数 ( 人 ) 2,000 1,500 1,000 500 0 3.5 3.4 1.4 559 1860.3 1,394 2.2 758 群 馬 県 における 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 の 推 移 ( 公 立 ) 1,363 3.2 2.5 1,272 907 2.3 290 262 255 0.4 0.4 840 3.5 1,387 310 2.1 799 3.2 1,291 0.3 0.4 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 発 生 率 (%) 高 校 等 の 発 生 率 小 学 校 発 生 件 数 中 学 校 発 生 件 数 高 校 等 発 生 人 数 小 学 校 発 生 率 中 学 校 発 生 率 高 校 等 発 生 率 小 中 学 校 の 発 生 率 問 題 行 動 の 発 生 人 数 全 児 童 生 徒 総 数 問 題 行 動 の 発 生 人 数 生 徒 総 数 不 登 校 児 童 生 徒 数 ( 人 ) 2,000 1,500 1,000 ( 人 ) 800 600 退 学 400 者 数 200 500 0 1.3 2.9 1.7 1,657 724 1.2 503 476 1.7 全 日 制 2.6 1,520 1.1 1.1 433 425 1.0 387 (%) 1.5 0 0 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 群 馬 県 における 児 童 生 徒 の 不 登 校 の 推 移 ( 公 立 ) 692 2.7 1,581 845 332 333 303 316 306 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 1 0.5 退 学 率 2.6 2.0 1.9 1,497 1,447 798 729 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 群 馬 県 における 中 途 退 学 者 の 推 移 ( 公 立 ) ( 人 ) 400 300 退 学 200 者 数 100 0 2.5 13.9 1.7 12.6 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 出 現 率 (%) 定 時 制 11.9 250 244 243 13.6 273 小 学 校 不 登 校 数 中 学 校 不 登 校 数 高 校 等 不 登 校 数 小 学 校 出 現 率 中 学 校 出 現 率 高 校 等 出 現 率 出 現 率 不 登 校 の 児 童 生 徒 数 全 児 童 生 徒 数 12.2 241 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 (%) 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 退 学 率 退 学 者 数 退 学 率 退 学 率 退 学 者 生 徒 数 在 籍 生 徒 数 (1) スクールカウンセラーの 配 置 の 充 実 現 在 の 子 どもたちの 課 題 として 生 活 体 験 の 不 足 人 間 関 係 の 希 薄 化 集 団 のために 働 く 意 欲 や 生 活 上 の 諸 問 題 を 話 し 合 って 解 決 する 力 の 不 足 規 範 意 識 の 低 下 指 示 待 ち 利 己 的 等 が 挙 げられています また 通 常 の 学 級 においても 知 的 発 達 に 遅 れはないが 学 習 面 や 行 動 面 で 著 しい 困 難 を 抱 える 児 童 生 徒 等 が 見 られます ( 通 常 の 学 級 に 在 籍 する 発 達 障 害 の 可 能 性 のある 特 別 な 教 育 的 支 援 を 必 要 としている 児 童 生 徒 に 関 する 調 査 ( 平 成 24 年 文 部 科 学 省 )では そうした 状 況 の 児 童 生 徒 が6.5%いると 推 定 されています ) すべての 児 童 生 徒 の 自 己 有 用 感 や 自 己 肯 定 感 を 育 てるためには 日 常 的 な 活 動 に 丁 寧 に 取 り 組 むこと のできる 計 画 的 な 学 級 経 営 が 必 要 で 児 童 生 徒 同 士 の 認 め 合 いを 基 盤 とした 人 間 関 係 づくりが 欠 かせま せん また 不 登 校 や 問 題 行 動 を 減 らすためには 日 頃 の 児 童 生 徒 の 変 化 を 教 職 員 が 見 守 り 必 要 に 応 じて 専 門 家 から 助 言 を 受 けて 対 応 することが 必 要 です 群 馬 県 では 小 学 校 は 平 成 25 年 度 から 中 学 校 は 平 成 19 年 度 から 県 立 高 校 は 平 成 24 年 度 からスクールカウンセラーを 全 校 に 配 置 しています (2) すべての 教 員 の 特 別 支 援 教 育 に 関 する 専 門 性 の 向 上 通 常 の 学 級 においても 発 達 障 害 等 のある 児 童 生 徒 が 見 られることから 本 県 では 群 馬 県 特 別 支 援 教 育 推 進 計 画 の 基 本 目 標 の 一 つに 教 職 員 や 学 校 の 専 門 性 向 上 の 実 現 を 掲 げ 公 立 学 校 における 教 員 の 特 別 支 援 教 育 研 修 受 講 率 を 平 成 29 年 度 に100% にするとの 目 標 を 定 めました すべての 教 員 が 特 別 支 援 教 育 に 関 する 一 定 の 知 識 と 技 能 を 身 に 付 けられるように 発 達 障 害 等 に 関 する 研 修 を 初 任 者 研 修 や 経 験 年 数 に 応 じた 研 修 新 任 の 管 理 職 や 教 務 主 任 生 徒 指 導 主 事 の 研 修 の 中 で 実 施 しています 2 課 題 (1) 多 様 化 複 雑 化 した 問 題 行 動 への 対 応 や 不 登 校 中 途 退 学 等 を 防 ぐための 取 組 を 一 層 進 めること (2) スクールカウンセラーと 連 携 し 児 童 生 徒 の 心 の 発 達 段 階 に 応 じた 教 職 員 の 対 応 力 を 向 上 すること (3) 児 童 生 徒 の 自 ら 正 しく 判 断 し 行 動 できる 力 の 育 成 に 向 けた 授 業 及 び 特 別 活 動 等 における 工 夫 改 善 を 継 続 すること (4) すべての 教 員 が 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 理 解 と 必 要 な 指 導 力 を 高 めること 68

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 教 育 活 動 の 中 で 児 童 生 徒 が 主 体 となる 活 動 (1) 児 童 生 徒 に 望 ましい 人 間 関 係 を 築 く 態 度 及 び を 積 極 的 に 行 い 問 題 を 発 見 する 力 や 問 題 を 解 集 団 や 社 会 の 一 員 として 参 画 する 態 度 を 身 に 付 決 する 力 の 育 成 を 図 ります けさせ 自 治 的 能 力 を 育 成 します (2) 児 童 生 徒 の 発 達 段 階 に 応 じた 学 校 全 体 及 び 個 (2) 学 校 に 配 置 されている 様 々な 立 場 の 教 職 員 の 々の 教 職 員 の 指 導 力 を 向 上 します 役 割 を 明 確 にし 教 頭 や 生 徒 指 導 主 事 等 のコー (3) スクールカウンセラーが 相 談 活 動 をしやすい ディネーター 役 の 教 職 員 が 学 校 組 織 をうまく 活 環 境 整 備 を 進 めるとともに スクールカウンセ 用 できるように 支 援 します ラーと 連 携 して 発 達 段 階 に 応 じた 教 員 の 指 導 (3) 児 童 生 徒 の 実 態 に 応 じた 指 導 に 関 する 研 修 資 力 を 充 実 します 料 をWebページで 提 供 することにより 各 学 (4) 多 様 化 複 雑 化 した 問 題 行 動 への 対 応 や 中 途 校 の 校 内 研 修 を 充 実 します 退 学 等 を 防 ぐため 教 育 相 談 を 含 めた 具 体 的 な (4) スクールカウンセラーが 積 極 的 に 授 業 参 観 や 方 策 を 検 討 実 施 します グループ 面 談 校 内 研 修 へ 参 加 することにより (5) すべての 教 員 が 特 別 支 援 教 育 の 理 念 を 理 解 し 十 分 な 機 能 発 揮 を 図 るとともに 教 職 員 への 効 発 達 障 害 等 の 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 果 的 なアドバイスによる 教 職 員 の 教 育 相 談 技 術 への 適 切 な 指 導 ができるよう 専 門 性 を 高 めます や 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 理 解 の 向 上 を 図 ります (5) 生 徒 指 導 に 当 たるため 特 別 に 配 置 する 教 員 や 生 徒 指 導 担 当 嘱 託 員 市 町 村 費 相 談 員 の 役 割 を 明 確 化 して 一 層 の 連 携 を 図 るなど 問 題 行 動 等 への 対 応 を 充 実 させます (6) 発 達 障 害 のある 生 徒 等 への 適 切 な 指 導 ができ るように 教 員 研 修 等 を 実 施 します 1 特 別 支 援 教 育 の 専 門 性 を 向 上 させるため 経 験 年 数 に 応 じた 研 修 指 定 研 修 における 研 修 内 容 を 体 系 的 に 整 備 し 充 実 します 2 特 別 支 援 教 育 の 視 点 を 取 り 入 れた 具 体 的 な 授 業 実 践 一 人 ひとりに 配 慮 した 授 業 づくり 全 校 での 共 通 理 解 に 生 かす 個 別 の 指 導 計 画 を 充 実 させる 研 修 を 行 います 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 公 立 学 校 における 教 員 の 特 別 支 援 教 育 研 修 受 講 率 82.6%(H23) 100%(H29) 群 馬 県 特 別 支 援 教 育 推 進 計 画 おける 最 終 目 標 年 (2) 普 段 の 授 業 では 学 級 の 友 達 との 間 で 話 し 合 う 活 動 小 79.8% 小 100% をよく 行 っていると 思 う と 回 答 した 小 中 学 生 の 割 合 中 69.5% 中 100% (3) 不 登 校 の 児 童 生 徒 数 小 306 人 (H24) 小 200 人 以 下 中 1,447 人 (H24) 中 1,100 人 以 下 高 729 人 (H24) 高 600 人 以 下 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 社 会 生 活 を 円 滑 に 営 む 上 で 困 難 を 抱 える 子 ども 若 者 やその 家 族 が 様 々な 支 援 を 受 けながら 自 ら 動 き 出 せるよう 教 育 福 祉 保 健 医 療 雇 用 矯 正 更 正 保 護 等 の 関 係 機 関 によるネットワークであ る 群 馬 県 子 ども 若 者 支 援 協 議 会 を 設 置 しています 取 組 1 再 掲 ( 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) 69

5-10 教 員 の 資 質 を 向 上 し 互 いに 高 め 合 う 職 場 づくりを 推 進 する 取 組 24 教 職 員 が 力 を 十 分 発 揮 できる 職 場 の 環 境 整 備 と 健 康 管 理 担 当 所 属 : 学 校 人 事 課 福 利 課 1 現 状 (1) 教 職 員 が 力 を 十 分 発 揮 できる 職 場 の 環 境 整 備 1 教 員 の 多 忙 な 現 状 教 育 に 対 する 要 望 が 多 様 化 複 雑 化 し 新 たな 学 校 課 題 が 増 えていく 中 教 員 は 児 童 生 徒 の 健 全 育 成 のため 学 習 指 導 や 生 徒 指 導 以 外 にも 各 種 会 議 や 研 修 会 の 資 料 準 備 通 信 等 の 作 成 部 活 動 指 導 等 日 々 多 岐 にわたって 取 り 組 んでいます 2 同 僚 性 の 希 薄 化 学 校 は 一 つの 組 織 体 であるという 認 識 が 弱 くなっている 傾 向 があったり 児 童 生 徒 数 の 減 少 による 学 校 の 小 規 模 化 を 背 景 に 同 じ 学 年 の 教 員 が 学 び 合 うなどの 同 僚 性 が 十 分 に 発 揮 されていないという 指 摘 があります 3 教 職 員 のメンタルヘルスケア 多 忙 な 現 状 から 精 神 的 な 負 担 感 を 抱 える 教 職 員 も 少 なくない 中 教 職 員 が 笑 顔 で 元 気 に 児 童 生 徒 と 触 れ 合 えるよう 教 職 員 同 士 が 悩 みや 不 安 を 気 軽 に 相 談 したり 共 有 したりできる 職 場 環 境 づくりを 推 進 し ています 4 効 率 化 に 向 けての 取 組 現 在 県 教 育 委 員 会 では 教 材 研 究 や 児 童 生 徒 に 寄 り 添 う 時 間 を 確 保 するため 次 のような 取 組 を 行 っています 校 務 のIT 化 を 進 め 打 合 せの 縮 減 や 文 書 作 成 において 効 率 化 を 図 っています 時 間 的 なゆとりを 生 み 出 すために 会 議 や 研 修 調 査 等 の 見 直 しを 行 っています 他 の 教 員 への 指 導 助 言 等 本 来 の 職 務 に 専 念 できるよう 教 務 主 任 の 指 導 時 数 を 軽 減 しています 教 務 主 任 の 週 当 たりの 平 均 指 導 時 間 小 学 校 15.4 時 間 (24.9 時 間 ) 中 学 校 13.8 時 間 (19.1 時 間 ) H25 実 績 ( ) 内 は 教 務 主 任 以 外 の 週 当 たりの 指 導 時 間 の 平 均 5 学 校 におけるハラスメント 教 職 員 の 不 適 切 な 発 言 や 行 為 により 児 童 生 徒 保 護 者 や 他 の 教 職 員 の 尊 厳 や 人 格 を 侵 害 することがな いように 未 然 防 止 のための 取 組 に 努 めています (2) 教 職 員 の 健 康 管 理 教 職 員 の 心 身 の 健 康 の 保 持 は 教 育 活 動 全 般 に 直 結 するも のですが 社 会 や 家 庭 を 取 り 巻 く 環 境 が 変 化 していく 中 で 業 務 の 多 忙 化 やストレスの 増 加 等 により 心 身 の 健 康 に 不 調 をきたす 教 職 員 は 毎 年 100 人 を 超 える 状 況 が 続 いていま す 特 に 精 神 疾 患 に 関 しては 本 県 の 教 職 員 の 病 気 休 職 者 に 占 める 精 神 疾 患 による 休 職 者 の 割 合 でみると ここ 数 年 は40 %~50%で 推 移 しており 全 国 の 教 員 の 状 況 ( 約 60%) と 比 較 すると 低 いものの 深 刻 な 状 況 が 続 いています また 本 県 教 職 員 の 過 去 10 年 間 における 現 職 死 亡 の 死 因 の 第 1 位 は 悪 性 腫 瘍 であり 疾 病 別 休 職 者 数 の 割 合 をみても 精 神 疾 患 によるものに 次 いで 第 2 位 となっていることから 教 職 員 のがん 予 防 及 び 早 期 発 見 のため がん 検 診 の 受 診 率 向 上 に 向 けた 取 組 がより 強 く 求 められる 状 況 となっています 人 140 120 100 80 60 40 20 0 61.9 63.0 63.3 62.4 61.7 59.5 57.6 118 50.0 47.6 124 42.9 45.5 46.9 112 121 113 122 68 59 48 55 53 61 H19 H20 H21 H22 H23 H24 病 気 休 職 者 数 (A) 割 合 ((B)/(A)) 群 馬 県 教 職 員 の 病 気 休 職 者 数 等 の 推 移 群 馬 県 休 職 者 数 には 事 務 局 職 員 を 含 む % 70 60 50 40 30 20 10 0 うち 精 神 疾 患 による 休 職 者 数 (B) 全 国 の 割 合 (3) 教 職 員 の 服 務 規 律 確 保 教 職 員 による 体 罰 について 平 成 24 年 度 に 調 査 した 結 果 本 県 においても 多 くの 体 罰 が 発 生 していた 事 実 が 明 らかになりました さらに 教 職 員 による 不 祥 事 も 相 次 いで 発 生 しており 県 民 の 学 校 教 育 に 対 する 信 用 が 揺 らいでいる 状 況 となっています こうしたことから 服 務 規 律 確 保 の 徹 底 を 一 層 図 るため 各 学 校 において 自 校 の 課 題 を 全 教 職 員 で 分 析 して 課 題 に 応 じた 具 体 的 な 行 動 を 行 うための 教 職 員 の 服 務 規 律 のための 行 動 計 画 を 作 成 実 行 させ 校 長 が 随 時 実 施 状 況 を 把 握 し 定 期 的 に 点 検 するなどの 取 組 を 行 っています 2 課 題 (1) 働 きやすい 職 場 環 境 づくりを 進 めること (2) 教 職 員 の 心 身 の 健 康 を 保 持 すること (3) 教 育 職 員 としての 使 命 感 や 倫 理 観 を 高 め 服 務 規 律 の 確 保 を 徹 底 すること 70

