第5号議案 平成24年度事業計画及び予算案



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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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波佐見町の給与・定員管理等について

Transcription:

平 成 24 年 度 事 業 計 画 1. 租 研 をめぐる 環 境 わが 国 は 内 外 の 経 済 社 会 構 造 の 激 しい 変 化 の 中 で 短 期 中 長 期 共 に 多 くの 問 題 に 直 面 し ている 昨 年 発 生 した 東 日 本 大 震 災 からの 復 旧 復 興 については 政 府 による 復 興 対 策 や 税 制 特 例 措 置 等 により 今 後 の 日 本 経 済 の 再 生 の 原 動 力 となることが 期 待 されている 一 方 欧 州 における 政 府 債 務 問 題 顕 在 化 によるユーロ 不 安 は 欧 米 金 融 市 場 を 混 乱 させ 世 界 経 済 の 先 行 きは 不 透 明 感 が 増 すとともに 国 内 経 済 状 況 についても 円 高 や 電 力 安 定 供 給 問 題 を 契 機 とした 企 業 の 海 外 移 転 海 外 M&A の 積 極 的 展 開 等 による 産 業 空 洞 化 の 懸 念 が 高 まっており デフレからの 脱 却 が 未 だ 進 まない 中 厳 しい 雇 用 情 勢 の 継 続 経 済 成 長 の 鈍 化 等 依 然 として 厳 しい 状 況 にある また 足 下 では 1 少 子 高 齢 化 の 急 速 な 進 行 による 社 会 保 障 費 用 の 膨 張 に 伴 う 社 会 保 障 持 続 可 能 性 への 国 民 の 不 安 の 高 まり 2その 増 大 を 主 因 とする GDP 比 196%( 平 成 24 年 度 末 見 込 ) にも 及 ぶ 巨 額 の 長 期 債 務 残 高 を 抱 える 財 政 構 造 等 わが 国 の 構 造 的 問 題 は 一 層 深 刻 化 しつつある 特 に 国 の 財 政 は 借 金 が 税 収 を 上 回 る 異 常 な 事 態 が 3 年 連 続 し 欧 米 の 財 政 債 務 問 題 に 端 を 発 し た 混 乱 状 況 を 踏 まえれば 財 政 健 全 化 は 一 刻 の 猶 予 も 許 されない 緊 急 の 事 態 にある このような 状 況 においては まず 復 興 対 策 を 呼 び 水 として 経 済 活 力 のエンジンである 民 間 の 活 性 化 により 投 資 や 技 術 進 歩 を 推 進 することが 不 可 欠 である また 同 時 に 構 造 的 問 題 に 対 して も 中 長 期 的 な 視 点 に 立 った 改 革 の 方 向 性 を 明 らかにし 着 実 かつ 速 やかに 着 手 することが 求 めら れる 特 に 企 業 の 国 際 競 争 力 強 化 を 目 指 した 経 済 成 長 戦 略 の 策 定 とあわせ 財 政 改 革 社 会 保 障 と 税 制 の 一 体 的 な 改 革 等 の 早 期 実 行 が 必 要 である そのためにも 今 後 の 社 会 保 障 の 安 定 強 化 につながる 改 革 と その 必 要 財 源 の 安 定 的 確 保 と 財 政 健 全 化 を 同 時 に 達 成 するための 消 費 税 率 の 引 き 上 げ 等 の 抜 本 的 税 制 改 革 については 平 成 24 年 通 常 国 会 において 速 やかに 法 案 を 成 立 させ 国 際 的 な 信 認 を 得 るとともに 国 民 に 安 心 と 安 定 を もたらすべきである 2. 協 会 の 活 動 方 針 上 記 の 租 研 をめぐる 環 境 に 立 ち 民 間 の 租 税 研 究 機 関 として 我 が 国 の 税 制 の 研 究 と 普 及 に 貢 献 してきた 当 協 会 は 引 き 続 き その 活 動 をベースに 中 身 の 更 なる 充 実 を 図 り 会 員 のニー ズに 迅 速 に 応 え あるべき 財 政 税 制 税 務 の 実 現 に 向 け 諸 活 動 を 展 開 していく 中 期 計 画 ( 平 成 23 年 度 から 25 年 度 の 3 カ 年 計 画 )では 会 員 への 価 値 の 提 供 を 極 力 維 持 しつ つも 収 入 の 範 囲 内 に 活 動 を 収 斂 させるため 事 業 内 容 の 抜 本 的 な 見 直 しが 必 要 とされている 平 成 24 年 度 は 23 年 度 に 引 き 続 き 中 期 事 業 計 画 に 沿 って 次 のような 活 動 方 針 に 基 づき 目

