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補 償 重 複 の 対 応 に 関 するガイドライン 一 般 社 団 法 人 日 本 損 害 保 険 協 会 1. 本 ガイドラインの 目 的 保 険 募 集 にあたって 保 険 会 社 は 法 令 等 により 保 険 契 約 締 結 の 判 断 に 際 して 必 要 とな る 情 報 を 顧 客 に 提 供 するとともに 顧 客 が 申 し 込 もうとする 契 約 の 内 容 が 自 らのニーズに 沿 ったものであることを 契 約 締 結 前 に 確 認 していただくために 契 約 概 要 注 意 喚 起 情 報 や 意 向 確 認 書 面 に 係 る 態 勢 整 備 が 求 められている このうち 複 数 の 保 険 契 約 によって 補 償 内 容 の 全 部 または 一 部 が 重 複 する 補 償 重 複 に ついては 2014 年 9 月 の 保 険 会 社 向 けの 総 合 的 な 監 督 指 針 ( 以 下 監 督 指 針 という ) が 改 正 され 顧 客 のニーズに 基 づかない 補 償 重 複 の 発 生 防 止 や 解 消 を 図 るための 態 勢 整 備 に 係 る 留 意 点 が 示 されたところである 保 険 会 社 においては 監 督 指 針 を 踏 まえて 補 償 重 複 に 関 する 態 勢 整 備 を 行 うことになる が 保 険 会 社 における 態 勢 整 備 の 参 考 に 資 するため 本 ガイドラインにおいて 基 本 的 な 考 え 方 や 個 人 向 け 保 険 における 標 準 的 な 対 応 を 整 理 した なお 本 ガイドラインは 保 険 会 社 の 取 組 みを 拘 束 するものではなく 法 令 等 の 趣 旨 を 踏 まえ 保 険 会 社 が 自 主 的 に 行 う 取 組 みを 妨 げるものではない 2. 補 償 重 複 の 定 義 監 督 指 針 によると 補 償 重 複 とは 複 数 の 損 害 保 険 契 約 の 締 結 により 同 一 の 被 保 険 利 益 について 同 種 の 補 償 が 複 数 存 在 している 状 態 と 定 義 されている すなわち 保 険 契 約 者 被 保 険 者 補 償 内 容 のすべてが 完 全 に 同 一 となるケースだけではなく それらの 一 部 が 重 複 しているケースも 含 まれることに 留 意 が 必 要 である 例 えば 以 下 のようなケースも 補 償 重 複 に 該 当 する 契 約 者 が 同 一 の2つの 自 動 車 保 険 で 同 居 の 親 族 である 別 の 記 名 被 保 険 者 となってお り それぞれの 契 約 に 弁 護 士 費 用 特 約 が 付 帯 されている 場 合 契 約 者 が 同 一 の 火 災 保 険 と 自 動 車 保 険 のそれぞれに 個 人 賠 償 責 任 保 険 特 約 が 付 帯 され ているが 特 約 の1つは 国 外 での 事 故 も 補 償 もう1つは 国 内 の 事 故 のみ 補 償 の 場 合 補 償 重 複 のうち 複 数 の 補 償 の 中 の 最 高 補 償 額 が それらの 複 数 の 補 償 における 支 払 限 度 額 となる( 保 険 金 額 が 積 み 上 がらない 場 合 最 高 補 償 額 が 無 制 限 の 場 合 を 含 む ) 契 約 内 容 の ために 補 償 に 繋 がらない 保 険 料 負 担 が 生 じている 状 態 のものを 完 全 重 複 それ 以 外 のも のを 不 完 全 重 複 という なお 定 額 保 険 については 他 の 保 険 契 約 の 存 在 や 他 の 保 険 契 約 の 内 容 に 関 係 なく 支 払 1