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 学 校 の 組 織 運 営 体 制 の 充 実 を 図 り 学 校 経 営 (1) 学 級 経 営 や 学 習 指 導 等 についての 悩 みや 不 安 上 の 課 題 等 にチームとして 対 応 できるようにし を 互 いに 共 有 し 解 決 に 向 けて 助 言 し 合 えるよ ます う 学 年 会 や 教 科 部 会 等 の 活 性 化 を 図 ります (2) 教 職 員 同 士 のコミュニケーションを 図 る 機 会 (2) 教 務 主 任 の 週 当 たりの 指 導 時 間 を 引 き 続 き 軽 を 増 やし 悩 みや 不 安 等 を 率 直 に 話 せる 職 場 環 減 し 教 職 員 への 助 言 や 各 分 掌 の 調 整 等 本 来 境 づくりを 推 進 します の 職 務 に 専 念 できるようにします (3) 質 の 高 い 教 育 活 動 や 適 正 な 職 務 遂 行 を 図 るた (3) 新 たな 職 ( 主 幹 教 諭 や 指 導 教 諭 等 )につ めに ワーク ライフ バランスの 実 現 が 不 可 いて 国 の 動 向 や 他 県 における 成 果 と 課 題 等 の 欠 であるとの 観 点 に 立 ち 総 労 働 時 間 の 短 縮 に 情 報 収 集 に 努 め 引 き 続 き 研 究 します 努 めます (4) 勤 務 時 間 の 適 正 な 管 理 並 びに 総 労 働 時 間 短 (4) 教 職 員 の 心 身 の 健 康 を 保 持 増 進 し メンタ 縮 のための 指 針 に 基 づき 管 理 職 研 修 等 で 休 ルヘルス 不 調 を 回 避 するとともに 不 調 に 陥 っ 暇 の 取 得 促 進 や 学 校 運 営 の 改 善 について 指 導 し た 教 職 員 については 早 期 発 見 早 期 治 療 等 の ます 適 切 な 措 置 が 受 けられるようにします また (5) 学 校 におけるハラスメント 防 止 に 向 けての 取 病 気 休 暇 休 職 となった 教 職 員 については 円 組 を 進 めるとともに 県 教 育 委 員 会 に 相 談 窓 口 滑 な 職 場 復 帰 と 再 発 予 防 が 図 られるよう 支 援 し を 引 き 続 き 設 置 します ます (6) 学 校 保 健 安 全 法 及 び 労 働 安 全 衛 生 法 等 に 基 づ (5) 健 康 診 断 を 的 確 に 行 い 疾 病 の 早 期 発 見 早 き 教 職 員 の 健 康 診 断 を 的 確 に 実 施 するととも 期 治 療 につなげます に 公 立 学 校 共 済 組 合 や 群 馬 県 教 職 員 互 助 会 と (6) 教 職 員 一 人 ひとりが 教 育 公 務 員 としての 使 命 も 連 携 して 教 職 員 の 健 康 管 理 を 行 います を 再 認 識 し 県 民 に 信 頼 される 教 職 員 となるよ (7) 定 期 健 康 診 断 がん 検 診 人 間 ドック(がん う 服 務 規 律 確 保 の 徹 底 に 向 けた 取 組 を 推 進 しま 検 診 を 含 む )や 健 康 診 断 等 の 事 後 措 置 保 健 す 指 導 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 を 行 います (8) 生 活 習 慣 改 善 に 向 けた 特 定 保 健 指 導 の 利 用 率 やがん 予 防 及 び 早 期 発 見 のためのがん 検 診 の 受 診 率 を 向 上 させます (9) メンタルヘルス 対 策 については 心 の 健 康 づくり 計 画 に 基 づいて 関 係 機 関 との 連 携 の 下 メンタルヘルスチェック 各 種 メンタルヘ ルス 研 修 カウンセリングや 相 談 事 業 健 康 読 本 配 布 による 健 康 情 報 の 提 供 等 体 系 的 な 取 組 を 実 施 します また 同 様 の 取 組 が 市 町 村 等 教 育 委 員 会 にも 波 及 するよう 支 援 します (10) 職 場 復 帰 支 援 については メンタルヘルス 不 調 により 病 気 休 職 を 命 ぜられ 又 は 病 気 休 暇 を 取 得 した 教 職 員 を 対 象 として 関 連 要 綱 要 領 に 基 づき 円 滑 な 職 場 復 帰 と 再 発 予 防 を 念 頭 に 置 いて 関 係 機 関 と 連 携 して 適 切 に 実 施 します (11) 教 職 員 の 不 祥 事 未 然 防 止 のための 注 意 喚 起 を 行 うとともに 自 校 の 課 題 を 全 教 職 員 で 分 析 し 課 題 に 応 じた 具 体 的 な 行 動 を 行 うための 教 職 員 の 服 務 規 律 のための 行 動 計 画 を 作 成 実 行 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 学 校 の 教 育 目 標 やその 達 成 に 向 けた 方 策 について 全 よくしている よくしている 教 職 員 の 間 で 共 有 し 取 組 に 当 たっている 小 中 学 校 の 59.8% 100% 割 合 (2) 公 立 学 校 教 員 の 病 気 休 職 者 に 占 める 精 神 疾 患 による 休 48.6%(H24) 全 国 の 割 合 以 下 職 者 の 割 合 ( 全 国 の 割 合 59.5%) 71

5-11 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 を 充 実 する 取 組 25 障 害 の 重 度 重 複 化 多 様 化 への 対 応 と 障 害 のある 子 とない 子 の 交 流 や 共 同 学 習 の 推 進 1 現 状 (1) 県 立 特 別 支 援 学 校 の 医 療 的 ケア( 痰 の 吸 引 経 管 栄 養 等 )の 対 象 と なる 児 童 生 徒 数 は 増 加 傾 向 にあります (2) 重 複 障 害 のある 児 童 生 徒 は 平 成 23 年 度 ~25 年 度 は 特 別 支 援 学 校 の 全 児 童 生 徒 数 のおよそ30%となっています (3) 発 達 障 害 等 の 多 様 な 障 害 に 応 じた 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 への 指 導 の 充 実 が 必 要 となっています 担 当 所 属 : 特 別 支 援 教 育 室 (4) 一 人 ひとりの 障 害 の 状 態 等 に 応 じたきめ 細 かな 指 導 を 行 えるよう 50 学 校 における 教 育 課 程 や 指 導 計 画 個 別 の 教 育 支 援 計 画 等 を 踏 まえ H23 H24 H25 より 具 体 的 に 子 ども 一 人 ひとりの 教 育 的 ニーズに 対 応 する 指 導 目 標 や 指 導 内 容 方 法 等 を 盛 り 込 んだ 個 別 の 指 導 計 画 を 作 成 しています (5) 障 害 のある 子 ども 一 人 ひとりの 教 育 的 ニーズを 正 確 に 把 握 し 教 育 福 祉 保 健 医 療 労 働 等 の 関 係 機 関 との 連 携 を 図 り 乳 幼 児 から 学 校 卒 業 後 までの 長 期 的 な 視 点 から 教 育 支 援 を 行 うための 個 別 の 教 育 支 援 計 画 を 策 定 しています (6) 教 育 事 務 所 ごとに 特 別 支 援 地 域 連 携 協 議 会 を 開 催 し 事 務 所 管 内 の 教 育 福 祉 保 健 医 療 等 の 連 携 体 制 の 構 築 に 努 めています (7) 平 成 21~23 年 度 に2 市 4 町 を 指 定 して 各 種 の 相 談 支 援 の 内 容 とその 結 果 子 どもや 保 護 者 のニーズ 等 を 記 録 していく 相 談 支 援 フ ァイルの 作 成 活 用 や 早 期 からの 支 援 体 制 の 構 築 に 努 めました 相 談 支 援 ファイルについては 関 係 機 関 が 継 続 的 に 活 用 することや 他 地 域 での 仕 組 みづくりが 課 題 となっています (8) 交 流 及 び 共 同 学 習 の 推 進 では 特 別 支 援 学 級 と 通 常 の 学 級 との 交 流 学 級 間 交 流 特 別 支 援 学 校 と 小 中 高 校 との 交 流 学 校 間 交 流 特 別 支 援 学 校 と 地 域 の 人 々との 活 動 地 域 交 流 特 別 支 援 学 校 の 児 童 生 徒 が 居 住 する 地 域 の 小 中 学 校 の 児 童 生 徒 との 交 流 居 住 地 校 交 流 を 進 めています (9) 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 生 徒 は 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 産 業 教 育 フェ ア 高 等 学 校 総 合 体 育 大 会 等 に 積 極 的 に 参 加 し 高 校 生 と 交 流 を 深 め ています 交 流 及 び 共 同 学 習 の 授 業 風 景 (10) 知 的 特 別 支 援 学 校 高 等 部 へ 入 学 を 希 望 する 生 徒 数 については 増 加 とともに 地 域 的 な 偏 在 も 見 られま す < 県 内 特 別 支 援 学 校 の 児 童 生 徒 数 の 状 況 > ( 各 年 度 5 月 1 日 現 在 単 位 : 人 ) 区 分 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 増 加 率 (25/20 年 度 ) 児 童 生 徒 数 1,860 1,985 2,045 2,080 2,098 2,121 114.0% うち 知 的 特 別 支 援 学 校 在 籍 1,346 1,461 1,531 1,559 1,598 1,624 120.0% うち 高 等 部 在 籍 642 725 773 795 819 809 126.0% (11) 特 別 支 援 学 校 の 未 設 置 地 域 への 整 備 や 市 立 特 別 支 援 学 校 の 県 立 移 管 等 を 進 めています ( 人 ) 70 65 60 55 医 療 的 ケアの 必 要 な 児 童 生 徒 数 57 64 66 2 課 題 (1) 各 学 校 における 個 別 の 教 育 支 援 計 画 個 別 の 指 導 計 画 を 充 実 させること (2) 各 学 校 における 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 に 対 する 理 解 促 進 体 制 整 備 及 び 指 導 の 充 実 を 進 め ること (3) 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 子 どもをより 早 期 から 支 援 する 仕 組 みを 整 えること (4) 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 交 流 及 び 共 同 学 習 を 進 める 取 組 を 充 実 させること (5) 障 害 のある 児 童 生 徒 が より 身 近 な 地 域 に 通 学 できる 体 制 づくりを 進 めること 72

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 一 人 ひとりの 子 どもに 対 する 指 導 及 び 支 援 の (1) 個 別 の 指 導 計 画 を 活 用 した 授 業 づくりを 進 充 実 を 図 ります め どの 子 にもわかりやすい 授 業 を 推 進 します (2) 医 療 的 ケアの 必 要 な 児 童 生 徒 が 安 全 かつ 安 心 (2) 個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 作 成 活 用 を 推 進 し して 学 べる 教 育 環 境 を 整 えます 学 校 間 の 引 継 ぎや 関 係 機 関 との 連 携 を 図 りま (3) 教 育 福 祉 保 健 医 療 等 の 各 部 局 間 の 連 携 す を 図 り 相 談 支 援 ファイルの 活 用 を 進 めます (3) 医 療 的 ケアの 必 要 な 児 童 生 徒 の 在 籍 する 学 校 (4) 共 生 社 会 構 築 に 向 け 障 害 のある 子 とない 子 への 看 護 師 等 の 派 遣 に 努 めます の 交 流 及 び 共 同 学 習 を 組 織 的 計 画 的 に 進 め (4) 教 育 事 務 所 ごとの 特 別 支 援 地 域 連 携 協 議 会 相 互 理 解 を 促 進 します を 充 実 させ 教 育 福 祉 保 健 医 療 等 の 関 係 (5) すべての 教 員 が 特 別 支 援 教 育 の 理 念 を 理 解 し 機 関 の 連 携 を 充 実 します 発 達 障 害 等 の 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 (5) 相 談 支 援 ファイルの 作 成 活 用 とその 成 果 の への 適 切 な 対 応 ができるよう 専 門 性 を 高 めます 周 知 を 図 り 普 及 に 努 めます 取 組 23 再 掲 (6) 交 流 や 共 同 学 習 を 推 進 するに 当 たっては 実 (6) 市 立 特 別 支 援 学 校 の 県 立 移 管 に 向 けて 取 り 組 践 例 の 周 知 等 小 中 学 校 への 理 解 啓 発 を 図 り むほか 県 立 特 別 支 援 学 校 の 再 編 整 備 を 計 画 的 積 極 的 な 交 流 を 通 して 障 害 者 理 解 を 深 めます に 進 めます (7) 特 別 な 支 援 の 必 要 な 児 童 生 徒 の 居 住 する 地 域 (7) 高 等 部 の 配 置 について 今 後 の 高 等 部 への 進 の 小 中 学 校 との 交 流 を 積 極 的 に 進 めることに 学 者 数 の 増 減 地 域 的 なバランス 高 校 におけ ついて 理 解 啓 発 を 進 め 充 実 拡 大 します る 特 別 支 援 教 育 の 推 進 施 策 を 考 慮 して 検 討 しま (8) 発 達 障 害 のある 生 徒 等 への 適 切 な 指 導 ができ す るように 教 員 研 修 等 を 実 施 します 取 組 23 再 掲 1 特 別 支 援 教 育 の 専 門 性 を 向 上 させるため 経 験 年 数 に 応 じた 研 修 指 定 研 修 における 研 修 内 容 を 体 系 的 に 整 備 し 充 実 します 2 特 別 支 援 教 育 の 視 点 を 取 り 入 れた 具 体 的 な 授 業 実 践 一 人 ひとりに 配 慮 した 授 業 づくり 全 校 での 共 通 理 解 に 生 かす 個 別 の 指 導 計 画 を 充 実 させる 研 修 を 行 います (9) 特 別 支 援 学 校 未 設 置 地 域 を 解 消 するととも に 市 立 特 別 支 援 学 校 の 県 立 移 管 を 推 進 します (10) 知 的 特 別 支 援 学 校 高 等 部 の 施 設 整 備 及 び 入 学 者 選 抜 方 法 の 見 直 し 等 を 検 討 します (11) 高 等 特 別 支 援 学 校 と 小 中 学 部 を 置 く 特 別 支 援 学 校 との 一 体 化 等 地 域 における 一 貫 した 教 育 体 制 の 在 り 方 について 検 討 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 特 別 支 援 学 校 の 児 童 生 徒 が 居 住 する 地 域 の 小 中 学 校 19.0%(H24) 50% の 児 童 生 徒 との 交 流 を 行 う 率 居 住 地 校 交 流 (2) 特 別 支 援 学 校 と 小 中 高 校 との 交 流 学 校 間 交 流 9.8 回 / 校 (H24) 12 回 / 校 (3) 特 別 支 援 学 校 と 地 域 の 人 々との 活 動 地 域 交 流 14.1 回 / 校 (H24) 18 回 / 校 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 発 達 障 害 等 のある 子 やその 保 護 者 を 対 象 とした 個 別 巡 回 相 談 早 期 療 育 のほか 支 援 施 策 の 検 討 や 支 援 者 養 成 研 修 等 を 行 っています ( 障 害 政 策 課 ) 73

5-11 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 教 育 を 充 実 する 取 組 26 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 をはじめとした 特 別 支 援 教 育 の 相 談 支 援 の 充 実 担 当 所 属 : 特 別 支 援 教 育 室 1 現 状 (1) 文 部 科 学 省 の 全 国 調 査 結 果 ( 平 成 23 年 度 実 施 )によると 小 中 学 校 の 通 常 の 学 級 に 在 籍 する 発 達 障 害 の 可 能 性 のある 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 割 合 は6.5%でした (2) 各 幼 小 中 高 校 には 特 別 支 援 教 育 に 関 する 校 内 委 員 会 が 置 かれています ( 平 成 24 年 度 平 均 設 置 率 は99.5%) また 特 別 支 援 学 校 や 関 係 機 関 と 校 内 との 調 整 を 行 う 担 当 教 員 を 全 学 校 で 定 めていま す ( 校 内 コーディネーター) (3) 特 別 支 援 学 校 は 在 籍 する 幼 児 児 童 生 徒 の 教 育 だけでなく 幼 小 中 高 校 等 の 要 請 に 応 じて 発 達 障 害 を 含 む 障 害 のある 幼 児 児 童 生 徒 の 教 育 に 関 し 必 要 な 助 言 や 援 助 を 行 う 特 別 支 援 教 育 のセンター 的 機 能 を 有 しており 特 別 支 援 学 校 の 特 別 支 援 教 育 コーディネーターが 連 絡 調 整 の 役 割 を 果 たしています 1 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 見 方 指 導 方 法 評 価 への 助 言 2 諸 検 査 や 実 態 把 握 の 工 夫 3 教 育 課 程 編 成 や 授 業 づくりのための 助 言 援 助 4 校 内 研 修 の 講 師 や 校 内 体 制 整 備 の 助 言 5 教 育 保 健 福 祉 等 の 関 係 機 関 との 連 携 など (4) 県 立 特 別 支 援 学 校 のコーディネーターによる 相 談 件 数 は4,632 件 ( 平 成 24 年 度 )となっています (5) 相 談 機 能 の 充 実 のために 県 立 特 別 支 援 学 校 のコーディネーターとは 別 に 各 教 育 事 務 所 に 専 門 相 談 員 を 配 置 しています 専 門 相 談 員 の 相 談 件 数 は3,714 件 ( 平 成 24 年 度 )となっています (6) コーディネーターや 専 門 相 談 員 の 相 談 内 容 は 特 別 な 支 援 が 必 要 な 幼 児 児 童 生 徒 のニーズや 行 動 の 理 解 の 仕 方 授 業 におけるわかりやすい 指 示 や 教 材 の 工 夫 保 護 者 との 連 携 の 仕 方 校 内 支 援 体 制 の 整 備 等 多 岐 にわたっており 必 要 に 応 じて 児 童 相 談 所 発 達 障 害 者 支 援 センター 等 と 連 携 して 相 談 支 援 を 行 っています (7) 高 校 に 対 して 県 立 高 等 特 別 支 援 学 校 が 中 心 になって 相 談 支 援 を 行 っています また 高 等 学 校 特 別 支 援 教 育 支 援 員 を 高 校 1 校 に1 名 配 置 し 生 徒 への 効 果 的 な 支 援 の 在 り 方 を 研 究 しています (H24 25) (8) 特 別 支 援 学 校 の 未 設 置 地 域 への 設 置 を 進 めており センター 的 機 能 の 発 揮 により 地 域 の 相 談 支 援 の 充 実 を 図 っています H25 みやま 養 護 学 校 富 岡 分 校 H26 みやま 養 護 学 校 藤 岡 分 校 H27( 予 定 ) 榛 名 養 護 学 校 吾 妻 分 校 ( 仮 称 ) 2 課 題 (1) 各 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 の 充 実 等 により 幼 小 中 高 校 の 特 別 支 援 教 育 に 関 する 校 内 体 制 を 一 層 充 実 すること (2) 教 育 以 外 も 含 めた 関 係 機 関 が 有 する 専 門 性 や 特 徴 を 生 かす 連 携 協 力 体 制 を 一 層 充 実 すること (3) 特 別 支 援 教 育 を 必 要 とする 子 どもをより 早 期 に 救 いあげるシステムを 整 えること 74

