無症候性頸動脈高度狭窄症の治療成績に関する観察研究

Web 掲 示 用 (2008 年 2 月 7 日 版 ) 2009 年 4 月 から 開 始 する 循 環 器 病 委 託 研 究 (20 公 1) 全 国 共 同 研 究 無 症 候 性 頚 動 脈 狭 窄 症 の 自 然 経 過 と 治 療 成 績 に 関 する 観 察 研 究 のプロトコールを 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 ホームページ http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/noge.dir/indexj.htm に 掲 示 い たします 研 究 代 表 者 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 山 田 和 雄 無 症 候 性 頸 動 脈 狭 窄 症 の 自 然 経 過 と 治 療 成 績 に 関 する 観 察 研 究 ( 循 環 器 病 委 託 研 究 20 公 -1) Carotid Asymptomatic Stenosis Registry (CASTER) 1. 研 究 の 目 的 意 義 無 症 候 性 の 頸 部 頸 動 脈 狭 窄 を 有 する 患 者 の 自 然 経 過 を 明 らかにする また 80% 以 上 の 高 度 狭 窄 を 有 する 患 者 に 抗 血 小 板 剤 などの 内 科 治 療 や 外 科 治 療 ( 頸 動 脈 内 膜 剥 離 術 またはステント 留 置 術 )が 行 われた 場 合 の 治 療 成 績 を 明 らかにすることを 目 的 とした 観 察 研 究 である これにより わが 国 における 無 症 候 性 頚 動 脈 狭 窄 症 に 対 する 治 療 指 針 を 確 立 することに 研 究 の 意 義 がある 2. 観 察 研 究 の 概 要 日 常 診 療 において 50% 以 上 の 無 症 候 性 頚 動 脈 狭 窄 症 と 診 断 された 症 例 を 以 下 に 分 類 し 登 録 を 行 う 全 体 の 研 究 期 間 :2009 年 4 月 1 日 から 2012 年 9 月 30 日 登 録 者 数 :1000 例 を 予 定 参 加 施 設 :50 施 設 を 予 定 登 録 期 間 :1 年 6 ヶ 月 間 (2009 年 4 月 1 日 ~2010 年 9 月 30 日 ) 追 跡 期 間 : 全 症 例 について 登 録 6 ヶ 月 後 1 年 後 2 年 後 に 追 跡 調 査 を 行 う 略 語 等 の 説 明 または 定 義 : CEA: 頸 動 脈 内 膜 剥 離 術 頸 部 を 切 開 し 病 変 を 切 除 後 再 縫 合 する 手 術 1

CAS: 頸 動 脈 ステント 留 置 術 狭 窄 部 を 拡 張 しステントを 留 置 する 手 術 TIA: 一 過 性 脳 虚 血 発 作 24 時 間 以 内 に 消 失 する 運 動 麻 痺 感 覚 障 害 Minor stroke:24 時 間 以 上 麻 痺 は 続 くが 機 能 障 害 は 比 較 的 軽 度 な 脳 梗 塞 DSA: 動 脈 内 にカテーテルを 挿 入 し 動 脈 を 描 出 する 血 管 撮 影 法 3D-CTA:3 次 元 CT 血 管 撮 影 法 造 影 剤 の 静 注 で 低 侵 襲 的 に 血 管 を 造 影 する 方 法 ECST 法 : 欧 州 で 行 われた 共 同 研 究 に 用 いられた 頸 動 脈 狭 窄 測 定 法 狭 窄 部 最 大 壁 厚 / 同 部 最 大 血 管 径 X100(% 表 示 )エコー 検 査 で 使 用 NASCET 法 : 北 米 で 共 同 研 究 に 用 いられた 頸 動 脈 狭 窄 測 定 法 (1- 狭 窄 部 最 小 径 / 狭 窄 末 梢 部 最 大 径 )x100(% 表 示 ) Modified Rankin Scale(mRS): 脳 卒 中 後 の 機 能 障 害 を 表 すスケー ル 0 - 全 く 症 状 なし 1 何 らかの 症 状 はあるが 障 害 はない: 通 常 の 仕 事 や 活 動 は 全 て 行 える 2 - 軽 微 な 障 害 : これまでの 活 動 の 全 てはできないが 身 のまわり のことは 援 助 なしでできる 3 中 等 度 の 障 害 : 何 らかの 援 助 を 要 するが 援 助 なしで 歩 行 でき る 4- 中 等 度 から 重 度 の 障 害 : 援 助 なしでは 歩 行 できず, 身 のまわ りのこともできない 5 - 重 度 の 障 害 : ねたきり, 失 禁, 全 面 的 な 介 護 6 - 死 亡 ASO: 閉 塞 性 動 脈 硬 化 症 OGTT: 経 口 耐 糖 能 試 験 ACE-I:アンギオテンシン 変 換 酵 素 阻 害 剤 ( 降 圧 剤 ) ARB:アンギオテンシン 受 容 体 阻 害 剤 ( 降 圧 剤 ) 3. 研 究 組 織 代 表 研 究 者 山 田 和 雄 ( 名 古 屋 市 立 大 学 ) 研 究 事 務 局 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 ( 担 当 : 間 瀬 光 人 片 野 広 之 ) 研 究 分 担 者 小 笠 原 邦 昭 ( 岩 手 医 科 大 学 脳 神 経 外 科 ) 佐 々 木 真 理 ( 岩 手 医 科 大 学 先 端 医 療 研 究 センター) 2

