第105回「市民糖尿病教室」報告



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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

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3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

これらを 踏 まえ 当 健 保 組 合 では 被 保 険 者 の QOL 向 上 および 医 療 費 適 正 化 に 向 け 生 活 習 慣 病 予 防 対 策 の 追 加 的 な 取 り 組 みを 開 始 した 平 成 23 年 度 は 対 象 疾 病 として 糖 尿 病 にフォーカスする ことと

後期高齢者医療制度

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

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認 定 看 護 師 専 門 看 護 師 集 中 ケア 新 生 児 集 中 ケア A 呼 吸 ケアチーム 加 算 150 点 呼 吸 ケアチームの 設 置 救 急 看 護 小 児 救 急 看 護 慢 性 呼 吸 器 疾 患 看 護 急 性 重 症 患 者 看 護 A 247 認 知 症

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

目 次 事 例 法 別 5 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 誕 生 が 昭 和 9 年 月 以 降 の 者 3 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置 対 象 者 法 別 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

別紙3

m07 北見工業大学 様式①

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第 2 部 各 論 1 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 及 び 健 康 課 題 糖 尿 病 に 関 する 柏 市 の 現 状 から, 柏 市 の 健 康 課 題 を 抽 出 します 柏 市 の 現 状 データ 疾 病 の 指 摘 状 況 再 掲 図 4 成 人 の 疾 病 の 指 摘

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Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

(危機管理課)0903 放置自転車対策の推進

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

返還同意書作成支援 操作説明書

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2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

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5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

保 険 料 の 軽 減 措 置 均 等 割 額 の 軽 減 1 以 下 の 基 準 によって 均 等 割 額 が 軽 減 されます 軽 減 割 合 は 被 保 険 者 と 世 帯 主 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 によって 判 定 します 軽 減 割 合 同 一 世 帯 内 の 被 保

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

 

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003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

18 国立高等専門学校機構

答申第585号


(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,


2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は, 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである ( 単 位 : ) 3 職 員 の, 初 任

全設健発第     号

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 該 当 なし ( 事 委 員 会 を 設 置 していないため) 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 年 度 ( )

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

難 病 医 療 費 助 成 制 度 における 療 機 関 と のための Q&A 管 理 票 8 管 理 票 9 管 理 票 7 のとき 同 日 中 に 再 度 来 院 された 場 合 はど う したらよいか 管 理 票 7 のとき 2 回 目 の 来 院 時 にも 管 理 票 を 忘 れた 場 合

資 格 給 付 関 係 ( 問 1) 外 国 人 Aさん(76 歳 )は 在 留 期 間 が3ヶ 月 であることから 長 寿 医 療 の 被 保 険 者 ではない が 在 留 資 格 の 変 更 又 は 在 留 期 間 の 伸 長 により 長 寿 医 療 の 適 用 対 象 となる 場 合 には 国

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

異 議 申 立 人 が 主 張 する 異 議 申 立 ての 理 由 は 異 議 申 立 書 の 記 載 によると おおむね 次 のとおりである 1 処 分 庁 の 名 称 の 非 公 開 について 本 件 審 査 請 求 書 等 について 処 分 庁 を 非 公 開 とする 処 分 は 秋 田 県

Transcription:

