型 取 り 用 RTVシリコーンゴム
抜 群 の 転 写 性 と 離 型 性 を 発 揮 する 型 取 り 用 RTV*シリコーンゴムは ポリエステル 樹 脂 ウレタン 樹 脂 エポキシ 樹 脂 ワックス 石 こう 低 融 点 合 金 などで 複 製 をつくる 場 合 の 型 取 り 母 型 用 とし て 適 しており 原 型 の 形 状 を 忠 実 に 再 現 します 簡 単 に 型 取 りができるため 工 業 分 野 はもちろん 趣 味 を 生 かした 複 製 品 の 製 作 などに 幅 広 く 使 用 されています *RTVとは Room Temperature Vulcanizingの 略 RTVシリコーンゴムは 各 種 硬 化 方 式 により 液 状 から 固 体 ( 弾 性 体 )に 変 化 します [ 目 次 ] 特 長 型 取 りの 方 法 種 類 と 選 択 基 準 一 般 特 性 シリコーンゴム 型 の 作 り 方 注 型 法 による 片 面 取 りシリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 積 層 法 による 割 型 のシリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 真 空 注 型 法 によるシリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 硬 化 機 構 良 好 な 型 取 りができない 場 合 の 原 因 と 対 策 荷 姿 保 管 取 り 扱 い 上 の 注 意 事 項 3 4 5 8 12 13 14 16 21 22 23
特 長 一 般 に 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムは 下 記 の 特 長 があります 作 業 性 主 剤 と 硬 化 剤 を 混 合 し 注 型 することにより 短 時 間 でゴム 母 型 を 簡 単 に 作 ることができます 作 業 時 間 および 硬 化 時 間 の 調 節 が 可 能 です 離 型 性 離 型 性 に 優 れているため 石 けん 水 ワックスなどの 離 型 剤 が 不 要 です 寸 法 安 定 性 収 縮 率 が 小 さく 寸 法 安 定 性 が 良 好 です 微 細 な 凹 部 まで 流 入 可 能 流 動 性 流 動 性 に 優 れているため 指 紋 木 目 のような 微 細 なものでも 原 型 を 忠 実 に 再 現 できます 耐 熱 性 耐 薬 品 性 耐 熱 性 耐 薬 品 性 に 優 れています スムーズな 離 型 性 深 部 硬 化 性 深 部 硬 化 性 のあるRTVシリコーンゴムは 厚 みに 関 係 なく 一 様 に 硬 化 反 応 が 進 行 するのでどんな 厚 さのものでも 型 取 りが 可 能 です 非 発 熱 性 室 温 で 硬 化 するため 加 熱 する 必 要 がありません また 硬 化 時 に 発 熱 しないため 原 型 に 悪 影 響 を 与 えません 油 絵 の 筆 致 や 皮 革 表 面 の 凹 凸 も 忠 実 に 再 現
型 取 りの 方 法 代 表 的 な 型 取 り 例 方 法 プロセスと 特 長 用 途 一 般 的 な 型 取 り 原 型 からシリコーンゴム 母 型 を 作 製 し この 母 型 の 中 へ 液 状 樹 脂 石 こうなどを 流 し 込 んで 複 製 品 を 作 る 方 法 注 型 法 原 型 に 直 接 RTVシリコーンゴムを 流 し 込 んで 母 型 を 作 製 する 方 法 工 数 が 少 なくて 済 むメリットがあります 積 層 法 (スキンモールド 法 ) 原 型 にRTVシリコーンゴムを 積 層 し 一 定 の 厚 さのスキン 層 を 作 り 石 こう 樹 脂 などで 裏 打 ち 補 強 して 母 型 を 作 る 方 法 RTVシリコーンゴムの 使 用 量 が 少 量 で 済 み 型 の 軽 量 化 がで きます 美 術 工 芸 品 家 具 部 品 装 飾 品 ウェルダー 成 形 品 など 美 術 品 の 複 製 大 型 物 件 の 型 取 り 立 体 像 の 型 取 りなど 電 鋳 用 反 転 母 型 原 型 シリコーンゴム 母 型 樹 脂 型 電 気 鋳 造 電 鋳 金 型 自 動 車 部 品 玩 具 など 反 転 型 原 型 からシリコーンゴムの 母 型 を 作 製 し 液 状 樹 脂 パラフィン 石 こうなどを 流 し 込 んで 原 型 複 製 品 を 作 製 します 簡 易 金 型 や 砂 型 を 作 製 する 反 転 工 程 で 次 の 型 を 作 るための 母 型 として 使 用 す る 方 法 ロストワックス 母 型 原 型 シリコーンゴム 母 型 ワックス 型 砂 型 鋳 造 品 精 密 鋳 造 部 品 ゴルフク ラブヘッドなどの 鋳 造 装 飾 品 低 融 点 合 金 反 転 母 型 原 型 シリコーンゴム 母 型 耐 熱 石 こう インジェクション 用 金 型 食 品 サンプル 玩 具 など 高 精 密 な 型 取 り 真 空 注 型 装 置 を 用 いて 高 精 密 な シリコーンゴム 母 型 を 作 り この 型 を 真 空 槽 の 中 へ 入 れ 真 空 中 で ウレタン 樹 脂 やエポキシ 樹 脂 など の 液 状 樹 脂 を 細 部 まで 注 入 し 精 密 な 樹 脂 成 形 品 を 作 る 方 法 真 空 注 型 法 原 型 真 空 槽 の 中 でRTVシリコーンゴムを 流 し 込 む 硬 化 後 医 療 用 メスを 利 用 して 切 り 開 き 割 型 作 製 割 型 をセットし 再 度 真 空 槽 の 中 へ 真 空 中 で 液 状 樹 脂 を 注 入 恒 温 槽 で 樹 脂 を 硬 化 させる 注 型 品 取 り 出 し 精 密 複 製 を 必 要 とする 型 取 りに 最 適 小 ロット 試 作 の 製 作 日 数 短 縮 とコスト 低 減 に 効 樹 脂 成 形 品 の 試 作 モデ ル 小 ロットの 樹 脂 部 品 自 動 車 部 品 家 電 事 務 機 器 など
