官 庁 営 繕 事 業 の 事 後 評 価 表 事 業 名 かいじょうほあんだいがっこう(そうごうじっしゅうとう) 海 上 保 安 大 学 校 ( 総 合 実 習 棟 ) 実 施 箇 所 呉 市 若 葉 町 5-1 該 当 基 準 事 業 完 了 後 3 年 間 が 経 過 した 事 業 事 業 諸

官 庁 営 繕 事 業 の 事 後 評 価 表 事 業 名 かいじょうほあんだいがっこう(そうごうじっしゅうとう) 海 上 保 安 大 学 校 ( 総 合 実 習 棟 ) 実 施 箇 所 呉 市 若 葉 町 5-1 該 当 基 準 事 業 完 了 後 3 年 間 が 経 過 した 事 業 事 業 諸 元 総 合 実 習 棟 ( 新 築 ) 鉄 筋 コンクリート 造 1,798m2 煉 瓦 ホール( 保 存 活 用 ) 煉 瓦 造 平 家 建 310m2 事 業 期 間 事 業 採 択 平 成 14 年 度 完 了 平 成 15 年 度 総 事 業 費 ( 億 円 ) 約 5.9 目 的 必 要 性 事 業 主 体 中 国 地 方 整 備 局 1 船 艇 関 係 実 習 施 設 の 充 実 艇 庫 として 利 用 していた 端 艇 庫 ( 煉 瓦 ホール( 大 正 3 年 建 設 )) 端 艇 置 き 場 ( 昭 和 27 年 建 設 )が 老 朽 化 していた 船 艇 の 増 加 により 狭 あいとなり 屋 外 保 管 せざるを 得 ない 状 況 となり 屋 内 で 行 う 実 習 も 屋 外 で 実 施 することがあった 揚 重 機 が 老 朽 で 使 用 不 能 となり 船 艇 の 揚 降 に 多 大 な 労 力 を 要 していた 事 業 の 妥 当 性 便 益 の 主 な 根 拠 事 業 全 体 の 投 資 効 率 性 事 業 の 効 果 の 発 現 状 況 揚 重 機 の 整 備 による 船 艇 管 理 の 効 率 化 3 煉 瓦 ホールの 保 存 活 用 によるPR 効 果 4B/C=1.09 以 上 の 効 果 が 確 認 できる 事 業 実 施 によ 学 校 内 での 整 備 であり 周 囲 に 与 える 環 境 の 変 化 は 少 ないと 考 える る 環 境 の 変 化 社 会 経 済 情 勢 等 の 変 化 今 後 の 事 業 評 価 の 必 要 性 改 善 措 置 の 必 要 性 2 歴 史 的 建 築 物 の 保 存 活 用 学 校 の 中 央 に 位 置 し 旧 海 軍 の 煉 瓦 積 みの 技 術 力 が 見 られること 呉 市 においても 煉 瓦 の 風 合 いや 色 調 を 生 かした 整 備 が 進 められている 学 校 施 設 の 拡 充 整 備 であり 敷 地 面 積 も 十 分 で 学 校 の 立 地 としても 問 題 ないことから 目 的 必 要 性 からも 妥 当 と 考 える 利 用 者 の 利 便 : 756 百 万 円 安 全 の 確 保 : 27 百 万 円 初 期 費 用 ( 建 設 費 ): 665 百 万 円 環 境 への 配 慮 : 3 百 万 円 維 持 修 繕 費 ( 整 備 後 - 整 備 前 ): 60 百 万 円 その 他 の 効 果 : 6 百 万 円 基 準 年 度 平 成 17 年 度 B: 総 便 益 ( 億 円 ) 13.5 C: 総 費 用 ( 億 円 ) 12.4 B/C 1.09 B-C 1.1 EIRR (%) 6.73 1 利 用 者 の 利 便 性 効 果 実 習 室 の 拡 充 整 備 による 授 業 の 充 実 艇 庫 の 整 備 による 船 艇 維 持 管 理 の 向 上 2 業 務 効 率 の 向 上 狭 あいの 解 消 による 授 業 効 率 の 向 上 業 務 内 容 に 大 きな 変 化 はない 所 期 の 効 果 が 確 認 でき 再 度 の 評 価 の 必 要 性 はないと 考 える 所 期 の 効 果 が 確 認 でき 改 善 措 置 のの 必 要 性 はないと 考 える

