目 次 Ⅰ. 中 期 目 標 の 達 成 状 況 1 教 育 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 1 2 研 究 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 12 3 社 会 との 連 携 国 際 交 流 等 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 14 Ⅱ. 改 善 を 要 する 点 につい

平 成 20 21 年 度 中 期 目 標 の 達 成 状 況 報 告 書 平 成 22 年 6 月 北 海 道 大 学

目 次 Ⅰ. 中 期 目 標 の 達 成 状 況 1 教 育 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 1 2 研 究 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 12 3 社 会 との 連 携 国 際 交 流 等 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 14 Ⅱ. 改 善 を 要 する 点 についての 改 善 状 況 16

Ⅰ. 中 期 目 標 の 達 成 状 況 北 海 道 大 学 1 教 育 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 中 項 目 1 教 育 の 成 果 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 北 海 道 大 学 における 教 育 は,その 基 本 理 念 に 基 づき, 高 い 倫 理 性 を 持 って 未 踏 の 領 域 を 開 拓 し, 変 化 する 社 会 に 柔 軟 に 対 応 し, 実 社 会 に 専 門 的 能 力 を 生 かし, 世 界 の 第 一 線 で 活 躍 できる 人 材 の 育 成 を 目 標 とする この 目 標 を 達 成 するに 当 たり, 研 究 主 導 型 大 学 である 北 海 道 大 学 に は, 何 よりもまず 国 際 的 競 争 に 耐 えうる 高 い 水 準 の 大 学 院 課 程 が 求 められるが, 同 時 に, 北 海 道 における 唯 一 の 国 立 総 合 大 学 としてのユニークな 地 位 と 教 育 的 伝 統 を 持 つ 優 れた 学 士 課 程 を, 今 後 とも 維 持 し 発 展 させていかなければならない そのために, 学 士 課 程 と 大 学 院 課 程 に おける 各 々の 教 育 の 特 質 と 目 標 を 明 らかにし, 充 実 した 教 育 課 程 の 展 開 と 不 断 の 改 善 を 目 指 す (ⅰ) 学 士 課 程 学 士 課 程 においては, 市 民 としての 自 覚 を 持 って 社 会 に 参 加 すること, 専 門 の 基 礎 となる 学 問 やコミュニケーションの 方 法 を 身 に 付 けること, 特 定 の 専 門 分 野 を 広 い 視 野 のもとに 学 ぶこ と,を 目 指 した 教 育 を 通 じて, 国 際 的 に 通 用 する 高 度 な 学 問 的 素 養 を 持 ち, 健 全 な 市 民 として 的 確 な 判 断 力 とリーダーシップを 発 揮 できる 人 材 を 育 成 するとともに, 専 門 職 業 人 として 指 導 的 立 場 に 立 ちうる 人 材 の 育 成 を 目 指 す 小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 北 海 道 大 学 における 教 育 は,その 基 本 理 念 に 基 づき, 高 い 倫 理 性 を 持 って 未 踏 の 領 域 を 開 拓 し, 変 化 する 社 会 に 柔 軟 に 対 応 し, 実 社 会 に 専 門 的 能 力 を 生 かし, 世 界 の 第 一 線 で 活 躍 できる 人 材 の 育 成 を 目 標 とする この 目 標 を 達 成 するに 当 たり, 研 究 主 導 型 大 学 である 北 海 道 大 学 に は, 何 よりもまず 国 際 的 競 争 に 耐 えうる 高 い 水 準 の 大 学 院 課 程 が 求 められるが, 同 時 に, 北 海 道 における 唯 一 の 国 立 総 合 大 学 としてのユニークな 地 位 と 教 育 的 伝 統 を 持 つ 優 れた 学 士 課 程 を, 今 後 とも 維 持 し 発 展 させていかなければならない そのために, 学 士 課 程 と 大 学 院 課 程 に おける 各 々の 教 育 の 特 質 と 目 標 を 明 らかにし, 充 実 した 教 育 課 程 の 展 開 と 不 断 の 改 善 を 目 指 す (ⅱ) 大 学 院 課 程 大 学 院 課 程 においては, 研 究 主 導 型 大 学 として 世 界 的 水 準 の 研 究 を 担 うことのできる 卓 越 し 1

た 研 究 者 を 育 成 するとともに, 基 幹 大 学 として 社 会 に 貢 献 しうる 高 度 専 門 職 業 人 の 育 成 を 目 指 す 修 士 課 程 においては, 専 攻 分 野 における 高 度 の 知 識 や 学 芸 を 身 に 付 けさせ, 研 究 に 参 画 す る 基 盤 的 能 力 を 持 った 人 材 を 育 成 するとともに, 社 会 に 必 要 とされる 高 度 な 専 門 的 能 力 を 身 に 付 けさせ, 国 際 的 にも 活 躍 できる 高 度 専 門 職 業 人 を 育 成 することを 目 標 とする 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 北 海 道 大 学 における 教 育 は,その 基 本 理 念 に 基 づき, 高 い 倫 理 性 を 持 って 未 踏 の 領 域 を 開 拓 し, 変 化 する 社 会 に 柔 軟 に 対 応 し, 実 社 会 に 専 門 的 能 力 を 生 かし, 世 界 の 第 一 線 で 活 躍 できる 人 材 の 育 成 を 目 標 とする この 目 標 を 達 成 するに 当 たり, 研 究 主 導 型 大 学 である 北 海 道 大 学 に は, 何 よりもまず 国 際 的 競 争 に 耐 えうる 高 い 水 準 の 大 学 院 課 程 が 求 められるが, 同 時 に, 北 海 道 における 唯 一 の 国 立 総 合 大 学 としてのユニークな 地 位 と 教 育 的 伝 統 を 持 つ 優 れた 学 士 課 程 を, 今 後 とも 維 持 し 発 展 させていかなければならない そのために, 学 士 課 程 と 大 学 院 課 程 に おける 各 々の 教 育 の 特 質 と 目 標 を 明 らかにし, 充 実 した 教 育 課 程 の 展 開 と 不 断 の 改 善 を 目 指 す (ⅱ) 大 学 院 課 程 大 学 院 課 程 においては, 研 究 主 導 型 大 学 として 世 界 的 水 準 の 研 究 を 担 うことのできる 卓 越 し た 研 究 者 を 育 成 するとともに, 基 幹 大 学 として 社 会 に 貢 献 しうる 高 度 専 門 職 業 人 の 育 成 を 目 指 す 博 士 ( 後 期 ) 課 程 においては, 専 攻 分 野 における 高 度 で,かつ 最 先 端 の 知 識 や 学 芸 を 身 に 付 けさせ, 独 立 して 研 究 を 展 開 し, 世 界 的 水 準 の 研 究 を 担 うことができる 人 材 を 育 成 すると ともに, 専 門 的 職 業 能 力 の 一 層 の 高 度 化 を 目 標 とする 2

