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呼 吸 器 センター 平 成 19 年 6 月 から 呼 吸 器 内 科 と 呼 吸 器 外 科 が 統 合 して 呼 吸 器 センターが 設 立 され 内 科 外 科 のシームレスな 診 療 を 目 指 している センター 化 の 目 的 呼 吸 器 疾 患 を 有 している 患 者 さんに 対 して 内 科 外 科 の 枠 を 超 えて 切 れ 目 のない 診 療 を 実 施 することが 主 たる 目 的 である 呼 吸 器 センターは 内 科 系 部 門 と 外 科 系 部 門 により 構 成 され お 互 いが 診 療 教 育 研 究 において 密 接 に 関 わる 呼 吸 器 の 診 療 科 として 専 門 性 を 高 めるだけでなく 内 科 系 部 門 は 内 科 系 副 院 長 の 下 内 科 系 診 療 科 の 一 部 門 として 外 科 系 部 門 は 外 科 系 副 院 長 の 下 外 科 系 診 療 科 の 一 部 門 としてこれまで 以 上 に 他 診 療 科 との 連 携 を 重 視 する 呼 吸 器 センターの 構 成 呼 吸 器 センター 長 : 福 井 部 長 ( 内 科 系 部 門 統 括 ) 副 センター 長 : 黄 部 長 ( 外 科 系 部 門 統 括 ) 平 成 23 年 8 月 から 内 科 系 病 棟 医 長 : 櫻 本 副 部 長 外 科 系 病 棟 医 長 : 大 政 副 部 長 庄 司 副 部 長 医 員 以 上 : 内 科 系 あるいは 外 科 系 のどちらかに 属 す レジデント: 専 門 医 取 得 のために 内 科 系 あるいは 外 科 系 のどちらかに 属 すが 本 人 の 希 望 により 内 科 系 外 科 系 を 問 わず 患 者 を 担 当 することも 可 能 スーパーローテイター: 呼 吸 器 センターに 所 属 し グループにとらわれずに 研 修 する ただし 一 年 次 の 場 合 は 基 本 的 な 医 療 技 術 知 識 の 習 得 が 主 たる 目 的 の 為 内 科 系 の 研 修 が 中 心 となる センター 全 体 での 業 務 合 同 カンファレンス( 月 曜 日 17 時 半 から) 呼 吸 器 センター 内 科 系 部 門 外 科 系 部 門 放 射 線 科 ( 治 療 部 門 )が 合 同 で 行 っており 呼 吸 器 センター 全 体 の 取 り 決 めや 連 絡 に 加 えて 症 例 検 討 報 告 の 場 となっている 手 術 予 定 症 例 問 題 症 例 の 検 討 放 射 線 治 療 を 考 えている 症 例 の 相 談 手 術 の 結 果 報 告 肺 癌 の 臨 床 病 期 分 類 判 定 などが 行 われている 外 来 関 係 外 来 Aブロックの 呼 吸 器 センター 外 来 1 診 ~4 診 において 内 科 外 科 が 並 列 して 外 来 診 療 を 行 うようになった 基 本 的 に1 診 (Aブロック 10 診 )は 部 長 外 来 3 診 (Aブロック 20 診 )は 予 約 外 来 4 診 (Aブロック 19 診 )の 午 前 中 は 初 診 外 来 である 2 診 (Aブロック 9 診 )の 月 曜 日 ~ 水 曜 日 は 外 来 化 学 療 法 や 検 査 結 果 の 説 明 など 診 療 に 時 間 を 要 する 患 者 用 に スタッフが 自 由 に 外 来 枠 を 予 約 できるようにした 外 来 枠 がなかなか 取 れない 中 じっくりと 外 来 診 療 を 行 うことができるため セカンドオピ ニオンなどにも 活 用 が 広 がっている 入 院 関 係 内 科 系 および 外 科 系 部 門 で 従 来 通 りの 入 院 診 療 をする また 部 長 回 診 もそれぞれで 行 う 呼 吸 器 センター 内 科 系 部 門 と 外 科 系 部 門 との 間 で 手 術 目 的 などで 入 院 患 者 が 移 動 す る 場 合 は 転 科 扱 いとする その 際 担 当 医 のレジデントは 内 科 外 科 を 問 わずに 担 当 できることとする 検 査 関 係 月 曜 日 の 気 管 支 鏡 検 査 は 外 科 系 部 門 水 曜 日 は 内 科 系 部 門 を 優 先 とするが 相 互 に 利 用

可 能 とした スタッフが 足 らないときは お 互 いに 協 力 して 実 施 する 呼 吸 器 センターの 診 療 実 績 センター 全 体 の 動 向 センター 化 することで 内 科 系 と 外 科 系 との 間 の 連 絡 交 流 が 頻 繁 となった 検 査 の 同 意 書 などの 統 一 も 図 られた ここに 来 て 気 管 支 鏡 のイノベーションには 目 を 見 張 るものがある 当 呼 吸 器 センター でも 早 くから 積 極 的 にこの 新 しい 技 術 機 器 を 導 入 してきた まず 導 入 された 経 気 管 支 超 音 波 診 断 (EBUS:Endobronchial Ultrasonography)およびそれを 用 いた 経 気 管 支 リンパ 節 生 検 (EBUS-TBNA)は スタッフの 習 熟 度 アップに 伴 い 肺 癌 などの 肺 門 縦 隔 リンパ 節 転 移 の 診 断 に 寄 与 している 最 近 ではサルコイドーシスなど 良 性 疾 患 の 診 断 にも 役 立 っている さらに ガイドシースと 超 音 波 プローブ(EBUS-GS)を 組 み 合 わせることにより これまで 気 管 支 鏡 での 診 断 が 難 しかった 肺 野 末 梢 病 変 の 診 断 も 可 能 となりつつある 気 胸 や 膿 胸 原 因 不 明 の 胸 水 などは 最 初 から 外 科 で 担 当 するようになり 内 科 の 負 担 が 軽 減 された 内 科 から 外 科 に 手 術 を 依 頼 した 症 例 については 術 後 に 合 同 カンファレンスでその 手 術 の 内 容 や 病 理 所 見 が 報 告 されるようになり フィードバックが 図 られるようになっ た 外 来 関 係 呼 吸 器 センター 全 体 で 毎 日 4つの 外 来 診 察 室 で 同 時 に 診 療 を 行 うことが 可 能 となり 外 来 の 混 雑 は 軽 減 された 特 に 初 診 外 来 を 新 たに 設 けたことや 総 合 内 科 が 初 診 患 者 の 多 くを 担 当 する 事 で 初 診 患 者 が 長 時 間 待 たされることが 少 なくなった 内 科 系 および 外 科 系 が 隣 同 士 で 診 察 を 行 うことで お 互 いに 症 例 について 相 談 するこ とが 容 易 になった 呼 吸 器 センター1 診 (Aブロック 10 診 ) 月 曜 日 から 金 曜 日 までは 部 長 が 担 当 した 外 科 部 門 では 平 成 23 年 3 月 末 で 瀧 が 定 年 退 職 し 8 月 から 黄 が 着 任 した 土 曜 日 は 内 科 系 初 診 を 中 心 に 交 代 で 担 当 した 平 成 23 年 度 延 6,689 名 (557 名 / 月 ) うち 初 診 患 者 703 名 (58 名 / 月 ) 健 診 部 紹 介 患 者 数 は 9 名 地 域 医 療 室 経 由 の 事 前 予 約 紹 介 患 者 数 は 225 名 (18.8 名 / 月 )で あった 呼 吸 器 センター1 診 担 当 医 師 月 曜 火 曜 水 曜 木 曜 金 曜 土 曜 長 黄 福 井 大 政 庄 司 黄 福 井 福 井 交 代 ( 内 科 系 ) 呼 吸 器 センター2 診 (Aブロック 9 診 ) 月 曜 日 から 水 曜 日 は 呼 吸 器 センタースタッフが 15 分 単 位 で 自 由 に 予 約 を 入 れるこ とができる 外 来 化 学 療 法 中 の 患 者 や 入 院 中 の 検 査 の 結 果 説 明 などで 時 間 を 要 する 方 の 診 療 やセカンドオピニオンに 利 用 されている 新 たな 試 みであったが 丁 寧 な 診 療 と 外 来 の 混 在 解 消 に 寄 与 していると 思 われる 木 曜 日 金 曜 日 は 予 約 外 来 土 曜 日 は 外 科 系 初 診 外 来 ( 交 代 )である 平 成 23 年 度 延 3,597 名 (299.8 名 / 月 ) うち 初 診 患 者 217 名 (18 名 / 月 ) 健 診 部 紹 介 患 者 数 は 0 名 地 域 医 療 室 経 由 の 事 前 予 約 紹 介 患 者 数 は 16 名 (1.3 名 / 月 ) であった 呼 吸 器 センター2 診 担 当 医 師 月 曜 火 曜 水 曜 木 曜 金 曜 土 曜 庄 司 長 / 自 由 枠 自 由 枠 自 由 枠 井 上 大 政 庄 司 交 代 ( 外 科 系 ) 呼 吸 器 センター3 診 (Aブロック 20 診 )

