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Transcription:

No.2 2013 年 11 月 号 11 月 5 日 発 刊 事 務 所 通 信 教 育 資 金 贈 与 の 非 課 税 措 置 と 税 制 改 正 大 綱 はじめに 1. 年 末 調 整 と 今 月 の 記 事 11 月 の 税 務 処 理 として 代 表 的 な 年 末 調 整 今 回 は 簡 単 に 備 忘 録 として 取 上 げました 今 月 のワンポイント 解 説 は 話 題 の 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 です 元 々あった 教 育 費 贈 与 の 非 課 税 との 違 い を 考 察 します 一 口 メモでは 先 月 発 表 された 税 制 改 正 大 綱 につい て 概 要 をお 伝 えします 2. Guidepost Guidepost の 由 来 について 第 1 号 を 発 刊 し 多 数 の 励 ましのお 言 葉 を 頂 きました あ り が と う ご ざ い ま す そ の 中 で 多 く の 方 か ら Guidepost の 由 来 をお 尋 ね 下 さいましたので この 場 を 借 りてご 説 明 させて 頂 きます ワンポイント 解 説 1. 教 育 費 の 贈 与 について 平 成 25 年 4 月 1 日 から 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 に 係 る 贈 与 税 非 課 税 措 置 が 施 行 されています この 制 度 の 有 用 性 と 以 前 からある 扶 養 義 務 者 相 互 間 におけ る 教 育 費 の 贈 与 の 非 課 税 について 整 理 します 2. 一 口 メモ 10 月 に 発 表 された 民 間 投 資 活 性 化 等 のための 税 制 改 正 大 綱 代 表 的 なものを 噛 み 砕 いてお 伝 え 致 します 最 後 に 1.お 問 い 合 わせについて 2.スタッフ 近 況 神 戸 にて 珍 獣 と 遭 遇!

事 務 所 通 信 はじめに 1. 年 末 調 整 と 今 月 の 記 事 今 年 も 残 すところあと 2 か 月 を 切 り 10 月 初 旬 まで の 暑 さが 嘘 のような 冷 え 込 みとなって 体 調 を 崩 した というお 話 をよく 聞 きます 季 節 の 変 わり 目 は 気 を 付 けたいものです 年 末 調 整 11 月 といえば そろそろ 年 末 調 整 の 時 期 です 作 業 を 円 滑 に 進 められるよう 以 下 の 資 料 を 集 めてお きましょう 1 各 種 控 除 証 明 書 2 銀 行 借 入 残 高 証 明 書 ( 住 宅 ローン 控 除 を 受 けられる 方 ) 3 納 めた 国 民 健 康 保 険 料 の 金 額 がわかるもの ( 市 町 村 役 場 で 発 行 してくれる 納 付 実 績 の 証 明 書 を 準 備 しておくと 万 全 です) また 扶 養 控 除 申 告 書 には 扶 養 しているご 家 族 を 残 らず 記 載 しましょう よくわからない 従 業 員 の 方 に はご 家 族 をできるだけ 記 載 してもらってください ご 両 親 は 同 居 ですか? と 聞 くだけでその 従 業 員 の 税 額 が 抑 えられる 可 能 性 がでてきます 転 職 された 方 は 前 の 勤 め 先 に 連 絡 して 源 泉 徴 収 票 を 確 実 に 入 手 しましょう 退 職 時 の 発 行 が 原 則 で すが 催 促 しても 出 してくれない 事 業 所 も 中 にはある のが 現 状 です そんな 場 合 は 税 務 署 へ 連 絡 すれば 税 務 署 が 督 促 してくれます さて 早 くも Guidepost 第 2 号 が 発 刊 となりました 今 月 号 のワンポイント 解 説 は 25 年 度 の 税 制 改 正 で - 2 - 整 備 され 話 題 になっている 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 