かいじょうほあん だいがっこう 海 上 保 安 大 学 校 事 後 評 価 総 合 実 習 棟 煉 瓦 ホール( 端 艇 庫 ) 平 成 18 年 中 国 地 方 整 備 局 営 繕 部

海 上 保 安 大 学 校 概 要 設 置 昭 和 26 年 4 月 ( 海 上 保 安 庁 の 付 属 機 関 として) 目 的 職 員 に 対 し 幹 部 としての 職 務 に 必 要 な 知 識 および 技 能 を 修 得 させる( 本 科 4 年 専 攻 科 6ヶ 月 ) 海 上 保 安 業 務 に 必 要 な 専 門 的 な 学 術 および 技 能 を 修 得 させる 学 生 の 身 分 入 学 と 同 時 に 海 上 保 安 庁 職 員 ( 国 家 公 務 員 ) となる 収 容 人 員 教 職 員 114 名 ( 女 子 9 名 ) 学 生 等 198 名 ( 女 子 21 名 )

施 設 概 要 海 上 保 安 大 学 校 / 官 庁 営 繕 費 約 5 億 9 千 万 円 事 業 期 間 / 平 成 14 年 度 ~ 平 成 15 年 度 完 成 平 成 16 年 3 月 30 日 所 在 地 くれしわかばちょう / 広 島 県 呉 市 若 葉 町 5-1 敷 地 面 積 /124,899m2 規 模 / 全 体 約 34,000m2 総 合 実 習 棟 1,798m2 煉 瓦 ホール 310m2 事 業 の 目 的 船 艇 関 係 実 習 施 設 の 充 実 歴 史 的 建 築 物 の 保 存 再 生 活 用

施 設 の 位 置 今 回 整 備 範 囲 整 備 前 航 空 写 真

現 況 航 空 写 真 総 合 実 習 棟 煉 瓦 ホール

事 後 評 価 の 方 法 事 業 の 妥 当 性 * 事 業 の 緊 急 性 * 計 画 の 妥 当 性 事 業 の 効 果 の 発 現 状 況 * 定 量 的 評 価 費 用 対 効 果 (B/C)の 確 認 事 業 実 施 による 環 境 の 変 化 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 * 各 種 状 況 の 変 化 等 事 業 の 妥 当 性 事 業 の 緊 急 性 老 朽 戦 前 および 戦 後 間 もなくの 施 設 である 端 艇 庫 大 正 3 年 建 設 レンガ 造 平 家 建 310m2 端 艇 置 場 昭 和 27 年 建 設 木 造 平 家 建 491m2 狭 あい 建 物 内 で 小 型 艇 の 構 造 実 習 等 が 出 来 ない 分 散 訓 練 資 機 材 等 の 保 管 場 所 が 校 内 に 分 散 し 授 業 に 支 障 がある 施 設 の 不 備 資 機 材 の 取 扱 訓 練 等 の 実 習 室 が 不 足 揚 重 機 が 老 朽 で 使 用 不 可 能 となった 計 画 の 妥 当 性 用 地 取 得 の 見 込 み アクセスの 確 保 学 校 設 備 の 拡 充 ( 増 改 築 ) 現 在 地 で 支 障 無 し

総 合 実 習 棟 建 設 海 技 実 習 室 各 種 訓 練 実 習 を 実 施 艇 庫 船 艇 の 保 管 実 船 訓 練 の 実 施 総 合 実 習 棟 外 観 揚 重 機