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 を 充 実 させて (1) 中 部 西 部 北 部 東 部 の4つのエリアで 特 保 育 所 幼 稚 園 各 学 校 が 相 談 しやすく 支 援 別 支 援 学 校 の 専 門 アドバイザー( 1)が 中 心 を 受 けやすい 状 況 を 作 ります になってネットワークを 作 り 地 域 ごとに 相 談 (2) 各 学 校 等 の 特 別 支 援 教 育 に 関 する 校 内 委 員 会 しやすく 支 援 を 受 けやすい 状 況 を 作 ります の 充 実 を 図 ります (2) 校 内 委 員 会 等 の 設 置 及 び 活 性 化 について 小 (3) 各 学 校 における 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 学 校 又 は 中 学 校 のモデル 校 を 指 定 して 実 践 の 成 への 指 導 の 充 実 を 図 ります 特 に 高 校 におけ 果 を 周 知 します る 指 導 の 充 実 を 図 ります (3) 特 別 支 援 学 校 のセンター 的 機 能 を 活 用 し 各 (4) 教 育 福 祉 保 健 医 療 等 の 各 部 局 間 の 連 携 学 校 における 個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 作 成 活 用 を 図 り 相 談 支 援 ファイルを 活 用 して 早 期 から を 充 実 させ 特 別 な 支 援 の 必 要 な 幼 児 児 童 生 徒 の 相 談 支 援 体 制 を 充 実 させます 取 組 25 再 への 教 員 の 指 導 力 の 向 上 を 図 ります また 特 掲 に 高 校 において 個 別 の 指 導 計 画 に 合 わせて 特 別 な 支 援 を 必 要 とする 生 徒 に 対 する 授 業 や 進 路 指 導 の 充 実 を 図 ります (4) 相 談 支 援 ファイルの 活 用 について 周 知 し 関 係 機 関 と 連 携 して 早 期 からの 相 談 支 援 体 制 を 充 実 させます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 保 育 所 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 高 校 からの 特 別 支 4,632 件 (H24) 6,000 件 援 学 校 への 相 談 件 数 (2) 保 育 所 幼 稚 園 小 学 校 中 学 校 高 校 からの 教 育 事 3,714 件 (H24) 4,000 件 務 所 専 門 相 談 員 への 相 談 件 数 1 専 門 アドバイザー: 平 成 25 年 度 まで 特 別 支 援 教 育 コーディネーター と 称 していましたが 各 学 校 の 教 職 員 を 充 てている 校 内 コーデ ィネーターとの 混 同 を 避 けるため 特 別 支 援 学 校 の 特 別 支 援 教 育 コーディネーターは 平 成 26 年 度 から 専 門 アドバイザー に 名 称 を 改 めました( 1 現 状 参 照 ) コラム 特 別 支 援 教 育 の 理 念 国 では 特 別 支 援 教 育 とは 障 害 のある 幼 児 児 童 生 徒 の 自 立 や 社 会 参 加 に 向 けた 主 体 的 な 取 組 を 支 援 するという 視 点 に 立 ち 幼 児 児 童 生 徒 一 人 ひとりの 教 育 的 ニーズを 把 握 し その 持 てる 力 を 高 め 生 活 や 学 習 上 の 困 難 を 改 善 克 服 するための 適 切 な 指 導 及 び 支 援 を 行 うもの としています これを 踏 ま え 本 県 では 障 害 のある 幼 児 児 童 生 徒 に 限 らず 学 習 上 行 動 上 に 困 難 を 抱 えるすべての 幼 児 児 童 生 徒 を 対 象 に 県 内 のすべての 学 校 で 一 人 ひとりの 多 様 性 を 尊 重 し その 可 能 性 を 最 大 限 に 伸 ばす 教 育 を 行 うこととしてとらえ 障 害 のある 子 ども 等 への 教 育 にとどまらず すべての 子 どもの 教 育 の 充 実 に つながることを 理 念 としています 75

5-12 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 取 組 27 家 庭 や 地 域 の 意 見 を 生 かした 開 かれた 学 校 づくり 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 室 1 現 状 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 協 力 しながら 一 体 となって 児 童 生 徒 の 健 やかな 成 長 を 担 っていくため 各 学 校 において 信 頼 される 学 校 を 目 指 した 地 域 に 開 かれた 学 校 づくり 地 域 の 実 情 等 を 踏 まえた 特 色 あ る 学 校 づくり を 進 めています (1) 小 中 学 校 1 学 校 評 議 員 制 度 の 導 入 校 長 が 学 校 運 営 に 当 たり 学 校 の 教 育 目 標 計 画 や 地 域 との 連 携 の 進 め 方 等 に 関 し 保 護 者 や 地 域 住 民 の 意 見 を 聞 くとともに その 理 解 や 協 力 を 得 て 特 色 ある 教 育 活 動 を 展 開 していくため 平 成 12 年 度 から 実 施 しています 本 県 ではほぼすべての 小 中 学 校 で 学 校 評 議 員 制 度 を 導 入 し 学 校 運 営 の 改 善 充 実 を 図 っています 2 学 校 評 価 の 実 施 教 育 活 動 やその 他 の 学 校 運 営 について 目 指 すべき 目 標 を 設 定 し その 達 成 状 況 等 を 評 価 することに より 学 校 として 組 織 的 継 続 的 な 改 善 を 進 めています 本 県 では 平 成 16 年 に 群 馬 県 学 校 評 価 シ ステム を 策 定 し 学 校 評 価 を 実 施 してきています (システムは 国 の 法 制 化 等 の 動 きを 受 け 平 成 20 年 度 に 改 正 しています ) 平 成 23 年 度 の 調 査 では ほとんどの 学 校 が 評 価 の 効 果 を 感 じていますが 大 いに 効 果 があった と 回 答 した 小 学 校 は14% 中 学 校 では18%にとどまっています < 自 己 評 価 の 効 果 < 学 校 評 価 等 実 施 状 況 調 査 ( 平 成 23 年 度 )より> 学 校 種 小 学 校 中 学 校 項 目 評 価 A B A B 教 育 活 動 学 校 運 営 の 改 善 99% 14% 99% 18% A: 大 いに 効 果 があった ある 程 度 効 果 があった の 計 B: 大 いに 効 果 があった のみ 3 コミュニティ スクール 保 護 者 や 地 域 住 民 の 代 表 からなる 学 校 運 営 協 議 会 を 設 置 した 学 校 のことで 学 校 運 営 協 議 会 には 学 校 運 営 の 基 本 方 針 を 承 認 したり 教 育 活 動 等 について 意 見 を 述 べたりする 一 定 の 権 限 と 責 任 が 与 えられ ています 県 内 では 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 で 小 学 校 6 校 中 学 校 2 校 が 指 定 されています (2) 高 等 学 校 1 学 校 評 議 員 制 度 の 導 入 すべての 県 立 高 校 で 学 校 評 議 員 制 度 を 導 入 しています 学 校 評 議 員 会 では 学 校 運 営 についての 適 切 な 助 言 等 をいただき 学 校 運 営 の 改 善 充 実 に 効 果 を 上 げています 2 学 校 評 価 の 実 施 平 成 22 年 度 から すべての 県 立 高 校 で 自 己 評 価 及 び 学 校 関 係 者 評 価 を 実 施 公 表 し 学 校 運 営 の 改 善 充 実 に 生 かしています (3) 特 別 支 援 学 校 県 立 特 別 支 援 学 校 における 学 校 評 価 実 施 要 項 を 作 成 して 学 校 関 係 者 評 価 委 員 会 の 設 置 運 営 を 明 確 にし 学 校 関 係 者 評 価 委 員 会 の 設 置 に 当 たっては 学 校 評 議 員 会 を 活 用 しています 委 員 会 では 個 別 の 指 導 計 画 教 育 支 援 計 画 の 活 用 交 流 及 び 共 同 学 習 の 推 進 進 路 指 導 就 業 体 験 学 校 の 災 害 への 対 応 地 域 への 情 報 発 信 等 に 関 する 意 見 をいただき 学 校 運 営 に 生 かしています 76

2 課 題 (1) 学 校 家 庭 地 域 が 一 体 となった 学 校 づくりに 学 校 評 価 学 校 評 議 員 制 度 PTAとの 連 携 等 を 一 層 生 かしていくこと (2) 開 かれた 学 校 づくりの 一 環 として コミュニティ スクールの 推 進 について 検 討 すること( 小 中 学 校 ) (3) 群 馬 県 学 校 評 価 システムをより 一 層 活 用 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 学 校 評 価 や 学 校 評 議 員 制 度 等 を 活 用 して 学 (1) 学 校 評 議 員 の 構 成 や 会 議 の 運 営 方 法 等 の 見 直 校 家 庭 及 び 地 域 社 会 が 一 体 となった 学 校 づく しを 行 い 学 校 運 営 に 対 し 多 様 な 視 点 からの 助 りを 推 進 します 言 等 を 得 られるように 努 めます (2) 学 校 関 係 者 評 価 委 員 会 の 意 見 を 基 に 具 体 的 な (2) 特 別 支 援 学 校 では 学 校 評 議 員 として 地 域 住 取 組 に 関 する 評 価 項 目 を 設 定 して 学 校 運 営 の 充 民 保 護 者 及 び 障 害 福 祉 サービス 事 業 所 関 係 者 実 を 図 ります 等 から 学 校 運 営 について 広 く 意 見 を 聴 き 学 校 と 地 域 社 会 が 連 携 することにより 児 童 生 徒 の 社 会 的 自 立 を 進 めます (3) 学 校 の 重 点 課 題 と 関 連 付 けて 学 校 課 題 の 解 決 に 資 する 学 校 評 価 が 行 えるよう 群 馬 県 学 校 評 価 システム や 学 校 評 価 実 施 要 項 により 学 校 運 営 の 組 織 的 継 続 的 な 改 善 を 図 るととも に その 結 果 等 を 公 表 することにより 保 護 者 や 地 域 住 民 との 連 携 協 力 による 学 校 づくりを 推 進 します (4) 小 中 学 校 について コミュニティ スクー ルの 指 定 を 検 討 している 市 町 村 に 成 果 や 先 進 校 の 取 組 の 情 報 提 供 等 の 支 援 を 行 います 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 学 校 の 重 点 課 題 と 関 連 付 けた 評 価 項 目 による 学 校 評 価 H26から 調 査 実 施 100% の 結 果 及 び 改 善 策 を 学 校 家 庭 地 域 で 共 有 し 次 年 度 に 改 善 策 を 反 映 した 学 校 の 割 合 ( 小 中 高 特 別 支 援 学 校 ) (2) 進 路 指 導 就 業 体 験 について 充 実 していると 感 じてい H26から 調 査 実 施 80% る 保 護 者 の 割 合 ( 特 別 支 援 学 校 ) コラム 学 校 や 公 民 館 等 を 核 とした 地 域 コミュニティづくり 東 日 本 大 震 災 の 際 に 日 頃 から 学 校 と 地 域 が 密 に 連 携 した 取 組 が 行 われていた 地 域 では 避 難 所 運 営 が 円 滑 に 進 められるなど 地 域 コミュニティの 重 要 性 が 再 認 識 されました こうしたことから 学 びを 媒 介 として 様 々な 立 場 の 人 々の 協 働 の 拠 点 となる 学 校 や 公 民 館 等 を 中 心 にして 地 域 社 会 全 体 の 教 育 力 の 向 上 を 図 るとともに 個 人 が 主 体 的 に 社 会 に 参 画 し 相 互 に 支 え 合 うための 教 育 上 の 方 策 を 講 じる 必 要 性 がより 高 まっています 77

5-12 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 取 組 28 高 校 教 育 改 革 の 推 進 担 当 所 属 : 高 校 教 育 課 1 現 状 (1) 高 校 への 進 学 率 は 全 国 本 県 ともに98%に 達 しており 高 校 は 中 学 校 卒 業 後 のほぼすべての 子 どもたちが 学 ぶ 教 育 機 関 となっています (2) 一 方 少 子 化 の 影 響 で 平 成 元 年 3 月 から 減 少 を 続 けてきた 本 県 の 中 学 校 卒 業 者 は 現 在 ピーク 時 の 6 割 程 度 の 人 数 となっていますが 今 後 再 び 急 激 な 減 少 傾 向 に 転 じ 平 成 40 年 3 月 には 平 成 元 年 3 月 の45% 程 度 にまで 減 少 する 見 込 みです (3) 県 教 育 委 員 会 では 生 徒 の 進 路 希 望 の 多 様 化 や 少 子 化 による 生 徒 数 の 減 少 等 に 適 切 に 対 応 するため 平 成 23 年 3 月 に 平 成 24 年 度 からの10か 年 を 計 画 期 間 とする 高 校 教 育 改 革 推 進 計 画 を 策 定 し 高 校 教 育 改 革 の 推 進 に 取 り 組 んでいます (4) 平 成 25 年 度 には 中 学 校 卒 業 者 の 著 しい 減 少 が 予 測 される3 地 区 ( 吾 妻 地 区 富 岡 甘 楽 地 区 桐 生 みどり 地 区 )で 地 元 との 懇 談 会 等 を 開 催 するなどして 地 区 別 の 再 編 整 備 計 画 の 策 定 に 向 けた 検 討 を 行 うとともに 沼 田 利 根 地 区 について 平 成 23 年 3 月 に 公 表 した 沼 田 利 根 地 区 の 再 編 整 備 に 係 る 方 向 性 について に 基 づく 対 応 を 行 っています また 高 校 教 育 改 革 推 進 計 画 有 識 者 委 員 会 を 設 置 して 高 校 教 育 改 革 の 推 進 に 係 る 全 県 的 な 課 題 ( 入 学 者 選 抜 制 度 等 )を 検 討 しています < 高 校 教 育 改 革 の 取 組 の 方 向 > Ⅰ 特 色 ある 高 校 教 育 の 推 進 1 高 校 教 育 の 質 的 充 実 高 校 教 育 の 質 的 充 実 を 図 り 生 徒 の 個 性 や 能 力 を 最 大 限 に 伸 長 させて たくましく 生 きる 力 を 育 成 します 2 学 校 学 科 等 の 在 り 方 学 校 学 科 の 特 性 を 生 かした 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 します 3 入 学 者 選 抜 制 度 公 正 公 平 を 基 本 に より 適 切 な 制 度 となるよう 在 り 方 を 検 討 します Ⅱ 県 立 高 校 の 再 編 整 備 1 学 校 規 模 の 適 正 化 ア 高 校 教 育 の 質 の 維 持 向 上 と 各 校 の 活 性 化 特 色 化 を 図 るため 学 校 規 模 の 適 正 化 を 進 めます イ 適 正 規 模 に 満 たない 学 校 (1 学 年 3 学 級 以 下 )は 原 則 として 統 合 を 検 討 します 2 学 校 学 科 等 の 適 正 な 配 置 ア 地 域 バランスや 生 徒 保 護 者 の 希 望 などを 踏 まえ 全 県 的 な 視 野 に 立 って 適 正 に 配 置 します イ 県 内 を8 地 区 に 分 け 各 地 区 に 中 核 となる 学 校 を 配 置 します ウ 専 門 学 科 や 新 しいタイプの 高 校 ( 1) 及 び 定 時 制 通 信 制 課 程 については 地 域 バランスや 生 徒 保 護 者 のニーズ 等 を 踏 まえて 在 り 方 や 配 置 を 検 討 します 3 男 女 共 学 の 推 進 県 民 の 理 解 を 得 ながら 高 校 教 育 改 革 に 関 わる 再 編 整 備 に 併 せて 推 進 します 1 新 しいタイプの 高 校 : 総 合 学 科 高 校 全 日 制 単 位 制 高 校 フレックススクール 中 高 一 貫 教 育 校 等 本 県 の 中 学 校 卒 業 者 見 込 者 数 中 学 校 卒 業 者 の 動 向 と 再 編 整 備 の 方 向 (8 地 区 別 ) ( 人 ) 20,000 19,000 19,678 沼 田 利 根 地 区 18,000 18,893 渋 川 吾 妻 地 区 桐 生 みどり 地 区 17,000 16,000 15,000 17,408 15,354 高 崎 安 中 地 区 藤 岡 多 野 富 岡 甘 楽 地 区 前 橋 地 区 伊 勢 崎 佐 波 地 区 太 田 館 林 邑 楽 地 区 14,000 H25 H30 H35 H40 ( 年 ) 特 別 支 援 学 校 の 卒 業 ( 見 込 ) 者 を 除 いた 数 中 学 校 卒 業 者 の 減 少 が 著 しく 統 合 等 の 検 討 が 必 要 な 地 区 中 学 校 卒 業 者 が 減 少 するが 学 級 減 等 で 対 応 できる 地 区 中 学 校 卒 業 者 が 増 加 傾 向 にあり 学 級 増 が 必 要 な 地 区 78

2 課 題 (1) 高 校 教 育 の 質 的 充 実 を 図 り 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 すること (2) 今 後 の 中 学 校 卒 業 者 の 急 激 な 減 少 に 適 切 に 対 応 できるよう 再 編 整 備 を 行 うこと (3) 統 合 の 検 討 に 当 たって 地 域 住 民 や 学 校 関 係 者 との 懇 談 会 や 意 見 交 換 会 を 開 催 するなど 地 域 と 一 体 となって 取 り 組 むこと (4) 再 編 整 備 に 併 せて 男 女 共 学 化 について 検 討 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 各 高 校 の 特 色 を 生 かした 学 校 づくりを 推 進 し (1) 各 学 校 学 科 の 特 性 に 応 じた 教 育 課 程 教 育 ます 内 容 の 見 直 しを 行 い 充 実 を 図 ります (2) 県 内 8 地 区 で 地 区 の 状 況 に 応 じた 再 編 整 備 (2) 中 学 校 卒 業 者 の 著 しい 減 少 が 予 測 される3 地 を 行 います 中 学 校 卒 業 者 の 減 少 が 著 しい 地 区 区 ( 吾 妻 地 区 富 岡 甘 楽 地 区 桐 生 みどり については 再 編 整 備 計 画 を 策 定 し 地 域 と 一 地 区 )では 統 合 等 により 学 校 規 模 の 適 正 化 を 体 となって 再 編 整 備 を 進 めていきます 図 るとともに 各 地 区 に 中 核 となる 学 校 を 配 置 中 学 校 卒 業 者 の 減 少 が 緩 やかな 地 区 及 び 当 面 します 増 加 する 地 区 については 原 則 として 学 級 数 また 再 編 整 備 に 併 せて 男 女 共 学 化 も 検 討 を 調 整 しながら 学 科 の 改 編 等 を 検 討 していき します ます 沼 田 利 根 地 区 については 組 合 立 利 根 商 業 (3) 高 校 教 育 改 革 の 推 進 に 係 る 全 県 的 な 課 題 につ 高 校 の 県 立 移 管 を 検 討 するとともに 再 編 整 備 いては 随 時 検 討 を 行 い 迅 速 に 対 応 していき についても 必 要 に 応 じて 検 討 を 行 います ます (3) 入 学 者 選 抜 制 度 専 門 学 科 コース 新 しい タイプの 高 校 定 時 制 通 信 制 課 程 等 について これまでの 検 討 結 果 に 基 づき 具 体 的 な 対 応 を 進 めます また 生 徒 保 護 者 地 域 や 社 会 のニ ーズに 対 して 必 要 に 応 じ 有 識 者 や 学 校 関 係 者 の 意 見 を 聴 きながら 迅 速 かつ 的 確 に 対 応 して いきます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 特 色 ある 高 校 教 育 の 推 進 有 識 者 による 委 員 会 入 学 者 選 抜 制 度 定 を 設 置 し 高 校 教 育 時 制 通 信 制 課 程 等 改 革 に 係 る 全 県 的 な の 改 革 を 実 施 課 題 を 検 討 (2) 地 区 別 の 再 編 整 備 計 画 の 策 定 及 び 実 施 地 区 別 再 編 整 備 計 画 地 区 別 再 編 整 備 計 画 策 定 に 向 け た 検 討 に 基 づく 再 編 整 備 の ( 吾 妻 地 区 富 岡 の 実 施 又 は 実 施 に 向 甘 楽 地 区 桐 生 み けた 準 備 ( 開 設 準 備 どり 地 区 ) 会 の 設 置 等 ) コラム 高 校 教 育 の 質 の 保 証 少 子 高 齢 化 に 伴 い これまでにも 増 して 高 校 生 の 社 会 参 加 が 求 められる 中 高 校 在 学 中 に 何 を 身 に 付 け るのかが 問 われています 国 では 多 様 化 した 高 校 教 育 の 質 を 保 証 するための 方 策 の1つとして 達 成 度 テスト( 仮 称 ) の 導 入 を 検 討 しています 達 成 度 テスト( 仮 称 ) は 1つには 基 礎 的 基 本 的 な 学 力 が 確 実 に 身 に 付 いているかどうかの 指 標 として もう1つには 大 学 教 育 を 受 けるために 必 要 な 能 力 を 判 定 するための 大 学 入 試 センター 試 験 に 替 わるものとして 検 討 されています 79

