自 主 的 なリサイクルへの 取 組 について 各 種 リサイクル 法 で 定 めるリサイクルの 他 に 長 野 県 内 では 県 民 事 業 所 行 政 ( 県 市 町 村 ) の 主 体 ごとに 様 々なリサイクルへの 取 組 が 自 主 的 に 行 われています 県 民 がすぐにでも 参 加 できるものから 事 業 所 が 取 り 組 む 専 門 的 な 取 組 まで それぞれの 自 主 的 なリサイクルを 推 進 します 安 心 して 使 えるリサイクル 製 品 の 普 及 に 取 り 組 みます 消 費 者 がRを 推 進 するためには リサイクル 製 品 の 購 入 に 向 けた 消 費 者 への 啓 発 活 動 も 大 事 ですが 一 方 で リサイクル 製 品 を 製 造 する 側 からも 消 費 者 が 安 心 して 利 用 できる 製 品 である ことをPRしていくことも 大 切 です 県 では 県 内 事 業 者 が 製 造 するリサイクル 製 品 の 安 全 性 品 質 等 をチェックし 優 良 な 製 品 を 認 定 することにより 消 費 者 と 製 造 業 者 の 橋 渡 しを 目 的 とした 制 度 を 設 けています 県 の 認 定 する 信 州 リサイクル 認 定 製 品 について その 率 先 利 用 を 推 進 します < 信 州 リサイクル 認 定 製 品 の 概 要 > 主 として 県 内 で 発 生 した 循 環 源 を 利 用 して 県 内 の 事 業 所 で 製 品 加 工 された 製 品 のうち 品 質 や 安 全 性 などの 基 準 を 満 たす 製 品 を 信 州 リサイクル 製 品 として 長 野 県 が 認 定 しています 信 州 リサイクル 製 品 には リサイクル 製 品 ( 日 用 品 や 堆 肥 など 一 般 県 民 向 けのもの)とリサイクル 材 ( 県 の 公 共 事 業 での 使 用 を 考 慮 したもの)の 種 類 の 区 分 を 設 けています 認 定 された 製 品 は 長 野 県 公 式 ホームページで 公 表 する 等 PRを 行 うことにより 広 く 県 民 や 事 業 者 等 への 率 先 利 用 を 促 すとともに 県 の 公 共 事 業 でも 率 先 して 利 用 します < 信 州 リサイクル 製 品 認 定 までの 流 れ> 長 野 県 6 県 ホームページで 公 表 7 県 の 公 共 工 事 で 利 用 リサイクル 製 品 の 募 集 申 請 提 案 書 類 の 提 出 事 業 所 調 査 品 質 審 査 認 定 検 討 会 (プレゼンテーション) 認 定 書 の 交 付 ( 年 間 有 効 ) - 76 - リ サ イ ク ル に 取 り 組 む 事 業 者
現 状 と 課 題 ア 信 州 リサイクル 認 定 製 品 の 認 定 状 況 平 成 年 月 末 日 現 在 で 製 品 (リサ イクル 製 品 リサイクル 材 6)が 認 定 されています イ 信 州 リサイクル 認 定 製 品 の 使 用 実 績 の 状 況 長 野 県 のモデル 事 業 として 信 州 リサイ クル 認 定 製 品 を 使 用 する 工 事 を 選 定 し 利 用 に 努 めています 施 策 の 展 開 県 が 発 注 する 工 事 及 び 県 が 購 入 する 事 務 用 品 等 の 物 品 購 入 に 当 たっては 信 州 リサイクル 認 定 製 品 を 率 先 利 用 することとします また 各 種 団 体 等 で 実 施 される 環 境 イベントに 積 極 的 に 参 加 するとともに 市 町 村 国 関 係 団 体 等 に 対 して 認 定 製 品 のPRを 行 います - 77 - 図 -- 信 州 リサイクル 認 定 製 品 の 認 定 状 況 8 6 ( 件 ) 9 8 7 H6 H7 H8 H9 H H 6 ( 件 ) リサイクル 製 品 リサイクル 材 累 計 ( 廃 棄 物 対 策 課 ) 図 -- 信 州 リサイクル 認 定 製 品 の 使 用 実 績 の 推 移 ( 県 公 共 工 事 ),,, ( 千 円 ),67 H8 H9 H H 市 町 村 が 取 り 組 む 一 般 廃 棄 物 のリサイクルを 推 進 します 図 -- 生 ごみリサイクル 実 施 状 況 ; % 