目 次 第 1 章 計 画 の 策 定 にあたって... 1 1 計 画 策 定 の 背 景... 1 2 計 画 の 位 置 付 け... 2 3 計 画 の 期 間... 2 第 2 章 子 ども 子 育 てを 取 り 巻 く 環 境... 3 1 人 口 世 帯 の 動 向... 3 2 幼

資 料 2 福 知 山 市 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 計 画 案

目 次 第 1 章 計 画 の 策 定 にあたって... 1 1 計 画 策 定 の 背 景... 1 2 計 画 の 位 置 付 け... 2 3 計 画 の 期 間... 2 第 2 章 子 ども 子 育 てを 取 り 巻 く 環 境... 3 1 人 口 世 帯 の 動 向... 3 2 幼 稚 園 と 保 育 園... 7 3 小 学 校 中 学 校... 11 4 障 害 のある 子 ども... 12 5 相 談 支 援 の 状 況... 13 6 就 労 状 況... 14 第 3 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方... 16 1 計 画 の 基 本 理 念... 16 2 計 画 の 基 本 目 標... 17 3 計 画 の 体 系... 20 第 4 章 施 策 の 内 容... 21 1 子 どもの 心 豊 かな 育 ちを 支 える 環 境 づくりをすすめます!... 21 2 地 域 とのつながりで 子 どもを 育 むまちづくりをすすめます!... 26 3 多 様 なライフスタイルの 選 択 と 健 康 づくりを 支 えます!... 32 4 安 心 安 全 な 子 育 て 環 境 をつくります!... 36 第 5 章 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 の 内 容... 45 1 提 供 区 域 の 設 定... 45 2 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 量 の 見 込 みと 確 保 方 策... 46 3 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 の 量 の 見 込 みと 確 保 方 策... 48 第 6 章 計 画 の 推 進 体 制... 56 1 計 画 の 進 行 管 理... 56 2 行 政 の 推 進 体 制... 57 3 連 携 協 働 体 制... 57

第 1 章 計 画 の 策 定 にあたって 1 計 画 策 定 の 背 景 わが 国 では 少 子 化 が 進 行 し 続 けています 結 婚 して 家 庭 を 持 つことを 望 んでいる にもかかわらず その 希 望 がかなわない 人 も 少 なくない 状 況 です また こうした 状 況 の 中 で 子 育 てへの 不 安 感 仕 事 と 子 育 てとの 両 立 に 対 する 負 担 感 などが 増 大 して おり 子 どもを 安 心 して 生 み 育 てられる 環 境 づくりは 早 急 に 取 り 組 むべき 課 題 です さらに 近 年 核 家 族 化 や 共 働 き 家 庭 の 増 加 など 子 育 て 家 庭 のライフスタイルや 価 値 観 は 多 様 化 しています こうした 時 代 において 私 たちには 子 育 て 家 庭 がそれぞれ の 価 値 観 のもと 心 豊 かに 子 育 てができる 環 境 をつくることはもちろん 子 ども 一 人 ひ とりの 幸 せと 健 やかな 育 ちが 最 大 限 に 保 障 される 社 会 を 実 現 することが 求 められて います 国 では これまで 少 子 化 対 策 として 15 年 に 制 定 された 次 世 代 育 成 支 援 推 進 対 策 法 に 基 づき 様 々な 取 り 組 みを 進 めてきました しかし 依 然 として 少 子 化 が 進 行 していることや 子 どもや 子 育 て 家 庭 を 取 り 巻 く 社 会 情 勢 の 変 化 を 受 け 24 年 に 子 ども 子 育 て 関 連 3 法 が 制 定 され 27 年 度 から 子 ども 子 育 て 支 援 新 制 度 がスタートすることとなりました 新 たな 制 度 のもとでは 子 どもの 育 ちを 第 一 に 考 えるとともに 保 護 者 が 子 育 てに ついての 責 任 を 果 たすことができるよう 地 域 社 会 全 体 で 支 援 することを 基 本 とし 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 一 体 的 な 提 供 教 育 保 育 や 子 育 て 支 援 事 業 の 量 及 び 質 の 確 保 などを 推 進 していくことをめざしています 本 市 では 17 年 3 月 に 福 知 山 市 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 を 22 年 3 月 に 福 知 山 市 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 後 期 計 画 ) を 策 定 し 子 どもを 取 り 巻 く 様 々な 分 野 の 施 策 を 総 合 的 に 推 進 してきました この 間 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 1.80( 15~19 年 )から 1.96( 20~24 年 )と 微 増 傾 向 となるとと もに 全 国 上 位 となっています しかし 少 子 化 の 傾 向 に 歯 止 めをかけるまでは 至 っ ておらず 今 後 も 一 人 ひとりの 子 どもへのきめ 細 かな 支 援 家 庭 の 状 況 やニーズに 応 じた 教 育 保 育 に 関 する 事 業 や 施 策 を 実 施 し 子 どもの 健 やかな 育 ちと 保 護 者 の 子 育 てを 社 会 全 体 で 支 援 する 環 境 を 確 保 することを 目 的 に 本 計 画 を 策 定 しました 子 ども 子 育 て 関 連 3 法 : 子 ども 子 育 て 支 援 法 をはじめ 保 護 者 が 子 育 てについての 第 一 義 的 責 任 を 有 するという 基 本 認 識 のもと 幼 児 期 の 学 校 教 育 保 育 地 域 の 子 ども 子 育 て 支 援 を 総 合 的 に 推 進 することを 目 的 に 制 定 された 法 律 の 総 称 をいいます 合 計 特 殊 出 生 率 :15 歳 から49 歳 までの 女 性 の 年 齢 別 出 生 率 を 合 計 したもので 1 人 の 女 性 がそ の 年 齢 別 出 生 率 で 一 生 の 間 に 生 むとしたときの 子 どもの 数 に 相 当 します 1

2 計 画 の 位 置 付 け 本 計 画 は 子 ども 子 育 て 支 援 法 第 61 条 に 基 づく 市 町 村 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 計 画 として 策 定 します なお 本 計 画 は 少 子 化 対 策 とも 関 わりを 持 つため 次 世 代 育 成 支 援 法 に 基 づく 福 知 山 市 次 世 代 育 成 支 援 行 動 計 画 ( 後 期 計 画 ) の 考 え 方 を 継 承 するものとします また 本 計 画 は 上 位 計 画 である 第 4 次 福 知 山 市 総 合 計 画 や 第 2 次 福 知 山 市 地 域 福 祉 計 画 その 他 関 連 計 画 との 整 合 を 図 りながら 策 定 するものです 計 画 策 定 後 も 社 会 情 勢 の 著 しい 変 化 が 生 じた 場 合 は 必 要 に 応 じて 修 正 見 直 しを 行 います 3 計 画 の 期 間 本 計 画 の 期 間 は 27 年 度 から 31 年 度 までの5か 年 とします 計 画 最 終 年 度 である 31 年 度 には 計 画 の 達 成 状 況 の 確 認 と 見 直 しを 行 います ( 年 度 ) H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 計 画 策 定 福 知 山 市 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 計 画 ( 本 計 画 ) 評 価 次 期 計 画 策 定 次 期 計 画 ( 32 年 度 ~) 2

第 2 章 子 ども 子 育 てを 取 り 巻 く 環 境 1 人 口 世 帯 の 動 向 ( 1 ) 出 生 数 の 動 向 本 市 における 出 生 の 状 況 は 若 干 の 増 加 傾 向 にあり 21 年 から 25 年 に かけて 736 人 から 806 人 と 70 人 増 加 しています 出 生 数 の 推 移 ( 人 ) 1,000 800 736 777 789 797 806 600 400 200 0 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 資 料 : 21 年 ~25 年 : 市 統 計 書 ( 市 民 課 ) (2) 合 計 特 殊 出 生 率 の 動 向 合 計 特 殊 出 生 率 は 全 国 や 京 都 府 では 20 年 以 降 若 干 の 増 加 傾 向 にあります 福 知 山 市 では 20 年 から 24 年 で 1.96 と 国 や 府 よりも 高 い 水 準 となって います 合 計 特 殊 出 生 率 の 動 向 全 国 京 都 府 福 知 山 市 20 年 1.37 1.22 21 年 1.37 1.20 1.96 22 年 1.39 1.28 ( 20 年 ~ 23 年 1.39 1.25 24 年 の 統 計 値 ) 24 年 1.41 1.23 資 料 : 厚 生 労 働 省 3

( 3 ) 人 口 の 推 移 本 市 の 人 口 の 推 移 をみると 総 人 口 は 減 少 傾 向 となっています 年 齢 3 区 分 別 にみ ると 人 口 及 び 構 成 割 合 ともに 65 歳 以 上 が 増 加 している 一 方 15 歳 未 満 は 減 少 し ており 少 子 高 齢 化 が 進 行 していることがわかります 総 人 口 及 び3 区 分 別 人 口 の 推 移 ( 人 ) 100,000 80,000 60,000 82,791 82,555 83,120 81,977 79,652 13,992 16,708 18,713 19,733 20,912 40,000 53,352 51,843 51,316 50,019 47,112 20,000 0 15,333 14,004 13,018 12,119 11,283 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 15 歳 未 満 ( 年 少 人 口 ) 15~64 歳 ( 生 産 年 齢 人 口 ) 65 歳 以 上 ( 高 齢 人 口 ) 資 料 : 国 勢 調 査 年 齢 不 詳 は 含 まない 3 区 分 別 人 口 構 成 割 合 の 推 移 (%) 100.0 80.0 16.9 20.2 22.5 24.1 26.3 60.0 40.0 20.0 0.0 64.4 62.8 61.7 61.0 59.1 18.5 17.0 15.7 14.8 14.2 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 15 歳 未 満 ( 年 少 人 口 ) 15~64 歳 ( 生 産 年 齢 人 口 ) 65 歳 以 上 ( 高 齢 人 口 ) 資 料 : 国 勢 調 査 4

(4) 子 どもの 人 口 推 移 推 計 本 市 の 15 歳 未 満 の 年 少 人 口 推 移 をみると 減 少 傾 向 となっています 今 後 の 推 計 も さらに 減 少 傾 向 が 見 込 まれます 子 どもの 人 口 推 移 推 計 ( 人 ) 推 計 値 15,000 10,000 13,018 4,593 12,119 4,029 11,283 3,907 10,391 3,683 9,393 3,323 5,000 4,178 4,074 3,805 3,409 3,184 4,247 4,016 3,571 3,299 2,886 0 12 年 17 年 22 年 27 年 32 年 0~4 歳 5~9 歳 10~14 歳 資 料 : 国 勢 調 査 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 による 推 計 値 5

( 5 ) 世 帯 数 の 推 移 本 市 の 世 帯 の 状 況 をみると 核 家 族 化 の 進 行 などにより 総 人 口 が 減 少 しているに も 関 わらず 世 帯 数 は 増 加 しています それにともない 平 均 世 帯 人 員 は 減 少 していま す また ひとり 親 世 帯 が 増 加 していることがうかがえます 人 口 世 帯 の 推 移 ( 世 帯 ) ( 人 / 世 帯 ) 60,000 3.15 3.50 2.98 2.81 2.67 3.00 2.58 2.50 40,000 29,621 30,674 30,890 2.00 26,258 27,733 1.50 20,000 1.00 0.50 0 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 0.00 世 帯 平 均 世 帯 人 員 資 料 : 国 勢 調 査 世 帯 の 種 類 別 世 帯 数 12 年 17 年 22 年 一 般 世 帯 数 29,496 30,507 30,790 うち 核 家 族 世 帯 数 17,084 17,669 17,818 一 般 世 帯 とは 学 校 の 寮 の 学 生 病 院 等 の 入 院 者 矯 正 施 設 の 入 所 者 等 から 成 る 施 設 等 の 世 帯 以 外 の 世 帯 をいいます グラフは 一 般 世 帯 と 施 設 等 の 世 帯 を 合 わせたものです 資 料 : 国 勢 調 査 核 家 族 世 帯 の 世 帯 数 核 家 族 世 帯 数 12 年 17 年 22 年 世 帯 数 割 合 (%) 世 帯 数 割 合 (%) 世 帯 数 割 合 (%) 夫 婦 のみ 6,826 39.9 7,051 39.9 7,187 40.3 夫 婦 + 子 ども 8,279 48.5 8,326 47.1 8,140 45.7 ひとり 親 + 子 ども 1,979 11.6 2,292 13.0 2,491 14.0 資 料 : 国 勢 調 査 6

2 幼 稚 園 と 保 育 園 (1) 就 学 前 人 口 における 園 児 数 の 推 移 本 市 の 園 児 数 の 推 移 をみると 総 園 児 数 は 横 ばいの 傾 向 となっています 幼 稚 園 保 育 園 の 利 用 数 は 就 学 前 人 口 の 61%~65%を 推 移 しており 今 後 も 現 在 と 同 様 ニーズが 見 込 まれることが 予 想 されます 幼 稚 園 保 育 園 別 園 児 数 の 推 移 ( 人 ) 5,000 63.2 63.8 62.9 61.8 63.5 (%) 70.0 4,000 3,000 2,000 1,000 2,880 2,889 2,866 2,848 2,917 435 455 427 416 441 2,445 2,434 2,439 2,432 2,476 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0 0.0 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 保 育 園 園 児 数 幼 稚 園 園 児 数 0~5 歳 人 口 比 資 料 : 子 育 て 支 援 課 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) 教 育 委 員 会 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) (2) 幼 稚 園 の 園 児 数 26 年 4 月 現 在 本 市 には 公 立 幼 稚 園 6 園 私 立 幼 稚 園 2 園 があります 公 立 幼 稚 園 のうち2 園 が 休 園 中 であり 市 街 地 の3 園 では2 年 保 育 を 実 施 し 4 歳 児 の 受 け 入 れも 行 っています 私 立 の 幼 稚 園 は3 年 保 育 を 実 施 しています 全 体 として 園 児 数 は 減 少 傾 向 にあります 幼 稚 園 の 教 育 時 間 は4 時 間 と 定 められていますが 保 護 者 の 就 労 等 の 理 由 により 園 児 を 預 かる 預 かり 保 育 を 公 立 私 立 幼 稚 園 全 園 で 実 施 しています 幼 稚 園 の 園 児 数 の 推 移 ( 人 ) 600 500 435 455 427 416 441 400 300 250 256 253 245 268 200 100 0 185 199 174 171 173 21 21 年 度 年 22 22 年 年 度 23 23 年 度 年 24 24 年 度 25 25 年 年 度 公 立 私 立 資 料 : 学 校 基 本 調 査 7