5-12 特 色 ある 学 校 づくりを 推 進 する 取 組 29 私 立 学 校 の 振 興 担 当 所 属 : 学 事 法 制 課 1 現 状 (1) 本 県 には 小 学 校 1 校 中 学 校 6 校 高 校 ( 全 日 制 )13 校 高 校 ( 通 信 制 )1 校 特 別 支 援 学 校 1 校 の 計 22 校 の 私 立 学 校 があり 15,468 人 の 児 童 生 徒 が 学 んでいます また 私 立 幼 稚 園 は123 園 あり 15,656 人 の 幼 児 が 通 っています (2) さらに 専 修 学 校 61 校 各 種 学 校 25 校 の 私 立 学 校 が 職 業 教 育 や 生 涯 学 習 等 幅 広 い 教 育 を 提 供 して いるほか 大 学 10 校 短 期 大 学 8 校 の 私 立 学 校 が 高 等 教 育 を 提 供 しています (3) 幼 児 数 及 び 生 徒 数 では 幼 稚 園 は 全 体 の 約 73% 高 校 ( 全 日 制 )は 約 23% 専 修 学 校 各 種 学 校 は 約 97%を 私 立 学 校 が 占 めており 本 県 の 教 育 に 重 要 な 役 割 を 果 たしています ( 学 校 数 及 び 生 徒 数 は 平 成 25 年 5 月 1 日 現 在 の 学 校 基 本 調 査 による( 休 校 中 のものは 除 く )) < 本 県 の 学 校 教 育 における 私 立 学 校 の 割 合 > 幼 稚 園 0.0% 50.0% 100.0% 高 等 学 校 0.0% 50.0% 100.0% 学 校 数 59.4% 学 校 数 15.9% 幼 児 数 72.8% 生 徒 数 23.1% 専 修 学 校 各 種 学 校 0.0% 50.0% 100.0% 学 校 数 96.6% 幼 児 数 97.1% (4) 私 立 の 特 徴 である 建 学 の 精 神 に 基 づく 特 色 ある 教 育 を 行 う 中 で 勉 学 やスポーツにおいて めざま しい 成 績 を 残 している 学 校 が 数 多 くあります (5) 専 門 知 識 技 術 を 習 得 できる 専 修 学 校 の 卒 業 生 は 即 戦 力 として 高 く 評 価 されています (6) 私 立 の 独 自 性 を 発 揮 する 一 方 で 本 県 全 体 の 課 題 については いじめ 問 題 対 策 推 進 事 業 を 公 立 学 校 と 共 に 実 施 するなど 連 携 して 取 り 組 んでいます 2 課 題 (1) 私 立 学 校 等 児 童 生 徒 の 保 護 者 負 担 の 軽 減 を 引 き 続 き 図 ること (2) 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 ( 平 成 27 年 4 月 開 始 予 定 )による 支 援 を 着 実 かつ 円 滑 に 実 施 すること (3) 少 子 化 の 中 での 教 育 条 件 の 維 持 向 上 修 学 上 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 及 び 経 営 の 健 全 化 を 目 的 とした 財 政 的 支 援 を 継 続 すること 80

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 国 の 私 立 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 制 度 に 所 得 制 (1) 保 護 者 の 教 育 負 担 の 軽 減 について 県 単 独 の 限 が 導 入 された 後 も 保 護 者 の 教 育 費 負 担 の 軽 減 対 策 を 継 続 して 実 施 していきます に 努 めます (2) 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 について 国 等 から (2) 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 ( 平 成 27 年 4 月 開 始 予 の 情 報 収 集 に 努 めるとともに 説 明 会 等 を 開 催 し 定 )の 着 実 かつ 円 滑 な 導 入 を 図 ります て 周 知 を 図 り 制 度 への 適 切 な 対 応 を 図 ります (3) 私 立 学 校 における 教 育 条 件 の 維 持 向 上 や 保 護 (3) 教 員 人 件 費 等 の 経 常 的 経 費 に 対 する 助 成 を 行 者 負 担 の 軽 減 を 図 るとともに 学 校 経 営 の 健 全 い 支 援 します 性 が 高 まるよう 支 援 します (4) 公 立 学 校 と 連 携 が 可 能 な 取 組 について 私 立 (4) 私 立 学 校 と 公 立 学 校 が 連 携 した 全 県 的 な 取 組 学 校 に 情 報 提 供 を 行 い 積 極 的 な 参 加 を 働 きか を 様 々な 分 野 で 推 進 します けます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 経 常 費 補 助 金 の 補 助 単 価 水 準 補 助 単 価 の 全 国 順 位 補 助 単 価 水 準 の 維 持 ( 生 徒 1 人 当 たり 補 助 単 価 水 準 ) 高 等 学 校 4 位 幼 稚 園 2 位 6 教 育 委 員 会 と 連 携 した 取 組 (1) いじめ 問 題 対 策 推 進 事 業 では 県 内 すべての 学 校 ( 私 立 国 立 学 校 を 含 む)における 児 童 生 徒 による 自 主 的 ないじめ 防 止 活 動 を 支 援 することを 通 して 児 童 生 徒 のいじめを 許 さない 気 持 ちや 態 度 の 育 成 を 図 ってます ( 義 務 教 育 課 ) 平 成 25 年 度 いじめ 防 止 サミットの 様 子 (2) 群 馬 県 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 では 県 内 の 公 立 高 校 特 別 支 援 学 校 高 等 部 及 び 私 立 高 校 の 文 化 部 等 で 活 動 する 生 徒 が 発 表 展 示 競 技 交 流 会 等 を 通 して 相 互 に 理 解 を 深 め 芸 術 文 化 活 動 の 活 性 化 を 図 っています ( 高 校 教 育 課 ) 群 馬 県 高 等 学 校 総 合 文 化 祭 総 合 開 会 式 の 様 子 81

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基 本 施 策 6 安 全 安 心 な 学 びの 場 づくりと 防 災 危 機 対 応 能 力 の 育 成 県 立 学 校 の 耐 震 化 を 進 めつつ 校 舎 等 の 長 寿 命 化 を 計 画 的 に 推 進 します また 学 校 で 学 ぶ 意 欲 のある 児 童 生 徒 が 経 済 的 理 由 により 就 ( 修 ) 学 が 困 難 と ならないための 支 援 等 を 一 層 充 実 させるとともに 外 国 人 児 童 生 徒 等 への 教 育 の 充 実 を 図 ります さらに 児 童 生 徒 が 主 体 的 に 災 害 や 事 件 事 故 から 身 を 守 るための 力 を 育 む 安 全 教 育 を 充 実 させ 地 域 ぐるみで 推 進 します 83

6-13 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 する 取 組 30 学 校 の 耐 震 化 長 寿 命 化 の 推 進 担 当 所 属 : 管 理 課 1 現 状 児 童 生 徒 の 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 するために 学 校 施 設 の 耐 震 改 修 や 老 朽 化 対 策 工 事 を 実 施 して います (1) 県 立 学 校 施 設 の 耐 震 化 長 寿 命 化 の 状 況 1 耐 震 化 ⅰ 県 立 学 校 施 設 の 耐 震 改 修 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 )は 耐 震 化 率 93.6%となっています ( 全 棟 数 947 棟 のうち 未 改 修 建 物 61 棟 ) 改 修 工 事 ( 耐 震 補 強 前 ) ( 耐 震 補 強 後 ) ⅱ 県 立 学 校 施 設 の 屋 内 運 動 場 等 の 天 井 の 落 下 防 止 対 策 については 文 部 科 学 省 から 平 成 25 年 8 月 7 日 付 けで 天 井 等 落 下 防 止 対 策 の 一 層 の 推 進 について 通 知 があり 平 成 27 年 度 までの 対 策 の 完 了 を 目 指 すとされました ⅲ 県 立 学 校 の 屋 内 運 動 場 等 における 天 井 の 設 置 状 況 は 対 象 施 設 172 棟 で うち 吊 り 天 井 を 有 する 施 設 は36 棟 あり 速 やかな 対 策 を 講 じる 必 要 があります 2 長 寿 命 化 ⅰ 県 立 学 校 施 設 は 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 1,842 棟 あり 老 朽 化 の 進 行 が 顕 著 となる 築 後 25 年 経 過 の 施 設 は1,193 棟 で 全 体 の64.77%を 占 めています ⅱ 施 設 の 長 寿 命 化 に 向 け 構 造 躯 体 の 健 全 性 を 維 持 するための 雨 水 漏 水 対 策 として 防 水 外 壁 改 修 を 最 優 先 に 実 施 しています (2) 防 災 拠 点 整 備 の 状 況 市 町 村 の 避 難 場 所 に 指 定 されている 県 立 学 校 の 耐 震 改 修 工 事 を 実 施 してきました 2 課 題 (1) 県 立 学 校 の 老 朽 化 施 設 を 計 画 的 に 改 修 し 長 寿 命 化 を 推 進 すること ( 参 考 ) 1 市 町 村 立 小 中 学 校 施 設 の 耐 震 化 の 状 況 (1) 市 町 村 立 小 中 学 校 施 設 の 耐 震 改 修 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 )について 耐 震 化 率 は86.0% 耐 震 性 がない 又 は 耐 震 診 断 未 実 施 の 建 物 は268 棟 あります 耐 震 化 は 着 実 に 進 展 していますが 一 部 の 設 置 者 では 進 捗 が 遅 れています (2) 県 は 市 町 村 に 対 して 今 後 も 耐 震 化 を 促 していきます 2 避 難 所 等 としての 県 立 学 校 の 状 況 (1) 市 町 村 により 避 難 所 に 指 定 されている 県 立 学 校 は55 校 防 災 倉 庫 備 蓄 倉 庫 がある 学 校 が11 校 あ ります (2) 県 地 域 防 災 計 画 において 市 町 村 は 避 難 所 における 非 常 用 電 源 等 避 難 所 生 活 に 必 要 な 施 設 設 備 の 整 備 に 努 めるよう 定 められています 84

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 県 立 学 校 施 設 の 耐 震 化 の 完 了 に 努 めます (1) 耐 震 化 が 未 実 施 の61 棟 について 平 成 27 (2) 学 校 運 営 に 適 した 県 立 学 校 施 設 の 機 能 集 約 や 年 度 末 までに 耐 震 化 を 実 施 します 児 童 生 徒 数 の 減 少 に 伴 う 施 設 のスリム 化 及 び 施 (2) 県 立 学 校 施 設 のスリム 化 及 び 長 寿 命 化 のた 設 の 長 寿 命 化 に 努 めます め 施 設 の 活 用 状 況 や 劣 化 損 傷 等 状 況 調 査 を 行 い 長 期 保 全 計 画 を 策 定 します (3) 長 期 保 全 計 画 に 基 づき 改 修 工 事 を 実 施 しま す 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 県 立 学 校 施 設 ( 校 舎 等 )の 耐 震 化 率 ( 棟 数 比 ) 93.6% 100%(H27) 県 立 学 校 耐 震 改 修 計 画 における 完 了 目 標 年 度 (2) 県 立 学 校 施 設 の 長 期 保 全 計 画 の 策 定 基 礎 データを 調 査 中 計 画 策 定 (H27) 平 成 26 年 度 末 に 調 査 完 了 予 定 コラム 校 舎 について 校 舎 は 学 校 の 象 徴 的 な 建 物 です また その 学 校 の 歴 史 は 校 舎 に 刻 まれており 老 朽 化 や 廃 校 等 によ って 校 舎 の 建 て 替 えや 取 り 壊 しが 検 討 されると 地 域 で 校 舎 をめぐる 様 々な 議 論 が 起 こることが 多 くあ ります また 著 名 な 建 築 家 によって 設 計 されていたり その 地 域 とつながりのある 有 名 な 随 筆 や 伝 記 等 に 校 舎 に 絡 むエピソードが 残 されていたりするなどして 郷 土 史 跡 としての 価 値 がある 場 合 や 特 に 小 学 校 では 地 域 住 民 の 多 くがその 校 舎 で 学 んできた 愛 着 もあり 部 分 的 にでも 保 存 していくことになった ものもあります 県 内 でも 国 重 文 指 定 を 受 けた 旧 吾 妻 第 三 小 学 校 校 舎 や 共 愛 学 園 内 にある 旧 アメリカン ボード 宣 教 師 館 をはじめとした 文 化 財 指 定 を 受 けた 校 舎 が 多 数 存 在 します 一 方 日 本 の 校 舎 の 構 造 は 災 害 とともに 変 化 してきました 学 校 建 築 が 始 まった 頃 は 木 造 が 大 半 でし たが 関 東 大 震 災 や 室 戸 台 風 等 による 被 害 を 踏 まえ 鉄 筋 コンクリート 造 となりました また 阪 神 淡 路 大 震 災 以 降 は 校 舎 の 耐 震 化 が 進 められ 校 舎 にブレース( 型 鋼 で 作 られた 補 強 材 ) 等 が 導 入 されるよう になっています 次 世 代 の 校 舎 はどうなるのでしょうか? 近 年 は 地 域 コミュニティの 重 要 性 が 再 認 識 されてきている ことから 地 域 の 人 々が 集 える 機 能 を 合 わせもった 校 舎 づくりが 進 められているところもあります 85

6-13 安 全 安 心 な 教 育 環 境 を 確 保 する 取 組 31 就 ( 修 ) 学 確 保 のための 一 層 の 支 援 と 外 国 人 児 童 生 徒 の 教 育 の 充 実 担 当 所 属 : 管 理 課 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 学 事 法 制 課 1 現 状 (1) 就 ( 修 ) 学 支 援 の 状 況 就 ( 修 ) 学 支 援 のため 各 種 施 策 を 実 施 しています 平 成 25 年 度 の 主 なものは 次 のとおりです 学 校 種 名 称 概 要 幼 稚 園 就 園 奨 励 費 補 助 幼 稚 園 教 育 の 振 興 と 保 護 者 の 経 済 的 負 担 を 軽 減 するた 幼 稚 園 ( 国 庫 補 助 事 業 ) め その 家 庭 の 所 得 状 況 に 応 じて 保 育 料 等 の 一 部 を 補 助 する 要 保 護 準 要 保 護 児 童 生 義 務 教 育 の 円 滑 な 実 施 に 資 するため 経 済 的 理 由 によ 公 小 中 学 校 徒 就 学 援 助 費 補 助 り 就 ( 修 ) 学 困 難 と 認 められる 児 童 生 徒 の 保 護 者 に 対 し ( 国 庫 補 助 事 業 ほか) 学 用 品 費 及 び 学 校 給 食 費 医 療 費 等 の 援 助 を 行 う 立 高 等 学 校 等 奨 学 金 貸 与 学 力 等 に 優 れた 生 徒 で 経 済 的 理 由 により 高 等 学 校 等 で 学 高 校 (( 公 財 ) 群 馬 県 教 育 文 の 就 ( 修 ) 学 が 困 難 な 者 に 奨 学 金 を 貸 与 する 化 事 業 団 実 施 事 業 ) 校 特 別 支 援 学 校 特 別 支 援 教 育 就 学 奨 励 特 別 支 援 学 校 や 特 別 支 援 学 級 に 就 学 する 児 童 生 徒 の 保 等 費 護 者 に 対 し 就 ( 修 ) 学 に 要 する 経 費 の 一 部 を 支 給 する 私 私 立 高 等 学 校 等 授 業 料 経 済 的 理 由 から 就 ( 修 ) 学 が 困 難 な 小 中 高 校 の 生 小 中 高 校 減 免 事 業 補 助 徒 等 の 授 業 料 減 免 事 業 を 行 う 学 校 法 人 に 対 して 補 助 を 立 ( 国 庫 補 助 事 業 ほか) 行 う 学 高 校 特 別 支 私 立 高 等 学 校 等 入 学 金 経 済 的 理 由 から 就 ( 修 ) 学 が 困 難 な 生 徒 の 入 学 金 減 免 援 学 校 高 等 部 減 免 事 業 補 助 事 業 を 行 う 学 校 法 人 に 対 して 補 助 を 行 う 校 専 修 学 校 高 等 課 程 各 種 学 校 ( 1) ( 1: 高 等 学 校 の 課 程 に 類 する 課 程 を 置 くものとして 文 部 科 学 省 令 で 定 めるもの) また 国 は 低 所 得 者 に 対 する 就 ( 修 ) 学 支 援 策 を 一 層 充 実 させるため 従 来 の 公 立 高 校 の 授 業 料 無 償 制 及 び 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 制 度 を 見 直 し 平 成 26 年 度 から 新 制 度 を 開 始 します (2) 外 国 人 児 童 生 徒 の 状 況 本 県 の 外 国 人 児 童 生 徒 数 は 東 日 本 大 震 災 後 に 一 度 減 少 したものの 一 定 の 割 合 を 維 持 しています 定 住 化 の 傾 向 も 見 られ 児 童 生 徒 数 に 占 める 高 校 生 の 割 合 が 大 きくなっています また 日 本 語 指 導 が 必 要 な 外 国 人 児 童 生 徒 は 高 校 や 特 別 支 援 学 校 にも 在 籍 しています その 他 に 外 国 人 学 校 で 学 んでいる 児 童 生 徒 もいます 伊 勢 崎 市 太 田 市 大 泉 町 が 主 な 集 住 地 域 ですが 最 近 では3 市 町 以 外 の 割 合 も 増 えており 広 範 囲 にわたっています また ブラジルやペルー 等 からの 日 系 人 児 童 生 徒 だけでなく 東 南 アジアからの 児 童 生 徒 等 多 国 籍 化 しています 3,000 2,500 2,000 1,500 外 国 人 児 童 生 徒 数 226 269 369 646 663 691 384 386 713 708 高 等 学 校 中 学 校 小 学 校 平 成 24 年 度 日 本 語 指 導 が 必 要 な 児 童 生 徒 の 校 種 別 割 合 高 等 学 校 22 人 3% 中 学 校 200 人 24% 特 別 支 援 学 校 20 人 2% 小 学 校 608 人 71% 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 日 本 語 指 導 が 必 要 な 児 童 生 徒 の 母 語 の 割 合 8.2% 8.5% 10.9% 4.5% 4.7% 4.5% 5.7% 10.1% 12.5% 25.1% 21.7% 23.2% 15.6% 4.7% 12.8% 25.3% 1,000 1,676 1,712 1,603 1,449 1,433 30% 20% 56.6% 55.0% 48.9% 41.6% 500 10% 0 H20 H21 H22 H23 H24 学 校 基 本 調 査 0% H19 H20 H22 H24 ポルトガル 語 スペイン 語 フィリピノ 語 中 国 語 その 他 日 本 語 指 導 が 必 要 な 児 童 生 徒 受 け 入 れ 状 況 調 査 ( 文 部 科 学 省 ) 86