端 艇 庫 ( 保 存 活 用 ) 1914 年 ( 大 正 3 年 )~ くれかいぐんこうしょうほうこうぶ 呉 海 軍 工 廠 砲 熕 部 第 六 工 場 機 械 室 と して 新 営 1945 年 ( 昭 和 20 年 )~ 倉 庫 英 連 邦 軍 接 収 期 1950 年 ( 昭 和 25 年 )~ 端 艇 庫 2004 年 ( 平 成 16 年 )~ 煉 瓦 ホール 海 上 より 改 修 後 煉 瓦 ホール 内 部 H15 年 3 月 ~H16~ 年 3 月 営 繕 部 内 に 海 保 大 端 艇 庫 の 保 存 改 修 に 関 する 調 査 検 討 委 員 会 を 設 置

改 修 後 改 修 前 端 艇 庫 端 艇 置 き 場 公 共 建 築 物 の 保 存 活 用 ガイドライン による 保 存 活 用 の 価 値 評 価 歴 史 的 価 値 機 能 的 価 値 文 化 的 価 値 旧 海 軍 施 設 煉 瓦 積 の 技 術 力 学 校 の 中 心 に 位 置 する 立 地 条 件 優 れた 景 観 空 間 構 成 改 修 前 まちづくり 上 の 価 値 経 済 的 価 値 呉 市 煉 瓦 建 物 との 連 携 地 域 への 波 及 効 果

煉 瓦 ホールの 活 用 状 況 ミニコンサート 風 景

費 用 対 効 果 の 算 定 手 法 費 用 対 効 果 B/C= B ( C1 B1 C0 B0 ) 効 果 B B1 B 総 合 実 習 棟 ー 安 全 確 保 のための 改 修 等 費 用 B0 端 艇 庫 は 煉 瓦 ホー ルとして 保 存 狭 あい 解 消 のため の 増 築 費 用 + 維 持 管 理 費 用 B1-B0 艇 庫 の 整 備 による 船 艇 維 持 管 理 費 の 軽 減 実 習 室 等 の 拡 充 による 授 業 実 施 の 効 率 化 環 境 への 配 慮 (エネルギー 消 費 の 削 減 等 ) その 他 の 効 果 ( 揚 重 機 の 整 備 による 効 果 ) 煉 瓦 ホールのPR 効 果 B ( 代 替 効 果 ) 事 業 実 施 によって 向 上 する 性 能 水 準 と 同 等 の 水 準 を 実 現 するために 必 要 となる 費 用 を 効 果 と 見 なす 狭 あいを 解 消 するための 増 築 費 用 および 維 持 管 理 費 既 存 庁 舎 の 安 全 確 保 ( 事 故 災 害 の 縮 小 )のための 耐 震 防 災 改 修 に 要 する 費 用 費 用 C C1 ー C0 C1( 事 業 実 施 結 果 ) 初 期 費 用 ( 建 設 費 企 画 設 計 関 係 費 解 体 費 ) 維 持 修 繕 費 ( 修 繕 費 保 全 費 水 道 光 熱 費 ) C0( 事 業 を 実 施 しなかった 場 合 必 要 な 費 用 ) 既 存 施 設 を 継 続 利 用 した 場 合 の 維 持 修 繕 費

費 用 対 効 果 ( 単 位 : 百 万 円 ) 効 果 (B) 費 用 (C) 費 用 (C1) 費 用 (C0) 利 用 者 の 利 便 安 全 の 確 保 環 境 への 配 慮 その 他 の 効 果 実 習 施 設 等 改 善 建 物 性 能 の 向 上 船 艇 維 持 費 の 軽 減 訓 練 資 機 材 庫 集 約 によ る 効 果 事 故 災 害 の 縮 小 地 球 環 境 保 全 への 寄 与 揚 重 機 の 整 備 効 果 総 効 果 (B) 計 38 532 157 29 27 3 6 792 B 代 替 効 果 =559 / 初 期 費 用 維 持 修 繕 費 解 体 費 修 繕 費 費 用 対 効 果 (B/(C1-C0)) 計 建 設 費 企 画 設 計 費 煉 瓦 ホール 修 繕 費 保 全 費 光 熱 費 510 48 24 83 147 8 6 C1-C0 665 161 826 旧 施 設 計 修 繕 費 保 全 費 光 熱 費 1.09 98-101 0 3 725

