目 次 1 生 活 再 建 と 生 活 基 盤 3 2 収 入 生 活 費 の 状 況 と 手 持 ちのお 金 の 増 減 4 3 持 家 と 賃 貸 住 宅 のメリット デメリット 5 4 持 家 か 賃 貸 住 宅 課 の 判 断 材 料 6 5 我 が 家 の 復 興 計 画 ライフプラン シ



Similar documents
<4D F736F F F696E74202D CC8DEC90AC82C6838D815B E838C CC8A E707074>

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

PowerPoint プレゼンテーション

ニュースリリース

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

平成16年度

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

スライド 1

Microsoft Word - Łsfi®”YŠ¬™Ê‰Æ.doc

<92508F838F578C A2E786C73>

自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

税制面での支援

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

日 雇 い 等 の 収 入 の 場 合 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分 所 得 額 証 勤 務 先 が 不 特 定 の 日 雇 いをしている 方 前 年 分 確 定 申 告 書 ( 控 ) 前 々 年 1 月 1 日 以 前 から 引 きつづき 前 々 年 分

スライド 1

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>


ニュースリリース

Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

 

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 税制上の特例.pptx

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

主要生活道路について

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

スライド 1

[2] 控 除 限 度 額 繰 越 欠 損 金 を 有 する 法 人 において 欠 損 金 発 生 事 業 年 度 の 翌 事 業 年 度 以 後 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 にあ たっては 平 成 27 年 度 税 制 改 正 により 次 ページ 以 降 で 解 説 する の 特 例 (

< A926B8ED E096BE8E9197BF D8D878E E918BE0816A E786C73>

<4D F736F F D2095BD90AC E ED957D977B8ED28E918A6982C982C282A282C42E646F63>

KYOSAI 号CC2014.indd

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

5

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

公営住宅法施行令の一部を改正する政令―公営住宅法施行令例規整備*

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

<4D F736F F D D488A778CA48B8689C881468DB293A190E690B E682558AFA93C896D88E738D8297EE8ED E646F6378>

PowerPoint プレゼンテーション

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加


世 帯 預 貯 金 総 額 そ 他 資 産 ( 具 体 的 に) 負 債 負 債 総 額 毎 月 返 済 額 備 考 ( 滞 納 猶 予 減 免 有 無 等 ) 資 産 負 債 1 住 宅 ローン 2 公 的 融 資 ( 生 活 福 祉 資 金 以 外 ) 3 消 費 者 ローン カードローン 等

小山市保育所整備計画

不 動 産 所 得 の 赤 字 < 土 地 等 の 取 得 の 負 債 利 子 なら 300 万 500 万 不 動 産 所 得 の 赤 字 300 万 のうち 利 子 分 の500 万 は 通 算 できない = 赤 字 分 の300 万 は 全 額 通 算 できないことになる = 損 益 通 算

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

疑わしい取引の参考事例

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

第7章

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

Taro-iryouhoken

<4D F736F F F696E74202D E9197BF825381A68DC48DB782B591D682A694C5817A938C93FA967B91E5906B8DD082F08F8482E991CE899E82C982C282A282C F82528DB782B591D682A6816A>

遡及処理

<4D F736F F D F93878CA797708F4390B3816A819A95CA8B4C976C8EAE91E682538B4C8DDA97E12E646F6378>

1_2013BS(0414)

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

Microsoft Word - Ⅱ章.doc

<874D F82518B C D3181A >

●幼児教育振興法案

Taro-01 議案概要.jtd

給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

Microsoft Word - h28rifo

<4D F736F F F696E74202D20838C837C815B B F A2E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

Taro12-マニュアル表紙.jtd

< B839395CA8E6496F FC817A FC90B E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

第25回税制調査会 総25-1

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

奨学事業戦略部個人情報ファイル簿

[ 特 別 控 除 の 一 覧 ] 控 除 の 内 容 特 定 扶 養 親 族 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 16 才 以 上 23 才 未 満 の 扶 養 親 族 ) 老 人 扶 養 親 族 配 偶 者 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 70 才 以 上 の