中 項 目 2 教 育 内 容 等 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 1アドミッション ポリシーに 関 する 基 本 方 針 北 海 道 大 学 は, 毎 年 すべての 都 道 府 県 から 入 学 者 を 受 け 入 れている 全 国 型 の 大 学 である こ のことが, 異 なる 地 域 的 文 化 的 背 景 を 持 つ 者 同 士 の 切 磋 琢 磨 を 可 能 にし, 望 ましい 教 育 的 環 境 を 作 り 出 している 本 学 は, 創 立 以 来 のこの 伝 統 を 今 後 とも 維 持 し 発 展 させ, 全 国 各 地 のみ ならず, 広 く 世 界 に 人 材 を 求 める 下 記 以 外 の 計 画 1-3 計 画 1-4 1アドミッション ポリシーに 応 じ た 入 学 者 選 抜 を 実 現 するための 具 体 的 方 策 (ⅰ) 学 士 課 程 高 等 学 校 及 び 入 学 志 望 者 への 説 明 会 模 擬 講 義 等 を 通 じた 情 報 提 供,インターネットを 利 用 した 入 試 相 談, 学 生 の 参 加 によるキャン パス ツアー 及 び 教 育 支 援 等, 高 大 連 携 の 拡 充 を 図 るとともに, 入 試 広 報 関 係 の 一 層 の 整 備 を 行 う 1アドミッション ポリシーに 応 じ た 入 学 者 選 抜 を 実 現 するための 具 体 的 方 策 (ⅲ) 留 学 生, 社 会 人 学 生 留 学 生 について, 上 記 方 策 のほ か, 後 記 3の(1)の3の 留 学 生 交 流 その 他 諸 外 国 の 大 学 等 との 教 育 研 究 上 の 交 流 に 関 する 具 体 的 方 策 に 掲 げるところにより, 受 入 の 拡 大 に 努 める 入 試 広 報 戦 略 に 基 づき, 入 学 志 願 者 への 説 明 会 や 入 試 相 談 等 の 情 報 提 供 の 他, 以 下 の 活 動 等 を 行 った 1 私 費 外 国 人 留 学 生 向 けに 英 語 版 募 集 要 項 をホームページに 掲 載 した 2 北 大 進 学 相 談 会 を, 平 成 20 年 度 は 東 京 ( 参 加 者 617 名 ), 大 阪 ( 同 372 名 )で, 平 成 21 年 度 は 東 京 ( 同 737 名 ), 大 阪 ( 同 373 名 )に 加 え, 名 古 屋 ( 同 258 名 )で 開 催 した 模 擬 講 義, 留 学 相 談, 開 催 地 区 出 身 在 学 生 相 談 などプログラムの 工 夫 とともに 広 報 活 動 を 活 発 に 行 った 結 果, 平 成 19 年 度 ( 合 計 516 名 )と 比 較 して 参 加 者 数 が 大 幅 に 増 加 した アンケ ート 調 査 では9 割 以 上 の 参 加 者 が 満 足 している 3 オープンキャンパスを8 月 上 旬 に 札 幌 及 び 函 館 キャンパスで 開 催 し, 自 由 参 加 プログラ ム と 高 校 生 限 定 プログラム( 実 験 及 び 実 習 ) を 実 施 した 開 催 曜 日 や 情 報 発 信 の 工 夫 等 により 参 加 者 数 は, 平 成 20 年 度 約 8,000 名, 平 成 21 年 度 約 9,000 名 となり, 平 成 19 年 度 ( 約 6,600 名 )と 比 較 して 大 幅 に 増 加 した 留 学 生 の 受 入 数 は, 平 成 20 年 度 1,002 名, 平 成 21 年 度 1,193 名 となり, 平 成 19 年 度 (887 名 )と 比 べ 格 段 に 増 加 した これは, 北 京 オフィスが 中 国 各 地 で 広 報 活 動 を 行 うとともに,8 ヵ 国 の 留 学 フェアに 参 加 し, 本 学 を 広 く 紹 介 したことなどによる 成 果 である また, 優 秀 な 私 費 外 国 人 留 学 生 を 受 け 入 れる 目 的 で, 平 成 20~21 年 度 に 北 海 道 大 学 総 長 奨 励 金 を9 名, 私 費 外 国 人 留 学 生 特 待 制 度 により 特 待 プログラム 奨 学 金 を 35 名, 外 国 政 府 派 遣 留 学 生 奨 学 金 を 56 名 に 給 付 し, 経 済 的 支 援 を 行 った 海 外 での 広 報 活 動 としては,6ヵ 国 の 留 学 フェアに 参 加 し, 北 京 オフィスを 拠 点 とし, 中 国 各 地 で 本 学 の 紹 介 を 行 った さらに, 平 成 20 年 度 には 留 学 生 学 生 生 活 実 態 調 査 を 実 施 し, 調 査 結 果 を 踏 まえた 改 善 を 図 った 平 成 21 年 度 も 調 査 項 目 を 厳 選 して 実 施 し, 留 学 生 の 生 活 環 境 の 整 備 等 に 努 めている 3