(3) 市 立 ( 公 立 ) 幼 稚 園 再 編 計 画 の 状 況 幼 稚 園 再 編 計 画 の 状 況 については 現 在 ある 休 園 中 の2 園 を 含 む 公 立 幼 稚 園 7 園 を 27 年 度 より3 園 体 制 3 歳 児 保 育 に 再 編 します 市 立 ( 公 立 ) 幼 稚 園 再 編 計 画 の 状 況 25 年 度 26 年 度 27 年 度 福 知 山 幼 稚 園 3 歳 児 保 育 の 開 始 昭 和 幼 稚 園 3 歳 児 保 育 の 開 始 成 仁 幼 稚 園 3 歳 児 保 育 の 開 始 雀 部 幼 稚 園 閉 園 ( 成 仁 に 統 合 ) 大 正 幼 稚 園 休 園 閉 園 遷 喬 幼 稚 園 休 園 閉 園 庵 我 幼 稚 園 休 園 閉 園 資 料 : 市 立 ( 公 立 ) 幼 稚 園 再 編 計 画 (4) 保 育 園 園 児 数 本 市 には 26 年 4 月 現 在 公 立 10 箇 所 私 立 19 箇 所 の 認 可 保 育 園 があり すべての 保 育 園 で0 歳 児 からの 保 育 を 実 施 しています 入 園 児 童 数 の 推 移 をみると 増 減 を 繰 り 返 しながらも 25 年 には 2,476 人 と 増 加 し そのうち 73.5%が 私 立 保 育 園 に 入 所 している 状 況 となっています 私 立 公 立 別 保 育 園 入 園 児 童 数 の 推 移 ( 人 ) 3,000 2,500 2,445 2,434 2,439 2,432 2,476 2,000 1,500 1,742 1,736 1,768 1,783 1,820 1,000 500 0 703 698 671 649 656 21 21 年 度 年 22 22 年 年 度 23 23 年 度 年 24 24 年 年 度 25 25 年 度 公 立 私 立 資 料 : 子 育 て 支 援 課 ( 各 年 度 5 月 1 日 現 在 ) 8

( 5 ) 保 育 園 の 定 員 園 児 数 入 所 率 本 市 の 保 育 園 における 定 員 数 園 児 数 入 所 率 の 推 移 をみると 私 立 保 育 園 では 定 員 より 園 児 数 が 上 回 っており 公 立 保 育 園 では 定 員 より 園 児 数 が 下 回 る 傾 向 となって います 私 立 保 育 園 の 定 員 園 児 数 入 所 率 の 推 移 ( 人 ) (%) 3,000 110.3 109.9 109.8 110.1 107.1 120.0 100.0 2,000 1,000 0 1,742 1,736 1,768 1,783 1,820 1,580 1,580 1,610 1,620 1,700 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 定 員 園 児 数 入 所 率 80.0 60.0 40.0 20.0 0.0 資 料 : 子 育 て 支 援 課 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) 教 育 委 員 会 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) 公 立 保 育 園 の 定 員 園 児 数 入 所 率 の 推 移 ( 人 ) (%) 3,000 120.0 2,000 73.2 80.7 81.8 87.1 88.1 100.0 80.0 60.0 1,000 960 865 820 745 745 703 698 671 649 656 40.0 20.0 0 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 定 員 園 児 数 入 所 率 0.0 資 料 : 子 育 て 支 援 課 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) 教 育 委 員 会 ( 各 年 5 月 1 日 現 在 ) 9

(6)ファミリー サポート セ ン タ ー の 状 況 ファミリー サポート センターの 状 況 については 会 員 数 実 活 動 数 ともに 増 加 傾 向 にあり 25 年 度 現 在 の 会 員 数 は349 人 となっています ファミリー サポート センターの 会 員 数 の 推 移 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 依 頼 会 員 49 人 83 人 129 人 169 人 202 人 協 力 会 員 84 人 93 人 101 人 104 人 116 人 両 方 会 員 8 人 14 人 26 人 36 人 31 人 合 計 141 人 190 人 256 人 309 人 349 人 資 料 : 子 育 て 支 援 課 ファミリー サポート センターの 実 活 動 数 の 推 移 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 自 宅 サポート 133 件 301 件 275 件 483 件 556 件 拠 点 サポート 16 件 16 件 21 件 33 件 62 件 資 料 : 子 育 て 支 援 課 10

3 小 学 校 中 学 校 (1) 小 学 生 中 学 生 の 推 移 26 年 4 月 現 在 本 市 には 私 立 校 を 含 め 小 学 校 25 校 中 学 校 10 校 があり ます 小 中 学 生 の 数 は 少 子 化 にともない 微 減 傾 向 にあります 25 年 度 では 小 学 生 は 4,512 人 中 学 生 は 2,224 人 となっています 小 1プロブレム や 中 1ギャップ が 全 国 的 に 問 題 となっている 今 幼 稚 園 保 育 園 小 学 校 の 連 携 の 強 化 など 幼 児 期 から 就 学 後 にかけての 一 貫 した 育 ちを 支 援 する 環 境 づくりの 検 討 が 必 要 になります 小 中 学 生 の 推 移 ( 人 ) 5,000 4,766 4,627 4,611 4,558 4,512 4,000 3,000 2,000 2,336 2,272 2,271 2,285 2,224 1,000 0 21 21 年 年 度 22 22 年 度 23 23 年 度 24 24 年 度 25 25 年 度 ( 2 ) 放 課 後 児 童 ク ラ ブ の 実 施 状 況 小 学 生 中 学 生 資 料 : 学 校 基 本 調 査 放 課 後 児 童 クラブは 25 年 8 月 現 在 19 箇 所 23 学 区 で 開 設 しています また 21 年 9 月 から 土 曜 日 の 開 設 を 実 施 しており 28 年 度 から 全 箇 所 で 小 学 6 年 生 まで 受 け 入 れ 対 象 を 拡 大 する 予 定 です 放 課 後 児 童 クラブ 数 の 推 移 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 開 設 クラブ 数 19 箇 所 19 箇 所 19 箇 所 19 箇 所 19 箇 所 開 設 学 区 数 25 学 区 25 学 区 25 学 区 25 学 区 23 学 区 登 録 児 童 数 851 人 922 人 1,045 人 1,082 人 1,019 人 資 料 : 教 育 委 員 会 ( 各 年 度 8 月 1 日 現 在 ) 小 1プロブレム: 小 学 校 に 入 学 したばかりの 小 学 1 年 生 が 集 団 行 動 が 取 れない 授 業 中 に 座 って いられない 話 を 聞 かないなどの 状 態 が 数 か 月 継 続 する 状 態 をいいます 中 1ギャップ: 明 確 な 定 義 はありませんが 児 童 が 小 学 校 から 中 学 校 への 進 学 において 新 しい 環 境 での 学 習 や 生 活 へうまく 適 応 できず 不 登 校 等 の 問 題 行 動 につながっていく 事 態 を いいます 11

4 障 害 の あ る 子 ど も (1) 身 体 障 害 者 手 帳 療 育 手 帳 の 所 持 者 数 各 種 支 援 サービスを 受 けるため 心 身 に 障 害 のある 子 どもに 手 帳 が 交 付 されていま す 児 童 相 談 所 などで 知 的 障 害 があると 判 定 された 人 に 交 付 される 療 育 手 帳 を 持 つ 子 どもの 数 は 21 年 から 25 年 にかけて15 人 (9.6%)の 増 加 と 身 体 障 害 者 手 帳 を 交 付 された 子 どもに 比 べて 増 加 率 が 大 きくなっています 身 体 障 害 者 手 帳 所 持 者 数 (18 歳 未 満 ) ( 単 位 : 人 ) 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 視 覚 障 害 2 2 2 2 2 聴 覚 平 衡 機 能 11 12 11 12 11 音 声 言 語 機 能 障 害 2 2 1 1 1 肢 体 不 自 由 47 48 57 54 47 内 部 障 害 8 8 9 9 6 合 計 70 72 80 78 67 資 料 : 社 会 福 祉 課 ( 各 年 度 3 月 末 日 現 在 ) 療 育 手 帳 所 持 者 数 (18 歳 未 満 ) ( 単 位 : 人 ) 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 A( 重 度 ) 73 71 65 64 53 B( 軽 度 ) 83 90 88 103 118 合 計 156 161 153 167 171 資 料 : 社 会 福 祉 課 ( 各 年 度 3 月 末 日 現 在 ) 12

5 相 談 支 援 の 状 況 (1) 児 童 扶 養 手 当 受 給 状 況 児 童 扶 養 手 当 の 受 給 件 数 は 24 年 度 までは 増 加 傾 向 ですが 25 年 度 か らは 下 がっています その 要 因 として 児 童 扶 養 手 当 受 給 者 に 対 する 福 祉 医 療 費 (ひとり 親 ) 支 給 制 度 の 所 得 制 限 が 下 がったことが 考 えられます 800 625 700 758 762 716 600 400 200 0 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 資 料 : 子 育 て 支 援 課 (2) 児 童 虐 待 の 受 理 件 数 児 童 虐 待 の 通 告 件 数 は 全 国 的 にも 増 加 の 一 途 をたどっており 厚 生 労 働 省 は 国 民 の 児 童 虐 待 防 止 の 意 識 の 高 まりに 加 え 警 察 などとの 連 携 が 進 んで 通 報 や 相 談 につな がったのが 増 加 のひとつの 要 因 とみています ( 件 ) 200 150 132 100 92 50 56 59 60 0 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 資 料 : 子 育 て 支 援 課 13

6 就 労 状 況 (1) 男 女 別 就 労 状 況 22 年 における 全 国 の 労 働 力 率 をみると 女 性 の 労 働 力 率 は M 字 カーブ を 描 いています また 本 市 においても 全 国 と 同 様 に M 字 カーブを 描 いていますが 20 歳 以 上 に おいては 男 女 ともに 全 国 より 高 い 水 準 であることがわかります 全 国 本 市 ともに 男 性 の 労 働 力 率 が 高 くなっており 女 性 は 出 産 育 児 で 仕 事 を 辞 めざるを 得 ない 傾 向 が 強 くなっています 全 国 の 男 女 の 労 働 力 率 ( 22 年 ) (%) 100.0 86.1 89.3 90.5 90.7 91.5 92.1 90.5 80.0 66.0 65.6 60.0 72.4 64.7 68.4 72.2 70.5 64.0 61.8 40.0 15.0 20.0 14.9 76.9 45.7 0.0 15~ 19 歳 20~ 24 歳 86.9 25~ 29 歳 30~ 34 歳 男 性 35~ 39 歳 本 市 の 男 女 の 労 働 力 率 ( 22 年 ) (%) 100.0 80.0 60.0 77.4 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 女 性 55~ 59 歳 93.8 93.7 94.4 93.3 93.9 94.1 91.6 73.1 68.2 69.6 74.8 80.3 80.4 69.1 60~ 64 歳 資 料 : 国 勢 調 査 82.1 40.0 52.9 20.0 0.0 15.2 15~ 19 歳 13.4 20~ 24 歳 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 男 性 女 性 資 料 : 国 勢 調 査 M 字 カーブ: 日 本 の 女 性 の 労 働 力 率 を 年 齢 階 級 別 にグラフ 化 したとき 30 歳 代 を 谷 とし 20 歳 代 後 半 と 40 歳 代 後 半 が 山 になるアルファベットの M のような 形 になることをいいます これは 結 婚 や 出 産 を 機 に 労 働 市 場 から 退 出 する 女 性 が 多 く 子 育 てが 一 段 落 すると 再 び 労 働 市 場 に 参 入 するという 特 徴 があるためです なお 国 際 的 にみると アメリカや スウェーデン 等 の 欧 米 先 進 諸 国 では 子 育 て 期 における 就 業 率 の 低 下 はみられません 14

(2) 女 性 の 就 労 状 況 本 市 の 22 年 における 女 性 の 労 働 力 率 をみると 20~24 歳 35 歳 以 上 にお いて 全 国 よりも 高 い 水 準 であることがわかります また 17 年 と 22 年 を 比 較 すると 17 年 より M 字 カーブが 緩 や かになっており 25~29 歳 において 3.5 ポイント 30~34 歳 において 7.6 ポイ ント 上 昇 しています 22 年 の 女 性 の 労 働 力 率 ( 全 国 との 比 較 ) (%) 100.0 80.0 77.4 73.1 68.2 69.6 74.8 80.3 80.4 69.1 60.0 66.0 72.4 64.7 64.0 68.4 72.2 70.5 61.8 52.9 40.0 45.7 20.0 0.0 14.9 13.4 15~ 19 歳 20~ 24 歳 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 全 国 福 知 山 市 資 料 : 国 勢 調 査 本 市 の 女 性 の 労 働 力 率 の 推 移 (%) 100.0 80.0 60.0 40.0 20.0 17.0 13.4 77.4 77.1 73.1 69.6 68.2 69.6 60.6 66.9 77.1 74.8 81.2 80.3 80.4 74.5 69.1 67.7 52.9 46.6 0.0 15~ 19 歳 20~ 24 歳 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 17 年 22 年 資 料 : 国 勢 調 査 15

