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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

H28記入説明書(納付金・調整金)8

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

●「高齢者医療運営円滑化等補助金」については、なぜ、本日の公開による再仕分けの対象事業に選定されたと認識しているか

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る 等 級 単 価 を 使 用 する ア. 健 康 保 険 料 を 徴 収 する 事 業 者 との 雇 用 関 係 に 基 づき 当 該 補 助 事 業 に 従 事 す る 者 ただし 役 員 及 び 日 額 または 時 給 での 雇 用 契 約 者 については 健 保 等 級 適 用 者 以 外

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国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

弁護士報酬規定(抜粋)

一 覧 表 ( 専 従 者 用 ) YES NOチャート( 専 従 月 額 単 価 用 ) (P.4)を 参 考 にしてください < 直 接 雇 用 者 > 一 覧 表 ( 専 従 者 用 )の 単 価 は 委 託 期 間 中 に 継 続 して 半 年 以 上 当 該 AMED 事 業

定款

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

基発第 号

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

目 次 休 暇 関 係 Q1 妊 娠 中 健 康 診 査 を 受 けるための 休 暇 が 取 れるのですか? Q2 出 産 予 定 日 の 何 日 前 から 休 暇 が 取 れるのですか? Q3 出 産 後 何 日 まで 休 暇 が 取 れるのですか? Q4 妻 が 出 産 するのですが 休 暇 が

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した

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Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

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2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

賃 金 報 酬 給 与 とは ( 労 働 基 準 法 の 賃 金 ) ( 労 働 基 準 法 この 法 律 ) で 賃 金 とは 賃 金 給 料 手 当 賞 与 その 他 名 称 の 如 何 を 問 わず 労 働 の 対 償 として 使 用 者 が 労 働 者 に 支 払 うすべてのものをいう (

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部 分 解 除 について Q 平 成 18 年 4 月 1 日 以 降 の 加 入 者 を 解 除 したいのですが どのような 手 続 きをとればよいので しょうか? A 約 款 様 式 第 13 号 の2 退 職 手 当 共 済 契 約 部 分 解 除 通 知 書 を 提 出 してください その

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

( 月 額 で 支 給 されるもの) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 ( 1 2) 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 等 1 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 又 は 休 業 手 当 金 ( 以 下 傷 病 手 当 金 等 という ) と 報 酬 との 調 整 につい

目 次 1 報 酬 給 与 額 事 例 1 報 酬 給 与 額 に 含 める 賞 与 の 金 額 が 誤 っていた 事 例 1 事 例 2 役 員 退 職 金 ( 役 員 退 職 慰 労 金 )を 報 酬 給 与 額 として 申 告 して いなかった 事 例 1 事 例 3 持 株 奨 励 金 を

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適 一 覧 表 期 間 の 制 限 手 続 き 勤 務 時 間 適 の 可 否 = 適 = 適 外 = 期 間 により 判 断 するもの える 雇 見 込 みが 雇 保 険 労 災 保 険 1 週 間 の 所 定 時 間 教 育 研 究 事 業 を 行 う 官 公 署 が20 時 間 以 上 かつ

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注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

Q10 適 用 年 度 の 前 事 業 年 度 末 日 に 雇 用 者 がいない 場 合 には 雇 用 増 加 割 合 が 算 出 できないため 適 用 年 度 において 雇 用 促 進 税 制 の 適 用 を 受 けることはできな いのか Q11 新 設 法 人 や 新 たに 事 業 を 開 始

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

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社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(16)レクリエーション 事 業 助 成 金 の 給 付 (17) 福 利 厚 生 資 金 の 貸 付 (18)その 他 目 的 を 達 成 するために 必 要 な 事 業 ( 用 語 の 定 義 ) 第 3 条 この 規 程 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 定 義 は それぞれ

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

鳥 取 国 民 年 金 事 案 177 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 められることから 納 付 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申

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疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 1. 新 規 適 用 届 P1 1~6 2. 適 用 事 業 所 全 喪 届 P4 1~2 3. 被 保 険 者 資 格 取 得 届 P7 1~28 4. 被 保 険 者 資 格 喪 失 届 P19 1 5. 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 P20 1~6 6. 資 格 取 得 資 格 喪 失 等 確 認 請 求 書 P23 1 7. 被 保 険 者 資 格 取 得 証 明 書 交 付 申 請 書 P24 1 8. 被 扶 養 者 ( 異 動 ) 届 P25 1~12 9. P30 1~32 10. 月 額 算 定 基 礎 届 P44 1~4 11. 被 保 険 者 賞 与 支 払 届 P47 1~4

12. 育 児 休 業 等 取 得 者 申 出 書 ( 新 規 延 期 ) P48 1~2 13. 育 児 休 業 等 終 了 時 報 酬 P49 1~5 14. 養 育 期 間 標 準 報 酬 月 額 特 例 申 出 書 P51 1~3 15. 年 金 手 帳 再 交 付 申 請 書 P52 1 16. 被 保 険 者 氏 名 変 更 ( 訂 正 ) 届 P53 1 17. 月 額 ( 基 準 日 ) 届 ( 月 額 変 更 ) P54 1~2 18. 記 録 問 題 関 係 P55 1~4 19. その 他 P57 1~4

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 新 規 適 用 届 1 任 意 適 用 事 業 所 の 新 規 適 用 届 の 添 付 書 類 ( 公 租 公 課 の 領 収 書 )について 昭 和 38 年 7 月 25 日 保 発 第 23 号 任 意 適 用 事 業 所 の 保 険 料 の 滞 納 が 生 じるおそれがないかを 確 認 する ため 公 租 公 課 の 納 入 状 況 の 確 認 が 必 要 であり 公 租 公 課 とは 所 得 税 ( 国 税 ) 事 業 税 及 び 市 町 村 民 税 ( 地 方 税 ) 国 民 年 金 保 険 料 国 民 健 康 保 険 料 の 5 種 類 となりますが 申 請 直 前 まで 事 業 主 が 厚 生 年 金 被 保 険 者 で あった 場 合 や 起 業 間 もない 場 合 は 公 租 公 課 の 領 収 書 が 存 在 しない 場 合 があります 確 認 できる 添 付 書 類 が 皆 無 の 場 合 は 適 用 年 月 日 は 後 日 とし 事 業 実 績 及 び 公 租 公 課 の 納 入 状 況 を 確 認 した 上 で 適 用 すべきでしょうか 任 意 適 用 事 業 所 の 認 可 については 事 業 所 と 被 保 険 者 となるべき 者 との 使 用 関 係 が 明 確 であり かつ 安 定 しているものについて 認 可 する こととし 偽 装 雇 用 等 実 態 的 要 件 を 欠 くものについて 認 可 すること のないよう 注 意 ( 従 業 員 五 人 未 満 の 事 業 所 等 に 使 用 される 者 に 係 る 健 康 保 険 の 適 用 について ( 昭 和 38 年 7 月 25 日 保 発 第 23 号 ))しなけ ればならないため 原 則 3 ヵ 月 以 上 の 事 業 実 績 を 確 認 することとして います そして 上 記 通 知 によれば 過 去 における 公 租 公 課 の 納 入 状 況 等 か らみて 保 険 料 の 滞 納 が 生 じるおそれが 大 であると 認 められる 事 業 所 については 認 可 しない ことになっています したがって 任 意 適 用 事 業 所 については 事 業 実 態 及 び 明 確 かつ 安 定 した 使 用 関 係 を 確 認 で きる 時 点 において 適 用 することになるため その 時 点 においては 通 常 添 付 書 類 の 確 認 をすることが 可 能 と 考 えられます 事 業 実 態 が 確 認 できる 時 点 において 公 租 公 課 の 納 入 を 証 明 するもの の 一 部 提 出 が 可 能 であり それを 基 に 保 険 料 の 滞 納 が 生 じるおそれ について 確 認 できるならば それにより 認 可 の 判 断 をすることになり ます 新 規 適 用 届 2 任 意 適 用 事 業 所 の 新 規 適 用 時 の 添 付 書 類 ( 公 租 公 課 )に ついて 昭 和 38 年 7 月 25 日 保 発 第 23 号 公 的 機 関 等 の 一 部 ではありませんが 県 や 市 の 補 助 を 受 けて 商 工 会 議 所 が 複 数 の 法 人 を 構 成 員 としてひとつの 協 議 会 を 設 立 したため 社 会 保 険 加 入 の 相 談 がありました 被 保 険 者 となるべき 人 数 は 3 名 で 代 表 者 となる 会 長 は 理 事 等 の 互 選 により 選 出 されています この 協 議 会 は 法 人 ではなく 5 名 未 満 のため 任 意 適 用 事 業 所 となるた め 公 租 公 課 の 納 入 を 証 明 するものを 提 出 してもらうこととなります が 代 表 者 は 従 来 から 法 人 事 業 所 の 事 業 主 であり 今 後 もその 状 況 は 変 わらず 所 得 税 と 市 町 村 民 税 は 勤 務 している 法 人 事 業 所 から 天 引 きされ 国 民 年 金 保 険 料 と 国 民 健 康 保 険 料 は 厚 生 年 金 保 険 と 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 健 康 保 険 加 入 のため 存 在 しません また この 場 合 の 代 表 者 は 実 態 としては 純 粋 な 個 人 事 業 所 の 事 業 主 とは 意 味 合 いが 違 うと 思 われます 仮 に 代 表 者 が 経 営 する 事 業 所 が 各 種 税 や 社 会 保 険 料 を 滞 納 していたとしても 協 議 会 を 適 用 した 後 協 議 会 そのものが 社 会 保 険 料 を 滞 納 する 可 能 性 は 低 いと 思 われます そのため 規 約 等 で 協 議 会 の 設 立 状 況 や 運 営 方 法 等 が 確 認 できれば 名 目 上 の 代 表 者 の 公 租 公 課 の 確 認 は 省 略 する 取 扱 いとして 差 し 支 えな いでしょうか 任 意 適 用 事 業 所 の 新 規 適 用 においては 事 業 実 態 及 び 安 定 した 使 用 関 係 を 確 認 した 上 で 認 可 することになりますが これを 確 認 するため の 資 料 ( 例 えば 事 業 所 の 運 営 資 金 の 財 源 などが 確 認 できる 資 料 など) により 保 険 料 を 滞 納 するおそれがないと 確 認 することができるなら ば マニュアルに 規 定 する 公 租 公 課 の 納 入 を 証 明 する 書 類 を 添 付 でき ない 又 は 事 業 主 の 公 租 公 課 の 納 入 状 況 では 事 業 所 の 保 険 料 を 滞 納 するおそれがないと 確 認 できない 場 合 においても この 確 認 により 認 可 の 要 否 の 判 断 を 行 うことになります 新 規 適 用 届 3 新 規 適 用 届 に お ける 適 用 年 月 日 の 遡 及 に ついて 昭 和 31 年 6 月 20 日 保 険 発 第 102 号 新 規 適 用 年 月 日 については 原 則 として 受 付 日 あるいは 提 出 月 の 1 日 となっています 平 成 20 年 11 月 に 法 人 登 記 がされ 平 成 21 年 1 月 より 事 業 を 開 始 した 被 保 険 者 が 代 表 者 のみの 事 業 所 が 2 年 遡 及 しての 適 用 を 強 く 希 望 し 保 険 料 も 一 括 して 納 付 することを 確 認 しています また 傷 病 手 当 金 等 の 請 求 もないということですが 事 業 実 態 報 酬 の 確 認 ができれば 事 業 開 始 時 からの 適 用 として 差 し 支 えないでしょ うか 適 用 年 月 日 を 原 則 として 受 付 日 あるいは 提 出 月 の 1 日 とするのは 標 準 的 な 取 扱 いを 示 したものです したがって 諸 帳 簿 等 で 確 認 し 事 業 実 態 を 備 えた 日 を 特 定 できるならば その 日 から 適 用 事 業 所 として の 要 件 を 満 たすことになるため 確 認 請 求 がなされた 場 合 に 限 らず その 日 (2 年 以 上 遡 及 する 場 合 は 2 年 遡 及 する 日 )を 適 用 年 月 日 とす る 新 規 適 用 を 認 めることになります 1

