3つの 国 際 規 格 ISO 認 証 取 得 に 関 して ISO27001,9001,14001の 認 証 を 取 得 しました ジャパンコミュニ ケーションは 受 益 者 負 担 情 報 の 共 有 化 を 経 営 の 基 本 方 針 とし 社 員 一 人 一 人 の 能 力 向 上 を 図 る 機 会 を 提 供 し 続 ける 技 術 者 集 団 を 目 指 してきました 社 員 は わが 社 にとっ て 最 も 大 切 な 宝 です しかし ダイヤの 原 石 も 磨 かなければただの 石 にすぎません 品 質 マネージメントシステム(ISO9001) 環 境 マネージメントシステム(ISO14001) 情 報 セキュリティマネージメントシステム(ISO27001) 上 記 3つのISOは システムとしては 別 のものでありますが これらを 運 用 するのは ジャパンコミュニケーションの 社 員 です わが 社 の 社 員 が 携 わる 以 上 これらの ISO の 運 用 を 通 して 社 員 のクオリティ( 技 量 意 識 見 識 観 察 力 洞 察 力 判 断 力 )を 鍛 え 個 々 の 能 力 を 向 上 させることを 最 重 要 課 題 として 全 社 員 で 取 り 組 むことが 求 められています 今 期 の 経 営 方 針 の 一 つが スーパー 社 員 の 育 成 です 上 記 3つの ISO の 運 用 を 日 常 業 務 の 中 で OJT としてPDCA(Plan Do Check Action)を 常 態 化 することで 本 人 が 意 識 するしないにかかわらず 常 に 自 己 のクオリティ 管 理 ができるようになると 考 えてい ます 全 てにおいて 高 い 評 価 を 受 ける スーパー 社 員 が 続 出 することを 期 待 します 2012 年 4 月 5 日 株 式 会 社 ジャパンコミュニケーション 取 締 役 会 長 山 本 武 明
1. 第 11 期 の 事 業 報 告 ギリシャの 国 家 財 政 の 破 綻 に 端 を 発 したEUの 経 済 混 乱 は リーマンショック 以 降 あらゆる 手 を 打 って 景 気 回 復 を 模 索 してきた 米 国 はおろか 右 肩 上 がりを 続 けて いた 中 国 や 韓 国 にも 暗 い 影 を 投 げかけ 世 界 の 実 体 経 済 に 虚 脱 感 を 伴 った 不 況 を 引 き 起 こしております その 影 響 は 私 達 の IT 業 界 にも 及 んできております 弊 社 においては 前 々 期 ( 第 10 期 )の 最 後 の4 半 期 に 顧 客 企 業 から 見 積 額 の 見 直 しや 請 求 額 からの 値 引 きといった 厳 しい 要 請 が 始 まり こうした 要 請 は 第 11 期 に 入 ってからも 治 まることはなく 弊 社 としては 長 年 付 き 合 ってきた 顧 客 に 対 して は 値 引 き 要 請 等 の 要 望 をある 程 度 は 飲 みつつ 新 規 受 注 案 件 の 開 拓 に 努 めるととも に 新 しい 顧 客 の 開 拓 にも 全 社 一 丸 となって 取 り 組 んできました その 努 力 の 甲 斐 あって 前 期 は 第 10 期 同 様 の 売 上 高 を 確 保 でき 加 えてソフ トバンク 他 8 社 の 新 規 顧 客 と 口 座 を 開 き 取 引 が 始 まりました 今 期 ( 第 12 期 )に 入 ってからも 新 たにインテック KDDI NTTデータ ユニシスといった 会 社 との 商 談 交 渉 が 進 んでいます 弊 社 は 第 11 期 において 赤 字 を 計 上 しました 利 益 率 の 低 下 と 経 費 の 増 加 が 赤 字 の 原 因 です 中 でもインド 事 業 と 徳 島 の 事 業 展 開 が 予 想 を 大 きく 下 回 ったことが 赤 字 転 落 の 最 大 の 要 因 です 弊 社 の 取 引 先 は すべて 上 場 企 業 であり 取 引 形 態 は 現 金 回 収 であるため 現 状 に おいては 弊 社 経 営 に 不 都 合 が 起 きているわけではありません しかしながら 今 日 の 日 本 経 済 の 不 況 感 ( 大 手 家 電 メーカーを 始 め 上 場 企 業 の 赤 字 計 上 人 員 整 理 円 高 設 備 投 資 減 48 年 ぶりの 貿 易 赤 字 経 常 黒 字 昨 年 比 43.9% 減 etc.)の 中 では 早 めのリスク 回 避 策 を 講 じておかなければならないと 考 えています 以 下 の 事 業 計 画 案 は そうしたリスクを 十 分 に 考 慮 したうえで 作 成 したものです 社 員 全 員 で 一 丸 となって 取 り 組 んでいただきたくお 願 いいたします