実 施 78 市 町 村 66; 8% 未 実 施 6 ( 廃 棄 物 対 策 課 ) 長 野 県 における 一 般 廃 棄 物 のリサイクル 率 は で 記 載 したとおり リサイクルに 向 けた 住 民 意 識 の 高 さと 市 町 村 による 努 力 の 結 果 全 国 でも 高 水 準 にあります 代 表 的 なリサイクルである 生 ごみ や ここ 数 年 で 浸 透 してきた 廃 食 用 油 のBDF(バイ オディーゼル 燃 化 ) など 一 般 廃 棄 物 のリサイクルを 推 進 します () 生 ごみのリサイクル 現 状 と 課 題 生 ごみのリサイクルは 近 年 では 代 表 的 なリ サイクル 方 法 のつとなっており 既 に9 割 近 い 市 町 村 が 何 らかの 形 で 実 施 しています 生 ごみリサイクルの 目 的 は 圧 倒 的 に 堆 肥 化 が 多 く その 他 ( 燃 化 飼 化 )を 目 的 とした 取 組 はごく 少 数 に 限 られます 生 ごみのリサイクル 方 法 として 最 も 多 いのは 家 庭 用 コンポスト( 家 庭 用 生 ごみ 処 理 機 )の 普 目 的 別 ( 複 数 回 答 ) 6 堆 肥 化 飼 化 燃 化 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..))
及 を 目 的 とした 取 組 となっています その 他 では モデル 地 区 での 分 別 収 集 や 回 収 拠 点 への 持 ち 込 み 等 を 行 っておりますが 全 世 帯 を 対 象 とし た 収 集 を 実 施 しているのは7 市 町 村 に 留 まります 生 ごみの 分 別 収 集 では 水 切 りや 臭 気 対 策 な どで 収 集 方 法 に 工 夫 が 必 要 であることに 加 えて バケツなどの 専 用 の 容 器 が 必 要 となることが 最 も 大 きい 課 題 とされています - 78 - 図 --6 リサイクル 方 法 別 の 実 施 状 況 ( 市 町 村 数 複 数 回 答 ) 家 庭 用 コンポストの 助 成 モデル 地 区 分 別 収 集 全 世 帯 で 分 別 収 集 集 積 所 への 持 込 ( 回 答 数 :66 市 町 村 ) 次 いで 生 産 した 堆 肥 の 使 用 先 の 確 保 が 難 しいこと 分 別 収 集 施 設 整 備 に 多 額 のコストが 必 要 になること 臭 気 対 策 など が 課 題 として 挙 げられています また 家 庭 用 生 ごみ 処 理 機 については 一 般 的 な 乾 燥 型 で7 分 の 微 生 物 型 で 分 のに 減 量 され 効 果 的 な 機 器 と 言 え ますが 機 器 購 入 費 以 外 に 乾 燥 型 で 万 円 微 生 物 型 で 千 円 前 後 の 年 間 ランニングコス ト 肥 を 使 用 する 場 所 の 確 保 ( 特 に 冬 季 ) が 課 題 と 言 われています () 廃 食 用 油 のBDF 化 現 状 と 課 題 その 他 7 6 6 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..)) 近 年 生 ごみの 堆 肥 化 に 加 えて 約 割 の 市 町 村 で 家 庭 から 排 出 される 食 用 油 をBDF(バイ オディーゼル 燃 )として 再 利 用 する 取 組 が 広 がって います 生 産 されたBDFは 市 町 村 の 公 用 車 や 地 域 循 環 バスなどで 利 用 されています 収 集 の 際 は 専 用 の 容 器 を 使 うなどの 回 収 システム の 構 築 が 必 要 であることから 各 家 庭 からの 収 集 では なく 集 積 所 や 保 管 所 への 直 接 持 ち 込 みを 指 示 するこ とが 多 くなっています 木 曽 地 域 などでは 広 域 で 全 世 帯 の 分 別 収 集 を 実 施 す るといった 先 進 的 な 取 組 が 進 んでいます 廃 食 用 油 をBDF 化 する 施 設 はまだ 少 なく 市 町 村 が 設 置 するものは 県 内 でか 所 に 留 まり それ 以 外 で は 授 産 施 設 やNPO 法 人 などで 取 り 組 んでいる 