小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 1アドミッション ポリシーに 関 する 基 本 方 針 北 海 道 大 学 の 教 育 目 標 に 基 づいた 人 材 育 成 を 行 うため, 学 士 課 程 教 育 を 受 けるにふさわしい 学 力 を 備 えるとともに, 向 学 心 創 造 力 倫 理 性 に 富 み, 論 理 的 思 考 力 とリーダーシップを 持 つ 学 生 を 受 け 入 れることを 目 指 し, 諸 種 の 資 質 と 能 力 をはかる 多 様 な 選 抜 制 度 を 通 じて 入 学 者 を 選 抜 する 下 記 以 外 の 計 画 2-1 1アドミッション ポリシーに 応 じ た 入 学 者 選 抜 を 実 現 するための 具 体 的 方 策 (ⅰ) 学 士 課 程 平 成 18 年 度 入 学 者 から, 平 成 12 年 大 学 審 議 会 答 申, 平 成 11 年 告 示 の 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 に 対 応 す る 入 学 試 験 制 度 改 革 を, 前 期 日 程 試 験, 後 期 日 程 試 験,AO 入 試 そ れぞれの 目 的 の 見 直 しを 通 じて 実 現 する 入 学 後 の 勉 学 のミスマッチの 防 止, 特 色 ある 入 試 形 態 による 他 大 学 との 差 異 化, 共 通 カリキ ュラムによる 初 年 次 教 育 の 充 実 などを 主 な 目 的 として, 平 成 23 年 度 からの 大 くくり の 募 集 形 態 による 入 学 試 験 総 合 入 試 の 導 入 を 平 成 20 年 度 に 決 定 し, 平 成 21 年 7 月 に 公 表 した 平 成 23 年 度 以 降 の 学 生 募 集 概 要 のパンフレットを 20,000 部 作 成 し, 高 等 学 校, 受 験 生 等 に 配 布 した また, 総 合 入 試 の 導 入 に 合 わせて, 各 学 部 の 募 集 人 員 の 見 直 しを 行 い, 医 学 部 でAO 入 試 を 導 入 することを 決 定 し, 平 成 22 年 2 月 に 平 成 23 年 度 AO 入 試 速 報 をホームページで 公 表 した 平 成 24 年 度 入 試 からの 大 学 入 試 センター 試 験 の 受 験 を 要 する 教 科 科 目 について, 文 系 4 学 部 及 び 総 合 入 試 ( 文 系 )における 地 理 歴 史, 公 民 の 選 択 方 法 を, 世 界 史 B, 日 本 史 B, 地 理 B, 倫 理, 政 治 経 済 から2 科 目 選 択 することに 変 更 し,ホームページ 等 で 公 表 し た 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 1アドミッション ポリシーに 関 する 基 本 方 針 大 学 院 課 程 においては, 北 海 道 大 学 及 び 各 研 究 科 の 教 育 目 標 を, 研 究 者 及 び 専 門 職 業 人 とし て,より 高 度 に 達 成 することを 目 指 し,これに 適 した 能 力, 資 質, 適 性, 個 性, 意 欲 を 持 ち, 深 い 進 学 動 機 を 有 する 学 部 卒 業 者, 留 学 生, 社 会 人 を 多 面 的 に 選 抜 する 小 項 目 番 号 小 項 目 4 小 項 目 1アドミッション ポリシーに 関 する 基 本 方 針 各 種 のメディアを 活 用 した 積 極 的 な 広 報 活 動 を 通 じ,これらのアドミッション ポリシーを 入 学 志 望 者 関 係 者 に 公 表 周 知 する 下 記 以 外 の 計 画 4-1 1アドミッション ポリシーに 応 じ た 入 学 者 選 抜 を 実 現 するための 具 留 学 生 へ 積 極 的 に 情 報 提 供 するため, 以 下 のとおりホームページを 充 実 した 1 医 学 部 保 健 学 科 では, 英 語 版 ホームページに 入 試 情 報 を 掲 載 した 4

体 的 方 策 (ⅲ) 留 学 生, 社 会 人 学 生 学 部 大 学 院 とも,アドミッシ ョン ポリシー, 研 究 室 案 内 等 の 外 国 語 版 をホームページ 上 に 掲 載 し, 奨 学 金,ポストドクター 等, 留 学 生 に 有 益 な 情 報 を 積 極 的 に 提 供 する 北 海 道 大 学 2 情 報 科 学 研 究 科 では, 大 学 院 入 試 に 関 する 情 報 について, 英 語 版 の 他 に 韓 国 語 版 及 び 中 国 語 版 を 追 加 した 3 保 健 科 学 院 では, 英 語 版 ホームページを 開 設 した 平 成 22 年 度 入 試 では, 外 国 人 留 学 生 が 自 国 から 出 願 できるよう 受 入 拡 大 を 目 的 に, 外 国 人 留 学 生 向 けの 英 語 版 募 集 要 項 をホームページに 掲 載 するとともに, 入 学 願 書 のインターネット 出 願 及 び 検 定 料 のクレジットカード 決 済 を, 私 費 外 国 人 留 学 生 ( 学 部 ), 教 育 学 院, 歯 学 研 究 科, 工 学 研 究 科, 情 報 科 学 研 究 科 の 入 学 試 験 で 試 行 実 施 した インターネットからの 出 願 者 は 111 名 で,42 名 がクレジットカード 決 済 を 利 用 した 小 項 目 番 号 小 項 目 5 小 項 目 2 教 育 課 程 に 関 する 基 本 方 針 全 学 教 育 においては,コアカリキュラムの 精 神 に 則 り,バランスの 取 れた 教 育 課 程 の 編 成 に 努 める 小 項 目 番 号 小 項 目 6 小 項 目 2 教 育 課 程 に 関 する 基 本 方 針 学 部 教 育 においては, 学 部 専 門 科 目 の 充 実 を 図 るとともに, 教 養 科 目 及 び 基 礎 科 目 との 接 続 を 深 め, 体 系 的 な 学 部 一 貫 教 育 の 実 施 に 努 める 小 項 目 番 号 小 項 目 7 小 項 目 2 教 育 課 程 に 関 する 基 本 方 針 大 学 院 教 育 においては, 広 い 視 野 を 持 った, 世 界 水 準 の 研 究 能 力 を 養 成 するため, 共 通 授 業 等 により 研 究 科 の 枠 を 越 えた 教 育 研 究 面 での 連 携 を 図 ることを 含 め, 指 導 体 制 の 一 層 の 充 実 に 努 める 併 せて, 高 度 専 門 職 業 人 育 成 のための 教 育 課 程 の 充 実 にも 努 める 小 項 目 番 号 小 項 目 8 小 項 目 3 教 育 方 法 に 関 する 基 本 方 針 各 学 部 研 究 科 における 教 育 課 程 やそれぞれの 授 業 の 特 性 に 適 合 した 授 業 形 態 及 び 学 習 指 導 方 法 等 を 実 施 することを 基 本 方 針 とする 5

