BTMU(China) 経 済 週 報 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキング ~ 量 より 質 の 向 上 が 期 待 される 中 国 投 資 銀 行 部 中 国 調 査 室 メイントピックス...2 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキング~ 量 より 質 の 向 上 が 期 待 される...2 民 営 企 業 の 業 界 連 合 である 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 は 1998 年 以 降 全 国 32 地 域 における 工 商 聯 合 会 分 会 や 商 会 などを 通 じ 年 間 売 上 高 が 5 億 元 以 上 の 民 営 企 業 ( 私 営 企 業 非 公 有 制 経 済 がマジョリ ティを 取 得 する 有 限 責 任 公 司 と 株 式 有 限 公 司 )を 対 象 に 経 営 状 況 や 企 業 管 理 などについて 調 査 を 実 施 し 企 業 の 年 間 売 上 高 に 応 じて 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキング 中 国 民 営 製 造 業 企 業 上 位 500 社 ランキング 中 国 民 営 サービス 業 企 業 上 位 100 社 ランキング を 公 表 している このほど 8 月 25 日 に 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 調 査 分 析 報 告 が 発 表 された 民 間 投 資 の 伸 び 率 が 鈍 化 する 中 民 営 企 業 の 経 営 動 向 や 新 たな 業 界 への 参 入 が 注 目 されている 民 営 企 業 上 位 500 社 は 発 展 戦 略 経 営 管 理 コーポレート ガバナンス 技 術 革 新 などにおいて 顕 著 な 向 上 が 見 られ 社 会 貢 献 も 継 続 的 に 拡 大 している 一 方 中 国 経 済 の 減 速 や 国 内 の 人 件 費 土 地 な どのコスト 上 昇 および 資 金 調 達 難 により 大 手 民 営 企 業 の 海 外 進 出 が 加 速 しており 技 術 開 発 や 自 主 ブランド 立 ち 上 げなどへの 投 資 が 増 加 するなど 新 常 態 の 下 企 業 の 構 造 転 換 が 進 められている 模 様 である 君 合 の 中 国 法 コラム...10 中 華 人 民 共 和 国 消 費 者 権 益 保 護 法 実 施 条 例 ( 意 見 募 集 稿 ) において 個 人 情 報 保 護 に 関 する 規 定 を 更 に 明 確 化...10 2016 年 8 月 5 日 に 国 家 工 商 行 政 管 理 総 局 は 中 華 人 民 共 和 国 消 費 者 権 益 保 護 法 実 施 条 例 ( 意 見 募 集 稿 ) ( 以 下 意 見 募 集 稿 という)を 公 布 し パブリックコメントを 求 めた 意 見 募 集 稿 は 2014 年 に 修 正 した 消 費 者 権 益 保 護 法 ( 以 下 消 保 法 という)をベースに 消 保 法 の 関 連 規 定 を 更 に 詳 細 に 規 定 している BTMU の 中 国 調 査 レポート(2016 年 8~9 月 )...12 1
メイントピックス 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキング~ 量 より 質 の 向 上 が 期 待 される 民 営 企 業 の 業 界 連 合 である 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 ( 以 下 全 国 工 商 聯 という)は 1998 年 以 降 全 国 32 地 域 における 工 商 聯 合 会 分 会 や 商 会 などを 通 じ 年 間 売 上 高 が 5 億 元 以 上 の 民 営 企 業 ( 私 営 企 業 非 公 有 制 経 済 がマジョリティを 取 得 する 有 限 責 任 公 司 と 株 式 有 限 公 司 )を 対 象 に 経 営 状 況 や 企 業 管 理 などについて 調 査 を 実 施 し 企 業 の 年 間 売 上 高 に 応 じて 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキング 中 国 民 営 製 造 業 企 業 上 位 500 社 ランキング 中 国 民 営 サービス 業 企 業 上 位 100 社 ランキング を 公 表 している ただし 報 告 の 提 出 がない 企 業 は ランキングされないので EC 最 大 手 のアリババなど 大 手 民 営 企 業 の 一 部 はランクインし ていない 8 月 25 日 全 国 工 商 聯 は 大 手 民 営 企 業 の 2015 年 度 における 経 営 状 況 をまとめ 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 調 査 分 析 報 告 ( 以 下 分 析 報 告 という)として 発 表 した 今 回 の 調 査 は 調 査 開 始 以 降 18 回 目 となる 本 稿 では 全 国 工 商 聯 の 機 関 紙 である 中 華 工 商 時 報 に 公 表 された 分 析 報 告 の 要 約 などに 基 づ き 2015 年 度 の 民 営 企 業 の 状 況 を 概 観 してみたい Ⅰ. 民 営 企 業 上 位 500 社 の 経 営 状 況 民 間 投 資 の 伸 び 率 が 鈍 化 する 中 民 営 企 業 の 経 営 動 向 や 新 たな 業 界 への 参 入 が 注 目 されている 民 営 企 業 上 位 500 社 は 発 展 戦 略 経 営 管 理 コーポレート ガバナンス 技 術 革 新 などにおいて 顕 著 な 向 上 が 見 ら れ 社 会 貢 献 も 継 続 的 に 拡 大 している 一 方 中 国 経 済 の 減 速 や 国 内 の 人 件 費 土 地 などのコスト 上 昇 およ び 資 金 調 達 難 により 大 手 民 営 企 業 の 海 外 進 出 が 加 速 しており 技 術 開 発 や 自 主 ブランド 立 ち 上 げなどへの 投 資 が 増 加 するなど 新 常 態 の 下 企 業 の 構 造 転 換 が 進 められている 模 様 である ランク 入 りの 基 準 は 売 上 高 100 億 元 突 破 2016 年 の 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキングでは 2015 年 における 売 上 高 が 101 億 7,500 万 元 以 上 の 民 営 企 業 がランク 入 りしており ランク 入 りするための 最 低 売 上 高 は 前 年 (95 億 900 万 元 )より 6 億 6,600 万 元 高 くなり 初 めて 100 億 元 を 突 破 した( 図 表 1) なお 民 営 サービス 業 上 位 100 社 の 最 低 売 上 高 は 124 億 3,700 万 元 と 前 年 (116 億 8,800 万 元 )より 7 億 4,900 万 元 増 加 したが 民 営 製 造 業 企 業 上 位 500 社 の 最 低 売 上 高 は 45 億 2,000 万 元 と 前 年 (46 億 6,700 万 元 )より 1 億 4,700 万 元 の 減 少 しており 近 年 の 製 造 業 とサービス 業 の 発 展 傾 向 にも 適 合 するものである また 2015 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 12 社 がフォーチュ ン 誌 の 世 界 トップ 500 企 業 にランキングされ 昨 年 より 5 社 増 加 した 