主 に 内 科 系 スタッフが 予 約 患 者 を 中 心 に 初 診 患 者 も 一 部 診 療 した 金 曜 外 来 は 鈴 木 退 職 のため 平 成 23 年 11 月 から 井 上 が 担 当 した 平 成 23 年 度 延 9,500 名 (791.7 名 / 月 ) うち 初 診 患 者 763 名 (63.6 名 / 月 ) 健 診 部 紹 介 患 者 数 は 5 名 地 域 医 療 室 経 由 の 事 前 予 約 紹 介 患 者 数 は 134(11.2 名 / 月 ) であった 呼 吸 器 センター3 診 担 当 医 師 月 曜 火 曜 水 曜 木 曜 金 曜 土 曜 竹 村 櫻 本 相 原 鍵 岡 / 竹 村 鈴 木 井 上 呼 吸 器 センター4 診 (Aブロック 19 診 ) 午 前 中 は 初 診 患 者 と 予 約 患 者 を 中 心 に 診 療 した 従 来 呼 吸 器 内 科 外 来 には 多 いときには 20 名 を 超 える 初 診 患 者 が 受 診 し 外 来 混 雑 の 主 因 となっていた この 外 来 が 出 来 たことと 総 合 内 科 が 稼 働 し 始 めたことから 初 診 患 者 の 外 来 待 ち 時 間 は 大 幅 に 改 善 された 午 後 は 予 約 患 者 を 中 心 に 診 療 した 平 成 23 年 度 延 6,928 名 (577.3 名 / 月 ) うち 初 診 患 者 815 名 (67.9 名 / 月 ) 健 診 部 紹 介 患 者 数 は 4 名 地 域 医 療 室 経 由 の 事 前 予 約 患 者 数 は 40 名 であった 呼 吸 器 センター4 診 担 当 医 師 月 曜 火 曜 水 曜 木 曜 金 曜 土 曜 石 床 高 松 岡 部 糸 谷 上 田 / 櫻 本 外 来 化 学 療 法 平 成 23 年 度 は 1,221 名 (101.8 名 / 月 )であった 平 成 23 年 12 月 までは 主 に 14 東 病 棟 外 来 化 学 療 法 室 で その 後 は 中 央 処 置 室 で 実 施 した 呼 吸 器 センター 外 来 総 括 平 成 23 年 度 の 呼 吸 器 センター 全 体 の 外 来 患 者 数 は 入 院 中 外 来 や 薬 外 来 なども 含 め て 28,419( 化 学 療 法 中 央 処 置 室 227 を 含 む) 名 (2,363.3 名 / 月 )で 前 年 度 より 若 干 増 加 した うち 初 診 患 者 は 2,680 名 と 前 年 度 の 1,919 名 に 比 べて 大 幅 に 増 加 した 一 方 で 地 域 医 療 室 経 由 の 事 前 予 約 紹 介 患 者 数 は 415 名 と 前 年 度 の 585 名 に 比 べ 減 少 している 健 診 経 由 は 18 名 と 引 き 続 き 減 少 傾 向 である 胸 部 異 常 陰 影 や 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 疑 いでの 紹 介 が 多 かった 入 院 関 係 入 院 診 療 の 詳 細 については 内 科 系 および 外 科 系 部 門 の 年 報 内 で 記 載 する 当 センターで 治 療 した 肺 癌 患 者 の 生 存 曲 線 は 以 下 に 示 す なお 肺 癌 の 病 期 分 類 が 新 たに 変 更 になり 過 渡 期 のため データは 平 成 21 年 度 旧 分 類 に 基 づくものである 検 査 関 係 ( 内 科 系 外 科 系 に 共 通 する 検 査 ) 気 管 支 鏡 検 査 は 月 曜 日 と 水 曜 日 に 行 っており 内 視 鏡 室 で 行 われたものだけで 287 件 ( 内 科 系 263 件 ; 外 科 系 24 件 )と 横 ばいであった 上 述 のように 平 成 20 年 度 に 新 たに 導 入 された EBUS および EBUS-TBNA の 実 施 件 数 も 67 件 と 増 えている ステント 留 置 1 件 EWS 1 件 であった CT ガイド 下 生 検 は 25 件 と 減 少 傾 向 である これは 最 初 から 胸 腔 鏡 下 肺 生 検 を 実 施 す る 例 が 多 くなったことが 影 響 していると 思 われる 肺 機 能 検 査 は 呼 吸 器 センター 全 体 で 1,270 件 と 増 加 傾 向 である(うち 精 密 肺 機 能 検 査 171 件 ; 薬 剤 吸 入 試 験 136 件 )あった 精 密 肺 機 能 検 査 が 臨 床 検 査 部 のマンパワー の 問 題 で 夕 方 に 1 件 と 限 定 されていることが 大 きな 制 限 となっている 一 方 で 喘 息 や COPD の 診 断 精 度 向 上 のため 気 管 支 拡 張 薬 吸 入 前 後 での 肺 機 能 検 査 を 積 極 的 に 行 いつつある

SpO2 モニタリング 検 査 は 呼 吸 器 センターとしては 498 件 と 増 加 傾 向 している 睡 眠 呼 吸 異 常 への 関 心 の 高 まりから 他 科 からの 依 頼 が 増 加 している( 病 院 全 体 で 平 成 22 年 度 592 件 ; 平 成 23 年 度 869 件 ) 他 科 分 については 呼 吸 器 センター 内 科 系 部 門 で 診 断 を 行 っている 原 因 不 明 のびまん 性 肺 疾 患 や 間 質 性 肺 炎 の 診 断 のための 全 麻 下 胸 腔 鏡 下 肺 生 検 も 行 っており(6 件 ) 診 断 や 治 療 方 針 決 定 に 役 立 っている 局 麻 下 胸 腔 鏡 検 査 は 5 例 ( 検 査 のみ:3 例, 膿 胸 郭 清 :2 例 )で 実 施 された 当 センターにおける 非 小 細 胞 肺 癌 患 者 の 生 存 曲 線 ( 新 病 院 以 降 当 科 で 治 療 開 始 した 患 者 ) 1 2009 年 生 存 曲 線 (NSCLC) 0.8 生 存 率 0.6 0.4 stage ⅠA stage ⅠB stage ⅡA stage ⅡB stage ⅢA stage ⅢB stage Ⅳ 0.2 0 0 12 24 36 48 60 生 存 期 間 ( 月 ) TNM 分 類 第 6 版 に 基 づく 当 センターにおける 小 細 胞 肺 癌 患 者 の 生 存 曲 線 ( 新 病 院 以 降 当 科 で 治 療 開 始 した 患 者 ) 1 2009 年 生 存 曲 線 (SCLC) 0.8 生 存 率 0.6 0.4 LD ED 0.2 0 0 12 24 36 48 60 生 存 期 間 ( 月 ) TNM 分 類 第 6 版 に 基 づく