施 設 や 図 --8 廃 食 用 油 BDF 化 の 実 施 状 況 78 市 町 村 ; 68% 目 的 別 ( 複 数 回 答 ) 表 --7 生 ごみリサイクルの 課 題 ( 市 町 村 数 複 数 回 答 ) 収 集 保 管 方 法 7 使 用 先 の 確 保 6 コスト 6 臭 気 対 策 品 質 施 設 の 確 保 その 他 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..) ( 回 答 数 :78 市 町 村 ) ; % 堆 肥 化 集 積 所 への 持 込 全 世 帯 で 分 別 収 集 モデル 地 区 で 分 別 収 集 実 施 未 実 施 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..)) 8 6
民 間 企 業 に 委 託 し 処 理 されています ( -- 市 町 村 が 設 置 する 廃 食 用 油 のBDF 化 施 設 ) BDF 化 を 進 める 上 での 課 題 を 聞 いたところ 生 産 したBDFの 使 用 先 が 市 町 村 の 公 用 車 等 に 限 られ かつ 燃 として 適 合 する 車 両 も 少 ない ことが 多 く 挙 げられました また 家 庭 からの 収 集 時 に 機 械 油 などの 他 の 油 が 混 入 し 原 としての 品 質 が 安 定 しないこ とも 大 きな 課 題 となっています () 剪 定 枝 のリサイクル 現 状 と 課 題 - 79 - 図 --9 廃 食 用 油 の 源 化 先 ( 箇 所 数 ) 市 町 村 民 間 企 業 社 会 福 祉 法 人 NPO 法 人 特 定 非 営 利 活 動 法 人 社 会 福 祉 協 議 会 庭 木 や 街 路 樹 などを 切 りそろえた 際 に 排 出 される 剪 定 枝 は 通 常 可 燃 ごみとして 焼 却 されていますが 源 物 として 有 効 利 用 しよ うとする 取 組 も 広 がっており 県 内 市 町 村 の 約 分 のでリサイ クルへの 取 組 が 実 施 されています リサイクルの 目 的 としては 圧 倒 的 にチップ 化 が 多 く 多 くの 市 町 村 が 住 民 に 無 で 配 布 しています 剪 定 枝 は 定 期 的 に 排 出 するもので はないことから 分 別 収 集 の 実 施 率 は 低 く 取 組 実 施 市 町 村 の 半 数 が 集 積 所 へ 直 接 持 ち 込 む 方 法 を 取 ってい ます 図 -- 剪 定 枝 の 実 施 状 況 78 市 町 村 実 施 その 他 の 方 法 としては 処 理 施 設 への 直 接 持 ち 込 みや チップ 化 する 機 械 の 無 貸 出 があり ます リサイクルに 当 たっての 課 題 は 剪 定 枝 であ っても すべてがチップ 化 に 適 しているわけで はないこと 生 ごみの 堆 肥 と 同 様 に 配 布 先 の 確 保 が 困 難 であることが 挙 げられています () きのこ 廃 培 地 のリサイクル 現 状 と 課 題 ; 67% 6; % 未 実 施 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..) N=) 6 8 図 -- リサイクル 方 法 別 の 実 施 状 況 ( 市 町 村 数 複 数 回 答 ) 全 世 帯 で 分 別 収 集 集 積 所 への 持 込 目 的 別 ( 複 数 回 答 ) 堆 肥 化 チップ 化 燃 化 その 他 その 他 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..) 回 答 数 :6 市 町 村 ) 表 -- BDF 使 用 時 の 課 題 ( 市 町 村 数 複 数 回 答 ) 消 費 先 の 確 保 6 原 量 の 品 質 向 上 収 集 の 費 用 と 手 間 冬 期 の 使 いにくさ BDF 製 造 技 術 ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..) ( 回 答 数 :78 市 町 村 ) ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..)) 9 6 廃 培 地 は 廃 棄 物 処 理 法 では 事 業 系 の 一 般 廃 棄 物 に 区 分 され 県 内 市 町 村 の %でリサイクルへ