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 新 規 適 用 届 4 獣 医 師 の 個 人 事 業 所 に かか る 新 規 適 用 に ついて 第 6 条 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 第 31 条 適 用 事 業 所 のうち 法 人 でない 事 業 所 については 常 時 5 人 以 上 の 従 業 員 を 使 用 するもの とされています 今 回 個 人 経 営 である 獣 医 師 の 事 業 所 ( 犬 猫 病 院 )の 事 業 主 より 常 時 5 人 以 上 の 従 業 員 を 使 用 しているものであるが 当 該 事 業 は 強 制 適 用 事 業 所 に 該 当 するか との 照 会 がありました 当 該 事 業 は 医 療 業 保 健 衛 生 又 は その 他 のサービス 業 に 分 類 されるものと 考 えますが 強 制 適 用 とすべきかご 教 示 願 います 及 び 健 康 保 険 法 の 適 用 事 業 所 は 第 6 条 第 1 項 及 び 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 によりその 事 業 が 定 められて いますが 健 康 保 険 法 の 解 釈 と 運 用 等 によれば 獣 医 師 の 事 業 所 は 健 康 保 険 法 の 強 制 適 用 の 判 断 をするにあたっては 各 法 に 規 定 されているカ( 疾 病 の 治 療 助 産 その 他 医 療 の 事 業 )に 含 まれると 解 されているため 強 制 適 用 事 業 所 として 取 り 扱 うことにな ります 新 規 適 用 届 5 労 働 保 険 事 務 組 合 の 新 規 適 用 時 の 取 扱 い について 法 人 格 を 持 たない 労 働 保 険 事 務 組 合 のような 事 業 所 の 新 規 適 用 時 の 取 扱 いはどの 様 に 行 えば 良 いでしょうか 通 常 法 人 格 を 持 たないが 実 質 的 には 法 人 と 変 わらない 団 体 を 権 利 能 力 なき 社 団 と 呼 ぶようですが 関 連 性 を 含 めて 以 下 の 観 点 か ら をお 願 いします (1) 権 利 能 力 なき 社 団 は 強 制 適 用 事 業 所 になるのか? (2) 労 働 保 険 事 務 組 合 は 権 利 能 力 なき 社 団 に 該 当 するのか? (3) 具 体 的 にどのような 確 認 により 権 利 能 力 なき 社 団 と 判 断 す るのか? 権 利 能 力 なき 社 団 は 法 人 格 を 有 していないため 常 時 5 人 以 上 の 従 業 員 を 使 用 している 場 合 を 除 き 強 制 適 用 事 業 所 には 該 当 しませ ん 次 に 労 働 保 険 事 務 組 合 が 権 利 能 力 なき 社 団 に 該 当 するか 否 か になりますが こちらは 組 織 の 外 形 や 名 称 のみによって 判 断 するこ とはできませんので 注 意 が 必 要 となります ( 法 人 格 を 有 している 労 働 保 険 事 務 組 合 もあります) 具 体 的 な 要 件 としては 団 体 としての 組 織 を 備 え 多 数 決 の 原 則 が 行 われ その 構 成 員 の 変 更 にかかわらず 団 体 が 存 続 し その 組 織 に おいて 代 表 の 方 法 総 会 の 運 営 財 産 の 管 理 団 体 としての 主 要 な 点 が 確 定 していることが 過 去 の 最 高 裁 判 例 で 示 されています また 権 利 能 力 なき 社 団 を 判 断 するに 当 たり 最 もわかりやすい 一 例 として 税 法 上 の 人 格 のない 社 団 等 というものがあります 納 税 証 明 書 等 により 確 認 してください なお 権 利 能 力 なき 社 団 に 勤 務 する 従 業 員 の 扱 いについては 昭 和 24 年 7 月 28 日 保 発 第 74 号 通 知 法 人 の 代 表 者 又 は 業 務 執 行 者 の 被 保 険 者 資 格 について に 基 づき 通 常 の 任 意 適 用 事 業 所 とは 異 なり 代 表 者 を 含 む 従 業 員 すべてを 被 保 険 者 として 適 用 することとなりま す 新 規 適 用 届 6 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 の 常 時 五 人 以 上 の 解 釈 について 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 1 号 昭 和 18 年 4 月 5 日 保 発 第 905 号 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 第 1 号 中 に 強 制 適 用 事 業 所 になるか 否 かを 判 断 するにあったて 常 時 五 人 以 上 が 明 記 されておりますが この 員 数 の 算 定 方 法 についてお 伺 いします 昭 和 18 年 4 月 5 日 保 発 第 905 号 中 の 3.の(1)に 5 人 以 上 の 計 算 の 中 で 従 業 員 の 員 数 の 算 定 については その 事 業 所 に 常 時 使 用 され る 総 ての 者 について 計 算 すべきものとする すなわち 健 康 保 険 の 被 保 険 者 となるべき 者 はもちろん 法 第 十 三 条 の 二 ( 現 行 法 第 三 条 一 項 )の 規 定 によって 被 保 険 者 と 出 来 ない 者 であっても 当 該 事 業 所 に 常 時 使 用 される 者 についてはこれを 算 入 すべきものとする とありま す 健 康 保 険 法 の 運 用 と 解 釈 の 中 で 員 数 に 算 入 する 事 例 として 適 用 除 外 の 承 認 を 受 けている 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 があげられてお り 員 数 に 算 入 しない 事 例 として 日 々 雇 い 入 れられる 者 があげら れております これからいくと 法 第 十 三 条 の 二 ( 現 行 法 第 三 条 一 項 ) の 1 号 から 8 号 の 中 で 常 時 使 用 される 全 ての 者 ( 員 数 として 算 入 ) とそうでない 者 ( 員 数 として 参 入 しない)の 二 種 類 に 分 けるのでしょ うか それとも 基 本 的 に 法 第 十 三 条 の 二 ( 現 行 法 第 三 条 一 項 )の 各 号 の 者 は 員 数 に 参 入 され 日 々 雇 い 入 れられる 者 だけが 算 入 されないの 2 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 第 1 号 において 次 に 掲 げる 事 業 の 事 業 所 であって 常 時 五 人 以 上 の 従 業 員 を 使 用 するもの は 適 用 事 業 所 とな る 旨 規 定 され この 従 業 員 の 員 数 を 算 定 するにあたっては 昭 和 18 年 4 月 5 日 保 発 第 905 号 ( 以 下 18 年 通 知 という )により 被 保 険 者 となることができない 者 であっても 当 該 事 業 所 に 常 時 使 用 される 者 に ついてはこれを 算 入 すべきものとする ことが 示 され また 昭 和 55 年 6 月 6 日 の 内 かん( 以 下 55 年 内 かん という )においては 短 時 間 就 労 者 が 被 保 険 者 として 適 用 されることとなる 常 用 的 使 用 関 係 にあるかどうかの 判 断 をする 基 準 を 示 されていることから 常 時 五 人 以 上 の 従 業 員 を 算 定 するにあたっては 55 年 内 かんにおける 常 用 的 使 用 関 係 に 該 当 する 者 は 算 入 し 常 用 的 使 用 関 係 に 該 当 しない 者 については 算 入 しないと 解 される なお 上 記 以 外 の 者 については 以 下 のように 考 えるのが 妥 当 であ る 健 康 保 険 法 員 数 の 算 定 に 含 まれる 者 健 康 保 険 法 第 三 条 第 一 項 第 一 号 第 六 号 第 七 号 第 八 号 員 数 の 算 定 に 含 まれない 者 第 三 条 第 一 項 第 二 号 ~ 第 五 号 ( 臨 時

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) でしょうか また 通 常 いう 短 時 間 労 働 者 ( 四 分 の 三 未 満 )については 法 第 十 三 条 の 二 ( 現 行 法 第 三 条 一 項 )の 規 定 のなかに 明 記 が 無 いと 思 われ ますが この 者 については 常 時 使 用 される 総 ての 者 として 員 数 に 算 入 すべきでしょうか 員 数 に 算 入 されるとすれば 月 何 日 一 日 に 何 時 間 までが 常 時 使 用 される 全 ての 者 ( 員 数 として 算 入 ) になるので しょうか に 使 用 される 者 等 ) 員 数 の 算 定 に 含 まれる 者 第 十 二 条 第 一 項 第 一 号 第 九 条 に 規 定 される 被 保 険 者 にはならない 常 用 的 使 用 関 係 のある 70 歳 以 上 の 者 員 数 の 算 定 に 含 まれない 者 第 十 二 条 第 一 項 第 二 号 ~ 第 五 号 ( 臨 時 に 使 用 される 者 等 ) 3

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 適 用 事 業 所 全 喪 届 1 ホールディン グス 設 立 に 伴 う 適 用 関 係 に ついて 既 適 用 事 業 所 が 会 社 分 割 しホールディングスとする(ホールディン グスの 被 保 険 者 は0 人 )とともに 既 適 用 事 業 所 と 全 く 同 じ 商 号 及 び 所 在 地 で 新 会 社 を 設 立 し 新 会 社 に 事 業 ( 従 業 員 権 利 義 務 ただ し 一 部 の 資 産 負 債 除 く)を 継 承 して 従 来 どおりの 事 業 を 行 う 今 回 の では 従 業 員 全 員 ( 約 1,500 人 )が 新 会 社 ( 商 号 所 在 地 変 更 なし)に 移 行 することになるが 事 業 や 人 事 労 務 給 与 管 理 等 に 全 く 変 更 がないため 事 業 所 の 同 一 性 が 実 態 的 に 存 続 す ると 認 められるときは 得 喪 処 理 を 行 わない 対 応 でよろしいかご 教 示 いただきたい また その 場 合 上 記 を 確 認 するために 必 要 な 書 類 等 も 併 せてご 教 示 いただきたい 1: 適 用 に 関 する 取 扱 い ホールディングス 設 立 前 後 における 分 割 前 の 既 適 用 事 業 所 ( 以 下 旧 A 社 という )と 新 設 会 社 ( 以 下 新 A 社 という )について 以 下 の 要 件 等 により 実 態 として 事 業 所 の 同 一 性 継 続 性 が 確 認 できる 場 合 に 限 り 既 適 用 事 業 所 が 存 続 しているものとして 取 扱 います ( 旧 A 社 から 新 A 社 への 得 喪 処 理 は 発 生 しません ) 1ホールディングスは 新 設 分 割 ( 1) 以 降 適 用 事 業 所 としての 要 件 を 備 えていないこと ( 被 保 険 者 となるべき 者 が 存 在 しない ) 2 新 A 社 に 対 して 旧 A 社 より 債 権 債 務 の 引 継 が 行 われていること ( 一 部 引 き 継 がれる 場 合 は 保 険 料 の 支 払 い 等 社 会 保 険 関 係 の 権 利 義 務 が 引 き 継 がれること ) 3 新 A 社 が 旧 A 社 より 同 一 の 所 在 地 において 従 業 員 を 引 き 継 ぎ 事 業 を 行 うこと 等 により 同 一 事 業 所 としての 外 観 を 備 えていること 2: 具 体 的 事 務 適 用 事 業 所 から 事 前 に 具 体 的 な 相 談 があった 際 には 下 表 の 確 認 書 類 によって 事 業 所 の 同 一 性 継 続 性 を 判 断 して 下 さい なお 事 前 確 認 において 疑 義 等 が 生 じた 場 合 は 必 要 に 応 じて 事 後 確 認 を 行 って 下 さい 要 件 確 認 書 類 必 要 に 応 じて 事 後 確 認 1 分 割 法 人 が 適 用 事 業 所 左 記 要 件 を 確 認 できる 計 組 織 図 出 向 辞 令 人 件 費 計 としての 要 件 を 備 えない 画 ( 予 定 ) 書 類 等 上 の 有 無 等 こと 2 債 権 債 務 の 引 継 が 行 わ れること 新 設 分 割 計 画 ( 2) 取 締 役 会 資 料 等 債 権 債 務 引 継 書 等 3 同 一 事 業 所 としての 外 観 を 備 えること 新 設 分 割 計 画 取 締 役 会 ( 所 在 地 ) 新 設 の 登 記 簿 資 料 社 員 向 け 説 明 資 料 ( 従 業 員 ) 出 勤 簿 賃 金 台 帳 等 ( 事 業 ) 承 認 が 確 認 できる 資 料 等 確 認 書 類 は 一 例 ですので 各 要 件 が 判 断 できる 書 類 により 確 認 し て 下 さい 事 後 に 相 談 があった 場 合 には 事 後 確 認 の 書 類 によって 判 断 して 下 さい 3: 備 考 当 該 取 扱 いは 今 回 のホールディングス 設 立 に 限 定 したものではな く その 他 の 事 案 においても 上 記 により 実 態 として 事 業 所 の 同 一 性 継 続 性 が 確 認 できる 場 合 は 同 様 の 取 扱 いとなります 1 一 又 は 二 以 上 の 株 式 会 社 又 は 合 同 会 社 がその 事 業 に 関 して 有 す る 権 利 義 務 の 全 部 又 は 一 部 を 分 割 により 設 立 する 会 社 に 承 継 させるこ とをいう 2 会 社 法 により 新 設 分 割 の 際 に 作 成 を 義 務 付 けられており 承 継 4

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) する 資 産 債 務 雇 用 契 約 その 他 の 権 利 義 務 等 に 関 する 事 項 を 定 めな ければならない 適 用 事 業 所 全 喪 届 2 個 人 事 業 所 が 被 保 険 者 0 人 となった 場 合 の 全 喪 届 につ いて ( 疑 義 照 会 ) 適 用 を 受 けている 個 人 事 業 所 において 従 業 員 がすべて 退 職 したため 被 保 険 者 が 0 人 となり 事 業 主 が 一 人 で 今 後 も 事 業 を 続 けるものの 従 業 員 を 当 面 雇 う 予 定 がない 事 業 所 があります 事 業 を 継 続 している ため 廃 止 等 の 添 付 書 類 が 提 出 できない 場 合 ( 又 は 被 保 険 者 0 人 の 個 人 事 業 所 に 電 話 連 絡 等 により 実 態 確 認 を 行 った 際 に 同 様 の 状 態 が 判 明 した 場 合 ) 全 喪 届 の 提 出 等 について 下 記 のいずれの 方 法 (1~3)で 処 理 ( 指 導 )すべきかご 教 示 願 います ( 論 点 の ) 個 人 事 業 所 の 従 業 員 がいなくなった 場 合 の 全 喪 届 の 取 扱 いは 業 務 処 理 マニュアルにおいて 定 められていない 強 制 適 用 事 業 所 が 適 用 事 業 所 に 該 当 しなくなったことにより 全 喪 となる 場 合 と 任 意 適 用 事 業 所 が 被 保 険 者 の 4 分 の 3 以 上 の 同 意 を 得 て 任 意 に 全 喪 を 申 請 する 場 合 の みが 定 められているだけである そこで ( 疑 義 照 会 ) 事 例 の 事 業 所 の 状 態 が 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 20 条 施 行 規 則 第 13 条 の 2 における 適 用 事 業 所 に 該 当 しなくなったとき にあたるかどうかの 法 令 解 釈 によって 全 喪 届 等 の 提 出 の 方 法 が 異 なってくると 考 えられる ( 想 定 される 処 理 ( 指 導 ) 方 法 ) ( 疑 義 照 会 ) 事 例 のような 個 人 の 任 意 適 用 事 業 所 は 従 業 員 が おらず 事 業 主 のみで 事 業 を 続 けるということになれば 実 態 を 見 れば 当 然 適 用 事 業 所 としての 要 件 を 欠 いていると 考 えられることから 法 令 上 においても 適 用 事 業 所 に 該 当 しなくなった と 解 する 立 場 に 立 てば 以 下 の 方 法 での 処 理 が 想 定 される 1 事 業 主 より 全 喪 届 を 受 付 け 被 保 険 者 が 0 人 となった 日 付 で 全 喪 処 理 を 行 う ( 添 付 書 類 の 徴 取 ができない 場 合 適 用 事 業 所 に 該 当 しな くなった 理 由 等 を 事 業 主 に 聞 き 取 り 届 書 等 に 明 記 する ) 全 喪 処 理 を 行 った 後 一 定 期 間 後 に 事 後 調 査 を 行 う 2 全 喪 届 を 受 付 けるものの 添 付 書 類 が 徴 取 できないため 事 業 所 調 査 を 行 った 後 被 保 険 者 が 0 人 となった 日 付 で 認 定 全 喪 として 処 理 する 任 意 適 用 事 業 所 ( 新 規 適 用 が 第 6 条 第 3 項 並 びに 健 康 保 険 法 第 31 条 に 基 づく 事 業 所 )が 第 8 条 第 1 項 及 び 健 康 保 険 法 第 33 条 第 1 項 に 基 づき 適 用 事 業 所 でなくするための 厚 生 労 働 大 臣 の 認 可 を 受 けようとするときは 施 行 規 則 第 14 条 及 び 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 22 条 に 基 づき 取 消 の 申 請 ( 任 意 適 用 取 消 申 請 書 )を 行 うこととなるが 当 該 事 業 所 の 被 保 険 者 が 0 人 の 場 合 に は 第 8 条 第 2 項 及 び 健 康 保 険 法 第 33 条 第 2 項 に 基 づ き 同 意 をする 使 用 される 者 が 存 在 しないことから 当 該 同 意 書 の 添 付 は 不 要 である また 被 保 険 者 が 0 人 の 場 合 において 事 業 主 の 所 在 が 不 明 である 場 合 等 取 消 の 申 請 を 行 うことが 現 実 的 に 不 可 能 であると 考 え られる 場 合 には 職 権 において 適 用 事 業 所 でなくすることが 出 来 る なお 新 規 適 用 が 第 6 条 第 1 項 第 1 号 及 び 同 項 第 2 号 並 びに 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 に 基 づく 適 用 事 業 所 については 厚 生 年 金 保 険 法 第 7 条 及 び 健 康 保 険 法 第 32 条 の 規 定 に 基 づき みなしの 任 意 適 用 事 業 所 となっているものがあるが こうした 事 業 所 が 被 保 険 者 が 0 人 となり 適 用 事 業 所 に 該 当 しなくなった 場 合 の 取 扱 いも 同 様 であ る ただし 第 8 条 第 2 項 及 び 健 康 保 険 法 第 33 条 第 2 項 に 基 づき 同 意 をする 使 用 される 者 が 存 在 しないことから みなしの 任 意 適 用 事 業 所 となっていることが 実 務 上 特 定 出 来 ない 場 合 は 厚 生 年 金 保 険 法 施 行 規 則 第 13 条 の 2 及 び 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 20 条 の 届 出 ( 適 用 事 業 所 の 全 喪 届 )によって 手 続 きを 行 っても 差 し 支 えない 一 方 健 康 保 険 法 第 3 条 第 3 項 第 6 条 第 1 項 に 規 定 する 強 制 適 用 事 業 所 以 外 の 事 業 所 は 健 康 保 険 法 第 31 条 厚 生 年 金 保 険 法 第 6 条 第 3 項 により 認 可 を 受 けて 適 用 事 業 所 ( 任 意 適 用 事 業 所 ) とすることとなっている さらに 健 康 保 険 法 第 33 条 第 1 項 厚 生 年 金 保 険 法 第 8 条 第 1 項 により 健 康 保 険 法 第 31 条 第 6 条 第 3 項 の 事 業 所 は 認 可 を 受 けて 適 用 事 業 所 でなくすることができる となっている 任 意 適 用 事 業 所 が 実 態 として 適 用 事 業 所 の 要 件 を 欠 い ていたとしても 任 意 適 用 事 業 所 が 適 用 事 業 所 に 該 当 しなくなった 5

