平 成 27 年 3 月 13 日 三 越 伊 勢 丹 健 康 保 険 組 合 事 業 所 保 健 スタッフ 研 究 会 <ABC 検 診 >に 関 するご 質 問 と 回 答 (Q&A) (ⅰ) 服 薬 との 関 係 を 尋 ねているもの Q: 胃 酸 を 抑 える 薬 を 服 用 しているとペプシノゲンが 高 く 出 るケースがあるそうですが 服 用 期 間 で 影 響 を 受 けますか A: 市 販 されている 一 般 の 胃 腸 薬 による 影 響 は 受 けませんが 医 療 機 関 で 処 方 される PPI (プロトンポンプ 阻 害 薬 ;タケプロン オメプラール パリエットなど)には 影 響 を 受 け ますので ABC 検 診 による 分 類 は 不 能 です 医 療 機 関 で 受 けた 胃 内 視 鏡 検 査 の 結 果 を 報 告 してもらい 記 録 してください 服 用 期 間 については PPI 服 用 者 の 場 合 6~12 か 月 ほど 前 に 服 用 を 中 止 しても 影 響 があるという 報 告 もあります ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (A BC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 25-26 頁 ) Q: 市 販 薬 を 服 用 している 場 合 影 響 を 受 けますか? A: 市 販 の 一 般 的 な 胃 腸 薬 による 影 響 は 受 けません Q: 要 注 意 観 察 者 対 応 である 胃 の 病 気 治 療 の 方 とは 具 体 的 にどのような 疾 患 の 方 か A: 胃 の 病 気 とは 胃 潰 瘍 十 二 指 腸 潰 瘍 逆 流 性 食 道 炎 などです Q:ピロリ 菌 感 染 が 判 明 した 場 合 に 除 菌 治 療 を 勧 めますが ペニシリンにアレルギーがある 場 合 の 他 の 選 択 薬 はありますか A:はい ありますが その 場 合 のお 薬 代 は 自 費 ( 保 険 外 診 療 )です できれば ピロリ 菌 専 門 外 来 の 受 診 をおすすめします Q:ABC 検 診 の 注 意 事 項 該 当 者 について 本 人 の 申 告 がなければ 注 意 事 項 に 該 当 するかど うか 把 握 ができない 場 合 があるが それは 仕 方 のないことですませてよいのか A:いいえ できる 限 り 問 診 で 確 かめることが 大 切 です (ii) 事 後 措 置 に 関 して 尋 ねているもの Q:ABC 検 診 は 胃 がんリスク 検 診 なので 高 リスクである B C D 群 のその 後 の 管 理 体 制 として 従 業 員 自 身 の 自 己 管 理 としての 健 診 受 診 率 を 長 期 にわたって 維 持 しなければ や りっぱなし で 胃 がんの 早 期 発 見 につなげることができない 高 リスク 群 の 管 理 体 制 の 整 備 としてどのようなことが 事 業 所 として 必 要 となるか 意 見 を 伺 いたい A: ABC 検 診 の 要 精 検 者 (B C D 群 )については 消 化 器 内 科 医 師 (できれば 内 視 鏡
検 査 医 師 )のもとへ 検 査 結 果 を 送 り 受 診 させ 2 次 精 密 検 査 結 果 を 必 ず 報 告 してもらうこ とが 大 変 重 要 です Q:B~D 群 判 定 者 には ピロリ 菌 除 菌 胃 部 検 査 目 的 で 医 療 機 関 へしますが 自 覚 症 状 がない 病 識 が 低 い 医 療 費 が 高 い 時 間 がない その 他 自 分 勝 手 な 理 由 で 放 置 しない ようフォローしてゆきたい 良 い 方 法 をご 指 導 お 願 いします A:B~D 群 判 定 者 には 無 症 状 でも ピロリ 菌 感 染 胃 炎 は 病 気 ( 疾 患 )である( 保 険 診 療 )ということを 根 気 よく 説 明 し 本 人 が 納 得 し 二 次 精 密 内 視 鏡 検 査 を 受 けに 医 療 機 関 を 受 診 するための 時 間 を 作 っていただくことが 最 も 大 切 です Q:ピロリ 菌 陽 性 除 菌 となったときに 胃 カメラは 必 須 ですか 胃 