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あなたは 何 シーベルトまで 耐 えられるか 2014 年 9 月 7 日 ~9 日 法 哲 学 ゼミ 亀 井 篠 原 庄 司 Ⅰ 放 射 線 と 健 康 への 影 響 1 放 射 線 に 関 する 前 提 知 識 放 射 能 とは? 原 子 力 基 本 法 第 3 条 第 5 号 資 料 1 放 射 線 と 放 射 能 放 射 線 : 不 安 定 な 原 子 が 安 定 な 原 子 に 変 わる 際 に 放 出 する 粒 子 線 や 電 磁 波 放 射 性 物 質 : 放 射 線 を 出 す 物 質 今 回 の 原 発 事 故 で 放 出 された 主 な 放 射 性 物 質 ヨウ 素 セシウム 131 セシウム 134 セシウム 137 放 射 能 : 放 射 性 物 質 が 放 射 線 を 出 す 能 力 電 磁 波 : 波 長 の 長 さにより 区 別 されているが 境 界 は 曖 昧 である 放 射 線 の 種 類 ( 空 気 中 や 人 体 中 の 通 りやすさである 透 過 力 が 異 なる) アルファ 線 ベータ 線 ガンマ 線 エックス 線 中 性 電 離 放 射 線 : 電 子 などに 対 して 電 離 作 用 を 及 ぼしうる 放 射 線 非 電 離 放 射 線 人 間 の 身 体 をすり 抜 けて 通 るときに 人 体 に 一 定 の 影 響 を 及 ぼす 電 離 ( 原 子 から 電 子 を 弾 き 飛 ばす) 励 起 ( 電 子 を 外 側 の 軌 道 に 移 す) この 作 用 によって DNA が 損 傷 を 受 ける( 標 的 効 果 ) 弾 き 飛 ばされた 電 子 が 体 内 の 水 や 酸 素 分 子 と 反 応 し 活 性 酸 素 が 生 まれる - 1 -

活 性 酸 素 : 日 常 の 活 動 ( 呼 吸 食 事 運 動 思 考 )で 常 に 発 生 している ある 老 化 や 細 胞 の 変 異 のコピーを 通 じて がん 発 生 をもたらす 可 能 性 が 放 射 線 が 有 効 に 利 用 される 例 もある (X 線 撮 影 CT スキャン 放 射 線 治 療 医 療 器 具 の 殺 菌 ) 外 部 被 爆 と 内 部 被 爆 外 部 被 爆 : 放 射 性 物 質 が 体 の 外 にあり 体 外 から 放 射 線 を 受 けること 外 部 被 ばく 線 量 は 地 域 の 空 間 線 量 率 被 ばくした 時 間 人 と 放 射 線 源 との 距 離 遮 蔽 物 の 有 無 などによって 決 まる 内 部 被 爆 : 放 射 性 物 質 が 体 の 中 に 入 り 体 の 中 から 放 射 線 を 受 けること 内 部 被 ばく 線 量 は 吸 気 中 や 摂 取 した 水 食 品 の 放 射 性 物 質 の 種 類 や 量 接 種 経 路 物 理 的 半 減 期 や 代 謝 等 による 減 少 の 程 度 などによって 決 まる 放 射 性 物 質 の 半 減 期 物 理 学 的 半 減 期 :ある 放 射 性 物 質 の 原 子 核 が 放 射 線 を 放 出 して 別 の 原 子 核 に 変 化 し 元 の 放 射 性 物 質 が 半 分 に 減 るまでの 時 間 のこと 生 物 学 的 半 減 期 : 体 内 に 取 り 組 まれた 放 射 性 物 質 が 代 謝 などにより 体 外 に 排 出 され 半 分 に 減 るまでの 時 間 のこと 放 射 線 の 単 位 ベクレル(Bq): 物 質 中 の 放 射 性 物 質 がもつ 放 射 能 の 強 さを 表 す 単 位 毎 秒 1 個 の 放 射 線 を 出 す 能 力 グレイ(Gy): 物 体 や 人 体 の 組 織 が 受 けた 放 射 線 の 強 さ 吸 収 した 放 射 線 量 を 表 す 単 位 同 じグレイでも 生 体 に 与 える 影 響 は 放 射 線 の 種 類 で 異 なる 放 射 線 の 種 類 ごとの 放 射 線 荷 重 係 数 を 掛 ける 事 で 補 正 同 じグレイでも 生 体 に 与 える 影 響 は 生 体 のどの 組 織 が 吸 収 したかによって 異 なる 生 体 の 組 織 ごとの 組 織 荷 重 係 数 を 掛 ける 事 で 補 正 シーベルト(Sv): 人 が 受 けた 放 射 線 の 人 体 への 影 響 を 表 す 単 位 *1Sv=1000mSv(ミリシーベルト)=1,000,000μSv(マイクロシーベルト) - 2 -

