二 級 河 川 一 宮 川 水 系 河 川 整 備 計 画 平 成 27 年 8 月 7 日 千 葉 県
目 次 頁 1. 流 域 及 び 河 川 の 概 要 1 2. 河 川 整 備 の 現 状 と 課 題 4 (1) 治 水 の 現 状 と 課 題 4 (2) 河 川 利 用 の 現 状 と 課 題 8 (3) 環 境 の 現 状 と 課 題 8 3. 河 川 整 備 計 画 の 目 標 に 関 する 事 項 10 (1) 河 川 整 備 計 画 の 対 象 区 間 10 (2) 河 川 整 備 計 画 の 対 象 期 間 10 (3) 洪 水 津 波 高 潮 等 による 災 害 の 発 生 の 防 止 又 は 軽 減 に 関 する 事 項 10 (4) 河 川 の 適 正 な 利 用 及 び 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 に 関 する 事 項 11 (5) 河 川 環 境 の 整 備 と 保 全 に 関 する 事 項 12 4. 河 川 の 整 備 の 実 施 に 関 する 事 項 13 (1) 河 川 工 事 の 目 的 種 類 及 び 施 行 の 場 所 並 びに 当 該 河 川 工 事 の の 施 行 により 設 置 される 河 川 管 理 施 設 の 機 能 の 概 要 13 (2) 河 川 の 維 持 の 目 的 種 類 及 び 施 行 の 場 所 18 5. 河 川 の 総 合 的 な 整 備 のために 必 要 な 事 項 19 (1) 河 川 管 理 者 と 市 町 村 や 住 民 のパートナーシップ 19 (2) 河 川 管 理 者 の 支 援 協 力 19
1. 流 域 及 び 河 川 の 概 要 いちのみやがわ 一 宮 川 は ながらまちおさかべ 長 柄 町 刑 部 にその 源 を 発 し も 茂 ば 原 ら 市 街 地 で さんずがわ 三 途 川 とよだがわ 豊 田 川 あ 阿 く 久 が 川 わ つるえがわ 鶴 枝 川 を 合 わせ その 後 最 大 支 川 である みずさわがわ 瑞 沢 川 を 合 流 し ちょうせいむら 長 生 村 の くじゅうくりかいがん 九 十 九 里 海 岸 で 太 平 洋 に 注 ぐ 流 域 面 積 約 203km 2 幹 線 流 路 延 長 約 37km の 二 級 河 川 である その 流 域 は も ばらし 茂 原 市 いちのみやまち 一 宮 町 むつざわまち 睦 沢 町 ちょうせいむら 長 生 村 ながらまち 長 柄 町 ちょうなんまち 長 南 町 の6 市 町 村 にまた がり ちょうせいちいき 長 生 地 域 の 社 会 経 済 文 化 の 基 盤 をなしている 流 域 の 気 候 は 年 平 均 気 温 15 前 後 で 年 間 の 気 温 の 変 化 が 少 ない また 年 平 均 降 水 量 は 1,660mm 程 度 で 降 水 量 は 比 較 的 多 い 流 域 の 地 質 は 上 流 が 砂 岩 泥 岩 を 主 体 とする かずさそうぐん 上 総 層 群 からなり 下 流 は 台 地 の 土 が 削 られて 堆 積 した 沖 積 層 となっている 流 域 の 地 形 は 上 流 区 間 は 標 高 150m 程 度 の かずさきゅうりょう 上 総 丘 陵 北 端 に 位 置 し さんずがわ 三 途 川 合 流 点 での 河 床 勾 配 は1/300 程 度 の 急 勾 配 となっているが 中 ~ 下 流 区 間 は く じ ゅ う く り へ い や 九 十 九 里 平 野 に 位 置 して おり 河 床 勾 配 は 1/1,000~1/3,000 と 緩 やかになっている このため 中 流 ~ 下 流 区 間 で は 上 流 山 間 部 から 流 出 した 土 砂 が 堆 積 しやすい 九 十 九 里 地 域 では 天 然 ガスかん 水 のくみ 上 げ 等 により 地 盤 沈 下 が 発 生 し 昭 和 40 年 代 半 ばには 年 間 の 沈 下 量 が 10cm を 超 える 地 点 が 見 られた このため 県 では 天 然 ガス 採 取 企 業 との 間 で 地 盤 沈 下 の 防 止 に 関 する 協 定 を 締 結 し 天 然 ガスかん 水 の 地 上 排 水 量 の 削 減 指 導 等 地 盤 沈 下 対 策 を 実 施 した その 結 果 沈 下 量 は 減 少 しているものの 依 然 と して 年 間 2cm 程 度 の 沈 下 が 広 域 的 に 見 られる 地 域 がある 一 宮 川 流 域 は 昭 和 50 年 代 以 降 JR 外 房 線 の 複 線 化 に 伴 い 千 葉 市 並 びに 首 都 圏 への 通 勤 圏 内 となり 茂 原 市 を 中 心 とする 人 口 増 に 伴 う 宅 地 化 工 業 団 地 商 用 地 等 への 土 地 利 用 の 改 変 により 市 街 化 が 急 速 に 進 んでいる また 丘 陵 地 域 ではゴルフ 場 の 開 発 が 進 んでい る 現 在 の 市 街 化 率 はゴルフ 場 を 含 めて 約 24%となっている - 1 -
