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幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 との 連 続 性 幼 稚 園 における 教 育 は 義 務 教 育 就 学 前 の 教 育 として 極 めて 重 要 な 役 割 を 担 っ ていることから 子 どもの 発 達 の 連 続 性 を 踏 まえ 小 学 校 教 育 との 連 続 性 を 意 識

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2016 年 度 事 業 計 画 書 学 校 法 人 桜 美 林 学 園 J. F. Oberlin University and Affiliated Schools

2016 年 度 事 業 計 画 策 定 にあたって 学 校 法 人 桜 美 林 学 園 理 事 長 佐 藤 東 洋 士 現 在 文 部 科 学 省 中 央 教 育 審 議 会 では 戦 後 70 年 のわが 国 の 教 育 制 度 を 振 り 返 りさまざまな 議 論 がなされています 中 等 教 育 レベルにおいては 国 際 水 準 にいかに 耐 え 得 るか 道 徳 教 育 の 教 科 化 が 取 りあげられておりますし 高 等 教 育 においては 高 大 接 続 の 観 点 からの 大 学 入 学 者 選 抜 の 在 り 方 実 践 的 な 職 業 教 育 を 行 う 新 たな 高 等 教 育 機 関 の 創 設 など 教 育 制 度 のパラダイム シフトを 目 指 す 議 論 が 深 まっております とりわけ 大 学 には 3つのポリシー(ディプロマ ポリシー カリキュラム ポリシー アドミッション ポリシー)を 明 確 に 社 会 に 対 して 公 表 するよう また 事 業 遂 行 にあた っては 常 に PDCA サイクルを 循 環 させ 進 捗 状 況 を 把 握 しつつ 実 行 することが 求 められています 学 園 を 取 り 巻 く 環 境 は 少 子 化 等 あいまって 全 体 として 厳 しい 状 況 にありますが 少 子 化 の 中 で 学 生 生 徒 園 児 を 確 保 する 適 切 な 方 策 を 講 ずることは 論 を 俟 ちません 一 方 グローバル 化 する 知 識 基 盤 社 会 の 中 で 国 民 から 付 託 されている 教 育 の 質 向 上 に 応 えなればなりません 第 2 次 中 期 目 標 はこれらの 社 会 の 変 化 要 請 に 応 えるため グローバル 時 代 における 教 育 の 深 化 経 営 基 盤 の 確 立 桜 美 林 コミュニティの 強 化 の3つを 重 点 礎 石 として 定 めました 長 期 ビジョン 実 現 に 向 けた 取 り 組 みを 加 速 してまいります 教 育 の 質 向 上 のためには 教 育 研 究 活 動 の 活 性 化 はもとより 教 育 研 究 環 境 を 整 備 していくことが 重 要 です 学 園 では 新 たに 取 得 した 新 宿 区 大 久 保 キャンパス また 町 田 市 との 間 で 定 期 借 地 とし て 契 約 した 市 立 小 中 学 校 跡 地 の 活 用 など 新 たな 教 育 研 究 拠 点 の 整 備 を 進 めてまいります さらに 2016 年 度 に 新 たに 開 設 するグローバル コミュニケーション 学 群 の 運 営 を 軌 道 にのせてグローバル 化 に 対 応 した 教 育 研 究 を 本 格 化 します とりわけ 大 学 における 教 学 組 織 の 再 編 教 育 課 程 の 整 理 見 直 しを 避 けて 通 ることはできません 今 年 度 中 に 具 体 案 を 策 定 し 一 層 の 教 育 の 質 向 上 に 取 り 組 みます 学 園 の 財 政 状 況 は 事 業 活 動 収 支 が 2016 年 度 も 全 体 として 厳 しい 状 況 ですが 既 定 経 費 の 見 直 し などを 引 き 続 き 行 い 必 要 な 経 費 を 予 算 計 上 することができました キリスト 教 精 神 に 基 づく 国 際 人 の 育 成 を 建 学 の 精 神 とする 学 園 として 魅 力 ある 教 育 研 究 の 実 践 学 生 生 徒 園 児 にとって 安 心 安 全 かつ 快 適 な 環 