2014_06_04 相続税関係セミナー [互換モード]


4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

Microsoft Word - 目次.doc

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

(Microsoft Word - 20_\216s\211c\217Z\221\356.doc)

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

Microsoft Word - (会社法用) 期_02.計算書類.doc

都市農地の継承に向けた相続2014_本文_13.indd

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

若者の住宅確保の支援制度

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

1 農 地 中 間 管 理 機 構 のねらい (1)24 年 度 から 開 始 した 各 市 町 村 における 人 農 地 プラン ( 地 域 の 農 業 者 の 徹 底 した 話 合 いにより 人 農 地 問 題 の 解 決 方 向 や 地 域 農 業 の 将 来 のあり 方 を 明 確 にしてい

Transcription:

250621 Ver.2 我 が 家 ( 一 人 ひとり)の 復 興 計 画 づくりのすすめ 被 災 者 の 皆 様 のための ライフプラン 策 定 マニュアル 1 生 活 設 計 の 考 え 方 編 岩 手 県 NPO 法 人 日 本 FP 協 会 1

目 次 1 生 活 再 建 と 生 活 基 盤 3 2 収 入 生 活 費 の 状 況 と 手 持 ちのお 金 の 増 減 4 3 持 家 と 賃 貸 住 宅 のメリット デメリット 5 4 持 家 か 賃 貸 住 宅 課 の 判 断 材 料 6 5 我 が 家 の 復 興 計 画 ライフプラン シミュレーションの 作 成 7 2

1 生 活 再 建 と 生 活 基 盤 生 活 再 建 を 図 るには 支 援 金 や 義 援 金 など 手 持 ちのお 金 を 効 果 的 に 活 用 しながら 生 活 の 基 盤 ( 経 済 的 な 基 盤 )である 定 期 収 入 と 住 まい の 確 保 を 図 るとともに 自 分 や 家 族 の 夢 や 希 望 ( 精 神 的 な 基 盤 )の 実 現 に 向 けて 歩 んでいくことが 大 切 です 定 期 収 入 と 住 まい の 選 択 は 相 互 に 影 響 し 一 方 に 重 点 を 置 けば 他 方 が 思 いどおりになら ない 場 合 もあります 住 む 場 所 は そこを 拠 点 として 自 分 や 家 族 が 生 活 を 営 むわけですから その 生 活 が 影 響 を 受 けるほか 生 活 を 営 む 糧 である 仕 事 の 種 類 ( 職 業 職 種 )の 選 択 や 収 入 等 も 影 響 を 受 け ます そのため 仕 事 や 就 業 先 から 住 む 場 所 を 探 す か 住 んでいるところで 仕 事 を 探 す かを 自 分 や 家 族 の 意 向 ( 自 分 に 合 った 仕 事 がしたい 地 元 で 復 興 を 応 援 したい など)のほか 自 分 の 年 齢 や 家 族 家 族 構 成 の 状 況 変 化 雇 用 状 況 手 持 ちのお 金 や 期 待 できる 収 入 等 総 合 的 に 見 て 判 断 するこ とになります 自 分 や 家 族 の 夢 の 実 現 ( 生 きがいや 生 き 方 ) 衣 食 住 定 期 収 入 住 まい 手 持 ちのお 金 ( 義 援 金 支 援 金 保 険 金 など) 仕 事 就 業 先 から 探 す 自 分 に 合 った 仕 事 がしたい もっと 収 入 の 多 い 仕 事 をしたい など 住 居 の 場 所 から 探 す 地 元 で 復 興 を 応 援 したい 家 族 や 親 戚 友 人 のいる 近 くで 暮 らしたい 子 供 の 生 活 環 境 を 考 えたい など 3