に 係 る 贈 与 税 非 課 税 措 置 についてです この 法 律 関 連 の 金 融 商 品 が 売 れ 行 き 好 調 なことから 世 代 ニ ーズを 上 手 く 捉 えた 法 律 だと 思 います 金 融 業 者 は 商 品 の 説 明 をする 過 程 で 教 育 費 の 贈 与 が 元 々 非 課 税 であることを 説 明 すると ほとんどの 方 がそのこ とを 知 らないということに 驚 いているようです 今 回 は この 新 法 と 元 々あった 教 育 費 の 非 課 税 について 解 説 します 2. Guidepost Guidepost の 由 来 について 先 月 号 の 発 刊 から 多 数 の 励 ましのお 言 葉 を 頂 戴 致 しました 本 当 にありがとうございました その 中 で 事 務 所 通 信 Guidepost の 由 来 についてお 尋 ね 下 さ いましたので この 場 を 借 りてご 説 明 致 します Guidepost は 直 訳 すると 道 しるべです この 事 務 所 通 信 をお 読 みくださった 方 々 つまりはご 縁 を 頂 い た 方 々の 道 しるべとなれるように!そんな 想 いから 命 名 しております また 道 しるべ= 道 路 標 識 は 適 時 適 所 に 設 置 さ れなければなりません 注 意 を 促 すべき 道 路 の 状 況 に 対 して 早 すぎたり 遅 すぎたりしても 意 味 をなさず また 見 えにくい 場 所 に 設 置 してあったり 意 味 のわか らない 図 で 表 記 されていてもダメです そのような 適 時 適 所 の 特 性 を 目 指 していくという 意 味 も 込 めまし た 今 後 この Guidepost が 武 原 事 務 所 の 代 名 詞 と なるよう 一 生 懸 命 頑 張 っていきたいと 思 います ご 愛 読 の 程 よろしくお 願 い 致 します

事 務 所 通 信 ワンポイント 解 説 1. 教 育 費 の 贈 与 について (1) 平 成 25 年 度 改 正 の 新 法 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 に 係 る 贈 与 税 非 課 税 措 置 この 法 律 は 平 成 25 年 4 月 1 日 から 施 行 されてい ます 平 成 25 年 度 改 正 の 目 玉 の 一 つとして 施 行 前 から 注 目 されていたこの 法 律 すでに 金 融 機 関 から 商 品 が 発 売 され 関 連 セミナーも 多 数 開 催 されてい ます 信 託 会 社 大 手 6 社 の 本 年 4 月 から 9 月 におけ る 教 育 資 金 贈 与 信 託 の 契 約 件 数 が 4 万 件 を 超 えて いるようで 皆 様 の 関 心 の 高 さがうかがえます 大 まかな 内 容 は 30 歳 未 満 の 孫 (あるいは 子 )に 教 育 を 受 けるための 資 金 を 一 定 の 方 法 で 贈 与 しても 1500 万 円 (そのうち 塾 等 に 支 払 う 分 は 500 万 円 )まで は 贈 与 税 がかからないというものです この 制 度 は 生 前 に 最 大 1500 万 円 という 大 きな 金 額 を 孫 世 代 へ 渡 すことができるという 点 で 非 常 にメリ ットがありますが 逆 に 教 育 資 金 として 渡 した 金 額 を 渡 された 方 が 30 歳 になるまでに 使 い 切 ることができ なければ 贈 与 税 課 税 されてしまうというデメリットも あり 30 歳 までに 使 い 切 ることができる 金 額 を 見 極 めて 贈 与 することがポイントとなってきます さて ここで 立 ち 止 まって 今 一 度 確 認 しておきたい ことがあります それは 元 々 孫 への 教 育 費 の 贈 与 は 非 課 税 だということです (2) 元 々あった 教 育 費 贈 与 の 非 課 税 今 回 の 改 正 以 前 から 扶 養 義 務 者 相 互 間 におい て 教 育 費 として 