種 類 と 選 択 基 準 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムは 硬 化 反 応 形 式 により 硬 化 時 に 主 としてアルコールを 放 出 する 縮 合 タイプと 反 応 副 生 物 のない 付 加 タイプとに 大 別 されます それぞれ 特 長 が 異 な り 用 途 に 応 じた 使 い 分 けが 必 要 です 一 般 的 な 型 取 り 材 ( 縮 合 タイプ) KE-12 KE-14 KE-17 汎 用 タイプの 代 表 グレードです いずれも 低 粘 度 で 作 業 性 に 優 れてい ます 硬 化 剤 を 添 加 することにより 室 温 で 硬 化 します またKE-17は 複 製 品 の 染 色 塗 装 の 色 むらの 発 生 を 防 止 した 製 品 で 硬 化 剤 CAT-RTでも 硬 化 しま す CAT-RMは 速 効 性 の 深 部 硬 化 性 のある 硬 化 剤 で 厚 みのある 母 型 を 作 る 場 合 に 適 します ポリエステル 樹 脂 ウレタン 樹 脂 エポキシ 樹 脂 などを 注 型 してボタン アクセサリー 類 人 形 美 術 工 芸 品 の 製 作 塩 ビゾルによる 各 種 食 品 サン プル ワックスによる 装 飾 ろうそくの 製 作 やロストワックス 母 型 用 として また 石 こうによる 低 融 点 合 金 反 転 母 型 用 として 幅 広 い 用 途 で 使 用 され ています 積 層 法 による 彫 像 の 型 取 り パテ 状 型 取 り 材 ( 付 加 タイプ) 食 品 サンプルの 型 取 り( 複 製 品 の 塩 ビゾル) KE-1222-A/B KE-1222-A/Bは 付 加 型 パテ 状 のRTVシリコーンゴムです A/Bを 等 量 混 合 することで 短 時 間 で 硬 化 します A/Bを 素 早 く 手 で 混 練 りし 原 型 に 押 し 当 てて 型 取 りします 仏 壇 の 表 装 具 の 型 取 り
種 類 と 選 択 基 準 ウェルダー 成 形 用 ( 縮 合 タイプ) KE-24 KE-26 塩 ビシートやウレタン 系 シートを 中 心 にした 合 成 皮 革 をウェルダー 成 形 する 際 の 型 取 り 母 型 用 として 使 われます KE-24 KE-26は 高 粘 度 の 液 状 で CAT-24とCAT-RMの2 種 類 の 硬 化 剤 を 添 加 することにより 硬 化 する 三 液 タイプです 硬 化 後 のゴムは 淡 青 色 です いずれも 高 硬 度 でプレス 圧 では 変 形 しにくく 耐 熱 性 に 優 れています 合 成 皮 革 のウェルダー 成 形 高 強 度 型 取 り 用 ( 縮 合 タイプ) KE-1414 KE-1415 KE-1416 KE-1417 いずれも 高 強 度 高 引 裂 高 伸 張 のゴム 特 性 をもつ 製 品 です KE-1414 KE-1415 KE-1416は CX-32-1714を5% KE-1417は CAT-1417-30またはCAT-1417-を5% 添 加 する ことにより 硬 化 します ( 硬 化 剤 を7%に 増 やす 事 で 硬 化 時 間 を 短 縮 できます ) ポリエステル 樹 脂 発 泡 無 発 泡 硬 質 ウレタン 樹 脂 に 対 する 耐 久 性 に 優 れています 家 具 仏 壇 などの 装 飾 部 品 大 型 美 術 工 芸 品 FRP 装 飾 品 など 複 雑 で 精 密 さを 要 求 されるもの 逆 テーパーのある 形 状 大 型 製 品 の 型 取 りに 適 しています 特 にKE-1417は 耐 ウレタン 樹 脂 型 取 り 耐 久 性 が 大 幅 に 向 上 しています 一 般 型 取 り 用 の 製 品 に 比 べ 粘 度 が 高 く 硬 化 剤 混 合 時 の 気 泡 は 自 然 放 置 では 抜 けません 注 型 する 前 に 真 空 脱 泡 機 で 脱 泡 することをお 勧 めします 低 融 点 合 金 の 型 取 り ガレージキットの 型 取 り
複 雑 な 型 取 り 用 ( 高 強 度 付 加 タイプ) KE-1310ST KE-1314-2 KE-1310T いずれも 高 強 度 高 引 裂 高 伸 長 のゴム 特 性 を する 付 加 タイ プの 製 品 です KE-1310STは CAT-1310SまたはCAT-1310Lを KE- 1314-2はCAT-1314SまたはCAT-1314Lを10% 添 加 混 合 する 事 により 硬 化 します KE-1314-2はオイルブリードタイプで 注 型 品 の 脱 型 が 比 較 的 容 易 にでき 型 耐 久 性 においても 優 れています KE-1310TはKE-1310ST 同 様 に 高 強 度 高 引 裂 高 伸 長 のゴム 特 性 を する 付 加 タイプの 製 品 です KE-1310Tは 硬 化 剤 CX-32-1649を 使 用 することにより 特 にエポキシ 樹 脂 の 注 型 に 対 し 耐 久 性 を 発 揮 します 真 空 注 型 法 による 精 密 モデルの 型 取 りと 割 型 2 製 品 の 硬 化 剤 は 上 記 標 準 硬 化 剤 以 外 にも 各 種 用 意 しております ので 営 業 部 までお 問 い 合 わせください KE-1310ST KE-1314-2 KE-1310Tは 共 に で 原 型 を 観 察 しながら 割 型 を 作 成 できます いずれも 硬 化 前 は 粘 度 が 高 いため 原 型 注 型 する 前 には 真 空 脱 泡 機 で 脱 泡 作 業 を 行 ってください 付 加 タイプのRTVシリコーンゴムは ある 種 の 物 質 を 含 む 原 型 や 型 枠 との 接 触 や 空 気 中 にある 物 質 に 反 応 し 硬 化 不 良 を 起 こす 事 があり ますので 注 意 が 必 要 です ( 詳 細 はP20 付 加 タイプの 硬 化 阻 害 を 参 照 ) 硬 化 不 良 対 策 を 目 的 とした 硬 化 剤 を 用 意 しておりますので 営 業 部 ま でお 問 い 合 わせください 自 動 車 ヘッドライトパーツの 型 取 り KE-1603-A/B KE-1606 KE-1603-A/B KE-1606は 高 透 明 の 型 取 り 製 品 です 透 明 のRTVシリコーンゴムによる 型 取 り