2. 内 科 系 部 門 呼 吸 器 センター 内 科 系 部 門 は センター 化 された 後 も 患 者 さんに 近 い 医 療 を 診 療 の 根 幹 にしたいと 考 える 医 療 情 勢 がめまぐるしく 変 わる 中 この 軸 足 だけはぶれないように 心 がけたい 当 部 門 の 基 本 方 針 は 以 下 の 通 りである 呼 吸 器 センター 外 科 系 部 門 と 密 接 に 協 同 して 呼 吸 器 疾 患 で 苦 しむ 患 者 さんに 効 率 よい 診 療 を 提 供 する 内 科 のなかの1グループとして 他 の 内 科 グループや 他 の 診 療 科 と 良 好 な 連 携 のも とに 全 人 的 な 診 療 を 心 がける 他 職 種 といっしょにチームで 行 う 医 療 に 重 点 を 置 く 積 極 的 に 新 しい 知 見 や 技 術 を 取 り 入 れ 最 新 の 医 療 を 適 切 に 行 えるように 努 力 する (1) 平 成 23 年 度 の 呼 吸 器 内 科 の 目 標 1 業 務 の 効 率 化 を 進 め 過 重 労 働 を 軽 減 する 2 長 期 入 院 を 減 らす 3 新 しい 電 子 カルテ 導 入 を 進 める 4 若 手 医 師 の 教 育 と 臨 床 研 究 のさらなる 推 進 を 図 る (2)スタッフの 紹 介 資 格 平 成 23 年 度 は 病 棟 医 長 の 櫻 本 副 部 長 と 竹 村 副 部 長 に 加 え 医 員 4 名 レジデント 4 名 の 体 制 で 臨 んだ しかし 病 院 の 断 らない 医 療 によって 緊 急 入 院 が 大 幅 に 増 加 した 上 に これまで 長 く 臨 床 を 支 えてくれた 鈴 木 医 師 が 10 月 末 で 退 職 して 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 虎 の 門 病 院 に 異 動 となり またレジデントの 他 科 研 修 も 重 なり 慢 性 の 人 員 不 足 の 状 態 は 続 いた 入 院 患 者 数 が 60 名 を 超 えたときには スタッフの 過 重 労 働 を 少 しでも 軽 減 するために 救 急 部 経 由 の 初 診 患 者 の 入 院 を 制 限 せざるを 得 なかった 当 科 を 退 職 した 鍵 岡 医 師 や 京 都 大 学 大 学 院 に 進 学 した 相 原 医 師 も 引 き 続 き 当 科 外 来 の 一 翼 を 担 ってくれているが スタッフの 過 重 労 働 は 引 き 続 き 大 き な 問 題 である なお 明 治 国 際 医 療 大 学 の 鈴 木 雅 雄 先 生 が 引 き 続 き 当 科 の 共 同 研 究 員 として 週 1 回 当 科 で 研 究 を 行 うとともに 入 外 患 者 の 漢 方 治 療 や 鍼 治 療 について 的 確 なアドバ イスをしてもらった 部 長 福 井 基 成 京 都 大 学 医 学 博 士 日 本 内 科 学 会 指 導 医 日 本 呼 吸 器 学 会 指 導 医 代 議 員 京 都 大 学 医 学 部 臨 床 教 授 副 部 長 櫻 本 稔 日 本 内 科 学 会 総 合 内 科 専 門 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 指 導 医 日 本 アレルギー 学 会 専 門 医 副 部 長 竹 村 昌 也 京 都 大 学 医 学 博 士 日 本 内 科 学 会 認 定 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 アレルギー 学 会 専 門 医 J of Occupational Medicine and Toxicology: Editorial board member 医 員 鈴 木 進 子 日 本 内 科 学 会 認 定 内 科 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 日 本 がん 治 療 認 定 医 機 構 がん 治 療 認 定 医 医 員 糸 谷 涼 日 本 内 科 学 会 認 定 内 科 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 日 本 がん 治 療 認 定 医 機 構 がん 治 療 認 定 医 医 員 石 床 学 日 本 内 科 学 会 認 定 内 科 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 日 本 がん 治 療 認 定 医 機 構 がん 治 療 認 定 医 医 員 髙 松 和 史 日 本 内 科 学 会 認 定 内 科 医 レジデント 井 上 大 生 日 本 内 科 学 会 認 定 内 科 医 レジデント 石 島 見 佳 子 レジデント 北 島 尚 昌 レジデント 松 木 隆 典 非 常 勤 医 鍵 岡 均 日 本 内 科 学 会 指 導 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 非 常 勤 医 相 原 顕 作 日 本 内 科 学 会 指 導 医 日 本 呼 吸 器 学 会 専 門 医 客 員 研 究 員 鈴 木 雅 雄 明 治 国 際 医 療 大 学 大 学 院 鍼 灸 学 研 究 科 鍼 灸 学 専 攻 准 教 授

(3) 診 療 体 制 実 績 外 来 詳 細 は 呼 吸 器 センターの 外 来 の 項 で 述 べた 呼 吸 器 センターとなり 4 診 が 並 列 で 診 療 を 行 い また 毎 日 初 診 外 来 を 行 うことで 外 来 待 ち 時 間 の 短 縮 が 図 られた さらに 外 科 系 部 門 と 一 緒 に 外 来 を 行 うことで 手 術 適 応 症 例 はすぐに 紹 介 できる ようになり 手 術 までの 時 間 短 縮 が 図 られている 内 科 系 外 来 を 受 診 される 患 者 としては 気 管 支 喘 息 COPD 肺 癌 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 慢 性 呼 吸 不 全 気 管 支 拡 張 症 非 結 核 性 抗 酸 菌 症 間 質 性 肺 炎 などが 多 い 最 近 特 に 間 質 性 肺 炎 や 非 結 核 性 抗 酸 菌 症 の 患 者 が 増 加 している また 肺 結 核 と 診 断 される 患 者 も 依 然 として 多 い その 他 喘 息 や COPD 患 者 の 吸 入 療 法 に 関 して 当 科 と 当 院 薬 剤 部 北 区 北 支 部 薬 剤 師 会 保 険 薬 局 との 連 携 による 吸 入 指 導 ネットワーク は 地 域 に 定 着 し 成 果 を 上 げつつある 入 院 診 療 状 況 呼 吸 器 内 科 の 病 床 としては 10 階 東 病 棟 の 40 床 と 9 階 西 など 他 病 棟 を 加 えた 52 床 が 定 員 であるが 実 際 には 定 員 を 大 幅 に 超 えることが 多 く スタッフの 負 担 増 とな っている 主 治 医 は 基 本 的 にスタッフか 5 年 目 以 降 のレジデントが 務 め レジデントやスーパ ーローテイターが 担 当 医 として 主 治 医 の 指 導 のもと 研 修 を 行 った 平 成 23 年 度 の 入 院 患 者 数 は 1035 名 ( 月 平 均 86.3 名 )と 前 年 の 874 名 ( 月 平 均 72 名 )に 比 べて 大 幅 増 であった そのうち 断 らない 医 療 により 緊 急 入 院 の 患 者 が 432 名 (42%)と 昨 年 の 316 名 (36%)に 比 べて 大 幅 な 増 加 であった また 10 東 9 西 以 外 の 病 棟 に 入 院 する 患 者 も 依 然 多 かった(444 名 42.8%) 平 均 年 齢 は 68.8 歳 と 前 年 度 と 同 じであった 入 院 患 者 の 疾 患 別 内 訳 は 以 下 に 掲 載 した 入 院 患 者 のうち 264 名 が 検 査 目 的 771 名 が 治 療 目 的 であった 平 均 在 院 日 数 は 20.4 日 と 微 減 した( 検 査 目 的 では 5 日 治 療 目 的 では 25.6 日 )であった その 他 手 術 などのため 3 名 の 患 者 が 外 科 系 部 門 に 転 科 した(これらの 患 者 につい ては 内 科 系 部 門 入 院 患 者 に 含 めていない) 検 査 入 院 気 管 支 鏡 検 査 の 件 数 は 内 視 鏡 室 で 行 われたものだけで 平 成 23 年 度 は 263 件 (う ち BAL 75 件 TBB 61 件 TBLB 111 件 TBNA 28 件 (すべて EBUS による) EBUS 39 件 )と 前 年 より 増 加 した また EBUS-GS が 18 件 新 しく 行 われた 合 併 症 として 気 胸 が 2 件 発 生 した( 施 行 数 の 0.9%: 保 存 的 に 回 復 ) CT ガイド 下 生 検 は 4 件 であった 診 断 が 困 難 と 思 われる 症 例 については 最 初 から 胸 腔 鏡 下 肺 生 検 を 行 う 例 が 増 えた 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 に 関 して 脳 波 や 眼 電 図 などを 含 めたポリソムノグラフィーは 88 件 簡 易 ポリソムノグラフィー(Morpheus)は 104 件 となっている 治 療 入 院 肺 癌 肺 炎 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 間 質 性 肺 炎 などのびまん 性 肺 疾 患 喘 息 COPD 呼 吸 不 全 などによる 入 院 が 多 い 呼 吸 器 感 染 症 高 齢 者 の 肺 炎 による 入 院 が 増 えており( 下 図 参 照 ) ピークは 80 歳 代 の 65 名 であっ た 栄 養 障 害 や 嚥 下 障 害 ADL 低 下 などを 合 併 していることが 多 い 入 院 初 期 から 栄 養 サポートや 理 学 療 法 などを 導 入 している また 退 院 後 の 介 護 や 生 活 サポートを 要 する 患 者 も 多 く 入 院 の 早 い 段 階 から 地 域 医 療 コーディネーターと 連 携 をとり