2. 第 12 期 の 事 業 計 画 (1) 事 業 計 画 ( 単 位 : 円 ) / 期 前 期 後 期 売 上 高 190,000,000 180,000,000 売 上 原 価 103,000,000 89,000,000 売 上 総 利 益 87,000,000 91,000,000 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 75,000,000 72,000,000 営 業 利 益 12,000,000 19,000,000 営 業 外 利 益 800,000 800,000 営 業 外 費 用 600,000 600,000 経 常 利 益 12,200,000 19,200,000 税 引 前 当 期 利 益 12,200,000 19,200,000 税 引 後 当 期 利 益 6,800,000 10,600,000 (2) 事 業 計 画 達 成 のための 具 体 的 方 策 A) 売 上 について 前 期 から 弊 社 では 人 材 開 発 事 業 部 を 発 足 させ 4 月 より 営 業 を 開 始 しました 受 注 増 を 図 る 営 業 部 の 強 化 を 目 的 としての 措 置 でありましたが 一 般 人 材 派 遣 事 業 を 軌 道 に 乗 せることも 視 野 に 入 れてのことでした 前 期 の 成 果 は 顧 客 としての 新 規 取 引 先 12 社 弊 社 の 人 材 バンクとしての 新 しい 技 術 協 力 パートナー 会 社 6 社 となっております 今 期 の 商 談 成 立 案 件 の 増 加 が 見 込 まれ 売 上 高 増 に 繋 がっていくと 思 われます 引 き 続 き 営 業 部 の 新 規 取 引 先 開 拓 に 活 躍 を 期 待 すると 同 時 に 会 社 としても 全 員 一 丸 となって 協 力 体 制 を 敷 い て 人 材 派 遣 事 業 拡 張 に 努 力 してまいります もちろん 既 存 の 取 引 先 に 対 しても 受 注 量 を 増 やすことだけでなく 弊 社 が 得 意 とする Talend や XGC( 国 際 規 格 の 有 価 証 券 報 告 書 作 成 ソフト)で 一 緒 に 顧 客 開 拓 を 行 っていくよう 働 きかけることで 共 存 共 栄 を 図 っていこうと 考 えております 弊 社 は 2008 年 11 月 に ISMS(ISO27001) の 認 証 を 取 得 しました 通 称 情 報 セキュリティマネージメントシステム と 呼 ばれるこの 認 証 は コン ピュータシステムの 設 計 開 発 には 不 可 欠 のものです 近 年 IT 化 の 進 展 に 伴 い 企 業 等 において 取 扱 う 情 報 の 重 要 性 が 高 まる 一 方 で 不 正 アクセスやコンピュータウイルスによる 被 害 および 内 部 不 正 者 や 外 注 業 者 による 情 報 漏 洩 事 件 など 情 報 資 産 を 脅 かす 要 因 が 著 しく 増 加 しています これらの 脅 威 に 対 して 適 切 にリスク 管 理 を 実 施 し 企 業 における 総 合 的 な 情 報 セキュリティ 確 保 を 遂 行 するためには 情 報 セキュリティマネジメントシステム の 迅 速 な 構 築 円 滑 な
運 用 が 必 達 事 項 となっています この 認 証 は IT 業 界 に 限 らずあらゆる 業 界 において 必 須 のものとなってくるば かりでなく 情 報 漏 洩 保 護 を 約 束 するこの 認 証 を 受 けた 企 業 でなければ 顧 客 の 信 頼 を100% 得 ることが 出 来 なくなってきています 弊 社 では ISMS(ISO27001)の 取 得 ノウハウを 持 ったコンサルティングチー ムが 昨 年 度 から 活 躍 を 始 めていますが さらに ISO9001 と ISO14001 をこの3 月 に 取 得 し 顧 客 の 要 求 に 十 二 分 に 応 えられるコンサルティングを 提 供 できるチ ームとして 強 化 されました 今 後 顧 客 の 信 頼 を 確 実 なものにしていくことでビジネスチャンスを 広 げ 売 上 げ 増 を 図 ってまいります 弊 社 は 平 成 13 年 の 設 立 当 初 から 新 卒 採 用 だけでやってきました それゆえ 年 齢 上 また 業 務 経 験 上 において 顧 客 からの 信 用 度 が 今 ひとつ 弱 いと 感 じていまし たが 今 はその 問 題 もほぼ 解 消 されております 今 期 は わが 社 の 強 みがやっと 開 花 する 始 まりの 時 だと 確 信 しています B) 利 益 について [ 経 費 削 減 策 ] 弊 社 の 取 