森 悦 朗 ( 東 北 大 学 高 次 機 能 障 害 学 ) 遠 藤 俊 郎 ( 富 山 大 学 脳 神 経 外 科 ) 峰 松 一 夫 ( 国 立 循 環 器 病 センター 脳 血 管 内 科 ) 宮 本 享 ( 国 立 循 環 器 病 センター 脳 血 管 外 科 ) 山 上 宏 ( 神 戸 市 立 中 央 市 民 病 院 神 経 内 科 ) 岡 田 靖 ( 九 州 医 療 センター 内 科 ) 各 医 療 機 関 の 研 究 責 任 者 山 田 和 雄 ( 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 ) 小 笠 原 邦 昭 ( 岩 手 医 科 大 学 脳 神 経 外 科 ) 佐 々 木 真 理 ( 岩 手 医 科 大 学 先 端 医 療 研 究 センター) 森 悦 朗 ( 東 北 大 学 高 次 機 能 障 害 学 ) 遠 藤 俊 郎 ( 富 山 大 学 脳 神 経 外 科 ) 峰 松 一 夫 ( 国 立 循 環 器 病 センター 脳 血 管 内 科 ) 宮 本 享 ( 国 立 循 環 器 病 センター 脳 血 管 外 科 ) 山 上 宏 ( 神 戸 市 立 中 央 市 民 病 院 神 経 内 科 ) 岡 田 靖 ( 九 州 医 療 センター 内 科 ) 宝 金 清 博 ( 札 幌 医 科 大 学 脳 神 経 外 科 ) 中 川 原 譲 二 ( 中 村 記 念 病 院 脳 神 経 外 科 ) 鈴 木 明 文 ( 秋 田 脳 研 脳 神 経 外 科 ) 江 面 正 幸 ( 仙 台 医 療 センター 脳 神 経 外 科 ) 古 井 英 介 ( 江 南 病 院 脳 血 管 内 外 科 ) 兵 藤 明 夫 ( 獨 協 医 大 越 谷 病 院 脳 神 経 外 科 ) 小 野 純 一 ( 千 葉 県 循 環 器 病 センター) 小 林 英 一 ( 千 葉 大 学 脳 神 経 外 科 ) 星 野 晴 彦 ( 慶 応 大 学 神 経 内 科 ) 内 山 真 一 郎 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 神 経 内 科 ) 岡 田 芳 和 ( 東 京 女 子 医 大 脳 神 経 外 科 ) 高 木 誠 ( 済 生 会 中 央 病 院 神 経 内 科 ) 臼 井 政 昭 ( 虎 ノ 門 病 院 脳 神 経 外 科 ) 松 丸 祐 司 ( 虎 ノ 門 病 院 脳 血 管 外 科 ) 長 谷 川 泰 弘 ( 聖 マリアンナ 医 科 大 学 神 経 内 科 ) 田 中 耕 太 郎 ( 富 山 大 学 神 経 内 科 ) 桑 山 直 也 ( 富 山 大 学 脳 神 経 外 科 ) 山 村 修 ( 福 井 大 学 神 経 内 科 ) 奥 田 聡 ( 名 古 屋 医 療 センター 神 経 内 科 ) 3