120 100 80 60 40 20 0 50.60 38.25% 図 表 1 2010-2015 年 における 民 営 企 業 上 位 500 社 の ランク 入 り 最 低 売 上 高 の 推 移 77.72 29.82% 65.69 18.31% 91.22 17.38% 95.09 101.75 10% 4.24% 7.00% 5% 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ランク 入 り 最 低 売 上 高 ( 億 元 ) 伸 び 率 45% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 0% 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 のデータを 基 に 当 行 中 国 調 査 室 作 成 0 図 表 5 2010-2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 の 税 引 き 後 純 利 益 の 推 移 79.46% 4,977.36 4,387.31 4,238.44 3,911.34 12.17% -3.39% 17.43% 5,928.95 6,976.60 30% 19.12% 20% 17.67% 10% 2010 2011 2012 2013 2014 2015 税 引 き 後 純 利 益 ( 億 元 ) 伸 び 率 90% 80% 70% 60% 50% 40% 0% -10% 2
図 表 2 2016 年 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 のトップ10 順 位 企 業 名 所 在 地 所 属 業 種 売 上 高 ( 万 元 ) 1 華 為 投 資 控 股 有 限 公 司 広 東 省 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 39,500,900 2 蘇 寧 控 股 集 団 江 蘇 省 小 売 業 35,028,812 3 山 東 魏 橋 創 業 集 団 有 限 公 司 山 東 省 非 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 33,323,772 4 聯 想 控 股 股 份 有 限 公 司 北 京 市 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 30,982,614 5 正 威 国 際 集 団 有 限 公 司 広 東 省 非 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 30,036,385 6 大 連 万 達 集 団 股 份 有 限 公 司 遼 寧 省 不 動 産 業 29,016,000 7 中 国 華 信 能 源 有 限 公 司 上 海 市 卸 売 業 26,315,060 8 恒 力 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 化 学 原 料 化 学 製 品 製 造 業 21,207,961 9 江 蘇 沙 鋼 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 20,584,340 10 万 科 企 業 股 份 有 限 公 司 広 東 省 不 動 産 業 19,554,913 図 表 3 2016 年 中 国 民 営 企 業 製 造 業 上 位 500 社 のトップ10 売 上 高 順 位 企 業 名 所 在 地 所 属 業 種 ( 万 元 ) 1 華 為 投 資 控 股 有 限 公 司 広 東 省 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 39,500,900 2 山 東 魏 橋 創 業 集 団 有 限 公 司 山 東 省 非 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 33,323,772 3 聯 想 控 股 股 份 有 限 公 司 北 京 市 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 30,982,614 4 正 威 国 際 集 団 有 限 公 司 広 東 省 非 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 30,036,385 5 恒 力 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 化 学 原 料 と 化 学 製 品 製 造 業 21,207,961 6 江 蘇 沙 鋼 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 20,584,340 7 浙 江 吉 利 控 股 集 団 有 限 公 司 浙 江 省 自 動 車 製 造 業 16,530,399 8 海 亮 集 団 有 限 公 司 浙 江 省 非 鉄 金 属 製 錬 圧 延 加 工 業 14,016,131 9 美 的 集 団 股 份 有 限 公 司 広 東 省 電 気 機 械 器 材 製 造 業 13,934,712 10 TCL 集 団 股 份 有 限 公 司 広 東 省 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 10,487,763 図 表 4 2016 年 中 国 民 営 企 業 サービス 業 上 位 100 社 のトップ10 順 位 企 業 名 所 在 地 所 属 業 種 売 上 高 ( 万 元 ) 1 蘇 寧 控 股 集 団 江 蘇 省 小 売 業 35,028,812 2 大 連 万 達 集 団 股 份 有 限 公 司 遼 寧 省 不 動 産 業 29,016,000 3 中 国 華 信 能 源 有 限 公 司 上 海 市 卸 売 業 26,315,060 4 万 科 企 業 股 份 有 限 公 司 広 東 省 不 動 産 業 19,554,913 5 京 東 集 団 北 京 市 インターネットおよび 関 連 サービス 18,128,696 6 恒 大 地 産 集 団 有 限 公 司 広 東 省 不 動 産 業 13,313,000 7 泰 康 人 寿 保 険 股 份 有 限 公 司 北 京 市 保 険 業 13,231,300 8 蘇 寧 環 球 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 不 動 産 業 12,637,509 9 碧 桂 園 控 股 有 限 公 司 広 東 省 不 動 産 業 11,322,264 10 三 胞 集 団 有 限 公 司 江 蘇 省 小 売 業 10,806,963 ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 華 為 (ファーウェイ)が 首 位 に 浮 上 聯 想 (レノボ)は 4 位 に 転 落 民 営 企 業 上 位 500 社 の 2015 年 における 総 売 上 高 は 前 年 比 +10.1%の 16 兆 1,569 億 元 で 1 社 当 たりの 売 上 高 は 同 +10.1%の 323 億 1,400 万 元 となった 国 家 統 計 局 のデータによれば 2015 年 の 国 内 総 生 産 (GDP)は 67 兆 6,700 億 元 であったことから 民 営 企 業 上 位 500 社 の 2015 年 における 売 上 高 の 合 計 は 同 年 における GDP の 約 1/4 に 相 当 する 通 信 設 備 機 器 の 世 界 最 大 手 華 為 投 資 控 股 (ファーウェイ)の 売 上 高 は 前 年 比 1,068 億 元 の 増 加 となり 聯 想 控 股 (レノボ)に 取 って 代 わり 民 営 企 業 上 位 500 