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 場 合 の 要 件 については 法 令 上 明 記 されていないため 適 用 事 業 所 でな くする 場 合 は 法 令 上 必 ず 認 可 が 必 要 とも 解 釈 できる 余 地 もある この 解 釈 の 立 場 に 立 てば 任 意 適 用 事 業 所 は 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 20 条 施 行 規 則 第 13 条 の 2 における 適 用 事 業 所 に 該 当 しな くなったとき の 適 用 事 業 所 にはあたらず 以 下 の 方 法 での 全 喪 届 の 提 出 等 対 応 が 想 定 される 3 事 業 主 より 全 喪 届 任 意 適 用 取 消 申 請 書 を 提 出 させ 厚 生 労 働 大 臣 の 認 可 のあった 翌 日 をもって 全 喪 処 理 する ( 被 保 険 者 が 0 人 であっても 適 用 事 業 所 としての 該 当 でなくなった わけではないから 事 業 主 より 任 意 適 用 取 消 の 申 請 書 等 の 提 出 がない 間 は 被 保 険 者 0 のまま 全 喪 処 理 を 行 わない ) なお 3で 処 理 を 行 うべきとの の 場 合 被 保 険 者 が 0 であるた め 被 保 険 者 の 同 意 書 を 徴 取 することができないが この 場 合 は 事 業 主 からの 全 喪 届 及 び 任 意 適 用 取 消 申 請 書 のみの 提 出 でよいのか あわ せてご 教 示 願 います 6

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 1 2 月 以 内 の 期 間 を 定 めて 使 用 され る 者 の 被 保 険 者 資 格 に ついて 第 12 条 第 2 号 健 康 保 険 法 第 3 条 第 1 項 第 2 号 職 員 の 採 用 において 常 勤 非 常 勤 に 限 らず 全 ての 職 員 は 2 ヵ 月 間 の 雇 用 契 約 を 結 び 2 ヵ 月 間 の 契 約 満 了 時 に 本 人 の 意 思 確 認 を 行 い 勤 務 態 度 能 力 業 務 量 などを 勘 案 し 契 約 を 見 直 した 上 で 希 望 者 に ついては 再 契 約 を 行 っています こういったケースの 場 合 当 初 2 ヵ 月 間 の 有 期 雇 用 契 約 期 間 は 臨 時 に 使 用 される 者 として 社 会 保 険 の 適 用 除 外 として 取 り 扱 ってもよいでしょうか 臨 時 に 使 用 される 者 とは 使 用 関 係 の 実 態 が 臨 時 的 である 者 と 解 さ れます 事 業 所 において 継 続 的 な 使 用 関 係 に 入 る 当 初 身 分 的 な 意 味 で 一 定 期 間 を 臨 時 の 使 用 人 あるいは 試 用 期 間 という 取 扱 いをしても ご 照 会 の 場 合 のように 継 続 的 な 使 用 関 係 が 認 められる 場 合 は 採 用 当 初 から 被 保 険 者 として 扱 うことになります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 2 法 人 の 代 表 者 の 被 保 険 者 資 格 について 昭 和 27 年 12 月 4 日 保 文 発 第 7241 号 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 疑 義 照 会 では 法 人 の 経 営 に 対 する 参 画 を とする 経 常 的 な 労 務 の 提 供 であり かつ その 報 酬 が 当 該 業 務 の 対 価 として 当 該 法 人 より 経 常 的 に 支 払 いを 受 けるものであるかを 基 準 として 判 断 された い として 判 断 の 材 料 例 が 示 されていますが 以 下 の 点 についてご 教 示 ください 1. 代 表 者 は 仮 に 不 定 期 な 出 勤 であっても(どこにいても) 役 員 への 連 絡 や 職 員 への 指 揮 命 令 はできると 思 われますが 定 期 的 な 出 勤 がひと つの 条 件 でしょうか 2. 役 員 が 経 営 状 況 に 応 じて 報 酬 を 下 げる 例 は 多 くあり 役 員 報 酬 は 最 低 賃 金 法 に 当 てはまらないため 中 には 数 円 というところもあり ます 労 務 の 対 価 として 経 常 的 に 受 ける 報 酬 が 月 に 数 円 の 場 合 社 会 保 険 への 加 入 はできないのでしょうか 報 酬 が 社 会 通 念 上 労 務 の に 相 応 しい 金 額 ( 社 会 保 険 へ 加 入 できる 最 低 額 )とは 具 体 的 にい くらでしょうか 3. 実 費 弁 償 程 度 の 水 準 にとどまっていないか とありますが 実 費 弁 償 程 度 として 対 象 になるのは 主 に 通 勤 費 ( 手 当 )のことでしょうか 通 勤 手 当 をもって 役 員 報 酬 としている 場 合 通 勤 手 当 は 報 酬 に 含 め 実 費 弁 償 的 なものと 異 なり 報 酬 に 含 める と 解 釈 されていますが ( 上 記 2.と 同 様 ) 社 会 保 険 への 加 入 対 象 にならないのでしょうか また 加 入 できるとして 通 勤 手 当 ( 役 員 報 酬 )の 額 が 変 更 となった 場 合 は 固 定 給 の 変 動 には 当 たらないのでしょうか 1.については 事 業 所 に 定 期 的 に 出 勤 している 場 合 は 法 人 の 経 営 に 対 する 参 画 を とする 経 常 的 な 労 務 の 提 供 であり かつ その 報 酬 が 当 該 業 務 の 対 価 として 当 該 法 人 より 経 常 的 に 支 払 いを 受 けるもの である との 判 断 の 要 素 にはなりますが 本 来 法 人 の 代 表 者 としての 職 務 は 事 業 所 に 出 勤 したうえでの 労 務 の 提 供 に 限 定 されるものではな いことから 定 期 的 な 出 勤 がないことだけをもって 被 保 険 者 資 格 がな いという 判 断 にはならないと 考 えます 定 期 的 な 出 勤 は 経 常 的 な 労 務 の 提 供 を 判 断 する 一 つの 要 素 であり 定 期 的 な 出 勤 がないことだけをもって 被 保 険 者 資 格 がないとするも のではありません 2.については 昭 和 24 年 7 月 28 日 保 発 第 74 号 通 知 で 役 員 であっ ても 法 人 から 労 務 の 対 償 として 報 酬 を 受 けている 者 は 法 人 に 使 用 される 者 として 被 保 険 者 とする とされていますが 一 方 役 員 につ いては ご 照 会 の 事 例 のように 経 営 状 況 に 応 じて 給 料 を 下 げる 例 は 多 く このような 場 合 は 今 後 支 払 われる 見 込 みがあり 一 時 的 である と 考 えられるため 低 報 酬 金 額 をもって 資 格 喪 失 させることは 妥 当 で ない ことから 総 合 的 な 判 断 が 必 要 であり 最 低 金 額 を 設 定 し そ の 金 額 を 下 回 る 場 合 は 被 保 険 者 資 格 がないとするのは 妥 当 ではあり ません また 疑 義 照 会 については 一 般 的 な 例 を 示 しているものであ り 社 会 通 念 上 ご 照 会 の 事 例 のように 業 務 の に 対 して 1 円 の 報 酬 しかないなど に 相 応 しいものかどうか 疑 わしい 場 合 は 報 酬 決 定 に 至 った 経 過 その 他 常 用 的 使 用 関 係 と 判 断 できる 働 き 方 ( 多 くの 職 を 兼 ねていないかどうか 業 務 の 等 )であるかなどを 調 査 し 判 断 してください 3.については 実 費 弁 償 程 度 の 水 準 については 主 に 会 議 に 出 席 す るための 旅 費 業 務 を 遂 行 するために 必 要 となった 経 費 について 一 旦 立 替 払 いし これに 対 して 事 業 所 が 弁 償 等 のみのために 支 払 す る 費 用 をもって 報 酬 としている 場 合 を 想 定 しているものであり もと もと 報 酬 ではないので 法 人 の 経 営 に 対 する 参 画 を とする 労 務 の 対 価 には 該 当 しないと 考 えます ただし この 弁 償 等 行 う 金 額 を 超 え 定 期 的 に 支 払 われているよう な 場 合 は 報 酬 と 見 るべきと 考 えます 以 上 のことから 疑 義 照 会 の 判 断 の 材 料 例 は 一 例 であり 優 先 順 位 づけはなく 複 数 の 判 断 材 料 により あくまでも 実 態 に 基 づき 7

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 総 合 的 に 判 断 してください なお 疑 義 が 生 じた 場 合 は 実 態 を 聞 き 取 ったうえで 具 体 的 事 例 に 基 づき 照 会 してください ご 照 会 の 事 例 においては 常 用 的 使 用 関 係 と 判 断 できる 働 き 方 であれば 被 保 険 者 資 格 を 認 めて 差 し 支 えあ りません 被 保 険 者 資 格 取 得 届 3 東 日 本 大 震 災 によ り 通 勤 経 路 又 は 通 勤 手 段 が 変 更 と な った 場 合 に 支 払 わ れる 交 通 費 について 第 3 条 第 1 項 第 3 号 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 東 日 本 大 震 災 の 影 響 による 計 画 停 電 により 通 常 の 通 勤 経 路 により 通 勤 することができなくなったため 別 の 通 勤 経 路 又 は 別 の 通 勤 手 段 により 通 勤 することになった 場 合 支 払 われる 交 通 費 ( 以 下 代 替 交 通 費 という )は 報 酬 に 含 みますか また 報 酬 に 含 む 場 合 は 本 年 4 5 6 月 に 支 払 われた 場 合 は 通 常 報 酬 として 定 時 決 定 に 算 入 しますか もしくは 賞 与 となりますか なお 代 替 交 通 費 は 当 該 事 業 所 の 社 内 諸 規 定 において 東 日 本 大 震 災 前 から 定 められていました 報 酬 とは 労 働 者 が 自 己 の 労 働 を 提 供 し その 対 償 として 受 けるも ので 常 時 又 は 定 期 に 受 け 労 働 者 の 通 常 の 生 計 に 充 てられるものと され 通 常 の 通 勤 経 路 における 通 勤 手 当 については その 実 体 が 経 常 的 実 質 的 収 入 の 意 義 を 有 するものとして 報 酬 に 含 むものとされてい ます また 東 日 本 大 震 災 の 影 響 による 計 画 停 電 は 電 力 需 要 が 気 象 条 件 により 大 きく 左 右 されるため 長 期 間 の 確 実 な 実 施 計 画 を 立 てること が 困 難 であり その 実 施 は 最 小 限 の 範 囲 で 済 むよう 直 前 までの 電 気 の 供 給 力 確 保 や 需 要 の 状 況 により 最 終 的 に 決 定 することとされてい ます したがって 計 画 停 電 の 実 施 に 伴 い 通 常 の 通 勤 の 経 路 及 び 手 段 以 外 の 方 法 で 通 勤 した 場 合 に 支 給 される 交 通 費 については 支 給 事 由 の 発 生 が 不 確 定 で 偶 発 的 なものであり また 職 務 を 遂 行 するため 旅 行 し た 場 合 に 支 給 される 出 張 旅 費 等 の 実 費 弁 償 的 なものであると 考 えられ ることから 報 酬 に 含 まないものとして 取 り 扱 うことになります 本 件 については 計 画 停 電 の 実 施 に 伴 い 通 常 の 通 勤 の 経 路 及 び 手 段 以 外 の 方 法 で 通 勤 した 場 合 の 交 通 費 と 通 勤 手 当 の 額 を 比 較 し 当 該 交 通 費 が 通 勤 手 当 の 額 を 上 回 った 場 合 に 限 り 差 額 を 支 給 することに していますが この 差 額 の 支 給 事 由 の 発 生 は 計 画 停 電 の 実 施 に 伴 う 不 確 定 で 偶 発 的 なものであり 実 費 相 当 額 の 交 通 費 に 基 づいて 差 額 を 算 定 していることから 実 費 弁 償 的 なものと 考 えられ 報 酬 に 含 まな いものとして 取 り 扱 うことにします 被 保 険 者 資 格 取 得 届 4 一 時 帰 休 中 に 嘱 託 として 再 雇 用 された 者 の 取 得 時 報 酬 月 額 について 第 22 条 第 1 項 健 康 保 険 法 第 42 条 第 1 項 平 成 8 年 4 月 8 日 保 文 発 第 269 号 庁 文 発 第 1431 号 平 成 22 年 6 月 10 日 保 保 発 年 年 発 年 管 発 0610 第 1 号 昭 和 50 年 3 月 29 日 保 険 発 第 25 号 庁 保 険 発 第 8 号 平 成 21 年 3 月 から 予 定 では 平 成 24 年 2 月 まで 一 時 帰 休 として 被 保 険 者 に 対 して 休 業 手 当 が 支 給 されます この 状 況 で 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 である 被 保 険 者 が 嘱 託 として 平 成 23 年 5 月 に 再 雇 用 されたことにより 資 格 取 得 届 を 提 出 する 際 雇 用 契 約 上 の 報 酬 月 額 を 記 載 するか 実 際 の 報 酬 に 対 して 8 割 休 業 手 当 を 支 給 した 場 合 の 報 酬 月 額 を 記 載 するべきかご 教 示 願 います 第 22 条 健 康 保 険 法 第 42 条 により 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 した 日 の 現 在 の 報 酬 の 額 を 基 に 資 格 取 得 時 の 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 するとされているため 実 際 に 支 給 される 休 業 手 当 により 決 定 することになります 8