2 収 入 生 活 費 の 状 況 と 手 持 ちのお 金 の 増 減 収 入 が 生 活 費 より 多 ければ 貯 蓄 に 回 り 少 なければ 手 持 ちのお 金 の 取 り 崩 しとなります 一 時 的 な 失 業 状 態 はやむをえませんが できるだけ 早 めに 就 業 できるのであればそれにこしたことはありません また 今 の 収 入 や 近 い 将 来 見 込 める 収 入 が 生 活 費 と 見 合 っていれば 当 面 安 心 ですが 年 金 生 活 に 移 った 場 合 公 的 年 金 のみでは 不 足 することが 多 いのも 事 実 です この 不 足 分 を 補 うのが 子 供 の 支 援 を 当 てにしなければ それまでの 蓄 えである 手 持 ちのお 金 なので す このため 収 入 と 生 活 費 が 年 齢 や 家 族 構 成 の 変 化 等 により どのように 変 わっていき その 結 果 で ある 手 持 ちのお 金 ( 資 産 )やローン( 負 債 )がどう 変 化 するか 確 認 することが 実 情 にあった 対 応 をと る( 事 前 準 備 する)には 欠 かせません 人 生 には お 金 がかかる3つのことがあります これは 住 宅 教 育 老 後 の 各 資 金 ( 人 生 の3 大 資 金 )をいい どれもかなりの 費 用 がかかります 一 時 期 の 費 用 の 負 担 を 平 準 化 するため 住 宅 資 金 や 教 育 資 金 は ローンを 利 用 することも 多 いですが 老 後 の 資 金 はローンで 賄 うわけにはいきません 住 宅 を 確 保 する 必 要 な 方 や これから 子 供 の 教 育 費 ( 特 に 大 学 進 学 の 費 用 )がかさむ 方 は 公 的 支 援 も 利 用 し 通 常 の 生 活 資 金 を 勘 案 しながら 対 応 していくことが 必 要 です 余 裕 分 収 入 不 足 分 収 入 生 活 費 ( 含 む 老 後 の 生 活 費 ) 日 常 生 活 費 教 育 費 住 居 費 等 住 宅 教 育 貯 蓄 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 取 崩 し ローン ( 負 債 ) 収 入 の 糧 (かて) 手 持 ちのお 金 など( 資 産 ) 就 業 ( 安 定 的 ) 就 業 ( 臨 時 期 限 付 き) 失 業 中 年 金 収 入 である 程 度 生 活 できる 不 動 産 収 入 等 その 他 の 定 期 収 入 あり 年 金 収 入 のみでは 生 活 できない 不 動 産 収 入 等 その 他 の 定 期 収 入 なし 4