下 記 以 外 の 計 画 8-2 3 授 業 形 態, 学 習 指 導 法 等 に 関 する 具 体 的 方 策 大 学 院 課 程 における 学 位 取 得 率 の 向 上 を 図 るため, 学 位 授 与 基 準 の 見 直 し 及 び 基 準 設 定 の 拡 大 に 努 める 北 海 道 大 学 各 研 究 科 等 においては, 研 究 指 導 の 充 実 や 学 位 取 得 者 の 拡 大 のための 取 組 を 実 施 しており, 平 成 21 年 度 には, 全 学 においても 学 位 審 査 体 制 の 整 備 学 位 取 得 率 の 向 上 を 目 的 に 北 海 道 大 学 における 学 位 授 与 ( 博 士 課 程 )に 関 する 指 針 を 制 定 するとともに 推 奨 される 例 を 示 し,さ らなる 取 組 を 促 した 別 添 資 料 1(P1~3) 各 研 究 科 等 では,これまでの 取 組 に 加 え, 平 成 22 年 度 から 当 該 指 針 及 び 学 位 取 得 状 況 の 分 析 等 に 基 づき 具 体 策 を 策 定 し, 実 施 することとしている 学 生 に 対 しては, 学 位 授 与 基 準 を 広 く 周 知 するため, 平 成 20 年 度 から 同 基 準 を 学 生 便 覧 等 に 掲 載 した 小 項 目 番 号 小 項 目 9 小 項 目 3 教 育 方 法 に 関 する 基 本 方 針 授 業 方 法 の 多 様 化 により 教 育 効 果 の 向 上 を 目 指 し, 授 業 内 容 の 改 善 を 図 るとともに, 特 に 学 生 参 加 少 人 数 体 験 型 授 業 や, 多 様 な 社 会 経 験 実 地 研 修 等 の 機 会 の 拡 充 を 図 る 小 項 目 番 号 小 項 目 10 小 項 目 4 成 績 評 価 に 関 する 基 本 方 針 適 切 な 成 績 評 価 は 教 育 効 果 を 上 げるために 不 可 欠 であるとの 認 識 に 立 ち, 教 員 による 厳 格 か つ 公 正 な 成 績 評 価 を 行 い, 評 価 基 準 と 成 績 分 布 を 適 切 に 公 表 することによって 実 効 的 な 単 位 制 を 確 立 する 6

中 項 目 3 教 育 の 実 施 体 制 等 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 1 職 員 の 配 置 に 関 する 基 本 方 針 北 海 道 大 学 の 教 育 に 関 する 目 標 を 達 成 するために 必 要 な 教 員 組 織 の 整 備 充 実 を 図 るととも に,これを 有 機 的 に 機 能 させるための 教 育 支 援 体 制 を 強 化 する 小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 2 教 育 環 境 の 整 備 に 関 する 基 本 方 針 キャンパスが 学 生 の 学 習 及 び 生 活 の 場 であり, 多 くの 人 々との 触 れあいや 多 様 な 経 験, 学 問 を 通 じて 人 間 性 が 育 まれることに 鑑 み, 本 学 特 有 の 優 れた 自 然 環 境 を 有 効 に 活 用 して,すべて の 学 生 にとって 最 良 の 学 修 環 境 を 整 える 下 記 以 外 の 計 画 2-2 2 教 育 に 必 要 な 設 備, 図 書 館, 情 報 ネットワーク 等 の 活 用 整 備 の 具 体 的 方 策 学 生 の 正 課 授 業 及 び 課 外 の 体 育 活 動 のための 施 設 の 充 実 に 努 め る 学 生 の 正 課 授 業 課 外 の 体 育 活 動 の 充 実 のため, 北 大 フロンティア 基 金 等 を 活 用 し, 以 下 のとおり 整 備 した 1 屋 内 運 動 場 ( 体 育 館 に 隣 接, 人 工 芝 ), 総 合 エントランス 棟 ( 体 育 施 設 の 主 出 入 口,シャ ワー 室 休 憩 スペース),ギャラリー 棟 ( 体 育 施 設 を 繋 ぐ 渡 り 廊 下 )の 新 設 2 第 一 体 育 館 第 二 体 育 館 小 体 育 館 の 大 規 模 改 修, 第 一 体 育 館 内 にトレーニングルーム ミーティングルームの 新 設 3 屋 外 プールの 屋 根 鉄 骨 床 面 の 改 修, 採 暖 装 置 8 基 の 新 設 4 全 天 候 型 テニスコート4 面 の 新 設 5 スポーツトレーニングセンターの 宿 泊 施 設 を 廃 止 し 課 外 活 動 用 部 室 会 議 室 を 新 設 6 屋 外 更 衣 室 ( 野 球 場 Bバックネット 裏 )の 新 設 7 陸 上 ホッケー 場 ハンドボール 場 のグランド 面 整 備 改 修 8 サッカー ラグビー 場, 野 球 場 A Bに 整 備 用 土 砂 各 8トンの 搬 入 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 2 教 育 環 境 の 整 備 に 関 する 基 本 方 針 教 育 施 設 設 備 を 計 画 的 に 整 備 充 実 するとともに, 情 報 基 盤 センターを 中 心 にキャンパス 全 体 の 電 子 情 報 環 境 を 整 備 する また, 附 属 図 書 館 の 教 育 支 援 学 術 情 報 センター 機 能 を 強 化 する 7