一 般 特 性 縮 合 タイプ 一 般 型 取 り 用 ウェルダー 成 形 用 項 目 製 品 名 KE-12 KE-14 KE-17 KE-24 KE-26 外 観 白 色 硬 粘 度 Pa s 10 15 13 75 60 化 硬 化 剤 標 準 添 加 量 CAT-RM 0.5% CLC-229 5.0% CAT-RM 0.5% CAT-RM 0.5% および CAT-24 4.5% CAT-RM 1.0% および CAT-24 4.5% 前 作 業 可 能 時 間 23 min 1 標 準 硬 化 時 間 h 2 30 23 8 30 60 180 120 硬 化 阻 害 無 無 無 無 無 試 験 片 作 成 時 間 h 23 72 23 72 23 72 23 72 23 72 外 観 白 色 密 度 23 g/cm3 1.28 1.16 1.17 1.32 1. 硬 硬 さ デュロメータA 30 50 83 88 化 引 張 強 さ MPa 2.5 3.5 2.0 6.0 7.5 後 切 断 時 伸 び % 170 280 1 65 70 引 裂 強 さ kn/m 3 3 3 3 3 線 収 縮 率 % 0.5 0.5 0.3 1.0 1.0 特 長 作 業 性 良 好 作 業 性 良 好 作 業 性 良 好 高 硬 度 高 硬 度 測 定 条 件 (JIS K 6249) 1 作 業 可 能 時 間 は 23 で 流 動 し 得 る 時 間 で 表 していますが 時 間 とともに 増 粘 しますので 作 業 はできる 限 り 短 時 間 で 行 ってください 2 縮 合 タイプの 硬 化 時 間 は 気 温 湿 度 によって 変 化 します また 硬 化 物 の 大 きさによっても 異 なります ( 規 格 値 ではありません)
縮 合 タイプ 中 高 強 度 縮 合 タ イ プ その 他 項 目 製 品 名 X-32-2256 X-32-2100-T KE-1414 KE-1415 KE-1416 KE-1417 X-32-2428-4 外 観 硬 粘 度 Pa s 52 25 25 45 35 45 20 化 硬 化 剤 標 準 添 加 量 CX-32-2256 10.0% CX-2100T 10.0% CX-32-1714 5.0% CX-32-1714 5.0% CX-32-1714 5.0% CAT-1417-30 5.0% CAT-1417-5.0% CX-32-2428-4 5.0% 前 作 業 可 能 時 間 23 min 1 標 準 硬 化 時 間 h 2 35 90 90 90 90 硬 化 阻 害 無 無 無 無 無 無 無 無 試 験 片 作 成 時 間 h 23 72 23 72 23 72 23 72 23 72 23 72 23 72 23 72 外 観 淡 青 色 赤 褐 色 密 度 23 g/cm3 1.16 1.07 1.14 1.19 1.19 1.13 1.13 1.10 硬 硬 さ デュロメータA 36 35 30 20 15 30 12 化 引 張 強 さ MPa 4.3 4.8 4.3 4.2 3.0 3.6 5.0 2.9 後 切 断 時 伸 び % 260 230 300 0 450 300 260 5 引 裂 強 さ kn/m 13 17 15 18 16 23 25 15 線 収 縮 率 % 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 特 長 測 定 条 件 (JIS K 6249) 粘 度 硬 化 速 度 変 更 硬 化 剤 り スキンモールド 用 CAT 3 4 硬 さ20 硬 さ15 1 作 業 可 能 時 間 は 23 で 流 動 し 得 る 時 間 で 表 していますが 時 間 とともに 増 粘 しますので 作 業 はできる 限 り 短 時 間 で 行 ってください 2 縮 合 タイプの 硬 化 時 間 は 気 温 湿 度 によって 変 化 します また 硬 化 物 の 大 きさによっても 異 なります 3 X-32-2256には 粘 度 硬 化 速 度 を 変 えるための 硬 化 剤 を 準 備 しております 4 KE-1414のスキンモールド 用 硬 化 剤 として CX-32-2077( 標 準 添 加 量 5%)を 準 備 しております ウレタン 耐 久 性 向 上 硬 さ30 ウレタン 耐 久 性 向 上 硬 さ 造 形 用 低 硬 度 高 強 度 タイプ ( 規 格 値 ではありません)
一 般 特 性 付 加 タイプ 高 強 度 付 加 タ イ プ 項 目 製 品 名 KE-1300T KE-1310ST KE-1310T KE-1314-2 KE-1316 外 観 硬 粘 度 Pa s 95 75 70 75 35 化 硬 化 剤 標 準 添 加 量 CAT-1300 10.0% CAT-1310S 3 10.0% CAT-1310L 10.0% CX-32-1649 10.0% CAT-1314S 10.0% CAT-1314L 10.0% CAT-1316 10.0% 3 4 作 業 可 能 時 間 指 触 法 :23 min 1 前 90 80 330 480 90 570 60 標 準 硬 化 時 間 h 2 - - 硬 化 阻 害 試 験 片 作 成 時 間 h 60 2 60 2 60 4 60 2 60 2 60 4 60 2 外 観 密 度 23 g/cm3 1.09 1.08 1.08 1.08 1.08 1.08 1.13 硬 硬 さ デュロメータA 23 化 引 張 強 さ MPa 5.0 5.5 5.7 5.5 5.0 5.9 6.5 後 切 断 時 伸 び % 0 350 320 350 350 350 700 引 裂 強 さ kn/m 17 25 26 21 25 25 33 線 収 縮 率 % 特 長 ウレタン 耐 久 性 向 上 硬 さ 硬 化 速 度 変 更 硬 化 剤 り エポキシ 耐 久 性 向 上 オイルブリード 低 粘 度 低 硬 度 測 定 条 件 (JIS K 6249) 1 作 業 可 能 時 間 は 23 で 流 動 し 得 る 時 間 で 表 していますが 時 間 とともに 増 粘 しますので 作 業 はできる 限 り 短 時 間 で 行 ってください 2 標 準 硬 化 時 間 は 硬 化 物 の 大 きさにより 異 なります 3 KE-1310ST KE-1314-2は 硬 化 速 度 硬 さを 変 える 硬 化 剤 を 準 備 しておりますので 営 業 部 までお 問 い 合 わせください 4 KE-1316は 硬 さ 硬 化 速 度 接 着 性 付 与 を 変 更 するための 硬 化 剤 を 準 備 しておりますので 営 業 部 までお 問 い 合 わせください ( 規 格 値 ではありません)