一 宮 川 流 域 概 要 図 - 2 -
現 況 土 地 利 用 図 ( 平 成 21 年 度 時 点 ) - 3 -
2. 河 川 整 備 の 現 状 と 課 題 (1) 治 水 の 現 状 と 課 題 過 去 の 主 な 浸 水 被 害 一 宮 川 流 域 の 過 去 の 浸 水 被 害 には 昭 和 45 年 7 月 豪 雨 昭 和 46 年 台 風 25 号 などによる 洪 水 があげられる また 近 年 では 平 成 元 年 8 月 台 風 12 号 や 平 成 8 年 台 風 17 号 平 成 25 年 台 風 26 号 などで 甚 大 な 浸 水 被 害 が 生 じている 平 成 元 年 8 月 台 風 12 号 ( 茂 原 市 早 野 ) 平 成 8 年 9 月 台 風 17 号 ( 茂 原 市 八 千 代 ) 平 成 8 年 9 月 台 風 17 号 ( 一 宮 町 一 宮 ) 平 成 8 年 9 月 台 風 17 号 ( 一 宮 町 宮 原 ) 破 堤 状 況 平 成 25 年 10 月 台 風 26 号 ( 茂 原 市 長 清 水 ) 平 成 25 年 10 月 台 風 26 号 ( 豊 田 川 市 役 所 前 ) - 4 -
過 去 の 主 な 浸 水 被 害 の 概 要 主 な 水 害 発 生 年 月 起 因 降 水 量 (mm) 被 害 規 模 時 間 最 大 24 時 間 累 計 浸 水 面 積 (ha) 床 上 浸 水 ( 戸 ) 床 下 浸 水 ( 戸 ) 昭 和 45 年 7 月 豪 雨 42 205 913 113 180 昭 和 46 年 9 月 台 風 25 号 59 306 391 214 197 昭 和 47 年 12 月 豪 雨 63 186 480 75 484 平 成 元 年 8 月 台 風 12 号 38 227 238 614 758 1,702 平 成 7 年 9 月 台 風 12 号 33 214 320 254 457 平 成 8 年 9 月 台 風 17 号 43 301 307 1,260 1,118 1,476 平 成 25 年 10 月 台 風 26 号 34 289 289 687 568 658 平 成 元 年 8 月 洪 水 の 浸 水 区 域 凡 例 :H8 年 9 月 浸 水 区 域 :H25 年 10 月 浸 水 区 域 平 成 8 年 9 月 および 平 成 25 年 10 月 洪 水 の 浸 水 区 域 - 5 -
治 水 の 課 題 と 事 業 の 経 緯 一 宮 川 流 域 では 近 年 の 急 激 な 市 街 化 により 流 域 の 保 水 と 遊 水 能 力 が 低 下 し 雨 水 が 短 時 間 で 河 川 に 流 入 するようになっている また かつて 洪 水 の 氾 濫 原 であった 低 地 での 開 発 は 遊 水 面 積 を 減 少 させると 共 に 直 接 的 な 水 害 を 増 大 させている 特 に 4 支 川 を 合 流 し 河 床 勾 配 が 1/1,000 程 度 から 1/3,000 へと 緩 くなる 一 宮 川 中 流 区 間 の 茂 原 市 街 地 において は 洪 水 被 害 が 発 生 しやすく 浸 水 被 害 も 増 大 するようになった 更 に 低 地 部 では 継 続 的 な 地 盤 沈 下 により 河 川 への 排 水 が 困 難 となり 内 水 被 害 が 増 加 している 一 宮 川 における 治 水 事 業 は 災 害 復 旧 事 業 等 により 河 口 から ひざかえはし 日 栄 橋 までの 区 間 で 一 次 改 修 を 行 い 昭 和 43 年 度 に 完 成 した その 後 昭 和 45 年 7 月 洪 水 を 契 機 に 治 水 安 全 度 の 向 上 を 図 るため 治 水 計 画 の 見 直 しが 行 われ 昭 和 46 年 度 より 広 域 河 川 改 修 事 業 ( 旧 中 小 河 川 改 修 事 業 )による 二 次 改 修 が 河 口 か ら 瑞 沢 川 合 流 点 までの 区 間 で 進 められている この 改 修 を 進 めているさなか 平 成 元 年 8 月 及 び 平 成 8 年 9 月 洪 水 では 茂 原 市 街 地 を 中 心 に2,500 戸 以 上 の 浸 水 