境 の 整 備 など 本 学 園 の 永 続 性 及 び 発 展 性 を 維 持 するための 財 源 確 保 は 重 要 であることを 踏 まえて 健 全 な 財 務 基 盤 の 確 立 に 取 り 組 んでまいり ます そのためには 中 長 期 的 な 視 野 に 立 った 財 政 計 画 等 が 不 可 欠 であり より 明 確 な 計 画 策 定 に 着 手 いたします 本 事 業 計 画 書 を 通 じて 本 学 園 の 諸 活 動 について 皆 様 のご 理 解 をいただけましたら 幸 いです 皆 様 からのさらなるご 支 援 とご 協 力 を よろしくお 願 い 申 しあげます -1 -

Ⅰ 学 園 の 基 本 方 針 1. 本 学 園 の 基 本 理 念 使 命 目 的 学 園 は 2021 年 に 創 立 100 周 年 を 迎 える 建 学 の 理 念 使 命 目 的 を 教 職 員 はじめ 学 園 に 関 わるすべての 者 が 再 確 認 し 変 化 の 激 しい 時 代 の 中 にあって 普 遍 の 価 値 として 実 現 するため に それぞれに 与 えられている 役 割 を 確 実 に 果 たさなければならない 基 本 理 念 使 命 目 的 建 学 の 精 神 キリスト 教 精 神 に 基 づく 国 際 人 の 育 成 学 園 長 期 ビジョン 自 己 を 高 め 自 己 の 責 任 を 果 たしうる 人 材 を 育 成 する 豊 かな 教 養 をもった 国 際 的 人 材 を 育 成 する 学 園 第 2 次 中 期 目 標 3の 重 点 礎 石 (コーナーストーン) 大 切 にしてきたことば 学 而 事 人 せん 方 つくれども 希 望 を 失 わず 2. 第 2 次 中 期 目 標 のメインテーマと 重 点 礎 石 メインテーマ: 私 たちは 変 わる! 勇 気 を 持 って 変 化 に 立 ち 向 かおう 重 点 礎 石 1:グローバル 時 代 における 教 育 の 深 化 重 点 礎 石 2: 経 営 基 盤 の 確 立 重 点 礎 石 3: 桜 美 林 コミュニティの 強 化 理 事 会 は 第 1 次 中 期 目 標 において 12 の 礎 石 (コーナーストーン)を 設 定 した 第 2 次 中 期 目 標 では 12 の 礎 石 を3つの 重 点 礎 石 に 収 斂 し 教 職 員 の 力 を 一 定 の 方 向 に 集 中 させる 学 園 が 存 続 し 続 けるためには 教 職 員 自 ら 時 代 の 変 化 に 対 応 しなければならない 一 人 ひとり が 学 園 の 在 り 方 を 真 剣 に 考 え 変 革 をもたらそうとする 強 い 意 志 を 持 ち 続 けていく 必 要 がある 全 教 職 員 が 思 いと 方 向 性 を 共 有 し これからの 時 代 を 共 に 歩 んでいくとともに メインテーマ を 私 たちは 変 わる! 勇 気 を 持 って 変 化 に 立 ち 向 かおう- とし 日 々 教 職 員 が 確 認 するべ き 共 通 の 標 語 とした 3.アクションプランと 年 次 計 画 理 事 会 が 示 した3つの 重 点 礎 石 を 受 け 設 置 校 各 部 門 が6 年 間 を 通 したアクションプラン を 策 定 し さらに 今 年 度 取 り 組 む 項 目 を 事 業 計 画 として 具 体 化 した その 進 捗 状 況 は 可 能 な 限 り 数 値 化 し 見 える 化 に 努 める -2 -

Ⅱ< 重 点 礎 石 1>グローバル 時 代 における 教 育 の 深 化 1. 大 学 の 事 業 計 画 (1)グローバル 教 育 の 推 進 13つのポリシー1の 見 直 し 及 び 明 確 化 ディプロマ ポリシー カリキュラム ポリシー アドミッション ポリシー の3つのポ リシーは 一 体 的 に かつ 明 確 な 内 容 を 持 つものとして 策 定 されることが 求 められている こ れらについて 抜 本 的 な 見 直 しを 行 う 2 教 育 方 法 の 改 善 ICT 2 やアクティブ ラーニング 3 サービス ラーニング 4 を 活 用 した 能 動 的 学 修 への 転 換 やインターンシップの 充 実 eラーニングによる 入 学 前 教 育 リメディアル 教 育 5 の 充 実 を 図 る 3 教 育 力 向 上 への 取 り 組 み 各 教 育 組 織 で 実 施 