第 3 章 計 画 の 基 本 的 な 考 え 方 1 計 画 の 基 本 理 念 子 どもが まんなか 未 来 へつなぐ たからもの 子 どもは 宝 です 子 どもが 一 人 の 人 格 として 尊 重 され 子 ども 同 士 や 多 様 な 世 代 地 域 の 人 々とつながり 関 わっていく 中 で 自 他 共 に 尊 重 し 支 え 合 い 感 謝 する 心 を 育 み 安 心 して 暮 らせるまち 福 知 山 をつくります 計 画 の 目 標 子 育 てについて 感 じる 気 持 ち とても 楽 しい 楽 しい という 人 を 増 やします!! 本 計 画 では 30 年 度 に 実 施 するニーズ 調 査 の 以 下 の 項 目 のアンケ ート 結 果 を 計 画 の 達 成 度 を 図 る 成 果 指 標 とします とても 楽 しい 楽 しい の 回 答 割 合 59.8% 70% 54.8% 26 年 1 月 に 実 施 したニーズ 調 査 では 就 学 前 児 童 でとても 楽 しいまたは 楽 し いと 回 答 している 人 は 59.8% 小 学 生 児 童 では 54.8%でした 0% 20% 40% 60% 80% 100% 就 学 前 児 童 (N=720) 17.2 42.6 26.8 2.9 6.3 4.2 小 学 生 児 童 (N=580) 15.5 39.3 26.0 4.0 8.4 6.7 とても 楽 しい 少 し 不 安 又 は 負 担 を 感 じる どちらとも 言 えない 楽 しい とても 不 安 又 は 負 担 を 感 じる 不 明 無 回 答 保 護 者 の 子 育 ての 不 安 や 負 担 を 軽 減 し 子 育 てが 楽 しい 子 どもにここで 育 ってほしい と 思 える 福 知 山 をめざし 施 策 を 実 施 します 16

2 計 画 の 基 本 目 標 基 本 目 標 1 子 どもの 心 豊 かな 育 ちを 支 える 環 境 づくりをすすめます! 幼 児 期 は 子 どもの 成 長 にとって 基 礎 となる 重 要 な 時 期 です 就 学 前 における 質 の 高 い 教 育 保 育 を 充 実 するとともに 小 学 校 への 円 滑 な 接 続 をめざし 保 幼 小 の 連 携 を 強 化 します また 子 どもが 心 身 ともにたくましく 健 やかに 育 つよう 本 市 の 豊 かな 自 然 環 境 や 歴 史 文 化 といった 資 源 を 活 かし 市 内 の 様 々な 機 会 や 場 において のびのびと 遊 び 学 ぶことのできる 環 境 づくりを 進 めます さらに すべての 子 どもの 成 長 を 支 えるため 必 要 な 家 庭 に 社 会 的 経 済 的 自 立 支 援 を 行 います 基 本 目 標 2 地 域 とのつながりで 子 どもを 育 むまちづくりをすすめます! すべての 保 護 者 が 子 どもとしっかりと 向 き 合 い 子 育 てを 楽 しむことができるよう 保 護 者 同 士 が 気 軽 に 集 まり 情 報 交 換 や 交 流 ができる 場 づくりを 進 めます また 子 どもとふれあう 経 験 が 少 ないまま 親 になる 人 も 多 いことなどから 特 に 子 どもの 乳 幼 児 期 に 母 親 が 様 々な 不 安 や 悩 みを 抱 えこんでしまうことがあります 乳 幼 児 期 の 子 育 て 家 庭 をはじめ ひとり 親 家 庭 や 子 育 てが 困 難 な 家 庭 等 特 に 支 援 を 必 要 とする 家 庭 を 様 々な 角 度 からサポートするため 地 域 住 民 や 関 係 機 関 関 係 団 体 との 協 働 による 見 守 り 及 び 支 援 体 制 を 強 化 します 近 年 虐 待 や 様 々な 事 件 事 故 等 によ り 子 どもの 安 心 安 全 が 脅 かされている 中 子 どもが 自 由 にのびのびと 遊 び 学 ぶ ことのできるまちを 実 現 するためには 地 域 住 民 の 社 会 的 親 としての 役 割 がますま す 重 要 となっています さらに 子 どもの 尊 厳 と 幸 せを 第 一 に 考 えるまちづくりを 全 市 的 に 推 進 するため 子 どもの 意 見 を 尊 重 し 活 かしていく 仕 組 みを 検 討 するとともに 子 ども 自 身 が 活 躍 できるまちづくりをめざします 社 会 的 親 : よその 子 を 自 分 の 子 どもとして 遊 んだり 褒 めたり 叱 ることができる 地 域 の 大 人 のことをいいます 子 育 ての 基 本 は 家 庭 ですが 家 庭 での 子 育 てが 困 難 な 場 合 もあります たくさ んの 人 が 子 どもや 子 育 て 家 庭 とつながりと 関 わりを 持 ち 地 域 の 子 どもを 自 分 の 子 どものように 見 守 り 叱 り 愛 情 を 持 って 接 することにより 子 どもが 心 身 ともに 健 やかに 育 つまちづくりをめざ します 17

基 本 目 標 3 多 様 なライフスタイルの 選 択 と 健 康 づくりを 支 えます! 子 どもの 健 やかな 成 長 と 将 来 の 選 択 の 幅 を 広 げるため ドメスティックバイオレン ス( DV) 防 止 の 取 り 組 みと 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 等 の 啓 発 に 努 めます 共 働 き 家 庭 の 増 加 とともに その 働 き 方 も 多 様 化 している 中 保 護 者 が 男 女 ともに 協 力 し 楽 しみながら 子 育 てができるよう まずは 家 庭 内 の 男 女 共 同 参 画 を 推 進 します また 男 女 ともに 子 育 てと 仕 事 を 両 立 できるよう 関 係 機 関 団 体 等 と 連 携 し 企 業 及 び 職 場 への 各 種 制 度 の 周 知 や 研 修 を 進 めるとともに 子 育 て 家 庭 への 理 解 や 協 力 の 促 進 を 図 るための 啓 発 を 進 めます 若 年 層 からの 心 とからだの 健 康 づくり 支 援 をはじめ 子 どもを 望 む 人 が 生 むことを 選 択 しやすいよう 妊 娠 出 産 育 児 の 切 れ 目 のない 支 援 を 充 実 します 基 本 目 標 4 安 心 安 全 な 子 育 て 環 境 をつくります! すべての 家 庭 が 安 心 安 全 に 子 どもを 生 み 育 てることができるよう 各 種 健 診 等 妊 産 婦 や 乳 幼 児 に 関 する 切 れ 目 のない 健 康 づくりを 支 援 するとともに 母 子 小 児 医 療 体 制 の 充 実 を 図 ります また 障 害 のある 子 どもが 一 人 ひとりの 発 達 や 個 性 に 応 じて 健 やかに 育 つことがで きるよう 教 育 保 育 を 充 実 するとともに 障 害 の 有 無 に 関 わらず 同 年 代 の 子 どもや 多 様 な 世 代 とふれあい 学 び 合 うことのできる 環 境 づくりを 推 進 します さらに 児 童 虐 待 の 未 然 防 止 と 支 援 の 必 要 な 保 護 者 に 寄 り 添 う 取 り 組 みを 進 めると ともに 子 どもにとって 安 全 な 環 境 づくりと 子 育 てしやすいまちをめざし 企 業 や 地 域 と 協 働 で ハード ソフトの 両 面 から 子 育 てバリアフリー 化 を 進 めます ドメスティックバイオレンス(DV): 夫 婦 や 恋 人 などの 親 しいパートナー 間 で 行 われる 暴 力 のこと です 殴 る 蹴 るなどの 身 体 的 暴 力 だけでなく 精 神 的 暴 力 や 性 的 暴 力 なども DV に 含 ま れます 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 : 男 は 仕 事 女 は 家 庭 や 男 は 主 女 は 従 などに 表 されるように 長 い 歴 史 の 中 でつくられた 女 の 役 割 男 の 役 割 を 幼 い 頃 から 女 らしさ 男 らしさ として 身 につけられ 性 別 によって 役 割 を 分 担 するのが 当 然 などとする 固 定 的 な 意 識 のことをいい ます 18

子 ど も の 権 利 条 約 資 料 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 ( 子 どもの 権 利 条 約 ) は 子 どもの 基 本 的 人 権 を 国 際 的 に 保 障 するために 定 められた 条 約 です 18 歳 未 満 を 児 童 ( 子 ども) と 定 義 し 国 際 人 権 規 約 ( 第 21 回 国 連 総 会 で 採 択 1976 年 発 効 )が 定 める 基 本 的 人 権 を その 生 存 成 長 発 達 の 過 程 で 特 別 な 保 護 と 援 助 を 必 要 とする 子 どもの 視 点 から 子 どもの 生 存 発 達 保 護 参 加 という 包 括 的 な 権 利 を 実 現 確 保 するために 必 要 となる 具 体 的 な 事 項 を 規 定 しています 1989 年 の 第 44 回 国 連 総 会 において 採 択 され 1990 年 に 発 効 しました 日 本 は1994 年 に 批 准 しました この 条 約 は 大 きくわけて 次 の 4 つの 子 どもの 権 利 を 守 るように 定 め ています 子 どもの 権 利 条 約 が 定 めている 権 利 1 生 きる 権 利 2 育 つ 権 利 防 げる 病 気 などで 命 をうばわれ ないこと 病 気 やけがをしたら 治 療 を 受 け られることなど 教 育 を 受 け 休 んだり 遊 んだり できること 考 えや 信 じること の 自 由 が 守 られ 自 分 らしく 育 つことができることなど 3 守 られる 権 利 4 参 加 する 権 利 あらゆる 種 類 の 虐 待 や 搾 取 など から 守 られること 自 由 に 意 見 をあらわしたり 集 まってグループをつくったり 自 由 な 活 動 をおこなったりでき ることなど 19

3 計 画 の 体 系 基 本 理 念 基 本 目 標 1. 子 どもの 心 豊 かな 育 ちを 支 える 環 境 づくりをすすめます! 子 ど も が ま ん な か 未 来 へ つな ぐ た か ら も の 基 本 施 策 (1) 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 充 実 (2) 保 幼 小 の 連 携 強 化 (3) 教 育 と 学 習 機 会 の 充 実 (4) 子 どもの 放 課 後 等 の 居 場 所 づくりの 充 実 (5)ひとり 親 家 庭 への 支 援 基 本 目 標 2. 地 域 とのつながりで 子 どもを 育 むまちづくりをすすめます! 基 本 施 策 (1) 子 育 て 交 流 活 動 の 促 進 とネットワーク 化 (2) 地 域 の 子 育 て 力 を 高 める 取 り 組 み (3) 子 育 ての 情 報 提 供 相 談 支 援 の 充 実 基 本 目 標 3. 多 様 なライフスタイルの 選 択 と 健 康 づくりを 支 えます! (1) 男 女 共 同 参 画 社 会 づくりの 推 進 と 職 場 環 境 の 整 備 基 本 施 策 (2) 心 身 ともに 健 康 な 妊 娠 出 産 育 児 のための 切 れ 目 のない 支 援 の 充 実 基 本 目 標 4. 安 心 安 全 な 子 育 て 環 境 をつくります! 基 本 施 策 (1) 切 れ 目 のない 母 子 保 健 対 策 の 充 実 (2) 母 子 小 児 医 療 の 環 境 づくり (3) 障 害 等 発 達 に 課 題 のある 子 ども 家 庭 への 支 援 (4) 要 保 護 児 童 等 対 策 地 域 協 議 会 の 充 実 (5) 子 どもの 安 全 のための 取 り 組 みの 充 実 (6) 子 育 てバリアフリーの 環 境 づくり 20

第 4 章 施 策 の 内 容 1 子 ど も の 心 豊 か な 育 ち を 支 える 環 境 づ く り を す す め ます! 本 市 の 現 状 と 課 題 公 立 幼 稚 園 では 入 園 者 数 が 減 少 しており 園 児 にとって 適 正 な 教 育 環 境 を 確 保 するため 公 立 幼 稚 園 再 編 計 画 に 基 づき 体 制 整 備 を 図 っています 一 部 の 公 立 保 育 園 では 市 街 地 周 辺 部 の 人 口 減 少 等 にともない 恒 常 的 な 定 員 割 れ の 状 態 にあることや 施 設 の 老 朽 化 などから 公 立 保 育 園 のあり 方 についての 検 討 が 必 要 となっています 幼 稚 園 教 諭 や 保 育 士 への 研 修 等 や 質 の 向 上 に 努 めている 一 方 その 人 員 確 保 が 課 題 となっています 放 課 後 児 童 クラブでは 主 に 小 学 校 3 年 生 までの 児 童 を 受 け 入 れていますが 今 後 保 護 者 の 就 労 形 態 の 多 様 化 等 を 踏 まえ さらなる 充 実 が 必 要 です ひとり 親 家 庭 は 年 々 増 加 しています 経 済 的 に 困 窮 している 家 庭 も 多 いことから 就 労 支 援 等 の 自 立 支 援 を 推 進 する 必 要 があります ニーズ 調 査 結 果 から 幼 稚 園 保 育 園 等 の 望 ましいと 思 う 役 割 については 集 団 の 中 で 社 会 性 や 協 調 性 を 身 に 付 けられる 小 学 校 入 学 までに 必 要 な 幼 児 教 育 を 受 けられる 親 から 離 れて 過 ごすことで 自 立 心 が 養 われる 住 んでいる 地 域 の 子 どもたちと 一 緒 に 過 ご すことができる が 高 くなっています 幼 稚 園 保 育 園 等 の 望 ましいと 思 う 役 割 0% 20% 40% 60% 80% 100% 集 団 の 中 で 社 会 性 や 協 調 性 を 身 に 付 けられる 小 学 校 入 学 までに 必 要 な 幼 児 教 育 を 受 けられる 親 から 離 れて 過 ごすことで 自 立 心 が 養 われる 親 の 働 く 時 間 にあわせて 預 けられる 住 んでいる 地 域 の 子 どもたちと 一 緒 に 過 ごすことができる 大 人 の 目 が 届 く 場 所 で 安 心 して 遊 ぶことができる 親 の 育 児 の 負 担 やストレスを 軽 減 できる 自 然 や 文 化 など 福 知 山 市 独 自 の 資 源 を 活 かした 教 育 保 育 が 行 われる 87.2 85.9 42.9 44.0 39.2 37.4 29.0 29.7 28.9 25.9 21.4 19.8 18.1 22.6 就 学 前 児 童 (N=720) 17.9 15.9 小 学 生 児 童 (N=580) ニーズ 調 査 : 本 市 の 子 育 て 中 の 保 護 者 を 対 象 に 26 年 1 月 に 実 施 した 調 査 です ( 資 料 編 参 照 ) 21