退 院 後 の 生 活 がスムーズに 行 くように 心 がけている 水 曜 日 昼 に 開 催 される 病 棟 カ ンファレンスには 医 師 看 護 師 に 加 えて 地 域 医 療 コーディネーター ケースワ ーカー 薬 剤 師 理 学 療 法 士 栄 養 士 などが 集 まり 様 々な 問 題 点 について 合 同 で 協 議 している ただし 独 居 老 人 や 老 々 介 護 の 場 合 肺 炎 が 治 っても 在 宅 療 養 に 移 行 できず 転 院 待 ちの 状 態 が 長 期 間 続 くことが 問 題 となっている また 当 院 では 嚥 下 リハビリなどの 専 門 家 が 少 なく この 分 野 の 充 実 が 望 まれる 70 60 人 50 数 ( 40 名 ) 30 20 10 0 肺 炎 患 者 の 年 齢 分 布 年 齢 その 他 非 結 核 性 抗 酸 菌 症 も 中 年 以 降 の 女 性 を 中 心 に 増 えており 特 に 空 洞 を 伴 う 難 治 性 の 場 合 は 長 期 間 の 安 静 および 点 滴 治 療 を 余 儀 なくされることがある 肺 癌 治 療 入 院 のうち 最 も 多 いのが 肺 癌 患 者 である 切 除 不 能 非 小 細 胞 肺 癌 の first line の 治 療 としては 長 らく carboplatin+weekly paclitaxel を 用 いられてきたが 最 近 では 非 扁 平 上 皮 癌 ( 主 として 腺 癌 )に 関 して は cisplatin(carboplatin)+pemetrexed あるいは 各 種 抗 癌 剤 に bevacizumab を 追 加 する 方 法 の 良 好 な 治 療 成 績 が 報 告 されており 当 科 でも 実 施 件 数 が 増 えている さらになお EGF 受 容 体 の 遺 伝 子 変 異 が 証 明 されている 例 に 関 しては 初 回 から EGF 受 容 体 チロシンキナーゼ 阻 害 薬 の gefitinib を 投 与 することも 増 え 良 好 な 治 療 成 績 を 上 げている 当 科 において PS 不 良 あるいは 合 併 症 があり 通 常 の 化 学 療 法 が 出 来 ない 80 歳 以 上 の 高 齢 者 に 対 して gefitinib を 積 極 的 に 試 みた 結 果 比 較 的 安 全 に 投 与 が 可 能 であり かつ 7 割 を 越 える 患 者 に 効 果 があり PS の 改 善 が 得 られた 患 者 もあった さらに トピックスとして ALK 遺 伝 子 変 異 がある 肺 癌 では crizotinib が 著 効 することが 明 らかになり その 遺 伝 子 変 異 の 検 出 方 法 を 確 立 することも 急 務 である 一 方 で 扁 平 上 皮 癌 に 関 しては Carboplatin+weekly Paclitaxel Cisplatin (Carboplatin)+Gemcitabine など 限 られたレジメンしか 存 在 せず 新 しい 治 療 法 の 開 発 が 課 題 となっている 当 科 では 神 奈 川 がんセンターで 開 発 された Nedaplatin +Irinotecan を 以 前 から 試 みており 比 較 的 良 好 な 効 果 が 得 られている 局 所 放 射 線 照 射 が 可 能 である Stage III の 症 例 に 関 しては 放 射 線 科 と 共 同 で 放 射 線 化 学 療 法 同 時 併 用 を 積 極 的 に 行 っており KCOG T-0401(phase I/II)のプロト コールに 基 づき carboplatin+weekly paclitaxel に 放 射 線 を 併 用 しており 良 好 な 成 績 を 残 している 小 細 胞 肺 癌 に 関 しては 特 に 胸 郭 内 に 留 まる Limited disease(ld) 症 例 で cisplatin

(carboplatin)+vp-16 および 多 分 割 放 射 線 照 射 の 同 時 併 用 により 高 い 奏 効 率 が 得 られている LD 以 外 の 症 例 では cisplatin(carboplatin)+irinotecan を 用 いる 事 が 多 い 今 後 の 課 題 としては 再 発 あるいは 初 回 治 療 に 抵 抗 性 の 肺 癌 の 治 療 法 の 開 発 が 急 務 であり amrubicin などを 試 みている また 非 小 細 胞 肺 癌 で 用 いられる carboplatin+weekly paclitaxel も 有 効 でかつ 認 容 性 が 高 いため しばしば 使 用 され ている 臨 床 研 究 の 一 環 として 肺 癌 患 者 のデータベース 構 築 を 進 めており 生 存 曲 線 や5 年 生 存 率 の 解 析 も 可 能 となった( 前 掲 ) ただし TNM 分 類 が 第 7 版 に 移 行 すること でデータベースの 改 変 が 必 要 となった 今 後 は 予 後 調 査 だけでなく 治 療 に 関 する 解 析 も 積 極 的 に 行 っていきたい 睡 眠 呼 吸 障 害 閉 塞 性 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 に 対 して 鼻 CPAP 治 療 を 導 入 した 件 数 は 着 実 に 増 加 して いる( 平 成 23 年 度 在 宅 持 続 陽 圧 呼 吸 療 法 指 導 管 理 料 算 定 患 者 は 193 名 ) これら の 患 者 は 月 1 回 の 定 期 通 院 が 必 要 であり 外 来 混 雑 の 要 因 となっている 地 域 医 療 サービスセンターの 協 力 の 下 OSAS 地 域 連 携 クリニカルパスにより 開 業 医 の 先 生 との 連 携 を 試 みている CPAP の 機 器 としてはテイジンの SleepMate Autoset C GoodKnight 420 フィリ ップス レスピロニクスの SystemOne REMStar AutoM A-Flex BiPAP AutoM Bi-Flex などを 使 用 している これらは 患 者 の 使 用 状 況 を 外 来 でモニターすることが 可 能 で あり コンプライアンス 向 上 に 一 役 買 っている CPAP マスクも 患 者 に 合 わせて 種 々 のものを 試 みている なお 中 等 症 までの 閉 塞 性 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 で 特 に 下 顎 が 小 さく 後 退 している 患 者 については 提 携 先 のさちこ 歯 科 で 口 腔 内 装 置 (OA)を 作 成 して 治 療 に 用 いて おり 優 れた 効 果 を 上 げている( 平 成 23 年 度 は 63 名 紹 介 ) びまん 性 肺 疾 患 間 質 性 肺 炎 などびまん 性 肺 疾 患 の 診 断 治 療 のための 入 院 が 多 くなっている 間 質 性 肺 炎 では 典 型 的 な IPF/UIP タイプより 鳥 関 連 慢 性 過 敏 性 肺 炎 や 膠 原 病 肺 との 鑑 別 が 必 要 な NSIP タイプなどの 間 質 性 肺 炎 が 多 い 診 断 が 難 しい 例 については 高 齢 者 を 除 いて 外 科 系 部 門 の 協 力 のもと 胸 腔 鏡 下 肺 生 検 を 積 極 的 に 行 うようになっ ている 間 質 性 肺 炎 の 病 理 に 詳 しい 弓 場 病 理 部 長 の 存 在 も 大 きい その 結 果 治 療 反 応 性 が 期 待 できるものについては ステロイドやシクロスポリン A による 治 療 を 行 っている IPF/UIP タイプの 場 合 は ピルフェニドンの 使 用 も 増 えてきた 呼 吸 不 全 その 他