するFD 6 に 加 え 全 学 的 な 課 題 に 基 づくFDを 実 施 する さらに 学 生 に よる 授 業 評 価 の 検 証 と 改 善 を 行 う 4グローバル コミュニケーション 学 群 の 開 設 本 学 の 伝 統 的 な 外 国 語 教 育 をさらに 進 化 発 展 させ る 語 学 に 加 え グローバル スタディーズ リーダーシップ 留 学 を 教 育 の 主 な 柱 とする 新 しい 学 群 を 設 置 することで さらなるグローバル 教 育 を 推 進 する (2)グローバル 教 育 を 支 える 研 究 の 高 度 化 1 研 究 活 動 の 活 性 化 教 員 の 個 人 研 究 研 究 所 やプロジェクトベースの 研 究 活 動 をより 充 実 させる さらに 紀 要 の 発 行 や 学 術 出 版 助 成 等 により 研 究 成 果 の 公 表 を 支 援 する 2 外 部 研 究 資 金 獲 得 の 強 化 科 学 研 究 費 助 成 事 業 をはじめとする 各 種 外 部 研 究 資 金 獲 得 に 向 けた 支 援 体 制 を 強 化 し 申 請 件 数 採 択 率 を 向 上 させる 採 択 率 の 向 上 に 向 けて 研 究 計 画 調 書 作 成 の 講 習 会 を 実 施 する (3)キャンパスのグローバル 化 とモビリティの 推 進 1 外 国 語 教 育 の 強 化 1 ディプロマ ポリシー: 卒 業 認 定 学 位 授 与 に 関 する 方 針 カリキュラム ポリシー: 教 育 課 程 編 成 実 施 の 方 針 アドミッション ポリシー: 入 学 者 受 入 れの 方 針 2 Information and Communication Technology 情 報 通 信 技 術 の 略 3 教 員 による 一 方 的 な 講 義 形 式 の 教 育 とは 異 なり 学 修 者 の 能 動 的 な 参 加 を 取 り 入 れた 教 授 学 修 法 の 総 称 4 教 育 活 動 の 一 環 として 一 定 の 期 間 地 域 のニーズ 等 を 踏 まえた 社 会 奉 仕 活 動 を 体 験 することによって 学 問 的 取 り 組 みや 進 路 につ いて 新 たな 視 野 を 得 る 教 育 プログラムのこと 5 補 習 教 育 のこと 大 学 教 育 を 受 ける 前 提 となる 基 礎 的 な 知 識 等 についての 教 育 6 Faculty Developmentの 略 大 学 教 員 の 教 育 能 力 を 高 めるための 実 践 的 方 法 のことであり 大 学 の 授 業 改 革 のための 組 織 的 な 取 り 組 み 方 法 を 指 す -3 -

英 語 をはじめとする 外 国 語 教 育 を 強 化 する 英 語 のみによる 授 業 科 目 を 増 加 させるとともに 新 たに 英 語 による 学 位 取 得 コースを 開 設 する 2 留 学 生 派 遣 受 け 入 れプログラムの 充 実 本 学 の 海 外 拠 点 や 提 携 校 との 協 働 により 留 学 生 派 遣 受 け 入 れプログラムを 充 実 させる 学 内 留 学 フェアやオリエンテーション 時 の 留 学 紹 介 を 充 実 させ 各 留 学 プログラムへの 参 加 促 進 を 図 る 3 海 外 の 大 学 等 との 提 携 学 術 文 化 交 流 多 様 化 する 学 修 ニーズに 応 えるため 新 規 提 携 校 を 開 拓 する また 提 携 校 との 関 係 を 強 化 し 学 術 文 化 交 流 を 積 極 的 に 行 う 2. 中 学 校 高 等 学 校 の 事 業 計 画 (1) 実 践 力 のある 国 際 人 の 育 成 1ユネスコスクールへの 加 盟 ユネスコスクールは ユネスコ 憲 章 に 示 されたユネスコの 理 想 を 実 現 するため 昭 和 28 (1953) 年 に 創 設 され (1) 地 球 規 模 の 問 題 に 対 する 国 連 システムの 理 解 (2) 人 権 民 主 主 義 の 理 解 と 促 進 (3) 異 文 化 理 解 (4) 環 境 教 育 といったテーマについて 質 の 高 い 教 育 を 実 践 す る 学 校 である 本 校 の 教 育 理 念 に 沿 った 国 際 化 を 実 行 する 上 で ユネスコスクールへの 加 盟 は 有 効 な 方 法 であり 加 盟 各 