カメラをせずに 除 菌 を 行 う( 保 険 適 応 )ことはできますか A: 胃 カメラによる 検 査 は 除 菌 治 療 ( 保 険 適 用 )には 必 須 です 胃 カメラをせずに 除 菌 を 行 なう 場 合 は 保 険 適 用 外 となります Q:ピロリ 菌 の 除 菌 が 不 完 全 だったというようなケースを 耳 にしたことがありますが どれ ぐらいの 割 合 で 再 除 菌 が 必 要 となるのでしょうか A:1 次 除 菌 では 約 20~30%が 再 (2 次 ) 除 菌 となりますが 2 次 除 菌 後 の 再 除 菌 必 要 の 割 合 は 約 5%です Q:ピロリ 菌 除 菌 後 の 胃 がんリスクはどのくらいですか A: 約 数 百 人 に 一 人 の 割 合 との 報 告 があります また 一 般 に 除 菌 後 の 胃 がんリスクは ほぼ 半 減 すると 考 えられています Q:ピロリ 菌 除 菌 治 療 をしても 除 菌 できなかった 場 合 何 度 も 除 菌 治 療 を 勧 めてもいいです か A:はい 一 次 除 菌 で 失 敗 した 方 へは 二 次 除 菌 ( 保 険 診 療 です)を 勧 めます 二 次 除 菌 失 敗 の 方 へは 三 次 除 菌 ( 自 費 扱 いとなります)を 受 けるかどうか 相 談 します Q: 節 目 ドックで 胃 カメラと ABC 検 診 の 対 象 者 でピロリ 菌 陽 性 の 判 定 が 出 た 時 医 療 機 関 で 除 菌 治 療 の 際 は 保 険 適 用 のために 再 度 胃 カメラ 検 査 が 必 要 なのか A:いいえ 不 必 要 です (6 ヶ 月 以 内 の 胃 カメラ 検 査 施 行 日 と 診 断 名 を 記 録 しておいてく ださい )
Q:ピロリ 菌 除 去 後 の 胃 カメラ 実 施 はどれくらいの 間 隔 で 実 施 するのが 良 いですか A: 理 想 は 1,2 年 に 一 回 くらいです ( 各 施 設 でのマンパワーと 経 費 / 財 源 との 関 係 で 決 まると 思 われます ) Q:ピロリ 菌 除 菌 後 の E ( 除 菌 群 )の 方 への 内 視 鏡 はどのくらいの 頻 度 で する 方 がいいのか 資 料 があれば 欲 しい A:そのような 資 料 は 現 時 点 では 特 にありません ( 前 述 のように 要 精 検 者 (B, C, D, E 群 )は 消 化 器 内 科 を 受 診 させるのが 良 いと 思 います Q:ピロリ 菌 の 検 査 で 感 度 特 異 度 が 100%でないので 一 度 の 検 査 で 陰 性 であった 後 の 検 査 はしなくてよいのか A:いいえ 100% 近 くの 確 度 で 真 のピロリ 菌 陰 性 を 確 定 するには 2 種 類 以 上 の 検 査 を 組 み 合 わせる 必 要 があります ( 財 源 経 費 がかかります 一 般 的 には UBT 試 験 または 便 抗 原 検 査 などを 追 加 します ) Q:ABC 検 診 判 定 により 内 視 鏡 検 査 を 強 く 勧 めるが 心 疾 患 等 の 持 病 がある 人 や どうしても 内 視 鏡 検 査 を 受 けられない 人 には 胃 部 レントゲンを 勧 めた 方 がいいのか A:いいえ まず ベッドサイドでも 可 能 な 侵 襲 の 少 ない 極 細 径 / 経 鼻 内 視 鏡 検 査 など を 試 みるべきです Q:B~E 群 で 病 院 未 受 診 者 に 対 しての 働 きかけはどのようにしたらよいか A: 前 述 の 通 りです Q: 何 らかの 理 由 で 除 菌 できない 場 合 に 有 効 な 食 品 やサプリメントなどは ありますか A:はい ヨーグルトなどでは ピロリ 菌 の 数 を 減 らす 効 果 がありますが 除 菌 / 殺 菌 はで きません ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 137 頁 )