標 年 度 である 平 成 25 年 度 には 収 支 相 償 の 原 則 に 則 し かつ 安 定 的 な 運 営 が 行 われるように 位 置 づける 1 税 制 改 正 意 見 等 の 提 言 活 動 の 充 実 2 財 政 税 制 に 関 する 調 査 研 究 提 言 活 動 の 充 実 を 図 る 3 会 員 のニーズに 的 確 に 対 応 した 情 報 発 信 機 能 の 充 実 を 図 る 4 租 研 は 平 成 24 年 4 月 1 日 付 けで 公 益 社 団 法 人 日 本 租 税 研 究 協 会 として 発 足 したこ とから 今 後 は これまで 以 上 に 協 会 活 動 を 通 じた 社 会 貢 献 活 動 を 高 める 5 租 研 の 財 政 状 況 が 極 めて 厳 しいことから 維 持 会 員 の 継 続 拡 大 に 組 織 を 挙 げて 取 り 組 む あわせて 経 費 節 減 に 努 めるとともに 限 られた 資 源 の 中 で 効 果 的 効 率 的 な 事 業 運 営 を 徹 底 する 3. 平 成 24 年 度 計 画 の 総 括 平 成 24 年 度 は 中 期 事 業 計 画 に 沿 って 事 業 全 体 の 見 直 しを 継 続 することとするが その 一 方 で 最 終 目 標 に 向 けた 移 行 期 年 度 にあたる 中 期 目 標 で 掲 げた 事 業 の 選 択 と 集 中 を 検 討 推 進 してきた 結 果 平 成 24 年 度 における 全 体 の 活 動 水 準 ( 開 催 回 数 )は 最 高 水 準 だった 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 に 対 し 約 2 割 平 成 23 年 度 と 比 較 しても 1 割 強 の 減 少 となる 年 間 180 回 を 目 標 とする なお 本 年 度 からの 公 益 社 団 法 人 化 にあわせ 来 年 度 ( 平 成 25 年 度 )での 中 期 事 業 構 造 (170 回 / 年 ) 実 現 に 向 けた 更 なる 取 り 組 みを 推 進 していく 活 動 計 画 一 覧 表 ( 講 演 回 数 換 算 ベース) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 計 画 平 成 25 年 度 中 期 計 画 理 事 会 総 会 委 員 会 等 45 回 74 回 103 回 86 回 75 回 70 回 内 研 究 会 24 56 70 60 50 43 会 員 懇 談 会 106 111 87 90 77 72 租 税 研 究 大 会 *1 (2.5 日 ) 6 (4.0 日 ) 11 (3.0 日 ) 9 (3.0 日 ) 6 (3.0 日 ) 6 (3.0 日 ) 6 基 礎 講 座 *2 (3 講 座 ) 23 (4 講 座 ) 30 (4 講 座 ) 28 (3 講 座 ) 23 (3 講 座 ) 22 (3 講 座 ) 22 合 計 180 226 227 205 180 170 出 版 ( 租 税 研 究 以 外 ) 9 冊 17 冊 12 冊 10 冊 11 冊 10 冊 *1 平 成 24 年 度 計 画 の 内 訳 : 東 京 大 会 2.0 日 ( 報 告 2 討 論 2) 大 阪 大 会 1.0 日 ( 報 告 1 討 論 1) *2 平 成 24 年 度 計 画 の 内 訳 : 法 人 税 基 礎 講 座 - 東 京 8 回 大 阪 8 回 国 際 課 税 中 級 講 座 - 東 京 6 回 4. 委 員 会 研 究 会 等

民 間 の 中 立 的 な 立 場 から 調 査 研 究 を 行 い わが 国 の あるべき 財 政 税 制 税 務 の 実 現 の ため 提 言 意 見 表 明 を 行 う 中 核 事 業 である 特 に ここ 数 年 で 拡 充 を 図 ってきた 研 究 会 活 動 は その 軸 であり 引 き 続 きその 内 容 の 充 実 に 努 める 具 体 的 には 当 協 会 の 税 制 改 正 提 言 である 租 研 意 見 を 作 成 する 政 策 検 討 会 税 制 について 透 明 性 予 測 可 能 性 を 高 める 観 点 から 通 達 への 会 員 意 見 の 実 現 を 図 る 通 達 等 検 討 会 や 国 際 課 税 実 務 検 討 会 等 の 更 なる 充 実 を 図 る また 意 見 交 換 会 は 当 協 会 の 特 質 を 活 かした 活 動 であり 必 要 に 応 じて 開 催 する 理 事 会 委 員 会 等 の 内 訳 と 回 数 推 移 ( 回 数 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 計 画 平 成 25 年 度 中 期 計 画 理 事 会 総 会 5 5 4 5 5 5 委 員 会 研 究 会 等 36 64 85 72 60 55 内 研 究 会 23 48 70 60 50 43 意 見 交 換 会 4 5 14 9 10 10 合 計 45 74 103 86 75 70 (1) 政 策 委 員 会 ( 政 策 検 討 会 地 球 環 境 問 題 検 討 会 ) 租 研 の 財 政 税 制 の 提 言 等 の 企 画 立 案 を 担 当 する 委 員 会 検 討 会 として 各 委 員 会 研 究 会 の 研 究 提 言 会 員 からの 税 制 改 正 意 見 