国 の 学 校 と 積 極 的 に 交 流 し 本 校 の 教 育 理 念 に 沿 った 国 際 化 を 展 開 する 2 提 携 校 との 相 互 交 流 の 実 践 及 び 開 拓 現 在 中 国 2 校 韓 国 2 校 オーストラリア1 校 ニュージーランド1 校 の4ヶ 国 6 校 と 交 流 を 行 って いる 交 流 は 双 方 の 生 徒 にとって 他 国 の 文 化 を 直 接 吸 収 するきっかけだけでなく 教 員 にとっても 教 育 方 法 を 見 直 す 機 会 や 新 たな 視 点 を 得 る 機 会 となって いる 今 年 度 は 陳 経 綸 中 学 との 交 流 の 発 展 はもと より 英 語 圏 の 学 校 との 交 流 をあらたに 展 開 すると ともに 昨 年 度 から 展 開 しているアメリカ サンデ ィエゴにおける 大 学 等 との 連 携 を 深 め 国 際 感 覚 を 伴 った 教 育 を 行 う (2) 心 豊 かで 基 礎 学 力 問 題 解 決 能 力 のある 生 徒 の 育 成 1 異 文 化 交 流 を 通 じた 学 而 事 人 の 学 修 本 校 の 教 育 課 程 は 他 者 のこころに 共 感 し ともに 生 きる 人 間 自 分 で 考 え 自 分 の 言 葉 を 紡 ぎ 出 す 人 間 文 化 や 意 見 の 異 なる 人 々とこ ころを 通 わす 人 間 を 養 成 することを 基 本 理 念 と しており 英 語 教 育 +グローバル 教 育 の 実 践 を 特 徴 としている -4-

文 化 価 値 観 等 が 違 う 人 々とコミュニケートし 多 様 な 経 験 から 多 文 化 共 生 をスタンダード とする 人 材 の 養 成 をさらに 展 開 する (3) 教 員 の 資 質 向 上 のための 研 修 制 度 の 充 実 1 教 員 の 短 期 長 期 研 修 制 度 の 確 立 国 際 交 流 におけるユネスコスクールへの 加 盟 に 伴 い 海 外 の 教 育 機 関 等 との 交 流 を 積 極 的 に 展 開 し 姉 妹 校 提 携 校 との 教 員 間 交 流 を 柔 軟 に 行 えるような 制 度 を 確 立 する また 専 門 分 野 の 更 なる 力 量 向 上 のため 大 学 院 レベルの 研 修 が 可 能 となる 制 度 を 確 立 し 研 修 成 果 が 教 育 に 還 元 されることを 目 指 す 3. 幼 稚 園 の 事 業 計 画 (1)モンテッソーリ 教 育 7 の 充 実 モンテッソーリ 教 育 のディプロマを 持 った 教 員 が 中 心 とな って 本 園 の 教 育 に 即 した 教 材 を 作 成 し プログラムを 組 み クラス 担 任 と 協 力 して 園 児 に 教 具 の 提 供 を 行 う また 教 育 の 質 と 内 容 の 充 実 を 図 るため 専 任 教 諭 非 常 勤 教 諭 を 対 象 とした 園 内 研 修 を 定 期 的 に 行 い 教 員 の 技 術 向 上 に 努 め 理 論 に 基 づいた 実 践 の 振 り 返 りを 重 ねると 共 に 教 材 研 究 に つなげる (2) 未 就 園 児 クラスの 拡 充 原 則 毎 週 水 曜 日 に 専 任 教 諭 の 指 導 による 未 就 園 児 クラスを 開 講 し 親 子 が 共 に 幼 稚 園 という 環 境 と 教 育 に 触 れる 機 会 を 提 供 する クラスの 前 後 では 園 庭 を 開 放 し 在 園 児 とも 交 流 できる 機 会 を 設 定 す る また 2016 年 度 より 幼 児 体 育 専 門 の 講 師 による 未 就 園 児 対 象 の 親 子 体 操 教 室 を 実 施 する 7 モンテッソーリ 教 育 : 幼 児 の 心 身 の 内 部 的 な 発 達 要 求 に 応 じつつ 準 備 された 環 境 の 中 で 一 人 ひとりの 子 どもが 独 自 の 創 造 性 と 喜 びに 満 ちた 活 動 を 展 開 できるように 様 々な 援 助 を 行 う 教 育 のこと -5 -