テーマ 多 様 化 する 糖 尿 病 診 療 平 成 27 年 11 月 21 日 ( 土 ) 佐 賀 市 医 師 会 立 看 護 専 門 学 校 に 於 いて 第 105 回 市 民 糖 尿 病 教 室 がシンポ ジウム 形 式 で 開 催 され 73 名 が 参 加 された 今 回 の 糖 尿 病 教 室 のテーマは 多 様 化 する 糖 尿 病 診 療 であり 討 論 会 形 式 で 各 演 者 の 講 演 の 後 演 者 間 参 加 者 との 間 で 質 疑 応 答 が 行 われた 今 回 のテーマは 同 月 に 福 岡 で 行 われた 日 本 糖 尿 病 学 会 九 州 地 方 会 のテーマ 多 様 化 する 糖 尿 病 診 療 に 向 け て にそった 内 容 になっていた が5 回 目 以 上 の 20%であった 今 回 の 教 室 の 開 催 をどのようにして 知 りました か?の 質 問 には 市 報 さが が 29% ちらし が 31% とほとんど 同 率 であり 今 後 も 市 民 糖 尿 病 教 室 への 初 めての 参 加 者 を 増 やすための 広 報 活 動 をどのよう にすれば 良 いかを 検 討 する 必 要 があると 思 われた 歯 科 医 師 小 野 原 昌 弘 先 生 からは 糖 尿 病 と 歯 周 病 について 講 演 があり 糖 尿 病 と 歯 周 病 の 関 連 性 や 歯 周 病 治 療 毎 日 の 歯 周 病 ケアなどについての 講 演 があった 薬 剤 師 友 田 幸 一 郎 先 生 からは 糖 尿 病 治 療 薬 の 説 明 無 自 覚 性 低 血 糖 について 薬 の 服 用 方 法 や 管 理 について またお 薬 手 帳 の 活 用 などについての 講 演 があった 医 師 今 村 洋 一 先 生 からは 糖 尿 病 と 楽 しく 付 き 合 うには と 題 しての 講 演 があり 一 般 の 人 にも わかりやすく 糖 尿 病 患 者 数 の 増 加 の 原 因 日 本 人 の 食 事 内 容 の 変 化 や 運 動 量 の 変 化 などについての 講 演 があった 講 演 後 は 演 者 間 で 質 疑 応 答 を 行 い その 後 会 場 参 加 者 からの 質 問 を 受 けるかたちで 会 は 盛 会 に 終 了 した 会 場 参 加 者 からの 質 問 では 歯 周 病 についての 質 問 が 多 くなされ 糖 尿 病 と 歯 周 病 についての 関 心 の 高 さが 伺 われた 今 回 の 糖 尿 病 教 室 の 参 加 者 に 行 った 第 105 回 市 民 糖 尿 病 教 室 のアンケート 結 果 からは 市 民 糖 尿 病 教 室 への 参 加 は 何 回 目 ですか?の 質 問 には 参 加 が 初 めての 参 加 者 が 39%と 一 番 多 く 二 番 目 に 多 いの シンポジストの 先 生 方 糖 尿 病 と 歯 周 病 おのはら 歯 科 医 院 小 野 原 昌 弘 歯 科 の 三 大 疾 患 はむし 歯 歯 周 病 顎 関 節 症 です そのうちむし 歯 と 歯 周 病 は お 口 の 中 の 細 菌 感 染 に よって 引 き 起 こされる 疾 患 です お 口 の 中 には 非 常 に 多 くの 種 類 の 細 菌 がいて その 中 には 多 くのむし 歯 菌 と 歯 周 病 菌 が 含 まれています バイオフィルム と 呼 ばれる 細 菌 の 塊 が 歯 のカルシウムを 溶 かして いくとむし 歯 になり 歯 ぐきを 腫 らして 骨 を 溶 かす と 歯 周 病 になります 意 外 な 感 じがしますが 結 核 や 敗 血 症 と 同 じく むし 歯 と 歯 周 病 は 細 菌 感 染 症 なの です もし お 口 全 体 が 中 程 度 の 歯 周 病 だとすると 歯 周 ポケットの 総 面 積 は 手 のひらと 同 じ 大 きさになり ます 歯 周 ポケットは 非 常 に 粘 膜 が 薄 くなっており 体 内 に 多 くのものを 通 してしまいます だから 歯 周 病 だと 口 の 中 に 手 のひら 大 の 穴 が 空 いていること