贈 与 した 財 産 には 贈 与 税 は 課 さな いという 規 定 があります 扶 養 義 務 者 の 定 義 夫 婦 直 系 血 族 兄 弟 姉 妹 のほか 同 一 生 計 で ある 3 親 等 以 内 の 親 族 孫 からみて 祖 父 母 は 2 親 等 の 親 族 で 上 記 定 義 に 当 てはまりますから 祖 父 母 も 孫 の 扶 養 義 務 者 になり ます この 場 合 の 教 育 費 は 教 育 上 通 常 必 要 と 認 められ る 学 資 教 材 費 文 具 費 等 とされ( 相 基 通 21 の 3-4) 義 務 教 育 費 に 限 らないものなので 今 回 施 行 された 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 の 非 課 税 と 考 え 方 は 一 致 しま す つまり わざわざ 信 託 銀 行 へ 持 って 行 って 手 続 き をしなくても 孫 の 学 校 入 学 金 や 学 校 の 授 業 料 をそ の 都 度 払 ってあげることには 税 金 がかからないので す (3) 一 括 贈 与 の 有 効 性 では どのような 場 合 にこの 一 括 贈 与 が 有 効 とな るのでしょうか?それは 祖 父 母 世 代 の 相 続 が 近 々 発 生 する 可 能 性 が 高 い 場 合 です その 都 度 学 費 を 払 っていても 贈 与 税 はかかりませ んが 相 続 が 発 生 してしまうと 相 続 税 がかかってきま す( 次 ページ 図 教 育 費 をその 都 度 贈 与 した 場 合 ) - 3 -

事 務 所 通 信 ですが 一 括 贈 与 で 教 育 資 金 を 渡 しておけば その 贈 与 した 財 産 には 相 続 税 がかかってきません( 下 図 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 の 場 合 ) 教 育 費 をその 都 度 贈 与 した 場 合 と 一 括 贈 与 した 場 合 の 課 税 関 係 の 違 い - 4 -

事 務 所 通 信 (4) 結 論 相 続 が 間 近 である 場 合 には 一 括 贈 与 を 積 極 的 に 利 用 し まだ 相 続 まで 猶 予 がある 場 合 には 教 育 費 の 都 度 贈 与 や 贈 与 税 の 非 課 税 限 度 額 である 110 万 円 を 目 安 に 暦 年 の 贈 与 などを 組 み 合 わせて 長 期 的 に 財 産 分 与 を 考 えていくのが 良 いかと 思 います (5) とはいえ 現 実 問 題 として 結 論 の 後 に 補 足 ですが 親 世 代 が 孫 世 代 のため の 教 育 費 を 祖 父 母 世 代 にその 都 度 贈 与 してもらう ことは 現 実 問 題 として 少 々ハードルが 高 いと 思 わ れます 親 世 代 の 立 場 に 立 つと 自 分 の 子 が 学 校 に 入 って 授 業 料 や 文 具 制 服 などが 必 要 になる 都 度 自 分 の 親 に 連 絡 して 贈 与 をお 願 いすることはあまり 現 実 的 ではありません それに 対 して 一 括 贈 与 で 先 にもらっておけば 教 育 費 として 支 払 った 領 収 書 を 自 分 で 信 託 銀 行 へ 持 って 行 くだけですので 一 括 贈 与 の 方 が 使 いやすいことは 歴 然 です また 相 続 が 間 近 であるかそうでないかは 相 対 的 にしか 予 測 できない ので 一 括 贈 与 は 早 めに 実 行 されるのが 良 いと 思 います 2. 一 口 メモ H25.10 月 政 府 与 党 で 民 間 投 資 活 性 化 等 のため の 税 制 改 正 大 綱 が 発 表 されました 消 費 税 増 税 に 伴 う 景 気 減 退 をなんとしてでも 回 避 したいとの 政 府 の 強 い 意 向 を 感 じます 税 制 改 正 大 綱 のうち 代 表 的 なものを 下 記 に 記 載 致 します イメージしやすいように 内 容 をかなり 噛 み 砕 いておりますので 詳 細 はお 問 合 せ 下 さい 1. 