社 および 民 営 製 造 業 企 業 上 位 500 社 の 首 位 となった 同 社 が 首 位 となったのは 2011 年 に 民 営 企 業 上 位 500 社 のトップとなって 以 来 の 5 年 ぶりである( 図 表 2 3) 昨 年 のランキングでは 聯 想 が 2,895 億 元 の 売 上 高 で 首 位 を 占 め 華 為 は 12 億 7,900 万 元 の 差 で 続 く 2 位 と なっていたが 2016 年 華 為 の 売 上 高 は 前 年 比 +37%の 3,950 億 900 万 元 となった 一 方 で 聯 想 の 売 上 高 は 同 +7%の 3,098 億 2,600 万 元 にとどまった なお この 華 為 の 売 上 規 模 は 2015 年 の 中 国 インターネット 関 連 企 業 の 最 大 手 3 社 BAT( 百 度 アリババ テンセント)の 売 上 高 の 合 計 2,635 億 元 を 大 きく 上 回 るものである 中 国 のハイテク 企 業 の 代 表 格 として 2015 年 における 華 為 の 通 信 キャリア 向 け 企 業 向 け 消 費 者 向 けといっ 3
た 三 大 業 務 の 販 売 収 入 は それぞれ+21% +44% +73%の 増 加 となり 世 界 各 地 における 4G ネットワーク の 構 築 公 共 安 全 金 融 交 通 エネルギー 業 界 における 好 調 な 発 展 スマートフォン 出 荷 台 数 の 大 幅 な 増 加 が 好 調 な 業 績 につながった 一 方 近 年 来 低 迷 しているパソコン 市 況 は 聯 想 の 業 績 に 影 響 し 同 社 の 2015 年 における 売 上 高 は 204 億 元 の 増 加 となったが 伸 び 率 は 華 為 を 下 回 り 順 位 も 4 位 に 転 落 した このほか 上 位 に 位 置 した 企 業 は 家 電 量 販 大 手 の 蘇 寧 雲 商 などを 有 する 蘇 寧 控 股 が 2 位 紡 績 火 力 発 電 アルミ 業 を 手 掛 ける 山 東 魏 橋 創 業 が 3 位 非 鉄 金 属 生 産 電 子 部 品 製 造 の 正 威 国 際 が 5 位 と 続 いており 売 上 高 はそれぞれ 3,502 億 8,800 万 元 3,332 億 3,800 万 元 3,003 億 6,400 万 元 となった 昨 年 度 のランキングで 年 間 売 上 高 が 2,800 億 元 を 超 えた 企 業 は 4 社 ( 聯 想 控 股 華 為 投 資 控 股 蘇 寧 控 股 と 山 東 魏 橋 創 業 )だったのに 対 し 今 年 のランキングで 同 4 社 の 年 間 売 上 高 は 全 て 3,000 億 元 の 大 台 を 超 え た また 2016 年 蘇 寧 控 股 は 民 営 サービス 業 企 業 上 位 100 社 の 1 位 を 維 持 した 不 動 産 インターネット 企 業 が 高 い 伸 び 率 を 記 録 民 営 企 業 上 位 500 社 を 見 ていくと 業 界 毎 で 明 暗 が 分 かれており 一 部 の 業 界 に 至 っては 売 上 の 減 少 も 見 ら れた 例 えば 江 蘇 沙 鋼 の 2015 年 の 売 上 高 は 2,058 億 4,300 万 元 と 前 年 より 400 億 元 の 減 少 家 電 の 美 的 は 1,393 億 4,700 万 元 と 同 30 億 元 の 減 少 となった 一 方 で 一 部 の 不 動 産 企 業 の 売 上 は 大 幅 に 増 加 した 例 えば 不 動 産 大 手 の 碧 桂 園 恒 大 地 産 万 科 大 連 万 達 の 2015 年 における 売 上 高 はそれぞれ 1,132 億 2,300 万 元 1,331 億 300 万 元 1,955 億 4,900 万 元 2,901 億 600 万 元 で 前 年 よりいずれも 200~500 億 元 増 加 した また 特 筆 すべきことは インターネット 企 業 の 伸 び 率 が 高 く 例 えば 京 東 の 2015 年 の 売 上 高 は 前 年 比 723 億 元 増 の 1,812 億 8,700 万 元 で 150%の 増 加 となり 順 位 も 30 位 から 11 位 に 上 昇 した 民 営 サービス 業 企 業 上 位 100 社 のランキングでは 蘇 寧 控 股 大 連 万 達 華 信 能 源 がトップ 3 を 占 めた( 図 表 4) 近 年 来 不 動 産 市 場 の 過 熱 はやや 沈 静 化 したものの 不 動 産 企 業 がサービス 業 全 体 の 売 上 増 加 に 占 め る 割 合 は 依 然 として 大 きく 上 位 100 社 のうち 不 動 産 企 業 は 28 社 に 達 した トップ 10 のうち 半 数 が 不 動 産 企 業 であり 大 連 万 達 のほか 万 科 恒 大 地 産 蘇 寧 環 球 および 碧 桂 園 が 含 まれ 5 社 合 計 で 8,584 億 元 の 売 上 高 を 計 上 した 一 方 で インターネット 企 業 が 順 位 を 上 げており 京 東 と 百 度 が 昨 年 の 14 位 から 5 位 へ 19 位 から 15 位 へとそれぞれ 上 昇 した 指 標 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ランク 入 り 最 低 売 上 高 ( 億 元 ) 30 37 51 66 78 91 95 102 前 年 比 伸 び 率 (%) 15.0 23.3 38.2 29.6 18.3 17.4 4.3 7.0 売 上 高 総 額 ( 億 元 ) 41,099 47,363 69,849 93,072 105,775 132,122 146,916 161,569 前 年 比 伸 び 率 (%) 15.7 15.2 47.5 33.3 13.7 24.9 11.2 10.1 資 産 総 額 ( 億 元 ) 28,250 38,982 58,825 77,704 90,887 110,227 138,227 173,005 前 年 比 伸 び 率 (%) 12.4 38.0 50.9 32.1 17.0 21.3 25.4 25.2 税 引 後 純 利 益 ( 億 元 ) 1,641 2,180 3,911 4,387 4,238 4,977 5,929 6,977 前 年 比 伸 び 率 (%) 0.1 32.8 79.5 12.2 3.4 17.4 19.1 17.7 ROA(%) 4.0 4.6 5.6 4.7 4.0 4.5 4.3 4.0 ROE(%) 5.8 5.6 6.7 5.7 4.7 14.4 14.0 13.3 納 税 総 額 ( 億 元 ) 1,484 1,776 2,739 4,094 4,335 4,725 5,728 6,421 前 年 比 伸 び 率 (%) 12.8 19.7 54.2 49.5 5.9 9.0 20.7 12.1 全 国 に 占 めるシェア(%) 2.7 3.0 3.7 4.6 4.3 4.3 4.8 5.1 雇 用 人 数 ( 万 人 ) 413 452 561 630 676 737 751 827 前 年 比 伸 び 率 (%) 19.9 9.5 24.0 12.2 7.3 9.1 1.8 10.1 ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 各 年 度 の 中 国 民 営 企 業 上 位 500 社 分 析 報 告 を 基 に 当 行 中 国 調 査 室 作 成 利 益 は 引 き 続 き 拡 大 も 収 益 力 は 弱 まりを 見 せる 図 表 6 民 営 企 業 上 位 500 社 の 主 要 指 標 の 推 移 民 営 企 業 上 位 500 社 の 総 資 産 額 は 引 き 続 き 拡 大 傾 向 を 維 持 している 2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 の 総 4