Ⅲ < 重 点 礎 石 2> 経 営 基 盤 の 確 立 1. 大 学 の 事 業 計 画 (1)インターナショナル アドミッション 8 の 強 化 1 入 試 制 度 の 分 析 と 改 善 強 化 優 秀 な 留 学 生 を 世 界 各 地 から 集 めるために イ ンターナショナル アドミッションを 強 化 する さらに 現 行 の 入 試 制 度 について 分 析 検 証 を 行 い 本 学 の 教 育 理 念 やアドミッション ポリシ ーに 基 づく 学 力 の3 要 素 9 を 踏 まえた 多 面 的 総 合 的 な 選 抜 方 法 により 質 の 高 い 入 学 者 を 確 保 するための 方 策 を 検 討 する 2 学 生 募 集 活 動 の 強 化 学 生 募 集 に 係 る 広 報 オープンキャンパスや 進 学 相 談 会 等 のイベント 活 動 を 充 実 させ 本 学 の 特 長 や 魅 力 を 浸 透 させる (2)ガバナンスの 強 化 教 学 における 様 々な 事 項 について 学 長 のリーダーシップのもと スピードや 適 切 性 を 保 ちなが ら 諮 問 できる 体 制 を 整 えた より 実 質 化 を 図 るために 予 算 人 材 施 設 設 備 等 のリソースを 十 分 に 活 用 しながら 中 長 期 計 画 に 基 づくアクションプランを 実 行 していく (3) 事 業 計 画 と 予 算 の 適 正 化 - 教 育 研 究 体 制 の 整 備 - 大 学 をとりまく 社 会 や 経 済 的 な 状 況 私 学 としての 特 色 ある 教 育 研 究 事 業 及 び 将 来 計 画 に 基 づ き 中 長 期 的 な 事 業 計 画 と 予 算 を 立 案 する とりわけ 教 育 体 制 については 教 育 の 質 の 向 上 と 責 任 の 明 確 化 を 図 るために 全 学 群 を 学 類 化 する 方 向 で 具 体 的 な 検 討 を 行 い あわせて 再 整 備 後 の 適 正 教 員 数 ( 専 兼 比 率 を 含 む)についても 収 入 と 支 出 のバランスに 配 慮 しながら 見 直 す 2. 中 学 校 高 等 学 校 の 事 業 計 画 (1) 教 職 員 による 協 働 体 制 の 確 立 1 効 率 性 機 能 性 を 重 視 した 校 内 組 織 体 制 の 確 立 学 校 運 営 においては 校 長 の 方 針 やその 意 思 を 正 確 に 伝 達 し 実 行 するために 委 員 会 等 を 機 能 課 題 別 に 括 り 直 すとともに それぞれの 組 織 の 機 能 分 担 を 明 確 にしていくマトリックス 型 組 織 への 改 編 を 順 次 行 う また 事 務 組 織 の 業 務 のあり 方 も 検 討 し 教 員 職 員 それぞれの 職 8 国 内 に 限 らず 海 外 で 学 生 募 集 活 動 や 入 学 試 験 等 を 行 うこと 9 中 央 審 議 会 答 申 新 しい 時 代 にふさわしい 高 大 接 続 の 実 現 に 向 けた 高 等 学 校 教 育 大 学 教 育 大 学 入 学 者 選 抜 の 一 体 的 改 革 について (2014 年 12 月 22 日 )において 学 力 の3 要 素 について 社 会 で 自 立 して 活 動 していくために 必 要 な 力 という 観 点 から 捉 え 直 し 高 等 学 校 教 育 を 通 じて(ⅰ)これからの 時 代 に 社 会 で 生 きていくために 必 要 な 主 体 性 を 持 って 多 様 な 人 々と 協 働 して 学 ぶ 態 度 ( 主 体 性 多 様 性 協 働 性 ) を 養 うこと (ⅱ)その 基 盤 となる 知 識 技 能 を 活 用 して 自 ら 課 題 を 発 見 しその 解 決 に 向 けて 探 究 し 成 果 等 を 表 現 するために 必 要 な 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 能 力 を 育 むこと (ⅲ)さらにその 基 礎 となる 知 識 技 能 を 習 得 させ ること とした 上 で 大 学 においては それを 更 に 発 展 向 上 させるとともに これらを 統 合 した 学 力 を 鍛 錬 すること と 提 言 した -6 -