の 取 組 を 実 施 しています なお 未 実 施 である 市 町 村 の 中 には きのこ 業 者 が 区 域 内 に 存 在 しな いものも 含 まれます リサイクルの 目 的 としては 堆 肥 化 が 多 数 を 占 めますが その 他 に 燃 化 される 場 合 や 直 接 農 地 還 元 される 場 合 もあります 直 接 農 地 還 元 される 場 合 悪 臭 が 発 生 し たり その 必 要 性 が 疑 われている 事 例 もあ ることや 排 出 量 に 見 合 った 処 理 能 力 を 有 する 施 設 がないことが 課 題 とされています 施 策 の 展 開 図 -- きのこ 廃 培 地 のリサイクルの 実 施 状 況 ; % (78 市 町 村 ) 実 施 66; 8% 未 実 施 市 町 村 の 取 組 を 把 握 し 優 良 事 例 や 技 術 情 報 の 提 供 等 の 必 要 な 支 援 を 行 います 8 6 8 目 的 別 ( 複 数 回 答 ) ( 市 町 村 状 況 調 査 (H..)) 堆 肥 化 燃 化 その 他 生 ごみのリサイクルは 日 々の 生 活 に 最 も 馴 染 みの 深 い 取 組 であり さらにリサイクル 率 の 向 上 水 切 り 作 業 による 廃 棄 物 の 減 量 にも 効 果 的 であることから 市 町 村 における 取 組 事 例 などの 情 報 を 提 供 し 普 及 啓 発 を 図 ります 廃 食 用 油 のBDF 化 に 取 り 組 む 市 町 村 が 源 化 を 進 める 上 で 課 題 と 感 じていることに 対 し 市 町 村 と 情 報 交 換 をする 場 を 通 じて 新 しい 取 組 事 例 の 情 報 を 提 供 し 普 及 啓 発 を 図 ります なお 飲 食 店 や 学 校 給 食 調 理 施 設 などから 排 出 される 廃 食 用 油 は 産 業 廃 棄 物 であることから 一 般 廃 棄 物 の 処 理 と 混 同 しないように 注 意 喚 起 を 行 います 取 組 事 例 --6 生 ごみリサイクルの 取 組 (8 ページ) 取 組 事 例 --7 し 尿 処 理 施 設 から 排 出 される 汚 泥 の 肥 化 (8 ページ) 県 民 事 業 者 が 取 り 組 むリサイクルを 推 進 します 廃 棄 物 のリサイクルはRの 中 で 最 も 馴 染 みのある 取 組 であり 意 欲 のある 県 民 やNPO( 市 民 活 動 団 体 ) 学 校 や 企 業 などの 事 業 者 によって 既 に 様 々な 取 組 が 行 われています 廃 棄 物 のリサイクルに 向 けた 先 進 的 な 取 組 事 例 をはじめ 様 々なリサイクルへの 取 組 を 推 進 します 取 組 事 例 --8 食 品 加 工 残 さの 有 効 利 用 (8 ページ) 取 組 事 例 --9 不 要 食 器 のR(8 ページ) 取 組 事 例 -- 長 野 市 生 ごみ 減 量 アドバイザー 派 遣 制 度 (8 ページ) 取 組 事 例 -- 信 州 大 学 工 学 部 におけるR(86 ページ) 取 組 事 例 -- 使 用 済 み 鉄 道 車 両 部 品 リサイクル(87 ページ) - 8 -
取 組 事 例 --6 生 ごみのリサイクルの 取 組 取 組 主 体 : 茅 野 市 茅 野 市 では 市 が 設 置 する 蓼 科 有 機 センターで 家 庭 系 事 業 系 ( 公 共 施 設 )の 生 ごみ 堆 肥 化 を 推 進 しています 家 庭 系 生 ごみでは 平 成 7 年 にモデル 地 域 (8 世 帯 )を 対 象 とした 生 ごみの 回 収 事 業 を 開 始 し 平 成 年 には 収 集 先 が 9 世 帯 まで 拡 大 して います また 事 業 系 生 ごみでは 平 成 年 から 小 中 学 校 の 給 食 の 残 飯 を 回 収 堆 肥 化 して 学 校 の 農 園 で 使 用 し 農 園 で 採 れた 野 菜 を 給 食 で 食 するという リサイクルを 実 施 しています なお 平 成 6 年 には 