資 産 額 は 前 年 比 +25.2%の 17 兆 3,005 億 元 となり 1 社 当 たりの 平 均 総 資 産 額 は 346 億 元 となった 総 資 産 額 が 1,000 億 元 を 超 えた 企 業 は 34 社 と 同 13 社 増 加 し うち 不 動 産 大 手 の 大 連 万 達 が 9,034 億 元 の 総 資 産 額 で 首 位 を 維 持 した また 民 営 企 業 上 位 500 社 の 総 利 益 額 も 引 き 続 き 増 加 しており 2015 年 における 税 引 後 の 総 利 益 額 は 前 年 比 +17.7%の 6,977 億 元 に 達 し 純 利 益 率 は 前 年 より 0.3 ポイント 上 昇 の 4.3% 総 資 本 回 転 率 は 同 14.8 ポイ ント 低 下 の 100.5%となった( 図 表 5) これを 受 け 資 本 利 益 率 (ROA)は 2014 年 の 4.3%から 4.0%に 自 己 資 本 利 益 率 (ROE)は 同 14.0%から 13.3%にそれぞれ 低 下 したなど 企 業 の 収 益 力 は 弱 まる 様 相 を 見 せてい る( 図 表 6) 社 会 貢 献 度 は 引 き 続 き 拡 大 民 営 企 業 上 位 500 社 の 2015 年 における 納 税 額 の 合 計 は 前 年 比 +12.1%の 6,421 億 元 で 全 国 の 税 収 全 体 に 占 める 割 合 は 5.1%となった 納 税 額 が 200 億 元 を 超 えた 企 業 は 華 為 万 科 大 連 万 達 恒 大 地 産 の 4 社 で 納 税 額 はそれぞれ 460 億 元 312 億 元 302 億 元 200 億 元 となった 2015 年 末 時 点 民 営 企 業 上 位 500 社 が 雇 用 していた 従 業 員 数 は 前 年 比 +10.1%の 826 万 9,800 人 で 1 社 当 たり 1.65 万 人 となった 企 業 別 では 電 池 自 動 車 メーカーの 比 亜 迪 股 份 有 限 公 司 (BYD)で 働 く 従 業 員 が 19 万 6,000 人 に 達 し 最 多 となった Ⅱ. 地 域 別 業 界 別 の 特 徴 東 部 地 域 が 引 き 続 き 主 導 2015 年 東 部 地 域 のランク 入 り 企 業 は 392 社 で 昨 年 より 8 社 増 加 し 全 体 の 78.4%を 占 め 売 上 高 は 同 80.8% 資 産 規 模 は 同 74.8%を 占 めた この 結 果 から 大 手 民 営 企 業 が 東 部 地 域 に 集 中 する 構 図 は 依 然 と して 変 わっていないと 言 えよう 一 方 で 中 部 地 域 のランク 入 り 企 業 は 昨 年 より 5 社 減 の 51 社 で 全 体 に 占 め る 割 合 は 1 ポイント 低 下 した また 西 部 地 域 のランク 入 り 企 業 は 昨 年 より 3 社 減 の 48 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 0.6 ポイント 低 下 し 東 北 地 域 のランク 入 り 企 業 は 昨 年 と 横 ばいの 9 社 となった( 図 表 7) 企 業 の 本 社 所 在 地 別 にみると 浙 江 省 の 民 営 企 業 が 134 社 と 18 年 連 続 で 首 位 を 維 持 しており このほか 江 蘇 省 が 94 社 広 東 省 が 50 社 となった 広 東 省 の 企 業 数 は 昨 年 より 10 社 増 え 初 めてトップ 3 に 入 ったほ か ランク 入 り 企 業 の 資 産 総 額 が 占 める 割 合 は 25.3%で 全 国 トップとなった 図 表 7 2014-2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 の 地 域 分 布 ランク 入 り 企 業 数 ( 社 ) 売 上 高 ( 億 元 ) 資 産 規 模 ( 億 元 ) 地 域 2014 2015 2014 2015 2014 2015 数 量 384 392 117,423.09 130,569.31 98,728.81 129,351.07 東 部 上 位 500 社 に 占 める 割 合 76.80% 78.40% 79.93% 80.81% 71.42% 74.77% 数 量 56 51 11,220.61 11,343.36 8,745.07 9,206.60 中 部 上 位 500 社 に 占 める 割 合 11.20% 10.20% 7.64% 7.02% 6.33% 5.32% 数 量 51 48 14,129.86 14,877.24 21,379.05 23,246.71 西 部 上 位 500 社 に 占 める 割 合 10.20% 9.60% 9.62% 9.21% 15.47% 13.44% 数 量 9 9 4,142.14 4,780.66 9,374.47 11,200.48 東 北 上 位 500 社 に 占 める 割 合 1.80% 1.80% 2.82% 2.96% 6.78% 6.47% ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 のデータを 基 に 当 行 中 国 調 査 室 作 成 企 業 数 は 製 造 業 に 集 中 するも 第 2 次 産 業 のランク 入 り 企 業 数 が 減 少 企 業 数 を 産 業 別 にみると 2015 年 の 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 第 3 次 産 業 の 企 業 数 は 5 年 連 続 増 加 し 前 年 の 130 社 から 137 社 へと 増 加 したが 第 2 次 産 業 1に 属 する 企 業 は 前 年 の 364 社 から 357 社 へと 減 少 し 1 第 二 次 産 業 は 一 般 的 に 工 業 建 設 業 を 言 うが ここでは 工 業 に 採 掘 業 製 造 業 電 力 熱 力 水 の 供 給 も 含 む 5
た なお 第 3 次 産 業 の 資 産 総 額 が 占 める 割 合 は 51.7%に 上 昇 し 初 めて 第 2 次 産 業 を 超 えた 第 2 次 産 業 の 中 でも 製 造 業 企 業 が 前 年 と 横 ばいの 291 社 で 依 然 として 上 位 500 社 全 体 の 58.2%を 占 めている 民 営 企 業 上 位 20 社 のうち 1/4 は 不 動 産 企 業 であり 製 造 業 のランク 入 り 基 準 の 低 下 を 考 えれば 経 済 は 脱 実 向 虚 2 の 兆 しがあると 指 摘 されている また 2015 年 の 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 企 業 グループ 全 体 として 上 場 している または 上 場 企 業 の 持 ち 株 会 社 である 企 業 は 211 社 となり 全 体 の 42.2%を 占 めたほか 上 場 企 業 に 資 本 参 加 した 企 業 は 106 社 で 全 体 の 21.2%を 占 めた 産 業 構 造 の 転 換 が 進 む 2015 年 の 民 営 企 業 上 位 500 社 ランキングに 入 った 企 業 数 を 業 界 別 に 分 けてみると 上 位 10 位 を 占 めた 業 界 は 伝 統 的 産 業 から 新 興 産 業 へとシフトする 傾 向 を 示 している 建 築 業 鉄 金 属 精 錬 圧 延 加 工 業 非 鉄 金 属 精 錬 圧 延 加 工 業 卸 売 業 小 売 業 のランク 入 り 企 業 数 はいずれも 減 少 し うち 鉄 金 属 精 錬 圧 延 加 工 業 が 前 年 の 41 社 から 37 社 非 鉄 金 属 精 