務 を 明 確 化 して 行 く 3. 幼 稚 園 の 事 業 計 画 (1) 園 児 の 充 足 に 努 める 昨 年 度 まで 別 途 日 程 を 設 定 していた 入 園 説 明 会 を 未 就 園 児 クラスの 中 に 組 み 入 れ 本 園 の 教 育 内 容 をこれまで 以 上 に 一 人 でも 多 くの 方 に 知 っていただく 機 会 とする 従 来 の 周 知 方 法 に 加 えて ポスター ポスティング 等 を 新 たに 活 用 し 近 隣 に 対 する 広 報 に 力 を 入 れる (2)3 学 年 各 2クラスの 維 持 本 園 の 特 長 である 縦 割 りクラスの 機 会 は 維 持 すると 共 に 小 学 校 以 降 の 生 活 や 学 習 の 基 盤 の 育 成 につなげる 為 心 身 の 調 和 のとれた 発 達 と 個 性 の 伸 長 を 図 ることを 目 的 として 学 年 別 のクラス 編 成 を 基 本 とする 学 年 別 の 集 団 活 動 を 通 して 集 団 の 一 員 として 望 ましい 人 間 関 係 を 形 成 する 能 力 を 養 い 初 等 教 育 につなげる 4. 法 人 部 門 等 の 事 業 計 画 (1) 学 園 運 営 を 支 える 柔 軟 な 組 織 協 力 体 制 の 構 築 とモチベーションの 高 い 人 材 育 成 学 園 運 営 を 支 えるため 柔 軟 性 がありモチベーションの 高 い 人 材 の 育 成 を 目 指 し 人 事 政 策 の 確 立 ( 人 材 育 成 女 性 活 用 ) 及 び 教 職 員 人 件 費 の 適 正 化 を 図 る (2) 桜 美 林 NEXT100 の 提 唱 次 の 百 年 に 向 けて 学 園 創 立 100 周 年 記 念 を 契 機 として 学 園 をあげ 桜 美 林 レガシーの 継 承 さらに 次 の 100 年 に 向 けた 構 想 を 計 画 する 特 に 今 年 度 は 100 周 年 記 念 事 業 室 の 運 営 を 軌 道 に 乗 せて 具 体 的 な 計 画 を 策 定 する (3) 組 織 体 制 の 強 化 時 代 の 変 化 に 対 応 するため 迅 速 な 意 思 決 定 を 可 能 にし その 決 定 に 基 づいた 迅 速 なアクショ ンを 可 能 にする 組 織 体 制 ( 教 職 員 の 人 事 計 画 を 含 む)を 確 立 する そのためにも 権 限 と 責 任 の 明 確 化 及 び 中 期 長 期 財 務 計 画 との 連 携 を 図 る (4) 収 支 構 造 の 改 善 支 出 構 造 を 見 直 し 予 算 の 設 置 校 配 分 および 事 業 配 分 を 厳 格 に 仕 分 ける 方 法 を 検 討 し 収 入 に 見 合 う 事 業 ごとの 予 算 編 成 を 目 指 す (5)キャンパス 整 備 計 画 の 推 進 学 生 の 教 育 環 境 の 向 上 町 田 キャンパス 淵 野 辺 キャンパスの 整 備 充 実 や 美 化 と 併 せ 町 田 山 崎 地 区 の 旧 本 町 田 中 学 校 および 小 学 校 跡 -7-

地 のキャンパス 整 備 (1 期 目 ) 多 摩 アカデミーヒルズ 整 備 (2 期 目 ) 新 宿 区 大 久 保 キャンパス の 整 備 (1 期 目 )を 行 う 独 立 行 政 法 人 都 市 再 生 機 構 による 四 ツ 谷 駅 前 地 区 再 開 発 事 業 は 2016~2019 年 度 にかけて 行 な われるが 開 発 区 域 内 で 本 学 が 入 居 を 予 定 している 教 育 棟 の 整 備 は 事 業 の 進 捗 状 況 を 見 ながら 対 応 していく (6) 情 報 環 境 整 備 充 実 昨 年 度 から 導 入 している 次 期 無 線 LAN 環 境 について 対 象 エリアの 拡 大 を 進 めほぼ 学 内 全 域 での 利 用 を 可 能 とする また 2009 年 度 に 導 入 した 学 内 クラウド 環 境 を 最 新 化 するなど 情 報 基 盤 の 整 備 と 改 善 を 行 う PC 環 境 については 2017 年 度 から Windows10 化 を 実 施 するため 必 要 な 調 査 研 究 を 進 める モバイル 環 境 の 急 激 な 進 展 を 受 け スマート 端 末 等 でのアクセスを 容 易 にする 為 に 教 学 システムの 1 つである e-campus のバージョンアップを 行 う 予 定 である また 二 元 化 している 学 内 e-ラーニング 環 境 の 統 合 化 にも 着 手 する -8 -