取 組 を 保 育 園 へ 拡 大 しています 問 い 合 わせ 先 : 茅 野 市 市 民 環 境 部 生 活 環 境 課 主 体 : 小 諸 市 66-7-( 内 6) 小 諸 市 の 生 ごみ 堆 肥 化 への 取 組 の 歴 史 は 長 く 昭 和 年 に 小 諸 市 高 速 堆 肥 製 造 工 場 が 稼 働 したことまで 溯 ります 現 在 では 平 成 8 年 に 稼 働 した 浅 麓 汚 泥 再 生 処 理 センター で 小 諸 市 軽 井 沢 町 及 び 御 代 田 町 において 可 燃 ごみとは 別 に 分 別 収 集 した 生 ごみ を 併 せて メタン 発 酵 と 堆 肥 化 を 組 み 合 わせた 取 組 を 実 施 していま す 汚 泥 発 酵 肥 浅 麓 エココンポ は 無 で 配 布 され 土 づくりの 元 肥 な どとして 農 業 をはじめ 家 庭 菜 園 やガーデニング 等 に 利 用 されています 問 い 合 わせ 先 : 小 諸 市 市 民 生 活 部 生 活 環 境 課 67--7( 内 8) 8 6-8 - 蓼 科 有 機 センター( 茅 野 市 堆 肥 化 施 設 )の 様 子 リサイクル 実 績 8 6 6 6 9 H9 H H H 目 標 (t) 家 庭 系 生 ごみ 事 業 系 生 ごみ,,,, (t) 小 諸 市 の 生 ごみ 分 別 回 収 袋 浅 麓 汚 泥 再 生 処 理 センターで 生 ごみ からリサイクルされた 堆 肥 リサイクル 実 績,9,8,7,668,76,7,,6,8, H7 H8 H9 H H 家 庭 系 生 ごみ 事 業 系 生 ごみ
取 組 主 体 : 高 山 村 村 内 の 一 般 家 庭 温 泉 旅 館 飲 食 店 から 排 出 する 生 ごみを 収 集 し 酪 農 農 家 からの 家 畜 ふん 尿 きのこ 農 家 からの 廃 オガ 粉 農 業 集 落 排 水 汚 泥 と 混 合 して 堆 肥 化 農 地 へ 還 元 をしています この 源 循 環 型 農 業 の 取 組 は 平 成 7 年 全 国 環 境 保 全 型 農 業 推 進 コンクールにおいて 農 林 水 産 大 臣 賞 を 授 賞 しています このシステムで 作 られた 堆 肥 を 利 用 するリンゴ 生 産 者 の 多 くが 環 境 にやさしい 農 業 生 産 者 エコファーマー の 認 定 を 受 けており り んごのブランド 化 の 一 役 となっています 問 い 合 わせ 先 : 高 山 村 村 民 生 活 課 取 組 主 体 : 宮 田 村 6--( 代 ) 平 成 年 から 教 育 機 関 ( 中 学 校 小 学 校 保 育 園 )から 排 出 され る 給 食 の 残 飯 を 民 間 施 設 で 堆 肥 化 する 取 組 を 開 始 しています 平 成 年 度 実 績 では 約. トンの 生 ごみを 堆 肥 化 しました 問 い 合 わせ 先 : 宮 田 村 住 民 福 祉 課 取 組 主 体 : 小 谷 村 6-8-8( 代 ) 住 民 グループ 小 谷 村 堆 肥 化 クラブ の 啓 発 活 動 を 受 けて 下 里 瀬 (く だりせ) 地 区 では 住 民 が 生 ごみを 持 ち 込 める 堆 肥 化 施 設 を 設 置 しました 平 成 年 度 実 績 で 約. トンの 生 ごみを 堆 肥 化 し 住 民 の 間 にR の 輪 が 広 がっています さらに 事 業 系 生 ごみについては 栂 池 高 原 の 宿 泊 施 設 を 中 心 に NPO 法 人 栂 の 木 を 組 織 し 宿 泊 施 設 から 排 出 される 生 ごみのリサイクルに 取 り 組 ん でいます 平 成 年 度 実 績 では 約. トンの 生 ごみを 堆 肥 化 しました 問 い 合 わせ 先 : 小 谷 村 住 民 福 祉 課 6-8-( 代 ) 紹 介 した 事 例 以 外 にも 県 内 各 地 で 生 ごみリサイクルへの 取 組 が 行 われています ( -- 市 町 村 が 設 置 す る 生 ごみリサイクル 施 設 ) - 8 - H H9 H8 H7 H6 リサイクル 実 績 8 78 下 里 瀬 地 区 での 堆 肥 化 の 様 子 (t) 生 ご み 排 出 の 様 子 生 ご み 排 出 の 様 子