当 事 者 関 係 団 体 ヒアリングや 子 ども 子 育 て 会 議 での 主 なご 意 見 幼 稚 園 教 育 は 公 立 私 立 の 区 別 なく 大 切 なものであり 官 民 が 連 携 して 充 実 を 図 りたい 幼 稚 園 数 が 減 少 し 全 市 域 からの 入 所 を 受 け 入 れていく 中 で 地 域 の 小 学 校 への 接 続 を 考 慮 した 環 境 づくりにも 配 慮 が 必 要 子 どもが 自 然 とのふれあい 方 を 知 らない 怪 我 をして 育 つことも 重 要 放 課 後 児 童 クラブでは 1 人 のスタッフにかかる 負 担 が 大 きくなっていな いかなど 不 安 に 感 じることも 多 い 放 課 後 児 童 クラブの 対 象 年 齢 を 拡 充 してほしい ひとり 親 家 庭 同 士 が 交 流 できる 場 近 所 の 見 守 りや 助 け 合 いが 大 切 施 策 の 方 向 性 幼 稚 園 保 育 園 においては 協 調 性 や 自 立 心 の 育 成 など 乳 幼 児 期 の 子 どもの 育 ちを 重 視 する 全 市 的 な 体 制 づくりを 進 めるとともに 小 学 校 への 円 滑 なつなが りに 配 慮 した 教 育 保 育 が 求 められていることから 保 幼 小 の 連 携 強 化 を 図 ります また 共 働 き 家 庭 等 多 様 なニーズに 対 応 できるよう 計 画 的 な 教 育 保 育 の 量 と 質 の 確 保 を 図 ります 放 課 後 児 童 クラブにおいては 新 たに 基 準 を 設 け 指 導 員 の 資 質 向 上 に 努 めま す さらに ひとり 親 家 庭 は 経 済 的 要 因 だけではなく 周 囲 の 理 解 不 足 などさま ざまな 要 因 で 負 担 を 感 じやすいことから 親 同 士 が 交 流 できる 場 や 気 軽 に 相 談 でき る 体 制 づくり 地 域 とつながりをもてる 環 境 づくりを 進 めます 22

(1) 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 充 実 1 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 量 と 質 の 確 保 幼 児 期 における 質 の 高 い 教 育 保 育 を 提 供 するため すべての 幼 稚 園 保 育 園 が 参 加 できる 研 修 体 制 を 充 実 し 幼 稚 園 教 諭 保 育 士 の 専 門 性 と 資 質 の 向 上 を 図 るととも に 待 遇 の 改 善 等 により 働 きやすい 職 場 づくりを 推 進 するなど 幼 稚 園 教 諭 保 育 士 の 確 保 に 努 めます また 子 どもの 健 やかな 成 長 に 必 要 となる 適 正 な 集 団 規 模 を 確 保 するため 公 立 幼 稚 園 については 27 年 度 から3 歳 児 保 育 を 開 始 するとともに 公 立 保 育 園 の 統 廃 合 及 び 民 営 化 等 について 検 討 します さらに 就 労 形 態 等 の 多 様 化 に 伴 う 保 育 ニーズに 対 応 するため 夜 間 保 育 事 業 延 長 保 育 事 業 に 引 き 続 き 取 り 組 むとともに 病 児 病 後 児 保 育 事 業 の 充 実 を 図 ります 2 施 設 設 備 の 計 画 的 な 維 持 管 理 更 新 幼 稚 園 保 育 園 において 良 好 な 教 育 保 育 環 境 を 確 保 するため 計 画 的 な 維 持 管 理 耐 震 化 対 策 や 更 新 を 進 めます また 公 立 幼 稚 園 の 再 編 計 画 及 び 公 立 保 育 園 のあり 方 について 検 討 とあわせ 効 率 的 かつ 効 果 的 な 施 設 整 備 に 努 めます 3 幼 稚 園 PTAや 保 育 園 保 護 者 会 活 動 の 促 進 幼 稚 園 保 育 園 では 古 切 手 回 収 やペットボトルキャップの 収 集 等 により 保 護 者 の 社 会 参 加 意 識 を 高 めるとともに 地 域 社 会 の 一 員 としての 自 覚 を 促 し 積 極 的 な 保 護 者 活 動 を 促 進 します また 保 護 者 が 仕 事 との 両 立 を 図 りやすいよう 誰 もが 参 加 しやすい PTA 活 動 や 保 護 者 会 活 動 を 促 進 します (2) 保 幼 小 の 連 携 強 化 1 保 幼 小 の 連 携 強 化 子 どもの 生 活 や 発 達 の 連 続 性 を 踏 まえ 幼 児 と 児 童 との 交 流 活 動 を 充 実 するとと もに 保 育 士 と 幼 稚 園 教 諭 小 学 校 教 諭 との 合 同 研 修 や 情 報 交 換 など 保 幼 小 の 積 極 的 な 連 携 に 努 めます (3) 教 育 と 学 習 機 会 の 充 実 1 人 権 教 育 の 充 実 すべての 子 どもたちがその 成 長 過 程 で 確 かな 人 権 感 覚 を 身 につけ あらゆる 差 別 に 気 づき 行 動 する 力 を 養 うため 子 どもたちが 主 体 的 に 参 加 できる 平 和 学 習 などの 人 材 育 成 事 業 を 実 施 します また 子 どもたちの 自 尊 感 情 を 高 め 自 他 共 に 尊 重 できる 意 識 づくりに 向 け 人 権 講 座 視 察 研 修 などにより 指 導 者 の 養 成 を 行 い 市 民 一 人 ひとりの 人 権 意 識 の 高 揚 を 図 ります 23

2 郷 土 愛 の 育 成 及 び 社 会 観 仕 事 観 の 育 成 郷 土 愛 を 育 むことは 定 住 志 向 が 高 まり 福 知 山 で 子 育 てをしたいと 思 う 次 世 代 の 育 成 にもつながります 地 域 生 活 の 中 でさまざまな 体 験 や 地 域 の 歴 史 伝 統 を 学 ぶ 機 会 を 通 して 郷 土 の 文 化 や 伝 統 を 尊 重 する 態 度 の 育 成 や 地 域 の 魅 力 を 学 べる 機 会 を 創 出 しています 今 後 も 市 内 の 歴 史 伝 統 等 の 地 域 資 源 を 活 用 するとともに 地 域 住 民 が 地 域 資 源 の 素 晴 らしさを 知 り 掘 り 起 こすことのできる 活 動 に 取 り 組 みます また 幼 児 期 から 地 域 社 会 とのつながりを 深 め 社 会 観 や 仕 事 観 の 育 成 にも 取 り 組 み 働 きやすく 子 育 てしやすいまちづくりを 教 育 の 観 点 から 啓 発 します 3 保 育 学 校 給 食 等 を 通 じた 食 育 の 推 進 乳 幼 児 期 から 発 達 段 階 に 応 じた 食 育 事 業 の 充 実 を 図 るとともに その 重 要 性 に ついても 適 切 な 情 報 提 供 を 行 い 子 どもと 家 族 の 健 康 保 持 増 進 を 図 っていきます 保 育 園 では 食 育 計 画 に 基 づき 献 立 の 工 夫 や 食 育 の 啓 発 活 動 を 実 施 していきま す また 保 育 園 ごとに 地 域 の 特 性 を 活 かし 地 域 と 密 着 した 食 育 活 動 を 展 開 してい きます 幼 稚 園 及 び 学 校 では 食 に 関 する 指 導 の 全 体 計 画 及 び 年 間 指 導 計 画 を 作 成 し 学 校 教 育 に 位 置 づけ 指 導 を 推 進 します 4 自 然 体 験 学 習 の 充 実 本 市 の 豊 かな 自 然 環 境 を 活 かした 様 々な 体 験 を 通 じ 子 どもが 自 然 とのふれあい 方 を 学 び 生 命 や 自 然 を 尊 重 する 精 神 並 びに 環 境 の 保 全 に 寄 与 する 態 度 を 養 うため 学 校 や 地 域 関 係 団 体 等 との 協 働 により 自 然 の 中 で 遊 ぶ 場 や 体 験 学 習 の 場 の 充 実 を 図 ります また 子 どもが 安 心 安 全 に 自 然 の 中 で 遊 ぶことができるよう 子 どもの 遊 びや 体 験 を 見 守 り サポートする 人 材 育 成 に 努 めます 食 育 : 様 々な 経 験 を 通 じて 食 に 関 する 知 識 と 食 を 選 択 する 力 を 習 得 し 健 全 な 食 生 活 を 実 践 することができる 力 を 育 てることをいいます 24

(4) 子 どもの 放 課 後 等 の 居 場 所 づ く り の 充 実 1 放 課 後 児 童 クラブ 等 の 充 実 共 働 き 家 庭 やひとり 親 家 庭 等 の 子 どもの 放 課 後 の 安 心 安 全 な 居 場 所 を 確 保 する ため 放 課 後 児 童 クラブを 充 実 します 今 後 全 クラブで 対 象 学 年 を6 年 生 までに 拡 充 するなど 今 後 もより 幅 広 いニーズに 対 応 できる 環 境 整 備 を 図 るとともに 指 導 員 の 資 質 向 上 と 適 切 な 配 置 に 努 めます また 放 課 後 における 子 どもの 遊 び 生 活 場 を 確 保 するとともに 次 代 を 担 う 人 材 を 育 む 観 点 から 放 課 後 子 ども 教 室 を 実 施 します 今 後 ニーズに 応 じて 放 課 後 児 童 クラブと 放 課 後 子 ども 教 室 の 一 体 的 な 実 施 についても 検 討 します (5) ひ と り 親 家 庭 へ の 支 援 1ひとり 親 家 庭 への 支 援 ひとり 親 家 庭 の 母 親 父 親 の 抱 える 悩 みや 困 りごとの 相 談 窓 口 として 母 子 父 子 自 立 支 援 員 による 相 談 機 能 を 充 実 し 制 度 の 周 知 を 図 ります また 就 労 支 援 と して ジョブパークやマザーズジョブカフェと 連 携 し セミナーや 巡 回 相 談 の 情 報 提 供 を 行 います ひとり 親 家 庭 の 保 護 者 が 孤 立 することがないよう 母 子 会 父 子 会 の 行 事 を 通 し て ひとり 親 のネットワークの 構 築 を 支 援 します 児 童 扶 養 手 当 福 祉 医 療 (ひとり 親 医 療 ) 費 就 職 に 有 利 な 資 格 取 得 のための 高 等 技 能 訓 練 促 進 給 付 金 の 支 給 など ひとり 親 の 自 立 支 援 と 経 済 的 支 援 を 行 います 放 課 後 子 ども 教 室 :すべての 子 どもを 対 象 として 安 心 安 全 な 子 どもの 居 場 所 を 設 け 地 域 の 人 の 参 画 を 得 て 行 う 学 習 やスポーツ 文 化 活 動 地 域 住 民 との 交 流 活 動 等 の 取 り 組 みのことをいいます 25

2 地 域 と の つ な が り で 子 どもを 育 む ま ち づ く り を す す め ま す! 本 市 の 現 状 と 課 題 22 年 度 に 子 育 て 支 援 センターを 新 たに 設 置 したほか NPO 法 人 等 市 民 と の 協 働 により 親 子 の 交 流 の 場 づくりに 取 り 組 んできました しかし ニーズ 調 査 の 結 果 を 見 ると 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 を 利 用 していないと 回 答 した 人 が 約 8 0%だったことから だれもが 利 用 しやすいよう 周 知 をしたり 実 施 方 法 を 検 討 したりすることが 必 要 です 家 庭 児 童 相 談 室 等 において 育 児 相 談 をはじめとする 様 々な 相 談 に 対 応 し 必 要 に 応 じて 関 係 機 関 との 連 携 のもと 解 決 にあたっていますが 相 談 内 容 は 複 雑 多 様 化 しています 国 では 虐 待 を 受 けていた 子 どもなど 何 らかの 事 情 で 家 庭 での 養 育 が 困 難 となっ たり 家 庭 環 境 上 養 護 を 必 要 としたりする 児 童 の 増 加 等 を 踏 まえ 里 親 制 度 等 の 社 会 的 養 護 を 推 進 しています 本 市 でも 里 親 制 度 への 理 解 を 深 めるため 制 度 周 知 や 啓 発 を 行 う 必 要 があります ニーズ 調 査 結 果 から 3 割 程 度 の 保 護 者 が 子 育 てについて 少 なからず 不 安 負 担 を 感 じています 保 護 者 の 不 安 や 悩 みは 子 どものしつけや 教 育 健 康 など 多 岐 にわたり 子 ども の 年 齢 等 によっても 様 々です 子 育 て 情 報 の 入 手 先 については 市 広 報 等 のほか 友 人 知 人 や 保 育 園 幼 稚 園 小 学 校 など 身 近 な 人 や 機 関 があげられています またインターネットなどの 電 子 媒 体 からの 情 報 収 集 もみられます 保 護 者 が 子 育 てをする 上 で 日 ごろ 悩 んでいることや 不 安 に 感 じること (15% 以 上 回 答 があった 項 目 のみ 掲 載 ) 就 学 前 児 童 (N=720) 子 どものしつけ 子 どもの 教 育 や 将 来 の 教 育 費 0% 20% 40% 60% 80% 43.1 61.1 小 学 生 児 童 (N=580) 子 どもの 教 育 や 将 来 の 教 育 費 友 達 づきあい (いじめ 等 を 含 む) 0% 20% 40% 60% 34.7 54.3 食 事 や 栄 養 35.4 子 どもとの 接 し 方 27.6 病 気 や 発 育 発 達 障 害 など 育 児 の 方 法 31.0 26.7 病 気 や 発 育 発 達 障 害 など 子 どもとの 時 間 が とれない 20.2 20.2 子 どもとの 接 し 方 22.6 育 児 の 方 法 16.4 子 育 てで 出 費 がかさむ 21.5 食 事 や 栄 養 16.0 里 親 制 度 : 何 らかの 事 情 により 家 庭 での 養 育 が 困 難 又 は 受 けられなくなった 子 ども 等 に 温 かい 愛 情 と 正 しい 理 解 を 持 った 家 庭 環 境 の 基 での 養 育 を 提 供 する 制 度 です 26