2 課 題 (1) 国 の 新 制 度 ( 高 校 授 業 料 無 償 制 における 所 得 制 限 の 導 入 奨 学 のための 給 付 金 創 設 )に 適 切 に 対 応 す ること (2) 外 国 人 保 護 者 の 日 本 の 学 校 教 育 に 対 する 一 層 の 理 解 を 進 めること (3) 外 国 人 児 童 生 徒 が 少 なく 日 本 語 指 導 を 行 うためのノウハウが 確 立 していない 地 域 での 指 導 を 充 実 す ること (4) 外 国 人 児 童 生 徒 に 日 本 語 指 導 を 行 える 指 導 者 が 限 られ 特 定 の 教 員 に 頼 っている 状 況 を 改 善 するため 後 継 者 を 育 成 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 及 び 奨 学 のための 給 付 (1) 高 校 授 業 料 無 償 制 における 所 得 制 限 の 導 入 に 金 について 適 切 に 給 付 します 関 して 所 得 認 定 体 制 等 を 整 えるとともに 保 (2) 外 国 人 児 童 生 徒 の 教 育 を 保 護 者 との 共 通 理 解 護 者 及 び 生 徒 に 対 し 制 度 の 周 知 を 図 ります を 図 りながら 推 進 できるよう 外 国 人 保 護 者 の (2) 奨 学 のための 給 付 金 の 創 設 に 関 して 就 学 支 日 本 の 教 育 に 対 する 理 解 を 深 めます 援 金 の 所 得 認 定 事 務 と 連 動 した 体 制 を 早 急 に 整 (3) 外 国 人 の 少 ない 地 域 における 指 導 のノウハウ え 適 切 な 給 付 処 理 を 行 うとともに 保 護 者 及 の 確 立 や 新 たな 指 導 者 の 育 成 等 県 内 全 域 に び 生 徒 に 対 し 制 度 の 周 知 を 図 ります おける 学 校 側 の 受 け 入 れ 体 制 の 整 備 を 進 めます (3) 私 立 高 校 における 就 学 支 援 金 及 び 奨 学 のため の 給 付 金 の 制 度 の 適 切 な 運 用 を 図 ります (4) 各 学 校 における 日 本 語 指 導 の 実 態 把 握 を 継 続 して 行 うとともに 日 本 語 指 導 担 当 者 を 対 象 と した 研 修 会 を 実 施 し 外 国 人 保 護 者 への 対 応 多 文 化 理 解 等 を 含 めた 日 本 語 指 導 力 の 向 上 を 推 進 します (5) 日 本 語 指 導 及 び 適 応 指 導 を 担 当 する 教 員 の 特 別 な 配 置 を 引 き 続 き 行 います (6) 総 合 的 な 学 習 の 時 間 や 特 別 活 動 等 の 時 間 にお ける 異 文 化 への 理 解 や 多 文 化 共 生 等 に 結 び 付 く 実 践 例 を 周 知 します 取 組 6 再 掲 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 中 学 校 を 卒 業 した 外 国 人 生 徒 のうち 就 職 又 は 進 学 し 92.7%(H24) 100% た 者 の 割 合 (2) 日 本 語 指 導 が 必 要 な 児 童 生 徒 のうち 日 本 の 学 校 に5 20.5%(H24) 10% 以 下 年 以 上 在 籍 している 者 の 割 合 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) ブラジル 等 から 心 理 カウンセラーを 招 き 伊 勢 崎 市 太 田 市 大 泉 町 の 公 立 学 校 や 外 国 人 学 校 におい てカウンセリングを 行 っています (2) NPO 法 人 に 委 託 し 教 育 相 談 窓 口 を 伊 勢 崎 市 に 開 設 し 県 内 全 域 からの 電 話 FAX 電 子 メール 来 所 による 教 育 相 談 を 行 っています (3) NPO 法 人 に 委 託 し 公 立 学 校 や 外 国 人 学 校 において 不 登 校 に 陥 る 可 能 性 の 高 い 外 国 人 児 童 生 徒 に カウンセリング 等 の 支 援 を 行 っています ( 以 上 NPO 多 文 化 共 生 推 進 課 ) 87

6-14 災 害 等 から 身 を 守 る 力 の 育 成 と 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 を 地 域 ぐるみで 推 進 する 取 組 32 学 校 家 庭 地 域 が 連 携 した 防 災 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 健 康 体 育 課 1 現 状 平 成 23 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 では 停 電 時 や 生 徒 が 帰 宅 できない 際 の 対 応 ( 待 機 場 所 等 ) 保 護 者 への 引 渡 し 等 いくつかの 問 題 点 が 指 摘 されました その 対 応 として 各 学 校 においては 震 災 を 踏 まえた 危 機 管 理 マニュアル( 危 険 等 発 生 時 対 処 要 領 )の 見 直 しや マニュアルを 基 にした 実 践 的 な 避 難 訓 練 等 を 行 っています また 災 害 に 対 する 備 えや 災 害 発 生 時 における 危 険 と 安 全 な 行 動 災 害 に 関 する 情 報 の 活 用 さらに 地 域 の 防 災 活 動 等 について 関 連 教 科 をはじめ 学 校 教 育 全 体 を 通 して 児 童 生 徒 等 の 発 達 段 階 に 応 じた 防 災 教 育 を 実 践 しています 地 域 ごとに 起 こりうる 自 然 災 害 は 様 々であり 児 童 生 徒 等 の 発 達 段 階 によってもその 対 応 は 異 なります 各 学 校 において 地 域 や 児 童 生 徒 等 の 実 情 に 応 じた 防 災 管 理 や 児 童 生 徒 等 が 主 体 的 に 行 動 できる 防 災 教 育 の 実 践 等 学 校 防 災 に 対 する 意 識 を 継 続 して 高 めています また 学 校 における 防 災 教 育 防 災 管 理 の 充 実 を 図 るため 平 成 24 年 度 から 実 践 的 防 災 教 育 総 合 支 援 事 業 として モデル 地 域 において 実 践 的 な 避 難 訓 練 学 校 防 災 アドバイザー( 前 橋 地 方 気 象 台 )による 危 機 管 理 マニュアル 等 に 対 する 指 導 助 言 被 災 地 ボランティア 体 験 者 による 講 演 会 等 を 行 っています このほか 学 校 現 場 における 防 災 を 含 む 学 校 安 全 については 学 校 保 健 安 全 法 に 基 づき 学 校 安 全 計 画 の 策 定 実 施 危 機 管 理 マニュアルの 策 定 地 域 の 関 係 機 関 等 との 連 携 等 様 々な 措 置 が 講 じられ また 新 しい 学 習 指 導 要 領 においても 安 全 に 関 する 指 導 の 充 実 が 図 られてきました 本 県 では 学 校 安 全 計 画 及 び 危 機 管 理 マニュアルはすべての 学 校 で 策 定 されており 学 校 安 全 計 画 にお ける 災 害 安 全 に 関 する 職 員 研 修 の 設 定 児 童 生 徒 等 の 安 全 確 保 を 図 るための 家 庭 や 地 域 の 関 係 機 関 団 体 との 協 力 体 制 等 の 整 備 を 進 めています < 本 県 の 公 立 学 校 における 安 全 管 理 の 取 組 状 況 ( 平 成 24 年 度 )> 学 校 安 全 計 画 の 策 定 危 機 管 理 マニュアルの 策 定 児 童 生 徒 等 の 安 全 確 保 を 図 る た う ち 災 害 安 全 うち 災 害 安 全 う ち 定 期 的 又 め 家 庭 や 地 域 に 関 する 職 員 研 の 内 容 を 盛 り 込 は 必 要 に 応 じて の 関 係 機 関 団 修 の 内 容 を 盛 り んでいる マ ニ ュ アル を 見 体 と の 間 で 協 力 込 んでいる 直 している 要 請 や 会 議 を 開 催 している 100.0% 86.1% 100.0% 100.0% 97.6% 81.1% 2 課 題 (1) 児 童 生 徒 が 自 らの 判 断 で 災 害 から 身 を 守 ることができる 力 を 育 み 安 全 で 安 心 な 社 会 づくりに 貢 献 す る 意 識 を 高 めるための 防 災 教 育 を 実 施 すること 88

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 児 童 生 徒 が 日 常 生 活 においても 状 況 を 判 断 し (1) 児 童 生 徒 が 主 体 的 に 行 動 する 態 度 を 身 に 最 善 を 尽 くそうとする 主 体 的 に 行 動 する 態 度 付 け 安 全 な 社 会 づくりに 貢 献 する 意 識 を 育 成 を 身 に 付 けさせます する 実 践 的 な 防 災 教 育 を 学 校 安 全 計 画 に 位 置 付 け 学 校 教 育 全 体 を 通 して 組 織 的 に 推 進 します (2) 震 災 の 教 訓 を 踏 まえた 防 災 に 関 する 指 導 方 法 等 の 開 発 普 及 等 のための 支 援 事 業 を 実 施 します (3) 地 域 ごとの 課 題 解 決 を 図 るため 学 校 家 庭 警 察 地 域 等 との 連 携 協 力 の 下 学 校 安 全 につ いて 各 教 育 事 務 所 単 位 で 研 修 会 や 協 議 会 を 実 施 します (4) 安 全 担 当 教 員 を 対 象 にした 研 修 会 を 開 き 学 校 安 全 の 指 導 方 法 及 び 職 員 研 修 の 実 施 方 法 等 について 学 校 種 ごとに 協 議 し 学 校 安 全 の 推 進 を 図 ります 中 学 校 における 避 難 訓 練 (5) 各 学 校 における 職 員 研 修 や 防 災 教 室 開 催 の 際 (2) 家 庭 や 地 域 の 一 員 としての 自 覚 を 育 てながら に 講 師 を 担 当 する 指 導 者 の 資 質 向 上 を 図 るた 災 害 に 適 切 に 対 応 する 能 力 や 安 全 で 安 心 な 社 め 有 識 者 による 講 演 会 を 実 施 します 会 づくりに 貢 献 する 意 識 を 育 成 します (3) 組 織 的 に 防 災 教 育 を 推 進 するため 教 職 員 の 共 通 理 解 及 び 安 全 に 関 する 資 質 向 上 を 図 ります 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 学 校 安 全 計 画 に 災 害 安 全 に 関 する 職 員 研 修 の 内 容 が 86.1%(H24) 100% 盛 り 込 まれている 学 校 の 割 合 (2) 児 童 生 徒 等 の 安 全 確 保 を 図 るため 家 庭 や 地 域 の 関 係 81.1%(H24) 100% 機 関 団 体 との 間 で 協 力 要 請 や 会 議 を 開 催 している 学 校 (3) 避 難 訓 練 の 実 施 に 際 して 自 分 自 身 が 主 体 的 に 行 動 83.9%(H24) 100% する 態 度 の 重 要 性 について 指 導 した 学 校 の 割 合 コラム これからの 防 災 教 育 これまでの 防 災 教 育 では 知 識 の 一 つとしての 学 習 が 行 われてきましたが 東 日 本 大 震 災 の 経 験 を 経 て 想 定 外 の 災 害 にも 対 処 できるよう 自 らの 住 む 地 域 の 特 性 を 知 るとともに 自 らの 判 断 で 安 全 を 確 保 す るための 行 動 がとれる 能 力 を 育 むことが 求 められています さらに 学 校 家 庭 地 域 とが 一 体 となっ た 防 災 教 育 を 推 進 することが 必 要 です 89

6-14 災 害 等 から 身 を 守 る 力 の 育 成 と 児 童 生 徒 の 安 全 の 確 保 を 地 域 ぐるみで 推 進 する 取 組 33 学 校 や 通 学 路 地 域 における 安 全 確 保 と 安 全 教 育 の 充 実 担 当 所 属 : 健 康 体 育 課 管 理 課 1 現 状 平 成 24 年 度 通 学 路 において 登 下 校 中 の 児 童 生 徒 が 被 害 に 遭 う 交 通 事 故 が 全 国 的 に 相 次 いで 発 生 し 本 県 においても 登 下 校 中 の 交 通 事 故 により 小 中 学 生 それぞれ1 人 の 尊 い 命 が 奪 われました 本 県 で は 交 通 事 故 全 体 の 発 生 件 数 が 減 少 傾 向 にある 中 児 童 生 徒 に 関 係 する 事 故 は 引 き 続 き 多 い 状 況 にあり 特 に 自 転 車 事 故 については 総 数 に 占 める 高 校 生 の 割 合 が 全 国 で 最 も 高 い 状 況 にあります また 平 成 24 年 度 の 本 県 における 子 どもに 対 する 声 かけ 等 の 不 審 者 認 知 件 数 は 827 件 で 近 年 増 加 傾 向 にあります 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 人 1,330 公 立 学 校 交 通 事 故 発 生 状 況 1,427 1,399 1,081 1,175 1,154 1,499 1,502 1,247 1,233 142 174 142 148 148 合 計 自 転 車 徒 歩 その 他 107 H20 78 H21 103 H22 104 H23 121 H24 群 馬 県 教 育 委 員 会 調 査 群 馬 県 警 察 本 部 調 査 通 学 路 における 事 件 事 故 から 児 童 生 徒 等 の 安 全 を 確 保 することは 喫 緊 の 課 題 となっており 平 成 24 年 度 に 道 路 管 理 者 県 警 本 部 学 校 及 び 教 育 委 員 会 等 の 連 携 により 小 学 校 通 学 路 の 緊 急 合 同 点 検 が 行 われ 危 険 箇 所 の 洗 い 出 しと 対 策 の 検 討 を 行 いました また 自 転 車 事 故 防 止 のため 平 成 25 年 度 に 公 立 高 等 学 校 交 通 安 全 担 当 者 を 対 象 とした 自 転 車 安 全 指 導 研 修 会 を 実 施 しました このほか 各 学 校 では 校 内 への 不 審 者 侵 入 を 防 止 するため 防 犯 カメラやセンサー インターホン 等 の 設 置 及 び 警 備 会 社 との 連 絡 システムの 構 築 等 が 行 われています また 県 立 学 校 では 警 備 会 社 に 巡 回 及 び 機 械 警 備 の 委 託 を 行 い 不 審 者 の 侵 入 や 盗 難 等 の 防 止 に 努 めています 通 学 路 の 安 全 確 保 については 年 間 の 学 校 安 全 計 画 に 沿 った 安 全 点 検 や 地 域 の 警 察 との 連 携 防 犯 メ ールの 活 用 による 不 審 者 情 報 の 収 集 等 が 行 われているほか 児 童 生 徒 等 が 日 常 生 活 で 起 こる 事 故 の 内 容 や 発 生 原 因 安 全 確 保 の 方 法 について 理 解 し 安 全 に 行 動 ができるようにするため 交 通 安 全 教 室 における 防 犯 訓 練 通 学 安 全 マップの 作 成 やマナーアップ 運 動 等 発 達 段 階 に 応 じた 様 々な 対 策 を 行 っています < 本 県 の 公 立 学 校 における 安 全 管 理 の 取 組 状 況 ( 平 成 24 年 度 )> 危 機 管 理 マニュアルの 策 定 防 犯 教 室 ( 研 修 )を 実 施 してい 通 学 路 安 全 マップを 作 成 し 通 学 路 の 安 全 確 る 小 中 学 校 ている 小 中 学 校 保 の た めに 関 うち 生 活 安 係 機 関 等 と の 連 全 の 内 容 を 盛 児 童 生 徒 対 象 教 職 員 対 象 ( 防 犯 ) ( 交 通 ) 携 を 図 って いる り 込 んでいる 小 中 学 校 100.0% 99.5% 83.7% 83.3% 81.7% 88.6% 95.8% 1000 900 800 700 600 500 件 670 子 ども 対 象 不 審 者 情 報 認 知 件 数 699 753 827 H21 H22 H23 H24 2 課 題 (1) 学 校 内 はもとより 通 学 路 や 地 域 における 児 童 生 徒 の 安 全 を 確 保 すること (2) 児 童 生 徒 の 危 機 回 避 能 力 を 育 成 すること (3) 児 童 生 徒 に 交 通 マナーを 実 践 させ 交 通 ルールを 遵 守 させること (4) 児 童 生 徒 を 様 々な 有 害 環 境 から 保 護 する 活 動 を 推 進 すること 90