急 性 呼 吸 不 全 の 治 療 に 用 いる 人 工 呼 吸 器 として 従 来 のベネット 7200 に 代 わり フ ロートリガーや 圧 補 正 従 量 式 呼 吸 などの 機 能 も 有 しているサーボiを 用 いている ただ COPD の 急 性 増 悪 などにおいては まず 非 挿 管 下 で 鼻 マスク 人 工 呼 吸 (NPPV) を 積 極 的 に 行 っている 低 酸 素 血 症 が 強 い 場 合 は NPPV 専 用 人 工 呼 吸 器 である BiPAP vision を 用 いている 平 成 23 年 度 はさらに 高 性 能 の V60 を 購 入 し 病 院 全 体 でよ りよい 質 の 呼 吸 管 理 ができるように 目 指 している 酸 素 療 法 では 全 国 に 先 駆 けて 高 流 量 酸 素 の 供 給 が 可 能 なネブライザー 付 き 酸 素 吸 入 器 HighFO を 導 入 し 重 症 の 呼 吸 不 全 患 者 の 治 療 に 用 いて 挿 管 や 人 工 呼 吸 を 回 避 できた 例 もある 院 内 の 人 工 呼 吸 患 者 に 対 しては 櫻 本 副 部 長 をはじめ 呼 吸 ケアチームのメンバーが 週 1 回 のペース でラウンドしている 慢 性 呼 吸 不 全 の 患 者 については 薬 物 療 法 に 加 えて 呼 吸 リハビリテーションや 在 宅 酸 素 療 法 ( 平 成 23 年 度 108 名 ) 在 宅 人 工 呼 吸 療 法 (NPPV)( 平 成 23 年 度 26 名 )な どを 導 入 し 包 括 的 な 治 療 を 行 っている 在 宅 療 養 に 移 行 する 場 合 も 地 域 医 療 コ ーディネーターを 通 じて かかりつけ 医 や 訪 問 看 護 在 宅 介 護 と 密 な 連 携 を 図 って いる 呼 吸 リハビリテーションについては これまで 森 之 宮 医 療 大 学 金 尾 教 授 のご 指 導 の 下 で 院 内 普 及 を 図 った 結 果 慢 性 呼 吸 不 全 患 者 だけでなく 急 性 期 患 者 や 術 後 患 者 小 児 などにまで 広 く 実 施 されるようになった 現 在 も 週 に1 度 金 尾 教 授 が 院 内 および 外 来 患 者 の 呼 吸 リハビリテーションの 診 療 指 導 に 当 たっている 鍼 治 療 漢 方 治 療 の 積 極 的 な 導 入 も 図 っている 鍼 治 療 に 関 しては 明 治 国 際 医 療 大 学 の 鈴 木 雅 雄 共 同 研 究 員 を 中 心 に COPD 患 者 に 対 する 鍼 治 療 の 多 施 設 共 同 臨 床 研 究 を 外 来 で 実 施 し 呼 吸 困 難 の 軽 減 などが 証 明 できた また 入 院 中 の 癌 患 者 の 疼 痛 やしびれ 重 症 呼 吸 不 全 患 者 の 呼 吸 苦 などに 対 しても 鍼 治 療 を 応 用 しつつある 一 方 漢 方 治 療 に 関 しても 鈴 木 研 究 員 の 指 導 の 下 一 般 診 療 に 積 極 的 に 導 入 を 始 めている 特 に 呼 吸 器 疾 患 の 患 者 は 心 身 のバランスを 崩 している 方 も 多 く 漢 方 治 療 がしばしば 著 効 している

呼 吸 器 内 科 入 院 患 者 内 訳 平 成 21 年 平 成 22 年 平 成 23 年 肺 癌 ( 疑 いを 含 む) 267 307 381 気 管 癌 0 1 1 カルチノイド( 疑 い) 0 1(1) 0 縦 隔 腫 瘍 0 2 3 縦 隔 気 腫 1 0 2 中 皮 腫 3 4 2 転 移 性 腫 瘍 1 5 5 食 道 癌 1 3 0 その 他 の 悪 性 腫 瘍 1 2 0 悪 性 リンパ 腫 1 3 0 良 性 腫 瘍 1 1 2 インフルエンザ 3 2 2 上 気 道 炎 気 管 支 炎 8 11 7 肺 炎 164 156 175 レジオネラ 肺 炎 0 0 2 ニューモシスチス 肺 炎 3 0 0 肺 アスペルギルス 症 9 4 9 肺 クリプトコッカス 症 2 1 0 気 管 支 拡 張 症 ( 中 葉 症 候 群 を 含 む) 6 3 4 肺 膿 瘍 敗 血 症 性 肺 塞 栓 症 8 18 5 結 核 ( 胸 膜 炎 を 含 む) 10 17 10 非 結 核 性 抗 酸 菌 症 15 11 19 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 109 147 157 気 管 支 喘 息 ( 発 作 ) 13 23 38 COPD 5 12 18 呼 吸 不 全 27 25 25 ARDS 0 2 0 心 不 全 右 心 不 全 4 3 1 肺 塞 栓 症 肺 高 血 圧 症 1 0 3 気 胸 0 2 10 胸 水 5 2 12 胸 膜 炎 3 3 6 膿 胸 0 3 2 間 質 性 肺 炎 13 58 76 過 敏 性 肺 臓 炎 1 2 1 好 酸 球 性 肺 炎 2 1 2 サルコイドーシス( 疑 い) 8(6) 8(5) 13(12) Wegener 肉 芽 腫 症 0 0 1 Churg-Strauss 症 候 群 1 0 0 血 管 炎 2 0 2 胸 部 異 常 陰 影 10 11 9 無 気 肺 0 1 0 血 痰 喀 血 肺 胞 出 血 3 3 8 敗 血 症 1 0 3 不 明 熱 0 0 1 気 道 狭 窄 気 管 内 異 物 1 0 1 その 他 13 16 17 合 計 727 874 1035

(4) 教 育 1 年 目 スーパーローテイターが 常 時 1~2 名 ずつ 内 科 系 部 門 で 研 修 を 行 っている 個 々のローテイターが 研 修 できる 期 間 は1ヶ 月 半 と 極 めて 短 いが その 中 で 数 多 く の 入 院 症 例 を 担 当 している 一 方 呼 吸 器 内 科 専 門 医 を 志 望 するレジデントが 4 名 在 籍 しており 入 院 診 療 外 来 診 療 においても 欠 かせない 存 在 になっている また 患 者 さんに 近 い 医 療 を 目 指 す 姿 勢 も 受 け 継 がれていると 確 信 している ただ 入 院 患 者 数 に 対 してスタッフの 人 員 不 足 は 否 めず 特 にレジデントに 過 度 な 負 担 がかかっていることも 事 実 である スタッフの 陣 容 を 充 実 させることで より 適 正 な 業 務 量 にしていく 課 題 が 残 されている (5) 大 学 との 関 係 京 都 大 学 医 学 部 呼 吸 器 内 科 関 連 施 設 などによる 共 同 研 究 に 積 極 的 に 加 わっている 特 に COPD 患 者 に 対 する 鍼 治 療 の 有 効 性 について 多 施 設 共 同 臨 床 研 究 (CAT study) が 外 来 患 者 を 対 象 に 実 施 され COPD 患 者 の 呼 吸 困 難 軽 減 などの 優 れた 効 果 が 注 目 を 集 めている 当 科 では 引 き 続 き 鍼 治 療 の 研 究 を 行 っている その 他 肺 癌 については Kansai Oncology Group(KCOG)や Kyoto Thoracic Oncology Research Group (KTORG)を 中 心 に 肺 癌 化 学 療 法 の 多 施 設 共 同 研 究 に 参 加 している また 京 都 大 学 医 学 部 呼 吸 器 内 科 関 連 施 設 が 主 体 となって 設 立 された NPO 法 人 西 日 本 呼 吸 器 内 科 医 療 推 進 機 構 (HARMONNi)にも 参 加 しており 今 後 人 材 交 流 検 討 委 員 会 などを 通 じて 施 設 間 の 交 流 を 深 めていきたいと 考 えている (6) 学 会 講 演 著 作 その 他 の 研 究 活 動 忙 しい 臨 床 業 務 において 生 まれた clinical questions を 大 