当 事 者 関 係 団 体 ヒアリングや 子 ども 子 育 て 会 議 での 主 なご 意 見 子 育 てが 終 わった 世 代 をはじめ 地 域 の 人 に 自 分 の 子 どもや 孫 だと 思 って 叱 ったり 褒 めたりしてほしい 乳 児 期 など 一 人 で 悩 むことが 多 かったので 親 と 子 が 交 流 できる 場 やそう した 場 の 情 報 があるとよい 市 役 所 は 敷 居 が 高 いため 助 産 師 や 保 健 師 に 気 軽 に 相 談 できるサロン 活 動 等 に 力 を 入 れていく 必 要 がある 乳 幼 児 期 の 子 育 て 支 援 が 非 常 に 重 要 であり この 時 期 の 支 援 がしっかりし ていると 学 童 期 につながっていく 子 どもを 遊 ばせられる 場 やプライバシーに 配 慮 した 個 室 等 相 談 しやすい 環 境 づくりが 必 要 児 童 館 や 子 育 て 支 援 センターの 行 事 予 定 や 子 育 て 情 報 についてインターネ ットで 発 信 するなど 入 手 しやすいしくみづくりが 必 要 ひとり 親 家 庭 は 経 済 的 な 不 安 悩 みが 最 も 大 きく 子 どもが 病 気 の 際 のサ ポート 等 も 必 要 性 が 高 い 子 ども 自 身 の 意 見 をまちづくりに 活 かす 仕 組 みが 必 要 施 策 の 方 向 性 子 育 て 世 代 は 仕 事 や 育 児 等 が 忙 しく 地 域 とのつながりを 持 ちにくい 一 方 で 地 域 とつながりながら 子 どもを 育 てることを 望 む 意 見 が 多 く 見 られます 幼 稚 園 保 育 園 の 利 用 の 有 無 に 関 わらず 特 に 乳 幼 児 の 親 で 周 囲 との 関 わりが 少 ない 場 合 は 子 育 てへの 不 安 や 負 担 を 感 じやすいため 子 育 て 家 庭 や 子 育 てに 関 心 がある 人 が 地 域 とつながりを 持 つことのできる 行 事 活 動 の 支 援 や 親 子 が 気 軽 に 集 ま り 情 報 交 換 や 相 談 のできる 身 近 な 場 づくりを 進 めます また 保 護 者 がさまざまな 不 安 や 悩 みを 話 せる 公 的 な 相 談 窓 口 や 身 近 な 幼 稚 園 保 育 園 民 生 児 童 委 員 等 に 気 軽 に 相 談 することができ 相 互 に 連 携 して 解 決 できるネットワークづくりの 構 築 を 図 ります 27

(1) 子 育 て 交 流 活 動 の 促 進 とネットワーク 化 1 子 育 て 家 庭 の 気 軽 な 集 いと 交 流 の 場 の 充 実 すべての 保 護 者 が 心 にゆとりを 持 ち 子 育 てを 楽 しみながら 子 どもと 向 き 合 うこ とができるよう 子 育 て 家 庭 が 気 軽 に 集 まりやすい 環 境 づくりについて 地 域 や 関 係 団 体 市 内 の 商 店 等 との 協 働 により 進 めます 特 に 子 育 てに 孤 立 や 不 安 を 感 じている 保 護 者 や 仕 事 で 忙 しい 保 護 者 が 気 軽 に 集 まりやすい 場 づくりを 充 実 します また 気 がかりな 保 護 者 への 声 かけ 体 制 を 強 化 できるよう 地 域 や 関 係 団 体 等 との 協 働 により 検 討 していきます 2 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 の 充 実 未 就 園 の 乳 幼 児 とその 保 護 者 をはじめ 妊 婦 やそのパートナー これから 子 育 て を 考 えている 人 等 を 対 象 とした 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 の 充 実 を 図 ります 子 育 て 支 援 センターや 地 域 子 育 て 支 援 ひろば おひさまひろばでは 子 育 ての 負 担 感 を 軽 減 できるよう 保 護 者 同 士 の 交 流 や 子 育 て 相 談 を 実 施 するほか 子 育 て 支 援 拠 点 の 周 知 に 努 めます また 増 加 するニーズに 対 応 するため NPO 法 人 との 協 働 による 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 の 確 保 に 努 めます さらに 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 を 利 用 しにくい 子 育 て 家 庭 に 対 して 訪 問 型 の 活 動 を 取 り 入 れるなどの 取 り 組 みを 進 めます 3サークル 活 動 の 支 援 とネットワーク 化 の 促 進 市 内 の 子 育 てサークル 等 に 対 し 子 育 てに 関 する 情 報 提 供 や 活 動 の 広 報 などの 支 援 を 行 います また 子 育 て 情 報 誌 でサークル 活 動 やボランティア 団 体 の 紹 介 を 行 うなど 活 動 周 知 に 努 めるとともに 学 習 会 や 研 修 会 の 開 催 など サークル 間 のネットワーク 化 を 図 ります 4 園 庭 開 放 の 充 実 身 近 な 地 域 で 安 心 して 親 子 で 交 流 したり 遊 んだりできる 場 を 確 保 するため 市 内 の 幼 稚 園 保 育 園 における 園 庭 開 放 について 実 施 園 の 拡 充 や 地 域 の 高 齢 者 等 のボ ランティアとの 連 携 を 検 討 するなど 園 庭 開 放 の 充 実 を 図 ります 5 児 童 館 による 取 り 組 みの 充 実 子 どもの 地 域 拠 点 である 児 童 館 において 子 どもの 育 成 や 交 流 の 場 として 取 り 組 みを 充 実 します また 子 どもを 取 り 巻 く 環 境 の 複 雑 化 によるいじめ 問 題 などさま ざまな 人 権 侵 害 から 子 どもたちを 守 るため 子 どもの 人 権 意 識 を 育 む 取 り 組 みを 進 めるとともに 児 童 館 職 員 の 人 権 感 覚 と 指 導 力 実 践 力 を 身 につけるために 資 質 向 上 に 取 り 組 みます さらに 保 護 者 の 子 育 ての 悩 みや 不 安 を 解 消 するため 乳 幼 児 教 室 を 実 施 するほか 28

保 護 者 が 主 体 的 に 集 まり 交 流 する 場 の 提 供 や 地 域 に 根 ざした 啓 発 など 子 育 て 支 援 機 能 の 充 実 を 図 ります 6 公 民 館 ほか 地 域 集 会 施 設 などの 利 用 の 促 進 家 庭 教 育 力 の 向 上 を 支 援 するため 公 民 館 や 地 域 集 会 施 設 等 において 親 子 での 体 験 の 場 や 世 代 間 交 流 の 場 を 提 供 します 今 後 も 自 然 科 学 協 力 員 や 公 民 館 の 登 録 団 体 との 連 携 のもと 親 子 で 参 加 できるさまざまな 体 験 活 動 の 充 実 を 図 ります (2) 地 域 の 子 育 て 力 を 高 める 取 り 組 み 1 子 どもの 主 体 的 な 活 動 参 画 の 促 進 子 ども 自 身 がまちづくりの 担 い 手 として 活 躍 するとともに 様 々な 大 人 との 関 わ りを 通 じて 多 面 的 な 学 びを 得 られるよう 学 校 や 地 域 関 係 団 体 等 との 協 働 により 地 域 の 様 々な 活 動 に 主 体 的 に 参 加 することのできる 機 会 づくりや 情 報 提 供 を 進 め ます また 様 々な 分 野 において 子 どもの 意 見 を 積 極 的 に 取 り 入 れ 実 行 につな げられるよう 子 どもの 参 画 のための 仕 組 みづくりについて 検 討 します 2 地 域 における 人 材 育 成 地 域 社 会 全 体 で 子 育 てを 推 進 するため 中 高 生 や 子 育 て 世 代 団 塊 の 世 代 高 齢 者 世 代 まで 幅 広 い 世 代 を 対 象 に 広 報 やホームページ 等 さまざまな 媒 体 を 通 した 情 報 発 信 を 強 化 し 本 市 の 子 どもや 子 育 てに 関 する 関 心 を 高 め 子 どもを 地 域 で 育 む 環 境 づ くりを 推 進 します また 市 社 会 福 祉 協 議 会 と 連 携 し 保 育 ボランティア 登 録 者 の 増 加 を 図 るため 募 集 及 び 啓 発 を 行 います さらに 定 年 退 職 者 の 社 会 参 加 を 促 すことによって 地 域 活 動 の 促 進 と 指 導 者 の 発 掘 地 域 の 生 活 文 化 の 伝 承 指 導 者 の 確 保 を 目 的 に まちの 知 恵 袋 として 人 材 活 用 を 図 り ます 3 里 親 制 度 の 啓 発 里 親 委 託 の 推 進 については 27 年 度 から 都 道 府 県 推 進 計 画 が 策 定 され 里 親 委 託 率 の 向 上 に 向 けた 施 策 が 進 められます 子 どもが 生 まれ 育 った 地 域 で 生 活 を 送 り 心 理 的 ケアも 含 めた 総 合 的 な 支 援 を 行 うため まずは 本 市 でも 里 親 制 度 等 社 会 的 養 護 に 関 する 理 解 のための 周 知 啓 発 を 図 ります 4 子 ども 会 活 動 の 促 進 地 域 の 子 どもたちが 遊 びや 学 びを 通 して 異 年 齢 交 流 の 中 で 健 全 な 仲 間 づくり 心 身 の 成 長 発 達 を 支 えるため 子 どもたちが 楽 しむことができる 自 由 参 加 のイベン トを 実 施 するとともに 地 域 指 導 者 やリーダーの 育 成 子 ども 会 相 互 の 連 携 強 化 に より それぞれの 地 域 における 子 ども 会 活 動 の 活 性 化 を 図 ります 29

5 青 少 年 健 全 育 成 の 推 進 青 少 年 が 心 身 ともに 健 やかに 育 つことができるよう 各 地 区 の 積 極 的 な 運 動 の 展 開 により 市 民 総 ぐるみの 育 成 活 動 を 進 め 青 少 年 にさまざまな 体 験 活 動 を 提 供 する とともに 集 団 生 活 や 社 会 参 加 を 通 し 豊 かな 心 と 自 立 心 を 育 みます 6PTA 活 動 の 促 進 学 校 PTA 活 動 を 推 進 するとともに 公 民 館 や 関 係 団 体 と 連 携 した 取 り 組 みによ り 地 域 全 体 の 教 育 力 の 向 上 と 子 どもを 通 した 保 護 者 同 士 のつながりづくりを 推 進 します 7 心 の 教 育 実 践 活 動 の 推 進 次 世 代 を 担 う 子 どもたちが 心 豊 かに 育 ち はつらつとした 人 生 が 送 れるよう 家 庭 学 校 地 域 が 連 携 し それぞれの 役 割 を 果 たし 心 の 教 育 実 践 活 動 を 推 進 します 家 族 だんらんの 日 やこだま 教 育 掲 示 板 等 による 教 育 啓 発 を 推 進 しま す また 子 どもと 地 域 住 民 がボランティア 活 動 やものづくり 活 動 交 流 体 験 活 動 な どを 共 に 行 うなどにより 地 域 公 民 館 等 を 中 心 に 地 域 ぐるみで 子 どもを 育 てるとい う 連 帯 感 を 高 めます (3) 子 育 ての 情 報 提 供 相 談 支 援 の 充 実 1 子 育 てに 関 する 窓 口 の 充 実 多 様 化 複 雑 化 する 子 育 てに 関 する 相 談 に 適 切 な 対 応 を 図 るため 家 庭 児 童 相 談 室 を 中 枢 機 関 として 位 置 づけ 各 種 相 談 において 専 門 機 関 や 窓 口 間 の 連 携 を 図 り ます 家 庭 児 童 相 談 室 や 子 育 て 支 援 センター 等 において 子 育 てや 育 児 養 護 虐 待 など の 子 どもに 関 する 相 談 を 実 施 します 教 育 相 談 室 においては 臨 床 心 理 士 等 との 連 携 のもといじめや 不 登 校 など 教 育 に 関 するさまざまな 相 談 を 実 施 します また 相 談 員 のさらなる 資 質 の 向 上 を 図 り 保 護 者 が 安 心 して 相 談 できる 体 制 づ くりを 推 進 します 今 後 は 保 護 者 が 子 育 てや 子 育 てに 関 する 事 業 についての 気 軽 に 相 談 することが でき 適 切 な 情 報 提 供 とサービス 利 用 に 関 する 具 体 的 な 支 援 ができるような 体 制 を 整 えます 家 庭 児 童 相 談 室 : 社 会 福 祉 主 事 及 び 家 庭 相 談 員 が 訪 問 による 指 導 をしたり 育 児 養 護 虐 待 な ど 子 どもに 関 する 様 々な 相 談 を 受 けたりします 30

2さまざまな 媒 体 を 通 じた 子 育 て 情 報 提 供 の 充 実 子 どもや 子 育 て 家 庭 が 市 内 の 資 源 を 活 用 するとともに 必 要 な 支 援 を 受 けること ができるよう 庁 内 及 び 関 係 機 関 と 情 報 共 有 を 図 り 市 の 子 育 てホームページやS NS(ソーシャルネットワークサービス) 子 育 て 情 報 誌 子 育 てバリアフリー マップ 等 さまざまな 媒 体 を 活 用 し 総 合 的 な 子 育 て 情 報 提 供 の 充 実 を 図 ります 3 市 民 による 情 報 共 有 情 報 発 信 の 支 援 子 育 て 支 援 に 取 り 組 むボランティア 団 体 やNPO 子 育 てサークル 等 市 民 の 主 体 的 な 活 動 に 関 する 情 報 共 有 情 報 発 信 を 活 性 化 するため SNS 等 の 活 用 支 援 や 窓 口 における 各 種 団 体 の 情 報 提 供 等 を 行 います 4 社 会 福 祉 協 議 会 等 関 係 機 関 との 連 携 強 化 社 会 福 祉 協 議 会 が 実 施 する 保 育 ボランティアやファミリー サポート センター 等 との 連 携 体 制 を 構 築 し 周 知 をすすめるとともに 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 育 て 支 援 に 努 めます また 子 育 てに 関 する 施 策 や 地 域 活 動 等 の 情 報 を 集 約 し 誰 もが 等 しく 子 育 て 情 報 を 得 られる 仕 組 みをつくります SNS(ソーシャルネットワークサービス): 登 録 したユーザ 同 士 が メッセージや 写 真 動 画 等 な どにより 相 互 にコミュニケーションをとることが 可 能 なサービスのことをいいます 31