被 害 を 生 じたため 激 甚 災 害 対 策 特 別 緊 急 事 業 で 調 節 池 の 設 置 河 道 改 修 を 進 め 治 水 安 全 度 の 向 上 を 図 った しかし 平 成 25 年 10 月 洪 水 では 茂 原 市 街 地 を 中 心 として 浸 水 面 積 687ha 浸 水 家 屋 1,226 戸 の 被 害 が 発 生 したことから 浸 水 被 害 軽 減 のため 早 急 な 治 水 対 策 が 望 まれている 過 去 に 実 施 した 主 な 事 業 ( 一 宮 川 ) 年 概 要 S46~ 平 成 元 年 ~ 平 成 5 年 平 成 8 年 ~ 平 成 12 年 広 域 河 川 改 修 事 業 ( 旧 中 小 河 川 改 修 事 業 ) 河 口 ~ 瑞 沢 川 合 流 点 L=7,040m (S45 年 7 月 洪 水 契 機 ) 河 川 激 甚 災 害 対 策 特 別 緊 急 事 業 第 一 調 節 池 第 二 調 節 池 の 建 設 (H 元 年 8 月 洪 水 契 機 ) 河 川 激 甚 災 害 対 策 特 別 緊 急 事 業 瑞 沢 川 調 節 池 阿 久 川 調 節 池 の 建 設 河 道 改 修 一 宮 川 :L=16,540m 瑞 沢 川 :L=2,440m (H8 年 9 月 洪 水 契 機 ) 過 去 に 実 施 した 主 な 事 業 ( 支 川 ) 河 川 名 概 要 瑞 沢 川 鶴 枝 川 阿 久 川 豊 田 川 小 規 模 河 川 改 修 事 業 広 域 河 川 改 修 事 業 H8 激 特 ( 瑞 沢 川 調 節 池 河 道 改 修 ) 土 地 改 良 関 連 事 業 局 部 改 良 事 業 小 規 模 河 川 改 修 事 災 害 復 旧 助 成 事 業 H8 激 特 ( 阿 久 川 調 節 池 ) 災 害 関 連 事 業 災 害 復 旧 助 成 事 業 埴 生 川 災 害 関 連 事 業 災 害 復 旧 助 成 事 業 - 6 -
津 波 被 害 平 成 23 年 3 月 の 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に 伴 う 津 波 が 九 十 九 里 沿 岸 にも 甚 大 な 被 害 を 及 ぼ したが 一 宮 川 においても 津 波 の 河 川 遡 上 による 浸 水 が 発 生 している 津 波 は 早 野 橋 付 近 ( 河 口 から13.6km 地 点 )まで 遡 上 し 一 宮 町 では 最 大 1.0~1.5m 長 生 村 では 最 大 0.5m 程 度 の 浸 水 がみられた その 結 果 一 宮 町 では 建 物 半 壊 17 棟 床 上 浸 水 30 棟 床 下 浸 水 28 棟 の 被 害 が 発 生 した そのため 地 域 づくりと 整 合 を 図 りながら 堤 防 等 河 川 管 理 施 設 の 整 備 等 を 行 うことが 急 務 となっている 津 波 津 波 遡 上 の 状 況 ( 新 一 宮 橋 上 流 ) 一 宮 川 河 口 部 周 辺 の 浸 水 状 況 ( 出 典 : 千 葉 県 東 日 本 大 震 災 の 記 録 ) - 7 -
(2) 河 川 利 用 の 現 状 と 課 題 河 川 水 の 利 用 については 農 業 用 水 として1.205m 3 /s の 許 可 水 利 と 0.165m 3 /s の 慣 行 水 利 があり まつがたせき 松 潟 堰 等 から 農 業 用 水 が 取 水 されている 古 くは 上 総 丘 陵 と 九 十 九 里 平 野 に 位 置 する 長 生 地 域 は 地 勢 上 安 定 した 水 源 に 恵 ま れず 少 しの 日 照 りでも 激 しい 水 争 いが 起 こるほど 水 が 不 足 する 地 域 であったが 昭 和 40 年 の りょうそうようすい 両 総 用 水 の 完 成 により 現 在 は 一 宮 川 流 域 においては 取 水 障 害 となるような 渇 水 被 害 は 著 しく 減 少 した 現 在 の 松 潟 堰 の 様 子 (3) 環 境 の 現 状 と 課 題 一 宮 川 の 河 口 部 に 形 成 される 干 潟 は 日 本 有 数 のシギ チドリ 類 の 渡 来 地 となっており 春 や 秋 の 渡 りの 時 期 にはミユビシギ メダイチドリなどのシギ チドリ 類 冬 季 にはスズ ガモ ヒドリガモなどのカモ 類 が 多 数 飛 来 し 環 境 省 の シギ チドリ 類 渡 来 湿 地 目 録 日 本 の 重 要 湿 地 500 モニタリングサイト 1000 シギ チドリ 調 査 のコアサイトに 選 定 されている 河 口 から 松 潟 堰 までの 区 間 には 河 岸 に 