と 同 じになり 細 菌 や 細 菌 の 代 謝 物 がどんどん 体 内 に 入 ってしまいます このため 全 身 へ 悪 いものが 回 り 感 染 症 心 内 膜 炎 や 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 早 産 低 体 重 児 出 産 細 菌 性 肺 炎 などの 原 因 となります 歯 周 病 が 糖 尿 病 を 悪 化 させるメカニズムはどのよ うなものでしょうか? 歯 周 病 では 歯 ぐきに 強 い 炎 症 があります ここから 出 てきた 炎 症 物 質 が 血 液 中 に 入 ると インスリンが 効 きにくくなり 血 糖 が 落 ち なくなり 糖 尿 病 が 悪 化 します 逆 に 歯 周 病 は 糖 尿 病 の 第 6の 合 併 症 ともいわれます 糖 尿 病 だ と 高 血 糖 となり 感 染 しやすくなり 炎 症 がひどく なり 歯 周 病 が 悪 化 します つまり お 互 いがお 互 いを 悪 くしていく 負 の 連 鎖 にはまり 込 みます 糖 尿 病 と 歯 周 病 を 良 くしていくには この 負 の 連 鎖 を 断 ち 切 らなければなりません このように 糖 尿 病 と 歯 周 病 は お 互 いに 悪 影 響 を 及 ぼし 合 っています では 糖 尿 病 を 治 療 すれば 歯 周 病 がよくなるのでしょうか? 逆 に 歯 周 病 を 治 療 すれば 糖 尿 病 が 改 善 するのでしょうか? 結 論 から 言 えば 糖 尿 病 治 療 によって 歯 周 病 が 良 くなり 歯 周 病 治 療 によって 糖 尿 病 が 良 くなります ただし 一 方 だけ 治 療 するのは 片 手 落 ちで 両 方 治 療 しないと 効 果 的 ではありません 糖 尿 病 の 治 療 を 頑 張 ってい るのになかなか 良 くならない 時 は 歯 周 病 を 疑 って みてください 歯 周 病 は 糖 尿 病 を 含 め 全 身 の 健 康 に 害 を 与 えて います 世 界 的 にも 重 要 疾 患 として 注 目 を 集 めてい ます しかし 歯 周 病 は 炎 症 があるに 痛 くないとい う 特 徴 を 持 ち そのため 長 期 間 放 置 されることも 多 いのです 歯 がぐらぐらで 噛 めないなどの 自 覚 症 状 が 出 てきても 病 気 が 進 行 していて 治 療 は 手 遅 れと いう 事 もことも 多 い とても 怖 い 病 気 なのです ま た 平 成 23 年 の 歯 科 疾 患 実 態 調 査 から 日 本 人 の 約 70%の 人 が 歯 周 病 にかかっていることが 分 かります このように 歯 周 病 は 特 別 な 病 気 ではなく ありふれ た 病 気 なのです お 口 の 中 に 症 状 を 感 じていなくて も 知 らず 知 らずのうちに 歯 周 病 は 進 んでいます まずは 歯 石 取 りと 歯 みがきに 歯 科 医 院 へいらっし ゃってください 講 演 風 景 多 様 化 する 糖 尿 病 診 療 佐 賀 記 念 病 院 日 本 糖 尿 病 療 養 指 導 士 薬 剤 師 友 田 幸 一 郎 糖 尿 病 の 治 療 は 食 事 療 法 運 動 療 法 そして 薬 物 療 法 によって 血 糖 を 正 常 化 し 合 併 症 の 発 症 や 進 展 を 予 防 することが 目 的 です この 中 で 薬 物 療 法 は 食 事 療 法 運 動 療 法 を 行 なっても 血 糖 コントロールが 不 十 分 な 場 合 に 開 始 されます 薬 物 療 法 に 用 いられる 糖 尿 病 の 治 療 薬 は 1920 年 代 にインスリンが 初 めて 発 売 されてから 現 在 までに 注 射 剤 ではインスリンと GLP-1 受 容 体 作 動 薬 内 服 薬 では 作 用 の 違 いによって 7 つの 分 類 の 薬 が 使 用 さ れています これらの 薬 剤 から 個 々の 病 態 に 合 わせ た 薬 が 選 択 され 必 要 に 応 じて 2 剤 3 剤 併 用 され る 場 合 があります 薬 物 治 療 を 続 けていく 上 で 気 を 付 けなければいけ ない 主 な 副 作 用 として 低 血 糖 があります 低 血 糖 症 状 の 初 期 症 状 である 冷 汗 や 手 の 震 えなどが 発 現 した 場 合 はすぐにブドウ 糖 やブドウ 糖 を 含 む 飲 料 を 摂 取 するようにしてください 特 に 自 動 車 の 運 転 をする 場 合 には 必 ずブドウ 糖 を 携 帯 するようにしましょう また 低 血 糖 症 状 を 繰 り 返 すうちに 初 期 症 状 が 発 現 せずめまいや 意 識 消 失 などを 引 き 起 こす 無 自 覚 性 低 血 糖 には 特 に 注 意 しなければいけません 無 自 覚 性 低 血 糖 を 起 こさないためには 普 段 から 低 血 糖 を 起