アンケート 調 査 等 をもとに 税 制 改 正 に 関 する 租 研 意 見 を 取 りまとめ 関 係 機 関 に 対 して 提 言 を 行 う 特 に 近 年 拡 充 に 努 めてきた 政 策 検 討 会 は 研 究 提 言 活 動 を 本 格 化 し 他 の 研 究 会 等 との 連 携 協 調 を 緊 密 にしつつ 抜 本 的 な 税 制 改 正 に 向 け 租 研 意 見 の 更 なる 充 実 を 図 る (2) 財 政 経 済 委 員 会 ( 財 政 経 済 研 究 会 ) 社 会 保 障 制 度 財 政 制 度 改 革 に 関 する 諸 課 題 について 調 査 研 究 し 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 していくこととし さらに 必 要 に 応 じて 関 係 当 局 に 対 し 意 見 提 言 を 行 う なお 当 委 員 会 の 下 に 財 政 経 済 研 究 会 をおき 引 き 続 き 調 査 研 究 提 言 活 動 を 継 続 する (3) 個 人 課 税 委 員 会 ( 個 人 課 税 研 究 会 ) 個 人 所 得 税 や 相 続 税 贈 与 税 に 関 する 諸 課 題 を 調 査 研 究 するとともに 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 し 必 要 に 応 じて 税 制 改 正 意 見 等 として 関 係 当 局 に 対 し 意 見 提 言 を 行 う なお 当 委 員 会 の 下 に 個 人 課 税 研 究 会 をおき 金 融 課 税 を 含 め 個 人 課 税 に 関 する 調 査 研 究 活 動 を 行 う (4) 法 人 課 税 委 員 会 ( 法 人 税 研 究 会 税 務 会 計 研 究 会 )

法 人 税 に 関 する 諸 課 題 を 調 査 研 究 するとともに 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 していく こととし 必 要 に 応 じて 税 制 改 正 意 見 等 として 関 係 当 局 に 対 し 意 見 提 言 を 行 う なお 当 委 員 会 における 各 研 究 会 の 活 動 は 以 下 のとおりである 1 法 人 税 研 究 会 法 人 税 における 諸 課 題 ( 税 務 会 計 研 究 会 に 係 る 課 題 は 除 く)について 調 査 研 究 を 行 い 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 を 行 う ⅰ) 通 達 等 検 討 会 ( 旧 称 : 通 達 等 検 討 分 科 会 ) 企 業 の 実 務 と 税 制 度 や 通 達 との 関 係 が 不 明 確 や 不 確 定 な 分 野 について 実 務 面 から 税 制 度 の 透 明 性 の 確 保 や 予 測 可 能 な 取 扱 を 目 指 し 会 員 意 見 の 通 達 への 反 映 等 活 動 の 定 着 と 更 なる 充 実 に 取 り 組 む ⅱ) 国 際 課 税 実 務 検 討 会 ( 旧 称 : 国 際 的 組 織 再 編 等 課 税 問 題 検 討 会 ) 日 本 企 業 の 国 際 的 組 織 再 編 成 外 国 子 会 社 合 算 税 制 や 資 本 取 引 等 に 関 する 課 税 上 の 課 題 を 中 心 として 調 査 研 究 を 行 っていくこととしている なお これまでは 国 際 的 組 織 再 編 成 に 係 る 課 題 を 取 り 上 げてきたが 今 般 取 りまと めの 目 処 がついたことから 検 討 テーマの 見 直 しを 行 う 2 税 務 会 計 研 究 会 平 成 20 年 度 から 行 ってきた 企 業 会 計 基 準 の 国 際 的 な 統 一 化 への 大 きな 変 化 に 対 する 法 人 税 法 の 取 扱 に 関 しての 調 査 研 究 について 一 連 の 検 討 が 終 了 したことから これまでの 研 究 成 果 をとりまとめた 報 告 書 作 成 公 表 提 言 を 行 った 今 後 も 会 計 基 準 国 際 化 の 動 向 に 注 視 しながら 必 要 に 応 じて 活 動 を 行 う (5) 国 際 課 税 委 員 会 ( 国 際 課 税 研 究 会 ) 国 際 課 税 に 関 する 諸 課 題 を 調 査 研 究 するとともに 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 するこ ととし 必 要 に 応 じて 税 制 改 正 意 見 等 として 関 係 当 局 に 対 して 意 見 提 言 を 行 う なお 国 際 課 税 研 究 会 は 研 究 者 官 庁 民 間 が 共 通 の 場 で 行 う 最 先 端 の 研 究 であり 引 き 続 き 国 際 課 税 に 関 する 国 際 的 に 重 要 な 論 文 について 翻 訳 調 査 研 究 を 行 い 会 員 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 する (6) 消 費 課 税 委 員 会 ( 消 費 税 研 究 会 ) 消 費 税 に 関 する 諸 課 題 を 調 査 研 究 するとともに 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 していく こととし 必 要 に 応 じて 税 制 改 正 意 見 等 として 関 係 当 局 に 対 し 意 見 提 言 を 行 う なお 当 委 員 会 の 下 に 消 費 税 に 関 する 調 査 研 究 活 動 を 行 う 研 究 会 の 設 置 を 検 討 する (7) 地 方 課 税 委 員 会 ( 地 方 税 研 究 会 )