生 産 性 向 上 設 備 投 資 促 進 税 制 事 業 に 直 接 供 される 資 産 で 最 新 モデルを 取 得 し た 場 合 には 建 物 及 び 構 築 物 については 即 時 償 却 又 は 3%の 税 額 控 除 機 械 器 具 備 品 ソフトウェ アについては 即 時 償 却 又 は 5%の 税 額 控 除 が 適 用 できる( 資 本 金 1 億 円 以 下 の 法 人 も 対 象 ) ( 資 産 の 例 示 ) 断 熱 材 断 熱 窓 照 明 設 備 冷 暖 房 エレベーター 設 備 サーバー 用 PC 等 2. 中 小 企 業 投 資 促 進 税 制 中 小 企 業 者 等 が 機 械 等 を 取 得 した 場 合 の 特 別 償 却 又 は 税 額 控 除 制 度 について 範 囲 を 拡 充 現 行 : 取 得 価 額 30 30%の 特 別 償 却 又 は 7%の 税 額 控 除 との 選 択 適 用 改 正 :100% 償 却 ( 取 得 時 に 全 額 経 費 ) 又 は 10% の 税 額 控 除 3. 所 得 拡 大 促 進 税 制 現 行 : 当 期 の 支 給 給 与 が 基 準 年 度 の 給 与 等 支 給 額 より 5% 増 加 していれば 増 加 額 10% の 税 額 控 除 改 正 : 要 件 が 緩 和 され 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 終 了 事 業 年 度 では 2% 増 加 していれば 増 加 額 10%の 税 額 控 除 4.その 他 12 月 発 表 予 定 の 税 制 改 正 大 綱 において 復 興 特 別 法 人 税 の 1 年 前 倒 しでの 廃 止 が 検 討 されておりま す 自 社 が 納 めている 復 興 特 別 法 人 税 を 確 認 するに あたってはお 手 元 の 申 告 書 ( 右 端 に 復 興 特 別 法 人 税 と 記 載 されているページ) 又 は 法 人 税 別 表 1 に 記 載 さ れている 税 額 の 10% 相 当 額 を 目 安 としてください - 5 -

事 務 所 通 信 最 後 に 最 後 までお 読 み 頂 きありがとうございます 今 月 の 事 務 所 通 信 はいかがでしたか 記 事 についてのご 意 見 ご 質 問 がございましたら お 気 軽 にお 問 い 合 わせください また 今 後 の 取 り 上 げて 欲 しいテーマなどございましたら ご 連 絡 ください 次 号 に 掲 載 できるかは 状 況 によりますが 極 力 ご 要 望 に 添 えるようにします 当 事 務 所 としても 皆 様 が 必 要 としている 情 報 を 発 信 していきたいと 思 いますので テーマのご 要 望 は 大 歓 迎 です 事 務 所 名 所 在 地 541-0046 大 阪 市 中 央 区 平 野 町 1 丁 目 8 番 13 号 平 野 町 八 千 代 ビル 8 階 電 話 06-4963-3670 FAX 06-4963-3793 E-Mail takehara@zeirisi-takehara.com URL 所 属 団 体 等 http://www.zeirisi-takehara.com 近 畿 財 務 局 近 畿 経 済 産 業 局 認 定 経 営 革 新 等 支 援 機 関 公 益 財 団 法 人 ひょうご 活 性 化 センター 登 録 専 門 家 公 益 社 団 法 人 東 納 税 協 会 記 帳 指 導 員 スタッフ 近 況 先 日 神 戸 のお 客 様 を 訪 問 したときのこと 川 に 何 やら 動 く 影 が 明 らかに 犬 より 大 きい 近 づ いて 見 てみると 野 良 イヌならぬ 野 良 イノシシでした 驚 いてそのお 客 様 に 話 すと 日 常 茶 飯 事 とのこと なんでもエサを 探 しに 人 里 まで 下 りてくるそうで レジ 袋 を 持 っていたら 放 り 出 すこと 小 型 犬 を 連 れて いたら 襲 われないようにすることなど 教 えていただきました なかなか 愛 らしい 顔 してました - 6 -