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 5 最 低 賃 金 法 適 用 除 外 者 等 に 係 る 対 応 に つ いて 労 働 基 準 法 第 28 条 最 低 賃 金 法 第 2 条 第 7 条 被 保 険 者 資 格 取 得 届 に 記 載 されている 報 酬 が 60,000 円 となっていた ため 確 認 したところ 1 日 8 時 間 で 月 21 日 出 勤 でした 当 県 の 最 低 賃 金 を 下 回 っていますが 届 出 の 者 は 役 員 ではないが 同 居 の 親 族 のみ で 事 業 を 行 っている 事 業 所 のため 最 低 賃 金 法 は 適 用 されない との 説 明 がありました 被 保 険 者 取 得 届 について 最 低 賃 金 より 低 い 報 酬 で 届 出 された 場 合 の 取 扱 いについて 照 会 します 最 低 賃 金 制 度 とは 最 低 賃 金 法 に 基 づき 国 が 賃 金 の 最 低 限 度 を 定 め 使 用 者 は その 最 低 賃 金 額 以 上 の 賃 金 を 労 働 者 に 支 払 わなければなら ないとする 制 度 です したがって 常 用 的 使 用 関 係 のある 適 正 な 被 保 険 者 として 被 保 険 者 資 格 取 得 届 の 提 出 があり 記 載 された 報 酬 月 額 が 最 低 賃 金 法 に 抵 触 す る 疑 いがある 場 合 については 最 低 賃 金 法 に 基 づく 最 低 賃 金 額 以 上 の 適 正 な 賃 金 によって 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 すべきであることから 事 業 主 に 最 低 賃 金 の 対 象 となる 賃 金 が 最 低 賃 金 額 を 下 回 っていないか 最 寄 りの 労 働 基 準 監 督 署 にご 確 認 いただくよう 理 解 を 求 め 下 回 っている ことが 明 らかになれば 労 働 基 準 監 督 署 の 指 導 の 下 に 賃 金 を 是 正 して いただき 最 低 賃 金 法 に 抵 触 しない 適 正 な 報 酬 月 額 を 設 定 していただ くことになります 仮 に 最 低 賃 金 額 より 低 い 賃 金 を 労 働 者 使 用 者 双 方 の 合 意 のうえで 定 めても それは 法 律 によって 無 効 とされ 最 低 賃 金 額 と 同 額 の 定 めをしたものとされます ただし 同 居 の 親 族 のみを 使 用 する 事 業 又 は 事 務 所 に 使 用 される 者 及 び 家 事 使 用 人 である 場 合 については 最 低 賃 金 法 が 適 用 される 労 働 者 から 除 かれているため 事 業 主 に 当 該 者 であることの 確 認 を 行 い 確 認 した 事 項 を 被 保 険 者 資 格 取 得 届 の 備 考 欄 等 に 付 記 し 最 低 賃 金 の 適 用 を 受 けないものとして 取 り 扱 うことにします また 使 用 者 が 都 道 府 県 労 働 局 長 の 許 可 を 受 けることを 条 件 として 個 別 に 最 低 賃 金 の 減 額 の 特 例 が 認 められている 特 定 の 労 働 者 について は 事 業 主 に 当 該 特 定 の 労 働 者 であること 及 び 賃 金 として 支 払 を 予 定 している 額 の 確 認 を 行 い 確 認 した 事 項 を 被 保 険 者 資 格 取 得 届 の 備 考 欄 等 に 付 記 し 最 低 賃 金 制 度 の 履 行 が 確 保 されているものとして 取 り 扱 うことにします 被 保 険 者 資 格 取 得 届 6 短 時 間 就 労 者 の 適 用 につ い て 昭 和 55 年 6 月 6 日 内 かん 今 後 正 社 員 と 同 じ 仕 事 のパートタイマーを 雇 う 予 定 です 正 社 員 の 就 業 は 年 間 271 日 出 勤 (1 ヵ 月 平 均 22.5 日 )1 日 7.5 時 間 勤 務 で 隔 週 土 曜 日 出 勤 のため 1 週 間 の 勤 務 時 間 は 平 均 39 時 間 になります パートタイマーの 1 日 の 勤 務 時 間 は 正 社 員 と 同 じ 7.5 時 間 ですが 出 勤 日 数 は 月 により 変 動 し 4 分 の 3 を 前 後 する 日 数 になる 見 込 みです 年 間 での 月 平 均 出 勤 日 数 で 正 社 員 と 比 べることは 可 能 でしょうか ま た 4 分 の 3 を 超 える 月 が 年 間 何 月 以 上 で 適 用 になり 出 勤 日 数 のおお むね 4 分 の 3 に 該 当 する 日 数 の 幅 の 目 安 がありましたらご 教 示 願 いま す 1 日 の 就 業 時 間 が 正 社 員 と 同 じこと また 4 分 の 3 を 前 後 する 日 数 になると 見 込 まれていることから おおむね 4 分 の 3 に 該 当 し 被 保 険 者 として 適 用 と 判 断 します 被 保 険 者 資 格 取 得 届 7 季 節 的 業 務 に 使 用 される 者 にか かる 適 用 除 外 について 第 12 条 季 節 的 業 務 に 使 用 する 者 を 雇 用 している 事 業 所 において 11 月 中 旬 から 翌 年 3 月 10 日 までの 雇 用 契 約 期 間 を 定 めて 4 ヵ 月 以 内 で 雇 用 され る 適 用 除 外 の 従 業 員 が 3 月 11 日 以 降 も 引 き 続 き 雇 用 された 場 合 は 被 保 険 者 となるのか また 被 保 険 者 となる 場 合 には 資 格 取 得 日 はいつに なるのか ご 教 示 願 います なお 季 節 的 業 務 自 体 の 営 業 期 間 は 11 月 から 3 月 までの 5 ヵ 月 間 で あるが 従 業 員 の 雇 用 に 当 たって 雇 い 入 れ 時 に 4 ヵ 月 以 内 の 期 間 を 季 節 的 業 務 とは 季 節 によりなす 業 務 とされ 季 節 的 業 務 に 使 用 され る 者 は 一 般 的 には 被 保 険 者 の 範 囲 から 除 外 されますが その 者 が 当 初 から 4 ヵ 月 を 超 える 予 定 で 使 用 された 場 合 には その 当 初 から 被 保 険 者 となります しかし 4 ヵ 月 以 下 の 期 間 で 使 用 される 予 定 がたまた ま 4 ヵ 月 を 超 えて 引 き 続 き 使 用 されることとなっても 季 節 的 業 務 に 使 用 されている 限 りは 被 保 険 者 から 除 外 されます なお 事 業 主 の 意 見 も 参 酌 した 上 で 過 去 の 季 節 的 業 務 自 体 の 期 間 9

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 定 めて 雇 用 契 約 を 締 結 しており 営 業 期 間 を 考 慮 すれば 雇 用 期 間 は 4 ヵ 月 以 上 となることが 十 分 考 えられるが 契 約 時 の 雇 用 期 間 を 延 長 し て 雇 用 している 状 況 であり 客 観 的 には 適 用 逃 れとも 推 測 できる が 4 ヵ 月 を 超 えているかどうか 使 用 期 間 が 4 ヵ 月 を 超 えていないか 等 過 去 の 雇 用 や 事 業 実 態 等 の 事 実 確 認 を 行 なった 上 で 保 険 者 におい て 判 断 することになります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 8 報 酬 の 範 囲 に ついて 第 3 条 第 1 項 第 3 号 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 昭 和 23 年 7 月 12 日 保 発 第 1 号 通 知 通 常 大 入 袋 は 臨 時 に 受 けるもの として 報 酬 に 含 まない 取 扱 いとしていますが 以 下 の 事 例 についても 報 酬 に 含 まないとしてよい でしょうか 事 例 支 払 項 目 大 入 袋 支 払 金 額 1 万 円 給 与 支 払 にかかる 社 内 規 定 なし 賃 金 台 帳 記 載 あり 日 本 年 金 機 構 のホームページでも 報 酬 としない 例 として 大 入 袋 の 記 載 がありますが これは 大 入 袋 のもつ 本 来 の 性 質 1. 発 生 が 不 定 期 であること 2. 中 身 が 高 額 でなく 縁 起 物 なので 極 めて 恩 恵 的 要 素 が 強 いこと からすると 生 計 にあてられる 実 質 的 収 入 とは 言 い 難 く 報 酬 及 び 賞 与 としないとしています 第 3 条 第 1 項 第 3 号 及 び 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 で 報 酬 とは 賃 金 給 料 俸 給 手 当 賞 与 その 他 いかなる 名 称 で あるかを 問 わず 労 働 者 が 労 働 の 対 償 として 受 けるすべてのものを いう ただし 臨 時 に 受 けるもの 及 び 三 月 を 超 える 期 間 ごとに 受 けるも のはこの 限 りではない と 規 定 され 賞 与 に 関 しても 厚 生 年 金 保 険 法 第 3 条 第 1 項 第 4 号 及 び 健 康 保 険 法 第 3 条 第 6 項 で 賃 金 給 料 俸 給 手 当 賞 与 その 他 いかなる 名 称 であるかを 問 わず 労 働 者 が 労 働 の 対 償 として 受 けるすべてのもののうち 三 月 を 超 える 期 間 ごとに 受 けるものをいう と 規 定 されています 第 3 条 1 項 第 3 号 及 び 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 にお ける 臨 時 に 受 けるもの とは 昭 和 23 年 7 月 12 日 保 発 第 1 号 通 知 において 被 保 険 者 が 常 態 として 受 ける 報 酬 以 外 のもので 狭 義 に 解 す るものとすること とされており 通 常 の 生 計 に 充 てられる 収 入 の 性 質 が 報 酬 であり 臨 時 的 なものは 報 酬 とはなりません また 労 働 の 対 償 とは 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 か らすると 被 保 険 者 が 事 業 所 で 労 務 に 服 し その 対 価 として 事 業 主 より 受 ける 報 酬 や 利 益 などをいい 1. 過 去 の 労 働 と 将 来 の 労 働 とを 含 めた 労 働 の 対 価 2. 事 業 所 に 在 籍 することにより 事 業 主 ( 事 業 所 )より 受 け る 実 質 的 収 入 と 考 えられます ただし 昭 和 18 年 1 月 27 日 保 発 第 303 号 により 事 業 主 が 恩 恵 的 に 支 給 する 見 舞 金 は 通 常 の 報 酬 ではないとされ 結 婚 祝 金 や 慶 弔 費 など も 報 酬 や 賞 与 とはなりません ご 照 会 の 事 例 においては 大 入 袋 の 支 給 原 因 条 件 等 が 不 明 なため 臨 時 的 であるかの 判 断 ができず 報 酬 かどうかの 一 律 な 判 断 はできま せん 仮 に 臨 時 的 であれば 金 額 の 大 小 に 関 係 なく 報 酬 としない 取 扱 いが 妥 当 となります 臨 時 的 かどうかの 判 断 は 支 給 事 由 の 発 生 原 因 が 不 確 定 なもので あり 極 めて 狭 義 に 解 するものとすることとされていますので 例 年 支 給 されていないか 支 払 われる 時 期 が 決 まっていないかで 判 断 して ください 次 に 臨 時 的 でないとすれば 報 酬 又 は 賞 与 となるのか 判 断 するこ とになりますが 前 述 したように 事 業 主 が 恩 恵 的 に 支 給 するものは 報 酬 又 は 賞 与 から 除 かれます 恩 恵 的 かどうかの 判 断 は 社 会 通 念 上 での 判 断 となりますが ご 照 会 の 事 例 は( 大 入 袋 に 関 しては) 賃 金 台 帳 に 記 載 があること 金 額 が 1 万 円 であること これに 加 え 支 給 事 由 が 業 績 達 成 や 営 業 成 績 に 連 10