錬 圧 延 加 工 業 が 前 年 の 33 社 から 30 社 にそれぞれ 減 少 した これに 対 し 電 気 機 械 器 材 製 造 業 は 前 年 の 24 社 から 26 社 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 は 前 年 の 11 社 から 18 社 に 増 加 したほか 500 社 ランキングの 中 で 企 業 数 上 位 10 位 を 占 める 業 界 にも 入 った 上 記 の 傾 向 に 応 じ 2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 の 収 益 力 も 業 種 毎 に 二 極 化 の 傾 向 が 強 まっている イン ターネットおよび 関 連 サービス 業 ビジネスサービス 業 コンピューター 通 信 電 子 機 器 製 造 業 といった 新 興 産 業 と 現 代 サービス 業 の 総 資 本 利 益 率 (ROA)は それぞれ 25.13% 23.1%と 18.88%に 達 したのに 対 し 石 炭 採 掘 精 錬 業 鉄 金 属 精 錬 圧 延 加 工 業 化 学 繊 維 製 造 業 非 鉄 金 属 鉱 物 製 品 業 といった 伝 統 的 産 業 特 に 生 産 能 力 が 過 剰 となっている 産 業 の ROA はそれぞれ 0.13% 4.65% 5.48% 9.24%にとどまり 上 位 500 社 の ROA 平 均 水 準 (13.32%)をはるかに 下 回 っている このほか 2015 年 は 民 営 企 業 上 位 500 社 の 海 外 進 出 が 加 速 し 海 外 投 資 は 引 き 続 き 拡 大 している 138 社 が 国 外 への 直 接 投 資 や 工 事 請 負 で 海 外 の 事 業 を 受 注 し 受 注 総 額 は 前 年 比 +35.2%の 1,641 億 5,400 万 米 ド ルとなり 前 年 より 427 億 3,600 万 米 ドル 増 加 した 一 方 国 際 市 場 の 需 要 鈍 化 を 受 け 製 品 サービス 輸 出 を 行 う 企 業 は 240 社 で 輸 出 総 額 は 同 23.8%の 1,099 億 6,100 万 米 ドルにとどまった 企 業 発 展 に 影 響 する 主 な 要 因 2015 年 民 営 経 済 の 発 展 を 支 援 する 国 家 政 策 の 下 民 営 企 業 発 展 の 市 場 環 境 公 共 政 策 環 境 法 律 環 境 と 社 会 環 境 がさらに 改 善 したが 過 去 数 年 間 民 営 企 業 を 煩 わせた 問 題 は 2015 年 においても 依 然 として 改 善 がみられなかった 全 国 工 商 聯 の 調 査 によると 人 件 費 の 上 昇 (333 社 全 体 の 66.6%) 重 い 税 負 担 (287 社 全 体 の 57.4%) 資 金 調 達 の 困 難 さ(255 社 全 体 の 51%)といった 項 目 が 企 業 発 展 に 影 響 する 問 題 とし て 挙 げられた なお 新 たな 問 題 として 市 場 需 要 の 不 足 と 市 場 秩 序 の 未 整 備 が 挙 げられており 全 体 の 54%と 43.4%を 占 めた そのほか ネガティブな 世 論 が 多 いこと 3 省 エネ 排 出 削 減 の 圧 力 が 大 きいこと 知 的 財 産 権 に 対 する 保 護 不 足 および 独 占 産 業 の 開 放 度 が 高 くないといったことも 民 営 企 業 の 経 営 環 境 を 悪 化 させ 競 争 力 を 低 下 させる 要 因 として 挙 げられた Ⅲ. 新 たなビジネスチャンスを 模 索 国 家 発 展 戦 略 に 積 極 的 に 参 加 経 済 下 振 れと 各 種 の 困 難 に 直 面 する 中 民 営 企 業 上 位 500 社 は 産 業 構 造 と 発 展 戦 略 の 最 適 化 を 通 じ 事 業 2 実 物 投 資 に 資 金 が 回 らず 実 体 経 済 から 離 脱 し 金 融 業 や 不 動 産 業 などの 仮 想 経 済 へ 転 換 するという 意 味 を 指 す 3 中 国 では 国 の 政 策 が 国 有 企 業 に 対 して 有 利 に 傾 くことが 多 いうえ 民 営 企 業 は 社 会 的 地 位 が 低 く 世 間 においても 発 言 権 がな く 差 別 される 傾 向 がある 民 営 企 業 が 最 も 多 い 浙 江 省 を 例 にすると 電 子 商 取 引 のアリババ 飲 料 メーカーの 娃 哈 哈 (ワハハ)と 農 夫 山 泉 はいずれも 模 倣 品 や 品 質 問 題 などで 連 続 して 各 種 不 祥 事 に 巻 き 込 まれている 6
内 容 の 転 換 や 高 度 化 を 加 速 している 2015 年 に 上 位 500 社 の 75%を 占 める 375 社 が 事 業 内 容 の 転 換 や 高 度 化 を 加 速 していると 答 え 全 体 に 占 める 割 合 は 2014 年 より 4.8 ポイント 上 昇 した( 図 表 8) これらの 企 業 は 本 業 に 注 力 しながらも イノベーションの 強 化 や 資 本 の 投 入 拡 大 製 品 付 加 価 値 の 向 上 を 図 っているほか 将 来 に 備 え 主 体 的 に 新 興 産 業 にも 参 入 している 事 業 内 容 転 換 高 度 化 の 進 捗 度 図 表 8 2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 の 事 業 内 容 転 換 高 度 化 の 進 捗 度 2014 年 企 業 数 上 位 500 社 に 占 める 割 合 2015 年 企 業 数 上 位 500 社 に 占 める 割 合 調 査 した 企 業 数 に 占 める 割 合 明 らかに 加 速 351 70.20% 375 75.00% 80.99% スタートしたばかり 80 16.00% 57 11.40% 12.31% 鈍 化 した 17 3.40% 17 3.40% 3.67% まだスタートしていない 9 1.80% 14 2.80% 3.02% 調 査 に 参 加 した 企 業 数 457 463 ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 のデータを 基 に 当 行 中 国 調 査 室 作 成 中 央 政 府 が 一 帯 一 路 京 津 冀 協 働 発 展 長 江 経 済 ベルトという 三 大 戦 略 を 打 ち 出 して 以 降 民 営 企 業 は 積 極 的 に 国 家 戦 略 に 参 加 する 姿 勢 を 示 している 全 国 工 商 聯 の 調 査 では 2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 一 帯 一 路 建 設 に 参 加 した 企 業 は 最 多 の 183 社 で 全 体 の 36.6%を 占 め 前 年 より 118 社 増 加 した 長 江 経 済 ベルト 建 設 には 179 社 が 参 加 し 同 35.8%を 占 め 前 年 より 12 社 増 加 し また 京 津 冀 一 体 化 建 設 に は 95 社 が 参 加 し 同 19%を 占 め 前 年 より 16 社 増 加 した 第 12 次 5 ヶ 年 計 画 では 戦 略 的 新 興 産 業 の 発 展 が 打 ち 出 されて 以 降 2011~2015 年 の 5 年 間 民 営 企 業 上 位 500 社 の 戦 略 的 新 興 産 業 分 野 への 投 資 は 継 続 的 に 拡 大 している 調 査 データによると 省 エネ 環 境 保 護 産 業 が 前 年 の 51 社 から 217 社 次 世 代 情 報 技 術 産 業 が 14 社 から 119 社 バイオ 産 業 が 13 社 から 67 社 ハ イテク 製 造 設 備 