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 学 校 施 設 内 への 不 審 者 の 侵 入 盗 難 等 の 防 止 に (1) 小 中 学 校 の 学 校 施 設 内 での 安 全 対 策 の 徹 底 必 要 な 対 策 を 実 施 します について 引 き 続 き 市 町 村 教 育 委 員 会 に 促 して (2) 児 童 生 徒 に 危 険 予 測 回 避 能 力 を 身 に 付 けさ いきます せる 安 全 指 導 を 一 体 的 に 推 進 します (2) 県 立 学 校 の 防 犯 対 策 について 学 校 ごとに (3) 自 ら 交 通 マナーを 実 践 し 交 通 ルールを 遵 守 防 犯 カメラ 設 置 等 の 必 要 な 対 策 を 実 施 します する 意 識 や 態 度 を 育 成 する 交 通 安 全 教 育 を 推 進 (3) 安 全 な 通 学 路 の 設 定 通 学 路 による 登 下 校 の します 徹 底 通 学 路 の 要 注 意 箇 所 の 把 握 周 知 等 の 安 (4) 交 通 安 全 だけでなく 犯 罪 被 害 防 止 有 害 環 全 管 理 と 通 学 路 における 要 注 意 箇 所 の 安 全 マ 境 ( 有 害 図 書 等 ) 対 策 の 観 点 からも 関 係 機 関 ップ 作 成 等 を 推 進 し 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 に 努 等 ( 市 町 村 教 育 委 員 会 保 護 者 警 察 道 路 管 めます 理 者 地 域 の 関 係 者 等 )と 登 下 校 の 安 全 確 保 に (4) 地 域 ごとの 課 題 解 決 を 図 るため 学 校 家 庭 関 する 情 報 を 共 有 し 適 切 な 役 割 分 担 の 下 で 協 警 察 地 域 等 との 連 携 協 力 の 下 学 校 安 全 につ 力 するなど 組 織 的 な 活 動 を 推 進 します いて 各 教 育 事 務 所 単 位 で 研 修 会 や 協 議 会 を 実 施 (5) 組 織 的 な 安 全 教 育 を 推 進 するため 職 員 の 共 します 取 組 32 再 掲 通 理 解 及 び 安 全 に 関 する 資 質 向 上 を 目 的 とした (5) 学 校 や 学 校 安 全 ボランティアに 対 する 指 導 職 員 研 修 の 実 施 を 推 進 します 助 言 等 を 行 うスクールガードリーダーを 配 置 す る 市 町 村 教 育 委 員 会 を 支 援 します (6) 小 学 生 の 自 転 車 事 故 防 止 を 図 るため 県 交 通 安 全 協 会 等 との 共 催 により 学 科 テストと 実 技 テストにより 学 校 ごとの 得 点 を 競 う 大 会 を 開 催 し 各 学 校 の 参 加 を 促 します (7) 児 童 生 徒 に 危 険 予 測 回 避 能 力 を 身 に 付 けさ せるため 安 全 担 当 教 員 を 対 象 にした 研 修 会 を 開 き 学 校 安 全 の 指 導 方 法 職 員 研 修 の 実 施 方 法 等 について 学 校 種 ごとに 協 議 して 学 校 安 全 の 推 進 を 図 ります 取 組 32 再 掲 (8) 公 立 高 校 の 交 通 指 導 担 当 教 員 を 対 象 に 交 通 安 全 の 指 導 方 法 等 の 協 議 を 行 い 情 報 交 換 実 技 を 含 めた 研 修 会 等 を 実 施 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 通 学 路 の 安 全 確 保 のために 関 係 機 関 等 ( 県 市 町 村 95.8%(H24) 100% 教 育 委 員 会 保 護 者 警 察 道 路 管 理 者 地 域 の 関 係 者 等 )との 連 携 を 図 っている 学 校 の 割 合 (2) 児 童 生 徒 を 対 象 とした 防 犯 教 室 を 実 施 している 小 中 83.7%(H24) 100% 学 校 の 割 合 (3) 児 童 生 徒 等 の 自 転 車 事 故 発 生 人 数 1,233 人 (H24) 1,000 人 以 下 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 防 犯 ボランティア 等 を 対 象 とした 犯 罪 の 起 こりやすい 場 所 を 地 図 にまとめる 防 犯 教 育 プログラムの 指 導 者 を 養 成 する 講 習 会 を 開 催 しています ( 県 民 生 活 課 県 民 防 犯 推 進 室 ) (2) 通 学 路 危 険 箇 所 について 県 警 及 び 道 路 管 理 者 と 連 携 した 緊 急 合 同 点 検 を 行 い 危 険 箇 所 の 対 策 に 取 り 組 んでいます ( 県 警 交 通 規 制 課 道 路 管 理 課 ) (3) 自 動 車 メーカーの 協 力 により 高 校 生 を 対 象 に 自 転 車 バイクによる 体 験 型 安 全 教 室 を 行 っています ( 交 通 政 策 課 ) (4) スタントマンによる 事 故 再 現 を 通 し 交 通 事 故 の 危 険 性 を 体 感 する 交 通 安 全 教 室 を 行 っています ( 県 警 交 通 企 画 課 ) (5) PTA 地 域 の 育 成 会 学 童 保 育 塾 等 関 係 団 体 と 連 携 し 児 童 生 徒 に 対 する 防 犯 講 話 不 審 者 対 応 訓 練 等 を 行 っています ( 県 警 子 ども 女 性 安 全 対 策 課 ) (6) 小 中 学 校 における 警 察 官 やスクールサポーターによる 防 犯 教 室 ( 不 審 者 侵 入 対 応 訓 練 等 ) スクー ルサポーターによる 登 下 校 時 の 安 全 確 保 活 動 等 を 行 っています ( 県 警 少 年 課 ) (7) 小 中 高 校 生 に 対 し 交 通 企 画 課 交 通 安 全 教 育 隊 及 び 各 警 察 署 による 交 通 安 全 教 育 を 行 っています (8) 小 学 生 交 通 少 年 団 を 中 心 として 交 通 安 全 活 動 を 行 っています また 小 学 校 新 入 学 時 及 び 小 学 校 夏 休 み 前 終 業 式 における 県 下 一 斉 安 全 教 室 を 行 っています ( 以 上 県 警 交 通 企 画 課 ) (9) 通 学 児 童 の 安 全 を 確 保 するため 道 路 管 理 者 と 連 携 して 小 学 校 周 辺 道 路 における 中 央 線 消 去 や 路 側 帯 拡 幅 信 号 機 の 歩 車 分 離 化 等 の 交 通 安 全 対 策 を 行 っています ( 県 警 交 通 規 制 課 ) 91

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基 本 施 策 7 地 域 の 教 育 力 の 向 上 と 生 涯 学 習 社 会 の 構 築 社 会 全 体 で 子 育 てを 支 援 する 機 運 を 醸 成 し 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 ります また 社 会 や 地 域 の 力 を 学 校 の 教 育 活 動 に 積 極 的 に 生 かします さらに 個 人 や 社 会 が 直 面 する 様 々な 課 題 に 対 応 できる 生 涯 学 習 社 会 の 実 現 を 目 指 し 多 様 な 学 習 機 会 等 の 充 実 を 図 ります 93

7-15 幼 児 教 育 の 充 実 を 図 るとともに 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 を 推 進 する 取 組 34 幼 児 期 の 成 長 と 子 育 てを 支 援 する 社 会 づくり 担 当 所 属 : 総 合 教 育 センター 義 務 教 育 課 学 事 法 制 課 少 子 化 対 策 青 少 年 課 子 育 て 支 援 課 1 現 状 急 速 な 少 子 化 の 進 行 と 社 会 経 済 や 雇 用 情 勢 の 変 化 等 により 地 域 や 家 庭 を 取 り 巻 く 子 育 てをめぐる 環 境 も 変 容 しています 核 家 族 化 や 地 域 の 人 間 関 係 の 希 薄 化 等 で 家 庭 や 地 域 の 子 育 ての 力 が 低 下 していると 言 われる 中 身 近 な 地 域 に 相 談 相 手 がいなかったり 家 庭 における 男 性 の 家 事 や 育 児 参 加 の 時 間 が 短 いため 育 児 不 安 や 負 担 感 を 持 つ 母 親 も 多 く 子 育 てが 孤 立 化 しています 幼 児 期 は 生 涯 にわたる 人 間 形 成 の 基 礎 が 培 われる 大 事 な 時 期 であり この 時 期 の 子 どもたちの 健 やかな 心 身 の 成 長 を 支 え 家 庭 や 地 域 における 子 育 てを 支 援 することは こうした 状 況 下 においてきわめて 重 要 です そこで 保 育 所 幼 稚 園 認 定 こども 園 での 幼 児 教 育 の 充 実 を 支 援 するとともに 家 庭 や 地 域 での 子 育 ての 支 援 を 行 っています (1) 義 務 教 育 就 学 前 幼 児 数 99,077 人 ( 平 成 25 年 5 月 1 日 現 在 ) 5 年 間 で8,575 人 減 (2) 保 育 所 幼 稚 園 等 の 状 況 ( 平 成 25 年 5 月 1 日 現 在 ) 義 務 教 育 就 学 前 の 幼 児 の 約 65.6%が 保 育 所 幼 稚 園 認 定 こども 園 に 在 籍 しています 区 分 園 所 数 ( 園 ) 在 籍 数 ( 人 ) 公 私 立 保 育 所 420 43,486 国 公 私 立 幼 稚 園 207 21,502 * 公 立 の 分 園 1を 含 む 認 定 こども 園 (27) (4,884) 合 計 627 64,988 認 定 こども 園 ( 1)の 園 数 及 び 在 籍 数 については 保 育 所 及 び 幼 稚 園 数 並 びに 在 籍 者 と 重 複 する 場 合 が 多 いため 合 計 には 含 めていません (3) 幼 児 教 育 センターによる 取 組 状 況 1 保 育 アドバイザーによる 支 援 幼 児 期 の 成 長 を 支 える 幼 稚 園 や 保 育 所 家 庭 における 保 育 の 充 実 を 図 るため 地 域 や 幼 稚 園 等 の 要 望 に 応 じ 子 育 てセミナーや 園 内 研 修 に 保 育 アドバイザーを 派 遣 しています 年 度 H20 H21 H22 H23 H24 派 遣 回 数 ( 回 ) 94 96 66 76 78 セミナー 研 修 参 加 者 数 ( 人 ) 6,604 4,000 3,388 3,477 4,173 2 夕 やけ 保 育 研 修 会 による 支 援 各 地 域 の 幼 稚 園 や 保 育 所 等 の 多 くの 教 職 員 が 研 修 を 受 けられるように 出 席 しやすい 夕 方 からの 研 修 会 を 各 地 域 へ 出 向 いて 行 っています 年 度 H20 H21 H22 H23 H24 実 施 回 数 ( 回 ) 8 8 15 12 11 参 加 者 数 ( 人 ) 910 521 543 313 294 (4) 新 制 度 の 下 での 保 育 の 質 の 向 上 平 成 24 年 8 月 に 子 ども 子 育 て 関 連 3 法 が 成 立 し 早 ければ 平 成 27 年 度 から 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 の 制 度 が 実 施 されます その 中 で すべての 子 どもたちに 幼 稚 園 や 保 育 所 の 枠 を 超 えた 質 の 高 い 幼 児 期 の 教 育 を 保 障 することが 求 められています (5) ぐんま 幼 児 教 育 プランの 推 進 ぐんま 幼 児 教 育 プラン ( 平 成 15 年 2 月 策 定 )を 推 進 していくための 指 導 資 料 として 平 成 21 年 1 月 に 就 学 前 のぐんまの 子 どもはぐくみガイド を 作 成 しました 就 学 前 のぐんまの 子 どもはぐく みガイド の 活 用 率 は 公 立 幼 稚 園 では90%となっています また 平 成 25 年 度 末 には 就 学 前 の ぐんまの 子 どもはぐくみガイド2014 に 改 定 し 県 内 すべての 国 公 私 立 の 園 所 に 配 付 しました (6) 保 育 所 幼 稚 園 等 と 小 学 校 との 連 携 接 続 の 状 況 ( 平 成 24 年 度 文 部 科 学 省 調 査 ) 調 査 項 目 市 町 村 数 ( 団 体 ) 連 携 の 予 定 計 画 がない 8 連 携 接 続 に 着 手 したいがまだ 検 討 中 1 年 間 数 回 は 交 流 はあるが 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 の 編 制 実 施 は 行 われていない 22 交 流 が 充 実 し 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 の 編 成 実 施 が 行 われている 4 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 について 実 施 結 果 を 踏 まえ 更 によりよいものになるよう 検 0 討 が 行 われている 1 認 定 こども 園 : 幼 稚 園 保 育 所 等 のうち 就 学 前 の 幼 児 教 育 保 育 を 提 供 する 機 能 及 び 地 域 における 子 育 て 支 援 を 行 う 機 能 を 備 える 施 設 幼 保 連 携 型 幼 稚 園 型 保 育 所 型 地 方 裁 量 型 ( 幼 稚 園 保 育 所 の 認 可 を 受 けていない 施 設 を 基 にしたもの) があります 94

2 課 題 (1) 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 が 必 要 な 子 育 て 世 帯 を 社 会 全 体 で 応 援 する 機 運 の 醸 成 を 引 き 続 き 図 ること (2) 幼 児 期 の 成 長 を 支 えるための 幼 稚 園 や 保 育 所 等 及 び 家 庭 における 保 育 を 充 実 すること (3) 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 等 国 の 施 策 に 的 確 に 対 応 すること (4) 保 育 士 や 幼 稚 園 教 員 等 の 資 質 向 上 のため 引 き 続 き 参 加 しやすい 研 修 形 態 を 工 夫 し 質 の 高 い 研 修 を 実 施 すること (5) 幼 稚 園 や 保 育 所 等 と 小 学 校 との 連 携 接 続 を 推 進 すること 3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 幼 児 期 の 質 の 高 い 教 育 保 育 の 総 合 的 な 提 供 (1) 乳 幼 児 がいるすべての 家 庭 を 対 象 として 子 を 推 進 します 育 て 中 の 親 子 が 気 軽 に 集 い 相 互 交 流 や 子 育 て (2) どの 市 町 村 に 居 住 する 保 護 者 も 必 要 な 子 育 の 不 安 悩 みを 相 談 できる 場 を 提 供 し 地 域 で て 支 援 が 受 けられるように 市 町 村 の 取 組 を 支 援 子 育 てを 支 えます します (2) 要 請 に 応 じて 保 育 アドバイザーを 各 地 域 や 園 (3) 各 地 域 や 園 への 支 援 や 各 教 職 員 の 資 質 向 上 を に 派 遣 し 講 習 会 を 行 ったり 相 談 に 応 じたりす 図 る 取 組 を 行 います ることで 子 育 てを 支 援 します (4) 保 育 所 幼 稚 園 等 と 小 学 校 との 連 携 接 続 を (3) 市 町 村 や 関 係 機 関 と 連 携 し 立 ち 入 り 検 査 等 を 図 ります 実 施 し 保 育 所 全 体 の 質 の 向 上 を 図 るための 取 組 を 支 援 します (4) ぐんま 幼 児 教 育 プラン を 推 進 するための 具 体 的 な 取 組 等 を 示 した 就 学 前 のぐんまの 子 どもはぐくみガイド2014 の 活 用 を 推 進 します (5) 幼 児 期 の 教 育 の 充 実 のために 保 育 士 や 幼 稚 園 教 諭 の 資 質 向 上 を 図 る 研 修 会 を 各 地 域 や 園 に 出 向 いて 行 います (6) 教 育 課 程 の 編 成 及 び 実 施 に 伴 う 指 導 上 の 諸 課 題 等 についての 説 明 や 研 究 協 議 を 実 施 します (7) 幼 稚 園 側 だけでなく 小 学 校 の 教 職 員 に 対 し て 様 々な 機 会 を 通 じて 幼 小 連 携 について 説 明 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 数 127 箇 所 208 箇 所 (H29) 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 後 期 行 動 計 画 における 最 終 目 標 年 (2) 保 育 アドバイザーの 派 遣 回 数 年 間 78 回 (H24) 年 間 100 回 (3) 幼 児 教 育 推 進 のための 指 導 資 料 の 活 用 割 合 公 立 90.4% 公 立 100% (4) 教 育 課 程 編 成 に 係 る 連 携 を 小 学 校 と 行 っている 園 の 割 合 公 立 21.7%(H24) 公 立 100% 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 地 域 の 保 育 需 要 に 対 応 した 入 所 定 員 を 確 保 するため 国 や 市 町 村 及 び 事 業 主 体 と 連 携 して 施 設 整 備 ( 創 設 増 改 築 等 )による 保 育 所 整 備 を 進 めるとともに 老 朽 化 施 設 の 改 築 耐 震 化 の 必 要 な 施 設 の 大 規 模 改 修 等 を 行 い 保 育 の 環 境 改 善 を 図 っています ( 子 育 て 支 援 課 ) (2) ぐんまちょい 得 キッズパスポートにより すべての 子 育 て 家 庭 を 地 域 企 業 行 政 が 一 体 となって 社 会 全 体 で 応 援 する 取 組 を 進 めています ( 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) 95