比 較 的 まとまったヨシ 群 落 がみられ クロベンケ イガニやオオヨシキリなどの 生 息 場 となっているほか シオクグやカワヂシャ タコノア シなどの 重 要 種 がみられる 水 域 は 感 潮 区 間 であることから ボラ マハゼ スズキなど の 汽 水 海 水 魚 が 優 占 している 松 潟 堰 より 阿 久 川 合 流 点 までの 区 間 は 灌 漑 期 は 湛 水 域 非 灌 漑 期 は 感 潮 区 間 となり 瀬 淵 は 殆 どみられず 通 年 で 緩 やかな 水 域 が 形 成 される そのような 環 境 を 反 映 して 水 域 にはボラなどの 汽 水 海 水 魚 などのほか モツゴ タモロコ ニゴイなどのコイ 科 の - 8 -
純 淡 水 魚 がみられる 河 岸 はオギやメダケなどが 繁 茂 しているが ヨシなどの 水 生 植 物 は 少 ない 阿 久 川 合 流 点 から 三 途 川 合 流 点 までの 区 間 は 茂 原 市 街 地 を 流 下 する 河 岸 は 主 にコン クリート 護 岸 で 水 際 部 は 矢 板 となっており 水 際 植 生 に 乏 しく 瀬 淵 などの 河 床 変 化 も 少 ない 水 域 はギンブナ オイカワ モツゴなどの 純 淡 水 魚 が 優 占 する 一 宮 川 における 代 表 的 な 種 魚 類 底 生 動 物 鳥 類 植 物 河 口 ~ 松 潟 堰 ボラ マハゼ ヒメハゼ スズキ クロベンケイガニ アカテガニ カワザンショウガイ 類 ミユビシギ ハマシギ シロチドリ メダイチドリ ヒドリガモ スズガモ オオヨシキリ ハマボウフウ シオクグ ヨシ セイタカヨシ オギ 松 潟 堰 ~ 三 途 川 コイ オイカワ モツゴ ギンブナ タモロコ ニゴイ トウヨシノボリ モクズガニ スジエビ テナガエビ マシジミ ゴイサギ コサギ カルガモ カワセミ ヒヨドリ ハクセキレイ セッカ カワラヒワ ヨシ オギ セイタカアワダチソウ ヨモギ メダケ ススキ ヨシ 水 質 は 松 潟 堰 より 下 流 はC 類 型 上 流 はB 類 型 に 指 定 されており 長 期 的 には 改 善 傾 向 がみられるが 平 成 24 年 度 のBOD75% 値 は 上 流 の しょうわばし 昭 和 橋 で3.0mg/L 中 流 ( 松 潟 堰 上 流 )の きたがわばし 北 川 橋 で 5.6mg/L 下 流 ( 松 潟 堰 下 流 )の なかのはし 中 之 橋 で 2.7mg/L であり 北 川 橋 は 環 境 基 準 を 達 成 していない 状 況 である 環 境 基 準 を 超 過 している 北 川 橋 での 水 質 経 年 変 化 - 9 -
3. 河 川 整 備 計 画 の 目 標 に 関 する 事 項 (1) 河 川 整 備 計 画 の 対 象 区 間 本 計 画 の 対 象 区 間 は 下 表 に 示 す 二 級 河 川 一 宮 川 水 系 の 全 ての 法 河 川 区 間 とする (2) 河 川 整 備 計 画 の 対 象 期 間 本 計 画 の 対 象 期 間 は 概 ね 20 年 とする なお 計 画 対 象 期 間 中 であっても 流 域 の 社 会 状 況 や 自 然 状 況 洪 水 による 被 害 の 発 生 状 況 新 たな 知 見 技 術 の 進 展 等 の 変 化 により 適 宜 見 直 しを 行 うものとする (3) 洪 水 津 波 高 潮 等 による 災 害 の 発 生 の 防 止 又 は 軽 減 に 関 する 事 項 洪 水 による 災 害 の 発 生 の 防 止 又 は 軽 減 に 関 しては 県 内 他 河 川 との 整 備 水 準 のバランス 注 1) 土 地 利 用 と 降 雨 や 洪 水 の 傾 向 等 を 総 合 的 に 勘 案 して 年 超 過 確 率 1/10 の 規 模 の 洪 水 を 計 画 高 水 位 以 下 で 流 下 させることを 目 標 とする 気 候 変 動 に 伴 い 計 画 規 模 を 上 回 る 降 雨 による 洪 水 への 対 処 も 今 後 重 要 になる そこで 関 係 機 関 や 流 域 住 民 との 連 携 を 図 り 保 水 遊 水 機 能 の 保 全 および 活 用 に 配 慮 した 総 合 的 な 治 水 対 策 の 推 進 により 特 に 人 口 資 産 の 集 中 した 中 流 区 間 の 浸 水 被 害 の 軽 減 を 図 る 注 2) 発 生 頻 度 が 高 く 大 きな 被 害 をもたらす 計 画 津 波 に 対 しては 災 害 から 人 命 や 財 産 等 を 守 るため 海 岸 堤 防 の 計 画 と 整 合 を 図 り 堤 防 等 河 川 管 理 施 設 を 計 画 整 備 する ま た 計 画 津 波 を 上 回 る 津 波 に 対 しても 破 壊 倒 壊 するまでの 時 間 を 少 しでも 長 くする あるいは 全 壊 に 至 る 可 能 性 を 少 しでも 減 らすといった 減 災 効 果 が 発 現 できるよう 粘 り 強 い 構 造 の 河 川 管 理 施 設 とする - 10 -