が 11 社 から 92 社 新 エネルギー 産 業 が 23 社 から 130 社 新 材 料 が 28 社 から 171 社 新 エ ネルギー 自 動 車 (エコカー)が 5 社 から 46 社 へとそれぞ れ 増 加 した( 図 表 9) 改 革 革 新 に 取 り 組 む 企 業 動 向 混 合 所 有 制 改 革 への 参 加 ルートの 多 様 化 ( 社 ) 250 200 150 100 50 0 省 エ ネ 環 境 保 護 図 表 9 民 営 企 業 の 新 興 産 業 への 投 資 ( 分 野 別 ) 2015 年 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 国 有 企 業 と 共 同 で 設 立 した 新 規 企 業 は 69 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 13.8%と 前 年 より 5.6 ポイント 上 昇 した 国 有 企 業 に 資 本 参 加 したのは 61 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 12.2%と 同 3.2 ポイント 上 昇 また 国 有 企 業 からの 資 本 参 加 があるのは 37 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 7.4%と 同 3 ポイ ント 上 昇 した このほか 国 有 企 業 のマジョリティを 取 得 したのは 21 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 4.2%と 同 2.6 ポイント 上 昇 した PPP プロジェクトへの 投 資 拡 大 2015 年 中 央 政 府 は 投 融 資 体 制 改 革 を 深 化 させ 民 間 投 資 の 活 力 を 喚 起 し 公 共 製 品 とサービスの 供 給 効 率 を 向 上 するため 官 民 パートナーシッププロジェクト(PPP)の 推 進 を 強 化 した 国 家 発 展 改 革 委 員 会 は 初 の 中 央 政 府 の 部 レベル( 日 本 の 省 庁 に 相 当 )における PPP プロジェクト データバンクを 設 立 したうえで 全 国 工 商 聯 と 共 同 で 民 営 企 業 向 けの PPP 協 力 プロジェクト 推 進 説 明 会 を 行 い 287 件 のプロジェクトを 公 表 し 総 投 資 額 は 約 9,400 億 元 となった 全 国 工 商 聯 の 調 査 では 2015 年 上 位 500 社 企 業 の 98 社 が PPP に 参 加 し 全 体 の 19.6%を 占 め 前 年 より 40 社 増 加 した 参 加 の 意 向 がある 企 業 数 は 前 年 の 136 社 から 164 社 に 増 次 世 代 情 報 技 術 バ イ オ ハ イ テ ク 製 造 設 備 新 エ ネ ル ギ ー 新 材 料 2014 2015 新 エ ネ ル ギ ー 自 動 車 7
加 し 参 加 の 意 向 がない 企 業 数 も 前 年 の 242 社 から 99 社 へと 大 幅 に 減 少 した 分 野 別 にみると インフラと 交 通 施 設 が 民 営 企 業 上 位 500 社 が PPP に 参 加 する 最 も 多 い 分 野 となっている そのうち 建 設 業 企 業 の 参 加 が 最 も 多 く インフラ 分 野 に 参 入 した 33 社 のうち 建 設 業 企 業 が 17 社 で 51.5% を 占 めているほか 交 通 分 野 においても 参 入 した 32 社 のうち 建 設 業 企 業 が 14 社 で 43.8%を 占 めている 自 主 革 新 力 の 向 上 民 営 企 業 上 位 500 社 のうち 2015 年 研 究 開 発 (R&D)に 携 わる 従 業 員 数 が 全 社 員 数 の 3% 以 上 を 占 めた 企 業 は 299 社 となり 全 体 の 59.8%を 占 め 前 年 より 6.4 ポイント 上 昇 した 研 究 開 発 費 用 が 売 上 高 の 1%を 超 え た 企 業 は 178 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 35.6%と 前 年 より 2.6 ポイント 上 昇 した 特 に 百 度 と 華 為 の 研 究 開 発 費 用 の 割 合 が 15.45%と 15.09%で 最 も 高 かった 研 究 開 発 投 入 の 拡 大 に 伴 い 2015 年 コア 技 術 が 自 社 の 研 究 開 発 からなる 企 業 は 389 社 で 全 体 に 占 める 割 合 は 77.8%と 前 年 より 2.2 ポイント 上 昇 した 民 営 企 業 の 専 利 ( 特 許 実 用 新 案 意 匠 ) 取 得 件 数 も 増 加 傾 向 を 維 持 しており 国 内 で 取 得 したものは 2014 年 の 13 万 6,408 件 から 15 万 5,313 件 へと 13.86% 増 加 し 海 外 で 取 得 したものも 2014 年 の 2 万 2,921 件 から 2 万 6,117 件 へと 13.94% 増 加 し 民 営 企 業 の 技 術 レベル 向 上 への 意 欲 の 強 さが 示 された( 図 表 10) 図 表 10 民 営 企 業 上 位 500 社 の 専 利 出 願 件 数 の 推 移 伝 統 的 産 業 とインターネットの 融 合 加 速 2012 2013 2014 2015 専 利 出 願 件 数 102,106 131,732 159,329 181,430 うち: 国 内 90,891 116,801 136,408 155,313 海 外 11,215 14,931 22,921 26,117 ( 出 所 ) 中 華 全 国 工 商 業 聯 合 会 のデータを 基 に 当 行 中 国 調 査 室 作 成 インターネットを 代 表 とする 次 世 代 情 報 技 術 の 持 続 的 革 新 および 伝 統 的 産 業 との 融 合 は 世 界 的 に 新 たな 産 業 変 革 の 重 要 な 特 徴 と 見 なされている 民 営 企 業 上 位 500 社 の 大 多 数 は 伝 統 的 産 業 であるため 中 国 にお いても インターネットと 伝 統 的 産 業 の 融 合 的 発 展 という 産 業 変 革 が 着 実 に 進 行 している 調 査 データによる と 2015 年 に 民 営 企 業 上 位 500 社 の 45%を 占 める 225 社 がインターネットに 基 づいた 開 放 協 働 研 究 開 発 革 新 モデルを 構 築 し 39%を 占 める 195 社 がスマート 製 造 設 備 を 通 じたスマート 生 産 化 を 行 い 32%を 占 める 160 社 がリアルタイムモニタリングやリモートメンテナンスの 提 供 を 通 じて 製 造 業 のサービス 化 4の 発 展 を 推 進 した また 26.4%を 占 める 132 社 がインターネットを 通 じてユーザーの 個 性 化 したニーズを 把 握 し 低 コストか つ 大 規 模 なカスタマイズを 実 現 し 15.2%を 占 める 76 社 が 社 会 全 体 を 対 象 とした 大 衆 の 創 業 万 衆 の 革 新 サービスプラットホームを 構 築 した 2015 年 以 来 複 雑 な 国 内 外 情 勢 と 高 まる 景 気 下 振 れ 圧 力 に 直 面 する 中 政 府 は 穏 中 求 進 ( 安 定 を 保 ちつ つ 経 済 成 長 を 促 す)のマクロ 経 済 政 策 を 堅 持 し 供 給 側 構 造 改 革 を 推 進 することで 新 たな 成 長 原 動 力 の 育 成 に 取 り 組 んできた 過 去 1 年 間 多 くの 民 営 企 業 特 に 大 手 民 営 企 業 は 積 極 的 に 