下 記 以 外 の 計 画 3-1 計 画 3-5 計 画 3-8 2 教 育 に 必 要 な 設 備, 図 書 館, 情 報 ネットワーク 等 の 活 用 整 備 の 具 体 的 方 策 講 義 室 においては 視 聴 覚 装 置 プレゼンテーション 装 置 等 の 教 育 設 備 の 充 実 に 努 める 5 学 内 共 同 教 育 等 に 関 する 具 体 的 方 策 留 学 生 に 対 して 日 本 語, 日 本 文 化 日 本 事 情 の 教 育 及 び 修 学 生 活 上 の 指 導 助 言 を 行 うとともに, 海 外 留 学 を 希 望 する 学 生 に 対 する 情 報 提 供 や 指 導 助 言 に 努 める 5 学 内 共 同 教 育 等 に 関 する 具 体 的 方 策 学 生 及 び 職 員 の 心 身 の 健 康 管 理 に 関 する 専 門 的 業 務 を 実 施 する 北 海 道 大 学 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 センターでは,E 棟,N 棟 及 びS 講 義 棟 を 以 下 のとおり 整 備 し, 教 育 環 境 の 充 実 を 図 った 1 E 棟 S 講 義 棟 の 講 義 室 の 机 椅 子 を 全 て 更 新 のうえ 空 調 設 備 を 新 設 した また,N 棟 講 義 室 の 換 気 設 備 の 整 備 を 行 った 2 液 晶 プロジェクターは, 大 講 堂 (3 台 ),E 棟 講 義 室 (14 台 ),S 棟 講 義 室 (5 台 )の 更 新 を 行 った 講 義 室 等 において, 必 要 性 の 高 い 液 晶 プロジェクター 等 を 中 心 に 更 新 や 新 設 による 充 実 を 図 り, 講 義 室 の 液 晶 プロジェクター 設 置 率 は 全 学 的 に 98%( 平 成 19 年 度 74%), 演 習 室 等 の 液 晶 プロジェクター 設 置 率 は 全 学 的 に 44%( 平 成 19 年 度 39%)に 増 加 した 各 部 局 等 においても, 講 義 室 の 整 備 を 行 い 教 育 環 境 の 充 実 を 図 った 1 医 学 部 及 び 工 学 部 では,プラズマディスプレイを 新 設 した 2 水 産 学 部 では,パソコン 端 末 を 講 義 室 及 びゼミ 室 に 整 備 した 学 期 途 中 に 入 学 する 留 学 生 に 対 応 するため, 平 成 21 年 度 から 留 学 生 センターの 日 本 語 コース にクォーター 制 を 導 入 した また, 留 学 生 数 の 急 増 に 伴 い, 日 本 語 コースの 受 講 人 数 が 格 段 に 増 加 した( 平 成 19 年 度 1,757 名 平 成 21 年 度 2,546 名 ) 平 成 20 年 度 に 新 たに 設 置 した 留 学 生 サポート デスクにおける 相 談 件 数 は, 平 成 20 年 度 で 1,071 件, 平 成 21 年 度 で 3,979 件 に 達 し, 留 学 生 の 支 援 環 境 を 充 実 させた 留 学 生 サポーター 制 度 を 実 施 し, 平 成 20 年 度 は 268 人, 平 成 21 年 度 は 391 人 の 留 学 生 を 支 援 した 一 方, 北 大 入 学 希 望 者 の 留 学 への 関 心 度 を 高 めるため, 平 成 21 年 度 から, 東 京 大 阪 名 古 屋 の 進 学 相 談 会 に 参 加 し, 留 学 相 談 を 行 い, 進 路 選 択 の 一 助 とした また, 平 成 21 年 度 から TOEFL-iBT のスコア 向 上 を 目 的 として 大 学 が 受 講 費 用 を 一 部 負 担 し,TOEFL-iBT 試 験 対 策 講 座 を 実 施 し,9 人 が 受 講 した 保 健 管 理 センターでは, 以 下 の 取 組 を 行 った 1 カウンセラーを3 名 増 員 し8 名 としたことにより, 利 用 者 数 が 平 成 19 年 度 の 延 べ 1,184 名 から 平 成 21 年 度 の 延 べ 1,981 名 に 増 加 した また, 新 入 生 ガイダンス 等 で 使 用 する, 薬 物 やカルトへの 警 告 等 に 関 するDVDを 学 生 相 談 室 と 協 力 して 作 成 した 2 学 生 の 定 期 健 康 診 断 の 受 診 を 容 易 にするため, 平 成 21 年 度 に 従 来 の1 会 場 から6 会 場 に 増 やした 3 平 成 20 年 度 設 置 の 学 生 の 自 殺 対 策 ワーキンググループ に 同 センター 職 員 が 参 画 し, こ ころとからだの 健 康 調 査 研 究 では 中 心 的 な 役 割 を 担 った 4 平 成 21 年 度 入 学 者 ( 過 年 度 卒 )に 麻 疹 予 防 接 種 を 勧 奨 し, 証 明 書 の 提 出 を 求 めて 麻 疹 予 防 接 種 料 の 助 成 を 行 った 同 センターの 在 り 方 を 検 討 し, 平 成 22 年 度 からメンタルヘルスケア 機 能 を 充 実 させる 等 の 新 体 制 にすることとした また, 同 年 3 月 末 に, 学 生 が 利 用 しやすい 旧 はるにれ 食 堂 の 建 物 へ 移 転 し,リラクゼーションルームの 新 設 など 設 備 を 充 実 した 8

小 項 目 番 号 小 項 目 4 小 項 目 3 教 育 の 質 の 改 善 のためのシステムに 関 する 方 針 個 々の 教 員 による 教 育 活 動 の 評 価 を 充 実 させるとともに, 教 育 貢 献 を 業 績 として 重 視 する また, 各 学 部 研 究 科 等 の 組 織 としての 教 育 活 動 を 評 価 する さらに, 授 業 改 善 を 目 的 とした 適 切 な 研 修 の 推 進 を 図 る 下 記 以 外 の 計 画 4-4 4 教 材, 学 習 指 導 法 等 に 関 する 研 究 開 発 及 びFDに 関 する 具 体 的 方 策 教 育 ワークショップ, 新 任 教 員 研 修 会 等 の 研 修 機 会 を 一 層 充 実 さ せるとともに, 実 施 時 期, 業 務 分 担 など, 参 加 し 易 い 環 境 を 整 備 す る また,ティーチング アシス タントを 担 当 する 大 学 院 学 生 に は,これまでどおり 事 前 に 研 修 を 受 講 させ,その 資 質 の 向 上 に 努 め る 平 成 20 年 11 月 に, 次 世 代 FD 研 究 会 ワークショップを 開 催 した 平 成 21 年 3 月 には, 筑 波 大 学 とFD 活 動 等 に 関 する 大 学 間 協 定 を 締 結 し, 同 年 7 月 には, 共 同 で 国 際 シンポジウム 高 等 教 育 におけるプロフェッショナル ディべロップメント を 開 催 した 新 任 教 員 への 教 育 ワークショップを6 月 11 月 に 開 催 した( 参 加 者 : 平 成 20 年 度 66 名, 平 成 21 年 度 74 名 ) 平 成 21 年 11 月 開 催 では, 同 年 10 月 に 設 立 された 北 海 道 地 区 FD SD 推 進 協 議 会 ( 代 表 幹 事 校 は 北 海 道 大 学 ) 加 盟 校 へ 周 知 を 行 った 結 果,42 名 のうち 13 名 が 他 大 学 から 参 加 した 同 ワークショップの 資 料 は 広 く 活 用 できるよう, 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 セン ターのホームページに 公 開 した 6 研 究 科 等 におけるFDに 関 して, 講 師 派 遣 等 の 支 援 を 行 った 全 学 教 育 科 目 TA 研 修 会 を, 基 礎 知 識 の 講 義 やグループ 学 習 等 を 内 容 として 開 催 した( 参 加 者 : 平 成 20 年 度 194 名, 平 成 21 年 度 220 名 ) 9