引 先 は 大 手 メーカーやSI 企 業 であるため 安 定 的 に 受 注 はあるもの の 単 価 交 渉 においては 極 めて 厳 しいものがあります 弊 社 では コンピュータ 技 術 のレベルアップを 図 る 目 的 で 毎 年 4 名 から6 名 の 社 員 をインドのバンガロールにある 技 術 研 修 センターへ 送 り 出 しています 研 修 期 間 は5ヶ 月 間 で インド 研 修 を 終 え 帰 国 した 社 員 に 対 する 評 価 には 非 常 に 高 いものがあり 弊 社 営 業 の 単 価 交 渉 に 役 立 ってきました 今 期 弊 社 はこのインド 研 修 を 中 止 します 休 止 期 間 は1 年 と 考 えています 経 費 削 減 が 目 的 です インド 研 修 を 中 止 することで 年 間 約 800 万 円 の 経 費 が 軽 減 できます この 800 万 円 は 今 期 の 利 益 として 計 上 されます 弊 社 が 社 員 の 技 術 力 向 上 を 目 的 としてインド 研 修 を 始 めてから 既 に 10 年 以 上 50 人 を 超 える 社 員 がこの 研 修 を 経 験 しています 昨 年 の 12 月 にこれらの 社 員 に 聞 き 取 り 調 査 をしたところ ほぼ 全 員 が よか った 役 に 立 った いい 経 験 をさせてもらった との 答 えが 返 ってきました しかし インド 研 修 を 終 え 帰 国 してから 5 年 以 上 経 過 した 社 員 に 限 ってア ンケートをとったところ 英 会 話 は 別 にして 技 術 研 修 は 国 内 でやっても 大 して 変 りがないと 思 う との 答 えが90%を 超 えていました グローバルな 会 社 を 目 指 してきた 弊 社 としては 国 際 感 覚 を 身 に 付 けた 社 員 を 育 成 することが 大 切 との 考 えで インドを 始 めとしてイギリス アメリカ
中 国 韓 国 マレーシア シンガポール ネパールのIT 企 業 や 技 術 者 と 交 流 を 図 ってきました 弊 社 社 員 には インド 中 国 韓 国 ネパール シンガポー ル バングラディッシュの 国 籍 をもった 技 術 者 たちがいました これらは この 10 年 を 超 える 弊 社 のインド 研 修 が 生 んだ 成 果 といえます この 果 実 は たとえ 海 外 研 修 を 1 年 やそこら 中 止 しても 消 えるものではないと 信 じます 次 に 昨 年 立 ち 上 げた ジャパンコミュニケーション 徳 島 にかかっていた 経 費 ( 年 間 約 560 万 円 ) を3 月 でカットします 4 月 から 徳 島 は 独 自 に 事 業 運 営 を 始 めます この 経 費 420 万 円 (560 12 9=420)も 今 期 の 利 益 として 計 上 されます その 他 の 経 費 節 減 としては 役 員 報 酬 の20%カットと 顧 問 報 酬 の10~30%カットにより 年 間 657 万 円 が 削 減 されます この 657 万 円 も 利 益 計 上 されます 今 期 削 減 される 経 費 は 合 計 で 1877 万 円 となります 削 減 対 象 となった 部 署 役 員 顧 問 からは 1 月 の 段 階 で 了 承 済 みです (みなさん よし!もうひと 肌 脱 ごう そして 今 までになかった 記 録 的 な 業 績 をあげよう と 協 力 的 な 姿 勢 で 応 じて 下 さいました ただただ 感 謝 い たすばかりです) C) 資 金 について 今 期 の 事 業 計 画 をよく 説 明 し メインバンクの 支 援 を 引 き 続 きお 願 いすると ともに 政 府 や 東 京 都 及 び 台 東 区 の 中 小 企 業 経 営 支 援 施 策 を 最 大 限 に 利 用 する ため 経 理 部 にこうした 施 策 に 明 るい 人 材 の 助 言 を 求 めていきます * 中 小 企 業 グローバル 経 営 人 材 育 成 事 業 補 助 金 (1000 万 円 ) 募 集 期 限 ;2 月 17 日 * 中 小 企 業 海 外 展 開 支 援 事 業 費 補 助 金 (3000 万 円 ) 募 集 開 始 ;2 月 下 旬 ~3 月 上 旬 東 京 都 による 経 営 革 新 計 画 の 承 認 企 業 であることを 活 用 する D) 採 用 について 新 規 採 用 については 即 戦 力 として 役 立 つ 人 材 を 優 先 する 学 卒 者 ( 新 卒 )の 今 期 採 用 枠 は 2 名 とする * 弊 社 に 於 いて Co-Op やインターンシップで1ヶ 月 以 上 の 企 業 研 修 を 受 け た 学 生 を 優 先 する