切 にし コツコツと 研 究 してきた 成 果 が 少 しずつ 現 れてきている 竹 村 副 部 長 を 中 心 にした 若 手 医 師 の 研 究 指 導 論 文 作 成 の 指 導 も 進 んでいる 平 成 23 年 度 は 研 究 面 での 受 賞 が 続 いた H23 年 度 年 報 用 業 績 集 2011.4.1~2012.3.31 ( 呼 吸 器 センター 内 科 部 門 ) 著 書 Takemura M: Inhalation technique associated with different devices used in the treatment of asthma. Editor(s): Martin CR, Preedy VR. Science Basis of Health Care: Asthma. Science Publishers, CRC Press Taylor & Francis Group January 18, 2012. UK 削 除 : ( 書 式 変 更 : インデント : 最 初 の 行 : 2.01 字 削 除 : 福 井 部 長 分 含 む 完 成 版 ) 原 著 Muller D, Uibel S, Braun M, Klingelhoefer D, Takemura M, Groneberg DA. Tobacco smoke particles and indoor air quality (ToPIQ)-the protocol of a new study. J Occup Med Toxicol 6:35, 2011 Takemura M, Niimi A, Matsumoto H, Ueda T, Matsuoka H, Yamaguchi M, Jinnai M, Chin K, Mishima M. Clinical, physiological and anti-inflammatory effect of montelukast in patients with cough variant asthma. Respiration 83:308-15, 2012. Muller D, Uibel S, Takemura M, Klingelhoefer D, Groneberg DA. Ships.ports and particulate air pollution an analysis of recent studies. J Occup Med Toxicol 6:31, 2011. Takemura M, Mitsui K, Ido M, Matsumoto H, Koyama M, Inoue D, Takamatsu K, Itotani R, Ishitoko M, Suzuki S, Aihara K, Sakuramoto M, Kagioka H, Fukui M. Impact of a network system for providing proper inhalation technique by community pharmacists. J Asthma 49:535-541, 2012.

Matsumoto H, Niimi A, Takemura M, Ueda T, Yamaguchi M, Matsuoka H, Jinnai M, Takeda T, Otsuka K, Oguma T, Handa T, Hirai T, Mishima M. Long-term in airway-wall thickness on computed tomography in asthmatic patients. J Investig Allergol Clin Immunol 21(2):113-9, 2011. 高 松 和 史 櫻 本 稔 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 松 本 正 孝 竹 村 昌 也 福 井 基 成 : 重 症 呼 吸 不 全 患 者 に 対 する HighFO ネブライザーの 有 用 性 の 検 討. 日 呼 吸 会 誌 49(4):243-248, 2011. 田 中 由 希 子 福 井 基 成 中 村 文 明 高 澤 洋 子 石 田 京 子 金 尾 顕 郎 入 口 真 紀 子 木 村 謙 太 郎 大 阪 呼 吸 ケア 研 究 会 : 大 阪 府 下 在 宅 呼 吸 ケアを 受 けている 患 者 とその 介 護 者 の 実 態 に 関 するアンケート 調 査. 日 呼 吸 会 誌 49(8):559-568,2011. 報 告 ( 一 般 演 題 ) 櫻 本 稔 井 上 大 生 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 松 本 正 孝 竹 村 昌 也 福 井 基 成 : 閉 塞 性 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 の 治 療 法 選 択 についての 検 討. 第 51 回 日 本 呼 吸 器 学 会 総 会. 2011.4.22. 東 京 櫻 本 稔 天 理 よろづ 相 談 所 病 院 羽 白 高 田 中 栄 作 田 口 善 夫 : 間 質 性 肺 炎 の 呼 吸 機 能 予 後 に 関 する 臨 床 的 検 討. 第 51 回 日 本 呼 吸 器 学 会 総 会. 2011.4.22. 東 京 竹 村 昌 也 井 上 大 生 高 松 和 史 糸 谷 涼 石 床 学 鈴 木 進 子 松 本 正 孝 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 当 院 における 閉 塞 性 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 の 鼻 マスク 持 続 陽 圧 呼 吸 療 法 の 継 続 率 についての 検 討. 第 51 回 日 本 呼 吸 器 学 会 学 術 講 演 会. 2011.4.22. 東 京 羽 溪 健 竹 村 昌 也 井 上 大 生 高 松 和 史 糸 谷 涼 石 床 学 鈴 木 進 子 松 本 正 孝 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 歯 周 炎 が 原 因 と 考 えられた 敗 血 症 性 肺 塞 栓 症 10 例 の 検 討. 第 51 回 日 本 呼 吸 器 学 会 学 術 講 演 会. 2011. 4. 22. 東 京 高 松 和 史 北 島 尚 昌 石 島 見 佳 子 松 木 隆 典 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 間 質 性 肺 炎 の 増 悪 と 鑑 別 を 要 した 肺 腺 癌 の 一 例. 第 53 回 呼 吸 器 疾 患 同 好 会.2011.6.9. 大 阪 北 島 尚 昌 高 松 和 史 石 島 見 佳 子 松 木 隆 典 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 重 田 由 美 :OSAS 地 域 連 携 パス.NPO 法 人 西 日 本 呼 吸 器 内 科 医 療 推 進 機 構 平 成 23 年 度 夏 期 学 術 集 会.2011.6.25. 大 阪 松 木 隆 典 羽 溪 健 竹 村 昌 也 北 島 尚 昌 石 島 見 佳 子 井 上 大 生 高 松 和 史 糸 谷 涼 石 床 学 鈴 木 進 子 松 本 正 孝 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 歯 周 炎 が 原 因 と 考 えられた 敗 血 症 性 肺 塞 栓 症 の 自 験 例 についての 検 討. 第 29 回 大 阪 呼 吸 器 医 会 講 演 会. 2011.7.14. 大 阪 竹 村 昌 也 松 本 正 孝 三 井 克 巳 井 戸 雅 子 小 山 美 鈴 岡 部 まさえ 井 上 大 生 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 相 原 顕 作 鍵 岡 均 福 井 基 成 : 吸 入 指 導 ネッ トワーク - 地 域 調 剤 薬 局 との 連 携 による 継 続 的 な 吸 入 指 導 - 第 10 回 医 学 研 究 所 研 究 発 表 会. 2011. 7. 23. 大 阪 高 松 和 史 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 間 質 性 肺 炎 の 増 悪 と 鑑 別 を 要 した 肺 腺 癌 の 一 例. 第 77 回 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.7.23. 大 阪 井 上 大 生 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 胸 部 異 常 影 肝 内 異 常 影 を 呈 し 肺 吸 虫 と 肝 吸