津 波 遡 上 区 間 においては 浸 水 防 止 のための 水 門 樋 門 等 の 操 作 にあたり 操 作 員 の 安 全 を 確 保 するため 遠 隔 操 作 化 や 自 動 化 等 を 図 る 地 震 動 や 液 状 化 の 影 響 により 水 門 樋 門 等 の 倒 壊 や 堤 防 の 沈 下 崩 壊 ひび 割 れ 等 河 川 管 理 施 設 が 被 災 するだけでなく 地 震 後 の 洪 水 及 び 津 波 により 二 次 災 害 のおそれが ある そこで 耐 震 性 能 を 確 認 し 必 要 に 応 じて 耐 震 対 策 を 実 施 する 整 備 中 における 施 設 能 力 以 上 の 洪 水 津 波 や 高 潮 あるいは 計 画 規 模 を 超 過 する 洪 水 津 波 や 高 潮 により 浸 水 の 恐 れがあることを 住 民 が 理 解 し 警 戒 時 災 害 時 に 円 滑 かつ 迅 速 な 避 難 が 行 えるよう 情 報 伝 達 体 制 を 整 備 し 警 戒 避 難 体 制 の 充 実 に 努 めるとともに ハ ザードマップ 作 成 の 支 援 や 防 災 意 識 を 高 める 取 り 組 みを 行 うなど 沿 川 自 治 体 や 住 民 等 と 連 携 して 被 害 の 軽 減 を 図 る 注 1) 年 超 過 確 率 1/10: これまで 蓄 積 した 降 雨 資 料 を 用 いて 確 率 処 理 を 行 った 結 果 平 均 して 10 年 に1 度 はその 規 模 を 超 える 洪 水 が 発 生 する 場 合 年 超 過 確 率 1/10 という 一 宮 川 では 昭 和 48 年 から 平 成 25 年 までのデータを 処 理 した 結 果 年 超 過 確 率 1/10 の 規 模 の 降 雨 は 1 時 間 48mm 6 時 間 127mm 24 時 間 219mm である 注 2) 計 画 津 波 : 河 川 整 備 基 本 方 針 に 従 って 過 去 の 主 要 な 津 波 及 びこれらによる 災 害 の 発 生 状 況 並 びに 当 該 河 川 が 流 入 する 海 域 の 水 象 等 を 総 合 的 に 考 慮 して 河 川 管 理 者 が 定 めた 津 波 を いう ( 河 川 管 理 施 設 等 構 造 令 第 2 条 第 8 項 ) 一 宮 川 では 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に 伴 う 津 波 を 想 定 し この 津 波 を 越 水 させない よう 堤 防 の 高 さを 計 画 する (4) 河 川 の 適 正 な 利 用 及 び 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 に 関 する 事 項 かんがい 期 の 流 況 は 現 在 のところ 比 較 的 良 好 であり 河 川 環 境 及 び 利 水 について 特 に 支 障 は 見 受 けられないことから 今 後 とも 適 正 な 水 利 用 が 図 られるよう 努 める 非 かんがい 期 の 流 況 も 比 較 的 良 好 であることから 現 状 を 維 持 するために 関 係 機 関 をはじめ 流 域 全 体 で 保 水 遊 水 機 能 の 保 全 と 確 保 に 努 める 流 水 の 正 常 な 機 能 を 維 持 するため 必 要 な 流 量 については 定 期 的 な 流 量 観 測 等 に 努 め 日 常 の 流 況 把 握 の 上 決 定 する また 環 境 教 育 の 場 や 地 域 住 民 の 釣 りや 散 策 等 の 憩 い の 場 等 として 適 正 な 利 活 用 を 図 る - 11 -