事 由 が 発 生 すれば 約 定 された 保 険 金 額 が 支 払 われることから 定 額 保 険 と 定 額 保 険 の 組 合 せ または 定 額 保 険 と 実 損 填 補 型 の 損 害 保 険 の 組 合 せは 補 償 重 複 の 対 象 とはならない 3. 補 償 重 複 に 関 する 態 勢 整 備 にあたっての 基 本 的 な 考 え 方 監 督 指 針 では 顧 客 に 対 して 補 償 重 複 に 該 当 する 保 険 に 既 に 加 入 していないかの 確 認 や 補 償 重 複 に 対 する 顧 客 のニーズの 確 認 等 を 行 う 態 勢 整 備 が 求 められているが その 趣 旨 は 顧 客 のニーズに 基 づかない 補 償 重 複 の 発 生 防 止 や 解 消 を 図 ることである( 注 1) すなわち 補 償 重 複 自 体 が 否 定 されるものではなく 顧 客 の 適 切 な 補 償 の 選 択 の 観 点 から 契 約 締 結 ( 注 2)の 際 顧 客 に 対 して 補 償 重 複 に 関 する 適 切 な 情 報 提 供 のもと 十 分 な 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 ったうえで 顧 客 のニーズを 踏 ま えた 契 約 を 締 結 することが 重 要 であり そのための 態 勢 整 備 を 行 うものである ( 注 1) 顧 客 に 対 して 補 償 重 複 について 適 切 に 説 明 したうえでなお 顧 客 から 補 償 の 重 複 が 生 じる ことについてニーズがある 場 合 には そのニーズを 踏 まえた 契 約 締 結 を 行 う したがって 顧 客 のニーズに 基 づく 補 償 重 複 の 場 合 まで 発 生 の 防 止 や 解 消 を 図 るものではない ( 注 2) 新 規 契 約 のほか 契 約 更 改 ( 自 動 継 続 後 の 契 約 を 含 む )も 含 まれる 4. 補 償 重 複 に 関 する 標 準 的 な 対 応 (1) 募 集 文 書 ( 注 意 喚 起 情 報 等 )の 対 応 補 償 重 複 に 関 して 顧 客 に 対 する 適 切 な 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 い 顧 客 の 理 解 を 促 すために 重 要 事 項 説 明 書 ( 注 意 喚 起 情 報 )やパンフレ ット 等 の 募 集 文 書 に 補 償 重 複 に 関 する 注 意 喚 起 文 言 を 記 載 する( 注 3) ( 注 3) 注 意 喚 起 情 報 の 記 載 例 については 契 約 概 要 注 意 喚 起 情 報 ( 重 要 事 項 )に 関 するガイ ドライン を 参 照 (2) 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 商 品 ( 特 約 ) 一 覧 表 の 作 成 補 償 重 複 に 関 して 保 険 会 社 代 理 店 が 十 分 な 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 うため あらかじめ 自 社 のどの 商 品 ( 特 約 )を 組 み 合 せることによっ て 補 償 重 複 の 可 能 性 があるのかを 整 理 し 一 覧 表 としてリスト 化 する( 注 4) なお 当 該 一 覧 表 は 商 品 改 定 の 都 度 見 直 しを 行 う ( 注 4) 一 覧 表 の 標 準 例 は 別 紙 のとおり (3) 保 険 募 集 時 の 対 応 ア. 顧 客 への 説 明 確 認 保 険 募 集 時 には 保 険 会 社 代 理 店 は 一 覧 表 を 参 照 し 顧 客 が 加 入 しようとしてい る 保 険 契 約 ( 特 約 を 含 む)に 関 して 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 補 償 がセットされている 場 合 には 重 要 事 項 説 明 書 やパンフレット 等 を 使 用 して 補 償 重 複 について 説 明 したう 2

えで 他 の 保 険 契 約 の 有 無 を 確 認 する( 注 5)( 注 6) その 際 自 社 ( 自 代 理 店 扱 い)の 保 険 契 約 だけではなく 他 社 ( 他 代 理 店 扱 い)の 保 険 契 約 も 含 めて 広 く 確 認 する( 注 7) ( 注 5) 他 の 保 険 契 約 には 保 険 契 約 者 が 同 一 の 契 約 だけではなく 例 えば 同 居 の 親 族 が 保 険 契 約 者 であるものも 含 まれるが 顧 客 が 必 ずしも 他 の 保 険 契 約 の 存 在 またはその 内 容 を 把 握 しているとは 限 らないため 顧 客 に 問 いかけを 行 ったうえで 顧 客 が 把 握 している 情 報 の 範 囲 内 で 適 切 に 対 応 する ( 