小 鹿 幸 生 ( 名 古 屋 市 立 大 学 神 経 内 科 ) 山 田 健 太 郎 ( 名 古 屋 市 立 東 市 民 病 院 神 経 内 科 ) 吉 村 紳 一 ( 岐 阜 大 学 脳 神 経 外 科 ) 山 本 康 正 ( 京 都 第 二 赤 十 字 病 院 神 経 内 科 ) 飯 原 弘 二 ( 国 立 循 環 器 病 センター 脳 神 経 外 科 ) 坂 井 信 幸 ( 神 戸 市 立 中 央 市 民 病 院 脳 神 経 外 科 ) 寺 田 友 昭 ( 和 歌 山 労 災 病 院 脳 神 経 外 科 ) 山 口 修 平 ( 島 根 大 学 第 3 内 科 ) 木 村 和 美 ( 川 崎 医 科 大 学 脳 卒 中 科 ) 山 形 専 ( 倉 敷 中 央 病 院 脳 神 経 外 科 ) 宇 野 昌 明 ( 徳 島 大 学 脳 神 経 外 科 ) 細 見 直 永 ( 香 川 大 学 第 2 内 科 ) 藤 本 茂 ( 新 日 鐵 八 幡 病 院 内 科 ) 井 上 亨 ( 福 岡 大 学 脳 神 経 外 科 ) 寺 崎 修 司 ( 熊 本 日 赤 病 院 神 経 内 科 ) プロトコール 監 視 安 全 監 視 委 員 滝 和 郎 ( 三 重 大 学 脳 神 経 外 科 ) 永 田 泉 ( 長 崎 大 学 脳 神 経 外 科 ) 松 本 昌 泰 ( 広 島 大 学 脳 神 経 内 科 学 ) 研 究 事 務 局 ( 本 研 究 に 関 する 問 い 合 わせ 苦 情 などの 相 談 窓 口 ) 467-8601 名 古 屋 市 瑞 穂 区 瑞 穂 町 川 澄 1 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 担 当 秘 書 藤 井 ゆかり(yufujii@med.nagoya-cu.ac.jp) Tel 052-853-8286, Fax 052-851-5541 研 究 費 : 厚 生 労 働 省 循 環 器 病 委 託 研 究 事 業 (20 公 -1) 4. 対 象 および 診 断 基 準 2009 年 4 月 1 日 以 降 に 診 察 開 始 あるいは 経 過 観 察 中 や 治 療 中 の 無 症 候 性 で 50% 以 上 の 頸 部 頸 動 脈 狭 窄 症 患 者 を 対 象 とする 1) 無 症 候 とは6ヶ 月 以 内 に 頸 動 脈 病 変 と 同 側 の 脳 虚 血 発 作 が 無 い 例 をいう 2) 狭 窄 度 は 超 音 波 エコー(ECST 法 )で 測 定 する 高 度 狭 窄 とは 狭 窄 度 80% 以 上 あるいは PSV 2.3m/sec 以 上 を 対 象 とする 狭 窄 度 と 収 縮 期 最 高 流 速 (PSV: m/sec)との 換 算 は 50% 狭 窄 =1.5m/sec 70% 狭 窄 =2.0m/sec 80% 狭 窄 = 4