(5) 河 川 環 境 の 整 備 と 保 全 に 関 する 事 項 河 川 環 境 の 整 備 と 保 全 については 治 水 利 水 や 河 川 利 用 などの 社 会 的 な 要 求 を 踏 まえ ながら 現 況 で 見 られる 動 植 物 の 生 息 生 育 繁 殖 環 境 や 周 辺 の 水 田 域 と 調 和 した 河 川 景 観 の 保 全 を 図 るとともに 古 くからの 地 域 住 民 と 川 との 係 わりに 留 意 し 関 係 機 関 をは じめ 流 域 全 体 で 一 体 となって 健 全 な 水 循 環 系 の 構 築 に 努 める 動 植 物 の 生 息 生 育 繁 殖 環 境 については 河 口 干 潟 のシギ チドリ 類 渡 来 地 や 一 宮 川 水 系 の 水 環 境 特 性 を 好 む 生 物 の 生 息 環 境 の 保 全 創 出 を 図 っていくとともに 縦 横 断 方 向 の 生 態 的 連 続 性 に 配 慮 する また 流 域 市 町 村 と 連 携 し 沿 川 も 含 めた 流 域 全 体 の 環 境 保 全 を 図 るものとする 河 川 改 修 にあたっては 既 存 の 澪 筋 や 干 潟 の 保 全 に 努 めるとともに 周 辺 環 境 に 配 慮 し つつ 実 施 する また 流 域 市 町 村 のまちづくりと 連 携 し 河 川 空 間 の 適 切 かつ 積 極 的 な 活 用 を 推 進 する 水 質 については 引 き 続 き 定 期 的 な 水 質 観 測 を 実 施 していくとともに 流 域 市 町 村 にお いては 下 水 道 や 合 併 処 理 浄 化 槽 の 整 備 等 により 一 宮 川 への 流 入 汚 濁 負 荷 の 軽 減 対 策 を 実 施 していく - 12 -
4. 河 川 の 整 備 の 実 施 に 関 する 事 項 (1) 河 川 工 事 の 目 的 種 類 及 び 施 行 の 場 所 並 びに 当 該 河 川 工 事 の 施 行 により 設 置 される 河 川 管 理 施 設 の 機 能 の 概 要 1 河 川 工 事 の 目 的 洪 水 による 災 害 の 軽 減 を 図 るため 計 画 規 模 の 洪 水 を 安 全 に 流 下 させることを 目 的 とし て 河 川 工 事 を 行 う また 津 波 による 災 害 の 軽 減 を 図 るため 計 画 津 波 による 越 水 を 防 止 することを 目 的 と して 河 川 工 事 を 行 う 河 川 工 事 の 施 行 に 当 たっては 現 在 の 良 好 な 動 植 物 の 生 息 生 育 繁 殖 環 境 の 保 全 や 周 辺 景 観 等 との 調 和 を 図 るものとする また 掘 削 等 により 環 境 を 改 変 する 場 合 は 一 宮 川 本 来 の 自 然 環 境 の 復 元 に 努 めるもとともに 地 域 における 適 正 な 河 川 利 用 の 維 持 増 進 が 図 られるように 構 造 を 十 分 考 慮 するものとする 2 河 川 工 事 の 種 類 及 び 施 行 の 場 所 洪 水 対 策 としての 工 事 の 種 類 は 築 堤 掘 削 護 岸 工 等 の 河 道 の 整 備 と 洪 水 の 流 下 に 対 して 支 障 となる 橋 梁 の 改 築 等 の 付 帯 工 事 とする 河 川 工 事 を 施 行 する 場 所 は 一 宮 川 の 河 口 から 豊 田 川 合 流 点 までの 区 間 (L=13.6km) 及 び 第 二 調 節 池 ( 河 口 から 15.6km) 付 近 と する また 計 画 津 波 による 越 水 を 防 止 するために 実 施 する 津 波 対 策 の 工 事 の 種 類 は 特 殊 堤 及 び 盛 土 による 堤 防 嵩 上 げ 護 岸 工 等 とし 施 行 する 場 所 は 以 下 の 通 りとする 左 岸 : 河 口 から 中 之 橋 下 流 L=2.52 km 右 岸 : 河 口 から 中 之 橋 L=1.85 km 河 川 工 事 の 施 行 の 場 所 河 川 名 施 行 場 所 延 長 または 容 量 整 備 内 容 一 宮 川 河 口 ~ 13.6km 河 道 改 修 豊 田 川 合 流 点 ( 築 堤 掘 削 護 岸 橋 梁 改 築 等 ) 第 二 調 節 池 40 万 m3 調 節 池 容 量 の 増 設 付 近 ( 増 設 後 110 万 m3) ( 築 堤 掘 削 護 岸 越 流 堤 整 備 等 ) 津 波 対 策 工 事 の 施 行 の 場 所 河 川 名 施 工 場 所 延 長 整 備 内 容 一 宮 川 河 口 ~ 左 岸 L=2.52km 津 波 対 策 中 之 橋 右 岸 L=1.85km ( 堤 防 嵩 上 げ 護 岸 等 ) - 13 -