3 多 様 な ラ イ フ ス タ イ ル の 選 択 と 健 康 づ く り を 支 え ま す! 本 市 の 現 状 と 課 題 ドメスティックバイオレンス(DV)の 防 止 や 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 をテーマにした 啓 発 や 女 性 の 就 労 支 援 等 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 に 向 けた 取 り 組 みを 進 めていますが DV の 相 談 件 数 は 増 加 しています また 審 議 会 等 の 女 性 委 員 の 比 率 が 約 2 割 と 依 然 低 い 状 況 です 20~40 歳 代 前 半 の 女 性 の 労 働 力 率 は 他 の 年 代 よりも 低 い 傾 向 にありますが 平 成 17 年 から 22 年 にかけては 上 昇 傾 向 となっています しかし ニーズ 調 査 の 結 果 を 見 ると 育 児 休 業 の 取 得 率 は 母 親 でも3 割 程 度 にとどまっています パパママ 学 級 については パートナーとの 参 加 率 が 年 々 増 加 しています 今 後 は さらに 男 性 の 参 加 率 を 高 めるため 他 の 事 業 との 連 携 等 を 検 討 する 必 要 があります ニーズ 調 査 結 果 から 就 学 前 児 童 で5 割 程 度 小 学 生 児 童 で8 割 程 度 の 母 親 が 就 労 しています 現 在 就 労 していない 母 親 の2~4 割 程 度 が 就 労 希 望 をもっています 育 児 休 業 取 得 状 況 については 母 親 で3 割 程 度 父 親 で 0.1 割 程 度 にすぎず と くに 父 親 は 育 児 休 業 を 取 得 しにくい 環 境 があることがうかがえます 子 どもが 生 まれた 時 の 保 護 者 の 育 児 休 業 取 得 状 況 0% 20% 40% 60% 80% 100% 母 親 (N=720) 父 親 (N=720) 1.1 1.4 45.8 85.8 34.4 15.6 11.7 4.2 働 いていなかった 取 得 した( 取 得 中 である) 取 得 していない 不 明 無 回 答 32

当 事 者 関 係 団 体 ヒアリングや 子 ども 子 育 て 会 議 での 主 なご 意 見 産 休 育 休 を 取 得 して 働 き 続 けたいという 女 性 が 増 えている 育 児 休 業 からの 復 帰 後 正 社 員 からパートへの 転 換 や 退 職 せざるをえない 状 況 となりやすく フレックスタイム 制 度 など 職 場 環 境 が 整 っていてほし い 子 どもが 病 気 になったときなどの 職 場 の 理 解 も 必 要 父 親 が 早 く 帰 ってくるだけで 母 親 は 心 に 余 裕 をもって 子 どもと 接 するこ とができる 就 労 希 望 がかなわない 状 況 の 母 親 がいる 一 方 で 働 き 手 が 不 足 している 市 内 の 企 業 があるので マッチングができればよい 施 策 の 方 向 性 子 どもの 健 やかな 育 ちのため DV 防 止 の 取 り 組 みを 進 めます また 母 親 と 父 親 が 互 いに 理 解 尊 重 し 合 い 協 力 しながら 子 育 てできる 環 境 づくりや 職 場 の 理 解 と 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 についての 啓 発 を 進 めます 母 親 が 産 休 育 休 を 取 得 しながら 継 続 して 働 くことができる 職 場 環 境 づくりや 就 職 再 就 職 の 実 現 に 向 けた 市 内 の 企 業 と 連 携 した 就 労 促 進 の 取 り 組 みを 進 める とともに 教 育 保 育 事 業 や 放 課 後 児 童 クラブ 等 の 充 実 を 図 ることが 必 要 です また 父 親 が 積 極 的 に 子 育 てに 参 画 できるよう 長 時 間 労 働 の 見 直 しや 育 児 休 業 の 取 得 促 進 のための 啓 発 を 行 います フレックスタイム 制 度 :1か 月 以 内 の 一 定 期 間 における 総 労 働 時 間 をあらかじめ 定 めておき 労 働 者 がその 枠 内 で 各 日 の 始 業 及 び 終 業 の 時 刻 を 自 主 的 に 決 定 し 働 く 制 度 のこと をいいます 33

(1) 男 女 共 同 参 画 社 会 づくりの 推 進 と 職 場 環 境 の 整 備 1 男 女 共 同 参 画 社 会 実 現 に 向 けての 施 策 の 充 実 子 どもが 健 やかに 成 長 するためには 家 庭 や 地 域 の 中 で 認 められ 自 尊 感 情 が 育 まれることが 大 切 です しかし DV がある 家 庭 では 子 どもが 常 に 不 安 を 感 じて 過 ごすため 自 尊 感 情 が 低 下 することが 多 くあります 子 どもの 健 やかな 成 長 を 保 障 するため DV の 未 然 防 止 の 啓 発 を 行 うとともに 相 談 体 制 の 充 実 を 図 ります また 子 どもが 性 別 にとらわれず 自 由 に 進 路 選 択 を 行 うためには 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 の 解 消 が 必 要 です セミナーの 開 催 やパンフレットやチラシでの 啓 発 等 さまざまな 機 会 を 通 し 男 女 共 同 参 画 社 会 の 実 現 に 向 けた 啓 発 を 推 進 します 2ワーク ライフ バランス( 仕 事 と 生 活 の 調 和 ) の 推 進 と 育 児 休 業 の 取 得 促 進 母 親 父 親 がともに 多 様 な 生 き 方 が 選 択 でき 育 児 や 社 会 参 画 を 行 うためには ワーク ライフ バランスを 推 進 し 長 時 間 労 働 を 見 直 すとともに 男 女 ともに 育 児 休 業 や 年 次 有 給 休 暇 を 取 得 しやすい 環 境 づくりを 進 めることが 必 要 です そのた め 事 業 所 調 査 等 により 実 態 把 握 に 努 め 事 業 所 への 周 知 啓 発 を 行 います また 育 児 を 行 う 従 業 員 が 働 きやすい 雇 用 環 境 を 整 備 する 事 業 所 に 対 する 府 や 国 の 助 成 金 等 の 情 報 提 供 を 行 います 3 母 親 の 就 労 再 就 労 のための 支 援 母 親 が 子 育 てをしながら 就 労 するためには 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 を 解 消 す るとともに 出 産 や 育 児 でいったん 仕 事 を 辞 めた 母 親 が 就 労 再 就 労 できるよう スキルアップに 向 けた 支 援 が 必 要 です また 働 きたい 人 の 求 職 活 動 を 支 える 視 点 からも 保 育 の 量 と 質 の 確 保 や 一 時 預 かり 事 業 放 課 後 児 童 クラブ 病 児 病 後 児 保 育 等 の 充 実 などを 図 ります ワーク ライフ バランス( 仕 事 と 生 活 の 調 和 ) : 仕 事 家 庭 生 活 地 域 生 活 個 人 の 自 己 啓 発 など さまざまな 活 動 について 自 らが 希 望 する バランスで 展 開 できる 状 態 のことをいいます 34

( 2 ) 心 身 と も に 健 康 な 妊 娠 出 産 育 児 の た め の 切 れ 目 の な い 支 援 の 充 実 1 父 親 の 子 育 て 参 画 機 会 の 工 夫 創 出 父 親 が 子 どもと 向 き 合 いながら 自 分 らしい 子 育 てができるよう 家 事 や 育 児 等 の 家 庭 生 活 への 関 心 と 理 解 を 深 め 親 としての 自 覚 を 促 す 啓 発 事 業 を 実 施 します ま た パパママ 学 級 等 子 どもの 成 長 段 階 に 応 じた 講 座 や 学 習 機 会 の 充 実 を 図 りま す さらに 子 育 て 支 援 センター 等 での 父 親 向 けの 事 業 の 開 催 について 検 討 します 2 心 とからだの 健 康 づくり 支 援 学 校 教 育 との 連 携 のもと 性 教 育 やデート DV 防 止 教 育 等 意 識 啓 発 を 推 進 し 若 者 が 自 分 の 身 体 のことを 理 解 し 妊 娠 から 育 児 まで 安 心 して 向 き 合 うことができ るよう 努 めます また 女 性 が 身 体 的 精 神 的 社 会 的 に 良 好 な 状 態 であるためにリプロダクティ ブ ヘルス ライツ( 性 と 生 殖 に 関 する 健 康 と 権 利 ) の 観 点 から 妊 娠 出 産 に 関 して 女 性 の 自 由 な 選 択 が 保 障 されるよう 啓 発 することも 必 要 です さらに 産 前 産 後 の 心 とからだの 健 康 づくりのため 母 子 健 康 手 帳 の 交 付 や 妊 娠 の 早 期 届 出 妊 婦 健 診 の 受 診 の 大 切 さなどについてさまざまな 機 会 を 通 して 幅 広 く 啓 発 を 行 います 3 不 妊 治 療 助 成 事 業 の 実 施 子 どもを 望 む 人 が 生 むことを 選 択 しやすいよう 不 妊 治 療 を 受 けている 夫 婦 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 るため 治 療 費 を 助 成 します 今 後 不 妊 で 悩 んでいる 人 がよ り 気 軽 に 相 談 治 療 を 受 けられるよう 助 成 事 業 だけでなく 相 談 窓 口 についても 周 知 啓 発 を 図 ります デート DV: 恋 人 など 親 密 なパートナー 間 での 暴 力 のことをデートDVといいます リプロダクティブ ヘルス ライツ( 性 と 生 殖 に 関 する 健 康 と 権 利 ) : 女 性 の 人 権 の 重 要 な 一 つとして 認 識 されており いつ 何 人 子 どもを 産 むか 産 まないかを 選 ぶ 自 由 安 全 で 満 足 のいく 性 生 活 安 全 な 妊 娠 出 産 子 どもが 健 康 に 生 まれ 育 つことなどが 含 まれていま す また 思 春 期 や 更 年 期 における 健 康 上 の 問 題 等 生 涯 を 通 じての 性 と 生 殖 に 関 する 課 題 が 幅 広 く 議 論 されています 35

4 安 心 安 全 な 子 育 て 環 境 を つ く り ま す! 本 市 の 現 状 と 課 題 各 種 健 診 等 を 実 施 するとともに 関 係 機 関 と 連 携 して 発 達 相 談 や 予 防 接 種 等 の 母 子 保 健 や 医 療 体 制 の 充 実 を 図 っています 4 歳 児 クラス 健 診 や 就 学 前 スクリーニングを 実 施 し 発 達 に 支 援 が 必 要 な 子 ども の 早 期 発 見 早 期 支 援 体 制 の 充 実 を 図 っています 公 共 施 設 や 道 路 環 境 等 において 子 育 てバリアフリー ユニバーサルデザインに 配 慮 した 環 境 整 備 を 進 めています 要 保 護 児 童 等 対 策 地 域 協 議 会 において 児 童 虐 待 防 止 の 啓 発 等 を 行 っており 市 民 の 虐 待 防 止 への 意 識 が 高 まってきています その 結 果 通 告 の 受 理 件 数 は 増 加 傾 向 にあります ニーズ 調 査 結 果 から 遊 び 場 で 困 ること 困 ったことについては 雨 の 日 に 遊 べる 場 所 がない 遊 具 などの 種 類 が 充 実 していない が 高 くなっています 子 どもと 外 出 する 際 に 困 ること 困 ったことについては 買 い 物 中 などに 子 ど もを 遊 ばせる 場 所 がない オムツ 替 えや 親 子 での 利 用 に 便 利 なトイレがない が 高 くなっています 望 ましい 子 育 て 支 援 施 策 については 子 育 てにおける 経 済 的 負 担 の 軽 減 子 育 てのための 安 心 安 全 な 環 境 整 備 等 が 高 くなっています 望 ましい 子 育 て 施 策 0% 20% 40% 60% 80% 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 と 働 き 方 の 見 直 しの 促 進 50.8 44.5 子 育 てにおける 経 済 的 負 担 の 軽 減 74.0 72.8 子 育 てのための 安 心 安 全 な 環 境 整 備 53.9 57.8 地 域 における 子 育 て 支 援 妊 娠 出 産 の 支 援 4.3 21.8 17.9 17.6 若 者 の 自 立 とたくましい 子 どもの 育 ちの 推 進 健 診 など 子 どもの 健 康 の 支 援 ( 子 どもの 健 康 の 支 援 ) 生 命 の 大 切 さ 家 庭 の 役 割 についての 理 解 を 促 進 させる 施 策 7.4 12.2 20.1 15.5 7.5 13.6 就 学 前 児 童 (N=720) 小 学 生 児 童 (N=580) 36

当 事 者 関 係 団 体 ヒアリングや 子 ども 子 育 て 会 議 での 主 なご 意 見 急 な 病 気 やケガに 対 応 してもらえる 病 院 医 師 看 護 師 の 確 保 は 大 切 障 害 のある 子 どもは 地 域 の 子 どもと 接 する 機 会 を 持 ちにくい 就 学 前 だけ でなく 就 学 後 においても 障 害 のある 子 もない 子 も 交 わり 関 われる 環 境 を 切 に 望 む 障 害 のある 子 どもの 親 が 子 どもの 進 路 や 将 来 などについて 話 し 合 うこと のできる 場 が 大 切 手 帳 交 付 までいかない 軽 度 の 障 害 や 発 達 障 害 などについても 相 談 の 場 や 話 し 合 いの 場 親 が 働 き 続 けられるサポートが 必 要 親 に 障 害 がある 家 庭 についても 支 援 が 必 要 豊 かな 自 然 の 中 で 子 育 てができる 環 境 がよい 外 遊 びが 思 いきりできる 環 境 で 育 てたい 小 さな 子 どもを 連 れて 行 ける 場 所 が 少 ない 気 軽 に 行 ける 施 設 や 公 園 が 充 実 している 施 策 の 方 向 性 切 れ 目 のない 母 子 保 健 事 業 や 医 療 体 制 の 充 実 を 図 ります 障 害 のある 子 どもやその 親 への 支 援 の 他 障 害 のある 子 どもの 親 同 士 が 交 流 し 相 談 しあう 場 づくりを 推 進 するとともに 障 害 への 理 解 を 促 進 するための 啓 発 活 動 を 行 います また 児 童 虐 待 から 子 どもを 守 るため 虐 待 の 未 然 防 止 に 努 めます 子 どもにとって 安 全 な 環 境 づくりと 子 育 てしやすいまちをめざして ハード ソフトの 両 面 から 子 育 てバリアフリー 化 を 進 めます そのために 企 業 や 地 域 と 協 働 で 検 討 していくよう 働 きかけます 37