シーベルト(Sv) = グレイ(Gy) 放 射 線 加 重 係 数 組 織 荷 重 係 数 a) 等 価 線 量 : Gy 放 射 線 加 重 係 数 で 求 める 等 価 線 量 は, 多 量 の 放 射 線 を 一 時 に 浴 びた 場 合 の 確 定 的 影 響 を 評 価 するために 用 いる b) 実 効 線 量 : 等 価 線 量 臓 器 別 ( 生 殖 腺, 骨 髄, 胃 や 腸, 肺, 皮 膚 などの) 組 織 荷 重 係 数 を 全 身 にわたって 合 計 した 値 低 レベル 放 射 線 に 被 曝 した 場 合 の 確 率 的 影 響 (ガンなどの 晩 発 性 障 害 )を 評 価 するために 用 いる 外 部 被 爆 量 の 求 め 方 外 部 被 爆 量 = 実 効 線 量 = 空 間 線 量 滞 在 時 間 遮 蔽 などの 補 正 係 数 空 間 線 量 : 対 象 とする 空 間 の 単 位 時 間 当 たりの 放 射 線 量 内 部 被 爆 量 の 求 め 方 内 部 被 爆 量 = 実 効 線 量 = ベクレル 単 位 の 日 摂 取 量 日 数 実 行 線 量 係 数 預 託 実 効 線 量 : 放 射 性 物 質 摂 取 後 50 年 間 ( 成 人 小 児 では70 歳 まで)に 受 ける 量 を 摂 取 時 に 受 けた と 想 定 した 放 射 線 量 のこと 資 料 2 線 量 測 定 の 不 確 実 性 グレイ 理 想 的 な 状 況 を 設 定 し 物 質 の 状 態 についてのいくつかの 条 件 を 仮 定 した 上 で 求 められる よって 測 定 器 で 測 れる 実 測 値 では 無 い シーベルト ベクレル グレイ という 客 観 量 に 対 して 係 数 を 掛 け 合 せて 求 める この 係 数 は 科 学 的 知 見 に 基 づいて 改 訂 可 能 性 を 含 んでいる つまりシーベルトに 換 算 すると 値 が 変 わる という 現 象 が 起 きる 確 定 的 影 響 と 確 率 的 影 響 資 料 3 しきい 値 :それ 以 下 の 線 量 なら 影 響 の 出 ない 線 量 の 上 限 値 確 定 的 影 響 (しきい 値 あり) 短 時 間 に 一 定 以 上 の 量 の 放 射 線 を 受 けた 場 合 に 症 状 が 現 れ 放 射 線 量 が 高 いほど 症 状 が 重 くなるような 健 康 影 響 被 ばく 後 比 較 的 短 時 間 で 影 響 が 現 れる およそ 平 均 1 グレイ(ガンマ 線 だと 1 シーベルト)である Ex) 骨 髄 障 害 による 造 血 機 能 低 下 や 免 疫 機 能 低 下 白 内 障 脱 毛 など - 3 -

確 率 的 影 響 (しきい 値 なし) いくら 線 量 を 減 らしても 線 量 をゼロにしない 限 り 発 症 の 確 率 はゼロにならない 低 い 放 射 線 量 でも 線 量 の 増 加 に 応 じて 発 生 確 率 が 増 加 するとされている 被 ばく 後 数 年 以 上 を 経 て 影 響 が 現 れる (しきい 値 がないと 仮 定 ) Ex) 固 形 がん( 血 液 系 以 外 のがん) 白 血 病 遺 伝 病 今 回 の 原 発 事 故 のように 低 線 量 被 爆 では 確 率 的 影 響 が 問 題 になる 人 工 放 射 線 と 自 然 放 射 線 人 工 放 射 線 : 自 然 放 射 線 : 資 料 4 つまり 事 故 による 放 射 線 の 被 曝 は 0 から 始 まるのではなく すでに 被 爆 があるところに 足 されるということである 自 然 及 び 人 工 放 射 線 源 から 受 ける 一 人 当 たり 年 間 線 量 世 界 平 均 2.4 ミリシーベルト 日 本 平 均 1.5 ミリシーベルト 線 量 率 効 果 全 体 の 線 量 は 同 じでも 短 時 間 で 一 度 に 被 爆 した 場 合 と 長 期 にわたって 低 線 量 ずつ 被 爆 した 場 合 とで 後 者 の 場 合 の 方 が 被 爆 の 影 響 は 小 さい この 線 量 率 の 違 いを 補 正 する 線 量 線 量 率 効 果 係 数 (DDREF)を ICRP 勧 告 では 採 用 してい る 被 爆 の 分 類 職 業 被 爆 仕 事 の 結 果 作 業 者 が 被 るすべての 放 射 線 被 ばく 雇 用 主 及 び 許 可 事 業 者 は 作 業 者 の 放 射 線 防 護 に 責 任 を 持 つ 患 者 の 医 療 被 爆 診 断 IVR 治 療 により 受 ける 個 人 被 ばく 公 衆 被 爆 - 4 -