学 生 参 考 アンケート 結 果 ( 煉 瓦 ホール) 配 付 :190 回 収 : 42 教 職 員 総 合 的 満 足 度 外 観 の 印 象 地 域 に 対 し 良 い 影 響 を 与 えているか 施 設 の 使 い 勝 手 学 校 のイメージ 上 保 存 活 用 に 意 義 があるか その 他 施 設 の 保 存 の 必 要 性 配 付 :100 回 収 : 51 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 満 足 どちらかと 言 えば 満 足 どちらとも 言 えない どちらかと 言 えば 不 満 不 満 総 合 的 満 足 度 外 観 の 印 象 地 域 に 対 し 良 い 影 響 を 与 えているか 施 設 の 使 い 勝 手 学 校 のイメージ 上 保 存 活 用 に 意 義 があるか その 他 施 設 の 保 存 の 必 要 性 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 満 足 どちらかと 言 えば 満 足 どちらとも 言 えない どちらかと 言 えば 不 満 不 満 教 職 員 学 生 ともに 好 印 象 を 得 られた 保 存 活 用 にも 理 解 を 得 ら れている 他 施 設 の 保 存 活 用 する 場 合 は 立 地 利 用 用 途 等 十 分 に 検 討 する 必 要 があ る

参 考 アンケート 結 果 ( 総 合 実 習 棟 ) 教 職 員 総 合 的 満 足 度 施 設 内 での 快 適 性 外 観 の 印 象 施 設 周 辺 の 雰 囲 気 は 地 域 に 対 しよい 影 響 を 与 えているか 施 設 の 使 い 勝 手 この 施 設 に 対 する 不 満 配 付 :100 回 収 : 51 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 学 生 配 付 :190 回 収 : 42 満 足 どちらかと 言 えば 満 足 どちらとも 言 えない どちらかと 言 えば 不 満 不 満 総 合 的 満 足 度 施 設 内 での 快 適 性 外 観 の 印 象 施 設 周 辺 の 雰 囲 気 は 地 域 に 対 しよい 影 響 を 与 えているか 施 設 の 使 い 勝 手 この 施 設 に 対 する 不 満 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 各 項 目 とも 教 職 員 学 生 ともに70% 程 度 の 高 い 満 足 度 が 得 られた 満 足 どちらかと 言 えば 満 足 どちらとも 言 えない どちらかと 言 えば 不 満 不 満

評 価 の 内 容 1 事 業 の 効 果 : 利 用 者 の 利 便 性 効 果 実 習 室 の 拡 充 整 備 による 授 業 の 充 実 艇 庫 の 整 備 による 船 艇 維 持 管 理 の 向 上 業 務 効 率 狭 あい 解 消 による 授 業 効 率 の 向 上 揚 重 機 の 整 備 による 船 艇 管 理 の 効 率 化 費 用 対 効 果 B/C=1.09 煉 瓦 ホールの 保 存 活 用 によるPR 効 果 2 事 業 による 環 境 の 評 価 : 本 事 業 による 環 境 への 影 響 は 少 ない 3 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 : 現 在 地 は 位 置 として 問 題 なく 敷 地 の 規 模 としても 適 当 な 広 さ であるため 移 転 は 考 えられて いない また 社 会 経 済 情 勢 等 の 変 化 と して 業 務 内 容 の 変 更 に 影 響 す る 事 象 はない 4 今 後 の 事 後 評 価 の 必 要 性 : 123 の 評 価 から 所 期 の 効 果 が 確 認 でき 再 度 の 評 価 は 必 要 ないと 考 えている 5 改 善 措 置 の 必 要 性 : 123 の 評 価 から 所 期 の 効 果 が 確 認 でき 改 善 措 置 の 必 要 性 はないと 考 えている