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 動 しているものであれば 本 来 の 大 入 袋 のもつ 性 質 とは 異 にし 恩 恵 的 ではないと 判 断 するのが 妥 当 となります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 9 現 物 給 与 ( 住 宅 )について 既 に 事 業 主 から 社 宅 を 提 供 されている 従 業 員 Aが 同 事 業 所 で 働 く 従 業 員 Bと 結 婚 し 社 宅 に 同 居 する 場 合 ( 退 職 はしない) 現 物 給 与 の 報 酬 は 今 までどおり 従 業 員 Aに 算 入 するのか それともAとBに 1/2 ず つ 算 入 するのか 照 会 します 健 康 保 険 法 第 46 条 及 び 第 25 条 において 報 酬 又 は 賞 与 の 全 部 又 は 一 部 が 通 貨 以 外 のもので 支 払 われる 場 合 においては その 価 額 は その 地 方 の 時 価 によって 厚 生 労 働 大 臣 が 定 める とされ ており 平 成 21 年 3 月 31 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 231 号 によって 住 宅 で 支 払 われる 報 酬 等 に 関 しては 一 人 一 月 当 たりの 住 宅 の 利 益 の 額 を 定 め ています したがって 事 業 所 から 住 宅 の 提 供 を 受 けている 者 の 報 酬 に 当 該 告 示 により 示 された 標 準 価 額 を 上 乗 せする 取 扱 いとなります ご 照 会 の 件 に 関 しては 二 人 で 利 用 する 住 宅 であってもその 住 宅 が 元 々 A に 対 して 提 供 されており 今 後 も 引 き 続 き A に 対 して 提 供 されているものであると 考 えられることから Aの 報 酬 に 標 準 価 額 を 上 乗 せすればよく Bについては 標 準 価 額 を 上 乗 せする 必 要 はあ りません 被 保 険 者 資 格 取 得 届 10 定 年 再 雇 用 に 対 する 取 扱 いについて 平 成 22 年 6 月 10 日 保 保 発 0610 第 1 号 年 年 発 0610 第 1 号 年 管 発 0610 第 1 号 就 業 規 則 上 定 年 を 従 業 員 の 定 年 は 満 60 歳 とし 誕 生 日 の 属 する 月 の 賃 金 締 切 日 をもって 退 職 とする ( 賃 金 締 切 日 は 毎 月 20 日 ) と 定 める 事 業 所 から 従 業 員 の 定 年 再 雇 用 による 同 日 付 の 取 得 喪 失 届 が 提 出 されました 今 回 提 出 された 従 業 員 の 生 年 月 日 は 昭 和 26 年 2 月 25 日 生 まれの 方 なので 就 業 規 則 どおり 平 成 23 年 2 月 21 日 付 の 得 喪 が 提 出 されま した ここで 問 題 となるのが この 得 喪 日 が 当 該 被 保 険 者 の 60 歳 到 達 前 になっており 通 知 で 定 義 されている 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 である 被 保 険 者 ではないことです この 場 合 は 通 知 に 基 づ くと 同 日 得 喪 ではなく 随 時 改 定 として 取 り 扱 わざるをえないと 考 え ます 同 一 事 業 所 に 勤 務 する 同 一 誕 生 月 の 方 の 取 扱 いについて 60 歳 到 達 日 が 給 与 締 日 の 前 後 で 異 なることになります しかしながら 同 一 事 業 所 内 において 年 金 支 給 開 始 月 が 同 じ 者 であ りながら 得 喪 で 処 理 する 者 と 月 変 で 処 理 する 者 が 混 在 するの は 不 公 平 であるため 退 職 日 において 60 歳 に 到 達 していない 場 合 で あっても 同 一 受 発 月 となることから 定 年 再 雇 用 による 同 日 付 の 得 喪 として 取 り 扱 えないでしょうか この 被 保 険 者 については 通 知 による 取 扱 いの 対 象 者 にはなりませ ん 被 保 険 者 資 格 取 得 届 11 嘱 託 として 再 雇 用 された 者 の 取 扱 いに つ いて 平 成 22 年 6 月 10 日 保 保 発 0610 第 1 号 年 年 発 0610 第 1 号 年 管 発 0610 第 1 号 下 記 の 事 例 について 再 雇 用 の 取 扱 いが 可 能 かどうかお 尋 ねします < 事 例 > 事 業 所 に 勤 務 している 被 保 険 者 について 現 在 のポストが 管 理 職 員 となっているが 組 織 改 編 により 本 年 3 月 末 をもって 管 理 職 のポスト が 廃 止 となる 当 人 については 3 月 末 で 退 職 扱 いとなり 4 月 以 降 嘱 嘱 託 として 再 雇 用 された 者 の 被 保 険 者 資 格 の 取 扱 いについては 嘱 託 として 再 雇 用 された 者 の 被 保 険 者 資 格 の 取 扱 いについて( 通 知 ) の 一 部 改 正 について ( 平 成 22 年 6 月 10 日 保 保 発 0610 第 1 号 年 年 発 0610 第 1 号 年 管 発 0610 第 1 号 )により 高 齢 者 の 継 続 雇 用 をさらに 支 援 していくため として 定 年 制 の 定 めのない 事 業 所 におい ても 同 様 に 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 である 被 保 険 者 が 退 11

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 託 職 員 として 引 続 き 勤 務 してもらう 予 定 であり 4 月 1 日 付 で 1 年 間 の 雇 用 契 約 書 を 締 結 することになっている 給 与 については 月 給 から 日 給 に 変 更 となり 諸 手 当 も 無 く 標 準 報 酬 も 5 等 級 以 上 下 がる な お 本 人 は 昭 和 26 年 4 月 2 日 生 で 雇 用 契 約 日 に 60 歳 になり 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 が 発 生 する この 場 合 退 職 再 雇 用 に 該 当 するのか となるのか 職 後 継 続 して 再 雇 用 された 場 合 について 使 用 関 係 が 一 旦 中 断 した ものとみなし 事 業 主 から 被 保 険 者 資 格 喪 失 届 及 び 被 保 険 者 資 格 取 得 届 を 提 出 させる 扱 いとして 差 し 支 えないこととされています 本 件 については 退 職 日 においては 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 金 の 受 給 権 者 ではありませんが 翌 日 の 再 雇 用 日 において 受 給 権 者 となり 同 時 に 資 格 取 得 するものですので 当 該 取 扱 いの 対 象 者 になります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 12 カフ ェテリ ア プラ ンの 取 扱 いについて 健 康 保 険 法 第 3 条 5 項 第 3 条 従 業 員 が 住 宅 補 助 医 療 費 補 助 などの 福 利 厚 生 的 な 手 当 てを 一 定 のポイントの 範 囲 で 設 定 されたメニューから 自 由 に 選 べる 制 度 (カ フェテリアプラン)を 事 業 所 が 採 用 している 場 合 の 報 酬 の 取 扱 いにつ いて ご 教 示 願 います カフェテリアプランのメニューは 多 種 多 様 でありますが 給 与 規 定 等 に 基 づいて 使 用 者 が 経 常 的 ( 定 期 的 )に 被 用 者 に 支 払 うもの ま た 恩 恵 的 に 支 給 するものであっても 労 働 協 約 等 に 基 づいて 支 給 され るもので 経 常 的 ( 定 期 的 )に 支 払 われる 場 合 は 報 酬 等 に 該 当 するこ とから 当 該 カフェテリアプランが 労 働 者 に 対 して 就 業 規 則 や 労 働 協 約 等 によりあらかじめ 定 められたプラン 及 びポイントに 基 づき 給 付 が 行 われたものであれば その 給 付 は 報 酬 に 含 まれるものとなります なお サービスを 受 けた 場 合 における 報 酬 への 算 入 は 一 般 的 にポ イントを 金 額 に 換 算 して 費 用 を 算 出 することとなりますが ポイント を 金 額 に 換 算 できなければ 具 体 的 な 事 例 により その 時 々において 一 般 に 取 引 されている 実 際 の 価 格 ( 市 場 価 格 等 )を 用 いることとなり ます 被 保 険 者 資 格 取 得 届 13 報 酬 の 範 囲 に ついて(ガソリ ン 代 ) 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 事 業 所 から 自 家 用 車 で 検 査 に 赴 く 際 のガソリン 代 を 現 在 は 実 費 支 給 していますが 通 勤 手 当 をなくし 代 替 としてガソリン 代 1km あた りの 定 額 を 定 め 通 勤 出 張 分 を 合 わせて 支 給 する 方 法 に 変 更 する 予 定 です 出 張 に 係 るキロ 数 は 従 業 員 から 報 告 を 求 めますが 自 宅 から 直 行 す る 場 合 もあり この 場 合 は 自 宅 から 出 張 先 までの 距 離 を 報 告 します 私 用 で 使 ったガソリン 代 については 支 払 わない 取 扱 いになっていま す 通 勤 手 当 分 と 出 張 旅 費 分 は 個 別 に 計 算 することは 可 能 ですが 給 料 明 細 には 支 給 合 計 のガソリン 代 のみ 計 上 されます この 場 合 のガソ リン 代 は 報 酬 としてどのように 取 り 扱 うべきでしょうか (この は 既 に 済 みの 明 確 に がない 場 合 は 報 酬 とし て 取 り 扱 うことが 妥 当 という 前 提 があっての です ) ガソリン 代 については 目 的 に ない 場 合 や 明 確 に されてい ない 場 合 は 通 常 の 生 計 に 充 てられているものとして 報 酬 として 取 り 扱 っているところですが 給 料 明 細 にガソリン 代 のみ 計 上 されて いても 通 勤 手 当 分 と 出 張 旅 費 分 が 明 確 に できるのであれば ガソリン 代 のうち 出 張 旅 費 分 を 差 し 引 いた 金 額 を 報 酬 に 含 める 扱 いで 差 し 支 えありません 被 保 険 者 資 格 取 得 届 14 所 定 の 期 間 を 超 え 引 き 続 き 使 用 される 者 の 適 用 除 外 に ついて 第 12 条 の 2 2 ヵ 月 以 内 の 期 間 を 定 めて 使 用 される 者 と 所 定 の 期 間 を 超 えて 引 き 続 き 使 用 される 場 合 は その 日 から 被 保 険 者 資 格 を 取 得 する の 解 釈 について 照 会 します 従 来 から 所 定 の 期 間 とは 雇 用 するとき 契 約 により 定 めた 雇 用 期 間 であり 所 定 期 間 終 了 後 引 き 続 き 使 用 されるとは 単 に 所 定 の 期 間 を 超 えればただちに 強 制 被 保 険 者 に 移 行 すると 解 すべきではなく その 使 用 関 係 の 実 態 が 常 用 労 働 者 の 性 格 を 帯 びたか 否 かという 点 から 引 き 続 き 使 用 されるという 継 続 性 を 認 定 する 必 要 があると 解 釈 されて いますが 継 続 性 を 認 定 する 必 要 という 判 断 の 目 安 が 結 果 として 2 ヵ 月 2 月 以 内 と 解 釈 してよいでしょうか 臨 時 に 使 用 される 者 であっても その 使 用 される 状 態 が 常 用 化 した ときは 被 保 険 者 として 取 り 扱 うことになります 2 月 以 内 の 期 間 を 定 めて 使 用 される 者 であれば 所 定 の 期 間 を 超 えて 引 き 続 き 使 用 される 場 合 は 常 用 的 使 用 関 係 となったとして その 超 えるに 至 った 日 から 被 保 険 者 になるものとされています つまり 引 き 続 き 使 用 されるという 継 続 性 の 認 定 は 一 時 的 に 2 月 以 内 の 期 間 を 定 めて 使 用 される 日 雇 特 例 被 保 険 者 又 は 日 雇 特 例 被 保 険 者 の 適 用 除 外 を 受 けた 者 が その 所 定 の 期 間 経 過 後 において 臨 時 的 使 用 関 係 から 常 用 的 使 用 関 係 に 移 行 したか 否 かにより 判 断 する ことになり 使 用 関 係 の 実 態 に 即 して 実 質 的 に 判 断 することになりま 12

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) す したがって 本 件 については 引 き 続 き 使 用 されるという 継 続 性 を 画 一 的 に 当 初 の 雇 用 期 間 と 延 長 期 間 により 判 断 するものではなく あ くまでも 雇 用 契 約 における 使 用 関 係 の 実 態 から 常 用 的 使 用 関 係 に 移 行 したか 否 かを 判 断 することになります 例 えば 当 初 2 ヵ 月 以 内 の 雇 用 契 約 であった 者 が その 雇 用 期 間 経 過 後 海 外 転 居 するまでの 1 ヵ 月 間 に 限 って 臨 時 的 に 雇 用 契 約 が 更 新 され その 後 は 契 約 更 新 されな い 場 合 には 引 き 続 き 使 用 されるという 継 続 性 は 認 められず 常 用 的 使 用 関 係 に 移 行 していないことから 被 保 険 者 として 適 用 しないこと になります なお 臨 時 的 名 目 によって 使 用 されていても 当 初 から 使 用 関 係 の 実 態 が 一 定 期 間 ごとに 雇 用 契 約 を 更 新 させるような 状 態 であって そ の 実 態 が 常 用 的 であれば 臨 時 に 使 用 される 者 とは 認 められず 雇 入 れの 当 初 から 被 保 険 者 となります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 15 看 護 学 生 時 に 貸 与 された 奨 学 金 の 返 還 が 勤 務 期 間 中 に 免 除 される 場 合 の 報 酬 に つ いて 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 第 3 条 第 1 項 第 3 号 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 ある 医 療 機 関 において 勤 務 する 医 療 従 事 職 員 が 医 療 技 術 養 成 施 設 ( 看 護 学 校 等 )に 入 学 した 場 合 本 人 の 申 請 により 在 学 期 間 に 応 じた 奨 学 金 が 本 人 へ 貸 与 される 規 程 があります (なお 資 格 取 得 後 も 引 き 続 き 医 療 機 関 に 勤 務 する 旨 の 誓 約 書 を 同 時 に 提 出 します ) 奨 学 金 は 看 護 学 校 等 に 入 学 した 時 点 で 定 められた 在 学 期 間 に 対 する 金 額 を 決 定 し 一 括 して 貸 与 されます 医 療 技 術 養 成 施 設 を 卒 業 した 後 も 奨 学 金 を 受 けた 医 療 機 関 に 引 き 続 き 勤 務 する 場 合 は 奨 学 金 の 償 還 ( 返 還 )が 月 々 免 除 されます ただし 引 き 続 き 勤 務 しない 場 合 は 一 括 して 償 還 することになります 卒 業 後 に 引 き 続 き 勤 務 する 場 合 は 在 学 期 間 と 同 じ 期 間 で 奨 学 金 を 償 還 していくことになりますが 毎 月 の 免 除 される 償 還 額 は 報 酬 に 含 めるのかご 教 示 願 います 月 々 受 ける 債 務 の 免 除 も 被 保 険 者 が 事 業 所 で 労 務 に 服 し その 対 価 として 事 業 主 より 受 け 得 る 利 益 ( 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 )に 該 当 するので 労 働 の 対 償 になります また 債 務 の 免 除 は 奨 学 金 の 貸 与 規 程 に 基 づき 行 われること 等 から これを 任 意 的 恩 恵 的 と 考 えることはできず 報 酬 に 該 当 します 被 保 険 者 資 格 取 得 届 16 労 働 基 準 法 第 41 条 第 3 号 の 労 働 時 間 等 に 関 す る 規 定 の 適 用 除 外 の 許 可 を 受 けて い る 者 の 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 の 適 用 に つ いて 健 康 保 険 法 第 3 条 第 1 項 第 35 条 第 48 条 第 9 条 第 13 条 第 27 条 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 24 条 施 行 規 則 第 15 条 労 働 基 準 法 第 41 条 第 3 号 の 労 働 時 間 等 に 関 する 規 定 の 適 用 除 外 の 許 可 を 受 けている 者 の 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 の 適 用 について ご 教 示 願 います < 事 例 > 職 務 葬 儀 会 社 の 電 話 番 ( 顧 客 からの 葬 儀 等 の 申 込 対 応 ) 以 下 の 時 間 帯 は 拘 束 されるが 電 話 を 取 ることのみが 業 務 で それ 以 外 は 何 をしてもよい 自 由 時 間 である 仮 に 1 本 も 電 話 が 無 い 場 合 で あっても 日 給 は 保 証 される 月 間 勤 務 日 数 15 日 ~18 日 ( 一 般 社 員 のおおむね 4 分 の 3 を 上 回 る) 勤 務 時 間 18:00~ 翌 朝 8:00 休 憩 時 間 等 労 働 基 準 法 第 41 条 第 3 号 の 労 働 時 間 等 に 関 する 規 定 の 適 用 除 外 により 断 続 的 労 働 従 事 者 として 管 轄 労 働 基 準 監 督 署 の 許 可 を 得 ている よって 休 憩 時 間 の 定 めなし 給 与 日 額 7,000 円 13 都 道 府 県 労 働 基 準 局 長 あて 労 働 次 官 通 達 昭 和 22 年 9 月 13 日 発 基 第 17 号 によると 断 続 的 労 働 に 従 事 する 者 とは 休 憩 時 間 は 少 ないが 手 持 時 間 が 多 い 者 の 意 であり また 同 通 達 において 休 憩 時 間 とは 単 に 作 業 に 従 事 しない 手 持 時 間 を 含 まず 労 働 者 及 び 権 利 として 労 働 か ら 離 れることを 保 障 されて 居 る 時 間 の 意 であつて その 他 の 拘 束 時 間 は 労 働 時 間 として 取 り 扱 うこと とされています したがって 当 該 者 の 労 働 時 間 は 手 持 時 間 を 含 めて 捉 えることにな り その 結 果 通 常 の 就 労 者 の 所 定 労 働 時 間 及 び 所 定 労 働 日 数 のおお むね 4 分 の 3 以 上 である 就 労 者 であるならば 原 則 として 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 として 取 り 扱 います