地 方 税 に 関 する 諸 課 題 を 調 査 研 究 するとともに 会 員 等 に 対 して 幅 広 く 情 報 提 供 していく こととし 必 要 に 応 じて 税 制 改 正 意 見 等 として 関 係 当 局 に 対 し 意 見 提 言 を 行 う なお 当 委 員 会 の 下 に 地 方 税 研 究 会 をおき 政 策 検 討 会 と 緊 密 な 連 携 協 調 の 下 租 研 が 行 う 税 制 改 正 に 関 する 租 研 意 見 の 形 成 に 資 する 調 査 研 究 にも 配 意 しつつ 活 動 を 行 う (8) 運 営 委 員 会 ( 企 画 運 営 小 委 員 会 ) 租 研 の 事 業 計 画 の 策 定 や 事 業 活 動 の 基 本 方 針 等 重 要 な 事 項 について 協 議 検 討 等 を 行 う なお 当 委 員 会 の 下 に 企 画 運 営 小 委 員 会 をおき 必 要 に 応 じ 随 時 協 議 検 討 等 を 行 う (9) 意 見 交 換 会 行 政 当 局 と 会 員 との 双 方 向 の 意 思 疎 通 が 重 要 であることから 意 見 交 換 会 の 開 催 等 の 連 絡 協 調 に 積 極 的 に 取 り 組 む 特 に 税 制 改 正 取 扱 通 達 に 関 する 課 題 等 について 随 時 行 政 当 局 担 当 官 を 招 き 意 見 交 換 を 行 う 5. 国 際 交 流 の 促 進 諸 外 国 の 財 政 税 制 税 務 行 政 に 携 わっている 政 府 担 当 官 あるいは 学 者 の 来 訪 の 際 財 政 税 制 税 務 行 政 を 巡 る 諸 問 題 について 講 演 会 の 開 催 を 企 図 する また 諸 外 国 の 税 務 当 局 幹 部 と 各 国 進 出 企 業 との 間 の 相 互 理 解 促 進 を 目 的 とした 意 見 交 換 会 の 開 催 にも 積 極 的 に 取 り 組 む 6. 会 員 懇 談 会 国 内 課 税 及 び 国 際 課 税 に 関 する 理 論 面 実 務 面 における 重 要 な 課 題 をテーマとして 幅 広 く 懇 談 会 を 開 催 する 租 研 が 行 う 税 制 改 正 に 関 する 租 研 意 見 の 形 成 に 資 する 有 益 な 情 報 の 習 得 に 配 意 するとともに 税 制 改 正 説 明 会 決 算 申 告 への 留 意 事 項 等 の 当 局 からの 情 報 発 信 研 究 者 実 務 家 の 調 査 研 究 報 告 等 を 会 員 のニーズならびに 時 代 の 要 請 に 則 して タイムリー かつバランスよく 提 供 することを 目 指 す 開 催 数 については 中 期 計 画 の 方 針 に 従 い 昨 年 度 より 1 割 強 の 回 数 絞 り 込 みを 実 施 するが 会 員 への 普 及 活 動 の 中 軸 事 業 であることから 内 容 の 厳 選 充 実 化 とともに 委 員 会 研 究 会 のう ちで 可 能 なものは 合 同 開 催 する 等 の 効 率 化 を 図 りながら 一 定 規 模 ( 年 間 80 回 程 度 )を 維 持 する 会 員 懇 談 会 の 回 数 推 移 ( 回 数 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 計 画 平 成 25 年 度 中 期 計 画 会 員 懇 談 会 106 111 87 90 77 72 7. 租 税 研 究 大 会

租 税 研 究 大 会 については 租 研 の 事 業 活 動 に 相 応 しい 財 政 税 制 に 関 する 調 査 研 究 情 報 発 信 機 能 を 重 視 したものを 引 き 続 き 実 施 する 会 員 に 対 して 講 演 討 論 等 を 通 じて 情 報 提 供 を 実 施 するとともに 協 会 外 部 への 情 報 発 信 を 行 い 公 益 的 活 動 の 推 進 当 協 会 のプレゼンス 向 上 に 資 するものとして 継 続 する なお 本 年 度 については 東 京 大 会 は 平 成 24 年 9 月 12 日 ( 水 )~13 日 ( 木 ) 大 阪 大 会 は 平 成 24 年 9 月 25 日 ( 火 )に 開 催 する 予 定 である 租 税 研 究 大 会 の 内 訳 と 実 施 推 移 ( 回 数 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 計 画 平 成 25 年 度 中 期 計 画 東 京 大 会 3 8 6 4 4 4 報 告 1 4 4 1 2 2 討 論 2 4 2 3 2 2 大 阪 大 会 3 3 3 2 2 2 報 告 2 2 2 1 1 1 討 論 1 1 1 1 1 1 合 計 ( 報 告 + 討 論 ) 6 11 9 6 6 6 合 計 ( 日 数 ) 2.5 4.0 3.0 3.0 3.0 3.0 8. 