中 項 目 4 学 生 への 支 援 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 学 生 の 要 望 等 を 積 極 的 に 受 け 入 れ, 改 善 を 図 りつつ, 入 学 から 卒 業 修 了 まで 快 適 な 大 学 生 活 を 過 ごさせるため, 学 生 の 自 主 活 動 を 支 援 するとともに, 奨 学 金 等 の 経 済 的 支 援 を 強 化 する 小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 社 会 の 高 度 化, 複 雑 化 に 伴 い, 入 学 してくる 学 生 も 多 様 化 していることに 鑑 み, 大 学 として, 心 身 の 健 康, 修 学, 就 職 等, 多 岐 にわたる 相 談 機 能 を 充 実 強 化 する 下 記 以 外 の 計 画 2-2 2 生 活 相 談 就 職 支 援 等 に 関 する 具 体 的 方 策 学 生 相 談 室, 保 健 管 理 センター, クラス 担 任 等 の 学 生 相 談 業 務 の 任 に 当 たる 者 の 連 携 強 化 を 図 る 保 健 管 理 センターと 学 生 相 談 室 の 情 報 共 有 のため, 原 則 週 1 回 の 連 絡 会 を 開 催 した また, 札 幌 キャンパスと 函 館 キャンパスの 学 生 相 談 担 当 職 員 間 でメール 等 による 事 例 研 究 を 行 った 平 成 20,21 年 度 は, 保 健 管 理 センター 職 員 及 び 学 生 相 談 室 員 が 参 加 のもと,クラス 担 任 会 議 を 年 2 回 実 施 したほか,メンタルヘルス 講 演 会 を 開 催 した 同 会 議 のうち1 回 はFDとし, 学 生 支 援 の 知 識 の 習 得 を 図 った 保 健 管 理 センター 職 員, 学 生 相 談 室 員 等 の 構 成 により, 平 成 20 年 度 に 設 置 の 学 生 の 自 殺 対 策 ワーキンググループ では, 平 成 21 年 度 に,クラス 担 任 と 連 携 し 学 部 1 年 次 学 生 に こころ とからだの 健 康 に 関 する 調 査 研 究 を 実 施 したほか, 自 殺 防 止 に 関 する 報 告 書 を 取 りまと めた 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 社 会 にそして 世 界 に 開 かれた 大 学 として, 社 会 人 及 び 留 学 生 の 学 習 環 境 の 整 備 に 努 める 下 記 以 外 の 4 社 会 人 留 学 生 等 に 対 する 配 慮 本 学 留 学 生 を 支 援 する 団 体 と 連 留 学 生 宿 舎 不 足 を 補 うための 対 応 として, 平 成 21 年 度 から, 留 学 生 宿 舎 に 入 居 できなかった 新 規 渡 日 留 学 生 に 対 して,アパート 入 居 までの 滞 在 先 (ホテル)を 提 供 し, 留 学 生 (110 名 )の 計 画 3-2 携 を 図 りつつ, 大 学 としての 留 学 不 安 と 経 済 的 負 担 を 解 消 するとともに,アパートの 連 帯 保 証 手 続 きを 迅 速 化 して 対 応 した 生 の 支 援 に 努 める また, 北 海 道 大 学 外 国 人 留 学 生 後 援 会 と 連 携 し, 北 海 道 大 学 国 際 婦 人 交 流 会 に 留 学 生 向 け 日 本 語 教 材 の 印 刷 費 として 平 成 20 年 度 約 44 万 円, 平 成 21 年 度 約 38 万 円 を 援 助 した さらに, 平 成 20 年 度 には 留 学 生 サポート デスク を 設 置 し, 平 成 20 年 度 1,071 件, 平 10

成 21 年 度 3,979 件 の 相 談 を 受 けるとともに, 平 成 21 年 度 は 新 たな 業 務 として, ニュースレタ ー の 作 成, Book Exchange Week 等 を 実 施 し, 留 学 生 の 視 点 に 立 ったサービスの 拡 大 充 実 に 努 めた 11

2 研 究 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 中 項 目 1 研 究 水 準 及 び 研 究 の 成 果 等 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 北 海 道 大 学 は, 研 究 主 導 型 の 基 幹 総 合 大 学 として,あらゆる 学 問 分 野 で 世 界 的 水 準 の 競 争 に 耐 えうる 研 究 を 展 開 し, 人 文 科 学, 社 会 科 学 及 び 自 然 科 学 それぞれの 既 存 学 問 分 野 において 国 際 的 に 高 く 評 価 される 研 究 成 果 を 示 すとともに, 先 端 的, 学 際 的,また 複 合 的 な 領 域 において, 新 しい 時 代 の 規 範 及 び 新 規 学 問 領 域 創 生 の 萌 芽 となる 研 究 を 開 拓 する 小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 北 海 道 及 び 周 辺 寒 冷 地 の 自 然 環 境, 文 化, 産 業, 生 活 等 に 関 わる 地 域 性 公 共 性 を 重 視 した 研 究 をこれまで 以 上 に 強 化 し, 北 海 道,さらにはアジア, 北 方 圏 地 域 をはじめとする 国 際 社 会 への 貢 献 を 図 る 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 研 究 水 準 及 びその 成 果 について, 適 切 な 検 証 により 不 断 の 向 上 を 図 る 体 制 を 構 築 する 12