付 加 タイプ 高 強 度 付 加 タ イ プ その 他 項 目 製 品 名 KE-1600 KE-1603-A/B KE-1606 KE-1222-A/B KE-1241 KE-1308 外 観 無 色 透 明 無 色 透 明 A: 青 B: 濃 肌 色 硬 粘 度 Pa s 170 A:85/B:50 60 パテ 状 35 4 化 硬 化 剤 標 準 添 加 量 CAT-1600 10.0% A:B=1:1 CAT-RG 10.0% A:B=1:1 CLA-9 10.0% CAT-1300L-4 5 6.0% 作 業 可 能 時 間 指 触 法 :23 min 1 前 150 90 200 5 150 2 標 準 硬 化 時 間 h 2 - - 6 硬 化 阻 害 試 験 片 作 成 時 間 h 23 0.5 60 2 120 0.5 外 観 青 色 無 色 透 明 無 色 透 明 茶 褐 色 密 度 23 g/cm3 1.27 1.03 1.03 1.72 1.20 1.04 硬 硬 さ デュロメータA 45 28 28 80 4 30 (アスカーC) 4 8 (アスカーC) 化 引 張 強 さ MPa 6.5 3.5 4.3-3.4 1.1 後 切 断 時 伸 び % 200 450 350-750 800 引 裂 強 さ kn/m 15 12 12 - - 10 線 収 縮 率 % 特 長 高 硬 度 3 高 透 明 配 合 比 率 1:1 高 透 明 配 合 比 率 10:1 速 硬 化 パテタイプ 曲 面 印 刷 用 造 形 用 低 硬 度 測 定 条 件 (JIS K 6249) 1 作 業 可 能 時 間 は 23 で 流 動 し 得 る 時 間 で 表 していますが 時 間 とともに 増 粘 しますので 作 業 はできる 限 り 短 時 間 で 行 ってください 2 標 準 硬 化 時 間 は 硬 化 物 の 大 きさにより 異 なります 3 KE-1600は 標 準 硬 化 時 間 を 経 た 後 150 30minエージングする 事 により 硬 さを70まで 上 げることができます 4 硬 さは アスカーC 硬 度 計 によります 5 KE-1308は 硬 さを 変 える 硬 化 剤 を 準 備 しておりますので 営 業 部 までお 問 い 合 わせください 6 KE-1308は 硬 化 温 度 によって 硬 度 が 左 右 されます 所 定 の 硬 度 にするには 120 30minを 推 奨 致 します ( 規 格 値 ではありません)
シリコーンゴム 型 の 作 り 方 注 型 法 による 片 面 取 り シリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 この 方 法 は 積 層 法 に 比 べ RTVシリコーンゴムの 使 用 量 は 多 くなりますが 手 間 がか からず 母 型 を 簡 単 につくることができます ボタン ブローチ 欄 間 仏 壇 の 装 飾 品 などの 型 取 りに 利 用 できます 減 圧 枠 枠 原 型 原 型 を 枠 内 に 置 き 底 部 に 固 定 します 主 剤 と 硬 化 剤 を それぞれ 必 要 量 量 ります 主 剤 と 硬 化 剤 を 混 合 攪 拌 しま す 必 要 に 応 じて 減 圧 脱 泡 ( 一 次 )をし ま す 原 型 RTVシリコーンゴム 注 型 用 樹 脂 原 型 RTVシリコーンゴム RTVシリコーンゴム RTVシリコーンゴムを 原 型 が 埋 るまで 注 入 して 二 次 脱 泡 を 行 い RTVシリコーン ゴムから 泡 を 除 きます 脱 泡 装 置 がない 場 合 は RTVシリコーンゴムをハケなど で 原 型 表 面 にムラなく 塗 布 し 表 面 の 空 気 だまりをなくしてから RTVシリコーン ゴムを 流 し 込 みます 硬 化 完 了 後 枠 原 型 を 取 り 出 すと シリ コーンゴム 母 型 が 完 成 します シリコーンゴム 母 型 に 注 型 用 樹 脂 を 注 入 し 硬 化 させます 必 要 に 応 じて 離 型 剤 を 塗 布 しますと シリコーンゴム 母 型 の 寿 命 をのばすことができます
積 層 法 による 割 型 のシリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 この 方 法 は 注 型 法 に 比 べ 手 間 がかかりますが RTVシリコーンゴムの 使 用 量 が 少 量 で 済 みます また 補 強 剤 を 入 れた 軽 量 のシリコーンゴム 母 型 を 作 ることができます 大 きな 立 体 物 や 複 雑 な 形 状 の 物 を 型 取 りする 場 合 に 適 した 型 取 り 法 です 割 型 をいく つにするかは 原 型 の 形 状 によって 異 なります RTVシリコーンゴム 補 強 材 原 型 原 型 原 型 RTVシリコーンゴム 原 型 を 固 定 します 主 剤 と 硬 化 剤 を 攪 拌 混 合 し 必 要 に 応 じて 減 圧 脱 泡 します RTVシリコーンゴムをハケで2~3 回 重 ね 塗 りします 硬 化 が 遅 いRTVシリコーンゴ ムは 流 動 性 があるため 凹 部 にたまり 凸 部 が 薄 くなりやすいので 塗 ってからの 硬 化 時 間 が10~20 分 の 条 件 で 作 業 を 行 って ください 塗 布 したRTVシリコーンゴムの 流 動 性 がなくなってから 重 ね 塗 りをする と 効 果 的 です RTVシリコーンゴムの 表 面 が 硬 化 して 多 少 ベタつきがあるうちに 補 強 材 (ガラスク ロス ガーゼなど)を 置 き 再 度 RTVシリ コーンゴムを2~3 回 重 ね 塗 りします バックアップ 材 原 型 RTVシリコーンゴムが 完 全 に 硬 化 したら 石 こうやポリエステルなどの 裏 打 ち 材 (バックアップ 材 )を 塗 り 型 の 強 度 を 高 め ます 裏 打 ち 材 が 完 全 に 硬 化 した 後 原 型 を 取 り 出 します シリコーンゴム 母 型 に 注 型 樹 脂 を 注 入 し 硬 化 させます 複 製 用 の 樹 脂 が 硬 化 して 型 から 外 すと 複 製 品 の 完 成 です
シリコーンゴム 型 の 作 り 方 真 空 注 型 法 によるシリコーンゴム 母 型 の 作 り 方 真 空 中 で 作 成 するため 高 精 密 な 型 ができます 微 細 複 雑 な 形 状 のものから 大 きいパーツや 型 割 の 難 しいものまで あらゆる 製 品 の 成 形 に 向 いています 減 圧 注 型 樹 脂 の 注 入 口 となるゲー トを 原 型 に 取 り 付 けます ゲートを 型 枠 に 接 着 させ 型 枠 を 組 み 立 てます 主 剤 と 硬 化 剤 を 減 圧 脱 泡 し ながら 十 分 に 混 合 します さらに 減 圧 下 で 脱 泡 します 原 型 が 完 全 に 埋 まるまでRTV シリコーンゴムを 注 入 します 減 圧 脱 泡 し 所 定 時 間 放 置 し て 硬 化 させます 付 加 型 の 場 合 は 加 熱 すると 硬 化 時 間 が 短 縮 されます 硬 化 したら 型 枠 を 外 し シリ コーンゴム 型 を 切 り 開 いて 原 型 を 取 り 出 します 必 要 に 応 じて シリコーンゴム 型 に 離 型 剤 を 吹 き 付 けます