基 礎 講 座 基 礎 的 分 野 の 会 員 サービスとして 継 続 するが 中 期 事 業 計 画 方 針 に 従 い 講 座 においても 収 支 相 償 を 原 則 とした 運 営 を 目 指 す そのため 会 場 費 用 等 でのコスト 削 減 等 に 取 り 組 んだうえで 法 人 税 基 礎 講 座 ( 東 京 大 阪 ) 国 際 課 税 中 級 講 座 ( 東 京 基 礎 講 座 と 隔 年 開 催 )を 継 続 する 基 礎 講 座 の 内 訳 と 実 施 推 移 ( 回 数 ) 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 計 画 平 成 25 年 度 中 期 計 画 法 人 税 講 座 ( 東 京 ) 8 8 8 8 8 8 法 人 税 講 座 ( 大 阪 ) 8 9 9 9 8 8 国 際 課 税 基 礎 講 座 ( 東 京 ) 7 7 0 6 0 0 国 際 課 税 中 級 講 座 ( 東 京 ) - - 5 0 6 6 国 際 課 税 基 礎 講 座 ( 大 阪 ) - 6 6 - - - 合 計 23 30 28 23 22 22 各 回 2~2 時 間 半 で 実 施

9. 出 版 物 の 刊 行 会 員 に 対 し 租 税 に 関 する 最 新 情 報 を 提 供 するため 毎 月 発 刊 の 租 税 研 究 に 加 えて 税 制 参 考 資 料 ( 平 成 24 年 度 ) 租 税 条 約 の 解 説 等 の 出 版 物 を 作 成 し 配 付 する また オフショア タックス ヘイブンをめぐる 国 際 課 税 等 の 重 要 な 調 査 研 究 についても 出 版 物 を 作 成 し 配 付 することとする 但 し 出 版 にあたっては 真 に 必 要 なものに 限 り 実 施 するなど 対 象 の 重 点 化 を 図 る 1 情 報 提 供 税 制 参 考 資 料 ( 平 成 24 年 度 ) 2 OECD 租 税 条 約 関 連 租 税 条 約 の 解 説 ( 今 後 条 約 が 締 結 された 場 合 に 随 時 ) 3 その 他 オフショア タックス ヘイブンをめぐる 国 際 課 税 ( 本 庄 資 著 ) 会 員 に 有 用 な 情 報 については 真 に 必 要 なものに 限 り 随 時 出 版 を 検 討 する 10. 情 報 提 供 サービスの 向 上 会 員 向 けの 情 報 提 供 サービスの 内 容 を 充 実 することにより 会 員 の 利 便 性 の 向 上 を 図 る また ホームページにおいて 租 研 意 見 研 究 会 報 告 租 税 研 究 大 会 等 を 掲 載 することにより 会 員 以 外 の 一 般 の 方 にも 広 く 情 報 提 供 するとともに 当 協 会 からの 提 言 情 報 発 信 の 充 実 を 図 り 財 政 税 制 についての 知 見 知 識 の 普 及 拡 大 を 図 る 11. 国 際 租 税 協 会 (IFA) 日 本 支 部 事 務 局 受 託 事 務 等 IFA 日 本 支 部 の 事 業 活 動 の 積 極 的 な 展 開 に 協 力 するとともに IFAから 得 られる 情 報 を 活 かし 租 研 の 国 際 租 税 分 野 での 事 業 活 動 の 更 なる 活 性 化 に 資 することに 努 める

< 参 考 > 中 期 計 画 案 ( 平 成 25 年 度 目 標 ) < 平 成 23 年 5 月 24 日 第 63 回 通 常 総 会 付 議 > Ⅰ. 課 題 認 識 及 び 中 期 事 業 計 画 の 方 針 厳 しい 経 済 環 境 の 変 化 の 中 60 周 年 を 契 機 に 魅 力 ある 事 業 活 動 を 展 開 することにより 維 持 会 員 の 減 少 傾 向 に 歯 止 めをかけることを 目 的 に この2 年 間 ( 平 成 21 22 年 度 )は 景 気 変 動 会 費 引 当 金 を 一 定 額 活 用 しつつ 事 業 活 動 の 拡 充 強 化 に 取 り 組 んできた 景 気 変 動 会 費 引 当 金 につい ては 公 益 法 人 改 革 に 伴 い 引 当 て 目 的 に 沿 った 適 正 かつ 有 効 な 対 応 が 必 要 であることなどから 上 記 の 目 的 に 沿 った 取 り 崩 しを 行 い 事 業 活 動 への 有 効 活 用 を 図 ったところである その 結 果 全 体 及 び 各 活 動 において 過 去 最 高 の 水 準 に 達 し また 内 容 においても 充 実 を 図 ってきたところである しかし 当 協 会 の 平 成 22 年 度 収 支 ( 景 気 変 動 会 費 引 当 金 取 崩 前 )は 約 2 千 万 円 の 赤 字 であ り 60 周 年 事 業 活 動 を 行 った 平 成 21 年 度 ( 景 気 変 動 会 費 引 当 金 取 崩 前 )に 続 く 赤 字 幅 である これまでの3 年 間 の 活 動 等 を 踏 まえ 租 研 としての 活 動 を 拡 大 強 化 しつつ 租 研 の 財 政 規 模 に 見 合 った 事 業 計 画 を 確 実 に 定 着 させていく 必 要 がある また 公 益 法 人 申 請 に 向 け 収 支 均 衡 ( 収 支 相 償 の 原 則 )に 向 けた 将 来 計 画 の 作 成 が 求 められている このような 中 収 支 相 償 の 原 則 に 沿 った 中 期 事 業 計 画 ( 平 成 23~25 年 度 )を 作 成 する 中 期 的 な 事 業 計 画 作 成 に 際 しては 以 下 の 考 え 方 を 大 方 針 として 取 り 組 む 1 当 協 会 の 理 念 目 的 に 沿 って 特 質 を 活 かした 最 も 効 果 的 な 活 動 を 目 指 す 2 限 られた 資 源 ( 資 金 戦 力 )の 範 囲 内 での 価 値 提 供 を 最 大 化 する 3 収 支 相 償 の 原 則 の 徹 底 を 基 本 とする Ⅱ. 日 本 租 税 研 究 協 会 の 理 念 目 的 社 団 法 人 日 本 租 税 研 究 協 会 は 昭 和 24 年 シャウプ 税 制 使 節 団 長 シャウプ 博 士 の 助 言 に 基 づき 当 時 の 学 界 経 済 界 行 政 機 関 等 各 方 面 の 有 志 を 発 起 人 として 当 時 の 経 済 団 体 連 合 会 が 斡 旋 役 となって 民 間 の 中 立 的 な 立 場 から 租 税 に 関 する 理 論 及 び 実 証 的 研 究 の 進 歩 発 達 を 促 進 すると 共 にその 普 及 を 図 ることを 目 的 として 創 設 された 団 体 であり その 活 動 ( 調 査 研 究 提 言 活 動 及 び 普 及 活 動 )を 通 して わが 国 の 財 政 税 制 税 務 の 発 展 に 貢 献 することにある なお 当 協 会 の 特 質 としては 民 間 会 員 の 会 費 のみで 運 営 しており 中 立 的 な 立 場 からの 研 究 提 言 機 能 があげられる また 協 会 の 設 立 の 経 緯 及 びその 中 立 性 により 民 間 研 究 者 官 庁 が 共 に 会 話 のできるプラットホームとして 機 能 していること 等 もあげられる

Ⅲ. 中 期 事 業 計 画 上 記 の 方 針 当 協 会 の 理 念 目 的 を 踏 まえつつ 収 入 の 範 囲 内 に 費 用 を 納 めるため コスト 削 減 を 徹 底 した 上 で 事 業 内 容 の 抜 本 的 な 見 直 しを 行 なう 中 期 事 業 計 画 策 定 に 当 たっては 見 直 しを 行 う 一 方 で 当 協 会 の 事 業 活 動 領 域 である 調 査 研 究 提 言 活 動 ( 主 に 委 員 会 研 究 会 意 見 交 換 会 活 動 ) 普 及 活 動 ( 主 に 会 員 懇 談 会 租 税 研 究 大 会 等 講 演 会 活 動 ) 情 報 発 信 活 動 ( 主 に 出 版 事 業 等 ) のそれぞれを 充 実 させ また バランスよく 配 置 することにより 会 員 の 課 題 解 決 情 報 提 供 といった 実 現 力 を 醸 成 し 価 値 提 供 を 極 力 維 持 向 上 させる 全 体 の 事 業 規 模 は 平 成 22 年 度 での 開 催 回 数 規 模 が 年 間 227 回 であるのに 対 して 中 期 目 標 では 年 間 170 回 程 度 の 規 模 とする この 規 模 は 平 成 11~ 平 成 20 年 の 平 均 約 165 回 より 多 く 平 成 20 年 度 並 みの 規 模 であるが 平 成 21 22 年 度 よりは 大 幅 な 縮 減 となる なお 個 別 の 計 画 は 下 記 に 記 載 のとおりである また 最 終 目 標 を 平 成 25 年 度 とし 平 成 23 年 度 は その 初 年 度 として 過 去 最 大 の 規 模 とな った 事 業 の 選 択 と 集 中 に 着 手 し 方 向 付 けをする 年 と 位 置 づける 中 期 事 業 計 画 / 活 動 総 括 表 ( 平 成 19 年 度 ~ 平 成 25 年 度 中 期 計 画 ) ( 講 演 回 数 換 算 ベース) 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 中 期 事 業 計 画 平 成 25 年 度 理 事 会 委 員 会 等 39 回 45 回 74 回 103 回 88 回 70 回 内 研 究 会 17 24 56 70 55 43 会 員 懇 談 会 74 106 111 87 83 72 租 税 研 究 大 会 (2.5 日 ) 6 (2.5 日 ) 6 (4.0 日 ) 11 (3.0 日 ) 9 (3.0 日 ) 6 (3.0 日 ) 6 基 礎 講 座 (3 講 座 ) 22 (3 講 座 ) 23 (4 講 座 ) 30 (4 講 座 ) 28 (3 講 座 ) 23 (3 講 座 ) 22 合 計 141 180 226 227 200 170 出 版 ( 租 税 研 究 以 外 ) 6 冊 9 冊 17 冊 12 冊 12 冊 10 冊 1. 