技 術 革 新 産 業 構 造 調 整 事 業 内 容 の 転 換 や 高 度 化 を 行 い 成 長 安 定 革 新 促 進 につなげているほか 就 業 拡 大 や 民 生 改 善 にお いても 重 要 な 役 割 を 果 たしてきた 上 述 の 通 り 過 去 数 年 間 民 営 企 業 上 位 500 社 が 集 中 するトップ 5 業 界 は 依 然 として 製 造 業 が 占 め 鉄 鋼 非 鉄 金 属 石 油 化 学 紡 績 といった 高 エネルギー 消 費 高 汚 染 業 界 に 集 中 しているが 経 済 の 減 速 および 生 産 設 備 の 過 剰 により こうした 民 営 企 業 の 経 営 環 境 が 厳 しくなっている かかる 中 民 営 製 造 業 にとって 数 4 製 造 業 のサービス 化 とは 価 値 提 供 から 価 値 共 創 へ ということを 意 味 しており すなわち 製 造 業 が 従 来 のように モノを 製 造 提 供 して それを 消 費 した 顧 客 から 対 価 を 得 る という 考 え 方 から 価 値 は 顧 客 が 経 験 したときに 生 まれるものであり そのためにモノ に 加 え 何 かしらのサービス 的 要 素 を 含 めて 提 供 し 顧 客 と 共 に 価 値 創 造 を 行 う という 考 え 方 にシフトする 考 え 方 である 8
量 の 拡 大 から 製 品 付 加 価 値 の 向 上 へのグレードアップや 技 術 の 高 度 化 運 営 方 式 の 革 新 などといった 構 造 転 換 が 急 務 とされており 積 極 的 に 技 術 革 新 や 構 造 改 革 を 行 い 経 済 減 速 構 造 転 換 などの 困 難 を 乗 り 切 ろ うとしている 中 国 製 造 2025 実 施 の 好 機 をとらえ スマート 製 造 および 両 化 融 合 ( 情 報 化 と 工 業 化 の 相 互 依 存 相 互 促 進 )に 合 わせ 研 究 開 発 投 入 を 拡 大 し 企 業 の 核 心 競 争 力 を 向 上 し イノベーションによる 発 展 を 実 現 することによって 製 造 業 サービス 業 と 戦 略 的 新 興 産 業 における 民 営 企 業 の 更 なる 躍 進 が 望 まれて おり その 動 向 に 引 き 続 き 注 目 したい 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ( 中 国 ) 中 国 投 資 銀 行 部 中 国 調 査 室 孫 元 捷 9
君 合 の 中 国 法 コラム 中 華 人 民 共 和 国 消 費 者 権 益 保 護 法 実 施 条 例 ( 意 見 募 集 稿 ) において 個 人 情 報 保 護 に 関 する 規 定 を 更 に 明 確 化 2016 年 8 月 5 日 に 国 家 工 商 行 政 管 理 総 局 は 中 華 人 民 共 和 国 消 費 者 権 益 保 護 法 実 施 条 例 ( 意 見 募 集 稿 ) ( 以 下 意 見 募 集 稿 という)を 公 布 し パブリックコメントを 求 めた 意 見 募 集 稿 は 2014 年 に 修 正 した 消 費 者 権 益 保 護 法 ( 以 下 消 保 法 という)をベースに 消 保 法 の 関 連 規 定 を 更 に 詳 細 に 規 定 している Ⅰ. 個 人 情 報 保 護 に 関 する 規 定 を 更 に 明 確 化 1. 消 費 者 個 人 情 報 につき 定 義 2015 年 1 月 5 日 国 家 工 商 行 政 管 理 総 局 が 公 布 した 国 務 院 の 部 門 規 則 である 消 費 者 権 益 侵 害 行 為 処 罰 弁 法 ( 以 下 処 罰 弁 法 という)において 消 費 者 個 人 情 報 の 定 義 を 事 業 者 が 商 品 又 はサービスの 提 供 過 程 において 収 集 する 消 費 者 の 氏 名 性 別 職 業 生 年 月 日 身 分 証 番 号 住 所 連 絡 先 収 入 及 び 財 産 状 況 健 康 状 況 消 費 動 向 等 の 単 独 又 はその 他 の 情 報 と 照 らし 合 わせて 消 費 者 を 特 定 可 能 な 情 報 とした 意 見 募 集 稿 の 第 22 条 において 初 めて 行 政 規 定 レベル( 処 罰 弁 法 の 上 位 法 )において 消 費 者 個 人 情 報 の 定 義 を 明 確 化 した その 定 義 とは 事 業 者 が 商 品 又 はサービスの 提 供 過 程 において 収 集 する 消 費 者 の 氏 名 性 別 職 業 生 年 月 日 身 分 証 番 号 住 所 連 絡 先 収 入 及 び 財 産 状 況 健 康 状 況 消 費 動 向 生 物 識 別 特 徴 等 の 単 独 又 はその 他 の 情 報 と 照 らし 合 わせて 消 費 者 を 特 定 可 能 な 情 報 であり 処 罰 弁 法 と 非 常 に 類 似 しているが 初 めて 生 物 識 別 特 徴 が 消 費 者 個 人 情 報 として 明 確 に 挙 げられた 2. 初 めて 商 業 的 な 情 報 の 明 確 化 消 保 法 第 29 条 において 事 業 者 は 消 費 者 の 同 意 若 しくは 請 求 がない 場 合 又 は 消 費 者 が 明 確 に 拒 絶 の 意 思 表 示 を 示 した 場 合 は 消 費 者 に 対 し 商 業 的 な 情 報 を 発 信 してはならない と 規 定 されており 意 見 募 集 稿 の 第 23 条 においても 商 業 的 なセールス 電 話 をしてはならない と 規 定 されている なお 同 条 におい て 商 業 的 な 電 子 情 報 及 び 商 業 的 なセールス 電 話 に 関 する 解 釈 が 明 確 化 されており 事 業 者 が 商 品 又 はサービスを 販 売 するために 消 費 者 の 固 定 電 話 若 しくは 携 帯 電 話 等 の 電 子 端 末 又 はEメール 若 しくは オンラインストレージ 等 の 電 子 情 報 スペースに 対 して 情 報 を 発 信 し 又 は 電 話 をかける ことであると 定 義 し た 3. 初 めて 業 務 に 関 係 のない 情 報 を 収 集 してはならない 旨 を 明 確 化 意 見 募 集 稿 の 第 22 条 において 事 業 者 は 業 務 に 関 係 のない 情 報 を 収 集 してはならず 又 は 不 正 な 方 法 で 情 報 を 収 集 してならない ことを 初 めて 明 確 化 した これまでも 消 保 法 及 び オンライン 情 報 保 護 の 強 化 に 関 する 全 国 人 民 代 表 大 会 常 務 委 員 会 の 決 定 ( 以 下 人 大 決 定 という)において 情 報 収 集 する 場 合 は 必 要 原 則 を 遵 守 しなければならないと 規 定 されていたが 業 務 に 関 係 のない 情 報 を 収 集 してはならない 旨 を 明 確 に 規 定 したのは 初 めてである 4. 初 めて 消 費 者 の 同 意 を 得 たことを 証 明 できる 資 料 を 少 なくとも 5 年 間 保 存 しなければならない 旨 を 明 確 化 意 見 募 集 稿 の 第 22 条 において 事 業 者 は 個 人 情 報 を 収 集 使 用 する 場 合 に 明 示 義 務 を 履 行 し かつ 消 費 者 の 同 意 を 得 たことを 証 明 できる 資 料 を 少 なくとも 5 年 間 保 存 しれければならない と 明 確 に 規 定 した 5. 事 業 者 は 匿 名 加 工 した 上 特 定 の 消 費 者 を 識 別 できず かつ 復 原 できない 情 報 を 他 人 に 提 供 できる 旨 を 明 確 化 10