こさないことが 大 事 です 次 に 薬 の 服 用 方 法 について 糖 尿 病 の 治 療 薬 には 用 法 が 食 前 や 食 後 食 直 前 といった 指 示 があり 服 用 のタイミングが 多 くなってしまうことがあります このことが 飲 み 忘 れの 原 因 となっている 場 合 があり ます そこで 服 用 のタイミングを 少 なくすることで 飲 み 忘 れを 減 らすことができるかもしれないので 服 用 のタイミングをまとめられるものは 食 直 前 にま とめてもらうように 医 師 や 薬 剤 師 に 相 談 してみてく ださい また 現 在 使 用 されている 薬 の 中 には 飲 みやすさ を 工 夫 したものや 作 用 時 間 を 長 くしたものが 発 売 されています その 中 には 水 無 しでも 服 用 できる 口 腔 内 崩 壊 錠 (OD 錠 )や 携 帯 に 便 利 な OD フィルム などがあり 作 用 時 間 を 長 くしたものには1 回 の 服 用 で 効 果 が1 週 間 持 続 する 薬 剤 もあります 薬 の 管 理 について 飲 み 忘 れや 自 己 判 断 で 中 止 した などの 理 由 でたくさん 薬 が 余 っているということは ないでしょうか 医 師 は 検 査 結 果 が 悪 ければ 薬 が 効 いていないと 判 断 され 量 が 増 えたり 新 しい 薬 が 追 加 されたりする 場 合 があります 家 に 薬 の 余 りがあ る 場 合 は 病 院 や 薬 局 に 持 っていき 医 師 薬 剤 師 に 相 談 してください 使 える 薬 がある 場 合 は 処 方 日 数 を 調 整 してもらうことで 窓 口 での 自 己 負 担 の 軽 減 にも つながります そして 薬 剤 師 からのお 願 いですが 医 療 機 関 にか かる 時 はお 薬 手 帳 を 持 参 しましょう お 薬 手 帳 は 各 医 療 機 関 で 処 方 された 薬 の 内 容 や これまでに 経 験 した 副 作 用 の 情 報 など 記 録 しています 薬 剤 師 は 調 剤 をするときにお 薬 手 帳 で 副 作 用 歴 や 薬 の 重 複 など がないかを 確 認 しています また 緊 急 に 病 院 を 受 診 した 際 や 災 害 時 などではとても 有 用 な 情 報 源 と なりますので ぜひ 活 用 してください 最 後 に 薬 物 治 療 を 安 全 に 続 けて 行 くためには 薬 を 自 己 判 断 で 中 止 や 変 更 せずに 指 示 された 用 法 を 守 ることが 重 要 です 薬 の 用 法 や 管 理 について 気 にな ることがあればいつでも 薬 剤 師 に 相 談 してください 糖 尿 病 と 楽 しく 付 き 合 うには あおぞらクリニック 院 長 今 村 洋 一 1,なぜ 糖 尿 病 患 者 さんが 増 えているのか? 糖 尿 病 の 患 者 さんは 日 本 でも 世 界 全 体 をみても 増 え 続 けています ではなぜ 増 え 続 けているので しょうか? 日 本 の 場 合 について 考 えてみましょう まずは 若 者 が 魚 を 食 べなくなったことがあげら れます また 自 動 乾 燥 機 自 動 洗 濯 機 自 動 湯 沸 し 器 など 便 利 な 電 化 製 品 ができて 身 体 を 動 かさな くなったのも 一 因 でしょう さらに ファーストフードやコンビニで 手 軽 に 食 べ 物 を 調 達 できるようになったこともその 理 由 の1 つでしょう 2,なぜ 糖 尿 病 は 治 療 しなければならないのでしょうか? 多 くの 場 合 糖 尿 病 は 自 覚 症 状 がありません 自 覚 症 状 がない 病 気 の 治 療 を 継 続 することは 非 常 に 困 難 を 伴 います 実 際 ご 自 身 が 糖 尿 病 でありなが ら 定 期 通 院 をしていない 患 者 さんは 40~59 歳 まで ですと 約 半 年 の 患 者 さんしか 通 院 していないといっ た 調 査 結 果 もあります しかし 血 糖 値 が 高 いと 失 明 や 足 の 切 断 人 工 透 析 になる 確 率 が 血 糖 値 の 上 昇 に 伴 って 高 まって いきます また 平 均 寿 命 も 糖 尿 病 の 患 者 さんでは 10~15 年 短 いといった 統 計 結 果 もあります 3,では どうすればよいのでしょうか? まず 大 切 なことは ご 自 身 が 糖 尿 病 であるなら 通 院 することです 実 際 医 療 現 場 では 酷 い 合 併 症 の 患 者 さんの 多 くは 糖 尿 病 を 指 摘 されていても 放 置 していたか あるいは 糖 尿 病 の 治 療 を 中 断 した 患 者 さんです 4, 大 切 な 食 事 療 法 次 に 今 ご 自 身 が 糖 尿 病 のお 薬 を 飲 んでいるか いないかに 関 わらず 大 切 なことは 食 事 療 法 です お ぼえていただきたいことは 食 事 の 際 は まず 野 菜