3 当 該 河 川 工 事 の 施 行 により 設 置 される 河 川 管 理 施 設 の 機 能 の 概 要 計 画 高 水 位 以 下 での 河 道 疎 通 能 力 は 金 田 基 準 地 点 において750m 3 /s 以 上 早 野 主 要 地 点 において330m 3 /s 以 上 とする また 津 波 遡 上 区 間 においては 計 画 津 波 を 堤 防 から 越 水 させないものとする 堤 防 は 土 堤 を 原 則 とし 河 川 管 理 用 通 路 を 左 右 岸 の 堤 防 天 端 に 設 置 し 平 常 時 は 地 域 の 人 々が 散 策 の 場 等 として 利 用 できる 河 川 空 間 を 創 出 する 護 岸 については 環 境 への 影 響 を 考 慮 した 構 造 として 陸 域 から 水 域 への 連 続 性 を 確 保 す るとともに 動 植 物 の 生 息 環 境 の 保 全 を 図 る 主 な 地 点 における 河 川 管 理 施 設 の 機 能 の 概 要 河 川 名 地 点 名 河 口 から 計 画 高 水 位 計 画 堤 防 高 計 画 高 水 流 量 川 幅 の 距 離 一 宮 川 ひとつまつおつ 一 松 乙 1.4km ( 左 岸 ;T.P4.62m) 主 要 地 点 ( 右 岸 ;T.P4.70m) か ね だ 金 田 基 準 地 点 6.1km T.P4.37m T.P5.37m 750m 3 /s 102m は や の 早 野 主 要 地 点 13.4km T.P7.66m T.P8.46m 330m 3 /s 41m 注 ) ( ); 津 波 に 対 する 計 画 高 さ 河 川 整 備 計 画 における 計 画 高 水 流 量 配 分 図 - 14 -
施 行 区 間 位 置 図 - 15 -
松 潟 堰 ~ 瑞 沢 川 合 流 点 6.0k 既 設 の 護 岸 を 利 用 する 4.0m H.W.L 約 90m 1.0m 4.0m 既 存 の 澪 筋 を 極 力 保 全 する 河 積 を 確 保 しつつ 水 際 部 の エコトーンを 創 出 する 瑞 沢 川 合 流 点 ~ 阿 久 川 合 流 点 8.0k 4.0m 4.0m 約 70m H.W.L 1.0m 河 積 を 確 保 しつつ 水 際 部 の エコトーンを 創 出 する 既 存 の 澪 筋 を 極 力 保 全 する 既 設 の 護 岸 を 利 用 する 阿 久 川 合 流 点 ~ 豊 田 川 合 流 点 13.4k : 現 況 : 整 備 計 画 ( 治 水 ) 左 岸 に 連 続 する 既 存 の 桜 並 木 を 保 全 する 3.0m 約 40m 3.0m H.W.L 0.8m 既 設 の 護 岸 を 利 用 する 既 存 の 澪 筋 を 極 力 保 全 する 河 積 を 確 保 しつつ 水 際 部 のエコトーンを 創 出 する 河 道 改 修 代 表 断 面 ( 治 水 断 面 および 環 境 に 配 慮 した 断 面 )イメージ - 16 -
現 況 の 河 床 形 状 を 活 かし 水 際 部 を 保 全 す ることにより 植 生 の 保 全 再 生 を 図 る 河 口 ~ 中 之 橋 2.34k 現 況 の 河 床 形 状 を スライドダウンする 4.0m 4.0m 約 95m H.W.L 計 画 津 波 水 位 1.0m : 現 況 : 整 備 計 画 ( 津 波 ) 河 道 改 修 代 表 断 面 ( 治 水 断 面 ( 津 波 対 策 含 む)および 環 境 に 配 慮 した 断 面 )イメージ - 17 -
(2) 河 川 の 維 持 の 目 的 種 類 及 び 施 行 の 場 所 洪 水 による 災 害 の 発 生 の 防 止 又 は 軽 減 河 川 の 適 正 な 利 用 及 び 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 河 川 環 境 の 保 全 等 の 観 点 から 河 川 管 理 施 設 等 を 良 好 な 状 態 に 保 ち 本 来 の 機 能 が 十 分 発 揮 されるよう 適 切 な 維 持 管 理 を 行 うものとする 1 洪 水 防 御 に 関 する 事 項 ア. 護 岸 等 の 河 川 管 理 施 設 について 洪 水 等 に 対 する 所 要 の 機 能 が 発 揮 できるよう 定 期 及 び 洪 水 後 の 巡 視 点 検 により 状 況 を 適 切 に 把 握 するとともに 補 修 復 旧 等 の 必 要 な 対 策 を 行 う イ. 洪 水 時 における 調 節 池 の 雨 量 水 位 を 情 報 発 信 するとともに モニタリングを 行 い 調 節 効 果 を 評 価 して 必 要 な 措 置 を 講 じる ウ. 河 川 内 の 草 木 については 流 水 阻 害 護 岸 損 傷 のおそれのある 場 合 周 囲 の 生 態 系 に 配 慮 しつつ 適 切 に 管 理 する また 洪 水 時 に 流 出 する 流 木 については 日 頃 からその 発 生 について 留 意 するとと もに 発 生 源 である 山 林 の 適 切 な 維 持 管 理 を 進 めるため 関 係 機 関 等 と 一 体 となった 取 り 組 みを 目 指 していく エ. 