3 持 家 と 賃 貸 住 宅 のメリット デメリット 住 宅 は 持 ち 家 にするか 賃 貸 住 宅 にするかの 選 択 やその 費 用 の 多 寡 どこに 住 むかによって 生 活 設 計 が 大 きく 変 化 することから 生 活 再 建 を 考 えるうえで 重 要 な 項 目 です 誰 しも 借 りものでなく 自 分 の 家 に 住 みたいと 思 うのは 当 然 ですが 自 分 の 収 入 や 手 持 ちのお 金 を 最 大 限 有 効 に 使 うことを 考 えると 持 ち 家 にこだわらず 賃 貸 住 宅 を 選 択 する 人 もいます それぞれ メリット デメリットがあることから 住 宅 に 掛 かる 費 用 と 老 後 の 生 活 費 のお 金 の 面 や 将 来 の 生 活 予 測 ( 世 帯 構 成 の 変 化 介 護 の 可 能 性 インフレの 可 能 性 )を 含 めて 考 えることが 必 要 です 持 家 賃 貸 住 宅 ( 仮 設 住 宅 ) 1 新 築 持 家 2 中 古 住 宅 3 民 間 アパート 賃 貸 住 宅 4 公 営 住 宅 メリット( 〇 ) デメリット( ) 所 有 老 後 1 老 後 2 税 金 ローン 資 産 就 業 持 家 賃 貸 住 宅 自 分 のものであり 所 有 している 安 心 感 がある 自 分 の 好 みの 住 まいが 手 に 入 る 住 み 替 えの 自 由 が 制 限 される 収 入 が 少 なくなる 老 後 は ローンを 完 済 すれば 賃 貸 住 宅 に 住 んでいる 人 より 家 賃 の 分 だけ 生 活 費 が 少 なくてよい ( それ まで 貯 蓄 が 増 加 しない 可 能 性 が 高 い) 老 人 ホームや 介 護 施 設 等 に 入 居 する 場 合 は 施 設 にお 金 を 払 う 必 要 がある また 家 が 不 要 になる 固 定 資 産 税 等 の 税 金 が 掛 かる ローンがある 場 合 は 金 利 を 払 わなければならない 古 くなれば 補 修 等 が 必 要 になる また 建 物 の 価 値 が 下 が る 土 地 の 値 段 も 現 状 では 低 下 傾 向 である 最 終 的 には 資 産 になる 大 きなインフレが 起 きた 場 合 住 居 としての 資 産 を 確 保 できる 住 む 場 所 が 固 定 されることになり 就 業 場 所 が 通 勤 圏 外 にな るばあい 単 身 か 家 を 空 けることになる 家 賃 や 更 新 料 等 を 払 い 続 けても 自 分 のものにならない 賃 貸 物 件 の 中 で 自 分 の 好 みの 住 まいを 捜 す 必 要 がある 住 み 替 えの 自 由 が 手 に 入 る ( 引 っ 越 し 費 用 等 が 掛 かる) 老 後 でも 家 賃 を 支 払 わなくてはいけないので 家 賃 の 分 だけ 生 活 費 が 多 く 掛 かる ( それまで 貯 蓄 が 増 加 する 可 能 性 が 高 い) 老 人 ホームや 介 護 施 設 等 に 入 居 する 場 合 は 施 設 にお 金 を 払 う 必 要 がある また 現 在 住 んでいる 賃 貸 住 宅 の 家 賃 の 支 払 いは 不 要 にな る 固 定 資 産 税 等 の 負 担 は 貸 主 となる ローンの 支 払 いがない 分 別 な 目 的 にお 金 を 使 うことができる 補 修 等 は 貸 主 が 行 う 古 くなって 価 値 が 下 がっても 所 有 していない ので 直 接 関 係 ない 大 きなインフレが 起 きた 場 合 家 賃 が 大 幅 に 値 上 げになる 就 業 場 所 が 変 われば 自 由 に 転 居 できる 5

4 持 家 か 賃 貸 住 宅 かの 判 断 材 料 持 家 と 賃 貸 住 宅 のメリット デメリットを 踏 まえたうえで 1 義 援 金 支 援 金 保 険 金 等 手 持 ちの 資 金 の 有 無 2 本 人 と 家 族 の 意 向 3ローンを 返 済 するための 安 定 した 収 入 が 維 持 できるか 日 常 の 生 活 に 無 理 はないか 4 事 前 準 備 したい 老 後 の 生 活 資 金 の 見 込 みはどうか を 検 討 していくことが 必 要 です また 自 分 では 住 宅 を 取 得 せず 親 や 子 供 夫 婦 が 取 得 した 住 宅 に 同 居 することも 選 択 肢 として 検 討 し てください 1 義 援 金 支 援 金 保 険 金 等 手 持 ちのお 金 の 有 無 あり なし この 資 金 を 持 ち 家 以 外 で 家 族 の 夢 実 現 に 利 用 したい 2 本 人 と 家 族 の 意 向 この 資 金 を 住 宅 の 取 得 に 利 用 したい 住 宅 ローンを 利 用 したい 2 本 人 と 家 族 の 意 向 住 宅 ローンを 組 む よりも 家 族 の 夢 実 現 を 優 先 したい 3ローンを 返 済 するための 安 定 した 収 入 が 維 持 できるか 日 常 の 生 活 に 無 理 はないか ローンの 支 払 いが できる ローンの 支 払 いは 難 しい 4 事 前 準 備 したい 老 後 の 生 活 資 金 の 見 込 みはどうか 老 後 の 資 金 の 準 備 が 不 十 分 老 後 の 資 金 は 十 分 あるいは 準 備 ができる 賃 貸 住 宅 親 族 との 同 居 持 ち 家 賃 貸 住 宅 親 族 との 同 居 6