Ⅳ < 重 点 礎 石 3> 桜 美 林 コミュニティの 強 化 1. 大 学 の 事 業 計 画 (1) 学 生 同 窓 会 後 援 会 の 強 化 1 学 びや 活 動 のコミュニティの 活 性 化 10 学 生 コミュニティ( 学 会 部 活 などの 公 認 団 体 ピアサポート 体 制 等 )の 活 性 化 に 向 けた 取 り 組 みへの 支 援 強 化 や 再 構 築 を 行 う 2 同 窓 会 後 援 会 校 友 会 との 連 携 強 化 大 学 の 教 育 研 究 活 動 への 理 解 を 深 める 取 り 組 みを 進 め 同 窓 会 後 援 会 校 友 会 との 連 携 を 強 化 する (2) 初 等 中 等 教 育 他 大 学 等 との 連 携 1 初 等 中 等 教 育 との 関 係 強 化 初 等 中 等 教 育 機 関 の 児 童 生 徒 や 教 員 向 けのプログ ラムを 引 き 続 き 実 施 する 大 学 が 企 画 する 各 種 イベン トや 各 教 育 機 関 訪 問 等 に 加 えて オンライン コン テンツも 開 発 し 物 理 的 な 距 離 を 越 えたつながりを 強 化 する 2 教 育 交 流 ( 高 大 連 携 )の 充 実 本 学 と 連 携 協 定 を 結 ぶ 高 等 学 校 との 教 育 交 流 ( 高 大 連 携 )を 充 実 させ 高 等 学 校 教 員 との 情 報 交 換 及 び 交 流 や 高 校 生 への 大 学 レベルの 講 義 の 提 供 等 を 実 施 する 3 他 大 学 との 連 携 の 強 化 本 学 が 加 盟 するコンソーシアム 等 を 通 じて 他 大 学 との 情 報 共 有 や 各 種 プログラムを 実 施 す る (3) 地 域 や 官 産 業 界 との 連 携 1 地 域 社 会 との 連 携 地 域 における 学 術 拠 点 として 地 方 自 治 体 や 地 元 企 業 等 との 連 携 事 業 やボランティア 活 動 の 推 進 により 地 域 社 会 の 活 性 化 に 貢 献 する 2 生 涯 学 習 機 能 の 強 化 地 域 に 開 かれた 大 学 として 幅 広 い 学 習 ニーズに 応 えるべく 生 涯 学 習 機 能 を 強 化 する エク ステンションプログラムを 整 備 し 受 講 生 の 増 加 を 図 るとともに 大 学 大 学 院 の 授 業 科 目 を できるだけ 市 民 に 開 かれたものとし 科 目 等 履 修 生 聴 講 生 の 積 極 的 な 受 け 入 れを 図 る 3インターンシップの 推 進 行 政 企 業 等 と 連 携 しながら 学 生 のインターンシップ 参 加 を 促 進 する 現 場 での 体 験 をと おして 学 びを 補 完 するとともに 学 生 のキャリア 形 成 支 援 につなげる 10 学 生 相 互 による 支 援 体 制 のこと -9 -

2. 中 学 校 高 等 学 校 の 事 業 計 画 (1) 桜 美 林 ブランドの 確 立 1より 確 かな 情 報 発 信 力 の 確 立 展 開 発 展 学 内 外 へ 発 信 すべき 情 報 等 の 収 集 と 適 切 な 分 析 仕 分 けを 行 い 迅 速 にホームページに 掲 載 する そのため 情 報 ホームページ 委 員 会 ( 特 別 委 員 会 )を 改 編 する また 国 際 交 流 におけるアクションプランを 確 実 に 実 行 し 異 文 化 理 解 国 際 感 覚 を 身 につけ 自 ら 判 断 し 自 立 し て 主 体 的 に 行 動 できる 生 徒 を 育 てることにより スクール アイデンティティーの 確 立 と 社 会 での 認 知 度 を 高 める (2) 地 域 に 根 ざした 取 り 組 みの 推 進 生 徒 募 集 対 策 の 一 貫 として 行 っている オープンスクール を 地 域 連 携 強 化 の 活 動 としても 行 う 地 域 と 生 徒 と 教 員 が 主 体 となった 交 流 の 取 り 組 みを 実 施 することで 地 域 との 連 携 を 推 進 す る また 新 たに 小 学 生 対 象 の 英 語 のエクステンション 講 座 の 開 講 や 音 楽 ( 吹 奏 楽 ハンドベル 等 ) 講 座 の 開 講 を 検 討 する 3. 