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 17 常 用 的 使 用 関 係 に あるか の 判 断 基 準 に つ いて 昭 和 55 年 6 月 6 日 内 かん 短 時 間 就 労 者 に 係 る 被 保 険 者 資 格 の 取 扱 いについては 短 時 間 就 労 者 (いわゆるパートタイマー)にかかる 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 資 格 の 取 扱 いについて ( 昭 和 55 年 6 月 6 日 内 かん)におい て 1 日 又 は 1 週 の 所 定 労 働 時 間 及 び 1 月 の 所 定 労 働 日 数 が 当 該 事 業 所 において 同 種 の 業 務 に 従 事 する 通 常 の 就 労 者 の 所 定 労 働 時 間 及 び 所 定 労 働 日 数 のおおむね 4 分 の 3 以 上 である 就 労 者 については 原 則 とし て 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 として 取 り 扱 うべきものであ ることとされています 事 業 所 において 正 社 員 の 雇 用 がなく 就 業 規 則 が 作 成 されていない 場 合 において 上 記 4 分 の 3 以 上 についてどのように 判 断 するのか ご 教 示 願 います 本 件 では 具 体 的 な 勤 務 形 態 の 詳 細 が 不 明 ですが 昭 和 55 年 6 月 6 日 内 かんにおいて 1 日 又 は 1 週 の 所 定 労 働 時 間 及 び 1 月 の 所 定 労 働 日 数 が 当 該 事 業 所 において 同 種 の 業 務 に 従 事 する 通 常 の 就 労 者 の 所 定 労 働 時 間 及 び 所 定 労 働 日 数 のおおむね 4 分 の 3 以 上 である 就 労 者 に 該 当 する 者 以 外 の 者 であっても 被 保 険 者 として 取 り 扱 うことが 適 当 な 場 合 があると 考 えられるので その 認 定 に 当 たっては 当 該 就 労 者 の 就 労 の 形 態 等 個 々 具 体 的 事 例 に 即 して 判 断 すべきである とされているこ とから その 事 業 所 の 営 業 時 間 や 稼 働 時 間 に 対 する 勤 務 時 間 など そ の 方 の 具 体 的 な 勤 務 状 況 をよく 把 握 した 上 で 総 合 的 に 判 断 してくださ い 被 保 険 者 資 格 取 得 届 18 現 物 支 給 (フリ ーパス 券 )につ いて 昭 和 32 年 2 月 21 日 保 文 発 第 1515 号 鉄 道 事 業 を 運 営 する 適 用 事 業 所 において 入 社 と 同 時 に 自 社 が 運 営 する 区 間 全 てで 乗 降 が 可 能 なフリーパス 券 を 支 給 しています そのた め 通 勤 手 当 については 自 社 運 営 区 間 についての 交 通 費 を 支 給 して いません この 場 合 フリーパス 券 を 現 物 支 給 していると 考 えるのか もしくは 交 通 費 を 支 給 していると 考 えるのかをご 教 示 願 います なお 区 間 全 てで 使 用 できる 定 期 券 等 は 販 売 していないため フリ ーパス 券 を 通 勤 定 期 券 等 とみなして 金 額 に 換 算 することはできませ ん フリーパス 券 を 通 勤 に 使 用 する 方 の 場 合 同 券 は 通 勤 定 期 券 として の 側 面 があることから 自 宅 と 勤 務 地 の 最 寄 り 駅 の 区 間 の 定 期 代 金 分 を 支 給 していると 考 え 報 酬 に 含 めてください 被 保 険 者 資 格 取 得 届 19 国 民 健 康 保 険 組 合 に 係 る 適 用 除 外 の 取 扱 いについて 健 康 保 険 法 第 3 条 第 1 項 第 8 号 平 成 17 年 12 月 15 日 保 国 発 第 1215001 号 庁 保 険 発 第 1215003 号 平 成 23 年 12 月 1 日 付 で 法 人 設 立 により 新 規 適 用 となる 事 業 所 にお いて 平 成 22 年 6 月 1 日 より 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 である 事 業 主 Aと 従 業 員 B 以 前 より 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 ではない 従 業 員 Cの 3 名 がいる 場 合 には 前 日 以 前 から 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 であるA 及 びBは 国 民 健 康 保 険 組 合 の 行 う 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 に 係 る 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 健 康 保 険 の 適 用 除 外 について ( 平 成 17 年 12 月 15 日 保 国 発 第 1215001 号 庁 保 険 発 第 1215003 号 以 下 平 成 17 年 通 知 という )の 2 の(2)に 該 当 することにより 適 用 除 外 承 認 が 可 能 となりますが 新 規 適 用 と 同 日 で 新 たに 使 用 されることに なった 従 業 員 Cについて 適 用 除 外 承 認 は 可 能 でしょうか 1. 本 件 については 以 下 のような 考 え 方 から 平 成 17 年 通 知 の 2 の(3) (1) 又 は(2)に 該 当 することにより 適 用 除 外 の 承 認 を 受 けたものを 使 用 する 事 業 所 に 新 たに 使 用 されることとなった 者 に 該 当 するもの とし 法 人 設 立 前 に 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 ではない 者 ( 従 業 員 C)についても 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 となることができると 解 釈 することが 妥 当 と 考 えます 1 国 民 健 康 保 険 組 合 被 保 険 者 である 事 業 主 Aが 法 人 化 して 健 康 保 険 の 適 用 事 業 所 となったこと 2A Bは 法 人 設 立 前 は 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 であり 1の 後 同 日 に 適 用 除 外 承 認 を 受 けているものであること 3 健 康 保 険 の 適 用 除 外 承 認 の 申 請 は 当 然 のことながら 健 康 保 険 の 加 入 資 格 が 生 じた 時 点 で 適 用 除 外 承 認 の 申 請 の 可 否 を 判 断 することに なる 4 今 回 の 場 合 のCは 勤 務 している 事 業 所 が 法 人 化 することにより 1の 時 点 以 降 に 健 康 保 険 の 加 入 資 格 を 満 たすことになるが その 時 点 においてCは 適 用 除 外 の 承 認 を 受 けたものを 使 用 する 事 業 所 に 新 た に 使 用 されることとなった 者 に 該 当 すると 考 えられる 2.したがって 仮 にCが 新 規 適 用 と 同 時 に 当 該 事 業 所 に 入 社 したよう な 場 合 についても 上 記 と 同 様 に 解 釈 して 差 し 支 えないものと 考 えま す 14

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 20 報 酬 及 び 賞 与 の 範 囲 ( 財 形 奨 励 金 )について 第 3 条 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 第 6 項 財 形 貯 蓄 をしている 被 保 険 者 に 対 して 毎 月 給 与 と 併 せて 福 利 厚 生 費 として 財 形 奨 励 金 が 支 給 されている 財 形 奨 励 金 は 給 与 所 得 とし て 課 税 対 象 であり 賃 金 台 帳 に 計 上 し 給 与 明 細 には 財 形 奨 励 金 と 表 示 されている この 場 合 財 形 奨 励 金 は 健 康 保 険 法 第 3 条 第 5 項 及 び 厚 生 年 金 保 険 法 第 3 条 に 規 定 する 報 酬 もしくは 健 康 保 険 法 第 3 条 第 6 項 及 び 第 3 条 に 規 定 する 賞 与 にあたるかご 教 示 願 います 報 酬 とは 被 保 険 者 が 事 業 主 から 労 働 の 対 償 として 受 けるすべてのも のをいい 労 働 の 対 償 とは 労 務 を 提 供 することを 前 提 として 事 業 主 が 被 保 険 者 に 支 払 うものであれば その 支 給 形 態 や 名 称 を 問 わず 経 常 的 実 質 的 収 入 であれば 報 酬 に 含 むこととなります 財 形 制 度 とは 勤 労 者 の 財 産 形 成 のための 貯 蓄 制 度 であり これに 対 する 補 助 として 事 業 主 から 支 給 される 財 形 奨 励 金 は 被 保 険 者 にと って 明 らかに 実 質 的 な 収 入 となります この 奨 励 金 は 給 与 規 定 等 に 基 づいて 使 用 者 から 経 常 的 に 支 払 われる ものと 考 えられるため 労 務 の 対 償 として 報 酬 となります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 21 雇 入 れ 日 が 公 休 日 である 場 合 の 被 保 険 者 資 格 取 得 日 の 取 扱 いにつ い て 第 13 条 第 1 項 健 康 保 険 法 第 35 条 昭 和 3 年 11 月 17 日 付 保 発 第 751 号 社 会 局 保 険 部 長 通 知 製 糸 工 場 等 ニ 使 用 セラル ル 者 ノ 被 保 険 者 ノ 資 格 ニ 関 スル 件 適 用 マニュアルⅡ-1-5において 事 実 上 使 用 関 係 が 発 生 した 日 が 資 格 取 得 の 日 となる とされているが 以 下 の 事 例 について 資 格 取 得 日 をA B 案 のいずれにすべきか ご 教 示 願 います 事 例 給 与 支 払 体 系 日 給 雇 用 契 約 開 始 日 平 成 24 年 4 月 1 日 ( 日 曜 日 ) 勤 務 開 始 日 平 成 24 年 4 月 2 日 ( 月 曜 日 ) 当 該 事 業 所 の 公 休 日 土 曜 日 日 曜 日 当 該 事 業 所 においては 本 来 雇 用 契 約 開 始 日 と 勤 務 開 始 日 が 同 日 となるが この 事 例 では 雇 用 契 約 開 始 日 が 公 休 日 に 該 当 したため 勤 務 開 始 日 がずれている A 案 報 酬 の 支 払 いの 対 象 となった 初 日 に 事 実 上 使 用 関 係 が 発 生 したと 考 え 平 成 24 年 4 月 2 日 とする B 案 偶 然 雇 用 契 約 開 始 日 が 公 休 日 に 該 当 したのであって 公 休 日 でな ければ 雇 用 契 約 開 始 日 から 勤 務 するのであるから 事 実 上 使 用 関 係 が 発 生 した 日 は 平 成 24 年 4 月 1 日 とする ご 照 会 の 事 例 においては 資 格 取 得 日 は 平 成 24 年 4 月 1 日 とな ります 健 康 保 険 法 では 適 用 事 業 所 に 使 用 される 日 が 資 格 取 得 日 となりますが この 使 用 される 日 とは 事 実 上 の 使 用 関 係 が 発 生 した 日 として 取 扱 い 資 格 取 得 日 を 決 定 しているところです 通 常 雇 用 契 約 開 始 日 は 勤 務 開 始 日 と 一 致 し その 日 に 事 実 上 の 使 用 関 係 が 発 生 すると 考 えられますが 一 致 しない 場 合 においては 報 酬 の 支 給 開 始 を 参 考 に 事 実 上 の 使 用 関 係 が 発 生 した 日 を 決 定 しま す 事 務 手 続 きにおいて 示 しているのは 月 給 制 の 場 合 月 の 勤 務 日 数 に 関 わらず 報 酬 は 一 定 の 金 額 となるところ 勤 務 開 始 前 の 期 間 の 報 酬 が 控 除 されるのであれば 労 務 の 提 供 が 開 始 され 報 酬 支 払 の 対 象 期 間 の 初 日 が 事 実 上 の 使 用 関 係 の 発 生 日 とするのが 妥 当 という 例 です しかしながら 日 給 制 においては 公 休 日 は 労 務 の 提 供 がなく 報 酬 の 支 払 いがないのは 当 然 であり 公 休 日 でなければ 雇 用 契 約 開 始 日 が 勤 務 開 始 日 と 一 致 すると 想 定 されることから 事 実 上 の 使 用 関 係 の 発 生 日 は 雇 用 契 約 開 始 日 となります 被 保 険 者 資 格 取 得 届 22 昭 和 19 年 10 月 1 日 における 厚 生 年 金 被 保 険 者 期 間 につ い て 昭 和 19 年 10 月 1 日 より 女 子 及 び 男 子 の 一 般 事 務 職 の 厚 生 年 金 の 適 用 が 開 始 されましたが 厚 生 年 金 の 被 保 険 者 期 間 は 一 般 的 に 厚 生 年 金 に 加 入 した 日 の 属 する 月 から 資 格 喪 失 日 の 前 月 までが 加 入 期 間 となり ます また 被 保 険 者 の 資 格 を 取 得 した 月 にその 資 格 を 喪 失 したときは その 月 を 1 ヵ 月 として 被 保 険 者 期 間 に 算 入 することになっています しかし 女 子 が 19 年 10 月 以 前 から 適 用 事 業 所 に 勤 めていた 場 合 であ って 19 年 10 月 の 月 末 前 に 退 職 したときにはその 期 間 は 厚 生 年 金 の 加 入 期 間 としては 算 入 されません これは 厚 年 ( 旧 法 )の 条 文 を 見 て も 同 月 得 喪 の 規 定 がありませんが 当 時 は 同 月 得 喪 の 規 定 がなかった と 解 してよろしいか 大 変 恐 縮 ではありますが 昭 和 19 年 10 月 法 改 正 の 根 拠 条 文 通 達 等 についてご 教 示 のほどお 願 いいたします ( 第 三 者 委 員 会 への 申 し 立 て です ) ご 照 会 の 同 月 得 喪 の 規 定 については 当 時 の 第 24 条 第 2 項 において 被 保 険 者 ノ 資 格 ヲ 取 得 シタル 月 ニ 於 テ 其 ノ 資 格 ヲ 喪 失 シタル 場 合 ニ 於 テハ 其 ノ 月 ハ 一 月 トシテ 之 ヲ 被 保 険 者 タリシ 期 間 ニ 加 算 ス とされている しかしながら ご 照 会 の 場 合 については 女 子 に 適 用 が 拡 大 された 19 年 10 月 の 法 施 行 前 の 施 行 準 備 期 間 から 被 保 険 者 となっていたと 思 料 され 19 年 10 月 中 に 喪 失 された 場 合 は 同 法 第 24 条 第 2 項 ではな く 同 条 第 1 項 被 保 険 者 タリシ 期 間 ノ 計 算 ハ 被 保 険 者 ノ 資 格 ヲ 取 得 シ タル 月 ヨリ 之 ヲ 起 算 シ 其 ノ 資 格 ヲ 喪 失 シタル 月 ノ 前 月 ヲ 以 テ 之 ヲ 止 ム の 規 定 に 該 当 し その 保 険 料 は 徴 収 されていないため このよう な 場 合 については 被 保 険 者 期 間 には 算 入 されない 15