樹 脂 だまり 減 圧 減 圧 型 を 合 わせ テープや 締 め 金 具 などでし っかりと 固 定 し 樹 脂 だまりをゲート 部 に 取 り 付 けます 所 定 量 の 注 型 樹 脂 を 減 圧 脱 泡 します 脱 泡 した 注 型 樹 脂 を 混 合 します 減 圧 減 圧 下 で 混 合 した 注 型 樹 脂 を 樹 脂 だま りから 型 に 注 入 します 空 気 圧 を 戻 すと 樹 脂 は 型 内 に 流 れ 込 み ます 所 定 の 条 件 で 樹 脂 を 硬 化 させます 硬 化 した 型 を 割 り 注 型 品 を 取 り 出 します ゲートを 切 断 し ヤスリなどで 仕 上 げます
硬 化 機 構 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムは 硬 化 機 構 により 縮 合 タイプと 付 加 タイプに 分 けられます 縮 合 タイプと 付 加 タイプはいろいろな 点 で 異 なります ( 表 -1を 参 考 に 取 り 扱 い 方 法 に 注 意 してください ) 表 -1 項 目 硬 化 機 構 縮 合 タ イ プ 付 加 タ イ プ 硬 化 速 度 収 縮 率 硬 化 阻 害 プライマー 希 釈 剤 硬 化 促 進 剤 硬 化 遅 延 剤 硬 化 剤 の 添 加 量 を 増 すと 速 くなり 減 らすと 遅 くなる 室 温 で 硬 化 する 気 温 湿 度 による 影 響 あり 付 加 タイプに 比 べやや 大 なし プライマーS プライマーT RTV-シンナー CAT-RS WETTER-NO.5 硬 化 剤 の 添 加 量 は 変 えることはできない 室 温 でも 硬 化 するが ~150 の 加 熱 により 急 速 に 硬 化 する 小 あり プライマーNo.4 RTV-シンナー X-93-5 セイギヨザイ-NO.6-10 KE-1310ST: 硬 化 促 進 剤 硬 化 遅 延 剤 添 加 効 果 配 合 KE-1310ST(CAT-1310S) X-93-5( 硬 化 促 進 剤 ) 100(10) 1.0 100(10) 配 合 KE-1310ST(CAT-1310L) X-93-5( 硬 化 促 進 剤 ) 100(10) 100(10) 100(10) 1.0 セイギヨザイ-NO.6-10 1.0 セイギヨザイ-NO.6-10 1.0 お 作 よ 業 び 可 硬 能 化 時 時 間 間 作 業 可 能 時 間 23 min 50 設 定 硬 度 到 達 時 間 : 厚 さ10mmにて 測 定 硬 化 時 間 60 h 2 130 2 お 作 よ 業 び 可 硬 能 化 時 時 間 間 作 業 可 能 時 間 23 min 1 設 定 硬 度 到 達 時 間 : 厚 さ10mmにて 測 定 硬 化 時 間 60 h 3 300 4 23h 5 硬 化 条 件 :60 4h 硬 化 条 件 :60 6h 硬 化 後 物 性 硬 さ デュロメーターA 切 断 時 伸 び % 引 張 り 強 さ MPa 350 6.0 350 6.0 硬 化 後 物 性 硬 さ デュロメーターA 切 断 時 伸 び % 引 張 り 強 さ MPa 41 350 6.0 41 350 6.0 41 350 6.0 引 裂 強 さ kn/m 25 25 引 裂 強 さ kn/m 25 25 25 ( 規 格 値 ではありません) ( 規 格 値 ではありません)
縮 合 タ イ プ 硬 化 速 度 室 温 で8~24 時 間 くらいで 硬 化 しゴム 弾 性 体 になります 硬 化 剤 を 増 やすことに より 硬 化 速 度 が 速 くなります ただし 硬 化 剤 の 増 減 には 限 度 があります ( 図 -1 2 参 照 ) 硬 化 速 度 は 高 温 高 湿 時 に 速 くなり 低 温 低 湿 時 には 遅 くなります ( 図 -3 参 照 )なお 加 熱 によって 硬 化 速 度 を 早 めた い 場 合 には50 以 下 で 行 ってください 室 温 でも 縮 合 タイプと 同 様 に 硬 化 します が ~150 に 加 熱 することにより 急 付 速 に 硬 化 が 進 みます ( 表 -2 参 照 )ただし 加 シリコーンゴム 母 型 は 加 熱 により 膨 張 し タ 冷 えると 収 縮 します 寸 法 精 度 を 高 める イ ためには 加 熱 硬 化 した 母 型 に 樹 脂 を 注 プ 入 する 前 に 必 ず 硬 化 時 の 温 度 にゴム 母 型 を 温 めてください また 硬 化 剤 の 添 加 量 を 変 えても 硬 化 速 度 は 変 わらないうえ 硬 化 後 の 物 性 に 悪 影 響 を 与 えますので 計 量 はできるだけ 正 確 に 行 ってください 表 -2 KE-1300T( 付 加 タイプ)の 硬 化 温 度 と 硬 化 時 間 硬 化 温 度 硬 化 時 間 25 24h 以 内 50 2h 70 1h 100 30min 150 10min 図 -1 KE-12( 縮 合 タイプ)の 硬 化 剤 添 加 量 と 硬 化 速 度 (20 ) 0 0.8% 0.5% 0.3% 図 -2 KE-1417( 縮 合 タイプ)の 硬 化 剤 添 加 量 と 硬 化 速 度 (23 ) 45 10% 35 図 -3 KE-1417の 温 度 と 硬 化 速 度 45 35 針 入 度 (mm 10) 50 100 KE-12に 対 する CAT-RMの 添 加 量 1 2 3 4 5 6 硬 度 (デュロメーターA) 30 25 20 7% 15 KE-1417に 対 する 10 CAT-1417-の 添 加 量 5 5% 0 0 20 60 80 硬 度 (デュロメーターA) 30 25 20 15 10 5 0 配 合 KE-1417/CAT-1417- =100/5 0 23 35 0 20 60 80 硬 化 時 間 (h) 硬 化 時 間 (h) 硬 化 時 間 (h)