職 業 被 ばく 患 者 の 医 療 被 ばく 以 外 の 全 ての 被 ばくであり 妊 娠 している 作 業 者 と 胎 児 の 被 ばくも 含 む 2 がん と 放 射 線 がん とは 資 料 5 誰 でも 分 かる がん 発 生 のメカニズム がん と 放 射 線 放 射 線 とがん 発 生 のメカニズム 1 放 射 線 と 反 応 した 水 から 出 た 活 性 酸 素 が がん 細 胞 を 発 生 させる 2 放 射 線 が DNA を 攻 撃 し 突 然 変 異 のがん 細 胞 を 発 生 させる 3 細 胞 自 らが 発 生 させる 活 性 酸 素 により DNA が 老 化 し がん 細 胞 を 発 生 させる ここに 放 射 線 が 当 たると 活 性 酸 素 発 生 に 拍 車 がかかる このうちの どれか ではなく 複 合 的 に 起 りうる DNA を 傷 つける 原 因 は 放 射 線 以 外 にも 日 常 に 存 在 する EX) 食 物 中 の 発 がん 物 質 タバコや 環 境 中 の 化 学 物 質 活 性 酸 素 また 細 胞 が 分 裂 して 増 える 過 程 においても DNA の 損 傷 が 起 きる DNA 損 傷 の 量 や 質 さらには 個 人 の 資 質 ( 生 活 習 慣 年 齢 )や 遺 伝 など 多 くの 要 因 が 複 合 的 に 急 性 影 響 や 発 がんと 関 係 している 放 射 線 被 爆 がん 死 放 射 線 被 爆 が 必 ずしもがん 死 に 結 び 付 くわけではない 放 射 線 被 爆 が 原 因 で がんが 発 生 したのか 因 果 関 係 が 明 確 ではない 放 射 線 の 被 ばく 線 量 と 健 康 被 害 資 料 6-5 -

Ⅱ 放 射 線 と 法 ~ 低 線 量 被 爆 ~ 今 回 問 題 になっているのは 低 線 量 被 爆 公 衆 被 爆 に 関 して 法 令 基 準 の 年 間 1ミリシーベルトを 超 えているが 発 がん がん 死 のリスクがどれくらいあるかが 明 確 に 確 証 しにくい 被 爆 1 1 放 射 線 に 関 する 法 令 基 準 等 原 子 力 基 本 法 放 射 性 同 位 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 放 射 性 同 位 元 素 等 による 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 施 行 規 則 設 計 認 証 等 に 関 する 技 術 上 の 基 準 に 係 る 細 目 を 定 める 告 示 第 1 条 ( 外 部 被 ばくに 係 る 線 量 限 度 ) 文 部 科 学 大 臣 が 定 める 線 量 限 度 は 実 効 線 量 が 一 年 間 につき 一 ミリシーベルトとする 寿 命 調 査 (LSS) 研 究 ( 広 島 長 崎 の 原 爆 被 爆 者 の 疫 学 調 査 )の 結 果 実 行 線 量 100~200 ミリシーベルト 程 度 以 上 の 範 囲 で 固 形 がんによる 死 亡 で 表 現 された 過 剰 相 対 リスクと 線 量 との 間 に 直 線 関 係 ( 比 例 )が 認 められた 125 ミリシーベルト 以 下 の 被 爆 量 では 相 対 リスクが 被 爆 線 量 に 比 例 して 増 加 するという 直 線 関 係 は 統 計 的 に 認 められなかった 国 際 的 な 合 意 では 放 射 線 による 発 がんのリスクは 100 ミリシーベルト 以 下 の 被 ばく 線 量 では 他 の 要 因 による 発 がんの 影 響 によって 隠 れてしまうほど 小 さいため 放 射 線 による 発 がんリスクの 明 らかな 増 加 を 証 明 することは 難 しいとされる 国 際 放 射 線 防 護 委 員 会 (ICRP)による 2007 年 勧 告 確 定 的 影 響 の 誘 発 ( 有 害 な 組 織 反 応 ) 吸 収 線 量 が 約 100 ミリグレイの 線 量 域 まででは 臨 床 的 に 意 味 のある 機 能 障 害 を 示 すとは 判 断 されない 確 率 的 影 響 の 誘 発 (がんのリスク) LNT( 直 線 しきい 値 なしモデル)を 維 持 資 料 7 1 一 ノ 瀬 正 樹 (2013) 放 射 能 問 題 に 立 ち 向 かう 哲 学 P,29-6 -