(iii) 判 定 結 果 の 捉 え 方 に 関 して 尋 ねているもの Q:E 群 をA 群 と 判 定 する 可 能 性 とその 対 策 について 教 えて 欲 しい A: 種 々の 可 能 性 があり その 対 策 が 提 案 されています ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (AB C 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 2 頁 ) Q:ABC 検 診 結 果 票 に E 群 の 説 明 はないが 実 際 E 群 に 当 たる 人 も 受 診 して A 群 の 判 定 に なっている E 群 で ABC 検 診 の 対 象 者 でない 方 が 受 診 する ことがないようにするには 自 己 申 告 のみですか? 事 前 に 問 診 等 で 確 認 が ありますか A:はい 必 ず 問 診 で 確 認 してください (ABC 検 診 結 果 に HP や PG 測 定 数 値 を 記 録 し ておいてください 例 えば E 群 の 多 くは HP 陰 性 高 値 (3~9)です )( 参 照 : 胃 がんリ スク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 2-3 頁 ) Q:ABC 検 診 で ピロリ 菌 ペプシノゲン 検 査 結 果 を 元 に D と 判 定 された 方 の 除 菌 後 の 経 過 (5 年 後 等 )のデータ 等 あれば 教 えて 欲 しい 実 際 に D 判 定 の 方 が 除 菌 したが 胃 がんになった 方 の 割 合 や 組 織 学 的 にどういう 胃 がんが 多 いのか 等 A: 現 時 点 では そのようなデータはありません 一 般 的 に D 群 では 分 化 型 胃 がんが 多 いです ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q: 自 覚 症 状 のない 初 期 がんがある 場 合 ABC 検 診 の 結 果 は C 群 D 群 が 出 るのか A: 自 覚 症 状 のない 初 期 がんがある 場 合 は A 群 以 外 の B,C,D,E 群 のいずれからも 出 ること があります 年 率 B 群 は 1,000 人 に 一 人 (0.1%) C 群 は 500 人 に 一 人 (0.2%) D 群 は 80 人 に 一 人 (1.25%)の 割 合 で 胃 がんになると 報 告 されています ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q: 既 に 除 菌 治 療 済 みの 人 は 検 査 結 果 について 配 慮 することはありますか A:はい 除 菌 済 み(E 群 )は ABC 検 診 結 果 判 定 不 能 群 ですが 長 期 (10 年 以 上 )に 渡 り
内 視 鏡 で 経 過 観 察 をすることが 必 要 です ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュア ル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q: 胃 切 除 後 の 人 には 検 査 結 果 について 配 慮 することはありますか A:はい 胃 切 除 術 前 の 病 名 を 記 録 してください ( 一 般 的 には 術 前 診 断 が 胃 がんの 場 合 毎 年 一 回 その 他 の 良 性 疾 患 では 3 年 に 一 回 など 内 視 鏡 経 過 観 察 における 検 査 間 隔 を 変 えます ) Q: 結 果 説 明 時 下 記 事 例 についてどのような 説 明 をすればよいか 1)48 歳 :3 年 前 に 胃 内 視 鏡 にてピロリ 菌 未 感 染 と 言 われた 今 回 の 検 診 で 感 染 の 診 断 2)60 歳 :10 年 くらい 前 に 除 菌 今 回 の 検 診 でピロリ 菌 感 染 の 診 断 被 検 者 にわかるような 説 明 がほしい A:1) 2)とも 確 定 診 断 のために 内 視 鏡 検 査 を 受 けるよう 勧 めるのがベストですが 応 じない 場 合 は 少 なくとも UBT 試 験 だけでも 受 けていただき 再 感 染 かどうかを 調 べ ます Q: D と A の 判 定 はヘ フ シノーケ ンであるが カットオフ 値 に 近 い 値 で 一 方 は A 一 方 は D と 判 定 されるところに 今 後 のフォローの 差 が 出 