硬 化 機 構 用 途 により 作 業 時 間 および 硬 化 時 間 をコントロールするための 硬 化 促 進 剤 硬 化 遅 延 剤 を 別 途 用 意 しております 表 -3に 硬 化 促 進 剤 と 硬 化 遅 延 剤 の 特 長 を 示 します 取 り 扱 い 注 意 点 を 参 照 のうえ 正 確 に 使 用 してください 表 -3 硬 化 速 度 をコントロールする 添 加 剤 添 加 剤 特 長 適 用 製 品 名 硬 化 促 進 剤 CAT-RS X-93-5 縮 合 タイプ 専 用 の 硬 化 促 進 剤 規 定 の 硬 化 剤 を 添 加 し CAT-RSを~0.5% 併 用 添 加 することにより 硬 化 時 間 を 大 幅 に 短 縮 できる ただし 作 業 可 能 時 間 も 比 例 して 短 くなる 付 加 タイプ 専 用 の 硬 化 促 進 剤 例 えば 主 剤 にあらかじめ1% 添 加 することにより 硬 化 時 間 を1/2に 短 縮 できる ただし 作 業 可 能 時 間 も1/2になる KE-12, KE-17, KE-24, KE-1414, KE-1415, KE-1416 付 加 タイプの 全 品 種 硬 化 遅 延 剤 WETTER-NO.5 セイギヨザイ-NO.6-10 縮 合 タイプ 専 用 の 硬 化 遅 延 剤 例 えば 主 剤 にあらかじめ1% 添 加 することにより 作 業 可 能 時 間 および 硬 化 時 間 を 約 2 倍 に 延 ば すことができる 付 加 タイプ 専 用 の 硬 化 遅 延 剤 例 えば 主 剤 にあらかじめ1% 添 加 することにより 作 業 可 能 時 間 および 硬 化 時 間 を 約 2.5 倍 に 延 ばすことができる 縮 合 タイプの 全 品 種 付 加 タイプの 全 品 種 取 り 扱 い 注 意 点 1. 縮 合 タイプと 付 加 タイプとでは 使 用 する 添 加 剤 が 異 なり 併 用 はできません 例 えは 付 加 タイ プに 縮 合 タイプの 添 加 剤 を 誤 って 添 加 した 場 合 には 硬 化 阻 害 を 起 こします 2. 硬 化 促 進 剤 硬 化 遅 延 剤 は 必 ず 指 定 の 硬 化 剤 を 標 準 量 添 加 した 上 で 併 用 してください 硬 化 剤 を 加 えず 硬 化 促 進 剤 や 硬 化 遅 延 剤 のみを 添 加 しても 硬 化 しません 3. 微 量 の 添 加 量 で 大 幅 な 効 果 が 得 られます 計 量 は 正 確 に 行 ってください 硬 化 促 進 剤 を 過 剰 に 添 加 した 場 合 混 合 途 中 で 硬 化 してしまうことがあります 逆 に 硬 化 遅 延 剤 を 過 剰 に 添 加 した 場 合 硬 化 が 極 端 に 遅 くなり 数 日 たっても 完 全 に 硬 化 しないということになります 希 釈 剤 RTV-シンナー 作 業 条 件 などの 点 から 硬 化 後 の 物 性 を 大 きく 下 げないでRTVシリコーンゴ ムの 粘 度 のみを 下 げたい 場 合 には 希 釈 剤 としてRTV-シンナーをお 使 いくだ さい 例 えはRTV-シンナーを10% 加 えることにより 粘 度 を 約 半 分 にすること ができます(RTV-シンナーはシリコーンであり 揮 発 成 分 を 含 みません) ただし 希 釈 剤 を 入 れすぎると 物 性 に 悪 影 響 を 与 えますので 使 用 量 につい ては 図 -4を 参 照 してください なお 物 性 低 下 の 点 から10% 以 内 の 添 加 を おすすめします 希 釈 剤 による 諸 特 性 変 化 図 -4 RTV-シンナー 添 加 量 と 諸 物 性 の 関 係 +50 変 化 率 (%) 0-50 硬 化 時 間 伸 び 硬 さ 引 張 り 強 さ 主 剤 の 粘 度 作 業 可 能 時 間 ( 硬 化 時 間 ) 硬 さ 引 張 強 さ 伸 び 低 下 ( 影 響 大 ) 延 長 ( 影 響 小 ) 低 下 ( 影 響 大 ) 増 大 ( 影 響 小 ) +100 粘 度 10 20 30 50 RTVシンナー 添 加 量 (%)
接 着 について 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムは 離 型 性 に 優 れているため ほとんどの 材 質 に 接 着 しません このためRTVシリコーンゴムを 型 枠 バックア ップ 材 などに 接 着 させるには 相 手 の 材 質 表 面 にプライマーを 前 処 理 する 必 要 があります プライマーは 液 状 ですのでハケ 塗 りができま す ただし 縮 合 タイプと 付 加 タイプでは 使 用 するプライマーが 異 なりますので 注 意 してください ( 表 -5 参 照 ) また 硬 化 したシリコーンゴム 母 型 に 他 の 材 質 の 部 材 を 接 着 させたい 場 合 や 硬 化 したシリコーンゴム 同 士 を 接 着 させたい 場 合 あるいは 一 部 裂 けてしまったゴムを 補 修 接 着 したい 場 合 には 表 -6に 示 すシリコーンゴム 接 着 剤 を 使 用 してください 使 用 方 法 ハケでプライマーを 塗 る 型 取 り 材 料 を 流 し 込 む 型 枠 を 外 す 約 30 分 間 風 乾 後 型 枠 にセット 表 -5 二 液 型 RTVシリコーンゴム 用 プライマー プライマー 名 プライマーNO.4 プライマーS プライマーT 外 観 無 色 透 明 無 色 透 明 無 色 透 明 比 重 25 粘 度 25 mm 2 /s 適 用 RTVシリコーンゴム 接 着 材 質 0.78 0.84 0.86 0.6 15 10 付 加 タイプ 縮 合 タイプ 縮 合 タイプ 金 属 およびプラスチック 金 属 類 プラスチック 表 -6 代 表 的 なシリコーン 接 着 剤 製 品 名 特 長 KE-42 KE-45 縮 合 タイプの 一 液 型 接 着 剤 チューブから 押 し 出 すだけでそのまま 使 用 できる 表 面 から 内 部 に 硬 化 が 進 行 するタイプで 内 部 の 硬 化 には 時 間 を 要 する KE-66 KE-67 KE-68 KE-1800-TA/TB 縮 合 タイプの 二 液 型 接 着 剤 硬 化 材 CAT-RCを2% 添 加 することにより24 時 間 以 内 で 硬 化 する KE-66は 低 粘 度 KE-67は 中 粘 度 KE-68は 流 れ ないペースト 状 KE-1310ST KE-1600などの 付 加 タイプ 専 用 接 着 剤 KE-1800-TA/TBは =1:1 混 合 の タイプの 接 着 剤 室 温 で24 時 間 以 内 150 で 約 10 分 で 硬 化 する