7-15 幼 児 教 育 の 充 実 を 図 るとともに 家 庭 教 育 や 子 育 ての 支 援 を 推 進 する 取 組 35 市 町 村 や 民 間 団 体 と 連 携 した 家 庭 教 育 支 援 の 推 進 担 当 所 属 : 生 涯 学 習 課 総 合 教 育 センター 義 務 教 育 課 少 子 化 対 策 青 少 年 課 1 現 状 家 庭 教 育 は すべての 教 育 の 出 発 点 であり 基 本 的 な 倫 理 観 社 会 的 なマナー 自 制 心 及 び 自 律 心 等 を 育 成 する 上 で 重 要 な 役 割 を 担 っています しかし 近 年 家 庭 環 境 の 多 様 化 や 地 域 社 会 の 変 化 により 家 庭 教 育 が 困 難 な 社 会 となっていることから 家 庭 教 育 に 第 一 義 的 責 任 を 有 している 保 護 者 の 自 主 性 を 尊 重 しながら 県 として 家 庭 教 育 を 支 援 しています (1) 家 庭 を 取 り 巻 く 環 境 1 国 民 生 活 基 礎 調 査 ( 厚 生 労 働 省 )から 見 る 子 育 て 環 境 の 変 化 年 度 H19 H23 増 減 平 均 世 帯 人 数 ( 人 ) 2.63 2.58-0.05 三 世 代 世 帯 の 割 合 (%) 20.0 17.2-2.8 ひとり 親 世 帯 の 割 合 (%) 6.8 7.4 +0.6 2 児 童 虐 待 の 状 況 ( 児 童 相 談 所 による 受 理 件 数 ) ⅰ 平 成 14 年 度 (335 件 ) 平 成 19 年 度 (616 件 ) 平 成 24 年 度 (658 件 )と 増 加 しています ⅱ 未 就 学 乳 幼 児 (39%) 小 学 生 (39%)への 虐 待 が 多 くなっています ⅲ 主 な 虐 待 者 は 実 母 (60%) 実 父 (23%)が 多 くなっています 3 県 内 の 家 庭 教 育 支 援 の 状 況 ( 平 成 25 年 7 月 アンケート 結 果 より) 地 域 の 子 育 て 中 の 保 護 者 の 交 流 相 談 事 業 情 報 提 供 等 を 行 っていますが 県 内 の 幼 稚 園 保 育 所 NPO 公 民 館 児 童 館 子 育 て 支 援 センター 等 へのアンケート 調 査 の 結 果 保 護 者 の 不 安 に 応 える 対 応 や 情 報 収 集 等 に 課 題 をもち 今 後 子 育 て 支 援 の 現 状 と 課 題 や 具 体 的 な 方 策 相 談 技 術 等 を 学 びたい 他 の 団 体 の 情 報 を 知 り 情 報 交 換 をしたいと 考 えている 支 援 者 が 多 いことが 分 かりました 4 家 庭 教 育 支 援 の 推 進 に 関 する 検 討 委 員 会 報 告 書 概 要 ( 文 部 科 学 省 生 涯 学 習 局 平 成 24 年 3 月 )にお いて 家 庭 教 育 支 援 における 都 道 府 県 の 役 割 として 広 域 的 ネットワークの 構 築 と 人 材 育 成 が 挙 げられ ています (2) 家 庭 に 対 する 啓 発 活 動 1 親 子 の 心 のふれあいや 共 に 行 動 する 機 会 が 少 なくなっていることから 愛 情 と 信 頼 に 結 ばれた 明 るい 家 庭 づくりを 心 がけるようにするため 毎 月 第 1 日 曜 日 を 家 庭 の 日 としています 2 子 育 てを 支 える 家 族 や 地 域 の 大 切 さについて 理 解 を 深 めてもらうため 11 月 の 第 3 日 曜 日 を 家 族 の 日 としています (3) 幼 児 教 育 センターによる 取 組 1 まちかど 子 育 て 会 議 による 家 庭 教 育 支 援 2 子 育 て 相 談 ( 電 話 来 所 訪 問 の 合 計 ) 年 度 H20 H21 H22 H23 H24 年 度 H21 H22 H23 H24 実 施 回 数 ( 回 ) 9 10 11 8 8 実 施 回 数 ( 回 ) 193 152 124 172 参 加 者 数 ( 人 ) 815 509 563 226 158 繰 り 返 し 相 談 があった 場 合 には 1 回 としてカウント (4) 生 涯 学 習 センターによる 取 組 悩 みを 抱 える 子 どもや 保 護 者 等 に 対 して 様 々な 機 関 が 相 談 窓 口 を 設 けていますが 生 涯 学 習 センタ ーでは 幼 児 期 から 高 校 生 くらいまでの 子 どもを 持 つ 保 護 者 や 児 童 生 徒 を 対 象 に 育 児 しつけ 及 び 健 康 等 家 庭 教 育 上 生 ずる 様 々な 悩 みについて 電 話 による 相 談 に 応 じています 家 庭 教 育 電 話 相 談 よい 子 のダイヤル (H24 相 談 件 数 ) 2,018 件 (5) 放 課 後 子 ども 教 室 教 育 活 動 サポーター 教 育 活 動 推 進 員 及 びコーディネーターを 学 校 等 に 配 置 し 主 に 小 学 生 を 対 象 と して 平 日 の 放 課 後 等 に 学 習 機 会 の 提 供 スポーツや 文 化 活 動 等 の 様 々な 体 験 活 動 及 び 地 域 住 民 との 交 流 活 動 等 を 実 施 しています 放 課 後 子 ども 教 室 実 施 状 況 (H25)19 市 町 村 97 教 室 2 課 題 (1) 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 定 着 自 立 心 の 育 成 心 身 の 調 和 のとれた 発 達 等 に 大 きな 役 割 を 担 う 家 庭 教 育 を 推 進 すること (2) 相 談 内 容 の 多 様 化 複 雑 化 に 伴 い 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り 相 談 体 制 を 一 層 充 実 させること (3) 保 護 者 への 家 庭 教 育 支 援 を 充 実 するため 関 係 部 局 や 関 係 機 関 が 連 携 し 各 地 域 の 家 庭 教 育 支 援 者 を 育 成 すること (4) 子 育 てをはじめとした 家 庭 教 育 支 援 に 対 する 理 解 を 促 すため 企 業 や 民 間 団 体 との 連 携 を 推 進 すること (5) 放 課 後 児 童 クラブ と 連 携 した 放 課 後 子 ども 教 室 を 引 き 続 き 推 進 し 児 童 の 安 全 安 心 な 放 課 後 の 環 境 整 備 に 向 けた 総 合 的 な 取 組 を 推 進 すること 96

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 家 庭 の 役 割 の 重 要 性 を 改 めて 認 識 し 家 族 の (1) 家 庭 の 日 について 絵 画 ポスター 標 絆 を 深 め 社 会 的 自 立 に 向 けた 適 切 な 人 間 関 係 語 を 普 及 啓 発 作 品 として 募 集 し 作 品 を 展 示 す を 築 くために 家 庭 教 育 に 関 する 啓 発 普 及 の 推 るとともに 優 秀 作 品 を 表 彰 します 進 に 取 り 組 みます (2) 家 族 の 日 の 広 報 を 行 うとともに 県 内 の (2) 子 育 てへの 不 安 の 解 消 や 様 々な 障 害 等 への 早 中 高 校 生 から 身 近 な 幼 児 や 児 童 とのふれあ 期 対 応 相 談 内 容 の 多 様 化 への 対 応 の 視 点 から いを 通 して 感 じたことを ぐんまこどもふれあ 保 護 者 が 教 育 関 係 機 関 だけでなく 医 療 や 福 祉 い 大 賞 作 文 として 募 集 し 優 秀 作 品 を 表 彰 し 関 係 機 関 ともつながりがもてるよう 相 談 体 制 ます の 充 実 や 各 関 係 機 関 との 一 層 の 連 携 各 相 談 窓 (3) 新 たな 家 庭 教 育 支 援 施 策 や 家 庭 教 育 に 係 る 条 口 の 特 徴 等 の 広 報 に 努 めます 例 制 定 等 について 先 進 事 例 等 の 情 報 収 集 を 行 (3) 家 庭 教 育 について 保 護 者 の 学 習 の 機 会 を 提 供 うとともに PTAや 市 町 村 等 と 意 見 交 換 を 行 していきます います (4) 子 育 て 応 援 企 業 等 に 働 きかけ 企 業 内 で 家 庭 (4) 幼 児 教 育 相 談 事 業 の 継 続 と 関 係 各 所 との 連 携 教 育 について 学 ぶ 機 会 を 増 やします を 図 ります 特 に 虐 待 が 疑 われるケースは (5) 学 校 等 を 活 用 した 児 童 の 居 場 所 づくりを 支 援 児 童 相 談 所 と 連 携 し 未 然 防 止 を 図 ります します また 必 要 に 応 じて 来 所 相 談 だけでなく 訪 問 相 談 等 のアウトリーチ( 1) 支 援 を 行 い ます (5) よい 子 のダイヤル においては チラシ 等 により 相 談 窓 口 の 主 たる 対 象 者 及 び 相 談 内 容 等 を 明 示 して 県 民 に 周 知 するとともに 相 談 の 早 期 解 決 のため 様 々な 相 談 事 例 をデータ ベース 化 し Webページ 上 で 公 開 します (6) ぐんま 幼 児 教 育 プラン 及 び 就 学 前 のぐ んまの 子 どもはぐくみガイド2014 に 基 づ く 家 庭 教 育 支 援 のための 取 組 を 推 進 します (7) 保 護 者 への 家 庭 教 育 支 援 が 充 実 するよう 各 地 域 園 の 担 当 者 同 士 が 学 び 合 う 機 会 とし て 家 庭 教 育 充 実 のための 地 域 で 取 り 組 む 子 育 て 支 援 者 研 修 会 を 県 内 の 希 望 する 地 区 及 び 総 合 教 育 センターで 実 施 します (8) 地 域 等 の 要 請 に 応 じて 実 施 する まちかど 子 育 て 会 議 や 家 庭 教 育 学 級 等 の 講 師 としての 保 放 課 後 子 ども 教 室 の 風 景 育 アドバイザーの 派 遣 を 充 実 します (9) 学 級 懇 談 会 地 域 ボランティアの 活 用 等 学 校 が 有 する 機 会 において 家 庭 教 育 に 関 す る 情 報 提 供 等 を 行 います (10) 生 涯 学 習 センターによる 家 庭 教 育 指 導 者 の 養 成 及 びぐんま 家 庭 教 育 応 援 企 業 の 登 録 促 進 等 に より 家 庭 教 育 支 援 を 進 めます (11) 企 業 に 出 向 き 家 庭 教 育 の 大 切 さ 父 親 の 育 児 の 大 切 さを 伝 えます (12) 放 課 後 子 ども 教 室 の 全 県 的 な 整 備 を 促 進 し ます 1 アウトリーチ: 公 共 機 関 等 が 行 う 地 域 への 出 張 サービス 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 子 育 て 支 援 者 研 修 会 への 参 加 者 数 50 人 150 人 (2) 家 庭 教 育 カウンセリング 専 門 講 座 修 了 者 の 計 画 推 進 期 246 人 (H21~25) 300 人 (H26~30) 間 中 の 累 計 数 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 放 課 後 児 童 クラブでは 保 護 者 が 就 労 等 で 昼 間 家 庭 にいない 児 童 に 対 して 放 課 後 等 に 適 切 な 遊 びや 生 活 の 場 を 提 供 し 児 童 の 健 全 育 成 を 図 っています ( 子 育 て 支 援 課 ) (2) ぐんまちょい 得 キッズパスポートにより すべての 子 育 て 家 庭 を 地 域 企 業 行 政 が 一 体 となって 社 会 全 体 で 応 援 する 取 組 を 進 めています 取 組 34 再 掲 ( 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) 97

7-16 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 取 組 36 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 づくり 担 当 所 属 : 生 涯 学 習 課 1 現 状 社 会 教 育 は 公 民 館 を 中 心 とする 社 会 教 育 施 設 等 において 地 域 住 民 の 生 活 課 題 や 地 域 課 題 に 根 ざして 行 われる 各 種 の 学 習 を 組 織 的 に 行 う 教 育 活 動 です これからの 社 会 教 育 では コミュニティ 形 成 や 絆 づく り 地 域 課 題 の 解 決 に より 貢 献 することが 求 められています このため 学 校 家 庭 地 域 社 会 教 育 関 係 団 体 等 が 積 極 的 に 連 携 し 地 域 住 民 が 主 体 的 に 地 域 課 題 解 決 に 取 り 組 むための 環 境 整 備 を 図 るととも に 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 を 育 て 地 域 の 学 びの 場 をより 質 の 高 いものにする 取 組 を 進 めています (1) 社 会 教 育 主 事 社 会 教 育 委 員 の 役 割 社 会 教 育 主 事 は 地 域 で 学 ぶ 人 や 社 会 教 育 関 係 者 相 互 を 結 び 付 けるコーディネーターとして 位 置 付 けられています さらに 学 校 が 地 域 の 協 力 を 得 て 教 育 活 動 を 行 う 場 合 に 連 携 を 深 める 上 で 重 要 な 役 割 を 担 っています 社 会 教 育 委 員 は 地 域 住 民 の 要 望 や 社 会 の 要 請 をしっか りと 把 握 し 社 会 教 育 の 振 興 を 図 る 役 割 を 担 っています (2) 社 会 教 育 関 係 団 体 等 との 連 携 社 会 教 育 委 員 連 絡 協 議 会 婦 人 会 PTA 子 ども 会 ボーイスカウト ガールスカウト 等 の 社 会 教 育 関 係 団 体 等 と 連 携 し 地 域 の 教 育 力 の 向 上 やコミュニティを 支 える 活 動 を 推 進 しています 社 会 教 育 主 事 社 会 教 育 委 員 の 数 県 21 人 社 会 教 育 主 事 市 町 村 84 人 県 10 人 社 会 教 育 委 員 市 町 村 468 人 ( 平 成 24 年 度 ) (3) 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 の 育 成 社 会 教 育 主 事 や 社 会 教 育 委 員 等 の 社 会 教 地 域 の 学 びを 支 える 人 材 を 育 成 する 研 修 育 指 導 者 人 権 教 育 指 導 者 PTA 役 員 等 の 研 修 を 実 施 し 地 域 の 学 びを 推 進 する 人 研 修 名 参 加 者 数 材 を 育 成 しています 地 域 で 青 少 年 健 全 育 成 を 推 進 していく 意 識 の 醸 成 を 図 るとともに 青 少 年 が 自 ら 判 断 し 行 動 する 力 や 社 会 の 構 成 員 としての 規 範 意 識 や 責 任 感 倫 理 観 等 を 身 に 付 けた 次 代 を 担 う 青 少 年 リ-ダ-を 育 成 する 活 動 の 支 援 や 青 少 年 育 成 指 導 者 の 養 成 を 行 って います 地 区 別 社 会 教 育 主 事 等 職 員 研 修 講 座 人 権 教 育 指 導 者 研 修 会 地 区 別 PTA 指 導 者 研 修 会 216 人 1,034 人 1,260 人 ( 平 成 24 年 度 ) また 学 校 支 援 センターや 放 課 後 子 ども 教 室 等 へ 外 部 指 導 者 やボランティアとして 地 域 住 民 の 参 加 を 促 すことにより 生 涯 学 習 の 成 果 を 生 かし さらに 実 践 を 通 じて 自 らの 教 育 力 を 高 める 機 会 としてい ます (4) 地 域 の 課 題 に 対 応 した 人 材 の 活 用 生 涯 学 習 センターでは まなびねっとぐんま を 通 して 主 体 的 に 地 域 の 課 題 解 決 に 取 り 組 む 人 材 の 情 報 を 発 信 し 地 域 での 活 用 を 促 しています 2 課 題 (1) 地 域 住 民 主 体 の 地 域 づくりを 円 滑 に 進 めていくために それを 支 える 多 様 な 人 材 を 育 成 すること (2) 社 会 教 育 に 関 係 する 多 様 な 団 体 と 県 が より 幅 広 く 緊 密 に 連 携 すること (3) 教 育 委 員 会 以 外 の 各 部 局 が 行 っている 社 会 教 育 に 関 する 施 策 との 連 携 を 図 ること 98

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 人 権 教 育 や 青 少 年 教 育 等 社 会 教 育 分 野 にお (1) PTA 指 導 者 研 修 会 等 を 実 施 し 地 域 人 材 の ける 専 門 的 な 人 材 を 育 成 し 地 域 の 学 びを 支 え 専 門 性 を 向 上 させるとともに 地 域 人 材 の 人 的 る 人 材 づくりを 進 めます ネットワークを 構 築 します (2) 県 内 すべての 市 町 村 における 社 会 教 育 の 振 興 (2) 地 区 別 社 会 教 育 主 事 等 研 修 講 座 において 地 を 図 るため 市 町 村 職 員 を 対 象 とした 研 修 を 充 域 課 題 等 を 研 究 協 議 する 機 会 を 増 やし 市 町 実 強 化 します 村 職 員 の 課 題 解 決 能 力 の 向 上 を 図 ります (3) 社 会 教 育 主 事 等 行 政 における 専 門 的 職 員 の (3) 社 会 教 育 関 係 職 員 を 対 象 とした 各 種 研 修 をよ 資 質 能 力 を 向 上 させ 各 社 会 教 育 関 係 団 体 の 育 り 系 統 的 かつ 効 果 的 な 研 修 に 見 直 すとともに 成 及 び 団 体 間 の 連 携 に 努 めます 社 会 教 育 関 係 団 体 の 横 のつながりを 構 築 する (4) 教 育 委 員 会 が 進 めている 社 会 教 育 施 策 と 各 部 など 県 全 体 の 社 会 教 育 を 推 進 します 局 が 行 っている 社 会 教 育 に 関 する 施 策 について (4) 子 どもとメディアの 関 わり 方 について 生 双 方 の 施 策 がより 効 果 的 なものとなるよう 努 め 涯 学 習 課 少 子 化 対 策 青 少 年 課 等 が 積 極 的 ます に 連 携 して 家 庭 教 育 支 援 を 一 層 推 進 するな (5) 多 様 化 する 地 域 課 題 に 対 応 するために 地 域 の ど 県 における 社 会 教 育 に 関 する 施 策 につい 社 会 教 育 を 支 える 多 種 多 様 な 人 材 を 発 掘 し 情 て 県 全 体 での 情 報 共 有 を 図 り 広 がりをもた 報 を 提 供 します せ より 効 果 的 に 各 施 策 が 進 められるように します (5) まなびねっとぐんま に 地 域 の 社 会 教 育 を 支 える 人 材 を 登 録 し 活 動 分 野 等 の 情 報 発 信 を 行 うことで 地 域 の 課 題 に 適 応 した 人 材 が 活 用 されるよう 働 きかけます (6) 地 域 住 民 の 学 校 教 育 活 動 への 協 力 を 通 して 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 図 ります 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 地 区 別 PTA 指 導 者 研 修 会 の 参 加 人 数 1,254 人 1,400 人 (2) まなびねっとぐんま 講 師 人 材 情 報 登 録 数 256 人 300 人 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 人 づくり 活 動 を 行 う 地 域 団 体 NPO 企 業 家 庭 学 校 行 政 等 多 様 な 団 体 間 の 連 携 等 を 図 るた め 群 馬 県 における 人 づくりのネットワークを 推 進 しています ( 企 画 課 ) (2) 男 女 が 性 別 にかかわらず 一 人 ひとりの 考 え 方 や 生 き 方 が 尊 重 される 社 会 あらゆる 分 野 へ 参 画 する 機 会 が 保 障 され その 特 性 と 能 力 を 充 分 に 発 揮 できる 社 会 の 実 現 を 目 指 し 男 女 共 同 参 画 推 進 員 や 一 般 県 民 を 対 象 としたセミナーや 講 演 会 広 報 啓 発 を 行 っています (3) 犯 罪 被 害 者 等 の 状 況 を 広 く 認 知 してもらうことを 目 的 に 関 係 者 や 一 般 県 民 を 対 象 とした 被 害 者 支 援 講 演 会 や 広 報 啓 発 を 行 っています ( 以 上 人 権 男 女 共 同 参 画 課 ) (4) 子 どもたちを 取 り 巻 くインターネットの 有 害 情 報 環 境 の 実 態 や 影 響 を 把 握 し その 問 題 解 決 を 図 る 基 本 的 な 技 能 を 習 得 したセーフネット 活 動 委 員 会 インストラクターによる 啓 発 活 動 を 進 めています 取 組 11 再 掲 (5) 子 どもにインターネットの 危 険 性 やルールを 分 かりやすく 伝 えるために 考 案 したセーフネット 標 語 お ぜのかみさま による 広 報 啓 発 を 進 めています 取 組 11 再 掲 ( 以 上 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) (6) 県 民 の 文 化 活 動 が 自 主 的 に 行 われ 継 続 し 発 展 していくために 必 要 な 人 材 や 団 体 の 育 成 等 に 取 り 組 んでいます ( 文 化 振 興 課 ) (7) 3Rリーダーの 派 遣 ごみの 発 生 抑 制 等 3R(リデュース リユース リサイクル)の 知 識 とノウ ハウを 持 った 人 材 を 学 校 や 地 域 の 学 習 会 に 講 師 として 派 遣 しています ( 廃 棄 物 リサイクル 課 ) 99