取 組 事 例 --7 し 尿 処 理 施 設 から 排 出 される 汚 泥 の 肥 化 取 組 主 体 : 伊 那 中 央 行 政 組 合 伊 那 中 央 衛 生 センター( 伊 那 市 )では 伊 那 市 箕 輪 町 南 箕 輪 村 の 家 庭 や 浄 化 槽 ( 農 業 集 落 排 水 施 設 を 含 む )から 排 出 される 汲 み 取 りし 尿 浄 化 槽 汚 泥 を 処 理 しています し 尿 浄 化 槽 汚 泥 は ページのフロー 図 のとおり バキュームカーでし 尿 処 理 施 設 へ 運 搬 し 処 理 されますが 処 理 した 後 には 必 ず 処 理 残 渣 が 汚 泥 として 発 生 します 通 常 汚 泥 は 焼 却 し 焼 却 灰 を 最 終 処 分 場 に 埋 められるのが 一 般 的 ですが 伊 那 中 央 衛 生 センターでは 全 ての 汚 泥 をリサイクルしています 脱 水 した 汚 泥 は 発 酵 後 バチルエース として 住 民 に 販 売 しています また 脱 水 汚 泥 をそのまま 脱 水 汚 泥 いな として 無 散 布 もしています なお 残 った 脱 水 汚 泥 に ついては 堆 肥 製 造 をしている 業 者 に 処 理 委 託 を 行 っています, 8 6 6 7 69 8 78 8 8 問 い 合 わせ 先 : 伊 那 中 央 衛 生 センター 6-7-7( 内 ) 取 組 事 例 --8 食 品 加 工 残 さの 有 効 利 用 取 組 主 体 :( 株 )ポテトデリカ( 安 曇 野 市 ) ( 株 )ポテトデリカでは 自 社 で 発 生 する 食 品 加 工 残 さ(じゃがいも 皮 )をメタン 発 酵 によりバイオガスを 発 生 させ 問 い 合 わせ 先 :( 株 )ポテトデリカ 穂 高 工 場 生 産 技 術 課 6-8-( 代 ) 67 78 767 66 86 6 H7 H8 H9 H H (t)バチルエース 委 託 処 理 脱 水 汚 泥 いな これをボイラーにより 蒸 気 に 転 換 し 施 設 内 の 熱 源 として 利 用 しています ( サ ラ メタン 発 酵 施 設 処 理 能 力 :.t/ 日 ガス 発 生 量 :7m / 日 ダ 製 前 処 理 ( 分 別 破 砕 ) 発 酵 処 理 ( 発 酵 汚 泥 貯 留 ) 造 か ら 食 発 品 生 加 ボイラー す 工 ( 蒸 気 発 生 ) る 残 じ さ ゃ が い も 皮 ) 汚 泥 処 理 ( 脱 水 ) 施 設 内 利 用 ( 熱 源 ) - 8 - 発 酵 乾 燥 機 肥 バチルエース ( 含 水 率 % 程 度 )として 販 売 ( 袋 kg 円 ) <リサイクルフロー> 処 理 後 汚 泥 発 生 汚 泥 脱 水 機 で 脱 水 ( 含 水 率 8%) 肥 脱 水 汚 泥 い な として 無 提 供 無 散 布 堆 肥 製 造 業 者 に 一 部 有 で 処 理 委 託
取 組 事 例 --9 不 要 食 器 のR 取 組 主 体 : 波 田 地 区 消 費 者 の 会 不 用 食 器 のRの 概 要 生 活 の 中 で 壊 れたり 使 用 しなくなったりした 食 器 を 回 収 し 破 砕 した 原 を 一 部 使 用 して リ サイクル 粘 土 を 作 ります このリサイクル 粘 土 を 使 い 新 しい 食 器 として 再 び 家 庭 で 使 用 していた だく 活 動 です 回 収 時 にリユースできる 新 品 や 同 等 のものは もったいない 市 などのイベントで 無 配 布 し ています (リユースの 取 組 事 例 -- にて 紹 介 ) 不 用 食 器 回 収 システム 波 田 地 区 消 費 者 の 会 が 不 用 食 器 の 回 収 を 行 いま すが 行 政 が 広 報 による 支 援 ( 回 収 場 所 とテント 等 の 提 供 及 び 地 域 へのお 知 らせ) 廃 棄 物 処 理 業 者 が 輸 送 によ る 支 援 ( 無 で 運 搬 )を 行 っています 不 用 食 器 はリユースできるものを 除 き グリーンライフ 参 加 企 業 にて 破 砕 され 粘 土 として 再 生 されます グリーンライフ とは 岐 阜 県 の 東 濃 地 方 で 環 境 に 配 慮 した 陶 磁 器 産 地 の 形 成 をテーマに 