虫 の 重 複 感 染 が 疑 われた 2 例. 第 77 回 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.07.23. 大 阪 北 島 尚 昌 高 松 和 史 松 木 隆 典 石 島 見 佳 子 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 反 復 する 市 中 肺 炎 として 治 療 されていた 加 湿 器 肺 の 一 例. 第 77 回 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.7.23. 大 阪 松 木 隆 典 糸 谷 涼 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 井 上 大 生 高 松 和 史 石 床 学 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 :EBUS-TBNA による 腫 瘤 穿 刺 で 肺 癌 と 診 断 された 1 例. 第 77 回 日 本 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.7.23. 大 阪 石 島 見 佳 子 高 松 和 史 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 井 上 大 生 糸 谷 涼 石 床 学 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 肺 アミロイドーシスを 合 併 した SLE の 一 例. 第 77 回 日 本 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.7.23. 大 阪 Suzuki M, Fukui M, Muro S, Shiota T, Endo K, Sato S, Aihara K, Matsumoto M, Suzuki S, Itotani R, Ishitoko M, Takemura M, Hara Y, Kagioka K, Hirabayashi M, Mishima M: Acupuncture improves nutritional status and BODE index in patients with chronic obstructive pulmonary disease: a randomized, placebo-controlled trial. 21th Annual Congress 2011,European Respiratory Society (ERS). 2011. 9.25. Amsterdam, Netherlands. Takemura M, Mitsui K, Ido M, Koyama M, Inoue D, Takamatsu K, Itotani R, Ishitoko M, Suzuki S, Matsumoto M, Aihara K, Sakuramoto M, Kagioka H, Fukui M:Clinical impact of a program to educate community pharmacists in providing proper inhalation technique for asthma patients. 21th European Respiratory Society (ERS). 2011. 9.26. Amsterdam, Netherlands 糸 谷 涼 福 井 基 成 : 緊 急 時 カードの 提 案. 第 18 回 地 域 包 括 呼 吸 ケアを 考 える 会. 2011.10.29. 大 阪 鈴 木 進 子 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 井 上 大 生 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 一 般 市 中 病 院 における EBUS-TBNA 導 入 の 効 果. 第 52 回 日 本 肺 癌 学 会 総 会. 2011.11.4. 大 阪 井 上 大 生 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 左 胸 水 貯 留 を 認 め IgG4 関 連 疾 患 結 核 性 胸 膜 炎 との 鑑 別 に 苦 慮 した リンパ 形 質 細 胞 性 リンパ 腫 の 1 例. 第 53 回 大 阪 北 肺 疾 患 勉 強 会. 2011.11.07. 大 阪 竹 村 昌 也 松 本 正 孝 三 井 克 巳 井 戸 雅 子 小 山 美 鈴 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 相 原 顕 作 鍵 岡 均 福 井 基 成 : 吸 入 指 導 ネットワーク - 地 域 調 剤 薬 局 との 連 携 によ る 継 続 的 な 吸 入 指 導 -. 第 61 回 日 本 アレルギー 学 会 秋 季 学 術 大 会. 2011.11.10. 東 京 井 上 大 生 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 高 松 和 史 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進 子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 左 胸 水 貯 留 を 認 め IgG4 関 連 疾 患 結 核 性 胸 膜 炎 との 鑑 別 に 苦 慮 した リンパ 形 質 細 胞 性 リンパ 腫 の 1 例. 第 78 回 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.12.03. 大 阪 松 木 隆 典 櫻 本 稔 石 島 見 佳 子 北 島 尚 昌 井 上 大 生 高 松 和 史 糸 谷 涼 石 床 学 竹 村 昌 也 福 井 基 成 :ピルフェニドン 減 量 後 に 特 発 性 肺 線 維 症 の 増 悪 を 来 した 1 例. 第 78 回 日 本 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.12.3. 大 阪 北 島 尚 昌 高 松 和 史 松 木 隆 典 石 島 見 佳 子 井 上 大 生 石 床 学 糸 谷 涼 鈴 木 進