注 6) 他 の 保 険 契 約 の 確 認 に 際 し 保 険 会 社 または 代 理 店 において 同 居 の 親 族 など 契 約 者 が 異 なる 契 約 他 代 理 店 扱 いの 契 約 他 社 扱 いの 契 約 との 補 償 重 複 の 可 能 性 を 把 握 していた としても 個 人 情 報 保 護 や 契 約 者 間 のトラブル 防 止 の 観 点 から 他 の 契 約 情 報 を 顧 客 に 開 示 することが 適 切 ではない 場 合 があることに 留 意 する 例 えば 同 居 の 親 族 であっても 契 約 者 が 異 なる 場 合 は 当 該 契 約 者 の 同 意 なく 契 約 情 報 を 開 示 することは 個 人 情 報 保 護 の 観 点 から 問 題 があると 考 えられる また 同 一 保 険 会 社 で 他 代 理 店 扱 いの 契 約 について 保 険 会 社 が 契 約 者 に 契 約 情 報 を 開 示 することは 個 人 情 報 保 護 の 観 点 では 問 題 はないが 扱 者 ではない 代 理 店 を 通 じて 契 約 者 に 開 示 することは 顧 客 情 報 管 理 の 観 点 から 慎 重 に 対 応 する 必 要 がある ( 注 7) 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 が 他 社 契 約 である 場 合 は 補 償 重 複 の 可 能 性 を 顧 客 に 認 識 させたうえで 他 の 保 険 契 約 の 内 容 を 引 受 会 社 ( 代 理 店 )に 確 認 するように 促 す といった 対 応 が 考 えられる イ. 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 がある 場 合 の 対 応 (ア) 顧 客 への 確 認 の 結 果 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 があることが 判 明 した 場 合 は 保 険 料 と 保 険 金 の 関 係 について 明 示 的 に 説 明 を 行 い 補 償 重 複 について 顧 客 に 認 識 理 解 させる 例 えば 次 のような 事 項 の 説 明 が 考 えられる 被 保 険 者 補 償 範 囲 が 同 一 で かつ 保 険 金 額 が 無 制 限 の 契 約 が 含 まれる 場 合 ( 完 全 重 複 の 場 合 ) 保 険 金 額 が 無 制 限 の 契 約 があるため もう 一 方 の 契 約 については 補 償 につな がらない 保 険 料 負 担 ( 保 険 料 の 無 駄 払 い)が 生 じること( 保 険 金 の 支 払 事 由 が 発 生 しても いずれか 一 方 の 保 険 契 約 から 保 険 金 は 支 払 われない) 複 数 の 契 約 の 保 険 金 額 が 積 み 上 がる 場 合 ( 不 完 全 重 複 の 場 合 ) 保 険 事 故 があったときの 支 払 限 度 額 は それぞれの 契 約 の 保 険 金 額 を 積 み 上 げ た 額 となるため 保 険 料 の 無 駄 払 いは 生 じないが 損 害 額 によっては 一 方 の 保 険 契 約 からは 保 険 金 が 支 払 われない 場 合 があること (イ) 補 償 重 複 について 顧 客 に 認 識 理 解 させたうえで 顧 客 のニーズを 確 認 し 当 該 ニ ーズに 基 づき 契 約 を 締 結 する( 注 8)( 注 9) ( 注 8) 次 のようなケースには 顧 客 が 補 償 重 複 を 望 むことも 考 えられる 補 償 内 容 の 一 部 が 重 複 するものの 重 複 していない 部 分 の 補 償 内 容 に 顧 客 のニーズが あるケース 3