地 元 の 企 業 や 試 験 研 究 機 関 が 997 年 に 設 立 したプロジェクトチームです 不 用 食 器 回 収 システム 行 政 企 業 の 協 力 を 消 費 者 得 て 作 られたシステ ムです 活 動 実 績 () 回 収 の 実 施 年 回 地 域 の 消 費 者 から 回 収 を 行 います 平 成 9 年 9 月 7 日 ~ 日 ( 日 間 ) 平 成 年 9 月 日 ~ 日 ( 日 間 ) 平 成 年 9 月 日 ~ 日 ( 日 間 ) 平 成 年 9 月 日 ~ 日 ( 日 間 ) 波 田 地 区 消 費 者 の 会 グリーンライフ 不 用 食 器 の 回 収 破 砕 製 造 広 報 支 援 輸 送 支 援 行 政 廃 棄 物 処 理 業 者 回 収 量,kg 回 収 量,kg 回 収 量 6,kg 回 収 量,kg 回 収 積 み 込 み 土 岐 市 で 破 砕 原 化 - 8 -
() 再 生 利 用 取 組 事 例 -- 長 野 市 生 ごみ 減 量 アドバイザー 派 遣 制 度 取 組 主 体 :NPO 法 人 みどりの 市 民 NPO 法 人 みどりの 市 民 では 長 野 市 生 ごみ 減 量 アドバイザー 派 遣 制 度 により 生 ごみの 減 量 に 取 り 組 んでいます この 制 度 は 生 ごみの 減 量 や 有 効 活 用 のため 家 庭 から 排 出 される 生 ごみの 減 量 堆 肥 化 等 に 関 する 知 識 や 技 術 を 持 つ 方 を 生 ごみ 減 量 アドバイザー として 登 録 し 地 域 等 で 開 催 される 生 ごみ 減 量 堆 肥 化 に 関 する 学 習 会 等 に 講 師 として 派 遣 するもの です 平 成 7 年 7 月 から 長 野 市 の 事 業 として 実 施 され NPO 法 人 みどりの 市 民 が 長 野 市 から 業 務 委 託 を 受 け 派 遣 するアドバイザーのコーディネートのほか アドバイザ ーの 質 向 上 を 目 的 とした 研 修 会 や 新 たなアドバイザーを 養 成 するための 講 座 等 を 実 施 しています アドバイザーの 派 遣 回 数 は 年 々 増 加 し 平 成 年 度 末 で 延 べ 受 講 人 数 が, 人 を 超 えています さらに 平 成 年 度 からは 長 野 市 が 開 催 する 段 ボール 箱 で 生 ごみリ サイクル 講 座 にもアドバイザーを 派 遣 しています 生 ごみ 減 量 アドバイザーの 派 遣 先 の 実 績 は 社 会 福 祉 協 議 会 地 区 の 集 まり 育 児 サークルなど 様 々であり 長 野 市 内 で 概 ね 人 程 度 の 受 講 者 が 集 まれば OK です ( 市 内 に 在 住 在 勤 又 は 在 学 する 方 が 対 象 ) 回 収 された 不 用 食 器 はリサイクル 粘 土 (エコ 粘 土 )として 再 生 され 陶 芸 教 室 で 使 用 したり リサイクル 食 器 として 製 造 販 売 されています エコ 粘 土 とは 不 用 食 器 の 粉 砕 物 を % 以 上 配 合 した 粘 土 問 い 合 わせ 先 : 波 田 地 区 消 費 者 の 会 ( 松 本 市 波 田 支 所 内 ) 受 講 は 発 生 しませんので 生 ごみの 減 量 に 興 味 をお 持 ちの 方 は ぜひ 本 制 度 を 活 用 してください 6-9-86 問 い 合 わせ 先 :NPO 法 人 みどりの 市 民 6-- 7 6 ( 件 ) 8-8 - 信 州 環 境 フェア 8 アドバイザー 派 遣 件 数 6 H7 H8 H9 H H 年 度 は 長 野 市 主 催 の 段 ボール 堆 肥 講 座 への 派 遣 を 含 む 飲 食 店 での 再 生 食 器 の 展 示 販 売 生 ごみ 減 量 アドバイザー 制 度 の 受 講 状 況