子 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 炭 酸 ランタン 水 和 物 誤 嚥 の 関 与 が 疑 われた 大 葉 性 肺 炎 の 一 例. 第 78 回 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.12.3. 大 阪 石 島 見 佳 子 鈴 木 進 子 北 島 尚 昌 松 木 隆 典 井 上 大 生 高 松 和 史 糸 谷 涼 石 床 学 竹 村 昌 也 櫻 本 稔 福 井 基 成 : 抗 EGFR 抗 体 2 剤 で 薬 剤 性 肺 炎 を 起 こした 1 例. 第 78 回 日 本 呼 吸 器 学 会 近 畿 地 方 会. 2011.12.3. 大 阪 糸 谷 涼 福 井 基 成 : 緊 急 時 カードの 提 案. 第 21 回 大 阪 呼 吸 ケア 研 会. 2012.2.18. 大 阪 講 演 福 井 基 成 : 褥 瘡 治 癒 過 程 褥 瘡 の 評 価 方 法 DESIGN-R を 付 けてみよう. 平 成 23 年 度 第 3 回 院 内 褥 瘡 研 修 会.2011.8.24. 大 阪 市 福 井 基 成 : 喘 息 治 療 の 問 題 点.Respiratory Expert Seminar - 喘 息 治 療 を 考 える-. 2011.08.27. 大 阪 市 福 井 基 成 : 訪 問 看 護 師 に 求 められる 呼 吸 器 疾 患 の 知 識 と 技 術 -フィジカルアセスメ ントを 中 心 に- 大 阪 府 訪 問 看 護 ステーション 協 議 会 講 演 会.2011.10.08. 大 阪 市 福 井 基 成 : 呼 吸 不 全 患 者 を 地 域 で 支 えるために. 第 15 回 泉 州 呼 吸 ケア 勉 強 会. 2011.10.13. 大 阪 府 岸 和 田 市 福 井 基 成 : 吸 入 療 法 における 医 薬 連 携 -COPD 喘 息 を 中 心 に- 大 阪 府 病 院 薬 剤 師 会 講 演 会 ( 大 阪 府 病 院 薬 剤 師 会 第 354 回 診 療 所 例 会 ).2011.10.24. 大 阪 市 福 井 基 成 : 睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 - 地 域 連 携 クリティカルパス 利 用 に 際 して-.K2-Net. 2011.11.16. 大 阪 市 福 井 基 成 : 在 宅 呼 吸 ケアについて. 大 阪 呼 吸 ケア 研 究 会 第 3 回 呼 吸 ケア 研 修 会. 2011.11.19. 大 阪 市 竹 村 昌 也 : 咳 喘 息 の 診 断 と 治 療. 杏 林 製 薬 社 内 勉 強 会 2011. 11. 29. 大 阪 市 竹 村 昌 也 : 慢 性 咳 嗽 の 診 断 と 治 療. 第 67 回 なにわ Doctor's Network 2011. 12. 14. 大 阪 市 福 井 基 成 :アナタはなぜチェックリストを 使 わないのか?リスクマネージメント 研 修 会 2011. 12. 27 大 阪 市 石 床 学 : 気 管 支 鏡 検 査 チェックリスト.リスクマネージメント 研 修 会 2011.12.27. 大 阪 市 福 井 基 成 : 呼 吸 循 環 機 能 の 評 価. 平 成 23 年 度 意 識 障 害 廃 用 性 症 候 群 の 看 護 認 定 教 育 課 程 2012. 1. 22. 札 幌 市 福 井 基 成 :COPD. 北 野 病 院 冬 の 市 民 医 療 講 座.2012.02.04. 大 阪 市 福 井 基 成 小 牟 田 清 : 実 地 臨 床 における 喘 息 治 療 の 問 題 点. 第 1 回 Osaka Respiratory Expert Seminar.2012. 2. 25. 大 阪 市 福 井 基 成 : 慢 性 呼 吸 不 全 における NPPV 療 法. 日 本 理 学 療 法 士 協 会 第 10228 回 理 学 療 法 士 講 習 会 呼 吸 理 学 療 法 の 実 際 ~ 内 科 系 呼 吸 障 害 を 中 心 に~ 2012. 3.3. 枚 方 市

竹 村 昌 也 : 吸 入 療 法 総 論. 第 6 回 吸 入 指 導 ネットワーク 講 習 会. 2012. 3.17. 大 阪 市 受 賞 科 研 費 竹 村 昌 也 :Repeated instruction on inhalation technique improves adherence to the therapeutic regimen in asthma. J Asthma 2010;47:202-208. 平 成 22 年 度 第 86 回 学 術 講 講 演 会 第 10 回 医 学 研 究 所 研 究 発 表 会 原 著 部 門 優 秀 論 文 賞. 2011.7.23. 大 阪 ( 北 野 病 院 ) 研 究 代 表 者 竹 村 昌 也 : 肺 癌 組 織 におけるペプチドトランスポータ PEPTs の 発 現 と 機 能 : 臨 床 指 標 との 関 連. H23-H25 文 部 科 学 省 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤 研 究 C 2011.4 石 床 学 : 胃 瘻 からの 半 固 形 化 栄 養 剤 投 与 が 唾 液 分 泌 等 に 及 ぼす 影 響 の 検 討. 平 成 23 年 度 後 期 きたの 研 究 奨 励 金 授 与 若 手 研 究 部 門. 2011.10.1 大 阪 ( 北 野 病 院 ) (7) 院 外 活 動 地 域 医 療 との 関 わり 大 阪 の 呼 吸 器 内 科 医 の 勉 強 会 である 呼 吸 器 疾 患 同 好 会 や 大 阪 北 肺 疾 患 勉 強 会 などにも 積 極 的 に 参 加 し 症 例 検 討 を 通 じて 研 鑚 を 積 んでいる 一 方 で 急 性 期 病 院 から 在 宅 へ 繋 げる 医 療 について 力 を 入 れている 特 に 在 宅 酸 素 療 法 や 在 宅 人 工 呼 吸 療 法 を 受 ける 可 能 性 の 高 い 呼 吸 不 全 患 者 が 入 院 された 場 合 に は 地 域 医 療 コーディネーターと 密 に 連 絡 を 取 り 合 い 在 宅 療 養 をするために 必 要 な 事 項 を 入 院 の 早 い 時 点 からチェックして 積 極 的 に 介 護 保 険 や 訪 問 看 護 の 導 入 連 携 をはかり 成 果 を 上 げつつある また 呼 吸 不 全 患 者 を 支 える 家 族 のため レ スパイトケア 入 院 も 試 みている また 呼 吸 不 全 患 者 を 地 域 の 多 職 種 の 連 携 で 支 え るための 勉 強 会 である 地 域 包 括 呼 吸 ケアを 考 える 会 を 年 2 回 開 催 し すでに 18 回 を 数 えた ただ 独 居 者 や 老 々 介 護 のケースも 多 く 在 宅 療 養 に 移 行 できない 方 もしばしばある このような 場 合 の 後 送 病 院 や 施 設 が 圧 倒 的 に 不 足 している これ に 関 して 病 院 間 の 連 携 や 施 設 との 交 流 が 大 切 になってくる また 気 管 支 喘 息 や COPD の 治 療 に 欠 かせない 吸 入 療 法 であるが そのデバイスの 多 様 化 に 伴 い その 吸 入 手 技 の 正 確 な 指 導 と 定 期 的 なフォローが 不 可 欠 である しか しながら 外 来 で 手 技 指 導 確 認 に 行 うには 時 間 が 限 られる そこで 当 科 と 当 院 薬 剤 部 北 区 北 支 部 薬 剤 師 会 が 共 同 で 吸 入 指 導 ネットワーク を 立 ち 上 げた こ のシステムの 概 要 であるが まず 北 野 病 院 において 年 1 回 保 険 薬 局 の 薬 剤 師 向 け の 吸 入 手 技 の 講 習 会 を 行 い 修 了 者 に 吸 入 指 導 マイスターの 称 号 を 付 与 する 定 期 的 な 吸 入 指 導 が 必 要 と 思 われる 患 者 には 外 来 で 吸 入 手 帳 が 渡 される 保 険 薬 局 で は 吸 入 指 導 マイスターから 手 帳 に 基 づき 吸 入 手 技 のチェックや 指 導 を 受 ける マイスターは 指 導 内 容 を 手 帳 に 記 載 し 医 師 との 連 携 を 図 る このネットワークは 確 実 に 地 域 に 定 着 し 北 区 における 吸 入 指 導 の 質 は 明 らかに 向 上 しつつある この 成 果 を 2012 年 4 月 にフジメディカルから 地 域 で 取 り 組 む 喘 息 COPD 患 者 への 吸 入 指 導 - 吸 入 指 導 ネットワークの 試 み-を 出 版 する 予 定 である [ 主 催 講 演 会 ] 第 17 回 地 域 包 括 呼 吸 ケアを 考 える 会 (2011.5.22 きたのホール) Respiratory Expert Seminar(2011.08.27 ヒルトン 大 阪 ) 第 18 回 地 域 包 括 呼 吸 ケアを 考 える 会 (2011.10.29 きたのホール) K2 net(2011.11.16 グランヴィア 大 阪 ) 第 1 回 Osaka Respiratory Expert Seminar(2012.2.25 堂 島 ホテル) 第 6 回 吸 入 指 導 ネットワーク 講 習 会 (2012.3.17 きたのホール)