被 保 険 者 の 範 囲 の 一 部 が 重 複 するものの 重 複 していない 部 分 の 被 保 険 者 を 補 償 する ことにニーズがあるケース 他 の 保 険 契 約 の 満 期 が 近 く 当 該 契 約 は 更 新 する 予 定 がない( 近 日 中 に 補 償 重 複 が 解 消 される)ケース ( 注 9) 補 償 を1つにまとめる 場 合 は 将 来 当 該 契 約 を 解 約 する 場 合 や 別 居 結 婚 等 により 被 保 険 者 の 範 囲 から 外 れる 場 合 には 特 約 補 償 がなくなることについて 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 のニーズを 確 実 に 確 認 する (ウ) 顧 客 へのニーズ 確 認 の 結 果 顧 客 が 補 償 重 複 を 望 まない 場 合 は 提 案 する 補 償 内 容 の 見 直 しを 行 うなど 適 切 な 対 応 を 行 う( 注 10) ( 注 10) 契 約 しようとしている 保 険 契 約 の 内 容 を 見 直 すほか 既 存 契 約 の 補 償 内 容 を 変 更 す ることも 含 まれる なお 既 存 契 約 の 補 償 内 容 を 変 更 する 場 合 は 異 動 または 解 約 処 理 によって 行 うことが 基 本 となる 補 償 重 複 の 説 明 確 認 に 関 するトーク 例 お 客 さまのご 契 約 に 付 いている 特 約 は お 客 さまやご 家 族 が 契 約 されている 他 の 保 険 契 約 に 付 いている 場 合 補 償 が 重 複 する 可 能 性 があります 補 償 が 重 複 すると 特 約 の 対 象 となる 事 故 が 発 生 した 場 合 どちらの 保 険 契 約 からで も 補 償 されますが いずれか 一 方 の 保 険 契 約 からは 保 険 金 が 支 払 われない 場 合 があり ます その 場 合 は お 支 払 いいただく 保 険 料 が 無 駄 になる 可 能 性 があります 他 の 保 険 契 約 に 特 約 と 同 種 の 特 約 が 付 いていることはないでしょうか 完 全 重 複 の 場 合 お 客 さまが 既 にご 加 入 されている 特 約 は 保 険 金 額 が 無 制 限 で 補 償 の 対 象 と なる 方 補 償 範 囲 も 同 じですので 新 たに 特 約 にご 加 入 されても 保 険 料 が 無 駄 になります ただし ご 契 約 を 解 約 したり ご 家 族 の 状 況 が 変 わったりすると 補 償 がなくなったり 補 償 範 囲 が 変 わることがあります 今 回 のご 契 約 ではどのようになさいますか 不 完 全 重 複 の 場 合 お 客 さまが 既 にご 加 入 されている 特 約 は 今 回 ご 加 入 しようとしている 特 約 と 同 種 の 補 償 となっています 事 故 があったときは それぞれのご 契 約 の 保 険 金 額 を 合 計 した 額 が 支 払 限 度 額 となりますが 損 害 額 によっては 一 方 のご 契 約 か らは 保 険 金 が 支 払 われないこともあります 今 回 のご 契 約 ではどのようになさいますか (4) 顧 客 への 説 明 確 認 の 実 態 を 把 握 検 証 できる 態 勢 の 構 築 補 償 重 複 に 関 する 顧 客 への 説 明 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 および 顧 4

客 のニーズ 確 認 については トラブル 防 止 の 観 点 からも 事 後 的 に 説 明 確 認 の 実 態 を 把 握 検 証 できる 態 勢 を 構 築 する 例 えば 以 下 のような 対 応 が 考 えられる 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 契 約 を 満 期 時 にリストアップして 代 理 店 に 情 報 提 供 し 特 に 完 全 重 複 については 当 該 契 約 の 更 新 手 続 きの 際 に 顧 客 のニーズを 改 めて 確 認 し たうえで 補 償 内 容 の 見 直 しや 補 償 重 複 の 状 態 で 契 約 締 結 する 場 合 の 理 由 を 把 握 す るなど 適 切 な 対 応 を 行 ったかどうかを 検 証 する 保 険 申 込 書 に 補 償 重 複 する 契 約 の 要 否 を 確 認 するためのニーズ 確 認 欄 を 設 けて 顧 客 がチェックする 補 償 重 複 に 関 する 苦 情 の 発 生 状 況 を 把 握 し その 原 因 に 応 じた 改 善 策 を 講 じる (5) 保 険 商 品 募 集 形 態 等 の 特 性 を 踏 まえた 方 法 による 対 応 損 害 保 険 には 多 種 多 様 な 保 険 商 品 があり また 募 集 形 態 も 