幼 稚 園 の 事 業 計 画 (1) 中 高 大 学 との 連 携 強 化 総 合 学 園 としての 優 位 性 を 生 かし 中 学 校 高 等 学 校 大 学 で 将 来 幼 児 教 育 に 携 わることを 希 望 している 学 生 生 徒 にその 実 践 の 場 を 提 供 し 本 学 園 独 自 の 教 育 内 容 の 充 実 に 寄 与 する 大 学 教 員 の 研 究 調 査 にも 積 極 的 に 協 力 し 教 員 の 資 質 向 上 にも 関 与 することにより 学 園 として 幼 稚 園 を 設 置 している 意 義 を 具 現 化 する また 大 学 野 球 部 による 野 球 教 室 等 学 園 内 のリソースを 生 かして 園 児 が 学 ぶ 楽 しさを 体 感 しながら 健 康 な 心 と 身 体 の 発 達 を 促 し 人 と 関 わる 力 を 養 う 取 り 組 みを 実 践 する (2) 地 域 教 育 貢 献 事 業 の 充 実 キリスト 教 精 神 を 礎 としている 学 園 が 地 域 社 会 との 連 携 を 深 め 共 存 共 栄 していくことは キ リスト 教 学 校 として また 教 育 機 関 としての 使 命 である その 学 園 の 一 員 として 幼 稚 園 としても 学 園 のモットーである 学 而 事 人 の 精 神 を 具 現 化 し 地 域 に 貢 献 できるプログラムを 積 極 的 に 展 開 する 特 に 幼 児 教 育 の 現 場 だからこそ 発 信 できる 子 育 てに 関 わる 講 演 会 等 テーマを 具 体 的 に 示 し 本 学 の 持 つ 人 的 物 的 資 源 を 有 効 的 に 活 用 する 中 で 地 域 社 会 との 連 携 を 深 める 特 に 2016 年 度 からは 子 育 て 相 談 窓 口 を 常 設 し 地 域 の 子 育 て 支 援 の 充 実 に 努 める - 10 -

Ⅴ 予 算 予 算 編 成 にあたっては 1 収 支 の 均 衡 2 中 長 期 的 視 点 に 立 った 予 算 措 置 3 財 務 基 盤 の 強 化 4 事 業 計 画 を 主 とした 予 算 編 成 5シーリングの 設 定 の5 点 を 基 本 方 針 とした 予 算 編 成 上 の 試 算 にあたっては 学 納 金 収 入 の 算 出 基 準 を 収 容 定 員 ベースにし 財 務 基 盤 の 強 化 に 向 けてキャッシュフ ローを 重 視 しながら 収 支 の 均 衡 を 図 った (1) 収 入 学 生 生 徒 等 納 付 金 の 増 加 要 因 はビジネスマネジメント 学 群 の 授 業 料 改 定 (2013 年 度 導 入 4 年 目 )と 入 学 定 員 増 (2014 年 度 比 160 人 増 ) およびグローバル コミュニケーション 学 群 開 設 (250 人 )によるものである キャッシュベースの 収 入 合 計 は 14,783 百 万 円 とした このうち 借 入 金 は 学 園 債 発 行 分 等 の 301 百 万 円 を 計 上 した (2) 支 出 キャッシュベースの 支 出 合 計 は 14,389 百 万 円 とした そのうち 借 入 金 の 返 済 は 997 百 万 円 借 入 金 利 息 は 103 百 万 円 予 備 費 は 50 百 万 円 である また 事 業 活 動 支 出 11は 14,475 百 万 円 と した (3) 収 支 の 状 況 上 述 のキャッシュベースでの 収 支 が 全 体 で 394 百 万 円 のプラスとなる 事 業 活 動 収 入 12 (14,482 百 万 円 )から 事 業 活 動 支 出 (14,475 百 万 円 )を 差 し 引 いた 結 果 であり 純 資 産 ( 正 味 財 産 )の 増 減 をあらわす 基 本 金 組 入 前 当 年 度 収 支 差 額 は 7 百 万 円 のプラスとなる 事 業 活 動 収 入 に 占 める 基 本 金 組 入 前 当 年 度 収 支 差 額 の 割 合 を 示 す 事 業 活 動 収 支 差 額 比 率 は 学 校 法 人 の 経 営 状 況 を 判 断 する 重 要 な 指 標 の 一 つとなるが 2016 年 度 予 算 においては 0.05%となっている なお 年 度 末 の 現 金 預 金 残 高 ( 資 金 収 支 計 算 書 における 翌 年 度 繰 越 支 払 資 金 )については 5,434 百 万 円 となる 11 学 校 法 人 における 経 済 価 値 の 費 消 あるいは 純 資 産 の 減 少 となる 支 出 12 学 校 法 人 における 負 債 とならない 収 入 -11 -