硬 化 機 構 付 加 タイプの 硬 化 阻 害 (1) 硬 化 阻 害 とは 付 加 反 応 タイプのRTVシリコーンゴムは ある 種 の 物 質 を 含 む 原 型 や 型 枠 との 接 触 面 が 硬 化 しなかったり ある 種 の 物 質 が 混 入 すると 全 面 的 に 硬 化 しないという 現 象 を 起 こすことがあります これは 硬 化 阻 害 物 質 がRTVシリコーンゴムの 触 媒 機 能 を 妨 げるからです (2) 硬 化 阻 害 物 質 について 硬 化 阻 害 物 質 としては 硫 黄 リン 窒 素 化 合 物 水 および 機 金 属 塩 などを 含 む 物 質 があげられます 硬 化 阻 害 物 質 の 具 体 例 機 ゴム( 天 然 ゴム クロロプレンゴム ニトリルゴム EPDMなどの 合 成 ゴム) 軟 質 塩 ビ 樹 脂 アミン 硬 化 系 エポキシ 樹 脂 ウレタン 樹 脂 のイソシアネート 類 ゴム 粘 土 油 粘 土 縮 合 タイプのRTVシリコーンゴム (KE-42 KE-45 KE-66 KE-12 KE-17 KE-12など) 一 部 のビニールテープ 粘 着 材 接 着 剤 塗 料 (ポリエステル 系 塗 料 など) ワックス 類 ハンダフラックス 松 ヤニ (3) 予 備 硬 化 チェックと 対 策 硬 化 阻 害 の 恐 れがある 場 合 は 少 量 のRTVシリコーンゴムを 原 型 に 塗 布 し 予 備 硬 化 チェックを 行 ってください また 混 合 容 器 機 器 類 な どは 溶 剤 でよく 洗 浄 し 乾 燥 させてから 使 用 してください 確 実 に 硬 化 阻 害 が 発 生 する 場 合 は 原 型 をアクリル 塗 料 で 塗 布 処 理 したり バリヤーコートNO.6を 塗 布 することにより 防 止 できる 場 合 があります それでも 防 止 できない 場 合 は 硬 化 阻 害 のない 縮 合 タイプのRTVシリコーンゴムを 使 用 してください バリヤーコートNO.6 バリヤーコートNO.6は 低 粘 度 の 液 体 ですから ハケ 塗 りおよびスプレー 塗 布 ができます 原 型 に 塗 布 することにより 硬 化 阻 害 現 象 を 防 いだり RTVシリコーンゴム 相 互 の 接 着 を 防 止 することができます ただしバリヤーコートNO.6は 接 着 性 がありませんので 接 着 用 プライ マーとしては 使 用 できません バリヤーコートNO.6の 性 状 外 観 比 重 25 粘 度 25 Pa s 成 分 無 色 透 明 液 体 0.82 0.5 アクリル 樹 脂 :10% + トルエン:90%=100% 増 粘 材 X-93-702 X-93-702は 付 加 タイプ 縮 合 タイプの 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムを 増 粘 させ 流 れなくすることが 出 来 ます 擬 岩 擬 木 などの 型 取 り スキンモールド 法 など 作 業 条 件 により 増 粘 が 必 要 な 場 合 に 主 剤 100 部 に 対 して0.5 部 加 えて 下 さい 使 用 可 能 な 型 取 り 用 RTVシリコーンゴム 付 加 タイプ :KE-1300T KE-1310ST KE-1314-2 縮 合 タイプ :KE-1414 KE-1415 KE-1416 KE-1417 X-93-702の 性 状 外 観 比 重 25 粘 度 25 mm 2 /s 無 色 透 明 液 体 1.05 270 20
良 好 な 型 取 りができない 場 合 の 原 因 と 対 策 トラブル 原 因 対 策 (1) 硬 化 剤 添 加 量 の 過 不 足 (2) 硬 化 剤 の 不 適 (3) 混 合 不 良 規 定 量 を 添 加 する 正 規 の 硬 化 剤 を 使 用 する 十 分 に 混 合 する RTVシリコーンゴムが 硬 化 しない (4) 付 加 タイプの 硬 化 阻 害 (イ) 原 型 との 接 触 表 面 のみ (ロ) 全 面 的 に 硬 化 しない (イ)バリヤーコートNO.6などで 原 型 表 面 を 処 理 する (ロ) 混 合 ベラ 容 器 を 専 用 にする 硬 化 阻 害 物 質 が 入 らない 環 境 で 作 業 する (5) 室 温 が 低 すぎる (6) 保 存 期 間 が 長 過 ぎロットが 古 い (7) 保 管 状 態 が 悪 く 経 時 変 化 した 室 温 を20~30 に 上 げる 長 期 在 庫 をしない 開 封 後 はできるだけ 早 めに 使 用 する 高 温 高 湿 直 射 日 光 を 避 け 冷 暗 所 に 保 管 する (1)ゴム 型 の 養 生 不 足 完 全 硬 化 してから 樹 脂 を 注 入 する ゴム 型 を 加 熱 ア フターキュアする(50 1~4h) 型 取 り 回 数 が 伸 びない (2) 注 入 樹 脂 とRTVシリコーンゴムの 不 適 (3) 樹 脂 の 混 合 不 足 配 合 比 の 不 適 ( 異 常 発 熱 など) 最 適 なRTVシリコーンゴムに 変 更 する 樹 脂 側 の 原 因 を 除 去 する (4)シリコーンゴム 型 の 使 用 サイクルが 激 しすぎる シリコーンゴム 型 を 休 ませながら 使 用 すると 耐 久 性 が 向 上 する (5)バリヤーコート 剤 の 不 適 バリヤーコート 剤 を 再 度 検 討 する 原 型 にRTVシリコーン ゴムが 接 着 した 原 型 素 材 がガラス 陶 器 石 材 の 場 合 は 接 着 する 可 能 性 がある 石 けん 水 中 性 洗 剤 水 溶 液 バリヤーコートNO.6で 表 面 処 理 する ゴム 型 に 気 泡 が 残 る (1) 脱 泡 不 完 全 (2) 木 型 原 型 から 気 泡 発 生 完 全 に 脱 泡 する 真 空 脱 泡 装 置 を 使 う 木 型 原 型 に 目 どめ 処 理 を 行 う ゴム 型 の 変 形 (3) 原 型 表 面 の 結 露 (1)ゴム 型 の 養 生 不 足 (2) 保 存 状 態 の 不 適 正 原 型 を 乾 燥 させる RTVシリコーンゴム 硬 化 後 養 生 を 完 全 にする 原 型 を 再 セットして 保 存 する 21
荷 姿 品 名 1kg 10kg 20kg 消 防 法 による 危 険 物 分 類 KE-12 第 四 類 第 三 石 油 類 KE-14 第 四 類 第 四 石 油 類 KE-17 KE-24 縮 合 KE-26 X-32-2256 タ X-32-2100-T イ プ KE-1414 KE-1415 KE-1416 KE-1417 X-32-2428-4 KE-1300T 指 定 可 燃 物 合 成 樹 脂 類 KE-1310ST 指 定 可 燃 物 合 成 樹 脂 類 付 加 タ イ KE-1310T KE-1314-2 KE-1316 KE-1600 指 定 可 燃 物 合 成 樹 脂 類 指 定 可 燃 物 合 成 樹 脂 類 プ KE-1603-A/B (18kg) KE-1606 (18kg) KE-1222-A/B (30kg) 指 定 可 燃 物 合 成 樹 脂 類 KE-1241 KE-1308 22