対 面 募 集 のほか 郵 送 募 集 インターネット 募 集 など 様 々であることから すべての 保 険 商 品 募 集 形 態 において 一 律 の 方 法 で 対 応 することは 困 難 である したがって 保 険 商 品 募 集 形 態 の 特 性 に 応 じた 適 切 な 方 法 で 対 応 を 行 うことになるが その 際 標 準 的 な 方 法 と 比 べて 募 集 品 質 の 水 準 が 低 下 することがないよう 留 意 が 必 要 で ある 標 準 的 な 方 法 とは 異 なる 場 合 の 例 < 団 体 契 約 の 場 合 > 加 入 勧 奨 を 行 う 団 体 契 約 においては 保 険 契 約 者 である 団 体 を 通 じて 被 保 険 者 に 対 して 重 要 事 項 説 明 書 等 の 交 付 により 補 償 重 複 に 関 する 注 意 喚 起 を 行 い 被 保 険 者 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う <セットプランの 場 合 > セットプランのように 総 合 的 な 補 償 への 加 入 が 重 視 される 場 合 には 重 要 事 項 説 明 書 等 の 交 付 により 補 償 重 複 に 関 する 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う < 自 動 発 券 機 インターネット 加 入 の 場 合 > 自 動 発 券 機 での 旅 行 保 険 への 加 入 やインターネットでの 加 入 においては 手 続 き 画 面 上 補 償 重 複 に 関 する 説 明 を 目 立 たせるなどの 方 法 により 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う < 非 対 面 募 集 の 場 合 > 郵 送 等 の 非 対 面 募 集 の 場 合 には 顧 客 に 対 して 重 要 事 項 説 明 書 等 の 交 付 により 補 償 重 複 に 関 する 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う < 契 約 の 即 時 性 が 求 められる 場 合 > 顧 客 が 契 約 の 即 時 締 結 を 求 めているような 場 合 ( 顧 客 が 詳 細 な 説 明 を 求 めない 場 合 を 含 む)には 顧 客 に 対 して 重 要 事 項 説 明 書 等 の 交 付 により 補 償 重 複 に 関 す 5

る 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 がある 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う < 自 動 継 続 契 約 の 場 合 > 満 期 数 ヵ 月 前 に 契 約 者 あてに 送 付 する 自 動 継 続 の 案 内 通 知 等 において 補 償 重 複 に 関 する 注 意 喚 起 を 行 い 顧 客 の 求 めに 応 じて 説 明 および 補 償 重 複 の 可 能 性 があ る 他 の 保 険 契 約 の 確 認 を 行 う 5. 本 ガイドラインの 改 廃 本 ガイドラインの 改 廃 は 理 事 会 の 決 議 によって 行 う ただし 軽 微 な 改 定 については 業 務 委 員 会 の 決 議 によって 行 う 以 上 2014 年 9 月 18 日 制 定 2015 年 7 月 16 日 改 定 6

参 考 資 料 保 険 会 社 向 けの 総 合 的 な 監 督 指 針 ( 抜 粋 ) ( )2016 年 5 月 29 日 から 適 用 の 内 容 Ⅱ 保 険 監 督 上 の 評 価 項 目 Ⅱ-4 業 務 の 適 切 性 Ⅱ-4-2 保 険 募 集 管 理 態 勢 Ⅱ-4-2-2 保 険 契 約 の 募 集 上 の 留 意 点 (2) 法 第 294 条 第 300 条 の 2 関 係 ( 情 報 提 供 義 務 ) 1 保 険 会 社 又 は 保 険 募 集 人 は 保 険 契 約 の 締 結 又 は 保 険 募 集 等 に 関 し 保 険 契 約 の 種 類 及 び 性 質 等 を 踏 まえ 保 険 契 約 の 内 容 その 他 保 険 契 約 者 等 に 参 考 となるべ き 情 報 の 