2.3m/sec となる DSA 3 D-CTA:NASCET 法 で 狭 窄 度 を 測 定 する 3) 年 令 :45 歳 以 上 男 女 は 問 わず 5. 除 外 規 準 1) mrs 3 以 上 の 例 2) 症 候 性 頭 蓋 内 出 血 の 既 往 他 の 出 血 性 疾 患 ( 活 動 性 消 化 性 潰 瘍 など) 出 血 性 素 因 または 血 液 凝 固 異 常 を 有 する 患 者 3) うっ 血 性 心 不 全 またはコントロール 困 難 な 狭 心 症 を 有 する 患 者 4) 治 療 を 要 する 悪 性 腫 瘍 等 の 合 併 転 居 予 定 通 院 困 難 などの 理 由 で 研 究 期 間 中 の 追 跡 が 困 難 な 患 者 5) その 他 担 当 医 の 診 断 により 当 研 究 への 参 加 が 不 適 切 と 考 えられる 患 者 6. 登 録 1) 症 例 登 録 は 事 務 局 / 名 古 屋 市 立 大 学 脳 神 経 外 科 教 室 が 管 理 する 2) 必 要 に 応 じ 調 査 研 究 内 容 について 各 施 設 倫 理 委 員 会 等 の 承 認 を 得 る < 登 録 手 順 > 3) 症 例 登 録 病 状 説 明 を 十 分 行 い 治 療 選 択 内 容 を 決 定 した 後 症 例 登 録 票 を 研 究 事 務 局 に 郵 送 あるいは 研 究 事 務 局 から 配 布 する Filemaker Pro Runtime 版 で 症 例 登 録 を 行 う 7. 実 施 要 項 手 順 < 治 療 選 択 内 容 > CEA/CAS の 選 択 は 施 設 毎 に 行 う 外 科 治 療 群 内 科 的 治 療 群 とも 抗 血 小 板 剤 ワルファリン 投 与 について は 特 に 制 限 しない 内 科 的 治 療 群 では 登 録 後 に 脳 虚 血 発 作 を 認 めない 場 合 投 薬 内 容 は 原 則 として 変 更 せず 継 続 投 与 する 内 科 的 治 療 とは 抗 血 小 板 剤 またはワーファリン 使 用 例 をいう 経 過 観 察 のみ とは 抗 血 小 板 剤 またはワーファリン 不 使 用 例 をいう 外 科 治 療 群 内 科 的 治 療 群 経 過 観 察 のみ 群 とも 一 般 的 に 推 奨 されている ガイドラインに 従 って 高 血 圧 高 脂 血 症 糖 尿 病 を 含 む 心 血 管 危 険 因 子 の コントロールを 行 なうこととし 使 用 薬 剤 の 種 類 は 問 わない また 運 動 療 法 と 食 事 療 法 についても 制 限 を 設 けない 併 用 禁 止 薬 : 特 に 制 限 を 設 けない 5

< 追 跡 調 査 > 全 症 例 について 登 録 後 6 ヶ 月 後 1 年 後 2 年 後 に 症 例 追 跡 票 を 研 究 事 務 局 に 郵 送 あるいは 研 究 事 務 局 から 配 布 する Filemaker Pro Runtime 版 で 追 跡 調 査 を 行 う < 追 跡 調 査 > 全 症 例 について 6 ヶ 月 後 1 年 後 2 年 後 に 追 跡 調 査 を 行 う 8. 評 価 の 基 準 主 要 エンドポイント 脳 心 血 管 イベント( 虚 血 性 脳 卒 中 心 筋 梗 塞 その 他 血 管 イベントの 有 無 死 亡 ( 脳 卒 中 脳 卒 中 以 外 の 血 管 死 血 管 死 以 外 の 死 亡 )の 有 無 副 次 エンドポイント: 観 察 期 間 中 の 頸 動 脈 狭 窄 性 病 変 の 高 度 進 展 重 篤 な 有 害 事 象 の 発 生 9. 解 析 方 法 狭 窄 率 が 50% 以 上 の 無 症 候 性 頸 動 脈 狭 窄 症 を 登 録 し 経 過 観 察 する 観 察 期 間 中 に 狭 窄 率 の 進 行 あるいは 症 候 性 となる 確 率 やその 背 景 因 子 を 解 析 する 経 過 としては 下 図 のような 場 合 が 想 定 される 6

10. 倫 理 的 事 項 1) 遵 守 すべき 諸 規 則 本 研 究 に 関 与 するすべての 者 は 世 界 医 師 会 ヘルシンキ 宣 言 および 臨 床 研 究 に 関 する 倫 理 指 針 ( 平 成 15 年 厚 生 労 働 省 告 示 第 255 号 平 成 20 年 7 月 31 日 全 部 改 正 平 成 21 年 4 月 1 日 実 施 )に 従 う 2)インフォームドコンセント 本 研 究 は 介 入 を 伴 わない 観 察 研 究 なので 被 験 者 の 同 意 取 得 は 必 ずしも 要 しない この 場 合 研 究 参 加 者 は 当 該 臨 床 研 究 の 目 的 を 含 む 研 究 の 実 施 につい て 当 該 施 設 のホームページ(HP)などで 情 報 の 公 開 をしなければならない なお 研 究 参 加 施 設 において 同 意 書 の 取 得 が 必 要 な 場 合 には 説 明 同 意 文 書 は 各 医 療 機 関 の 研 究 責 任 医 師 が 作 成 し 各 医 療 機 関 の 取 り 決 めに 従 うもの とする 3)プライバシーの 保 護 と 患 者 識 別 本 臨 床 研 究 に 携 わる 関 係 者 は 被 験 者 の 個 人 情 報 保 護 に 最 大 限 の 努 力 をはら う 研 究 担 当 医 師 は 症 例 登 録 票 および 症 例 追 跡 票 を 研 究 事 務 局 に 提 供 する 際 7