中 項 目 2 研 究 実 施 体 制 等 の 整 備 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 学 際 的 複 合 的 な 新 規 学 問 領 域 の 創 生 と 社 会 の 急 激 な 変 化 に 対 応 した 時 代 の 要 請 に 対 する 機 動 的 な 対 応 を 常 に 念 頭 において, 高 度 な 研 究 の 維 持 と 一 層 の 推 進 を 可 能 にする 柔 軟 な 研 究 組 織 及 び 世 界 水 準 の 研 究 環 境, 充 実 した 支 援 基 盤 を 整 備 するとともに, 教 員 の 流 動 化 を 促 進 する 小 項 目 番 号 小 項 目 2 小 項 目 学 際 的 複 合 的 な 新 規 学 問 領 域 の 創 生 と 社 会 の 急 激 な 変 化 に 対 応 した 時 代 の 要 請 に 対 する 機 動 的 な 対 応 を 常 に 念 頭 において, 組 織 としての 研 究 活 動 及 び 個 々の 研 究 者 による 研 究 活 動 を 厳 正 に 評 価 するシステムを 確 立 するとともに,そのシステムを 研 究 の 質 的 向 上 と 改 善 にフィードバ ックしうる 体 制 を 構 築 する 小 項 目 番 号 小 項 目 3 小 項 目 学 際 的 複 合 的 な 新 規 学 問 領 域 の 創 生 と 社 会 の 急 激 な 変 化 に 対 応 した 時 代 の 要 請 に 対 する 機 動 的 な 対 応 を 常 に 念 頭 において, 研 究 活 動 より 生 じた 知 的 財 産 について,これを 適 正 に 管 理 し, 社 会 に 還 元 するシステムを 整 備 する 13

3 社 会 との 連 携 国 際 交 流 等 に 関 する 目 標 の 達 成 状 況 中 項 目 1 社 会 との 連 携, 国 際 交 流 等 に 関 する 目 標 小 項 目 番 号 小 項 目 1 小 項 目 社 会 連 携, 産 学 官 連 携, 国 際 交 流 を 実 施 する 体 制 及 び 環 境 を 整 備 し, 関 連 事 業 を 推 進 するこ とにより, 世 界 水 準 の 研 究 を 促 進 するとともに, 教 育 研 究 成 果 の 産 業 界, 地 域 社 会 及 び 国 際 社 会 への 還 元 を 積 極 的 に 進 める 下 記 以 外 の 計 画 1-13 計 画 1-14 計 画 1-15 3 留 学 生 交 流 その 他 外 国 の 大 学 等 と の 教 育 研 究 上 の 交 流 に 関 する 具 体 的 方 策 国 際 交 流 の 企 画 立 案 にあたる 組 織 を 平 成 16 年 度 から 設 置 し, 国 際 交 流 の 活 性 化 を 図 る 3 留 学 生 交 流 その 他 外 国 の 大 学 等 と の 教 育 研 究 上 の 交 流 に 関 する 具 体 的 方 策 国 際 交 流 の 在 り 方 等 について 海 外 大 学 等 の 有 識 者 による 外 部 評 価 や 意 見 交 換 等 を 実 施 する 3 留 学 生 交 流 その 他 外 国 の 大 学 等 と の 教 育 研 究 上 の 交 流 に 関 する 具 体 的 方 策 大 学 間 の 交 流 協 定 の 増 加 を 図 る 一 方, 現 在 締 結 している 協 定 につ いては 交 流 内 容 及 び 交 流 実 績 によ 持 続 可 能 な 開 発 国 際 戦 略 本 部 が 中 心 となり, 平 成 19 年 度 から 持 続 可 能 な 開 発 領 域 の 研 究 と 教 育 を 強 化 する 事 業 として 開 催 しているサステナビリティ ウィークは, 毎 年 規 模 の 拡 大, 内 容 の 充 実 を 図 っている 平 成 20 年 度 はG8 洞 爺 湖 サミット 及 び 札 幌 で 開 催 された 史 上 初 のG8 大 学 サミットと 関 連 づけて 実 施 した G8 大 学 サミットでは, 総 長 が 実 行 委 員 長 となっ て 本 学 が 運 営 主 体 として 参 画 し, 札 幌 サステナビリティ 宣 言 の 採 択 に 貢 献 した 平 成 21 年 は 持 続 可 能 なグローバル 社 会 に 向 けた 地 球 規 模 課 題 解 決 のための 政 策 提 言 を 目 的 としたオープ ニングシンポジウム 等,33 のシンポジウムや 市 民 向 け 講 座 を 開 催 し, 成 果 を 政 策 提 言 にまとめ て 発 表 する 等 の 事 業 を 展 開 した また, 国 際 化 推 進 を 強 化 するため, 国 際 交 流 室 に 替 わる 企 画 立 案 と 実 施 機 能 を 併 せ 持 つ 新 組 織 の 設 置 の 検 討 を 行 い, 国 際 本 部 ( 仮 称 ) 構 想 をまとめ, 平 成 22 年 度 の 設 置 に 向 けて 準 備 を 開 始 した 平 成 20 年 度 に 開 催 されたG8 大 学 サミットの 機 会 を 利 用 して, 世 界 主 要 大 学 の 学 長 等 と 国 際 競 争 力 を 高 めるための 戦 略 や 広 報 活 動 等 に 関 する 意 見 交 換 を 行 った また, 平 成 21 年 度 に 本 学 の 国 際 交 流 の 在 り 方 について,IAU( 国 際 大 学 協 会 )に 委 託 して 国 際 活 動 外 部 評 価 を 実 施 した IAUから 提 示 された 自 己 評 価 項 目 に 基 づき 本 学 が 自 己 評 価 を 行 い, 自 己 評 価 書 ( 英 文 )を 作 成 した 平 成 22 年 1 月 に 本 学 においての 実 地 調 査 が 行 われ, 最 終 的 な 評 価 報 告 を 同 年 3 月 に 受 けた 報 告 では, 国 際 化 のための 変 革, 推 進 方 法 および 将 来 の 行 動 に 向 けた 提 言 として, 方 針 の 策 定 と 明 確 化, カリキュラムの 再 編 成 等 8 項 目 が 挙 げ られており,これらの 評 価 結 果 を 活 用 して 国 際 化 の 推 進 を 検 討 することとした 大 学 間 交 流 協 定 及 び 部 局 間 交 流 協 定 の 総 数 は, 平 成 19 年 度 末 には 26 ヶ 国 1 地 域 160 校 か ら, 平 成 20 年 度 末 には 34 ヶ 国 1 地 域 181 校, 平 成 21 年 度 末 では 38 ヶ 国 1 地 域 209 校 と なり 着 実 に 増 加 した また, 平 成 20 年 度 に 札 幌 で 開 催 されたG8 大 学 サミットを 契 機 に, 世 界 トップレベルの 大 学 と 交 流 協 定 を 締 結 し, 質 的 な 向 上 が 図 られた 既 存 の 学 生 交 流 覚 書 については, 海 外 傷 害 保 険 への 加 入 義 務 等 を 追 加 するなど 内 容 を 整 備 し たほか, 交 換 学 生 数 の 少 ない 覚 書 は 見 直 しを 行 って, 交 換 学 生 の 人 数 の 増 加 を 図 った 14