調 査 研 究 提 言 活 動 ( 理 事 会 委 員 会 研 究 会 意 見 交 換 会 ) わが 国 の 財 政 税 制 税 務 をめぐる 諸 問 題 について 民 間 の 中 立 的 な 立 場 から 調 査 研 究 を 行 い あるべき 財 政 税 制 税 務 の 実 現 のため 提 言 意 見 表 明 を 行 なう 中 核 事 業 である 特 に ここ2 年 で 拡 充 を 図 ってきた 研 究 会 活 動 は その 軸 であり 引 き 続 き 充 実 に 努 めるが 目 的 を 果 た した 研 究 会 については 見 直 しを 行 い 重 点 化 を 図 る また 意 見 交 換 会 は 当 協 会 の 特 質 を 活 か した 活 動 であり 適 宜 着 実 に 開 催 する

(1) 理 事 会 総 会 等 理 事 会 は 開 催 回 数 ( 理 事 会 3 回 総 会 1 回 )を 見 直 し 公 益 法 人 改 革 に 則 した 運 営 への 変 革 を 図 る (2) 委 員 会 研 究 会 等 研 究 会 活 動 は 当 協 会 の 調 査 研 究 提 言 の 中 核 事 業 であり その 研 究 情 報 発 信 の 充 実 に 引 き 続 き 努 めると 共 に 会 員 の 課 題 解 決 の 実 現 に 向 けた 更 なる 醸 成 を 図 るものとする また この 活 動 における 研 究 者 実 務 家 等 の 広 範 囲 の 人 的 ネットワークは 事 業 展 開 上 重 要 で あり これ 等 を 念 頭 に 事 業 の 見 直 しを 行 った 具 体 的 には 役 割 を 終 えた 研 究 会 等 は 活 動 を 終 了 又 は 最 低 限 度 の 開 催 を 検 討 し 会 員 の 課 題 解 決 の 実 現 に 資 する 政 策 検 討 会 法 人 税 研 究 会 ( 通 達 等 検 討 分 科 会 ) 等 の 活 動 への 重 点 化 を 行 う また 継 続 する 場 合 であっても 内 容 回 数 等 の 必 要 性 を 吟 味 して 見 直 しを 図 る (3) 意 見 交 換 会 当 局 との 意 見 交 換 会 は 会 員 研 究 者 官 庁 との 会 話 の 共 通 のプラットホームとして 当 協 会 の 特 質 であり 会 員 の 課 題 解 決 の 実 現 のために 重 要 であり 必 要 に 応 じて 着 実 に 実 施 す る 2. 普 及 活 動 ( 会 員 懇 談 会 租 税 研 究 大 会 基 礎 講 座 ) 会 員 に 対 して 税 の 情 報 税 知 識 についての 普 及 を 図 るため 講 演 会 説 明 会 等 を 開 催 する 活 動 であり 回 数 で 最 も 多 い 事 業 である 事 業 全 体 の 見 直 しの 中 回 数 については 絞 り 込 みを 実 施 するが 更 に 内 容 の 充 実 化 を 図 ると 共 に 委 員 会 研 究 会 等 他 の 事 業 のうちで 可 能 なものは 合 同 で 開 催 し 年 間 一 定 規 模 の 回 数 を 維 持 する (1) 会 員 懇 談 会 事 業 全 体 の 中 で 最 も 規 模 の 大 きな 事 業 であり 回 数 については 見 直 しを 実 施 する 但 し 会 員 への 普 及 活 動 の 中 軸 事 業 であり 充 実 化 を 図 りつつ また 委 員 会 研 究 会 のうちで 可 能 なも のは 合 同 で 開 催 し 年 間 80 回 規 模 ( 単 独 70 回 合 同 10 回 )を 維 持 する 内 容 については 法 人 課 税 国 際 課 税 に 関 する 理 論 面 実 務 面 において 幅 広 く 講 演 会 を 開 催 する 税 制 改 正 説 明 会 決 算 申 告 への 留 意 事 項 等 の 当 局 からの 情 報 発 信 研 究 者 実 務 家 の 研 究 報 告 等 を 会 員 のニーズに 則 して バランスよく 提 供 することを 目 指 す