5 我 が 家 の 復 興 計 画 ライフプラン シミュレーションの 作 成 - シミュレーションを 作 成 して 分 かること( 有 要 性 ) - (1) より 良 い 生 活 を 目 指 して ライフプラン シミュレーションは これからの 自 分 と 家 族 の 人 生 設 計 を 踏 まえて 作 成 します そのため 現 時 点 で 生 活 していくための 収 支 (お 金 の 過 不 足 )のみだけではなく 20 年 程 度 の 期 間 あるいは 作 成 される 人 によっては 老 後 の 生 活 も 踏 まえて 長 期 的 な 視 点 で 人 生 を 過 ごすための 収 支 を 見 て 調 整 ( 収 入 を 増 やす 節 約 する 貯 蓄 をする ローンを 借 りる 住 まいを 持 家 か 賃 貸 か 考 える など)し より 良 い 生 活 を 目 指 して 行 くものです (2) シミュレーションは 何 を 示 すのか 長 期 的 な 視 点 で 見 ると 経 済 環 境 就 業 状 況 家 族 構 成 自 身 も 含 め 家 族 の 健 康 状 況 ( 介 護 の 必 要 性 など)も 変 化 することから 収 入 や 支 出 も 変 化 して 行 くことになります 一 方 シミュレーシ ョンを 作 成 するに 当 たって 入 力 する 数 値 は 現 時 点 で 確 定 しているもの また 将 来 見 込 まれる あるいはこうありたいという 希 望 の 数 値 を 使 用 します このため 作 成 されたシミュレーションは 一 定 の 条 件 で こうなるだろう という 目 安 の 数 字 を 示 すことになります (3) シミュレーションの 効 果 目 安 といっても 将 来 の 収 支 等 の 見 込 みを 具 体 的 な 数 字 で 見 ると 今 まで 漠 然 と 不 安 に 思 ってい たことがハッキリして 具 体 的 な 行 動 に 移 し 易 くなります また 今 ある 手 持 ちの 貯 蓄 で 老 後 生 活 が 無 理 なく 過 ごせるか 不 安 であった 相 談 者 が このシミュレーションを 体 験 し 不 安 が 和 らい だ との 感 想 も 聞 かれます (4) 生 活 再 建 への 第 一 歩 住 む 場 所 や 仕 事 が 決 まっていない 方 老 後 の 生 活 が 心 配 な 方 住 まいを 持 ち 家 にするか 賃 貸 ( 災 害 復 興 公 営 住 宅 など)にするか 迷 っている 方 子 供 の 教 育 資 金 に 不 安 がある 方 など ぜひ このシ ミュレーションを 作 成 し いっしょに 生 活 再 建 への 一 歩 を 踏 み 出 しましょう ライフプラン シミュレーションをご 自 身 で 作 成 したい 方 は 下 記 マニュアルをご 参 照 ください 被 災 者 の 皆 様 のためのライフプラン 策 定 マニュアル 2 ライフプラン シミュレーション 編 7

マニュアル シートのダウンロードについて このマニュアルとライフプラン シミュレーションに 使 用 す るシートは 岩 手 県 庁 のホームページからダウンロードするこ とができます 我 が 家 の 復 興 計 画 サイト 内 検 索 クリック 8