意 見 募 集 稿 の 第 22 条 において 事 業 者 は 消 費 者 個 人 情 報 の 安 全 性 を 確 保 するため 健 全 な 情 報 秘 密 保 持 及 び 管 理 制 度 を 確 立 しなければならない 事 業 者 及 びその 従 業 員 は 収 集 した 個 人 情 報 を 漏 えい 改 ざ ん 毀 損 してはならない 消 費 者 の 同 意 を 経 ずに 消 費 者 の 個 人 情 報 を 他 者 に 提 供 してはならない 但 し 匿 名 加 工 した 上 特 定 の 消 費 者 を 識 別 できず かつ 復 原 できない 情 報 はその 限 りではない と 明 確 に 規 定 した 事 業 者 は 本 条 に 基 づき 第 三 者 に 対 し 匿 名 加 工 情 報 を 提 供 することができるようになる 一 方 で 匿 名 加 工 情 報 については 特 定 の 消 費 者 を 識 別 できない かつ 復 原 できない という 二 つの 基 準 を 明 確 化 し た 6. 消 保 法 第 56 条 に 記 載 されている 消 費 者 個 人 情 報 が 法 に 従 い 保 護 を 受 けることができる 権 利 を 侵 害 に 該 当 する 行 為 について 明 確 化 意 見 募 集 稿 の 第 57 条 において ( 事 業 者 が) 消 費 者 をして 消 費 に 関 係 のない 情 報 を 提 供 させ 消 費 者 の 同 意 を 経 ずに 消 費 者 の 個 人 情 報 を 第 三 者 に 開 示 すること 消 費 者 の 同 意 若 しくは 請 求 を 経 ずに 消 費 者 に 対 し 商 業 的 な 情 報 を 発 信 し 又 は 商 業 的 なセールス 電 話 をかけること は 消 保 法 第 56 条 の 違 反 行 為 に 該 当 し 同 条 に 基 づき 処 罰 すると 規 定 している なお 消 保 法 第 56 条 では 違 法 所 得 の 没 収 罰 金 情 状 が 重 大 な 場 合 には 営 業 許 可 証 の 取 り 消 し 等 につき 規 定 している Ⅱ. 消 費 者 権 益 保 護 の 仕 組 みを 明 確 化 1. 行 政 上 の 保 護 につき 具 体 的 に 規 定 各 級 の 人 民 政 府 に 対 し 消 費 者 権 益 保 護 に 関 する 部 門 間 の 協 調 メカニズムを 確 立 し 消 費 者 権 益 保 護 にお ける 各 部 門 の 職 責 を 明 確 化 し 各 行 政 部 門 間 の 協 力 を 強 化 するよう 求 めている また 各 級 の 人 民 政 府 及 び 行 政 機 関 が 事 業 者 の 消 費 者 権 益 侵 害 行 為 に 対 する 行 政 処 罰 情 報 を 信 用 情 報 記 録 ファイルに 記 入 し 信 用 中 国 (http://www.creditchina.gov.cn) 及 び 国 家 企 業 信 用 情 報 公 示 システムを 通 じて 社 会 に 開 示 しなけ ればならないと 規 定 している 2. 社 会 保 護 を 強 化 消 費 者 協 会 の 法 的 地 位 及 び 職 責 が 明 確 化 され 消 費 者 協 会 により 大 きな 権 限 が 与 えられた 意 見 募 集 稿 に 基 づき 消 費 者 協 会 は 商 品 又 はサービス 等 に 関 する 公 聴 会 を 招 集 若 しくは 公 聴 会 に 参 加 し 公 聴 会 にお いて 独 自 の 意 見 を 発 表 することでき かつ 事 業 者 に 調 査 協 力 を 求 め 事 業 者 に 対 して 事 情 聴 取 を 行 うことが できる これに 加 えて 消 費 者 協 会 は 事 業 者 又 は 業 界 協 会 に 消 費 者 の 権 益 問 題 に 関 する 回 答 を 書 面 にて 提 出 させることができ 20 営 業 日 以 内 に 提 出 されなかった 場 合 には 消 費 者 協 会 がこれを 開 示 する 権 利 を 有 すると 規 定 している Ⅲ.まとめ 意 見 募 集 稿 は 個 人 情 報 保 護 に 関 する 規 定 を 更 に 明 確 化 していることから 有 意 義 な 試 みであると 考 えられ る これは 消 費 者 権 益 保 護 についてより 明 確 な 法 的 根 拠 を 提 供 しただけでなく 事 業 者 に 対 してより 実 効 性 のある 行 動 指 針 を 示 したとも 言 えるであろう 特 に 消 費 者 を 直 接 顧 客 とする 日 系 企 業 は 消 費 者 権 益 保 護 法 実 施 条 例 の 今 後 の 立 法 動 向 を 見 守 っていく 必 要 があると 考 える 馬 軍 君 合 律 師 事 務 所 パートナー 君 合 律 師 事 務 所 は 中 国 海 外 に 事 務 所 を 持 つ 中 国 最 大 級 の 事 務 所 で 国 際 法 律 連 盟 (ILASA)より 6 年 連 続 で 中 国 のベスト 弁 護 士 事 務 所 金 賞 に 選 ばれている 馬 軍 弁 護 士 は 早 稲 田 大 学 法 学 研 究 院 にて 法 学 修 士 を 取 得 後 日 本 の 法 律 事 務 所 勤 務 を 経 て 2015 年 4 月 から 君 合 律 師 事 務 所 パートナーに 就 任 外 商 投 資 M&A 再 編 撤 退 労 務 管 理 の 分 野 に 強 い 当 資 料 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 君 合 律 師 事 務 所 によって 作 成 されたものであり 当 行 はその 正 確 性 を 保 証 するも のではありません また 当 該 機 関 との 取 引 等 何 らかの 行 動 を 当 行 が 勧 誘 するものではありません 11
BTMU の 中 国 調 査 レポート(2016 年 8~9 月 ) ニュースフォーカス 第 9 号 広 東 省 マクロプルーデンス 管 理 方 式 によるクロスボーダー 資 金 調 達 を 積 極 推 進 https://reports.btmuc.com/file/pdf_file/info005/info005_20160902_001.pdf 業 務 開 発 室 経 済 見 通 し(2016 年 8 月 ) http://www.bk.mufg.jp/report/ecolook2016/index.htm 経 済 調 査 室 BTMU CHINA WEEKLY 2016/8/31 https://count.bk.mufg.jp/c/ccl0isl13a0k9th85b7504biid0isl15a9kow 国 際 業 務 部 BTMU 中 国 月 報 第 127 号 (2016 年 8 月 ) https://count.bk.mufg.jp/c/ccl0is018b64bfh783e7dd8iid0is01avq9n9 国 際 業 務 部 以 上 当 資 料 は 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 されたものであり 何 らかの 行 動 を 勧 誘 するものではありません ご 利 用 に 関 しては 全 て 顧 客 御 自 身 でご 判 断 くださいますよう 宜 しくお 願 い 申 し 上 げます 当 資 料 は 信 頼 できると 思 われる 情 報 に 基 づいて 作 成 されていますが 当 店 はその 正 確 性 を 保 証 する ものではありません 内 容 は 予 告 なしに 変 更 することがありますので 予 めご 了 承 下 さい また 当 資 料 は 著 作 物 であり 著 作 権 法 により 保 護 されており ます 全 文 または 一 部 を 転 載 する 場 合 は 出 所 を 明 記 してください 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ( 中 国 ) 有 限 公 司 中 国 投 資 銀 行 部 中 国 調 査 室 北 京 市 朝 陽 区 東 三 環 北 路 5 号 北 京 発 展 大 厦 4 階 照 会 先 : 石 洪 TEL 010-6590-8888ext. 214 12