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 23 国 民 健 康 保 険 組 合 の 被 保 険 者 に かかる 適 用 除 外 の 取 扱 いについて 標 記 の 件 に 関 しましては 平 成 17 年 12 月 15 日 付 保 国 発 第 1215001 号 庁 保 険 発 第 1215003 号 国 民 健 康 保 険 組 の 行 なう 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 に 係 る 政 府 管 掌 健 康 保 険 の 適 用 除 外 について( 通 知 ) により 取 り 扱 っているところですが 下 記 の 点 に 関 して 疑 義 があるため 照 会 します 疑 義 資 格 取 得 時 に 適 用 除 外 の 承 認 申 請 が 承 認 されたため 厚 生 年 金 のみ 加 入 となっていた 者 が 事 業 所 に 継 続 して 使 用 されているにも 関 わら ず 他 の 組 合 が 行 う 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 となったため 新 たに 適 用 除 外 の 承 認 申 請 をしたい との 申 出 があった 事 例 がありました ( 土 地 建 設 ) しかしながら 上 記 通 知 における 適 用 除 外 承 認 事 由 には 該 当 しない と 思 われるため 適 用 除 外 の 承 認 をしていた 組 合 の 組 合 員 でなくなっ た 日 の 翌 日 をもって 健 康 保 険 の 被 保 険 者 とする 取 扱 いで 差 し 支 えない でしょうか 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 健 康 保 険 における 適 用 除 外 の 承 認 に 当 たって は 平 成 17 年 12 月 15 日 付 保 国 発 1210001 号 庁 保 険 発 1215003 号 通 知 の 2 に 該 当 する 者 に 限 ることとされており 照 会 の 場 合 については 当 該 通 知 に 該 当 する 者 として 適 用 除 外 することはできない 被 保 険 者 資 格 取 得 届 24 休 職 中 の 被 保 険 者 資 格 に つ いて 次 の 二 つのケースについて 被 保 険 者 資 格 の 取 扱 いをご 教 示 願 いた い 例 1) 現 在 医 療 法 人 に 勤 務 している 者 が 看 護 学 校 に 通 うため 休 職 とな る 在 学 中 は 勤 務 を 全 くせず 無 報 酬 となるが 事 業 所 に 籍 を 置 いたままの 状 態 となり 卒 業 後 は 復 職 する 在 学 期 間 は 3 年 間 の 予 定 である 例 2) 上 記 と 同 じ 条 件 で 看 護 学 校 へ 通 うが 1 日 も 勤 務 実 績 がないまま 採 用 と 同 時 に 学 校 に 通 い 始 め 卒 業 後 に 勤 務 を 開 始 する 例 1 の 場 合 看 護 学 校 に 在 学 中 は 資 格 喪 失 とし 復 職 と 同 時 に 資 格 取 得 とすべきか もしくは 事 業 所 に 在 籍 している 状 態 のため 資 格 は 継 続 とすべきか 例 2 の 場 合 卒 業 後 に 勤 務 開 始 となってから 資 格 取 得 とすべきか 採 用 年 月 日 をもって 資 格 取 得 とすべきか もし 採 用 年 月 日 より 資 格 取 得 とした 場 合 は 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 はどうするのか 例 1)の 場 合 については 資 格 喪 失 の 時 期 について 使 用 されなく なったとき とは 被 保 険 者 が 適 用 事 業 所 に 使 用 されなくなった 日 を 意 味 し 使 用 されなくなる 場 合 とは 解 雇 退 職 転 勤 事 業 廃 止 等 の 場 合 である 使 用 されなくなった 日 の 意 味 も 事 実 上 使 用 関 係 が 消 滅 した 日 と 解 されており 昭 和 26 年 3 月 9 日 保 文 発 第 619 号 通 知 等 か らすると 雇 用 関 係 は 存 続 するが 給 与 や 休 職 手 当 等 の 支 給 が 全 くない のであれば 喪 失 させる 取 扱 いが 妥 当 であろう 例 2)の 場 合 については 適 用 事 業 所 に 使 用 される 者 であるか が 問 題 となりますが 使 用 される 者 とは 事 実 上 の 使 用 関 係 があれ ば 足 り 事 業 主 との 間 の 法 律 上 の 雇 用 関 係 の 存 否 は 使 用 関 係 を 認 定 する 参 考 となるに 過 ぎない したがって 単 に 名 目 的 な 雇 用 関 係 があ っても 事 実 上 の 使 用 関 係 がない 場 合 は 使 用 される 者 とはならないと 解 されており 就 労 の 実 態 や 報 酬 の 有 無 等 を 確 認 し 事 実 上 の 使 用 関 係 が 認 められなければ 資 格 取 得 をする 必 要 はないとすることが 妥 当 であろう 被 保 険 者 資 格 取 得 届 25 資 格 取 得 時 に 労 働 協 約 等 に 基 づ く 賃 金 カ ット が 行 わ れ てい た 場 合 に おけ る 報 酬 の 取 扱 いにつ い て 不 況 により 4 月 から 8 月 まで 賃 金 カットを 行 うこととなった 事 業 所 において 4 月 に 入 社 した 職 員 についても 同 様 の 賃 金 カットが 行 われる こととなった この 場 合 取 得 時 の 報 酬 について 本 来 の 報 酬 賃 金 カットが 行 われた 実 際 に 受 けることになる 報 酬 どちらの 報 酬 により 決 定 を 行 えばよいか その 際 本 来 の 報 酬 にて 決 定 を 行 った 場 合 におい て 取 得 後 3 ヵ 月 の 報 酬 により 随 時 改 定 は 可 能 か また 4 5 6 月 報 酬 の 賃 金 カットが 行 われていたが 定 時 決 定 時 に おいて 賃 金 カットの 状 態 が 解 消 されていた 場 合 昭 和 五 〇 年 三 月 二 九 第 22 条 第 1 項 の 規 定 により 被 保 険 者 が 資 格 を 取 得 した 際 の 標 準 報 酬 の 決 定 において 月 給 や 週 給 の 場 合 など 一 定 の 期 間 によって 報 酬 が 定 められている 場 合 については 被 保 険 者 となった 日 現 在 の 報 酬 の 額 をその 期 間 の 総 日 数 で 除 して 得 た 額 の 三 十 倍 に 相 当 する 額 とされている それは ご 照 会 の 事 例 のように 労 働 協 約 等 に 基 づき 賃 金 の 一 部 が カットされている 場 合 であっても 同 様 である また 労 働 協 約 等 に 基 づく 賃 金 カットによる 定 時 決 定 の 際 既 に 賃 16

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 日 保 険 発 第 二 五 号 庁 保 険 発 第 八 号 通 知 に 基 づき 9 月 以 後 において 受 けるべき 報 酬 をもって 報 酬 月 額 を 算 定 するため 本 来 であれば 賃 金 カットが 行 われる 前 の 従 前 報 酬 をもって 定 時 決 定 を 行 うと 思 慮 いたし ます しかし 本 件 において 取 得 時 の 報 酬 が 賃 金 カットの 行 われた 報 酬 で 行 われていた 場 合 従 前 報 酬 が 存 在 しないため どのようにして 報 酬 を 決 定 すればよいかご 教 示 ください 金 カットの 状 態 が 解 消 している 場 合 については 通 常 であれば 従 前 の 報 酬 により 決 定 することとなるが 本 件 については 資 格 取 得 時 に 遡 っても なお 賃 金 カットの 影 響 を 受 けるものであることから この 場 合 資 格 取 得 時 の 報 酬 から 賃 金 カットによる 影 響 を 控 除 した 金 額 によ り 決 定 することとなる 被 保 険 者 資 格 取 得 届 26 派 遣 労 働 者 の 適 用 について 短 時 間 勤 務 で 派 遣 就 労 をおこなう 者 について 派 遣 労 働 契 約 においては 派 遣 労 働 者 と 派 遣 元 との 間 に 使 用 関 係 が あるが 登 録 型 の 派 遣 労 働 者 の 場 合 社 会 保 険 の 適 用 基 準 は その 事 業 所 で 同 種 の 業 務 を 行 う 通 常 の 労 働 者 の 1 日 または 1 週 間 の 勤 務 時 間 及 び 1 ヵ 月 の 勤 務 日 数 が おおむね 4 分 の 3 以 上 ある 場 合 とある そ の 事 業 所 とは 派 遣 先 を 基 準 としてよいか 派 遣 先 を 基 準 とする 場 合 は 複 数 の 事 業 所 に 派 遣 されている 場 合 どの 派 遣 先 でも 社 会 保 険 の 加 入 条 件 に 満 たない 場 合 は 派 遣 元 で 社 会 保 険 の 適 用 を 受 けることができないことになるのか 派 遣 元 事 業 主 は その 雇 用 する 派 遣 労 働 者 の 就 業 の 状 況 を 踏 まえ 労 働 社 会 保 険 の 適 用 手 続 きを 適 切 に 進 め 労 働 社 会 保 険 に 加 入 す る 必 要 ある 派 遣 労 働 者 については 加 入 させてから 労 働 者 派 遣 を 行 う こと( 派 遣 元 指 針 第 2 4)とされており その 事 業 所 とは 派 遣 労 働 者 との 雇 用 契 約 関 係 が 成 立 する 派 遣 元 の 事 業 所 を 基 準 とする ものである 被 保 険 者 資 格 取 得 届 27 資 格 取 得 時 に おけ る 報 酬 月 額 について 健 康 保 険 法 第 42 条 資 格 取 得 時 における 報 酬 月 額 について 資 格 取 得 時 における 報 酬 月 額 においては 健 康 保 険 法 第 42 条 に 基 づ き 報 酬 月 額 を 算 定 していますが 下 記 のようなケースの 場 合 の 報 酬 月 額 はどのように 算 定 すべきでしょうか? 資 格 取 得 日 4 月 7 日 ( 末 締 め 当 月 25 日 支 払 ) 基 本 給 200,000 住 居 手 当 30,000 月 の 途 中 採 用 の 場 合 は 諸 手 当 については 翌 月 から の 支 給 扶 養 手 当 10,000 給 与 規 定 に 明 記 されている 健 康 保 険 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 により 被 保 険 者 が 資 格 を 取 得 した 際 の 標 準 報 酬 の 決 定 において 月 給 や 週 給 の 場 合 など 一 定 の 期 間 に よって 報 酬 が 定 められている 場 合 については 被 保 険 者 となった 日 現 在 の 報 酬 の 額 をその 期 間 の 総 日 数 で 除 して 得 た 額 の 三 十 倍 に 相 当 する 額 とされている よって 本 件 についても 被 保 険 者 となった 日 現 在 においては 諸 手 当 が 支 給 されないことが 明 白 である 以 上 それを 報 酬 の 一 部 に 加 え るべきではなく 当 該 手 当 が 支 給 される 5 月 を 起 算 月 として 随 時 改 定 の 要 否 を 判 断 することとなる 1 報 酬 月 額 については 240,000 で 決 定 手 当 について 4 月 分 は 支 給 さ れないが 月 の 初 日 採 用 の 場 合 は 見 込 めるので 取 得 時 における 報 酬 月 額 には 含 むべきである 2 報 酬 月 額 については 200,000 で 決 定 手 当 について 5 月 分 からの 支 給 であるので 5 6 7 月 において 平 均 額 を 算 出 して 2 等 級 以 上 の 差 が 出 ていれば を 7 月 給 与 支 払 後 速 やかに 提 出 1で 決 定 をすると 実 際 に 報 酬 を 受 けていないのに 240,000 の 保 険 料 を 徴 収 されてしまう 2で 決 定 をすると 月 の 初 日 で 採 用 された 被 保 険 者 ( 同 じ 条 件 で 採 用 された)と 比 べると 徴 収 保 険 料 に 差 異 が 生 じる 1もしくは2どちらかで 報 酬 月 額 を 決 定 と 考 えますがどちらになる かご 教 示 願 います 17