どんなに 低 線 量 の 被 爆 でも 放 射 線 量 に 比 例 したリスクがある と 考 える 仮 説 低 線 量 の 被 ばくにどの 程 度 のリスクが 伴 うのか 科 学 的 な 不 確 かさがあるため 放 射 線 防 護 の 観 点 から 不 必 要 な 被 ばくを 避 けるための 公 衆 衛 生 上 の 慎 重 な 判 断 DDREF( 線 量 線 量 率 効 果 係 数 )は 2 を 維 持 高 線 量 率 で 短 時 間 に 照 射 したときに 得 られる 生 物 効 果 に 比 べて 線 量 率 を 下 げて 時 間 をかけて 照 射 すると 生 物 効 果 は 減 弱 する この 違 いを 補 正 する 係 数 放 射 線 被 ばくの 評 価 実 効 線 量 については 直 接 的 な 測 定 ではなく 環 境 測 定 人 の 生 活 習 慣 データ モデル 化 により 決 定 公 衆 被 ばくの 線 量 限 度 実 効 線 量 年 間 1 ミリシーベルト( 特 別 な 状 況 のみ 1 ミリシーベルトを 超 えることも 許 容 さ れるが 5 年 平 均 で 1 ミリシーベルトを 超 えない) 緊 急 時 被 爆 状 況 における 放 射 線 某 度 の 基 準 緊 急 事 態 期 : 年 間 20~100 ミリシーベルト 事 故 収 束 後 の 復 旧 期 : 年 間 1~20 ミリシーベルト 平 常 時 : 年 間 1 ミリシーベルト ALARA( 合 理 的 に 達 成 できる 範 囲 で できる 限 り 低 く)の 原 則 放 射 線 被 曝 によって 生 じる 害 とそれを 避 けないことによる 利 益 ( 医 療 を 受 ける 避 難 せず に 済 ます )を 比 べて 上 手 に 利 害 のバランスをとりながら 被 曝 量 をできる 限 り 低 くして いく という 考 え 方 2 事 故 後 の 日 本 政 府 の 対 応 避 難 区 域 資 料 8 9 日 本 も ICRP の 勧 告 を 踏 まえ 今 回 の 福 島 第 一 原 発 事 故 における 対 応 を 実 施 年 間 20mSv~100mSv のうち 最 も 厳 しい 値 に 相 当 する 年 間 20mSv を 避 難 指 示 の 基 準 として 採 用 した (2011 年 4 月 22 日 警 戒 区 域 等 の 設 定 ) その 後 原 子 力 発 電 所 からの 放 射 性 物 質 の 放 出 が 制 御 された 状 況 になったことから 全 区 域 において 放 射 性 物 質 による 被 爆 が 年 間 20mSv 以 下 となることが 確 実 であることが 確 認 され た 地 域 について 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 に 設 定 することとした (2014 年 5 月 28 日 警 戒 区 域 の 解 消 ) - 7 -

食 品 の 規 制 原 子 力 安 全 委 員 会 による 飲 食 物 摂 取 制 限 に 関 する 指 標 資 料 10 2012 年 4 月 1 日 から セシウムについては 新 基 準 を 導 入 Ⅲ 原 発 事 故 と 放 射 線 による 影 響 の 現 状 1 放 射 線 による 影 響 空 間 線 量 率 の 経 年 変 化 資 料 11 モニタリングの 測 定 結 果 を 2011 年 11 月 と 2013 年 9 月 で 比 較 したところ 測 定 地 域 によ り 違 はあるものの 半 径 80km 圏 内 の 空 間 線 量 率 が 平 均 して 約 43% 減 少 していることが 確 認 された 福 島 市 震 災 前 :0.04μSv/ 時 24 時 間 365 日 = 350.4μSv/ 年 =0.35mSv/ 年 2011 年 4 月 1 日 :2.74μSv/ 時 24 時 間 365 日 = 350.4μSv/ 年 =24.00mSv/ 年 2013 年 9 月 1 日 :0.33μSv/ 時 24 時 間 365 日 = 350.4μSv/ 年 =2.89mSv/ 年 外 部 被 爆 福 島 県 県 民 健 康 管 理 調 査 資 料 12 事 故 後 4 ヶ 月 間 の 外 部 被 ばく 実 効 線 量 の 推 計 値 は 2013 年 12 月 31 日 までに 推 計 が 終 了 し た 約 51 万 5 千 人 のうち 94.9%の 方 が 2 ミリシーベルト 未 満 99.8%の 方 が 5 ミリシーベ ルト 未 満 99.97%の 方 が 10 ミリシーベルト 未 満 ( 最 高 値 は 25 ミリシーベルト)という 結 果 だった こうした 結 果 から 福 島 県 県 民 健 康 管 理 調 査 検 討 委 員 会 では 放 射 線 による 健 康 影 響 があるとは 考 えにくいと 評 価 している 朝 日 新 聞 デジタル 2012 年 2 月 20 日 2 外 部 被 曝 住 民 最 高 23ミリシーベルト 福 島 1 万 人 推 計 内 閣 府 の 有 識 者 会 議 低 線 量 被 ばくのリスク 管 理 に 関 するワーキンググループ は 201 年 12 月 年 20 ミリシーベルトの 被 曝 は 喫 煙 など 他 の 発 がん 要 因 と 比 べて 低 リスク とする 報 告 書 をまとめた 内 部 被 爆 1 水 道 水 と 食 物 からの 内 部 被 ばく ホールディングカウンター(WBC)による 計 測 結 果 資 料 13 2011 年 6 月 から 福 島 県 により 南 相 馬 市 総 合 病 院 で WBC 検 査 が 始 まった 2 http://www.asahi.com/special/10005/tky201202200195.html - 8 -