てくるが 今 後 基 準 の 変 更 など あるのか A:いいえ ありません ( 判 定 が 疑 わしい 場 合 は UBT 試 験 や 内 視 鏡 検 査 を 再 度 勧 めてく ださい )( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q:A 群 と 偽 A 群 との 鑑 別 について A 群 を 真 の 胃 がん 低 リスク 群 と ピロリ 菌 感 染 既 往 者 や 感 染 持 続 者 である 偽 A 群 の 鑑 別 のために ピロリ 菌 除 菌 歴 の 問 診 や PGⅠ/PGⅡ 比 血 清 Hp 抗 体 価 陰 性 高 値 等 での ふるい 分 けといったことも 必 要 という 見 解 があるが 偽 A 群 の 除 外 は 現 実 どこまで 対 策 を 講 じること 適 切 なのでしょうか A:でき 得 る 限 りの 対 策 を 講 じることが 適 切 ですが 各 施 設 のマンパワーと 経 費 / 財 源 の 関 係 で 決 まることと 思 われます ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 2 頁 )
Q: 偽 A 群 同 様 に B 群 の 中 に 高 度 胃 粘 膜 炎 症 や 未 分 化 型 胃 がん の ようなハイリスクが 含 まれることから PGⅠや PGⅠ/PGⅡ 比 のカット オフ 値 の 細 分 類 で 考 える 見 解 もあるがこれに 関 しても 何 か 対 策 を 講 じる 必 要 があるのでしょうか A:はい でき 得 る 限 りの 対 策 を 講 じることが 適 切 ですが 各 施 設 のマンパワーと 経 費 / 財 源 の 関 係 で 決 まることと 思 われます ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 2 頁 ) Q: 難 知 性 ( 反 復 性 ) 逆 流 性 食 道 炎 の 診 断 下 に 広 く 開 業 医 レベルで PPI の 長 期 投 与 が 行 われている 現 状 を 考 えると D 判 定 中 に 多 くの 自 然 除 菌 群 が 含 まれるものと 考 えます これらは 必 ずしも 広 範 な 腸 上 皮 化 生 を 伴 って おらず 真 の A 群 に 比 べればがん 発 生 のリスクは 高 いとは 言 え BC 群 で 除 菌 を 施 行 した 方 と 同 程 度 の 発 癌 リスクではないかと 推 測 いたします 高 リスクとされる D 群 中 における 自 然 除 菌 群 の 比 率 と 発 がん 率 について ご 教 示 ください A:ご 推 測 の 通 りです D 群 中 の 自 然 除 菌 率 は まだエビデンスはありませんが ほぼ 50% くらいの 比 率 と 推 定 されています D 群 の 胃 がん 発 がん 率 は 年 率 1.25%(80 人 に 一 人 ) です ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) (ⅳ) ABC 検 診 と 胃 がん 検 査 ( 胃 カメラ 胃 部 X 線 )との 関 係 を 尋 ねているもの Q: 胃 バリウム 検 診 では 食 道 がんのスクリーニングも 対 応 できたが ABC 検 診 では 不 可 A 群 は 5 年 ごとの 節 目 人 間 ドックまで 画 像 診 断 が 実 施 されないが この 点 に 関 してはどう 考 えたらよいでしょうか A: 横 山 の 食 道 がん 問 診 票 を ABC 検 診 に 追 加 して 使 用 するのが 良 いと 思 います ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 225 頁 ) Q:H27 H28 年 度 の 節 目 ドック(56 歳 )と 57 歳 以 上 の 方 は ABC 検 診 で A 判 定 であればその 後 の 約 10 年 間 (65 歳 まで 働 くとして) 胃 がん 検 診 は なしとなりますが 大 丈 夫 と 言 い 切 ってもよいのか 自 治 体 の 胃 がん 検 診 を 勧 めた 方 が 良 いか