7-16 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 取 組 37 青 少 年 教 育 の 推 進 担 当 所 属 : 生 涯 学 習 課 少 子 化 対 策 青 少 年 課 1 現 状 (1) 青 少 年 の 自 然 体 験 活 動 等 の 状 況 平 成 25 年 1 月 21 日 に 中 央 教 育 審 議 会 から 青 少 年 の 自 然 体 験 を 含 めた 体 験 活 動 の 意 義 や 効 果 今 後 の 推 進 の 必 要 性 について 答 申 が 出 されました 本 県 においても 県 立 青 少 年 教 育 施 設 である 北 毛 妙 義 東 毛 の 各 青 少 年 自 然 の 家 及 び 群 馬 県 青 少 年 会 館 において 自 然 体 験 や 集 団 宿 泊 体 験 ボランティア 体 験 生 活 体 験 異 年 齢 交 流 等 の 様 々な 体 験 活 動 を 実 施 し 青 少 年 の 主 体 性 や 協 調 性 社 会 性 問 題 解 決 能 力 を 育 む 機 会 や 場 を 提 供 しています また 地 域 で 青 少 年 健 全 育 成 を 推 進 していく 意 識 の 醸 成 を 図 るとともに 青 少 年 が 自 ら 判 断 し 行 動 す る 力 や 社 会 の 構 成 員 としての 規 範 意 識 や 責 任 感 倫 理 観 等 を 身 に 付 けた 青 少 年 ボランティアの 育 成 や 活 動 の 場 の 提 供 を 行 っています 大 きな 社 会 変 化 に 伴 う 価 値 観 や 行 動 様 式 の 変 化 に 対 応 するため 様 々 な 機 関 や 青 少 年 団 体 と 協 働 連 携 しながら 青 少 年 教 育 の 多 様 な 課 題 に 対 応 しています さらに 様 々な 要 因 により 学 校 や 社 会 とうまく 関 われない 青 少 年 に 自 然 体 験 生 活 体 験 等 の 様 々な 体 験 活 動 の 場 を 提 供 し 子 どもたちの 社 会 性 や 自 立 心 を 育 んでいます 同 時 に 保 護 者 対 象 の 交 流 会 等 の 情 報 交 換 の 場 を 設 けるとともに カウンセリング 等 を 実 施 し 保 護 者 の 心 のケアを 図 っています 花 や 風 景 などの 美 しいものに 感 動 できる 自 分 で 問 題 点 や 課 題 を 見 つけることができる だれとでもなかよくできる 自 分 からすすんで 何 でもやる 自 分 のちからで 問 題 を 解 決 しようとする 160 147 150 138 167 152 153 141 160 145 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 最 終 日 初 日 長 期 宿 泊 体 験 での 野 外 炊 飯 H25 妙 義 青 少 年 自 然 の 家 夏 季 長 期 キャンプにおける 事 業 初 日 と 最 終 日 の 意 識 の 変 化 (IKR 調 査 ( 1) 抄 ) (2) 青 少 年 に 対 する 啓 発 活 動 の 状 況 1 少 年 の 日 毎 月 第 1 土 曜 日 を 少 年 の 日 とし 県 民 が 一 体 となり 青 少 年 を 非 行 から 守 り 健 全 に 育 成 するため の 実 践 活 動 の 日 とします また 青 少 年 自 身 も 自 分 の 行 動 に 責 任 を 持 ち 自 覚 を 深 めます 2 少 年 の 主 張 群 馬 県 大 会 少 年 が 日 頃 の 生 活 を 通 して 感 じていることや 考 えていることを 発 表 することにより 社 会 の 一 員 とし ての 自 覚 を 深 めるとともに 少 年 に 対 する 県 民 の 理 解 や 認 識 を 深 めるために 少 年 の 主 張 群 馬 県 大 会 を 開 催 しています 2 課 題 (1) 日 常 生 活 の 中 で 児 童 生 徒 の 体 験 活 動 が 減 少 しているため 児 童 及 び 親 子 を 対 象 に 様 々な 体 験 の 場 を 提 供 し 親 同 士 のコミュニケーションの 場 としても 活 用 することで 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 向 上 を 図 るこ と (2) 青 少 年 が 同 世 代 や 異 世 代 との 多 様 な 人 間 関 係 を 経 験 しながら 社 会 的 自 立 に 必 要 な 主 体 性 や 協 調 性 等 を 育 むことができるよう 地 域 での 多 様 な 活 動 の 機 会 情 報 提 供 の 充 実 に 努 め 青 少 年 及 び 地 域 住 民 の 参 加 の 促 進 を 図 ること 1 IKR 調 査 : 体 験 活 動 による 教 育 効 果 を 図 る 手 法 の 一 つとして 国 立 青 少 年 教 育 振 興 機 構 が 開 発 した 子 どもたちの 生 きる 力 を 測 定 する 調 査 100

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) 自 然 体 験 や 各 種 体 験 活 動 を 通 じて 青 少 年 の (1) 県 立 青 少 年 教 育 施 設 で 各 施 設 の 特 色 を 生 かし 豊 かな 人 間 性 や 社 会 性 を 育 みます た 自 然 体 験 生 活 文 化 体 験 等 の 様 々な 体 験 活 動 (2) 親 子 や 異 年 齢 異 世 代 での 体 験 活 動 集 団 活 の 場 や 機 会 を 提 供 し 青 少 年 の 健 全 育 成 を 図 り 動 を 通 じて 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 向 上 を 目 指 ます します (2) 県 立 青 少 年 教 育 施 設 におけるボランティアの (3) 青 少 年 のボランティアを 養 成 するとともにボ 養 成 及 びボランティア 体 験 の 場 等 の 提 供 を 行 い ランティア 活 動 の 場 を 提 供 します ます (4) 青 少 年 の 意 欲 を 高 め 自 立 を 促 す 活 動 プログ (3) 様 々な 要 因 により 社 会 とうまく 関 われない 青 ラムを 効 果 的 に 実 施 します 少 年 に 自 然 体 験 や 生 活 文 化 体 験 等 様 々な 体 (5) 青 少 年 関 係 団 体 の 活 動 の 活 性 化 を 通 じた 青 少 験 活 動 を 関 係 機 関 と 連 携 し 提 供 します また 年 健 全 育 成 を 目 指 し 県 内 全 域 で 活 動 する 青 少 保 護 者 を 対 象 とした 交 流 会 や 情 報 交 換 の 場 を 設 年 団 体 との 連 携 や 団 体 への 支 援 を 行 います けるとともに 必 要 に 応 じカウンセリング 等 に (6) 将 来 の 家 族 形 成 につながることを 期 待 し 中 よる 心 のケアを 行 います 高 校 生 が 子 どもへの 愛 情 や 子 育 てに 対 する 前 (4) 少 年 の 日 について 絵 画 ポスター 標 向 きな 気 持 ちを 育 む 機 会 の 創 出 に 取 り 組 みます 語 を 普 及 啓 発 作 品 として 募 集 し 作 品 を 展 示 す るとともに 優 秀 作 品 を 表 彰 します (5) 少 年 の 主 張 群 馬 県 大 会 を 引 き 続 き 開 催 しま す (6) 学 校 が 長 期 休 業 になる 期 間 を 含 む 夏 冬 秋 の 三 季 に 青 少 年 健 全 育 成 運 動 の 啓 発 資 料 を 作 成 配 布 して 集 中 的 に 運 動 を 展 開 します (7) 県 内 全 体 で 活 動 する 青 少 年 団 体 に 対 し 支 援 や 助 言 等 を 行 うほか 協 働 で 指 導 者 養 成 等 を 実 施 します 取 組 13 再 掲 (8) 県 内 の 中 高 校 生 から 身 近 な 幼 児 や 児 童 と のふれあいを 通 して 感 じたことを ぐんまこど もふれあい 大 賞 を 作 文 として 募 集 し 優 秀 作 品 を 表 彰 します 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 県 立 青 少 年 教 育 施 設 の 利 用 者 数 110,196 人 (H24) 120,000 人 ( 青 少 年 自 然 の 家 群 馬 県 青 少 年 会 館 4 施 設 合 計 ) (2) 自 然 体 験 活 動 社 会 体 験 活 動 に 係 る 事 業 への 参 2,435 人 (H24) 2,800 人 加 者 数 ( 県 立 青 少 年 自 然 の 家 3 施 設 合 計 ) 取 組 13 再 掲 (3) 少 年 の 日 家 庭 の 日 普 及 啓 発 応 募 作 品 数 標 語 9,679 点 標 語 10,000 点 絵 画 ポスター 1,406 点 絵 画 ポスター 3,000 点 6 他 の 施 策 分 野 における 関 連 した 取 組 (1) 青 少 年 健 全 育 成 に 対 する 理 解 を 深 め 地 域 社 会 の 教 育 力 を 有 機 的 に 活 用 し 地 域 ぐるみで 健 全 育 成 活 動 を 充 実 促 進 させるとともに 家 庭 教 育 改 革 を 図 るため 群 馬 県 青 少 年 育 成 大 会 を 開 催 します また 広 く 青 少 年 の 模 範 とすべき 青 少 年 を 同 大 会 において 顕 彰 しています (2) 青 少 年 育 成 コーディネーターを 派 遣 し 市 町 村 における 青 少 年 の 健 全 育 成 活 動 を 支 援 しています (3) 社 会 生 活 を 円 滑 に 営 む 上 で 困 難 を 抱 える 子 ども 若 者 やその 家 族 が 様 々な 支 援 を 受 けながら 自 ら 動 き 出 せるよう 教 育 福 祉 保 健 医 療 雇 用 矯 正 更 正 保 護 等 の 関 係 機 関 によるネットワークである 群 馬 県 子 ども 若 者 支 援 協 議 会 を 設 置 しています 取 組 1 再 掲 ( 以 上 少 子 化 対 策 青 少 年 課 ) 101

7-16 社 会 教 育 を 推 進 し 地 域 の 教 育 力 を 高 める 取 組 38 学 校 支 援 センター 等 の 充 実 担 当 所 属 : 義 務 教 育 課 生 涯 学 習 課 高 校 教 育 課 1 現 状 少 子 化 核 家 族 化 の 進 行 や 地 域 コミュニティの 衰 退 により 子 どもたちには 地 域 住 民 と 触 れ 合 う 機 会 や 体 験 活 動 が 減 少 してきています このような 中 他 者 社 会 自 然 環 境 と 関 わる 体 験 活 動 を 学 校 の 教 育 活 動 において 充 実 していくため には 教 員 だけでなく 専 門 的 な 資 格 や 知 識 を 有 する 外 部 人 材 や 地 域 の 人 々の 協 力 を 得 ることが 必 要 にな ります 地 域 の 人 々 等 の 協 力 により 子 どもたちはより 専 門 的 な 知 識 や 技 能 を 身 に 付 けることができます また 子 どもに 携 わる 人 数 が 増 えることで より 安 全 で 効 率 的 な 学 習 活 動 を 行 うことができます (1) 小 中 学 校 における 学 校 支 援 センターの 設 置 現 在 群 馬 県 では 地 域 の 人 材 (ボランティア)が 学 校 の 教 育 活 動 を 支 援 する 拠 点 となる 学 校 支 援 セ ンターをすべての 公 立 小 中 学 校 で 設 置 しており 授 業 支 援 安 全 パトロール 環 境 整 備 地 域 の 伝 統 文 化 体 験 等 多 種 多 様 な 活 動 が 行 われています 平 成 24 年 度 は 延 べ745,544 人 の 方 に ボラ ンティアとして 協 力 していただきました しかし ボランティアによる 授 業 支 援 が 行 われていないなど 学 校 支 援 センターがあまり 機 能 していないと 回 答 している 学 校 が 約 20%あり 取 組 への 学 校 による 温 度 差 が 見 られます 1 学 校 支 援 センターの 状 況 回 答 学 校 数 割 合 十 分 機 能 している 60 12.2% 機 能 している 333 67.5% あまり 機 能 していない 90 18.3% ほとんど 機 能 していない 10 2.0% 地 域 の 方 や 高 齢 者 とのふれあいを 通 して 社 会 性 が 育 つ 専 門 的 な 知 識 や 学 習 の 向 上 が 図 れる 学 校 支 援 センターに 学 校 が 期 待 すること ( 児 童 生 徒 に 関 する 内 容 ) 学 習 意 欲 が 高 まる 2 ボランティアの 活 動 状 況 種 類 人 数 割 合 きめ 細 やかな 学 習 指 導 が 受 けられる 27% 安 全 パトロール 514,315 69.0% ( 学 校 運 営 に 関 する 内 容 ) 授 業 支 援 59,611 8.0% あいさつ 運 動 59,014 7.9% 保 護 者 や 地 域 の 方 の 学 校 理 解 が 深 まる 74% 読 み 聞 かせ 図 書 館 整 備 53,510 7.2% 地 域 の 方 の 知 識 や 技 能 を 生 かした 授 業 が 展 開 できる 環 境 整 備 19,371 2.6% 52% 部 活 指 導 11,210 2.0% 安 全 管 理 の 一 助 となる 36% 放 課 後 補 充 指 導 8,697 1.2% 学 校 行 事 支 援 4,014 0.5% 校 内 の 環 境 整 備 や 環 境 美 化 に 役 立 つ 22% その 他 15,802 2.1% 合 計 745,544 - ( 平 成 25 年 度 学 校 支 援 センター 運 営 推 進 状 況 調 査 ) (2) 高 等 学 校 における 地 域 連 携 活 動 各 教 科 や 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 等 において 地 域 の 人 材 を 招 いた 授 業 や 高 齢 者 施 設 等 での 交 流 活 動 を 行 ったり 地 域 社 会 の 一 員 としてボランティア 活 動 に 参 加 したりするなど 社 会 参 画 に 関 する 学 習 内 容 の 充 実 を 図 っています 34% 56% 74% 2 課 題 (1) すべての 学 校 において 学 校 支 援 センター 等 地 域 と 連 携 した 活 動 を 十 分 に 機 能 させること (2) ボランティア 活 動 を 調 整 するコーディネーターやボランティアリーダーとして 主 体 的 に 活 動 する 人 材 を 育 成 すること (3) 学 校 の 教 育 活 動 に 地 域 人 材 等 を 活 用 すること (4) 教 員 の 生 涯 学 習 社 会 教 育 に 対 する 知 識 理 解 を 高 め 学 校 と 家 庭 地 域 とのつながりを 持 たせるこ と 102

3 取 組 の 方 向 4 主 な 取 組 内 容 (1) すべての 小 中 学 校 において 学 校 支 援 センタ (1) 学 校 支 援 センターの 充 実 ーの 機 能 を 一 層 充 実 させ 学 校 家 庭 地 域 が 1 学 校 の 教 育 活 動 に 対 するボランティアによる 連 携 した 学 校 づくりを 進 めるとともに 地 域 コ 支 援 の 状 況 等 を 調 査 し 効 率 安 全 性 専 ミュニティの 形 成 に 寄 与 していきます 門 性 を 考 慮 した 上 で ボランティアの 協 力 を (2) 地 域 社 会 との 連 携 を 密 にした 教 育 活 動 を 展 開 得 る 活 動 を 充 実 させます し 社 会 参 画 の 意 識 を 高 めるとともに 主 体 的 2 保 護 者 や 地 域 住 民 の 積 極 的 な 協 力 が 得 られる に 課 題 解 決 に 取 り 組 む 態 度 を 育 成 します よう 学 校 支 援 センターの 活 動 を 周 知 します (3) 地 域 住 民 の 学 校 教 育 活 動 への 協 力 と 児 童 生 3 ボランティア 活 動 を 調 整 するコーディネータ 徒 の 地 域 活 動 への 参 加 という 双 方 向 の 交 流 の ーやボランティアリーダーとして 主 体 的 に 活 動 推 進 に 努 めます する 人 材 を 育 成 します (4) 教 員 の 生 涯 学 習 社 会 教 育 に 対 する 知 識 理 4 学 校 訪 問 研 修 や 推 進 会 議 を 通 して 学 校 支 解 を 高 め 学 校 家 庭 地 域 の 連 携 に 向 けた 意 援 センターの 取 組 を 工 夫 改 善 するための 支 援 識 改 革 を 図 ります を 実 施 します (2) 小 中 学 校 における 土 曜 日 の 教 育 活 動 等 にお ける 外 部 人 材 の 活 用 を 市 町 村 教 育 委 員 会 と 連 携 しながら 推 進 します (3) キャリア 教 育 等 において 地 域 社 会 ( 地 域 住 民 地 域 企 業 等 )との 効 果 的 な 連 携 を 図 り 社 会 との 接 点 に 関 わる 教 育 を 推 進 します (4) 高 校 において 地 域 の 関 係 者 等 と 連 携 して 生 徒 が 地 域 の 抱 える 具 体 的 な 課 題 の 解 決 に 主 体 的 に 関 わっていく 体 験 的 実 践 的 な 学 習 を 行 い 社 会 の 形 成 に 参 画 し その 発 展 に 寄 与 する 力 の 育 成 を 図 ります (5) 学 校 と 自 治 会 生 涯 学 習 機 関 ( 公 民 館 )の 連 携 を 推 進 し 双 方 向 の 交 流 に 向 けた 取 組 を 進 め ます 学 校 支 援 センターを 通 じての 書 き 初 めの 練 習 風 景 (6) 研 修 等 により 教 員 の 生 涯 学 習 社 会 教 育 に 対 する 知 識 理 解 を 高 めます 5 達 成 目 標 目 標 の 概 要 基 準 年 度 の 状 況 (H25) 目 標 年 度 の 状 況 (H30) (1) 学 校 支 援 センターが 機 能 していると 答 えた 小 中 学 校 79.7% 100% の 割 合 (2) 年 間 の 学 習 計 画 に 地 域 の 教 育 力 を 生 かした 学 習 を 位 置 79.8%(H24) 100% 付 けている 小 中 学 校 の 割 合 (3) 児 童 生 徒 を 地 域 行 事 等 に 参 加 させている 小 中 学 校 の 83.4% 100% 割 合 103