2011 年 6 月 から 2012 年 1 月 までの 15408 人 の 調 査 では 預 託 実 効 線 量 が 1mSv 未 満 の 人 が 99.8% 以 上 で 1~1.5mSv 未 満 の 人 が 13 人 1.5~2.5mSv 未 満 が 10 人 2.5~3.5mSv 未 満 が 2 人 であった 厚 生 労 働 省 によるマーケットバスケット 調 査 資 料 14 平 成 23 年 の 9 と 11 に 東 京 都 宮 城 県 福 島 県 で 実 際 に 流 通 している 品 を 調 査 し 推 計 したところ 今 後 の 品 からの 放 射 性 セシウムによる 被 ばく 線 量 は 年 間 に 換 算 し 0.002 0.02 ミリシーベルト 程 度 であった 厚 生 労 働 省 による 陰 善 調 査 資 料 15 2 大 気 中 放 射 性 物 質 の 吸 入 による 内 部 被 ばく 原 子 力 災 害 対 策 本 部 SPEEDI による 調 査 資 料 16 2011 年 3 月 24 日 から 30 日 にかけて いわき 市 川 俣 町 飯 舘 村 において 小 児 を 対 象 に 甲 状 腺 の 簡 易 測 定 を 行 ったところ 調 査 対 象 となった 1080 人 が 原 子 力 安 全 委 員 会 がスクリ ーニングレベルとしている 0.2μSv/ 時 (1 歳 児 の 甲 状 腺 等 価 線 量 100mSv)を 下 回 っていた 福 島 県 県 民 健 康 管 理 調 査 資 料 17 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 周 辺 地 域 の 子 どもたちの 甲 状 腺 被 ばく 線 量 は 総 じて 少 ないこと 放 射 線 被 ばく 後 の 小 児 甲 状 腺 がんの 潜 伏 期 間 は 最 短 でも4~5 年 とされていることなどから 考 えて 事 故 後 2 年 での 現 在 の 症 例 は 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 事 故 の 影 響 によるとは 考 え にくい とされている 朝 日 新 聞 デジタル 2011 年 11 月 15 日 3 福 島 原 発 周 辺 住 民 内 部 被 曝 量 は 限 度 以 下 京 大 など 調 査 東 京 電 力 福 島 第 一 原 発 周 辺 の 住 民 が 食 事 や 呼 吸 で 放 射 性 セシウムを 体 内 に 取 り 込 んだ 結 果 被 曝 (ひばく) 量 がどれくらいになるかを 京 都 大 などのグループが 調 べ 14 日 発 表 した 最 大 に 見 積 もって 計 0.16ミリシーベルトで 一 般 市 民 の 年 間 線 量 限 度 1ミリ シーベルトを 下 回 った 放 射 線 による 死 者 数 :??? 現 状 では 報 告 されていないため 0 人 であると 推 定 される( 原 発 作 業 員 に 関 しては 除 く) そもそも 低 線 量 の 被 爆 では 放 射 線 が 死 因 なのか 因 果 関 係 が 不 明 なため 証 明 が 難 しい 一 方 被 爆 してから 発 がんまでには 長 期 間 を 要 する したがって 100 ミリシーベルト 以 下 3 http://www.asahi.com/special/10005/osk201111140130.html - 9 -