A:いいえ 大 丈 夫 とは 言 い 切 れません また 自 治 体 の 胃 がん 検 診 を 勧 める 方 が 良 いとも いえません (A 判 定 でも 自 覚 症 状 のある 人 および 過 去 5 年 以 内 に 画 像 検 査 を 受 けていな い 人 は 受 ける 必 要 があります )( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q:ABC 検 診 と 市 町 村 の 胃 がん 検 診 の 受 診 をどう 考 えていけばいいか A:ABC 検 診 の 判 定 に 従 い 内 視 鏡 二 次 検 査 で 経 過 観 察 を 受 ければ その 年 度 の 検 査 とし ては 十 分 です Q:ABC 検 診 が 導 入 され 胃 バリウム 検 査 が 今 後 中 止 となったあと 市 町 村 の がん 検 診 を 受 診 したいと 従 業 員 から 希 望 があった 場 合 の 考 え 方 について 知 りたい A: 希 望 通 り 受 診 していただいても 良 いと 思 います (その 結 果 を 必 ず 報 告 していただき 記 録 しておくことが 大 切 です ) Q: 胃 がんの 家 系 で 毎 年 自 己 で 胃 カメラを 受 けている 人 でも ABC 検 診 は 必 要 ですか A:いいえ 必 要 ありません 毎 年 の 胃 カメラ 検 査 結 果 を 報 告 いただき 記 録 しておくこと が 大 切 です ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q:ABC 検 診 は 将 来 の 胃 がんリスクは 回 避 できても 現 状 の 胃 がん 早 期 発 見 の 面 では 胃 カメラ 胃 透 視 の 併 用 が 必 要 な 気 がするが A:いいえ まず ABC 検 診 は 将 来 の 胃 がんリスクを 予 知 するものであて 回 避 するものではありません そして 胃 がん 早 期 発 見 のためにも ABC 検 診 後 に 定 期 的 内 視 鏡 検 査 で 経 過 観 察 することが 最 も 大 切 なことです ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q: 内 視 鏡 検 査 を 受 けた 人 は ABC 検 診 は 受 けなくて 良 いのか A:はい 前 述 の 通 り 内 視 鏡 検 査 結 果 を 報 告 いただき 記 録 しておくことが 大 切 です ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 )
(v) ABC 検 診 の 広 がりについて 尋 ねているもの Q:ABC 検 診 は 現 在 どの 位 の 企 業 または 健 康 保 険 組 合 が 取 り 組 んでいる のか 今 後 どの 位 の 企 業 が 取 り 組 むと 考 えているか A:2015 年 2 月 現 在 東 京 を 中 心 とした 主 要 百 数 十 企 業 または 健 保 組 合 です また 今 後 も データヘルス 計 画 (モデル 52 健 保 組 合 ほか)の 実 施 などで さらに 増 加 すると 期 待 されます ( 参 照 :ご 存 知 ですか?13 頁 ) Q: 全 国 の 健 診 の 中 で 現 在 ABC 検 診 を 実 施 している 割 合 はどの 位 か A: 自 治 体 では 現 在 全 国 の 8%(143 市 町 村 )が 実 施 しています ( 東 京 では 40% 以 上 です ) ( 参 照 :ご 存 知 ですか?13 頁 ) (vi) ABC 検 診 のリスクなどに 関 し 尋 ねているもの Q: 胃 がんの 種 類 によっては 委 縮 性 変 化 と 関 係 ないと 言 われている 未 分 化 型 腺 がんや 胃 XP( 関 節 法 )で 診 断 できる 進 行 がんが 見 逃 されると 言 われて いる 事 は 本 当 か? ABC 検 診 のメリットとデメリット(A 判 定 の 人 は 心 理 的 に とても 安 心 してしまい 症 状 があった 時 の 受 診 行 動 が 遅 くなる 事 もある 様 に 思 う)の 観 点 から 注 意 する 事 を 教 えて 頂 きたい A:いいえ ABC 検 診 では 未 感 染 者 を 厳 重 に 除 外 し 現 既 感 染 者 に 対 して 内 