取 組 事 例 -- 信 州 大 学 工 学 部 におけるR 取 組 主 体 : 信 州 大 学 工 学 部 信 州 大 学 工 学 部 は 国 公 立 大 学 の 学 部 として 始 めて ISO の 認 証 を 取 得 し 環 境 負 荷 低 減 循 環 型 社 会 の 実 現 に 向 けた 活 動 を 推 進 しています 環 境 マネジメントシステムが 組 織 的 に 機 能 しており 毎 年 月 には 新 たにキャン パスのメンバーとなった 人 々にごみの 分 別 等 に 関 する 説 明 が 行 われ キャンパス 内 の 教 職 員 と 学 生 に ごみの 分 別 方 法 や 環 境 配 慮 の 心 得 が 記 載 されたエコキャンパスカー ドが 配 布 されています キャンパス 内 のごみをルールに 従 い 徹 底 的 に 分 別 し ているため リサイクルがより 円 滑 に 実 施 されており その 結 果 古 紙 缶 類 (アルミ スチール)は 勿 論 ペットボトルも 有 価 物 として 業 者 に 売 却 が 可 能 となっ ています 分 別 回 収 ボックス ペットボトルの 場 合 ペットボトル 本 体 ラベル キャップとつに 分 別 すること で リサイクル 源 としての 価 値 が 高 まりますが キャンパス 内 の 教 職 員 と 学 生 が 当 たり 前 のこととして 分 別 しています 生 活 協 同 組 合 が 販 売 する 弁 当 の 容 器 は リリパック 容 器 というトレーの 上 にフィル ムが 貼 られている 物 です 特 徴 は 食 べ 終 わった 後 にフィルムだけ 剥 がして 捨 てるこ とで 容 器 本 体 を 綺 麗 な 状 態 で 簡 単 に 回 収 することが 可 能 となるため 生 産 原 ペレ ットに 加 工 するためのリサイクル 源 として 利 用 されやすくなります 回 収 率 は % 以 上 であり 可 燃 ごみとなる 量 が 大 幅 に 減 少 しています このように 分 別 マナーが 良 好 な 状 態 を 維 持 している 秘 訣 は 学 内 に 所 属 するあらゆ る 教 職 員 学 生 生 協 職 員 が 一 丸 となってエコキャンパスを 実 現 しようと 常 日 頃 から 努 めていることにあります 特 に 環 境 ISO 学 生 委 員 は 毎 月 キャンパス 内 ごみ 箱 のご み 分 別 率 調 査 を 実 施 し 適 正 な 分 別 が 実 施 されるよう 取 り 組 んでいます 平 成 年 度 の 有 価 物 売 却 実 績 品 目 売 払 排 出 量 備 考 缶 類 (アルミ 缶 スチール 缶 ),68kg キャンハ ス 内 関 係 者 約,9 人 ペットボトル,8kg 古 紙 類 ( 新 聞 紙 段 ホ ール 雑 誌 等 ) 8,kg 問 い 合 わせ 先 : 信 州 大 学 工 学 部 ISO 事 務 局 6-69- ヘ ットホ トル,8kg は,6 本 相 当 (ml を g に 換 算 ) - 86 - エコキャンパスカード ペットボトルの 分 別 方 法 リリパック 容 器 分 別 調 査
取 組 事 例 -- 使 用 済 み 鉄 道 車 両 部 品 リサイクル 取 組 主 体 : 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 長 野 支 社 長 野 総 合 車 両 センター 鉄 道 車 両 ( 機 関 車 )の 制 輪 子 (ブレーキパッド)は 約 7 万 ~9 万 km 走 ると 交 換 時 期 を 迎 えます また 鉄 道 車 両 ( 電 車 等 )の 車 輪 は 約 6 万 km 走 ると 交 換 時 期 を 迎 えます 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 では 使 用 済 の 制 輪 子 と 車 輪 をリサイクルしています 制 輪 子 へ リサイクル 機 関 車 使 用 済 制 輪 子 交 換 時 期 を 迎 え 使 用 済 みなった 制 輪 子 車 輪 御 溶 解 鋳 造 問 い 合 わせ 先 : 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 長 野 支 社 総 務 部 企 画 室 6--6 ブレーキディスクへ リサイクル 鉄 道 車 両 で 再 び 使 用 - 87 - 使 用 済 車 輪 中 央 部 を 切 り 出 し 切 り 出 し 粉 切 り 出 した 部 分 は ディスク 座 (プレーキディスクの 取 り 付 け 用 部 品 )へリサイクル 電 車 交 換 時 期 を 迎 えた 使 用 済 み 部 品 は 再 びリサイクル