の 被 爆 であっても 微 量 で 持 続 的 な 被 爆 がある 場 合 より 長 期 間 が 経 過 した 状 況 で 発 がん リスクが 明 らかになる 可 能 性 がある 2 放 射 線 を 避 けることによる 影 響 避 難 人 口 ( 平 成 26 年 8 月 14 日 現 在 復 興 庁 公 表 ) 資 料 18 全 国 の 避 難 者 等 の 数 : 約 24 万 6 千 人 福 島 県 の 避 難 者 の 数 : 約 7 万 9 千 人 その 内 仮 設 住 宅 の 居 住 者 数 : 約 7 万 5 千 人 福 島 県 から 県 外 に 避 難 している 数 : 約 4 万 7 千 人 避 難 区 域 からの 避 難 者 (2013 年 12 月 復 興 庁 ) 資 料 19 帰 宅 困 難 区 域 :24700 人 居 住 制 限 区 域 :23300 人 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 :32900 人 自 主 避 難 人 口 (2013 年 3 月 25 日 東 京 新 聞 4) 福 島 市 や 郡 山 市 から 自 主 避 難 した 人 の 数 : 約 2 万 8 千 人 災 害 関 連 死 ( 平 成 26 年 3 月 31 日 現 在 復 興 庁 公 表 ) 資 料 20 全 国 の 災 害 関 連 死 者 数 :3089 人 震 災 から 2 年 以 降 の 災 害 関 連 死 死 者 数 :71 人 風 評 被 害 その 他 避 難 したことによる 失 業 別 居 コミュニティーの 崩 壊 過 疎 化 高 齢 化 避 難 所 生 活 で のストレス 体 調 不 良 など 毎 日 新 聞 2012 年 3 月 4 日 原 発 事 故 で 避 難 した 原 発 周 辺 の 特 別 養 護 老 人 ホームで 避 難 後 死 亡 した 入 所 者 が 前 年 同 期 (10 年 3 月 1 日 ~11 年 1 月 1 日 )の 死 者 の 2 倍 近 いことが 福 島 県 の 調 査 で 分 かった 長 時 間 移 動 による 心 身 への 負 担 や 受 け 入 れ 先 での 介 護 環 境 の 急 変 が 背 景 にあるとみら れる 4 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/ck2013032502000133.html - 10 -

Ⅳ 放 射 線 のリスクとその 他 のリスクの 比 較 1 放 射 線 の 発 がんリスク 1 一 時 被 ばく 30 歳 で 1 シーベルト(1,000 ミリシーベルトあるいは 100 万 マイクロシーベルト)の 放 射 線 に 被 曝 した 場 合 男 女 平 均 して 70 歳 で 固 形 がん( 白 血 病 以 外 の 普 通 の 意 味 でのがん 全 体 を 指 します)により 死 亡 する 頻 度 が 約 1.5 倍 に 増 加 する このリスクは 100-200 ミリ シーベルト 以 上 では 放 射 線 の 被 曝 線 量 に 正 比 例 しているが それ 以 下 ではどういう 関 係 に なっているかは 分 かっていない もし がんのリスクは 被 曝 線 量 に 比 例 的 で しきい 値 (そ れ 以 上 の 被 曝 で 影 響 があり それ 以 下 で 影 響 がない 境 目 の 被 曝 線 量 )がないと 考 えるなら ば 100 ミリシーベルトでは 約 1.05 倍 10 ミリシーベルトでは 約 1.005 倍 と 予 想 されて いる また 上 記 のようなデータを 基 礎 として 放 射 線 被 曝 によりその 後 の 生 涯 において がんで 死 亡 するリスクを 推 定 した 結 果 では 30 歳 で 約 100 ミリシーベルト 被 曝 した 場 合 がんで 死 亡 する 生 涯 リスクは 放 射 線 被 曝 がない 場 合 の 生 涯 リスク 20%に 対 して 男 女 平 均 して 21%になる(1% 多 くなる)と 考 えられている 2 慢 性 被 ばく 原 爆 は 一 瞬 の 被 曝 であったのに 対 して 環 境 汚 染 などにより 被 曝 する 場 合 は 長 期 間 の 慢 性 被 曝 である 慢 性 被 曝 の 場 合 には 放 射 線 の 総 量 は 同 じでも 急 性 被 曝 の 場 合 より 影 響 が 少 ない(1/2 あるいは 1/1.5)とされている この 考 えに 従 うならば 約 100 ミリシーベルト の 慢 性 被 曝 による 生 涯 のがんリスクの 増 加 分 は 0.5%-0.7%ということになる 公 益 財 団 法 人 放 射 線 影 響 研 究 所 における 原 爆 被 害 者 の 調 査 2 リスクの 数 値 比 較 放 射 線 100mSv の 被 ばく 全 がん 1.005 飲 酒 肝 臓 がん 5.7 軽 度 の 飲 酒 大 腸 がん 1.2 飲 酒 + 喫 煙 食 道 がん 8.1 タバコ 肺 がん 3.7 過 体 重 (BMI25-30) 全 がん 死 1-11 -