を 最 初 に 全 部 食 べきる こと 食 べ 物 が 口 の 中 にあ る 時 は 飲 み 込 むまで 次 を 押 し 込 まない ことです 実 際 に 野 菜 を 最 初 に 全 部 食 べきった 方 が 同 じカロ リーの 食 事 でも 血 糖 値 の 上 昇 が 抑 制 されていること が 証 明 されています 5, 治 療 の 目 標 値 は( 大 切 な HbA1c) では 治 療 の 目 標 値 はどこにおけばよいのでしょ うか? 血 糖 値 はその 日 の 食 事 や 運 動 また 食 事 前 か 後 かといった 多 くの 因 子 が 絡 み 合 って 1 日 のうち でも すごく 変 動 しています ですから 治 療 の1つ の 目 安 とはなりますが それだけでは 十 分 ではあり ません HbA1c(ヘモク ロヒ ンエーワンシー)は 採 血 時 から 1~2 か 月 間 の 平 均 の 血 糖 値 を 示 すといわれています また 糖 尿 病 の 合 併 症 は HbA1c が 7%を 越 えると 発 症 頻 度 が 高 まることが 知 られており 治 療 の 目 標 値 は HbA1c を 7% 未 満 にすることが 第 1 目 標 になるでし ょう また ご 高 齢 の 患 者 さんであれば ご 自 分 の 年 齢 の 1/10 を HbA1c の 一 つの 目 安 にするのもよい でしょう ( 例 えば 75 歳 の 方 であれば 7.5%になり ます) 血 糖 検 査 6, 最 後 に 糖 尿 病 は 現 在 の 医 学 では 完 治 することは 難 しく 一 生 付 き 合 っていかなければならない 病 気 です 一 方 で 他 の 人 と 競 争 する 病 気 でもありません 焦 ら ず 自 分 のペースで 主 治 医 の 先 生 とよく 相 談 して これからの 療 養 生 活 を 送 っていただけと 幸 いです 尿 糖 検 査 モデル 食 の 展 示

食 の 情 報 第 105 回 市 民 糖 尿 病 教 室 報 告