洪 水 時 の 的 確 な 水 防 活 動 及 び 警 戒 避 難 に 資 するため 千 葉 県 水 防 情 報 システムによ る 雨 量 水 位 リアルタイム 情 報 提 供 や 千 葉 県 防 災 ポータルサイト 等 による 気 象 情 報 等 の 提 供 体 制 の 充 実 を 図 る 平 常 時 においても 水 防 管 理 者 等 と 連 携 した 水 防 訓 練 の 実 施 や 水 防 上 注 意 を 要 す る 区 域 箇 所 および 一 宮 川 流 域 浸 水 想 定 区 域 図 についての 情 報 を 自 治 体 等 と 連 携 し て 地 域 住 民 に 周 知 する オ. 洪 水 地 震 等 の 発 生 により 護 岸 等 の 河 川 管 理 施 設 が 被 災 を 受 けた 場 合 は 迅 速 か つ 的 確 に 機 能 回 復 を 図 る カ. 維 持 管 理 上 必 要 な 工 事 については 生 態 系 や 景 観 に 配 慮 しつつ 実 施 する また 河 道 内 に 堆 積 した 土 砂 については 地 域 の 要 望 等 をふまえつつ 必 要 に 応 じて 掘 削 等 を 適 切 に 実 施 する キ. 地 盤 沈 下 による 河 川 管 理 施 設 への 影 響 については モニタリングの 結 果 を 関 係 機 関 と 情 報 共 有 し 必 要 に 応 じて 対 策 を 実 施 する - 18 -
2 河 川 の 適 正 な 利 用 及 び 流 水 の 正 常 な 機 能 の 維 持 並 びに 河 川 環 境 の 保 全 に 関 する 事 項 ア. 水 量 水 質 等 に 関 する 調 査 を 関 係 機 関 と 連 携 して 定 期 的 に 実 施 し 現 状 を 適 切 に 把 握 するとともに 生 活 排 水 に 関 する 啓 発 活 動 ゴミの 清 掃 等 の 河 川 浄 化 行 動 など を 地 域 及 び 関 係 機 関 と 連 携 して 実 施 する イ. 良 好 な 河 川 環 境 の 保 全 及 び 創 出 のため 河 川 水 辺 の 国 勢 調 査 等 の 調 査 結 果 を 基 に 生 物 の 生 息 生 育 繁 殖 環 境 の 保 全 と 創 出 景 観 親 水 機 能 水 質 に 配 慮 した 維 持 管 理 方 針 を 検 討 し 整 備 後 のモニタリングを 十 分 に 行 い 河 川 の 特 性 に 即 した 更 な る 改 善 や 今 後 の 河 川 管 理 へのフィードバックを 図 る ウ. 親 水 施 設 等 については 適 切 な 維 持 管 理 や 施 設 使 用 者 への 自 然 との 共 存 を 基 本 とした 秩 序 ある 利 用 形 態 の 啓 発 等 を 地 域 住 民 や 占 用 者 等 と 連 携 して 実 施 して 行 く 5. 河 川 の 総 合 的 な 整 備 のために 必 要 な 事 項 (1) 河 川 管 理 者 と 市 町 村 や 住 民 のパートナーシップ 洪 水 による 被 害 の 軽 減 良 好 な 河 川 環 境 の 保 全 を 図 るため 河 川 管 理 者 流 域 の 市 町 村 及 び 住 民 が 良 好 なパートナーシップを 築 いて 次 のような 取 組 を 進 めていく ア. 水 田 や 山 林 等 による 流 域 の 保 水 遊 水 機 能 の 保 全 や 活 用 イ. 農 業 用 ため 池 の 活 用 や 公 共 施 設 等 での 雨 水 貯 留 浸 透 施 設 の 設 置 等 による 雨 水 流 出 抑 制 の 推 進 ウ. 開 発 行 為 に 伴 う 雨 水 流 出 抑 制 対 策 エ. 水 防 体 制 の 充 実 洪 水 津 波 ハザートマップ 作 成 及 び 警 戒 避 難 体 制 の 確 立 オ. 水 質 保 全 を 図 るため 生 活 系 及 び 農 畜 産 系 の 汚 濁 発 生 源 対 策 カ. 河 川 愛 護 活 動 や 美 化 清 掃 活 動 (2) 河 川 管 理 者 の 支 援 協 力 市 町 村 や 住 民 の 取 組 に 対 して 河 川 管 理 者 として 必 要 な 支 援 協 力 を 行 う ア. 大 規 模 開 発 に 対 する 雨 水 排 水 対 策 の 指 導 イ. 浸 水 実 績 想 定 区 域 の 更 新 ウ. 雨 量 水 位 等 の 情 報 提 供 - 19 -
一 宮 川 浸 水 想 定 区 域 図 ( 平 成 20 年 8 月 5 日 公 表 ) 千 葉 県 における 雨 量 水 位 情 報 の 提 供 画 面 - 20 -