(1) 切 れ 目 の な い 母 子 保 健 対 策 の 充 実 1 妊 婦 健 康 診 査 助 成 制 度 の 実 施 健 やかな 出 産 を 支 援 するため 妊 婦 健 康 診 査 受 診 対 象 者 について 公 費 負 担 制 度 を 実 施 するとともに 経 済 的 理 由 により 入 院 出 産 が 困 難 な 場 合 出 産 にかかる 費 用 助 成 を 実 施 します 今 後 妊 娠 早 期 の 届 出 について 啓 発 を 行 い 定 期 的 な 妊 婦 健 診 の 受 診 勧 奨 を 行 います 2 妊 産 婦 乳 幼 児 訪 問 指 導 の 充 実 母 子 健 康 手 帳 交 付 時 をはじめ 新 生 児 出 生 通 知 書 や 出 生 連 絡 票 の 提 出 時 に 妊 産 婦 新 生 児 訪 問 の 案 内 を 行 い 妊 産 婦 や 出 生 児 の 早 期 把 握 による 訪 問 指 導 を 推 進 し ます また 母 子 健 康 手 帳 交 付 時 にハイリスク 妊 婦 に 対 し 積 極 的 に 訪 問 を 勧 め 産 後 の 継 続 支 援 につなげます 今 後 医 療 機 関 との 連 携 を 図 り 未 熟 児 等 養 育 支 援 の 必 要 な 家 庭 の 早 期 把 握 継 続 支 援 を 図 ります 3 乳 幼 児 健 康 診 査 の 推 進 各 種 乳 幼 児 健 診 を 継 続 的 に 実 施 するとともに 健 診 時 の 発 達 育 児 に 関 する 相 談 支 援 病 気 や 虐 待 等 の 早 期 発 見 等 に 努 めます また 未 受 診 者 の 一 部 には 虐 待 が 疑 われるケースもあることから 引 き 続 き 受 診 勧 奨 を 行 うとともに 他 機 関 と 連 携 を 図 り 未 受 診 者 の 状 況 把 握 支 援 に 努 めます 4 母 子 栄 養 強 化 事 業 の 実 施 経 済 的 に 困 窮 している 世 帯 の 妊 産 婦 新 生 児 を 対 象 に 申 請 により 牛 乳 粉 乳 など を 支 給 します 今 後 対 象 者 が 確 実 に 申 請 できるようさまざまな 機 会 を 通 じて 事 業 の 周 知 徹 底 を 図 ります 5 乳 幼 児 健 康 相 談 の 実 施 各 保 健 福 祉 センターで 健 康 相 談 及 び 心 理 士 による 発 達 相 談 を 行 うとともに 幼 稚 園 保 育 園 において 健 康 相 談 を 実 施 します 今 後 発 達 相 談 員 や 福 知 山 市 民 病 院 の 臨 床 心 理 士 でケース 検 討 会 議 を 行 うなど 連 携 強 化 を 図 ります 6 予 防 接 種 の 実 施 予 防 接 種 法 に 基 づき 定 期 予 防 接 種 を 実 施 します 今 後 も 医 療 機 関 や 保 健 所 学 校 幼 稚 園 保 育 園 等 の 関 係 機 関 と 連 携 のもと 接 種 勧 奨 に 努 めるとともに 市 ホームペー ジ 等 を 活 用 し 市 民 への 周 知 を 図 ります 38

7 乳 幼 児 の 食 育 の 推 進 各 保 健 センターにおいて 乳 幼 児 の 食 育 事 業 として 母 子 健 康 事 業 ( 乳 幼 児 健 康 診 査 離 乳 食 教 室 等 ) 食 のひろばや 栄 養 相 談 を 実 施 します 今 後 乳 幼 児 の 食 育 推 進 にあわせ 保 護 者 に 対 し 食 の 大 切 さや 健 康 づくりの 関 心 が 高 まるよう 各 種 健 診 や 相 談 事 業 等 さまざまな 機 会 を 通 じての 食 の 啓 発 を 図 ります また 共 働 き 家 庭 等 が 参 加 しやすいよう 土 日 祝 日 等 の 食 育 事 業 の 実 施 を 検 討 します 8 子 育 てを 支 援 する 健 康 教 室 の 充 実 妊 婦 とそのパートナーを 対 象 に 出 産 や 子 育 てを 支 援 するための パパママ 学 級 を 実 施 します 今 後 男 性 の 参 加 率 向 上 を 図 るため 開 催 日 程 や 開 催 内 容 について より 一 層 の 工 夫 を 図 ります (2) 母 子 小 児 医 療 の 環 境 づくり 1 地 域 医 療 体 制 の 充 実 医 師 確 保 対 策 として 地 域 医 療 医 療 従 事 者 養 成 確 保 事 業 において 医 師 養 成 奨 学 金 や 地 域 医 療 研 修 研 究 事 業 費 補 助 金 を 実 施 します 2 地 域 医 療 及 び 救 急 体 制 の 普 及 啓 発 子 育 て 情 報 誌 や 市 ホームページ 等 を 通 し 本 市 の 小 児 科 医 院 及 び 救 急 体 制 を 掲 載 し 普 及 啓 発 を 行 います 3 未 熟 児 乳 幼 児 医 療 費 の 支 給 健 やかに 子 どもを 生 み 育 てる 環 境 をつくり 乳 幼 児 や 児 童 の 健 康 の 保 持 増 進 を 図 るため 乳 幼 児 や 児 童 が 病 気 やケガなどで 医 療 機 関 にかかった 場 合 の 医 療 費 の 一 部 を 支 給 し 未 熟 児 については 入 院 養 育 費 を 助 成 します ( 3 ) 障 害 等 発 達 に 課 題 の あ る 子 ど も 家 庭 へ の 支 援 1 障 害 等 発 達 に 課 題 のある 子 どもを 養 育 する 家 庭 への 相 談 体 制 の 充 実 障 害 のある 子 どもを 養 育 する 家 庭 への 相 談 体 制 を 充 実 させます 乳 幼 児 期 におい ては 療 育 を 必 要 とする 子 どもの 早 期 把 握 早 期 支 援 により 円 滑 に 療 育 が 受 けら れる 相 談 支 援 体 制 の 充 実 を 図 ります また 発 達 に 課 題 がある 子 ども 一 人 ひとりに 適 切 な 支 援 を 行 うため 発 達 相 談 教 育 相 談 や 福 知 山 市 就 学 指 導 委 員 会 の 就 学 指 導 の 充 実 を 図 ります さらに 専 門 職 の 臨 床 心 理 士 等 の 確 保 や 就 学 指 導 員 の 資 質 向 上 と 発 達 支 援 に 係 る 教 育 相 談 の 充 実 を 図 ります 39

2 障 害 福 祉 サービスの 充 実 障 害 のある 子 どもを 養 育 する 家 庭 の 負 担 軽 減 のため 各 種 障 害 福 祉 サービスの 充 実 を 図 ります また 在 宅 サービス 利 用 料 特 別 軽 減 事 業 により サービス 利 用 料 の 負 担 を 軽 減 します 子 どもの 送 迎 等 障 害 のある 子 どもを 療 育 する 家 庭 のニーズに 対 応 できるよう NPOやボランティア 団 体 等 とのサービスの 協 働 開 発 も 含 めて 提 供 体 制 の 確 保 に 努 めます 3 発 達 に 支 援 が 必 要 な 子 どもへの 一 貫 した 支 援 の 充 実 のびのび 福 知 っ 子 就 学 前 発 達 支 援 事 業 において 保 健 医 療 福 祉 教 育 の 連 携 のもと 発 達 障 害 など 何 らかの 支 援 の 必 要 な 幼 児 の 早 期 発 見 早 期 支 援 円 滑 な 就 学 に 向 けての 移 行 支 援 に 取 り 組 みます 学 童 期 においては SST(ソーシャルスキルトレーニング) 等 の 支 援 を 充 実 します また 思 春 期 スクリーニング を 行 い 思 春 期 を 中 心 に 顕 在 化 する 発 達 障 害 や 子 どもの 持 つ 不 安 感 の 早 期 発 見 不 登 校 などの 二 次 障 害 防 止 に 努 めます さらに 支 援 連 携 ツールを 活 用 し 保 健 福 祉 医 療 教 育 が 連 携 しながら 子 ど もと 保 護 者 を 支 え 義 務 教 育 終 了 後 も 一 貫 した 支 援 を 行 えるよう 取 り 組 むとともに 様 々な 関 係 団 体 及 び 事 業 所 等 と 連 携 を 強 化 し 相 談 支 援 体 制 の 確 保 に 努 めます 4 子 どもへの 学 校 生 活 の 支 援 小 中 学 校 の 特 別 支 援 学 級 において 障 害 のある 児 童 生 徒 の 個 々の 障 害 に 応 じた 指 導 内 容 指 導 方 法 を 検 討 し 適 切 な 指 導 を 計 画 的 組 織 的 に 行 います 学 校 生 活 においては 支 援 が 必 要 な 児 童 生 徒 をサポートするため 指 導 補 助 員 を 配 置 します また 視 覚 や 聴 覚 に 障 害 のある 児 童 の 教 育 環 境 を 確 保 するため 市 外 にある 盲 聾 学 校 への 通 学 訓 練 を 支 援 します 学 校 だけでなく 家 庭 や 医 療 機 関 福 祉 施 設 など 関 係 機 関 と 連 携 し さまざまな 側 面 からの 取 り 組 みを 示 した 教 育 支 援 計 画 を 作 成 し 長 期 的 な 視 点 に 立 って 一 貫 し た 支 援 を 行 うことができるよう 努 めます 5 障 害 への 理 解 の 促 進 さまざまな 障 害 への 市 民 の 理 解 を 深 めるための 啓 発 を 行 います 特 に 高 次 脳 機 能 障 害 知 的 障 害 発 達 障 害 や 難 病 患 者 などまだ 理 解 が 十 分 でない 障 害 について 教 職 員 や 指 導 者 だけではなく 広 く 市 民 の 理 解 を 深 めるため 研 修 会 講 演 会 の 開 催 のびのび 福 知 っ 子 就 学 前 発 達 支 援 事 業 : 子 どもたちが 自 己 肯 定 感 をもって 学 校 生 活 を 送 るために 就 学 までの 時 期 に 持 てる 力 を 伸 ばすことを 支 援 することが 目 的 です 事 業 の 内 容 は 一 つは4 歳 児 を 対 象 とした4 歳 児 クラス 健 診 2つ 目 は5 歳 児 を 対 象 として 就 学 前 スクーリーニング 3 つ 目 は 就 学 前 サポート 4つ 目 は 発 達 障 害 に 関 する 講 演 会 研 修 会 を 行 っていきます SST(ソーシャルスキルトレーニング): 対 人 場 面 におい て 相 手 に 適 切 に 反 応 す る た め に 用 い ら れ る 言 語 的 非 言 語 的 な 対 人 行 動 の こ と で そ の 対 人 行 動 を 習 得 す る 練 習 の こ と を ソ ー シ ャ ル ス キ ル ト レ ー ニ ン グ と い い ま す 40

やパンフレットの 作 成 など 啓 発 を 行 い 障 害 のある 子 どもが 社 会 的 障 壁 を 感 じるこ とのない 環 境 づくりに 努 めます 6 障 害 のある 子 どもの 社 会 参 画 の 促 進 障 害 のある 子 どもと 障 害 のない 子 どもが 交 流 を 通 じて 多 様 性 を 認 め 合 い ともに 育 ち 合 うことができるよう 市 や 地 域 関 係 団 体 が 主 催 するイベントや 行 事 におい て 会 場 のバリアフリー 化 や 企 画 内 容 の 工 夫 等 により 障 害 の 有 無 に 関 わらず 参 加 できる 機 会 を 充 実 します また そのためにもイベントの 実 行 委 員 会 に 子 どもの 参 画 を 促 すなど 障 害 の 有 無 に 関 わらず 子 どもが 主 体 的 に 参 画 できる 場 づくりを 進 め ます 41

(4) 要 保 護 児 童 等 対 策 地 域 協 議 会 の 充 実 1 要 保 護 児 童 等 対 策 ネットワークの 強 化 要 保 護 児 童 等 対 策 地 域 協 議 会 において 児 童 虐 待 に 限 らず 支 援 が 必 要 な 子 どもや 家 庭 に 対 する 支 援 体 制 を 充 実 させるためネットワークの 強 化 を 図 ります また 協 議 会 による 子 育 て 講 演 会 等 を 通 し 児 童 虐 待 の 予 防 と 早 期 発 見 に 係 る 市 民 への 啓 発 を 行 います 2 各 種 相 談 や 母 子 保 健 事 業 を 通 した 虐 待 防 止 の 強 化 児 童 虐 待 を 未 然 に 防 止 するため こんにちは 赤 ちゃん 事 業 として 乳 児 のいる すべての 家 庭 を 訪 問 するほか 乳 幼 児 健 診 等 において 子 育 てに 関 する 情 報 提 供 並 びに 乳 児 や 保 護 者 の 心 身 の 状 況 養 育 環 境 等 の 把 握 を 行 います また 必 要 に 応 じ て 保 健 師 助 産 師 など 専 門 職 の 訪 問 指 導 事 業 につなげ 継 続 支 援 を 行 います ( 5 ) 子 ど も の 安 全 の た め の 取 り 組 み の 充 実 1 子 ども 安 全 対 策 連 絡 協 議 会 の 運 営 学 校 幼 稚 園 をはじめ 地 域 の 関 係 団 体 が 連 携 し 子 どもの 安 全 を 守 る 環 境 整 備 を 行 うとともに 市 民 が 安 心 安 全 に 暮 らせるまちづくりをめざし 子 ども 安 全 対 策 連 絡 協 議 会 を 運 営 します また 地 域 の 子 育 て 力 向 上 を 図 るため 定 期 的 な 総 会 や 研 修 会 等 を 開 催 します 2 子 どもが 安 心 して 暮 らせる 地 域 防 犯 体 制 の 充 実 学 校 と 地 域 が 連 携 し 子 ども 見 守 り 隊 や 子 ども110 番 のいえ などの 活 動 の 担 い 手 育 成 及 び 周 知 に 努 め 子 どもの 安 全 確 保 に 努 めます 不 審 者 情 報 提 供 シ ステムとして 安 心 安 全 メール の 登 録 者 の 拡 大 をめざします また 新 入 学 児 童 に 防 犯 ブザーを 配 布 するなど 子 どもが 自 ら 危 険 から 身 を 守 る ことができるよう 予 防 教 育 を 推 進 します 3 性 暴 力 表 現 など 子 どもに 対 する 有 害 情 報 対 策 の 推 進 書 店 やコンビニエンスストア インターネット 上 などで 性 や 暴 力 に 関 する 過 激 な 内 容 の 雑 誌 やビデオ 等 が 販 売 されているなど 子 どもに 対 する 悪 影 響 が 懸 念 される 有 害 情 報 に 対 し 学 校 と 家 庭 が 連 携 し 有 害 情 報 対 策 を 講 じます また ネットい じめ 等 も 含 め 児 童 生 徒 自 らがメディアが 発 信 する 情 報 の 真 偽 を 見 抜 き その 活 用 方 法 について 判 断 できる 研 修 または 啓 発 機 会 の 充 実 を 図 ります 42