保 管 取 り 扱 い 上 の 注 意 事 項 保 管 取 扱 い 上 の 注 意 1. 直 射 日 光 を 避 け 湿 気 の 少 ない 涼 しい 場 所 (1 ~30 )に 保 存 してください なお 長 期 間 の 保 管 は 充 填 剤 の 沈 降 凝 集 等 によ り 使 用 できなくなりますので 購 入 後 は 早 めに 使 い 切 るようにし てください 使 用 後 保 管 する 場 合 は 必 ず 密 栓 してください な お 一 部 の 製 品 につきましては 1 ~25 や 10 以 下 での 保 管 が 必 要 ですので ラベル 記 述 に 基 づいて 保 管 してください 2. 型 取 り 用 RTVシリコーンゴムの 主 剤 は 充 填 剤 を 含 んでいますが この 充 填 剤 が 沈 降 して 容 器 の 底 にたまる 場 合 がありますので ご 使 用 前 にはヘラなどを 用 いて 十 分 混 合 し 均 一 に 分 散 させてくだ さい また 必 要 に 応 じ 混 合 撹 拌 脱 泡 を 十 分 に 行 ってくださ い 作 業 が 不 十 分 ですとゴムの 特 性 を 損 なうことがあります 3. 正 規 の 硬 化 剤 以 外 のものを 使 用 すると 硬 化 不 良 や 硬 化 しても 収 縮 が 大 きくなったりする 原 因 となりますので 異 なる 硬 化 剤 を 使 用 する 場 合 は 必 ず 当 社 にお 問 い 合 わせください 4. 付 加 反 応 型 RTVシリコーンゴムは 硬 化 阻 害 物 質 ( 例 えば 硫 黄 リン 窒 素 化 合 物 水 機 金 属 塩 など)が 混 入 または 接 触 する と 硬 化 不 良 を 起 こすことがありますのでご 注 意 ください 5. 被 着 面 のゴミ 汚 れ 水 分 油 分 をきれいに 取 り 除 いてください 6. 材 質 に 適 したプライマーをご 使 用 ください 安 全 衛 生 上 の 注 意 事 項 1. 使 用 時 は 安 全 眼 鏡 及 びビニール 手 袋 など 保 護 具 を 着 用 してく ださい 皮 膚 に 付 着 した 場 合 は 乾 いた 布 などでよく 拭 き 取 った 後 石 けん 水 を 用 いて 十 分 に 洗 浄 してください 2. 未 硬 化 状 態 のRTVシリコーンゴムは 皮 膚 粘 膜 を 刺 激 する 可 能 性 がありますので 目 に 入 れたり 長 時 間 皮 膚 に 付 着 させたまま にしないでください 誤 って 目 に 入 れた 場 合 には 直 ちに 流 水 で 15 分 以 上 洗 い 流 した 後 医 師 の 診 断 を 受 けてください コンタ クトレンズ 着 用 者 は 未 硬 化 状 態 のRTVシリコーンゴムを 誤 って 目 に 入 れた 場 合 コンタクトレンズが 目 に 固 着 することがありま すので 十 分 注 意 してください 3. 取 り 扱 いの 際 には 換 気 を 十 分 に 行 い 蒸 気 の 吸 入 を 避 けてくだ さい 蒸 気 の 吸 入 の 恐 れがあり 換 気 の 悪 い 場 所 での 使 用 は 避 けてください もし 蒸 気 を 吸 入 して 気 分 が 悪 くなったときは 直 ちに 新 鮮 な 空 気 の 場 所 に 移 動 してください 蒸 気 成 分 は プライ マー 等 の 含 溶 剤 や 縮 合 硬 化 系 によるガス( 主 としてアルコー ル)となります 必 要 に 応 じ 防 毒 マスクを 着 用 下 さい 4. 子 供 の 手 の 届 かない 所 に 保 管 してください 5. 使 用 前 に 製 品 安 全 データシート(MSDS)をお 読 みください MSDSは 担 当 営 業 部 署 までご 依 頼 ください 7.RTVシリコーンゴムは 主 に 消 防 法 の 第 四 類 危 険 物 または 指 定 可 燃 物 ( 可 燃 性 固 体 類 および 合 成 樹 脂 類 )に 該 当 しますので 法 に 従 った 表 示 など 保 管 上 の 注 意 が 必 要 となります (ただし 該 当 プライマーは その 溶 剤 の 種 類 により 異 なりますので 別 途 ご 確 認 願 います ) 23
型 取 り 用 シリコーンゴムについてのお 問 い 合 わせは 本 社 シリコーン 事 業 本 部 100-0004 東 京 都 千 代 田 区 大 手 町 2-6-1 営 業 第 四 部 大 阪 支 店 名 古 屋 支 店 福 岡 支 店 550-0002 大 阪 市 西 区 江 戸 堀 1-11-4 損 保 ジャパン 日 本 興 亜 肥 後 橋 ビル 450-0002 名 古 屋 市 中 村 区 名 駅 4-5-28 桜 通 豊 田 ビル 810-0001 福 岡 市 中 央 区 天 神 1-12-20 日 之 出 天 神 ビル (03)3246-5152 (06)6444-8226 (052)581-6515 (092)781-0915 ご 用 命 は 当 カタログのデータは 規 格 値 ではありません また 記 載 内 容 は 仕 様 変 更 などのため 断 りなく 変 更 す ることがあります ご 使 用 に 際 しては 必 ず 貴 社 にて 事 前 にテストを 行 い 使 用 目 的 に 適 合 するかどうかご 確 認 ください なお ここで 紹 介 する 用 途 や 使 用 方 法 などは いか なる 特 許 に 対 しても 抵 触 しないことを 保 証 するもの ではありません 当 社 シリコーン 製 品 は 一 般 工 業 用 途 向 けに 開 発 されたものです 医 療 用 その 他 特 殊 な 用 途 へのご 使 用 に 際 しては 貴 社 にて 事 前 にテストを 行 い 当 該 用 途 に 使 用 することの 安 全 性 をご 確 認 のうえご 使 用 ください なお 医 療 用 インプラント 用 には 絶 対 に 使 用 しないでください このカタログに 記 載 されているシリコーン 製 品 の 輸 出 入 に 関 する 法 的 責 任 は 全 てお 客 様 にあります 各 国 の 輸 出 入 に 関 する 規 定 を 事 前 に 調 査 される ことをお 勧 め 致 します 本 資 料 を 転 載 されるときは 当 社 シリコーン 事 業 本 部 の 承 認 を 必 要 とします http://www.silicone.jp/ C Shin-Etsu 2002.12/2015.2 14 H.O. Web in Japan.