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 取 得 届 28 コ ミッシ ョ ン に 対 する 報 酬 の 取 扱 い に ついて 毎 月 設 定 目 標 の 達 成 度 合 いに 応 じ 事 業 所 が 規 定 した 比 率 を 乗 じ た 金 額 が 給 与 とともに 支 給 される コミッション が 賃 金 規 程 で 定 め られている 具 体 的 には 毎 月 査 定 される 1 回 に 200~300 万 円 程 度 の 高 額 支 給 である 毎 月 支 給 される 社 員 も 存 在 する 賃 金 規 程 には コミッション の 名 称 はあるが 支 給 回 数 について は 明 記 されていない (そもそも 支 給 されるかどうかも 不 確 定 なためと 思 われる ) 当 該 コミッションについては 賃 金 規 定 において 3 月 を 超 える 期 間 ごとに 受 けるものとされていないため 賞 与 には 該 当 しない また 支 給 事 由 や 支 給 条 件 が 採 用 通 知 及 び 条 件 提 示 書 において 明 示 されてお り 第 3 条 及 び 健 康 保 険 法 第 3 条 における 臨 時 に 受 けるもの とも 解 されない ( 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 ) したがって 毎 月 の 業 績 により 月 ごとに 支 給 される 当 該 コミッショ ンについては 1により 取 り 扱 うことになります コミッション の 支 給 を 下 記 1~3のいずれかで 解 釈 すべきか? あるいはいずれにも 当 てはまらない 場 合 どう 判 断 すべきかご 教 示 く ださい 1 毎 月 支 給 される 可 能 性 があるため 残 業 手 当 と 同 様 の 考 えで 月 々 の 報 酬 に 算 入 する 27 月 1 日 前 の 1 年 間 を 通 じ 年 4 回 以 上 の 実 績 があれば 報 酬 に 該 当 するため 12 で 除 し 次 期 定 時 決 定 の 報 酬 に 含 める また 入 社 時 は 同 様 の 業 務 に 従 事 し 同 様 のコミッションを 受 ける 人 の 平 均 額 を 資 格 取 得 時 の 報 酬 月 額 に 上 乗 せし 決 定 する 3 賞 与 扱 いとなり 支 給 の 有 無 及 び 支 給 回 数 も 不 確 定 のため 支 給 される 毎 に 賞 与 支 払 届 を 提 出 する 18

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 資 格 喪 失 届 1 休 職 中 の 被 保 険 者 資 格 につ いて 昭 和 26 年 3 月 9 日 保 文 発 第 619 号 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 が 看 護 学 校 に 通 うため 休 職 となり 無 報 酬 とな りますが 人 材 育 成 の 一 環 として 事 業 所 側 の 指 示 により 事 業 所 に 籍 を 置 いたまま 看 護 学 校 に 通 学 させる 場 合 でも 被 保 険 者 資 格 を 喪 失 さ せる 取 扱 いが 妥 当 でしょうか なお 事 業 所 が 学 費 を 奨 学 金 で 貸 付 し 復 職 後 返 済 していただくか もしくは 看 護 学 校 への 在 学 期 間 分 勤 務 した 場 合 は 奨 学 金 の 返 済 を 免 除 する 旨 の 規 定 が 設 けられており 通 学 期 間 について 出 席 証 明 等 で 出 席 の 確 認 を 行 います また 事 業 所 としては 資 格 を 存 続 させて 人 材 を 育 成 したい 意 向 があり 保 険 料 負 担 についても 事 業 所 及 び 被 保 険 者 と もに 了 承 しています 健 康 保 険 法 第 3 条 において 被 保 険 者 とは 適 用 事 業 所 に 使 用 され る 者 及 び 任 意 継 続 被 保 険 者 とされており 事 実 上 の 使 用 関 係 が 認 めら れたときに 使 用 される 者 に 該 当 することとなります 本 件 においては 事 業 所 を 休 職 したうえで 看 護 学 校 に 通 いその 間 は 無 報 酬 となる 者 との 間 に 事 実 上 の 使 用 関 係 が 認 められるか 否 かが 問 題 となりますが 看 護 学 校 に 通 う 間 については 通 常 の 労 務 の 提 供 は 行 わ れず かつ 相 当 期 間 休 職 が 続 くことが 予 想 され またその 間 の 給 与 の 支 給 が 行 われないことから 賃 金 の 支 払 停 止 は 一 時 的 なものとは 判 断 で きず 事 実 上 の 使 用 関 係 があると 認 めることは 困 難 です したがって 本 件 に 関 しては 資 格 喪 失 させる 取 扱 いとなります 19

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 1 二 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 の 随 時 改 定 に ついて 二 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 について 月 額 変 更 不 該 当 の 処 分 後 に 新 たに 随 時 改 定 の 要 件 に 該 当 した 際 の 報 酬 について 次 の 事 例 について 照 会 します < 事 例 > 1.9 月 算 定 は 健 :1,210 千 円 厚 :620 千 円 で 決 定 2.B 事 業 所 において 7 月 に 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 生 じたため 10 月 を 改 定 とする が 提 出 されましたが 改 定 後 の 報 酬 も 健 保 年 金 とも 標 準 報 酬 月 額 には 変 更 がないため 不 該 当 となりました 3.10 月 にA 事 業 所 において 固 定 的 賃 金 の 変 動 が 生 じたため 1 月 を 改 定 とする が 提 出 されますが この 際 のB 事 業 所 の 報 酬 はど の 時 点 での 報 酬 をみることになるのでしょうか A 事 業 所 B 事 業 所 合 計 4 月 700,000 700,000 1,400,000 5 月 700,000 700,000 1,400,000 6 月 700,000 700,000 1,400,000 7 月 700,000 500,000 1,200,000 8 月 700,000 500,000 1,200,000 9 月 700,000 500,000 1,200,000 10 月 500,000 500,000 1,000,000 11 月 500,000 500,000 1,000,000 12 月 500,000 500,000 1,000,000 同 時 に 二 以 上 の 事 業 所 で 報 酬 を 受 ける 被 保 険 者 について 報 酬 月 額 を 算 定 する 場 合 においては 健 康 保 険 法 第 43 条 第 1 項 及 び 厚 生 年 金 保 険 法 第 23 条 1 項 の 規 定 により 各 事 業 所 について 随 時 改 定 の 要 件 に 該 当 するかどうか 判 断 することになります 本 件 の 場 合 は 10 月 を 改 定 とする 随 時 改 定 及 び 1 月 を 改 定 とする 随 時 改 定 を 行 うことになり 新 たに 標 準 報 酬 月 額 を 改 定 することになり ますので 合 算 した 等 級 の 変 更 があるなしにかかわらず それぞれの 事 業 所 が 納 める 保 険 料 の 按 分 割 合 を 変 更 することになります 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 2 選 択 事 業 所 と 非 選 択 事 業 所 を 入 替 変 更 し た 場 合 の 標 準 報 酬 月 額 につ いて < 事 例 > A 社 ( 基 金 未 加 入 の 選 択 事 業 所 : 報 酬 月 額 30 万 円 )とB 社 ( 基 金 加 入 の 非 選 択 事 業 所 : 報 酬 月 額 20 万 円 )に 平 成 20 年 10 月 1 日 から 二 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 として 加 入 していましたが 平 成 22 年 10 月 1 日 にB 社 を 選 択 事 業 所 に 変 更 し 同 時 に 給 与 改 定 により 報 酬 月 額 が 20 万 円 から 50 万 円 に 引 き 上 げられました (A 社 を 非 選 択 事 業 所 に 変 更 しましたが 報 酬 月 額 は 変 わりませんでした ) 上 記 事 例 について 使 用 関 係 が 継 続 している 場 合 は 選 択 の 変 更 を 行 った 月 ( 平 成 22 年 10 月 )の 報 酬 月 額 の 合 算 (50 万 円 +30 万 円 )に より 決 定 するのではなく 給 与 改 定 前 の 報 酬 月 額 の 合 算 (20 万 円 +30 万 円 )により 決 定 し 4 月 目 に 随 時 改 定 を 行 うことになりますか システム 上 は 資 格 喪 失 資 格 取 得 の 処 理 を 行 うことになりますが 各 事 業 所 とも 報 酬 の 改 定 を 行 う 契 機 ( 資 格 取 得 )になりませんので 従 前 に 算 定 した 報 酬 月 額 を 基 に 決 定 することになり 4 月 目 に 随 時 改 定 を 行 うことになります 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 3 同 時 に 二 以 上 の 厚 生 年 金 基 金 加 入 事 業 所 に 勤 務 した 場 合 の 取 扱 いに ついて 第 126 条 厚 生 年 金 基 金 令 第 15 条 同 時 に 二 以 上 の 厚 生 年 金 基 金 加 入 事 業 所 に 勤 務 した 場 合 の 取 扱 いに ついて 照 会 します < 事 例 > A 事 業 所 (X 厚 生 年 金 基 金 ) 平 成 19 年 6 月 18 日 取 得 ~ 平 成 22 年 9 月 1 日 喪 失 報 酬 30 万 円 B 事 業 所 (Y 厚 生 年 金 基 金 ) 本 件 の 場 合 第 126 条 に 基 づき 選 択 した 事 業 所 の 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 員 となり 非 選 択 の 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 員 とはな りません 選 択 をしなかった 時 は 厚 生 年 金 基 金 令 第 15 条 により 最 も 高 い 月 額 の 給 与 に 係 る 基 金 を 選 択 したものとみなします (A 事 業 所 の X 厚 生 年 金 基 金 の 加 入 員 となります ) 保 険 料 の 計 算 方 法 は 以 下 のとおりです A 事 業 所 500 千 円 (15.704%-4%) 300 千 円 500 千 円 =35,112 円 B 事 業 所 500 千 円 (15.704%-4%) 200 千 円 500 千 円 =23,408 円 20

疑 義 照 会 ( 厚 生 年 金 保 険 適 用 ) 平 成 22 年 8 月 16 日 取 得 ~ 平 成 22 年 9 月 1 日 喪 失 報 酬 20 万 円 X 厚 生 年 金 基 金 の 免 除 保 険 料 率 4/100 X 厚 生 年 金 基 金 500 千 円 4%=20,000 円 A 事 業 所 分 12,000 円 B 事 業 所 分 8,000 円 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 被 保 険 者 所 属 選 択 二 以 上 事 業 所 勤 務 届 4 国 民 健 康 保 険 組 合 に 加 入 中 の 二 以 上 事 業 所 に 勤 務 した 場 合 の 取 扱 い について 5 二 以 上 事 業 所 勤 務 者 から 一 事 業 所 勤 務 者 へ 変 更 となっ た 場 合 の 標 準 報 酬 月 額 につ いて 健 康 保 険 法 第 7 条 健 康 保 険 法 施 行 規 則 第 1 条 第 2 条 第 37 条 国 民 健 康 保 険 法 第 6 条 第 21 条 平 成 17 年 12 月 15 日 保 国 発 第 1215001 号 庁 保 険 発 第 1215003 号 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 健 康 保 険 の 適 用 除 外 の 承 認 を 受 けて 国 民 健 康 保 険 組 合 に 加 入 中 の 被 保 険 者 ( 事 業 主 )が 新 規 に 事 業 所 を 設 立 し 新 規 事 業 所 においても 被 保 険 者 ( 事 業 主 ) 資 格 を 有 することになりま した 新 規 適 用 事 業 所 の 業 種 が 国 民 健 康 保 険 組 合 の 業 種 と 同 一 でない ときは 二 以 上 事 業 所 勤 務 はどのようにして 取 り 扱 うのでしょうか 二 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 に 係 る 標 準 報 酬 月 額 の 決 定 について 次 の 事 例 について 照 会 致 します A 事 業 所 ( 選 択 事 業 所 ) B 事 業 所 ( 非 選 択 事 業 所 ) 実 際 の 報 酬 実 際 の 報 酬 合 計 4 月 500,000 400,000 900,000 5 月 100,000 400,000 500,000 6 月 100,000 400,000 500,000 7 月 100,000 7 月 1 日 資 格 喪 失 8 月 100,000 ( 単 位 : 円 ) B 事 業 所 - 平 成 22 年 7 月 1 日 資 格 喪 失 (2 事 業 所 1 事 業 所 ) A 事 業 所 の 報 酬 が 5 月 支 払 分 から 変 更 (500,000 円 100,000 円 ) 平 成 22 年 7 月 1 日 で 1 事 業 所 への 変 更 処 理 を 行 う 際 の 標 準 報 酬 月 額 は 500( 千 円 )とすると 考 えるが( 健 康 保 険 法 第 43 条 による) そ の 後 の 標 準 報 酬 月 額 の 改 定 について 次 の< 考 え 1>~< 考 え 2> い ずれかに 該 当 するのか もしくはその 他 の 取 扱 いになるのか ご 教 示 願 いたい < 考 え 1> A 事 業 所 で 5 月 支 払 より 報 酬 が 100,000 円 へ 変 更 となっているた め 標 準 報 酬 月 額 98( 千 円 )への 8 月 月 額 変 更 ( 随 時 改 定 )に 該 当 す る < 考 え 2> A 事 業 所 で 報 酬 が 変 更 となった 5 月 そして 6 月 は 2 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 であることから A,B2 つの 報 酬 を 合 算 して 考 え 7 月 のA 事 業 所 単 独 の 報 酬 と 合 わせて 平 均 を 算 出 し 標 準 報 酬 月 額 360( 千 円 )への 8 月 月 額 変 更 ( 随 時 改 定 )に 該 当 する 国 民 健 康 保 険 組 合 に 加 入 している 方 が 新 たに 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 の 適 用 事 業 所 の 勤 務 となった 場 合 は 健 康 保 険 法 の 被 保 険 者 となり ますので 国 民 健 康 保 険 法 第 6 条 及 び 第 21 条 に 基 づき 国 民 健 康 保 険 の 資 格 は 喪 失 することになります よって 全 国 健 康 保 険 協 会 管 掌 の 二 以 上 事 業 所 勤 務 被 保 険 者 として 取 り 扱 うことになります 二 以 上 勤 務 者 において 一 方 の 資 格 喪 失 届 が 提 出 された 場 合 は す でに 届 出 されている 二 ヶ 所 の 事 業 所 の 報 酬 月 額 から 喪 失 する 事 業 所 の 報 酬 月 額 を 除 いて 標 準 報 酬 月 額 を 決 定 することとなる また 使 用 関 係 は 継 続 しているものであることから 一 方 の 事 業 所 の 資 格 喪 失 前 に 他 方 の 事 業 所 の 報 酬 に 変 更 があった 場 合 は 月 額 変 更 で 扱 うこととなり 第 23 条 24 条 および 健 康 保 険 法 第 43 条 44 条 被 保 険 者 が 現 に 使 用 される 事 業 所 において 継 続 し た 三 月 間 に 受 けて 報 酬 同 時 に 二 以 上 の 事 業 所 で 各 事 業 所 において により 喪 失 した 事 業 所 で 受 けた 報 酬 月 額 を 除 き 決 定 することなる ご 照 会 の 事 例 においては 平 成 22 年 7 月 1 日 標 準 報 酬 月 額 500,000 円 で 決 定 し また 8 月 月 額 変 更 の 際 の 報 酬 月 額 は B 事 業 所 の 5 月 6 月 に 受 けた 報 酬 月 額 400,000 円 を 除 いて 決 定 し 標 準 報 酬 月 額 98,000 円 への 8 月 月 額 変 更 ( 随 時 改 定 )となる 21