提 供 を 適 正 に 行 っているか 2 書 面 の 交 付 又 はこれに 代 替 する 電 磁 的 方 法 により 情 報 の 提 供 を 行 うにあたっ ては 顧 客 が 保 険 商 品 の 内 容 を 理 解 するために 必 要 な 情 報 ( 以 下 契 約 概 要 と いう )と 顧 客 に 対 して 注 意 喚 起 すべき 情 報 ( 以 下 注 意 喚 起 情 報 という )に ついて 記 載 しているか なお 契 約 概 要 と 注 意 喚 起 情 報 の 主 な 項 目 は 以 下 のとおりとする ( 注 1) 契 約 概 要 と 注 意 喚 起 情 報 について 同 一 媒 体 を 用 いて 一 体 で 記 載 している 場 合 には 以 下 のア.(ア) 及 びイ.(ア)について 省 略 したう えで 当 該 情 報 を 契 約 情 報 として 表 示 することで 足 りる ( 注 2) 法 第 300 条 の 2 に 規 定 する 特 定 保 険 契 約 ( 以 下 特 定 保 険 契 約 とい う )については 法 第 294 条 第 1 項 の 規 定 は 適 用 されず 法 第 300 条 の 2 で 準 用 する 金 融 商 品 取 引 法 ( 以 下 準 用 金 融 商 品 取 引 法 という ) 第 37 条 の 3 第 1 項 に 規 定 する 書 面 ( 以 下 契 約 締 結 前 交 付 書 面 という ) を 交 付 する 必 要 があることに 留 意 すること イ. 注 意 喚 起 情 報 の 項 目 (コ) 補 償 重 複 に 関 する 以 下 の 事 項 ( 注 ) 補 償 重 複 とは 複 数 の 損 害 保 険 契 約 の 締 結 により 同 一 の 被 保 険 利 益 に ついて 同 種 の 補 償 が 複 数 存 在 している 状 態 をいう a. 補 償 内 容 が 同 種 の 保 険 契 約 が 他 にある 場 合 は 補 償 重 複 となることがあ ること b. 補 償 重 複 の 場 合 の 保 険 金 の 支 払 に 係 る 注 意 喚 起 c. 補 償 重 複 の 主 な 事 例 (5) 顧 客 の 意 向 に 基 づかない 補 償 重 複 に 係 る 対 応 保 険 会 社 又 は 保 険 募 集 人 は 補 償 重 複 のうち 顧 客 の 意 向 に 基 づかないものについ て その 発 生 防 止 や 解 消 を 図 る 観 点 から 新 規 契 約 や 契 約 の 更 新 更 改 ( 以 下 新 規 契 約 等 という )にあたって 顧 客 に 対 し 補 償 重 複 に 係 る 説 明 等 が 十 分 かつ 適 切 に 行 われることを 確 保 するため 以 下 の 取 組 みを 行 っているか 1 社 内 規 則 等 において 補 償 重 複 に 係 る 説 明 の 確 実 な 実 施 方 法 等 補 償 重 複 に 係 る 対 応 を 実 施 するための 必 要 事 項 を 適 切 に 定 めているか 2 保 険 募 集 人 に 対 して 補 償 重 複 に 関 する 適 切 な 教 育 管 理 指 導 を 行 っているか 3 自 社 で 取 り 扱 う 保 険 商 品 ( 特 約 を 含 む )のうち 組 み 合 わせて 契 約 した 場 合 に 補 償 重 複 となる 保 険 商 品 の 組 合 せの 一 覧 を 作 成 しているか また 新 たな 保 険 商 品 の 販 売 開 始 時 等 必 要 に 応 じて 一 覧 の 見 直 しを 行 っている か 4 新 規 契 約 等 における 商 品 説 明 にあたっては 顧 客 に 対 し 当 該 保 険 商 品 と 組 み 合 わせて 契 約 した 場 合 に 補 償 重 複 となる 保 険 に 既 に 加 入 していないかを 確 認 するこ ととしているか また 補 償 重 複 に 該 当 する 保 険 に 既 に 加 入 している 場 合 には 保 険 料 と 保 険 金 の 7

関 係 について 明 示 的 に 説 明 したうえで 顧 客 の 意 向 の 有 無 を 確 認 し 当 該 顧 客 の 意 向 を 踏 まえた 適 切 な 内 容 の 補 償 を 提 供 しているか 5 補 償 重 複 に 係 る 顧 客 に 対 する 確 認 説 明 の 実 態 を 把 握 検 証 できる 態 勢 を 構 築 し ているか 8