計 画 1-17 計 画 1-19 り 見 直 しを 行 い, 国 際 交 流 を 量 的 にも 質 的 にも 向 上 させる 3 留 学 生 交 流 その 他 外 国 の 大 学 等 と の 教 育 研 究 上 の 交 流 に 関 する 具 体 的 方 策 留 学 生 双 方 向 交 流 の 拡 大 に 向 け, 大 学 間 の 学 生 交 流 に 関 する 覚 書 の 増 加 や 単 位 互 換 制 度 の 充 実 に 努 め る 4 教 育 研 究 活 動 に 関 連 した 国 際 貢 献 に 関 する 具 体 的 方 策 国 際 援 助 機 関 等 による 各 種 共 同 研 究, 国 際 共 同 開 発 プロジェクト の 獲 得 実 行 を 支 援 するための 学 内 体 制 を 整 備 する 北 海 道 大 学 中 国 においては 北 京 オフィスが 中 心 となり, 協 定 校 が 少 ない 地 域 の 大 学 を 訪 問 し 協 定 締 結 促 進 を 図 るとともに, 世 界 各 地 で 開 催 される 学 長 会 議 等 の 機 会 を 利 用 して, 協 定 締 結 に 向 けた 情 報 交 換 等 を 行 った 結 果, 新 たに 18 校 との 協 定 締 結 に 結 びついた 大 学 間 学 生 交 流 覚 書 を 締 結 している 大 学 は 平 成 19 年 度 末 で,15 ヵ 国 地 域,42 大 学 等 であ ったが, 平 成 20 年 度 に 開 催 したG8 大 学 サミット 等 を 契 機 に 交 流 を 推 進 し, 平 成 20 年 度 末 で, 21 ヵ 国 地 域,55 大 学 等 となった 平 成 21 年 度 末 には 新 たに 南 米 地 域 の 大 学 を 含 む 26 ヵ 国 地 域,79 大 学 等 となった 単 位 互 換 及 びダブル ディグリー プログラムの 実 施 を 検 討 するため, 教 育 改 革 室 と 国 際 交 流 室 が 共 同 で 国 際 教 育 交 流 推 進 ワーキンググループを 設 置 ( 平 成 20 年 12 月 )し, 単 位 互 換 の 指 針 とダブル ディグリー プログラム 導 入 のための 報 告 書 をまとめ, 単 位 互 換 とダブル ディ グリー 説 明 会 を 実 施 ( 平 成 21 年 6 月 )した さらにEU 駐 日 欧 州 委 員 会 との 共 催 で エラス ムス ムンドゥス 説 明 会 ( 平 成 21 年 10 月 )を 開 催 した また, 平 成 21 年 度 には, 交 換 留 学 に 伴 う 単 位 認 定 状 況 の 調 査 を 行 い, 各 学 部 の 特 性 を 踏 まえた 事 例 集 を 取 りまとめた 平 成 21 年 10 月 からJICAとの 人 事 交 流 により, 国 際 企 画 課 に 国 際 協 力 マネージャーを1 名 配 置 して, 国 際 共 同 開 発 プロジェクト 等 の 支 援 体 制 の 強 化 を 行 った また, 北 海 道 大 学 JI CA 相 談 窓 口 を 開 設 し, 約 20 件 の 相 談 に 対 応 するとともに, 国 際 連 携 協 力 についての 学 内 啓 発, 教 職 員 学 生 への 支 援 を 進 めた 15

Ⅱ. 改 善 を 要 する 点 についての 改 善 状 況 北 海 道 大 学 改 善 を 要 する 点 教 育 大 学 院 課 程 における 学 位 取 得 率 の 向 上 を 図 るため, 学 位 授 与 基 準 の 見 直 し 及 び 基 準 設 定 の 拡 大 に 努 める について, 各 研 究 科 において, 学 位 授 与 基 準 は 設 定 しているものの, 学 位 授 与 基 準 の 見 直 しや 基 準 設 定 の 拡 大 に 関 しては, 体 制 整 備 を 含 め 検 討 段 階 で あり, が 十 分 進 捗 しているとはいえないこと から, 改 善 することが 望 まれる 改 善 状 況 平 成 16~19 年 度 の 評 価 結 果 において 左 記 の 指 摘 があったことを 受 け, 学 位 取 得 率 の 向 上 を 目 的 に, 学 位 授 与 基 準 の 見 直 し 及 び 学 位 審 査 体 制 の 整 備 を 図 るため, 平 成 20 年 度 から 大 学 院 教 育 検 討 ワーキンググループ において, 本 学 の 学 位 授 与 の 指 針 作 成 に 向 けて 検 討 を 開 始 した その 後, 指 針 に 対 する 各 部 局 等 への 意 見 聴 取 等 を 踏 まえ, 平 成 21 年 度 に 北 海 道 大 学 における 学 位 授 与 ( 博 士 課 程 )に 関 する 指 針 を 作 成 するとともに 推 奨 される 取 組 をまとめた 別 添 資 料 1(P1~3) なお, 各 研 究 科 等 では,これまでの 取 組 に 加 え, 平 成 22 年 度 から 当 該 指 針 及 び 学 位 取 得 状 況 の 分 析 等 に 基 づき 具 体 策 を 策 定 し, 実 施 することとしている 16