中 等 度 肥 満 (BMI35-40) 全 がん 死 1.2 携 帯 電 話 (10 年 以 上 の 使 用 ) 全 がん 1.2 3 放 射 線 以 外 の 因 子 による 発 がんリスク 1たばこ a)たばことがんの 関 連 性 IARC( 国 際 がん 研 究 機 関 )ではヒトに 発 がん 性 があるとされる 物 質 などについて 系 統 的 に 評 価 を 行 い 実 験 のレベル ヒトでの 観 察 研 究 ( 疫 学 研 究 )のレベル いずれにおいても がんとの 関 連 があるかどうかを 検 討 し 最 終 的 にヒトへの 発 がん 性 があるといえるか 否 か の 判 定 を 下 している Group1 :ヒトに 対 する 発 癌 性 が 認 められる 化 学 物 質 混 合 物 環 境 Group2A:ヒトに 対 する 発 癌 性 があると 考 えられる 化 学 物 質 混 合 物 環 境 Group2B:ヒトに 対 する 発 癌 性 が 疑 われる 化 学 物 質 混 合 物 環 境 Group3 :ヒトに 対 する 発 癌 性 があると 分 類 できない 化 学 物 質 混 合 物 環 境 Group4 :ヒトに 対 する 発 癌 性 がおそらくない 化 学 物 質 混 合 物 環 境 2004 年 の 報 告 に 新 たに 蓄 積 された 知 見 を 加 えて 新 しい 総 括 報 告 が 2012 年 に 公 表 された これによると 喫 煙 および 受 動 喫 煙 はいずれも グループ 1 と 判 定 されている この 判 定 結 果 は 放 射 線 アスベストなどと 同 じカテゴリで がんを 確 実 に 引 き 起 こす という 意 味 である b)たばこの 発 がんリスク 2004 年 までに 報 告 された 日 本 人 を 対 象 とした 疫 学 研 究 結 果 をまとめ 評 価 し たばこを 吸 う 日 本 人 の 全 がん 相 対 リスク を 算 出 した このテーマについて 報 告 された 疫 学 研 究 には 8 つの コホート 研 究 があり 症 例 対 照 研 究 はありませんでした その 解 析 結 果 から 研 究 目 的 に 適 った 男 性 4 女 性 3 男 女 1 件 が 最 終 的 な 評 価 の 対 象 となった 一 つを 除 いた6 つの 研 究 で 弱 い あるいは 中 程 度 の 関 連 を 認 められた たばこを 吸 っている 人 のたばこを 吸 ったことがない 人 に 対 するがん 全 般 の 相 対 リスク は 男 性 で 1.64(1.55-1.73) 女 性 で 1.34(1.24-1.43) 男 女 合 わせると 1.53(1.41-1.65)にな った - 12 -

2 飲 酒 これまでに 飲 酒 によりがん 全 体 および 肝 がん 大 腸 がん 食 道 がんのリスクが 高 くなる ことは 確 実 であるという 判 定 がなされてきた 一 方 では 適 量 の 飲 酒 は 循 環 器 疾 患 を 予 防 す るという 知 見 がある そこで 健 康 の 総 合 的 な 指 標 となる 死 亡 との 関 連 について 国 内 の 6 つのコホートのデータを 併 せたプール 解 析 による 定 量 評 価 を 行 い 飲 酒 量 別 の 影 響 の 大 き さを 推 定 した 各 コホートの 合 計 約 31 万 人 のデータを 用 いて アルコール 摂 取 状 況 によって 男 性 は 7 つの グループ 女 性 は 4 つのグループに 分 けた 平 均 で 6.9 年 から 14.6 年 の 追 跡 期 間 中 に 男 性 22,260 人 女 性 13,541 人 の 死 亡 が 確 認 された まったく 飲 まないグループを 基 準 にし て 他 のグループの 死 亡 リスクを 比 べた 結 論 : 男 性 では 1 日 当 たりエタノール 換 算 で 46g 女 性 では 23gからリスクが 高 くなる 男 性 の 死 亡 の 5%が 46g/ 日 以 上 のアルコール 摂 取 のために 男 性 の 死 亡 で 1 日 当 たり 46g 以 上 の 飲 酒 者 で 過 剰 に 発 生 した 部 分 を 算 出 すると 全 体 の 5%を 占 める 全 死 亡 の 5% がん 死 亡 の 3% 心 疾 患 死 亡 の 2% 脳 血 管 疾 患 死 亡 の 9%は 1 日 当 たり 46g 以 上 の 飲 酒 がなければ 予 防 可 能 であったと 推 計 される - 13 -