4 防 災 と 事 故 防 止 対 策 指 導 の 充 実 幼 少 期 から 防 火 に 対 する 知 識 及 び 認 識 の 向 上 と 防 災 意 識 を 高 めるため 幼 稚 園 保 育 園 学 校 での 防 火 救 急 等 の 研 修 や 消 防 署 の 見 学 研 修 等 を 行 います 福 知 山 警 察 署 福 知 山 市 交 通 対 策 協 議 会 等 の 関 係 機 関 団 体 と 連 携 し 通 学 路 の 安 全 対 策 や 交 通 事 故 防 止 の 徹 底 と 交 通 の 円 滑 化 を 図 ります また 幼 児 等 への 交 通 安 全 教 室 をはじめ チャイルドシートや 自 転 車 乗 車 時 のヘルメット 着 用 や 交 通 ルー ルについて 啓 発 する 等 交 通 安 全 教 育 を 推 進 します ( 6 ) 子 育 て バ リ ア フ リ ー の 環 境 づ く り 1 子 育 てバリアフリーや 親 子 の 健 康 に 配 慮 した 環 境 の 整 備 妊 婦 や 子 ども 車 いす ベビーカー 等 の 利 用 者 が 安 全 快 適 に 外 出 できるよう 道 路 や 公 共 施 設 など 企 業 や 地 域 と 協 働 でユニバーサルデザインの 視 点 による 環 境 整 備 を 進 めます また 子 どもや 妊 婦 の 健 康 面 に 配 慮 し 公 共 施 設 での 禁 煙 分 煙 を 進 めるととも に 民 間 企 業 での 禁 煙 分 煙 について 周 知 啓 発 を 行 います 2 子 育 てしやすい 住 環 境 の 整 備 市 営 住 宅 について 少 子 高 齢 化 を 見 据 え 子 育 て 世 帯 の 居 住 安 定 確 保 を 図 ります また 良 好 な 住 環 境 を 維 持 するため 空 き 家 補 充 時 には 世 帯 類 型 別 募 集 により 適 切 なコミュニティバランスの 確 保 に 努 めます 3 公 園 ひろばの 安 全 確 保 遊 具 の 老 朽 化 が 進 んでいる 市 内 の 公 園 ひろばについて 危 険 度 を 見 極 め 定 期 的 に 修 繕 を 行 うとともに 危 険 な 遊 具 は 優 先 的 に 撤 去 します 4 子 育 て 世 帯 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 ひとり 親 家 庭 や 多 子 世 帯 等 とくに 支 援 を 必 要 とする 子 育 て 家 庭 に 対 して 保 育 料 の 減 免 や 軽 減 を 継 続 するとともに 所 得 に 応 じた 保 育 料 設 定 を 行 います また 中 学 校 修 了 前 の 児 童 を 養 育 している 家 庭 を 対 象 に 児 童 手 当 を 支 給 します 5 子 どもの 養 育 が 一 時 的 に 困 難 な 家 庭 への 支 援 保 護 者 の 疾 病 疲 労 就 労 等 により 子 どもを 家 庭 で 養 育 することが 一 時 的 に 困 難 になることがあります 保 護 者 の 負 担 感 を 軽 減 し 子 どもの 健 やかな 育 ちを 保 障 する ため 一 時 的 に 子 どもの 養 育 保 護 ができるよう 子 育 て 短 期 支 援 事 業 (ショートステ イ 事 業 )を 実 施 します コミュニティバランスの 確 保 : 高 齢 世 帯 子 育 て 世 帯 単 身 世 帯 など 多 様 な 世 帯 でバランスよくコ ミュニティの 形 成 を 確 保 すること 43

6マタニティマーク 等 の 普 及 啓 発 マタニティマークのポスター 掲 示 や シール チェーンホルダーの 配 布 により 妊 産 婦 に 対 する 市 民 への 理 解 を 促 進 します また 妊 産 婦 や 障 害 のある 人 などが 利 用 できる 京 都 おもいやり 駐 車 場 の 普 及 啓 発 を 進 め 妊 産 婦 と 赤 ちゃんにやさし い 環 境 づくりに 努 めます 44

第 5 章 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 の 内 容 1 提 供 区 域 の 設 定 子 ども 子 育 て 支 援 法 では 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 計 画 において 教 育 保 育 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 を 提 供 する 区 域 ( 以 下 教 育 保 育 提 供 区 域 という )を 定 め 当 該 区 域 ごとに 量 の 見 込 み 確 保 の 内 容 実 施 時 期 を 定 めることとされています 教 育 保 育 提 供 区 域 の 設 定 にあたっては 地 理 的 条 件 人 口 交 通 事 情 その 他 の 社 会 的 条 件 現 在 の 教 育 保 育 の 利 用 状 況 教 育 保 育 を 提 供 するための 施 設 の 整 備 の 状 況 その 他 の 条 件 を 総 合 的 に 勘 案 するとともに 地 域 の 実 情 に 応 じて 保 護 者 や 子 どもが 居 宅 より 容 易 に 移 動 することが 可 能 な 区 域 を 定 めることとなっています その 際 教 育 保 育 提 供 区 域 は 地 域 型 保 育 事 業 等 の 認 可 の 際 に 行 われる 需 給 調 整 の 判 断 基 準 となることを 踏 まえて 設 定 する 必 要 があり ます 本 市 においては 効 率 的 に 資 源 を 活 用 できるよう 教 育 保 育 提 供 区 域 を1 圏 域 ( 全 市 )と 設 定 します 45

2 幼 児 期 の 教 育 保 育 の 量 の 見 込 み と 確 保 方 策 (1) 提 供 体 制 と 確 保 方 策 の 考 え 方 教 育 ( 幼 稚 園 認 定 こども 園 )については 26 年 度 現 在 定 員 865 名 ( 公 立 幼 稚 園 4 園 私 立 幼 稚 園 2 園 )の 提 供 体 制 があります また 公 立 幼 稚 園 が 幼 稚 園 再 編 計 画 に 基 づき 27 年 度 から3 園 体 制 となるため 27 年 度 からは 公 立 私 立 あわせて 定 員 660 名 の 提 供 体 制 となります 公 立 幼 稚 園 再 編 計 画 に 基 づ き 27 年 度 から 公 立 幼 稚 園 において3 歳 児 保 育 が 開 始 されることから 1 号 認 定 の 増 加 を 見 込 みます 保 育 ( 保 育 園 認 定 こども 園 等 )については 26 年 度 現 在 定 員 2,405 名 ( 公 立 保 育 園 10 園 私 立 保 育 園 19 園 )の 提 供 体 制 があります また 市 内 に は 認 可 外 保 育 施 設 が 12 施 設 ( 26 年 4 月 現 在 )あり 定 員 209 名 の 提 供 体 制 があります 3 号 認 定 (0 歳 )の 見 込 みについては 母 親 の 就 労 希 望 や 利 用 ニー ズを 鑑 み 現 状 よりも 増 加 する 見 込 みです 2 号 認 定 3 号 認 定 (1 2 歳 )につ いては 推 計 児 童 人 口 が 減 少 傾 向 となることや 幼 稚 園 における3 歳 児 保 育 の 開 始 に 伴 い 減 少 傾 向 と 見 込 みます 市 立 保 育 園 再 編 計 画 に 基 づき 統 廃 合 及 び 民 営 化 を 進 めます また 地 域 型 保 育 事 業 については 引 き 続 き 保 護 者 のニーズを 把 握 しながら 必 要 性 について 検 討 していきます さらに 認 定 こども 園 の 設 置 については 計 画 期 間 中 に 保 護 者 のニーズ 把 握 及 び 福 知 山 市 子 ども 子 育 て 会 議 での 調 査 研 究 を 行 い 認 定 こども 園 という 形 態 に 関 わらず 本 市 に 合 った 教 育 保 育 のあり 方 について 検 討 します 地 域 型 保 育 事 業 :0~2 歳 児 を 対 象 とし 小 規 模 保 育 ( 定 員 6~19 人 を 対 象 で 保 育 を 行 う) 家 庭 的 保 育 ( 保 育 者 の 居 宅 等 で 利 用 定 員 5 人 以 下 で 保 育 を 行 う) 居 宅 訪 問 型 保 育 ( 保 育 を 必 要 と する 子 どもの 居 宅 で 保 育 を 行 う) 及 び 事 業 所 内 保 育 ( 事 業 所 の 保 育 施 設 などで 従 業 員 の 子 ど もと 地 域 の 子 どもの 保 育 を 行 う)を 行 う 事 業 認 定 こども 園 : 幼 稚 園 保 育 園 等 のうち 保 護 者 が 働 いている いないにかかわらず 就 学 前 の 子 ど もに 幼 児 教 育 保 育 を 一 体 的 に 提 供 する 機 能 とすべての 子 育 て 家 庭 を 対 象 に 地 域 における 子 育 て 支 援 を 行 う 機 能 をもつ 施 設 のことをいいます 46

(2) 量 の 見 込 みと 確 保 方 策 1 号 認 定 (3~5 歳 教 育 認 定 ) 単 位 ( 人 ) 24 年 度 ( 実 績 ) 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 31 年 度 1 量 の 見 込 み 427 489 489 475 468 447 2 確 保 の 内 容 675 580 580 580 580 特 定 教 育 保 育 施 設 335 335 335 335 335 確 認 を 受 けない 幼 稚 園 340 245 245 245 245 2-1 186 91 105 112 133 2 号 認 定 (3~5 歳 保 育 認 定 ) 単 位 ( 人 ) 24 年 度 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 31 年 度 ( 実 績 ) 1 量 の 見 込 み 1,604 1,471 1,471 1,428 1,407 1,346 保 育 の 必 要 性 あり ( 教 育 ニーズ) 保 育 の 必 要 性 あり ( 保 育 ニーズ) - 61 61 59 58 56-1,410 1,410 1,369 1,349 1,290 2 確 保 の 内 容 1,565 1,565 1,565 1,565 1,565 特 定 教 育 保 育 施 設 1,443 1,443 1,443 1,443 1,443 認 可 外 保 育 施 設 122 122 122 122 122 2-1 94 94 137 158 219 3 号 (0~2 歳 保 育 認 定 ) 単 位 ( 人 ) 24 年 度 ( 実 績 ) 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 31 年 度 1 量 の 見 込 み 1,048 1,086 1,040 1,013 995 966 (うち0 歳 ) 243 297 289 280 275 267 (うち1 2 歳 ) 805 789 751 733 720 699 2 確 保 の 内 容 1,049 1,049 1,049 1,049 1,049 特 定 教 育 保 育 施 設 962 962 962 962 962 地 域 型 保 育 事 業 25 25 25 25 25 認 可 外 保 育 施 設 62 62 62 62 62 2-1 37 9 36 54 83 47

3 地 域 子 ど も 子 育 て 支 援 事 業 の 量 の 見 込 み と 確 保 方 策 (1) 地 域 子 ども 子 育 て 支 援 事 業 の 量 の 見 込 み 単 位 24 年 度 ( 実 績 ) 27 年 度 28 年 度 29 年 度 30 年 度 31 年 度 1 延 長 保 育 事 業 人 551 566 555 539 530 511 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 ( 放 課 後 児 童 クラブ) 低 学 年 人 - 701 684 680 665 669 高 学 年 人 - 372 363 358 353 350 合 計 人 1,082 1,073 1,047 1,038 1,018 1,019 3 子 育 て 短 期 支 援 事 業 (ショートステイ) 人 日 - 40 39 38 37 36 4 地 域 子 育 て 支 援 拠 点 事 業 人 回 3,427 3,607 3,481 3,414 3,380 3,303 5 一 時 預 か り 事 業 幼 稚 園 児 を 対 象 とし た 一 時 預 かり (1 号 認 定 ) 幼 稚 園 児 を 対 象 とし た 一 時 預 かり (2 号 認 定 ) 人 日 4,483 3,779 3,781 3,668 3,614 3,458 人 日 - 2,276 2,277 2,209 2,176 2,082 合 計 人 日 4,483 6,055 6,058 5,877 5,790 5,540 保 育 園 等 での 一 時 預 かり 人 日 1,708 1,524 1,561 1,585 1,626 1,630 6 病 児 病 後 児 保 育 事 業 人 日 2 433 424 412 406 391 7 子 育 て 援 助 活 動 支 援 事 業 (ファミリー サポート センタ ー 事 業 ) 人 日 - 137 134 133 131 130 8 利 用 者 支 援 事 業 箇 所 - 1 1 1 1 1 9 乳 児 家 庭 全 戸 訪 問 事 業 (こんにちは 赤 ちゃん 事 業 ) 人 832 675 657 637 625 606 10 養 育 支 援 訪 問 事 業 人 601 637 643 650 655 660 11 妊 婦 健 診 人 1,214 1,255 1,255 1,260 1,260 1,260 48