視 鏡 によ る 精 検 受 診 勧 奨 と 経 過 観 察 体 制 を 確 立 した 上 で 実 施 します (A 判 定 でも 自 覚 症 状 のある 人 および 過 去 5 年 以 内 に 画 像 検 査 を 受 けていない 人 は 受 ける 必 要 があります )( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 3 頁 ) Q:ABC 検 診 の 精 度 について 胃 がんの 型 によっては 判 定 できないこと 胃 の 萎 縮 を 伴 わない 胃 がんの 発 見 のため ABC 検 診 と 胃 透 視 検 査 の 併 用 を 勧 める 文 献 もあるが 実 際 ABC 検 診 のみで 見 落 とされる 胃 がんは どれくらい 想 定 されているのか A: 前 述 のように 経 過 観 察 管 理 体 制 を 十 分 に 構 築 すれば 理 論 的 には 約 1%と 想 定 され
ます ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 37 頁 ) (ⅶ)その 他 Q:ピロリ 菌 は 感 染 症 で 法 定 外 項 目 であるが 同 意 取 得 について どう 考 えているか もし 同 意 を 取 るとすると どういう 方 法 でとるか A: ピロリ 菌 感 染 胃 炎 は 2013 年 2 月 からは 保 険 診 療 の 病 名 です ( 参 照 : 胃 がんリ スク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 131-132 頁 ) Q:ピロリ 菌 検 査 の 感 度 はどの 程 度 でしょうか A:ピロリ 菌 感 染 診 断 の 検 査 法 は 6 種 類 ありますが その 感 度 は 50~100%です ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 39 118-119 頁 ) Q:ペプシノゲンの 数 値 に 与 える 日 常 生 活 での 要 因 はあるのか A: 特 にありません Q:ABC 検 診 に 適 さない 社 員 への 対 応 法 を 知 りたい A: 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 25-26 頁 Q:ABC 検 診 前 に 受 診 者 がとくに 注 意 することはありますか A:はい あります ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 25-26 頁 ) Q:ABC 検 診 において 専 用 の 問 診 票 はとるのか A:はい とります ( 参 照 : 胃 がんリスク 検 診 (ABC 検 診 )マニュアル 改 訂 2 版 53 220 頁 ) Q:ABC 検 診 に 注 意 を 要 する 方 ( 胃 疾 患 治 療 中 胃 切 除 後 など)にはどんな
検 診 を 勧 めれば 良 いですか A: 胃 疾 患 治 療 中 胃 切 除 後 などは ABC 検 診 判 定 不 能 で 除 外 例 ですが 内 科 / 外 科 の 先 生 に 経 過 観 察 をお 願 いし それらの 結 果 を 記 録 しておくことが 大 切 です Q:ABC 判 定 における 下 記 の 注 意 事 項 において 対 象 者 に 説 明 する 時 の 模 範 解 答 を 教 えて 欲 しい A: 以 下 をご 確 認 ください ( 健 保 からの ABC 検 診 のお 知 らせより) <ABC 検 診 に 注 意 を 要 する 方 > 1. 胃 その 他 の 病 気 治 療 中 の 方 2. 胃 を 切 除 された 方 3. 胃 酸 を 抑 える 薬 を 服 用 中 の 方 4. 慢 性 腎 不 全 の 方 5.すでにピロリ 菌 を 除 菌 された 方 上 記 の 方 は 正 しいリスク 判 定 が 困 難 とされています 抗 生 剤 を 長 期 に 服 用 するような 病 気 ( 肺 炎 中 耳 炎 蓄 膿 症 など)の 既 往 歴 がある 方 も 注 意 が 必 要 です 該 当 する 方 は ABC 検 診 の 結 果 にかかわらず 主 治 医 や 会 社 の 保 健 スタッフに ご 相 談 ください