Ⅴ 論 点 ~あなたは 何 シーベルトまで 耐 えられるか~ 福 島 第 一 原 発 事 故 は 未 曾 有 の 出 来 事 であり 人 々に 放 射 能 への 不 安 をもたらした しかし 事 故 から 3 年 経 った 現 在 放 射 線 被 爆 よる 影 響 の 程 度 も 徐 々に 分 かりつつある 一 方 で 放 射 線 を 避 けることによる 影 響 も 見 過 ごせない 事 態 だろう では 現 在 での 妥 当 な 被 爆 線 量 限 度 基 準 は 年 間 何 シーベルトだろうか a 0 ミリシーベルト b 1 ミリシーベルト c 1~20 ミリシーベルト d 20~100 ミリシーベルト e 100~ミリシーベルト ~ 参 考 文 献 ~ 一 ノ 瀬 正 樹 (2013) 放 射 能 問 題 に 立 ち 向 かう 哲 学 筑 摩 書 房 中 西 準 子 (2014) 原 発 事 故 と 放 射 線 のリスク 学 日 本 評 論 社 一 ノ 瀬 正 樹 (2013) 国 際 哲 学 研 究 別 冊 1 ポスト 福 島 の 哲 学 大 学 国 際 哲 学 研 究 センター http://www.l.u-tokyo.ac.jp/philosophy/pdf/ichinose2013.pdf#search='%e6%94%be%e5 %B0%84%E7%B7%9A%E3%82%92%E9%81%BF%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%9 3%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%A2%AB%E5%AE%B3' 内 閣 官 房 低 線 量 被 ばくのリスク 管 理 に 関 するワーキンググループ 報 告 書 http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/info/twg/111222a.pdf 復 興 庁 放 射 線 リスクに 関 する 基 礎 的 情 報 http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/20140603_basic_informatio n_all.pdf 復 興 庁 復 興 の 現 状 と 取 組 http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-1/20140826144240.html - 14 -

厚 生 労 働 省 HP 食 品 中 の 放 射 性 物 質 への 対 応 http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin.html 食 品 安 全 委 員 会 食 品 中 の 放 射 性 物 質 による 健 康 影 響 について http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka_kaisetu.pdf - 15 -

資 料 レジュメ Ⅰ 放 射 線 と 健 康 への 影 響 1 放 射 線 の 定 義 原 子 力 基 本 法 第 3 条 第 5 号 放 射 線 とは 電 磁 波 又 は 粒 子 線 のうち 直 接 又 は 間 接 に 空 気 を 電 離 する 能 力 をもつもので 政 令 で 定 めるものをいう 核 燃 料 物 質 核 原 料 物 質 原 子 炉 及 び 放 射 線 の 定 義 に 関 する 政 令 第 4 条 ( 放 射 線 ) 原 子 力 基 本 法 第 3 条 第 5 号 の 放 射 線 は 次 に 掲 げる 電 磁 波 又 は 粒 子 線 とする 1 アルファ 線 重 陽 子 線 陽 子 線 その 他 の 重 荷 電 粒 子 線 及 びペータ 線 2 中 性 子 線 3 ガンマ 線 及 び 特 性 エックス 線 ( 軌 道 電 子 捕 獲 に 伴 って 発 生 する 特 性 工 ックス 線 に 限 る ) 4 1メガ 電 子 ボルト 以 上 のエネルギ 一 を 有 する 電 子 線 及 びエックス 線 2 預 託 実 効 線 量 1

3 確 定 的 影 響 と 確 率 的 影 響 4 自 然 放 射 線 2

5がん 発 生 のメカニズム 3

4

6 放 射 線 の 被 ばく 線 量 と 健 康 被 害 Ⅱ 低 線 量 被 爆 7LNT モデル 5

2 事 故 後 の 日 本 の 対 応 8 警 戒 区 域 9 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 6

10 食 品 の 規 制 Ⅲ 原 発 事 故 と 放 射 線 による 影 響 の 現 状 11 空 間 線 量 の 経 年 変 化 12 県 民 健 康 管 理 調 査 7

13ホールディングカウンターによる 測 定 結 果 14 厚 生 労 働 省 のマーケットバスケット 調 査 15 厚 生 労 働 省 の 陰 膳 調 査 8

大 気 中 放 射 性 物 質 の 吸 入 による 内 部 被 ばく 16SPEEDI による 調 査 第 31 回 原 子 力 安 全 委 員 会 資 料 17 県 民 健 康 調 査 9

18 避 難 人 口 10

19 避 難 区 域 からの 避 難 者 20 災 害 関 連 死 11

Ⅳ 放 射 線 のリスクとその 他 のリスクの 比 較 12

(1) 年 代 別 喫 煙 者 率 (2) 年 代 別 喫 煙 本 数 喫 煙 者 の 非 喫 煙 者 に 対 する 相 対 リスク 飲 酒 量 別 の 死 亡 リスク 13

2008 年 厚 生 労 働 省 による 国 民 健 康 栄 養 調 査 20 歳 以 上 の 男 女 における 肥 満 の 人 の 割 合 国 立 がん 研 究 センターによる 調 査 結 果 出 典 : 復 興 庁 放 射 線 リスクに 関 する 基 礎 的 情 報 [ 平 成 26 年 5 月 版 ] 独 立 行 政 法 人 国 立 がん 研 究 センターがん 予 防 検 診 研 究 センター 厚 生 労 働 省 JT 14