(2) 租 税 研 究 大 会 租 税 研 究 大 会 については 租 研 の 事 業 活 動 に 相 応 しい 財 政 税 制 に 関 する 調 査 研 究 情 報 発 信 機 能 を 重 視 したものを 引 き 続 き 実 施 する 会 員 に 対 して 講 演 討 論 等 を 通 して 情 報 提 供 を 実 施 するとともに 協 会 外 部 への 情 報 発 信 を 行 ない 公 益 的 活 動 の 向 上 当 協 会 のプレゼン ス 向 上 に 資 するものとして 今 後 とも 継 続 する (3) 基 礎 講 座 基 礎 的 分 野 の 会 員 サービスとして 継 続 するが 他 の 運 営 ( 研 究 会 会 員 懇 談 会 等 )に 影 響 を 与 えないよう 講 座 参 加 料 収 入 の 範 囲 内 ( 赤 字 とならない 範 囲 )での 運 営 を 目 指 す そのため 会 場 費 用 等 でのコスト 削 減 等 に 取 り 組 み 法 人 税 基 礎 講 座 ( 東 京 大 阪 ) 国 際 課 税 < 基 礎 中 級 > 講 座 ( 東 京 )を 継 続 する 3. 情 報 発 信 活 動 ( 出 版 事 業 等 ) 租 税 研 究 等 の 出 版 ホームページ 等 を 通 して 情 報 発 信 を 行 う 事 業 である 定 例 の 租 税 研 究 ( 毎 月 ) 租 税 研 究 大 会 記 録 ( 毎 年 ) 等 以 外 に OECD 関 連 (モデル 租 税 条 約 等 ) 租 税 条 約 の 解 説 等 の 税 に 関 する 重 要 な 出 版 物 を 刊 行 する 但 し 出 版 は 必 要 性 を 厳 しくチェックの 上 真 に 必 要 なものを 出 版 するなど 対 象 の 重 点 化 を 図 り 月 間 誌 租 税 研 究 以 外 では 10 冊 / 年 間 以 内 を 目 処 とする 出 版 を 極 力 圧 縮 する 一 方 で ホームページへの 掲 載 等 を 活 用 することにより 情 報 発 信 機 能 を 維 持 強 化 を 図 る Ⅳ. 中 期 事 業 計 画 に 基 づく 収 支 予 測 上 記 Ⅲ.の 中 期 事 業 計 画 に 沿 って 事 業 計 画 を 抜 本 的 に 見 直 すとともに 事 業 費 や 人 件 費 を 含 む 一 般 管 理 費 について 思 い 切 った 削 減 に 取 り 組 むこととした その 結 果 中 期 収 支 予 測 は 次 頁 のとおりである 今 後 とも 事 業 の 実 施 に 当 たっては 事 務 経 費 の 一 層 の 節 減 に 努 力 し 収 支 相 償 の 原 則 を 徹 底 することにより 健 全 な 経 営 に 努 める

中 期 収 支 予 測 ( 単 位 : 千 円 ) ( 予 算 ) ( 中 期 計 画 ) 平 成 19 年 度 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 25 年 度 1 事 業 活 動 収 入 149,919 154,633 148,116 146,234 143,950 141,950 2 事 業 活 動 支 出 133,733 147,910 175,334 170,108 158,000 141,950 事 業 費 支 出 94,978 111,913 141,576 136,757 123,100 111,350 管 理 費 支 出 38,775 35,997 33,758 33,349 34,900 30,600 Ⅰ 事 業 活 動 収 支 差 額 16,186 6,723-27,218-23,874-14,050 0 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 -25,611 659 22,667 27,170 18,800-980 当 期 収 支 差 額 -9,426 7,382-4,522 3,296 4,750-980 基 本 財 産 への 充 当 157,755 157,755 157,755 157,755 157,755 157,755 Ⅲ 正 味 財 産 合 計 205,759 211,646 207,030 208,548 248,738 243,268 Ⅴ. 収 入 の 維 持 向 上 策 について 会 員 の 異 動 は 事 業 活 動 の 活 発 化 等 もあり 個 人 会 員 については 増 加 している また 会 費 収 入 の 太 宗 を 担 う 維 持 会 員 は バブルショック 以 降 経 費 節 減 やM&A 等 により 減 少 し 近 年 は 徐 々 に 減 少 傾 向 に 改 善 が 見 られていたが リーマンショック 後 は 再 び 維 持 会 員 は 減 少 傾 向 にある 中 期 事 業 計 画 においては 会 費 収 入 は 近 年 の 減 少 傾 向 を 織 り 込 んでおり 厳 しい 状 況 が 継 続 す るものと 予 想 している 今 後 更 なる 会 費 収 入 の 減 が 発 生 した 場 合 当 該 計 画 を 維 持 することは 困 難 となり 更 に 当 協 会 の 機 能 を 維 持 することに 支 障 をきたすことも 懸 念 される よって 当 協 会 の 活 動 を 維 持 充 実 させるためには 会 費 収 入 の 維 持 向 上 対 策 が 必 須 である 特 に 会 費 収 入 の 太 宗 を 担 う 維 持 会 員 の 維 持 拡 大 が 喫 緊 の 課 題 である 対 策 としては 会 員 への 魅 力 ある 価 値 提 供 による 維 持 活 動 は 前 提 としつつ 過 去 維 持 会 員 であった 企 業 や 新 興 企 業 へ の 加 入 のPR 等 加 入 の 勧 奨 等 が 想 定 されるが 今 後 租 研 として 組 織 を 挙 げて 取 り 組 む 必 要 がある