には 新 たに 施 設 固 有 の 被 験 者 識 別 番 号 を 付 し それを 用 いる 医 療 機 関 外 の 者 が 被 験 者 を 特 定 できる 情 報 ( 氏 名 住 所 電 話 番 号 など)は 記 載 しない デ ータセンターが 医 療 機 関 への 照 会 する 際 の 被 験 者 の 特 定 は 研 究 担 当 医 師 が 管 理 する 被 験 者 識 別 番 号 を 用 いて 行 なう なお 登 録 は 調 査 票 ( 紙 )あるいは 研 究 事 務 局 から 配 布 する File Maker Pro Runtime 版 で 行 うが この 場 合 患 者 固 有 情 報 (イニシャル 生 年 月 日 カルテ 番 号 )は 各 施 設 で 厳 重 に 保 管 し 研 究 事 務 局 とは 各 施 設 の 登 録 番 号 でデータを 送 付 する 11. 研 究 の 経 費 負 担 1) 資 金 源 この 研 究 は 厚 生 労 働 省 循 環 器 病 委 託 研 究 費 の 支 援 を 受 けて 行 なわれる 2) 本 研 究 の 治 療 に 関 する 費 用 この 研 究 は 観 察 研 究 であるので 通 常 の 健 康 保 険 の 範 囲 内 で 行 なわれ 研 究 期 間 中 の 観 察 検 査 使 用 薬 剤 等 には 被 験 者 の 健 康 保 険 を 適 用 する 3) 健 康 被 害 に 対 する 補 償 本 研 究 で 行 なわれる 治 療 は 通 常 の 診 療 で 一 般 的 に 行 なわれているものであり 特 別 な 健 康 被 害 への 補 償 は 行 われない ただし 本 研 究 の 実 施 に 起 因 して 有 害 事 象 が 発 生 し 被 験 者 に 健 康 被 害 が 生 じた 時 は 適 切 な 治 療 その 他 必 要 な 措 置 を 受 けることができるように 代 表 研 究 者 各 医 療 機 関 の 研 究 責 任 者 や 実 施 医 療 機 関 が 対 応 する またこの 目 的 のため 安 全 監 視 委 員 が 中 央 モニタリングを 実 施 する 12.プロトコルの 承 認 1)プロトコルは 主 任 研 究 者 の 所 属 する 研 究 機 関 の 倫 理 審 査 委 員 会 等 の 審 査 を 受 け 承 認 された 後 に 発 効 する 各 実 施 医 療 機 関 においては 当 該 機 関 の 倫 理 審 査 委 員 会 等 でプロトコルの 審 査 を 受 け 承 認 された 後 に 医 療 機 関 の 長 の 許 可 を 得 て 研 究 を 開 始 実 施 する 13. 研 究 の 終 了 と 早 期 中 止 < 研 究 の 終 了 > 各 医 療 機 関 の 研 究 責 任 医 師 は 本 研 究 が 終 了 したことを 医 療 機 関 の 長 に そ の 旨 を 報 告 する < 研 究 の 中 止 > 1 個 々の 症 例 の 場 合 : 患 者 の 拒 否 ( 同 意 取 得 後 の 撤 回 を 含 む) 主 要 評 価 項 目 に 定 められた 事 象 が 発 生 した 場 合 2 当 該 観 察 研 究 に 影 響 を 及 ぼす 科 学 的 根 拠 が 明 らかにされた 場 合 ( 観 察 研 8

究 の 成 果 が 期 待 できない 場 合 ) 14. 結 果 の 公 表 について 研 究 成 果 のとりまとめは 研 究 代 表 者 が 研 究 分 担 者 と 協 議 しながら 行 い その 結 果 については 登 録 作 業 に 参 加 した 各 医 療 機 関 の 責 任 者 に 承 諾 を 得 た 上 で 科 学 雑 誌 に 公 表 する 9